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JP2006520390A - 徐放性錠剤の製造方法 - Google Patents

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JP2006520390A JP2006507189A JP2006507189A JP2006520390A JP 2006520390 A JP2006520390 A JP 2006520390A JP 2006507189 A JP2006507189 A JP 2006507189A JP 2006507189 A JP2006507189 A JP 2006507189A JP 2006520390 A JP2006520390 A JP 2006520390A
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Abstract

本発明は、医薬化合物を含有する徐放性錠剤の新規製造方法及び前記方法により製造した生成物に関する。本発明は、所定の薬物放出プロフィールを有する徐放性医薬組成物の製造方法に関し、治療有効量の薬物に加えて、医薬組成物及び水系に存在するセルロースからの薬物の放出を遅らすのに有効な量で存在する徐放性担体からなる医薬組成物に対して水不溶性もしくは難溶性セルロースを錠剤化有効量添加することにより前記組成物から誘導体化されており、改良点は前記組成物への前記セルロースの添加による薬物の放出速度の上昇を抑えるのに有効な量のマルトデキストリンを前記組成物に添加したことにある。

Description

本発明は、徐放性医薬製剤、特に経口徐放性製剤及び前記製剤の製造方法に関する。
多くの医学的状態は、医薬品をその作用が長期間持続されるように投与することにより最もうまく治療される。降圧剤、抗不整脈薬等のような各種タイプの医薬品で徐放性剤形が使用されてきた。
医薬または他の活性成分を含有する持続放出性または徐放性組成物はより高濃度の活性化合物を含有するように設計されており、当該化合物がヒトまたは動物の胃腸消化管に長期間にわたり持続的またはゆっくり放出されるように製造されている。適切に吸収される経口の徐放性または遅発放出性治療薬剤形は従来の即時放出性剤形に比して固有の利点を有している。医薬の投与頻度を徐放性剤形が要求するように少なくすると、結果として患者の服用コンプライアンスが高まり、薬物の血中レベル応答がより長く持続し、薬物の少ない摂取で治療作用が発揮され、よって多くの潜在的副作用が緩和される。医薬を経時的にゆっくり且つ着実に放出することにより、より滑らかでより持続的な血中レベル応答を発揮して吸収薬物濃度の急上昇が緩和または解消される。
多くの生理学的因子が胃腸通過時間及び制御放出性剤形からの薬物の放出の両方に対して影響を及ぼす。前記因子は同一の個人でも時間毎に異なり得、個人毎にも異なり得るので、酵素またはpH依存型徐放性医薬組成物では、活性医薬成分の放出速度は再現可能でなく、従って活性成分のバイオアベイラビリティの患者間及び患者内変動は最小限に抑えられない。
しかしながら、医薬組成物においていずれの徐放方法(方法の少数を例示すると、活性成分のコーティングを介する拡散、活性成分が通過するコーティングの浸食、活性成分のモノリシックデバイスからの拡散)を用いるとしても、制御放出性組成物は特定の基準を満たさなければならない。最も重要なことは、長期間にわたり有効であるように医薬組成物から活性成分が均一且つ一定に溶解されなければならないことである。前記組成物の製造が簡単であること、及び製造方法が再現可能であり、多種多様の薬物で有用であることも重要である。
経口投与に関して、薬剤を患者に投与するための最良方法の1つが錠剤であることは判明している。錠剤はカプセル剤に比して幾つかの利点を有している。幾つかの薬物では、望ましくない副作用を避けるのを助けるべく患者は始めより少量を服用し、次第に時間をかけて用量を所望レベルまで上昇させることが推奨されている。筋をつけた錠剤はより少ない用量を形成するためにより容易にカットされ得るので、錠剤はカプセル剤よりも好ましいことがある。更に、錠剤は改竄を受けにくいので、錠剤はより安全に使用され得る。加えて、錠剤化プロセスはビーズコーティング及びカプセル形成よりも通常単純で、より安価である。
一般的な錠剤化プロセスでは、錠剤化される材料をキャビティに投入し、その後1個以上のパンチ部材をキャビティに前進させて加圧させようとする材料と均密に接触させ、圧縮力を加える。
多くの錠剤化操作において3つの基本的圧縮ステップ、すなわち直接乾式圧縮、湿式顆粒化及び乾式顆粒化が一般的である。直接圧縮は、1つの結晶性化合物を滑沢剤の存在下、場合により添加剤の存在下で圧縮して追加の成分を用いることなく圧縮錠剤形に圧縮することを指す。直接圧縮が可能でない場合、顆粒化は錠剤に含ませる材料を予備処理して、容易に錠剤化に課される顆粒を形成する予備処理として使用されてきた。顆粒化では、通常活性または所期成分を圧縮ビヒクル及び/または増量剤と混合する。圧縮ビヒクルまたは増量剤は良好な圧縮性、通常の周囲条件下で良好な流動性及び安定性を有していなければならず、コストが安く、テキスチャ及び外観の点で満足いくものでなければならない。圧縮ビヒクルに加えて、錠剤組成物は通常希釈剤、フレーバー、着色剤、崩壊剤及び滑沢剤のような他の添加剤を含み、これらの添加剤は全て顆粒化中またはその後に添加され得る。
湿式顆粒化及び乾式顆粒化方法が最も一般的に使用されているが、いずれも医薬品を製造するために複数のステップが必要である。例えば、湿式顆粒化方法は一般的には、成分、通常は粉末形態、の混合、顆粒化結合剤溶液の調製、ドウを形成するための前記成分と前記顆粒化結合剤溶液の十分な混合、前記ドウのシーブを介する篩分け、乾燥、粉砕、滑沢剤の添加及び得られた混合物からの錠剤の圧縮を含む。乾式顆粒化は、粉末成分を混合するステップ、混合物を硬スラッグへ圧縮するステップ、前記スラッグを所望粒径まで粉砕するステップ、篩分けステップ、賦形剤を添加するステップ及び混合物を錠剤に圧縮するステップを含む。
徐放性組成物を製造する際、幾つかの要因を考慮しなければならない。勿論、前記組成物は活性成分の種類に応じて異なる。更に、活性成分と他の成分との相互作用も考慮しなければならない。この試みに対する基本は徐放性ポリマーのタイプと量及びその製造方法である。
固体経口剤形、例えば、錠剤など、の徐放性組成物を製造するために各種の親水性ポリマーが使用されてきた。
