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JPH1129618A - ゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組成物 - Google Patents

ゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組成物

Info

Publication number
JPH1129618A
JPH1129618A JP20104797A JP20104797A JPH1129618A JP H1129618 A JPH1129618 A JP H1129618A JP 20104797 A JP20104797 A JP 20104797A JP 20104797 A JP20104797 A JP 20104797A JP H1129618 A JPH1129618 A JP H1129618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
rubber
parts
less
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20104797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Akatsuka
弘 赤塚
Shigeto Ishiga
成人 石賀
Masaaki Motai
政明 馬渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Techno UMG Co Ltd
Original Assignee
Techno Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Techno Polymer Co Ltd filed Critical Techno Polymer Co Ltd
Priority to JP20104797A priority Critical patent/JPH1129618A/ja
Publication of JPH1129618A publication Critical patent/JPH1129618A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABS樹脂などのゴム強化ビニル系重合体用
のベースゴムラテックスとして好適な粒径分布および平
均粒子径を有する、すなわち大粒径分布と小粒径分布を
併せ持つゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径
ゴム状重合体組成物を提供すること。 【解決手段】 乳化重合で製造されるゴム強化ビニル系
重合体のベースゴム用ゴム状重合体ラテックスにおい
て、特定の重合処方を採用することにより、粒径分布が
大粒径分布と小粒径分布とを併せ持つゴム状重合体組成
物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム強化ビニル系
重合体の原料(ベースゴム)として好適に用いられ、重
量平均粒子径が100〜500nmの粒子よりなり、粒
子径分布が比較的広い大粒径ゴム状重合体組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ABS樹脂は、主として乳化重合法を用
い、ゴム状重合体粒子に芳香族ビニル化合物とシアン化
ビニル化合物をグラフト共重合することによって得ら
れ、芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物との共
重合体中にゴム状重合体粒子が分散した形態を有する熱
可塑性樹脂組成物である。この樹脂組成物の性質は、こ
れを構成するゴム状重合体ラテックス(ゴムラテック
ス)粒子の大きさに依存し、例えば耐衝撃性はゴムラテ
ックス粒子が大きいほど、逆に樹脂の光沢はその粒子径
が小さいほど優れることが知られている。ABS樹脂を
設計する際には、これらの相反するゴム粒子への要求を
ともに満足させるために、粒子径の大きいゴムラテック
スと小さいゴムラテックスをそれぞれ重合し、併用する
方法が用いられるのが一般的である。
【0003】ところで、乳化重合法により粒子径の大き
なゴムラテックスを得る方法としては、少量の乳化剤の
みで重合する方法、無機電解質の添加により乳化系を不
安定化しアグロメーションを引き起こす方法、また粒子
径の小さいラテックスを短時間で重合させ、重合途中で
融着合一させる手法などがある。上記のアグロメーショ
ンのさせ方としては、別途作製したゴムラテックスを添
加する方法(特公昭48−16060号公報、特開昭6
3−48313号公報)、重合の途中で単量体を追加添
加し重合する方法(特公平3−2165号公報)などが
公開されている。しかしながら、これらの技術を用いて
も、得られるゴムラテックスの粒子径分布は比較的狭
く、目的とする熱可塑性樹脂組成物を得るには、数種の
粒径分布を持つゴムラテックスをそれぞれ作製し併用し
なければならない。また、これらの乳化重合法によりゴ
ムラテックスを製造しようとすると、重合に要する時間
とゴムラテックス粒子径の間には明確な関連があり、粒
子径の大きなゴムラテックスを得るには長時間を要する
ことはよく知られている事実であり、50〜60時間を
要する。すなわち、これまでのABS樹脂の原料として
用いるゴムラテックスは、製造時間も長く、また種類も
目的に応じて数種を併用しており、最適な粒子径分布を
有するゴムラテックスを製造する方法としては、未だに
充分とはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ABS樹脂
などのゴム強化ビニル系重合体用のベースゴムラテック
スとして好適な粒径分布および平均粒子径を有する、す
なわち大粒径分布と小粒径分布を併せ持つゴム強化ビニ
ル系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組成物を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乳化重合で製
造されるゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用ゴム状
重合体ラテックス(以下「ベースゴムラテックス」とも
いう)において、その粒径分布が、下記〜を満足す
ることを特徴とするゴム強化ビニル系重合体のベースゴ
ム用大粒径ゴム状重合体組成物(以下「ゴム状重合体組
成物」ともいう)を提供するものである。 重合転化率30重量%未満の時点で、400nm未満
の重量分布が95〜100重量%、400〜800nm
の重量分布が5〜0重量%、重量平均粒子径が150〜
300nm 重合転化率が30重量%以上、60重量%未満の時点
で、400nm未満の重量分布が25〜70重量%、4
00nm以上、800nm未満の重量分布が55〜29
重量%、800〜1,600nmの重量分布が20〜1
重量%、重量平均粒子径が250〜600nm 重合転化率が60重量%以上、90重量%未満の時点
で、400nm未満の重量分布が40〜75重量%、4
00nm以上、800nm未満の重量分布が52〜24
重量%、800〜1,600nmの重量分布が8〜1重
量%、重量平均粒子径が100〜400nm 重合転化率が90〜100重量%の時点で、400n
m未満の重量分布が50〜90重量%、400nm以
上、800nm未満の重量分布が45〜10重量%、8
00〜1,600nmの重量分布が5〜0重量%、重量
平均粒子径が100〜500nm ここで、上記ゴム状重合体の単量体成分は、(a)共役
ジエン化合物30〜100重量%と、(b)芳香族ビニ
ル化合物、(c)シアン化ビニル化合物、(d)(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルおよび(e)(メタ)
アクリル酸の群から選ばれた少なくとも1種の他の単量
体70〜0重量%〔ただし、(a)+(b)+(c)+
(d)+(e)=100重量%〕からなり、重合体にな
ったときの、ガラス転移点が10℃以下、ゲル含量が2
0〜95重量%であるものが好ましい。また、上記乳化
重合に用いられる乳化剤が水中でのcmc(ウィルヘル
ミィ法、25℃)は、1.5(mmol l-1)未満の
乳化剤/1.5(mmol l-1)以上の乳化剤=1〜
100/99〜0重量%からなり、かつ乳化剤全体の使
用量がゴム状重合体を構成する単量体成分100重量部
に対し0.1〜10重量部であることが好ましい。さら
に、上記乳化重合に使用される重合開始剤の使用量は、
ゴム状重合体を構成する単量体成分100重量部に対し
0.01〜0.3重量部であることが好ましい。さら
に、上記乳化重合に使用される電解質の使用量は、水1
00重量部に対し0.5〜3重量部であることが好まし
い。さらに、乳化重合に使用される水の使用量は、ゴム
状重合体を構成する単量体成分100重量部に対し50
〜100重量部であることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のゴム状重合体組成物(ラ
テックス)は、水に、ベースゴムラテックスを構成する
単量体成分、乳化剤、重合開始剤、分子量調節剤、電解
質などを加えたものを攪拌しながら、常法により乳化重
合することにより得られる。この際、本発明では、乳化
重合でベースゴムラテックスを製造するに際し、特定の
