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JP3487161B2 - ガス濃度センサ用制御装置 - Google Patents

ガス濃度センサ用制御装置

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Publication number
JP3487161B2
JP3487161B2 JP06657298A JP6657298A JP3487161B2 JP 3487161 B2 JP3487161 B2 JP 3487161B2 JP 06657298 A JP06657298 A JP 06657298A JP 6657298 A JP6657298 A JP 6657298A JP 3487161 B2 JP3487161 B2 JP 3487161B2
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JP
Japan
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voltage
sensor
gas concentration
concentration sensor
control device
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JP06657298A
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友生 川瀬
英一 黒川
敏行 鈴木
哲志 長谷田
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Denso Corp
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Denso Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車載用内
燃機関の排気ガス中のガス濃度を検出するためのガス濃
度センサに対し、ガス濃度に対応する電流範囲を越えた
電流が流れるような過大な電圧が印加されることを抑止
し、ガス濃度センサの劣化を防止できるガス濃度センサ
用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車への応用を始めとして、ガ
ス濃度を検出するガス濃度センサを用いたガス濃度セン
サ用制御装置が提案されている。ガス濃度として例え
ば、酸素濃度を検出する酸素濃度センサに関連する先行
技術文献としては、特開昭53−116896号公報に
て開示されたものが知られている。このものには、電圧
の印加に伴い被検出ガス中の酸素濃度に応じた電流信号
を出力することができる酸素濃度センサ(酸素濃度測定
用の測定センサ)が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、酸素濃度セ
ンサを含むガス濃度センサに印加される電圧はこのガス
濃度センサを流れるセンサ電流に応じて可変制御され
る。このとき、何らかの原因によりガス濃度センサに正
側または負側の過大な電圧が印加されると、そのときの
ガス濃度に対応する電流範囲を越えたセンサ電流が過剰
に流れることでガス濃度センサが劣化するという不具合
があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、ガス濃度センサに対して過大
な電圧が印加されることを抑止し、ガス濃度センサの劣
化を防止できるガス濃度センサ用制御装置の提供を課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のガス濃度セン
サ用制御装置によれば、電圧印加手段にてガス濃度セン
サに対して印加される電圧が、電圧判定手段にて所定の
電圧範囲内にあるかが判定され、電圧判定手段にてガス
濃度センサに対して印加される電圧が所定の電圧範囲を
外れたときには保護手段によりガス濃度センサの両端子
が同電位にされる。これにより、ガス濃度センサに印加
される電圧が常時、適切な電圧範囲内にあるかを知るこ
とができると共に、ガス濃度センサに印加される電圧が
適切な電圧範囲を外れたときにはガス濃度センサの両端
子が同電位にされることで、センサ素子に過電流が流れ
ることがないためガス濃度センサの劣化が防止される。
【0006】請求項2のガス濃度センサ用制御装置で
は、電圧判定手段にてガス濃度センサの印加電圧が所定
の電圧範囲を外れたと判定されたときには、保護手段に
よりガス濃度センサの両端子のうち何れか一方の端子が
他方の端子に接続される。これにより、ガス濃度センサ
に印加される電圧が適切な電圧範囲を外れたときにはガ
ス濃度センサの両端子が同電位にされることで、センサ
素子に過電流が流れることがないためガス濃度センサの
劣化が防止される。
【0007】請求項3のガス濃度センサ用制御装置で
は、電圧判定手段にてガス濃度センサの印加電圧が所定
の電圧範囲を外れたと判定されたときには、保護手段に
よりガス濃度センサの両端子のうち何れか一方の端子が
開放される。これにより、ガス濃度センサに印加される
電圧が適切な電圧範囲を外れたときにはガス濃度センサ
の両端子が同電位にされることで、センサ素子に過電流
が流れることがないためガス濃度センサの劣化が防止さ
れる。
【0008】請求項4のガス濃度センサ用制御装置で
は、演算手段によって所定の周期でメモリ内に格納され
た値が比較値と比較され、所定範囲を外れているときに
は、メモリ内の値が所定値に更新される。これにより、
ガス濃度センサには適切な電圧が印加され、センサ素子
に過電流が流れることがないためガス濃度センサの劣化
が防止される。
【0009】請求項5のガス濃度センサ用制御装置で
は、演算手段によって予め設定された比較値が現在のガ
ス濃度に対応する比較値となるように変更される。即
ち、ガス濃度検出範囲が広いときには比較値がガス濃度
に応じて変更される。これにより、ガス濃度センサには
適切な電圧が印加され、センサ素子に過電流が流れるこ
とがないためガス濃度センサの劣化が防止される。
【0010】請求項6のガス濃度センサ用制御装置によ
れば、演算手段にて算出されたガス濃度センサに対する
印加電圧が、演算手段の出力が確定しない期間または演
算手段で構成部品の断線や短絡が検出されたときには、
保護手段によりガス濃度センサの両端子が同電位にされ
る。このような不定時には、ガス濃度センサの両端子が
同電位にされることで、センサ素子に過電流が流れるこ
