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JP2010515687A - キネシンスピンドルタンパク質阻害剤(eg−5)としてのイミダゾール誘導体 - Google Patents

キネシンスピンドルタンパク質阻害剤(eg−5)としてのイミダゾール誘導体 Download PDF

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JP2010515687A
JP2010515687A JP2009544977A JP2009544977A JP2010515687A JP 2010515687 A JP2010515687 A JP 2010515687A JP 2009544977 A JP2009544977 A JP 2009544977A JP 2009544977 A JP2009544977 A JP 2009544977A JP 2010515687 A JP2010515687 A JP 2010515687A
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benzyl
dimethylpropyl
aminomethyl
phenyl
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JP2009544977A
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ラスタム・ボイス
エリック・マーティン
ウェイボ・ワン
ヤン・ホン
ポール・エイ・バーサンティ
Original Assignee
ノバルティス アーゲー
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Abstract

本発明は下記式(I)
Figure 2010515687

を有する新規な置換イミダゾール化合物およびその薬学的に許容される塩、エステルまたはプロドラッグ、当該化合物と薬学的に許容される担体との組成物、および化合物(I)の使用に関する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、米国仮出願第60/883,740号(2007年1月5日出願)について35 U.S.C. §119(e)の利益を主張する。その全体において出典明示により本明細書の一部とする。
発明の背景
発明の分野
本発明は、置換イミダゾール化合物およびその薬学的に許容される塩、エステルまたはプロドラッグに関する。本発明はさらに、かかる化合物と薬学的に許容される担体との組成物、およびかかる化合物の使用に関する。
技術水準
キネシンはアデノシン三リン酸を使用して微小管と結合して、機械力を生み出すモータータンパク質である。キネシンは約350アミノ酸残基を有するモータードメインによって特徴付けられる。多様なキネシンモータードメインの結晶構造が解明されている。
現在、約100個のキネシン関連タンパク質(KRP)が同定されている。キネシンは多様な細胞生物学的プロセス、例えば細胞小器官および小胞の輸送ならびに小胞体の維持に関与している。多様なKRPが有糸分裂紡錘体の微小管と、または染色体と直接相互作用して、細胞サイクルの有糸分裂段階において極めて重要な役割を果たすと考えられている。これらの分裂KRPは、がん治療の開発のために特に関心がある。
キネシンスピンドルタンパク質(KSP)(Eg5、HsEg5、KNSL1またはKIF11とも知られている)は、有糸分裂紡錘体に局在し、双極有糸分裂紡錘体の形成および/または機能に必要であると知られている多様なキネシン様モータータンパク質の1つである。
1995年、KSPのC末端に対する抗体を用いるKSP枯渇が、単星微小管アレーで有糸分裂中のHeLa細胞を停止させることが示された(Blangy et al., Cell 83:1159 1169, 1995)。KSPのホモログであると考えられているbimCおよびcut7遺伝子における変異は、Aspergillus nidulansにおいて(Enos, A.P., and N.R. Morris, Cell 60:1019 1027, 1990)そしてSchizosaccharomyces pombeにおいて(Hagan, I., and M. Yanagida, Nature 347:563 566, 1990)、中心体(centrosome)の分離を妨げる。タンパク質レベルでKSP発現を低下させるATRA(全トランス−レチノイン酸)またはアンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたKSP枯渇による細胞処理によってDAN−G膵臓がん細胞における顕著な増殖阻害が示され、このことはKSPが全トランス−レチノイン酸の抗増殖活性に関与し得ることを示唆している(Kaiser, A., et al., J. Biol. Chem. 274, 18925 18931, 1999)。興味深いことに、アフリカツメガエルAurora関連プロテインキナーゼpEg2がXlEg5に関連し、これをリン酸化することが示された(Giet, R., et al., J. Biol. Chem. 274:15005 15013, 1999)。Aurora関連キナーゼの潜在的な基質は、がん薬剤開発に特に関心がある。例えば、結腸がん患者においてAurora1および2キナーゼがタンパク質およびRNAレベルで過剰発現され、遺伝子が増幅される。
KSPの最初の細胞透過性小分子阻害剤である「モナストロール」は、タキサン類およびビンカアルカロイド類などの常套の化学療法剤のように微小管重合に影響することなく、単極性紡錘体によって細胞を停止させることが示された(Mayer, T.U., et al., Science 286:971 974, 1999)。モナストロールは表現型ベースのスクリーンにおける阻害剤として同定され、そしてこの化合物が抗がん剤の開発の先導体として使用することができることが示唆された。当該阻害はアデノシン三リン酸と競合的ではなく、そして速やかに逆転可能であることが示された(DeBonis, S., et al., Biochemistry, 42:338 349, 2003; Kapoor, T.M., et al., J. Cell Biol., 150:975 988, 2000)。
化学療法剤の改善の重要性から、KSPおよびKSP関連タンパク質のインビボ阻害剤として有効なKSP阻害剤が必要とされている。
発明の要約
本発明は、式(I)
Figure 2010515687
〔Rはアルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
は水素、アルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
Lは
a)−O−;
b)−OCH−、−CHO−、−C(O)NR−;
c)−CHOCH−、−CHNRCH−、−CHCHO−、−C(O)NRCH−および−CHCHNR−;
から成る群から選択され;
およびRは独立してハロ、アルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
およびRは独立してシアノ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、ハロおよびヒドロキシから成る群から選択され;
は水素、アルキルおよび−SOアルキルから成る群から選択され;
mは0、1、2または3であり;
nは0、1、2または3であり;そして
pは0または1である〕
の置換イミダゾール化合物、その薬学的に許容される塩、エステルまたはプロドラッグ、その製造法、当該化合物を含む医薬組成物、およびKSP介在性疾患を処置するためのその使用に関する。
発明の詳細な説明
A. 本発明の化合物
本発明の化合物は、式(I)
Figure 2010515687
〔Rはアルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
は水素、アルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
Lは
a)−O−;
b)−OCH−、−CHO−、−C(O)NR−;
c)−CHOCH−、−CHNRCH−、−CHCHO−、−C(O)NRCH−および−CHCHNR−;
から成る群から選択され;
およびRは独立してハロ、アルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
およびRは独立してシアノ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、ハロおよびヒドロキシから成る群から選択され;
は水素、アルキルおよび−SOアルキルから成る群から選択され;
mは0、1、2または3であり;
nは0、1、2または3であり;そして
pは0または1である〕
の化合物、またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグを含む。
1つの態様において、RおよびRはアルキルである。1つの局面において、RおよびRはメチルである。
1つの態様において、Rはアルキルであり、そしてRは水素である。いくつかの局面において、Rはイソプロピル、t−ブチルおよびプロピルから成る群から選択される。
1つの態様において、pは0である。
他の態様において、pは1である。いくつかの局面において、Rはメチルのようなアルキルである。他の局面において、Rはハロである。
pが1であるとき、Rは、Lの置換可能な炭素原子を含む置換に好適な環のいずれかの炭素原子に結合することができる。1つの態様において、Rは、Rが結合している炭素原子上に存在してよく、例えば下記式:
Figure 2010515687
〔式中、R、R、R、R、R、nおよびmは式(I)で定義のとおりである〕
のとおりである。
置換基RおよびRは環化してスピロ環を形成する基を含まない。かかる環は、アルキルおよび置換アルキルの定義には含まれない。
1つの態様において、Rは置換アルキルである。いくつかの局面において、Rは、アミノ、置換アミノ、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシおよびヒドロキシから成る群から選択される1〜5個の置換基で置換されたアルキルである。
1つの態様において、Rはハロ、−CHNH、−(CHNH、−(CHNHおよび−CHOHから成る群から選択される。
1つの態様において、Rとは独立して、Rはハロ、−CHNH、−(CHNH、−(CHNHおよび−CHOHから成る群から選択される。
1つの態様において、mは0である。
1つの態様において、Rはハロである。
1つの態様において、Rとそれが結合しているフェニル環は、フェニル、3−ブロモフェニル、3−クロロフェニル、4−シアノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニルおよび3−トリフルオロメチルフェニルから成る群から選択される。
リンカーLは2価のリンカーであり、本明細書において−C(O)−L−CHR−の方向で記載される。
1つの態様において、Lとそれが結合している原子は(RおよびRと共に一体となって、次に掲げる群から選ばれる環を形成する:
Figure 2010515687
1つの態様において、式(Ia)
Figure 2010515687
〔式中、R、R、R、R、R、n、mおよびpは式(I)で定義のとおりである〕
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグが提供される。
1つの態様において、式(Ib)−(Id)
Figure 2010515687
〔式中、R、R、R、R、R、n、mおよびpは式(I)で定義のとおりである〕
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグが提供される。
1つの態様において、式(Ie)−(Ii)
Figure 2010515687
Figure 2010515687
〔式中、R、R、R、R、R、n、mおよびpは式(I)で定義のとおりである〕
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグが提供される。
式(Ia)−(Ii)の化合物の1つの態様において、Rはアルキルである。他の態様においてRはイソプロピル、t−ブチルおよびプロピルから成る群から選択される。
1つの態様において、Rは置換アルキルである。いくつかの局面において、Rは、アミノ、置換アミノ、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシおよびヒドロキシから成る群から選択される1〜5個の置換基で置換されたアルキルである。
1つの態様において、Rはハロ、−CHNH、−(CHNH2、−(CHNHおよび−CHOHから成る群から選択される。
1つの態様において、Rとは独立して、Rはハロ、−CHNH、−(CHNH2、−(CHNHおよび−CHOHから成る群から選択される。
いくつかの局面において、mは1である。1つの態様において、Rはハロである。
1つの態様において、mは0である。
いくつかの局面において、nは1または2である。1つの態様において、Rはハロである。
1つの態様において、Rとそれが結合しているフェニル環は、フェニル、3−ブロモフェニル、3−クロロフェニル、4−シアノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニルおよび3−トリフルオロメチルフェニルから成る群から選択される。
1つの態様において、表1の化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグを提供する。1つの態様において、表1の化合物のいずれかの立体異性体が提供される。1つの局面において、立体異性体はエナンチオマーである。他の局面において、立体異性体はジアステレオマーである。
表1
Figure 2010515687
Figure 2010515687
Figure 2010515687
Figure 2010515687
Figure 2010515687
Figure 2010515687
Figure 2010515687
本発明の方法および組成物
式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物(その混合物および/または塩を含む)と薬学的に許容される賦形剤または担体を含む組成物が提供される。
他の局面において、本発明は少なくとも部分的にKSPが介在する障害を有する哺乳類対象を処置する方法を提供する。したがって、本発明は、かかる処置を必要とする哺乳類対象を処置する方法であって、当該対象に治療上有効量の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物(その混合物および/または塩を含む)を単独で、または他の抗がん剤との組合せで投与することを含む方法を提供する。
B. 定義および概略
上記のように、本発明は一部において、新規な置換ピラゾールおよびトリアゾール化合物に関する。
本明細書において使用される用語は特定の態様を説明するだけの目的で使用されており、本発明の範囲を限定することは意図されていないことが理解されるべきである。本明細書および特許請求の範囲において使用するとき、単数表現である“a”および“the”は、文脈が明確にそうでないことを示していない限り、複数についての言及を含むことに注意すべきである。本明細書および添付の特許請求の範囲において、多数の用語が記載されるが、それらは下記の意義を有すると定義される:
本明細書において使用するとき、「アルキル」は1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する1価飽和脂肪族ヒドロカルビル基を意味する。当該用語はメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル等のような基によって例示される。
「置換アルキル」は、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロシクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式、置換ヘテロ環式、−SO−アルキルおよび−SO−置換アルキルから成る群から選択される1〜3個、好ましくは1〜2個の置換基を有するアルキル基を意味する。
「アルキレン」は直鎖または分枝鎖であり、好ましくは1〜5個、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する2価飽和脂肪族ヒドロカルビル基を意味する。当該用語は、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、n−プロピレン(−CHCHCH−)、イソ−プロピレン(−CHCH(CH)−)または(−CH(CH)CH−)等のような基によって例示される。
「アルコキシ」は基「アルキル−O−」を意味し、これは例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペントキシ等を含む。
「置換アルコキシ」は、基「置換アルキル−O−」を意味する。
「アシル」は、基H−C(O)−、アルキル−C(O)−、置換アルキル−C(O)−、アルケニル−C(O)−、置換アルケニル−C(O)−、アルキニル−C(O)−、置換アルキニル−C(O)−−シクロアルキル−C(O)−、置換シクロアルキル−C(O)−、アリール−C(O)−、置換アリール−C(O)−、ヘテロアリール−C(O)−、置換ヘテロアリール−C(O)−、ヘテロ環式−C(O)−および置換ヘテロ環式−C(O)−を意味し、ここでアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式は本明細書に定義のとおりである。
「アミノアシル」は基−C(O)NRRを意味し、ここで各Rは独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式、置換ヘテロ環式から成る群から選択されるか、または各Rが窒素原子と一体となってヘテロ環式または置換ヘテロ環式環を形成し、ここでアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式は本明細書に定義のとおりである。
「アシルオキシ」は基アルキル−C(O)O−、置換アルキル−C(O)O−、アルケニル−C(O)O−、置換アルケニル−C(O)O−、アルキニル−C(O)O−、置換アルキニル−C(O)O−、アリール−C(O)O−、置換アリール−C(O)O−、シクロアルキル−C(O)O−、置換シクロアルキル−C(O)O−、ヘテロアリール−C(O)O−、置換ヘテロアリール−C(O)O−、ヘテロ環式−C(O)O−および置換ヘテロ環式−C(O)O−を意味し、ここでアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式は本明細書に定義のとおりである。