重合処方を採用し、重合初期、中期、後期に上記ゴムラ
テックスの粒径分布を得るものである。
【0007】ここで、本発明のベースゴムラテックスの
製造に供される単量体成分としては、(a)共役ジエン
化合物と、(b)芳香族ビニル化合物、(c)シアン化
ビニル化合物、(d)(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル、(e)(メタ)アクリル酸の群から選ばれた少な
くとも1種の他の単量体が挙げられる。
【0008】これらのうち、(a)共役ジエン化合物と
しては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2−クロロ
−1,3−ブタジエン、クロロプレンなどが挙げられ、
特に好ましくは1,3−ブタジエンである。 (b)芳香族ビニル化合物としては、スチレン、p−メ
チルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、1,1
−ジフェニルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノ
スチレン、N,N−ジエチル−p−アミノメチルスチレ
ン、ビニルピリジン、ビニルキシレン、モノクロルスチ
レン、ジクロロスチレン、モノブロモスチレン、ジブロ
モスチレン、トリブロモスチレン、フルオロスチレン、
エチルスチレン、ビニルナフタレンなどが挙げられる。
【0009】(c)シアン化ビニル化合物としては、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられ
る。 (d)メタ(アクリル)酸アルキルエステルとしては、
メタ(アクリル)酸と炭素数が1〜12個、好ましくは
4〜8個の1価のアルコールとのエステルが適当であ
る。具体的には、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、オ
クチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレー
トなどが挙げられ、特にブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが好ましい。 (e)(メタ)アクリル酸としては、アクリル酸、メタ
クリル酸などが挙げられる。
【0010】上記ゴム状重合体を構成する単量体成分の
好ましい組み合わせは、(a)共役ジエン化合物30〜
100重量%、好ましくは50〜100重量%、さらに
好ましくは60〜100重量%と、(b)芳香族ビニル
化合物、(c)シアン化ビニル化合物、(d)(メタ)
アクリル酸アルキルエステルおよび(e)(メタ)アク
リル酸の群から選ばれた少なくとも1種の他の単量体7
0〜0重量%、好ましくは50〜0重量%、さらに好ま
しくは40〜0重量%〔ただし、(a)+(b)+
(c)+(d)+(e)=100重量%〕であり、重合
体になったときの、ガラス転移点(DSCで測定)が1
0℃以下、ゲル含量が20〜95重量%である。
【0011】上記単量体成分の好ましい具体的な組み合
わせとしては、次の〜が挙げられる。 (a)共役ジエン化合物単独 (a)共役ジエン化合物/(b)芳香族ビニル化合物 (a)共役ジエン化合物/(c)シアン化ビニル化合
物 (a)共役ジエン化合物/(d)(メタ)アクリル酸
アルキルエステル
【0012】上記乳化重合法に用いられる乳化剤は、ベ
ースゴムラテックスの乳化重合反応の重合初期、中期、
後期におけるゴムラテックスの上記粒径分布を得るため
に、乳化剤の水中でのcmc(ウィルヘルミィ法、25
℃)が1.5(mmol l-1)未満の乳化剤/1.5
(mmol l-1)以上の乳化剤=1〜100/99〜
0重量%、好ましくは20〜100/80〜0重量%で
ある。cmcが1.5(mmol l-1)以上の乳化剤
の使用量が99重量%を超えると、重合初期の粒子径が
大きくなり、反応速度が大幅に低下し好ましくない。ま
た、乳化剤全体の使用量は、上記単量体成分100重量
部に対し、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜8
重量部、さらに好ましくは0.7〜6重量部である。
0.1重量部未満では、乳化重合安定性が劣り、一方、
10重量部を超えると、得られるベースゴムラテックス
の粒子径が低下し好ましくない。
【0013】使用される乳化剤の種類としては、アニオ
ン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性
剤や、反応性乳化剤などが挙げられる。このうち、アニ
オン性界面活性剤としては、例えば不均化ロジン酸、オ
レイン酸、ラウリル酸、ステアリン酸などの高級脂肪酸
のアルカリ金属塩、ドデシルベンゼンスルホン酸などの
スルホン酸のアルカリ金属塩、アルケニルコハク酸など
の二塩基酸のアルカリ金属塩が挙げられる。また、ノニ
オン性界面活性剤としては、通常のポリエチレングリコ
ールのアルキルエステル型、アルキルエーテル型、アル
キルフェニルエーテル型などが用いられる。さらに、両
性界面活性剤としては、アニオン部分としてカルボン酸
塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エステル塩
を、カチオン部分としてアミン塩、第4級アンモニウム
塩などを持つものが挙げられる。この両性界面活性剤の
具体例としては、ラウリルベタイン、ステアリルベタイ
ンなどのベタイン類、ラウリル−β−アラニン、ステア
リル−β−アラニン、ラウリルジ(アミノエチル)グリ
シン、オクチルジ(アミノエチル)グリシンなどのアミ
ノ酸タイプのものなどが用いられる。
【0014】さらに、反応性乳化剤としては、ビニル
基、アクリロイル基、メタアクリロイル基、アリル基、
アリルエーテル基、プロペニル基などの高い反応性を示
す重合性不飽和結合を有する乳化剤が挙げられる。以上
の乳化剤のうち、好ましい乳化剤としては、不均ロジン
酸塩、オレイン酸塩、ラウリル酸塩、反応性乳化剤であ
る。これらの乳化剤は、1種単独で使用することも、あ
るいは2種以上を混合して用いることもできる。また、
添加方法としては、全量一括仕込み、あるいは一部を添
加したのち、その残りを連続的あるいは断続的に添加す
る方法などを採用することができる。
【0015】重合開始剤としては、過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶性重合
開始剤、過酸化ベンゾイル、ラウリルパーオキサイド、
2,2′−アゾビスイソブチロニトリルなどの油溶性重
合開始剤、含糖ピロリン酸処方もしくはスルホキシレー
ト処方などの還元剤との組合せによるレドックス系重合
開始剤などが、それぞれ単独であるいは組み合わせて使
用される。好ましい重合開始剤としては、過硫酸ナトリ
ウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムである。乳
化剤使用量は、上記単量体成分100重量部に対し、
0.01〜0.3重量部、好ましくは0.05〜0.2
5重量部である。0.01重量部未満では、乳化重合反
応が円滑に開始せず、一方、0.3重量部を超えると、
ベースゴムラテックスの粒子径が低下し好ましくない。
これらの重合開始剤は、1種単独で使用することも、あ
るいは2種以上を混合して用いることもできる。また、
重合開始剤の添加方法としては、全量一括仕込み、ある
いは一部を添加したのち、その残りを連続的あるいは断
続的に添加する方法、重合の初めから連続的に添加する
方法などを採用することができる。
【0016】上記分子量調節剤としては、クロロホル
ム、四臭化炭素などのハロゲン化炭化水素類、n−ヘキ
シルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ド
デシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、チオ
グリコール酸などのメルカプタン類、ジメチルキサント
ゲンジサルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサ
ルファイドなどのキサントゲン類、ターピノーレン、α
−メチルスチレンダイマーなどの、通常の乳化重合で使
用されるものが全て使用できる。分子量調節剤の使用量
は、上記単量体成分100重量部に対し、0.01〜1
重量部、好ましくは0.05〜0.75重量部である。
0.01重量部未満では、ベースゴムラテックスのゴム
弾性率が高く、得られるゴム強化ビニル系重合体の流動
性が低下し、一方、1重量部を超えると、ゴム弾性が低
下し、耐衝撃性が低下し好ましくない。
【0017】電解質としては、硫酸カリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、重炭酸ナトリ
ウム、リン酸カリウムなどを、1種単独で使用すること
も、あるいは2種以上を混合して用いることもできる。
電解質の使用量は、水100重量部に対し、0.5〜3
重量部、好ましくは0.75〜2重量部である。0.5
重量部未満では、得られるベースゴムラテックスの粒子
径が低下し、一方、3重量部を超えると、乳化重合安定
性が劣り好ましくない。
【0018】本発明の乳化重合反応に用いる水は、単量
体成分100重量部に対し、50〜100重量部、好ま
しくは50〜80重量部である。50重量部未満では、
ベースゴムラテックスの粘度が上昇し好ましくなく、一
方、100重量部を超えると、経済的に不利であり好ま
