JP6001041B2 - シロキサン樹脂組成物、これを用いた透明硬化物、透明画素、マイクロレンズ、固体撮像素子 - Google Patents
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Description
具体的に、透明樹脂に高屈折率粒子を導入する技術が検討されている。特許文献1では、ポリイミドに酸化チタン等の粒子を含有させたポジ型の感光性樹脂組成物を提案している。
〔1〕金属含有粒子、シロキサン樹脂、重合開始剤および紫外線吸収剤をそれぞれ含有するシロキサン樹脂組成物であって、上記金属含有粒子が、金属酸化物粒子であり、その金属酸化物の金属として、同一粒子中に少なくともTiおよびZrの金属を含有し、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が1〜40であり、数平均粒径が1nm以上500nm以下である金属酸化物粒子であって、かつ上記金属含有粒子を組成物の固形成分中、40質量%以上80質量%以下で含有し、上記紫外線吸収剤の365nmにおけるモル吸光係数が5000(lmol−1cm−1)以上であり、400nmにおけるモル吸光係数が3500(lmol−1cm−1)以下であるシロキサン樹脂組成物。
〔2〕上記金属含有粒子の数平均粒径が、1nm以上200nm以下である〔1〕に記載のシロキサン樹脂組成物。
〔3〕上記金属含有粒子の数平均粒径が、1nm以上50nm以下である〔1〕または〔2〕に記載のシロキサン樹脂組成物。
〔4〕上記金属含有粒子の数平均粒径が、3nm以上30nm以下である〔1〕〜〔3〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔5〕上記金属含有粒子が、コアシェル型である〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔6〕上記コアシェル型のコアに、Tiを含有する〔5〕に記載のシロキサン樹脂組成物。
〔7〕上記コアシェル型のコアに、酸化チタンを含有する〔5〕または〔6〕に記載のシロキサン樹脂組成物。
〔8〕上記コアシェル型のシェルに、Zrを含有する〔5〕〜〔7〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔9〕上記コアシェル型のシェルに、酸化ジルコニウムを含有し、コアに酸化チタンを含有する〔5〕〜〔8〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔10〕上記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が1〜30である〔1〕〜〔9〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔11〕上記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zrが3〜30である〔1〕〜〔10〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔12〕上記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が3〜20である〔1〕〜〔11〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔13〕上記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が4〜9である〔1〕〜〔12〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔14〕上記金属含有粒子の屈折率が1.75〜2.90である〔1〕〜〔13〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔15〕上記シロキサン樹脂組成物を硬化させた硬化膜の屈折率が1.6以上2.0以下となる〔1〕〜〔14〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔16〕紫外線硬化型の樹脂組成物である〔1〕〜〔15〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔17〕さらに重合性化合物を含む〔1〕〜〔16〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔18〕上記重合性化合物が、下記式(MO−1)〜(MO−6)のいずれかで表される化合物である〔17〕に記載のシロキサン樹脂組成物。
〔19〕上記紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、トリアジン化合物、ジエン化合物、ベンゾジチオール、およびアボベンゾン化合物からなる群より選ばれる〔1〕〜〔18〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔20〕上記重合開始剤が、有機ハロゲン化化合物、オキシジアゾール化合物、カルボニル化合物、ケタール化合物、ベンゾイン化合物、アクリジン化合物、有機過酸化化合物、アゾ化合物、クマリン化合物、アジド化合物、メタロセン化合物、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、有機ホウ酸化合物、ジスルホン酸化合物、オキシム化合物、オニウム塩化合物、ヒドロキシアセトフェノン化合物、アミノアセトフェノン化合物、アシルホスフィンオキシド化合物、トリハロメチルトリアジン化合物、ベンジルジメチルケタール化合物、α−ヒドロキシケトン化合物、α−アミノケトン化合物、アシルホスフィン化合物、フォスフィンオキサイド化合物、メタロセン化合物、トリアリルイミダゾールダイマー、オニウム化合物、ベンゾチアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、シクロペンタジエン−ベンゼン−鉄錯体化合物、ハロメチルオキサジアゾール化合物、3−アリール置換クマリン化合物、α−アミノアルキルフェノン化合物、および安息香酸エステル化合物からなる群より選ばれる〔1〕〜〔19〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔21〕上記重合開始剤が、オキシム化合物またはアミノアセトフェノン化合物である〔1〕〜〔20〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔22〕さらに溶媒を含み、この溶媒がジアセトンアルコールである〔1〕〜〔21〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔23〕さらに溶媒を含み、この溶媒がジアセトンアルコールおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートである〔1〕〜〔21〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔24〕上記シロキサン樹脂がアルコキシシラン化合物の加水分解縮合反応物である〔1〕〜〔23〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔25〕上記金属含有粒子100質量部に対して、上記シロキサン樹脂を1質量部以上60質量部以下で用いる〔1〕〜〔24〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔26〕上記紫外線吸収剤を固形成分中、0.01〜20質量%含有する〔1〕〜〔25〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物。
〔27〕 〔1〕〜〔26〕のいずれか1つに記載のシロキサン樹脂組成物を硬化させてなる透明硬化物。
〔28〕 〔27〕に記載の透明硬化物からなる透明画素。
〔29〕 〔27〕に記載の透明硬化物からなるマイクロレンズ。
〔30〕 〔28〕に記載の透明画素、〔29〕に記載のマイクロレンズ、またはこれらの両者を具備する固体撮像素子。
また、本明細書中における「放射線」とは、例えば、水銀灯の輝線スペクトル、エキシマレーザーに代表される遠紫外線、極紫外線(EUV光)、X線、電子線等を意味する。また、本発明において光とは、活性光線または放射線を意味する。本明細書中における「露光」とは、特に断らない限り、水銀灯、エキシマレーザーに代表される遠紫外線、X線、EUV光などによる露光のみならず、電子線、イオンビーム等の粒子線による描画も露光に含める。
また、本明細書において、“(メタ)アクリレート”はアクリレートおよびメタクリレートの双方、または、いずれかを表し、“(メタ)アクリル”はアクリルおよびメタクリルの双方、または、いずれかを表し、“(メタ)アクリロイル”はアクリロイルおよびメタクリロイルの双方、または、いずれかを表す。
また、本明細書において、“単量体”と“モノマー”とは同義である。本明細書における単量体は、オリゴマーおよびポリマーと区別され、重量平均分子量が2,000以下の化合物をいう。本明細書において、重合性化合物とは、重合性基を有する化合物のことをいい、単量体であっても、ポリマーであってもよい。重合性基とは、重合反応に関与する基を言う。
重量平均分子量および数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めることができる。
本明細書において、化学式中のMeはメチル基を、Etはエチル基を、Prはプロピル基を、Buはブチル基を、Phはフェニル基をそれぞれ示す。
金属含有粒子は金属を構成元素として含む粒子を広く包含する。ここでは金属の語は最も広義に解釈されるべきものであり、ホウ素、ケイ素、ヒ素などの半金属もここに含まれるものとする。金属含有粒子が、酸素原子を含んで構成されているとき、特に金属酸化物粒子と呼ぶことがある。
本発明において、金属含有粒子は、Ti、Ta、W、Y、Ba、Hf、Zr、Sn、Nb、V、およびSiから選ばれる金属を含有することが好ましい。なかでも、そのうちの2種以上を含む複合金属の酸化物粒子であることが好ましい。例えば、TiとZr(必要によりさらにSi)、TiとSn(必要によりさらにSi)、TiとZrとSn(必要によりさらにSi)の組み合わせが好ましい。
構成材料として、酸化チタンを含有する場合、ルチル型の酸化チタンを含有することが好ましい。さらに、酸化チタンの全量に対してルチル型の酸化チタンを80質量%以上含有することが好ましく、90質量%以上含有することがより好ましく、95質量%以上含有することが特に好ましい。上限は、100質量%である。
ただし、本発明では、金属含有粒子として、金属酸化物粒子であって、その金属酸化物の金属として、同一粒子中に少なくともTiおよびZrの金属を含有する金属酸化物粒子を使用する。
金属含有粒子の平均粒子径としては、500nm以下が好ましく、200nm以下がより好ましく、100nm以下がさらに好ましく、50nm以下がより好ましく、30nm以下が特に好ましい。下限値としては、1nm以上が好ましく、3nm以上がより好ましい。上記粒子径の範囲とすることで、硬化膜の透明度が向上し好ましい。また、硬化膜等の均質性および必要により絶縁性や耐久性を付与することができ好ましい。金属含有粒子は適当な粒子の粉体を調達し、ビーズミル等の分散機を用いて粉砕又は分散することができる。