とがないためガス濃度センサの劣化が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。なお、以下の実施例ではガス濃
度を検出するガス濃度センサとして具体的な、酸素濃度
を検出する酸素濃度センサを用いた酸素濃度センサ用制
御装置について述べる。
【0012】〈実施例1〉 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にかかる酸素濃
度センサ用制御装置が適用された空燃比検出装置の構成
を示す概略図である。なお、本実施例における空燃比検
出装置は、自動車に搭載される内燃機関(ガソリンエン
ジン)の電子制御燃料噴射システムに採用され、この空
燃比検出装置による検出結果に基づき内燃機関に供給す
る燃料噴射量を増減し所望の空燃比に制御する。以下、
空燃比センサを用いた空燃比(A/F)の検出手順及び
空燃比センサの印加電圧制御手順について詳細に説明す
る。
【0013】図1において、空燃比検出装置は酸素濃度
センサとしての限界電流式空燃比センサ(以下、『A/
Fセンサ』と記す)30を備え、このA/Fセンサ30
は、内燃機関10の下流側に接続された排気通路12に
配設されている。A/Fセンサ30からは、マイクロコ
ンピュータ(以下、『マイコン』と記す)20から指令
される電圧の印加に伴い、排気ガス中の酸素濃度に応じ
たリニアな空燃比検出信号が出力される。マイコン20
は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置として
のCPU、制御プログラムを格納したROM、各種デー
タを格納するRAM、B/U(バックアップ)RAM等
により構成され、所定の制御プログラムに従って後述の
バイアス制御回路40及びヒータ制御回路70が制御さ
れる。
【0014】図2は、A/Fセンサ30の概略構成を示
す断面図である。図2において、A/Fセンサ30は排
気通路12の内部に向けて突設されており、A/Fセン
サ30は主として、カバー33、センサ本体32及びヒ
ータ31から構成されている。カバー33は断面U字状
であって、その周壁にはカバー33の内外を連通する多
数の小孔33aが形成されている。センサ素子部として
のセンサ本体32は、空燃比リーン領域における酸素濃
度、または空燃比リッチ領域における未燃ガスとして一
酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、水素(H2 )等
のガス濃度に対応する限界電流を発生する。
【0015】次に、センサ本体32の構成について詳述
する。センサ本体32において、断面コップ状に形成さ
れた固体電解質層34の外表面には、排気ガス側電極層
36が固着され、内表面には大気側電極層37が固着さ
れている。また、排気ガス側電極層36の外側には、プ
ラズマ溶射法等により拡散抵抗層35が形成されてい
る。固体電解質層34は、ZrO2 、HfO2 、ThO
2 、Bi2 3 等にCaO、MgO、Y23 、Yb2
3 等を安定剤として固溶させた酸素イオン伝導性酸化
物焼結体からなり、拡散抵抗層35はアルミナ、マグネ
シャ、ケイ石質、スピネル、ムライト等の耐熱性無機物
質からなる。排気ガス側電極層36及び大気側電極層3
7は共に、白金等の触媒活性の高い貴金属からなりその
表面には多孔質の化学メッキ等が施されている。なお、
排気ガス側電極層36の面積は10〜100mm2 、厚
さは0.5〜2.0μm程度となっており、一方、大気
側電極層37の面積は10mm2 以上、厚さは0.5〜
2.0μm程度となっている。
【0016】ヒータ31は大気側電極層37内に収容さ
れており、その発熱エネルギによりセンサ本体32(大
気側電極層37、固体電極質層34、排気ガス側電極層
36及び拡散抵抗層35)を加熱する。ヒータ31はセ
ンサ本体32を活性化するに十分な発熱容量を有してい
る。
【0017】上記構成のA/Fセンサ30において、セ
ンサ本体32は理論空燃比点よりリーン領域では酸素濃
度に応じた限界電流を発生する。この場合、酸素濃度に
対応する限界電流は、排気ガス側電極層36の面積、拡
散抵抗層35の厚さ、気孔率及び平均孔径により決定さ
れる。また、センサ本体32は酸素濃度を直線的特性に
て検出し得るものであるが、このセンサ本体32を活性
化するのに約600℃以上の高温が必要とされると共
に、このセンサ本体32の活性温度範囲が狭いため、内
燃機関10の排気ガスのみによる加熱では素子温を活性
領域に制御できない。このため、本実施例では、ヒータ
31への供給電力をデューティ比制御することにより、
センサ本体32を活性温度域にまで加熱するようにして
いる。なお、理論空燃比よりもリッチ側の領域では、未
燃ガスである一酸化炭素(CO)等の濃度が空燃比に対
してほぼリニアに変化し、センサ本体32は一酸化炭素
(CO)等の濃度に応じた限界電流を発生する。
【0018】次に、A/Fセンサ30の電圧−電流特性
(V−I特性)について図3のテーブルを参照して説明
する。
【0019】図3によれば、A/Fセンサ30の検出A
/Fに比例するセンサ本体32の固体電解質層34への
流入電流と印加電圧とがリニアな特性を有することが分
かる。電圧軸Vに平行な直線部分がセンサ本体32の限
界電流を特定する限界電流検出域であって、この限界電
流(センサ電流)の増減はA/Fの増減(即ち、リーン
・リッチ)に対応している。つまり、A/Fがリーン側
になるほど限界電流は増大し、A/Fがリッチ側になる
ほど限界電流は減少する。
【0020】また、図3の電圧−電流特性において、電
圧軸Vに平行な直線部分(限界電流検出域)よりも小さ
い電圧域は抵抗支配域となっており、この抵抗支配域に
おける一次直線部分の傾きは、センサ本体32における
固体電解質層34の内部抵抗である素子抵抗(素子イン
ピーダンス)ZDCにより特定される。この素子抵抗Z
DCは温度変化に伴い変化し、センサ本体32の温度が
低下すると素子抵抗ZDCの増大によりその傾きが小さ
くなる。
【0021】一方、図1において、A/Fセンサ30に
電圧を印加するためのバイアス指令信号(ディジタル信
号)Vrはマイコン20からD/A変換器21に入力さ
れ、このD/A変換器21にてアナログ信号Vbに変換
されバイアス制御回路40に入力される。このバイアス
制御回路40からはA/Fの検出電圧または素子抵抗の
検出電圧の何れかがA/Fセンサ30に印加される。即
ち、バイアス制御回路40からA/Fセンサ30に対し
て、A/F検出時には、図3に示す特性線L1を用いて
