JP5644601B2 - 電気泳動粒子、電気泳動粒子分散液、表示媒体、及び表示装置 - Google Patents
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Description
本技術では、母粒子と小粒子とから構成された複合粒子を有する。一方の粒子は、母粒子としてウレタン粒子(平均粒子径5.8μm)を、小粒子としてカーボン(平均粒子径0.03μm)を、荷電制御剤としてボロントロンNo.7を混合して、メカノフュージョン法にて母粒子の表面に小粒子と荷電制御剤を固定化している。そして、両基板の電極間に電圧を印加して両基板間に電界を付与することにより、小粒子が母粒子に帯電特性、流動性を付与している。
請求項1に係る発明は、
請求項4又は5に記載の表示媒体と、
前記表示媒体の前記一対の基板間又は前記一対の電極間に電圧を印加する電圧印加手段と、
を備えた表示装置。
前記電気泳動粒子本体の表面に、前記電解質材料としてアニオン性電解質材料及びカチオン性電解質材料が前記電気泳動粒子本体の径方向に向かって交互に積層した電解質層を有する請求項1に記載の電気泳動粒子。
前記電解質材料が、電解質高分子である請求項1又は2に記載の電気泳動粒子。
分散媒と、
前記分散媒に分散された電気泳動粒子であって、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気泳動粒子と、
を備えた電気泳動粒子分散液。
少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、
前記一対の基板間に封入された、請求項4に記載の電気泳動粒子分散液と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。
少なくとも一方が透光性を有する一対の電極と、
前記一対の電極間に設けられた、請求項4に記載の電気泳動粒子分散液を有する領域と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。
請求項5又は6に記載の表示媒体と、
前記表示媒体の前記一対の基板間又は前記一対の電極間に電圧を印加する電圧印加手段と、
を備えた表示装置。
本実施形態に係る電気泳動粒子は、電気泳動粒子本体と、電気泳動粒子本体の表面に付着した電解質材料と、を有して構成されている。
これに対して、本実施形態に係る電気泳動粒子は、上記構成により、粒子表面にバラツキが少なくかつ高密度の帯電層が形成されると考えられ、電気泳動粒子が接触する被接触物(例えば、分散媒以外で、電気泳動粒子同士、基板、電極、間隙部材(スペーサ)等)に対する固着が抑制される。
特に、電解質材料として、電解質高分子を用いた場合、この層は吸着安定性に優れるものと考えられるため、長時間の駆動においても画像保持特性も安定する傾向がある。
また、電解質材料として、電解質高分子を用いた場合、表面にナノオーダーの構造が形成される。これにより超撥水効果が発現するものと考えられるため、結果として電気泳動粒子が接触する被接触物(例えば、分散媒以外で、電気泳動粒子同士、基板、電極、間隙部材(スペーサ)等)に対する固着がより抑制される。
電解質材料とは、側鎖、又は主となる分子構造中に荷電基(乖離可能な官能基)を持つ材料である。
なお、重量平均分子量は静的光散乱法又はサイズ排除カラムクロマトグラフィーにより測定され、本明細書に記載の数値は当該方法によって測定されたものである。以下、同様である。
電解質低分子の重量平均分子量としては、例えば、50以上500以下(望ましくは100以上400以下)の範囲が挙げられる。
特に、電解質高分子のうち、強電解質高分子(例えば、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジアリルアミン塩酸塩・二酸化硫黄共重合体、ジアリルメチルエチルアンモニウムエチルサルフェイト・二酸化硫黄共重合体、メチルジアリルアミン塩酸塩・二酸化硫黄共重合体等)がよい。強電解質高分子により、電気泳動粒子の帯電性のバラツキがより抑制され(つまり、帯電分布がより狭くなる)、表示媒体に適用した際、表示濃度が向上、そしてそれが維持され易くなる。
特に、電解質材料としてアニオン性電解質材料及びカチオン性電解質材料が電気泳動粒子本体の径方向に向かって交互に積層した電解質層の状態で、電気泳動粒子本体の表面に付着していることがよい。
