JP2012020274A - 多孔膜を備える濾材、その製造方法、フィルタパック、ならびにフィルタユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリテトラフルオロエチレンからなり、平均孔径が2.5μm以上かつ空孔率が95%以上である多孔膜と当該多孔膜を支持する支持材を濾材は備える。濾材は、空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失が100Pa未満であり、粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの粒子の捕集効率が95%以上であり、次式:PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000で得られるPF値が30以上である。個数中位径0.25μmのポリアルファオレイン粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で連続通風し、圧力損失が300Paに達したときの、ポリアルファオレイン粒子の保塵量が15g/m2以上である。
【選択図】なし
Description
[項1]
ポリテトラフルオロエチレンからなり、平均孔径が2.5μm以上であり、かつ、空孔率が95%以上である多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材と
を備えた濾材に対して、
空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失が100Pa未満であり、
粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率が95%以上であり、
前記圧力損失と前記捕集効率とから次式:
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が30以上であり、
個数中位径0.25μmのポリアルファオレイン粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で濾材に連続通風し、圧力損失が300Paに達したときの、濾材に保持されているポリアルファオレイン粒子の保塵量が15g/m2以上である
濾材。
[項2]
多孔膜が変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる多孔膜である前記項1に記載の濾材。
[項3]
変性ポリテトラフルオロエチレンがテトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である前記項2に記載の濾材。
[項4]
多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材と
を備え、
前記多孔膜は、
ポリテトラフルオロエチレンに対して押出助剤を20.5重量%混合して室温で1時間熟成させることで混合物とした場合においてリダクションレシオ1600における押出速度32000mm/分でのペースト押出圧力が50MPa以上110MPa以下であり、かつ、重量平均分子量/数平均分子量で示される分子量分布が4.0以上である前記ポリテトラフルオロエチレンより得られ、
変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる
濾材。
[項5]
変性ポリテトラフルオロエチレンがテトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である前記項4に記載の濾材。
[項6]
平均孔径が2.5μm以上であり、かつ、空孔率が95%以上である前記項4または5に記載の濾材。
[項7]
濾材に対して空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失が100Pa未満であり、かつ、濾材に対して粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率が95%以上である前記項4〜6のいずれか1項に記載の濾材。
[項8]
濾材に対して空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失と、濾材に対して粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率とから次式:
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が30以上である前記項4〜7のいずれか1項に記載の濾材。
[項9]
個数中位径0.25μmのポリアルファオレイン粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で濾材に連続通風し、圧力損失が300Paに達したときの、濾材に保持されているポリアルファオレイン粒子の保塵量が15g/m2以上である前記項4〜8のいずれか1項に記載の濾材。