例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが制御放出性組成物用ポリマーとして使用されてきた。例えば、Loweyに付与された米国特許第4,259,341号明細書、Loweyらに付与された米国特許第3,870,190号明細書、Schorに付与された米国特許第4,226,849号明細書及びSchorに付与された米国特許第4,357,469号明細書は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのみまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースと他のセルロース誘導体の混合物からなる親水性マトリックスを有する錠剤の製造に関する。更に、Schorらに付与された米国特許第4,369,172号明細書及び同第4,389,393号明細書は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを単独でまたはメチルセルロース及び/またはナトリウムカルボキシメチルセルロースと混合して含有する担体を有する徐放性組成物に関する。両方ともSethの米国特許第4,167,448号明細書及び同第4,126,672号明細書は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有する医薬組成物の使用に関する。
徐放性組成物中に使用されてきた別のポリマーはキサンタンゴムである。
Valentineらに付与された米国特許第5,292,534号明細書及び同第5,427,799号明細書は、医薬、例えば、ナイアシンなど、及び組成物の20〜50重量%の量存在するキサンタンゴムを含む徐放性組成物を開示している。
Pankhaniaらに付与された米国特許第5,415,871号明細書は、キサンタンゴム、医薬活性成分、例えば、イブプロフェンまたはフルルビプロフェンなど、及び他の任意賦形剤を含む徐放性医薬組成物に関する。この組成物では、担体は少なくとも50重量%のキサンタンゴムである。
比較して言えば経口剤形の徐放性または制御放出性カプセル化医薬品を製造することが最も容易であるが、徐放性または制御放出性錠剤を製造するには幾つかの問題が残っている。幾つかの場合、医薬の放出を制御するために使用される材料がうまく錠剤とならない。
特に錠剤化の問題を解決するために、極端な例では結晶セルロース、特に結晶セルロースをコロイド状二酸化ケイ素と同時に加工した高圧縮性混合物である珪化結晶セルロースが使用され得る。商業的に、珪化結晶セルロースは優れた錠剤化特性を有しており、2つのグレード、すなわち湿式顆粒化用グレード(Prosolv(登録商標)SMCC.50)及び乾式結合剤/希釈剤としてのグレード(Prosolv(登録商標)SMCC.90)で提供されている。しかしながら、珪化結晶セルロースのみを徐放性または制御放出性錠剤中に使用すると、医薬組成物中の医薬の放出速度が劇的に速まる傾向にある。
結晶セルロース、特に、珪化結晶セルロース、を使用すると適切な錠剤化の形成を確保することにより1つの問題を解決するが、医薬組成物からの薬物の放出速度を速めるために別の問題が生ずる。人が考えるこの問題の明白な解決法は、結晶セルロース、例えば、珪化結晶セルロースなど、を存在させるとき制御放出性成分、例えば親水性ポリマーの量を増加させることであろう。しかしながら、追加親水性ポリマーを結晶セルロースの放出影響を逆転させるために添加される量添加すると、錠剤化問題が再発するだけでなく、薬物の放出が非常にゆっくりとなる。従って、添加する結晶セルロースの量と存在させる親水性ポリマーの量の最適バランスは今まで見つかっていない、
本発明者は、珪化結晶セルロースを含む結晶セルロース、及び徐放性ポリマーを含有し、錠剤化問題を呈さず、組成物中に存在する薬物を最適な速度で放出する徐放性錠剤を製造する方法を知見した。本発明者は前記錠剤に賦形剤を添加することにより上記バランスを取ることができた。より具体的には、本発明者はマルトデキストリンを添加した。マルトデキストリンは賦形剤であるが、本発明者はマルトデキストリンが軽度の薬物遅延特性を有することを知見した。すなわち、マルトデキストリンを有効量添加することにより、本発明者は錠剤化問題を持たず、徐放性組成物中の薬物を効果的速度で放出させることができる制御放出性医薬錠剤を製造することができた。
従って、本発明は、固体1回量剤形で医薬化合物を投与するための徐放性医薬品に関し、前記徐放性組成物は、活性物質、徐放性担体または1つ以上の徐放性担体の混合物、水不溶性もしくは水難溶性セルロース、例えば、珪化結晶セルロースなど、及びマルトデキステリンを含み、結晶セルロースとマルトデキストリンと1つ以上の徐放性担体は固体形態の医薬組成物を形成することができ且つ活性物質の放出を制御するのに有効な量で維持されている。
前記組成物により、優れた経口剤形特性が得られ、マルトデキストリンは水難溶性もしくは水不溶性セルロース(例えば、結晶セルロース、特に珪化結晶セルロース)の使用に伴う放出速度の上昇を相殺することができる。
本発明者は、本明細書中に上記した成分を含み、本明細書に記載した方法で製造した経口1回量剤形組成物、特に錠剤及びペレット剤が長い作用及び有利なデリバリーシステムを生ずることを発見した。より具体的には、本発明の組成物を製造するために使用した方法の結果として、所望の優れた規則的な徐放パターンを有する生成物が得られる。更に、固体経口剤形は比較的簡単で経済的な方法で製造される。
本発明はまた、有効量の活性成分、薬物の放出を制御するのに有効な量で存在する徐放性ポリマー、及び医薬組成物の固体経口剤形の形成を強化するのに有効な量の水不溶性もしくは水難溶性セルロース(例えば、珪化結晶セルロース)を含む徐放性医薬組成物中の薬物を所定の放出パターンで放出させる方法に関し、前記方法はセルロース添加により上昇した放出速度を相殺し且つ所定の放出パターンを与えるのに有効な量のマルトデキストリンを添加することを含む。
本発明はまた、活性成分が所定速度で放出されるように患者に対して固体経口剤形での活性成分を含む徐放性医薬組成物を投与する方法に関し、前記方法は前記患者に対して治療有効量の医薬活性成分、薬物の放出を遅らすのに有効な量の徐放性担体、医薬組成物の経口剤形の形成を強化するのに有効な量の水不溶性もしくは水難溶性セルロース、及びセルロースによる薬物の放出速度の上昇を相殺するのに有効な量のマルトデキストリンを投与することを含む。セルロース:マルトデキストリンの重量比は約50:1〜約1:50の範囲であることが好ましい。
本発明は、医薬化合物を制御形態で投与する目的の徐放性医薬組成物に関し、前記徐放性組成物は活性物質、徐放性ポリマー、水不溶性もしくは難溶性セルロース(例えば、結晶セルロース)及びマルトデキストリンを含み、前記したセルロース及びマルトデキストリンは制御持続放出パターンを得且つ錠剤化を強化するのに有効な比で維持されている。
本明細書中、用語「結晶セルロース」には珪化結晶セルロースが含まれる。
本明細書中、用語「医薬品」は全体として医学的に投与される組成物または組成物類を指す。
本明細書中、用語「医薬化合物」、「薬物」「活性成分」及び類似の用語は互換可能に使用され、患者が患っている疾患、症状または状態(例えば、高血圧、頭痛、疼痛、高コレステロールレベル等)を治癒、軽減、治療または予防すべく治療効果を有する活性医薬を指す。好ましい患者は哺乳動物、例えばウマ、ウシ、ブタ、ネコ、イヌ、サル、マウス、ラット、ヒト等である。最も好ましい患者はヒトである。
本明細書中、語句「1回量剤形」はヒトや他の哺乳動物に対して1回量投与するのに適した物理的にばらばらの単位を指し、各単位は所望効果が生ずるように計算した所定量の活性物質を本明細書に開示の組成物の他の諸成分と一緒に含有している。
