JP7044115B2 - ゴム含有グラフト重合体組成物を含む熱可塑性樹脂の樹脂改質用組成物、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 - Google Patents
ゴム含有グラフト重合体組成物を含む熱可塑性樹脂の樹脂改質用組成物、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7044115B2 JP7044115B2 JP2019555362A JP2019555362A JP7044115B2 JP 7044115 B2 JP7044115 B2 JP 7044115B2 JP 2019555362 A JP2019555362 A JP 2019555362A JP 2019555362 A JP2019555362 A JP 2019555362A JP 7044115 B2 JP7044115 B2 JP 7044115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- resin
- graft polymer
- mass
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F265/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00
- C08F265/04—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00 on to polymers of esters
- C08F265/06—Polymerisation of acrylate or methacrylate esters on to polymers thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/04—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/12—Polymerisation in non-solvents
- C08F2/16—Aqueous medium
- C08F2/22—Emulsion polymerisation
- C08F2/24—Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents
- C08F2/26—Emulsion polymerisation with the aid of emulsifying agents anionic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F279/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
- C08F279/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/003—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L67/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/03—Polymer mixtures characterised by other features containing three or more polymers in a blend
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本願は、2017年11月27日に、日本出願された特願2017-226679号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
このゴム含有グラフト重合体は、鉄化合物によるレドックス重合を含む製造方法により製造されているため、グラフト鎖が短くなる。そのため、ポリカーボネート樹脂系樹脂を初めとした熱可塑性樹脂およびそのアロイに対する分散性は十分ではなく、先行技術で開示されたゴム含有グラフト重合体を含有する熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性や引張強度などの機械的強度の発現が十分ではなかった。また、長期の湿熱試験を行った場合の強度保持性についても十分満足できるものではなかった。
このゴム含有グラフト重合体は、鉄化合物によるレドックス重合を含む製造方法ではなく、過硫酸塩による重合を含む製造方法により製造されているため、グラフト鎖が長くなる可能性はあるが、長期の湿熱試験を行った場合、強度低下や色調劣化といった課題があった。
本発明は、以下の態様を有する。
前記ゴム含有グラフト重合体の有機溶剤可溶分(100質量%)において、重量平均分子量80万以上の成分の含有割合が1質量%以上であり、
前記ゴム含有グラフト重合体におけるリン含有量が3~30mmol/kgであるゴム含有グラフト重合体。
[2]前記ゴム含有グラフト重合体におけるナトリウム含有量が30質量ppm以下である、[1]に記載のゴム含有グラフト重合体。
[3]前記有機溶剤可溶分の重量平均分子量が25万以上である、[1]または[2]に記載のゴム含有グラフト重合体。
[4]前記有機溶剤可溶分(100質量%)において、重量平均分子量が80万以上の成分の含有割合が1.3質量%以上である、[1]~[3]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体。
[5]前記有機溶剤可溶分(100質量%)において、重量平均分子量が80万以上の成分の含有割合が5質量%以上である、[1]~[4]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体。
[6]グラフトさせるゴムの体積平均粒子径が50~400nmである、[1]~[5]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体。
[7]アクリレート(a1)100質量部およびアリルメタクリレート(a2)0.1~3質量部を含むビニル単量体を、過硫酸塩およびリン系乳化剤を用いて重合させることにより得られるゴムラテックスに、メチルメタクリレートを95質量%以上含むグラフト用ビニル単量体を、過硫酸塩を用いて重合させることにより得られるゴム含有グラフト重合体。
[8]前記ビニル単量体が、アクリレート(a1)100質量部およびアリルメタクリレート(a2)0.1~0.7質量部を含むビニル単量体である、[7]に記載のゴム含有グラフト重合体。
[9]リン系乳化剤を用いて重合させることにより得られるブタジエン系ゴムラテックスに、メタクリル酸アルキルエステルを含有するグラフト用単量体を、過硫酸塩およびリン系乳化剤を用いて乳化グラフト重合させることにより得られるゴム含有グラフト重合体。
[10]ポリオルガノシロキサン系ゴムラテックスに、メタクリル酸アルキルエステルを含有するグラフト用単量体を、過硫酸塩およびリン系乳化剤を用いて乳化グラフト重合させることにより得られるゴム含有グラフト重合体。
[11]酢酸カルシウムで凝析させることにより得られる、[7]~[10]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体。
[12][1]~[11]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体および熱可塑性樹脂(B)を含むゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
[13]前記熱可塑性樹脂(B)がポリエステル樹脂を含む熱可塑性樹脂(B)である、[12]に記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
[14]前記熱可塑性樹脂(B)が芳香族ポリカーボネート樹脂を含む熱可塑性樹脂(B)である、[12]または[13]に記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
[15]前記熱可塑性樹脂(B)がポリエステル樹脂と芳香族ポリカーボネート樹脂のアロイである熱可塑性樹脂(B)である、[12]~[14]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
[16][12]~[15]のいずれかに記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物を成形してなる成形体。
[17]射出成形体である、[16]に記載の成形体。
本発明のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物は強度発現性が高く、成形体の湿熱老化が低い。
本発明の成形体は、湿熱老化が低い。
本発明のゴム含有グラフト重合体は、有機溶剤可溶分の100質量%において、重量平均分子量80万以上の成分の含有割合が1質量%以上であり、かつ、ゴム含有グラフト重合体の重量当たりのリン含有量が3~30mmol/kgである。