つまり、電気泳動粒子本体の表面に、アニオン性電解質材料のアニオン性電解質層とカチオン性電解質材料のカチオン性電解質層が2層以上で交互に積層されていることがよい。
電解質材料は、後述するように、静電吸着によりアニオン性電解質材料及びカチオン性電解質材料を交互に積層させることで、厚みを持たせた電解質層が形成され、そして、この交互に静電吸着させる際、部分的に厚みを持たせて吸着させることで、部分的に厚みの異なる電解質層が形成させられる。このため、電気泳動粒子本体自体の形状を問わず、電解質層により電気泳動粒子の形状を球状から異形状のいずれにも、選択して形成され得る。例えば、駆動の制御性を重視した場合、粒子を小さく、表面がなめらかな粒子とすれば良い。また、被接触物に対する電気泳動粒子の固着や付着を防ぎたい場合は粒子を大きく、表面が入り組んだ構造を持つ粒子とすれば良い。このように駆動方式や表示方式の違いに合わせた粒子の形状選択が実現され易くなる。
また、厚みを持たせた電解質層が形成されることから、電気泳動粒子の形状が球状ではなく異形状の場合であっても、帯電極性のバラツキも抑制され、電気泳動粒子が接触する被接触物(例えば、分散媒以外で、電気泳動粒子同士、基板、電極、間隙部材(スペーサ)等)に対する固着が抑制され、表示媒体に適用した際、表示濃度が向上、そしてそれが維持され易くなる。
なお、電気泳動粒子の最外に位置する電解質材料(その電解質層)の極性を選択することで、帯電極性が選択される。
電解質材料の付着量を上記範囲とすることで、被接触物に対する電気泳動粒子の固着が抑制される。
電気泳動粒子本体としては、例えば、金属酸化物粒子(例えばガラスビーズ、アルミナ、酸化チタン等の絶縁性)、熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂粒子、これらの樹脂粒子の表面に着色剤を固定したもの、熱可塑性若しくは熱硬化性樹脂中に着色剤を含有する粒子、及びプラズモン発色機能を有する金属コロイド粒子等が挙げられる。
スチレン類(例えばスチレン、クロロスチレン等)、モノオレフィン(例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等)、ビニルエステル(例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等)、α−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等)、ビニルエーテル類(例えば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等)、ビニルケトン類(例えば、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)の単独重合体、又はこれら2種以上の共重合体が挙げられる。
着色剤として具体的には、例えば、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・イエロー97、C.ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3、等が代表的なものとして例示される。
着色した磁性材料(磁性粉)として、例えば、特開2003−131420公報記載の小径着色磁性粉を用いてもよい。核となる磁性粒子と該磁性粒子表面上に積層された着色層とを備えたものが用いられる。そして、着色層としては、顔料等により磁性粉を不透過に着色する等選定して差し支えないが、例えば光干渉薄膜を用いるのが望ましい。この光干渉薄膜とは、SiO2やTiO2等の無彩色材料を光の波長と同等な厚みを有する薄膜にしたものであり、薄膜内の光干渉により光を波長選択的に反射するものである。
電気泳動粒子本体を作製する方法としては、従来公知のどの方法を用いてもよい。例えば、特開平7−325434公報記載のように、樹脂、顔料及び帯電制御剤を目的とする混合比になるように計量し、樹脂を加熱溶融させた後に顔料を添加して混合、分散させ、冷却した後、ジェットミル、ハンマーミル、ターボミル等の粉砕機を用いて粒子を調製し、得られた粒子をその後分散媒に分散する方法が使用される。また、懸濁重合、乳化重合、分散重合等の重合法やコアセルベーション、メルトディスパージョン、エマルジョン凝集法で帯電制御剤を粒子中に含有させた粒子を調製し、その後分散媒に分散して粒子分散媒を作製してもよい。さらにまた、樹脂が可塑性を有しており、分散媒が沸騰せず、かつ、樹脂、帯電制御剤及び着色剤の少なくとも一方の分解点よりも低温で、前記の樹脂、着色剤、帯電制御剤及び分散媒の原材料を分散及び混錬する適当な装置を用いる方法がある。具体的には、流星型ミキサー、ニーダー等で顔料と樹脂、帯電制御剤を分散媒中で加熱溶融し、樹脂の溶媒溶解度の温度依存性を利用して、溶融混合物を撹拌しながら冷却し、凝固/析出させて粒子を作製する。
