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JP5447832B2 - 電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物 - Google Patents

電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物 Download PDF

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JP5447832B2 JP2009501187A JP2009501187A JP5447832B2 JP 5447832 B2 JP5447832 B2 JP 5447832B2 JP 2009501187 A JP2009501187 A JP 2009501187A JP 2009501187 A JP2009501187 A JP 2009501187A JP 5447832 B2 JP5447832 B2 JP 5447832B2
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Description

本発明は、電子線リソグラフィーを用いたデバイス作製工程に用いられ、電子線によって及ぼされる悪影響を低減し、良好なレジストパターンを得るのに有効な電子線リソグラフィー用レジスト下層膜組成物、並びに該電子線リソグラフィー用レジスト下層膜組成物を用いるレジストパターン形成法に関するものである。
従来から半導体デバイスの製造において、フォトリソグラフィー技術を用いた微細加工が行われている。前記微細加工はシリコンウェハー等の被加工基板上にフォトレジスト組成物の薄膜を形成し、その上に半導体デバイスのパターンが描かれたマスクパターンを介して紫外線などの活性光線を照射し、現像し、得られたフォトレジストパターンを保護膜としてシリコンウェハー等の被加工基板をエッチング処理する加工法である。近年、半導体デバイスの高集積度化が進み、使用される活性光線もKrFエキシマレーザー(248nm)からArFエキシマレーザー(193nm)へと短波長化されていった。これに伴い活性光線の基板からの乱反射や定在波の影響が大きな問題となり、フォトレジストと被加工基板の間に反射を防止する役目を担うレジスト下層膜として、反射防止膜(Bottom Anti−Reflective Coating、BARC)を設ける方法が広く採用されるようになってきた。
反射防止膜としては、チタン、二酸化チタン、窒化チタン、酸化クロム、カーボン、α−シリコン等の無機反射防止膜と、吸光性物質と高分子化合物とからなる有機反射防止膜が知られている。前者は膜形成に真空蒸着装置、CVD装置、スパッタリング装置等の設備を必要とするのに対し、後者は特別の設備を必要としない点で有利とされ数多くの検討が行われている。
例えば、架橋反応基であるヒドロキシル基と吸光基を同一分子内に有するアクリル樹脂型反射防止膜(特許文献1参照)、架橋反応基であるヒドロキシル基と吸光基を同一分子内に有するノボラック樹脂型反射防止膜(特許文献2参照)等が挙げられる。
有機反射防止膜材料として望まれる物性としては、光や放射線に対して大きな吸光度を有すること、フォトレジスト層とのインターミキシングが起こらないこと(レジスト溶剤に不溶であること)、塗布時又は加熱乾燥時に反射防止膜材料から上塗りレジスト中への低分子拡散物がないこと、フォトレジストに比べて大きなドライエッチング速度を有すること(非特許文献1参照)等が記載されている。
近年では、ArFエキシマレーザ(193nm)を用いたフォトリソグラフィー技術の後を担う次世代のフォトリソグラフィー技術として、水を介して露光するArF液浸リソグラフィー技術が盛んに検討されている。しかし、光を用いるフォトリソグラフィー技術は限界を迎えつつあり、ArF液浸リソグラフィー技術以降の新しいリソグラフィー技術として、電子線を用いる電子線リソグラフィー技術が注目されている。
電子線リソグラフィーを用いたデバイス作製工程では、下地基板や電子線によって及ぼされる悪影響によって、電子線リソグラフィー用レジストのパターンが裾引き形状やアンダーカット形状になり、ストレート形状の良好なレジストパターンを形成することができない、電子線照射量に対するマージンを充分に得ることができない、などの問題が生じる。そのため、電子線リソグラフィー工程では、反射防止能を有するレジスト下層膜(反射防止膜)は不要であるが、これらの悪影響を低減して、ストレート形状の良好なレジストパターンを形成し、充分な電子線照射量に対するマージンを得ることを可能にする電子線リソグラフィー用レジスト下層膜が必要となってくる。
また、電子線リソグラフィー用レジスト下層膜は、成膜後、上にレジストが塗布されるため、反射防止膜と同様に、レジスト層とのインターミキシングが起こらないこと(レジスト溶剤に不溶であること)、塗布時又は加熱乾燥時に反射防止膜材料から上塗りレジスト中への低分子拡散物がないことが必須の特性である。
さらに、電子線リソグラフィーを用いる世代では、レジストパターン幅が非常に微細になるため、電子線リソグラフィー用レジストは薄膜化が望まれる。そのため、有機反射防止膜のエッチングによる除去工程にかかる時間を大幅に減少させる必要があり、薄膜で使用可能な電子線リソグラフィー用レジスト下層膜、或いは電子線リソグラフィー用レジストとのエッチング速度の選択比が大きい電子線リソグラフィー用レジスト下層膜が要求される。
米国特許第5919599号明細書 米国特許第5693691号明細書 Proc.SPIE,Vol.3678,174−185(1999)、Proc.SPIE,Vol.3678,800−809(1999)、Proc.SPIE,Vol.2195,225−229(1994)
本発明は、半導体装置製造の電子線リソグラフィープロセスに用いるための電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を提供することである。また本発明は、下地基板や電子線によって及ぼされる悪影響を低減して、ストレート形状の良好なレジストパターンを形成し、充分な電子線照射量に対するマージンを得ることを可能にし、レジスト層とのインターミキシングが起こらず、レジストに比較して大きなドライエッチング速度を有する電子線リソグラフィー用レジスト下層膜を提供することにある。さらに、本発明は該電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を用いた電子線リソグラフィー用レジストのパターンの形成法を提供することにある。
本発明は第1観点として、転写パターンを形成する加工対象膜を有する基板上に、ハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒を含む電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を塗布し、焼成して電子線リソグラフィー用レジスト下層膜を形成する電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成工程、
得られたレジスト下層膜の上に電子線リソグラフィー用レジストを被覆する電子線リソグラフィー用レジスト被覆工程、及び
該電子線リソグラフィー用レジスト下層膜と電子線リソグラフィー用レジストを被覆した基板に電子線を照射し、現像し、ドライエッチングにより基板上に画像を転写して集積回路素子を形成する集積回路素子形成工程
を含む半導体装置の製造方法であって
前記高分子化合物が式(1):
Figure 0005447832
(式中、Lはアクリル系又はノボラック系高分子化合物の主鎖を構成する結合基を表し、Mは直接結合、又は−C(=O)−、−CH 2 −もしくは−O−から選ばれる少なくとも1つを含む連結基を表し、Qは有機基を表し、L、M及びQのうち少なくとも1つはハロゲン原子を含有する。Vは高分子化合物に含まれる単位構造の数であり1から3000の数を表す。)で表されるものである製造方法、
第2観点として、前記高分子化合物が、該高分子化合物の総質量に基づき、少なくとも10質量%のハロゲン原子を含有するものである第1観点に記載の半導体装置の製造方法、