このときのA/Fに対応する所定の電圧Vpが印加さ
れ、素子抵抗検出時には所定の周波数信号よりなる単発
的かつ所定の時定数を持つ電圧が印加される。
【0022】また、バイアス制御回路40は、A/Fセ
ンサ30への電圧の印加に伴い流れる電流値を電流検出
回路50にて検出し、この電流検出回路50にて検出さ
れた電流値のアナログ信号はA/D変換器23を介して
マイコン20に入力される。更に、バイアス制御回路4
0は、A/Fセンサ30に印加される電圧異常を過電圧
検出回路60にて検出する。このバイアス制御回路40
の詳細な電気的構成については後述する。A/Fセンサ
30に付設されたヒータ31は、ヒータ制御回路70に
よりその作動が制御される。つまり、ヒータ制御回路7
0にて、A/Fセンサ30の素子温やヒータ温度に応じ
てバッテリ電源(図示略)からヒータ31に供給される
電力がデューティ比制御され、ヒータ31の加熱制御が
実行される。
【0023】次に、バイアス制御回路40の電気的構成
について図4の回路図に基づいて説明する。
【0024】図4において、バイアス制御回路40は大
別して、基準電圧回路44と、第1の電圧供給回路45
と、第2の電圧供給回路47と、電流検出回路50と、
過電圧検出回路60とを有する。基準電圧回路44に
て、定電圧Vccが分圧抵抗44a,44bにより分圧さ
れ一定の基準電圧Vaが生成される。
【0025】第1の電圧供給回路45は電圧フォロア回
路にて構成され、第1の電圧供給回路45から基準電圧
回路44の基準電圧Vaと同じ電圧VaがA/Fセンサ
30の一方の端子42に供給される。より具体的には、
正側入力端子が各分圧抵抗44a,44bの分圧点に接
続されると共に負側入力端子がA/Fセンサ30の一方
の端子42に接続された演算増幅器45aと、この演算
増幅器45aの出力端子に一端が接続された抵抗45b
と、この抵抗45bの他端にそれぞれベースが接続され
たNPNトランジスタ45c及びPNPトランジスタ4
5dとにより構成されている。NPNトランジスタ45
cのコレクタは定電圧Vccに接続され、エミッタは電流
検出回路50を構成する電流検出抵抗50aを介してA
/Fセンサ30の一方の端子42に接続されている。ま
た、PNPトランジスタ45dのエミッタはNPNトラ
ンジスタ45cのエミッタに接続され、コレクタはアー
スされている。
【0026】第2の電圧供給回路47も同様に電圧フォ
ロア回路にて構成され、D/A変換器21の出力電圧V
bと同じ電圧VbがA/Fセンサ30の他方の端子41
に供給される。より具体的には、正側入力端子がD/A
変換器21の出力に後述の切換スイッチSWを介して接
続されると共に負側入力端子がA/Fセンサ30の他方
の端子41に接続された演算増幅器47aと、この演算
増幅器47aの出力端子に一端が接続された抵抗47b
と、この抵抗47bの他端にそれぞれベースが接続され
たNPNトランジスタ47c及びPNPトランジスタ4
7dとにより構成されている。NPNトランジスタ47
cのコレクタは定電圧Vccに接続され、エミッタは抵抗
47eを介してA/Fセンサ30の他方の端子41に接
続されている。また、PNPトランジスタ47dのエミ
ッタはNPNトランジスタ47cのエミッタに接続さ
れ、コレクタはアースされている。
【0027】このような構成により、A/Fセンサ30
の一方の端子42には常時、基準電圧Vaが供給され
る。そして、D/A変換器21を経由してA/Fセンサ
30の他方の端子41に基準電圧Vaよりも低い電圧V
bが印加されると、A/Fセンサ30が正バイアスされ
る。また、D/A変換器21を経由してA/Fセンサ3
0の他方の端子41に基準電圧Vaよりも高い電圧Vb
が印加されると、A/Fセンサ30が負バイアスされ
る。
【0028】そして、電圧の印加に伴って流れるセンサ
電流(限界電流)は、電流検出抵抗50aの両端電位差
として検出され、A/D変換器23を介してマイコン2
0に入力される。また、A/Fセンサ30の一方の端子
42と電流検出回路50との間には、出力バッファ51
が接続されており、この出力バッファ51からA/Fセ
ンサ30で検出されたA/F(空燃比)が電圧信号とし
て直接取出せるようになっている。
【0029】更に、D/A変換器21の出力電圧Vb
は、過電圧検出回路60の比較器61の負側入力端子及
び比較器62の正側入力端子にそれぞれ入力される。一
方、比較器61の正側入力端子には高電圧側の比較電圧
VthHが入力され、比較器62の負側入力端子には低電
圧側の比較電圧VthLが入力されている。そして、比較
器61及び比較器62の両出力はORゲート63の入力
端子にそれぞれ入力される。このORゲート63からの
出力によってD/A変換器21と第2の電圧供給回路4
7の演算増幅器47aの正側入力端子との間に設けられ
た切換スイッチSWが切換えられる。
【0030】次に、上述のように構成された空燃比検出
装置の作用について説明する。
【0031】D/A変換器21の出力電圧Vbが比較電
圧VthHと比較電圧VthLとの間の正常電圧域にあると
きには、切換スイッチSWは図4に示す切換位置にあ
り、D/A変換器21と第2の電圧供給回路47の演算
増幅器47aの正側入力端子との間が接続状態とされ
る。一方、D/A変換器21の出力電圧Vbが比較電圧
VthHと比較電圧VthLとの間を外れ異常電圧域となる
と過電圧検出回路60のORゲート63からの出力によ
り切換スイッチSWが切換えられD/A変換器21と第
2の電圧供給回路47の演算増幅器47aの正側入力端
子との間が開放状態とされると共に、第2の電圧供給回
路47の演算増幅器47aの正側入力端子と第1の電圧
供給回路45の演算増幅器45aの正側入力端子とが接
続状態とされ、A/Fセンサ30の両端子41,42が
同電位とされることで、A/Fセンサ30が保護され
る。
【0032】ところで、上記実施例では、過電圧検出回
路60の比較器61の負側入力端子及び比較器62の正
側入力端子に入力される電圧を、バイアス制御回路40
の切換スイッチSWのD/A変換器21側のA点の入力
電圧Vbとしているが、バイアス制御回路40の第2の
電圧供給回路47の演算増幅器47aの出力端子側のB
点(図4参照)の電圧としてもよく、更に、バイアス制
御回路40のA/Fセンサ30の端子41側のC点(図
4参照)に印加される電圧Vbとしてもよい。
【0033】ここで、図4に示すように、バイアス制御
回路40のA点からの電圧を過電圧検出回路60に入力
した場合には、マイコン20の暴走や初期化処理のとき
の不定によるマイコン20の出力異常やD/A変換器2
