[go: up one dir, main page]

JPH116813A - ガス濃度センサの制御装置 - Google Patents

ガス濃度センサの制御装置

Info

Publication number
JPH116813A
JPH116813A JP10089619A JP8961998A JPH116813A JP H116813 A JPH116813 A JP H116813A JP 10089619 A JP10089619 A JP 10089619A JP 8961998 A JP8961998 A JP 8961998A JP H116813 A JPH116813 A JP H116813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas concentration
sensor
concentration sensor
element resistance
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10089619A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Haneda
聡 羽田
Hidekazu Kurokawa
英一 黒川
Toshiyuki Suzuki
敏行 鈴木
Tomoo Kawase
友生 川瀬
Tetsushi Haseda
哲志 長谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10089619A priority Critical patent/JPH116813A/ja
Priority to US09/064,163 priority patent/US6347544B1/en
Publication of JPH116813A publication Critical patent/JPH116813A/ja
Priority to US10/032,582 priority patent/US6868712B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1493Details
    • F02D41/1495Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1444Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases
    • F02D41/1454Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases the characteristics being an oxygen content or concentration or the air-fuel ratio
    • F02D41/1456Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases the characteristics being an oxygen content or concentration or the air-fuel ratio with sensor output signal being linear or quasi-linear with the concentration of oxygen
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/21Hydrocarbon
    • Y10T436/218Total hydrocarbon, flammability, combustibility [e.g., air-fuel mixture, etc.]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子抵抗検出時にガス濃度の検出値が異常と
なることを防止し、検出された素子抵抗により正確なガ
ス濃度制御を実施すること。 【解決手段】 マイコン(マイクロコンピュータ)20
による電圧の印加に伴い内燃機関10からの排気ガス中
のガス濃度を検出するガス濃度センサとして例えば、A
/Fセンサ30から酸素濃度に比例したA/F信号が出
力される。素子抵抗検出時には、マイコン20からのバ
イアス指令信号VrがD/A変換器21でアナログ信号
Vbに変換され、LPF22を介して高周波成分が除去
された出力電圧Vcがバイアス制御回路40に入力され
る。この素子抵抗検出の期間には、正確なA/F信号が
出力されないため、S/H(サンプルホールド)回路7
0にてそれまでのA/F信号が保持されることで誤った
A/F信号が用いられることなく、検出された素子抵抗
により正確なA/F制御が実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車載用内
燃機関の排気ガス中のガス濃度を検出するためのガス濃
度センサを用いて素子抵抗を検出する際、または使用す
る際のガス濃度センサの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車への応用を始めとして、ガ
ス濃度を検出するガス濃度センサを用いたガス濃度セン
サとして例えば、酸素濃度を検出する酸素濃度センサの
制御装置が以下に述べるように提案されている。
【0003】近年の車載用内燃機関の空燃比制御におい
ては、例えば、制御精度を高めるといった要望やリーン
バーン化への要望があり、これらの要望に対応すべく、
内燃機関に吸入される混合気の空燃比(A/F:排気ガ
ス中の酸素濃度に対応して算出)を広域かつリニアに検
出するリニア式空燃比センサ(酸素濃度センサ)が具体
化されている。このような空燃比センサにおいて、この
検出精度を維持するには空燃比センサを活性状態に保つ
ことが不可欠であり、一般には空燃比センサに付設され
たヒータに通電制御することによりセンサ素子(空燃比
センサの素子)を加熱して活性状態を維持するようにし
ている。
【0004】ところで、かかるヒータの通電制御におい
ては、センサ素子の温度(素子温)を検出してその素子
温が所望の活性化温度(例えば、約700℃)になるよ
うにフィードバック制御を実施する技術が従来より開示
されている。この場合、その時々の素子温を検出するに
は、センサ素子に温度センサを付設しその検出結果から
導出すことも考えられるが、それでは温度センサを付加
する必要からコスト高となる。そこで、センサ素子の抵
抗(素子抵抗)が素子温に対して所定の対応関係を有す
ることを利用して素子抵抗を検出し、その検出された素
子抵抗から素子温を導出すことが提案されている。な
お、素子抵抗の検出結果は、例えば、空燃比センサの劣
化度合の判定等にも用いられる。
【0005】図34は、従来より用いられている素子抵
抗検出を説明する波形図であり、これは限界電流式酸素
濃度センサを内燃機関制御用の空燃比センサとして用い
る事例を示す。即ち、図34の時刻t011 以前において
は空燃比検出のための所定電圧(正の印加電圧Vpos )
がセンサ素子に印加され、その印加電圧Vpos に対応し
て出力されるセンサ電流Ipos から空燃比(A/F)が
求められる。また、時刻t011 〜t012 では素子抵抗検
出のための負の印加電圧Vneg が印加され、その時のセ
ンサ電流Ineg が検出される。そして、負の印加電圧V
neg をその時のセンサ電流Ineg で除算することにより
素子抵抗(素子インピーダンス)ZDCが求められる
(ZDC=Vneg /Ineg )。上記手法は、一般的に空
燃比センサの直流特性を用いた素子抵抗の検出法として
知られている。
【0006】また、上記従来技術は直流電圧をセンサ素
子に印加して素子抵抗(直流インピーダンス)を検出す
るものであるが、これに対し特公平4−24657号公
報では交流電圧をセンサ素子に印加して素子抵抗(交流
インピーダンス)を検出する技術が開示されている。か
かる技術では、空燃比センサに交流を連続的に印加し、
センサ出力をローパスフィルタ(LPF)に通して空燃
比を検出すると共に、同じくセンサ出力をハイパスフィ
ルタ(HPF)を通した後に平均化して交流インピーダ
ンスを検出するようにしている。上記手法は、一般的に
空燃比センサの交流特性を用いた素子抵抗の検出法とし
て知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス濃度セ
ンサとして例えば、酸素濃度センサの場合、前述の直流
インピーダンス法によれば、矩形波の負の電圧印加Vne
g を印加した際のセンサ電流Ineg が、図34に示すよ
うに、急峻に変動してしまい、この際に酸素濃度を検出
しようとすれば真の酸素濃度を検出することができなく
なるという不具合があった。
【0008】また、ガス濃度センサとして例えば、酸素
濃度センサの場合、特公平4−24657号公報に開示
された交流インピーダンス法によれば、センサ出力をロ
ーパスフィルタに通して空燃比を検出するため、空燃比
出力に位相遅れが発生すると共に、空燃比出力に交流ノ
イズが重畳し易いという問題を生ずる。特に内燃機関の
運転状態が過渡状態にあるときには上記問題が顕著であ
った。
【0009】そして、マイクロコンピュータでは、ガス
濃度センサとして例えば、酸素濃度センサに対する空燃
比の検出処理、素子抵抗の検出処理、素子ヒータ制御処
理のうち同一タイミングで実行される処理が多いほど、
この回の処理負荷が増えることから処理時間が処理周期
を超え次回の処理タイミングがずれてしまうという不具
合があった。
【0010】更に、ガス濃度センサとして例えば、酸素
濃度センサの場合、素子抵抗検出時に、センサ信号が微
小信号であるためノイズが重畳すると求められた素子抵
抗値が真値と大きく異なってしまうという不具合があっ
た。
【0011】また、ガス濃度センサとして例えば、酸素
濃度センサの場合、素子抵抗を検出し印加する電圧をマ
ップ選択するとき、センサ信号にノイズが重畳するとマ
ップの選択が不安定となるという不具合があった。
【0012】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、素子抵抗検出時にガス濃度の
検出値が異常となることを防止するガス濃度センサの制
御装置の提供を課題としている。また、検出された素子
抵抗により正確なガス濃度制御を実施可能なガス濃度セ
ンサの制御装置の提供を課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のガス濃度セン
サの制御装置によれば、ガス濃度センサとして例えば、
酸素濃度センサの場合、素子抵抗を検出するために、印
加電圧を変化させセンサ電流を変化させるのであるが、
このときには酸素濃度信号も変化してしまうため、この
ときの酸素濃度信号は真の酸素濃度信号ではないことに
なる。したがって、酸素濃度センサを用いて素子抵抗を
検出するときには、酸素濃度センサにおける電流変化が
遮断され、素子抵抗検出のため電圧変化する以前の酸素
濃度信号が保持される。これにより、素子抵抗検出時に
あっては、酸素濃度信号は素子抵抗検出タイミング以前
のものが保持されるため誤った酸素濃度信号が用いられ
ることが防止される。
【0014】請求項2のガス濃度センサの制御装置によ
れば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの
場合、素子抵抗を検出するために、印加電圧を変化させ
センサ電流を変化させるのであるが、このときには酸素
濃度信号も変化してしまうため、このときの酸素濃度信
号は真の酸素濃度信号ではないことになる。したがっ
て、酸素濃度センサを用いて素子抵抗を検出するときに
は、酸素濃度信号の使用が禁止される。これにより、素
子抵抗検出時にあっては、酸素濃度信号の使用が禁止さ
れるため誤った酸素濃度信号が用いられることが防止さ
れる。
【0015】請求項3のガス濃度センサの制御装置によ
れば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの
場合、素子抵抗を検出するために、印加電圧を変化させ
センサ電流を変化させるのであるが、このときには酸素
濃度信号も変化してしまうため、このときの酸素濃度信
号は真の酸素濃度信号ではないことになる。したがっ
て、酸素濃度センサを用いて素子抵抗を検出するときに
は、酸素濃度センサにおける電流変化が遮断され、素子
抵抗検出のため電圧変化する以前の酸素濃度信号が保持
され、実際の酸素濃度信号に一致するまでの間の酸素濃
度信号の使用が禁止される。これにより、素子抵抗検出
時にあっては、酸素濃度信号は素子抵抗検出タイミング
以前のものが保持され、ローパスフィルタ等による信号
のなまし分も考慮され素子抵抗検出中の酸素濃度信号の
使用が禁止されるため誤った酸素濃度信号が用いられる
ことが防止される。
【0016】請求項4のガス濃度センサの制御装置によ
れば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの
場合、最も早い処理タイミングで実行が必要な酸素濃度
検出処理を基準にしてその他の素子抵抗検出処理や素子
ヒータ制御処理が異なる処理タイミングにて実行できる
ように平滑化されるため、マイクロコンピュータの処理
負荷を押さえることができる。
【0017】請求項5のガス濃度センサの制御装置によ
れば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの
場合、素子抵抗の変化が許容範囲の変化量となるように
制限され、酸素濃度センサによる制御の実行範囲を正常
範囲に納めることができる。つまり、酸素濃度センサの
素子抵抗検出時において、センサ信号が微小信号である
ことで例えば、内燃機関の運転状態、センサ信号の配線
状態等からノイズが重畳され、検出された素子抵抗値が
真値と大きく異なることが防止される。即ち、酸素濃度
センサの素子抵抗変化が所定の範囲の変化量までに制限
されることで正常な制御範囲を逸脱しないようにでき
る。そして、微小な変化による影響を受けないため正常
な素子抵抗の変化による制御には影響を与えることがな
く、検出された素子抵抗に基づく素子ヒータ制御等で求
める応答性が得られる。
【0018】請求項6のガス濃度センサの制御装置で
は、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの場
合、素子抵抗を素子使用状態に応じて適切な変化量の許
容範囲によって丸めることができる。このため、素子抵
抗の変化量制限を所定の条件に基づき変更して酸素濃度
センサに対して安定した制御を実行させることができ