第3観点として、前記ハロゲン原子が塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である第1観点又は第2観点に記載の半導体装置の製造方法、
第4観点として、前記高分子化合物及び溶媒に加えて、更に架橋剤及び架橋触媒を含有するものである第1観点乃至第3観点のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法、
第5観点として、前記高分子化合物及び溶媒に加えて、更に酸発生剤を含有するものである第1観点乃至第4観点のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法、
第6観点として、前記高分子化合物の重量平均分子量が500乃至1000000である第1観点乃至第5観点のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法である。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物によって得られたレジスト下層膜は、下地基板や電子線によって及ぼされる悪影響を低減することにより、ストレート形状の良好なレジストパターンを形成し、充分な電子線照射量に対するマージンを得ることができる。また、本レジスト下層膜は、上層に形成されるレジスト膜と比較して大きなドライエッチング速度を有し、ドライエッチング工程によって加工対象である下地膜に容易にレジストパターンを転写することができる。
さらに、本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を用いて形成した下層膜は、レジスト膜や下地膜との密着性にも優れるものである。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜は、フォトリソグラフィープロセスにおいて使用されるレジスト下層膜(反射防止膜)が基板より生じる反射光を防止するためのものであるのとは対照的に、反射光を防止する効果を必要とすることなく、電子線リソグラフィー用レジスト膜の下に形成することで電子線照射時に鮮明なレジストパターンの形成を可能とするものである。
本発明は、電子線リソグラフィー技術を用いた半導体デバイス作製に用いられる、ハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒を含む電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物である。本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物は、基板上のレジストパターンを転写する下地膜と、該レジスト膜の間にレジスト下層膜を形成するために用いられる。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物は、基本的にハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒からなるもの、ハロゲン原子及び架橋形成置換基を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒からなるもの、又は、ハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造及び架橋形成置換基を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒からなるものであり、任意成分として架橋触媒、界面活性剤等を含有するものである。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物の固形分は、0.1乃至50質量%であり、好ましくは0.5乃至30質量%である。固形分とは電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物から溶媒成分を取り除いたものである。
上記高分子化合物の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物における含有量は、固形分中で20質量%以上、例えば20乃至100質量%、又は30乃至100質量%、又は50乃至90質量%、又は60乃至80質量%である。
また、高分子化合物が少なくとも10質量%、好ましくは10乃至80質量%、より好ましくは20乃至70質量%のハロゲン原子を含有するものである。
ハロゲン原子は式(1)中の主鎖に相当するLの部分、連結基に相当するMの部分、有機基に相当するQ、又はこれらの組み合わせからなる部分に含有する。
ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子であるが、特に塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、又はこれらの組み合わせが好ましい。
前記高分子化合物は架橋形成置換基を含むことができる。そのような架橋形成置換基は水酸基、アミノ基、カルボキシル基、チオール基、メトキシ基などが挙げられ、この置換基は高分子化合物の主鎖及び/又は側鎖に導入される。
この導入された架橋形成置換基は本発明のレジスト下層膜形成組成物中に導入された架橋剤成分と加熱焼成時に架橋反応を起こすことができる。このような架橋形成反応により形成されるレジスト下層膜は、上層に被覆されるレジスト膜との間でインターミキシングを防ぐ効果がある。
ハロゲン原子を含有する高分子化合物は、ハロゲン原子を含有する単位モノマーの重合反応、ハロゲン原子を含有する単位モノマーとハロゲン原子を含有しない単位モノマーとの共重合反応によって合成することができる。
ハロゲン原子を含有する単位モノマーに架橋形成置換基が存在しない場合には、ハロゲン原子を含有しない単位モノマーに架橋形成置換基を存在させることができる。
重合反応に用いられる単位モノマーは、同種のものでもよいが、2種類以上の単位モノマーを用いることもできる。単位モノマーより形成される高分子化合物はラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合、縮重合などの方法により合成することができる。その形態は溶液重合、懸濁重合、乳化重合、塊状重合などの方法が可能である。
ハロゲン原子を有する単位モノマーとしては、例えばアクリル酸類、アクリル酸エステル類、アクリル酸アミド類、メタクリル酸類、メタクリル酸類、メタクリル酸エステル類、メタクリル酸アミド類、ビニルエーテル類、ビニルアルコール類、スチレン類、ベンゼン類、フェノール類、ナフタレン類、ナフタノール類等が挙げられる。
また、ハロゲン原子を含有しない単位モノマーとしては、例えばアクリル酸類、アクリル酸エステル類、アクリル酸アミド類、メタクリル酸類、メタクリル酸類、メタクリル酸エステル類、メタクリル酸アミド類、ビニルエーテル類、ビニルアルコール類、スチレン類、ベンゼン類、フェノール類、ナフタレン類、ナフタノール類等が挙げられる。
式(1)の構造中でLとしては高分子化合物の主鎖を構成する結合基であれば特に制限はないが、例えば下記(a−1)乃至(a−11)を例示することができる。
Figure 0005447832
上記式中で、vは繰り返し単位の数であり1から3000であり、nはベンゼン環又はナフタレン環に置換したハロゲン原子の数を示し、その数は1以上であり、置換することが可能な最大の数までのうちの任意の整数を示す。
式(1)中のMは、直接結合、又は例えば、−C(=O)−、−C(=O)O−、−CH2−、−CH(I)−、−O−、−C(=O)O−CH2−、−C(=O)−NH−、−C(=O)−NH−CH2−、−OC(=O)−、又は−OC(=O)−CH2−等の連結基、更には(b−1)乃至(b−10):
Figure 0005447832
を例示することができる。
また、式(1)のQの部分は、ハロゲン原子の場合や、また例えば、(c−1)乃至(c−10):
Figure 0005447832
のハロゲン原子を有する有機基を例示することができる。