「オキシアシル」または「カルボキシルエステル」は基−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アルケニル、−C(O)O−置換アルケニル、−C(O)O−アルキニル、−C(O)O−置換アルキニル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−シクロアルキル、−C(O)O−置換シクロアルキル、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−C(O)O−ヘテロ環式および−C(O)O−置換ヘテロ環式を意味し、ここでアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式は本明細書に定義のとおりである。
「アルケニル」は、2〜6個の炭素原子、好ましくは2〜4個の炭素原子を有し、そして少なくとも1箇所、好ましくは1〜2箇所のアルケニル不飽和を有するアルケニル基を意味する。かかる基は、ビニル、アリル、ブタ−3−エン−1−イル等によって例示される。
「置換アルケニル」は、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式から成る群から選択される1〜3個の置換基、好ましくは1〜2個の置換基を有するアルケニル基を意味する。ただし、いずれのヒドロキシ置換もビニル(不飽和)炭素原子と結合しない。
「アルキニル」は2〜6個の炭素原子、好ましくは2〜3個の炭素原子を有し、そして少なくとも1箇所、好ましくは1〜2箇所のアルキニル不飽和を有するアルキニル基を意味する。
「置換アルキニル」は、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式から成る群から選択される1〜3個の置換基、好ましくは1〜2個の置換基を有するアルキニル基を意味する。ただし、いずれのヒドロキシ置換基もアセチレン炭素原子と結合しない。
「アミノ」は基−NHを意味する。
「シアノ」は基−CNを意味する。
「置換アミノ」は基−NR’R”を意味し、ここでR’およびR”は独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式、置換ヘテロ環式、−SO−アルキル、−SO−置換アルキルから成る群から選択されるか、またはR’とR”はそれらが結合している窒素と一体となってヘテロ環式または置換ヘテロ環式基を形成する。ただし、R’とR”の両方が水素ではない。R’が水素であり、R”がアルキルであるとき、本明細書において、置換アミノ基をアルキルアミノと称することもある。R’およびR”がアルキルであるとき、置換アミノ基をジアルキルアミノと称することもある。モノ置換アミノと記載するとき、これはR’またはR”のいずれかが水素であるが両方が水素ではないことを意味する。ジ置換アミノと記載するとき、R’とR”のいずれもが水素ではないことを意味する。
「アシルアミノ」は基−NRC(O)アルキル、−NRC(O)置換アルキル、−NRC(O)シクロアルキル、−NRC(O)置換シクロアルキル、−NRC(O)アルケニル、−NRC(O)置換アルケニル、−NRC(O)アルキニル、−NRC(O)置換アルキニル、−NRC(O)アリール、−NRC(O)置換アリール、−NRC(O)ヘテロアリール、−NRC(O)置換ヘテロアリール、−NRC(O)ヘテロ環式および−NRC(O)置換ヘテロ環式を意味し、ここでRは水素またはアルキルであり、ここでアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式および置換ヘテロ環式は本明細書に定義のとおりである。
「ニトロ」は基−NOを意味する。
「アリール」または「Ar」は、1個の環(例えばフェニル)または複数の縮合環(例えばナフチルまたはアントリル)を有する6〜14個の炭素原子の1価芳香族性炭素環式基を意味し、ここで前記縮合環は芳香族性(例えば、2−ベンズオキサゾリノン、2H−1,4−ベンゾキサジン−3(4H)−オン−7−イル等)であってもなくてもよい。ただし、結合点は芳香族性炭素原子である。好ましいアリールはフェニルおよびナフチルを含む。
「置換アリール」は、ヒドロキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シアノ、チオール、アルキルチオ、置換アルキルチオ、アリールチオ、置換アリールチオ、ヘテロアリールチオ、置換ヘテロアリールチオ、シクロアルキルチオ、置換シクロアルキルチオ、ヘテロ環式チオ、置換ヘテロ環式チオ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロ、ニトロ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式、置換ヘテロ環式、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、アミノスルホニル(NH−SO−)および置換アミノスルホニルから成る群から選択される1〜3個の置換基、好ましくは1〜2個の置換基で置換されたアリール基を意味する。
「アリールオキシ」は基アリール−O−を意味し、例えばフェノキシ、ナフトキシ等を含む。
「置換アリールオキシ」は置換アリール−O−基を意味する。
「カルボキシル」は−COOHまたはその塩を意味する。
「シクロアルキル」は1個または複数の環式環を有する3〜10個の炭素原子の環式アルキル基を意味し、例えばアダマンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロオクチル等を含む。
「スピロシクロアルキル」は、下記構造:
Figure 2010515687
によって例示されるように、スピロ結合(二環で唯一の共通のメンバーである1個の原子によって形成される)を有するシクロアルキル環を有する3〜10個の炭素原子の環式基を意味する。
「置換シクロアルキル」は、アルキル、置換アルキル、オキソ(=O)、チオキソ(=S)、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノアシル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシル、カルボキシルエステル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロ環式、置換ヘテロ環式、−SO−アルキルおよび−SO−シクロアルキルから成る群から選択される1〜5個の置換基を有するシクロアルキル基を意味する。
「ハロ」または「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを意味し、好ましくはフルオロまたはクロロである。
「ヒドロキシ」は基−OHを意味する。
「ヘテロアリール」は、環内に1〜10個の炭素原子と酸素、窒素および硫黄から成る群から選択される1〜4個のヘテロ原子の芳香族性基を意味する。かかるヘテロアリール基は1個の環(例えばピリジニルまたはフリル)または複数の縮合環(例えばインドリジニルまたはベンゾチエニル)を有していてもよく、ここで前記縮合環は芳香族性であってもなくてもよく、そして/またはヘテロ原子を含んでいてもいなくてもよい。ただし、結合点は芳香族性ヘテロアリール基の原子を介する。1つの態様において、ヘテロアリール基の窒素および/または硫黄環原子(複数でもよい)は所望により酸化されて、N−オキシド(N→O)、スルフィニルまたはスルホニル基を提供する。好ましいヘテロアリールは、ピリジニル、ピロリル、インドリル、チオフェニルおよびフラニルを含む。
「置換ヘテロアリール」は置換アリールについて定義の置換基と同じ群から選択される1〜3個の置換基で置換されているヘテロアリール基を意味する。
「窒素含有ヘテロアリール」および「窒素含有置換ヘテロアリール」は、少なくとも1個の窒素環原子を含み、所望により他の非窒素ヘテロ環原子、例えば硫黄、酸素等を含んでいてもよいヘテロアリール基および置換ヘテロアリール基を意味する。
「ヘテロアリールオキシ」は基−O−ヘテロアリールを意味し、そして「置換ヘテロアリールオキシ」は基−O−置換ヘテロアリールを意味し、ここでヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールは本明細書に定義のとおりである。
「ヘテロ環」または「ヘテロ環式」または「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロシクリル」は、1個の環または縮合架橋およびスピロ環系を含む複数の縮合環を有する、環内に1〜10個の炭素原子と窒素、硫黄または酸素から成る群から選択される1〜4個のヘテロ原子の飽和または不飽和(しかし、芳香族性ではない)基を意味し、ここで縮合環系において、1個以上の環がシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであってよい。ただし、結合点はヘテロ環式環を介する。1つの態様において、ヘテロ環式基の窒素および/または硫黄環原子(複数でもよい)は所望により酸化されて、N−オキシド、スルフィニルまたはスルホニル基を提供する。
「置換ヘテロ環式」または「置換ヘテロシクロアルキル」または「置換ヘテロシクリル」は、置換シクロアルキルで定義のものと同じ1〜3個の置換基で置換されているヘテロシクリル基を意味する。
ヘテロシクリルおよびヘテロアリールの例は、アゼチジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、ジヒドロインドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチルピリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、イソチアゾール、フェナジン、イソキサゾール、フェノキサジン、フェノチアジン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドリン、フタルイミド、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[b]チオフェン、チアゾール、チアゾリジン、チオフェン、ベンゾ[b]チオフェン、モルホリニル、チオモルホリニル(チアモルホリニルとも称する)、1,1−ジオキソチオモルホリニル、ピペリジニル、ピロリジン、テトラヒドロフラニル等を含むが、これらに限定されない。
「窒素含有ヘテロ環式」および「窒素含有置換ヘテロ環式」は、少なくとも1個の窒素環原子を含み、所望により他の非窒素ヘテロ環原子、例えば硫黄、酸素等を含んでいてもよいヘテロ環式基および置換環式基を意味する。
「チオール」は基−SHを意味する。
「アルキルチオ」または「チオアルコキシ」は、基−S−アルキルを意味する。
「置換アルキルチオ」または「置換チオアルコキシ」は、基−S−置換アルキルを意味する。
「アリールチオ」は、基−S−アリールを意味し、ここでアリールは上に定義されている。
「置換アリールチオ」は基−S−置換アリールを意味し、ここで置換アリールは上に定義されている。
「ヘテロアリールチオ」は基−S−ヘテロアリールを意味し、ここでヘテロアリールは上に定義されている。
「置換ヘテロアリールチオ」は基−S−置換ヘテロアリールを意味し、ここで置換ヘテロアリールは上に定義されている。
「ヘテロ環式チオ」は基−S−ヘテロ環式を意味し、「置換ヘテロ環式チオ」は基−S−置換ヘテロ環式を意味し、ここでヘテロ環式および置換ヘテロ環式は上に定義されている。
「ヘテロシクリルオキシ」は基ヘテロシクリル−O−を意味し、「置換ヘテロシクリルオキシ」は基置換ヘテロシクリル−O−を意味し、ここでヘテロシクリルおよび置換ヘテロシクリルは上に定義されている。
「シクロアルキルチオ」は基−S−シクロアルキルを意味し、「置換シクロアルキルチオ」は基−S−置換シクロアルキルを意味し、ここでシクロアルキルおよび置換シクロアルキルは上記に定義されている。
「生物学的活性」は、本明細書において使用するとき、本明細書に記載の少なくとも1個のアッセイで、そして少なくとも1個の実施例に定義されているとおりに試験したときの阻害濃度を意味する。
本明細書において使用するとき、「薬学的に許容される塩」なる用語は、式(I)および(Ia)−(Ii)の化合物の非毒性の酸またはアルカリ土類金属塩を意味する。これらの塩は、式(I)および(Ia)−(Ii)の化合物の最終単離および精製中にインサイチュで、あるいは別個に、塩基または酸性官能基を好適な有機または無機酸または塩基とそれぞれ反応させて製造することができる。代表的な塩は、下記:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパルギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、カンファー塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチネート、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびウンデカン酸塩を含むが、これらに限定されない。また、塩基性窒素含有基をアルキルハライド、例えばメチル、エチル、プロピルおよびブチルの塩化物、臭素化物およびヨウ化物;硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミルのような硫酸ジアルキル、デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルの塩化物、臭素化物およびヨウ化物のような長鎖ハライド、ベンジルおよびフェネチルの臭素化物のようなアラルキルハライドおよび他のもののような反応剤で4級化することができる。水または油溶性または分散性生成物をそれによって得る。
薬学的に許容される酸付加塩の形成に使用することができる酸の例は、塩酸、硫酸およびリン酸のような無機酸、およびシュウ酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、コハク酸およびクエン酸のような有機酸を含む。塩基付加塩は、式(I)および(Ia)−(Ii)の化合物の最終単離および精製中にインサイチュで、あるいは別個に、カルボン酸基を好適な塩基、例えば薬学的に許容される金属カチオンのヒドロキシド、カルボネート、ビカルボネートと、またはアンモニアまたは有機1級、2級または3級アミンと反応させて製造することができる。薬学的に許容される塩は、アルカリおよびアルカリ土類金属塩に基づくカチオン、例えばナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムの塩等、およびアンモニウム、4級アンモニウムおよび、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、エチルアミンを含むがこれらに限定されないアミンカチオン等を含むが、これらに限定されない。塩基付加塩の形成に有用な他の代表的な有機アミンは、ジエチルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペラジン等を含む。
本明細書において使用するとき、「薬学的に許容されるエステル」なる用語は、インビボで加水分解されるエステルを意味し、そして人体内で分解して親化合物、その塩または薬学的活性な代謝産物を放出するものを含む。好適なエステル基は、例えば薬学的に許容される脂肪族カルボン酸、特にアルカン酸、アルケン酸、シクロアルカン酸およびアルカン二酸に由来するものを含み、ここで各アルキルまたはアルケニル基は有利には、6個以下の炭素原子を有する。具体的なエステルの代表例は、ギ酸エステル、酢酸エステル、プロピオン酸エステル、ブチル酸エステル、アクリル酸エステルおよびエチルコハク酸エステルを含むが、これらに限定されない。
「薬学的に許容されるプロドラッグ」なる用語は、本明細書において使用するとき、本発明の化合物のプロドラッグであって、合理的な医学的判断の範囲内において、過度の毒性、刺激性、アレルギー性応答等なくヒトおよびより低級な動物の組織との接触に使用するのに適当であり、合理的な利益/危険比とその意図した使用の効果で釣り合っている本発明の化合物のプロドラッグ、ならびに可能であれば本発明の化合物の双性イオン形態を意味する。「プロドラッグ」なる用語は、インビボで、例えば血中での加水分解によって、迅速に変換されて式(I)または(Ia)−(Ii)の親化合物または薬学的に許容される代謝産物を得る化合物を意味する。考察はA.C.S. Symposium Series のT. Higuchi and V. Stella, Pro-drugs as Novel Delivery Systems, Vol. 14およびEdward B. Roche, ed., Bioreversible Carriers in Drug Design, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987(いずれも参照により本明細書の一部とする)において提供される。
本明細書において使用するとき、「抗がん剤」または「がんの処置用の薬剤」は、例えばアポトーシスを誘導する薬剤;ポリヌクレオチド(例えばリボザイム);ポリペプチド(例えば酵素);薬剤;生物学的模倣物;アルカロイド;アルキル化剤;抗腫瘍抗生物質;代謝拮抗剤;ホルモン;プラチナ化合物;抗がん剤、トキシンおよび/または放射性核種と結合したモノクローナル抗体;生物学的応答調節剤(例えばインターフェロンおよびインターロイキン;養子免疫療法剤;造血因子;腫瘍細胞分化を誘導する薬剤(例えば全トランス−レチノイン酸等);遺伝子治療剤;アンチセンス治療剤およびヌクレオチド;腫瘍ワクチン;血管新生の阻害剤等を含む薬剤を意味する。多様な他の薬剤は十分に当業者の視野に含まれる。
上記全ての置換された基において、それ自体にさらなる置換基を有する置換基(例えば置換基として置換アリールを有する置換アリールは、それ自体置換アリール基で置換されている等)によって得られるポリマーを含むことは意図しないと理解される。このような場合、かかる置換基の最大数は3個である。すなわち、上記定義は各々その限定によって制限され、例えば置換アリール基は−置換アリール−(置換アリール)−置換アリールまでに限定される。
同様に、上記定義は許容されない置換パターン(例えば5個のフッ素で置換されたメチル基あるいはエチレン性もしくはアセチレン性不飽和結合のアルファ位の水酸基)を含むことを意図しないと理解される。かかる許容されない置換パターンは当業者に周知である。