[項10]
変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる未焼成フィルムを用意する工程、
前記未焼成フィルムを、第1方向に2倍〜50倍の倍率で延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に2倍〜80倍の倍率で延伸して孔を生じさせ、多孔膜を得る工程、および
得られた多孔膜の少なくとも一方の面上に、当該多孔膜を支持するように支持材を配置する工程
を含む濾材の製造方法。
[項11]
前記未焼成フィルムが、変性ポリテトラフルオロエチレンのファインパウダーから形成される前記項10に記載の製造方法。
[項12]
所定の形状に成形された前記項1〜9のいずれか1項に記載の濾材または前記項10もしくは11に記載の製造方法により製造される濾材を備えるフィルタパック。
[項13]
前記項12に記載のフィルタパックと、
当該フィルタパックが収納される枠体とを備えるフィルタユニット。
本発明の濾材は、ポリテトラフルオロエチレンからなる多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材を備える。
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が、好ましくは30以上、より好ましくは40以上である。
本発明で用いられる多孔膜はポリテトラフルオロエチレンからなる。
具体的には、膜厚を測定したPTFE多孔膜を20×20cmに切り出し、重量を測定し、空孔率を求めることができる。
支持材は、多孔膜を支持するものであり、好ましくは、多孔膜に接着している。
本発明の濾材は、例えば、
ポリテトラフルオロエチレンからなる未焼成フィルムを用意する工程1、
前記未焼成フィルムを、第1方向に延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に延伸して孔を生じさせる工程2、および
得られた多孔膜の少なくとも一方の面上に、当該多孔膜を支持するように支持材を配置する工程3
を含む製造方法によって製造することができる。
変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる未焼成フィルム(以下、単に未焼成フィルムと称する場合がある)は、例えば、
変性PTFE微粒子、所望により配合されるホモPTFE微粒子と、押出助剤(液状潤滑剤)とを混合する工程1−1、
得られた混合物をフィルム状に成形する工程1−2、および
所望により得られたフィルム状成型物から押出助剤(液状潤滑剤)を除去する工程1−3
を含む製造方法により製造することができる。
変性PTFE微粒子における変性PTFEは、好ましくは共重合体である。この場合の「共重合体」とは、テトラフルオロエチレンと変性剤とを、通常の共重合体の重合において用いられる意味で均一に混合して重合させた重合体を意味する。すなわち、当該製造方法で好適に用いられるPTFE微粒子は、例えば、一次粒子中にホモPTFEのコアと、変性PTFEのシェルとを含むような不均一な構造(コアシェル構造)を有する変性PTFE微粒子は、好ましくはないが、シェル部の変性度が低いものは、用いることができる。
前記混合物のフィルム状への成形は、例えば、押出、および圧延等の慣用の方法により行えばよい。
押出助剤除去は、例えば、押出助剤が残存している未焼成フィルムを加熱して、押出助剤を蒸発させることにより実施すればよい。
前記未焼成フィルムを、第1方向に延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に延伸しすることにより、前記未焼成フィルムに孔を生じさせる。
第1方向は、好ましくは、未焼成フィルムの長手方向である。
第2方向は、好ましくは、未焼成フィルムの幅方向である。
工程3では、前記支持材が前記多孔膜を支持するように、前記多孔膜と前記支持材とを積層することによって、本発明の濾材を得る。積層方法としては、公知の方法を用いればよい。例えば、前記支持材が熱融着性を有する不織布からなる場合、熱ラミネーションによって本発明の濾材を製造することができる。また、例えば、ポリエステル、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等の粉末、ホットメルト接着剤を用いて前記多孔膜と前記支持材とを接着してもよい。
本発明のフィルタパックは、所定の形状に成形された本発明の濾材を備える。所定の形状としては、例えば波型形状が挙げられる。当該波型形状は、好ましくは、セパレータまたはスペーサによって保持することができる。
本発明のフィルタユニットは、本発明のフィルタパックと、当該フィルタパックが収納される枠体とを備える。