本明細書中、語句「直接錠剤化」及び類似の用語は、組成物に追加の物質を添加する必要なくその組成物を周知の錠剤化装置及び方法を用いて錠剤に形成し得ることを示す。
本明細書中、用語「kp」はキロポンドを意味し、キロポンドは硬度を測定するときの医薬錠剤の硬度または破砕強度を表示するための力の公知の単位である。
本発明の組成物において必要な成分(医薬、ポリマー、賦形剤及び他の成分)のパーセンテージは、存在する水または他の成分を無視して乾燥重量基準で計算されている。
本発明の徐放性組成物は優れた薬物プロフィールを有し、長い有効期間を有して安定である。更に、本発明の徐放性組成物では、錠剤からの活性物質の放出速度は異なる時及び異なる製造バッチで製造した錠剤の間で不変であり、一定である。本明細書中の方法に従って製造した錠剤のバイオアベイラビリティー特性は異なるバッチ間で実質的に一定である。
本発明の徐放性組成物は活性成分を含有する。本発明の組成物は、徐放性組成物中に使用するのに適した多種類の薬物または活性医薬に適用可能である。
本発明の医薬組成物を構成する代表的活性成分には制酸薬、抗炎症性物質、冠拡張薬、脳拡張薬、血管拡張薬、抗感染薬、向精神薬、抗躁症薬、興奮薬、抗ヒスタミン薬、軟下薬、充血除去薬、ビタミン薬、胃腸鎮静剤、止しゃ薬、抗狭心症薬、抗不整脈薬、降圧薬、血管収縮剤、偏頭痛を含めた頭痛の治療薬、抗凝固薬、抗血栓薬、鎮痛薬、下熱薬、催眠薬、鎮静剤、制吐薬、抗悪心薬、抗痙攣薬、神経筋薬、血糖上昇薬、血糖低下薬、甲状腺薬、抗甲状腺薬、利尿薬、鎮痙薬、子宮弛緩薬、ミネラル及び栄養添加剤、抗肥満薬、蛋白同化薬、赤血球形成薬、抗喘息薬、気管支拡張薬、去痰薬、鎮咳薬、粘液溶解薬及び抗尿酸薬が含まれる。典型的な活性成分には胃腸鎮静薬、例えばメトクロプラミド及び臭化プロパンテリン;制酸薬、例えば三珪酸アルミニウム、水酸化アルミニウム及びシメチジン;抗炎症薬、例えばフェニルブタゾン、インドメタシン、ナプロキセン、イブプロフェン、フルルビプロフェン、ジクロフェナク、デキサメタゾン、プレドニゾン及びプレドニゾロン;冠血管拡張薬、例えば三硝酸グリセリル、二硝酸イソソルビド及び四硝酸ペンタエリトリトール;末梢及び脳血管拡張薬、例えばソロシジラム、ビンカミン、シュウ酸ナフチドフリル、メシル酸コデルゴクリン、シクランデレート、パパベリン及びニコチン酸;抗感染薬、例えばステアリン酸エリスロマイシン、セファレキシン、ナリジクス酸、塩酸テトラサイクリン、アンピシリン、メトロニダゾール、フルクロキサシンナトリウム、マンデル酸ヘキサミン及び馬尿酸ヘキサミン;神経遮断薬、例えばフルラゼパム、ジアゼパム、テマゼパム、アミトリプチリン、ドキセピン、炭酸リチウム、硫酸リチウム、クロルプロマジン、チオリダジン、トリフルオペラジン、フルフェナジン、ピペロチアジン、ハロペリドール、塩酸マプロチリン、イミプラミン及びデスメチルイミプラミン
;中枢神経興奮薬、例えばメチルフェニデート、エフェドリン、エピネフリン、イソプロテレノール、硫酸アンフェタミン及び塩酸アンフェタミン;抗ヒスタミン薬、例えばジフェンヒドラミン、ジフェニルピラリン、クロルフェニラミン及びブロモフェニラミン;軟下薬、例えばビサコジル、水酸化マグネシウム及びスルホコハク酸ジオクチルナトリウム;栄養サプリメント、例えばアスコルビン酸、α−トコフェロール、チアミン及びピリドキシン;抗痙攣薬、例えばカルバマゼピン及び4−メチルピラゾール;錘体外路運動障害(例えば、パーキンソン症候群を伴うもの)を治療するための薬物、例えばカルビドパ及びレボドパ;鎮痙薬、例えばジシクロミン及びジフェノキシラート;心リズムに影響を与える薬物、例えばベラパミル、ニフェジピン、ジルチアゼム、プロカインアミド、ジソピラミド、トシル酸ブレチリウム、硫酸キニジン及びグルコン酸キニジン;高血圧症の治療に使用される薬物、例えば塩酸プロプラノロール、硫酸グアネチジン、メチルドーパ、塩酸オクスプレノロール、カプトプリル及びヒドラジン;偏頭痛の治療に使用される薬物、例えばエルゴタミン;血液の凝固性に影響を与える薬物、例えばε−アミノカプロン酸及び硫酸プロタミン;鎮痛薬、例えばアセチルサリチル酸、アセトアミノフェン、リン酸コデイン、硫酸コデイン、カルバマゼピン、オキシコドン、酒石酸ジヒドロコデイン、オキシコデイノン、モルヒネ、ヘロイン、ナルブフィン、酒石酸ブトルファノール、塩酸ペンタゾシン、シクラザシン、ペチジン、ブプレノルフィン及びメフェナム酸;抗てんかん薬、例えばフェニトインナトリウム及びバルプロ酸ナトリウム;神経筋薬、例えばダントロレンナトリウム;糖尿病の治療に使用される薬物、例えばトルブタミド、メトホルミン、例えば、塩酸メトホルミンのようなメトホルミン塩、ジスベナーゼグルカゴン及びインスリン;甲状腺機能不全の治療に使用される薬物、例えばトリヨードチロニン、チロキシン及びブロピルチオウラシル;利尿薬、例えばフロセミド、クロルサリドン、ヒドロクロロチアジド、スピロノラクトン及びトリアムテレン;子宮弛緩薬、例えばリトドリン;食欲減退薬、例えば塩酸フェンフラミン、フェンテルミン及び塩酸ジエチルプロピオン;抗喘息薬及び気管支拡張薬、例えばアミノフィリン、テオフィリン、サルブタモル、硫酸オルシプレナリン及び硫酸テルブタリン;去痰薬、例えばグアイフェネシン;鎮咳剤、例えばデキストロメトルファン及びノスカピン;粘液溶解薬、例えばカルボシステイン;防腐薬、例えば塩化セチルピリジニウム、チロスリシン及びクロルヘキシジン;充血除去薬、例えばフェニルプロパノラミン及びプソイドエフェドリン;睡眠薬、例えばジクロラルフェナゾン及びニトラゼパム;制吐薬、例えばプロメタジンテオクレート;造血薬、例えば硫酸第一鉄、葉酸及びグルコン酸カルシウム;尿酸尿症薬、例えばスルフィンピラゾン、アロプリノール及びプロベネシド;ホルモン及び経口避妊薬、例えばプロゲステロン及びエステロゲン;等が含まれる。好ましい活性成分はメトホルミン、カルバマゼピン等である。本発明の医薬組成物は1つの薬物を含有していても、2つ以上の薬物の組合せを含有していてもよい。
活性成分は医薬組成物中に治療有効量存在する。医薬が医薬組成物の約0.5〜約95重量%の量存在することが好ましい。
本発明において有用な徐放性担体は、製薬業界において医薬の放出を制御するために使用されている徐放性ポリマーである。このポリマーには徐放性ポリマー、非ポリマー徐放剤、ワックス等が含まれる。徐放性ポリマーには親水性及び疎水性のポリマー及びワックス、例えば長鎖炭化水素、長鎖アルカン酸、長鎖アルカノール等が含まれる。徐放性担体の例にはゴム;セルロースエーテル;アクリル樹脂;タンパク質誘導物質;(水素及び炭素のみを含有する)消化性長鎖C−C50炭化水素、またはその酸、またはそのアルコールまたはそのグリセロールエステル、特にC12−C40炭化水素、例えば脂肪酸、C12−C40アルコール、脂肪酸のグリセロールエステル;鉱油及び植物油;ワックス、特に25〜90℃の融点を有する炭化水素及びポリエチレングリコール;等が含まれる。好ましい徐放性担体は親水性ポリマーである。好ましい親水性ポリマーには親水性ゴム及び/または親水性セルロースエーテル、ポリアルキレンオキシド等が含まれる。親水性ゴム及びセルロースエーテルには天然の、または部分的または完全に合成されたアニオン性またはノニオン性親水性ゴム、例えばアラビアゴム、トラガントゴム、ローカストビーンゴム、グアーゴム、カラヤゴム、カンテン、ペクチン、カラゲーン、キサンタンゴム、可溶性アルギネートメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、カルボキシポリメチレン、2つ以上の親水性ゴムまたはセルロースの組合せ等が含まれる。好ましい親水性ポリマーは、援用により本明細書に含まれるとする米国特許出願第09/459,300号明細書(発明の名称「ヒドロコロイド及びセルロースエーテルを含有する徐放錠(Sustained Release Tablet Containing Hydrocolloid and Cellulose Ether)」)に記載されているキサンタンゴム、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはその混合物である。
