JPH1149724A - 脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法 - Google Patents
脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法Info
- Publication number
- JPH1149724A JPH1149724A JP9207945A JP20794597A JPH1149724A JP H1149724 A JPH1149724 A JP H1149724A JP 9207945 A JP9207945 A JP 9207945A JP 20794597 A JP20794597 A JP 20794597A JP H1149724 A JPH1149724 A JP H1149724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- acid
- tricyclo
- decane
- derivative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title abstract 3
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- JOXIMZWYDAKGHI-UHFFFAOYSA-N toluene-4-sulfonic acid Chemical compound CC1=CC=C(S(O)(=O)=O)C=C1 JOXIMZWYDAKGHI-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- 229910021536 Zeolite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 abstract 1
- 150000004808 allyl alcohols Chemical class 0.000 abstract 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 abstract 1
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 abstract 1
- 229920001429 chelating resin Polymers 0.000 abstract 1
- HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 239000011964 heteropoly acid Substances 0.000 abstract 1
- 229910052500 inorganic mineral Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 150000007524 organic acids Chemical class 0.000 abstract 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 abstract 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 1
- 239000010457 zeolite Substances 0.000 abstract 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 耐薬品性が改善されたポリエステルを得るこ
とが出来る原料モノマーの提供にある。 【解決手段】 一般式1のトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸ジアリル誘導体。
また一般式2のトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ
ン−8,9−ジカルボン酸、または一般式4のトリシク
ロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン
酸エステル誘導体と、一般式3のアリルアルコール誘導
体とを無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機酸、陽イオン交換
樹脂、H型ゼオライト若しくはエステルを原料とすると
きは第II族化合物の脂肪酸塩を触媒として反応させる前
記式1のジカルボン酸の製造法。
とが出来る原料モノマーの提供にある。 【解決手段】 一般式1のトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸ジアリル誘導体。
また一般式2のトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ
ン−8,9−ジカルボン酸、または一般式4のトリシク
ロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン
酸エステル誘導体と、一般式3のアリルアルコール誘導
体とを無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機酸、陽イオン交換
樹脂、H型ゼオライト若しくはエステルを原料とすると
きは第II族化合物の脂肪酸塩を触媒として反応させる前
記式1のジカルボン酸の製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、[1]
【0002】
【化8】
【0003】(式中、nは0〜3を表す。)で表される
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジ
カルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法に関する。
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジ
カルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法に関する。
【0004】
【従来の技術】これまで、式[5]
【0005】
【化9】
【0006】で表されるトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デ−3−セン−8,9−ジカルボン酸ジアリル
(TDEAと略記する。)は知られている(特公平5−
17228号公報)。しかし、TDEAを用いたポリエ
ステルは、シクロペンテン環の二重結合の存在から耐薬
品性に不安定な課題を持っていた。
2,6 ]デ−3−セン−8,9−ジカルボン酸ジアリル
(TDEAと略記する。)は知られている(特公平5−
17228号公報)。しかし、TDEAを用いたポリエ
ステルは、シクロペンテン環の二重結合の存在から耐薬
品性に不安定な課題を持っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
より耐薬品性が改善されたポリエステルを得ることがで
きる原料モノマーの提供にある。
より耐薬品性が改善されたポリエステルを得ることがで
きる原料モノマーの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため、鋭意研究を行った結果本発明を完成する
に至った。即ち本発明は、式[1]
解決するため、鋭意研究を行った結果本発明を完成する
に至った。即ち本発明は、式[1]
【0009】
【化10】
【0010】(式中、nは0〜3を表す。)で表される
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジ
カルボン酸ジアリル誘導体に関する。また、式[2]
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジ
カルボン酸ジアリル誘導体に関する。また、式[2]
【0011】
【化11】
【0012】で表されるトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸と、式 [3]
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸と、式 [3]
【0013】
【化12】
【0014】(式中nは0〜3を表す。)で表されるア
リルアルコール誘導体を無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機
酸、陽イオン交換樹脂若しくはH型ゼオライトを触媒と
して反応させることを特徴とする前記式[1]で表され
るトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−
ジカルボン酸の製造法に関する。
リルアルコール誘導体を無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機
酸、陽イオン交換樹脂若しくはH型ゼオライトを触媒と
して反応させることを特徴とする前記式[1]で表され
るトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−
ジカルボン酸の製造法に関する。
【0015】また更に、式[4]
【0016】
【化13】
【0017】(式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基
を表す。)で表されるトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸エステル誘導体
と、前記式 [3]で表されるアリルアルコール誘導体
を無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機酸、陽イオン交換樹
脂、H型ゼオライト若しくは第II族化合物の脂肪酸塩を
触媒として反応させることを特徴とする前記式[1]で
表されるトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−
8,9−ジカルボン酸の製造法に関する。
を表す。)で表されるトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸エステル誘導体
と、前記式 [3]で表されるアリルアルコール誘導体
を無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機酸、陽イオン交換樹
脂、H型ゼオライト若しくは第II族化合物の脂肪酸塩を
触媒として反応させることを特徴とする前記式[1]で
表されるトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−
8,9−ジカルボン酸の製造法に関する。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の前記式[1]で表される
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジ
カルボン酸ジアリル誘導体の製造法は、下記の反応スキ
ームで表される。
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジ
カルボン酸ジアリル誘導体の製造法は、下記の反応スキ
ームで表される。
【0020】
【化14】
【0021】(式中nは0〜3を表す。) 出発原料のトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−