しくない。水の添加方法としては、全量一括仕込み、あ
るいは一部を添加したのち、その残りを連続的あるいは
断続的に添加する方法などを採用することができる。
【0019】乳化重合法としては、例えば単量体成分を
全量一括で仕込み重合する方法、単量体成分の一部を重
合したのち、その残りを連続的あるいは断続的に添加す
る方法、などを採用することができる。重合温度は、通
常、40〜90℃、好ましくは50〜90℃、重合時間
は、通常、15〜60時間である。以上の乳化重合法を
採用することで、ベースゴムラテックスの乳化重合反応
の重合初期、中期、後期において、本発明の粒子径分布
を得ることができる。
【0020】このようにして得られる本発明のベースゴ
ムラテックス(ゴム状重合体組成物)の粒径分布は、次
の〜の要件を満足することが必要である。 重合転化率30重量%未満の時点で、400nm未満
の重量分布が95〜100重量%、好ましくは98〜1
00重量%、400〜800nmの重量分布が5〜0重
量%、好ましくは2〜0重量%、重量平均粒子径が15
0〜300nm、好ましくは150〜275nm ここで、400nm未満の重量分布が95重量%未満で
は、重合速度が低下し好ましくない。400〜800n
mの重量分布が5重量%を超えると、重合速度が低下し
好ましくない。重量平均粒子径が150nm未満、また
は300nmを超えると、重合中期での粒子径の肥大が
起こり難く、本発明の粒子径分布を得ることができな
い。
【0021】重合転化率が30重量%以上、60重量
%未満の時点で、400nm未満の重量分布が25〜7
0重量%、好ましくは30〜65重量%、400nm以
上、800nm未満の重量分布が55〜29重量%、好
ましくは55〜34重量%、800〜1,600nmの
重量分布が20〜1重量%、好ましくは15〜1重量
%、重量平均粒子径が250〜600nm、好ましくは
250〜500nm ここで、400nm未満の重量分布が25重量%未満で
は、重合後期での反応速度が低下し好ましくない。一
方、70重量%を超えると、ゴム強化ビニル系重合体と
したときの耐衝撃性が低下し好ましくない。400以
上、800nm未満の重量分布が55重量%を超える
と、重合後期での反応速度が低下し好ましくない。一
方、29重量%未満では、ゴム強化ビニル系重合体とし
たときの耐衝撃性が低下し好ましくない。800〜1,
600nmの重量分布が20重量%を超えると、重合後
期で凝集物が発生し好ましくない。一方、1重量%未満
では、ゴム強化ビニル系重合体としたときの耐衝撃性が
低下し好ましくない。重量平均粒子径が250nm未
満、または600nmを超えると、ゴム強化ビニル系重
合体としたときの物性バランスが低下し好ましくない。
【0022】重合転化率が60重量%以上、90重量
%未満の時点で、400nm未満の重量分布が40〜7
5重量%、好ましくは45〜75重量%、400nm以
上、800nm未満の重量分布が52〜24重量%、好
ましくは49〜24重量%、800〜1,600nmの
重量分布が8〜1重量%、好ましくは6〜1重量%、重
量平均粒子径が100〜400nm、好ましくは125
〜375nm ここで、400nm未満の重量分布が40重量%未満で
は、重合後期での反応速度が低下し好ましくない。一
方、75重量%を超えると、ゴム強化ビニル系重合体と
したときの耐衝撃性が低下し好ましくない。400以
上、800nm未満の重量分布が52重量%を超える
と、重合後期での反応速度が低下し好ましくない。一
方、24重量%未満では、ゴム強化ビニル系重合体とし
たときの耐衝撃性が低下し好ましくない。800〜1,
600nmの重量分布が8重量%を超えると、重合後期
で凝集物が発生し好ましくない。一方、1重量%未満で
は、ゴム強化ビニル系重合体としたときの耐衝撃性が低
下し好ましくない。重量平均粒子径が100nm未満、
または400nmを超えると、ゴム強化ビニル系重合体
としたときの物性バランスが低下し好ましくない。
【0023】重合転化率が90〜100重量%の時点
で、400nm未満の重量分布が50〜90重量%、好
ましくは56〜90重量%、400nm以上、800n
m未満の重量分布が45〜10重量%、好ましくは40
〜10重量%、800〜1,600nmの重量分布が5
〜0重量%、好ましくは4〜0重量%、重量平均粒子径
が100〜500nm、好ましくは200〜500nm ここで、400nm未満の重量分布が50重量%未満で
は、ゴム強化ビニル系重合体としたときの流動性が低下
し好ましくない。一方、90重量%を超えると、ゴム強
化ビニル系重合体としたときの耐衝撃性が低下し好まし
くない。400以上、800nm未満の重量分布が45
重量%を超えると、ゴム強化ビニル系重合体としたとき
の光沢が低下し好ましくない。一方、10重量%未満で
は、ゴム強化ビニル系重合体としたときの耐衝撃性が低
下し好ましくない。800〜1,600nmの重量分布
が5重量%を超えると、ゴム強化ビニル系重合体とした
ときの光沢が低下し好ましくない。重量平均粒子径が1
00nm未満では、得られるゴム強化ビニル系重合体の
耐衝撃性が劣り、一方、500nmを超えると、得られ
るゴム強化ビニル系重合体の表面光沢が低下し好ましく
ない
【0024】ここで、上記粒子径、重量平均粒子径は、
ゴム状重合体ラテックスを、例えば大塚電子(株)製、
レーザー粒径解析システムLPA−3100を用いて粒
子径を測定し、算出した値である。なお、ゴム状重合体
ラテックスの粒子径は、上記乳化剤の種類・量、重合開
始剤量、重合温度などの選定により、これらを組み合わ
せて目的とするラテックスが得られる。
【0025】このようにして乳化重合されたゴム状重合
体ラテックスを構成する重合体のガラス転移点(DSC
で測定)は、好ましくは10℃以下、さらに好ましくは
5℃以下、特に好ましくは0℃以下である。ガラス転移
点が10℃を超えると、ゴム弾性が低下し、ゴム強化ビ
ニル系重合体としたときの耐衝撃性、流動性が低下し、
目的とする物性が得られず好ましくない。また、上記ゴ
ム状重合体ラテックスのゲル含量は、好ましくは20〜
95重量%、さらに好ましくは20〜90重量%、特に
好ましくは40〜85重量%である。ゲル含量が、20
重量%未満の場合には、ゴム弾性が低下し、得られるゴ
ム強化ビニル系重合体の耐衝撃性が低下し、一方、95
重量%を超える場合には、ゴム弾性が高く、流動性が低
下し好ましくない。
【0026】ここで、ゲル含量とは、ゴム状重合体ラテ
ックスフィルム(Ag)を、100mlのトルエンに5
0℃で2時間攪拌下で浸漬したのち、120メッシュ金
網を用いてろ過し、ろ液の一部(Cml)を正確に採取
して蒸発乾固させ、得られた残存固形分(トルエン可溶
分;Bg)を秤量し、下記式によってゲル含量とした値
である。 ゲル含量(重量%)={〔A−B×(100/C)〕/
A}×100
【0027】このゲル含量の調整は、分子量調節剤の種
類、量を選ぶことによって容易に実施することができ
る。そのほか、ゲル含量の調整は、重合時の重合開始剤
量、重合開始温度などの選定があり、これらを組み合わ
せて目的とするゴム状重合体ラテックスを得ることがで
きる。
【0028】さらに、ゴム状重合体ラテックスは、固形
ゴムに変換したときのムーニー粘度(ML1+4 、100
℃)が、好ましくは10〜300、さらに好ましくは1
0〜250である。10未満では目的とする耐衝撃性が
得られず、一方、300を超えると流動性が低下し好ま
しくない。このムーニー粘度の調整は、分子量調節剤の
種類や量、重合開始剤量を選ぶことによって容易に実施
することができる。
【0029】次に、本発明において、このようにして得
られるゴム状重合体ラテックスの存在下に、ビニル系単
量体を重合することにより、ゴム強化ビニル系重合体と
なすことができる。ここで、ゴム状重合体ラテックスの
使用量は、固形分換算で、3〜80重量部、好ましくは
5〜75重量部、さらに好ましくは10〜70重量部、
ビニル系単量体の使用量は、97〜20重量部、好まし
くは95〜25重量部、さらに好ましくは90〜30重
量部である。ゴム状重合体ラテックスの使用量が、固形
分換算で、3重量部未満では、充分な耐衝撃性が得られ
ず、一方、80重量部を超えると、成形加工性が劣る。
【0030】ビニル系単量体としては、芳香族ビニル化
合物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸アル
キルエステル、およびその他の共重合可能なビニル化合
物モノマーが挙げられる。
【0031】ここで、芳香族ビニル化合物は、上記ゴム
状重合体を構成する単量体成分に例示された(b)芳香
族ビニル化合物と同様である。芳香族ビニル化合物の使
用量は、通常、ビニル系単量体中、0〜100重量%、
好ましくは30〜100重量%である。芳香族ビニル化
合物を用いると成形加工性を向上させることができる。
【0032】シアン化ビニル化合物としては、上記ゴム
状重合体を構成する(c)シアン化ビニル化合物と同様
である。シアン化ビニル化合物の使用量は、通常、ビニ
ル系単量体中、0〜70重量%、好ましくは10〜50
重量%である。シアン化ビニル化合物を用いると、耐薬
品性、耐衝撃性および極性を有する重合体との相溶性な
どを向上させる。なお、70重量%を超えると色調低下
の原因となる。
【0033】(メタ)アクリル酸アルキルエステルとし
ては、上記ゴム状重合体を構成する(d)(メタ)アク
リル酸アルキルエステルと同様である。(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルの使用量は、通常、ビニル系単量