好ましい疎水性担体には水不溶性ワックス及びポリマー、例えばポリアクリレート及びポリメタクリレート、例えば、Eudragit(登録商標);水不溶性セルロース、特にアルキルセルロース、例えばエチルセルロース;消化性長鎖C−C50炭化水素、特にC12−C40アルキル、またはその脂肪酸、またはその脂肪アルコールまたはそのグリセロールエステル;鉱油及び植物油;ワックス、特に25〜90℃の融点を有する炭化水素が含まれる。
好ましい疎水性ポリマーはメタクリレート(Eudragit(登録商標))及びベヘン酸グリセリルである。
制御放出性担体は有効量で存在する。徐放性ポリマーは好ましくは組成物の約0.1〜約50%(w/w)、より好ましくは約1〜約30重量%、最も好ましくは約2〜約20重量%の量存在する。制御放出性ポリマーが親水性の場合、そのポリマーは好ましくは約1〜約50%(w/w)、より好ましくは約2〜約25重量%、最も好ましくは約3〜約15重量%の量存在する。制御放出性ポリマーが疎水性の場合、そのポリマーは好ましくは約0.1〜約50%(w/w)、より好ましくは約1〜約30重量%、最も好ましくは約2〜約20重量%の量存在する。
本発明組成物の第3成分は水不溶性もしくは水難溶性セルロース(以下、反対の記載がない限り“セルロース”と呼ぶ)である。この物質は通常賦形剤として使用されているが、錠剤を形成する能力を強化する。前記物質の例には結晶セルロース、デンプン等が含まれる。最も好ましい水不溶性もしくは水難溶性セルロースは結晶セルロース、特に珪化結晶セルロースである。この第3成分は、錠剤、カプセル剤、ペレット剤等のような固体経口剤形を形成するような量添加される。固体剤形を形成するとは、錠剤、カプセル剤、ペレット剤等のような固体剤形を形成するための錠剤化条件下で分解も崩壊もせず、孔や裂け目を生じさせないことを意味する。更に、錠剤の場合、本発明の医薬組成物の各種成分を錠剤に圧縮したときの錠剤の硬度は5〜25kpである。
添加されるセルロースの量は、薬物、制御放出性ポリマー及び他の成分からなる固体剤形を形成する際の困難さに依存する。第3成分の量は好ましくは経口剤形の約1〜約95重量%、より好ましくは約5〜約65重量%、最も好ましくは約10〜約50重量%である。
しかしながら、従来、上記賦形剤を存在させると、水と接触したときに錠剤を崩壊させるので制御放出性錠剤を処方することが困難となっていた。医薬組成物中に賦形剤を使用すると、医薬が所望以上に速く放出する恐れがある。幾つかの場合には、賦形剤は制御放出メカニズムを故障させ、用量を徐々に放出しない恐れさえある。賦形剤を含有する組成物は高湿度での保存時に硬度を低下させ、安定性の問題を生ずることがある。よって、上記した影響を最小限に抑えるように組成物に添加する追加成分を見つけるべく研究がなされていた。
例えば、本発明者は各種成分を組成物に添加したが、残念ながらこれらの成分は放出プロフィールをより遅くする傾向を示したり及び/または医薬を所望の時間内に完全に放出せず、有効量の薬物を血流中に維持することができず、よって徐放性組成物の効果に悪影響を及ぼした。例えば、膨潤し得ず、制御放出性マトリックスを有する組成物中に使用されてきた二リン酸カルシウムを添加すると、薬物の放出速度が著しく遅くなり、特定の薬物、特に水に余り溶解しない薬物の薬剤の完全放出が妨害された。
しかしながら、本発明者は、マルトデキストリンを有効量添加すると所望の放出プロフィールが得られることを知見した。マルトデキストリンは水の存在下で膨潤しない高親水性ポリサッカライドである。今まで、マルトデキストリンが制御放出性組成物中の医薬の放出を遅らす傾向をも有することを誰も知らなかった。添加されるマルトデキステリンの有効量は、組成物中の薬物の種類及び量、徐放性担体の種類及び量等を含めた複数の要因に依存する。マルトデキストリンの量は当業者により容易に決定され得る。しかしながら、本発明者は、添加されるマルトデキストリンの有効量を決定する際に最も重要な基準は使用する水不溶性もしくは水難溶性セルロースの量に主に依存することを知見した。よって、水不溶性もしくは水難溶性セルロース、例えば、珪化セルロースなどによる加速した放出速度を相殺するために有効な量のマルトデキストリンが添加される。マルトデキストリンの添加量は好ましくは水不溶性もしくは水難溶性セルロース(例えば、珪化セルロース):マルトデキストリンの重量比が約1:50〜約50:1、より好ましくは約1:20〜約20:1、最も好ましくは約1:9〜約9:1の範囲である。
別の実施態様において、上記パラグラフの比は、好ましくは本発明の制御放出性組成物中に存在するマルトデキストリンの総量に対する水難溶性もしくは水不溶性セルロースの総量の範囲である。経口剤形は徐放性担体として水溶性セルロース、例えば、HPMCなど、を含有し得るが、医薬組成物中に存在する水難溶性もしくは水不溶性セルロースの総量が錠剤化を強化する量であることが好ましい。更に、医薬組成物中に存在するマルトデキストリンの総量は錠剤化を強化するために添加した水難溶性もしくは水不溶性セルロースの存在に起因して加速した放出速度を相殺するように添加される量である。
添加される水不溶性もしくは水難溶性セルロースとマルトデキストリンを合わせた総量は好ましくは経口剤形の約5〜約95重量%。より好ましくは約10〜約60重量%、最も好ましくは約20〜約50重量%である。
マルトデキストリンは賦形剤であり、医薬錠剤中の増量剤として存在し得る。しかししながら、本発明においてマルトデキストリンは水不溶性もしくは水難溶性セルロースの添加に起因して加速した薬物の放出速度を相殺するために使用される
本発明者は、本発明の別の作用効果も知見した。より具体的には、本発明者は、水不溶性もしくは水難溶性セルロースとマルトデキストリンの組合せが医薬組成物からの活性成分の放出プロフィールを微調整するために使用され得ることを知見した。このことは、所望の放出速度を有する徐放性医薬組成物を製造することを目的としているときに特に重要である。例えば、本発明者は、徐放性担体、例えば、ワックス、親水性または疎水性ポリマーなどの少量添加が放出プロフィールに大きな影響を及ぼすことを知見した。しかしながら、医薬の放出プロフィールをほんの少しだけ調整するために、本発明者は水不溶性もしくは水難溶性セルロースとマルトデキストリンを一緒に添加すると放出プロフィールが僅かに変化することを知見した。換言すると、本発明者は、マルトデキストリンを有効量医薬組成物に添加すると水不溶性もしくは水難溶性セルロースとマルトデキストリンの組合せが放出プロフィールを微調整することを知見した。更に、本発明者は、錠剤化が医薬組成物からの医薬の放出プロフィールを微調整する問題とならないとしてもマルトデキストリン及びセルロース誘導体が医薬組成物に添加され得ることを知見した。