ここで、表面が帯電した部材を、反対電荷を持つ材料が溶解又は分散した溶液に浸漬すると、本部材と本材料間に静電相互作用(静電吸着作用)が働き、本部材の表面に本材料の層が形成される。この静電相互作用(静電吸着作用)は、吸着対象のデバイ長、van der Waals力、エントロピー等が相互に働くことで作用するものと考えられる。
例えば、表面が帯電した電気泳動粒子本体に応じて、そのカウンターチャージを持つ電解質材料(電気泳動粒子の表面が正帯電の場合、アニオン性電解質材料、電気泳動粒子の表面が負帯電の場合、カチオン性電解質材料)を選択することで、当該電解質材料を電気泳動粒子の表面に吸着(付着)させられる。
また、電気泳動粒子の表面の帯電性にバラツキ(つまり帯電部位に密度バラツキ)があっても、例えば、電解質材料が溶解又は分散した溶液のPhを調整し、デバイ長の効果を大きくすることで、電気泳動粒子全体としてのゼータ電位をプラス(正帯電)、若しくはマイナス(負帯電)とすることで、そのカウンターチャージを持つ電解質材料を吸着(付着)させられる。
そして、吸着後(付着後)、純水での洗浄を行うことにより、電気泳動粒子本体の表面に厚みを持って電解質層が形成された電気泳動粒子が得られる。
一方、得られる電気泳動粒子にプラス電荷(正帯電)を持たせたい場合、電気泳動粒子のゼータ電位が−電位を持つph濃度に調整した純水中に、カチオン性電解質材料を溶解又は分散させ、当該溶液と電気泳動粒子本体を混合することで、電気泳動粒子本体の表面への電解質層の形成を行った後、純水中で微粒子の洗浄を行えばよい。
ここで、アニオン性電解質材料の電解質層、カチオン性電解質材料の電解質層を交互に形成する際、各電解質層の厚みを部分的に異ならせ、得られる電気泳動粒子の形状を制御するためには、例えば、弱電解質アニオンと強電解質カチオンを交互に積層すれば、弱電解質アニオンは解離度が低いため表面に微小な凹凸を生じ、積層を繰り返すことで凹凸の大きさを制御した粒子形状が得られる。
本実施形態に係る電気泳動粒子分散液は、分散媒と、分散媒に分散された電気泳動粒子と、を備える。
そして、電気泳動粒子として、上記本実施形態に係る電気泳動粒子を適用する。
電気泳動粒子が分散される分散媒としては、絶縁性液体であることが望ましい。ここで、「絶縁性」とは、体積固有抵抗が1011Ωcm以上であることを示している。以下同様である。
本実施形態に係る電気泳動粒子分散液において、電気泳動粒子として色や帯電極性の異なる複数種の粒子を混合して使用すれば、カラー表示が実現される表示媒体が得られる。
以下、実施形態に係る表示媒体、及び表示装置の一例について説明する。
図1は、第1実施形態に係る表示装置の概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る表示装置の表示媒体の基板間に電圧を印加したときの粒子群の移動態様を模式的に示す説明図である。
具体的には、粒子群34として、粒子群34Aと、当該粒子群34Aとは異なる色を呈し、且つ帯電極性が異なる粒子群34Bと、を適用した形態である。
この場合、間隙部材24は、表示基板20側、背面基板22側のいずれか、又は双方に作製する。
なお、「透明」とは、可視光に対して、透過率60%以上有することを示している。
このとき、表示基板20側から視認される表示媒体12の色は、反射粒子群36の色としての白色を背景色とし、粒子群34Bの呈する色が視認される。なお、粒子群34Aは、反射粒子群36に隠蔽され、視認され難くなる。
このとき、表示基板20側から視認される表示媒体12の色は、反射粒子群36の色としての白色を背景色とし、粒子群34Aの呈する色が視認される。なお、粒子群34Bは、反射粒子群36に隠蔽され、視認され難くなる。
以下、第2実施形態に係る表示装置について説明する。図3は、第2実施形態に係る表示装置の概略構成図である。図4は、第2実施形態に係る表示装置における、印加する電圧と粒子の移動量(表示濃度)との関係を模式的に示す線図である。図5は、第2実施形態に係る表示装置における、表示媒体の基板間へ印加する電圧態様と、粒子の移動態様との関係を模式的に示す説明図である。