以下、ゴム含有グラフト重合体を構成する、グラフト用ビニル重合体を用いたグラフト重合に由来する成分(グラフト用ビニル重合体がグラフト重合されて形成された成分)を「グラフト成分」とも言う。
ゴム状重合体のガラス転移温度が0℃以下であれば、本発明の樹脂組成物から得られる成形体のシャルピー衝撃試験の値で表される衝撃強度が改善される。
ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、シリコーンゴム、シリコーン・アクリル複合ゴム(ジメチルシロキサンを主体とする単量体から得られるゴム状重合体の存在下に、アクリレートを含むビニル単量体の1種または2種以上を重合させて得られるもの)、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合ゴム、スチレン・イソプレンブロック共重合ゴム等のブロック共重合体、およびそれらの水素添加物等。
ゴム状重合体の粒子径が前記範囲内にあれば、光を散乱させず成形外観を好ましいものにしやすく、ゴムによる応力緩和が十分となり、衝撃強度も十分な値としやすい。
ゴム状重合体の体積平均粒子径は、乳化重合によるゴム状重合体の製造において、乳化剤の量を調製することにより調整することができる。
粒子径分布は、乳化重合によるゴム状重合体の製造において、乳化剤の量を調整することにより小さくすることができ、粒子径分布を1.5以下とするには乳化重合によりゴム状重合体を製造することが好ましい。
ビニル単量体混合物においては、ゴム状重合体にグラフト重合されるグラフト用ビニル単量体の総質量に対して、5質量%以内であれば、他のビニル単量体が含まれていてもよい。他のビニル単量体としては、たとえば、スチレン、α-メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物;アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステル;メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル等が挙げられ、これらがメチルメタクリレートと共重合されていてもよい。
ゴム状重合体に対してグラフト重合されるグラフト用ビニル単量体からなる重合体のガラス転移温度は80℃以上がより好ましく、90~105℃であることがさらに好ましい。たとえば、メタクリル酸メチルとアクリル酸ブチルとの共重合体は、ガラス転移温度が90~105℃の範囲となりやすく、好適に用いられる。
グラフト重合に供されるグラフト用ビニル単量体は、実際にゴム状重合体に化学結合する「ビニル単量体mgp」と、ゴム状重合体に化学結合せずに重合して、遊離重合体を生成する「ビニル単量体mfp」と、重合反応しない「ビニル単量体mfm」に分類することができる。ゴム状重合体と化学結合するビニル単量体mgpのうち、架橋し有機溶剤に不溶の成分「ゴム架橋成分」と化学結合するグラフト用ビニル単量体を本発明の「グラフト鎖」と定義する(後述する「Rg」におけるグラフト鎖)。ビニル単量体mgpにおいて、架橋し有機溶剤に不溶の成分「ゴム架橋成分」と化学結合するビニル単量体の含有割合が多い方が好ましい。
重合反応しないビニル単量体mfmは、その後の回収工程(後述する凝析または噴霧回収工程と得られた粉の乾燥工程)で、ほぼすべて取り除かれる。
Rg:ゴム架橋成分と、それに化学結合しているグラフト用ビニル単量体に由来するグラフト鎖
R0:ゴム架橋成分でグラフトしていないもの
Ng:ゴム非架橋成分と、それに化学結合しているグラフト用ビニル単量体に由来するグラフト鎖
N0:ゴム非架橋架橋成分でグラフトしていないもの
「遊離重合体Pf」:ゴム状重合体とグラフトしていないグラフト用ビニル単量体に由来する重合物もしくは共重合物
作業性の観点から、アセトンは揮発性が高く溶剤留去がしやすい点で好ましい。ただし、アセトンはスチレン主成分のポリマーに対して溶解性が低いので、ゴム含有グラフト重合体(A)にスチレン由来の構成単位が含まれる場合はテトラヒドロフランが好ましい。
ゴム含有グラフト重合体(A)の有機溶剤不溶分は、精秤したゴム含有グラフト重合体サンプルと有機溶剤とを十分に混合し、静置した後、遠心分離して有機溶剤可溶分と有機溶剤不溶分とを分離する操作を複数回行い、合わせた有機溶剤不溶分から有機溶媒を除去することで有機溶剤不溶分を定量することができる。
アセトン不溶分(質量%)=([W1]/[W0])×100
ゴム含有グラフト重合体の100質量%における、有機溶剤不溶分の含有割合は、94~99.5質量%が好ましく、96~99.5質量%がさらに好ましく、98~99質量%が特に好ましい。
この場合、ゴム含有グラフト重合体は、前記Rgと前記「遊離重合体Pf」で構成されるとみなすことができる。
有機溶剤可溶分の組成比測定はゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)を使用して測定した。
測定装置:HLC-8320型 東ソー(株)製
試料濃度:各成分2mg/mL テトラヒドロフラン溶液
ガードカラム:TSK-guardcolumn SUPERH-H-H(東ソー(株)社製)
分離カラム:TSK-GEL SUPER HM―H(6.0mmφ×150mm、東ソー(株)社製)二本接続
検出器:示差屈折計(RI)
分離カラム温度:40℃
移動層:テトラヒドロフラン(流量0.6ml/min)
サンプル注入量:10μl
較正曲線作成方法:分子量既知のポリスチレン11種類(Mw1013~6770000)、2,2’-メチレンビス(6-tert-ブチル-p-クレゾール)(分子量340)を用いて較正曲線(3次式)を作成し、重量平均分子量を求めた。
積分分子量分布図を作成し分子量80万以上の成分比率を算出した。
有機溶媒可溶分における重量平均分子量80万以上の成分の含有割合が上記範囲内であれば、ゴム含有グラフト重合体の熱可塑性樹脂に対する分散性の効率化を促しやすい。
ゴム含有グラフト重合体の熱可塑性樹脂に対する分散性が高いほど、衝撃強度に代表される機械的強度が向上する。また、ゴム含有グラフト重合体の熱可塑組成樹脂に対する分散性が高いほど、熱可塑性樹脂が射出成形等で溶融成形される条件に依存せず、良好な機械的強度を発現する。
有機溶剤可溶分の重量平均分子量が上記下限値以上であれば、衝撃強度に代表される機械的強度が優れる傾向にある。
本発明のゴム含有グラフト重合体のグラフト重合の際に使用できる重合開始剤としては、過酸化物やアゾ系開始剤等が挙げられる。
グラフト重合においては、鉄化合物によるレドックス重合が多用されているが、鉄化合物によるレドックス重合では、グラフト鎖の重量平均分子量が換算値で25万未満となりやすく、また、熱可塑性樹脂が分解しやすくなる。
グラフト鎖を長くする場合には過硫酸塩が好ましく用いられ、過硫酸塩としては、過硫酸アンモニウム(APS)、過硫酸ナトリウム(NPS)、過硫酸カリウム(KPS)等が挙げられる。
本発明のゴム含有グラフト重合体(A)に用いるゴム状重合体がアクリル系ゴムの場合、グラフト交叉剤としてアリルメタクリレートやトリアリルイソシアヌレートが主に用いられる。アリルメタクリレートの方がより本発明のゴム含有グラフト重合体(A)を製造しやすい。
一つの例としては、アクリレート(a1)100質量部およびアリルメタクリレート(a2)0.1~3質量部、好ましくはアクリレート(a1)100質量部およびアリルメタクリレート(a2)0.1~0.7質量部を含むビニル単量体を、過硫酸塩にて重合することによって、または過硫酸塩およびリン系乳化剤を用いて重合することによって「ゴム状重合体」(ゴムラテックス)を製造し、ゴムラテックスにメチルメタクリレートを95質量%以上含むグラフト用ビニル単量体を、過硫酸塩を用いて重合することによりゴム含有グラフト重合体(A)を得ることができる。このような方法で製造したゴム含有グラフト重合体においては、有機溶剤可溶分の重量平均分子量を25万以上とし、有機溶剤可溶分における重量平均分子量80万以上の成分の含有割合を1質量%以上とすることができる。
ジエン系ゴム状重合体(ジエン系ゴムラテックス)を含有するラテックスは、たとえば、1,3-ブタジエンと、1,3-ブタジエンと共重合し得る一種以上のビニル系単量体とを乳化重合して製造することができる。
単量体全量の100質量%における1,3-ブタジエンの割合が前記下限値以上であれば、十分な耐衝撃性が得られやすい。
ポリオルガノシロキサン系ゴム状重合体(ポリオルガノシロキサン系ゴムラテックス)は、ポリオルガノシロキサンゴム(S-1)またはポリオルガノシロキサン複合ゴム(S-2)から選ばれる1種または2種である。
ポリオルガノシロキサンゴム(S-1)は、オルガノシロキサン、ポリオルガノシロキサン用グラフト交叉剤(以下、「シロキサン交叉剤」とも言う。)、必要に応じてポリオルガノシロキサン用架橋剤(以下、「シロキサン架橋剤」とも言う。)および末端封鎖基を有するシロキサンオリゴマー等から成るオルガノシロキサン混合物を乳化重合して得られる。
環状オルガノシロキサンとしては、3員環以上の環状オルガノシロキサンが好ましく、3~6員環のものがより好ましい。