他の添加剤及び佐剤を更に存在させてもよい。
本発明の医薬組成物に滑沢剤を更に添加してもよく、存在させることが好ましい。特に錠剤形態のときにはそうである。本明細書中、「滑沢剤」は錠剤の圧縮及び取出し中に起こるダイ壁−パンチ面間の摩擦を抑えることができる材料を指す。滑沢剤は錠剤材料がパンチ面及びダイ壁に粘着するのを防止する。本明細書中、用語「滑沢剤」には抗粘着剤が含まれる。
錠剤の形成及び/または取出し中に錠剤が粘着すると、効率が低下する、規格はずれの錠剤が形成される及び組成物中に医薬が均一に分布しないというような重大な生産問題が生ずることがあり得る。この問題を避けるために、本発明は滑沢有効量の滑沢剤を使用することを意図する。滑沢剤は好ましくは医薬組成物、例えば、錠剤、の約0.1〜約5重量%、より好ましくは約0.5〜約2重量%の量存在する。滑沢剤の例にはアルカリ土類金属塩及び遷移金属塩のようなステアリン酸塩、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム及びステアリン酸亜鉛;ステアリン酸;ポリエチレンオキシド;タルク;水素化植物油;植物油誘導体;等が含まれる。更に、医薬組成物、例えば、錠剤、は1種以上の滑沢剤の組合せを含み得る。使用し得る他の滑沢剤にはシリカ、シリコーン、高分子量ポリアルキレングリコール、プロピレングリコールのモノエステル、及び約8〜22個、好ましくは16〜20個の炭素原子を含有する飽和脂肪酸が含まれる。好ましい滑沢剤はステアリン酸塩、特に、ステアリン酸マグネシウム及びステアリン酸カルシウムなど、及びステアリン酸である。
場合により、他の賦形剤、例えばフタル酸ジエチル(DEP)、セバシン酸ジブチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、植物油、鉱油、ポリエチレングリコール等のような可塑剤を存在させてもよい。可塑剤を存在させるとき、可塑剤を本発明の医薬組成物中に好ましくは担体の約0.1〜約25重量%、より好ましくは約0.1〜約10重量%、最も好ましく約1〜約5重量%の量存在させる。
通常医薬品中に使用されている他の任意成分、例えば着色料、保存料(例えば、メチルパラベン)、人工甘味料、フレーバー、抗酸化剤等を存在させてもよい。人工甘味料にはサッカリンナトリウム、アスパルテーム、グリチルリチン酸二カリウム、ステビア、タウマチン等が含まれるが、これらに限定されない。フレーバーにはレモン、ライム、オレンジ及びメントールが含まれるが、これらに限定されない。着色料には各種の食用着色料、例えば食用黄色6号、食用赤色2号、食用青色2号のような食用着色料、食用レーキ等が含まれるが、これらに限定されない。抗酸化剤の例にはアスコルビン酸、メタ亜硫酸水素ナトリウム等が含まれる。これらの任意成分を存在させるとき、該任意成分は好ましくは錠剤の約0.1〜約5重量%、最も好ましくは約3%(w/w)未満の量存在させる。
本発明の組成物はコーティングされていないことが好ましいが、所望により多くの容易に入手し得るコーティング系の1つを用いてコーティングしてもよい。しかしながら、上記した成分、すなわち薬物、薬物放出ポリマー、不溶性もしくは難溶性セルロール、マルトデキストリン及び本明細書に上記した任意成分はコア中に存在させると理解されたい。コーティングは非機能性でも機能性でもよい。
コーティングは本発明の医薬組成物の味を隠し得る。或いは、コーティングは本発明の医薬組成物の1回量剤形、例えば、錠剤などを嚥下し易くし、幾つかの場合には剤形の外観を改善するために使用され得る。医薬組成物、例えば、錠剤などに糖衣を被せてもよい。糖衣は当業界で公知の手順に従って被せられる。或いは、本発明の医薬組成物の1回量剤形、例えば、錠剤などは製薬化学者がしばしば用いている多数のポリマーフィルムコーティング剤の1つを用いてコーティングされ得る。前記フィルムコーティング剤の代表例にはヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、アクリル樹脂、ポリビニルポビドン(PVP)、ポリビニルジエチルアミノアセテート、セルロースアセテートフタレート、ポリビニルアセテートフタレート、アクリルラテックスエマルション、エチルセルロースラテックスエマルション等が含まれる。
本発明の組成物の製造方法は、遊星形ミキサー、ホバートミキサー、Vブレンダー等のような適当なブレンダーにおいてすべての成分、すなわち医薬、徐放性担体、マルトデキステリン及び水不溶性もしくは難溶性セルロース、例えば、珪化結晶セルロースなど、任意の追加賦形剤及び他の任意成分のすべてを十分量の顆粒化溶媒と混合して実質的に均一なブレンドを形成する湿式顆粒化による。顆粒化ビヒクルは、成分に対して不活性であり且つ低い、好ましくは約120℃未満の沸点を有するものである。イソプロピルアルコールまたはエタノールのような1〜4個の炭素原子を含有するアルコール、水、アセトン等のような溶媒が好ましい。水性分散液を、特にポリマー徐放性材料が上記したメチルメタクリレートコポリマーのときには使用し得る。好ましい実施態様では、使用する顆粒化ビヒクルのタイプは徐放性ポリマーの種類に依存する。顆粒化溶媒の選択及び使用は当業者に公知である。徐放性材料がメチルメタクリレートまたはエチルアクリレートのコポリマーのときには顆粒化ビヒクルはイソプロピルアルコールのようなアルコールまたは前記コポリマーの水性ラテックス分散液であることが好ましい。成分を有効温度で一緒に混合する。混合を室温で実施することが好ましいが、室温とは僅かに異なる温度を使用してもよい。例えば、約10〜約45℃の温度で混合を実施してもよい。組成物中の成分を製薬業界で公知の技術を用いて一緒に混合し、混合物が薬物に関して均質となるまで均密に混合する。
次いで、実質的に均一に混合された混合物を場合により粉砕して、例えば、スクリーン、篩等に通して、粒子サイズを縮小させてもよい。スクリーン、篩等は好ましくは約140メッシュ未満、より好ましくは約100メッシュ未満、更に好ましくは約40メッシュ未満、最も好ましくは約25メッシュ未満である。
次いで、ブレンドを乾燥させる。このステップでは、溶媒を当業者に公知の物理的手段により、例えば蒸発または濾過によりブレンドから除去する。生じた顆粒を再び粉砕して、例えば、スクリーン、篩等に通して、粒子サイズを所望のサイズに更に縮小させてもよい。滑沢剤を添加し、顆粒を混合して均一均質なブレンドを得、その後生じた混合物を圧縮して錠剤を形成する。好ましい変形態様では、ブレンドを例えば流動床顆粒化プロセスを用いることにより顆粒化ビヒクル中で顆粒化及び乾燥を同時にする。或いは、本発明の組成物は、医薬を滑沢剤、マルトデキストリン、水不溶性もしくは難溶性セルロース、徐放性担体及び他の任意成分と混合することにより乾式で製造され得る。成分は、例えば、ホバートミキサー、Vブレンダー、遊星形ミキサー、V形ブレンダー等のような製薬業界で通常使用されている典型的なブレンダーにおいて混合される。成分を典型的にはほぼ周囲温度で混合することが好ましい。追加の加熱は必要でないが、周囲温度とは僅かに異なる温度を使用してもよい。例えば、約10〜約45℃の温度で混合を実施する。