本発明の化合物は、化合物中の1個以上の不斉またはキラル中心の存在によって立体異性性を示すことがある。本発明は多様な立体異性体およびその混合物を含む。式(I)および(Ia)−(Ii)の化合物の説明は、特定の立体中心の立体化学が異なることを示していない限り、その立体異性体を含む。ある種の本発明の化合物は、非対称的に置換された炭素原子を含む。かかる非対称的に置換された炭素原子は、特定の非対称的に置換された炭素原子での立体異性体の混合物または1個の立体異性体を含む本発明の化合物をもたらし得る。結果として、本発明の化合物のラセミ混合物、ジアステレオマーの混合物、1個のエナンチオマー、ならびに1個のジアステレオマーが本発明に含まれる。用語「S」および「R」立体配置は、本明細書において使用するとき、IUPAC 1974“RECOMMENDATIONS FOR SECTION E, FUNDAMENTAL STEREOCHEMISTRY,” Pure Appl. Chem. 45:13 30, 1976によって定義される。所望のエナンチオマーを、商業的に入手可能なキラル出発物質から当該技術分野において周知の方法でキラル合成して得ることができるか、またはエナンチオマーの混合物から既知の技術を用いて所望のエナンチオマーを分離して得ることができる。
本発明の化合物はまた、幾何異性性を示すことがある。幾何異性体は、アルケニルまたはアルケニレニル基を有する本発明の化合物のcisおよびtrans形態を含む。本発明は個々の幾何異性体および立体異性体、ならびにその混合物を含む。
C. 化合物製造
本発明の化合物は下記一般方法及び手段を用いて、容易に入手可能な出発物質から製造することができる。異なることが記載されていない限り、出発物質は商業的に入手可能であり、当該技術分野において周知である。好適な出発物質はWO2006/002236として公開されているPCT/US2005/022062およびWO2007/021794として公開されているPCT/US2006/031129(いずれもその全体において出典明示により本明細書の一部とする)のように製造することができる。典型的なまたは好ましい方法条件(すなわち反応温度、時間、反応物のモル比、溶媒、圧力)が与えられていても、異なることが記載されていない限り、他の方法条件も使用することができると理解される。最適な反応条件は、具体的な反応物または使用する溶媒で変化し得るが、かかる条件は日常的な最適化手段によって当業者によって決定され得る。
さらに、当業者に理解されるように、ある官能基を望ましくない反応進行から予防するために常套の保護基が必要とされることがある。多様な官能基のための好適な保護基および具体的な官能基を保護および脱保護するための好適な条件は当該技術分野において周知である。例えばT. W. Greene and P. G. M. Wuts, Protecting Groups in Organic Synthesis, Second Edition, Wiley, New York, 1991およびそれに記載されている文献中に記載されている。
さらに、本発明の化合物は1個以上のキラル中心を含んでいてもよい。したがって所望により、かかる化合物を純粋な立体異性体として、すなわち個々のエナンチオマーまたはジアステレオマー、または立体異性体富化混合物として製造または単利することができる。全てのかかる立体異性体(および富化混合物)は、異なることが記載されていない限り、本発明の範囲に含まれる。純粋な立体異性体(またはエナンチオマー富化混合物)は、例えば当該技術分野において周知の光学的に活性な出発物質または立体選択剤を用いて製造することができる。あるいは、例えばキラルカラムクロマトグラフィー、キラル分割剤等を用いて、かかる化合物のラセミ混合物を分割することができる。
中間体を反応混合物から回収後、次の工程に直接使用することができ、または所望により、中間体を次の工程に使用する前に常套の方法で再結晶化または精製することができる。全てのR基は式(I)で定義のとおりである。
工程A: ケト−エステル合成
Figure 2010515687
具体的には、工程Aにおいて、適切な保護アミノ酸1aを適量の不活性溶媒、例えばメタノール、エタノールまたはアセトンに溶解させる。好適な保護基(PG)は周知のBoc保護基を含む。アミノ酸1aは典型的には、α,α−ジ置換アミノ酸(PG−NH−C(R)(R)−COOH)として商業的に入手可能であることに注意するべきである。1aに化学量論量の1価カチオン、例えば炭酸セシウム(CsCO)および炭酸カリウム(KCO)を加えて、炭酸塩を形成させる(示さず)。反応の実質的な完了まで、典型的には約15分〜約2時間後、過剰の溶媒を減圧下で蒸発させて除去する。残留セシウム塩を好適な溶媒、例えばDMFに再溶解させ、次いで1〜4当量の適切なα−ハロ−ケトン1b(1当量)、例えば2−ブロモアセトフェノンで処理し、RTで反応が実質的に完了するまで撹拌する。あるいは、化合物1aと1bをKIを含むアセトン中KCOと混合して化合物1cを得ることができる。
生成物1cを抽出、濾過、蒸発等のような常套の方法で回収するか、またはさらに精製および/または単離することなく次の工程に直接使用する。
工程B: イミダゾール形成
Figure 2010515687
工程Aのケトエステル1cの適量の不活性溶媒、例えばトルエンおよびキシレン溶液に、撹拌下、過剰の酢酸アンモニウムを、典型的には約2〜約20当量、好ましくは約5当量加える。1つの態様において、Dean-Starkトラップを加え、反応混合物を約120℃〜約160℃に、反応が実質的に完了するまで加熱する。他の態様において、トルエンを使用して、Dean-Starkトラップを使用しない。反応が実質的に完了すると、混合物を室温に冷却させる。生成物イミダゾール1dを抽出、濾過、蒸発等のような常套の方法で回収する。これは一般に次の工程に直接使用できる程純粋である。
工程C:イミダゾールのN−アルキル化
Figure 2010515687
イミダゾール1dを適切なアリール−またはヘテロアリール−置換アルキルハライド、例えば臭化ベンジルと反応させる。典型的にはこれはイミダゾール1dと過剰の炭酸カリウムおよびDMFを撹拌し、次いで少なくとも等モル量のアリール−またはヘテロアリール−置換アルキルハライドを加えて実施することができる。反応が実質的に完了すると、N−アルキルイミダゾール1eを抽出、濾過、蒸発等のような常套の方法で回収する。
いずれの場合も、イミダゾール1eを下記工程Dに使用する。
工程D: 遊離アミンの脱保護
Figure 2010515687
保護基PGを常套の技術で除去してアミン1fを得て、次いでこれを所望により、抽出、濾過、蒸発等のような常套の方法で精製する。アミン1fを次の工程に直接使用する。
工程E: アミンヘテロ環の形成
多様な環形成方法を用いてアミン1fを式(I)の化合物に変換する。これらの方法はスキーム1−9および実施例1−26で説明されているものもある。スキームにおいて、アミン1fのイミダゾイル基を“Ar”と略す。これらの方法の修飾または適応を用いて本発明の化合物を製造することもできる。かかる修飾は当業者に明らかである。
スキーム1
Figure 2010515687
スキーム1は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−O−または−CHO−であり、pは0である)の化合物の合成を示す。アミン1fをエポキシド1.1(ここで、Rは式(I)で上記定義のとおりである)と、ルイス酸、例えばYb(OTf)の存在下で反応させて、アミノアルコール1.2を得る。1.2をホスゲンまたはホスゲン均等物で環化条件下で処理して、5員カルバメート1.3を得る。この変換の例は実施例3に存在する。あるいは、1.2とクロロアセチルクロライドとを有機塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で反応させて、6員ラクタム1.4を得る。
スキーム2
Figure 2010515687
スキーム2は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−CHO−であり、pは1である)の化合物の合成を示す。アミノアルコール1.2をアシル化条件下で化合物2.1(ここで、XおよびX’は脱離基、例えば塩素であり、Rは上記定義のとおりである)と反応させて、アミド2.2を得る。2.2をCsCOのような塩基性条件および所望により触媒的TBAI(t−ブチルヨウ化アンモニウム)にDMF中で曝露して、ラクタム2.3を得る。
スキーム3
Figure 2010515687
スキーム3は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−OCH−である)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド3.1(ここで、Pgは酸素保護基であり、Rは式(I)で上記定義のとおりである)と反応させて、対応するアミンを得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と3.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでイミンの還元を含む。酸素保護基を得られたアミンから除去してアミノアルコール3.2を得る。3.2とホスゲンまたはホスゲン均等物とを環化条件下で反応させて、6員カルバメート3.3を得る。
スキーム4
Figure 2010515687
スキーム4は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−C(O)NR−である)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド4.1(ここで、Pgは酸素保護基、例えばBocであり、Rは式(I)で上記定義のとおりである)を反応させて、対応するアミン4.2を得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と4.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでイミンの還元を含む。アミン4.2を塩化オキサリルClC(O)C(O)Clとトリエチルアミンの存在下で反応させて対応するアミドを得る。中間体アミドの単離および保護基の除去、次いで加熱によって、結晶化ジケト化合物4.3を得て、これを既知の方法を用いて官能化して4.4を形成させることができる。かかる方法は、アミンのアルキルハライドでのアルキル化、またはアルキルスルホニルハライドとの反応によって対応するスルホンアミドを得ることを含む。
スキーム5
Figure 2010515687
スキーム5は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−CHCHNR−である)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド5.1(ここで、Pgは酸素保護基、例えばBocであり、Rは式(I)で上記定義のとおりである)を反応させて、対応するアミンを得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と5.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでのイミンの還元を含む。保護基の除去によって5.2を得て、これを5.3(Xは脱離基、例えば塩素である)と反応させる。得られたアミド中間体を次いで酸、例えばトリフルオロ酢酸で処理してMichael付加生成物5.4を得る。既知の方法を用いて5.4を官能化して5.5を得る。かかる方法は、アミンのアルキルハライドでのアルキル化、またはアルキルスルホニルハライドとの反応によって対応するスルホンアミドを得ることを含む。
スキーム6
Figure 2010515687
スキーム6は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−CHCHO−である)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド6.1(ここで、Rは式(I)で上記定義のとおりである)を反応させて、対応するアミン6.2を得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と6.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでイミンの還元を含む。アミン2.2をアクロレイン化合物6.3(Xは脱離基、例えば塩素である)と反応させて対応するアミド6.4を得る。6.4と酢酸第二水銀、例えばトリフルオロ酢酸第二水銀、次いで水素化ホウ素ナトリウムとの環化条件下での反応によって6.5を得る。
スキーム7
Figure 2010515687
スキーム7は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−CHOCH−である)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド7.1(ここで、Pgは酸素保護基であり、Rは式(I)で上記定義のとおりである)を反応させて、対応するアミンを得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と7.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでイミンの還元を含む。アミン7.2を塩化クロロアセチルと反応させて対応するアミド7.3を得る。保護基を7.3から除去し、得られたアルコールをCsCOのような環化条件および所望により触媒的TBAI(t−ブチルヨウ化アンモニウム)にDMF中で曝露して、ラクタム7.4を得る。
スキーム8
Figure 2010515687
スキーム8は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−CHNRCH−である)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド8.1(ここで、Pgは酸素保護基、例えばBocであり、Rは式(I)で上記定義のとおりである)を反応させて、対応するアミン8.2を得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と8.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでイミンの還元を含む。アミン8.2を塩化クロロアセチルと反応させて対応するアミド8.3を得る。保護基を8.3から除去し、得られたアミンを極性溶媒中加熱のような環化条件に曝露して、ラクタム8.4を得て、これをさらに既知の方法を用いて8.5に官能化することができる。かかる方法は、アミンのアルキルハライドでのアルキル化、またはアルキルスルホニルハライドとの反応によって対応するスルホンアミドを得ることを含む。
スキーム9
Figure 2010515687
スキーム9は式(I)(ここで、説明のみを目的として、Lは−C(O)NRCH−であり、RはCHOHである)の化合物の合成を示す。アミン1.2を還元的アミノ化条件下でアルデヒド9.1(ここで、Pgは酸素保護基である)を反応させて、対応するアミン9.2を得る。好適な還元的アミノ化条件は、塩化メチレン中での1.2と9.1の縮合、次いで水素化ホウ素、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムでイミンの還元を含む。アミン9.2をメチル−2−クロロ−2−オキソアセテートと反応させて対応するアミド9.3を得る。保護基を9.3から除去し、得られたジオールをCsCOのような環化条件および所望により触媒的TBAI(t−ブチルヨウ化アンモニウム)にDMF中で曝露して、ラクタム9.4を得る。9.4をPPh、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)および(EtO)P(O)NHBocで光延条件下で処理して、保護アミン9.5を得る。例えば酸性条件に曝露して保護基を除去して、転位ジケト化合物9.6を得て、これをさらに官能化して、さらなる式(I)の化合物を得ることができる。
他の態様において、遊離塩基形の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物を製造する方法であって、酸付加塩形の該化合物と塩基とを反応させて対応する遊離塩基を形成させることを含む方法を提供する。
他の態様において、式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物の塩を製造する方法であって:
a) 遊離塩基形の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物と酸とを反応させて酸付加塩を得ること;または
b) 塩形の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物を他の塩形の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物に変換すること
を含む方法を提供する。
D. 医薬製剤
医薬として使用するとき、本発明の化合物は通常医薬組成物の形態で投与される。これらの組成物は経口、非経腸、経皮、局所、直腸および鼻腔内を含む多様な経路で投与することができる。これらの化合物は、例えば注射組成物および経口組成物の両方として有効である。かかる組成物は、医薬分野において周知の方法で製造され、少なくとも1種の活性化合物を含む。
本発明はまた、有効成分として1種以上の上記本発明の化合物と、薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を含む。本発明の組成物の製造において、有効成分は通常、賦形剤と混合され、賦形剤によって希釈され、またはカプセル、サシェット、ペーパーまたは他の容器の形態であり得る担体に充填する。使用する賦形剤は典型的には、ヒト対象または他の動物への投与に好適な賦形剤である。賦形剤が希釈剤として供されるとき、これは固体、半固体または液体物質であってよく、これは有効成分のビークル、担体または媒体として作用する。したがって、該組成物は錠剤、ピル、粉末、トローチ、サシェット、カセット、エリキシル剤、懸濁液、エマルジョン、溶液、シロップ、エアロゾル(固体として、または液体媒体中)、10重量%までの有効成分を含む軟膏、軟および硬ゼラチンカプセル剤、座薬、滅菌注射液および滅菌パッケージ粉末の形態であってよい。
製剤を製造するとき、他の成分と混合する前に活性化合物を摩砕して適切な粒子サイズとする必要があり得る。活性化合物が実質的に不溶性であるとき、これは通常、200メッシュ未満の粒子サイズに摩砕する。活性化合物が実質的に水溶性であるとき、通常、製剤中で実質的に均一な分散が得られるように、例えば約40メッシュに、摩砕によって粒子サイズを調節する。