シロキサン交叉剤を用いることによって、任意のビニル共重合体と重合可能な官能基を有するポリオルガノシロキサンを得ることができる。ポリオルガノシロキサンが任意のビニル単量体と重合可能な官能基を有することにより、ポリオルガノシロキサンと、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステルやビニル単量体を化学的に結合させることができる。
式(I)中、R1は、メチル基、エチル基、プロピル基、またはフェニル基を示す。R2は、アルコキシ基における有機基を示し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、またはフェニル基を挙げることができる。nは、0、1または2を示す。Rは、式(I-1)~(I-4)で表されるいずれかの基を示す。
CH2=C(R4)-C6H4- ・・・(I-2)
CH2=CH- ・・・(I-3)
HS-(CH2)p- ・・・(I-4)
これらの式中、R3およびR4は、それぞれ、水素またはメチル基を示し、pは1~6の整数を示す。
この基を有するシロキサンとしては、例えば、β-メタクリロイルオキシエチルジメトキシメチルシラン、γ-メタクリロイルオキシプロピルメトキシジメチルシラン、γ-メタクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン、γ-メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロイルオキシプロピルエトキシジエチルシラン、γ-メタクリロイルオキシプロピルジエトキシメチルシラン、δ-メタクリロイルオキシブチルジエトキシメチルシランを挙げることができる。
この基を有するシロキサンとしては、例えば、ビニルフェニルエチルジメトキシシランを挙げることができる。
この基を有するシロキサンとして、γ-メルカプトプロピルジメトキメチルシラン、γ-メルカプトプロピルメトキシジメチルシラン、γ-メルカプトプロピルジエトキシメチルシラン、γ-メルカプトプロピルエトキシジメチルシラン、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシランを挙げることができる。
末端封鎖基を有するシロキサンオリゴマーとしては、例えば、ヘキサメチルジシロキサン、1,3-ビス(3-グリシドキシプロピル)テトラメチルジシロキサン、1,3-ビス(3-アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、メトキシトリメチルシランを挙げることができる。
オルガノシロキサン混合物(100質量%)中のシロキサン交叉剤の含有率は、0.1~10質量%が好ましい。
オルガノシロキサン混合物(100質量%)中のシロキサン架橋剤の含有率は、0~30質量%が好ましい。
ポリオルガノシロキサン複合ゴム(S-2)は、ポリオルガノシロキサンゴム(S-1)および複合ゴム用ビニル重合体を含む。好ましくは、ポリオルガノシロキサン複合ゴム(S-2)は、ポリオルガノシロキサンゴム(S-1)とポリアルキル(メタ)アクリレートゴムを含む。
複合ゴム用ビニル単量体としては、成形体の耐衝撃性が優れることから、n-ブチルアクリレートが好ましい。
反応性が異なる基を有することにより、他の成分と共に重合される際に不飽和基を温存した状態で複合ゴム内に組み込まれ、グラフト共重合体の形成を可能とする。例えば、メタクリル酸アリル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリルが挙げられ、これらを単独で使用または2種以上併用できる。
アクリル交叉剤は、架橋性単量体と同様に重合性不飽和結合を2つ以上有するため、架橋剤としての機能も有する。
架橋性単量体の使用量が前記上限値以下であれば、成形体の耐衝撃性に優れる傾向にある。
アクリル交叉剤の使用量が前記上限値以下であれば、成形体の耐衝撃性に優れる傾向にある。
ポリオルガノシロキサンゴム(S-1)の含有率が前記下限値以上であれば、成形体の耐衝撃性に優れる傾向にある。ポリオルガノシロキサンゴム(S-1)の含有率が前記上限値以下であれば、成形体の耐熱性に優れる傾向にある。
本発明のゴム含有グラフト重合体(A)は、乳化重合によって製造することができる。
乳化重合で用いる乳化剤としては、公知のものを使用できるが、ゴム含有グラフト重合体(A)を含む熱可塑性樹脂組成物の耐湿熱老化性が向上する点で、リン酸系化合物もしくはリン酸系化合物の金属塩(リン系乳化剤)が好ましい。
・重合乳化剤の存在下、水中で所定の単量体を重合させてゴム状重合体を形成する工程(a1)
・重合乳化剤の存在下、水中でゴム状重合体(コア)に所定の単量体をグラフトさせる工程(a2)
前記リン系乳化剤は、工程(a1)および工程(a2)の両方の工程で使用することが好ましい。また、乳化重合に続く凝析工程でも、リン系乳化剤を追加で投入することができる。
これらのポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル類は、1種を用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
また、アルキルポリオキシエチレンオキシエタノール等の非イオン性界面活性剤を併用してもよい。
凝析によって回収する場合、凝析剤としては、各種の無機または有機酸、およびそれらの塩類、例えば、硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、亜リン酸、酢酸、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、酢酸カルシウム、酢酸ナトリウムが挙げられる。
これらの中でも、ゴム含有グラフト重合体中に残存するアルカリ土類金属を低減できることから、酢酸カルシウムが好ましい。
凝析剤は単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
ゴム含有グラフト重合体におけるアルカリ土類金属の含有量が前記範囲内であれば、ゴム含有グラフト重合体の熱安定性、色調、耐湿熱老化性が良好となる。
ゴム含有グラフト重合体におけるリン含有量が前記範囲内であれば、ゴム含有グラフト重合体と熱可塑性樹脂からなるゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物を成形してなる成形体の耐湿熱老化性が良好となる。
本発明のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物は、本発明のゴム含有グラフト重合体および熱可塑性樹脂(B)を含む。
ポリエステル、芳香族ポリカーボネート、スチレン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等のオレフィン樹脂等を含め多くの熱可塑性樹脂は、メチルメタクリレートを主成分とする樹脂改質剤が多用されているため、本発明のメチルメタクリレート主成分のグラフト鎖を有するゴム含有グラフト重合体(A)が好適に使用できる。そのため熱可塑性樹脂として特に限定せず、例えばエンジニアリングプラスチック、スチレン系樹脂、ポリエステル、オレフィン系樹脂、熱可塑性エラストマー、生分解性ポリマー、ハロゲン系重合体、アクリル系樹脂等多種多用な熱可塑性樹脂に応用できる。
また、高度に耐熱性に優れ、溶融流動性が必要とされる耐熱ABS等の特殊なスチレン系樹脂や耐熱アクリル系樹脂なども本発明におけるエンジニアリングプラスチックとして例示することができる。
上記芳香族ポリカーボネートとしては、主鎖に炭酸エステル結合(-O-C(O)-O-)を有する高分子化合物であればよく、特に制限はない。たとえば、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン系ポリカーボネート(ビスフェノールA系ポリカーボネート)等の4,4’-ジオキシジアリールアルカン系ポリカーボネートが挙げられる。
多塩基酸としては、例えばテレフタル酸、ナフタルジカルボン酸、シクロヘキシルジカルボン酸またはそのエステル類等が挙げられ、多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ハイドロキノン、ビスフェノールA、2,2-ビス(4-ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、1,4-ジメチロールテトラブロモベンゼン、TBA-EO等が挙げられる。
ポリエステル系樹脂は単独重合体、共重合体あるいはこれら2種以上のブレンド物であってもよい。また、イーストマンケミカル製の商品名「PETG」等も好適に用いられる。
共重合体の成分としては、塩化ビニル以外に、エチレン、酢酸ビニル、メチルメタクリレート、およびブチルアクリレートなどのモノビニル化合物が挙げられる。
共重合体の100質量%において、これらのモノビニル化合物はその合計量で20質量%以下の割合で含有されてもよい。
上記単独重合体、および共重合体は、それぞれ単独で含有されてもよく、または2種以上が含有されてもよい。
また、フッ素化重合体、臭素化重合体、ヨウ素化重合体等も挙げられる。