以下に高分子化合物に含まれるハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造の具体例を例示する。
Figure 0005447832
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Figure 0005447832
式[3−1]から[3−27]において、nはハロゲン原子の数を表し、ベンゼン環では1乃至5、ナフタレン環では1乃至7、アントラセン環では1乃至9の数を表す。
また、ハロゲン原子を含有する高分子化合物に架橋形成基が存在しない場合には、ハロゲン原子を含有する単位モノマーとハロゲン原子を有さず架橋形成基を有する繰り返し単位のモノマーを共重合させることができる。それらのモノマー構造は例えば、
Figure 0005447832
が挙げられる。
以下に本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物に使用する高分子化合物の具体例を示す。
Figure 0005447832
Figure 0005447832
Figure 0005447832
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Figure 0005447832
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[5−1]から[5−56]において、V1、V2、及びV3は繰り返し単位の数を表し、それぞれが1以上であり、V1、V1+V2、V1+V2+V3の合計の繰り返し単位の数は3000以下である。
そして、上記記載の(1−1)乃至(1−34)、(2−1)乃至(2−30)及び(3−1)乃至(3−27)のモノマーを単独で重合した重合物、これらのモノマーと(4−1)乃至(4−10)のモノマーとの共重合物及び上記具体例として記載した(5−1)乃至(5−56)の重合物は、重量平均分子量が500乃至1000000、好ましくは500乃至500000、更に好ましくは700乃至300000である。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物は、組成物中の高分子化合物に含まれているハロゲン原子の含有量(質量%)を変化させることができる。すなわち、高分子化合物の主鎖構造の選択、高分子化合物合成に用いられる単位モノマーの種類の選択、重合反応によって得られたポリマーと反応させる化合物の種類の選択、含まれるハロゲン原子の数及び種類の選択、といったことにより、高分子化合物に含まれているハロゲン原子の含有量(質量%)を変化させることが可能である。そして、ハロゲン原子の含有量(質量%)の異なる高分子化合物を用いることにより、レジスト下層膜形成組成物の固形分中のハロゲン原子含有量(質量%)、すなわち、成膜後のレジスト下層膜中のハロゲン原子含有量(質量%)を変化させることができる。そして、成膜後のレジスト下層膜中のハロゲン原子含有量(質量%)を変化させることにより、レジスト下層膜の減衰係数k値を調整することが可能である。また、成膜後のレジスト下層膜中のハロゲン原子含有量(質量%)は、一定のハロゲン原子含有量を有する高分子化合物の固形分中での割合を変えることによっても変化させることができ、この方法によってもレジスト下層膜の減衰係数k値を調整することが可能である。なお、ここで、レジスト下層膜形成組成物の固形分とは、該レジスト下層膜形成組成物から溶媒成分を除いた成分のことであり、成膜後のレジスト下層膜中のハロゲン原子含有量(質量%)はレジスト下層膜形成組成物の固形分中のハロゲン原子含有量(質量%)であるものとする。
本発明のレジスト下層膜形成組成物は、上塗りするフォトレジストとのインターミキシングを防ぐ意味で、塗布後加熱により架橋させることが好ましく、本発明のレジスト下層膜形成組成物はさらに架橋剤成分を含むことができる。その架橋剤としては、メチロール基、メトキシメチル基といった架橋形成置換基を有するメラミン系化合物や置換尿素系化合物や、エポキシ基を含有する高分子化合物等が挙げられる。好ましくは、少なくとも2個の架橋形成置換基を有する架橋剤であり、メトキシメチル化グリコウリル、又はメトキシメチル化メラミンなどの化合物であり、特に好ましくは、テトラメトキシメチルグリコールウリル、又はヘキサメトキシメチロールメラミンである。架橋剤の添加量は、使用する塗布溶剤、使用する下地基板、要求される溶液粘度、要求される膜形状などにより変動するが、全組成物100質量%に対して0.001乃至20質量%、好ましくは 0.01乃至15質量%、さらに好ましくは0.05乃至10質量%である。これら架橋剤は自己縮合による架橋反応を起こすこともあるが、前記本発明のレジスト下層膜形成組成物に使用する高分子化合物中に架橋形成置換基が存在する場合は、それらの架橋形成置換基と架橋反応を起こすことができる。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物に用いられるハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物は、主鎖にハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造、側鎖にハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造又はそれらの組合せからなる。
好ましいハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物としては、以下の一般式(d)、(e)及び(f)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0005447832
(式中、Aは、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンゾイル基、ナフチルカルボニル基又はアントラニルカルボニル基(該フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、ベンゾイル基、ナフチルカルボニル基及びアントラニルカルボニル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)を表し、pは1から3000までの整数を表し、nは0から3までの整数を表し、該化合物は繰り返し単位中に少なくとも1個のハロゲン原子を含む。)
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子が挙げられ、好ましくは、臭素原子又はヨウ素原子が挙げられる。
好ましいAとしては、ベンゾイル基、ナフチル基又はナフチルカルボニル基(該ベンゾイル基、ナフチル基及びナフチルカルボニル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)が挙げられ、また、ベンゾイル基、1,6−ジブロモ−2−ナフチル基、2−ナフチルカルボニル基、4−ヒドロキシベンゾイル基、3,5−ジヨード−2−ヒドロキシベンゾイル基、3,5−ジブロモベンゾイル基、3,5−ジブロモ−2−ヒドロキシベンゾイル基が挙げられる。
Figure 0005447832
(式中、Ar2とAr3は同一でなく、それぞれ、フェニル基、ナフチル基又はアントラニル基(該フェニル基、ナフチル基及びアントラニル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)を表し、q及びrは、それぞれ1以上の整数であり且つq+rは2から3000までの整数を表し、nは0から3までの整数を表し、該化合物は、置換基Ar2を含む繰り返し単位中に少なくとも1個のハロゲン原子を含むか、置換基Ar3を含む繰り返し単位中に少なくとも1個のハロゲン原子を含むか、又は、置換基Ar2を含む繰り返し単位中及び置換基Ar3を含む繰り返し単位中の両方に少なくとも1個づつのハロゲン原子を含む。)
好ましいAr2としては、ナフチル基が挙げられ、また、2−ナフチル基が挙げられる。好ましいAr3としては、アントラニル基が挙げられ、また、9−アントラニル基が挙げられる。
Figure 0005447832