1の出力異常からA/Fセンサ30が保護される。ま
た、バイアス制御回路40のB点からの電圧を過電圧検
出回路60に入力した場合には、上述の効果に加えて、
第2の電圧供給回路47の演算増幅器47aの出力異常
からA/Fセンサ30が保護される。更に、バイアス制
御回路40のC点からの電圧を過電圧検出回路60に入
力した場合には、上述の効果に加えて、第2の電圧供給
回路47の演算増幅器47aの出力異常やF/B(フィ
ードバック)制御系の出力異常及びセンサラインに重畳
したノイズ等による過電圧からA/Fセンサ30が保護
される。
【0034】このように、本実施例の酸素濃度センサ用
制御装置は、電圧の印加に伴い排ガス中のA/F(酸素
濃度)に応じた電流信号を出力するA/Fセンサ30に
対して電圧を印加するマイコン(マイクロコンピュー
タ)20、D/A変換器21、バイアス制御回路40に
て構成される電圧印加手段と、前記電圧印加手段にてA
/Fセンサ30に印加される電圧が所定の電圧範囲内に
あるかを判定する過電圧検出回路60にて構成される電
圧判定手段と、過電圧検出回路60にて構成される電圧
判定手段にてA/Fセンサ30に印加される電圧が所定
の電圧範囲を外れたと判定されたときには、A/Fセン
サ30の両端子41,42を同電位にする切換スイッチ
SWにて構成される保護手段とを具備するものである。
つまり、電圧印加手段としてのマイコン20、D/A変
換器21、バイアス制御回路40にてA/Fセンサ30
に対して印加される電圧が、電圧判定手段としての過電
圧検出回路60にて高電圧側の比較電圧VthHと低電圧
側の比較電圧VthLとの間にあるかが判定される。そし
て、電圧判定手段としての過電圧検出回路60にてA/
Fセンサ30に対して印加される電圧が高電圧側の比較
電圧VthHと低電圧側の比較電圧VthLとの間を外れた
ときには保護手段としての切換スイッチSWによりA/
Fセンサ30の両端子41,42が同電位にされる。
のため、A/Fセンサ30に印加される電圧が常時、適
切な電圧範囲内にあるかを知ることができ、A/Fセン
サ30に印加される電圧が適切な電圧範囲を外れたとき
にはA/Fセンサ30の両端子41,42が同電位にさ
れることで、センサ素子に過電流が流れることがないた
めA/Fセンサ30の劣化が防止される。
【0035】そして、本実施例の酸素濃度センサ用制御
装置は、電圧の印加に伴い排ガス中のA/F(酸素濃
度)に応じた電流信号を出力するA/Fセンサ30に対
して印加する電圧を算出するマイコン(マイクロコンピ
ュータ)20にて構成される演算手段と、マイコン20
の出力が確定しない期間またはマイコン20が構成部品
の断線や短絡を検出したときには、A/Fセンサ30の
両端子41,42を同電位にする切換スイッチSWにて
構成される保護手段とを具備するものである。つまり、
演算手段としてのマイコン20にて電圧の印加に伴い排
ガス中のA/F(酸素濃度)に応じた電流信号を出力す
るA/Fセンサ30に対して算出された印加電圧が、マ
イコン20の出力が確定しない期間またはマイコン20
で構成部品の断線または短絡が検出されたときには、保
護手段としての切換スイッチSWによりA/Fセンサ3
0の両端子41,42が同電位にされる。
【0036】このような不定時としては、マイコン20
のリセット解除後でD/A変換器21の出力が確定され
るまでの期間、またはD/A変換器21の出力電圧が異
常であるとき、またはバイアス制御回路40内の配線等
の断線や短絡が検出されたとき等である。このような不
定時には、A/Fセンサ30の両端子41,42が同電
位にされることで、センサ素子に過電流が流れることが
ないためA/Fセンサ30の劣化が防止される。
【0037】更に、本実施例の酸素濃度センサ用制御装
置は、切換スイッチSWにて構成される保護手段が、過
電圧検出回路60にて構成される電圧判定手段にてA/
Fセンサ30に印加される電圧が所定の電圧範囲を外れ
たと判定されたときには、A/Fセンサ30の両端子4
1,42のうち一方の端子41を他方の端子42に接続
するものである。つまり、電圧判定手段としての過電圧
検出回路60にてA/Fセンサ30の印加電圧が高電圧
側の比較電圧VthHと低電圧側の比較電圧VthLとの間
を外れたと判定されたときには、保護手段としての切換
スイッチSWによりA/Fセンサ30の両端子41,4
2のうち一方の端子41が他方の端子42に接続され
る。このため、A/Fセンサ30に印加される電圧が適
切な電圧範囲を外れたときにはA/Fセンサ30の両端
子41,42が同電位にされることで、センサ素子に過
電流が流れることがないためA/Fセンサ30の劣化が
防止される。
【0038】図5は本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる酸素濃度センサ用制御装置が適用された空燃比検
出装置のバイアス制御回路40の変形例における電気的
構成を示す回路図である。なお、上述の実施例と同様の
構成または相当部分からなるものについては同一符号及
び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0039】本実施例のバイアス制御回路40の過電圧
検出回路60′では、比較器61の正側入力端子に入力
される高電圧側の比較電圧VthHを、定電圧Vccが分圧
抵抗R1 ,R2 ,R3 にて分圧された2段階の電圧とし
ている。そして、マイコン20にて切換スイッチSW2
を制御することで比較器61の正側入力端子に2段階の
電圧のうち何れかの比較電圧が入力される。このような
構成とすることで、A/Fに対応した複数の異常電圧に
対処することができ、A/Fセンサ30に印加される電
圧が適切な電圧範囲を外れたときにはA/Fセンサ30
の両端子41,42が同電位にされることで、センサ素
子に過電流が流れることがないためA/Fセンサ30の
劣化が防止される。ここで、分圧抵抗の数及び切換スイ
ッチの端子数を増やすことで、より多段切換も可能であ
り、更に細かい比較電圧の設定が可能となる。また、比
較電圧の複数の設定は比較器62の負側入力端子に設け
てもよい。
【0040】図6は本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる酸素濃度センサ用制御装置が適用された空燃比検
出装置のバイアス制御回路40の他の変形例における電
気的構成を示す回路図である。なお、上述の実施例と同
様の構成または相当部分からなるものについては同一符