体中、0〜100重量%、好ましくは30〜100重量
%である。(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用い
ると、耐薬品性、耐候性および極性を有する重合体との
相溶性などを向上させる。
【0034】その他の共重合可能なビニル化合物モノマ
ーとしては、上記ゴム状重合体の単量体成分に例示され
た(e)(メタ)アクリル酸のほか、無水マレイン酸、
無水イタコン酸、無水シトラコン酸などの不飽和酸無水
物;マレイミド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマ
レイミド、N−(p−メチルフェニル)マレイミド、N
−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド
などのα−またはβ−不飽和ジカルボン酸のイミド化合
物などのマレイミド系単量体;グリシジルメタクリレー
ト、アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有モ
ノマー;アクリルアミド、メタクリルアミドなどのアミ
ド基含有モノマー;アクリルアミン、メタクリル酸アミ
ノメチル、メタクリル酸アミノエーテル、メタクリル酸
アミノプロピルなどのアミノ基含有モノマー;3−ヒド
ロキシ−1−プロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテン、
シス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4−ヒ
ドロキシ−2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチル−
1−プロペン、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシスチレ
ンなどのヒドロキシ基含有モノマー;ビニルオキサゾリ
ンなどのオキサゾリン基含有モノマーなどが挙げられ
る。
【0035】上記その他の共重合可能なビニル化合物モ
ノマーの使用量は、通常、ビニル系単量体中、0〜70
重量%、好ましくは0〜60重量%である。これらの共
重合可能なビニル化合物モノマーは、ゴム強化ビニル系
重合体に特別な特性を付与するために用いられる。その
使用量が70重量%を超えると、先に示したビニル系単
量体による効果を低減することになり好ましくない。
【0036】以下に、好ましいゴム強化ビニル系重合体
を例示する。 共役ジエン化合物/芳香族ビニル化合物の組成比が5
0〜100/0〜50重量%である単量体成分を重合し
て得られるゴム状重合体ラテックス10〜70重量部
(固形分)の存在下に、芳香族ビニル化合物/シアン化
ビニル化合物/その他のビニル化合物モノマーが10〜
90/5〜40/0〜50重量%からなるビニル系単量
体90〜30重量部〔ゴム状重合体ラテックス+ビニル
系単量体=100重量部〕を重合して得られるゴム強化
ビニル系重合体 共役ジエン化合物/芳香族ビニル化合物の組成比が6
0〜90/10〜40重量%である単量体成分を重合し
て得られるゴム状重合体ラテックス20〜80重量部
(固形分換算)の存在下に、芳香族ビニル化合物/(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルが10〜90/10〜
90重量%からなるビニル系単量体80〜20重量部
〔ゴム状重合体ラテックス+ビニル系単量体=100重
量部〕を重合して得られるゴム強化ビニル系重合体
【0037】ゴム強化ビニル系重合体の乳化重合法は、
一般に良く知られている方法がそのまま利用できる。そ
の乳化重合法としては、上記ゴム状重合体ラテックスで
示した方法が例示される。
【0038】上記ゴム強化ビニル系重合体のグラフト率
は、好ましくは5〜200重量%、さらに好ましくは1
0〜180重量%、特に好ましくは20〜150重量%
である。グラフト率がこの範囲にあると、耐衝撃性−熱
安定性−成形加工性の物性バランスに優れたゴム強化ビ
ニル系重合体が得られる。また、上記ゴム強化ビニル系
重合体のメチルエチルケトン可溶分の固有粘度(メチル
エチルケトンを溶媒として30℃で測定)は、好ましく
は0.1〜1.0dl/g、さらに好ましくは0.12
〜0.7dl/g、特に好ましくは0.12〜0.65
dl/gである。この固有粘度が0.1dl/g未満で
は耐衝撃性が劣り、一方1.0dl/gを超えると成形
加工性が低下し好ましくない。
【0039】次に、上記ゴム強化ビニル系重合体は、単
独で成形材料として使用されるが、他の熱可塑性重合
体、好ましくは下記の〜とブレンドし、熱可塑性重
合体組成物として、家電製品、OA機器、事務機器、自
動車部品などに使用することができる。
【0040】芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化
合物、(メタ)アクリル酸エステル、酸無水物、マレイ
ミド系単量体および(メタ)アクリル酸の群から選ばれ
た少なくとも2種の単量体を重合して得られる共重合
体、例えばAES樹脂、AS樹脂、MS樹脂、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、マレイミド系共重合体、M
BS樹脂、ASA樹脂などが挙げられる。 ポリカーボネート、例えばホモポリカーボネート、コ
ポリカーボネート、または異なるホモポリカーボネート
もしくはコポリカーボネートの混合物などが挙げられ
る。また、ポリカーボネートの重量平均分子量(Mw)
は、一般的には10,000〜200,000、好まし
くは15,000〜80,000である。
【0041】熱可塑性ポリエステル、例えばポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなど
が挙げられる。 ポリアミド、例えばナイロン6、ナイロン6,6、ナ
イロン4,6などが挙げられる。 ポリオレフィン、例えば1種またはそれ以上のモノオ
レフィンを高圧法または低圧法のいずれかによる重合か
ら得られる樹脂が挙げられる。 ここで、モノオレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、2−メチル−1−プロペン、3−
メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−ヘキセン、お
よびそれらの混合物が挙げられ、好ましくはエチレン、
プロピレン、4−メチル−1−ペンテン、より好ましく
はプロピレンである。好ましいポリオレフィンは、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチル−1−ペン
テンであり、また共重合体タイプのポリオレフィンとし
ては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、4−メチル−1−ペンテン、2−メチル−1−プ
ロペン、3−メチル−1−ペンテン、および5−メチル
−1−ヘキセンの群から選ばれた少なくとも1種が共重
合されたポリプロピレンなどが挙げられる。ポリオレフ
ィンとしてさらに好ましくは、ポリプロピレンおよび上
記共重合体タイプのポリプロピレンである。
【0042】他の熱可塑性重合体としては、そのほか例
えば他のABS樹脂、AES樹脂、HIPSなどのスチ
レン系樹脂、PPS樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリ
アリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、PVC樹脂、MB
S樹脂、ASA樹脂などの重合体を用いることもでき
る。
【0043】他の熱可塑性重合体に、上記ゴム強化ビニ
ル系重合体をブレンドし、熱可塑性重合体組成物とする
と、熱可塑性重合体組成物の耐衝撃性改質剤などに使用
することができる。
【0044】上記熱可塑性重合体組成物において、ゴム
強化ビニル系重合体と他の熱可塑性重合体の割合は、ゴ
ム強化ビニル系重合体が1〜99重量部、好ましくは1
0〜89重量部、さらに好ましくは20〜79重量部、
他の熱可塑性重合体99〜1重量部、好ましくは90〜
11重量部、さらに好ましくは80〜21重量部であ
る。ゴム強化ビニル系重合体の割合が、1重量部未満で
は、耐衝撃性が低下し、一方、99重量部を超えると成
形加工性が低下し好ましくない。
【0045】本発明のゴム強化ビニル系重合体、あるい
は熱可塑性重合体組成物には、難燃剤を配合して、難燃
性重合体組成物とすることができる。ここで、本発明に
用いられる難燃剤としては、一般ゴム、樹脂などのポリ
マーに使用される難燃剤を使用することできる。この難
燃剤としては、ハロゲン含有化合物、リン含有化合物、
チッ素含有化合物、ケイ素含有化合物などが挙げられ
る。
【0046】この難燃剤のうち、ハロゲン含有化合物と
しては、例えばテトラブロモビスフェノールAあるいは
テトラブロモビスフェノールA−ビス(2−ヒドロキシ
エチルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA−ビ
ス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)などのテトラ
ブロモビスフェノールA誘導体、ヘキサブロモジフェニ
ルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、デカブ