特開昭64―1711公報に記載の方法に従って、テトラフルオロエチレンを仕込み、次に、パーフルオロアルキルビニルエーテル(アルキル基の炭素数が3個で、CF2=CF―O−C3F7)を仕込み、開始剤で反応させて製造した変性PTFEファインパウダー1(パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合変性、変性量0.10重量%、分子量分布Mw/Mn6.8、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力88MPa)100重量部に、押出助剤(出光興産株式会社製、IPソルベント2028)26重量部を加えて混合し、予備成形体を得た。次に、この予備成形体をペースト押出により円柱状に成形した。そして、この円柱状成形体を70℃に加熱したカレンダーロールによりフィルム状に成形し、PTFEフィルムを得た。このフィルムを200℃の熱風乾燥炉に通して押出助剤を蒸発除去し、平均厚み200μm、平均幅150mmの未焼成フィルムを得た。
不織布B:ユニチカ株式会社製「エルベスT0403WDO」PET/PE芯/鞘不織布、目付40g/m2
なお、図6において、34は長手方向延伸フィルムの巻出しロール、35は予熱ゾーン、36は延伸ゾーン、37は熱固定ゾーン、39はラミネートロール、41は巻取ロール、43は第1の支持材の巻き出しロール、45は第2の支持材の巻き出しロールをそれぞれ示す。
(熱融着条件)
加熱温度:200℃
ライン速度:15m/分
<実施例2>
変性量の割合の影響を調べるため、実施例2を実施した。
ホモPTFE微粉末の添加効果を調べるため、実施例3を実施した。
液状潤滑剤の使用量の影響を調べるため、実施例4を実施した。押出助剤の量を24重量部にした以外は、実施例2と同様の操作を行った。
変性PTFEファインパウダーの分子量分布Mw/Mnの影響を調べるため、比較例1を実施した。変性PTFEファインパウダー1に換えて、特開平10−53624号公報に記載の方法に従って、テトラフルオロエチレンを仕込み、次に、パーフルオロアルキルビニルエーテル(アルキル基の炭素数が3個で、CF2=CF―O−C3F7)を仕込み、開始剤で反応させて製造した変性PTFEファインパウダー3(パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合変性、変性量0.12重量%、分子量分布Mw/Mn3.9、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力78MPa)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行った。しかし、得られた未焼成フィルムは、長手方向に延伸できず、多孔膜が得られなかった。これは、分子量分布Mw/Mnが小さいために、延伸特性が低下してしまい、延伸が困難になったものと考えられる。
変性PTFEファインパウダー1に換えて、WO2006/054612号公報に記載の方法に従って、コア部がPTFEからなり、シェル部がテトラフロオロエチレン(TEE)とパーフルオロプロピルビニルエーテルの共重合体からなるコアシェル構造を有する変性PTFEファインパウダー4を製造した。変性PTFEファインパウダー4(変性量0.03重量%、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力34MPa)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行った。しかし、得られた未焼成フィルムは、長手方向に延伸できず、多孔膜が得られなかった。PTFEの一次粒子の外側のシェル部分の変性量が多いため、一次粒子のつながりが困難であり、延伸が困難になったと考えられる。
ホモPTFEファインパウダー5(ダイキン工業株式会社製「ポリフロンファインパウダーF−106」、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力は測定不能)100重量部に、押出助剤30重量部を加えて混合し、予備成形体を得た。次に、この予備成形体をペースト押出により円柱状に成形した。そして、この円柱状成形体を70℃に加熱したカレンダーロールによりフィルム状に成形し、PTFEフィルムを得た。このフィルムを200℃の熱風乾燥炉に通して押出助剤を蒸発除去し、平均厚み200μm、平均幅150mmの未焼成フィルムを得た。
不織布B:ユニチカ株式会社製「エルベスT0403WDO」PET/PE芯/鞘不織布、目付40g/m2
また、この時の熱融着条件は、以下の通りであった。
(熱融着条件)
加熱温度:200℃
ライン速度:15m/分
<参考例1>
参考例1として、中性能ガラスフィルタ Lydall社製 2991を用いた。
<圧力損失(Pa)>