上記のメチルメタクリレートと共重合可能なビニル単量体としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、i-プロピルアクリレート、n-ブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレート;エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート等のアルキルメタクリレート;スチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物等を挙げることができる。
以下[1]と[2]の手順により、有機溶剤可溶分の分子量を測定する。
[1]乾燥試料の調製
ゴム含有グラフト重合体1質量%、アセトン99質量%からなる混合物を調製して、以下(1)~(4)の操作を行ない、「乾燥試料」を得る。
(1)前記混合物を、14,000rpm、300分間、遠心分離操作する。
(2)上澄みを抽出し、フラスコ内に入れる。
(3)フラスコを温度56℃の恒温槽中にセットして、エバポレータによって揮発分を留去する。
(4)フラスコ内の残存物を120℃で3時間乾燥して「乾燥試料」を得る。「乾燥試料」が有機溶剤可溶分である。
(1)[1]で採取した有機溶剤可溶分をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させる。(試料濃度:0.2~0.3質量%)
(2)GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)を用い分子量分布(重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)から算出できる。)を測定する。検量線に用いる標準ポリマーはポリスチレン、溶離液はTHF、東ソー(株)のTSK-GELカラム、検出は示差屈折率検出器を用い実施した。
グラフト共重合体を含む粉体0.25gを分解容器内に量り取り、硝酸8mlを加えマイクロウエーブ(湿式分解)にて分解させる。冷却後、フッ化水素酸2mlを加え、再度マイクロウエーブで処理した後、蒸留水で50mlにメスアップし検液とする。この検液についてICP発光分析装置(IRIS Interpid II XSP:Thermo社製)を用いて、リン、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄の含有量を定量する。
ナノ粒子径分布測定装置 SALD-7100(島津製作所(株)製)を使用し測定した。
以下の手順により、グラフトラテックスの重合率を測定する。
(i)アルミニウム皿の質量(x)を0.1mgの単位まで測定する。
(ii)アルミニウム皿に重合体(X)のラテックスを約1g取り、重合体(X)のラテックスの入ったアルミニウム皿の質量(y)を0.1mgの単位まで測定する。
(iii)重合体(X)のラテックスの入ったアルミニウム皿を180℃の乾燥機に入れ、45分間加熱する。
(iv)アルミニウム皿を乾燥機から取出し、デシケーター内で25℃まで冷却し、その質量(z)を0.1mgの単位まで測定する。
(v)以下の式に基づいて、重合体(X)のラテックスの固形分濃度(%)を算出する。
固形分濃度(%)={(z-x)/(y-x)}×100
(vi)重合体(X)を製造する際に仕込む全単量体が重合した際の固形分濃度に対する(v)により算出した固形分濃度の百分率(%)を、グラフトラテックス製造終了時の重合率とする。
冷却管、温度計および撹拌装置を備えたセパラブルフラスコ内に、表1に示す水、乳化剤からなる「成分1」を添加した。このセパラブルフラスコ内に窒素気流を通ずることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、液温を80℃まで昇温した。液温が80℃になった時点で表1に示すシードモノマー「成分2」を混合し、5分撹拌した後、表1に示す重合開始剤「成分3」を添加し、重合を開始させた(重合発熱により最大値で10℃程度上昇することがある)。その後、液温が78℃を下回らないように固定したまま25分保持した。
なお、トリデシルオキシヘキサオキシエチレンリン酸ナトリウムは商品名「フォスファノール(登録商標)RS-610NA、東邦化学工業社製」を、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムは商品名「ネオペレックス G-15、KAO社製」を、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムは商品名「ペレックス OT-P、KAO社製」を使用した。
表1に示す各成分を変更した以外は製造例1と同様にしてゴム含有グラフト重合体(A-2)および(B-1)~(B-4)の粉体を得た。ただし、B-3は「成分6」を強制乳化させた後滴下した。また、B-1およびB-3は「成分6」を滴下する直前に、「成分5」を添加し、30分間加熱攪拌した後に、「成分6」の滴下を開始した。ゴムラテックス並びにグラフトラテックスの重合率はいずれも95%以上であった。
(1)ジエン系ゴム状重合体のラテックス(R-1)の製造
第一単量体混合液として表3に示す「成分1」を容量70Lのオートクレーブ内に仕込み、昇温して、液温が50℃になった時点で、表3に示す「成分2」のレドックス系開始剤を添加して反応を開始し、その後さらに液温を60℃まで昇温した。その後、表3に示す「成分3」の重合開始剤を、重合開始から3時間後および4時間後の2回に分けて添加し、表3に示す「成分4」の乳化剤、表3に示す「成分5」の第二単量体混合液、表3に示す「成分6」の重合開始剤を8時間かけてオートクレーブ内に連続的に滴下した。それから、液温を80℃まで昇温し、表3に示す「成分7」を添加した後15時間反応させて、転化率98%以上のゴム状重合体のラテックス(R-1)を得た。
なお、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムは商品名「ネオペレックス G-15、KAO社製」を、ポリオキシエチレン(4)アルキルエーテルリン酸ナトリウムは、商品名「フォスファノール(登録商標)RD-510Y、東邦化学工業社製」を使用した。
ラテックス(R-1)240部(仕込みモノマー成分として60部)を、攪拌機および還流冷却管を備えた反応容器内に仕込み、窒素気流を通ずることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、液温を80℃まで昇温した。次いで、表4に示す「成分1」を添加した。そして、表4に示す「成分2」の混合物を強制乳化させ、90分間かけて反応容器内に滴下した後、60分間加熱撹拌を続けた。さらに表4に示す「成分3」からなる水溶液を加え、30分間加熱撹拌した後、表4に示す「成分4」のモノマーを60分間かけて反応容器内に滴下し、90分間加熱攪拌を続けた。このようにして、ゴム状重合体に対してビニル単量体をグラフト重合させて、ゴム含有グラフト重合体のラテックスを得た。重合率は98.5%であった。このラテックス中の重合体粒子の体積平均粒子径(Dv)は170nmであった。
なお、トリデシルオキシヘキサオキシエチレンリン酸は、商品名「フォスファノール(登録商標)RS-610、東邦化学工業社製」を使用した。
表4に示す各成分を変更した以外は製造例7と同様にしてゴム含有グラフト重合体(A-4)の粉体を得た。ゴム含有グラフト重合体ラテックスの重合率は94.1%であった。
(1)ジエン系ゴム状重合体のラテックス(R-2)の製造
第一単量体混合液として表5に示す「成分1」を容量70Lのオートクレーブ内に仕込み、昇温して、液温が43℃になった時点で、表5に示す「成分2」のレドックス系開始剤を添加した。その後さらに液温を65℃まで昇温した後10時間反応させて、ゴム状重合体のラテックス(R-2)を得た。このラテックス中の重合体粒子の体積平均粒子径(Dv)は86nmであった。
なお、ポリオキシエチレン(4)アルキルエーテルリン酸ナトリウムは、商品名「フォスファノール(登録商標)RD-510Y、東邦化学工業社製」を使用した。
ラテックス(R-2)240部(仕込みモノマー成分として60部)を、攪拌機および還流冷却管を備えた反応容器内に仕込み、窒素気流を通ずることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、液温を80℃まで昇温した。次いで、表6に示す「成分1」を添加した。そして、表6に示す「成分2」の混合物を強制乳化させ、90分間かけて反応容器内に滴下した後、60分間加熱撹拌を続けた。さらに表6に示す「成分4」のモノマーを60分間かけて反応容器内に滴下した後、90分間加熱攪拌を続けた。このようにして、ゴム状重合体に対してビニル単量体をグラフト重合させて、ゴム含有グラフト重合体のラテックスを得た。重合率は100%であった。
なお、トリデシルオキシヘキサオキシエチレンリン酸は、商品名「フォスファノール(登録商標)RS-610、東邦化学工業社製」を使用した。
(1)ジエン系ゴム状重合体のラテックス(R-3)の製造
