安政江戸台風、いまも続く研究 複合災害の備えに生かせ
安政江戸台風、いまも続く研究 複合災害の備えに生かせ
江戸安政年間の1856年9月、幕府のお膝元を大きな風水害が襲った。それから170年になるいまもなお、実像を解き明かそうと研究者が挑んでいる。
国立公文書館が所蔵する「安政風聞集」には洪水にのまれた江戸の町並みや人びと、屋根や壁が吹き飛ばされた家々が生々しく描かれている。死者は10万人を超えたとの説もあり、近世でも大きな風水害だったとみられる。
甚大な被害をもたらしたのは台風による高潮だった。「台…