[式中、R1は水素原子又はC1-4アルキル基を表し、R2はCF3、CCl3、CBr3、CH(OH)CH2OR3(式中、R3は、フェニル基、ナフチル基又はアントラニル基(該フェニル基、ナフチル基及びアントラニル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)を表する。)又はCH(OH)CH2OC(O)R4(式中、R4は、フェニル基、ナフチル基又はアントラニル基(該フェニル基、ナフチル基及びアントラニル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)を表す。)を表し、q及びrは、それぞれ1以上の整数であり且つq+rは2から3000までの整数を表し、該化合物は、置換基R2を含む繰り返し単位中に少なくとも1個のハロゲン原子を含む。]
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子が挙げられる。
1-4アルキル基としては、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、第二ブチル基又は第三ブチル基が挙げられ、メチル基が好ましい。
好ましいR1としては、水素原子又はメチル基が挙げられる。
好ましいR3としては、ナフチル基(該ナフチル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)が挙げられ、また、1,6−ジブロモ−2−ナフチル基が挙げられる。
好ましいR4としては、フェニル基(該フェニル基は、水酸基、ハロゲン原子又は水酸基とハロゲン原子の両方で任意に置換されていてもよい。)が挙げられ、また、3,5−ジヨード−2−ヒドロキシフェニル基が挙げられる。
前記架橋反応を促進するための触媒として、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸、サリチル酸、スルホサリチル酸、クエン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸などの酸性化合物又は/及び、2,4,4,6−テトラブロモシクロヘキサジエノン、ベンゾイントシラート、2−ニトロベンジルトシラート等の熱酸発生剤を配合する事が出来る。配合量は全固形分100質量%当たり、0.02乃至10質量%、好ましくは0.04乃至5質量%である。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物は、リソグラフィー工程でレジスト下層膜の上層に被覆されるレジストとの酸性度を一致させる為に、電子線照射により酸を発生する酸発生剤を添加する事が出来る。好ましい酸発生剤としては、例えば、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート等のオニウム塩系酸発生剤類、フェニル−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン等のハロゲン含有化合物系酸発生剤類、ベンゾイントシレート、N−ヒドロキシスクシンイミドトリフルオロメタンスルホネート等のスルホン酸系酸発生剤類等が挙げられる。上記酸発生剤の添加量は、全固形分100質量%当たり0.02乃至3質量%、好ましくは0.04乃至2質量%である。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物には、上記以外に必要に応じて更なるレオロジー調整剤、接着補助剤、界面活性剤などを添加することができる。
レオロジー調整剤は、主にレジスト下層膜形成組成物の流動性を向上させるための目的で添加される。具体例としては、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジヘキシルフタレート、ブチルイソデシルフタレート等のフタル酸誘導体、ジノルマルブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジイソオクチルアジペート、オクチルデシルアジペート等のアジピン酸誘導体、ジノルマルブチルマレート、ジエチルマレート、ジノニルマレート等のマレイン酸誘導体、メチルオレート、ブチルオレート、テトラヒドロフルフリルオレート等のオレイン酸誘導体、又はノルマルブチルステアレート、グリセリルステアレート等のステアリン酸誘導体を挙げることができる。これらのレオロジー調整剤は、レジスト下層膜形成組成物の全組成物100質量%に対して通常30質量%未満の割合で配合される。
接着補助剤は、主に基板あるいはフォトレジストとレジスト下層膜形成組成物の密着性を向上させ、特に現像においてフォトレジストが剥離しないようにするための目的で添加される。具体例としては、トリメチルクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、メチルジフエニルクロロシラン、クロロメチルジメチルクロロシラン等のクロロシラン類、トリメチルメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、ジフエニルジメトキシシラン、フエニルトリエトキシシラン等のアルコキシシラン類、ヘキサメチルジシラザン、N,N’ービス(トリメチルシリン)ウレア、ジメチルトリメチルシリルアミン、トリメチルシリルイミダゾール等のシラザン類、ビニルトリクロロシラン、γークロロプロピルトリメトキシシラン、γーアミノプロピルトリエトキシシラン、γーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のシラン類、ベンゾトリアゾール、ベンズイミダゾール、インダゾール、イミダゾール、2ーメルカプトベンズイミダゾール、2ーメルカプトベンゾチアゾール、2ーメルカプトベンゾオキサゾール、ウラゾール、チオウラシル、メルカプトイミダゾール、メルカプトピリミジン等の複素環式化合物や、1,1ージメチルウレア、1,3ージメチルウレア等の尿素、又はチオ尿素化合物を挙げることができる。これらの接着補助剤は、レジスト下層膜形成組成物の全組成物100質量%に対して通常5質量%未満、好ましくは2質量%未満の割合で配合される。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物には、ピンホールやストレーション等の発生がなく、表面むらに対する塗布性をさらに向上させるために、界面活性剤を配合することができる。界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフエノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフエノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロツクコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフトツプEF301、EF303、EF352((株)トーケムプロダクツ製)、メガフアツクF171、F173(大日本インキ(株)製)、フロラードFC430、FC431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードAG710、サーフロンSー382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106(旭硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)等を挙げることができる。これらの界面活性剤の配合量は、本発明のレジスト下層膜形成組成物の全組成物100質量%当たり通常0.2質量%以下、好ましくは0.1質量%以下である。これらの界面活性剤は単独で添加してもよいし、また2種以上の組合せで添加することもできる。
上記ポリマーを溶解させる溶媒としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2ーヒドロキシプロピオン酸エチル、2ーヒドロキシー2ーメチルプロピオン酸エチル、エトシキ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2ーヒドロキシー3ーメチルブタン酸メチル、3ーメトキシプロピオン酸メチル、3ーメトキシプロピオン酸エチル、3ーエトキシプロピオン酸エチル、3ーエトキシプロピオン酸メチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、等を用いることができる。これらの有機溶媒は単独で、又は2種以上の組合せで使用される。