8,9−ジカルボン酸(以下DH−TCDCと略記す
る。)は、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デ−3−
セン−8,9−ジカルボン酸(以下TCDと略記す
る。)を還元することによって得られる。尚、このTC
Dは、例えばジシクロペンタジエン、一酸化炭素及びア
ルキルアルコール類から得られるトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デ−3−セン−8,9−ジカルボン酸ジア
ルキルを加水分解することによって容易に得られる。
8,9−ジカルボン酸(以下DH−TCDCと略記す
る。)は、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デ−3−
セン−8,9−ジカルボン酸(以下TCDと略記す
る。)を還元することによって得られる。尚、このTC
Dは、例えばジシクロペンタジエン、一酸化炭素及びア
ルキルアルコール類から得られるトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デ−3−セン−8,9−ジカルボン酸ジア
ルキルを加水分解することによって容易に得られる。
【0022】また、もう一つの出発原料であるアリルア
ルコール誘導体は、式 [3]
ルコール誘導体は、式 [3]
【0023】
【化15】
【0024】(式中nは0〜3を表す。)で表される。
具体的には、アリルアルコール、エチレングリコールア
リルエーテル、ジエチレングリコールアリルエーテル及
びトリエチレングリコールアリルエーテル等が挙げられ
る。これらの原料は市販品をそのまま使用することがで
きる。その使用量は、DH−TCDCに対し2〜20当
量、より好ましくは2〜8当量が経済的である。
具体的には、アリルアルコール、エチレングリコールア
リルエーテル、ジエチレングリコールアリルエーテル及
びトリエチレングリコールアリルエーテル等が挙げられ
る。これらの原料は市販品をそのまま使用することがで
きる。その使用量は、DH−TCDCに対し2〜20当
量、より好ましくは2〜8当量が経済的である。
【0025】本反応は、触媒が必要であり、触媒として
は、硫酸、塩酸及び硝酸等の鉱酸が使用でき、特には、
硫酸が好まし。また、ベンゼンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸及
びトリフルオロ酢酸等の有機酸も使用でき、特にはp−
トルエンスルホン酸が好ましい。更に、触媒としてタン
グステン酸、モリブデン酸或いはこれらのヘテロポリ酸
が挙げられる。ヘテロポリ酸の具体例としては、H3P
W12O40、H3PW12O40・6H2O、H4SiW
12O40、H4TiW12O40、H5CoW12O40、H5Fe
W1 2O40、H6P2W18O62、H7PW11O33、H4TiM
o12O40、H3PMo12O40、H7PMo11O39、H6P2
Mo18O62、H4PMoW11O40、H4PVMo11O40、
H4SiMo12O40、H5PV2Mo10O40、H3PMo6
W6O40、H0.5Cs2.5PW12O40等が代表的なものと
して挙げられる。また、これらを炭素やシリカに担持さ
せた触媒等が挙げられる。これらのヘテロポリ酸のなか
では、H3PW12O40、H3PW12O40・6H2O、H3P
Mo12O40等が特に好ましい。
は、硫酸、塩酸及び硝酸等の鉱酸が使用でき、特には、
硫酸が好まし。また、ベンゼンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸及
びトリフルオロ酢酸等の有機酸も使用でき、特にはp−
トルエンスルホン酸が好ましい。更に、触媒としてタン
グステン酸、モリブデン酸或いはこれらのヘテロポリ酸
が挙げられる。ヘテロポリ酸の具体例としては、H3P
W12O40、H3PW12O40・6H2O、H4SiW
12O40、H4TiW12O40、H5CoW12O40、H5Fe
W1 2O40、H6P2W18O62、H7PW11O33、H4TiM
o12O40、H3PMo12O40、H7PMo11O39、H6P2
Mo18O62、H4PMoW11O40、H4PVMo11O40、
H4SiMo12O40、H5PV2Mo10O40、H3PMo6
W6O40、H0.5Cs2.5PW12O40等が代表的なものと
して挙げられる。また、これらを炭素やシリカに担持さ
せた触媒等が挙げられる。これらのヘテロポリ酸のなか
では、H3PW12O40、H3PW12O40・6H2O、H3P
Mo12O40等が特に好ましい。
【0026】また更に、アンバーリストIR120等の
陽イオン交換樹脂、H−ZSM−5等のH型ゼオライト
等も使用することができる。これらの触媒の使用量は、
DH−TCDCに対し0.1〜100重量%が使用で
き、経済的には、1〜20重量%が好ましい。本反応で
は、アリルアルコール誘導体を大過剰量用いることもで
きるが、アリルアルコール誘導体を理論量近傍に減少さ
せて、溶媒を用いることもできる。溶媒の種類として
は、1,2−ジクロロエタン(EDC)や1,1,1−
トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン
やキシレン等の芳香族炭化水素類、1,2−ジメトキシ
エタンやジエチレングリコールジメチルエーテル等のエ
ーテル等が挙げられる。
陽イオン交換樹脂、H−ZSM−5等のH型ゼオライト
等も使用することができる。これらの触媒の使用量は、
DH−TCDCに対し0.1〜100重量%が使用で
き、経済的には、1〜20重量%が好ましい。本反応で
は、アリルアルコール誘導体を大過剰量用いることもで
きるが、アリルアルコール誘導体を理論量近傍に減少さ
せて、溶媒を用いることもできる。溶媒の種類として