ロモジフェニルエーテル、ビス(トリブロモフェノキ
シ)エタン、ヘキサブロモシクロデカンなどが挙げられ
る。
【0047】また、ハロゲン含有化合物としては、例え
ばモノブロモフェノール、トリブロモフェノール、ペン
タブロモフェノール、トリブロモクレゾール、ジブロモ
プロピルフェノール、テトラブロモビスフェノールS、
塩化シアヌルなどを重合により、あるいはこれらと上記
ハロゲン化合物の群から選ばれた1種以上のハロゲン化
合物との共重合により得られるオリゴマー型ハロゲン化
合物が使用できる。さらに、ハロゲン含有化合物として
は、テトラブロモビスフェノールAのポリカーボネート
オリゴマー、テトラブロモビスフェノールAとビスフェ
ノールAとのポリカーボネートオリゴマー、テトラブロ
モビスフェノールSのポリカーボネートオリゴマー、テ
トラブロモビスフェノールSとビスフェノールSとのポ
リカーボネートオリゴマーなどが挙げられる。さらに、
ハロゲン含有化合物としては、(化1)で表されるハロ
ゲン化エポキシオリゴマーが挙げられる。
【0048】
【化1】
【0049】〔式中、R1 〜R2 は、同一または異な
り、(化2)(ここで、Yは臭素原子もしくは塩素原
子、jは0〜5の整数を示す)から選ばれた基であり、
Xは臭素原子もしくは塩素原子、iは1〜4の整数、m
は0〜10を表す。〕
【0050】
【化2】
【0051】また、難燃剤のうち、リン含有化合物とし
ては、(化3)で表される有機ホスフェート系化合物を
挙げることができる。
【0052】
【化3】
【0053】(式中、R3 〜R5 は、同一または異な
り、脂肪族、脂環族または芳香族の炭化水素残基を示
し、該炭化水素残基はハロゲン原子あるいはその他の置
換基で置換されていてもよい。) この有機ホスフェート系化合物の具体例としては、トリ
フェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、ト
リキシレニルホスフェート、トリイソプロピルホスフェ
ート、トリペンチルホスフェート、トリヘキシルホスフ
ェート、トリシクロヘキシルホスフェート、トリス−
(ジブロモプロピル)−ホスフェート、トリス−(クロ
ロフェニル)−ホスフェート、4−クロロフェニルジフ
ェニルホスフェートなどのほか、ビスフェノールAホス
フェートポリマー、クレジルジフェニルホスフェートの
二量体などが挙げられる。また、リン含有化合物として
は、(化4)で表される有機ホスフェート系化合物を挙
げることができる。
【0054】
【化4】
【0055】(式中、R6 は脂肪族または芳香族の炭化
水素残基を示し、該芳香族炭化水素残基はアルキル基で
置換されていてもよく、R7 〜R8 は同一でも異なって
いてもよく、脂肪族または芳香族の炭化水素残基を示
し、該芳香族炭化水素残基はアルキル基で置換されてい
てもよい。)
【0056】上記(化4)で表される有機ホスフェート
系化合物の具体例としては、フェニルホスホニック酸
の、ジメチルエステル、ジエチルエステル、ジブチルエ
ステル、ジ−n−アミルエステル、ジフェニルエステル
あるいはジ−p−ブチルフェニルエステル;4−メチル
フェニルホスホニック酸の、ジエチルエステル、ジフェ
ニルエステルあるいはジp−トリルエステル;メチルホ
スホニック酸の、ジメチルエステル、ジエチルエステ
ル、ジプロピルエステル、ジイソプロピルエステル、ジ
フェニルエステル、ジ−m−トリルエステル、あるいは
ジ−p−トリルエステル;エチルホスホニック酸の、ジ
エチルエステルあるいはジブチルエステル;プロピルホ
スホニック酸の、ジエチルエステルあるいはジプロピル
エステル;ブチルホスホニック酸の、ジメチルエステル
あるいはジブチルエステル;イソブチルホスホニック酸
の、ジエチルエステルあるいはジブチルエステル、イソ
アミルホスホニック酸の、ジエチルエステルあるいはジ
フェニルエステル;n−ヘキシルホスホニック酸の、ジ
エチルエステルあるいはジブチルエステル;n−ヘプチ
ルホスホニック酸の、ジエチルエステルあるいはジブチ
ルエステル;n−オクチルホスホニック酸の、ジエチル
エステルあるいはジブチルエステル;n−ノニルホスホ
ニック酸の、ジエチルエステル、あるいはジブチルエス
テル;n−デシルホスホニック酸の、ジエチルエステル
あるいはジブチルエステル;n−ドデシルホスホニック
酸の、ジエチルエステルあるいはジブチルエステル;n
−テトラデシルホスホニック酸の、ジエチルエステルあ
るいはジブチルエステル;n−オクタデシルホスホニッ
ク酸のジブチルエステルなどを挙げることができる。
【0057】これらの難燃剤は、上記ゴム強化ビニル系
重合体あるいは熱可塑性重合体組成物100重量部に対
して、1〜30重量部、好ましくは5〜20重量部であ
る。1重量部未満では、目的とする難燃効果が得られ
ず、一方30重量部を超えると、耐衝撃性、流動性、表
面光沢が低下し好ましくない。
【0058】以上の難燃剤には、必要に応じて難燃助剤
を併用することができる。難燃助剤としては、酸化鉄、
ホウ砂、メタホウ酸貼り、酸化ジルコニウムのほか、三
酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、アンチモン酸ナトリウム、リン酸アンチモンなどの
アンチモン化合物が挙げられ、これらは1種または2種
以上で用いることができる。これらの難燃助剤のうち、
好ましくは三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウム
である。これらの難燃助剤を併用すると、一段と優れた
難燃性が得られる。なお、難燃助剤の使用量は、難燃剤
に対して、通常、10〜40重量%程度である。
【0059】また、本発明のゴム強化ビニル系重合体、
あるいは熱可塑性重合体組成物には、抗菌剤および/ま
たは防カビ剤を配合して、抗菌・防カビ性重合体組成物
とすることができる。
【0060】この抗菌剤および/または防カビ剤は、好
ましくは無機系抗菌剤である。無機系抗菌剤としては、
有機系もしくは無機系の金属化合物、多孔性構造を持っ
た物質(多孔性構造体)に金属化合物および/または金
属錯塩を担持させたもの、あるいは多孔性構造体に金属
イオンをイオン交換させたものなどが挙げられる。ここ
で使用される金属イオンは、銀、銅、亜鉛、マグネシウ
ム、水銀、スズ、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、
コバルト、ニッケル、鉄、マンガン、砒素、アンチモ
ン、バリウムなどが挙げられ、好ましくは銀、銅、亜
鉛、マグネシウムなど、さらに好ましくは銀、銅、亜鉛
であり、特に好ましくは銀、亜鉛である。
【0061】銀化合物としては、例えばコロイダル状の
銀(コロイダル銀)、炭酸銀、塩素酸銀、過塩素酸銀、
臭素酸銀、ヨウ素酸銀、過ヨウ素酸銀、リン酸銀、二リ
ン酸銀、硝酸銀、亜硝酸銀、硫酸銀、タングステン酸
銀、ナバジン酸銀、チオシアン酸銀、アミド硫酸銀、ホ
ウ酸銀、チオ硫酸銀、酸化銀、過酸化銀、硫化銀、フッ
化銀、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀、酢酸銀、安息香酸
銀、乳酸銀、ピロリン酸銀、クエン酸銀、ベヘン酸銀、
ジエチルカルバミン酸銀、ステアリン酸銀、カルボン酸
銀、酒石酸銀、メタスルホン酸銀、トリフルオロ酸銀、
リン酸もしくは亜リン酸のアルキルエステル、フェニル
エステルもしくはアルキルフェニルエステルの銀塩、リ
ンフッ化銀、フタロシアニン銀、エチレンジアミンテト
ラ酢酸銀、プロテイン銀などを挙げることができる。こ
のうち、好ましいものは、コロイダル銀、塩素酸銀、過
塩素酸銀、炭酸銀、臭素酸銀、ヨウ素酸銀、過ヨウ素酸
銀、リン酸銀、二リン酸銀、硝酸銀、硫酸銀、タングス
テン酸銀、バナジン酸銀、クエン酸銀、チオシアン酸
銀、カルボン酸銀、アミド硫酸銀、チオ硫酸銀、塩化
銀、酸化銀、過酸化銀である。また、特に好ましいもの
は、コロイダル銀、酸化銀、リン酸銀、炭酸銀、ヨウ素
酸銀、ピロリン酸銀、クエン酸銀、タングステン酸銀、
塩化銀である。
【0062】銅化合物としては、例えば硝酸銅(II) 、
硫酸銅、過塩素酸銅、酢酸銅、テトラシアノ銅酸カリウ
ム、塩化銅などが挙げられる。亜鉛化合物としては、硝
酸亜鉛(II) 、硫酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、チオシアン酸
亜鉛、酢酸亜鉛、塩化亜鉛、酸化亜鉛などが挙げられ
る。これらの金属化合物は、1種または2種以上で使用
される。
【0063】このうち、コロイダル銀は、黄色または赤
褐色の水性コロイド状銀で、非常に大きな抗菌力があ
り、しかも人体に対しては殆ど害がない。また、銀は、
耐熱性に優れ、大気中においては耐蝕性も良好で、耐久
性にも優れている点で好ましいものである。かかるコロ
イダル銀は、銀の金属塩を還元する方法により容易に作
製することができる。例えば、硝酸銀の水溶液に希薄ア
ンモニア水を加えて酸化銀を作り、さらにアンモニア水
を加えて錯塩とし、水て希釈したのち、還元剤であるシ
ュウ酸もしくはタンニン酸の水溶液を加えて加熱して作
製する方法などが挙げられる。また、還元方法として、
水素、炭素、または一酸化炭素還元法、あるいはアルカ
リ金属を使用したもの、その他の公知の方法がある。こ
のコロイダル銀は、通常、銀成分が0.02〜1重量
%、粒径が50ミリミクロン以下、pH7.0±1.0
であり、好ましくは銀成分が0.05〜0.2重量%、
粒径が10ミリミクロン以下のものである。なお、銀の
抗菌力は、微粒子になるほど大きくなる傾向がみられ
る。