金属含有粒子の屈折率は以下の方法で測定することができる。金属含有粒子の含有率を0質量%、20質量%、30質量%、40質量%、50質量%に調製した固形分濃度10%のマトリックス樹脂と、金属含有粒子の混合溶液サンプルを作製する。それぞれ、シリコンウェハー上に、厚さが0.3〜1.0μmとなるように、スピンコーターを用いて塗布し、ついで200℃のホットプレートで5分間、加熱、乾燥させ、コーティング膜を得る。次に例えばエリプソメータ(大塚電子(株)社製)を用いて波長633nm(25℃)での屈折率を求め、金属含有粒子100質量%の値を外挿して求めることができる。
金属含有粒子の数平均粒子径(一次粒子径における平均粒子径を意味する)は、粒子を透過型電子顕微鏡により観察し、得られた写真から求めることができる。粒子の投影面積を求め、そこから円相当径を求め平均粒径とする。なお、平均粒径を求めるために100個の粒子について測定する。最大側10個および最小側10個をのぞいた、80個の平均値として平均粒径を求める。本明細書において、平均粒径は、特に断らない限り、数平均粒径の意味である。
金属含有粒子は、液中に分散した分散体としても入手することができる。酸化ケイ素−酸化チタン粒子としては、例えば、“オプトレイク”(登録商標)TR−502、“オプトレイク”TR−503、“オプトレイク”TR−504、“オプトレイク”TR−513、“オプトレイク”TR−520、“オプトレイク”TR−527、“オプトレイク”TR−528、“オプトレイク”TR−529、“オプトレイク”TR−544又は“オプトレイク”TR−550(いずれも日揮触媒化成工業(株)製)が挙げられる。酸化ジルコニウム粒子としては、例えば、“バイラール”登録商標Zr−C20(平均粒径=20nm;多木化学(株)製)、ZSL−10A(平均粒径=60−100nm;第一稀元素株式会社製)、“ナノユース”(登録商標)OZ−30M(平均粒径=7nm;日産化学工業(株)製)、SZR−M(堺化学(株)製)又はHXU−120JC(住友大阪セメント(株)製)が挙げられる。
また、Ti及びSiを含有しその割合が、Ti/Si比で1〜40が好ましく、1〜30がより好ましく、1〜10がさらに好ましい。別の表現を取れば、Ti及びSiを含有しその割合が、Ti/Si比で1以上が好ましい。上限としては、40以下が好ましく、30以下がより好ましく、10以下が特に好ましい。
Ti/Sn比は、10以上であることが好ましく、13以上がより好ましく、15以上がさらに好ましく、17以上がさらに好ましく、19以上がさらに好ましく、20以上が特に好ましい。上限としては、1000以下であることが好ましく、500以下がより好ましく、300以下がさらに好ましく、100以下がさらに好ましく、60以下がさらに好ましく、50以下がさらに好ましく、40以下が特に好ましい。Ti/Snをこの範囲とすることで、金属含有粒子と共に使用される有機成分とのなじみが良好となるという作用が期待でき好ましい。
本発明では、金属含有粒子の数平均粒径は1nm以上500nm以下であり、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、は1〜40である。
なお、金属含有粒子の金属元素の含有率は、蛍光X線分析(リガク製 PrimusII型蛍光X線分析装置)で定量した元素組成(原子%)で評価する。複数の元素の比率は各元素組成(原子%)を求め、それぞれの元素組成(原子%)の比率で評価する。なお、元素組成比は、モル数の比率として求めても同義である。
金属含有粒子は1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、本明細書において固形成分(固形分)とは、170℃で乾燥処理を行ったときに、揮発ないし蒸発して消失しない成分を言う。典型的には、溶媒や分散媒体以外の成分を指す。
原料となる金属塩としては、上記で例示した各金属の塩が挙げられる。具体的には、四塩化チタン、スズ酸カリウム、オキシ塩化ジルコニウム、オキシ塩化アルミニウム、塩化アルミニウム等が挙げられる。あるいは、各種の有機金属化合物や金属アルコキシドなども使用することができる。
ゾルを形成する溶媒としては、アンモニア水、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ性水溶液、塩酸、硝酸、硫酸などの酸性水溶液などが挙げられる。あるいは、水や各種の有機媒体を用い、金属アルコキシドを溶解するゾルゲル法なども挙げられる。
本発明に適用できる金属含有粒子の製造方法としては、例えば、特開2008−69193の段落[0015]〜[0043]に記載の方法を参照することができる。また、その具体的な金属含有粒子として、特開2008−69193の段落[0015]〜[0043]に記載のものを利用することができ、本願に引用して取り込む。
シロキサン樹脂は、下記の式(1)〜(3)のいずれかで表されるアルコキシシラン化合物を加水分解縮合反応させた樹脂であることが好ましい。さらに、式(1)で表される化合物と式(2)で表される化合物をともに加水分解縮合反応させたものであることも好ましい。あるいは、式(1)の化合物と式(3)の化合物とをともに加水分解縮合反応させてもよく、式(2)の化合物と式(3)の化合物、あるいは式(1)の化合物と式(2)の化合物と式(3)の化合物とをともに加水分解縮合反応させたものとしてもよい。なお、各式の化合物を1種ずつ用いても、2種以上用いてもよい。
(R1)aSi(OR2)4−a (1)
R1およびR2はそれぞれ独立に水素原子または炭化水素基を表す。炭化水素基はアルキル基(炭素数1〜12が好ましく、1〜6がより好ましく、1〜3が特に好ましい)、アルケニル基(炭素数2〜12が好ましく、2〜6がより好ましい)、アルキニル基(炭素数2〜12が好ましく、2〜6がより好ましい)、アリール基(炭素数6〜22が好ましく、6〜14がより好ましく、6〜10が特に好ましい)、アラルキル基(炭素数7〜23が好ましく、7〜15がより好ましく、7〜11が特に好ましい)が好ましく、アルキル基、アリール基、またはアルケニル基がより好ましい。
aは0、1または2である。aはなかでも0または1が好ましく、1がより好ましい。
R3Si(R4)c(OR5)3−c (2)
R3は官能基含有基である。官能基としてはヘテロ原子(S,O,N,P,Si等)を構造内に含む基であることが好ましい。あるいは、重合性基や酸性基、もしくは塩基性基を含むことが好ましい。(メタ)アクリロイルオキシ基、チオール基(スルファニル基)、エポキシ基、オキセタン基、グリシジル基、グリシドキシ基、ヒドロキシル基、フェノール性水酸基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基、アミノ基、イソシアネート基、ウレア基、またはこれらの置換基を有する基である。R3が連結基を介してSiに結合するとき、後記連結基Lの例が挙げられ、中でも炭化水素連結基が好ましい。カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基は塩やエステル、その無水物を形成していてもよい。アミノ基も塩を形成していてもよい。
R4およびR5はそれぞれ独立に、R1と同義の基である。
cは0または1である。
R6 3Si−X−(SiR7 3)d (3)
R6およびR7は、それぞれ独立に、上記R1と同義の基、あるいは、アルコキシ基(炭素数1〜12が好ましく、1〜6がより好ましく、1〜3が特に好ましい)、アルケニルオキシ基(炭素数2〜12が好ましく、2〜6がより好ましい)、アルキニルオキシ基(炭素数2〜12が好ましく、2〜6がより好ましい)、アリールオキシ基(炭素数6〜22が好ましく、6〜14がより好ましく、6〜10が特に好ましい)、またはアラルキルオキシ基(炭素数7〜23が好ましく、7〜15がより好ましく、7〜11が特に好ましい)である。複数のR6及びR7のうち1〜4個はR3の基であってもよい。
Xは2価以上の連結基である。Xが2価の連結基のとき、後記連結基Lの例が挙げられる。具体的には、S、O、CO、NRN、ポリスルフィド基(Sが2〜6個)などが挙げられる。Xが3価の連結基のとき例えばイソシアヌル骨格が挙げられる。dは1〜4の整数であり、1または2が好ましい。
3官能性シラン化合物としては、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリ−n−ブトキシシラン、メチルトリ−t−ブトキシシラン、メチルトリ−sec−ブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、ペンチルトリメトキシシラン、シクロペンチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリイソプロポキシシラン、1−ナフチルトリメトキシシラン、2−ナフチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、p-スチリルトリメトキシシラン、アリルトリメトキシシランなどが挙げられる。
2官能性シラン化合物としては、例えば、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシランなどが挙げられる。
4官能性シラン化合物としては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなどが挙げられる。
3官能性シラン化合物としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロイルオキシトリメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ−n−ブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ−t−ブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ−sec−ブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、α−グリシドキシ−t−ブチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシ−t−ブチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシ−t−ブチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリプロポキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ−t−ブトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ−n−ブトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ−sec−ブトキシシラン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、4−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメトキシシラン、4−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピルコハク酸無水物、3−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