好ましくは、組成物中の成分をそのまま、例えば大バッチで製薬業界で公知の技術を用いて一緒に混合し、混合物が薬物に関して均質となるので均密に混合する。
薬物に関して「均質」という用語は各種成分が本発明の組成物中どこでも実質的に均一であること、すなわち実質的に均質なブレンドが形成されていることを指すべく使用される。
混合物が均質なとき、混合物の1回投与量が固体剤形に作成される。錠剤のような固体剤形の形成を以下に例示する。しかしながら、これは、均質混合物から当業界で公知の技術を用いてなし得る本発明の医薬組成物の経口固体剤形への形成の例にすぎない。
錠剤を作成する場合、均質混合物を製薬業界で通常使用されている錠剤機を用いて錠剤形態に圧縮する。より具体的には、混合物を錠剤プレスのダイに供給し、十分な圧力を加えて固体錠剤を形成する。前記圧力は変動し得、通常約1,000〜6,000psi、好ましくは約2,000psiの力である。水性媒体が錠剤に早期に進入するのを防止するのに十分な硬度まで本発明の固体組成物を圧縮する。好ましくは、組成物をSchleuniger硬度試験で測定して5〜20Kp、好ましくは8〜20Kpのオーダーを有する錠剤形態に圧縮する。
薬物組成物を製造するための変形態様では、混合物を最初滑沢剤の非存在下で実施する以外上記ステップのすべてを繰り返す。混合物が薬物に関して均質になったら、滑沢剤を添加し、滑沢剤が混合物中に実質的に一様に分散されているかまたは均質になるまで混合し続ける。次いで、混合を停止し、その直後に混合物を上記したように錠剤に圧縮する。
いずれかの方法からの混合物が薬物に関して均質になったら、上記したように混合物の1回量剤形を作成し、圧縮する。この本発明の医薬組成物を含有する錠剤を製造するための方法は例示であり、本発明はこれに限定されるべきでないと理解されたい。
錠剤を形成した後、所望により錠剤に製薬業界で通常使用されている材料を用いてコーティングを被せる。コーティングする場合、コーティングは当業界で公知の技術により作成する。
本明細書に記載した方法の結果として、医薬錠剤に通常求められている所望の硬度及び摩損度を有する錠剤製品が得られる。その硬度は好ましくは5〜25Kp、好ましくは8〜20Kpである。更に、錠剤は優れた薬物放出プロフィールを有する。より具体的には、錠剤は、正確な錠剤の大きさ、活性成分の種類、硬度、特定の担体組成及び患者の要求に依存して薬物が最長36時間またはそれ以上にわたり利用し得るように所定の制御された持続的作用放出パターンを有する。更に、各組成物の放出プロフィールは実質的に不変である。最後に、本発明に従って製造した錠剤は硬くて密で、低い摩損度を有し、長期間にわたり制御された持続的放出を与える。
錠剤の他に、活性成分、徐放性担体、マルトデキストリン、水不溶性もしくは難溶性セルロース、例えば、珪化結晶セルロースなど、の均一に混合された混合物は当業界の慣用技術を用いてペレット剤、カプセル剤、顆粒剤、ピル剤または糖衣錠に作成され得る。
反対の記載がない限り、パーセンテージはすべて固体経口剤形の医薬組成物に対する重量%である。
また、用語「薬物」及び「医薬」は互換可能に使用される。更に、用語「徐放」及び「制御放出」は互換可能に使用される。
本明細書中、単数は複数を指し、その逆もある。
以下の非限定的実施例により本発明を更に説明する。
実施例1:カルビドパ/レボドパ組成物の製造
53.98mgのカルビドパ及び200mgのレボドパを含有し、表1に示す成分を含有する制御放出性/徐放性カルビドパ/レボドパ錠剤を製造する。
錠剤は、表1に示す処方に従ってカルビドパ、レボドパ、Euragit(登録商標)RPSO、Prosolv(登録商標)及びマルトデキストリン(登録商標)M180を#40メッシュスクリーンに通し、前記成分をダブルコーンブレンダーにおいて混合することにより製造した。成分の適当な混合時間は約45分であった。次いで、カルビドパ/レボドパ及び制御放出性/徐放性ポリマーの混合物をイソプロピルアルコールと混合し、湿った塊を#12メッシュスクリーンに通した。次いで、顆粒を60℃で2時間乾燥させた。その後、タルク及びステアリルフマル酸ナトリウムを#40メッシュスクリーンに通し、ダブルコーンブレンダーにおいて上記乾燥成分と適当な混合時間、約10分間、混合した。
上記混合物を、約325mgの重量、約12.77mm±0.02mmの長さ、約7.13〜7.14mmの幅、約4.61mm±0.02mmの厚さ及び約10〜11Kpの硬度を有するコーティングされていない白色長円形両凸カプレットに圧縮する。
Figure 2006520390
実施例2:メトロニダゾール組成物の製造
750mgのメトロニダゾールを含有する制御放出性錠剤を製造した。この錠剤は表2に示す成分を含有していた。この錠剤は実施例1の手順に従って製造した。この組成物では、Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比は3:1である。
Figure 2006520390
実施例3:メトロニダゾール組成物の製造
750mgのメトロニダゾールを含有する制御放出性錠剤を製造した。この錠剤は表3に示す成分を含有していた。この錠剤は実施例1の手順に従って製造した。この組成物では、Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比は9:1である。
Figure 2006520390
実施例4:メトロニダゾール組成物の製造
750mgのメトロニダゾールを含有する制御放出性錠剤を製造した。この錠剤を製造する際に使用した成分を表4に示す。この錠剤は実施例1の手順に従って製造した。Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比は18:1である。
Figure 2006520390
比較例1:メトロニダゾールの製造
以下に示す成分からメトロニダゾールの制御放出性錠剤を製造した。この錠剤は実施例1の手順に従って製造した。
Figure 2006520390
実施例5:メトロニダゾール組成物に対するマルトデキストリンの影響
各種メトロニダゾール組成物の放出速度に対するマルトデキストリン及びProsolv(登録商標)の影響を試験した。試験したProsolv(登録商標)のパーセンテージを100%、95%、90%及び75%として、Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比を変えて試験した。メトロニダゾール組成物は上記した実施例2〜4に従って製造した。水中にメトロニダゾールを放出させるのに必要な時間を調べ、結果を表5に示す。
メトロニダゾールのような活性物質の放出の影響に関してProsolv(登録商標):マルトデキストリンの比が重要であることは明白である。マルトデキストリンは、首尾よくProsolv(登録商標)を有効量で使用したときProsolv(登録商標)を含有する錠剤の放出速度を多くとも35%くらい遅らせ、医薬品が長時間にわたり作用し続けることができる。