PTFE多孔膜及び濾材の測定サンプルを、直径100mmのフィルタホルダーにセットし、コンプレッサーで入口側を加圧し、流速計で空気の透過する流量を5.3cm/秒に調整した。そして、この時の圧力損失をマノメータで測定した。
<捕集効率(NaCl 0.3μm粒子)>
アトマイザーで発生させたNaCl 粒子を、静電分級器(TSI社製)で、0.3μmに分級し、アメリシウム241を用いて粒子帯電を中和した後、透過する流量を5.3cm/秒に調整し、パーティクルカウンター(TSI社製、CNC)を用いて評価フィルタ前後の粒子数を求め、次式により捕集効率を算出した。
CO=評価試料が捕集したNaCl 0.3μmの粒子数
CI=評価試料に供給されたNaCl 0.3μmの粒子数
<捕集効率(NaCl 0.1μm粒子)>
アトマイザーで発生させたNaCl 粒子を、静電分級器(TSI社製)で、0.1μmに分級し、アメリシウム241を用いて粒子帯電を中和した後、透過する流量を5.3cm/秒に調整し、パーティクルカウンター(TSI社製、CNC)を用いて評価フィルタ前後の粒子数を求め、次式により捕集効率を算出した。
CO=評価試料が捕集したNaCl 0.1μmの粒子数
CI=評価試料に供給されたNaCl 0.1μmの粒子数
<PF値(NaCl 0.3μm)>
濾材のPF値(NaCl 0.3μm)は、上記の濾材の圧力損失及び捕集効率(NaCl 0.3μm)を下式に代入することにより求めた。
<PF値(NaCl 0.1μm)>
濾材のPF値(NaCl 0.1μm)は、濾材の圧力損失及び捕集効率(NaCl 0.1μm)を下式に代入することにより求めた。
<平均孔径>
変性PTFE多孔膜の孔径は、ASTM F−316−86の記載に準じて測定されるミーンフローポアサイズ(MFP)を変性PTFE多孔膜の平均孔径とした。実際の測定は、コールターポロメーター(Coulter Porometer)[コールター・エレクトロニクス(Coulter Electronics)社(英国)製]で測定を行った。
<PTFE多孔膜の膜厚>
膜厚計(1D−110MH型、ミツトヨ社製)を使用し、PTFE多孔膜を5枚重ねて全体の膜厚を測定し、その値を5で割った数値を1枚の膜厚とした。
<PTFE多孔膜の空孔率>
膜厚を測定したPTFE多孔膜を20×20cmに切り出し、重量を測定し、下記式より空孔率を求めた。
<保塵量 ポリアルファオレフィン(PAO)(液体粒子)>
“保塵量 PAO(液体粒子)”は、PAO粒子透過時の圧損上昇試験で評価した。即ち、PAO粒子を含んだ空気を有効濾過面積50cm2のサンプル濾材に流速5.3cm/秒で連続通風したときの圧力損失を差圧計(U字管マノメータ)で経時的に測定し、圧力損失300Paに達したときに、濾材に保持されているPAO粒子の濾材の単位面積当たりの重量であるの保塵量(g/m2)を、“保塵量 PAO(液体粒子)”とした。
保塵量 NaCl(固体粒子)については、NaCl粒子透過時の圧損上昇試験で評価した。即ち、NaCl粒子を含んだ空気を有効濾過面積50cm2のサンプル濾材に流速5.3cm/秒で連続通風したときの圧力損失を差圧計(U字管マノメータ)で経時的に測定し、圧力損失450Paに達したときに、濾材に保持されているNaCl粒子の濾材の単位面積当たりの重量であるの保塵量(g/m2)を、“保塵量 NaCl(固体粒子)”とした。尚、NaCl粒子の濃度は、約100万〜300万個/cm3(個数中位径0.05μm)とした。
ASTM D 4895に準拠して測定した。
分子量分布Mw/Mnは、特開平10−53624号公報に記載の方法に従って測定した。ここで、Mwは重量平均分子量を示し、Mnは数平均分子量を示す。
変性剤含有量は、特開平10−53624号公報に記載の方法に従って測定した。
3 PTFE多孔膜
5 通気性支持材
11a ミニプリーツ式エアフィルタユニット
11b セパレータ式エアフィルタユニット
13 フィルタパック
14 セパレータ
15a 枠体
15b 枠体
17 スペーサ
[項1]
ポリテトラフルオロエチレンからなり、平均孔径が2.5μm以上であり、かつ、空孔率が95%以上である多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材と
を備えた濾材に対して、
空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの直径100mmの円の面積における圧力損失が100Pa未満であり、
粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率が95%以上であり、
前記圧力損失と前記捕集効率とから次式:
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が30以上であり、