好適な賦形剤の例には、ラクトース、デキストロース、ショ糖、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップおよびメチルセルロースが含まれる。製剤はさらに:滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸マグネシウムおよび鉱油;湿潤剤;乳化剤および懸濁剤;保存剤、例えば
メチル−およびプロピルヒドロキシ−ベンゾエート;甘味剤;風味剤を含んでいてもよい。本発明の組成物は、当該技術分野において既知の方法を用いて、患者に投与後有効成分の即時、持続的または遅延放出が得られるように製剤することもできる。
医薬組成物およびその投与形態単位中の本発明の化合物である活性成分の量は、具体的な適用、具体的な化合物の能力および所望の濃度に依存して、広く変化または調節することができる。
組成物は好ましくは、単位投与形態で製剤する。各投与形態は約1〜約500mg、通常約5〜約100mg、時には約10〜約30mgの有効成分を含む。「単位投与形態」なる用語は、ヒト対象および他の哺乳類への単位投与として好適な物理的に分離した単位を意味し、各単位は所望の治療効果を生じるように計算された所定の量の活性物質と、好適な医薬賦形剤を含む。好ましくは、上記本発明の化合物は、医薬組成物の約20重量%以下、より好ましくは約15重量%以下で、残りは薬学的に不活性な担体を使用する。
活性化合物は多様な投与量範囲にわたって有効であり、一般に薬学的または治療上有効量で投与される。しかし、実際に投与される化合物の量は、関連した状況、例えば処置する状態、選択した投与経路、投与する実際の化合物、個々の患者の年齢、体重および応答、患者の症状の重症度等に基づいて、医師によって決定されることが理解される。
哺乳類におけるがんの処置または取り組みのための治療的使用において、本化合物またはその医薬組成物はいずれかの適切な経路、例えば経口、局所、経皮、および/または非経腸的に、処置を行う哺乳類において治療上有効である活性成分の濃度、すなわち量または血中レベルを得て、そして維持する投与量で投与する。一般に、活性成分の治療上有効な投与量(すなわち有効投与量)は、約0.1〜約100、より好ましくは約1.0〜約50mg/kg体重/日の範囲である。
錠剤のような固体組成物を製造するために、主要な有効成分を医薬賦形剤と混合して、本発明の化合物の均一な混合物を含む固体製剤前組成物を形成する。これらの製剤前組成物について均一と称するとき、これは有効成分が組成物中に均等に分散しており、組成物をさらに等しく有効単位投与形態、例えば錠剤、ピルおよびカプセル剤に容易に分割することができることを意味する。この固体製剤前組成物は、例えば本発明の有効成分0.1〜約500mgを含む上記タイプの単位投与形態にさらに分割される。
本発明の錠剤またはピルは、被覆または他のものを混合して、長期間作用の利点を有する投与形態を得ることができる。例えば、錠剤またはピルは内側投与成と外側投与成分を含んでいてもよく、後者は前者を包む形態で存在している。該2種の成分を、胃内での消化に抵抗して内側成分を十二指腸に無傷のまま通過させるか、または放出を遅延させるために供される腸溶層で分離することができる。多様な物質をかかる腸溶層またはコーティングに使用することができ、かかる物質は多数の重合酸および重合酸とシェラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースのような物質との混合物を含む。
本発明の新規組成物を経口的投与または注射によって取り込むことができる液体形態は、水溶液、好適な風味を付したシロップ、水性または油性懸濁液、および風味を付した、食用油、例えばコーン油、綿実油、ゴマ油、ココナッツ油またはピーナッツ油を含むエマルジョン、ならびにエリキシル剤、および同様の医薬ビークルを含む。
吸入または吹送用組成物は、薬学的に許容される水性または有機溶媒、またはその混合物中溶液および懸濁液、および粉末を含む。液体または固体組成物は、上記のような好適な薬学的に許容される賦形剤を含んでいてもよい。好ましくは、該組成物は局所または全身的効果のために経口または経鼻呼吸経路によって投与される。好ましい薬学的に許容される溶媒中の組成物を不活性ガスを用いて噴霧化することができる。噴霧化した溶液をネブライザーデバイスから直接吸入することができ、あるいはネブライザーデバイスをフェイスマスクテントまたは間歇的陽圧呼吸器に取り付けることができる。溶液、懸濁液または粉末組成物は、好ましくは経口または経鼻的に、製剤を適切な方法で送達するデバイスから投与され得る。
以下の製剤例は代表的な本発明の医薬組成物を説明する。
製剤例1
次の成分を含む硬ゼラチンカプセル剤を製造する:
Figure 2010515687
上記成分を混合し、340mgの量で硬ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例2
次の成分を用いて錠剤製剤を製造する:
Figure 2010515687
成分を混合し、圧縮して各重量240mgの錠剤を形成した。
製剤例3
次の成分を含む乾燥粉末吸入用製剤を製造する:
Figure 2010515687
有効成分をラクトースと混合し、混合物を乾燥粉末吸入器具に加える。
製剤例4
各々有効成分30mgを含む錠剤を次のように製造する:
Figure 2010515687
有効成分、デンプンおよびセルロースを20番メッシュU.S.篩に通し、十分に混合する。ポリビニルピロリドン溶液を得られた粉末と混合し、次いでこれを16番メッシュU.S.篩に通す。製造した顆粒を50℃〜60℃で乾燥させ、16番メッシュU.S.篩に通す。予め30番メッシュU.S.篩に通したカルボキシメチルデンプンナトリウム、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクを顆粒に加え、これを混合した後、打錠機で圧縮して各重量120mgの錠剤を得る。
製剤例5
各々40mgの医薬を含むカプセル剤を次のように製造する:
Figure 2010515687
有効成分、デンプンおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、20番メッシュU.S.篩に通し、150mgの量で硬ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例6
各々25mgの有効成分を含む座薬を次のように製造する:
Figure 2010515687
有効成分を60番メッシュU.S.篩に通し、予め最小必要熱を用いて融解した飽和脂肪酸グリセリド中に懸濁する。混合物を公称最大容量2.0gの座薬鋳型に注ぎ、冷却させる。
製剤例7
各々50mgの医薬/5.0mL用量を含む懸濁液製剤を次のように製造する:
Figure 2010515687
有効成分、ショ糖およびキサンタンガムを混合し、10番メッシュU.S.篩に通し、予め製造した微結晶セルロースとカルボキシメチルセルロースナトリウムの水溶液と混合する。安息香酸ナトリウム、風味剤および着色料を水で希釈し、撹拌下で加える。十分な水を加えて必要な体積とする。
製剤例8
Figure 2010515687
有効成分、デンプンおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、20番メッシュU.S.篩に通し、425.0mgの量で硬ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例9
皮下投与用製剤を次のように製造することができる:
Figure 2010515687
製剤例10
局所投与用製剤を次のように製造することができる:
Figure 2010515687
白色軟パラフィンを融解するまで加熱する。流動パラフィンと乳化ワックスを取り込み、溶解するまで撹拌する。有効成分を加え、溶解するまで撹拌を続ける。混合物を固体になるまで冷却する。
製剤例11
静脈内投与用製剤を次のように製造することができる:
Figure 2010515687
本発明の方法に使用する他の好ましい製剤は、経皮送達デバイス(パッチ)を用いる。かかる経皮パッチを使用して、制御された量の本発明の化合物の連続的または非連続的送達を行うことができる。薬剤の送達のための経皮パッチの構成および使用は、当該技術分野において周知である。例えば米国特許5,023,252(1991年6月11日登録)を参照されたい(出典明示により本明細書の一部とする)。かかるパッチは薬剤の連続的、規則的または要時送達のために構成することができる。
脳に医薬組成物を直接または間接的に導入することが望まれるまたは必要であることがある。直接の技術は通常、薬剤送達カテーテルを宿主の脳室系内に設置して血液脳関門を迂回することを含む。体の特定の解剖学的領域に生物学的因子を輸送するために使用されるかかる埋め込み可能な送達系の1つは、米国特許5,011,472に記載されている(出典明示により本明細書の一部とする)。
一般に好ましい間接的な技術は通常、親水性薬剤を油溶性薬剤に変換して薬剤遅効化(latentiation)をもたらす組成物に製剤することを含む。遅効化は一般に、薬剤化合物に存在するヒドロキシ、カルボニル、スルフェートおよび1級アミン基をブロックして化合物をより脂溶性として血液脳関門の通過を可能とすることによって実施される。あるいは、親水性薬剤の送達は、一次的に血液脳関門を開くことができる高張溶液の動脈内輸液によって向上させることができる。
本発明に使用するための他の好適な製剤は、Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Philadelphia, PA, 17th ed. (1985)に見出すことができる。
E. 用量および投与
上記のように、本明細書に記載の化合物は上記多様な薬剤送達系における使用に好適である。さらに、投与した化合物のインビボ血清半減期を向上させるために、該化合物をコロイドとしてのリポソーム膜への封入もしくは導入、あるいは化合物の血清半減期を延長するために使用される他の常套の技術を使用することができる。多様な方法がリポソームを製造するために利用可能であり、例えばSzoka, et al.、米国特許第4,235,871号、第4,501,728号および第4,837,028号に記載されている(各々出典明示により本明細書の一部とする)。
本発明の化合物は、少なくとも部分的にKSPの活性が介在する障害の阻害または処置に有用である。1つの局面において、少なくとも部分的にKSPが介在する障害は、細胞性増殖性障害である。「細胞性増殖性障害」または「細胞増殖性障害」なる用語は、例えばがん、腫瘍、過形成、再狭窄、心臓肥大、免疫障害および炎症を含む疾患を意味する。本発明は、処置を必要とするヒトまたは哺乳類対象を処置する方法であって、当該対象に治療上有効量の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物を、単独で、または他の抗がん剤との組合せで投与することを含む方法を提供する。他の局面において、KSP介在性障害の処置用医薬の製造における式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物の使用を提供する。
本発明の化合物は、KSPキネシン阻害の相対的活性を評価するアッセイにおいても有用である。かかるアッセイにおいて、式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物を使用して他の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物または他のKSP阻害剤のような私見化合物の相対的阻害活性を測定することができる。それに使用するとき式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物は、KSPキネシンの阻害を当業者が検出することができる十分な量で使用される。かかる量は本明細書において「有効阻害量」と称されることもある。好ましい態様において、該阻害量は、式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物の不在下における活性と比較して約50%KSPキネシン活性を低下させる量である。私見化合物は、相対的活性の序列を得ることができるように同じ濃度でより高いまたはより低い阻害が得られると評価され得る。かかる情報は、活性を改善するための試験化合物の構造変化および他の修飾の決定に有用である。したがって、本発明はKSPキネシンの活性を阻害する方法であって、当該キネシンと有効阻害量の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物を接触させることを含む方法を提供する。また、細胞におけるKSPキネシンの活性を阻害する方法であって、当該細胞と有効阻害量の式(I)または(Ia)−(Ii)の化合物を投与することを含む方法を提供する。
本発明の化合物は、インビトロまたはインビボでのがん細胞の増殖阻害に有用である。「がん」なる用語は、例えば肺および気管支のがん;前立腺がん;乳がん;膵臓がん;結腸および直腸のがん;甲状腺がん;胃がん;肝臓および肝内胆管のがん;腎臓および腎盂のがん;膀胱がん;子宮体がん;子宮頸がん;卵巣がん;多発性骨髄腫;食道がん;急性骨髄性白血病;慢性骨髄性白血病;リンパ性白血病;骨髄性白血病;脳のがん;口腔および咽頭のがん;喉頭;小腸がん;非ホジキンリンパ腫;黒色腫;および繊毛性結腸線種を含むがん疾患を意味する。
がんはまた、癌腫、腺腫、肉腫および血液学的悪性疾患から成る群から選択される腫瘍または新生物を含む。
さらに、がんのタイプは固形腫瘍/悪性腫瘍、粘液状および円形細胞癌腫、局所的に進行した腫瘍、ヒト軟組織癌腫、がん転移、扁平上皮細胞癌腫、食道扁平上皮細胞癌腫、口腔癌腫、皮膚T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、副腎皮質のがん、ACTH産生腫瘍、非小細胞がん、乳がん、消化器がん、泌尿器がん、女性生殖管の悪性腫瘍、男性生殖管の悪性腫瘍、腎臓がん、脳のがん、骨がん、皮膚がん、甲状腺がん、網膜芽腫、神経芽腫、腹水、悪性胸水、中皮腫、ウィルムス腫瘍、胆嚢がん、栄養膜新生物、血管外皮腫およびカポジ肉腫から成る群から選択され得る。
本発明の化合物または組成物は哺乳類に好適な経路、例えば経口、静脈内、非経腸、経皮、局所、直腸または鼻腔内で投与することができる。
哺乳類は、例えばヒトおよび他の霊長類、ペットまたは愛玩動物、例えばイヌおよびネコ、実験動物、例えばラット、マウスおよびウサギ、ならびに家畜、例えばウマ、ブタ、ヒツジおよびウシを含む。
腫瘍または新生物は、細胞増殖が制御されておらず進行性である組織細胞の増殖を含む。かかる増殖は良性であることもあるが、そうでないものは「悪性」と呼ばれ、生物の死亡に至り得る。悪性新生物または「がん」は良性の増殖とは区別され、攻撃的な細胞増殖を示すことに加え、これらは周辺組織を侵襲し、転移することがある。さらに、悪性新生物は、より高い分化喪失(より大きな「脱分化」)および相互に、そして周囲組織に対して組織化を示すことを特徴とする。この特徴は「退形成」と称される。
所望の生物学的活性を有する化合物は、改善された薬理学的特性(例えばインビボ安定性、生物学的利用能)または診断適用において検出される能力のような所望の特性を提供するのに必要なように、修飾することができる。安定性は、ペプチダーゼまたはヒト血漿もしくは血清とインキュベーションして化合物の半減期を測定することによるなど多様な方法でアッセイすることができる。
診断目的で、多様な標識を化合物に結合して、直接または間接的にシグナルを検出可能とすることができる。したがって、本発明の化合物および/または組成物を、生物学的活性を保持したまま多様な最終目的のために多様な方法で修飾することができる。さらに、粒子、固体物質、巨大分子等との結合のために多様な反応部位を導入することができる。
標識化化合物は多様なインビボまたはインビトロ適用において使用され得る。多様な標識、例えば放射性核種(例えばガンマ放出放射性同位体、例えばテクネチウム−99またはインジウム−111)、蛍光物質(例えばフルオレセイン)、酵素、酵素基質、酵素コファクター、酵素阻害剤、化学発光化合物、生物発光化合物等を使用することができる。当業者は、複合体に結合するために好適な他の標識を知っており、あるいは日常的な実験を用いてこれを確認することができる。これらの標識の結合は、当業者に周知の標準的な技術を用いて実施される。
本発明の医薬組成物は、多様な薬剤送達系における使用に好適である。本発明の使用に好適な製剤はRemington’s Pharmaceutical Sciences, Mace Publishing Company, Philadelphia, Pa., 17th ed. (1985)に見られる。
患者への投与量は何を投与するか、投与の目的、例えば予防または治療、患者の状態、投与方法等によって変化する。治療適用において、組成物を、既に疾患を有する患者に、治療、または少なくとも部分的に疾患およびその合併症の進行または症状を停止させるのに有効な量で投与される。これを達成する適切な量を、「治療上有効量」と定義する。この使用に有効な量は、処置する疾患状態、ならびに疾患、障害または状態の重症度、患者の年齢、体重および一般的な状態等による担当医師の判断に基づく。
患者に投与する化合物は典型的には、上記医薬組成物の形態である。これらの組成物は常套の滅菌技術で滅菌することができ、あるいは滅菌濾過することができる。得られた水溶液をそのまま、または凍結乾燥して包装することができ、該凍結乾燥製剤は投与前に滅菌水性担体と組み合わせられる。化合物製剤のpHは典型的には約3〜11、より好ましくは約5〜9、最も好ましくは約7〜8である。上記賦形剤、担体または安定化剤の使用によって医薬塩が形成されるであろうことが理解される。
本発明の化合物および/または組成物の治療投与量は、例えば処置を行う具体的な使用、化合物の投与方法、患者の健康および状態、および担当医師の判断によって変化する。例えば、経口投与のために、用量は典型的には約5μg〜約50mg/kg体重/日、好ましくは約1mg〜約10mg/kg体重/日の範囲である。別のものとして、静脈内投与のために、用量は典型的には約5μg〜約50mg/kg体重、好ましくは約500μg〜約5000μg/kg体重の範囲である。意図される別の投与経路は、鼻腔内、経皮、吸入、皮下および筋肉内を含むが、これらに限定されない。有効用量はインビトロまたは動物モデル試験系に由来する用量応答曲線から外挿することができる。
一般に、本発明の化合物および/または組成物を治療上有効量で、同様の有用性を提供する薬剤のためのいずれかの許容される投与形態によって投与される。かかる化合物の毒性と治療効果を、例えばLD50(集団の50%が死亡する用量)とED50(集団の50%に治療上有効な用量)を測定するための細胞培養または実験動物において標準的な薬学的方法によって決定することができる。毒性と治療効果の用量比が治療指数であり、これをLD50/ED50比として表現することができる。大きな治療指数を示す化合物が好ましい。