2官能性シラン化合物としては、例えばγ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチルジエトキシシラン、グリシドキシメチルジメトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジエトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメトキシシランなどが挙げられる。
加水分解縮合反応の条件(温度、時間、溶媒量)は使用される材料の種類に応じて、適宜好適な条件が選択されればよい。
(条件1)
カラム:TOSOH TSKgel Super HZM−H、TOSOH
TSKgel Super HZ4000、TOSOH TSKgel
Super HZ2000をつないだカラムを用いる
キャリア:テトラヒドロフラン
測定温度:40℃
キャリア流量:1.0ml/min
試料濃度:0.1質量%
検出器:RI(屈折率)検出器
4つ以上のアルコキシ基を有するアルコキシシランとしては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラアセトキシシラン、テトラフェノキシシラン、テトラメトキシジシロキサン、テトラエトキシジシロキサン、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、トリス−(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート、トリス−(3−トリエトキシシリルプロピル)イソシアヌレートが挙げられる。硬化膜の耐薬品性の向上の観点から、嵩高い9官能性シランと立体障害の少ない4官能性シランとを相互に反応させるようにするため、4官能性シランと9官能性シランとの混合物が好ましい。
またアルカリ可溶性樹脂を含有していない場合、シロキサン樹脂の含有量は、組成物の固形成分中で10質量%以上であることが好ましく、15質量%以上であることがより好ましく、20質量%以上であることが特に好ましい。上限としては、40質量%以下であることが好ましく、35質量%以下であることがより好ましい。
金属含有粒子100質量部に対しては、1質量部以上であることが好ましく、10質量部以上であることがより好ましく、15質量部以上であることが特に好ましい。上限としては、60質量部以下であることが好ましく、50質量部以下であることがより好ましく、45質量部以下であることが特に好ましい。シロキサン樹脂の量は、上記下限値以上で用いることが、製膜性や膜の耐久性の観点で好ましい。一方、上記上限値以下に抑えることで、高屈折率を維持できる観点から好ましい。
本発明に採用される紫外線吸収剤は、その波長365nmにおけるモル吸光係数(単位:lmol−1cm−1)が5000以上であり、6500以上であることが好ましく、8000以上であることがより好ましく、10000以上であることが特に好ましい。一方、波長400nmにおけるモル吸光係数が3500以下であり、2500以下であることが好ましく、1500以下であることがより好ましい。なお、本明細書において、モル吸光係数は、特に断らない限り、後記実施例で測定した条件によるものとする。
ここで、本発明における紫外線吸収剤の作用について述べる。この作用は以下のように推定される。例えば、本発明のシロキサン樹脂組成物をネガ型の感光性樹脂組成物(紫外線硬化型)として用いる場合、基板の上にシロキサン樹脂組成物を塗布して用いる例が挙げられる。このとき、フォトマスクを介して活性放射線(例えばi線)を照射する。すると、この露光部分が感光され硬化する。これを所定の現像液で現像することで、シロキサン樹脂組成物の硬化物のパターンが得られる。
一方、シロキサン樹脂組成物の透明性が高い場合で、特に組成物中の粒子の影響を受ける場合、光が樹脂中で散乱し側方周辺の樹脂が感光されることがある。そうすると、その側方周辺の樹脂も硬化し、輪郭がフォトマスクに対してぼけた状態でパターン化される。
これに対し、本願発明のシロキサン樹脂組成物においては、特定の吸収特性を有する紫外線吸収剤を採用したため、露光ぼけを抑制しシャープな形状の硬化物を得ることができる。具体的には、紫外線(i線)を露光に用いた場合において、シロキサン樹脂と金属含有粒子とのマトリックスが上述した光の散乱を及ぼしやすくなると解される。そのため、本発明で採用した特定の紫外線吸収剤の効果が顕著となると解される。
式(g)において、RU3およびRU4は、それぞれ独立に、置換基Tであり、中でもアルキル基(炭素数1〜24が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜6がより好ましく、1〜3が特に好ましい)が好ましく、シアノ基もしくはカルボキシル基を有するアルキル基が好ましい。RU5およびRU6はそれぞれRU1およびRU2と同義の基が好ましい。
RU1とRU2、RU3とRU4、RU5とRU6は結合ないし縮合して環を形成していてもよい。
スミソーブ200、同250、同300、同320、同340、同350(住友化学製)、JF77、JF78、JF79、JF80、JF83(城北化学工業製)、TINUVIN PS、同99−2、同109、同171、同328、同384−2、同479、同900、同928、同1130(BASF製)、同70、同71、同72、同73、同74、同75、同76、同234、同77、同78、同80、同81(台湾永光化学工業製)、トミソーブ100、同600(エーピーアイコーポレーション製)、SEESORB701、同702、同703、同704、同706、同707、同709(シプロ化成製)などのベンゾトリアゾール化合物;
スミソーブ400(住友化学製)、サリチル酸フェニルなどのベンゾエート化合物;
TINUVIN400、同405、同460、同477DW、同479(BASF製)などのヒドロキシフェニルトリアジン化合物;
クマリン−4、4−ヒドロキシクマリン、7−ヒドロキシクマリンなどのクマリン化合物;などを挙げることができる。
ジエン化合物としては、特開2010−78729号公報の段落0144〜0164欄の化合物が使用でき、これらの内容が援用でき、本願明細書に組み込まれる。
紫外線吸収剤は1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のシロキサン樹脂組成物には、重合開始剤を含有させる。重合開始剤としては、熱重合開始剤でも光重合開始剤でもよいが、光重合性開始剤が好ましい。例えば、有機ハロゲン化化合物、オキシジアゾール化合物、カルボニル化合物、ケタール化合物、ベンゾイン化合物、アクリジン化合物、有機過酸化化合物、アゾ化合物、クマリン化合物、アジド化合物、メタロセン化合物、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、有機ホウ酸化合物、ジスルホン酸化合物、オキシム化合物、オニウム塩化合物、ヒドロキシアセトフェノン化合物、アミノアセトフェノン化合物、アシルホスフィンオキシド化合物、トリハロメチルトリアジン化合物、ベンジルジメチルケタール化合物、α−ヒドロキシケトン化合物、α−アミノケトン化合物、アシルホスフィン化合物、フォスフィンオキサイド化合物、メタロセン化合物、トリアリルイミダゾールダイマー、オニウム化合物、ベンゾチアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、シクロペンタジエン−ベンゼン−鉄錯体化合物、ハロメチルオキサジアゾール化合物、3−アリール置換クマリン化合物、α−アミノアルキルフェノン化合物、安息香酸エステル化合物が挙げられる。
これらの具体例として、特開2010−106268号公報段落[0135](対応する米国特許出願公開第2011/0124824号明細書の[0163])以降の記載を参酌でき、これらの内容は本願明細書に組み込まれる。
ヒドロキシアセトフェノン系開始剤としては、IRGACURE−184、DAROCUR−1173、IRGACURE−500、IRGACURE−2959,IRGACURE−127(商品名:いずれもBASF社製)を挙げることができる。
アミノアセトフェノン系開始剤の市販品としてはIRGACURE−907、IRGACURE−369、IRGACURE−379(商品名:いずれもBASF社製)等を用いることができる。また、365nmまたは405nm等の長波光源に吸収波長がマッチングされた特開2009−191179公報に記載の化合物も用いることができる。
アシルホスフィン系開始剤の市販品としては、IRGACURE−819、ダロキュア4265、DAROCUR−TPO(商品名:いずれもBASF社製)を用いることができる。
アゾ化合物としては、2,2−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、3−カルボキシプロピオニトリル、アゾビスマレイロニトリル、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)[V−601](Wako社製)等が挙げられる。
A1は式(OX−1)の−A−Cまたはアルキル基であることが好ましい。アルキル基は、炭素数1〜12が好ましく、1〜6であることがより好ましい。アルキル基は、後記置換基Tを有していてもよい。また、置換基Tは後記連結基Lを介在して置換していてもよい。
CはAr、−SAr、もしくは−COArを表す。
・R
Rは一価の置換基を表し、一価の非金属原子団であることが好ましい。上記一価の非金属原子団としては、アルキル基(好ましくは炭素数1〜12、より好ましくは1〜6、特に好ましくは1〜3)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは6〜10)、アシル基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜3)、アリーロイル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜3)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11)、複素環基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6)、アルキルチオカルボニル基(好ましくは炭素数2〜12、より好ましくは2〜6、特に好ましくは2〜3)、アリールチオカルボニル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11)等が挙げられる。また、これらの基は、1以上の置換基を有していてもよい。また、前述した置換基は、さらに他の置換基Tで置換されていてもよい。置換基Tの中でも、ハロゲン原子、アルキル基(好ましくは炭素数1〜12、より好ましくは1〜6、特に好ましくは1〜3)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは6〜10)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは6〜10)、アリーロイル基(好ましくは炭素数7〜15、より好ましくは7〜11))等が好ましい。連結基Lはなかでも、炭素数1〜6のアルキレン基,O,S,CO,NRN,またはこれらの組み合わせが好ましい。