個数中位径0.25μmのポリアルファオレイン粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で濾材に連続通風し、直径100mmの円の面積における圧力損失が300Paに達したときの、濾材に保持されているポリアルファオレイン粒子の保塵量が15g/m2以上である
濾材。
[項2]
前記多孔膜は、
ポリテトラフルオロエチレンに対して押出助剤を20.5重量%混合して室温で1時間熟成させることで混合物とした場合においてリダクションレシオ1600における押出速度32000mm/分でのペースト押出圧力が50MPa以上110MPa以下であり、かつ、重量平均分子量/数平均分子量で示される分子量分布が4.0以上である前記ポリテトラフルオロエチレンより得られる、
前記項1に記載の濾材。
[項3]
多孔膜が変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる多孔膜である前記項1または2に記載の濾材。
[項4]
変性ポリテトラフルオロエチレンがテトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である前記項3に記載の濾材。
[項5]
変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる未焼成フィルムを用意する工程、
前記未焼成フィルムを、第1方向に2倍〜50倍の倍率で延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に2倍〜80倍の倍率で延伸して孔を生じさせ、多孔膜を得る工程、および
得られた多孔膜の少なくとも一方の面上に、当該多孔膜を支持するように支持材を配置する工程
を含む前記項3または4に記載の濾材の製造方法。
[項6]
前記未焼成フィルムが、変性ポリテトラフルオロエチレンのファインパウダーから形成される前記項5に記載の製造方法。
[項7]
所定の形状に成形された前記項1〜4のいずれか1項に記載の濾材を備えるフィルタパック。
[項8]
前記項7に記載のフィルタパックと、
当該フィルタパックが収納される枠体とを備えるフィルタユニット。
[項9]
前記項5または6に記載の製造方法により製造される所定の形状に成形された濾材を備えるフィルタパック。
[項10]
前記項9に記載のフィルタパックと、
当該フィルタパックが収納される枠体とを備えるフィルタユニット。
本発明の濾材は、ポリテトラフルオロエチレンからなる多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材を備える。
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が、好ましくは30以上、より好ましくは40以上である。
本発明で用いられる多孔膜はポリテトラフルオロエチレンからなる。
空孔率(%)=[1−[膜の重量(g)/(膜の主面の面積(cm2)×膜厚(cm)×PTFEの密度(g/cm3))]]×100
支持材は、多孔膜を支持するものであり、好ましくは、多孔膜に接着している。
本発明の濾材は、例えば、
ポリテトラフルオロエチレンからなる未焼成フィルムを用意する工程1、
前記未焼成フィルムを、第1方向に延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に延伸して孔を生じさせる工程2、および
得られた多孔膜の少なくとも一方の面上に、当該多孔膜を支持するように支持材を配置する工程3
を含む製造方法によって製造することができる。
変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる未焼成フィルム(以下、単に未焼成フィルムと称する場合がある)は、例えば、
変性PTFE微粒子、所望により配合されるホモPTFE微粒子と、押出助剤(液状潤滑剤)とを混合する工程1−1、
得られた混合物をフィルム状に成形する工程1−2、および
所望により得られたフィルム状成型物から押出助剤(液状潤滑剤)を除去する工程1−3
を含む製造方法により製造することができる。
変性PTFE微粒子における変性PTFEは、好ましくは共重合体である。この場合の「共重合体」とは、テトラフルオロエチレンと変性剤とを、通常の共重合体の重合において用いられる意味で均一に混合して重合させた重合体を意味する。すなわち、当該製造方法で好適に用いられるPTFE微粒子は、例えば、一次粒子中にホモPTFEのコアと、変性PTFEのシェルとを含むような不均一な構造(コアシェル構造)を有する変性PTFE微粒子は、好ましくはないが、シェル部の変性度が低いものは、用いることができる。
前記混合物のフィルム状への成形は、例えば、押出、および圧延等の慣用の方法により行えばよい。
押出助剤除去は、例えば、押出助剤が残存している未焼成フィルムを加熱して、押出助剤を蒸発させることにより実施すればよい。