号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0041】本実施例のバイアス制御回路40の過電圧
検出回路60″では、比較器61の正側入力端子にD/
A変換器64が接続されており、マイコン20にてD/
A変換器64を介して高電圧側の比較電圧VthHが任意
に設定でき、また、比較器62の負側入力端子にD/A
変換器65が接続されており、マイコン20にてD/A
変換器65を介して低電圧側の比較電圧VthLが任意に
設定できる。このような構成とすることで、A/Fに対
応した複数の異常電圧に対処することができ、A/Fセ
ンサ30に印加される電圧が適切な電圧範囲を外れたと
きにはA/Fセンサ30の両端子41,42が同電位に
されることで、センサ素子に過電流が流れることがない
ためA/Fセンサ30の劣化が防止される。
【0042】〈実施例2〉 図7は本発明の実施の形態の第2実施例にかかるA/F
センサ用制御装置が適用された空燃比検出装置における
バイアス制御回路の電気的構成を示す回路図である。な
お、本実施例のバイアス制御回路40で上述の実施例と
同様の構成または相当部分からなるものについては同一
符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略する。
また、本実施例の空燃比検出装置の概略構成は図1と同
様であり詳細な説明を省略する。
【0043】上述の実施例の図4ではD/A変換器21
と第2の電圧供給回路47の演算増幅器47aの正側入
力端子との間に切換スイッチSWが設けられていたが、
本実施例のバイアス制御回路40では、切換スイッチS
Wを省いてA/Fセンサ30の端子41側にON/OF
FスイッチSW3が設けられ、図4と同様の過電圧検出
回路60のORゲート63からの出力によりON/OF
FスイッチSW3がON(接続)/OFF(開放)され
る。
【0044】本実施例におけるバイアス制御回路40で
は、D/A変換器21からの出力電圧Vbが高電圧側の
比較電圧VthHと低電圧側の比較電圧VthLとの間を外
れて異常となったときには、ON/OFFスイッチSW
3がOFFとされることで、A/Fセンサ30の両端子
41,42が同電位とされる。
【0045】このように、本実施例の酸素濃度センサ用
制御装置は、ON/OFFスイッチSW3にて構成され
る保護手段が、過電圧検出回路60にて構成される電圧
判定手段にてA/Fセンサ30に印加される電圧が所定
の電圧範囲を外れたと判定されたときには、A/Fセン
サ30の両端子41,42のうち端子41を開放するも
のである。つまり、電圧判定手段としての過電圧検出回
路60にてA/Fセンサ30の印加電圧が高電圧側の比
較電圧VthHと低電圧側の比較電圧VthLとの間を外れ
たと判定されたときには、保護手段としてのON/OF
FスイッチSW3によりA/Fセンサ30の両端子4
1,42のうち端子41が開放される。このため、A/
Fセンサ30に印加される電圧が適切な電圧範囲を外れ
たときにはA/Fセンサ30の両端子41,42が同電
位にされることで、センサ素子に過電流が流れることが
ないためA/Fセンサ30の劣化が防止される。
【0046】ところで、上記実施例では、ON/OFF
スイッチSW3をA/Fセンサ30の端子41側に設け
ているが、本発明を実施する場合には、これに限定され
るものではなく、ON/OFFスイッチSW3をA/F
センサ30の端子42側に設け、異常検出時には基準電
圧Va側を開放するようにしてもよい。
【0047】〈実施例3〉 図8は本発明の実施の形態の第3実施例にかかるA/F
センサ用制御装置が適用された空燃比検出装置で使用さ
れているマイコン20によるA/Fセンサ30に対する
印加電圧設定の処理手順を示すフローチャートである。
また、図9は図8を説明するためのA/Fセンサ30の
電圧−電流特性を示すテーブルである。なお、本実施例
の空燃比検出装置の概略構成は図1から過電圧検出回路
60を省いたものと同様であり詳細な説明を省略する。
【0048】図8において、ステップS101で、電圧
の印加に伴ってA/Fセンサ30を流れるセンサ電流I
pが、上述の実施例の図4に示すように、電流検出回路
50の電流検出抵抗50aの両端電位差として検出さ
れ、A/D変換器23を介して読込まれる。次にステッ
プS102に移行して、ステップS101で読込まれた
センサ電流IpからA/Fセンサ30に印加すべき印加
電圧Vpが算出されRAMに格納される。次にステップ
S103に移行して、ステップS102でRAMに格納
された印加電圧Vpが予めROMに格納された例えば、
図9の電圧−電流特性に示すように、A/F=18のセ
ンサ電流に対応する印加電圧範囲よりやや大きく設定さ
れている上限判定電圧VthH未満であるかが判定され
る。ステップS103の判定条件が成立せず、印加電圧
Vpが上限判定電圧VthH以上であるときには、印加電
圧Vpが異常であるとしてステップS104に移行し、
A/Fセンサ30を保護するため予めROMに格納され
た上限の制限電圧V1が印加電圧VpとしてRAMに格
納される。
【0049】一方、ステップS103の判定条件が成立
するときには、ステップS105に移行し、ステップS
102でRAMに格納された印加電圧Vpが予めROM
に格納された例えば、図9の電圧−電流特性に示すよう
に、A/F=12のセンサ電流に対応する印加電圧範囲
よりやや小さく設定されている下限判定電圧VthLより
大きいかが判定される。ステップS105の判定条件が
成立せず、印加電圧Vpが下限判定電圧VthL以下であ
るときには、印加電圧Vpが異常であるとしてステップ
S106に移行し、A/Fセンサ30を保護するため予
めROMに格納された下限の制限電圧V2が印加電圧V
pとしてRAMに格納される。ステップS104または
ステップS106の処理ののち、また、ステップS10
5の判定条件が成立し、元々の印加電圧Vpが正常値で
あるときには、ステップS107に移行し、A/Fセン
サ30のセンサ素子にRAMに格納された電圧Vpが印
加され、本ルーチンを終了する。
【0050】このように、本実施例の酸素濃度センサ用
制御装置は、A/Fセンサ30に印加される電圧を一時
的に格納するRAM(メモリ)を有するマイコン(マイ
クロコンピュータ)20にて構成される演算手段を備
え、演算手段としてのマイコン20が所定の周期で算出
され格納されたRAM内の印加電圧Vpを予め設定され
ROM内に格納された比較値としての上限判定電圧Vth
H、下限判定電圧VthLと比較し、所定範囲を外れてい
るときには、強制的にRAM内の印加電圧Vpを所定値