は、1,2−ジクロロエタン(EDC)や1,1,1−
トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン
やキシレン等の芳香族炭化水素類、1,2−ジメトキシ
エタンやジエチレングリコールジメチルエーテル等のエ
ーテル等が挙げられる。
【0027】溶媒の使用量は、DH−TCDCに対し1
〜20重量倍、より好ましくは1〜6重量倍である。反
応温度は、50〜200℃、より好ましくは70〜15
0℃である。反応は常圧でも加圧でも行うことができ
る。反応時間は、1〜50時間で行うことができ、通常
2〜12時間で行うのが実用的である。反応は、回分式
でも連続式でも可能である。反応の追跡は、反応液をサ
ンプリングしガスクロマトグラトフィーで分析して行う
ことができる。反応後、溶媒使用時には溶媒留去後、蒸
留及び又はカラムクロマトグラフィーにより目的物を精
製することができる。
〜20重量倍、より好ましくは1〜6重量倍である。反
応温度は、50〜200℃、より好ましくは70〜15
0℃である。反応は常圧でも加圧でも行うことができ
る。反応時間は、1〜50時間で行うことができ、通常
2〜12時間で行うのが実用的である。反応は、回分式
でも連続式でも可能である。反応の追跡は、反応液をサ
ンプリングしガスクロマトグラトフィーで分析して行う
ことができる。反応後、溶媒使用時には溶媒留去後、蒸
留及び又はカラムクロマトグラフィーにより目的物を精
製することができる。
【0028】又、本発明化合物の製造方法の別法として
以下の反応スキームで表されるエステル交換法を行うこ
ともできる。
以下の反応スキームで表されるエステル交換法を行うこ
ともできる。
【0029】
【化16】
【0030】(Rは、炭素数1〜10のアルキル基を表
す。) 即ち、出発原料のトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デ
カン−8,9−ジカルボン酸ジアルキル(以下DH−T
CDEと略記する。)は、トリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デ−3−セン−8,9−ジカルボン酸ジアルキル
を還元して得られる。DH−TCDEのアルキル基の炭
素数は1〜10であるが、炭素1〜4が好ましい。
す。) 即ち、出発原料のトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デ
カン−8,9−ジカルボン酸ジアルキル(以下DH−T
CDEと略記する。)は、トリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デ−3−セン−8,9−ジカルボン酸ジアルキル
を還元して得られる。DH−TCDEのアルキル基の炭
素数は1〜10であるが、炭素1〜4が好ましい。
【0031】このDH−TCDEと前述のアリルアルコ
ール誘導体を触媒存在下に反応させることによりエステ
ル交換が起こり、目的のアリルエステル誘導体が得られ
る。触媒としては、前述の鉱酸類、ヘテロポリ酸類、有
機酸、陽イオン交換樹脂及びH型ゼオライトの他に、3
ZnO−2B2O3 、酢酸カドミウム、酢酸亜鉛及び酢
酸カルシウムに代表される周期律表第II族化合物の脂肪
酸塩等が使用できる。
ール誘導体を触媒存在下に反応させることによりエステ
ル交換が起こり、目的のアリルエステル誘導体が得られ
る。触媒としては、前述の鉱酸類、ヘテロポリ酸類、有
機酸、陽イオン交換樹脂及びH型ゼオライトの他に、3
ZnO−2B2O3 、酢酸カドミウム、酢酸亜鉛及び酢
酸カルシウムに代表される周期律表第II族化合物の脂肪
酸塩等が使用できる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 100ml四口フラスコにトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸(DH−TCDC
と略記する)13.5g(60mmol)、1,2−ジ
クロロエタン54.3g及び97%硫酸2.0gを仕込
み、撹拌下にアリルアルコール14.0g(240mm
ol)を滴下した。続いて加温し、還流下で7時間撹拌
した。冷却後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄後、水洗してから、濃縮、蒸留した。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 100ml四口フラスコにトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸(DH−TCDC
と略記する)13.5g(60mmol)、1,2−ジ
クロロエタン54.3g及び97%硫酸2.0gを仕込
み、撹拌下にアリルアルコール14.0g(240mm
ol)を滴下した。続いて加温し、還流下で7時間撹拌
した。冷却後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄後、水洗してから、濃縮、蒸留した。
【0033】沸点133〜134℃/0.3mmHg
(40Pa)の留分13.0gが得られた。この油状物
質の分析結果は以下の通りであった。 収率71% MASS(FAB+,e/m(%)):305(M+
1,15),247(100),133(17),67
(20).1 H−NMR(CDCl3,δppm):1.54(s,
4H),1.56(s,2H),1.69〜1.71
(m,1H),2.22(d,J=10.1Hz,1
H),2.45(s,2H),2.48(s,2H),
2.96(s,2H),4.44〜4.56(m,4
H),5.21(d,J=10.3Hz,2H),5.
30(d,J=17.2Hz,2H),5.84〜5.