る。
【0019】請求項7のガス濃度センサの制御装置で
は、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの場
合、素子抵抗の変化量制限を昇温中と昇温終了後で変え
ることで、酸素濃度センサに要求されている早期活性化
を実現させながら安定した制御を実行させることができ
る。
【0020】請求項8のガス濃度センサの制御装置によ
れば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの
場合、素子抵抗の変化が許容範囲の変化量となるように
制限され、酸素濃度センサによる制御の実行範囲を正常
範囲に納めることができる。つまり、酸素濃度センサの
素子抵抗検出時において、センサ信号が微小信号である
ことで例えば、内燃機関の運転状態、センサ信号の配線
状態等からノイズが重畳され、検出された素子抵抗値が
真値と大きく異なることが防止される。即ち、酸素濃度
センサの素子抵抗変化に対して十分な応答性を持つロー
パスフィルタを通過させることで、素子抵抗変化が正常
な制御範囲を逸脱しないようにできる。そして、微小な
変化による影響を受けないため正常な素子抵抗の変化に
よる制御には影響を与えることがなく、検出された素子
抵抗に基づく素子ヒータ制御等で求める応答性が得られ
る。
【0021】請求項9のガス濃度センサの制御装置で
は、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの場
合、素子抵抗が素子使用状態に応じて正常な素子抵抗変
化に対して十分な応答性を持つようにローパスフィルタ
のカットオフ周波数を変化させる。即ち、素子抵抗検出
で通過されるローパスフィルタのカットオフ周波数が所
定の条件に基づき変更される。これにより、酸素濃度セ
ンサに対して安定した制御を実行させることができる。
【0022】請求項10のガス濃度センサの制御装置で
は、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサの場
合、昇温中の素子抵抗変化に対し十分な応答性を持つロ
ーパスフィルタと酸素濃度センサの昇温終了後の素子抵
抗変化に対し十分な応答性を持つローパスフィルタとを
昇温中と昇温終了後で切換えることで、酸素濃度センサ
に要求されている早期活性化を実現させながら安定した
制御を実行させることができる。
【0023】請求項11のガス濃度センサの制御装置に
よれば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサ
の場合、素子抵抗の変化が許容範囲の変化量となるよう
に制限され、かつローパスフィルタ処理されるため酸素
濃度センサによる制御の実行範囲を正常範囲に納めるこ
とができる。つまり、酸素濃度センサの素子抵抗検出時
において、センサ信号が微小信号であることで例えば、
内燃機関の運転状態、センサ信号の配線状態等からノイ
ズが重畳され、検出された素子抵抗値が真値と大きく異
なることが防止される。即ち、酸素濃度センサの素子抵
抗変化が所定の範囲の変化量までに制限され、素子抵抗
変化に対して十分な応答性を持つローパスフィルタ処理
されることで正常な制御範囲を逸脱しないようにでき
る。そして、微小な変化による影響を受けないため正常
な素子抵抗の変化による制御には影響を与えることがな
く、検出された素子抵抗に基づく素子ヒータ制御等で求
める応答性が得られる。
【0024】請求項12のガス濃度センサの制御装置に
よれば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサ
の場合、素子抵抗値の複数個が平均化され、異常データ
の影響が押さえられるため酸素濃度センサによる制御の
実行範囲を正常範囲に納めることができる。つまり、酸
素濃度センサの素子抵抗検出時において、センサ信号が
微小信号であることで例えば、内燃機関の運転状態、セ
ンサ信号の配線状態等からノイズが重畳され、検出され
た素子抵抗値が真値と大きく異なることが防止される。
即ち、酸素濃度センサの素子抵抗値の複数個が平均化さ
れることで正常な制御範囲を逸脱しないようにできる。
そして、微小な変化による影響を受けないため正常な素
子抵抗の変化による制御には影響を与えることがなく、
検出された素子抵抗に基づく素子ヒータ制御等で求める
応答性が得られる。
【0025】請求項13のガス濃度センサの制御装置に
よれば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサ
の場合、酸素濃度を検出するときに酸素濃度センサに印
加された電圧が素子抵抗をパラメータとしたマップに基
づき変化されるが、昇温終了後では素子抵抗の変化が少
ないとしてマップが固定されるため酸素濃度センサに印
加される電圧の範囲を正常範囲に納めることができる。
つまり、酸素濃度センサの素子抵抗検出時において、セ
ンサ信号が微小信号であることで例えば、内燃機関の運
転状態、センサ信号の配線状態等からノイズが重畳さ
れ、検出された素子抵抗値が真値と異なることから、セ
ンサに印加される電圧が異常となり、酸素濃度検出値が
真値と異なることが防止できる。即ち、昇温終了後では
酸素濃度センサの大きな素子抵抗変化が無視されること
で正常な制御範囲を逸脱しないようにできる。
【0026】請求項14のガス濃度センサの制御装置に
よれば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサ
の場合、酸素濃度を検出するときに酸素濃度センサに印
加された電圧が素子抵抗をパラメータとしたマップに基
づき変化されるが、このマップを選択するときの判定に
は、通常、昇温により酸素濃度センサの素子抵抗が徐々
に減少するため素子抵抗の変化の方向によりマップ選択
が逆行しないようにされるため酸素濃度センサによる制
御の実行範囲を正常範囲に納めることができる。つま
り、酸素濃度センサの素子抵抗検出時において、センサ
信号が微小信号であることで例えば、内燃機関の運転状
態、センサ信号の配線状態等からノイズが重畳され、検
出された素子抵抗値が真値と異なることからセンサに印
加される電圧が異常となり、酸素濃度検出値と異なるこ
とが防止できる。即ち、酸素濃度センサの大きな素子抵
抗変化が無視されることで正常な制御範囲を逸脱しない
ようにできる。
【0027】請求項15のガス濃度センサの制御装置に
よれば、ガス濃度センサとして例えば、酸素濃度センサ
の場合、酸素濃度を検出するときに酸素濃度センサに印
加された電圧が素子抵抗をパラメータとしたマップに基
づき変化されるが、このマップを選択するときの判定に
は、通常、昇温により酸素濃度センサの素子抵抗が徐々
に減少するため素子抵抗の変化の方向によりマップ選択
が逆行しないようにされ、昇温終了後では素子抵抗の変
化が少ないとしてマップが固定されるため酸素濃度セン
サによる制御の実行範囲を正常範囲に納めることができ
る。つまり、酸素濃度センサの素子抵抗検出時におい
て、センサ信号が微小信号であることで例えば、内燃機
関の運転状態、センサ信号の配線状態等からノイズが重
畳され、検出された素子抵抗値が真値と異なることから
センサに印加される電圧が異常となり、酸素濃度検出値
が真値と異なることが防止できる。即ち、酸素濃度セン
サの昇温中では素子抵抗の変化の方向が考慮され、昇温
終了後では大きな素子抵抗変化が無視されることで正常
な制御範囲を逸脱しないようにできる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。なお、以下の実施例ではガス濃
度を検出するガス濃度センサとして具体的な、酸素濃度
を検出する酸素濃度センサを用いた酸素濃度センサの制
御装置について述べる。
【0029】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかる酸素濃度センサの制御装置が適用さ
れた空燃比検出装置の構成を示す概略図である。なお、
本実施例における空燃比検出装置は、自動車に搭載され
る内燃機関(ガソリンエンジン)の電子制御燃料噴射シ
ステムに採用され、この空燃比検出装置による検出結果
に基づき内燃機関に供給する燃料噴射量を増減し所望の
空燃比に制御する。以下、空燃比センサを用いた空燃比
(A/F)の検出手順及び空燃比センサの交流特性を用
いた素子抵抗検出手順について詳細に説明する。
【0030】図1において、空燃比検出装置は酸素濃度
センサとしての限界電流式空燃比センサ(以下、『A/
Fセンサ』と記す)30を備え、このA/Fセンサ30
は、内燃機関10の下流側に接続された排気通路12に
配設されている。A/Fセンサ30からは、マイクロコ
ンピュータ(以下、『マイコン』と記す)20から指令
される電圧の印加に伴い、排気ガス中の酸素濃度に応じ
たリニアな空燃比検出信号が出力される。マイコン20
は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置として
のCPU、制御プログラムを格納したROM、各種デー
タを格納するRAM、B/U(バックアップ)RAM等
により構成され、所定の制御プログラムに従って後述の
バイアス制御回路40及びヒータ制御回路60、サンプ
ルホールド回路(以下、『S/H回路』と記す)70、
酸素濃度信号検出許可/禁止信号が制御される。
【0031】図2は、A/Fセンサ30の概略構成を示
す断面図である。図2において、A/Fセンサ30は排
気通路12の内部に向けて突設されており、A/Fセン
サ30は主として、カバー33、センサ本体32及びヒ
ータ31から構成されている。カバー33は断面U字状
であって、その周壁にはカバー33の内外を連通する多
数の小孔33aが形成されている。センサ素子部として
のセンサ本体32は、空燃比リーン領域における酸素濃
度、または空燃比リッチ領域における未燃ガスとして一
酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、水素(H2 )等
のガス濃度に対応する限界電流を発生する。
【0032】次に、センサ本体32の構成について詳述
する。センサ本体32において、断面コップ状に形成さ
れた固体電解質層34の外表面には、排気ガス側電極層
36が固着され、内表面には大気側電極層37が固着さ
れている。また、排気ガス側電極層36の外側には、プ
ラズマ溶射法等により拡散抵抗層35が形成されてい
る。固体電解質層34は、ZrO2 、HfO2 、ThO
2 、Bi2 3 等にCaO、MgO、Y2 3 、Yb2
3 等を安定剤として固溶させた酸素イオン伝導性酸化
物焼結体からなり、拡散抵抗層35はアルミナ、マグネ
シア、ケイ石質、スピネル、ムライト等の耐熱性無機物
質からなる。排気ガス側電極層36及び大気側電極層3
7は共に、白金等の触媒活性の高い貴金属からなりその
表面には多孔質の化学メッキ等が施されている。なお、
排気ガス側電極層36の面積は10〜100mm2 、厚
さは0.5〜2.0μm程度となっており、一方、大気
側電極層37の面積は10mm2 以上、厚さは0.5〜
2.0μm程度となっている。
【0033】ヒータ31は大気側電極層37内に収容さ
れており、その発熱エネルギによりセンサ本体32(大
気側電極層37、固体電極質層34、排気ガス側電極層
36及び拡散抵抗層35)を加熱する。ヒータ31はセ
ンサ本体32を活性化するに十分な発熱容量を有してい
る。
【0034】上記構成のA/Fセンサ30において、セ
ンサ本体32は理論空燃比点よりリーン領域では酸素濃
度に応じた限界電流を発生する。この場合、酸素濃度に
対応する限界電流は、排気ガス側電極層36の面積、拡
散抵抗層35の厚さ、気孔率及び平均孔径により決定さ
れる。また、センサ本体32は酸素濃度を直線的特性に
て検出し得るものであるが、このセンサ本体32を活性
化するのに約600℃以上の高温が必要とされると共
に、このセンサ本体32の活性温度範囲が狭いため、内
燃機関10の排気ガスのみによる加熱では素子温を活性
領域に制御できない。このため、本実施例では、ヒータ
31への供給電力をデューティ比制御することにより、
センサ本体32を活性温度域にまで加熱するようにして
いる。なお、理論空燃比よりもリッチ側の領域では、未
燃ガスである一酸化炭素(CO)等の濃度が空燃比に対
してほぼリニアに変化し、センサ本体32は一酸化炭素
(CO)等の濃度に応じた限界電流を発生する。
【0035】次に、A/Fセンサ30の電圧−電流特性
(V−I特性)について図3のテーブルを参照して説明
する。
【0036】図3によれば、A/Fセンサ30の検出A
/Fに比例するセンサ本体32の固体電解質層34への
流入電流と印加電圧とがリニアな特性を有することが分
かる。電圧軸Vに平行な直線部分がセンサ本体32の限
界電流を特定する限界電流検出域であって、この限界電
流(センサ電流)の増減はA/Fの増減(即ち、リーン
・リッチ)に対応している。つまり、A/Fがリーン側
になるほど限界電流は増大し、A/Fがリッチ側になる
ほど限界電流は減少する。
【0037】また、図3の電圧−電流特性において、電
圧軸Vに平行な直線部分(限界電流検出域)よりも小さ
い電圧域は抵抗支配域となっており、この抵抗支配域に
おける一次直線部分の傾きは、センサ本体32における
固体電解質層34の内部抵抗である素子抵抗(素子イン
ピーダンス)ZDCにより特定される。この素子抵抗Z
DCは温度変化に伴い変化し、センサ本体32の温度が
低下すると素子抵抗ZDCの増大によりその傾きが小さ
くなる。
【0038】一方、図1において、A/Fセンサ30に
電圧を印加するためのバイアス指令信号(ディジタル信
号)Vrはマイコン20からD/A変換器21に入力さ
れ、このD/A変換器21にてアナログ信号Vbに変換
されたのち、LPF(ローパスフィルタ)22に入力さ
れる。そして、LPF22にてアナログ信号Vbの高周
波成分が除去された出力電圧Vcはバイアス制御回路4
0に入力される。このバイアス制御回路40からはA/
Fの検出電圧または素子抵抗の検出電圧の何れかがA/
Fセンサ30に印加される。即ち、バイアス制御回路4
0からA/Fセンサ30に対して、A/F検出時には、
図3に示す特性線L1を用いてこのときのA/Fに対応
する所定の電圧Vpが印加され、素子抵抗検出時には所
定の周波数信号よりなる単発的かつ所定の時定数を持つ
電圧が印加される。
【0039】また、バイアス制御回路40は、A/Fセ
ンサ30への電圧の印加に伴い流れる電流値を電流検出
回路50にて検出し、この電流検出回路50にて検出さ
れた電流値のアナログ信号はA/D変換器23を介して
マイコン20に入力される。そして、電流検出回路50
にて検出された電流値は酸素濃度信号に変換され、サン