前記未焼成フィルムを、第1方向に延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に延伸しすることにより、前記未焼成フィルムに孔を生じさせる。
第1方向は、好ましくは、未焼成フィルムの長手方向である。
第2方向は、好ましくは、未焼成フィルムの幅方向である。
工程3では、前記支持材が前記多孔膜を支持するように、前記多孔膜と前記支持材とを積層することによって、本発明の濾材を得る。積層方法としては、公知の方法を用いればよい。例えば、前記支持材が熱融着性を有する不織布からなる場合、熱ラミネーションによって本発明の濾材を製造することができる。また、例えば、ポリエステル、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等の粉末、ホットメルト接着剤を用いて前記多孔膜と前記支持材とを接着してもよい。
本発明のフィルタパックは、所定の形状に成形された本発明の濾材を備える。所定の形状としては、例えば波型形状が挙げられる。当該波型形状は、好ましくは、セパレータまたはスペーサによって保持することができる。
本発明のフィルタユニットは、本発明のフィルタパックと、当該フィルタパックが収納される枠体とを備える。
特開昭64―1711公報に記載の方法に従って、テトラフルオロエチレンを仕込み、次に、パーフルオロアルキルビニルエーテル(アルキル基の炭素数が3個で、CF2=CF―O−C3F7)を仕込み、開始剤で反応させて製造した変性PTFEファインパウダー1(パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合変性、変性量0.10重量%、分子量分布Mw/Mn6.8、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力88MPa)100重量部に、押出助剤(出光興産株式会社製、IPソルベント2028)26重量部を加えて混合し、予備成形体を得た。次に、この予備成形体をペースト押出により円柱状に成形した。そして、この円柱状成形体を70℃に加熱したカレンダーロールによりフィルム状に成形し、PTFEフィルムを得た。このフィルムを200℃の熱風乾燥炉に通して押出助剤を蒸発除去し、平均厚み200μm、平均幅150mmの未焼成フィルムを得た。
不織布A:ユニチカ株式会社製「エルベスS0403WDO」PET/PE芯/鞘不織布、目付40g/m2
不織布B:ユニチカ株式会社製「エルベスT0403WDO」PET/PE芯/鞘不織布、目付40g/m2
(熱融着条件)
加熱温度:200℃
ライン速度:15m/分
変性量の割合の影響を調べるため、実施例2を実施した。
ホモPTFE微粉末の添加効果を調べるため、実施例3を実施した。
液状潤滑剤の使用量の影響を調べるため、実施例4を実施した。押出助剤の量を24重量部にした以外は、実施例2と同様の操作を行った。
変性PTFEファインパウダーの分子量分布Mw/Mnの影響を調べるため、比較例1を実施した。変性PTFEファインパウダー1に換えて、特開平10−53624号公報に記載の方法に従って、テトラフルオロエチレンを仕込み、次に、パーフルオロアルキルビニルエーテル(アルキル基の炭素数が3個で、CF2=CF―O−C3F7)を仕込み、開始剤で反応させて製造した変性PTFEファインパウダー3(パーフルオロプロピルビニルエーテル共重合変性、変性量0.12重量%、分子量分布Mw/Mn3.9、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力78MPa)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行った。しかし、得られた未焼成フィルムは、長手方向に延伸できず、多孔膜が得られなかった。これは、分子量分布Mw/Mnが小さいために、延伸特性が低下してしまい、延伸が困難になったものと考えられる。
変性PTFEファインパウダー1に換えて、WO2006/054612号公報に記載の方法に従って、コア部がPTFEからなり、シェル部がテトラフロオロエチレン(TEE)とパーフルオロプロピルビニルエーテルの共重合体からなるコアシェル構造を有する変性PTFEファインパウダー4を製造した。変性PTFEファインパウダー4(変性量0.03重量%、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力34MPa)を使用した以外は、実施例1と同様の操作を行った。しかし、得られた未焼成フィルムは、長手方向に延伸できず、多孔膜が得られなかった。PTFEの一次粒子の外側のシェル部分の変性量が多いため、一次粒子のつながりが困難であり、延伸が困難になったと考えられる。