細胞培養アッセイおよび動物試験から得たデータをヒトに使用するための用量範囲を製剤するために使用することができる。かかる化合物の投与量は好ましくは、毒性をほとんどまたは全く有さずにED50を含む血中濃度の範囲内に存在する。投与量はこの範囲内で、使用する投与形態および利用する投与経路によって変化する。本発明の方法で使用するいずれかの化合物および/または組成物について、治療上有効用量は最初は細胞培養アッセイから推測することができる。用量を、細胞培養で測定したIC50(最大阻害活性の半分を得る私権化合物の濃度)を含む血漿濃度範囲を得られるように動物モデルにおいて製剤することができる。かかる情報を使用して、より正確にヒトにおける有用な用量を決定することができる。血漿レベルは例えば高速液体クロマトグラフィーで測定することができる。
下記合成実施例および生物学的実施例は、本発明を説明するために提供され、如何なる方法においても本発明の範囲を限定するように構成されない。
実施例
下記実施例について、本発明の化合物を本明細書に記載の方法または当該技術分野において周知である他の方法を用いて合成した。
化合物および/または中間体は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって2690 Separation Module(Milford, MA)を備えたWaters Milleniumクロマトグラフィー系を用いて特徴付けた。分析カラムはAlltech(Deerfield, IL)のAlltima C-18逆相、4.6 x 250 mmである。典型的には5%アセトニトリル/95%水で開始し、40分にわたって100%アセトニトリルに進めるグラジエント溶出を用いた。全溶媒は0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)を含んでいた。化合物を220または254nmでの紫外光(UV)吸収によって検出した。HPLC溶媒はBurdick and Jackson(Muskegan, MI)またはFisher Scientific(Pittsburgh, PA)由来であった。いくつかの例において、純度を薄層クロマトグラフィー(TLC)で、例えばBaker-Flex シリカゲル 1B2-Fフレキシブルシートのようなガラスまたはプラスチック裏打ちシリカゲルプレートを用いて評価した。TLCの結果は紫外光下、または周知のヨード蒸気および他の多様な染色技術を用いて容易に視覚的に検出される。
マススペクトル分析を2つのLC/MS装置の一方で行った:Waters系(Alliance HT HPLCとMicromass ZQ マススペクトロメーター;カラム:Eclipse XDB-C18、2.1 x 50 mm;溶媒系:0.05% TFAを含む水中5−95%(または35−95%もしくは65−95%もしくは95−95%)アセトニトリル;流速0.8mL/分;分子量500−1500;コーン電圧20V;カラム温度40℃)またはHewlett Packard系(Series 1100 HPLC;カラム:Eclipse XDB-C18、2.1 x 50 mm;溶媒系:0.05% TFAを含む水中1−95%;流速0.4mL/分;分子量150−850;コーン電圧50V;カラム温度30℃)。全ての質量をプロトン化親イオンのものとして報告した。
GC/MS分析を、Hewlett Packardの装置(Mass Selective Detector 5973を備えたHP6890 Seriesガスクロマトグラフ;注入体積:1mL;開始カラム温度:50℃;最終カラム温度:250℃;ランプ時間:20分;ガス流速:1mL/分;カラム:5%フェニルメチルシロキサン、Model No. HP 190915 443、サイズ:30.0 m x 25 m x 0.25 m)で行った。
核磁気共鳴(NMR)分析をいくつかの化合物について、Varian 300 MHz NMR(Palo Alto, CA)で行った。スペクトラルリファレンスはTMSまたは既知のケミカルシフトの溶媒であった。いくつかの化合物サンプルは、サンプルの溶解度を上昇させるために高温(例えば75℃)で行った。
いくつかの化合物の純度を、元素分析(Desert Analytics, Tucson, AZ)によって評価した。
融点をLaboratory Devices Mel Temp 装置(Holliston, MA)で測定した。
分取を、Flash 40クロマトグラフィー系およびKP Sil, 60A(Biotage, Charlottesville, VA)を用いて、またはシリカゲル(230−400メッシュ)パッキング物質を用いたフラッシュカラムクロマトグラフィーによって、またはC 18逆相カラムを用いたHPLCで行った。Flash 40 Biotageシステムおよびフラッシュカラムクロマトグラフィーに使用する典型的な溶媒は、ジクロロメタン、メタノール、EtOAc、ヘキサン、アセトン、水性ヒドロキシアミン、およびトリエチルアミンである。逆相HPLCに使用する典型的な溶媒は、濃度が変化するアセトニトリル(ACN)と、0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)を含む水である。
異なることが記載されていない限り、全ての温度は摂氏度である。また、これらの実施例および他の箇所において、略語は下記意味を有する:
AcOH = 酢酸
aq. = 水性
ATP = アデノシン三リン酸
Boc = tert−ブチルオキシカルボニル
BSA = ウシ血清アルブミン
CAM = モリブデン酸セリウムアンモニウム
DCM = ジクロロメタン
DIAD = ジイソプロピルアゾジカルボキシレート
DIBAL = ジイソブチル水素化アルミニウム
DIEA = ジイソプロピルエチルアミン
DIPEA = ジイソプロピルエチルアミン
DMAP = ジメチルアミノピリジン
DMF = ジメチルホルムアミド
DMSO = ジメチルスルホキシド
DTT = ジチオスレイトール
eq. = 当量
EtO = ジエチルエーテル
EtN = トリエチルアミン
EtOAc = 酢酸エチル
EtOH = エタノール
g = グラム
h = 時間
HPLC = 高速液体クロマトグラフィー
L = リットル
LC/MS = 液体クロマトグラフィー/質量スペクトル
M = モル濃度
m = メートル
m/z = 質量/電荷比
MeNH = メチルアミン
mg = ミリグラム
min = 分
mL = ミリリットル
mm = ミリメートル
mM = ミリモル濃度
mmol = ミリモル
mol = モル
N = 通常
nm = ナノメートル
nM = ナノモル濃度
NMR = 核磁気共鳴
PPh = トリフェニルホスフィン
PhCF = トリフルオロメチルベンゼン
psi = ポンド/平方インチ
RT = 室温
sat. = 飽和
TEA = トリエチルアミン
THF = テトラヒドロフラン
TFA = トリフルオロ酢酸
TLC = 薄層クロマトグラフィー
TMS = トリメチルシリル
TMSCl = 塩化トリメチルシリル
Yb(OTf) = イッテルビウム(III)トリフルオロメタンスルホン酸
μg = マイクログラム
μL = マイクロリットル
μM = マイクロモル濃度
実施例1
(R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−アミン (1−5)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
適切なN−Boc−酸(4.0mmol)、例えばtert−ブチルロイシン 1−1のEtOH(10mL)溶液を、撹拌下、CsCO(2.0mmol)で処理した。45分後、EtOHを減圧下で蒸発させて除去した。残留セシウム塩をDMF(15mL)に再溶解させて、次いで適切なα−ハロ−ケトン、例えば2−ブロモアセトフェノン(4.0mmol)で処理し、RTで反応が完了するまで撹拌した。反応混合物をEtOAcとHO間で分配し、有機物を分離して、次いでHO(x3)、塩水(x3)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で蒸発させて、ケトエステル 1−2を得た。これは次の工程に直接使用できる程度に純粋であった。
工程B
Figure 2010515687
ケトエステル 1−2(4.0mmol)のキシレン(40mL)溶液に、撹拌下、酢酸アンモニウム(20mmol)を加えた。Dean-Starkトラップを加え、反応物を140℃に加熱した。反応完了後、混合物をRTに冷却させ、次いでEtOAcとNaHCO飽和水溶液間で分配した。有機物を分離し、NaHCO飽和水溶液(x2)、HO(x3)、塩水(x3)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で蒸発させて、フェニルイミダゾール 1−3を得た。これは次の工程に直接使用できる程度に純粋であった。
工程C
Figure 2010515687
イミダゾール 1−3(4.0mmol)とKCO(8.0mmol)のDMF(10mL)溶液/懸濁液に、撹拌下、ベンジル化反応剤、例えば臭化ベンジル(4.40mmol)を加えた。反応完了後、混合物をEtOAcとHO間で分配した。有機層を分離し、HO(x3)、塩水(x3)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で蒸発させて、粗ベンジル化フェニルイミダゾールを得た。次いで、粗反応物質を結晶化させて(EtOAc、ヘキサン)、純粋な生成物 1−4を得た。
工程D
Figure 2010515687
Boc−保護アミン 1−4(1.0mmol)をDCM(5mL)中10%TFAで処理した。反応完了後、反応混合物を真空下で濃縮し、次いでEtOAcとNaHCO飽和水溶液間で分配した。有機物を分離し、NaHCO(x2)、HO(x2)、塩水(x2)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で蒸発させて、遊離フェニルイミダゾールアミン 1−5を得た。
実施例2
(R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−アミン (2−6)
Figure 2010515687
工程A:化合物2−3の製造
化合物2−1 1当量を含む5首フラスコにKCO 0.7当量を加えて、0.25M KCOのアセトン溶液を得た。N下で45分間撹拌した後、1Mアセトン中化合物2−2 1.0当量を加え、次いで5Mアセトン中KI 0.2当量を加えた。反応が完了したとき(約3時間)、反応混合物を氷浴で冷却した。温度が15℃を超えないように、滴下漏斗を用いて氷水(反応に使用したアセトンの約2.5倍の体積に等しい)を加えた。氷浴中で1時間撹拌した後、真空濾過によって生成物を回収した。20%アセトンで3回、水で3回濾過ケーキを洗浄した。濾過ケーキを空気乾燥させ、さらにオーブン中50℃/5トールで、一定重量になるまで乾燥させた。収率92.7g(96%)。HPLC純度:99%。
工程B:化合物2−4の製造
反応フラスコ中の2−3の0.19Mトルエン溶液に、NHOAc 20当量を加えた。混合物を還流下で、反応が完了するまで(約8時間)撹拌した。これをRTに冷却し、次いで水(反応に使用したトルエンの約4分の1の体積に等しい)を加えた。有機相を分離し、水、飽和NaHCOで洗浄し、MgSOで乾燥させた。溶媒を真空下で除去して、2−4を得た。収率:59.50g(99.6%)。HPLC純度:91.4%。
工程C:化合物2−5の製造
2−4の0.5M DMFとKCO溶液を含むフラスコを、N下で30分間、0−5℃で撹拌し、次いでPhCHBr 1.1当量をそれに加えた。混合物をRTで一晩撹拌した。これを氷浴中で、氷水(反応に使用したDMFとおよそ等しい体積)を滴下しながら撹拌した。生成物を真空濾過によって回収し、50%DMFで3回、25%DMFで2回、水で3回洗浄した。固体をオーブン中50℃/5トールで乾燥させた。収率:69.20g(95%)。HPLC純度:94%。
工程D:化合物2−6の製造
MeOHをフラスコに加え、氷浴中に置いた。これにCHCOC1 9.85当量を30分にわたって滴下し、次いで2−5 1当量を加えて、0.25M 2−5のMeOH溶液を形成させた。混合物をRTで反応が完了するまで(約12時間)撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させた後、得られた固体をMeOH(反応に使用したMeOHの約半分の体積に等しい)に懸濁させ、そして0−5℃で撹拌した。この混合物に2.5M NaOH/MeOH溶液を、pHが約10に達するまで滴下し、次いで水を加えた。0−5℃で1時間撹拌した後、生成物2−6を濾過によって回収した。これをオーブン中50℃/5トールで乾燥させた。収率:26.12g(90.5%)。HPLC純度:97.0%。光学純度が>99%(エナンチオマー過剰(ee))であると測定された。
実施例3
(5R)−5−(2−アミノエチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン (1)と(5R)−5−(2−アミノエチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン (2)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
アミン 3−1(1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でエポキシド 3−2(1当量)、次いでYb(OTf)(1当量)を加えた。反応物を40℃で14時間加熱した。反応完了後、EtOAcを加え、次いで水(2x)で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの、0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物3−3を得た。
工程B
Figure 2010515687
アミン 3−3(1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でホスゲン溶液(1.1当量)、次いでトリエチルアミン(20当量)を加えた。完全な環化が観察されるまで、反応物を30℃で加熱した。反応物を水で洗浄し、有機層を分離し、乾燥させ、濃縮し、シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて精製して、化合物3−4を得た。
工程C
フタルアミド 3−4(1当量)のEtOH溶液にヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮させた。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、所望の化合物1と2を得た;MH+ 433.2。
実施例4
5−(アミノメチル)−3−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン (3)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
4−1 アミン(1当量;実施例1および3と類似の方法で製造した)の塩化メチレン溶液に、室温でホスゲン溶液(1.1当量)、次いでトリエチルアミン(20当量)を加えた。完全な環化が観察されるまで、反応物を30℃で加熱した。反応物を水で洗浄し、有機層を分離し、乾燥させ、濃縮し、シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて精製して、化合物4−2を得た。
工程B
フタルアミド 4−2(1当量)のEtOH溶液に、ヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した溶液を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、所望の化合物3を得た;MH+ 439.2。
実施例5
(5S)−5−(アミノメチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサジナン−2−オン (4)と(5R)−5−(アミノメチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサジナン−2−オン (5)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
アミン 1−5とアルデヒド 5−1(1.1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5当量)を少量ずつ加えた。反応物を12時間撹拌し、水でクエンチした。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて得られた残渣を精製して、化合物5−2を得た。
工程B
Figure 2010515687
アミン 5−2(1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でホスゲン溶液(1.1当量)、次いでトリエチルアミン(20当量)を加えた。完全な環化が観察されるまで、反応物を30℃で加熱した。反応物を水で洗浄し、有機層を分離し、乾燥させ、濃縮し、シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて精製して、化合物5−3を得た。
工程C
Figure 2010515687
アルコール 5−3(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。この反応物にフタルアミド(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。該反応物を40℃で30分間加熱し、そして冷却し、EtOAcで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製して、化合物5−4を得た。
工程D
フタルアミド 5−4(1当量)のEtOH溶液にヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、所望の化合物4と5を得た;MH+ 433.2。
実施例6
(6S)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン (6)と(6R)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン (7)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