プルホールド回路70、LPF(ローパスフィルタ)7
1を介してA/F(酸素濃度)信号として出力される。
このバイアス制御回路40の詳細な電気的構成について
は後述する。A/Fセンサ30に付設されたヒータ31
は、ヒータ制御回路60によりその作動が制御される。
つまり、ヒータ制御回路60にて、A/Fセンサ30の
素子温やヒータ温度に応じてバッテリ電源(図示略)か
らヒータ31に供給される電力がデューティ比制御さ
れ、ヒータ31の加熱制御が実行される。
【0040】次に、バイアス制御回路40の電気的構成
について図4の回路図に基づいて説明する。
【0041】図4において、バイアス制御回路40は大
別して、基準電圧回路44と、第1の電圧供給回路45
と、第2の電圧供給回路47と、電流検出回路50とを
有する。基準電圧回路44にて、定電圧Vccが分圧抵抗
44a,44bにより分圧され一定の基準電圧Vaが生
成される。
【0042】第1の電圧供給回路45は電圧フォロア回
路にて構成され、第1の電圧供給回路45から基準電圧
回路44の基準電圧Vaと同じ電圧VaがA/Fセンサ
30の一方の端子42に供給される。より具体的には、
正側入力端子が各分圧抵抗44a,44bの分圧点に接
続されると共に負側入力端子がA/Fセンサ30の一方
の端子42に接続された演算増幅器45aと、この演算
増幅器45aの出力端子に一端が接続された抵抗45b
と、この抵抗45bの他端にそれぞれベースが接続され
たNPNトランジスタ45c及びPNPトランジスタ4
5dとにより構成されている。NPNトランジスタ45
cのコレクタは定電圧Vccに接続され、エミッタは電流
検出回路50を構成する電流検出抵抗50aを介してA
/Fセンサ30の一方の端子42に接続されている。ま
た、PNPトランジスタ45dのエミッタはNPNトラ
ンジスタ45cのエミッタに接続され、コレクタはアー
スされている。
【0043】第2の電圧供給回路47も同様に電圧フォ
ロア回路にて構成され、LPF22の出力電圧Vcと同
じ電圧VcがA/Fセンサ30の他方の端子41に供給
される。より具体的には、正側入力端子がLPF22の
出力に接続されると共に負側入力端子がA/Fセンサ3
0の他方の端子41に接続された演算増幅器47aと、
この演算増幅器47aの出力端子に一端が接続された抵
抗47bと、この抵抗47bの他端にそれぞれベースが
接続されたNPNトランジスタ47c及びPNPトラン
ジスタ47dとにより構成されている。NPNトランジ
スタ47cのコレクタは定電圧Vccに接続され、エミッ
タは抵抗47eを介してA/Fセンサ30の他方の端子
41に接続されている。また、PNPトランジスタ47
dのエミッタはNPNトランジスタ47cのエミッタに
接続され、コレクタはアースされている。
【0044】このような構成により、A/Fセンサ30
の一方の端子42には常時一定電圧Vaが供給される。
そして、LPF22を経由してA/Fセンサ30の他方
の端子41に一定電圧Vaよりも低い電圧Vcが印加さ
れると、A/Fセンサ30が正バイアスされる。また、
LPF22を経由してA/Fセンサ30の他方の端子4
1に一定電圧Vaよりも高い電圧Vcが印加されると、
A/Fセンサ30が負バイアスされる。
【0045】マイコン20はS/H回路70、A/F
(酸素濃度)信号検出許可/禁止信号を制御し、A/F
信号の安定を図る。即ち、S/H回路70は通常、マイ
コン20によりサンプル状態に設定され、S/H回路7
0から現在のA/F信号が出力される。一方、S/H回
路70は素子抵抗検出時にはマイコン20によりホール
ド状態に設定され、S/H回路70からはそれ以前のサ
ンプル状態におけるA/F信号が出力される。また、マ
イコン20からは通常、A/F信号検出許可信号が出力
され、素子抵抗検出時にはA/F信号検出禁止信号が出
力される。
【0046】次に、上述のように構成された空燃比検出
装置の作用について説明する。
【0047】図5は、本発明の実施の形態の第1実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコン20における制御のメ
インルーチンを示すフローチャートであり、このメイン
ルーチンはマイコン20への電力供給開始に伴い起動さ
れる。
【0048】図5において、まず、ステップS100で
前回のA/F検出時から所定時間T1 が経過しているか
が判定される。ここで、所定時間T1 は、A/Fの検出
周期に相当する時間であって、例えば、2〜4ms程度
に設定されるのが適当である。ステップS100の判定
条件が成立し、前回のA/F検出時から所定時間T1が
経過しているときにはステップS200に移行し、電流
検出回路50で検出されたセンサ電流Ip(限界電流)
が読込まれ、予めROM内に記憶されている特性マップ
を用いてその時のセンサ電流Ipに対応する内燃機関1
0のA/Fが検出される。このとき、図3に示す特性線
L1を用いてその時のA/F検出結果に応じた電圧Vp
がA/Fセンサ30に印加される。
【0049】次に、ステップS300に移行して、前回
の素子抵抗検出時から所定時間T2が経過しているかが
判定される。ここで、所定時間T2 は、素子抵抗の検出
周期に相当する時間であって、例えば、内燃機関10の
運転状態に応じて選択的に設定され、A/Fの変化が比
較的小さい通常時(定常運転時)には2sec、A/F
の急変時(過渡運転時)には128msに設定される。
ステップS300の判定条件が成立しないときには、ス
テップS100〜ステップS300の処理が繰返され、
所定時間T1 の経過毎にA/Fが検出される。一方、ス
テップS300の判定条件が成立し、前回の素子抵抗検
出時から所定時間T2 が経過しているときにはステップ
S400に移行し、素子抵抗検出処理が実行されたの
ち、ステップS100に戻り同様の処理が繰返し実行さ
れる。
【0050】次に、図5のステップS400における素
子抵抗検出処理のサブルーチンを示す図6について説明
する。
【0051】図6において、まず、ステップS401で
現時点でのA/Fがリーンであるかが判定される。ステ
ップS401の判定条件が成立し、A/Fがリーンであ
るときにはステップS402に移行し、それまでの印加
電圧Vp(A/F検出電圧)に対して負側→正側の順に
電圧を変化させる。一方、ステップS401の判定条件
が成立せず、A/FがリッチであるときにはステップS
403に移行し、それまでの印加電圧Vpに対して正側
→負側の順に電圧を変化させる(バイアス指令信号Vr
が操作される)。
【0052】そして、ステップS402またはステップ
S403の印加電圧の切換処理ののちステップS404
に移行し、電圧変化量ΔVと電流検出回路50で検出さ
れたセンサ電流の変化量ΔIとが読込まれる。次にステ
ップS405に移行して、ΔV,ΔIを用いて素子抵抗
Rが算出され(R=ΔV/ΔI)、本サブルーチンを終
了する。
【0053】図7(a),(b)はA/Fセンサ30に
印加される電圧(LPF22通過後の出力電圧Vc)の
波形とその印加電圧に伴ってA/Fセンサ30を流れる
センサ電流の波形とを示す。ここで、A/Fがリーン
(A/F=18)のときには、図7(a)に示すよう
に、A/Fセンサ30への印加電圧が変化量ΔVだけ負
側に変化され、この電圧変化に対応するセンサ電流の負
側への変化量ΔIが検出される。なお、図中の印加電圧
=a〔V〕及びセンサ電流=b〔A〕は、図3の点a,
bに相当している。また、A/Fがリッチ(A/F=1
3)のときには、図7(b)に示すように、A/Fセン
サ30への印加電圧が変化量ΔVだけ正側に変化され、
この電圧変化に対応するセンサ電流の正側への変化量Δ
Iが検出される。なお、図中の印加電圧=c〔V〕及び
センサ電流=d〔A〕は、図3の点c,dに相当してい
る。
【0054】このとき、リーンであれば負側へ電圧変
化、リッチであれば正側へ電圧変化されセンサ電流が求
められるため、このセンサ電流が電流検出回路50のダ
イナミックレンジ(図3参照)を越えることはない。
【0055】一方、このようにして求められた素子抵抗
Rは、素子温に対して図8に示す関係を有する。即ち、
素子温が小さくなるほど素子抵抗Rが飛躍的に大きくな
る関係を有する。素子抵抗R=90ΩはA/Fセンサ3
0がある程度活性化している温度600℃に対応し、素
子抵抗R=30ΩはA/Fセンサ30が十分に活性化し
ている温度700℃に対応している。そして、ヒータ制
御に際しては、算出された素子抵抗RとA/Fセンサ3
0が十分に活性化していると思われる目標抵抗値(例え
ば、30Ω)との偏差をなくすために必要なヒータ31
の通電量が求められ、ヒータ31に対する通電がデュー
ティ比制御される。即ち、素子温フィードバック制御が
実施される。
【0056】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検出
装置で使用されているマイコン20の制御における素子
抵抗検出の処理手順を示す図9のフローチャートに基づ
き、図10のタイムチャートを参照して説明する。な
お、以下の実施例の説明におけるタイムチャートでは、
横軸における時間の表示が省略されており、図中の期間
Tcは素子抵抗の検出周期を表している。
【0057】図9において、まず、ステップS411で
S/H回路70によるサンプルホールド機能がそれまで
のサンプル状態からホールド状態に設定され、現在のA
/F信号が保持される(図10の時刻t01)。そして、
ステップS412で所定時間T01が経過するまで待って
(図10の時刻t01〜時刻t02)、ステップS413に
移行し、図6に示す素子抵抗検出処理が実行される。次
にステップS414でA/Fセンサ30の出力変動が収
まるまでの時間としての所定時間T02が経過するまで待
って(図10の時刻t03〜時刻t04)、ステップS41
5に移行し、S/H回路70によるサンプルホールド機
能がホールド状態からサンプル状態に設定されたのち
(図10の時刻t04)、本ルーチンを終了する。
【0058】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づく
A/Fセンサ30の素子抵抗Rの検出時には、A/Fセ
ンサ30における電流変化を遮断すると共に、それ以前
のA/Fに応じたセンサ電流によるA/F信号を保持す
るものである。
【0059】つまり、A/Fセンサ30の素子抵抗Rを
検出するために、印加電圧を変化させセンサ電流を変化
させるのであるが、このときにはA/F信号も変化して
しまうため、このときのA/F信号は真のA/F信号で
はないことになる。したがって、A/Fセンサ30を用
いて素子抵抗Rを検出するときには、A/Fセンサ30
における電流変化が遮断され、素子抵抗検出のため電圧
変化する以前のA/F信号が保持される。これにより、
素子抵抗検出時にあっては、A/F信号は素子抵抗検出
タイミング以前のものが保持されるため誤ったA/F信
号が用いられることがない。
【0060】〈実施例2〉次に、本発明の実施の形態の
第2実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図11のフロー
チャートに基づき、図12のタイムチャートを参照して
説明する。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成
等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
【0061】図11において、まず、ステップS421
でA/F(酸素濃度)信号検出許可/禁止信号が許可状
態から禁止状態に設定される(図12の時刻t11)。そ
して、ステップS422で所定時間T11が経過するまで
待って(図12の時刻t11〜時刻t12)、ステップS4
23に移行し、図6に示す素子抵抗検出処理が実行され
る。次にステップS424でA/Fセンサ30の出力変
動が収まるまでの時間としての所定時間T12が経過する
まで待って(図12の時刻t13〜時刻t14)、ステップ
S425に移行し、A/F信号検出許可/禁止信号が禁
止状態から許可状態に設定されたのち(図12の時刻t
14)、本ルーチンを終了する。
【0062】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づく
A/Fセンサ30の素子抵抗Rの検出時には、A/Fセ
ンサ30からのA/Fに応じたセンサ電流によるA/F
信号の使用を禁止する信号を出力するものである。
【0063】つまり、A/Fセンサ30の素子抵抗Rを
検出するために、印加電圧を変化させセンサ電流を変化
させるのであるが、このときにはA/F信号も変化して
しまうため、このときのA/F信号は真のA/F信号で
はないことになる。したがって、A/Fセンサ30を用
いて素子抵抗Rを検出するときには、A/F信号の使用
が禁止される。これにより、素子抵抗検出時にあって
は、A/F信号の使用が禁止されるため誤ったA/F信
号が用いられることがない。
【0064】〈実施例3〉次に、本発明の実施の形態の
第3実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図13のフロー
チャートに基づき、図14のタイムチャートを参照して
説明する。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成
等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
また、本実施例では実際のA/F信号がリッチ側からリ
ーン側(右上がり)に変化しているときのみについて説
明する。本実施例では、図1に示すように、S/H(サ
ンプルホールド)回路70にLPF(ローパスフィル
タ)71を接続しA/F(酸素濃度)信号を出力するよ
うな場合、また、A/F信号検出許可/禁止信号により
A/F信号の外部読込みを制御する場合に有効である。
【0065】即ち、図15に示すように、実際のA/F
信号が変化しているときには、S/H(サンプルホール
ド)回路70にてホールド状態が解除されサンプル状態
とされた時点で、LPF71の影響によりA/F信号が
真値に達していない可能性がある。すると、A/F信号
にLPF71による誤差分が重畳され誤検出となる。
【0066】また、図16に示すように、外部接続され
たLPFによりなまされたA/F信号に対しA/F信号
検出許可/禁止信号のみによりA/F信号を検出する
と、A/F信号検出禁止状態からA/F信号検出許可状
態とされた時点で、A/F信号が真値に達していない可
能性がある。このときにも、A/F信号にLPFによる
なまし分が重畳され誤検出となる。
【0067】このような不具合に対処するため、図13