第一単量体混合液として表7に示す「成分1」を容量70Lのオートクレーブ内に仕込み、昇温して、液温が43℃になった時点で、表7に示す「成分2」のレドックス系開始剤を添加して反応を開始し、その後さらに液温を65℃まで昇温した。重合開始から3時間後に表7に示す「成分3」の重合開始剤を添加し、その1時間後から表7に示す「成分4」の第二単量体混合液、表7に示す「成分5」の乳化剤水溶液、表7に示す「成分6」の重合開始剤を8時間かけてオートクレーブ内に連続的に滴下した。重合開始から4時間反応させて、ゴム状重合体のラテックス(R-3)を得た。このラテックス中の重合体粒子の体積平均粒子径(Dv)は180nmであった。
なお、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムは、商品名「ペレックスSS-L、KAO社製」を使用した。
ラテックス(R-3)219部(仕込みモノマー成分として75部)を、攪拌機および還流冷却管を備えた反応容器内に仕込み、窒素気流を通ずることによりフラスコ内雰囲気の窒素置換を行い、表8に示す「成分1」を添加した。次いで、反応容器内の液温を80℃に昇温し、表8に示す「成分2」からなる水溶液を加え、引き続き、表8に示す「成分3」の混合物を60分間かけて反応容器内に滴下し、さらに60分間加熱攪拌を続けた。このようにして、ゴム状重合体に対してビニル単量体をグラフト重合させて、ゴム含有グラフト重合体のラテックスを得た。重合率は100%であった。
表8に示す各成分を変更した以外は製造例10と同様にしてゴム含有グラフト重合体(B-6)の粉体を得た。重合率は100%であった。
(1)ポリオルガノシロキサンゴムのラテックス(S-1)の製造
環状オルガノシロキサン混合物(信越シリコーン(株)製、製品名:DMC)を97.5部、テトラエトキシシラン(TEOS)を2部、およびγ-メタクリロイロキシプロピルジメトキシメチルシラン(DSMA)を0.5部混合してオルガノシロキサン混合物100部を得た。ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(DBSNa)を0.68部、ドデシルベンゼンスルホン酸(DBSH)を0.68部、脱イオン水200部中に溶解した水溶液を、前記混合物中に添加し、ホモミキサーにて10000rpmで2分間撹拌した後、ホモジナイザーに20MPaの圧力で2回通し、安定な予備混合エマルションを得た。
次いで、冷却コンデンサーを備えた容量5リットルのセパラブルフラスコ内に前記エマルションを仕込んだ。該エマルションを85℃に加熱し、6時間維持して重合反応させた後、25℃に冷却し、25℃で12時間保持した。その後、5%水酸化ナトリウム水溶液を添加して反応液をpH7.0に中和して、ポリオルガノシロキサンゴムのラテックス(S-1)を得た。
このラテックスの固形分は40%であった。また、このラテックスの数平均粒子径(Dn)は170nm、体積平均粒子径(Dv)は210nmであり、Dv/Dnは1.24であった。
製造例12と同様にして作製したポリオルガノシロキサンゴムのラテックス(S-1)を14.5部(仕込みモノマー成分として5部)容量5リットルのセパラブルフラスコ内に採取し、脱イオン水100部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3.3部(商品名「ネオペレックス G-15、KAO社製」)を添加混合した。次いでこのセパラブルフラスコ内に、アクリル酸n-ブチル(n-BA)55.4部、メタクリル酸アリル(AMA)0.6部、tert-ブチルハイドロパーオキサイド(t-BH)0.2部の混合物を添加した。
製造例1で得られたゴム含有グラフト重合体(A-1)とポリブチレンテレフタレート樹脂(「ノバデュラン(登録商標)5010R5」(商品名)、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)を表9に示す組成で配合し、混合し、混合物を得た。この混合物を、バレル温度260℃に加熱した脱揮式二軸押出機(池貝鉄工社製、PCM-30)に供給して混練し、ゴム含有グラフト重合体(A-1)が15質量%配合された実施例1の樹脂組成物のペレットを作製した。
PBT:ポリブチレンテレフタレート樹脂(「ノバデュラン(登録商標)5010R5」)
製造例1で得られたゴム含有グラフト重合体(A-1)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(「ノバデュラン(登録商標)5010R5」(商品名)、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)、芳香族ポリカーボネート(「ユーピロン(登録商標)S-2000F」(商品名)、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、公称の芳香族ポリカーボネート樹脂のMv:22,000)を表10に示す組成で配合し、混合し、混合物を得た。この混合物を、バレル温度260℃に加熱した脱揮式二軸押出機(池貝鉄工社製、PCM-30)に供給して混練し、ゴム含有グラフト重合体(A-1)が10質量%配合された、ポリブチレンテレフタレート樹脂と芳香族ポリカーボネートのアロイである実施例2の樹脂組成物のペレットを作製した。
PBT:ポリブチレンテレフタレート樹脂(「ノバデュラン(登録商標)5010R5」)
PC:芳香族ポリカーボネート樹脂(「ユーピロン(登録商標)S-2000F」)
製造例8で得られたゴム含有グラフト重合体(A-4)、スチレンアクリロニトリル樹脂(SAN)として「AP-H」(商品名、テクノUMG(株)製、公称のAN比率は26%前後、Mw11万程度)、芳香族ポリカーボネート(PC)として「ユーピロン(登録商標)S-2000F」(商品名、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、公称の芳香族ポリカーボネート樹脂のMv:22,000)を表11に示す組成で配合し、混合し、混合物を得た。この混合物を、バレル温度260℃に加熱した脱揮式二軸押出機(池貝鉄工社製、PCM-30)に供給して混練し、ゴム含有グラフト重合体(A-4)が7.5質量%配合された実施例7の樹脂組成物のペレットを作製した。
なお、スチレンアクリロニトリル樹脂(SAN)として、「AP-H」(商品名、テクノUMG(株)製、公称のAN比率は26%前後、Mw11万程度)、芳香族ポリカーボネート(PC)として、「ユーピロンS-2000F」(商品名、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、公称の芳香族ポリカーボネート樹脂のMv:22000)を使用した。また、比較例11においては、ゴム含有グラフト重合体に代えて、ブタジエン系ゴム耐衝撃性改良剤(商品名:カネエース(登録商標)M732、株式会社カネカ製)を使用した。
SAN:スチレンアクリロニトリル樹脂(「AP-H」)
PC:芳香族ポリカーボネート樹脂(「ユーピロンS-2000F」)
MBS1:ブタジエン系ゴム耐衝撃性改良剤(「カネエースM732」)
ISO-179-1に準拠し、ISO2818に準拠したTYPE Aのノッチを刻んで測定した。
ISO-527に準拠し、引張速度は20mm/minとした。
ASTM-E1925に準じ、日本電色工業社製の色差計(型式:SE-2000)を用いて、厚さ2mmの平板の色調/YIを測定した。
相対湿度を95%、温度を90℃に設定した恒温恒湿器に厚さ2mmの平板を160時間静置し、ASTM-E1925に準じ、日本電色工業社製の色差計(型式:SE-2000)を用いた測定方法で色調/YIを測定した。また、引張試験片を、プレッシャークッカー(平山製作所社製、商品名:PC304RIII)を用い、120℃で100%RH条件下に72時間置いて湿熱処理した後に、引張速度1mm/minで引張試験を行った。
各ペレットを、それぞれ別個に、住友射出成形機SE100DU(住友重機械工業(株)製)に供給し、シリンダー温度260℃、金型温度60℃にて、JIS-7139で定める多目的試験片(A1)形状を得た。
この際、以下の手順に従って該当する試験片を得た。
(1)2点ゲートにて射出成形時の射出圧および保持圧を調整し、試験片中央にウェルドラインが来るように作製(図1a)
(2)(1)のときの保持圧を4MPa下げることで図1bの試験片を作製
(3)(2)のときの保持圧を4MPa下げることで図1cの試験片を作製
引張試験はISO-527に準拠し、引張速度は20mm/minとした。本発明の評価におけるウェルド強度は、図1aおよび図1cに示す試験片の引張試験の降伏強度(降伏点が現れない場合は最大強度)および破断伸度と定義する。
PBT:ポリブチレンテレフタレート樹脂(「ノバデュラン(登録商標)5010R5」)
(乳化剤における)P:トリデシルオキシヘキサオキシエチレンリン酸ナトリウム(「フォスファノール(登録商標)RS-610NA」、東邦化学工業社製)
(乳化剤における)S:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(「ネオペレックス G-15」、KAO社製)およびジアルキルスルホコハク酸ナトリウム(「ペレックス OT-P」、KAO社製)