アミン 6−1(1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でエポキシド 6−2(1当量)、次いでYb(OTf)(1当量)を加えた。反応物を40℃で14時間加熱した。反応完了後、EtOAcを加え、次いで水(2x)で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物6−3を得た。
工程B
Figure 2010515687
アミン 6−3(1当量)の塩化メチレン溶液に、0℃でトリエチルアミン(3当量)、次いでクロロアセチルクロライド(1.5当量)を加えた。完了するまで反応物を室温で撹拌し、その後溶液を水でクエンチし、次いで塩化メチレンで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、中間体アミド化合物を得た。アミドのDMF溶液にCsCO(1当量)とTBAI(触媒的)を加えた。反応物を50℃で5時間加熱し、完了後、重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)を加えてクエンチし、EtOAcで抽出した(3x)。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物6−4を得た。
工程C
フタルアミド 6−4(1当量)のEtOH溶液に、ヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、所望の化合物6と7を得た;MH+ 433.2。
実施例7
(6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン (8)と(6S)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン (9)
Figure 2010515687
化合物8と9を実施例6と類似の方法で製造した;MH+ 453.2。
実施例8
(6R)−6−(2−アミノエチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン (10)と(6S)−6−(2−アミノエチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン (11)
Figure 2010515687
化合物10と11を実施例6と類似の方法で製造した;MH+ 447.3。
実施例9
(6S)−6−(2−アミノエチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン (12)と(6R)−6−(2−アミノエチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン (13)
Figure 2010515687
化合物12と13を実施例6と類似の方法で製造した;MH+ 467.2。
実施例10
(2S,6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−2−メチルモルホリン−3−オン (14)と(2R,6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−2−メチルモルホリン−3−オン (15)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
アミン 10−1とエピクロロヒドリン 10−2の塩化メチレン溶液にYb(OTf)を室温で加えた。出発物質の消費が完了するまで反応物を45℃に加熱した。反応物を濃縮し、シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて得られた残渣を精製して、化合物10−3を得た。
工程B
Figure 2010515687
アミン 10−3(1当量)のMeOH溶液に、室温でNaN(4当量)を加えた。反応物を3日間撹拌し、濃縮して10−4を得て、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。
工程C
Figure 2010515687
粗アミン 10−4(1当量)の塩化メチレン溶液に、0℃でトリエチルアミン(5当量)、次いで2−クロロプロピオニルクロライド(2.5当量)を加えた。完了するまで反応物を室温で撹拌し、その後溶液を水でクエンチし、次いで塩化メチレンで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物10−5を得た。
工程D
Figure 2010515687
アルコール 10−5のDMF溶液に、CsCO(1当量)とTBAI(触媒的)を加えた。反応物を50℃で5時間加熱し、完了後に重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)を加えてクエンチし、次いでEtOAcで抽出した(3x)。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物10−6を得た。
工程E
アジド 10−6のTHF/HO溶液に、トリフェニルホスフィンを室温で加えた。反応物を40℃で14時間加熱し、その後TFA(10当量)を加え、そして反応物をさらに1時間40℃で、次いで1時間80℃で加熱した。反応物を室温に冷却し、LiOHのアセトニトリル/水溶液で処理した。この反応物を10分間超音波処理し、次いでセライトのパッドで濾過した。濾液を濃縮し、逆相HPLCで精製して、所望の生成物14と15を得た;MH+ 465.3。
実施例11a
(5R)−5−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]ピペラジン−2,3−ジオン (16)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
実施例13のように製造したアミン 11−1の塩化メチレン溶液に、室温でトリエチルアミン(5当量)、次いで塩化オキサリル(2.5当量)を室温で加えた。出発物質の完全な消費が観察されるまで、反応物を室温で撹拌した。その後、反応物を水で洗浄し、有機層を分離し、乾燥させ、濃縮する。得られた粗物質を塩化メチレン中50% TFAで処理し、環化が完了するまで40℃で加熱した。反応物を濃縮し、粗油状物をTHFに溶解させて、TBAF(2.5当量;THF中1M)で処理した。反応物を40℃で加熱し、脱保護完了後、これを濃縮し、逆相HPLCで精製して、11−2を得た。
工程BとC
Figure 2010515687
アルコール 11−2(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。この反応物にフタルアミド(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。反応物を40℃で30分間加熱し、冷却後、これをEtOAcで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製した。ヒドラジン(25当量)をフタルアミド(1当量)のEtOH溶液に室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、16を得た;MH+ 446.2。
実施例11b
(5S)−5−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]ピペラジン−2,3−ジオン (17)
Figure 2010515687
実施例11aと類似の方法で、しかしBoc−D−セリンメチルエステルから出発して製造する;MH+ 446.2。
実施例12
(5R)−5−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−4−メチルピペラジン−2,3−ジオン (18)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
CsCO(3当量)のジオキサン懸濁液に、実施例11のように製造したアミド 12−1を室温で加えて、該反応物を10分間撹拌した。ヨウ化メチルを加え、次いで1時間撹拌した。水を加えて反応物をクエンチし、有機物を分離し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物12−2を得た。
工程B
Figure 2010515687
アルコール 12−2をTHFに溶解させ、TBAF(2.5当量、THF中1M)で処理した。反応物を40℃で加熱し、脱保護完了後、これを濃縮し、逆相HPLCで精製して12−3を得た。
工程CとD
Figure 2010515687
アルコール 12−3(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。次いで、この反応物にフタルアミド(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。反応物を40℃で30分間加熱し、冷却後、これをEtOAcで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製した。フタルアミド(1当量)のEtOH溶液にヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、所望の化合物18を得た;MH+ 460.3。
実施例13
(2S)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−2−(ヒドロキシメチル)−1,4−ジアゼパン−5−オン (19)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
アルコール 13−1(1当量)のDMF溶液に、トリエチルアミン(3当量)、DMAP(0.2当量)およびTBDMSCl(2.2当量)を加えた。反応物を5時間室温で撹拌し、完了後、重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)を加えてクエンチし、次いでEtOAcで抽出した(3x)。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物13−2を得た。
工程B
Figure 2010515687
BOC−L−セリンメチルエステル 13−2のトルエン溶液に、DIBAL−H(3当量、トルエン中2.5M)を0℃で加えた。反応物を室温に温め、完全な変換が観察されるまで撹拌した。その後、反応物をメタノールで処理し、濃縮した。この残渣に2M酒石酸ナトリウムカリウム溶液(飽和水溶液)を加え、30分間激しく撹拌した。得られた残渣をEtOAcと水間で分配し、層を分離し、水部をEtOAcで3回抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物13−3を得た。
工程C
Figure 2010515687
塩化オキサリル(1.4当量)の無水塩化メチレン溶液に、−78℃でDMSO(2.2当量)を加え、次いで10分間撹拌した。アルコール 13−3(1当量)の塩化メチレン溶液を滴下して5分間反応させる。トリエチルアミン(5当量)をゆっくりと加え、添加完了後、該反応物を10分間−78℃で、次いで30分間室温で撹拌した。変換完了後、該反応物をEtOAcで希釈し、重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で3回洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物13−4を得た。
工程D
Figure 2010515687
アルデヒド 13−4とアミン 1−5(1.1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でトリアセトキシキシ水素化ホウ素ナトリウム(5当量)を少量ずつ加えた。反応物を12時間撹拌し、水でクエンチした。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて得られた残渣を精製して、化合物13−5を得た。
工程E
アミン 13−5の塩化メチレン溶液に、室温でトリエチルアミン(5当量)、次いでアクリロイルクロライド(3.3当量)を室温で加えた。出発物質の完全な消費が観察されるまで反応物を室温で撹拌した。その後、該反応物を水で洗浄し、有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。得られた粗物質を塩化メチレン中50% TFAで処理して、環化を実施するのに必要な時間、40℃で加熱した。その後、該反応物を濃縮し、粗油状物をTHFに溶解させ、TBAF(2.5当量、THF中1M)で処理した。反応物を40℃で加熱し、脱保護完了後、これを濃縮し、逆相HPLCで精製して19を得た;MH+ 447.3。
実施例14
(2R)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−ジアゼパン−5−オン (20)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
実施例13のように製造したアミン 14−1のMeOH溶液に、BOC−無水物(1.2当量)、次いでトリエチルアミン(3当量)を0℃で加えた。出発物質の完全な消費が観察されるまで反応物を室温で撹拌した。反応物を濃縮し、シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて得られた残渣を精製して、化合物14−2を得た。
工程B
Figure 2010515687
アルコール 14−2(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。この反応物にフタルアミド(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。反応物を40℃で30分間加熱し、冷却後、これをEtOAcで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製した。フタルアミド(1当量)のEtOH溶液にヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を塩化メチレン中20% TFAに溶解させ、完全な脱保護が確認されるまで40℃で加熱した。反応物を濃縮し、逆相HPLCで精製して、20を得た;MH+ 446.3。
実施例15
(2R)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1−(メチルスルホニル)−1,4−ジアゼパン−5−オン (21)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
実施例13で製造したアミン 15−1(1当量)の塩化メチレン溶液に、0℃でトリエチルアミン(5当量)、次いでメタンスルホニルクロライド(2.5当量)を加えた。完了まで反応物を室温で撹拌し、その後溶液を水でクエンチし、次いで塩化メチレンで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物15−2を得た。
工程B
Figure 2010515687
スルホンアミド 15−2をTHFに溶解させ、TBAF(2.5当量、THF中1M)で処理した。反応物を40℃で加熱し、脱保護完了後、これを濃縮し、逆相HPLCで精製して、15−3を得た。
工程C
Figure 2010515687
アルコール 15−3(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。この反応物にフタルアミド(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。反応物を40℃で30分間加熱し、冷却後、これをEtOAcで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製して、15−4を得た。
工程D
フタルアミド 15−4(1当量)のEtOH溶液にヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、21を得た;MH+ 524.3。
実施例16
(2S)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−5−オン (22)と(2R)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−5−オン (23)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
16−1 アミンとアルデヒド 16−2(1.1当量)の塩化メチレン溶液に、室温でトリアセトキシキシ水素化ホウ素ナトリウム(5当量)を少量ずつ加えた。該反応物を12時間撹拌し、水でクエンチした。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて得られた残渣を精製して、化合物16−3を得た。
工程B
Figure 2010515687
アミン 16−2(1当量)の塩化メチレン溶液に、0℃でトリエチルアミン(5当量)を、次いでアクロロイルクロライド(2.5当量)を加えた。完了まで反応物を室温で撹拌し、その後水で該溶液をクエンチし、次いで塩化メチレンで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物16−3を得た。
工程C
Figure 2010515687
アミド 16−3のTHF溶液に水銀(II)トリフルオロアセテート(1当量)を室温で加え、反応物を1時間撹拌した。その後、該反応物を0℃に冷却し、2N NaOH(2当量)、次いでNaBH(0.6当量、2N NaOH中0.5N)で処理した。完全な変換が観察されるまで該反応物を撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮する。粗物質を逆相HPLCで精製して、16−4を得た。
工程D
Figure 2010515687
アミド 16−4のEtOH溶液にPd/C(0.5当量)を室温で加えた。混合物に10分間水素ガスをバブリングし、H雰囲気下で3時間、反応物を撹拌した。その後、反応物をセライトのパッドで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製して、22と23を得た;MH+ 447.3。
実施例17
(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−5−イル)−メタノール
Figure 2010515687
トリオール 17−1(1当量)をDMFに、濃度約0.5Mで溶解させて、2,2−ジメトキシプロパン(1.16当量)とp−トルエンスルホン酸一水和物(0.03当量)を加えた。該溶液を1日以上撹拌し、TEA(0.5当量)でクエンチした。可能な限り多量の溶媒を真空下で除去し、真空下で蒸留して17−2を精製した。