なお、本実施形態に係る表示装置10は、上記第1実施形態で説明した表示装置10と略同一の構成であるため、同一構成には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
表示基板20および背面基板22の対向面は、第1実施形態に記載のごとく帯電処理されており、この対向面上には、表面層42および表面層48各々が設けられている。
この複数種類の粒子群34は、基板間を電気泳動する粒子群であり、電界に応じて移動するために必要な電圧の絶対値が各色の粒子群でそれぞれ異なる。すなわち、各色の粒子群34(イエロー粒子群34Y、マゼンタ粒子群34M、およびシアン粒子群34C)は、色毎に各色の粒子群34を移動させるために必要な電圧範囲を有し、当該電圧範囲がそれぞれ異なる。
また、「粒子群34を全て移動させるために必要な最大電圧」とは上記の移動開始からさらに電圧および電圧印加時間を増加させても、表示濃度の変化が生じなくなり、表示濃度が飽和する電圧を示す。
また、「全て」とは、各色の粒子群34の特性バラツキがあるため、一部の粒子群34の特性が表示特性に寄与しない程度異なるものがあることを含む。すなわち上述した移動開始からさらに電圧および電圧印加時間を増加させても、表示濃度の変化が生じなくなり、表示濃度が飽和した状態である。
また、「表示濃度」は、表示面側における色濃度を光学濃度(Optical Density=OD)の反射濃度計X−rite社の反射濃度計で測定しながら、表示面側と背面側との間に電圧を印加して且つこの電圧を測定濃度が増加する方向に徐々に変化(印加電圧を増加または減少)させて、単位電圧あたりの濃度変化が飽和し、且つその状態で電圧および電圧印加時間を増加させても濃度変化が生じず、濃度が飽和したときの濃度を示している。
このため、表示基板20側には、マゼンタ粒子群34Mのみが付着した状態となるので、マゼンタ色が表示される(図5(F)参照)。
このため、表示基板20側には、何も付着しない状態となるため、反射粒子群36の色としての白色が表示される(図5(G)参照)。
また、上記図5(D)に示す状態から、表示基板20と背面基板22との間に「−大電圧」を印加させると、図5(G)に示すように全ての粒子群34が背面基板22側に移動して白色表示がなされる。
なお、各粒子群34は、互いに電界に応じて移動するために必要な電圧の絶対値が異なれば、互いに電界に応じて移動するために必要な電圧範囲が重なっていても、鮮明なカラー表示が実現されるが、当該電圧範囲が互いに異なるほうが、より混色を抑制してカラー表示が実現される。
(マゼンタ粒子分散液の調製)
−分散液Aの調製−
下記成分を混合し、10mmΦのジルコニアボールにてボールミル粉砕を20時間実施して分散液Aを調製した。
<組成>
・メタクリル酸シクロヘキシル:53質量部
・マゼンタ顔料 (カーミン6B:大日精化社製):3質量部
・帯電制御剤(COPY CHARGE NY VP2351:クラリアントジャパン製):2質量部
・シクロヘキサン:5質量部
下記成分を混合し、上記と同様にボールミルにて微粉砕して炭カル分散液Bを調製した。
<組成>
・炭酸カルシウム:40質量部
・水:60質量部
下記成分を混合し、超音波機で脱気を10分間おこない、ついで乳化機で攪拌して混合液Cを調製した。
<組成>
・2質量%セロゲン水溶液(第一工業製薬社製):4.3g
・炭カル分散液B:8.5g
・20質量%食塩水:50g
これを前記混合液Cに加え、乳化機で乳化を実施した。
次に、この乳化液をビンにいれ、シリコーン詮をし、注射針を使用し、減圧脱気を充分行い、窒素ガスで封入した。次に60℃で10時間反応させ粒子を調製した。冷却後、この分散液を凍結乾燥機により−35℃、0.1Paの下で2日間でシクロヘキサンを除去した。得られた粒子をイオン交換水中に分散させ、塩酸水で炭酸カルシウムを分解させ、ろ過を行った。その後、蒸留水で洗浄した後、10−2M/pH7.5のポリアリルアミン塩酸液水溶液中で粒子を撹拌し、3時間、ポリアリルアミン塩酸塩を粒子表面に吸着させた。得られた粒子を乾燥させた後、2質量部をノニオン系界面活性剤ポリオキシエチレンアルキルエーテル2質量部と共に、ジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96L−1cs)98質量部に投入し、攪拌分散してマゼンタ粒子分散液を調製した。マゼンタ粒子の体積平均粒子径は1μmであった。