94(m,2H). 以上の結果より、本油状物質はトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸ジアリル
(TCAEと略記する)であることを確認した。
(40Pa)の留分13.0gが得られた。この油状物
質の分析結果は以下の通りであった。 収率71% MASS(FAB+,e/m(%)):305(M+
1,15),247(100),133(17),67
(20).1 H−NMR(CDCl3,δppm):1.54(s,
4H),1.56(s,2H),1.69〜1.71
(m,1H),2.22(d,J=10.1Hz,1
H),2.45(s,2H),2.48(s,2H),
2.96(s,2H),4.44〜4.56(m,4
H),5.21(d,J=10.3Hz,2H),5.
30(d,J=17.2Hz,2H),5.84〜5.
94(m,2H). 以上の結果より、本油状物質はトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸ジアリル
(TCAEと略記する)であることを確認した。
【0034】実施例2〜8 50ml四口フラスコにDH−TCDC1.12g(5
mmol)、アリルアルコール1.74g(30mmo
l)及び表1に示す溶媒及び触媒を仕込み、所定の温度
で反応を行った。反応終了後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーで分析した。結果を併せて表1に示す。
mmol)、アリルアルコール1.74g(30mmo
l)及び表1に示す溶媒及び触媒を仕込み、所定の温度
で反応を行った。反応終了後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーで分析した。結果を併せて表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】実施例9 100ml四口フラスコにトリシクロ[5.2.1.0
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸(DH−TCD
C)2.24g(10mmol)、トルエン10g及び
97%硫酸0.45gを仕込み、撹拌下にアリルエトキ
シエタノール4.08g(40mmol)を滴下した。
続いて加温し、還流下(110℃)で4時間撹拌した。
冷却後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄後、
水洗してから、濃縮した。
2,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸(DH−TCD
C)2.24g(10mmol)、トルエン10g及び
97%硫酸0.45gを仕込み、撹拌下にアリルエトキ
シエタノール4.08g(40mmol)を滴下した。
続いて加温し、還流下(110℃)で4時間撹拌した。
冷却後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄後、
水洗してから、濃縮した。
【0037】得られた油状物質をカラムクロマトグラフ
ィーで精製すると純度98.2%の油状物質が3.02
g得られた。この油状物質の分析結果は以下の通りであ
った。 MASS(FD+,e/m(%)):393(M+1,
72),335(47),291(100),146
(27),84(42).1 H−NMR(CDCl3,δppm):1.52〜1.
56(m,6H),1.67〜1.73(m,1H),
2.18(d,J=10.3Hz,1H),2.44
(s,2H),2.48(s,2H),2.96(s,
2H),3.61(t,J=4.9Hz、4H),4.
00〜4.02(m,4H),4.08〜4.13
(m,2H),4.19〜4.24(m、2H),5.
19(d,J=14.3Hz,2H),5.28(d,
J=17.2Hz,2H),5.85〜5.95(m,
2H).13 H−NMR(CDCl3,δppm):26.6,2
8.8,40.5,44.2,44.9,45.3,6
3.6,67.9,72.0、76.9,77.2,7
7.5,117.2,134.5,173.6 以上の結果より、本油状物質はトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸ジアリルオ
キシエチル(TCAEEと略記する)であることを確認
した。 実施例10 実施例9に於いて、溶媒をEDCに変えた他は同様にし
て82℃で9時間反応させた。このEDC溶液をガスク
ロマトグラフィー分析の結果、TCAEE88.8%、
未反応DH−TCDC5.1%であった。 実施例11 実施例9に於いて、触媒をp−トルエンスルホン酸・一
水和物0.45gに変えた他は同様にして100℃で1
4時間反応させた。このEDC溶液をガスクロマトグラ
フィー分析の結果、TCAEE92.3%、未反応DH
−TCDC5.8%であった。 実施例12 100ml四口フラスコにDH−TCDC4.48g
(20mmol)、トルエン50g、アリルエトキシエ
タノール8.0g(80mmol)及びp−トルエンス
ルホン酸・一水和物1.1gを仕込み、撹拌しながら加
温した。95℃で24時間撹拌し反応を終了させた。そ
の後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄後、更
に水洗してから、トルエン相を濃縮し、油状粗物7.2
gを得た。この油状粗物を減圧蒸留することにより留分
bp180〜182℃/0.2mmHg(26.7P
a)のTCAEE6.1gを得た。
ィーで精製すると純度98.2%の油状物質が3.02
g得られた。この油状物質の分析結果は以下の通りであ
った。 MASS(FD+,e/m(%)):393(M+1,
72),335(47),291(100),146
(27),84(42).1 H−NMR(CDCl3,δppm):1.52〜1.