Bは一価の置換基を表し、アルキル基(好ましくは炭素数1〜12)、アリール基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素数6〜10)、複素環基(好ましくは炭素数2〜18、より好ましくは炭素数2〜12)を表す。これらの基は、連結基Lを介して結合していてもよい。また、これらの基は1以上の置換基Tを有していてもよい。置換基Tも任意の連結基Lを介して置換していてもよい。ここでも連結基Lも、炭素数1〜6のアルキレン基,O,S,CO,NRN,またはこれらの組み合わせが好ましい。Bの具体的な基として下記が挙げられる。*は結合位置を示すが、異なる位置で結合していてもよい。また、これらの基はさらに置換基Tを伴っていてもよい。具体的には、ベンゾイル基、フェニルチオ基、フェニルオキシ基が挙げられる。
Aは単結合または連結基である。連結基の好ましい例としては、上記連結基Lまたはアリーレン基(好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素数6〜10)または複素環連結基(好ましくは芳香族複素環連結基)(好ましくは炭素数2〜18、より好ましくは炭素数2〜12)である。
Arはアリール基またはヘテロアリール(芳香族複素環基)である。アリール基としては、好ましくは炭素数6〜14、より好ましくは炭素数6〜10であり、フェニル基、ナフチル基が好ましい。ヘテロアリール基としては、好ましくは炭素数2〜18、より好ましくは炭素数2〜12であり、N位にアルキル基等の置換基を有していてもよいカルバゾリル基が好ましい。
また、重合開始剤は、単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。
本発明のシロキサン樹脂組成物には溶媒を含有させてもよい。この溶媒は、上記シラン化合物の加水分解縮合反応に用いた溶媒をそのまま組成物の溶媒として用いてもよく、あるいはその溶媒に加えて、または切り替えて下記の溶媒を用いてもよい。
溶媒としては、たとえば、水、脂肪族化合物、ハロゲン化炭化水素化合物、アルコール化合物、エーテル化合物、エステル化合物、ケトン化合物、ニトリル化合物、アミド化合物、スルホキシド化合物、芳香族化合物が挙げられる。これらの溶媒は混合して使用してもよい。それぞれの例を下記に列挙する。
・水
・脂肪族化合物
ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、オクタン、ペンタン、シクロペンタンなど
・ハロゲン化炭化水素化合物
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルメタン、二塩化エタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、エピクロロヒドリン、モノクロロベンゼン、オルソジクロロベンゼン、アリルクロライド、HCFC、モノクロロ酢酸メチル、モノクロロ酢酸エチル、モノクロロ酢酸トリクロル酢酸、臭化メチル、ウ化メチル、トリ(テトラ)クロロエチレなど
・アルコール化合物
メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロピルアルコール、2−プロピルアルコール、2−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ソルビトール、キシリトール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジアセトンアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコールなど
・エーテル化合物(水酸基含有エーテル化合物を含む)
ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、シクロヘキシルメチルエーテル、アニソール、テトラヒドロフラン、アルキレングリコールアルキルエーテル(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等)など
・エステル化合物
酢酸エチル、乳酸エチル、2−(1−メトキシ)プロピルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなど
・ケトン化合物
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、シクロペンタノンなど
・ニトリル化合物
アセトニトリルなど
・アミド化合物
N,N−ジメチルホルムアミド、1−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、2−ピロリジノン、ε−カプロラクタム、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルプロパンアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミドなど
・スルホキシド化合物
ジメチルスルホキシドなど
・芳香族化合物
ベンゼン、トルエンなど
溶媒は1種を単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のシロキサン樹脂組成物には、重合性化合物を含有させてもよい。重合性化合物は、少なくとも1個のエチレン性不飽和二重結合、エポキシ基、オキセタニル基などの重合性基を有する付加重合性化合物であることが好ましい。好ましくは重合性基を少なくとも1個、より好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。上限は特にないが、12個以下が実際的である。例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体などの多量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物並びにそれらの共重合体などの化学的形態をもつものでもよい。モノマー及びその共重合体の例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)や、そのエステル類、アミド類が挙げられる。好ましくは、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシル基やアミノ基、メルカプト基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル類あるいは不飽和カルボン酸アミド類と単官能若しくは多官能イソシアネート類あるいはエポキシ類との付加反応物、及び単官能若しくは、多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアネート基や、エポキシ基等の親電子性置換基を有する不飽和カルボン酸エステルあるいは不飽和カルボン酸アミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との付加反応物;更にハロゲン基や、トシルオキシ基等の脱離性置換基を有する不飽和カルボン酸エステルあるいは不飽和カルボン酸アミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との置換反応物も好適である。また、別の例として、上記の不飽和カルボン酸の代わりに、不飽和ホスホン酸、スチレン、ビニルエーテル等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。これらの具体的な化合物としては、特開2009−288705号公報の段落番号0095〜段落番号0108に記載されている化合物を本発明においても好適に用いることができる。
mは1〜5が好ましく、1〜3がより好ましい。
上記式(MO−1)〜(MO−6)で表される重合性化合物の具体例としては、特開2007−269779号公報の段落番号0248〜段落番号0251に記載されている化合物を本実施形態においても好適に用いることができる。
yは、それぞれ、1〜10の整数を表し、1〜5の整数が好ましく、1〜3の整数がより好ましい。
Xは、それぞれ、水素原子、アクリロイル基、メタクリロイル基、またはカルボキシル基を表す。式(i)中、アクリロイル基およびメタクリロイル基の合計は3個または4個であることが好ましく、4個がより好ましい。式(ii)中、アクリロイル基およびメタクリロイル基の合計は5個または6個であり、6個が好ましい。
mは、それぞれ、0〜10の整数を表し、1〜5の整数が好ましい。
nは、それぞれ、0〜10の整数を表し、1〜5の整数が好ましい。
重合性化合物は1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のシロキサン樹脂組成物には、アルカリ可溶性樹脂を含有させてもよい。アルカリ可溶性樹脂としては、線状有機高分子重合体であって、分子(好ましくは、アクリル系共重合体、スチレン系共重合体を主鎖とする分子)中に少なくとも1つのアルカリ可溶性を促進する基を有するアルカリ可溶性樹脂の中から適宜選択することができる。
耐熱性の観点からは、ポリヒドロキシスチレン系樹脂、ポリシロキサン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルアミド系樹脂、アクリル/アクリルアミド共重合体樹脂が好ましい。現像性制御の観点からは、アクリル系樹脂、アクリルアミド系樹脂、アクリル/アクリルアミド共重合体樹脂が好ましい。アルカリ可溶性を促進する基(以下、酸性基ともいう)としては、例えば、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、フェノール性水酸基などが挙げられる。溶媒に可溶で弱アルカリ水溶液により現像可能なものが好ましく、(メタ)アクリル酸が特に好ましいものとして挙げられる。これら酸性基は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
R13は炭素数1〜20のアルキル基であることが好ましく、炭素数が1〜10であるアルキル基がより好ましい。これは、R13の炭素数が大きい場合、この基が障害となり樹脂同士の接近を抑制し吸着及び/又は配向を促進するが、大きすぎると逆にその効果までをも妨げてしまう場合があるためである。R13で表されるアルキル基としては、無置換のアルキル基又はフェニル基で置換されたアルキル基が好ましい。
可溶性樹脂の重量平均分子量(Mw)としては、2,000〜50,000が好ましく、5,000〜30,000がさらに好ましく、7,000〜20,000が特に好ましい。
可溶性樹脂の含有量としては、組成物の全固形分に対して、10〜50質量%が好ましく、より好ましくは15〜40質量%であり、特に好ましくは20〜35質量%である。
可溶性樹脂は1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のシロキサン樹脂組成物には重合禁止剤を含有させてもよい。重合禁止剤としては、フェノール系水酸基含有化合物、N−オキシド化合物類、ピペリジン1−オキシルフリーラジカル化合物類、ピロリジン1−オキシルフリーラジカル化合物類、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン類、ジアゾニウム化合物類、及びカチオン染料類、スルフィド基含有化合物類、ニトロ基含有化合物類、FeCl3、CuCl2等の遷移金属化合物類が挙げられる。重合禁止剤としては、具体的には、特開2010−106268号公報段落0260〜0280(対応する米国特許出願公開第2011/0124824号明細書の[0284]〜[0296])の説明を参酌でき、これらの内容は本願明細書に組み込まれる。