本分散液中のマゼンタ粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。
(シアン粒子分散液の調製>
マゼンタ顔料に代えて、シアン顔料(シアニンブルー4933M;大日精化社製))を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリアリルアミン塩酸塩を粒子表面に吸着させた。
次に、粒子を10−2M/pH3.5ポリアクリル酸水溶液中で微粒子を撹拌し、一時間ポリアニオンを表面粒子に吸着させた。得られた粒子を乾燥させた後、2質量部をノニオン系界面活性剤ポリオキシエチレンアルキルエーテル2質量部と共に、ジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96L−1cs)98質量部に投入し、攪拌分散してシアン粒子分散液を調製した。シアン粒子の体積平均粒子径は1μmであった。
本分散液中のシアン粒子の帯電極性を、枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。
ポリアリルアミン塩酸塩に代えて、強電解質であるポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドを用いた以外は、実施例1と同様にして、マゼンタ粒子を作製した。
本分散液中のマゼンタ粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。
実施例3にて、マゼンタ顔料に代えてシアン顔料を用い、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドを吸着させた後、粒子をチタン(IV)ビス(アンモニウムラクタト)ジヒドロキシド50%水溶液中で微粒子を撹拌し、一時間電解質低分子を表面粒子に吸着させた。その後、実施例2と同様にしてシアン粒子分散液を調整した。
本分散液中のシアン粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。
実施例2にて、ポリアリルアミン塩酸塩の代わりにAl2O3粒子1%、pH3.5水溶液、ポリアクリル酸水溶液の代わりにTiO2粒子1%、pH7.5水溶液を用い、Al2O3、TiO2を交互吸着させた以外は同様にして、シアン粒子分散液を調整した。本分散液中のシアン粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。
実施例1で調整したマゼンタ粒子分散液のマゼンタ粒子の形状を観察したところ球状をなしていた。また、電解質材料を吸着(付着)させる前の粒子の形状も球状をなしていた。
これに対して、実施例1にて、ポリアリルアミン塩酸塩を粒子表面に吸着させた後、粒子を10−2M/pH3.5ポリアクリル酸水溶液中で微粒子を撹拌し、一時間ポリアニオンを表面粒子に吸着させた。さらに同様にポリアリルアミン塩酸塩/ポリアクリル酸を交互に10層吸着させ、最後に表面にポリアクリルアミン塩酸塩を吸着させた。このように作製したマゼンダ粒子を観察したところ、異形状(具体的には凸凹形状)をなしていた。
実施例1で調製したマゼンタ粒子分散液(固形分0.1質量部) 0.1質量部と、実施例2で作製したシアン泳動粒子分散液(固形分0.1質量部) 0.1質量部と、を混合し、混合電気泳動粒子分散液を調整した。
そして、実施例1及び2と同様にして、電気泳動粒子の固着、表示色濃度につき評価を行ったところ、各色(マゼンタ表示、シアン表示)の際、混色が見られず、実施例1及び2と同様の結果が得られた。
ポリアリルアミン塩酸塩を粒子表面に吸着させる処理を行わなかった以外は、実施例2と同様にして、シアン粒子分散液を調整した。
本分散液中のシアン粒子の帯電極性を、枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。
(表示媒体の作製)
以下のようにして、上記第1実施形態と同様な構成の表示媒体を作製した(図1参照)。厚さ0.7mmのガラスからなる支持基板上に電極としてITOをスパッタリング法により50nmの厚さで成膜した。このITO/ガラス基板で構成された背面基板に、サイトップ(旭硝子社製、CTL809M)を用いて層を塗布した後、露光、及びウエットエッチングを行うことにより高さ50μm、幅20μmの間隙部材を形成した。
