受験生への痴漢許さぬ 4600人態勢で取り締まり―警察庁
受験生を狙った悪質な痴漢被害を防ぐため、警察当局は大学入学共通テストが行われる17、18日、全国で警察官約4600人を動員し、駅や車内の警戒を徹底する。赤間二郎国家公安委員長は15日の定例記者会見で「強力な態勢で取り締まりに当たる。受験生は安心して会場に向かい、努力の成果を発揮してほしい」と呼び掛けた。
後絶たぬ痴漢、8割が泣き寝入り 相談できず、繰り返し被害も―支援団体「未然防止の対策必要」
警察庁によると、SNSなどでは「受験生は遅刻を恐れて被害を訴えない」などと犯行をあおるような書き込みが散見され、実際に被害も出ている。警察は共通テストに限らず、受験シーズンを通して取り締まりを強化。防犯アプリの利用なども呼び掛ける。
万が一被害に遭った場合でも、受験機会を確保するため、申告直後は必要最小限の確認にとどめ、試験終了後に詳しい事情聴取を行うといった柔軟な対応を実施。受験会場への連絡などの支援も行うという。
同庁担当者は「受験生の事情に最大限配慮して対応するので、決して泣き寝入りすることなく警察を頼ってほしい」と話している。