において、まず、ステップS431でS/H回路70に
よるサンプルホールド機能がそれまでのサンプル状態か
らホールド状態に設定され、現在のA/F信号が保持さ
れる(図14の時刻t21)。次にステップS432に移
行して、A/F(酸素濃度)信号検出許可/禁止信号が
許可状態から禁止状態に設定される(図14の時刻t2
1)。そして、ステップS433で所定時間T21が経過
するまで待って(図14の時刻t21〜時刻t22)、ステ
ップS434に移行し、図6に示す素子抵抗検出処理が
実行される。次にステップS435でA/Fセンサ30
の出力変動が収まるまでの時間としての所定時間T22が
経過するまで待って(図14の時刻t23〜時刻t24)、
ステップS436に移行し、S/H回路70によるサン
プルホールド機能がホールド状態からサンプル状態に設
定される(図14の時刻t24)。次にステップS437
に移行して、A/F信号に対するLPFによるなまし分
の影響がなくなるまでの時間としての所定時間T23が経
過するまで待って(図14の時刻t24〜時刻t25)、ス
テップS438に移行し、A/F信号検出許可/禁止信
号が禁止状態から許可状態に設定され(図14の時刻t
25)、本ルーチンを終了する。
【0068】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づく
A/Fセンサ30の素子抵抗Rの検出時には、A/Fセ
ンサ30における電流変化を遮断すると共に、それ以前
のA/Fに応じたセンサ電流によるA/F信号を保持
し、A/Fセンサ30からのA/Fに応じたセンサ電流
によるA/F信号の使用を禁止するものである。
【0069】つまり、A/Fセンサ30の素子抵抗Rを
検出するために、印加電圧を変化させセンサ電流を変化
させるのであるが、このときにはA/F信号も変化して
しまうため、このときのA/F信号は真のA/F信号で
はないことになる。したがって、A/Fセンサ30を用
いて素子抵抗Rを検出するときには、A/Fセンサ30
における電流変化が遮断され、素子抵抗検出のため電圧
変化する以前のA/F信号が保持され、実際のA/F信
号に一致するまでの間のA/F信号の使用が禁止され
る。これにより、素子抵抗検出時にあっては、A/F信
号は素子抵抗検出タイミング以前のものが保持され、L
PF等による信号のなまし分も考慮され素子抵抗検出中
のA/F信号の使用が禁止されるため誤ったA/F信号
が用いられることがない。
【0070】〈実施例4〉次に、本発明の実施の形態の
第4実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図17のフロー
チャートに基づいて説明する。なお、本実施例の空燃比
検出装置の概略構成等は図1乃至図4と同様であり詳細
な説明を省略する。
【0071】まず、図18を参照して、マイコン20の
処理タイミングにおける処理内容と負荷について説明す
る。
【0072】図18において、マイコン20によりA/
Fセンサ30を用いて、本来の限界電流(A/F)検出
処理に加え、素子抵抗検出処理及び素子ヒータ制御処理
を実行するためには、それぞれ所定の処理時間が必要で
ある。即ち、処理内容“0”として示すように〔限界電
流(A/F)検出処理〕と〔素子抵抗検出処理〕と〔素
子ヒータ制御処理〕とが同一の処理タイミングで実行さ
れる場合にはマイコン20の負荷が最も大きい。
【0073】これに対して、処理内容“2”として示す
〔限界電流(A/F)検出処理〕と〔素子抵抗検出処
理〕とが同一の処理タイミングで実行される場合、また
は処理内容“3”として示す〔限界電流(A/F)検出
処理〕と〔素子ヒータ制御処理〕とが同一の処理タイミ
ングで実行される場合のマイコン20の負荷は、処理内
容“1”として示す〔限界電流(A/F)検出処理〕の
みが実行される場合よりは当然大きいが処理内容“0”
の場合よりも小さくできる。このように、空燃比検出装
置で使用されているマイコン20で最も早い処理タイミ
ングで実行が必要な処理を基準にしてその他の処理を異
なる処理タイミングにて実行できるように平滑化するこ
とでマイコン20の処理負荷を押さえることができる。
【0074】具体的には、図17において、まず、ステ
ップS1100で制御開始初期の所定時間T32,T33が
設定される。次にステップS1200に移行して、前回
のA/F検出時から所定時間T31が経過しているかが判
定される。この所定時間T31は、A/Fの検出周期に相
当する時間であり、例えば、最も早い処理タイミングの
ときには4ms程度である。ステップS1200で所定
時間T31が経過するとステップS1300に移行し、図
5のステップS200と同様な限界電流(A/F)検出
処理として、電流検出回路50で検出されたセンサ電流
Ip(限界電流)が読込まれ、予めROM内に記憶され
ている特性マップを用いてその時のセンサ電流Ipに対
応する内燃機関10のA/Fが検出される。このとき、
図3に示す特性線L1を用いてその時のA/F検出結果
に応じた電圧VpがA/Fセンサ30に印加される。
【0075】次に、ステップS1400に移行して、所
定時間T32が経過しているかが判定される。この所定時
間T32は、素子抵抗の検出周期に相当する時間であり、
制御開始初期では所定時間T31と同じ時間に設定され、
A/Fセンサ30の昇温活性化後では例えば、128m
sに設定される。ステップS1400で所定時間T32が
経過しているときには、ステップS1500に移行し、
図6に示す素子抵抗検出処理が実行される。なお、ステ
ップS1400で所定時間T32が経過していないときに
は、ステップS1500がスキップされる。次にステッ
プS1600に移行し、所定時間T33が経過しているか
が判定される。この所定時間T33は、素子ヒータの制御
周期に相当する時間であり、制御開始初期では所定時間
T31の2倍の時間に設定され、A/Fセンサ30の昇温
活性化後では例えば、128msに設定される。なお、
所定時間T32と所定時間T33とは同じ128msである
が、素子抵抗検出処理と素子ヒータ制御処理とが同一の
処理タイミングとならないように予め少しずらしてあ
る。ステップS1600で所定時間T33が経過している
ときには、ステップS1700に移行し、A/Fセンサ
30を活性化温度に保持するためヒータ31に供給する
電力を制御する素子ヒータ制御処理が実行される。な
お、ステップS1600で所定時間T33が経過していな
いときには、ステップS1700がスキップされたの
ち、ステップS1200に戻り同様の処理が繰返し実行
される。
【0076】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づき
A/Fセンサ30の素子抵抗Rを検出するための処理と
A/Fセンサ30を昇温するための処理との実行タイミ
ングを分散するものである。
【0077】したがって、最も早い処理タイミングで実
行が必要なA/F検出処理を基準にしてその他の素子抵
抗検出処理や素子ヒータ制御処理が異なる処理タイミン
グにて実行できるように平滑化されるため、マイコン2
0の処理負荷を押さえることができる。
【0078】〈実施例5〉次に、本発明の実施の形態の
第5実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図19のフロー
チャートに基づき、図20のタイムチャートを参照して
説明する。なお、図20(a)は本実施例の作用を表
し、図20(b)は本実施例の変化量制限を加えない場
合を表す比較例である。また、本実施例の空燃比検出装
置の概略構成等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明
を省略する。
【0079】図19において、まず、ステップS441
で図6に示す素子抵抗検出処理が実行され、素子抵抗R
が算出される。次にステップS442に移行し、A/F
センサ30の昇温中であるかが判定される。ステップS
442の判定条件が成立し、A/Fセンサ30の昇温中
であるときにはステップS443に移行し、素子抵抗検
出値の変化量制限値dRがdR0 (例えば、50Ω)に
設定される(図20(a)参照)。一方、ステップS4
42の判定条件が成立せず、A/Fセンサ30の昇温終
了後、即ち、A/Fセンサ30が活性化温度に達してい
るときにはステップS444に移行し、素子抵抗検出値
の変化量制限値dRが昇温中のdR0 より小さなdR1
(例えば、10Ω)に設定される(図20(a)参
照)。ステップS443またはステップS444の処理
ののちステップS445に移行し、前回の素子抵抗から
ステップS441で算出された今回の素子抵抗Rを減算
した値の絶対値が変化量制限値dR以下であるかが判定
される。ステップS445の判定条件が成立せず絶対値
が変化量制限値dRを越えているときには、ステップS
446に移行し、今回の素子抵抗Rが前回の素子抵抗か
ら変化量制限値dRを越えて大きいときには、前回の素
子抵抗に変化量制限値dRを加算した抵抗値が今回の素
子抵抗Rに置換えられ、また、今回の素子抵抗Rが前回
の素子抵抗から変化量制限値dRを越えて小さいときに
は、前回の素子抵抗から変化量制限値dRを減算した抵
抗値が今回の素子抵抗Rに置換えられたのち、本ルーチ
ンを終了する。一方、ステップS445の判定条件が成
立し絶対値が変化量制限値dR以下であるときには、ス
テップS446をスキップしステップS441で算出さ
れた今回の素子抵抗Rそのままとして本ルーチンを終了
する。
【0080】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づき
A/Fセンサ30で検出される素子抵抗Rに対する変化
量を制限するものである。
【0081】したがって、A/Fセンサ30の素子抵抗
Rの変化が許容範囲の変化量、即ち、図20(b)から
図20(a)に表されるように制限され、A/Fセンサ
30による制御の実行範囲を正常範囲に納めることがで
きる。つまり、A/Fセンサ30の素子抵抗検出時にお
いて、センサ信号が微小信号であることで内燃機関の運
転状態、センサ信号の配線状態等からノイズが重畳さ
れ、検出された素子抵抗値が真値と大きく異なることが
防止される。即ち、A/Fセンサ30の素子抵抗変化が
所定の範囲の変化量までに制限されることで正常な制御
範囲を逸脱しないようにできる。そして、微小な変化に
よる影響を受けないため正常な素子抵抗の変化による制
御には影響を与えることがなく、検出された素子抵抗に
基づく素子ヒータ制御等で求める応答性が得られる。
【0082】また、本実施例は、変化量制限値dRを所
定の条件に基づき変更するものである。したがって、A
/Fセンサ30の素子抵抗Rを素子使用状態に応じて適
切な変化量の許容範囲によって丸めることができる。こ
のため、素子抵抗Rの変化量制限値dR0,dR1 をA/
Fセンサ30の昇温動作に限らず、例えば、内燃機関1
0の運転状態により変更してA/Fセンサ30に対して
安定した制御を実行させることができる。
【0083】そして、本実施例は、変化量制限値dRを
A/Fセンサ30の昇温中では大きく設定し、A/Fセ
ンサ30の昇温終了後では小さく設定するものである。
即ち、昇温中と昇温終了後でA/Fセンサ30の素子抵
抗Rに対する変化量の許容範囲を変えることで、A/F
センサ30に要求されている早期活性化を実現させなが
ら安定した制御を実行させることができる。
【0084】〈実施例6〉次に、本発明の実施の形態の
第6実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図21のフロー
チャートに基づき、図22のタイムチャートを参照して
説明する。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成
等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
【0085】図21において、まず、ステップS451
で図6に示す素子抵抗検出処理が実行され、素子抵抗R
が算出される。次にステップS452に移行し、A/F
センサ30の昇温中であるかが判定される。ステップS
452の判定条件が成立し、A/Fセンサ30の昇温中
であるときにはステップS453に移行し、LPF(ロ
ーパスフィルタ)のカットオフ周波数dfc がdfc 0
に設定される(図22に示す昇温中における素子抵抗R
のやや大きな変動参照)。一方、ステップS452の判
定条件が成立せず、A/Fセンサ30の昇温終了後、即
ち、A/Fセンサ30が活性化温度に達しているときに
はステップS454に移行し、LPFのカットオフ周波
数dfc がdfc 1に設定される(図22に示す昇温終
了後における素子抵抗Rの小さな変動参照)。ステップ
S453またはステップS454の処理ののちステップ
S455に移行し、ステップS451で算出された素子
抵抗RがLPF処理後における素子抵抗Rに置換えられ
たのち、本ルーチンを終了する。
【0086】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づき
A/Fセンサ30で検出される素子抵抗Rに対し、LP
F(ローパスフィルタ)を通過させるものである。
【0087】したがって、A/Fセンサ30の素子抵抗
Rの変化が許容範囲の変化量となるように制限され、A
/Fセンサ30による制御の実行範囲を正常範囲に納め
ることができる。つまり、A/Fセンサ30の素子抵抗
検出時において、センサ信号が微小信号であることで内
燃機関の運転状態、センサ信号の配線状態等からノイズ
が重畳され、検出された素子抵抗値が真値と大きく異な
ることが防止される。即ち、A/Fセンサ30の素子抵
抗変化に対して十分な応答性を持つLPFを通過させる
ことで、素子抵抗変化が正常な制御範囲を逸脱しないよ
うにできる。そして、微小な変化による影響を受けない
ため正常な素子抵抗の変化による制御には影響を与える
ことがなく、検出された素子抵抗に基づく素子ヒータ制
御等で求める応答性が得られる。
【0088】また、本実施例は、LPF(ローパスフィ
ルタ)のカットオフ周波数dfc を所定の条件に基づき
変更するものである。したがって、A/Fセンサ30の
素子抵抗Rが素子使用状態に応じて正常な素子抵抗変化
に対して十分な応答性を持つようにLPFのカットオフ
周波数を変化させる。即ち、素子抵抗検出で通過される
LPFのカットオフ周波数dfc 0,dfc 1をA/F
センサ30の昇温状態に限らず、例えば、内燃機関10
の運転状態により変更される。これにより、A/Fセン
サ30に対して安定した制御を実行させることができ
る。
【0089】そして、本実施例は、LPF(ローパスフ
ィルタ)のカットオフ周波数dfcをA/Fセンサ30