重合禁止剤は1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
分散剤としては、特開2007−277514号公報の請求項1(対応するUS2010/0233595の請求項1)の一般式(1)で表される高分子化合物が好ましい。特開2007−277514号公報(対応するUS2010/0233595)の記載を参酌でき、これらの内容は本願明細書に組み込まれる。
上記一般式(1)で表される高分子化合物は、特に制限されないが、特開2007−277514号公報段落0114〜0140及び0266〜0348に記載の合成方法に準じて合成することができる。
本発明のシロキサン樹脂組成物は、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤としては、例えば、シリコーン系界面活性剤、オルガノポリシロキサン系等のケイ素系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールジラウリレート若しくはポリエチレングリコールジステアレート等のノニオン系界面活性剤ポリアルキレンオキシド系界面活性剤、ポリ(メタ)アクリレート系界面活性剤又はアクリル系若しくはメタクリル系の重合物からなる界面活性剤が挙げられる。市販品の界面活性剤としては、例えば、“メガファック”(登録商標)F142D、F172、F173、F183、F445、F470、F475若しくはF477(いずれも大日本インキ化学工業(株)製)又はNBX−15若しくはFTX−218(いずれも(株)ネオス製)等のフッ素系界面活性剤、BYK−333、BYK−301、BYK−331、BYK−345若しくはBYK−307(いずれもビックケミー・ジャパン(株)製)等のシリコーン系界面活性剤が挙げられる。
界面活性剤は1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
現像液としては、アルカリ性溶液を用いることが好ましい。例えば、アルカリ性化合物の濃度を0.001〜10質量%とすることが好ましく、0.01〜5質量%とすることがより好ましい。アルカリ性化合物は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム,ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシ、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、コリン、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等が挙げられる。このうち、本発明においては、有機アルカリが好ましい。なお、アルカリ性水溶液を現像液として用いた場合は、一般に現像後に水で洗浄処理が施される。これらの現像液の中で好ましくは第四級アンモニウム塩、更に好ましくは、テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド(TMAH)もしくはコリンである。
現像液は1種を単独で用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本明細書において置換・無置換を明記していない置換基(連結基についても同様)については、その基に任意の置換基を有していてもよい意味である。これは置換・無置換を明記していない化合物についても同義である。好ましい置換基としては、下記置換基Tが挙げられる。
置換基Tとしては、下記のものが挙げられる。
アルキル基(好ましくは炭素原子数1〜20のアルキル基、例えばメチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、ペンチル、ヘプチル、1−エチルペンチル、ベンジル、2−エトキシエチル、1−カルボキシメチル等)、アルケニル基(好ましくは炭素原子数2〜20のアルケニル基、例えば、ビニル、アリル、オレイル等)、アルキニル基(好ましくは炭素原子数2〜20のアルキニル基、例えば、エチニル、ブタジイニル、フェニルエチニル等)、シクロアルキル基(好ましくは炭素原子数3〜20のシクロアルキル基、例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル等、ただしアルキル基というときには通常シクロアルキル基を含む意味である。)、アリール基(好ましくは炭素原子数6〜26のアリール基、例えば、フェニル、1−ナフチル、4−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、3−メチルフェニル等)、ヘテロ環基(好ましくは炭素原子数2〜20のヘテロ環基、好ましくは、少なくとも1つの酸素原子、硫黄原子、窒素原子を有する5または6員環のヘテロ環基が好ましく、例えば、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、2−ピリジル、4−ピリジル、2−イミダゾリル、2−ベンゾイミダゾリル、2−チアゾリル、2−オキサゾリル、ピロリドン基等)、アルコキシ基(好ましくは炭素原子数1〜20のアルコキシ基、例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、ベンジルオキシ等)、アリールオキシ基(好ましくは炭素原子数6〜26のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ、1−ナフチルオキシ、3−メチルフェノキシ、4−メトキシフェノキシ等)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素原子数2〜20のアルコキシカルボニル基、例えば、エトキシカルボニル、2−エチルヘキシルオキシカルボニル等)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素原子数6〜26のアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、3−メチルフェノキシカルボニル、4−メトキシフェノキシカルボニル等)、アミノ基(好ましくは炭素原子数0〜20のアミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基を含み、例えば、アミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−エチルアミノ、アニリノ等)、スルファモイル基(好ましくは炭素原子数0〜20のスルファモイル基、例えば、N,N−ジメチルスルファモイル、N−フェニルスルファモイル等)、アシル基(好ましくは炭素原子数1〜20のアシル基、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル等)、アリーロイル基(好ましくは炭素原子数7〜23のアリーロイル基、例えば、ベンゾイル等)、アシルオキシ基(好ましくは炭素原子数1〜20のアシルオキシ基、例えば、アセチルオキシ等)、アリーロイルオキシ基(好ましくは炭素原子数7〜23のアリーロイルオキシ基、例えば、ベンゾイルオキシ等)、カルバモイル基(好ましくは炭素原子数1〜20のカルバモイル基、例えば、N,N−ジメチルカルバモイル、N−フェニルカルバモイル等)、アシルアミノ基(好ましくは炭素原子数1〜20のアシルアミノ基、例えば、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ等)、アルキルチオ基(好ましくは炭素原子数1〜20のアルキルチオ基、例えば、メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ、ベンジルチオ等)、アリールチオ基(好ましくは炭素原子数6〜26のアリールチオ基、例えば、フェニルチオ、1−ナフチルチオ、3−メチルフェニルチオ、4−メトキシフェニルチオ等)、アルキルスルホニル基(好ましくは炭素原子数1〜20のアルキルスルホニル基、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、アリールスルホニル基(好ましくは炭素原子数6〜22のアリールスルホニル基、例えば、ベンゼンスルホニル等)、アルキルシリル基(好ましくは炭素原子数1〜20のアルキルシリル基、例えば、モノメチルシリル、ジメチルシリル、トリメチルシリル、トリエチルシリル等)、アリールシリル基(好ましくは炭素原子数6〜42のアリールシリル基、例えば、トリフェニルシリル等)、ホスホリル基(好ましくは炭素原子数0〜20のホスホリル基、例えば、−OP(=O)(RP)2)、ホスホニル基(好ましくは炭素原子数0〜20のホスホニル基、例えば、−P(=O)(RP)2)、ホスフィニル基(好ましくは炭素原子数0〜20のホスフィニル基、例えば、−P(RP)2)、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基、(メタ)アクリロイルイミノ基((メタ)アクリルアミド基)、ヒドロキシル基、チオール基、カルボキシル基、リン酸基、ホスホン酸基、スルホン酸基、シアノ基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)が挙げられる。
また、これらの置換基Tで挙げた各基は、上記の置換基Tがさらに置換していてもよい。
また、上記置換基が酸性基または塩基性基のときはその塩を形成していてもよい。
化合物ないし置換基・連結基等がアルキル基・アルキレン基、アルケニル基・アルケニレン基、アルキニル基・アルキニレン基等を含むとき、これらは環状でも鎖状でもよく、また直鎖でも分岐していてもよく、上記のように置換されていても無置換でもよい。
本明細書で規定される各置換基は、本発明の効果を奏する範囲で下記の連結基Lを介在して置換されていても、その構造中に連結基Lが介在していてもよい。たとえば、アルキル基・アルキレン基、アルケニル基・アルケニレン基等はさらに構造中に下記のヘテロ連結基を介在していてもよい。
連結基Lとしては、炭化水素連結基〔炭素数1〜10のアルキレン基(より好ましくは炭素数1〜6、さらに好ましくは1〜3)、炭素数2〜10のアルケニレン基(より好ましくは炭素数2〜6、さらに好ましくは2〜4)、炭素数2〜10のアルキニレン基(より好ましくは炭素数2〜6、さらに好ましくは2〜4)、炭素数6〜22のアリーレン基(より好ましくは炭素数6〜10)、またはこれらの組合せ〕、ヘテロ連結基〔カルボニル基(−CO−)、チオカルボニル基(−CS−)、エーテル基(−O−)、チオエーテル基(−S−)、イミノ基(−NRN−)、ポリスルフィド基(Sの数が1〜8個)、イミン連結基(RN−N=C<,−N=C(RN)−)、スルホニル基(−SO2−)、スルフィニル基(−SO−)、リン酸連結基(−O−P(OH)(O)−O−)、ホスホン酸連結基(−P(OH)(O)−O−)、またはこれらの組合せ〕、またはこれらを組み合せた連結基が好ましい。なお、縮合して環を形成する場合には、上記炭化水素連結基が、二重結合や三重結合を適宜形成して連結していてもよい。形成される環として好ましくは、5員環または6員環が好ましい。5員環としては含窒素の5員環が好ましく、その環をなす化合物として例示すれば、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、インダゾール、インドール、ベンゾイミダゾール、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、インドリン、カルバゾール、またはこれらの誘導体などが挙げられる。6員環としては、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、またはこれらの誘導体などが挙げられる。またアリール基、ヘテロ環基等を含むとき、それらは単環でも縮環でもよく、同様に置換されていても無置換でもよい。