としての上限の制限電圧V1、下限の制限電圧V2に更
新するものである。即ち、マイコン20によって所定の
周期毎に算出され格納されたRAMの印加電圧Vpが上
限判定電圧VthH、下限判定電圧VthLと比較され、印
加電圧Vpが異常であると判定されると、所定値として
の上限の制限電圧V1、下限の制限電圧V2に更新され
る。このため、A/Fセンサ30には適切な電圧が印加
され、A/Fセンサ30はセンサ素子に過電流が流れな
いため劣化が防止される。
【0051】図10は本発明の実施の形態の第3実施例
にかかるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコン20によるA/Fセン
サ30に対する印加電圧設定の他の処理手順を示すフロ
ーチャートである。また、図11は図10を説明するた
めのA/Fセンサ30の電圧−電流特性を示すテーブル
である。
【0052】図10において、ステップS201で、電
圧の印加に伴ってA/Fセンサ30を流れるセンサ電流
Ipが、上述の実施例の図4に示すように、電流検出回
路50の電流検出抵抗50aの両端電位差として検出さ
れ、A/D変換器23を介して読込まれる。次にステッ
プS202に移行して、ステップS201で読込まれた
センサ電流IpからA/Fセンサ30に対する現在の印
加電圧Vpが算出されRAMに格納される。次にステッ
プS203に移行して、A/Fの検出タイミングで読込
まれたセンサ電流に基づきフューエルカット中であるか
が判定される。ステップS203の判定条件が成立し、
フューエルカット中であるときにはステップS204に
移行し、ステップS202でRAMに格納された印加電
圧Vpが予めROMに格納された例えば、図11の電圧
−電流特性に示すように、大気(フューエルカット中)
のセンサ電流に対応する印加電圧範囲よりやや大きく設
定されている上限判定電圧VthH2未満であるかが判定
される。ステップS204の判定条件が成立せず、印加
電圧Vpが上限判定電圧VthH2以上であるときには、
印加電圧Vpが異常であるとしてステップS205に移
行し、A/Fセンサ30を保護するため予めROMに格
納された上限の制限電圧V3が印加電圧VpとしてRA
Mに格納される。
【0053】一方、ステップS203の判定条件が成立
せず、フューエルカット中でないときにはステップS2
06に移行し、ステップS202でRAMに格納された
印加電圧Vpが予めROMに格納された例えば、図11
の電圧−電流特性に示すように、A/F=18のセンサ
電流に対応する印加電圧範囲よりやや大きく設定されて
いる上限判定電圧VthH1未満であるかが判定される。
ステップS206の判定条件が成立せず、印加電圧Vp
が上限判定電圧VthH1以上であるときには、印加電圧
Vpが異常であるとしてステップS207に移行し、A
/Fセンサ30を保護するため予めROMに格納された
上限の制限電圧V1が印加電圧VpとしてRAMに格納
される。
【0054】一方、ステップS206の判定条件が成立
し、印加電圧Vpが上限判定電圧VthH1未満であると
きにはステップS208に移行し、ステップS202で
RAMに格納された印加電圧Vpが予めROMに格納さ
れた例えば、図11の電圧−電流特性に示すように、A
/F=12のセンサ電流に対応する印加電圧範囲よりや
や小さく設定されている下限判定電圧VthLより大きい
かが判定される。ステップS208の判定条件が成立せ
ず、印加電圧Vpが下限判定電圧VthL以下であるとき
には、印加電圧Vpが異常であるとしてステップS20
9に移行し、A/Fセンサ30を保護するため予めRO
Mに格納された下限の制限電圧V2が印加電圧Vpとし
てRAMに格納される。ステップS205またはステッ
プS207またはステップS209の処理ののち、ま
た、ステップS204またはステップS208の判定条
件が成立し、元々の印加電圧Vpが正常値であるときに
は、ステップS210に移行し、A/Fセンサ30のセ
ンサ素子にRAMに格納された電圧Vpが印加され、本
ルーチンを終了する。
【0055】このように、本実施例の酸素濃度センサ用
制御装置は、マイコン(マイクロコンピュータ)20に
て構成される演算手段が、予め設定された比較値をA/
F(空燃比)に応じて変更するものである。即ち、マイ
コン20によって予め設定された比較値が現在のA/F
に対応する比較値となるように変更される。このため、
A/F検出範囲が広いような、例えば、フューエルカッ
ト中の大気雰囲気のときにはセンサ素子の印加電圧範囲
も広いため比較値も広げる必要があるが、比較値が予め
複数設定されA/Fに応じて変更され判定されること
で、A/Fセンサ30には適切な電圧が印加され、A/
Fセンサ30はセンサ素子に過電流が流れないため劣化
が防止される。また、A/F検出範囲が広いシステムで
あっても的確に対応することができる。
【0056】ところで、上記実施例では、A/F(空燃
比)を酸素濃度に応じた電流信号として検出するA/F
センサ30用制御装置について述べたが、このA/Fセ
ンサ30としては1セル式の限界電流式酸素濃度センサ
に限らず2セル式の酸素濃度センサでもよい。また、コ
ップ型の酸素濃度センサに限らず積層型の酸素濃度セン
サでもよい
【0057】また、上記実施例では、ガス濃度センサ用
制御装置に用いるガス濃度センサとして、酸素濃度を検
出するA/Fセンサ30について述べたが、その他のガ
ス濃度センサとして、排気ガス中の窒素酸化物(NOx
)濃度を検出するNOx 濃度センサ100について、
図12を参照して説明する。なお、図12は、NOx 濃
度センサ100の先端部の要部構成を示す断面模式図で
あり、このNOx 濃度センサ100は所定の筒状ハウジ
ング内に収容され、図1に示すA/Fセンサ30と同
様、内燃機関10の下流側に接続された排気通路12に
配設される。
【0058】図12において、NOx 濃度センサ100
は、主として、固体電解質SEA と一対の電極121,
122からなる酸素ポンプセル120、固体電解質SE
B と一対の電極151,152からなる酸素検知セル1
50及び固体電解質SEB と一対の電極161,162
からなるNOx 検知セル160にて構成されている。そ
して、固体電解質SEA と固体電解質SEB との間に
は、アルミナ(酸化アルミニウム)等からなるスペーサ
130が介設され、このスペーサ130に設けられた抜
穴により第一の内部空間131、第二の内部空間132
が形成されている。また、固体電解質SEB の裏面側に
はアルミナ等からなるスペーサ140が介設され、この
スペーサ140には長手方向の端縁まで延設された抜穴