ホモPTFEファインパウダー5(ダイキン工業株式会社製「ポリフロンファインパウダーF−106」、リダクションレシオ1600(RR1600)のペースト押出圧力は測定不能)100重量部に、押出助剤30重量部を加えて混合し、予備成形体を得た。次に、この予備成形体をペースト押出により円柱状に成形した。そして、この円柱状成形体を70℃に加熱したカレンダーロールによりフィルム状に成形し、PTFEフィルムを得た。このフィルムを200℃の熱風乾燥炉に通して押出助剤を蒸発除去し、平均厚み200μm、平均幅150mmの未焼成フィルムを得た。
不織布A:ユニチカ株式会社製「エルベスS0403WDO」PET/PE芯/鞘不織布、目付40g/m2
不織布B:ユニチカ株式会社製「エルベスT0403WDO」PET/PE芯/鞘不織布、目付40g/m2
(熱融着条件)
加熱温度:200℃
ライン速度:15m/分
参考例1として、中性能ガラスフィルタ Lydall社製 2991を用いた。
各物性の測定方法を下記に記載する。
PTFE多孔膜及び濾材の測定サンプルを、直径100mmのフィルタホルダーにセットし、コンプレッサーで入口側を加圧し、流速計で空気の透過する流量を5.3cm/秒に調整した。そして、この時の圧力損失をマノメータで測定した。
アトマイザーで発生させたNaCl 粒子を、静電分級器(TSI社製)で、0.3μmに分級し、アメリシウム241を用いて粒子帯電を中和した後、透過する流量を5.3cm/秒に調整し、パーティクルカウンター(TSI社製、CNC)を用いて評価フィルタ前後の粒子数を求め、次式により捕集効率を算出した。
捕集効率(%)=(CO/CI)×100
CO=評価試料が捕集したNaCl 0.3μmの粒子数
CI=評価試料に供給されたNaCl 0.3μmの粒子数
アトマイザーで発生させたNaCl 粒子を、静電分級器(TSI社製)で、0.1μmに分級し、アメリシウム241を用いて粒子帯電を中和した後、透過する流量を5.3cm/秒に調整し、パーティクルカウンター(TSI社製、CNC)を用いて評価フィルタ前後の粒子数を求め、次式により捕集効率を算出した。
捕集効率(%)=(CO/CI)×100
CO=評価試料が捕集したNaCl 0.1μmの粒子数
CI=評価試料に供給されたNaCl 0.1μmの粒子数
濾材のPF値(NaCl 0.3μm)は、上記の濾材の圧力損失及び捕集効率(NaCl 0.3μm)を下式に代入することにより求めた。
PF値(NaCl 0.3μm)={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000
濾材のPF値(NaCl 0.1μm)は、濾材の圧力損失及び捕集効率(NaCl 0.1μm)を下式に代入することにより求めた。
PF値(NaCl 0.1μm)={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000
変性PTFE多孔膜の孔径は、ASTM F−316−86の記載に準じて測定されるミーンフローポアサイズ(MFP)を変性PTFE多孔膜の平均孔径とした。実際の測定は、コールターポロメーター(Coulter Porometer)[コールター・エレクトロニクス(Coulter Electronics)社(英国)製]で測定を行った。
膜厚計(1D−110MH型、ミツトヨ社製)を使用し、PTFE多孔膜を5枚重ねて全体の膜厚を測定し、その値を5で割った数値を1枚の膜厚とした。
膜厚を測定したPTFE多孔膜を20×20cmに切り出し、重量を測定し、下記式より空孔率を求めた。
空孔率(%)={1−[重量(g)/(400×膜厚(cm)×2.2(PTFEの密度)]}×100
“保塵量 PAO(液体粒子)”は、PAO粒子透過時の圧損上昇試験で評価した。即ち、PAO粒子を含んだ空気を有効濾過面積50cm2のサンプル濾材に流速5.3cm/秒で連続通風したときの圧力損失を差圧計(U字管マノメータ)で経時的に測定し、圧力損失300Paに達したときに、濾材に保持されているPAO粒子の濾材の単位面積当たりの重量であるの保塵量(g/m2)を、“保塵量 PAO(液体粒子)”とした。
保塵量 NaCl(固体粒子)については、NaCl粒子透過時の圧損上昇試験で評価した。即ち、NaCl粒子を含んだ空気を有効濾過面積50cm2のサンプル濾材に流速5.3cm/秒で連続通風したときの圧力損失を差圧計(U字管マノメータ)で経時的に測定し、圧力損失450Paに達したときに、濾材に保持されているNaCl粒子の濾材の単位面積当たりの重量であるの保塵量(g/m2)を、“保塵量 NaCl(固体粒子)”とした。尚、NaCl粒子の濃度は、約100万〜300万個/cm3(個数中位径0.05μm)とした。
ASTM D 4895に準拠して測定した。
分子量分布Mw/Mnは、特開平10−53624号公報に記載の方法に従って測定した。ここで、Mwは重量平均分子量を示し、Mnは数平均分子量を示す。
変性剤含有量は、特開平10−53624号公報に記載の方法に従って測定した。