の昇温中では高く設定し、A/Fセンサ30の昇温終了
後では低く設定するものである。即ち、A/Fセンサ3
0の昇温中の素子抵抗変化に対し十分な応答性を持つL
PFとA/Fセンサ30の昇温終了後の素子抵抗変化に
対し十分な応答性を持つLPFとを昇温中と昇温終了後
で切換えることで、A/Fセンサ30に要求されている
早期活性化を実現させながら安定した制御を実行させる
ことができる。
【0090】〈実施例7〉次に、本発明の実施の形態の
第7実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図23のフロー
チャートに基づき、図24のタイムチャートを参照して
説明する。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成
等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
【0091】図23において、まず、ステップS461
で図6に示す素子抵抗検出処理が実行され、素子抵抗R
が算出される。次にステップS462に移行し、A/F
センサ30の昇温中であるかが判定される。ステップS
462の判定条件が成立し、A/Fセンサ30の昇温中
であるときにはステップS463に移行し、素子抵抗検
出値の変化量制限値dRがdR0 (例えば、50Ω)に
設定される(図24に示す昇温中における素子抵抗Rの
やや大きな変動参照)。一方、ステップS462の判定
条件が成立せず、A/Fセンサ30の昇温終了後、即
ち、A/Fセンサ30が活性化温度に達しているときに
はステップS464に移行し、素子抵抗検出値の変化量
制限値dRが昇温中のdR0 より小さなdR1 (例え
ば、10Ω)に設定される(図24に示す昇温中におけ
る素子抵抗Rの小さな変動参照)。ステップS463ま
たはステップS464の処理ののちステップS465に
移行し、前回の素子抵抗からステップS461で算出さ
れた今回の素子抵抗Rを減算した値の絶対値が変化量制
限値dR以下であるかが判定される。ステップS465
の判定条件が成立せず絶対値が変化量制限値dRを越え
ているときには、ステップS466に移行し、今回の素
子抵抗Rが前回の素子抵抗から変化量制限値dRを越え
て大きいときには、前回の素子抵抗に変化量制限値dR
を加算した抵抗値が今回の素子抵抗Rに置換えられ、ま
た、今回の素子抵抗Rが前回の素子抵抗から変化量制限
値dRを越えて小さいときには、前回の素子抵抗から変
化量制限値dRを減算した抵抗値が今回の素子抵抗Rに
置換えられる。一方、ステップS465の判定条件が成
立し絶対値が変化量制限値dR以下であるときには、ス
テップS466をスキップしステップS461で算出さ
れた今回の素子抵抗Rそのままとされる。次にステップ
S467に移行して、算出された素子抵抗RがLPF処
理後における素子抵抗Rに置換えられたのち、本ルーチ
ンを終了する。
【0092】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づき
A/Fセンサ30で検出される素子抵抗Rに対する変化
量を制限すると共に、LPF(ローパスフィルタ)を通
過させるものである。
【0093】したがって、A/Fセンサ30の素子抵抗
Rの変化が許容範囲の変化量となるように制限され、か
つLPF処理されるためA/Fセンサ30による制御の
実行範囲を正常範囲に納めることができる。つまり、A
/Fセンサ30の素子抵抗検出時において、センサ信号
が微小信号であることで内燃機関の運転状態、センサ信
号の配線状態等からノイズが重畳され、検出された素子
抵抗値が真値と大きく異なることが防止される。即ち、
A/Fセンサ30の素子抵抗変化が所定の範囲の変化量
までに制限され、素子抵抗変化に対して十分な応答性を
持つLPF処理されることで正常な制御範囲を逸脱しな
いようにできる。そして、微小な変化による影響を受け
ないため正常な素子抵抗の変化による制御には影響を与
えることがなく、検出された素子抵抗に基づく素子ヒー
タ制御等で求める応答性が得られる。
【0094】〈実施例8〉次に、本発明の実施の形態の
第8実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出の処理手順を示す図25のフロー
チャートに基づき、図26のタイムチャートを参照して
説明する。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成
等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
【0095】図25において、まず、ステップS471
で図6に示す素子抵抗検出処理が実行され、素子抵抗R
が算出される。次にステップS472に移行し、今回検
出された素子抵抗と(n−1)回前までの素子抵抗との
n個の素子抵抗が平均化される(図26に示す素子抵抗
Rの所定幅の小さな変動参照)。次にステップS473
に移行して、(n−1)回前の素子抵抗が消去され、代
わりに今回検出された素子抵抗が記憶される。次にステ
ップS474に移行して、ステップS472で平均化さ
れ求められた値が素子抵抗Rxに置換えられ、本ルーチ
ンを終了する。
【0096】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、電圧変化量ΔVに伴う電流変化量ΔIに基づき
A/Fセンサ30で検出される複数の素子抵抗Rを平均
化するものである。
【0097】したがって、A/Fセンサ30の素子抵抗
Rの変化が平均化され、異常データの影響が押さえられ
るためA/Fセンサ30による制御の実行範囲を正常範
囲に納めることができる。つまり、A/Fセンサ30の
素子抵抗検出時において、センサ信号が微小信号である
ことで内燃機関の運転状態、センサ信号の配線状態等か
らノイズが重畳され、検出された素子抵抗値が真値と大
きく異なることが防止される。即ち、A/Fセンサ30
の素子抵抗変化が平均化されることで正常な制御範囲を
逸脱しないようにできる。そして、微小な変化による影
響を受けないため正常な素子抵抗の変化による制御には
影響を与えることがなく、検出された素子抵抗に基づく
素子ヒータ制御等で求める応答性が得られる。
【0098】〈実施例9〉次に、本発明の実施の形態の
第9実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているマイコン20の制御
における素子抵抗検出後にA/Fセンサ30に対する印
加電圧演算の処理手順を示す図27のフローチャートに
基づき、図28のタイムチャートを参照して説明する。
なお、図28(a)は本実施例の作用を表し、図28
(b)は本実施例のマップ選択範囲に制限を加えない場
合を表す比較例である。また、本実施例の空燃比検出装
置の概略構成等は図1乃至図4と同様であり詳細な説明
を省略する。
【0099】図27において、まず、ステップS501
でA/Fセンサ30でA/Fを検出するときに印加され
る電圧を、そのときの素子抵抗をパラメータとして算出
するための印加電圧マップが固定される条件が成立して
いるかが判定される。ここでは、昇温により素子抵抗が
例えば、50Ω未満となりA/Fセンサ30がほぼ活性
化状態に達しているかが判定される。ステップS501
の判定条件が成立するときには、ステップS502に移
行し、固定条件成立後の印加電圧マップが選択される
(図28(a)に示す昇温終了後におけるマップ選択の
固定参照)。一方、ステップS501の判定条件が成立
しないときには、ステップS503に移行し、そのとき
の素子抵抗によって印加電圧マップが選択される。ステ
ップS502またはステップS503による処理のの
ち、ステップS504に移行し、選択された印加電圧マ
ップに基づきA/Fセンサ30に印加する電圧が算出さ
れ、本ルーチンを終了する。
【0100】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、A/Fを検出するときにA/Fセンサ30に印
加した電圧を、A/Fセンサ30の素子抵抗Rをパラメ
ータとして予め設定されたマップに基づき変化させる
際、A/Fセンサ30の昇温終了後では前記マップの選
択範囲を制限するものである。
【0101】したがって、A/Fセンサ30でA/Fを
検出するときにA/Fセンサ30に印加された電圧が素
子抵抗Rをパラメータとしたマップに基づき変化される
が、昇温終了後では素子抵抗Rの変化が少ないとしてマ
ップが固定されるためA/Fセンサ30による制御の実
行範囲を正常範囲に納めることができる。つまり、A/
Fセンサ30の素子抵抗検出時において、センサ信号が
微小信号であることで内燃機関の運転状態、センサ信号
の配線状態等からノイズが重畳され、検出された素子抵
抗値が真値と異なることからセンサに印加される電圧が
異常となり、酸素濃度検出値が真値と異なることが防止
できる。即ち、昇温終了後ではA/Fセンサ30の大き
な素子抵抗変化が無視されることで正常な制御範囲を逸
脱しないようにできる。
【0102】〈実施例10〉次に、本発明の実施の形態
の第10実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用
された空燃比検出装置で使用されているマイコン20の
制御における素子抵抗検出後にA/Fセンサ30に対す
る印加電圧演算の処理手順を示す図29のフローチャー
トに基づき、図30のタイムチャートを参照して説明す
る。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成等は図
1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
【0103】図29において、まず、ステップS511
で今回の素子抵抗が前回の素子抵抗以上であるかが判定
される。ここでは、前回の印加電圧マップ選択時の素子
抵抗と今回の印加電圧マップ選択時の素子抵抗とが比較
され、素子抵抗の変化方向が判定される。ステップS5
11の判定条件が成立し、素子抵抗が増加しているとき
にはステップS512に移行し、素子抵抗が増加してい
るときの印加電圧マップ選択基準によって、印加電圧マ
ップが選択される(図30に示すマップ選択の高温側へ
の移行参照)。一方、ステップS511の判定条件が成
立せず、素子抵抗が減少しているときにはステップS5
13に移行し、素子抵抗が減少しているときの印加電圧
マップ選択基準によって、印加電圧マップが選択される
(図30に示すマップ選択の安定参照)。ステップS5
12またはステップS513による印加電圧マップ選択
処理ののち、ステップS514に移行し、選択された印
加電圧マップに基づきA/Fセンサ30に印加する電圧
が算出される。次にステップS515に移行して、今回
の印加電圧マップ選択に用いた素子抵抗が次回の印加電
圧マップ選択に用いるために記憶され、本ルーチンを終
了する。
【0104】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、A/Fを検出するときにA/Fセンサ30に印
加した電圧を、A/Fセンサ30の素子抵抗Rをパラメ
ータとして予め設定されたマップに基づき変化させる
際、前記マップの選択の判定にヒステリシスを持たせる
ものである。
【0105】したがって、A/Fセンサ30でA/Fを
検出するときにA/Fセンサ30に印加された電圧が素
子抵抗Rをパラメータとしたマップに基づき変化される
が、このマップを選択するときの判定には、通常、昇温
によりA/Fセンサ30の素子抵抗が徐々に減少するた
め素子抵抗の変化の方向によりマップ選択が逆行しない
ようにされるためA/Fセンサ30による制御の実行範
囲を正常範囲に納めることができる。つまり、A/Fセ
ンサ30の素子抵抗検出時において、センサ信号が微小
信号であることで内燃機関の運転状態、センサ信号の配
線状態等からノイズが重畳され、検出された素子抵抗値
が真値と異なることからセンサに印加される電圧が異常
となり、酸素濃度検出値が真値と異なることが防止でき
る。即ち、A/Fセンサ30の大きな素子抵抗変化が無
視されることで正常な制御範囲を逸脱しないようにでき
る。
【0106】〈実施例11〉次に、本発明の実施の形態
の第11実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用
された空燃比検出装置で使用されているマイコン20の
制御における素子抵抗検出後にA/Fセンサ30に対す
る印加電圧演算の処理手順を示す図31のフローチャー
トに基づき、図32のタイムチャートを参照して説明す
る。なお、本実施例の空燃比検出装置の概略構成等は図
1乃至図4と同様であり詳細な説明を省略する。
【0107】図31において、まず、ステップS521
で今回の素子抵抗が前回の素子抵抗以上であるかが判定
される。ここでは、前回の印加電圧マップ選択時の素子
抵抗と今回の印加電圧マップ選択時の素子抵抗とが比較
され、素子抵抗の変化方向が判定される。ステップS5
21の判定条件が成立し、素子抵抗が増加しているとき
にはステップS522に移行し、素子抵抗が増加してい
るときの印加電圧マップ選択基準によって、印加電圧マ
ップが選択される(図32に示すマップ選択の高温側へ
の移行参照)。一方、ステップS521の判定条件が成
立せず、素子抵抗が減少しているときにはステップS5
23に移行し、素子抵抗が減少しているときの印加電圧
マップ選択基準によって、印加電圧マップが選択される
(図32に示すマップ選択の安定参照)。
【0108】ステップS522またはステップS523
による印加電圧マップ選択処理ののち、ステップS52
4に移行し、A/Fセンサ30でA/Fを検出するとき
に印加される電圧を、そのときの素子抵抗をパラメータ
として算出するための印加電圧マップが固定される条件
が成立しているかが判定される。ここでは、昇温により
素子抵抗が例えば、50Ω未満となりA/Fセンサ30
がほぼ活性化状態に達しているかが判定される。ステッ
プS524の判定条件が成立するときには、ステップS
525に移行し、固定条件成立後の印加電圧マップが選
択される(図32に示す昇温終了後におけるマップ選択
の固定参照)。一方、ステップS524の判定条件が成
立しないときには、ステップS525がスキップされ
る。次にステップS526に移行して、選択された印加
電圧マップに基づきA/Fセンサ30に印加する電圧が
算出される。次にステップS527に移行して、今回の
印加電圧マップ選択に用いた素子抵抗が次回の印加電圧
マップ選択に用いるために記憶され、本ルーチンを終了
する。
【0109】このように、本実施例は、電圧の印加に伴