さらに、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等の高沸点溶媒を混合して使用することができる。これらの溶媒の中でプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチル、乳酸ブチル、及びシクロヘキサノンがレベリング性の向上に対して好ましい。
本発明における電子線リソグラフィー用レジスト下層膜の上層に塗布される電子線レジストとしてはネガ型、ポジ型いずれも使用できる。酸発生剤と酸により分解してアルカリ溶解速度を変化させる基を有するバインダーからなる化学増幅型レジスト、アルカリ可溶性バインダーと酸発生剤と酸により分解してレジストのアルカリ溶解速度を変化させる低分子化合物からなる化学増幅型レジスト、酸発生剤と酸により分解してアルカリ溶解速度を変化させる基を有するバインダーと酸により分解してレジストのアルカリ溶解速度を変化させる低分子化合物からなる化学増幅型レジスト、電子線によって分解してアルカリ溶解速度を変化させる基を有するバインダーからなる非化学増幅型レジスト、電子線によって切断されアルカリ溶解速度を変化させる部位を有するバインダーからなる非化学増幅型レジストなどがある。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を使用して形成したレジスト下層膜を有するポジ型レジストの現像液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミン、ジーn−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、コリン等の第4級アンモニウム塩、ピロール、ピペリジン等の環状アミン類、等のアルカリ類の水溶液を使用することができる。さらに、上記アルカリ類の水溶液にイソプロピルアルコール等のアルコール類、ノニオン系等の界面活性剤を適当量添加して使用することもできる。これらの中で好ましい現像液は第四級アンモニウム塩、さらに好ましくはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド及びコリンである。
本発明のハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物を含む電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物より作製したレジスト下層膜は、ハロゲン原子を含んでいるため比較的大きなドライエッチング速度を有しており、また、ハロゲン原子の含有量を変化させることにより、ドライエッチング速度を調整することができるものである。
本発明では電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を基板上に塗布し、焼成することにより電子線リソグラフィー用レジスト下層膜が形成される。
本発明では、転写パターンを形成する加工対象膜を有する基板上に、電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を塗布し焼成して電子線リソグラフィー用レジスト下層膜を形成し、その上に電子線リソグラフィー用レジストを被覆し、この電子線リソグラフィー用レジスト下層膜と電子線リソグラフィー用レジストを被覆した基板に電子線を照射し、現像し、ドライエッチングにより基板上に画像を転写して集積回路素子を形成することにより半導体装置が製造される。
本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を適用する半導体デバイスは、基板上に、パターンを転写する加工対象膜と、レジスト下層膜と、レジストが順に形成された構成を有する。前記レジスト下層膜は、ハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒を含む電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を前記パターンを転写する加工対象膜に塗布し、加熱処理されたものとする。このレジスト下層膜は、下地基板や電子線によって及ぼされる悪影響を低減することにより、ストレート形状の良好なレジストパターンを形成し、充分な電子線照射量に対するマージンを得ることができる。また、本レジスト下層膜は、上層に形成されるレジスト膜と比較して大きなドライエッチング速度を有し、ドライエッチング工程によって加工対象である下地膜に容易にレジストパターンを転写することができる。
合成例1
(式[5−42]の高分子化合物の合成)
臭素化エポキシフェノールノボラック樹脂(日本化薬(株)製、商品名BREN−304、臭素原子含有量42質量%、ベンゼン環当たり約1.5個の臭素原子を有する)30.0gと安息香酸11.6gをプロピレングリコールモノメチルエーテル168.4gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.56gを加え、還流温度で24時間反応させ[5−42]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は2500であった。
合成例2
(式[5−43]の高分子化合物の合成)
臭素化エポキシフェノールノボラック樹脂(日本化薬(株)製、商品名BREN−304、臭素原子含有量42質量%、ベンゼン環当たり約1.5個の臭素原子を有する)30.0g、2−ナフタレンカルボン酸6.5gと9−アントラセンカルボン酸12.6gをプロピレングリコールモノメチルエーテル198.7gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.56gを加え、還流温度で24時間反応させ[5−43]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は2800であった。
合成例3
(式[5−44]の高分子化合物の合成)
臭素化エポキシフェノールノボラック樹脂(日本化薬(株)製、商品名BREN−304、臭素原子含有量42質量%、ベンゼン環当たり約1.5個の臭素原子を有する)30.0gと1,6−ジブロモ−2−ナフトール27.0gをプロピレングリコールモノメチルエーテル231.3gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.84gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−44]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は2700であった。
合成例4
(式[5−45]の高分子化合物の合成)
臭素化エポキシフェノールノボラック樹脂(日本化薬(株)製、商品名BREN−304、臭素原子含有量42質量%、ベンゼン環当たり約1.5個の臭素原子を有する)30.0gと2−ナフタレンカルボン酸16.3gをプロピレングリコールモノメチルエーテル187.3gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.56gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−45]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3000であった。
合成例5
(式[5−46]の高分子化合物の合成)