【0064】また、カルボン酸の塩としては、以下のカ
ルボン酸の塩が挙げられる。 炭素数1〜30、好ましくは2〜22の脂肪族飽和モ
ノカルボン酸、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ドコサン酸、 炭素数2〜34、好ましくは2〜8の脂肪族飽和ジカ
ルボン酸、例えばシュウ酸、コハク酸、アジピン酸、ス
ベリン酸、セバシン酸、 炭素数1〜34、好ましくは2〜22の脂肪族不飽和
カルボン酸、例えばオレイン酸、エルカ酸、マレイン
酸、フマル酸、 炭素環式カルボン酸、例えば安息香酸、、フタル酸、
ケイ皮酸、ヘキサヒドロ安息香酸、アビエチン酸、水添
アビエチン酸、 ヒドロカルボン酸、例えば乳酸、リンゴ酸、酒石酸、
クエン酸、サリチル酸、 アミノカルボン酸、例えばアスパラギン酸、グルタミ
ン酸。 本発明において、好ましいカルボン酸の塩は銀塩であ
り、例えば脂肪族飽和モノカルボン酸の銀塩、特にラ
ウリン酸銀、ステアリン酸銀、脂肪族不飽和カルボン
酸の銀塩、特にオレイン酸銀、および炭素環式カルボ
ン酸の銀塩、特に安息香酸銀、水添アビエチン酸銀であ
る。
【0065】さらに、リン酸または亜リン酸のアルキル
エステル、フェニルエステルもしくはアルキルフェニル
エステルの塩としては、銀塩を例に挙げれば、以下のも
のが挙げられる。 リン酸モノアルキル(炭素数1〜22)のエステルの
一銀塩または二銀塩 亜リン酸モノアルキル(炭素数1〜22)のエステル
の一銀塩または二銀塩 リン酸ジアルキル(炭素数1〜22)のエスルテの一
銀塩 リン酸モノフェニルエステルの一銀塩または二銀塩 亜リン酸モノフェニルエステルの一銀塩または二銀塩 リン酸ジフェニルエステルの一銀塩 リン酸モノ〔アルキル(炭素数1〜22)フェニル〕
エステルの一銀塩または二銀塩 亜リン酸モノ〔アルキル(炭素数1〜22)フェニ
ル〕エステルの一銀塩または二銀塩 リン酸ジ〔アルキル(炭素数1〜22)フェニル〕エ
ステルの一銀塩
【0066】この中で、好ましい銀塩は、リン酸モノ
アルキルエステルの一銀塩または二銀塩、特にアルキル
基の炭素数が6〜22のもの、さらに好ましくはリン酸
ステアリルの二銀塩、リン酸ジアルキルエステルの一
銀塩、特にアルキル基の炭素数が6〜22のもの、さら
に好ましくはリン酸ジオクテルの一銀塩、およびリン
酸ジ(アルキルフェニル)エステルの一銀塩、特にアル
キル基の炭素数が4〜22のもの、さらに好ましくはリ
ン酸ジ(4−t−ブチルフェニル)の一銀塩やリン酸ジ
(ノニルフェニル)の一銀塩である。
【0067】さらに、多孔性構造体としては、シリカゲ
ル、活性炭、ゼオライト、リン酸ジルコニウム、リン酸
カルシウム、ハイドロタルサイト、ハイドロキシアパタ
イト、カルシウム系セラミックスなどがあり、上記金属
と上記金属化合物を含有させたもの、溶解性ガラスに酸
化銀などを含有させたもの(特開平4−178433号
公報)などもある。これらの分子の粒子径は、50ミク
ロン以下が好ましく、さらに好ましくは0.1〜10ミ
クロンである。
【0068】このうち、ゼオライトは、天然品、合成品
のいずれも使用可能である。例えば、天然のゼオライト
としては、アナルシン(SiO2 /Al23 =3.6
〜5.6)、チャバサイト(SiO2 /Al23
3.2〜6.0および6.4〜7.6)、クリノプチラ
イト(SiO2 /Al23 =8.5〜10.5)、エ
リオナイト(SiO2 /Al23 =5.8〜7.
4)、フォジャサイト(SiO2 /Al23 =4.2
〜4.6)、モルデナイト(SiO2 /Al23
8.34〜10.0)、フィリップサイト(SiO2
Al23 =2.6〜4.4)などが挙げられる。これ
らの典型的な天然ゼオライトは、本発明に好適である。
【0069】一方、合成ゼオライトの典型的なものとし
ては、A−型ゼオライト(SiO2/Al23 =1.
4〜2.4)、X型ゼオライト(SiO2 /Al23
=2〜3)、Y−型ゼオライト(SiO2 /Al23
=3〜6)、モルデナイト(SiO2 /Al23 =9
〜10)などが挙げられるが、これらの合成ゼオライト
は、本発明に使用されるゼオライトとして好適である。
特に好ましいものは、合成のA−型ゼオライト、X−型
ゼオライト、Y−型ゼオライトおよび合成もしくは天然
のモルデナイトである。ゼオライトの形状および粒径に
ついては特に制限はないが、粒径は小さい方が好まし
く、例えば5ミクロン以下、特に0.1〜2ミクロンが
好ましい。
【0070】カルシウム系セラミックスは、リン酸カル
シウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ハイドロ
キシアパタイトなどが挙げられるが、特にハイドロキシ
アパタイトが好ましい。ハイドロキシアパタイトは、C
10(PO46 (OH)2という組成を有し、骨、歯
の主成分で蛋白、脂質をよく吸着し、生体成分との親和
性も良好で、イオン交換能を有することが認められてい
る。しかしながら、上記のようにCa/P(モル比)=
10/6のハイドロキシアパタイトのカルシウム塩およ
びリン酸塩よりの合成は、困難であり経済的でない。一
方、Ca/P(モル比)=1.4〜1.8を有するハイ
ドロキシアパタイト類似物を、カルシウム塩およびリン
酸塩から合成することは容易であり、これらの類似物も
ハイドロキシアパタイトと同様に本発明に使用すること
が可能である。
【0071】このカルシウム系セラミックスに担持させ
る銀の量は、吸着またはイオン交換の範囲内に任意に選
択できるが、カルシウム系セラミックスの構造保持、抗
菌力の点から、セラミックスに対し50重量%以下、好
ましくは0.001〜30重量%である。このようにし
て得られる抗菌性カルシウム系セラミックスを、高温、
好ましくは800℃以上で、焼成後、微粉砕して本発明
の抗菌剤および/または防カビ剤として使用する。この
抗菌性カルシウム系セラミックスは、高温で焼成してあ
るため、担持された銀とセラミックスとの結合が強化さ
れ、焼成によりセラミックス自体が収縮、安定化してい
るため、水処理により担持された銀が溶出されることが
なく、本発明のゴム強化ビニル系重合体、熱可塑性重合
体組成物と任意の量で混合可能である。
【0072】抗菌剤および/または防カビ剤として、有
機系のものとしては、例えばベンゾイミダゾート系化合
物、有機ヨード系化合物、エーテル系化合物、ハロアル
キル系化合物、ニトリル系化合物、スルホン系化合物な
どが挙げられる。上記抗菌剤および/または防カビ剤
は、上記ゴム強化ビニル系重合体あるいは熱可塑性重合
体組成物100重量部に対して、0.01〜10重量
部、好ましくは0.1〜8重量部配合される。0.01
重量部未満では、目的とする抗菌、防カビ性が得られ
ず、一方、10重量部を超えると、耐衝撃性、流動性、
表面光沢が低下し好ましくない。
【0073】さらに、本発明の上記ゴム強化ビニル系重
合体、あるいは熱可塑性重合体組成物には、帯電防止剤
を配合し、帯電防止性重合体組成物とすることができ
る。この帯電防止剤としては、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリエチレングリコール含有重合体、その他の帯電
防止剤が挙げられる。
【0074】このポリエチレンオキサイドで好ましいも
のは、平均分子量が5万〜50万、好ましくは10万〜
40万のものである。また、ポリエチレングリコール含
有重合体としては、エチレンオキシドの繰り返し単位
を有する不飽和化合物と上記芳香族ビニル化合物、芳香
族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体との共重合
体、ポリエチレングリコール含有ブロック共重合体、
ポリエチレングリコールをグラフトした重合体などが挙
げられる。ポリエチレングリコール含有ブロック共重合
体としては、公知のポリアミドエラストマー、ポリアミ
ドイミドエラストマー、ポリエステルエラストマーなど
があり、ポリエチレングリコールをグラフトした重合体
としては、公知のポリアミド重合体にポリエチレングリ
コールをグラフトしたものなどが挙げられる。ポリエチ
レングリコールには、分子中にビスフェノールAを含む
ものも使用される。
【0075】さらに、その他の帯電防止剤としては、通
常使用される帯電防止剤がすべて使用できる。この帯電
防止剤としては、アニオンタイプ、カチオンタイプ、非
イオンタイプ、両性タイプなどがあり、いずれも使用で
きる。特に好ましいものは、アニオンタイプ、非イオン
タイプであり、そのなかでもスルホン酸ソーダ系、モノ
グリセライド系が好ましい。これらの帯電防止剤は、上
記ゴム強化ビニル系重合体あるいは熱可塑性重合体組成
物100重量部に対して、0.1〜30重量部、好まし
くは1〜20重量部配合される。0.1重量部未満で
は、目的とする帯電防止性が得られず、一方30重量部
を超えると、耐衝撃性、流動性、表面光沢が得られず好
ましくない。
【0076】さらに、本発明のゴム強化ビニル系重合
体、あるいは熱可塑性重合体組成物には、発泡剤を配合
し、発泡性重合体組成物とすることができる。ここで、
発泡剤としては、アゾダイカルボンアミド、ジニトロペ
ンタメチレンテトラミン、バリウムアゾダイカルボキシ
レートなどが挙げられる。
【0077】これらの発泡剤は、上記ゴム強化ビニル系
重合体あるいは熱可塑性重合体組成物100重量部に対
して、0.1〜20重量部、好ましくは0.1〜10重
量部配合される。0.1重量部未満では、断熱効果、低
温効果または得られる樹脂表面のソフト感が得られず、
一方20重量部を超えると、耐衝撃性、流動性、成形加