−分散液Aの調製−
下記成分を混合し、10mmΦのジルコニアボールにてボールミル粉砕を20時間実施して分散液Aを調製した。
<組成>
・メタクリル酸シクロヘキシル :53質量部
・酸化チタン1(白色顔料) (一次粒子径0.3μm、タイペークCR63:石原産業社製) :45質量部
・シクロヘキサン:5質量部
下記成分を混合し、上記と同様にボールミルにて微粉砕して炭カル分散液Bを調製した。
<組成>
・炭酸カルシウム:40質量部
・水:60質量部
下記成分を混合し、超音波機で脱気を10分間おこない、ついで乳化機で攪拌して混合液Cを調製した。
<組成>
・2質量%セロゲン水溶液(第一工業製薬社製):4.3g
・炭カル分散液B:8.5g
・20質量%食塩水:50g
作製した表示媒体を用いて、表示基板の電極がプラス、背面基板の電極がマイナスとなるように両電極に50Vの電圧を印加し、また、表示基板の電極がマイナス、背面基板の電極がプラスとなるように両電極に50Vの電圧を印加し、この繰り返しにより、粒子を表示基板と背面基板との間を移動させ、電気泳動粒子の色を表示・非表示を行う操作を行った。
なお、電気泳動粒子の色の非表示のとき、表示媒体は白色粒子(反射粒子群)による白色を呈する。
電気泳動粒子の固着について、上記表示・非表示の表示操作を、1回、100回、500回行った後に、それぞれ表示媒体を分解して、表示基板、背面基板及び間隙部材の各表面(セル構成面)を、光学顕微鏡にて観察して評価した。評価基準は以下の通りである。結果を表1に示す。
◎:粒子の固着なし
○:粒子の固着が僅かに見られるが、実用上問題ないレベル
×:多量の固着が見られ、目視でもはっきりとわかるレベル
電気泳動粒子の表示色濃度について、上記表示・非表示の操作を、1回、100回、500回行った後に、電気泳動粒子により呈する表示色濃度をX−Rite530(X−Rite社)にて測定した。そして、1回目の表示色濃度を初期濃度として、当該初期濃度に対する、100回、500回行った後の表示色濃度の比をそれぞれ調べた。評価基準は以下の通りである。
◎:初期濃度に対して98%以上
○:初期濃度に対して90%以上98%未満
△+:初期濃度に対して85%以上90%未満
△−:初期濃度に対して75%以上85%未満
×:初期濃度に対して75%未満
12 表示媒体
16 電圧印加部
18 制御部
20 表示基板
22 背面基板
24 間隙部材
34(34A、34B、34Y、34C、34M) 粒子群
36 反射粒子群
38 支持基板
40 表面電極
42 表面層
44 支持基板
46 背面電極
48 表面層
50 分散媒
Claims (6)
- 電気泳動粒子本体と、
前記電気泳動粒子本体の表面に付着した電解質材料としてアニオン性無機酸化物粒子及びカチオン性無機酸化物粒子が前記電気泳動粒子本体の径方向に向かって交互に積層した電解質層を有する電気泳動粒子。 - 前記アニオン性無機酸化物粒子は酸化鉄(III)もしくは酸化アルミニウムであり、前記カチオン性無機酸化物粒子は酸化チタンもしくは二酸化ケイ素である請求項1に記載の電気泳動粒子。
- 分散媒と、
前記分散媒に分散された電気泳動粒子であって、請求項1又は2のいずれか1項に記載の電気泳動粒子と、
を備えた電気泳動粒子分散液。 - 少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、
前記一対の基板間に封入された、請求項3に記載の電気泳動粒子分散液と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。 - 少なくとも一方が透光性を有する一対の電極と、
前記一対の電極間に設けられた、請求項3に記載の電気泳動粒子分散液を有する領域と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。 - 請求項4又は5に記載の表示媒体と、
前記表示媒体の前記一対の基板間又は前記一対の電極間に電圧を印加する電圧印加手段と、
を備えた表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011056516A JP5644601B2 (ja) | 2011-03-15 | 2011-03-15 | 電気泳動粒子、電気泳動粒子分散液、表示媒体、及び表示装置 |
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