臭素化エポキシフェノールノボラック樹脂(日本化薬(株)製、商品名BREN−304、臭素原子含有量42質量%、ベンゼン環当たり約1.5個の臭素原子を有する)30.0gと4−ヒドロキシ安息香酸12.3gをプロピレングリコールモノメチルエーテル171.6gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.56gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−46]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3200であった。
合成例6
(式[5−47]の高分子化合物の合成)
臭素化エポキシフェノールノボラック樹脂(日本化薬(株)製、商品名BREN−304、臭素原子含有量42質量%、ベンゼン環当たり約1.5個の臭素原子を有する)30.0gと3,5−ジヨードサリチル酸34.8gをプロピレングリコールモノメチルエーテル262.7gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.84gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−47]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3400であった。
合成例7
(式[5−48]の高分子化合物の合成)
グリシジルメタクリレート21gと2−ヒドロキシプロピルメタクリレート39gをプロピレングリコールモノメチルエーテル242gに溶解させた後、70℃まで昇温させた。その後、反応液を70℃に保ちながらアゾビスイソブチロニトリル0.6gを添加し、70℃で24時間反応させ高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は50000であった。
また、該高分子化合物20gを有する溶液100gに、1,6−ジブロモ−2−ナフトール13g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.3gとプロピレングリコールモノメチルエーテル454gを添加し、130℃で24時間反応させ式[5−48]の高分子化合物の溶液を得た。
合成例8
(式[5−49]の高分子化合物の合成)
グリシジルメタクリレート21gと2−ヒドロキシプロピルメタクリレート39gをプロピレングリコールモノメチルエーテル242gに溶解させた後、70℃まで昇温させた。その後、反応液を70℃に保ちながらアゾビスイソブチロニトリル0.6gを添加し、70℃で24時間反応させ高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は50000であった。
また、該高分子化合物20gを有する溶液100gに、3,5−ジヨードサリチル酸17g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.3gとプロピレングリコールモノメチルエーテル469gを添加し、130℃で24時間反応させ式[5−49]の高分子化合物の溶液を得た。
合成例9
(式[5−50]の高分子化合物の合成)
2−ヒドロキシエチルメタクリレート5.0gとトルフルオロエチルメタクリレート25.8gをプロピレングリコールモノメチルエーテル123.3gに溶解させた後、70℃まで昇温させた。その後、反応液を70℃に保ちながらアゾビスイソブチロニトリル0.3gを添加し、70℃で24時間反応させ式[5−50]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は52000であった。
合成例10
(式[5−51]の高分子化合物の合成)
2−ヒドロキシエチルメタクリレート5.0gとトルクロロエチルメタクリレート33.4gをプロピレングリコールモノメチルエーテル153.7gに溶解させた後、70℃まで昇温させた。その後、反応液を70℃に保ちながらアゾビスイソブチロニトリル0.4gを添加し、70℃で24時間反応させ式[5−51]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は47000であった。
合成例11
(式[5−52]の高分子化合物の合成)
2−ヒドロキシエチルメタクリレート5.0gとトルブロモエチルメタクリレート53.9gをプロピレングリコールモノメチルエーテル235.7gに溶解させた後、70℃まで昇温させた。その後、反応液を70℃に保ちながらアゾビスイソブチロニトリル0.6gを添加し、70℃で24時間反応させ式[5−52]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は51000であった。
合成例12
(式[5−53]の高分子化合物の合成)
エポキシ化フェノールノボラック樹脂30.0gと3,5−ジブロモ安息香酸40.4gをプロピレングリコールモノメチルエーテル285.3gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.91gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−53]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は1800であった。
合成例13
(式[5−54]の高分子化合物の合成)
エポキシ化フェノールノボラック樹脂30.0gと3,5−ジブロモサリチル酸42.7gをプロピレングリコールモノメチルエーテル294.5gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.91gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−54]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は1900であった。
合成例14
(式[5−55]の高分子化合物の合成)
エポキシ化フェノールノボラック樹脂30.0gと3,5−ジヨードサリチル酸37.5gをプロピレングリコールモノメチルエーテル232.5gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.61gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−55]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は2200であった。
合成例15
(式[5−55]]の高分子化合物の合成)
エポキシ化クレゾールノボラック樹脂6.0gと3,5−ジヨードサリチル酸9.7gをプロピレングリコールモノメチルエーテル183.8gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.23gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−55]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3700であった。
合成例16
(式[5−56]の高分子化合物の合成)
エポキシ化クレゾールノボラック樹脂6.0g、3,5−ジヨードサリチル酸7.3gとサリチル酸0.8gをプロピレングリコールモノメチルエーテル177.7gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.23gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−56]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3500であった。
合成例17
(式[5−56]の高分子化合物の合成)
エポキシ化クレゾールノボラック樹脂6.0g、3,5−ジヨードサリチル酸4.7gとサリチル酸1.7gをプロピレングリコールモノメチルエーテル171.6gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.23gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−56]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3500であった。
合成例18