56(m,6H),1.67〜1.73(m,1H),
2.18(d,J=10.3Hz,1H),2.44
(s,2H),2.48(s,2H),2.96(s,
2H),3.61(t,J=4.9Hz、4H),4.
00〜4.02(m,4H),4.08〜4.13
(m,2H),4.19〜4.24(m、2H),5.
19(d,J=14.3Hz,2H),5.28(d,
J=17.2Hz,2H),5.85〜5.95(m,
2H).13 H−NMR(CDCl3,δppm):26.6,2
8.8,40.5,44.2,44.9,45.3,6
3.6,67.9,72.0、76.9,77.2,7
7.5,117.2,134.5,173.6 以上の結果より、本油状物質はトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸ジアリルオ
キシエチル(TCAEEと略記する)であることを確認
した。 実施例10 実施例9に於いて、溶媒をEDCに変えた他は同様にし
て82℃で9時間反応させた。このEDC溶液をガスク
ロマトグラフィー分析の結果、TCAEE88.8%、
未反応DH−TCDC5.1%であった。 実施例11 実施例9に於いて、触媒をp−トルエンスルホン酸・一
水和物0.45gに変えた他は同様にして100℃で1
4時間反応させた。このEDC溶液をガスクロマトグラ
フィー分析の結果、TCAEE92.3%、未反応DH
−TCDC5.8%であった。 実施例12 100ml四口フラスコにDH−TCDC4.48g
(20mmol)、トルエン50g、アリルエトキシエ
タノール8.0g(80mmol)及びp−トルエンス
ルホン酸・一水和物1.1gを仕込み、撹拌しながら加
温した。95℃で24時間撹拌し反応を終了させた。そ
の後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄後、更
に水洗してから、トルエン相を濃縮し、油状粗物7.2
gを得た。この油状粗物を減圧蒸留することにより留分
bp180〜182℃/0.2mmHg(26.7P
a)のTCAEE6.1gを得た。
【0038】
【発明の効果】脂環式モノマーから得られるポリエステ
ルは、透明性、耐熱性、耐薬品性、寸法安定性などの物
理的、化学的特性に優れていることが知られている。飽
和脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体を添加したポリエ
ステルは、これらの特性がさらに改善された優れたもの
になり、光ディスク、光カードの基板や液晶表示素子用
基板等の各種光学材料や構造材料として有用な素材とな
る。
ルは、透明性、耐熱性、耐薬品性、寸法安定性などの物
理的、化学的特性に優れていることが知られている。飽
和脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体を添加したポリエ
ステルは、これらの特性がさらに改善された優れたもの
になり、光ディスク、光カードの基板や液晶表示素子用
基板等の各種光学材料や構造材料として有用な素材とな
る。
【図1】 実施例1で得られたTCAEの1H−NMR
によるチャート。
によるチャート。
【図2】 実施例9で得られたTCAEEの1H−NM
Rによるチャート。
Rによるチャート。
【図3】 実施例9で得られたTCAEEの13H−NM
Rによるチャート。
Rによるチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 67/03 C07C 67/03 67/08 67/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (3)
- 【請求項1】 式[1] 【化1】 (式中、nは0〜3を表す。)で表されるトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸
ジアリル誘導体。 - 【請求項2】 式[2] 【化2】 で表されるトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−
8,9−ジカルボン酸と、式 [3] 【化3】 (式中nは0〜3を表す。)で表されるアリルアルコー
ル誘導体を無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機酸、陽イオン
交換樹脂若しくはH型ゼオライトを触媒として反応させ
ることを特徴とする式[1] 【化4】 (式中、nは0〜3を表す。)で表されるトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸
ジアリル誘導体の製造法。 - 【請求項3】 式[4] 【化5】 (式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基を表す。)で
表されるトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン−
8,9−ジカルボン酸エステル誘導体と、式 [3] 【化6】 (式中nは0〜3を表す。)で表されるアリルアルコー
ル誘導体を無機鉱酸、ヘテロポリ酸、有機酸、陽イオン
交換樹脂、H型ゼオライト若しくは第II族化合物の脂肪
酸塩を触媒として反応させることを特徴とする式[1] 【化7】 (式中、nは0〜3を表す。)で表されるトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカン−8,9−ジカルボン酸