実施例18
2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−カルボアルデヒド
Figure 2010515687
雰囲気下で塩化オキサリル(1.4当量)をDCMに溶解させ、次いで−78℃に冷却した。DMSO(2.2当量)を滴下した。この溶液を約10分間撹拌し、次いで合計濃度0.2Mとして18−1(1当量)をさらなるDCMに溶解させた。5分間反応させた後、TEA(5当量)を加えた。この混合物を10分間−78℃で、次いでさらに10分間室温で撹拌した。展開溶媒としてヘキサンと酢酸エチルを比1:1で用い、CAM染色で結果を可視化するTLCによって、この反応物を最もよくモニターした。18−2を含む反応混合物をさらなる後処理なしで使用した。
実施例19
(6S)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−3−オン (24)と(6R)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−3−オン (25)
Figure 2010515687
(R)−6−(アミノメチル)−4−((R)−1−(1−ベンジル−3−フェニル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−2,2−ジメチルプロピル)−1,4−オキサゼパン−3−オン
工程A:還元的アミノ化
Figure 2010515687
アミン 19−1(1当量)をDCMに溶解させ、合計濃度0.1−0.15Mとしてアルデヒド 18−2に加えた。5分後、該反応物を0℃に冷却し、Na(OAc)BH(1.5当量)と氷酢酸(1当量)を加えた。完了まで該反応物をLCMSでモニターした。該反応物を酢酸エチルで希釈し、次いで飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。最後に、該生成物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。
工程B:アセチル化
Figure 2010515687
アミン 19−2をDCMに溶解させて0.2M溶液を調製して、0℃に冷却した。TEA(5当量)をゆっくりと加え、5分間撹拌した。クロロアセチルクロライド(3当量)を滴下した。該反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。ヘキサン中約0−70%酢酸エチルのグラジエントを用いるクロマトグラフィーによって、生成物19−3を精製した。
工程C:ジオール脱保護
Figure 2010515687
塩化物 19−3をアセトニトリルに溶解させ、0℃に冷却した。3N HClを滴下し、脱保護が完了するまでHClをさらに加えながら、LCMSで該反応物をモニターした。溶液を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。最後に、生成物19−4を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。
工程D:環化
Figure 2010515687
脱保護したアルコール 19−4をDMFに溶解させて、0.1M溶液を調製した。CsCO 1当量とTBAI(テトラブチルヨウ化アンモニウム)触媒量を加えた。該反応物を約40−55℃に、4−6時間加熱した。完了後、該反応物を真空下で濃縮し、EtOAcで希釈し、飽和ビカルボネートで洗浄した。EtOAc層を真空下で濃縮し、ヘキサン中約0−75%酢酸エチルのグラジエントを用いるクロマトグラフィーによって精製して、19−5を得た。
工程E.アルコールをラセミ化するためのアルデヒドの形成
Figure 2010515687
雰囲気下で、塩化オキサリル(1.4当量)をDCMに溶解させ、次いで−78℃に冷却した。DMSO(2.2当量)を滴下した。この溶液を約10分間撹拌し、次いで合計濃度0.2Mとしてアルコール 19−5(1当量)をさらなるDCMに溶解させた。5分間反応させた後、TEA(5当量)を加えた。この混合物を10分間−78℃で、次いでさらに10分間室温で撹拌した。該反応物を酢酸エチルで希釈し、次いで飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回洗浄した。最後に、生成物19−6を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。
工程F:(R)および(S)アルコールへの変換
Figure 2010515687
アルデヒド 19−6をメタノールに溶解させて0.2M溶液を形成させ、0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(1.5当量)を加え、該反応物を5〜10分間維持した。溶液を真空下で濃縮し、EtOAcで希釈し、飽和ビカルボネートで洗浄した。EtOAc層を真空下で濃縮し、クロマトグラフィーによって精製した。この段階で、アルコールの2種のジアステレオマーを逆相HPLCで分離した。
工程G:アミンへの変換
Figure 2010515687
無水THFに溶解した各分離アルコールジアステレオマーに、樹脂結合PPh 5当量、フタルイミド 5当量およびDIAD 5当量を加えた。該反応物を約55℃に30分間温めた。フタルイミド誘導体への変換の完了後、該反応物をEOAcで希釈し、セライトで濾過し、飽和NaHCOで洗浄した。EtOAc層を無水NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、HPLCで精製した。精製したフタルイミド誘導体を、メタノール中2M MeNH(溶媒として使用)による60℃で約1時間の最終脱保護工程に供した。粗生成物を逆相HPLCで精製した;MH+ 447.3。
実施例20
(6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−(3,5−ジフルオロベンジル)−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン (26)
化合物26を実施例19と類似の方法で製造した;MH+ 501.2。
実施例21
(6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン (27)
化合物27を実施例19と類似の方法で製造した;MH+ 465.3。
実施例22
(6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−(3−フルオロベンジル)−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン (28)と(6S)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−(3−フルオロベンジル)−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン (29)
化合物28と29を実施例19と類似の方法で製造した;MH+ 483.2。
実施例23
(6S)−6−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−ジアゼパン−2,3−ジオン (30)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
アミン 19−2(1当量)の塩化メチレン溶液に、0℃でトリエチルアミン(5当量)、次いでメチル−2−クロロ−2−オキソアセテート(2.5当量)を加えた。完了するまで反応物を室温で撹拌し、その後水で該溶液をクエンチし、次いで塩化メチレンで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物23−1を得た。
工程B
Figure 2010515687
アミド 23−1のアセトニトリル(1当量)溶液に、0℃でHCl(3N水溶液)(15当量)を滴下した。反応物を室温で撹拌し、変換完了後、該反応物をEtOAcで希釈し、重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で3回洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製してジオールを得て、これを次の工程に使用した。DMFに懸濁し、CsCO(1当量)とTBAI(触媒的)で処理した。反応物を50℃で5時間加熱し、完了後、重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)を加えてこれをクエンチし、次いでEtOAcで抽出(3x)した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物23−2を得た。
工程C
Figure 2010515687
アルコール 23−2(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。この反応物にN−BOCホスホネート(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。反応物を40℃で30分間加熱し、冷却後、EtOAcで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製して23−3を得た。
工程D
Figure 2010515687
アミド 23−3のベンゼン中20% HCl溶液を、室温で撹拌した。変換完了後、該反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、化合物 23−4を得た。
工程E
Figure 2010515687
アルコール 23−4(1当量)のTHF溶液に樹脂結合PPh(2当量)を加え、次いで室温で10分間撹拌した。この反応物にフタルアミド(2当量)とDIAD(2当量)を加えた。反応物を40℃で30分間加熱し、冷却後、EtOAcで希釈して、セライトのプラグで濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製した。得られたフタルアミド(1当量)のEtOH溶液にヒドラジン(25当量)を室温で加えた。反応物を60℃で加熱した。完了後、冷却した反応物を濾過し、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCで精製して、30を得た;MH+ 460.3。
実施例24
(6R)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−6−フルオロ−1,4−ジアゼパン−2−オン (31)と(32)
Figure 2010515687
工程A
Figure 2010515687
実施例25のように製造したアミン 25−6の塩化メチレン溶液に、0℃でトリエチルアミン(5当量)、次いでクロロアセチルクロライド(2.5当量)を加えた。完了するまで反応物を室温で撹拌し、その後該溶液を水でクエンチし、次いで塩化メチレンで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、クロライド 24−2を得た。
工程B
Figure 2010515687
クロライド 24−2(1当量)のDMSO溶液にテトラゾール(10当量)とNaOH(10当量)を加えた。反応物を室温で16時間撹拌し、その後該溶液を水でクエンチし、次いでEtOAcで抽出した。合併した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗物質を塩化メチレン中50% TFAで処理し、完了後、これを濃縮し、逆相HPLCで精製して、所望の化合物32を得た;MH+ 435.2。
他のジアステレオマー 31を同様の方法で、他のフルオロ−側鎖ジアステレオマー 24−1から出発して製造した;MH+ 435.2。
実施例25
tert−ブチル(S)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピルアミノ)−2−フルオロプロピルカルバメートの合成
工程E:還元的アミノ化
Figure 2010515687
実施例1工程Dのフェニルイミダゾール 1−5(1当量、2.0g)とアルデヒド(1.3当量、1.56g)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2当量、2.65g)とを、塩化メチレン30mL中で混合した。酢酸(2当量、0.72mL)を加え、該反応物をRT、窒素雰囲気下で一晩撹拌した。該反応物を水、飽和重炭酸ナトリウム、次いで飽和塩化ナトリウムで後処理した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。物質をカラムで精製して、生成物25−1を白色固体2.15gとして得た。
実施例26
(R)−5−(アミノメチル)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル)オキサゾリジン−2−オンおよび
(S)−5−(アミノメチル)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル)オキサゾリジン−2−オンの合成
Figure 2010515687
ベンジル2,3−ジヒドロキシプロピルカルバメートのDMF(0.1M)溶液にTBDMSCl(2.2当量)とイミダゾール(2.5当量)を室温で加えた。20分間撹拌した後、該反応混合物をEtOAcで後処理し、これを水と塩水で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮して粗bis−シリル化生成物を得た。これをメタノール(0.16M)に溶解させ、次いでp−トルエンスルホン酸(0.1当量)を0℃で加えた。反応混合物を1.5時間、同じ温度で撹拌した。飽和NaHCO水溶液でクエンチした後、反応混合物をEtOAcで抽出し、これを水および塩水で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮し、シリカゲルでの0−100% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて精製して、純粋なベンジル2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−ヒドロキシプロピルカルバメートを得た。
Figure 2010515687
ベンジル2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−ヒドロキシプロピルカルバメート(1.0当量)のジクロロメタン(0.1M)溶液に、ピリジン(5.0当量)とDess-Martin Periodinane(登録商標)(1.5当量)を0℃で加えた。反応混合物を3時間撹拌し、5% NaHCO水溶液と1.0M Na水溶液でクエンチした。1時間撹拌後、有機層を分離し、水と塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。既報の一般的方法によって製造した(R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(1.2当量)のジクロロメタン(0.2M)溶液に、粗アルデヒドと酢酸を室温で滴下した。0.5時間撹拌後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.5当量)を反応混合物に0℃で加え、その後室温まで1時間温めた。飽和NaHCO水溶液でクエンチした後、反応混合物をEtOAcで後処理し、これを水と塩水で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。シリカゲルでの20% EtOAc/ヘキサン溶出によって粗ジアステレオマー混合物を分離して、純粋なジアステレオマー、ベンジル(S)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピルアミノ)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロピルカルバメートとベンジル(R)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピルアミノ)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロピルカルバメートを得た。酸素原子に結合している炭素での立体化学を任意に割り当てた((R,R)ジアステレオマーは(R,S)異性体よりもTLC上でより極性であった)。
Figure 2010515687
適切なTBDMS保護化合物(1.0当量)のTHF(0.1M)溶液に、TBAF(5当量)を室温で加えた。反応混合物を20分間撹拌した。飽和NHCl水溶液でクエンチした後、反応混合物をEtOAcで後処理し、これを水と塩水で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。シリカゲルでの30−50% EtOAc/ヘキサングラジエント溶出を用いて粗生成物を精製して、純粋なアルコール(ベンジル(S)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピルアミノ)−2−ヒドロキシプロピルカルバメートとベンジル(R)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピルアミノ)−2−ヒドロキシプロピルカルバメート)を得た。
Figure 2010515687
適切なアルコール(1.0当量)のジクロロメタン(0.3M)溶液に、室温でトリホスゲン(1.5当量)とトリエチルアミン(2.5当量)を連続的に加えた。1時間撹拌後、反応混合物を飽和NaHCO水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで後処理した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物をアセトニトリル(0.1M)に溶解させ、次いでヨードトリメチルシラン(10当量)を加えた。1時間撹拌後、反応混合物をNa水溶液でクエンチし、EtOAcで後処理した。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮した。得られた油状物を逆相HPLCおよび凍結乾燥で精製して、所望の化合物をTFA塩として得た。
(R)−5−(アミノメチル)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル)オキサゾリジン−2−オン、LCMS (m/z): 455.2 (MH+); LC Rt = 3.66分