により基準酸素濃度ガスである大気が導入される大気通
路141が形成され、更に、各セルを加熱するためのヒ
ータ170が積層されている。
【0059】酸素ポンプセル120は、第一の内部空間
131内の酸素濃度を所定濃度に保持するためのもの
で、シート状に形成された酸素イオン導電性の固体電解
質SEA と、その両面の対向位置にスクリーン印刷等に
より形成された一対の電極121,122からなる。酸
素イオン導電性の固体電解質SEA としては例えば、イ
ットリア添加ジルコニア等が用いられる。
【0060】固体電解質SEA 及び一対の電極121,
122を貫通して、所定の径寸法のピンホール111が
形成されている。このピンホール111の径寸法は、こ
れを通過して第一の内部空間131に導入される排気ガ
スの拡散速度が所定の速度となるように適宜設定され
る。また、排気ガス側の電極121及びピンホール11
1を被覆して、多孔質アルミナ等からなる多孔質保護層
113が形成されており、電極121の被毒やピンホー
ル111が排気ガスに含まれる煤等で目詰まりするのが
防止される。
【0061】酸素検知セル150は第一の内部空間13
1内の酸素濃度を検出するもので、ジルコニア等からな
るシート状の固体電解質SEB と、その両面の対向位置
にスクリーン印刷等により形成された一対の電極15
1,152からなる。一対の電極151,152のう
ち、電極151は例えば、多孔質Pt(白金)電極から
なり大気通路141に露出して形成され、この電極15
1と固体電解質SEB を挟んで対向する電極152は第
一の内部空間131に露出して形成されている。この電
極152は酸素ポンプセル120の電極122と同様、
NOx の還元に対して不活性であり、酸素の還元に対し
て活性であるように電極活性が調整されている。
【0062】NOx 検知セル160はNOx の還元分解
により生じる酸素量からNOx 濃度を検出するもので、
酸素検知セル150と共通の固体電解質SEB と、その
両面の対向位置にスクリーン印刷等により形成された一
対の電極161,162からなる。固体電解質SEB に
隣接するスペーサ130の抜穴にて設けられた第一の内
部空間131と第二の内部空間132との間には絞りと
しての連通孔112が形成されており、第一の内部空間
131内の被測定ガスが所定の拡散速度で第二の内部空
間132内に導入される。
【0063】一対の電極161,162のうち、電極1
61は例えば、多孔質Pt電極からなり大気通路141
に露出して形成され、この電極161と固体電解質SE
B を挟んで対向する電極162は第二の内部空間132
に露出して形成されている。この電極162はNOx の
還元に対して活性である例えば、多孔質Pt電極からな
る。このため、第二の内部空間132に導入される被測
定ガス中のNOx は、電極162にて還元分解され酸素
と窒素とが生成される。
【0064】更に、ヒータ170はアルミナ等からなる
ヒータシート173面にヒータ電極171が形成されて
いる。ヒータ電極171としては、通常、Pt電極が用
いられ、その上面にはアルミナ等からなる絶縁層172
が形成されている。ヒータ電極171や各電極のリード
部には図示しないリードが接続されセンサ基部の端子に
接続されている。
【0065】上述のように構成されたNOx 濃度センサ
100の作動について以下に説明する。被測定ガスであ
る排気ガスは、ピンホール111を通って第一の内部空
間131に導入される。酸素検知セル150では、第一
の内部空間131に面する電極152と大気が導入され
る大気通路141に面する電極151との酸素濃度差に
基づき、ネルンストの式で表される起電力が発生され
る。この起電力の大きさを測定することで、第一の内部
空間131内の酸素濃度を知ることができる。
【0066】酸素ポンプセル120では、一対の電極1
21,122間に電圧が印加され第一の内部空間131
内の酸素が出し入れされることにより、第一の内部空間
131内の酸素濃度が所定の低濃度に制御される。例え
ば、排気ガス側の電極121が(+)極となるように所
定の電圧が印加されると、第一の内部空間131側の電
極122上で酸素が還元され酸素イオンとなり、ポンピ
ング作用により電極121側に排出される。一対の電極
121,122間への通電量は、酸素検知セル150の
一対の電極151,152間に発生する起電力が所定の
一定値となるようにフィードバック制御され、第一の内
部空間131内の酸素濃度が一定とされる。ここで、第
一の内部空間131に面する電極122,152は酸素
の還元に対しては活性であるが、NOx の還元に対して
は不活性であるので、第一の内部空間131内では、N
Ox の分解は起こらず、従って、酸素ポンプセル120
の作動により第一の内部空間131内のNOx 量が変化
することはない。
【0067】酸素ポンプセル120及び酸素検知セル1
50により一定の低酸素濃度となった排気ガスは、連通
孔112を通って第二の内部空間132内に導入され
る。第二の内部空間132に面するNOx 検知セル16
0は、NOx に対して活性であるので、電極161が
(+)極となるように一対の電極161,162間に所
定の電圧が印加されると、電極162上でNOx が還元
分解され、NOx 分子内の酸素原子による酸素イオン電
流が流れる。この電流値が測定されることで排気ガス中
に含まれるNOx 濃度を検出することができる。
【0068】上述の構成からなるNOx 濃度センサ10
0における酸素ポンプセル120の一対の電極121,
122間、酸素検知セル150の一対の電極151,1
52間、NOx 検知セル160の電極161,162間
の各電圧にはそれぞれ適切な設定電圧が存在し、その電
圧を越えて過大な電圧が印加されると各セルの劣化を招
き、結果的として、NOx 濃度センサ100が不良にな
ってしまう。つまり、A/Fセンサ30と同様、NOx
濃度センサ100においても電圧の印加に伴って流れる
センサ電流(限界電流)からNOx 濃度を検出するので
あるが、NOx濃度センサ100に過電流が流れること
のないよう適切な所定範囲の電圧を印加することが必要
条件となる。そして、NOx 濃度センサ100に印加さ
れる電圧が適切な電圧範囲を外れたときには、例えば、
NOx 濃度センサ100の両端子が同電位にされること
で、センサ素子に過電流が流れることがないためNOx
濃度センサ100の劣化が防止される。
【0069】このように、ガス濃度センサ用制御装置に
用いるガス濃度センサとして、酸素濃度を検出するA/