(式[5−56]の高分子化合物の合成)
エポキシ化クレゾールノボラック樹脂6.0g、3,5−ジヨードサリチル酸2.5gとサリチル酸2.6gをプロピレングリコールモノメチルエーテル165.1gに溶解させた後、ベンジルトリエチルアンモニウム0.23gを加え、還流温度で24時間反応させ式[5−56]の高分子化合物の溶液を得た。得られた高分子化合物のGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量は3400であった。
実施例1
上記合成例1で得た高分子化合物2gを有するプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液10gにテトラブトキシメチルグリコールウリル0.5g、p−トルエンスルホン酸0.01g、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸0.04gとメガファックR−30(界面活性剤、大日本インキ(株)製)0.004gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル49.8g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート16.5g及びシクロヘキサノン8.3gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過してレジスト下層膜形成組成物を調製した。
実施例2
合成例1の高分子化合物を、合成例2の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例2の組成物を得た。
実施例3
合成例1の高分子化合物を、合成例3の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例3の組成物を得た。
実施例4
合成例1の高分子化合物を、合成例4の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例4の組成物を得た。
実施例5
合成例1の高分子化合物を、合成例5の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例5の組成物を得た。
実施例6
合成例1の高分子化合物を、合成例6の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例6の組成物を得た。
実施例7
合成例1の高分子化合物を、合成例7の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例7の組成物を得た。
実施例8
合成例1の高分子化合物を、合成例8の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例8の組成物を得た。
実施例9
合成例1の高分子化合物を、合成例9の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例9の組成物を得た。
実施例10
合成例1の高分子化合物を、合成例10の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例10の組成物を得た。
実施例11
合成例1の高分子化合物を、合成例11の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例11の組成物を得た。
実施例12
合成例1の高分子化合物を、合成例12の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例12の組成物を得た。
実施例13
合成例1の高分子化合物を、合成例13の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例13の組成物を得た。
実施例14
合成例1の高分子化合物を、合成例14の高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例14の組成物を得た。
実施例15
テトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例15の組成物を得た。
実施例16
合成例1の高分子化合物を、合成例2の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例16の組成物を得た。
実施例17
合成例1の高分子化合物を、合成例3の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例17の組成物を得た。
実施例18
合成例1の高分子化合物を、合成例4の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例18の組成物を得た。
実施例19
合成例1の高分子化合物を、合成例5の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例19の組成物を得た。
実施例20
合成例1の高分子化合物を、合成例6の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例20の組成物を得た。
実施例21
合成例1の高分子化合物を、合成例7の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例22の組成物を得た。
実施例22
合成例1の高分子化合物を、合成例8の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例22の組成物を得た。
実施例23
合成例1の高分子化合物を、合成例9の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例23の組成物を得た。
実施例24
合成例1の高分子化合物を、合成例10の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例24の組成物を得た。
実施例25
合成例1の高分子化合物を、合成例11の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例25の組成物を得た。
実施例26
合成例1の高分子化合物を、合成例12の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例26の組成物を得た。
実施例27
合成例1の高分子化合物を、合成例13の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例27の組成物を得た。
実施例28
合成例1の高分子化合物を、合成例14の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例1と同様に行い、実施例28の組成物を得た。
実施例29
上記合成例15で得た高分子化合物2gを有するプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液10gにテトラブトキシメチルグリコールウリル0.5g、p−トルエンスルホン酸0.01gとピリジニウムp−トルエンスルホン酸0.04gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル49.8g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート16.5g及びシクロヘキサノン8.3gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過してレジスト下層膜形成組成物を調製した。
実施例30
合成例15の高分子化合物を、合成例16の高分子化合物に変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例30の組成物を得た。
実施例31
合成例15の高分子化合物を、合成例17の高分子化合物に変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例31の組成物を得た。
実施例32