(S)−5−(アミノメチル)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル)オキサゾリジン−2−オン、LCMS (m/z): 455.1 (MH+); LC Rt = 3.68分
実施例27
KSP活性測定アッセイ
この実施例は、インビトロKSP活性を測定するための代表的なインビトロアッセイを提供する。ウシ脳から得た精製微小管をCytoskeleton Inc. (Denver, Colorado, USA)から購入した。ヒトKSPのモータードメイン(Eg5、KNSL1)をクローン化し、発現させ、95%以上の均一性に精製した。Biomol GreenをAffinity Research Products Ltd. (Matford Court, Exeter, Devon, United Kingdom)から購入した。アッセイバッファー(20mM Tris−HCl(pH 7.5)、1mM MgCl、10mM DTTおよび0.25mg/mL BSA)で微小管およびKSPモータータンパク質(すなわちKSPモータードメイン)を、微小管最終濃度35μg/mL、KSP 45nMに希釈した。微小管/KSP混合物を37℃で10分間プレインキュベートして、KSPと微小管の結合を促進させた。
DMSO中阻害剤または試験化合物1.25μL(またはコントロールの場合DMSOのみ)を含む試験プレート(384ウェルプレート)の各ウェルに、ATP溶液25μL(アッセイバッファー中300μMの濃度に希釈したATP)と、上記微小管/KSP溶液25μLを加えた。該プレートをRTで1時間インキュベートした。インキュベーション後、Biomol Green 65μL(マラカイトグリーンベースの染色剤、無機リン酸の放出を検出する)を各ウェルに加えた。該プレートをさらに5−10分間インキュベートし、次いでVictor IIプレートリーダーを用いて630nmでの吸収を測定した。630nmでの吸収量は、サンプルにおけるKSP活性量に対応する。Excel用XLFitまたはGraphPad Software Inc.のPrismデータ分析ソフトウェアを用いた非線形回帰によって、各濃度での630nmでの吸収の減少に基づいて各阻害剤または試験化合物のIC50を決定した。
好ましい本発明の化合物は、この実施例に記載のアッセイにおいて、約1mM未満のIC50として測定されるような生物学的活性、好ましい態様において約25μM未満の生物学的活性、特に好ましい態様において約1000nM未満の生物学的活性、最も好ましい態様において約100nM未満の生物学的活性を有する。
実施例28
KSP阻害剤で処理した腫瘍細胞系における細胞増殖の阻害
96ウェルプレートに密度約500細胞/96ウェルプレートのウェルで細胞を播種し、24時間増殖させる。多様な濃度の化合物で72時間細胞を処理する。次いで、CellTiter Glo 100μlを加える。CellTiter Gloは反応剤3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)5−(3−カルボキシメトキシフェニル)−2−(4−スルホフェニル)−2H−テトラゾリウム(MTS)(米国特許第5,185,450号)(Promega製品カタログ#G3580、CeIITiter 96 Aqueous One Solution Cell Proliferation Assay 参照)を用いるテトラゾリウム利用アッセイである。細胞を暗所で30分間インキュベートする。Walloc Triluxプレートリーダーを用いて各ウェルについて蛍光の量を測定し、これはウェルあたりの細胞数に相関する。DMSO(0.5%)のみを加えたウェルにおける生存細胞数を0%阻害の指標として用い、細胞を含まないウェルを細胞増殖の100%阻害とした。対数変換用量値と継続的化合物曝露72時間での細胞数(コントロールに対する割合)のS字状用量応答曲線から、グラフを用いて50%増殖阻害を引き起こす化合物濃度(GI50)を決定する。
使用する細胞系を次に列挙する。
細胞増殖アッセイを上記のとおり実施する。
Figure 2010515687
好ましい本発明の化合物は、上記アッセイプロトコルにおいて、約1mM未満のIC50として測定されるような生物学的活性、ある態様において約25μM未満の生物学的活性、他の態様において約1000nM未満の生物学的活性、さらに他の態様において約100nM未満の生物学的活性を有する。
表2は、実施例27および28に記載のアッセイによって測定した表1に列挙した選択化合物の活性を示す。“+”は、記載のアッセイにおいて当該化合物が1μMより大きいIC50またはGI50を有することを示し;“++”は、記載のアッセイにおいて当該化合物が1μM以下100nMより大きいIC50またはGI50を有することを示し;“+++”は、記載のアッセイにおいて当該化合物が100nM以下のIC50またはGI50を有することを示す。
表2
Figure 2010515687
実施例29
クローン形成軟寒天アッセイプロトコル
密度3x10細胞/ウェルで6ウェルプレートにヒトがん細胞を播種する。翌日、特定の濃度の目的化合物を各ウェルに加える。インキュベーションの24時間および48時間後、細胞を収穫し、洗浄し、計測する。Multimek 96ロボットを用いて次の工程を行う。PolyHemaで被覆して細胞とウェル底の接着を防止した96ウェルプレートに500個の生存細胞/ウェルを播種する。アガロース(3%原液)を融解させ、温培地で希釈し、最終濃度0.5%で細胞に加える。軟寒天が固形化した後、プレートを37℃で6日間インキュベートする。アラマーブルー染色剤を細胞に加え、プレートをさらに6時間インキュベートする。Tecanプレートリーダーで吸光度変化を測定し、これを軟寒天に形成されたコロニー数と相関すると考える。がん様細胞は寒天で増殖することができ、したがって吸光度の上昇を示す。吸光度の低下は、がん細胞が阻害されていることを意味する。本発明の化合物は吸光度の低下を示すと予期される。

Claims (29)

  1. 式(I)
    Figure 2010515687
    〔式中、
    はアルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
    は水素、アルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
    Lは
    a)−O−;
    b)−OCH−、−CHO−、−C(O)NR−;
    c)−CHOCH−、−CHNRCH−、−CHCHO−、−C(O)NRCH−および−CHCHNR−;
    から成る群から選択され;
    およびRは独立してハロ、アルキルおよび置換アルキルから成る群から選択され;
    およびRは独立してシアノ、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、ハロおよびヒドロキシから成る群から選択され;
    は水素、アルキルおよび−SOアルキルから成る群から選択され;
    mは0、1、2または3であり;
    nは0、1、2または3であり;そして
    pは0または1である〕
    を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  2. およびRがアルキルである、請求項1の化合物。
  3. がアルキルであり、そしてRが水素である、請求項1の化合物。
  4. がイソプロピル、t−ブチルおよびプロピルから成る群から選択される、請求項3の化合物。
  5. が置換アルキルである、請求項1の化合物。
  6. が、アミノ、置換アミノ、ハロ、アルコキシ、置換アルコキシおよびヒドロキシから成る群から選択される1〜5個の置換基で置換されたアルキルである、請求項5の化合物。
  7. がハロ、−CHNH、−(CHNH、−(CHNHおよび−CHOHから成る群から選択される請求項1の化合物。
  8. mが0である、請求項1の化合物。
  9. がハロである、請求項1の化合物。
  10. とそれが結合しているフェニル環が、フェニル、3−ブロモフェニル、3−クロロフェニル、4−シアノフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニルおよび3−トリフルオロメチルフェニルから成る群から選択される、請求項1の化合物。
  11. Lとそれが結合している原子が:
    Figure 2010515687
    から成る群から選択される環を形成する、請求項1の化合物。
  12. 式(Ia)
    Figure 2010515687
    を有する請求項1の化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  13. 式(Ib)−(Id)
    Figure 2010515687
    を有する請求項1の化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  14. 式(Ie)−(Ii)
    Figure 2010515687
    Figure 2010515687
    を有する請求項1の化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  15. (S)−5−(アミノメチル)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル)オキサゾリジン−2−オン
    Figure 2010515687
    である化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  16. (R)−5−(アミノメチル)−3−((R)−1−(1−ベンジル−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル)オキサゾリジン−2−オン
    Figure 2010515687
    である化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  17. (5R)−5−(2−アミノエチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5S)−5−(2−アミノエチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    5−(アミノメチル)−3−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5S)−5−(アミノメチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサジナン−2−オン;
    (5R)−5−(アミノメチル)−3−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,3−オキサジナン−2−オン;
    (6S)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン;
    (6R)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン;
    (6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン;
    (6S)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン;
    (6R)−6−(2−アミノエチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン;
    (6S)−6−(2−アミノエチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]モルホリン−3−オン;
    (6S)−6−(2−アミノエチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン;
    (6R)−6−(2−アミノエチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2−メチルプロピル}モルホリン−3−オン;
    (2S,6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−2−メチルモルホリン−3−オン;
    (2R,6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−2−メチルモルホリン−3−オン;
    (5R)−5−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]ピペラジン−2,3−ジオン;
    (5S)−5−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]ピペラジン−2,3−ジオン;
    (5R)−5−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−4−メチルピペラジン−2,3−ジオン;
    (2S)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−2−(ヒドロキシメチル)−1,4−ジアゼパン−5−オン;
    (2R)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−ジアゼパン−5−オン;
    (2R)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1−(メチルスルホニル)−1,4−ジアゼパン−5−オン;
    (2S)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−5−オン;
    (2R)−2−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−5−オン;
    (6S)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−3−オン;
    (6R)−6−(アミノメチル)−4−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−オキサゼパン−3−オン;
    (6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−(3,5−ジフルオロベンジル)−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン;
    (6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン;
    (6R)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−(3−フルオロベンジル)−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン;
    (6S)−6−(アミノメチル)−4−{(1R)−1−[1−(3−フルオロベンジル)−4−(3−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−2−イル]−2,2−ジメチルプロピル}−1,4−オキサゼパン−3−オン;
    (6S)−6−(アミノメチル)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−1,4−ジアゼパン−2,3−ジオン;
    (6R)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−6−フルオロ−1,4−ジアゼパン−2−オン;または
    (6S)−1−[(1R)−1−(1−ベンジル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−2,2−ジメチルプロピル]−6−フルオロ−1,4−ジアゼパン−2−オン;
    である化合物またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
  18. 治療上有効量の請求項1〜17のいずれかの化合物と薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
  19. さらに少なくとも1種のがんの処置用のさらなる薬剤を含む、請求項18の組成物。
  20. がんの処置用のさらなる薬剤がイリノテカン、トポテカン、ゲムシタビン、イマチニブ、トラスツズマブ、5−フルオロウラシル、ロイコボリン、カルボプラチン、シスプラチン、ドセタキセル、パクリタキセル、テザシタビン、シクロホスファミド、ビンカアルカロイド、アントラサイクリン、リツキシマブおよびトラスツズマブから成る群から選択される、請求項19の組成物。
  21. 哺乳類患者における、少なくとも部分的にKSPが介在する障害を処置する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳類患者に治療上有効量の請求項18の組成物を投与することを含む方法。
  22. 障害が細胞増殖性疾患である、請求項21の方法。
  23. 細胞増殖性疾患ががんである、請求項22の方法。
  24. がんが肺および気管支のがん;前立腺がん;乳がん;膵臓がん;結腸および直腸のがん;甲状腺がん;胃がん;肝臓および肝内胆管のがん;腎臓および腎盂のがん;膀胱がん;子宮体がん;子宮頸がん;卵巣がん;多発性骨髄腫;食道がん;急性骨髄性白血病;慢性骨髄性白血病;リンパ性白血病;骨髄性白血病;脳のがん;口腔および咽頭のがん;喉頭;小腸がん;非ホジキンリンパ腫;黒色腫;および繊毛性結腸腺腫から成る群から選択される、請求項23の方法。
  25. さらにがんの処置用のさらなる薬剤を哺乳類患者に投与することを含む、請求項24の方法。
  26. がんの処置用のさらなる薬剤がイリノテカン、トポテカン、ゲムシタビン、イマチニブ、トラスツズマブ、5−フルオロウラシル、ロイコボリン、カルボプラチン、シスプラチン、ドセタキセル、パクリタキセル、テザシタビン、シクロホスファミド、ビンカアルカロイド、アントラサイクリン、リツキシマブおよびトラスツズマブから成る群から選択される、請求項25の方法。
  27. 哺乳類患者におけるKSPキネシンを阻害する方法であって、当該患者に有効阻害量の請求項1の化合物を投与することを含む方法。
  28. KSPキネシンの活性を阻害する方法であって、当該キネシンと有効阻害量の請求項1の化合物とを接触させることを含む方法。
  29. 細胞におけるKSPキネシンの活性を阻害する方法であって、当該細胞と有効阻害量の請求項1の化合物とを接触させることを含む方法。
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