ジアリル誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9207945A JPH1149724A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9207945A JPH1149724A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149724A true JPH1149724A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16548148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9207945A Pending JPH1149724A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149724A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001328959A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-27 | Nissan Chem Ind Ltd | アクリレート化合物及びその製造法 |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP9207945A patent/JPH1149724A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001328959A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-27 | Nissan Chem Ind Ltd | アクリレート化合物及びその製造法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2646220C2 (ru) | Новое алициклическое диольное соединение и способ его получения | |
| EP1813592B1 (en) | Cage-shaped cyclobutanoic dianhydrides and process for production thereof | |
| RU2642069C2 (ru) | Новое сложноэфирное соединение алициклической дикарбоновой кислоты и способ его изготовления | |
| JPH1149724A (ja) | 脂環式ジカルボン酸ジアリル誘導体及びその製造法 | |
| US6008401A (en) | Process for producing an optically active compound | |
| JPH11193292A (ja) | フェニルホスホン酸誘導体及びその製造方法 | |
| EP0144484B1 (en) | Dicyclopentadiene dicarboxylic acid derivatives and process for their preparation | |
| JP6102548B2 (ja) | 新規エチルアダマンタンジカルボン酸エステル化合物、およびその製造方法 | |
| US6355830B1 (en) | Process for preparation of dicarboxylic acid monoesters | |
| JPS6193834A (ja) | 随時置換されていてもよいケイ皮酸の製造方法 | |
| JP4618412B2 (ja) | 脂環式テトラカルボン酸化合物及びその製造法 | |
| JP6102547B2 (ja) | 新規エチルアダマンタンジオール化合物、およびその製造方法 | |
| US4127497A (en) | Michael adducts of (substituted) cyclopentadiene and esters: a process therefor and derivatives thereof | |
| JPH04502007A (ja) | ビス―メチレン スピロオルトカーボネートの製造方法 | |
| JP4088507B2 (ja) | 脂環式ヒドロキシカルボン酸t−ブチルエステルの製造方法 | |
| JP3993427B2 (ja) | 脂環式ヒドロキシカルボン酸の製造方法 | |
| JP5403280B2 (ja) | 脂環式テトラカルボン酸化合物の製造法 | |
| US4310685A (en) | Process for preparing brassylic diester | |
| US7649107B2 (en) | Process for the preparation of cyclopentanone derivatives | |
| Czech et al. | Synthesis of benzo‐13‐crown‐4 derivatives | |
| JP2005534703A (ja) | アルキリデン置換−1,4−ジオン誘導体の製造法 | |
| JPH03148239A (ja) | カルボン酸多環式アルキルエステルの製造方法 | |
| JP2001261615A (ja) | 脂環式エステル化合物及びその製造法 | |
| JPH0669984B2 (ja) | シクロペンテノン誘導体の製造法 | |
| JP2004331515A (ja) | 3−アセトキシスチレンの製造方法 |