工性が低下し好ましくない。
【0078】そのほか、本発明のゴム強化ビニル系重合
体や、上記各種の熱可塑性重合体組成物には、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、ガラスビーズ、ワラストナイ
ト、ガラスのミルドファイバー、ロックフィラー、ガラ
スフレーク、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、カオリ
ン、硫酸バリウム、黒鉛、木粉、二硫化モリブデン、酸
化マグネシウム、酸化亜鉛ウィスカー、チタン酸カリウ
ムウィスカー、ガラスバルーン、セラミックバルーンな
どの充填材を、1種単独で、あるいは2種以上配合する
ことができる。
【0079】これらの充填材のうち、ガラス繊維、炭素
繊維の形状としては、6〜60ミクロンの繊維径と30
ミクロン以上の繊維長を有するものが好ましい。これら
の充填材は、本発明のゴム強化ビニル系重合体、あるい
は上記各種の熱可塑性重合体組成物100重量部に対
し、通常、1〜100重量部の範囲で用いられる。
【0080】また、本発明の上記ゴム強化ビニル系重合
体、あるいは各種の上記熱可塑性重合体組成物には、公
知のカップリング剤、酸化防止剤、耐候(光)剤、可塑
剤、着色剤(顔料、染料など)、滑剤、金属粉などを配
合することができる。
【0081】上記ゴム強化ビニル系重合体、あるいは上
記の各種熱可塑性重合体組成物は、ゴム強化ビニル系重
合体単独、あるいは上記各種の熱可塑性重合体組成物
に、必要に応じて上記添加剤を配合し、各種押出機、バ
ンバリーミキサー、ニーダー、ロールなどを用い、各成
分を混練りすることによって調製することができる。好
ましい製造方法としては、押出機を用いる方法である。
また、各成分を混練りするに際しては、各成分を一括混
練りしてもよく、多段添加方式で混練りしてもよい。
【0082】このようにして得られる組成物は、射出成
形、シート押し出し、真空成形、異形成形、発泡成形、
インジェクションンプレス、ガスアシスト成形、プレス
成形、ブロー成形などによって各種成形品に成形するこ
とができる。
【0083】上記成形法によって得られる各種成形品
は、その優れた性質を利用して、大型テレビ、ビデオ、
冷蔵庫、計算機、エアコン、照明器具、炊飯器、電話機
などの家電製品、弱電製品、コンピューター、複写機、
ファクシミリなどのOA機器、事務機器、自動車の内・
外装部品、二輪車部品、各種レジャー用品、玩具、押し
出しシート、パイプ製品、建材部品、機械・工具の部
品、工業用機器・部品、医療器具、食品容器、文具・日
用品、パチンコ台、ファミリーコンピューターなどのゲ
ーム機器の部品などに使用される。
【0084】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中、部および%は、特に断ら
ない限り、重量基準である。また、実施例中の各種の評
価は、次のようにして測定した値である。
【0085】凝固物量 ラテックスを、100メッシュ金網でろ過し、メッシュ
上に残った凝固物を乾燥機で乾燥し、生成ポリマー重量
に対する乾燥凝固物重量の百分率を凝固物量とした。機械的安定性 100メッシュ金網でろ過したラテックス500gを、
1,000リットル容器に入れ、70℃に保ったホモミ
キサーを用い、6,000rpmで高速攪拌させ、固化
時間(分)を測定した。
【0086】グラフト率 ゴム強化ビニル系重合体の一定量(x)を、アセトンに
投入し、振とう機で2時間振とうし、遊離の共重合体を
溶解させ、遠心分離機を用いてこの溶液を23,000
rpmで30分間、遠心分離し、不溶分を得たのち、真
空乾燥機を用いて120℃で1時間乾燥し、不溶分
(y)および遊離の重合体を得て、下記式よりグラフト
率を算出した。 グラフト率(%)=〔(y−x×ゴム強化ビニル系重合
体中のゴム分率)/(x×ゴム強化ビニル系重合体中の
ゴム分率)〕×100
【0087】固有粘度〔η〕 遊離のゴム強化ビニル系重合体を単離し、メチルエチル
ケトンに溶解し、30℃の温度条件下でウデローデ型粘
度計で測定した。ゴム強化ビニル系重合体、熱可塑性重合体のアクリロニ
トリル含有率の測定(B’d−AN ) ゴム強化ビニル系重合体、熱可塑性重合体そのままを、
元素分析し、C、H、Nの元素比率からアクリロニトリ
ル含有率(%)を求めた。
【0088】アイゾット衝撃強度 JIS K7110に従い、アイゾット衝撃値を測定し
た。単位は、kgf・cm/cmである。メルトフローレート JIS K7201に従って、220℃、10kgの条
件で測定し、10分間の流出g数で表示した。単位は、
g/10分である。
【0089】RH ASTM D785(ロックウエル硬度)により測定し
た。HDT ASTM D648(曲げ応力18.5kgf/cm
2 )により測定した。光沢 スガ試験機(株)製、デジタル変角光沢計(入射角60
°)にて測定した。
【0090】難燃性(燃焼試験) UL−94に準拠(V−テスト)した。試験片は、1/
16″×1/2″×5″である。抗菌性 細菌として大腸菌を使用し、大腸菌液を5×5cm2
成形体表面に噴霧し、大腸菌に対する抗菌力を測定し
た。
【0091】帯電防止性 表面固有抵抗;直径100mm、厚み2mmの円板を
成形し、23℃×相対湿度50%で7日間状態調節した
のち、横河ヒューレット・パッカード(株)製、432
9A型、超絶縁抵抗計を用い、表面固有抵抗を測定し
た。 帯電圧;上記の円板から、40mm×40mmの試
験片を切り出し、宍戸静電気(株)製、スタティックオ
ネストメータを用い、印加電圧10kVで30秒間印加
後、帯電圧を測定した。発泡性 ASTM D1622−59Tに準拠し、密度を測定し
た。
【0092】実施例1(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 容量100リットルの攪拌機付き反応器に、1,3−ブ
タジエン100部、水60部、乳化剤として不均化ロジ
ン酸カリウム1部、オレイン酸カリウム2部、分散剤と
してリン酸カリウム1部、水酸化カリウム0.1部、連
鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタンを0.3部、
重合開始剤として過硫酸カリウム0.2部を加えて、5
0〜90℃で45時間バッチ重合した。重合転化率は、
95%であった。この重合系に、重合停止剤としてN,
N−ジエチルヒドロキシルアミンを0.2部加え、反応
を停止させた。その後、減圧で1,3−ブタジエンを除
去し、固形分60.3%のポリブタジエンゴムラテック
ス(A−1)を得た。結果を表1に示す。
【0093】実施例2(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 乳化剤として、不均化ロジン酸カリウム1部、ステアリ
ン酸カリウム2部を用いる以外は、(A−1)と同様に
してラテックス(A−2)を得た。結果を表1に示す。 実施例3(ゴム状重合体ラテックスの製造) 乳化剤として、不均化ロジン酸カリウム1部、第一工業
製薬(株)製、アクアロンHS05を2部用いる以外
は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−3)を得
た。結果を表1に示す。
【0094】実施例4(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 乳化剤としてオレイン酸カリウム2.5部、分散剤とし
てリン酸カリウム1.25部を用いる以外は、(A−
1)と同様にしてラテックス(A−4)を得た。結果を
表1に示す。 実施例5(ゴム状重合体ラテックスの製造) 1,3−ブタジエン95部、スチレン5部を用いる以外
は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−5)を得
た。結果を表1に示す。
【0095】実施例6(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 重合開始剤として過硫酸カリウムを0.1部、重合転化
率70%でさらに0.05部を添加する以外は、(A−
3)と同様にしてラテックス(A−6)を得た。結果を
表1に示す。 実施例7(ゴム状重合体ラテックスの製造) 分散剤として、リン酸カリウム1.25部を用いる以外
は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−7)を得
た。結果を表1に示す。
【0096】実施例8(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 水を50部、重合転化率70%でさらに10部添加する
以外は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−8)
を得た。結果を表2に示す。 実施例9(ゴム状重合体ラテックスの製造) 乳化剤として、不均化ロジン酸カリウム0.5部、オレ
イン酸カリウム2部、重合転化率70%でさらに不均化
ロジンカリウム0.5部を添加する以外は、(A−1)
と同様にしてラテックス(A−9)を得た。結果を表2
に示す。
【0097】比較例1(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 乳化剤として、不均化ロジン酸カリウム3部を用いる以
外は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−10)