Figure 2006520390
結果を図1にグラフで示す。
実施例6:塩酸メトホルミン組成物の製造
塩酸メトホルミンを含有する制御放出性錠剤を表6に示す成分から製造した。この錠剤はVブレンダーにおいて成分を約1.5〜2時間混合した後、混合物を錠剤プレスを用いて圧縮することにより製造した。Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比は1:1である。
Figure 2006520390
実施例7:塩酸メトホルミン組成物の製造
塩酸メトホルミンを含有する制御放出性錠剤を表7に示す成分から製造した。この錠剤は実施例6の手順に従って製造した。Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比は9:1である。
Figure 2006520390
比較例2:塩酸メトホルミン組成物の製造
塩酸メトホルミンを含有する制御放出性錠剤を下表8に示す成分から製造した。この錠剤は実施例6の手順に従って製造した。
Figure 2006520390
実施例8:比較研究
実施例6、実施例7及び比較例2で製造した各種塩酸メトホルミン錠剤について比較研究を実施した。Prosolv(登録商標):マルトデキストリンの比を変えて試験した。薬物が水中に放出するのに必要な時間を試験し、結果を下表9に示し、図2に示す。
Figure 2006520390
実施例9:メサラミン組成物の製造
下記成分を下表10に示す量用いてペレット形態の制御放出性組成物を製造した。
Figure 2006520390
ブレンダーにおいてメサラミン、珪化結晶セルロース、マルトデキストリンを混合してビーズを作成し、ここに混合しながらSurelease(登録商標)と水の混合物を添加した。生じた湿った塊を1.25mmスクリーンを有する押出機に通して、細長い円筒物を得た。次いで、押出物をスフェリオナイザーを用いて球状化して固体生成物を形成した。球状化した後、ペレットを乾燥し、硬ゼラチンカプセル中に入れた。
比較例3
ペレット形態の制御放出性組成物を下記成分を下表11に示す量用いて製造した。
Figure 2006520390
ビーズを実施例9のように製造した。球状化した後、ペレットを乾燥し、硬ゼラチンカプセル中に入れた。
実施例10:比較研究
実施例9及び比較例3で製造したメサラミン組成物について比較研究を実施した。水中の放出プロフィールを下表に示す。
溶解プロフィール
装置:USP I(バスケット)、
媒体:0.1N HCl、
速度:100rpm。
O中の放出率%
時間(時) 比較例4 比較例13
1 100 76
2 90
3 93
実施例11:メサラミン組成物
制御放出性ペレットを実施例9の手順に従って形成した。球状化後得たビーズを乾燥し、更にエチルセルロースとヒドロキシプロピルメチルセルロースの水性分散液を用いてコーティングを被せた。
実施例12、実施例13及び比較例4:クラリスロマイシン組成物の製造
500mgのクラリスロマイシンを含有する3種の制御放出性錠剤を製造した。各組成物の組成を表12に示す。
Figure 2006520390
各組成物について錠剤を製造した。各錠剤は、Vブレンダーのような適当なブレンダーにおいて各例について上記した成分を約1.5〜2時間混合した後混合物を錠剤プレス用いて圧縮することにより製造した。
各錠剤の溶解プロフィールをUSP II装置を用いて50rpmでpH5の酢酸緩衝液中で調べた。放出プロフィールを表13に示す。
Figure 2006520390
本明細書中、用語「高水溶性」は、物質の溶解度が25℃のHO1mLあたり少なくとも約1gであることを意味する。
本明細書中、用語「水溶性」は、物質の溶解度が25℃のHO10mLあたり少なくとも約1gであることを意味する。
用語「水不溶性」は通常の意味で使用される。これは、物質の25℃での水中溶解度が低いこと、例えば25℃のHO1mLあたり約1g未満であることを意味する。
用語「水難溶性」は、25℃での物質の溶解度が「水溶性」の溶解度と「水不溶性」の溶解度の間であることを意味する。
上記した好ましい実施態様及び実施例は本発明の範囲及び趣旨を示すために提示した。これらの実施態様及び実施例から他の実施態様及び実施例も当業者には自明である。他の実施態様及び実施例は本発明の趣旨の範囲内である。従って、本発明は請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
珪化結晶セルロースとマルトデキストリンの重量比をいろいろと変化させてメトロニダゾールの水中放出プロフィールを比較する。 珪化結晶セルロースとメトホルミンの重量比をいろいろと変化させて塩酸メトホルミンの放出プロフィールを比較する。

Claims (62)

  1. 所望薬物放出プロフィールを有する固体剤形の経口徐放性医薬組成物の製造方法において、治療有効量の薬物を前記医薬組成物からの前記薬物の放出を遅らすのに有効な量の徐放性担体及び前記医薬組成物の固体剤形を形成する能力を強化するのに有効な量の水不溶性もしくは水難溶性セルロースと混合することにより製造した所望薬物放出プロフィールよりも速い放出を示す薬物放出プロフィールを有する医薬組成物を、水系に置いたときに徐放性医薬組成物中の薬物の放出速度を所望薬物放出プロフィールに遅らすのに有効な量のマルトデキストリンを前記医薬組成物に添加することにより改良し、マルトデキストリン:錠剤化を強化すべく添加される水不溶性もしくは水難溶性セルロースの重量比を約1:50〜約50:1とすることを特徴とする前記方法。
  2. 当該水不溶性もしくは水難溶性セルロースがデンプンまたは結晶セルロースである請求項1に記載の改良方法。
  3. 当該セルロースが結晶セルロースである請求項1に記載の改良方法。
  4. 当該セルロースが珪化結晶セルロースである請求項3に記載の改良方法。
  5. 更に添加剤を含む請求項1に記載の改良方法。
  6. 当該徐放性担体がポリメチルアクリレートである請求項1に記載の改良方法。
  7. 当該徐放性担体が約1:01〜約1:2の重量比のセルロースエーテルとキサンタンゴムの混合物である請求項1に記載の改良方法。
  8. 当該セルロースエーテルがヒドロプロピルメチルセルロースである請求項7に記載の方法。
  9. マルトデキストリン:セルロースの重量比が約1:20〜約20:1である請求項1〜8のいずれか1項に記載の改良方法。
  10. マルトデキストリン:セルロースの重量比が1:9〜約9:1である請求項9に記載の改良方法。
  11. マルトデキストリンとセルロースの総量が医薬組成物の約5〜約95%である請求項1に記載の改良方法。
  12. 所望薬物放出プロフィールを有する錠剤形態の経口徐放性医薬組成物の製造方法において、治療有効量の薬物、前記医薬組成物からの前記薬物の放出を遅らすのに有効な量の徐放性担体及び滑沢有効量の滑沢剤を前記医薬組成物の錠剤を形成する能力を強化するための錠剤化有効量の結晶セルロースを混合することにより製造した所望薬物放出プロフィールよりも速い放出を示す薬物放出プロフィールを有する医薬組成物を、水系に置いたときに徐放性医薬組成物中の薬物の放出速度を所望薬物放出プロフィールに遅らすのに有効な量のマルトデキストリンを前記医薬組成物に添加することにより改良し、マルトデキストリン:錠剤化を強化すべく添加される結晶セルロースの重量比を約1:50〜約50:1とすることを特徴とする前記方法。