SFS:ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
PBT:ポリブチレンテレフタレート樹脂(「ノバデュラン(登録商標)5010R5」)
PC:芳香族ポリカーボネート樹脂(「ユーピロン(登録商標)S-2000F」)
(乳化剤における)P:トリデシルオキシヘキサオキシエチレンリン酸ナトリウム(「フォスファノール(登録商標)RS-610NA」、東邦化学工業社製、または「フォスファノール(登録商標)RS-610」、東邦化学工業社製)
(乳化剤における)S:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(「ネオペレックス G-15」、KAO社製)、および/またはジアルキルスルホコハク酸ナトリウム(「ペレックス OT-P」、KAO社製、またはアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(「ペレックスSS-L、KAO社製」)
(乳化剤における)SP:SとPを併用したことを示す。
SFS:ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
SAN:スチレンアクリロニトリル樹脂(「AP-H」)
PC:芳香族ポリカーボネート樹脂(「ユーピロン(登録商標)S-2000F」)
MBS1:ブタジエン系ゴム耐衝撃性改良剤(商品名:カネエース(登録商標)M732、株式会社カネカ製)
(乳化剤における)P:ポリオキシエチレン(4)アルキルエーテルリン酸ナトリウム(「フォスファノール(登録商標)RD-510Y」、東邦化学工業社製)
(乳化剤における)S:アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(「ペレックス SS-L、KAO社製」)
SFS:ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
Claims (11)
- ゴム含有グラフト重合体組成物を含む熱可塑性樹脂の樹脂改質用組成物であって、
前記ゴム含有グラフト重合体組成物はゴム含有グラフト重合体を含み、前記ゴム含有グラフト重合体はゴム状重合体にグラフト用ビニル単量体がグラフト重合されてなり、
前記ゴム状重合体は、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴム、シリコーンゴム、シリコーン・アクリル複合ゴム、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム、アクリル系ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合ゴム、スチレン・イソプレンブロック共重合ゴム、およびそれらの水素添加物からなる群より選ばれる少なくとも1種であり、
前記グラフト用ビニル単量体は、メチルメタクリレートであるか、95質量%以上のメチルメタクリレートと5質量%以下のメチルメタクリレート以外の他のビニル単量体とのビニル単量体混合物であり、
前記他のビニル単量体は、芳香族ビニル化合物、アクリル酸エステル、及びメタクリル酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種であり、
前記ゴム含有グラフト重合体組成物の有機溶剤可溶分(100質量%)において、重量平均分子量80万以上の成分の含有割合が1質量%以上であり、
前記ゴム含有グラフト重合体組成物におけるリン含有量が3~30mmol/kgであり、
前記ゴム含有グラフト重合体組成物におけるナトリウム含有量が30質量ppm以下である樹脂改質用組成物。 - 前記有機溶剤可溶分の重量平均分子量が25万以上である、請求項1に記載の樹脂改質用組成物。
- 前記有機溶剤可溶分(100質量%)において、重量平均分子量が80万以上の成分の含有割合が1.3質量%以上である、請求項1又は2に記載の樹脂改質用組成物。
- 前記有機溶剤可溶分(100質量%)において、重量平均分子量が80万以上の成分の含有割合が5質量%以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の樹脂改質用組成物。
- 前記ゴム状重合体の体積平均粒子径が50~400nmである、請求項1~4のいずれか一項に記載の樹脂改質用組成物。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載の樹脂改質用組成物および熱可塑性樹脂(B)を含むゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
- 前記熱可塑性樹脂(B)がポリエステル樹脂を含む熱可塑性樹脂(B)である、請求項6に記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
- 前記熱可塑性樹脂(B)が芳香族ポリカーボネート樹脂を含む熱可塑性樹脂(B)である、請求項6または7に記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
- 前記熱可塑性樹脂(B)がポリエステル樹脂と芳香族ポリカーボネート樹脂のアロイである熱可塑性樹脂(B)である、請求項6~8のいずれか一項に記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物。
- 請求項6~9のいずれか一項に記載のゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物を成形してなる成形体。
- 射出成形体である、請求項10に記載の成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021201796A JP2022022457A (ja) | 2017-11-27 | 2021-12-13 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017226679 | 2017-11-27 | ||
| JP2017226679 | 2017-11-27 | ||
| PCT/JP2018/043162 WO2019103092A1 (ja) | 2017-11-27 | 2018-11-22 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021201796A Division JP2022022457A (ja) | 2017-11-27 | 2021-12-13 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2019103092A1 JPWO2019103092A1 (ja) | 2020-08-27 |
| JP7044115B2 true JP7044115B2 (ja) | 2022-03-30 |
Family
ID=66631043
Family Applications (4)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019555362A Active JP7044115B2 (ja) | 2017-11-27 | 2018-11-22 | ゴム含有グラフト重合体組成物を含む熱可塑性樹脂の樹脂改質用組成物、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
| JP2021201796A Pending JP2022022457A (ja) | 2017-11-27 | 2021-12-13 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
| JP2022207223A Pending JP2023024715A (ja) | 2017-11-27 | 2022-12-23 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
| JP2023161658A Active JP7677384B2 (ja) | 2017-11-27 | 2023-09-25 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
Family Applications After (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021201796A Pending JP2022022457A (ja) | 2017-11-27 | 2021-12-13 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
| JP2022207223A Pending JP2023024715A (ja) | 2017-11-27 | 2022-12-23 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
| JP2023161658A Active JP7677384B2 (ja) | 2017-11-27 | 2023-09-25 | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US11634526B2 (ja) |