を得た。結果を表2に示す。 比較例2(ゴム状重合体ラテックスの製造) 乳化剤として、不均化ロジン酸カリウム1.5部を用い
る以外は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−1
1)を得た。結果を表2に示す。
【0098】比較例3(ゴム状重合体ラテックスの製
造) 重合開始剤として、過硫酸カリウム0.4部を用いる以
外は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−12)
を得た。結果を表2に示す。 比較例4(ゴム状重合体ラテックスの製造) 分散剤として、リン酸カリウム0.4部を用いる以外
は、(A−1)と同様にしてラテックス(A−13)を
得た。結果を表2に示す。
【0099】試験例1〜13(ゴム強化ビニル系重合体
の製造) ラテックス(A−1)〜(A−13)それぞれを固形分
換算で60部に対し、スチレン7部、アクリロニトリル
3部、水150部、クメンハイドロパーオキサイド(以
下「CHPO」ともいう)0.05部、ピロリン酸ソー
ダ0.2部、ブドウ糖0.3部、硫酸第1鉄0.004
部、水8.2部、t−ドデシルメルカプタン0.2部を
加えて、70℃で1時間、バッチ重合した。引き続き、
70℃に保たれた重合系に、スチレン22部、アクリロ
ニトリル8部、乳化剤として不均化ロジン酸カリウム
0.5部、水20部、クメンハイドロパーオキサイド
0.2部および連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプ
タンを0.3部を、2時間かけて添加し、インクレ重合
した。
【0100】次いで、70℃に保たれた重合系に、クメ
ンハイドロパーオキサイド0.05部、ピロリン酸ソー
ダ0.04部、ブドウ糖0.06部、硫酸第1鉄0.0
008部、水1.64部を一括添加し(ブースト)、1
時間、重合を継続した。重合転化率は、99%であっ
た。これらを、それぞれ、ラテックス(B−1)〜(B
−13)とする。
【0101】これらのラテックス(B−1)〜(B−1
3)それぞれを固形分換算で100部に対し、老化防止
剤としてブチル化ヒドロキシトルエンを1部添加したの
ち、酸または塩析により凝固し、洗浄または酸洗浄、乾
燥を行い、パウダー(B−1)〜(B−13)を得た。
得られたパウダーの物性を評価した。結果を表3〜4に
示す。
【0102】試験例14〜26(熱可塑性重合体組成物
の製造) 上記で調製したゴム強化ビニル系重合体(B−1)〜
(B−13)それぞれに、熱可塑性重合体(アクリロニ
トリル/スチレン=30部/70部からなる、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体)、そのほか滑剤、安定剤
などを表5〜6に示す配合処方で混合し、ベント付き押
出機で樹脂温度200℃で溶融混練りし、押し出しする
ことによりペレットを製造した。これらのペレットを用
い、30mmφ押出機により、シリンダー温度200℃
でシートを作製し、各物性を評価した。結果を表5〜6
に示す。
【0103】試験例27(難燃性重合体組成物の製造) 上記で調製したゴム強化ビニル系重合体(B−1)に、
上記熱可塑性重合体、テトラブロモビスフェノールA、
三酸化アンチモンなどを表7に示す配合処方で混合し、
ベント付き押出機で樹脂温度200℃で溶融混練りし、
押し出しすることによりペレットを製造した。このペレ
ットを用い、30mmφ押出機により、シリンダー温度
200℃でシートを作製し、各物性を評価した。結果を
表7に示す。
【0104】試験例28(抗菌・防カビ性重合体組成物
の製造) 上記で調製したゴム強化ビニル系重合体(B−1)に、
上記熱可塑性重合体、硝酸銀などを表7に示す配合処方
で混合し、ベント付き押出機で樹脂温度200℃で溶融
混練りし、押し出しすることによりペレットを製造し
た。このペレットを用い、30mmφ押出機により、シ
リンダー温度200℃でシートを作製し、各物性を評価
した。結果を表7に示す。
【0105】試験例29(帯電防止性重合体組成物の製
造) 上記で調製したゴム強化ビニル系重合体(B−1)に、
上記熱可塑性重合体、帯電防止剤としてN,N−ビス
(ヒドロキシエチル)アルキルアミンなどを表7に示す
配合処方で混合し、ベント付き押出機で樹脂温度200
℃で溶融混練りし、押し出しすることによりペレットを
製造した。このペレットを用い、30mmφ押出機によ
り、シリンダー温度200℃でシートを作製し、各物性
を評価した。結果を表7に示す。
【0106】試験例30(発泡性重合体組成物の製造) 上記で調製したゴム強化ビニル系重合体(B−1)に、
上記熱可塑性重合体、発泡剤としてアゾダイカルボンア
ミドなどを表7に示す配合処方で混合し、ベント付き押
出機で樹脂温度200℃で溶融混練りし、押し出しする
ことによりペレットを製造した。このペレットを用い、
30mmφ押出機により、シリンダー温度200℃でシ
ートを作製し、各物性を評価した。結果を表7に示す。
【0107】
【表1】
【0108】
【表2】
【0109】
【表3】
【0110】
【表4】
【0111】
【表5】
【0112】
【表6】
【0113】
【表7】
【0114】
【発明の効果】本発明の大粒径ゴム状重合体組成物は、
大粒径分布と小粒径分布を併せ持ち、ABS樹脂などの
ゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用として有用であ
る。本発明の大粒径ゴム状重合体組成物をベースゴムに
用いると、耐衝撃性と表面光沢に優れたABS樹脂など
のゴム強化ビニル系重合体が得られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳化重合で製造されるゴム強化ビニル系
    重合体のベースゴム用ゴム状重合体ラテックスにおい
    て、その粒径分布が、下記〜を満足することを特徴
    とするゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径ゴ
    ム状重合体組成物。 重合転化率30重量%未満の時点で、400nm未満
    の重量分布が95〜100重量%、400〜800nm
    の重量分布が5〜0重量%、重量平均粒子径が150〜
    300nm 重合転化率が30重量%以上、60重量%未満の時点
    で、400nm未満の重量分布が25〜70重量%、4
    00nm以上、800nm未満の重量分布が55〜29
    重量%、800〜1,600nmの重量分布が20〜1
    重量%、重量平均粒子径が250〜600nm 重合転化率が60重量%以上、90重量%未満の時点
    で、400nm未満の重量分布が40〜75重量%、4
    00nm以上、800nm未満の重量分布が52〜24
    重量%、800〜1,600nmの重量分布が8〜1重
    量%、重量平均粒子径が100〜400nm 重合転化率が90〜100重量%の時点で、400n
    m未満の重量分布が50〜90重量%、400nm以
    上、800nm未満の重量分布が45〜10重量%、8
    00〜1,600nmの重量分布が5〜0重量%、重量
    平均粒子径が100〜500nm
  2. 【請求項2】 ゴム状重合体の単量体成分が、(a)共
    役ジエン化合物30〜100重量%と、(b)芳香族ビ
    ニル化合物、(c)シアン化ビニル化合物、(d)(メ
    タ)アクリル酸アルキルエステルおよび(e)(メタ)
    アクリル酸の群から選ばれた少なくとも1種の他の単量
    体70〜0重量%〔ただし、(a)+(b)+(c)+
    (d)+(e)=100重量%〕からなり、重合体にな
    ったときの、ガラス転移点が10℃以下、ゲル含量が2
    0〜95重量%である請求項1記載のゴム強化ビニル系
    重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組成物。
  3. 【請求項3】 乳化重合に用いられる乳化剤が水中での
    cmc(ウィルヘルミィ法、25℃)が1.5(mmo
    l l-1)未満の乳化剤/1.5(mmoll-1)以上
    の乳化剤=1〜100/99〜0重量%からなり、かつ
    乳化剤全体の使用量がゴム状重合体を構成する単量体成
    分100重量部に対し0.1〜10重量部であるゴム強
    化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組
    成物。
  4. 【請求項4】 乳化重合に使用される重合開始剤の使用
    量が、ゴム状重合体を構成する単量体成分100重量部
    に対し0.01〜0.3重量部である請求項1記載のゴ
    ム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合
    体組成物。
  5. 【請求項5】 乳化重合に使用される電解質の使用量
    が、水100重量部に対し0.5〜3重量部である請求
    項1記載のゴム強化ビニル系重合体のベースゴム用大粒
    径ゴム状重合体組成物。
  6. 【請求項6】 乳化重合に使用される水の使用量が、ゴ
    ム状重合体を構成する単量体成分100重量部に対し5
    0〜100重量部である請求項1記載のゴム強化ビニル
    系重合体のベースゴム用大粒径ゴム状重合体組成物。
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