  13. 当該セルロースが珪化結晶セルロースである請求項12に記載の改良方法。
  14. 更に添加剤を含む請求項12に記載の改良方法。
  15. 当該徐放性担体がポリメチルアクリレートである請求項12に記載の改良方法。
  16. 当該徐放性担体が約1:01〜約1:2の重量比のセルロースエーテルとキサンタンゴムの混合物である請求項12に記載の改良方法。
  17. 当該セルロースエーテルがヒドロプロピルメチルセルロースである請求項16に記載の方法。
  18. 当該徐放性担体が、医薬組成物中に錠剤の3〜約7重量%の量で存在するキサンタンゴムと錠剤の約3〜約20重量%の量で存在するセルロースエーテルの混合物であり、水不溶性セルロースが珪化結晶セルロースであり、マルトデキストリン:珪化結晶セルロースの重量比が約1:20〜約20:1である請求項1に記載の改良方法。
  19. マルトデキストリン:珪化結晶セルロースの重量比が約1:9〜約9:1である請求項18に記載の改良方法。
  20. 当該セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロースである請求項18または19に記載の改良方法。
  21. 当該薬物がメトホルミンである請求項1または18に記載の改良方法。
  22. 当該薬物がカルバマゼピンである請求項1または18に記載の改良方法。
  23. 当該薬物がメトロインダゾールであり、徐放性担体がポリメタクリレートである請求項1または18に記載の改良方法。
  24. マルトデキステリン:結晶セルロースの重量比が約1:9〜約9:1である請求項21に記載の改良方法。
  25. マルトデキステリン:結晶セルロースの重量比が約1:9〜約9:1である請求項22に記載の改良方法。
  26. マルトデキステリン:結晶セルロースの重量比が約1:9〜約9:1である請求項23に記載の改良方法。
  27. 治療有効量の医薬及び制御放出性担体を含む制御放出性医薬組成物中の薬物の水性媒体における放出プロフィールの抑制方法であって、前記医薬組成物の錠剤化能力を強化するのに十分な量の水難溶性もしくは水不溶性セルロース及び放出プロフィールを遅らすのに十分な量のマルトデキストリンを前記組成物に添加することを含む前記方法。
  28. セルロース:マルトデキストリンの重量比が1:50〜約50:1である請求項27に記載の方法。
  29. 当該水不溶性もしくは水難溶性セルロースがデンプンまたは珪化結晶セルロースである請求項27に記載の方法。
  30. 更に佐剤を含む請求項27に記載の方法。
  31. 当該徐放性担体がポリメタクリレートである請求項27に記載の方法。
  32. 当該徐放性担体が約1:01〜約1:2の重量比のセルロースエーテルとキサンタンゴムの混合物である請求項27に記載の方法。
  33. 当該セルロースエーテルがヒドロプロピルメチルセルロースである請求項32に記載の方法。
  34. 水不溶性もしくは水難溶性セルロース:マルトデキストリンの重量比が約1:20〜約20:1である請求項28に記載の改良方法。
  35. 水不溶性もしくは水難溶性セルロース:マルトデキストリンの重量比が約1:9〜約9:1である請求項28に記載の方法。
  36. マルトデキストリンとセルロースエーテルの総量が医薬組成物の約5〜約90%である請求項27に記載の方法。
  37. 当該徐放性担体が親水性ポリマー、疎水性ポリマーまたはワックスポリマーである請求項1、12及び27のいずれか1項に記載の方法。
  38. 医薬有効量の薬物、水系に置いたときに医薬組成物からの前記薬物の放出を遅らすのに有効な量の徐放性担体、滑沢有効量の滑沢剤、水不溶性もしくは水難溶性セルロース及びマルトデキストリンを含み、セルロース:マルトデキストリンの重量比が約50:1〜1:50である経口剤形の徐放性医薬組成物。
  39. 当該徐放性ポリマーがポリメタクリレートである請求項38に記載の医薬組成物。
  40. 当該徐放性ポリマーがセルロースエーテルとキサンタンゴムの混合物である請求項38に記載の医薬組成物。
  41. セルロースエーテル:キサンタンゴムの重量比が約1:0.1〜約1:2である請求項40に記載の医薬組成物。
  42. 当該セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロースである請求項40に記載の医薬組成物。
  43. 珪化結晶セルロース:マルトデキストリンの重量比が約20:1〜約1:20である請求項38に記載の医薬組成物。
  44. セルロース:マルトデキストリンの重量比が約9:1〜約1:9である請求項43に記載の医薬組成物。
  45. 当該薬物がメトホルミン、メトロニダゾール、カルバマゼピンまたはメサラミンである請求項38に記載の医薬組成物。
  46. 当該水不溶性もしくは水難溶性セルロースがデンプンまたは結晶セルロースである請求項38に記載の医薬組成物。
  47. 当該水不溶性もしくは水難溶性セルロースが結晶セルロースである請求項46に記載の医薬組成物。
  48. 当該結晶セルロースが珪化結晶セルロースである請求項47に記載の医薬組成物。
  49. 疾患の治療のために薬物の徐放性組成物を必要とする患者に対して請求項38〜48のいずれか1項に記載の徐放性医薬組成物を医薬有効量投与することを含む前記患者における前記疾患の治療方法。
  50. 当該徐放性担体がベヘン酸グリセリルである請求項1に記載の改良方法。
  51. 当該徐放性担体がベヘン酸グリセリルである請求項12に記載の改良方法。
  52. 当該徐放性担体がベヘン酸グリセリルである請求項27に記載の方法。
  53. 当該徐放性担体がベヘン酸グリセリルである請求項38に記載の徐放性医薬組成物。
  54. 当該マルトデキストリンとセルロースの総量が医薬組成物の約5〜約95重量%である請求項38に記載の徐放性医薬組成物。
  55. 当該マルトデキストリンとセルロースの総量が医薬組成物の約10〜約60重量%である請求項54に記載の徐放性医薬組成物。
  56. 当該マルトデキストリンとセルロースの総量が医薬組成物の約20〜約50重量%である請求項55に記載の徐放性医薬組成物。
  57. 当該固体経口剤形がペレット剤、錠剤またはカプセル剤である請求項1に記載の改良方法。
  58. 当該固体経口剤形がペレット剤、錠剤またはカプセル剤である請求項27に記載の方法。
  59. 当該固体経口1回量剤形がペレット剤、錠剤またはカプセル剤である請求項38に記載の医薬組成物。
  60. 当該徐放性担体が親水性ポリマーである請求項38に記載の医薬組成物。
  61. 当該徐放性担体が疎水性ポリマーである請求項38に記載の医薬組成物。
  62. 当該徐放性担体がワックスポリマーである請求項38に記載の医薬組成物。
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