RNは水素原子または置換基である。置換基としては、アルキル基(炭素数1〜24が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜6がさらに好ましく、1〜3が特に好ましい)、アルケニル基(炭素数2〜24が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましく、2〜3が特に好ましい)、アルキニル基(炭素数2〜24が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましく、2〜3が特に好ましい)、アラルキル基(炭素数7〜22が好ましく、7〜14がより好ましく、7〜10が特に好ましい)、アリール基(炭素数6〜22が好ましく、6〜14がより好ましく、6〜10が特に好ましい)が好ましい。
RPは水素原子、ヒドロキシル基、または置換基である。置換基としては、アルキル基(炭素数1〜24が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜6がさらに好ましく、1〜3が特に好ましい)、アルケニル基(炭素数2〜24が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましく、2〜3が特に好ましい)、アルキニル基(炭素数2〜24が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましく、2〜3が特に好ましい)、アラルキル基(炭素数7〜22が好ましく、7〜14がより好ましく、7〜10が特に好ましい)、アリール基(炭素数6〜22が好ましく、6〜14がより好ましく、6〜10が特に好ましい)、アルコキシ基(炭素数1〜24が好ましく、1〜12がより好ましく、1〜6がさらに好ましく、1〜3が特に好ましい)、アルケニルオキシ基(炭素数2〜24が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましく、2〜3が特に好ましい)、アルキニルオキシ基(炭素数2〜24が好ましく、2〜12がより好ましく、2〜6がさらに好ましく、2〜3が特に好ましい)、アラルキルオキシ基(炭素数7〜22が好ましく、7〜14がより好ましく、7〜10が特に好ましい)、アリールオキシ基(炭素数6〜22が好ましく、6〜14がより好ましく、6〜10が特に好ましい)、が好ましい。
連結基Lを構成する原子の数は、1〜36であることが好ましく、1〜24であることがより好ましく、1〜12であることがさらに好ましく、1〜6であることが特に好ましい。連結基の連結原子数は10以下であることが好ましく、8以下であることがより好ましい。下限としては、1以上である。上記連結原子数とは所定の構造部間を結ぶ経路に位置し連結に関与する最少の原子数を言う。たとえば、−CH2−C(=O)−O−の場合、連結基を構成する原子の数は6となるが、連結原子数は3となる。
具体的に連結基の組合せとしては、以下のものが挙げられる。オキシカルボニル基(−OCO−)、カーボネート基(−OCOO−)、アミド基(−CONH−)、ウレタン基(−NHCOO−)、ウレア基(−NHCONH−)、(ポリ)アルキレンオキシ基(−(Lr−O)x−)、カルボニル(ポリ)オキシアルキレン基(−CO−(O−Lr)x−、カルボニル(ポリ)アルキレンオキシ基(−CO−(Lr−O)x−)、カルボニルオキシ(ポリ)アルキレンオキシ基(−COO−(Lr−O)x−)、(ポリ)アルキレンイミノ基(−(Lr−NRN)x)、アルキレン(ポリ)イミノアルキレン基(−Lr−(NRN−Lr)x−)、カルボニル(ポリ)イミノアルキレン基(−CO−(NRN−Lr)x−)、カルボニル(ポリ)アルキレンイミノ基(−CO−(Lr−NRN)x−)、(ポリ)エステル基(−(CO−O−Lr)x−、−(O−CO−Lr)x−、−(O−Lr−CO)x−、−(Lr−CO−O)x−、−(Lr−O−CO)x−)、(ポリ)アミド基(−(CO−NRN−Lr)x−、−(NRN−CO−Lr)x−、−(NRN−Lr−CO)x−、−(Lr−CO−NRN)x−、−(Lr−NRN−CO)x−)などである。xは1以上の整数であり、1〜500が好ましく、1〜100がより好ましい。
Lrはアルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基が好ましい。Lrの炭素数は、1〜12が好ましく、1〜6がより好ましく、1〜3が特に好ましい。複数のLrやRN、RP、x等は同じである必要はない。連結基の向きは上記の記載により限定されず、適宜所定の化学式に合わせた向きで理解すればよい。
本発明のシロキサン樹脂組成物は、(キットであるか否かに関わらず)対腐食性等が問題とならない限り、任意の容器に充填して保管、運搬、そして使用することができる。また、半導体用途向けに、容器のクリーン度が高く、不純物の溶出が少ないものが好ましい。使用可能な容器としては、アイセロ化学(株)製の「クリーンボトル」シリーズ、コダマ樹脂工業(株)製の「ピュアボトル」などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。この容器ないしその収容部の内壁は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、及び、ポリエチレン−ポリプロピレン樹脂からなる群より選択される1種以上の樹脂とは異なる樹脂、又は、防錆・金属溶出防止処理が施された金属から形成されることが好ましい。このような容器保存は、その好ましい実施形態について、後記のレジストの保存についても同じである。
本発明のシロキサン樹脂組成物は、異物の除去や欠陥の低減などの目的で、フィルタで濾過することが好ましい。従来からろ過用途等に用いられているものであれば特に限定されることなく用いることができる。例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン樹脂(高密度、超高分子量を含む)等によるフィルタが挙げられる。これら素材の中でもポリプロピレン(高密度ポリプロピレンを含む)及びナイロンが好ましい。
フィルタの孔径は、0.1〜7.0μm程度が適しており、好ましくは0.2〜2.5μm程度、より好ましくは0.2〜1.5μm程度、さらに好ましくは0.3〜0.7μmである。この範囲とすることにより、ろ過詰まりを抑えつつ、組成物に含まれる不純物や凝集物など、微細な異物を確実に除去することが可能となる。
フィルタを使用する際、異なるフィルタを組み合わせても良い。その際、第1のフィルタでのフィルタリングは、1回のみでもよいし、2回以上行ってもよい。異なるフィルタを組み合わせて2回以上フィルタリングを行う場合は1回目のフィルタリングの孔径より2回目以降の孔径が同じ、もしくは大きい方が好ましい。また、上述した範囲内で異なる孔径の第1のフィルタを組み合わせてもよい。ここでの孔径は、フィルタメーカーの公称値を参照することができる。市販のフィルタとしては、例えば、日本ポール株式会社、アドバンテック東洋株式会社、日本インテグリス株式会社(旧日本マイクロリス株式会社)又は株式会社キッツマイクロフィルタ等が提供する各種フィルタの中から選択することができる。
第2のフィルタは、上述した第1のフィルタと同様の材料等で形成されたものを使用することができる。第2のフィルタの孔径は、0.2〜10.0μm程度が適しており、好ましくは0.2〜7.0μm程度、さらに好ましくは0.3〜6.0μm程度である。この範囲とすることにより、混合液に含有されている成分粒子を残存させたまま、混合液に混入している異物を除去することができる。
例えば、第1のフィルタでのフィルタリングは、分散液のみで行い、他の成分を混合した後で、第2のフィルタリングを行ってもよい。
このようなフィルタリングは、その好ましい実施形態について、後記のレジストのフィルタリングについても同じである。
本発明のシロキサン樹脂組成物は、そのメタル(Na、K、Ca、Fe、Cu、Mg、Mn、Li、Al、Cr、Ni、及び、Znの金属元素)の濃度がいずれも5ppm以下であることが好ましい。このようなメタル濃度の低減については、その好ましい実施形態について、後記のレジスト材料についても同じである。
本発明のシロキサン樹脂組成物(好ましくは、紫外線硬化型の樹脂組成物である)を用いた透明硬化物(膜)の形成方法について、例を挙げて説明する。シロキサン樹脂組成物を塗布液とした際には、マイクログラビアコーティング、スピンコーティング、ディップコーティング、カーテンフローコーティング、ロールコーティング、スプレーコーティング又はスリットコーティング等の公知の方法によって下地基板上に塗布することができる。その後、ホットプレート又はオーブン等の加熱装置でプリベークし、膜を形成することができる。プリベークは、50〜150℃で30秒〜30分間行うことが好ましい。プリベーク後の膜厚は、0.1〜15μmとすることが好ましい。
固体撮像素子に組み込まれる透明画素などは、このような手順で基板上に形成することができる。
マイクロレンズの形成方法の一形態としてマイクロレンズアレイ10の形成工程の一例について説明する。必要により凹凸のある素子の表面(基材)3などを透明樹脂(平坦化膜)2のスピンコートで埋め込み平坦化しておく。平坦化した基材3の表面にレンズ材料1を均一に塗布する(工程1)。このレンズ材料として上記のシロキサン樹脂組成物を用いることができる。レンズ材料1の上にフォトレジスト(感光性材料)4を均一に塗布する(工程2)。この感光性材料としてはこの種の加工に常用されるものを用いることができる。ステッパ装置でレチクルをマスクとして紫外線照射を行い、レンズ間スペースの部分を露光する。現像液で感光した部分を分解除去しパターン形成する(工程3)。パターン化された感光材料4aから、半球状のパターン(感光性材料4b)を加熱することで得る(工程4)。このときレジスト(感光性材料)は溶融し液相となり、半球状態になった後、固相に変化する。その後、ドライエッチングによりレンズ材料の層をエッチングする(工程5)。このようにして半球状のレンズ(マイクロレンズ1a)が配列されたレンズアレイ10を形成することができる。
レンズアレイの別の実施形態としては、上記のレジストの使用を省略し、レンズ材料を露光によりパターン化する方法が挙げられる。この実施形態では、パターン化したレンズ材料をそのまま溶融し、半球状のレンズを得る。