い排ガス中のA/F(酸素濃度)に応じたセンサ電流
(電流信号)を出力するA/Fセンサ30の制御装置で
あって、A/Fを検出するときにA/Fセンサ30に印
加した電圧を、A/Fセンサ30の素子抵抗Rをパラメ
ータとして予め設定されたマップに基づき変化させる
際、前記マップの選択の判定にヒステリシスを持たせる
と共に、A/Fセンサ30の昇温終了後では前記マップ
の選択範囲を制限するものである。
【0110】したがって、A/Fセンサ30でA/Fを
検出するときにA/Fセンサ30に印加された電圧が素
子抵抗Rをパラメータとしたマップに基づき変化される
が、このマップを選択するときの判定には、通常、昇温
によりA/Fセンサ30の素子抵抗が徐々に減少するた
め素子抵抗の変化の方向によりマップ選択が逆行しない
ようにされ、昇温終了後では素子抵抗Rの変化が少ない
としてマップが固定されるためA/Fセンサ30による
制御の実行範囲を正常範囲に納めることができる。つま
り、A/Fセンサ30の素子抵抗検出時において、セン
サ信号が微小信号であることで内燃機関の運転状態、セ
ンサ信号の配線状態等からノイズが重畳され、検出され
た素子抵抗値が真値と異なることからセンサに印加され
る電圧が異常となり、酸素濃度検出値が真値と異なるこ
とが防止できる。即ち、A/Fセンサ30の昇温中では
素子抵抗の変化の方向が考慮され、昇温終了後では大き
な素子抵抗変化が無視されることで正常な制御範囲を逸
脱しないようにできる。
【0111】ところで、上記実施例では、A/F(空燃
比)を酸素濃度に応じた電流信号として検出するA/F
センサ30の制御装置について述べたが、このA/Fセ
ンサ30としては1セル式の限界電流式酸素濃度センサ
に限らず2セル式の酸素濃度センサでもよい。また、コ
ップ型の酸素濃度センサに限らず積層型の酸素濃度セン
サでもよい。
【0112】また、上記実施例では、ガス濃度センサの
制御装置に用いるガス濃度センサとして、酸素濃度を検
出するA/Fセンサ30について述べたが、その他のガ
ス濃度センサとして、排気ガス中の窒素酸化物(NOx
)濃度を検出するNOx 濃度センサ100について、
図33を参照して説明する。なお、図33は、NOx 濃
度センサ100の先端部の要部構成を示す断面模式図で
あり、このNOx 濃度センサ100は所定の筒状ハウジ
ング内に収容され、図1に示すA/Fセンサ30と同
様、内燃機関10の下流側に接続された排気通路12に
配設される。
【0113】図33において、NOx 濃度センサ100
は、主として、固体電解質SEA と一対の電極121,
122からなる酸素ポンプセル120、固体電解質SE
B と一対の電極151,152からなる酸素検知セル1
50及び固体電解質SEB と一対の電極161,162
からなるNOx 検知セル160にて構成されている。そ
して、固体電解質SEA と固体電解質SEB との間に
は、アルミナ(酸化アルミニウム)等からなるスペーサ
130が介設され、このスペーサ130に設けられた抜
穴により第一の内部空間131、第二の内部空間132
が形成されている。また、固体電解質SEB の裏面側に
はアルミナ等からなるスペーサ140が介設され、この
スペーサ140には長手方向の端縁まで延設された抜穴
により基準酸素濃度ガスである大気が導入される大気通
路141が形成され、更に、各セルを加熱するためのヒ
ータ170が積層されている。
【0114】酸素ポンプセル120は、第一の内部空間
131内の酸素濃度を所定濃度に保持するためのもの
で、シート状に形成された酸素イオン導電性の固体電解
質SEA と、その両面の対向位置にスクリーン印刷等に
より形成された一対の電極121,122からなる。酸
素イオン導電性の固体電解質SEA としては例えば、イ
ットリア添加ジルコニア等が用いられる。
【0115】固体電解質SEA 及び一対の電極121,
122を貫通して、所定の径寸法のピンホール111が
形成されている。このピンホール111の径寸法は、こ
れを通過して第一の内部空間131に導入される排気ガ
スの拡散速度が所定の速度となるように適宜設定され
る。また、排気ガス側の電極121及びピンホール11
1を被覆して、多孔質アルミナ等からなる多孔質保護層
113が形成されており、電極121の被毒やピンホー
ル111が排気ガスに含まれる煤等で目詰まりするのが
防止される。
【0116】酸素検知セル150は第一の内部空間13
1内の酸素濃度を検出するもので、ジルコニア等からな
るシート状の固体電解質SEB と、その両面の対向位置
にスクリーン印刷等により形成された一対の電極15
1,152からなる。一対の電極151,152のう
ち、電極151は例えば、多孔質Pt(白金)電極から
なり大気通路141に露出して形成され、この電極15
1と固体電解質SEB を挟んで対向する電極152は第
一の内部空間131に露出して形成されている。この電
極152は酸素ポンプセル120の電極122と同様、
NOx の還元に対して不活性であり、酸素の還元に対し
て活性であるように電極活性が調整されている。
【0117】NOx 検知セル160はNOx の還元分解
により生じる酸素量からNOx 濃度を検出するもので、
酸素検知セル150と共通の固体電解質SEB と、その
両面の対向位置にスクリーン印刷等により形成された一
対の電極161,162からなる。固体電解質SEB に
隣接するスペーサ130の抜穴にて設けられた第一の内
部空間131と第二の内部空間132との間には絞りと
しての連通孔112が形成されており、第一の内部空間
131内の被測定ガスが所定の拡散速度で第二の内部空
間132内に導入される。
【0118】一対の電極161,162のうち、電極1
61は例えば、多孔質Pt電極からなり大気通路141
に露出して形成され、この電極161と固体電解質SE
B を挟んで対向する電極162は第二の内部空間132
に露出して形成されている。この電極162はNOx の
還元に対して活性である例えば、多孔質Pt電極からな
る。このため、第二の内部空間132に導入される被測
定ガス中のNOx は、電極162にて還元分解され酸素
と窒素とが生成される。
【0119】更に、ヒータ170はアルミナ等からなる
ヒータシート173面にヒータ電極171が形成されて
いる。ヒータ電極171としては、通常、Pt電極が用
いられ、その上面にはアルミナ等からなる絶縁層172
が形成されている。ヒータ電極171や各電極のリード
部には図示しないリードが接続されセンサ基部の端子に
接続されている。
【0120】上述のように構成されたNOx 濃度センサ
100の作動について以下に説明する。被測定ガスであ
る排気ガスは、ピンホール111を通って第一の内部空
間131に導入される。酸素検知セル150では、第一
の内部空間131に面する電極152と大気が導入され
る大気通路141に面する電極151との酸素濃度差に
基づき、ネルンストの式で表される起電力が発生され
る。この起電力の大きさを測定することで、第一の内部
空間131内の酸素濃度を知ることができる。
【0121】酸素ポンプセル120では、一対の電極1
21,122間に電圧が印加され第一の内部空間131
内の酸素が出し入れされることにより、第一の内部空間
131内の酸素濃度が所定の低濃度に制御される。例え
ば、排気ガス側の電極121が(+)極となるように所
定の電圧が印加されると、第一の内部空間131側の電
極122上で酸素が還元され酸素イオンとなり、ポンピ
ング作用により電極121側に排出される。一対の電極
121,122間への通電量は、酸素検知セル150の
一対の電極151,152間に発生する起電力が所定の
一定値となるようにフィードバック制御され、第一の内
部空間131内の酸素濃度が一定とされる。ここで、第
一の内部空間131に面する電極122,152は酸素
の還元に対しては活性であるが、NOx の還元に対して
は不活性であるので、第一の内部空間131内では、N
Ox の分解は起こらず、従って、酸素ポンプセル120
の作動により第一の内部空間131内のNOx 量が変化
することはない。
【0122】酸素ポンプセル120及び酸素検知セル1
50により一定の低酸素濃度となった排気ガスは、連通
孔112を通って第二の内部空間132内に導入され
る。第二の内部空間132に面するNOx 検知セル16
0は、NOx に対して活性であるので、電極161が
(+)極となるように一対の電極161,162間に所
定の電圧が印加されると、電極162上でNOx が還元
分解され、NOx 分子内の酸素原子による酸素イオン電
流が流れる。この電流値が測定されることで排気ガス中
に含まれるNOx 濃度を検出することができる。
【0123】上述の構成からなるNOx 濃度センサ10
0における酸素ポンプセル120の一対の電極121,
122間、酸素検知セル150の一対の電極151,1
52間、NOx 検知セル160の電極161,162間
にそれぞれ電圧を印加するタイミングと素子抵抗を検出
するタイミングとを区別することで、NOx 濃度センサ
100によるNOx 濃度検出値の異常が防止される。つ
まり、A/Fセンサ30と同様、NOx 濃度センサ10
0においても電圧の印加に伴って流れるセンサ電流(限
界電流)からNOx 濃度を検出するのであるが、例え
ば、NOx 濃度センサ100にて素子抵抗を検出すると
きにはNOx 濃度センサ100における電流変化が遮断
され、素子抵抗検出のため電圧変化される以前のNOx
濃度信号が保持されることで、誤ったNOx 濃度信号が
用いられることが防止される。
【0124】このように、ガス濃度センサの制御装置に
用いるガス濃度センサとして、酸素濃度を検出するA/
Fセンサ30、窒素酸化物(NOx )濃度を検出するN
Ox濃度センサ100について述べたが、本発明を実施
する場合には、これらに限定されるものではなく、その
他、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等のガス濃
度を検出するガス濃度センサを用いたガス濃度センサの
制御装置にも同様に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第11実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用さ
れた空燃比検出装置の構成を示す概略図である。
【図2】 図2は図1におけるA/Fセンサの概略構成
を示す断面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第11実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用さ
れた空燃比検出装置で使用されているA/Fセンサの電
圧−電流特性を示すテーブルである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第11実施例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用さ
れた空燃比検出装置におけるバイアス制御回路の電気的
構成を示す回路図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検出装
置で使用されているマイコンにおける制御のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図6】 図6は図5の素子抵抗検出処理のサブルーチ
ンを示するフローチャートである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検出装
置で使用されているA/Fセンサに印加される電圧変化
とそれに伴う電流変化とを示す波形図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検出装
置で使用されているA/Fセンサの素子温と素子抵抗と
の関係を示す特性図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検出装
置で使用されているマイコンの制御における素子抵抗検
出の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 図10は図9における作用を具体的に示す
タイムチャートである。
【図11】 図11は本発明の実施の形態の第2実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図12は図11における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図13】 図13は本発明の実施の形態の第3実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】 図14は図13における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図15】 図15は本発明の実施の形態の第3実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているA/FセンサによるA/Fの変
化に対してサンプルホールド機能のみを考慮したときの
不具合を示すタイムチャートである。
【図16】 図16は本発明の実施の形態の第3実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているA/FセンサによるA/Fの変
化に対してA/F信号検出許可/禁止機能のみを考慮し
たときの不具合を示すタイムチャートである。
【図17】 図17は本発明の実施の形態の第4実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】 図18は図17における作用を説明するブ
ロック図である。
【図19】 図19は本発明の実施の形態の第5実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】 図20は図19における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図21】 図21は本発明の実施の形態の第6実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】 図22は図21における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図23】 図23は本発明の実施の形態の第7実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図24】 図24は図23における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図25】 図25は本発明の実施の形態の第8実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図26】 図26は図25における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図27】 図27は本発明の実施の形態の第9実施例
にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンの制御における素子抵
抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図28】 図28は図27における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図29】 図29は本発明の実施の形態の第10実施
例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比
検出装置で使用されているマイコンの制御における素子
抵抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図30】 図30は図29における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図31】 図31は本発明の実施の形態の第11実施
例にかかるA/Fセンサの制御装置が適用された空燃比
検出装置で使用されているマイコンの制御における素子
抵抗検出の処理手順を示すフローチャートである。
【図32】 図32は図31における作用を具体的に示
すタイムチャートである。
【図33】 図33はNOx 濃度センサの要部構成を
示す断面模式図である。
【図34】 図34は従来の素子抵抗検出を説明する波
形図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 20 マイクロコンピュータ(マイコン) 30 A/Fセンサ(酸素濃度センサ) 31 ヒータ 40 バイアス制御回路 50 電流検出回路 60 ヒータ制御回路 70 S/H回路(サンプルホールド回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 友生 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 長谷田 哲志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御装
    置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づく前記ガス濃度センサの
    素子抵抗の検出時には、前記ガス濃度センサにおける電
    流変化を遮断すると共に、それ以前のガス濃度に応じた
    電流信号を保持することを特徴とするガス濃度センサの
    制御装置。
  2. 【請求項2】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御装
    置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づく前記ガス濃度センサの
    素子抵抗の検出時には、前記ガス濃度センサからのガス
    濃度に応じた電流信号の使用を禁止することを特徴とす
    るガス濃度センサの制御装置。
  3. 【請求項3】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御装
    置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づく前記ガス濃度センサの
    素子抵抗の検出時には、前記ガス濃度センサにおける電
    流変化を遮断すると共に、それ以前のガス濃度に応じた
    電流信号を保持し、前記ガス濃度センサからのガス濃度
    に応じた電流信号の使用を禁止することを特徴とするガ
    ス濃度センサの制御装置。
  4. 【請求項4】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御装
    置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づき前記ガス濃度センサの
    素子抵抗を検出するための処理と前記ガス濃度センサを
    昇温するための処理との実行タイミングを分散すること
    を特徴とするガス濃度センサの制御装置。
  5. 【請求項5】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御装
    置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づき前記ガス濃度センサで
    検出される素子抵抗に対する変化量を制限することを特
    徴とするガス濃度センサの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記変化量の制限を、所定の条件に基づ
    き変更することを特徴とする請求項5に記載のガス濃度
    センサの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記変化量の制限を、前記ガス濃度セン
    サの昇温中では大きく設定し、前記ガス濃度センサの昇
    温終了後では小さく設定することを特徴とする請求項5
    に記載のガス濃度センサの制御装置。
  8. 【請求項8】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御装
    置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づき前記ガス濃度センサで
    検出される素子抵抗に対し、ローパスフィルタを通過さ
    せることを特徴とするガス濃度センサの制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ローパスフィルタのカットオフ周波
    数を、所定の条件に基づき変更することを特徴とする請
    求項8に記載のガス濃度センサの制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ローパスフィルタのカットオフ周
    波数を、前記ガス濃度センサの昇温中では高く設定し、
    前記ガス濃度センサの昇温終了後では低く設定すること
    を特徴とする請求項8に記載のガス濃度センサの制御装
    置。
  11. 【請求項11】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス
    濃度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御
    装置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づき前記ガス濃度センサで
    検出される素子抵抗に対する変化量を制限すると共に、
    ローパスフィルタを通過させることを特徴とするガス濃
    度センサの制御装置。
  12. 【請求項12】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス
    濃度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御
    装置であって、 電圧変化に伴う電流変化に基づき前記ガス濃度センサで
    検出された素子抵抗値の複数個を平均化することを特徴
    とするガス濃度センサの制御装置。
  13. 【請求項13】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス
    濃度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御
    装置であって、 ガス濃度を検出するときに前記ガス濃度センサに印加し
    た電圧を、前記ガス濃度センサの素子抵抗をパラメータ
    として予め設定されたマップに基づき変化させる際、前
    記ガス濃度センサの昇温終了後では前記マップの選択範
    囲を制限することを特徴とするガス濃度センサの制御装
    置。
  14. 【請求項14】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス
    濃度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御
    装置であって、 ガス濃度を検出するときに前記ガス濃度センサに印加し
    た電圧を、前記ガス濃度センサの素子抵抗をパラメータ
    として予め設定されたマップに基づき変化させる際、前
    記マップの選択の判定にヒステリシスを持たせることを
    特徴とするガス濃度センサの制御装置。
  15. 【請求項15】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス
    濃度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサの制御
    装置であって、 ガス濃度を検出するときに前記ガス濃度センサに印加し
    た電圧を、前記ガス濃度センサの素子抵抗をパラメータ
    として予め設定されたマップに基づき変化させる際、前
    記マップの選択の判定にヒステリシスを持たせると共
    に、前記ガス濃度センサの昇温終了後では前記マップの
    選択範囲を制限することを特徴とするガス濃度センサの
    制御装置。
JP10089619A 1997-04-23 1998-04-02 ガス濃度センサの制御装置 Pending JPH116813A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089619A JPH116813A (ja) 1997-04-23 1998-04-02 ガス濃度センサの制御装置
US09/064,163 US6347544B1 (en) 1997-04-23 1998-04-22 Control method for gas concentration sensor
US10/032,582 US6868712B2 (en) 1997-04-23 2002-01-02 Control method for gas concentration sensor

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-106103 1997-04-23
JP10610397 1997-04-23
JP10089619A JPH116813A (ja) 1997-04-23 1998-04-02 ガス濃度センサの制御装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002053520A Division JP3695408B2 (ja) 1997-04-23 2002-02-28 ガス濃度センサの制御装置
JP2006288051A Division JP2007057544A (ja) 1997-04-23 2006-10-23 ガス濃度センサの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH116813A true JPH116813A (ja) 1999-01-12

Family

ID=26431035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10089619A Pending JPH116813A (ja) 1997-04-23 1998-04-02 ガス濃度センサの制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6347544B1 (ja)
JP (1) JPH116813A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000292411A (ja) * 1999-02-03 2000-10-20 Denso Corp ガス濃度検出装置
JP2006105959A (ja) * 2004-09-07 2006-04-20 Denso Corp ガス濃度検出装置
JP2006343317A (ja) * 2005-05-09 2006-12-21 Ngk Spark Plug Co Ltd 素子インピーダンス検出装置
JP2007247413A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2007247412A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JP2008203190A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ制御装置
US7608176B2 (en) 2002-10-10 2009-10-27 Denso Corporation Gas concentration detecting apparatus
JP2012233444A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Toyota Motor Corp 排気ガスセンサの信号処理装置
JP2013210361A (ja) * 2012-02-15 2013-10-10 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ制御装置
JP2014190843A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ制御装置およびガス検知システム
JP2015064208A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサのヒータ制御装置
JP2017003493A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 株式会社デンソー センサの印加電圧制御装置
US9618472B2 (en) 2012-03-27 2017-04-11 Robert Bosch Gmbh Method and devices for operating a heatable exhaust-gas sensor