合成例15の高分子化合物を、合成例18の高分子化合物に変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例32の組成物を得た。
実施例33
テトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例33の組成物を得た。
実施例34
合成例15の高分子化合物を、合成例16の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例34の組成物を得た。
実施例35
合成例15の高分子化合物を、合成例17の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例35の組成物を得た。
実施例36
合成例15の高分子化合物を、合成例18の高分子化合物に変え、そしてテトラブトキシメチルグリコールウリルを、ヘキサメトキシメチロールメラミンに変えた以外は実施例29と同様に行い、実施例36の組成物を得た。
(フォトレジスト溶剤への溶出試験)
実施例1乃至36で調製したレジスト下層膜形成組成物をスピナーを用い、シリコンウェハー上に塗布した。ホットプレート上で205℃、1分間加熱し、レジスト下層膜(膜厚0.10μm)を形成した。このレジスト下層膜を、レジストに使用する溶剤、例えば乳酸エチル、並びにプロピレングリコールモノメチルエーテルに浸漬し、該レジスト下層膜がその溶剤に不溶であることを確認した。
(ドライエッチング速度の測定)
実施例1乃至36で調製したレジスト下層膜形成組成物をスピナーを用い、シリコンウェハー上に塗布した。ホットプレート上で205℃1分間加熱し、レジスト下層膜(膜厚0.10μm)を形成した。そして日本サイエンティフィック製RIEシステムES401を用いてドライエッチング速度を測定した。
また、同様にレジスト溶液をスピナーを用い、シリコンウェハー上に塗膜を作成した。そして日本サイエンティフィック製RIEシステムES401を用いてドライエッチング速度を測定し、実施例1乃至36のレジスト下層膜のドライエッチング速度との比較を行った。結果を表1に示す。
表1において、レジスト膜に対する本発明の塗布型下層膜のドライエッチング速度比(レジスト下層膜/レジスト膜)の測定は、CF4ガスをエッチングガスとして用いた。
Figure 0005447832
(レジストパターン形成試験)
実施例29で得た溶液をスピナーにより、ベアシリコン上に熱酸化膜(膜厚2μm)を形成したウエハーに塗布した。ホットプレート上で205℃1分間加熱し、電子線リソグラフィー用レジスト下層膜(膜厚0.03μm)を形成した。この電子線リソグラフィー用レジスト下層膜の上層に、市販のネガ型電子線リソグラフィー用レジスト溶液をスピナーにより塗布し、ホットプレート上で加熱してレジスト膜(膜厚0.25μm)を形成した。この膜に、ライカ製電子線リソグラフィー装置を用い、現像後にレジストのライン幅が0.1μmの孤立ラインが形成されるように設定されたマスクを通して電子線照射を行った。その後、ホットプレート上で再度加熱し、冷却後、アルカリ現像液を用いて60秒間現像を行なった。得られたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察した。
同様な方法により、実施例30、31、32で得た溶液より電子線リソグラフィー用レジスト下層膜(膜厚0.03μm)を形成し、レジストパターンの形成を行なった。得られたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察した。
さらに、ベアシリコン上に熱酸化膜(膜厚2μm)を形成したウエハーに、直接市販のネガ型電子線リソグラフィー用レジスト溶液をスピナーにより塗布し、ホットプレート上で加熱してレジスト膜(膜厚0.25μm)を形成した。そして、同様な方法により、レジストパターンの形成を行なった。得られたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察した。
ベアシリコン上に形成された熱酸化膜上に、直接レジストパターンを形成した場合の、電子線の照射エネルギー量とレジストパターン幅との関係を観察したところ、電子線の照射エネルギー量が5.0μC/cm2増加するとレジストパターンの幅が60%程度増大することが確認された。
一方、ベアシリコン上に形成された熱酸化膜上に、電子線リソグラフィー用レジスト下層膜を形成し、さらにレジストパターンを形成した場合では、電子線の照射エネルギー量が5.0μC/cm2増加したときのレジストパターンの幅の増大量が15%以上低減される(増大量が45%以下に抑えられる)ことが確認された。
以上のことより、本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物より形成された電子線リソグラフィー用レジスト下層膜は、下地基板や電子線によって及ぼされる悪影響を低減して、電子線照射量に対する広いマージンを得ることを可能にし、さらに、レジストに比較して大きなドライエッチング速度を有するものであるということが判る。
以上、本発明の電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載された範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
本発明は、電子線リソグラフィーを用いたデバイス作製工程に用いられる、下地基板や電子線によって及ぼされる悪影響を低減し、良好なレジストパターンを得るのに有効な電子線リソグラフィー用レジスト下層膜組成物、並びに該電子線リソグラフィー用レジスト下層膜組成物を用いるレジストパターン形成法に関するものである。

Claims (6)

  1. 転写パターンを形成する加工対象膜を有する基板上に、ハロゲン原子を含有する繰り返し単位構造を有する高分子化合物及び溶媒を含む電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物を塗布し、焼成して電子線リソグラフィー用レジスト下層膜を形成する電子線リソグラフィー用レジスト下層膜形成工程、
    得られたレジスト下層膜の上に電子線リソグラフィー用レジストを被覆する電子線リソグラフィー用レジスト被覆工程、及び
    該電子線リソグラフィー用レジスト下層膜と電子線リソグラフィー用レジストを被覆した基板に電子線を照射し、現像し、ドライエッチングにより基板上に画像を転写して集積回路素子を形成する集積回路素子形成工程
    を含む半導体装置の製造方法であって
    前記高分子化合物が式(1):
    Figure 0005447832
    (式中、Lはアクリル系又はノボラック系高分子化合物の主鎖を構成する結合基を表し、Mは直接結合、又は−C(=O)−、−CH 2 −もしくは−O−から選ばれる少なくとも1つを含む連結基を表し、Qは有機基を表し、L、M及びQのうち少なくとも1つはハロゲン原子を含有する。Vは高分子化合物に含まれる単位構造の数であり1から3000の数を表す。)で表されるものである製造方法。
  2. 前記高分子化合物が、該高分子化合物の総質量に基づき、少なくとも10質量%のハロゲン原子を含有するものである請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ハロゲン原子が塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記高分子化合物及び溶媒に加えて、更に架橋剤及び架橋触媒を含有するものである請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記高分子化合物及び溶媒に加えて、更に酸発生剤を含有するものである請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記高分子化合物の重量平均分子量が500乃至1000000である請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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