| EP (1) | EP3719045B1 (ja) |
| JP (4) | JP7044115B2 (ja) |
| KR (2) | KR102470151B1 (ja) |
| CN (1) | CN111212859B (ja) |
| WO (1) | WO2019103092A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022210483A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 三菱ケミカル株式会社 | 樹脂組成物、及び成形体 |
| CN114921077B (zh) * | 2022-03-16 | 2023-10-03 | 金发科技股份有限公司 | 一种透明pc/pbt复合材料及其制备方法和应用 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003020377A (ja) | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Ube Cycon Ltd | 複合樹脂組成物 |
| JP2005132972A (ja) | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 樹脂改質剤およびポリオレフィン樹脂組成物 |
| JP2007231149A (ja) | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2009203435A (ja) | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Toray Ind Inc | 耐熱性多層構造重合体粒子からなる光学フィルムの製造方法 |
| JP2014145029A (ja) | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Umg Abs Ltd | 強化熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
| WO2017170399A1 (ja) | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社カネカ | グラフト共重合体、および、それを含有するアクリル系樹脂組成物 |
Family Cites Families (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5221555B2 (ja) * | 1971-08-13 | 1977-06-11 | ||
| JPS63280712A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-17 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ゴム強化高ニトリル系樹脂組成物 |
| JPH06322296A (ja) * | 1993-05-14 | 1994-11-22 | Sanyo Chem Ind Ltd | 水性ストリッパブルペイント |
| FR2707991B1 (fr) * | 1993-07-23 | 1995-09-15 | Rhone Poulenc Chimie | Dispersions aqueuses de polyorganosiloxanes fonctionnalisés greffés, leur procédé de préparation et leur utilisation pour la réalisation de compositions silicones durcissables. |
| DE19831734A1 (de) | 1998-07-15 | 2000-01-20 | Bayer Ag | Thermoplastische Formmassen auf Basis spezieller hocheffektiver Pfropfpolymerkomponenten |
| NZ509436A (en) * | 2000-03-24 | 2002-05-31 | Goldschmidt Ag Th | Siloxane-containing oil compositions with good spreading properties |
| JP4702998B2 (ja) * | 2000-12-05 | 2011-06-15 | 株式会社カネカ | ゴム変性樹脂およびそれを含有する熱可塑性樹脂組成物 |
| JP4076420B2 (ja) * | 2002-09-27 | 2008-04-16 | 株式会社クラレ | 乾式目地材 |
| JP4680523B2 (ja) * | 2004-03-05 | 2011-05-11 | 三菱レイヨン株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2006124540A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Nippon A & L Kk | 熱可塑性樹脂組成物、樹脂成形品及びそれからなる各種押出成形品 |
| ATE545666T1 (de) * | 2004-12-28 | 2012-03-15 | Kaneka Corp | Pfropfcopolymer, herstellungsverfahren dafür und harzzusammensetzung, die ein derartiges pfropfcopolymer enthält |
| CN101407617B (zh) * | 2008-11-21 | 2010-09-08 | 上海锦湖日丽塑料有限公司 | 一种高性能的挤出级asa树脂组合物及其制备方法 |
| WO2010090246A1 (ja) | 2009-02-05 | 2010-08-12 | 三菱レイヨン株式会社 | ビニル重合体粉体、硬化性樹脂組成物及び硬化物 |
| CN102770489B (zh) * | 2010-01-25 | 2014-10-08 | 大科能树脂有限公司 | 异形挤出成形用树脂组合物和异形挤出树脂成形品 |
| SI3251660T1 (sl) | 2010-02-25 | 2019-12-31 | Bristol-Myers Squibb Holdings Ireland Unlimited Company | Formulacije apiksabana |
| JP2013053241A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Kuraray Co Ltd | 積層体 |
| CN104704051B (zh) | 2012-04-18 | 2017-09-12 | 株式会社钟化 | 橡胶接枝共聚物和包含橡胶接枝共聚物的热塑性树脂组合物 |
| JP2014034656A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体、それを含む樹脂組成物、及び成形体 |
| KR101824832B1 (ko) * | 2012-10-31 | 2018-02-01 | 미쯔비시 케미컬 주식회사 | 폴리오르가노실록산 함유 그래프트 공중합체, 수지 조성물 및 성형체 |
| JP2014201679A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 三菱化学株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物、及びこれを用いた成形品 |
| JP5710826B2 (ja) * | 2013-07-09 | 2015-04-30 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 樹脂組成物、樹脂成形品、樹脂成形品の製造方法およびレーザーダイレクトストラクチャリング添加剤 |
| WO2013162080A2 (ja) * | 2013-08-13 | 2013-10-31 | 三菱レイヨン株式会社 | ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体、樹脂組成物、成形体、摺動性改良剤及び摺動部材 |
| JP2015227420A (ja) * | 2014-06-02 | 2015-12-17 | 三菱レイヨン株式会社 | ポリオレフィン樹脂組成物及び成形体 |
| CN107109018A (zh) * | 2014-11-19 | 2017-08-29 | 株式会社可乐丽 | 丙烯酸系薄膜 |
| JP6610537B2 (ja) | 2015-02-25 | 2019-11-27 | 三菱ケミカル株式会社 | 樹脂組成物及びその成形体 |