JP2019219379A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 エー・ウント・エー・エレクトロニック・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 電子装置、そのような電子装置を備えた光ガスセンサー及びそのような電子装置を用いて放射線源の電力を制御する方法
JP2021156847A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 株式会社デンソー 空燃比センサ制御装置

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6712054B2 (en) * 2000-05-17 2004-03-30 Unisia Jecs Corporation Device and method for measuring element temperature of air-fuel ratio sensor, and device and method for controlling heater of air-fuel ratio sensor
US6848439B2 (en) * 2001-11-08 2005-02-01 Hitachi Unisia Automotive, Ltd. Air-fuel ratio control apparatus, air-fuel ratio detecting apparatus and methods thereof for engine
JP4093190B2 (ja) * 2003-03-31 2008-06-04 株式会社デンソー ガス濃度検出装置
JP2005042638A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Hitachi Unisia Automotive Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
US20050127920A1 (en) * 2003-12-12 2005-06-16 Mowery Kenneth D. Method and system for impedance measurement of a zeolite-based ammonia sensor
CN1645661A (zh) * 2004-01-20 2005-07-27 布莱特·D·文森特 燃料电池系统
DE102005033263A1 (de) * 2004-07-16 2006-02-23 Denso Corp., Kariya Gaskonzentrationsmessgerät
JP4686431B2 (ja) * 2006-10-11 2011-05-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 空燃比センサの劣化診断装置
JP4465725B2 (ja) * 2008-04-04 2010-05-19 株式会社デンソー 液体用濃度測定装置
JP5119304B2 (ja) * 2010-01-14 2013-01-16 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ制御装置及びガスセンサ制御方法
US9476338B2 (en) 2010-05-03 2016-10-25 Cummins Inc. Ammonia sensor control, with NOx feedback, of an SCR aftertreatment system
US8640448B2 (en) 2010-05-03 2014-02-04 Cummins Inc. Transient compensation control of an SCR aftertreatment system
US9038373B2 (en) 2010-05-03 2015-05-26 Cummins Inc. Ammonia sensor control of an SCR aftertreatment system
CN103712641A (zh) * 2013-12-10 2014-04-09 中国航空工业集团公司金城南京机电液压工程研究中心 双联三线制电位计传感器的数字监控电路及其监控方法
JP5979165B2 (ja) * 2014-02-05 2016-08-24 株式会社デンソー 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置
JP6048442B2 (ja) * 2014-04-11 2016-12-21 株式会社デンソー 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4385611A (en) * 1981-04-01 1983-05-31 The Bendix Corporation Fuel injection system with fuel mapping
DE3117790A1 (de) 1981-05-06 1982-11-25 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Verfahren und vorrichtung zur temperaturmessung bei sauerstoffsonden
JPS59163556A (ja) 1983-03-08 1984-09-14 Nippon Denso Co Ltd 酸素濃度検出装置
JPH0424657A (ja) 1990-05-18 1992-01-28 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
US5245979A (en) * 1992-10-28 1993-09-21 Ford Motor Company Oxygen sensor system with a dynamic heater malfunction detector
US5492612A (en) * 1994-02-17 1996-02-20 General Motors Corporation Lean shift correction of potentiometric oxygen sensors
DE4439424C1 (de) * 1994-11-04 1996-01-04 Daimler Benz Ag Tempomat-Fahrgeschwindigkeitsregeleinrichtung, insbesondere für ein Dieselfahrzeug
US5520753A (en) * 1994-12-30 1996-05-28 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration PDTI metal alloy as a hydrogen or hydrocarbon sensitive metal
GB2301901B (en) 1995-06-05 1999-04-07 Nippon Denso Co Apparatus and method for diagnosing degradation or malfunction of oxygen sensor
US5772735A (en) * 1995-11-02 1998-06-30 University Of New Mexico Supported inorganic membranes
EP0822326B1 (en) 1996-07-31 2003-11-05 NGK Spark Plug Co. Ltd. Temperature control for a wide range oxygen sensor
JP3796333B2 (ja) * 1996-12-20 2006-07-12 日本碍子株式会社 ガスセンサ
JP4682465B2 (ja) * 2000-10-31 2011-05-11 株式会社デンソー ガス濃度検出装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000292411A (ja) * 1999-02-03 2000-10-20 Denso Corp ガス濃度検出装置
US7608176B2 (en) 2002-10-10 2009-10-27 Denso Corporation Gas concentration detecting apparatus
JP2006105959A (ja) * 2004-09-07 2006-04-20 Denso Corp ガス濃度検出装置
JP2006343317A (ja) * 2005-05-09 2006-12-21 Ngk Spark Plug Co Ltd 素子インピーダンス検出装置
JP2007247413A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2007247412A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JP2008203190A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ制御装置
JP2012233444A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Toyota Motor Corp 排気ガスセンサの信号処理装置
JP2013210361A (ja) * 2012-02-15 2013-10-10 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ制御装置
US9618472B2 (en) 2012-03-27 2017-04-11 Robert Bosch Gmbh Method and devices for operating a heatable exhaust-gas sensor
JP2014190843A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ制御装置およびガス検知システム
US9541523B2 (en) 2013-03-27 2017-01-10 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Sensor control apparatus and gas detection system
JP2015064208A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサのヒータ制御装置
JP2017003493A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 株式会社デンソー センサの印加電圧制御装置
JP2019219379A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 エー・ウント・エー・エレクトロニック・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 電子装置、そのような電子装置を備えた光ガスセンサー及びそのような電子装置を用いて放射線源の電力を制御する方法
JP2021156847A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 株式会社デンソー 空燃比センサ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6868712B2 (en) 2005-03-22
US20020056310A1 (en) 2002-05-16
US6347544B1 (en) 2002-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH116813A (ja) ガス濃度センサの制御装置
US6635161B2 (en) NOx sensor control circuit unit and NOx sensor system using the same
EP0884587A1 (en) Nox-concentration detecting apparatus
JP3692640B2 (ja) 酸素濃度センサの素子抵抗検出方法
JPH0560052B2 (ja)
JP2000171439A (ja) ガス濃度検出装置
JP2010121951A (ja) ガスセンサシステムと、ガスセンサの制御方法
JP4415771B2 (ja) ガス濃度検出装置
GB2290618A (en) Oxygen concentration detecting apparatus using limiting current oxygen sensor
JPH1137971A (ja) ガス濃度検出装置及びその製造方法
JPH10299561A (ja) 酸素センサのヒータ制御装置
JP4662207B2 (ja) 空燃比検出装置
US5935400A (en) Oxygen concentration detection with sensor current limitation
US7776194B2 (en) Gas concentration measuring apparatus designed to compensate for output error
US20220178869A1 (en) Gas sensor
JP2002257779A (ja) ガス濃度センサのヒータ制御装置
JP2009042242A (ja) ガス濃度センサの制御装置
JP4872198B2 (ja) ガス濃度検出装置
JP3487161B2 (ja) ガス濃度センサ用制御装置
JP5041488B2 (ja) センサ制御装置
JP2000081414A (ja) ガス濃度センサの素子抵抗検出装置
JPH11344466A (ja) ガス濃度センサのヒータ制御装置
JP3695408B2 (ja) ガス濃度センサの制御装置
JP2002048761A (ja) ガス濃度センサのヒータ制御装置
JPH116814A (ja) ガス濃度センサの素子抵抗検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071105

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071112

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080222