本発明の好ましい実施形態に係る固体撮像素子は、本発明のシロキサン樹脂組成物の硬化物からなる透明画素および/またはマイクロレンズを有してなる。半導体受光ユニット上にレンズユニットを有し、レンズアレイ部材とカラーフィルタが隣接するように組み込まれる。受光素子は透明樹脂膜、レンズ、及びカラーフィルタの順に通過する光を受光し、イメージセンサーとして機能する。具体的には、透明樹脂膜が反射防止膜として機能し、レンズの集光効率を向上させ、レンズによって効率的に集められた光がカラーフィルタを介して受光素子に検知される。これらがRGBそれぞれに対応する光を検知する素子の全般に渡って機能する。そのため、受光素子とレンズとが高密度に配列されている場合でも、極めて鮮明な画像を得ることができる。上記のレンズやRGBの画素配列に介在させる透明画素として本発明のシロキサン樹脂組成物の硬化物を好適に利用することができる。
<核微粒子の水分散ゾル(AA−1)の調製>
四塩化チタンをTiO2換算基準で7.8質量%含む四塩化チタン水溶液7.6kgと、アンモニアを15質量%含むアンモニア水3.0kgとを混合し、pH9.5の白色スラリー液を調製した。次いで、このスラリーを濾過した後、イオン交換水で洗浄して、固形分含有量が10質量%の含水チタン酸ケーキ6.2kgを得た。
次に、このケーキに、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水7.1kgとイオン交換水20.0kgとを加えた後、80℃の温度で1時間、撹拌下で加熱し、さらにイオン交換水28.9kgを加えて、過酸化チタン酸をTiO2換算基準で1質量%含む過酸化チタン酸水溶液を62.2kg得た。この過酸化チタン酸水溶液は、透明な黄褐色でpHは8.5であった。
次いで、上記過酸化チタン酸水溶液62.2kgに陽イオン交換樹脂3.0kgを混合して、これに、スズ酸カリウムをSnO2換算基準で1質量%含むスズ酸カリウム水溶液7.8kgを撹拌下で徐々に添加した。次に、カリウムイオンなどを取り込んだ陽イオン交換樹脂を分離した後、オートクレーブ中で165℃の温度で18時間、加熱した。
次に、得られた混合水溶液を室温まで冷却した後、限外濾過膜装置(旭化成(株)製、ACV−3010)で濃縮して、固形分含有量が10質量%の核微粒子の水分散液7.0kgを得た。
このようにして得られた金属酸化物微粒子を含む水分散ゾルは透明な乳白色であった。さらに、この金属酸化物微粒子中に含まれる金属成分の含有量を測定したところ、各金属成分の酸化物換算基準で、TiO2 87.5質量%、SnO2 10.6質量%およびK2O 1.8質量%であった。
上記で得られた核微粒子の水分散ゾル(AA−1)7.0kgに、水酸化カリウム水溶液でpHを7.0に調整しながらZrO2質量換算で3.6%濃度のオキシ塩化ジルコニウム八水和物水溶液1.5kgを徐々に添加し、40℃にて1時間で攪拌混合してジルコニウムで表面処理された金属酸化物微粒子の水分散液を得た。このとき、ジルコニウムの量は核微粒子中に含まれる金属元素に対して酸化物換算基準で5.0モル%であった。
次いで、上述のジルコニウム表面処理金属酸化物微粒子の水分散液8.5kgをスプレードライヤー(NIRO社製NIRO ATOMIZER)に供して噴霧乾燥した。これにより、平均粒子径が約2μmの表面処理金属酸化物微粒子からなる乾燥粉体0.9kgを得た。
次に、上記で得られた表面処理金属酸化物微粒子の乾燥粉体0.9kgを、空気雰囲気下、500℃の温度にて2時間焼成して、表面処理金属酸化物微粒子の焼成粉体0.8kgを得た。上記で得られた表面処理金属酸化物微粒子の焼成粉体0.2kgを純水0.2kgに分散させ、これに、濃度28.6%の酒石酸水溶液0.1kg、濃度50質量%のKOH水溶液0.06kgを加えて充分攪拌した。ついで、粒子径0.1mmのアルミナビーズ(大明化学工業(株)製 高純度アルミナビース)を加え、これを湿式粉砕機(カンペ(株)製バッチ式卓上サンドミル)に供して180分間、上記チタニア系複合酸化物微粒子の焼成粉体の粉砕及び分散処理を行った。その後、アルミナビーズを目開き44μmのステンレス製フィルターを用いて分離・除去したのち、さらに純水1.4kgを添加して撹拌し、固形分含有量が11質量%の表面処理金属酸化物微粒子の水分散液1.7kgを得た。
ついで、限外濾過膜を用いてイオン交換水で洗浄した後、陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:SANUPC)0.09kgを加えて脱イオン処理をした後、遠心分離機(日立工機(株)製CR−21G)に供して12,000rpmの速度で1時間処理した後、イオン交換水を添加して固形分濃度10質量%の表面処理金属酸化物微粒子の水分散ゾル(AB−1)1.9kgを調製した。
この表面処理金属酸化物微粒子中に含まれる金属成分の含有量を測定したところ、各金属成分の酸化物換算基準で、TiO2 82.6質量%、SnO2 10.3質量%、ZrO2 4.9質量%およびK2O 2.2質量%であった。このときのTi/Zr比率(元素組成)は26であった。得られた金属酸化物微粒子の平均粒子径は約5〜20nmであった。
上記で調製した表面処理金属酸化物微粒子の水分散液(AB−1)0.6kgに陽イオン交換樹脂9.6gを攪拌下で添加して後、樹脂を分離して脱イオンされた表面処理金属酸化物微粒子の水分散液を調製した。ついで、上記脱イオンされた表面処理金属酸化物微粒子の水分散液を、限外濾過膜装置(旭化成(株)製濾過膜、SIP−1013)を用いて分散媒を水からメタノールに置換・濃縮して表面処理金属酸化物微粒子のメタノール分散液(AC−1)0.3kgを得た。その結果、得られたメタノール分散液中に含まれる固形分濃度は30質量%であり、また水分含有量は約0.3質量%であった。
メチルトリメトキシシラン10.9g(0.08mol)、フェニルトリメトキシシラン63.5g(0.32mol)、AC−1(固形分濃度30質量%、メタノール70質量%)440.0g、DAA370.0gを反応容器に入れ、この溶液に、水32.0gおよびリン酸1.0gを、撹拌しながら、反応温度が40℃を越えないように滴下した。滴下後、フラスコに蒸留装置を取り付け、得られた溶液をバス温105℃で2.5時間加熱撹拌して加水分解により生成したメタノールを留去しつつ反応させた。その後、溶液をバス温130℃でさらに2 時間加熱撹拌した後、室温まで冷却し、シロキサン樹脂組成物A−1を得た。
上記で得られた分散組成物A−1を用いて、以下の表の組成となるように各成分を混合もしくは溶媒置換等して実施例および比較例の硬化性樹脂組成物を得た。得られた実施例および比較例の各熱硬化性組成物を用いて、以下に示す評価を行った。
金属酸化物粒子 70質量部
シロキサン樹脂 25質量部
PGMEA 135質量部(*)
DAA 266質量部(*)
KAYARAD DPHA(日本化薬(株)製) 2質量部
光重合開始剤 1質量部
表に記載の構造の紫外線吸収剤(A) 2質量部(#)
重合禁止剤(p−メトキシフェノール) 0.01質量部(*)
金属酸化物粒子 70質量部
シロキサン樹脂 25質量部
PGMEA 135質量部(*)
DAA 266質量部(*)
KAYARAD DPHA(日本化薬(株)製) 2質量部
光重合開始剤 1質量部
表に記載の構造の紫外線吸収剤(A) 3質量部
重合禁止剤(p−メトキシフェノール) 0.01質量部(*)
(#)c06では紫外線吸収剤を添加していない
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
DAA:ジアセトンアルコール
KAYARAD DPHA 不飽和二重結合を有する重合性化合物(モノマー)
(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)
表中の樹脂B−1は、シロキサン樹脂22質量部、B−1が3質量部となるよう調整し(両者の合計で25質量部となるようにし)、添加することにより含有させた。
上記で得られた各硬化性組成物を、塗布後の膜厚が0.8μmになるように、下塗り層付き8インチシリコンウェハ上に東京エレクトロン製Act8[商品名]を用いてスピンコート法で塗布し、その後ホットプレート上で、100℃で2分間加熱して硬化性組成物層を得た。
次いで、得られた硬化性組成物層に対し、i線ステッパー露光装置FPA−3000i5+[商品名](Canon(株)製)を用い、1.1μm四方のベイヤーパターンを、マスクを介して露光(露光量50〜1700mJ/cm2)した。
次いで、露光後の硬化性組成物層に対し、現像装置(東京エレクトロン製Act8[商品名])を使用し現像性の評価を行った。現像液には水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)0.3%水溶液を用い、23℃で60秒間シャワー現像を行った。その後、純水を用いたスピンシャワーにてリンスを行い、パターンを得た。得られたパターンの歪を走査型電子顕微鏡(SEM)(S−4800H[商品名]、(株)日立ハイテクノロジーズ製)観察(倍率:20000倍)により評価した。以下の基準に沿ってリソグラフィー性能を評価した。試験は各試料につき3回行いその結果を総合して判定した。
「5」:パターンがはっきりしており、残渣がない。
「4」:パターンがややテーパー形状になっているが、残渣がない。
「3」:パターンがテーパー形状になっているが、残渣は少ない。
「2」:パターンがテーパー形状になっており、残渣が多い。
「1」:パターンができない。
透過率測定で用いた硬化膜において、耐光試験機(スガ試験機(株)製Xenon Weather Meter SX75[商品名])を用いて500万lxhの光を50時間で照射して、耐光試験を行った。被検体の温度(試験装置内温度)は63℃に設定した。試験装置内の相対湿度は50%RHとした。耐光試験後、硬化膜の透過率測定により耐光性を評価した。以下の基準に沿ってリソグラフィー性能を評価した。試験は各試料につき5回行い、最大値と最小値を除いた3回の結果の平均値を採用した。
「5」:透過率の変化量が±5%以下
「4」:透過率の変化量が±5%を超えて±8%以下
「3」:透過率の変化量が±8%を超えて±10%以下
「2」:透過率の変化量が±10%を超えて±20%以下
「1」:透過率の変化量が±20%を超える
<透明性[1−3]>
〜屈折率および可視光透過率の測定〜
高屈折率ガラス((株)住田光学ガラス社製SFLD−6[商品名])に、組成物をスピンコーター(H−360S[商品名](ミカサ(株))製)で塗布した。ホットプレ−トを用いて、100℃で2分プリベークして塗布膜を得た。ウシオ電機(株)製超高圧水銀ランプ「USH−500BY」[商品名]により1000mJ/cm2で露光した。この塗布膜を、空気雰囲気下のホットプレート上で200℃で5分加熱し、膜厚0.5μmの硬化膜を得た。得られた硬化膜について、大塚電子(株)製「MCPD−3000」を用い、試験透明膜の光透過率を400nm〜700nmで測定した。透過率は400〜700nmの最低透過率の値を採用した。試験は各試料につき5回行い、最大値と最小値を除いた3回の結果の平均値を採用した。
「5」:透過率が95%を超えている
「4」:透過率が90%を超えて95%以下
「3」:透過率が85%を超えて90%以下
「2」:透過率が80%を超えて85%以下
「1」:透過率が80%以下
各紫外線吸収剤のモル吸光係数は1.00×10−3mol/Lのクロロホルム溶液を調製し、以下の手順で、吸光度を測定することで算出した。
上記の濃度に調整したクロロホルム溶液を内部空間の幅1cmのガラスセルに入れ、Agilent Technologies社製UV−Vis−NIRスペクトルメーター(Cary5000)[商品名]を用いて吸光度を測定した。測定温度は25℃とした。そこで得られた吸光度Aを下記式に当てはめてモル求光係数(mol−1・L・cm−1)を算出した。
上記の処方1において、メチルトリメトキシシランをエチルトリメトキシシランに代えて同様に樹脂組成物を作成した。また、メチルトリメトキシシランの一部をテトラメトキシシランに代えて同様に樹脂組成物を作成した。これらの樹脂組成物を用いて上記の解像性、耐光性、適用性の各試験を実施したが、いずれも良好な結果が得られることを確認した。
上記の水分散ゾルAB−1及びA−1について、その成分組成が下表2となるように各試料を調製した。
ここで、実験No.A−4は、参考例である。
上記のシロキサン樹脂組成物A−1に対して、金属酸化物微粒子の濃度を40質量%、50質量%、55質量%にそれぞれ変えて同様の試験を行った。硬化膜の屈折率はそれぞれ1.67、1.73、1.75となった。また、各項目において、良好な性能を示すことも確認した。これに対し、無機微粒子の濃度を10質量%とした。その結果、硬化膜の屈折率は1.6を大きく割り込んだ。一方、この濃度では、紫外線吸収剤として比較例のものを用いても、解像性、耐光性、透明性の問題は生じなかった。この結果から、本発明に係るUV吸収剤は、金属酸化物微粒子を相当量用いたときに初めて、その有用性を発揮することが分かる。
上記試験101、123、124、201で調製したシロキサン樹脂組成物試料を、それぞれ用いて、シリコンウェハー上に塗布した。その後、プリベーク(100℃2min)、ポストベーク(230℃10min)を実施して膜厚1.1μmの塗布膜を形成した(図1(1))。さらに、この上にFHi−4750([商品名]富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)FFEM社製レジスト液)を乾燥膜厚1.5μmとなるよう塗布し、90℃で1分間、ホットプレートで加熱した(図1(2))。この塗布膜を、1辺1.4μm、パターン間ギャップが0.35μmの正方格子パターンを有するマスクを介してi線ステッパー(製品名:FPA−3000i5+、キャノン(株)製)により300mJ/cm2で露光した。
これをアルカリ性現像液HPRD−429E(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製)を用いて、室温にて60秒間、パドル現像した後、さらに20秒間、純水を用いてスピンシャワーにてリンスを行った。その後更に、純水にて水洗を行い、その後、高速回転にて基板を乾燥させ、レジストパターンを形成した(図1(3))。パターニングしたときの離間幅は238.7nmであった。145℃120秒、160℃120秒、175℃で120秒間、ホットプレートでポストベーク処理し、レジストをレンズ状の形状(半球状)に整形した(図1(4))。
以上のようにして得られた基板を、ドライエッチング装置(日立ハイテクノロジーズ製:U−621)を使用し、下記条件にてドライエッチング処理を実施し、レンズアレイを形成した(図1(5))。レンズ体の高さは、380nmであった。
・RFパワー:800W
・アンテナバイアス:400W
・ウエハバイアス:400W
・チャンバー内圧:2Pa
・基板温度:50℃
・混合ガス種および流量:CF4/C4F6/Ar = 350/25/800ml/分
・フォトレジストエッチングレート:140nm/分
1 レンズ材料(lens material)
1a マイクロレンズ
2 平坦化材料(leveling film)
3 基材(substrate)
4 感光性材料(photo resist)
4a パターン化された感光性材料
4b 半球状の感光性材料
10 マイクロレンズ アレイ
(1)塗布及び硬化工程(Coating and curing)
(2)i−線感光材料の塗布工程(i-line photo resist Coating)
(3)パターニング及びソリグラフィー工程(Patterning by Litho.)
(4)加熱フロー工程(Thermal flow)
(5)ドライエッチング(Dry etching)
Claims (30)
- 金属含有粒子、シロキサン樹脂、重合開始剤および紫外線吸収剤をそれぞれ含有するシロキサン樹脂組成物であって、該金属含有粒子が、金属酸化物粒子であり、その金属酸化物の金属として、同一粒子中に少なくともTiおよびZrの金属を含有し、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が1〜40であり、数平均粒径が1nm以上500nm以下である金属酸化物粒子であって、かつ該金属含有粒子を組成物の固形成分中、40質量%以上80質量%以下で含有し、該紫外線吸収剤の365nmにおけるモル吸光係数が5000(lmol−1cm−1)以上であり、400nmにおけるモル吸光係数が3500(lmol−1cm−1)以下であるシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子の数平均粒径が、1nm以上200nm以下である請求項1に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子の数平均粒径が、1nm以上50nm以下である請求項1または2に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子の数平均粒径が、3nm以上30nm以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子が、コアシェル型である請求項1〜4のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記コアシェル型のコアに、Tiを含有する請求項5に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記コアシェル型のコアに、酸化チタンを含有する請求項5または6に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記コアシェル型のシェルに、Zrを含有する請求項5〜7のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記コアシェル型のシェルに、酸化ジルコニウムを含有し、コアに酸化チタンを含有する請求項5〜8のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が1〜30である請求項1〜9のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zrが3〜30である請求項1〜10のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が3〜20である請求項1〜11のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子を構成する元素として、元素組成比で、TiとZrとの比率、Ti/Zr、が4〜9である請求項1〜12のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子の屈折率が1.75〜2.90である請求項1〜13のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記シロキサン樹脂組成物を硬化させた硬化膜の屈折率が1.6以上2.0以下となる請求項1〜14のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 紫外線硬化型の樹脂組成物である請求項1〜15のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- さらに重合性化合物を含む請求項1〜16のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、トリアジン化合物、ジエン化合物、ベンゾジチオール、およびアボベンゾン化合物からなる群より選ばれる請求項1〜18のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記重合開始剤が、有機ハロゲン化化合物、オキシジアゾール化合物、カルボニル化合物、ケタール化合物、ベンゾイン化合物、アクリジン化合物、有機過酸化化合物、アゾ化合物、クマリン化合物、アジド化合物、メタロセン化合物、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、有機ホウ酸化合物、ジスルホン酸化合物、オキシム化合物、オニウム塩化合物、ヒドロキシアセトフェノン化合物、アミノアセトフェノン化合物、アシルホスフィンオキシド化合物、トリハロメチルトリアジン化合物、ベンジルジメチルケタール化合物、α−ヒドロキシケトン化合物、α−アミノケトン化合物、アシルホスフィン化合物、フォスフィンオキサイド化合物、メタロセン化合物、トリアリルイミダゾールダイマー、オニウム化合物、ベンゾチアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、シクロペンタジエン−ベンゼン−鉄錯体化合物、ハロメチルオキサジアゾール化合物、3−アリール置換クマリン化合物、α−アミノアルキルフェノン化合物、および安息香酸エステル化合物からなる群より選ばれる請求項1〜19のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記重合開始剤が、オキシム化合物またはアミノアセトフェノン化合物である請求項1〜20のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- さらに溶媒を含み、該溶媒がジアセトンアルコールである請求項1〜21のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- さらに溶媒を含み、該溶媒がジアセトンアルコールおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートである請求項1〜21のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記シロキサン樹脂がアルコキシシラン化合物の加水分解縮合反応物である請求項1〜23のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記金属含有粒子100質量部に対して、前記シロキサン樹脂を1質量部以上60質量部以下で用いる請求項1〜24のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記紫外線吸収剤を固形成分中、0.01〜20質量%含有する請求項1〜25のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物。
- 請求項1〜26のいずれか1項に記載のシロキサン樹脂組成物を硬化させてなる透明硬化物。
- 請求項27に記載の透明硬化物からなる透明画素。
- 請求項27に記載の透明硬化物からなるマイクロレンズ。
- 請求項28に記載の透明画素、請求項29に記載のマイクロレンズ、またはこれらの両者を具備する固体撮像素子。
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