Fセンサ30、窒素酸化物(NOx )濃度を検出するN
Ox濃度センサ100について述べたが、本発明を実施
する場合には、これらに限定されるものではなく、その
他、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)等のガス濃
度を検出するガス濃度センサを用いたガス濃度センサ用
制御装置にも同様に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第3実施例にかかるA/Fセンサ用制御装置が適用され
た空燃比検出装置の構成を示す概略図である。
【図2】 図2は図1におけるA/Fセンサの概略構成
を示す断面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第3実施例にかかるA/Fセンサ用制御装置が適用され
た空燃比検出装置で使用されているA/Fセンサの電圧
−電流特性を示すテーブルである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検出装
置におけるバイアス制御回路の電気的構成を示す回路図
である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検出装
置におけるバイアス制御回路の変形例における電気的構
成を示す回路図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検出装
置におけるバイアス制御回路の他の変形例における電気
的構成を示す回路図である。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検出装
置におけるバイアス制御回路の電気的構成を示す回路図
である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の第3実施例にか
かるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検出装
置で使用されているマイコンによるA/Fセンサの印加
電圧設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図9は図8を説明するためのA/Fセンサの
電圧−電流特性を示すテーブルである。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の第3実施例
にかかるA/Fセンサ用制御装置が適用された空燃比検
出装置で使用されているマイコンによるA/Fセンサの
印加電圧設定の他の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】 図11は図10を説明するためのA/Fセ
ンサの電圧−電流特性を示すテーブルである。
【図12】 図12はNOx 濃度センサの要部構成を示
す断面模式図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 20 マイクロコンピュータ(マイコン) 30 A/Fセンサ(酸素濃度センサ) 31 ヒータ 40 バイアス制御回路 50 電流検出回路 60 過電圧検出回路 70 ヒータ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷田 哲志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 昭63−279160(JP,A) 実開 平2−95855(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/41 G01N 27/416 G01N 27/419

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサに対して
    電圧を印加する電圧印加手段と、 前記電圧印加手段にて前記ガス濃度センサに印加される
    電圧が所定の電圧範囲内にあるかを判定する電圧判定手
    段と 前記電圧判定手段にて前記ガス濃度センサに印加される
    電圧が所定の電圧範囲を外れたと判定されたときには、
    前記ガス濃度センサの両端子を同電位にする保護手段と
    を具備することを特徴とするガス濃度センサ用制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記保護手段は、前記電圧判定手段にて
    前記ガス濃度センサに印加される電圧が所定の電圧範囲
    を外れたと判定されたときには、前記ガス濃度センサの
    両端子のうち何れか一方の端子を他方の端子に接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス濃度センサ用制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記保護手段は、前記電圧判定手段にて
    前記ガス濃度センサに印加される電圧が所定の電圧範囲
    を外れたと判定されたときには、前記ガス濃度センサの
    両端子のうち何れか一方の端子を開放することを特徴と
    する請求項1に記載のガス濃度センサ用制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス濃度センサに印加される電圧を
    一時的に格納するメモリを有する演算手段を備え、 前記演算手段は、所定の周期で前記メモリ内の値を予め
    設定された比較値と比較し、所定範囲を外れているとき
    には、強制的に前記メモリ内の値を所定値に更新するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のガス濃度センサ用制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記予め設定された比
    較値をガス濃度に応じて変更することを特徴とする請求
    項4に記載のガス濃度センサ用制御装置。
  6. 【請求項6】 電圧の印加に伴い被検出ガス中のガス濃
    度に応じた電流信号を出力するガス濃度センサに対して
    印加する電圧を算出する演算手段と、 前記演算手段の出力が確定しない期間または前記演算手
    段が構成部品の断線や短絡を検出したときには、前記ガ
    ス濃度センサの両端子を同電位にする保護手段とを具備
    することを特徴とするガス濃度センサ用制御装置。
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