3 PTFE多孔膜
5 通気性支持材
11a ミニプリーツ式エアフィルタユニット
11b セパレータ式エアフィルタユニット
13 フィルタパック
14 セパレータ
15a 枠体
15b 枠体
17 スペーサ
Claims (13)
- ポリテトラフルオロエチレンからなり、平均孔径が2.5μm以上であり、かつ、空孔率が95%以上である多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材と
を備えた濾材に対して、
空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失が100Pa未満であり、
粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率が95%以上であり、
前記圧力損失と前記捕集効率とから次式:
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が30以上であり、
個数中位径0.25μmのポリアルファオレイン粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で濾材に連続通風し、圧力損失が300Paに達したときの、濾材に保持されているポリアルファオレイン粒子の保塵量が15g/m2以上である
濾材。 - 多孔膜が変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる多孔膜である請求項1に記載の濾材。
- 変性ポリテトラフルオロエチレンがテトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である請求項2に記載の濾材。
- 多孔膜と
当該多孔膜を支持する支持材と
を備え、
前記多孔膜は、
ポリテトラフルオロエチレンに対して押出助剤を20.5重量%混合して室温で1時間熟成させることで混合物とした場合においてリダクションレシオ1600における押出速度32000mm/分でのペースト押出圧力が50MPa以上110MPa以下であり、かつ、重量平均分子量/数平均分子量で示される分子量分布が4.0以上である前記ポリテトラフルオロエチレンより得られ、
変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる
濾材。 - 変性ポリテトラフルオロエチレンがテトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体である請求項4に記載の濾材。
- 平均孔径が2.5μm以上であり、かつ、空孔率が95%以上である請求項4または5に記載の濾材。
- 濾材に対して空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失が100Pa未満であり、かつ、濾材に対して粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率が95%以上である請求項4〜6のいずれか1項に記載の濾材。
- 濾材に対して空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの圧力損失と、濾材に対して粒径0.3μmのNaCl粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で通過させたときの前記粒子の捕集効率とから次式:
PF={−log[(100−捕集効率(%))/100]/圧力損失(Pa)}×1000に従って計算されるPF値が30以上である請求項4〜7のいずれか1項に記載の濾材。 - 個数中位径0.25μmのポリアルファオレイン粒子を含む空気を流速5.3cm/秒で濾材に連続通風し、圧力損失が300Paに達したときの、濾材に保持されているポリアルファオレイン粒子の保塵量が15g/m2以上である請求項4〜8のいずれか1項に記載の濾材。
- 変性ポリテトラフルオロエチレンから主としてなる未焼成フィルムを用意する工程、
前記未焼成フィルムを、第1方向に2倍〜50倍の倍率で延伸し、次いで第1方向に垂直な第2方向に2倍〜80倍の倍率で延伸して孔を生じさせ、多孔膜を得る工程、および
得られた多孔膜の少なくとも一方の面上に、当該多孔膜を支持するように支持材を配置する工程
を含む濾材の製造方法。 - 前記未焼成フィルムが、変性ポリテトラフルオロエチレンのファインパウダーから形成される請求項10に記載の製造方法。
- 所定の形状に成形された請求項1〜9のいずれか1項に記載の濾材または請求項10もしくは11に記載の製造方法により製造される濾材を備えるフィルタパック。
- 請求項12に記載のフィルタパックと、
当該フィルタパックが収納される枠体と
を備えるフィルタユニット。
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