| EP3438196B8 (en) * | 2016-03-31 | 2022-05-04 | Kaneka Corporation | Resin composition, and molded article and film thereof |
-
2018
- 2018-11-22 WO PCT/JP2018/043162 patent/WO2019103092A1/ja not_active Ceased
- 2018-11-22 KR KR1020207014251A patent/KR102470151B1/ko active Active
- 2018-11-22 KR KR1020227040258A patent/KR102576414B1/ko active Active
- 2018-11-22 EP EP18882055.9A patent/EP3719045B1/en active Active
- 2018-11-22 JP JP2019555362A patent/JP7044115B2/ja active Active
- 2018-11-22 CN CN201880066228.7A patent/CN111212859B/zh active Active
-
2020
- 2020-04-13 US US16/847,125 patent/US11634526B2/en active Active
-
2021
- 2021-12-13 JP JP2021201796A patent/JP2022022457A/ja active Pending
-
2022
- 2022-12-23 JP JP2022207223A patent/JP2023024715A/ja active Pending
-
2023
- 2023-09-25 JP JP2023161658A patent/JP7677384B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003020377A (ja) | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Ube Cycon Ltd | 複合樹脂組成物 |
| JP2005132972A (ja) | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 樹脂改質剤およびポリオレフィン樹脂組成物 |
| JP2007231149A (ja) | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2009203435A (ja) | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Toray Ind Inc | 耐熱性多層構造重合体粒子からなる光学フィルムの製造方法 |
| JP2014145029A (ja) | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Umg Abs Ltd | 強化熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
| WO2017170399A1 (ja) | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社カネカ | グラフト共重合体、および、それを含有するアクリル系樹脂組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN111212859B (zh) | 2023-06-06 |
| US11634526B2 (en) | 2023-04-25 |
| US20200239614A1 (en) | 2020-07-30 |
| EP3719045B1 (en) | 2026-01-28 |
| EP3719045A4 (en) | 2020-12-23 |
| EP3719045A1 (en) | 2020-10-07 |
| KR20200062343A (ko) | 2020-06-03 |
| JPWO2019103092A1 (ja) | 2020-08-27 |
| WO2019103092A1 (ja) | 2019-05-31 |
| KR102470151B1 (ko) | 2022-11-25 |
| KR102576414B1 (ko) | 2023-09-08 |
| KR20220158288A (ko) | 2022-11-30 |
| JP2022022457A (ja) | 2022-02-03 |
| JP2023164758A (ja) | 2023-11-10 |
| CN111212859A (zh) | 2020-05-29 |
| JP7677384B2 (ja) | 2025-05-15 |
| JP2023024715A (ja) | 2023-02-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3634964B2 (ja) | グラフト共重合体粒子および熱可塑性樹脂組成物 | |
| US11634574B2 (en) | Rubber-containing graft polymer, resin composition containing rubber-containing graft polymer, and shaped article of same | |
| JP7677384B2 (ja) | ゴム含有グラフト重合体、ゴム含有グラフト重合体含有樹脂組成物およびその成形体 | |
| US11306203B2 (en) | Rubber-containing graft polymer, resin composition containing rubber-containing graft polymer, and shaped article thereof | |
| JP2002173501A (ja) | ゴム変性樹脂およびそれを含有する熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2001220487A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP5473496B2 (ja) | グラフト共重合体及びその製造方法、熱可塑性樹脂組成物、並びに成形品 | |
| JP6954119B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形体 | |
| JP7243403B2 (ja) | ポリオルガノシロキサン含有グラフト重合体、これを含む樹脂組成物及びその成形体、並びにポリオルガノシロキサン含有グラフト重合体の製造方法 | |
| TWI884279B (zh) | 含聚有機矽氧烷的聚合物粒子群、組成物、樹脂組成物和成型品 | |
| JP2000302941A (ja) | 耐衝撃性樹脂組成物 | |
| JP2025125710A (ja) | 組成物および樹脂組成物 | |
| JP2025125714A (ja) | 組成物および樹脂組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200214 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210323 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210521 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210726 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210914 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211213 |
|
| C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211213 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20211213 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20220118 |
|
| C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20220125 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220215 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220228 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7044115 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |