JP2019033940A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機は、移動可能な移動体500と、移動体500を待機位置と演出位置との間で移動させる移動手段410、420と、移動体500が演出位置で停止する際に生じる衝撃を吸収するための第1緩衝体351及び第2緩衝体352と、を有する演出装置を備える。移動体500が演出位置にあるとき、第1緩衝体351は移動手段410の第1当接部に当接し、第2緩衝体352は移動手段420の第2当接部に当接する。第1緩衝体351及び第2緩衝体352は、移動体500の移動方向における位置が異なるように設けられている。
【選択図】図15
【解決手段】遊技機は、移動可能な移動体500と、移動体500を待機位置と演出位置との間で移動させる移動手段410、420と、移動体500が演出位置で停止する際に生じる衝撃を吸収するための第1緩衝体351及び第2緩衝体352と、を有する演出装置を備える。移動体500が演出位置にあるとき、第1緩衝体351は移動手段410の第1当接部に当接し、第2緩衝体352は移動手段420の第2当接部に当接する。第1緩衝体351及び第2緩衝体352は、移動体500の移動方向における位置が異なるように設けられている。
【選択図】図15
Description
本発明は、遊技が可能な遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機において、移動体を移動させることで演出を行う演出装置を備えるものが存在する。
例えば特許文献1は、移動体を自由落下させて第1位置から第2位置まで移動させる演出装置を開示する。この演出装置においては、落下する際の衝撃を緩和するために、自由落下した移動体をばねで受けとめている。
移動する移動体をぶれさせることなく即座に停止させることは、遊技者を魅了する演出を行うためには重要である。そのため、移動体を停止させる際の衝撃を吸収するためのさらなる技術が求められている。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本願に係る遊技機は、移動可能な移動体(例えば、昇降フレーム500)と、前記移動体を待機位置(例えば、図6(a)に示す最低位置)と演出位置(例えば、図6(b)に示す最高位置)との間で移動させる移動手段(例えば、昇降モータ402、右ガイドバー405、昇降部406、右第1スライダ410、右第2スライダ420等)と、前記移動体が前記演出位置で停止する際に生じる衝撃を吸収するための第1緩衝体(例えば、第1緩衝体351)及び第2緩衝体(例えば、第2緩衝体352)と、を有する演出装置(例えば、特別スクリーン装置300)を備え、前記移動体が前記演出位置にあるとき、前記第1緩衝体は前記移動手段の第1当接部に当接し(例えば、第1緩衝体351は、右第1スライダ410の当接部416に当接する)、前記第2緩衝体は前記移動手段の第2当接部に当接し(例えば、第2緩衝体352は、右第2スライダ420の当接部424に当接する)、前記第1緩衝体及び前記第2緩衝体は、前記移動体の移動方向における位置が異なるように設けられている(例えば、第1緩衝体351と第2緩衝体353とは、昇降フレーム500の移動方向である上下方向における位置が異なっている)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる。
(2)上記(1)の遊技機において、画像を投影する投影手段(例えば、プロジェクタ32)と、前記投影手段が投影した画像を映し出す第1スクリーン(例えば、スクリーン5)と、を備え、前記演出装置は、前記待機位置から前記演出位置に移動する前記移動体の移動に伴って引き出される第2スクリーン(例えば、特別スクリーン600)を有し、前記移動体が移動することに伴って引き出された前記第2スクリーンは、前記第1スクリーンの少なくとも一部を覆い前記投影手段が投影した画像を映し出す(例えば、図18から図21で示す演出)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、第2スクリーンに適切に画像を映し出すことができる。
(3)上記(1)又は(2)の遊技機において、前記移動手段は、スライド移動する第1スライダ(例えば、右第1スライダ410)と、スライド移動する前記第1スライダに対して同一の方向にスライド移動するように設けられた第2スライダ(例えば、右第2スライダ420)と、を少なくとも有し、前記移動体は、前記第2スライダに取り付けられており(例えば、図12に示すように、昇降フレーム500は、右第2スライダ420に取り付けられている)、前記第1当接部は前記第1スライダに設けられ(例えば、右第1スライダ410に当接部416が設けられている)、前記第2当接部は前記第2スライダに設けられている(例えば、右第2スライダ420に当接部424が設けられている)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの遊技機において、前記移動手段は、前記移動体を上方に付勢する弾性体(例えば、ばね408)と、前記待機位置にある前記移動体の上方への移動を規制する規制手段(例えば、ソレノイド322、ストッパ325b等)と、を有し、前記規制手段による規制を解除することにより、前記移動体は上方へと移動する(例えば、ストッパ325bによる規制を解除することにより、ばね408によって右第1スライダ410が上方に持ち上げられる)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、素早く移動させた移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかの遊技機において、前記第1緩衝体及び前記第2緩衝体は、前記移動手段が前記演出位置に移動して停止する際、前記第1当接部が前記第1緩衝体に当接した後に、前記第2当接部が前記第2緩衝体に当接するように設けられている(例えば、第1緩衝体351は、第2緩衝体352が右第2スライダ420の当接部424に当接するよりも先に、右第1スライダ410の当接部416に当接する)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる。
(6)上記(5)の遊技機において、前記第1緩衝体は前記第2緩衝体よりも柔らかい(例えば、第1緩衝体351は第2緩衝体352よりも柔らかい)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかの遊技機において、前記移動体は、動作を同期させた2つの前記移動手段によって支持されている(例えば、昇降フレーム500は、上記の移動手段に加え、昇降モータ452、左ガイドバー455、昇降部456、左第1スライダ460、左第2スライダ470等により支持されている)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、移動体を停止させる際に生じる衝撃を適切に吸収することができる。
(8)上記目的を達成するため、本願に係る遊技機は、第1位置と第2位置との間で移動可能な移動体(例えば、最高位置と最低位置との間で移動可能な昇降フレーム500)と、一辺が前記移動体に取り付けられたシート体(例えば、特別スクリーン600)と、前記シート体の前記一辺と向かい合った他辺が取り付けられ該シート体を外周面で巻き取る芯材(例えば、巻取装置700の大径円柱部710)と、を有する演出装置(例えば、特別スクリーン装置300)を備え、前記シート体は、前記移動体が前記第1位置から前記第2位置へ移動することに伴って前記芯材から引き出され(例えば、特別スクリーン600は、昇降フレーム500が最低位置から最高位置へ移動することに伴って大径円柱部710から引き出される)、前記移動体が前記第2位置から前記第1位置へ移動することに伴って前記芯材に巻き取られ(例えば、特別スクリーン600は、昇降フレーム500が最高位置から最低位置へ移動することに伴って大径円柱部710に巻き取られる)、前記芯材の外周面には、前記シート体の前記他辺を挟み込むための差込部(例えば、差込部782)が形成されており、該差込部を境にして周方向に段差が形成されている(例えば、図13(b)に示すように、差込部782を境に段差tが形成されている)、ことを特徴とする。
このような構成によれば、芯材に巻き取られたシート体の膨らみを抑制することができる。
(9)上記(8)の遊技機において、前記芯材の前方に配され、該芯材を収容するための収容空間が形成されたケース体(例えば、収容部313aが形成された前部カバー体310)を備える、ことを特徴とする。
このような構成によれば、芯材に巻き取られたシート体をコンパクトに収容することができる。
(10)上記(8)又は(9)の遊技機において、前記演出装置は、前記移動体を前記第2位置に向けて付勢する弾性体(例えば、ばね408)と、前記第1位置にある前記移動体の前記第2位置への移動を規制する規制手段(例えば、ソレノイド322、ストッパ325b等)と、を有し、前記規制手段による規制を解除することにより、前記移動体は前記第2位置に向けて移動し、該移動体の移動に伴って前記シート体は引き出され、前記移動体には、引き出された前記シート体のたわみを抑制するために、該シート体の前記一辺を引張するばね(例えば、昇降モータ500に設けられたばね551、ばね552)が設けられている、ことを特徴とする。
このような構成によれば、シート体を適切に引き出すことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。図2は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機に搭載された各種の制御基板などを示す構成図である。図3は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の側断面図である。図4は、(A)は、立体表示領域に映像を投影したスクリーンの正面図、(B)は、立体表示領域に映像を投影していないスクリーンの正面図である。図5は、映像を投影したスクリーンの正面図である。なお、以下の説明においては、理解を容易にするために、遊技者が位置する方向をパチンコ遊技機1の前方とし、その反対の方向を後方とする。また、パチンコ遊技機1の前方に位置する遊技者からみて上下左右の方向を、そのままパチンコ遊技機1等の上下左右の方向と定義して説明する。
遊技機(パチンコ遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠3とから構成されている。遊技盤2には、略円形状の遊技領域が形成されている。遊技機用枠3は、図3に示すように、遊技枠3A及び扉枠3Bを備えている。遊技枠3Aは、箱状の枠体である。扉枠3Bは、正面視した大きさが遊技枠3Aと略同じ大きさとされており、遊技枠3Aに対して開閉可能に設けられている。また、遊技枠3Aの左側端部には、上下方向に延在する回転軸部材が設けられている。扉枠3Bは、回転軸部材を中心として鉛直軸周りに回動可能とされており、回転軸部材を中心として回動することにより、開放状態または閉鎖状態となる。扉枠3Bが開放状態となることでパチンコ遊技機1の外側から遊技盤2に接触可能となり、扉枠3Bが閉鎖状態となることで扉枠3Bが遊技盤2の遊技領域(以下、単に遊技領域という)を覆ってパチンコ遊技機1の外側から遊技盤2に接触不能となる。扉枠3Bには、図示しないガラス板が設けられている。ガラス板としては、例えば2枚のガラス板が平行に並べて配置されているが、1枚のガラス板が設けられていてもよい。遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。以下、遊技領域内又は遊技領域周辺の主要部材について説明する。
図1に示すように、遊技盤2には、スクリーン5(後述の特別スクリーン600との区別において「メインスクリーン5」ともいう)、普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、センターフレーム4C、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普通図柄表示器20、通過ゲート41、普図保留表示器25C、及びロゴ役物26が設けられている。また、ロゴ役物26には、図3に示すように、反射ミラー28が設けられている。遊技機用枠3には、図2に示すように、スピーカ8(スピーカ8L、8R)、遊技効果ランプ9、スティックコントローラ31A、プッシュボタン31B、コントローラセンサユニット31C、プッシュセンサ31D、検出センサ(図14に示す右下検出センサ355、右上検出センサ356、左下検出センサ357、及び左上検出センサ358)、及び昇降モータ(図10に示す昇降モータ402、及び昇降モータ452)が設けられている。さらに、図3に示すように、遊技盤2の裏面側であって遊技枠3Aの内側上方には、プロジェクタ32が設けられており、遊技枠3Aの内側下前方には、サブLED33が設けられている。また、図3に示すように、遊技盤2には、演出装置として特別スクリーン装置300が設けられている。特別スクリーン装置300は、シート体からなる特別スクリーン600を備えている。特別スクリーン600は、スクリーン5よりプロジェクタ32から照射される光の照射側から見て前方に出現可能とされている。プロジェクタ32は、スクリーン5よりも前方に配置されているので、特別スクリーン600は、スクリーン5の前方に出現可能とされている。特別スクリーン600は、所定のリーチ演出、例えば特別スクリーン出現演出が実行されるときに出現する。特別スクリーン600には、平面状の画像表示領域が形成されている。演出制御基板12における表示制御部123(図2参照)の制御によって、プロジェクタ32は、スクリーン5と特別スクリーン600との各々に応じたフォーカスにより画像(映像)を投影可能である。
遊技盤2に設けられた普通入賞球装置6Aは、常に一定の開放状態に保たれる始動領域としての第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図2に示す普通電動役物用となるソレノイド81によって、通常開放状態と拡大開放状態とに変化する電動チューリップ型役物を備え、始動領域としての第2始動入賞口を形成する。なお、電動チューリップ型役物は、普図ゲーム(後述)における可変表示結果(最終結果)が「普図当り」になった場合に拡大開放状態に制御される。特別可変入賞球装置7は、図2に示す大入賞口扉用となるソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する大入賞口を形成する。なお、大入賞口は、第1特図ゲーム(後述)または第2特図ゲーム(後述)における可変表示結果(最終結果)が「大当り」になった場合等に開放状態に制御される。
第1特別図柄表示装置4Aは、普通入賞球装置6Aへの入賞の後に(遊技球が第1始動入賞口を通過したことによる第1始動条件が成立した後に)、後述する第1開始条件が成立したことに基づいて特別図柄の可変表示を行う。第2特別図柄表示装置4Bは、普通可変入賞球装置6Bへの入賞の後に(遊技球が第2始動入賞口を通過したことによる第2始動条件が成立した後に)、後述する第2開始条件が成立したことに基づいて特別図柄の可変表示を行う。
以下、第1特別図柄表示装置4Aにおいて可変表示される特別図柄を第1特図とも称し、第1特図の可変表示を「第1特図ゲーム」とも称する。第2特別図柄表示装置4Bにおいて可変表示される特別図柄を第2特図とも称し、第2特図の可変表示を「第2特図ゲーム」とも称する。また、第1特図ゲームと第2特図ゲームの両方を「特図ゲーム」と総称し、第1始動条件と第2始動条件の両方を「特図始動条件」と総称し、第1開始条件と第2開始条件の両方を「特図開始条件」と総称する場合がある。
特図ゲームにおける可変表示結果が「大当り」になった後(例えば、大当り図柄として予め定められた特別図柄が可変表示結果として導出表示(停止表示)された後)には、大当り遊技状態(遊技者にとって有利な有利状態の一例)に制御される。大当り遊技状態とは、特別可変入賞球装置7の大入賞口扉が、所定の上限時間(例えば29秒間や0.1秒間)が経過するまでの期間あるいは所定個数(例えば9個)の入賞球が発生するまでの期間、大入賞口を開放状態に制御する遊技状態である。
普通入賞球装置6Aへの入賞があったにもかかわらず(第1始動条件が成立したにもかかわらず)、未だ第1特図ゲームを開始するための開始条件(第1開始条件とも称する)が成立していないときには、当該入賞に対応する可変表示は、保留記憶として記憶される。具体的には、当該入賞に基づく可変表示(第1特図ゲーム)を実行するための情報が、所定数(例えば4)を上限に入賞順がわかるような態様で保留される(第1特図保留記憶として記憶される。詳細は後述する)。普通可変入賞球装置6Bへの入賞があったにもかかわらず(第2始動条件が成立したにもかかわらず)、未だ第2特図ゲームを開始するための開始条件(第2開始条件とも称する)が成立していないときには、当該入賞に対応する可変表示は、保留記憶として記憶される。具体的には、当該入賞に基づく可変表示(第2特図ゲーム)を実行するための情報が、所定数(例えば4)を上限に入賞順がわかるような態様で保留される(第2特図保留記憶として記憶される。詳細は後述する)。また、例えば、第1特図保留記憶や第2特図保留記憶とは別に第1特図保留記憶と第2特図保留記憶とを合せた全体(下記の特図保留記憶)における入賞順がわかるような情報を記憶してもよい。なお、第1始動条件の成立時に直ちに第1開始条件が成立したときにも、一瞬ではあるが(記憶後に直ちに消化されるが)、第1特図保留記憶が記憶されるようにしてもよい。また、第2始動条件の成立時に直ちに第2開始条件が成立したときにも、一瞬ではあるが、第2特図保留記憶が記憶されるようにしてもよい。なお、第1特図保留記憶と第2特図保留記憶の両方を「特図保留記憶」と総称する場合がある。これらの保留記憶はや入賞順がわかる情報は、RAM102の所定領域に記憶される。
特図開始条件は、例えば、特図ゲームの保留数(特図保留記憶数とも称する)が0でない場合であって、特図ゲームが実行されていない状態であり、且つ、大当り遊技状態に制御されていない状態であるときに成立する。特図開始条件が成立したときは(特図ゲームが開始される毎に)、特図保留記憶は消化され(特図保留記憶が減少し)、特図ゲームが開始される。換言すれば、特図保留記憶は、特図ゲームが開始される毎に減少する。より詳細には、第1特図ゲームの保留数(第1特図保留記憶数)は、第1特図ゲームが開始される毎に(第1開始条件が成立する毎に)減少し、第2特図ゲームの保留数(第2特図保留記憶数)は、第2特図ゲームが開始される毎に(第2開始条件が成立する毎に)減少する。
本実施形態では、特図保留記憶は、第1特図保留記憶であるか第2特図保留記憶であるかにかかわらず、入賞順に消化する。従って、例えば、第1特図保留記憶、第1特図保留記憶、第2特図保留記憶、第1特図保留記憶の順に記憶されている場合には、第1開始条件、第1開始条件、第2開始条件、第1開始条件の順に成立する。つまり、上述したように、特図開始条件は、特図保留記憶数が0でない場合であって、特図ゲームが実行されていない状態であり、且つ、大当り遊技状態に制御されていない状態であるときに成立するが、より詳細には、最も先に記憶された特図保留記憶が第1特図保留記憶である場合には第1開始条件が成立し、最も先に記憶された特図保留記憶が第2特図保留記憶である場合には第2開始条件が成立する。
センターフレーム4Cは、遊技盤2の中央に設けられており、センターフレーム4Cの中央部分にスクリーン取付孔2Aが形成されている。また、センターフレーム4Cの上端部分にロゴ役物26が取り付けられている。ロゴ役物26は、センターフレーム4Cに対して固定的に取り付けられているが、例えば上下方向に沿って移動する可動式などとしてもよい。
第1保留表示器25Aは、第1特図ゲームの保留数(第1特図保留記憶数)を特定可能に表示する。第2保留表示器25Bは、第2特図ゲームの保留数(第2特図保留記憶数)を特定可能に表示する。普通図柄表示器20は、遊技球が通過ゲート41を通過した後に(遊技球が通過ゲート41を通過したことによる普図始動条件が成立した後に)、後述する普図ゲームの開始条件が成立したことに基づいて普通図柄の可変表示を行う。なお、普通図柄の可変表示を「普図ゲーム」とも称する。
遊技球が通過ゲート41を通過したにもかかわらず(普図始動条件が成立したにもかかわらず)、未だ普図ゲームの開始条件(普図開始条件とも称する)が成立していないときには、当該通過に基づく可変表示(普図ゲーム)は所定数(例えば4)を上限に保留される(普図保留記憶として記憶される)。
普図ゲームの開始条件(普図開始条件)は、例えば、普通保留記憶数が0でない場合であって、普通図柄の可変表示(普図ゲーム)が実行されていない状態であり、且つ、大当り遊技状態に制御されていない状態であるときに成立する条件であってもよい。なお、普図始動条件の成立時に直ちに普図開始条件が成立したときにも、一瞬ではあるが、普図保留記憶が記憶されるようにしてもよい。
普図保留表示器25Cは、普図ゲームの保留数(普図保留記憶数)を特定可能に表示する。なお、普図ゲームの保留数(普図保留記憶数とも称する)は、普図ゲームが開始される毎に(普図開始条件が成立する毎に)減少する。
ロゴ役物26は、図3に示すように、装飾材26A及び役物用筐体26Bを備えて構成されている。装飾材26Aは、光透過性材料によって形成されており、役物用筐体26Bは、光非透過性材料によって形成されている。また、装飾材26Aには、図1に示すように、正面からみて「FEVER」の文字が表されている。役物用筐体26Bは、前面側が開口した箱状をなしており、開口した部分に装飾材26Aが嵌め込まれている。役物用筐体26Bの裏面略中央位置には、プロジェクタ32から投影される投影光LPが通過する開口部が形成されており、役物用筐体26Bの裏面下側及び下面裏側には、反射ミラー28が反射した投影光(映像)LPが通過する開口部が形成されている。また、ロゴ役物26における役物用筐体26Bの内側に反射ミラー28が固定された状態で取り付けられている。役物用筐体26Bの内側及び反射ミラー28の裏面側は白色であり、反射率が高くなっている。なお、反射ミラー28はパチンコ遊技機1の後方を向いているので、反射ミラー28の裏面は、パチンコ遊技機1の前方を向いている。
図3に示すように、プロジェクタ32は、スクリーン5の上方に配置され、高さ方向に見ると、反射ミラー28は、プロジェクタ32の下方であり、スクリーン5の上方に配置されている。このため、スクリーン5に形成された画像表示領域5X(図4)のうち、下方の方が上方よりもプロジェクタ32に対する離間距離が大きくなる。したがって、画像表示領域5Xの下方に到達する光は、画像表示領域5Xの上方に到達する光よりも長い光路を経てプロジェクタ32からスクリーン5の画像表示領域5Xに到達する。なお、プロジェクタ32は、特別スクリーン600の上方に配置され、高さ方向に見ると、反射ミラー28は、プロジェクタ32の下方であり、特別スクリーン600の上方に配置されているのは、スクリーン5と同様である。
プロジェクタ32は、スクリーン5の上方位置において、投影した投影光LPが反射ミラー28に到達する向きで配置されている。また、反射ミラー28は、プロジェクタ32が投影した投影光がスクリーン5に向かう向きで配置されている。プロジェクタ32は遊技枠3Aに設けられ、反射ミラー28は、遊技枠3Aに固定される遊技盤2に取り付けられたロゴ役物26に設けられている。このため、パチンコ遊技機1を移動させたり、扉枠3Bを開閉させたりしたとしてもプロジェクタ32と反射ミラー28との相対的な位置関係、さらには、プロジェクタ32とスクリーン5との相対的な位置関係は変化せずに維持される。したがって、パチンコ遊技機1の移動や扉枠3Bの開閉があったとしても、スクリーン5における適切な位置にプロジェクタ32から画像を投影することができる。また、反射ミラー28がロゴ役物26の裏面側に設けられていることにより、意匠性を損なうことなく反射ミラー28を設けることができる。
プロジェクタ32から投影される画像(投影画像)は、プロジェクタ32から画像表示領域5X(図4)への投影状態によって生じる色調の偏りが調整されている。投影状態によって生じる色調の偏りを調整するため、反射ミラー28の表面には、色補正フィルタ28Fが配置され設けられている。投影状態とは、プロジェクタ32が画像をスクリーン5(または特別スクリーン600)に投影する際の状態であり、例えばプロジェクタ32とスクリーン5(または特別スクリーン600)との間における距離や角度などの位置関係、プロジェクタ32から投影される画像の照度や照度分布などをいう。色補正フィルタ28Fは、例えば偏光フィルタによって構成されている。色補正フィルタ28Fは、色調補正フィルタであり、画像の一部について、他の部分に対してコントラストを高く(濃く)するように補正を掛けるフィルタである。色補正フィルタ28Fでは、プロジェクタ32から投影され、スクリーン5(または特別スクリーン600)の画像表示領域5Xに表示される画像における下端部近傍部分が、他の部分よりもはっきり映るように色の三属性、そのうちの例えば明度及び彩度を補正する。
プロジェクタ32は、プロジェクタ移動装置32Aに搭載されている。プロジェクタ移動装置32Aは、基台と、基台に対して前後上下左右に移動可能とされた移動部材とを備えている。プロジェクタ移動装置32Aにおける基台が遊技枠3Aに取り付けられており、プロジェクタ32が移動部材に取り付けられている。このため、プロジェクタ32は、遊技枠3Aに対して上下前後左右に移動可能とされている。ここで、プロジェクタ32のスクリーン5に対する上下前後左右の相対位置、プロジェクタ32のスクリーン5に対する相対距離などを投影姿勢といい、プロジェクタ32が上下前後左右に移動すると、プロジェクタ32の投影姿勢が変化する。逆に、プロジェクタ32が移動しないと、プロジェクタ32の投影姿勢は変化せずに維持される。
反射ミラー28は、ミラー移動装置28Aに取り付けられている。ミラー移動装置28Aは、役物用筐体26Bに吊下げられた固定部と、固定部に対して相対的に上下左右に移動する移動部と、を備えている。固定部は、ロゴ役物26の内側に固定されており、移動部に反射ミラー28が取り付けられている。このため、反射ミラー28は、ロゴ役物26に対して相対的に上下左右に移動可能とされている。これらのプロジェクタ移動装置32A及びミラー移動装置28Aは、作業員等が手動で操作可能とされている。
プロジェクタ32は、プロジェクタ移動装置32Aによって移動可能とされているが、プロジェクタ32には、第1正位置及び第2正位置が設定されている。プロジェクタ32が第1正位置にあるときには、スクリーン5に対してフォーカスが合わされており、プロジェクタ32から投影される画像は、スクリーン5にピントが合った状態で適切に表示される。また、プロジェクタ32が第2正位置にあるときには、特別スクリーン600に対してフォーカスが合わされており、プロジェクタ32から投影される画像は、特別スクリーン600にピントが合った状態で適切に表示される。換言すれば、プロジェクタ32の第1正位置は、プロジェクタ32から投影される画像がスクリーン5に適切に表示される位置であり、プロジェクタ32の第2正位置は、プロジェクタ32から投影される画像が特別スクリーン600に適切に表示される位置である。また、プロジェクタ移動装置32Aからの距離は、スクリーン5の方が特別スクリーン600よりも遠い。このため、プロジェクタ32の第1正位置は、第2正位置よりも前方(反射ミラー28に近い方)となっている。また、プロジェクタ32には、第1正位置及び第2正位置の他に、原点位置が設定されている。当該原点位置は、例えば、所定の対象にピントを合わせる前の任意の位置であり、プロジェクタ32の仕様に応じて予め設定されている位置である。
スクリーン5は、遊技盤2の中央に形成されたスクリーン取付孔2Aに設けられており、遊技盤2の奥方に配置されている。スクリーン5は、遊技盤2の奥方に固定されて設けられている。このため、プロジェクタ32が動かない場合には、スクリーン5とプロジェクタ32との距離は一定である。また、反射ミラー28が動かない場合には、スクリーン5と反射ミラー28との距離も一定である。スクリーン5は、横長の長方形状をなし、飾り図柄(演出図柄とも称する)の可変表示や各種の演出表示を行う。特別スクリーン600は、プロジェクタ32から見た場合、スクリーン5よりも遠い位置に配置されている。しかし、プロジェクタ32から投影される光は、反射ミラー28によって反射されてスクリーン5や特別スクリーン600に到達する。このため、プロジェクタ32から照射される光の照射側から見た場合、特別スクリーン600は、スクリーン5の前方に出現可能とされている。
また、図1に示すように、スクリーン5は、平面表示領域5A及び立体表示領域5Bを備えている。これらの平面表示領域5A及び立体表示領域5Bによって画像表示領域5Xが構成される。画像表示領域5Xには、種々の画像が表示される。立体表示領域5Bは、中央立体表示領域5BC、右立体表示領域5BR、及び左立体表示領域5BLを備えている。これらの中央立体表示領域5BC、右立体表示領域5BR、及び左立体表示領域5BLは、いずれもフィギア状をなしている。スクリーン5は、平面板にフィギア状の立体物が貼り付けられて形成されており、立体物が貼り付けられていない位置が平面表示領域となり、立体物が貼り付けられた位置が立体表示領域5Bとなる。
平面表示領域5Aには、後に説明する特定画像や背景画像などが主に表示される。また、中央立体表示領域5BC、右立体表示領域5BR、及び左立体表示領域5BLには、それぞれの立体表示領域に対応するキャラクタが主に表示される。図1に示す例では、中央立体表示領域5BCにメインキャラクタ画像MCが表示され、左立体表示領域5BLに第1サブキャラクタ画像SC1が表示され、右立体表示領域5BRに第2サブキャラクタ画像SC2が表示される。特図ゲームが開始される際には、原則的に、立体表示領域5BC,5BL,5BRにキャラクタ画像MC,SC1,SC2を表示した状態として演出を実行する。
なお、中央立体表示領域5BC、左立体表示領域5BL、右立体表示領域5BRには、それぞれ対応するメインキャラクタ画像MC、第1サブキャラクタ画像SC1、及び第2サブキャラクタ画像SCを表示しているが、他の画像を表示するようにしてもよい。例えば、表示されるキャラクタが入れ替わり、中央立体表示領域5BCに第1サブキャラクタ画像SC1または第2サブキャラクタ画像SC2が表示されるようにしてもよい。また、立体表示領域5Bにキャラクタ以外の画像、例えば背景画像が表示されるようにしてもよいし、平面表示領域5Aにキャラクタ画像が表示されるようにしてもよい。
スクリーン5上における画像表示領域5Xは、プロジェクタ32から投影される映像(画像)が表示される投影領域となる。プロジェクタ32から投影された映像は、反射ミラー28で反射されてスクリーン5上の画像表示領域5Xに表示される。スクリーン5上の画像表示領域5Xに表示される画像は、プロジェクタ32が投影する映像によって形成されることとなる。画像表示領域5Xは、スクリーン5の平面表示領域5A及び立体表示領域5Bの双方に形成され、プロジェクタ32からの映像によるいわゆるプロジェクションマッピングによって演出が実行される。
スクリーン5における立体表示領域5Bに映像が投影されることにより、図4(A)に示すように、立体表示領域5Bには、立体形状に合わせた立体画像に見える画像は表示される。また、立体表示領域5Bに映像が投影されていない状態では、図4(B)に示すように、立体表示領域5Bにおける立体形状は視認困難な状態であり、遊技者が立体表示領域5Bの立体形状を認識することは難しい状態となっている。
立体表示領域5Bや突出した保留表示エリア5Hが設けられていることにより、プロジェクタ32とスクリーン5との間の距離は一様ではない。具体的には、スクリーン5の表面にプロジェクタ32を配置した場合には、立体表示領域5Bの方が、平面表示領域5Aよりも近くなる。このため、プロジェクタ32から投影される映像の焦点は、プロジェクタ32から投影される映像における所定軸、例えば光軸上の立体表示領域5Bの表面に相当する位置(以下「立体表面相当位置」という)と平面表示領域5Aに相当する位置(以下「平面表面相当位置」という)の間の位置、例えばその中間位置に設定されている。立体表面相当位置と平面表面相当位置との間に焦点を設定することにより、スクリーン5の全面にわたって映像の歪みを小さくすることができる。また、立体表面相当位置と平面表面相当位置との間に焦点を設定する代わりに焦点を調節可能としてもよいし、立体表面相当位置と平面表面相当位置との間に焦点を設定し、さらに焦点を調節可能としてもよい。
また、スクリーン5における平面表示領域5Aの隅部には、図4(B)に示すように、マーカ35A〜35Dが描かれている。マーカ35A〜35Dは、肉眼では視認しにくい色、例えば白色で描かれており、スクリーン5に画像が投影されているときには、遊技者がそのマーカを視認することは非常に難しくされている。マーカ35A〜35Dは、後に説明する表示画像の調整の際に利用される。なお、マーカは、白色などで描かれたもののほか、スクリーン5に形成された小孔やくぼみなどであってもよい。
また、プロジェクタ32及びプロジェクタ32が投影した映像を反射する反射ミラー28はスクリーン5の上方に配置されており、プロジェクタ32から投影される映像は、反射ミラー28に反射してスクリーン5の前上方からスクリーン5に投影される。こうして、プロジェクタ32は、投影光LPの光軸とスクリーン5の表示面(平面表示領域5A)とが直交せず、スクリーン5の表示面に対して斜めの投影方向からスクリーン5に画像を投影する。プロジェクタ32は、斜めの投影方向から画像を投影することから、スクリーン5に表示される画像は台形状となる。また、スクリーン5は長方形状であり、スクリーン5とプロジェクタ32から投影される画像の領域とは一致せず、スクリーン5は、スクリーン5に表示される画像よりも広くなっている。
このため、図4(A)に示すように、スクリーン5における平面表示領域5Aの範囲内における画像表示領域5Xのうち、平面表示領域5Aの下方の部分に形成される領域は、幅が広い幅広部5XWとされ、平面表示領域5Aの上方の部分に形成される領域は、幅広部5XWよりも幅が狭い幅狭部5XNとされる。幅狭部5XNは台形状をなし、幅広部5XWは長方形状をなしており、画像表示領域5Xは六角形状をなしている。なお、以下の説明では、画像表示領域5Xの形状は、六角形状を概略化して台形状であると称することもある。また、スクリーン5は長方形状をなすことから、幅狭部5XNの左右位置は、プロジェクタ32から投影された映像が届かないか、届いたとしても映像を表示しない非投影領域5NL,5NRとなる。
非投影領域5NL,5NRは、幅狭部5XNの外の領域に相当し、画像表示領域5Xにおける幅広部5XWと幅狭部5XNとの幅の差分を有する領域である。言い換えると、幅広部5XWの幅と、幅狭部5XNのうちの最も幅が狭い部分の幅との差が、非投影領域5NL,5NRの最大幅となる。遊技枠3Aの内側下前方に設けられたサブLED33は、この非投影領域5NL,5NRに照射光LLを照射して非投影領域5NL,5NRを発光させ、スクリーン5の全面において、映像(光)が表示されない範囲をなくしている。なお、平面表示領域5Aの多くの部分が幅狭部5XNに含まれ、わずかな部分が幅広部5XWに含まれている。また、立体表示領域5Bは、全て幅広部5XWに含まれている。ただし、平面表示領域5A及び立体表示領域5Bが幅広部5XW及び幅狭部5XNのいずれに含まれるかについては他の態様としてもよい。例えば、幅広部5XWまたは幅狭部5XNに平面表示領域5Aの全体または立体表示領域5Bの全体が含まれていてもよいし、それらの各一部分が含まれていてもよい。
また、スクリーン5における周囲の部材、具体的には、センターフレーム4C、釘、風車などが難反射材で形成されている。難反射材としては、投影光LPを反射しにくい色である黒などの黒色系の色とされたものや、投影光LPを反射しにくい材質、例えばカーボンブラック、酸化クロム、表面が荒い材質のものを用いてもよい。
また、スクリーン5には、図5に示すように、飾り図柄表示エリア5L,5C,5R、及び保留表示エリア5H1,5H2が配置されている。また、飾り図柄表示エリア5L,5C,5Rでは、特図ゲームに対応して、飾り図柄の可変表示が行われる。その後、特図ゲームにおける可変表示結果として確定特別図柄が導出表示されることに対応して、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて可変表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)が導出表示される。なお、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの夫々にて可変表示が行われる飾り図柄を夫々、左図柄、中図柄、右図柄とも称する。なお、識別情報の可変表示を可変表示ゲームと総称する場合があるが、上述した特図ゲーム、普図ゲームとともに、飾り図柄の可変表示も可変表示ゲームに含まれる。
特図ゲームにおける可変表示結果が「大当り」になるときには、飾り図柄表示エリア5L,5C,5Rにおいて、予め定められた大当り組み合わせとなる確定飾り図柄が導出表示される。また、特図ゲームにおける可変表示結果が「大当り」とならないときには、飾り図柄表示エリア5L,5C,5Rにおいて、予め定められた大当り組み合わせとは異なる確定飾り図柄が導出表示される。予め定められた大当り組み合わせの一例は、左図柄、中図柄、右図柄が同一図柄となる組み合わせ(例えば、(「7」「7」「7」)等)である。
保留表示エリア5H1,5H2(総称して保留表示エリア5Hともいう)では、特図ゲームに対応する飾り図柄の可変表示の保留数が特定可能に表示される。例えば、保留表示エリア5H1,5H2では、第1特図保留記憶及び第2特図保留記憶ごとの入賞順(消化順)がわかるような態様で、飾り図柄の可変表示の保留数に応じた数の保留表示が表示される。具体的には、第1保留表示エリア5H1には、第1保留記憶に対応する保留表示が左側から入賞順に従って並べられて表示され、第2保留表示エリア5H2には、第2特図保留記憶に対応する保留表示が右側から入賞順に従って並べられて表示される。また、保留表示エリア5H1,5H2では、当該特図ゲームに対応する飾り図柄の可変表示が開始される毎に、開始される可変表示に対応する保留表示が消去(消化)されるとともに、消去される保留表示の他に他の保留表示があるときには当該他の保留表示の表示位置が消去される保留表示の側(今回表示エリア5Kの側)に移動(シフト)される。
飾り図柄表示エリア5L,5C,5R、保留数表示エリア5Fは、いずれも平面表示領域5Aに表示されている。このため、飾り図柄表示エリア5L,5C,5Rに表示される飾り図柄、保留数表示エリア5Fに表示される保留数表示は、いずれも平面状の平面表示領域5Aに表示される。
遊技機1では、種々の演出が実行可能である。例えば、遊技機1では、確定飾り図柄が導出表示される迄の間において、例えば、予め定められた大当り組み合わせと一部が一致している状態(リーチ状態)で行われるリーチ演出が実行される。大当り組み合わせと一部が一致している状態とは、例えば、同一の左図柄と右図柄とが導出表示されている状態であって中図柄が未だ可変表示している状態である。また、遊技機1では、保留表示の表示態様による演出や今回表示の表示態様による演出が実行可能である。また、遊技機1では、図1に示すスピーカ8(8L,8R)や遊技効果ランプ9を用いた演出も実行可能である。遊技機1では、これらの演出を実行することによって、例えば大当り期待度(信頼度)を遊技者に報知又は示唆している。
ある演出Aの大当り期待度(信頼度)は、例えば、(大当りとなるときに演出Aが実行される確率)×(大当りになる確率)/{(大当りとなるときに演出Aが実行される確率)×(大当りになる確率)+(大当りとならないときに演出Aが実行される確率)×(大当りにならない確率)}によって算出される(大当り期待度が「1」になる場合には必ず「大当り」になる)。
なお、演出に関する判定や決定(演出の実行有無、実行する演出の種類、内容等に関する判定や決定)は、始動入賞時に行われる場合と可変表示開始時に行われる場合とがあってもよい。
遊技機1には、例えば図2に示すように、主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14、中継基板15、電源基板16、特別スクリーン制御基板135等が搭載されている。なお、遊技機1には、例えば、払出制御基板、情報端子基板、発射制御基板、インタフェース基板、タッチセンサ基板等が搭載されていてもよい。これらの基板は、遊技機に関する制御を行う制御手段となる。
主基板11は、メイン側の制御基板である。主基板11は、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25C、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、普通図柄表示器20を制御する機能、中継基板15を介して演出制御基板12側に演出制御コマンドを出力する機能、ホールの管理コンピュータに各種の情報を出力する機能等を有する。
演出制御基板12側に出力される演出制御コマンドは、例えば、第1始動入賞口(第2始動入賞口)への入賞を通知する第1始動口入賞指定コマンド(第2始動口入賞指定コマンド)、第1特図保留記憶数(第2特図保留記憶数)を通知する第1保留記憶数通知コマンド(第2保留記憶数通知コマンド)、入賞時の判定結果として可変表示結果が大当りとなるか否かの判定結果や大当り種別の判定結果を示す図柄指定コマンド、特別図柄や飾り図柄等の変動パターンの種別(カテゴリ、グループ)を指定する変動カテゴリ指定コマンド、変動パターンを指定する変動パターン指定コマンド、特別図柄や飾り図柄等の可変表示結果を指定する可変表示結果通知コマンド、遊技機1の現在の遊技状態(例えば、低確状態、高確状態、低べース状態、高ベース状態等)を指定する遊技状態指定コマンド等である。
主基板11には、遊技制御用マイクロコンピュータ100、スイッチ回路110、ソレノイド回路111等が搭載されている。スイッチ回路110は、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23からの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ100に出力する。ソレノイド回路111は、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号を普通電動役物用のソレノイド81や大入賞口扉用のソレノイド82に出力する。
遊技制御用マイクロコンピュータ100は、ROM101、RAM102、CPU103、乱数回路104、I/O105を備える。CPU103は、例えば、各種の判定(決定)に用いる各種の乱数値(乱数値を示す数値データ)を更新可能にカウントする。例えば、CPU103は、乱数回路104等によって、特図表示結果判定(決定)用の乱数値MR1、大当り種別判定(決定)用の乱数値MR2、変動カテゴリ決定用の乱数値MR3、普図表示結果判定用の乱数値MR4、変動パターン決定用の乱数値MR5を更新可能にカウントする。乱数値MR1は、特図ゲームにおける特別図柄等の可変表示結果を「大当り」するか否か(大当り遊技状態に制御するか否か)を判定(決定)するために用いられる乱数値である。乱数値MR2は、可変表示結果を「大当り」とする場合に、大当り種別を複数種類のいずれかに判定(決定)するために用いられる乱数値である。乱数値MR3は、変動カテゴリを予め用意された複数種類のいずれかに決定するために用いられる乱数値である。乱数値MR4は、普図ゲームにおける普通図柄の可変表示結果を「普図当り」とするか否か(普通可変入賞球装置6B(電動チューリップ型役物)を拡大開放状態に制御するか否か)を判定(決定)するために用いられる乱数値である。乱数値MR5は、変動パターンを予め用意された複数種類のいずれかに決定するために用いられる乱数値である。
ROM101は、CPU103によって実行されるプログラムを記憶する。また、ROM101は、CPU103が各種の判定(決定)を行うために用いられる各種テーブルを構成するデータを記憶する。RAM102は、保留情報として未だ開始されていない可変表示に関する情報(特図保留記憶、普図保留記憶)を入賞順(消化順)がわかるような態様で(例えば入賞順を示した保留番号に対応付けて)記憶する。なお、特図保留記憶は、具体的には、入賞時における乱数値MR1等の値を示す数値データ(または、当該数値データによる判定(決定)結果を示す情報)であってもよい。普図保留記憶は、具体的には、入賞時における乱数値MR4の値を示す数値データ(または、当該数値データによる判定(決定)結果を示す情報)であってもよい。また、RAM102は、現在の遊技状態(例えば、低確状態、高確状態、低べース状態、高ベース状態等)を示す情報(例えば、各種のフラグ等)を記憶する。RAM102は、電源基板16に設けられるバックアップ電源回路によってバックアップされるバックアップRAMであってもよい。
演出制御基板12は、サブ側の制御基板である。演出制御基板12は、演出制御コマンドを入力する機能、プロジェクタ32の映像投影等における演出を判定(決定)する機能等を有する。
演出制御基板12は、例えば図2に示すように、演出制御用CPU120、ROM121、RAM122、表示制御部123、乱数回路124、I/O125を備える。演出制御用CPU120は、例えば、乱数回路124等によって、各種の演出判定(決定)用の乱数値を更新可能にカウントする。また、演出制御用CPU120は、ROM121から読み出したプログラムを実行することにより各種の判定(決定)を行う。
ROM121は、演出制御用CPU120によって実行されるプログラムを記憶する。また、ROM121は、演出制御用CPU120が各種の判定(決定)を行うために用いられる各種テーブルを構成するデータを記憶する。RAM122は、保留情報として未だ開始されていない可変表示に関する情報(変動カテゴリ指定コマンドや図柄指定コマンド等によって示される情報)を入賞順(消化順)がわかるような態様で(例えば入賞順を示したバッファ番号に対応付けて)記憶する。また、RAM122は、演出制御用CPU120による決定結果(例えば、保留表示等の表示態様の決定内容等)を記憶する。また、RAM122は、現在の遊技状態(例えば、低確状態、高確状態、低べース状態、高ベース状態等)を示す情報(例えば、各種のフラグ等)を記憶してもよい。
音声制御基板13は、演出制御基板12(演出制御用PCU120)からの指令や制御データ等に基づいてスピーカ8を制御する。ランプ制御基板14は、演出制御基板12(演出制御用PCU120)からの指令や制御データ等に基づいて遊技効果ランプ9を制御する。
特別スクリーン制御基板135は、演出制御基板12(演出制御用PCU120)からの指令や制御データ等及び検出センサ(図14に示す右下検出センサ355、右上検出センサ356、左下検出センサ357、及び左上検出センサ358)から送信される位置信号に基づいて、特別スクリーン装置300における昇降モータ(昇降モータ402、昇降モータ452)の駆動制御を行う。昇降モータ402、452が昇降制御されることにより、特別スクリーン600が出現したり収納されたりする。
(特別スクリーン装置300の詳細について)
次に、遊技枠3Aに設けられた特別スクリーン装置300について説明する。図6は、特別スクリーン装置300を前方からみた斜視図であり、(a)は特別スクリーンが巻き取られ最下段にある状態の図、(b)は特別スクリーンが引き出され最上段にある状態の図である。図7は、特別スクリーン装置300を前方からみた分解斜視図である。図8は、特別スクリーン装置300を後方からみた分解斜視図である。
次に、遊技枠3Aに設けられた特別スクリーン装置300について説明する。図6は、特別スクリーン装置300を前方からみた斜視図であり、(a)は特別スクリーンが巻き取られ最下段にある状態の図、(b)は特別スクリーンが引き出され最上段にある状態の図である。図7は、特別スクリーン装置300を前方からみた分解斜視図である。図8は、特別スクリーン装置300を後方からみた分解斜視図である。
特別スクリーン装置300は、前部カバー体310と後部カバー体340とが組み合わされて特別スクリーン装置300の筐体を構成する。上下方向に移動する移動体としての昇降フレーム500が、図6(a)に示すように最低位置にある状態では、特別スクリーン600は収納状態にある。そのため、右垂直部材311と左垂直部材312との間は開放されており、前方から図1に示すスクリーン5を視認することができる。
図6(a)の状態から、昇降フレーム500が上方に移動することに伴い、昇降フレーム500に一辺が取り付けられた特別スクリーン600、装飾用バナー511、及び装飾用バナー512が上方に引き出される。そして、図6(b)に示すように、特別スクリーン600は、右垂直部材311と左垂直部材312との間に展開され、図1に示すスクリーン5の前方を覆う。このように、昇降フレーム500が最高位置にある場合、スクリーン5は最上段にある特別スクリーン600覆われ視認することができない。装飾用バナー511及び装飾用バナー512は、特別スクリーン600の左右に設けられ、引き出された特別スクリーン600を装飾する。なお、図6(a)に示すように、最低位置にある昇降フレーム500は、前方から視認することができない状態にあることから、その位置を待機位置と記載することがあるものとする。また、図6(b)に示すように、最高位置にある昇降フレーム500は、前方から視認することができる状態にあることから、その位置を演出位置と記載することがあるものとする。
図7、図8に示すように、前部カバー体310は、左右に横たわる水平部材313と、水平部材313から立設した右垂直部材311及び左垂直部材312とを有している。これにより、前部カバー体310は、前方から見ると略コの字状をなしている。後部カバー体340も、前部カバー体310と同様に、略コの字状をなしている。前部カバー体310と後部カバー体340とを組み合わせることで、内部にスクリーン機構400を収容するための空間が形成される。前部カバー体310には、図8に示すように、円柱状の巻取装置700を収容するために前方に向けて湾曲した収容部313aが形成されている。前部カバー体310及び後部カバー体340は、スクリーン機構400を保持するとともに、図14に示す緩衝体351〜354及び検出センサ355〜358を保持する。
右垂直部材311には前方から右係止装置320が取り付けられ、左垂直部材312には前方から左係止装置330が取り付けられている。なお、右係止装置320と左係止装置330とは同様の構成を有しているため、以下では右係止装置320の構成について説明する。図9は、右係止装置320を後方からみた分解斜視図である。右係止装置320は、保持具321と、保持具321に収容されたソレノイド322と、ソレノイド322のプランジャ323に取り付けられた接続部324と、接続部324に接続された可動部325とを有している。
保持具321は、右係止装置320の各部品を内部に保持した状態で、前部カバー体310に取り付けられている。ソレノイド322は、取付ねじ326によって保持具321の内部に取り付けられている。ソレノイド322は、電流をON/OFFすることで、プランジャ323を上下に移動させることができる。このように、上下に移動するプランジャ323の先端には接続部324が取り付けられている。接続部324は、プランジャ323の上下方向の動きに連動する。接続部324には、左方に向けて突出した突起部324aが形成されている。この突起部324aは、可動部325に形成された長孔325aに挿入されている。可動部325は、保持具321に形成された収容部321aに前後方向に移動可能に収容されている。可動部325は、前後方向に対して傾斜した長軸を有する長孔325aと、後方に突出した三角形状のストッパ325bとを有している。長孔325aを右方からみると、その長軸は前下から後上に向けて延びている。長孔325aには、接続部324の突起部324aが挿通されている。なお、接続部324は、ソレノイド322に接続されており前後方向には移動することはない。そのため、ソレノイド322の電流がON/OFFされて接続部324が上下方向に移動すると、可動部325が前後方向に移動することによって、突起部324aが長孔325a内を移動する。例えば、接続部324が下方へと移動すると、可動部325は後方へと移動する。一方、接続部324が上方へと移動すると、可動部325は前方へと移動する。
なお、前部カバー体310には、図7、8に示すように、ストッパ用開口311a及びストッパ用開口312aが形成されている。前部カバー体310に取り付けられた右係止装置320のストッパ325bは、ストッパ用開口311aに挿通されている。そして、ソレノイド322の電流がON/OFFされることで、ストッパ325bはストッパ用開口311a内で前後方向に移動する。ストッパ用開口312aにおいても、左係止装置330のストッパ335bが前後方向に移動する。
(スクリーン機構について)
図10は、スクリーン機構400を前方からみた分解斜視図である。また、図11は、スクリーン機構400を後方からみた分解斜視図である。図10及び図11に示すように、スクリーン機構400は、昇降フレーム500を上下動させる機構を左右に1つずつ有している。まず、右側の機構について説明する。
図10は、スクリーン機構400を前方からみた分解斜視図である。また、図11は、スクリーン機構400を後方からみた分解斜視図である。図10及び図11に示すように、スクリーン機構400は、昇降フレーム500を上下動させる機構を左右に1つずつ有している。まず、右側の機構について説明する。
スクリーン機構400は、昇降フレーム500を上下動させる際のガイド軸となる右ガイドバー405を有している。右ガイドバー405の外周面には、螺旋状のねじ山が切られている。右ガイドバー405の上端は、前部カバー体310に固定された軸受409により回動可能に支持されている。また、右ガイドバー405の下端には、従動ギア404が固定されている。従動ギア404は、モータ取付部401に回動可能に取り付けられている。
モータ取付部401は、昇降モータ402を保持した状態で、図6等に示す前部カバー体310に取り付けられている。昇降モータ402は、例えばステッピングモータであり、特別スクリーン制御基板135(図2)により動作/非動作が制御される。昇降モータ402は、駆動パルスに同期して回動するため、駆動軸(不図示)を所定の角度だけ回動させることができる。駆動軸(不図示)は、モータ取付部401を貫通し、従動ギア404と噛み合った駆動ギア403と連結されている。これにより、昇降モータ402が駆動することにより、下端に従動ギア404が取り付けられた右ガイドバー405を回動させることができる。
右ガイドバー405には、右第1スライダ410、右第2スライダ420、及び昇降部406が挿通されている。
右第1スライダ410には、図11に示すように、2つのガイドバー挿通孔411、412が形成されている。ガイドバー挿通孔411及びガイドバー挿通孔412の孔径は、右ガイドバー405の最大径よりも大きい。そのため、右第1スライダ410は、挿通された右ガイドバー405の延設方向に沿って自在にスライドすることができる。ガイドバー挿通孔411とガイドバー挿通孔412とを上下方向に間隔をあけて形成されている。これにより、右第1スライダ410がスライドする際の姿勢を安定させることができる。
右第1スライダ410は、図10に示すように、ばね408の一端が取り付けられるばね取付部413と、図8に示す右係止装置320のストッパ325bと当接する係止突起414と、回動自在に設けられた中間ギア415と、後述する第1緩衝体351(図14)に当接する当接部416と、右下検出センサ355(図14)により検出される検出片417とを有している。回動自在に設けられた中間ギア415は、前部カバー体310に固定された固定ラック407と噛みあっている。
右第2スライダ420は、昇降フレーム500の右端部に取り付けられている。右第2スライダ420には、図11に示すように、2つのガイドバー挿通孔421、422が形成されている。ガイドバー挿通孔421及びガイドバー挿通孔422の孔径は、右ガイドバー405の最大径よりも大きい。そのため、右第2スライダ420は、挿通された右ガイドバー405の延設方向に沿って自在にスライドすることができる。ガイドバー挿通孔421とガイドバー挿通孔422とは、上下方向に間隔をあけて形成されている。これにより、右第2スライダ420がスライドする際の姿勢を安定させることができる。
右第2スライダ420は、図10に示すように、上下方向に形成されたラックギア部423と、後述する第2緩衝体352(図14)に当接する当接部424とを有している。ラックギア部423は、右第1スライダ410に設けられた中間ギア415と噛みあっている。これにより、右第1スライダ410が固定ラック407に対して上下方向に変動して中間ギア415が回動すると、右第2スライダ420は中間ギア415の回動を受けて右第1スライダ410に対して上下方向に変動する。
昇降部406は、内周面に図示しないねじ山が切られており、該ねじ山は右ガイドバー405の外周面に形成されたねじ山と噛みあっている。これにより、右ガイドバー405を回動させることにより、昇降部406は上下方向に移動する。昇降部406は、前部カバー体310に形成された上下方向に延びる図示しないガイド溝に差し込まれる差込片406aと、後述する右上検出センサ356(図14)に検出させる検出片406bとを有している。差込片406aが前部カバー体310に形成されたガイド溝(不図示)に差し込まれていることにより、昇降部406は、右ガイドバー405の回動によって回動することなく、姿勢を保持したまま上下方向に移動する。このように、昇降部406は、右ガイドバー405を回動させることにより、上下方向に移動する。
ばね408は、例えば引張コイルばねであり、その一端は右第1スライダ410に形成されたばね取付部413に取り付けられている。一方、ばね408の他端は、図7及び図8に示す前部カバー体310のばね取付部311bに取り付けられている。ばね408は、上下方向に移動する右第1スライダ410が最高位置にあるときも(最も短くなる状態においても)、伸びた状態となるように自然長が設定されている。これにより、右第1スライダ410は、常にばね408によって上方に付勢された状態にされる。
次に、昇降フレーム500を上下動させる左側の機構について説明する。
スクリーン機構400は、昇降フレーム500を上下動させる際のガイド軸となる左ガイドバー455を有している。左ガイドバー455の外周面には、螺旋状のねじ山が切られている。左ガイドバー455の上端は、前部カバー体310に固定された軸受459により回動可能に支持されている。また、左ガイドバー455の下端には、従動ギア454が固定されている。従動ギア454は、モータ取付部451に回動可能に取り付けられている。
モータ取付部451は、昇降モータ452を保持した状態で、図6等に示す前部カバー体310に取り付けられている。昇降モータ452は、例えばステッピングモータであり、特別スクリーン制御基板135(図2)により動作/非動作が制御される。昇降モータ452は、駆動パルスに同期して回動するため、駆動軸(不図示)を所定の角度だけ回動させることができる。駆動軸(不図示)は、モータ取付部451を貫通し、従動ギア454と噛み合った駆動ギア453と連結されている。これにより、昇降モータ452が駆動することにより、下端に従動ギア454が取り付けられた左ガイドバー455を回動させることができる。
左ガイドバー455には、左第1スライダ460、左第2スライダ470、及び昇降部456が挿通されている。
左第1スライダ460には、図11に示すように、2つのガイドバー挿通孔461、462が形成されている。ガイドバー挿通孔461及びガイドバー挿通孔462の孔径は、左ガイドバー455の最大径よりも大きい。そのため、左第1スライダ460は、挿通された左ガイドバー455の延設方向に沿って自在にスライドすることができる。ガイドバー挿通孔461とガイドバー挿通孔462とを上下方向に間隔をあけて形成されている。これにより、左第1スライダ460がスライドする際の姿勢を安定させることができる。
左第1スライダ460は、図10に示すように、ばね458の一端が取り付けられるばね取付部463と、図8に示すストッパ335bと当接する係止突起464と、回動自在に設けられた中間ギア465と、後述する第3緩衝体353(図14)に当接する当接部466と、上下方向に形成された図11に示すラックギア部467と、左下検出センサ357(図14)により検出される検出片468とを有している。回動自在に設けられた中間ギア465は、前部カバー体310に固定された固定部480のラックギア部481と噛みあっている。また、ラックギア部467(図11)は、固定部480の後述する小径ギア482(図10)と噛みあっている。
左第2スライダ470は、昇降フレーム500の左端部に取り付けられている。左第2スライダ470には、図11に示すように、2つのガイドバー挿通孔471、472が形成されている。ガイドバー挿通孔471及びガイドバー挿通孔472の孔径は、左ガイドバー455の最大径よりも大きい。そのため、左第2スライダ470は、挿通された左ガイドバー455の延設方向に沿って自在にスライドすることができる。ガイドバー挿通孔471とガイドバー挿通孔472とは、上下方向に間隔をあけて形成されている。これにより、左第2スライダ470がスライドする際の姿勢を安定させることができる。
左第2スライダ470は、図10に示すように、上下方向に形成されたラックギア部473と、後述する第4緩衝体354(図14)に当接する当接部474とを有している。ラックギア部473は、左第1スライダ460に設けられた中間ギア465と噛みあっている。これにより、左第1スライダ460が固定部480に対して上下方向に変動して中間ギア465が回動すると、左第2スライダ470は中間ギア465の回動を受けて左第1スライダ460に対して上下方向に変動する。
昇降部456は、内周面に図示しないねじ山が切られており、該ねじ山は左ガイドバー455の外周面に形成されたねじ山と噛みあっている。これにより、左ガイドバー455を回動させることにより、昇降部456は上下方向に移動する。昇降部456は、前部カバー体310に形成された上下方向に延びる図示しないガイド溝に差し込まれる差込片456aと、後述する左上検出センサ358(図14)に検出される検出片456bとを有している。差込片456aが前部カバー体310に形成されたガイド溝(不図示)に差し込まれていることにより、昇降部456は、左ガイドバー455の回動によって回動することなく、姿勢を保持したまま上下方向に移動する。このように、昇降部456は、左ガイドバー455を回動させることにより、上下方向に移動する。
ばね458は、例えば引張コイルばねであり、その一端は左第1スライダ460に形成されたばね取付部463に取り付けられている。一方、ばね458の他端は、図8に示す前部カバー体310のばね取付部312bに取り付けられている。ばね458は、上下方向に移動する左第1スライダ460が最高位置にあるときも(最も短くなる状態においても)、伸びた状態となるように自然長が設定されている。これにより、左第1スライダ460は、常にばね458によって上方に付勢された状態にされる。
固定部480は、図7等に示す前部カバー体310に固定されている。固定部480は、図10に示すように、上下方向に形成されたラックギア部481と、小径ギア482と大径ギア483とが一体的に形成された2段ギア484と、巻取装置700を回転可能に支持する軸支部485とを有している。前述したように2段ギア484の小径ギア482は、左第1スライダ460のラックギア部467(図11)と噛み合っている。一方、2段ギア484の大径ギア483は、後述する巻取装置700の回動ギア750と噛みあっている。これにより、左第1スライダ460が上下に移動するのに伴って2段ギア484は回動し、これにより巻取装置700を回動させることができる。
(昇降フレーム500の構成)
図12は、昇降フレーム500を後方からみた分解斜視図である。前述したように、昇降フレーム500には、右端部に右第2スライダ420がねじ491によってねじ止めされており、左端部に左第2スライダ470がねじ492によってねじ止めされている。これにより、昇降フレーム500は、右第2スライダ420及び左第2スライダ470とともに上下動する。昇降フレーム500は、前面に装飾が施された装飾フレーム510と、特別スクリーン600を支持するスクリーン支持部530と、特別スクリーン600をスクリーン支持部530に押えつけて保持するための押えプレート520と、装飾フレーム510とスクリーン支持部530とを接続するばね551及びばね552と、昇降フレーム500の後部を構成する後方カバー540と、を有している。
図12は、昇降フレーム500を後方からみた分解斜視図である。前述したように、昇降フレーム500には、右端部に右第2スライダ420がねじ491によってねじ止めされており、左端部に左第2スライダ470がねじ492によってねじ止めされている。これにより、昇降フレーム500は、右第2スライダ420及び左第2スライダ470とともに上下動する。昇降フレーム500は、前面に装飾が施された装飾フレーム510と、特別スクリーン600を支持するスクリーン支持部530と、特別スクリーン600をスクリーン支持部530に押えつけて保持するための押えプレート520と、装飾フレーム510とスクリーン支持部530とを接続するばね551及びばね552と、昇降フレーム500の後部を構成する後方カバー540と、を有している。
装飾フレーム510の前面には、図10に示すようにパチンコ遊技機1特有の装飾が施されている。また、装飾フレーム510には、特別スクリーン600の左右に配される装飾用バナー511及び装飾用バナー512が設けられている。装飾フレーム510の後面には、図12に示すように、ばね551の上端が引掛けられるばね固定部513と、ばね552の上端が引掛けられるばね固定部514とが形成されている。
スクリーン支持部530には、押えプレート520が特別スクリーン600の上部(上辺)を挟み込んだ状態でねじ止めされている。押えプレート520のねじ止めには、4本のねじ553が用いられている。これにより、特別スクリーン600の上部(上辺)は、スクリーン支持部530によって支持される。また、スクリーン支持部530には、ばね551の下端が固定されるばね固定部531と、ばね552の下端が固定されるばね固定部532とが形成されている。これにより、スクリーン支持部530は、ばね551及びばね552を介して装飾フレーム510から吊り下げられた状態にある。そのため、特別スクリーン600が下方へ引っ張られると、ばね551及びばね552が伸び、特別スクリーン600は昇降フレーム510から引き出される。一方、特別スクリーン600の下方への引っ張りがなくなると、ばね551及びばね552は元の状態に復帰し、特別スクリーン600は昇降フレーム510に引き戻される。本実施形態においては、ばね551及びばね552は、常時、特別スクリーン600から引っ張られて伸びた状態で設置されている。これにより、特別スクリーン600には、常にばね551及びばね552からの張力が作用する。これにより、特別スクリーン600にたわみ等が生じることを抑制することができる。
後方カバー540は、装飾フレーム510にねじ555によってねじ止めされている。装飾フレーム510と後方カバー540との間には、特別スクリーン600の上部(上辺)ほ保持するスクリーン支持部530の収容空間が形成されている。
(巻取装置700の構成)
図11に示すように、巻取装置700は、特別スクリーン600を外周で巻き取る芯材である大径円柱部710と、大径円柱部710に接続した小径円柱部720と、軸支部485により軸支された回動軸730と、回動軸730の先端に固定された回動ギア750と、図8に示す前部カバー体310に形成された軸支部315により軸支された回動軸740とを有している。
図11に示すように、巻取装置700は、特別スクリーン600を外周で巻き取る芯材である大径円柱部710と、大径円柱部710に接続した小径円柱部720と、軸支部485により軸支された回動軸730と、回動軸730の先端に固定された回動ギア750と、図8に示す前部カバー体310に形成された軸支部315により軸支された回動軸740とを有している。
図13は、巻取装置700の図であり、(a)は分解斜視図、(b)は(a)中の断面線b−bで切断した切断面図である。巻取装置700は、複数のねじ761により締結されて一体化される第1分割部760及び第2分割部770と、第2分割部770との間で特別スクリーン600の下部(下辺)を挟み込んで固定する押え板780とを有している。
第1分割部760は、図10に示す大径円柱部710が略2等分された大径部760aと、図10に示す小径円柱部720が略2等分された小径部760bとを有している。第1分割部760は、複数のねじ761により、第2分割部770にねじ止めされている。第1分割部760の大径部760aの断面は、図13(b)に示すように、中心角度180度を満たしておらず、そのため第1分割部760と第2分割部770との間には隙間Wが形成されている。隙間Wは、特別スクリーン600を通すための隙間である。
第2分割部770は、図13に示すように、図10に示す大径円柱部710が略2等分された大径部770aと、図10に示す小径円柱部720が略2等分された小径部770bと、回動軸730と、回動ギア750と、回動軸740とを有している。また、大径部770aには、特別スクリーン600を位置決めするための2つの突起770cが形成されている。この2つの突起770cに、特別スクリーン600の下部に形成された2つの挿通孔600bを通すことにより、特別スクリーン600の第2分割部770に対する位置決めをすることができる。このようにして位置決めされた特別スクリーン600の下部に押え板780を載置し、ねじ781によって大径部770aに締め付ける。これにより、特別スクリーン600の下部(下辺)が、第2分割部770と押え板780とにより狭持される。押え板780により第2分割部770に取り付けられた特別スクリーン600は、図13(b)に示すように、隙間Wを通り、図中時計回りに大径円柱部710に巻き回される。
なお、特別スクリーン600を外周で巻き取る大径円柱部710の外周形状は、厳密には円形ではない。大径円柱部710の外周の大部分は同一の仮想円と重なるが、図13(b)に示す大径円柱部710の非円周区間Lにある外周は、仮想円よりも内側に形成されている。そのため、大径円柱部710を、図13(b)中の反時計回りになぞると、非円周区間Lに到達したところから内側に食い込み、徐々に仮想円から離れていく。これにより、大径円柱部710の外周面には、特別スクリーン600が差し込まれた差込部782を境にして、段差tが形成されている。この段差tによって、特別スクリーン600の折り曲げ箇所600aに生じる不可避的な大径円柱部710からの浮き601を目立たなくすることができる。これにより、特別スクリーン600を巻き取った際に、浮き601部分を中心に盛り上がるといった不具合を抑制することができ、大径円柱部710をコンパクトに巻き取ることができる。
(緩衝体351〜354及び検出センサ355〜358について)
図14は、昇降フレーム500が最低位置にあるときのスクリーン機構400の分解斜視図である。また、図15は、昇降フレーム500が最高位置にあるときのスクリーン機構400の分解斜視図である。図14及び図15においては、スクリーン機構400の他に、前部カバー体310(図7)あるいは後部カバー体340(図7)に設けられた4つの緩衝体351〜354及び4つの検出センサ355〜358を図示している。
図14は、昇降フレーム500が最低位置にあるときのスクリーン機構400の分解斜視図である。また、図15は、昇降フレーム500が最高位置にあるときのスクリーン機構400の分解斜視図である。図14及び図15においては、スクリーン機構400の他に、前部カバー体310(図7)あるいは後部カバー体340(図7)に設けられた4つの緩衝体351〜354及び4つの検出センサ355〜358を図示している。
4つの緩衝体351〜354は、例えばウレタン製で、上昇する各スライダが衝突して、停止する際の衝撃を和らげる。図15に示すように、緩衝体351は右第1スライダ410と当接するように配置され、緩衝体352は右第2スライダ420と当接するように配置されている。緩衝体351は緩衝体352よりも柔らかい。同様に、緩衝体353は左第1スライダ460と当接するように配置され、緩衝体354は左第2スライダ470と当接するように配置されている。緩衝体353は緩衝体354よりも柔らかい。
4つの検出センサ355〜358は、例えば、フォトセンサであり、発光部から出射された光を検出片が遮るのを受光部が検出することによって、検出片の有無を判定する。
(スクリーン機構400の動作について)
次に、上述の構成を有するスクリーン機構400の具体的な動作について説明する。
次に、上述の構成を有するスクリーン機構400の具体的な動作について説明する。
図14に示すスクリーン機構400においては、昇降フレーム500は最低位置にあり、特別スクリーン600は巻取装置700に巻き取られた巻取状態にある。右第2スライダ420は、最低位置にある昇降部406によって押下げられた状態にある。また、左第2スライダ470は、最低位置にある昇降部456によって押し下げられた状態にある。このとき、右第1スライダ410に形成された検出片417(図10)は、右下検出センサ355により検出される。また、左第1スライダ460に形成された検出片468(図10)は、左下検出センサ357により検出される。このように、右下検出センサ355及び左下検出センサ357は、昇降フレーム500が最低位置にあるか否かを検出するためのセンサとして用いられる。
図14に示すように、昇降フレーム500が最低位置にある場合、図7に示す右係止装置320及び左係止装置330の各ソレノイドの電源はOFFにされる。これにより、右係止装置320のストッパ325bを、右第1スライダ410に形成された係止突起414に上方から当接させることができる。同様に、左係止装置330のストッパ335bを、左第1スライダ460に形成された係止突起464に上方から当接させることができる。これにより、右第1スライダ410及び左第1スライダ460の上方への移動が制限される。
図14に示す状態から、昇降フレーム500を上昇させる場合、まず、昇降モータ402及び昇降モータ452を駆動し、右ガイドバー405及び左ガイドバー455を回動させる。このとき、昇降モータ402の駆動と昇降モータ452の駆動とを同時に行ってもよいし、別々のタイミングで行ってもよい。これにより、昇降部406及び昇降部456は、各ガイドバーに沿って上昇し、やがて上端に到達する。これにより、昇降部406の検出片406bは右上検出センサ356により検出され、昇降部456の検出片456bは左上検出センサ358により検出される。このように、右上検出センサ356は、昇降部406が右ガイドバー405の上端にあるか否かを検出するためのセンサとして用いられる。また、左上検出センサ358は、昇降部456が左ガイドバー455の上端にあるか否かを検出するためのセンサとして用いられる。
このように昇降部406及び昇降部456が上昇すると、右第1スライダ410及び右第2スライダ420の上方への動きは、ストッパ325bのみによって制限され、左第1スライダ460及び左第2スライダ470の上方への動きは、ストッパ355bのみによって制限される。
次に、図7に示す右係止装置320及び左係止装置330の各ソレノイドの電源を同時にONする。これにより、ストッパ325bとストッパ355bとが前方に移動して、係止状態が解除される。
ストッパ325bによる係止状態が解除されると、右第1スライダ410は、ばね408の付勢力により右ガイドバー405に沿って上方に引き上げられる。この時、右第1スライダ410に取り付けられた中間ギア415は、前部カバー体310(図7)に固定された固定ラック407と噛みあっているため、矢印Y1の方向に回動しながら上方に移動する。さらに中間ギア415は、右第2スライダ420のラックギア部423と噛みあっている。これにより、右第2スライダ420は、中間ギア415の回動を受けて右第1スライダ410に対して上昇する。そのため、右第2スライダ420の上昇速度は、右第1スライダ410の上昇速度よりも速い。
やがて、右第1スライダ410が緩衝体351と衝突し、その後、右第2スライダ420が緩衝体352と衝突する。これにより、右第1スライダ410及び右第2スライダ420は停止する。なお、本実施形態においては、右第1スライダ410が緩衝体351に衝突するタイミングが、右第2スライダ420が緩衝体352に衝突するタイミングよりも早くなるように、各緩衝体を配置している。また、スライダと早く衝突する緩衝体351は、遅く衝突する緩衝体352よりも柔らかい材質のものから構成されている。
同様に、ストッパ335bによる係止状態が解除されると、左第1スライダ460は、ばね458の付勢力により左ガイドバー455に沿って上方に引き上げられる。この時、左第1スライダ460に取り付けられた中間ギア465は、固定部480のラックギア部481と噛みあっているため、回動しながら上方に移動する。さらに中間ギア465は、左第2スライダ470のラックギア部473(図15)と噛みあっている。これにより、左第2スライダ470は、中間ギア465の回動を受けて左第1スライダ460に対して上昇する。そのため、左第2スライダ470の上昇速度は、左第1スライダ460の上昇速度よりも速い。
やがて、左第1スライダ460が緩衝体353と衝突し、その後、左第2スライダ470が緩衝体354と衝突する。これにより、左第1スライダ460及び左第2スライダ470は停止する。なお、左側の機構においても、左第1スライダ460が緩衝体353に衝突するタイミングが、左第2スライダ470が緩衝体354に衝突するタイミングよりも早くなるように、各緩衝体を配置している。また、スライダと早く衝突する緩衝体353は、遅く衝突する緩衝体354よりも柔らかい材質のものから構成されている。
このように、ストッパ325bとストッパ335bとの係止状態の解除は同時に行われる。そのため、左右の移動機構は同時に上昇するため、昇降フレーム500は、その姿勢が保持されたまま上昇する。昇降フレーム500の上昇に伴い、特別スクリーン600が引き出される。このようにして、昇降フレーム500は最高位置まで一気に上昇し、特別スクリーン600を最上段の位置とすることができる。
なお、昇降フレーム500の上昇に合わせて、巻取装置700は回動する。前述したように、上昇する左第1スライダ460に形成されたラックギア467(図11)は、2段ギア484の小径ギア482(図10)と噛みあっている。さらに2段ギア484の大径ギア483(図10)は、巻取装置700の回動ギア750と噛みあっている。これにより、左第1スライダ460が上昇すると、固定部480に取り付けられた2段ギア484が回動し、回動ギア750を有する巻取装置700を回動させる。このように、昇降フレーム500の上下動と巻取装置70の回動動作とを連動させることができるため、特別スクリーン600を撓ませたりすることなく、引き出したり巻き取ったりすることができる。
図15に示す状態から、昇降フレーム500を下降させる場合、まず、昇降モータ402及び昇降モータ452を上記とは逆の方向に駆動する。これにより、昇降部406は、右第2スライダ420を押下げながら下降するとともに、昇降部456は、左第2スライダ470を押下げながら下降する。これにより、昇降フレーム500は下降し、特別スクリーン600は、回動する巻取装置700に巻き取られていく。そして、図14に示すように、昇降フレーム500を最低位置となる位置まで下降させて昇降モータ402及び昇降モータ452を停止する。昇降フレーム500が最低位置まで移動すると、右第1スライダ410に形成された検出片417(図10)は、右下検出センサ355により検出され、左第1スライダ460に形成された検出片468(図10)は、左下検出センサ357により検出される。
昇降フレーム等の上下動は、各検出センサ355〜358の検出結果に基づいて行ってもよいし、昇降モータ402及び昇降モータ452の駆動軸の回転角度に基づいて行ってもよい。また、両者組み合わせて制御するようにしてもよい。
(効果等について)
以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1にあっては、例えば右側の移動機構において、衝撃を吸収するための第1緩衝体351と第2緩衝体352とを、昇降フレーム500の移動方向における位置が異なるように配置している。これにより、複数箇所で当接して昇降フレーム500を停止させることができる。そのため、停止の際の衝撃を分散させることができる。左側の移動機構においても同様である。
以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1にあっては、例えば右側の移動機構において、衝撃を吸収するための第1緩衝体351と第2緩衝体352とを、昇降フレーム500の移動方向における位置が異なるように配置している。これにより、複数箇所で当接して昇降フレーム500を停止させることができる。そのため、停止の際の衝撃を分散させることができる。左側の移動機構においても同様である。
また、昇降フレーム500が移動することに伴い引き出された特別スクリーン600に、プロジェクタ32が投影する画像を映し出すことにより、遊技者を魅了する演出を行うことができる。また、昇降フレーム500が停止する際の衝撃を和らげることができるので、特別スクリーン600に投影される画像の乱れを抑制することができる。
また、昇降フレーム500の移動手段として、スライド移動する右第1スライダ410と、右第1スライダ410に対して同一方向にスライド移動する右第2スライダ420とを設けている。そして昇降フレーム500を、右第2スライダ420に取り付けている。このように、2つのスライダを介して昇降フレーム500を移動させる構成とすることで、1つのスライダで同一の移動範囲を確保する場合と比べて、コンパクトな構成とすることができる。
また、第1緩衝体351を右第1スライダ410と当接するように、第2緩衝体352を右第2スライダ420と当接するように配置している。このように、スライド移動するスライダに当接部を設けているため、複数箇所を当接させることが容易となる。これにより、昇降フレーム500を安定させて停止させることができるとともに、停止の際の衝撃を和らげることができる。
また、ばね408によって上方に付勢した右第1スライダ410の上方への移動を規制するストッパ325bを設けている。これにより、ストッパ325bによる規制を解除することで、右第1スライダ410を上方に引き上げられ、昇降フレーム500及び特別スクリーン600を勢いよく上方に引き上げることができる。これにより、特別スクリーン600を用いた演出効果を高めることができる。
また、昇降フレーム500を、右第1スライダ410に対して同一方向にスライド移動する右第2スライダ420に設けているため、昇降フレーム500及び特別スクリーン600の上昇スピードを高めることができる。
また、第1緩衝体351は、第2緩衝体352が右第2スライダ420の当接部424に当接するよりも先に、右第1スライダ410の当接部416に当接するように配置している。上述したように、右第1スライダ410は、右第2スライダよりも上昇速度は遅い。そのため、先に上昇速度の遅い右第1スライダ410を緩衝体351に当接させることで発生する衝撃を抑制するとともに、右第2スライダ420の上昇速度を弱めることできる。そして、右第2スライダ420は、上昇速度を弱めた後で、第2緩衝体352と当接させる構成としている。これにより、昇降フレーム500を停止させる際の衝撃を和らげることができる。
また、先に当接する第1緩衝体351を、後に当接する第2緩衝体352よりも柔らかい材質のものから構成することで、当接した際の衝撃を和らげることができる。また、後に当たる第2緩衝体352を硬くしておくことで、上昇速度が弱まった右第2スライダ420を確実に停止させることができる。
また、昇降フレーム500の右端に右第2スライダ420が取り付けられ、左端に左第2スライダ470が取り付けられ、昇降フレーム500の左右それぞれに上下方向に移動させるための移動手段が設けられている。これにより、上下動する昇降フレーム500の姿勢を安定させることができる。また、昇降フレーム500の左右に2つずつ緩衝体が設けられているため、昇降フレーム500を停止させる際の衝撃を和らげることができる。
また、大径円柱部710の外周には、特別スクリーン600の差込部782を境にして段差tが形成されている。これにより、差込部782に差し込まれた特別スクリーン600の折り曲げ箇所600aに生じる不可避的な大径円柱部710からの浮き601を目立たなくすることができる。これにより、特別スクリーン600を巻き取った際に、浮き601部分を中心とした盛り上がりを抑制でき、特別スクリーン600をコンパクトに巻き取ることができる。これにより、特別スクリーン600を、周囲の部材にこすり破損するといった不具合を抑制することができる。
また、前部カバー体310に巻取装置700を収容するための収容部313aが形成されている。これにより、巻取装置700に巻き取られた特別スクリーン600を保護することができる。また、上述のように、大径円柱部710の外周に段差tを設けることで、特別スクリーン600をコンパクトに巻き取ることができるので、収容部313aの寸法を小さくすることができる。
また、昇降フレーム500内に、特別スクリーン600に張力を作用させるばね551、及びばね552を設けている。これにより、特別スクリーン600が撓み、投影される画像が乱れるといった不具合を抑制することができる。
(他の形態について)
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上記実施の形態では、移動体の一例として特別スクリーン600とともに移動する昇降フレーム500について説明したが、他の態様の移動体であってもよい。例えば、移動体は、遊技領域に突然出現するキャラクタを模した装飾体であってもよいし、演出画像を表示する液晶表示装置であってもよい。
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上記実施の形態では、移動体の一例として特別スクリーン600とともに移動する昇降フレーム500について説明したが、他の態様の移動体であってもよい。例えば、移動体は、遊技領域に突然出現するキャラクタを模した装飾体であってもよいし、演出画像を表示する液晶表示装置であってもよい。
また、移動体の一例である昇降フレーム500の移動方向は上下方向であると説明したが、移動方向を左右方向としてもよいし、斜め方向とする構成としてもよい。また、上方に位置する昇降フレームを落下させて急停止させる構成としてもよい。この場合にも、本発明の特徴である、緩衝体及び当接部の配置態様、スライダの構成等を採用することができる。
また、昇降フレーム500を上下動させるために、同一の方向にスライドする2つのスライダを用いたが、より多くのスライダを用いて昇降フレーム500を上下動させるようにしてもよい。この場合、設置するスライダの数に合わせた緩衝体を設けるようにしてもよい。また、緩衝体と当接する順序も、移動速度の遅いスライダから当接するようにしてもよい。また、先に当接する緩衝体ほど柔らかい材質のものから構成するようにしてもよい。
また、昇降フレーム500を停止する際の衝撃を吸収するための緩衝体は、前部カバー体310等の筐体に固定されていると説明したが、取付位置は特に限定されない。例えば、緩衝体を上下方向に移動するスライダに取り付け、スライダに取り付けられた緩衝体を、筐体に設けられた当接部に当接させて停止する構成としてもよい。
また、緩衝材351〜354はウレタン製であると説明したが、ゴム材、発泡スチロール、布、あるいはゲル素材のものから構成するようにしてもよい。
なお、上記したスクリーン機構400の動作は、ばね408及びばね458の付勢力により昇降フレーム500を一気に上昇させる場合について説明したが、昇降フレーム500を昇降部406及び昇降部456の上昇に合わせて上昇させるようにしてもよい。すなわち、図14に示す状態から、ストッパ325b及びストッパ335bの係止状態を解除することで、昇降部406及び昇降部456の上昇に合わせて昇降フレーム500を上昇させることができる。このような構成とすることで、昇降フレーム500を最高位置と最低位置との間の中間位置まで上昇させた後に下降させるといった演出も可能となる。
(特別スクリーン出現演出処理の一例)
図16は、特別スクリーン出現演出処理の一例を示すフローチャートである。図16に示す特別スクリーン出現演出処理は、主に、メインスクリーン5と特別スクリーン600に所定の演出画像を投影するための処理である。演出制御用CPU120は、当該処理と併せて、特別スクリーン600の位置を制御するための特別スクリーン制御処理(図示せず)を実行する。
図16は、特別スクリーン出現演出処理の一例を示すフローチャートである。図16に示す特別スクリーン出現演出処理は、主に、メインスクリーン5と特別スクリーン600に所定の演出画像を投影するための処理である。演出制御用CPU120は、当該処理と併せて、特別スクリーン600の位置を制御するための特別スクリーン制御処理(図示せず)を実行する。
特別スクリーン制御処理では、まず、演出制御用CPU120は、特別スクリーン出現演出処理の開始に応じて、昇降フレーム500が最高位置に到達するまで昇降モータ402、452を作動し、昇降フレーム500が最高位置に到達したと判断した場合には、昇降モータ402、452を停止させる。これにより、特別スクリーン600はセット状態(特別スクリーン600が最上段にある状態)となる。続いて、演出制御用CPU120は、後述の特別スクリーン下降期間であると判断した場合、昇降モータ402、452を作動させて昇降フレーム500を下降させる。特別スクリーン600は、昇降フレーム500が下降することにより、スクリーン5の手前側において、徐々に収納されていく。続いて、演出制御用CPU120は、右下検出センサ355及び左下検出センサ357から送信される信号に基づいて、特別スクリーン600が収納されたか否かを判断する。そして、特別スクリーン600が収納されたと判断した場合には、昇降モータ402、452を停止させて、昇降フレーム500の下降を終了させる。さらに、ストッパ325b及びストッパ335bをセットして、右第1スライダ410及び左第1スライダ460の上昇移動を規制する。
それでは、図16に示す特別スクリーン出現演出処理について説明する。特別スクリーン出現演出処理において、演出制御用CPU120は、まず、特別スクリーン600が動作可能であるか否かを判定する(ステップS901)。ここで、特別スクリーン出現演出処理を開始すると、演出制御用CPU120は、前記の特別スクリーン制御処理を実行して昇降モータ402、452を作動させることで特別スクリーン600が上昇させるが、昇降モータ402、452を作動させる制御を行ったとしても、何らかの理由、例えば昇降モータ402、452と左第1スライダ460または右第1スライダ410とを連結するギアに不具合が生じたり、左第1スライダ460または右第1スライダ410と昇降フレーム500とが外れてしまったりすることが考えられる。そのため、ここで特別スクリーン出現演出を継続するか否かの判定を行う。特別スクリーン600が正常に作動しない場合には、後述の特別スクリーンリーチ演出が実行されないことになる。
特別スクリーン600が動作可能で無いと判定した場合は(ステップS901;NO)、スクリーン(メインスクリーン)5に演出画像を投影する特別スクリーン非出現演出を実行する(ステップS902)。特別スクリーン非出現演出では、特別スクリーン600の投影画像によるリーチ演出を実行することなく、代わりに、当該投影画像をスクリーン5に投影することで演出を実行する。ここで、この実施形態では、特定スーパーリーチ演出が開始されると、プロジェクタ32からの投影画像は、モノクロ態様としての第1色態様で表示される。そして、ステップS902の特別スクリーン非出現演出が実行された場合は、投影画像を第1色態様から、カラー態様としての第2色態様Cに変更する色調変更演出が実行されない。したがって、特別スクリーン非出現演出の実行時における投影画像は、モノクロ態様としての第1色態様のままとなる。色調変更演出については後に詳細に述べる。
なお、ステップS901の判定処理や、ステップS902の特別スクリーン非出現演出の実行処理を設けない構成として、仮に特別スクリーン600の駆動機構に不具合があっても投影画像による演出が継続されるようにしてもよい。前記のように、特別スクリーン600の移動を制御するための特別スクリーン制御処理は、演出画像の投影制御を行うための特別スクリーン出現演出処理とは別の処理であるため、仮に特別スクリーン600に不具合があっても投影画像による演出は継続される。
また、特別スクリーン600の移動を制御するための特別スクリーン制御処理では、右下検出センサ355及び左下検出センサ357から送信される位置信号に基づいて特別スクリーン600の収納状態を判断し、右上検出センサ356及び左上検出センサ358から送信される位置信号に基づいて、特別スクリーン600のセット状態を判断する。これに限られず、特別スクリーン600の可動範囲において、より多くのセンサを設けたり、特別スクリーン600が現在どの位置にあるか逐次検出可能なセンサ(光センサなど)を設けたりして、特別スクリーン600の可動の途中(上昇途中や下降途中)においても、特別スクリーン600の移動に何らかの不具合が生じたと判断した場合は、特別スクリーン非出現演出(ステップS902)を実行したり、所定画像の投影処理(ステップS904やS909)を実行しないようにしたり、フォーカス変更処理(ステップS905やS910)を実行しないようにしたりしてもよい。このようにすることで、特別スクリーン600に何らかの不具合が生じた場合であっても、投影画像に生じる違和感を軽減することができる。
図16に戻って、特別スクリーン600が動作可能であると判定した場合(ステップS901;YES)、演出制御用CPU120は、特別スクリーン上昇期間であるか否かを判定する(ステップS903)。特別スクリーン上昇期間は、特別スクリーン出現演出の演出内容に対応した演出制御パターンにおいて、特別スクリーン制御処理による特別スクリーン600の駆動制御と同期するように予め定められていればよい。なお、後述のステップS906、S908、S914の各処理における判定対象となる、特別スクリーン最上段停止期間、特別スクリーン下降期間、特別スクリーン収納期間などの各期間についても同様である。
特別スクリーン上昇期間であると判定した場合(ステップS903;YES)、演出制御用CPU120は、所定画像を投影する(ステップS904)。続いて、演出制御用CPU120は、プロジェクタ32に所定画像を投影させるとともに、投影される画像のフォーカスをメインスクリーン5から特別スクリーン600に変更し(ステップS905)、特別スクリーン600に応じたフォーカスに調整する。ここで、画像のフォーカスをメインスクリーン5から特別スクリーン600に変更する際には、プロジェクタ32を第1正位置から一旦原点位置に戻した後に第2正位置へと移動させる。なお、後述のステップS910の処理で、画像のフォーカスを特別スクリーン600からメインスクリーン5に変更する際には、プロジェクタ32を第2正位置から一旦原点位置に戻した後に第1正位置へと移動させる。つまり、この実施形態では、画像のフォーカス変更のために、プロジェクタ32を第1正位置と第2正位置との一方から他方に移動させる際には、原点位置を介してから目的の位置に移動させる構成を採用している。このようにすることで、投影対象に応じた焦点の位置をより正確にすることができる。そして、このようにプロジェクタ32の原点位置を介した移動によるフォーカス制御を採用した構成においては、フォーカス合わせの最中に投影画像のゆがみが生じやすい。そのため、このようにフォーカス変更の際に所定画像を表示することが特に有用であり、遊技者に与える違和感を良好に低減することができる。なお、フォーカス合わせにおいてプロジェクタ32の原点位置を介した移動を採用しなくともよい。
ステップS905の実行後や、特別スクリーン上昇期間で無い場合(ステップS903;NO)、演出制御用CPU120は、特別スクリーン600が最上段で停止している期間に応じた特別スクリーン最上段停止期間であるか否かを判定する(ステップS908)。
特別スクリーン最上段停止期間であると判定した場合(ステップS908)、演出制御用CPU120は、特別スクリーンリーチ演出を特別スクリーン600に表示して実行する(ステップS907)。
ステップS907の実行後や、特別スクリーン最上段停止期間で無い場合(ステップS908;NO)、演出制御用CPU120は、特別スクリーン600が下降中の期間に応じた特別スクリーン下降期間であるか否かを判定する(ステップS908)。
特別スクリーン下降期間であると判定した場合(ステップS908;YES)、演出制御用CPU120は、プロジェクタ32に所定画像を投影させる(ステップS909)。続いて、演出制御用CPU120は、プロジェクタ32に所定画像を投影させるとともに、投影される画像のフォーカスを特別スクリーン600からメインスクリーン5に変更し(ステップS910)、スクリーン5に応じたフォーカスに調整する。
続いて、演出制御用CPU120は、色調変更演出実行決定フラグがオン状態であるか否かを判定する(ステップS911)。そして、色調変更演出実行決定フラグがオン状態である場合は(ステップS911;YES)、色調変更演出を実行する(ステップS912)。一方、色調変更演出実行決定フラグがオフ状態である場合は(ステップS911;NO)、色調非変更演出を実行する(ステップS913)。ここで、「色調変更演出」とは、特別スクリーン600のセット状態(第1位置の一例)から収納状態(第2位置の一例)への移動に応じて、プロジェクタ32による投影画像の色調を変更する演出である。一方、「色調非変更演出」とは、特別スクリーン600の移動に応じて、プロジェクタ32による投影画像の色調を変更しない演出である。この実施形態では、色調非変更演出の実行が決定された場合は、色調変更演出が実行されないことになる。
色調変更演出は、例えば、可変表示開始設定処理(S171)において、その実行有無が決定される。ここで、可変表示開始設定処理では、演出制御用CPU120は、まず、飾り図柄の可変表示結果としての確定飾り図柄となる最終停止図柄などを決定する。演出制御用CPU120は、主基板11から伝送された変動パターン指定コマンドで示された変動パターンや、可変表示結果通知コマンドで示された可変表示結果といった、可変表示内容に基づいて、最終停止図柄を決定する。例えば、変動パターンや可変表示結果の組合せに応じた可変表示内容には、「非リーチ(ハズレ)」、「リーチ(ハズレ)」、「非確変(大当り)」、「確変(大当り)」などがある。演出制御用CPU120は、特図表示結果が「ハズレ」である場合、変動パターンが非リーチ変動パターンであれば非リーチ組合せを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定し、非リーチ変動パターンではなければリーチ組合せを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する。一方、特図表示結果が「大当り」である場合、大当り組合せを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する。この場合は、画像表示装置5の表示領域における「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rに揃って停止表示される図柄番号が同一の飾り図柄を決定する。演出制御用CPU120は、例えば、乱数回路124またはRAM122の所定領域に設けられた演出用ランダムカウンタ等により更新される各組合せの飾り図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121に予め記憶されて用意された各組合せの飾り図柄決定テーブルを参照することなどにより、各種の確定飾り図柄を決定すればよい。なお、変動パターンが擬似連変動パターンの場合には、演出制御用CPU120は、仮停止表示される飾り図柄(仮停止図柄)の組合せも決定する。演出制御用CPU120は、例えば、このような最終停止図柄の決定後に、変動パターンが「特定スーパーリーチ」に応じたものである場合に、色調変更演出の実行有無を決定する処理を実行する。なお、特定スーパーリーチ演出が実行される変動パターンの大当り期待度は高いものであることが望ましい。例えば、リーチ演出の中で最も大当り期待度が高くてもよい。このようにすることで、特別スクリーン600が出現することで遊技者の期待感を高めることができる。
演出制御用CPU120は、例えば図17に示すような決定割合で色調変更演出の実行有無を決定する。図17に示す決定例では、可変表示結果が「大当り(特定スーパーリーチ)」であるか「ハズレ(特定スーパーリーチ)」であるかに応じて、色調変更演出と色調非変更演出との実行割合が定められている。図17の例は、色調変更演出が実行される場合は、色調変更演出が実行されない場合(色調非変更演出が実行される場合)に比べて、可変表示結果が「大当り」となる可能性が高くなるように構成されている。また、色調非変更演出が実行される場合は、色調変更演出が実行される場合に比べて、可変表示結果が「ハズレ」となる可能性が高くなるように構成されている。このようにしたため、色調変更演出が実行されるか否かに注目させることができる。図17の決定例は、例えば、ROM121に予め記憶されて用意されたテーブルによって規定され、演出制御用CPU120は、乱数回路124または演出用ランダムカウンタなどにより更新される色調変更演出の決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、当該テーブルを参照することなどによって種々の決定を行う。例えば、色調変更演出実行決定フラグは、RAM122の所定領域に設けられており、色調変更演出の実行が決定された場合にオン状態にセットされ、ステップS912やS913の実行後にオフ状態にクリアされる。
ステップS912、S913の実行後や、ステップS908でNO判定であった場合、演出制御用CPU120は、特別スクリーン600が収納状態で停止している期間に応じた特別スクリーン収納期間であるか否かを判定する(ステップS914)。
特別スクリーン収納期間であると判定した場合(ステップS914;YES)、演出制御用CPU120は、当落結果表示演出をメインスクリーン5に表示することによって実行する(ステップS915)。当落結果表示演出は、特別スクリーン600が収納状態となった後、メインスクリーン5に表示される演出であり、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rに大当り組合せまたはハズレ組合せが表示される演出である。
ステップS915、S902の処理後や、特別スクリーン収納期間でないと判定した場合(ステップS914;NO)、演出制御用CPU120は、特別スクリーン出現演出処理を終了する。
(特別スクリーン出現演出動作の一例)
次に、特別スクリーン出現演出動作の一例を、図18〜図21を参照して説明する。特別スクリーン出現演出は、前記のように特定スーパーリーチ演出の実行期間に実行される。特別スクリーン600は、イニシャル動作を除いて、特別スクリーン出現演出が実行されるまでの間に出現することがなく、特別スクリーン600が出現していない状態においては、メインスクリーン5にプロジェクタ32から投影される画像が表示され、プロジェクタ32から投影される画像のフォーカスは、メインスクリーン5に応じたものとなっている。
次に、特別スクリーン出現演出動作の一例を、図18〜図21を参照して説明する。特別スクリーン出現演出は、前記のように特定スーパーリーチ演出の実行期間に実行される。特別スクリーン600は、イニシャル動作を除いて、特別スクリーン出現演出が実行されるまでの間に出現することがなく、特別スクリーン600が出現していない状態においては、メインスクリーン5にプロジェクタ32から投影される画像が表示され、プロジェクタ32から投影される画像のフォーカスは、メインスクリーン5に応じたものとなっている。
図18(A)は、飾り図柄の可変表示が開始された後、リーチが成立した状態(リーチ状態)を示している。リーチ状態においては、メインスクリーン5の左右のそれぞれの上方位置に2つの飾り図柄がリーチ図柄として表示され、その間の位置で飾り図柄が変動表示されている。左右に表示される飾り図柄は共通の「7」図柄である。また、メインスクリーン5の中央では、メインキャラクタ画像MCで表示されるメインキャラクタ(以下「メインキャラクタMC」とも称する)が表示されている。このようなリーチの成立に応じて、特定スーパーリーチに応じた演出(特定スーパーリーチ演出)が実行される。なお、特定スーパーリーチ演出は、特別スクリーンリーチ演出と、色調変更演出(又は色調非変更演出)とを含む演出である。また、この実施形態では、特定スーパーリーチ演出が開始されると、プロジェクタ32からの投影画像は、モノクロ態様としての第1色態様CL1で表示される。そして、色調変更演出が実行された場合は、投影画像のうちメインスクリーン5に表示される画像は、カラー態様としての第2色態様CL2による表示となる。この実施形態におけるカラー態様は、例えば、3原色や4原色の組み合わせによるものであり、フルカラーでの態様も含む。なお、色調変更演出が実行されない場合(つまり、色調非変更演出が実行される場合)は、例えば、特定スーパーリーチ演出が終了するまでや、飾り図柄が停止表示されるまでは、プロジェクタ32からの投影画像はモノクロ態様のままとなる。
リーチが成立すると、図18(B)に示すように、昇降フレーム500がメインスクリーン5の手前側で上昇し、特別スクリーン600がメインスクリーン5の手前側に徐々に出現してくる。昇降フレーム500が上昇して特別スクリーン600がセットされている間、演出制御用CPU120は、プロジェクタ32から投影される画像のフォーカスを、メインスクリーン5に応じたフォーカスから特別スクリーン600に応じたフォーカスに変更する。
ここで、特別スクリーン600がセットされている間は、プロジェクタ32から投影される画像の一部はメインスクリーン5に表示され、他の一部は特別スクリーン600に表示される。また、プロジェクタ32からメインスクリーン5までの距離と特別スクリーン600までの距離は異なっている。このため、特別スクリーン600がセットされているときにプロジェクタ32から投影される画像は、そのフォーカスがメインスクリーン5と特別スクリーン600との一方に応じたフォーカスとしても、他方において投影される画像はピントが合わないため、遊技者に対して違和感を与える可能性がある。
そこで、演出制御用CPU120は、特別スクリーン600がセットされているときには、図18(B)に示すように、プロジェクタ32から投影される画像として、白色無模様の所定画像を投影する。この所定画像では、人物や文字、図柄など所定の形状を遊技者に認識させる画像が含まれていないので、仮にピントがあっていなかったとしても、遊技者に与える違和感が小さなものとなる。また、この所定画像が表示されている際にフォーカスを変更したとしても、やはり遊技者に与える違和感を小さくすることができる。
そして、図19(A)に示すように、昇降フレーム500が上昇して特別スクリーン600が出現し、セット状態となるまでは、プロジェクタ32から所定画像を継続して投影する。なお、セット状態となった後でも、所定期間は所定画像を継続して投影してもよい。特別スクリーン600がセット状態となり、所定画像の投影を終了した後は、図19(B)に示すような、特別スクリーンリーチ演出を実行する。例えば、当該演出は、モノクロ態様としての第1色態様CL1で表示され、例えば、メインキャラクタMCや、図示しない他のキャラクタや、背景表示などを適宜変化させた動画態様で実行されればよい。
特別スクリーンリーチ演出が終了すると、特別スクリーン600の下降が開始される。そして、例えば、特別スクリーン600の下降開始直後に、プロジェクタ32から投影される画像のフォーカスを、特別スクリーン600からメインスクリーン5に応じたものへと変更する。この場合、特別スクリーン600が上昇する場合と同様に、フォーカスの変更タイミングに合わせて、プロジェクタ32から所定画像を投影すればよい。これにより、フォーカスを変更する際に、遊技者に与える違和感を軽減することができる。
フォーカスをメインスクリーン5に応じたものへと変更した後、図20(A)(B)に示すように、特別スクリーン600のセット状態から収納状態への移動に応じて、色調変更演出が実行される。色調変更演出は、徐々に出現領域が下方向に狭まっていく特別スクリーン600と、徐々に露出領域が下方向に拡大していくメインスクリーン5の各々に応じて実行される。具体的には、プロジェクタ32からの投影画像のうち、徐々に狭まっていく特別スクリーン600に表示される画像をモノクロ態様としての第1色態様CL1で表示しつつ、徐々に拡大していくメインスクリーン5に表示される画像をカラー態様としての第2色態様CL2で表示する。このように、特別スクリーン600の動作と連動して投影画像の色調を変化させることで、遊技興趣を向上させることができる。なお、色調非変更演出が実行された場合は、メインスクリーン5に投影される画像は、モノクロ態様としての第1色態様CL1のままで変更されない。この場合は、メインスクリーン5と特別スクリーン600とに投影される画像は、同様の第1色態様CL1のままとなる。このように、色調を変更するパターンと色調を変更しないパターンを設けることで、色調変更演出が実行されるか否かに注目させることができる。また、図17に示すように、色調変更演出が実行される場合のほうが、色調非変更演出が実行される場合よりも、大当りに制御される割合が高い。このため、遊技者に色調変更演出が実行されるか否かに、より関心を持たせることができ、遊技興趣を向上させることができる。
特別スクリーン600の下降とともに、色調変更演出が実行され、特別スクリーン600が収納状態になった後、例えば、図21(A)、(B)に示すように、特別スクリーン600に、メインキャラクタMCが表示された後に、「7」「7」「7」の大当り組合せが停止表示される。この実施形態では、図21(A)、(B)に示すメインスクリーン5に投影される画像は、カラー態様としての第2色態様CL2となる。可変表示結果が「ハズレ(特定スーパーリーチ)」に決定されていた場合には、例えば、メインキャラクタMC以外のキャラクタなどを表示した後に、ハズレ組合せ(リーチハズレ組合せ)を停止表示すればよい。例えば、ハズレとなる場合には、特別スクリーン600が収納した後に、図21(A)、(B)に示すメインスクリーン5に投影される画像を、カラー態様としての第2色態様CL2からモノクロ態様としての第1色態様CL1に戻すようにしてもよい。こうして、特別スクリーン出現演出が終了する。なお、色調変更演出が実行されない場合(つまり、色調非変更演出が実行される場合)には、投影画像は第1色態様CL1から第2色態様CL2へと変更されず、特別スクリーン600が下降しても、特別スクリーン600の下降開始前のモノクロ態様としての第1色態様CL1のままとなる。
ここで、特別スクリーン600がセット状態になり、図19(B)に示すように実行される特別スクリーンリーチ演出における演出画像と、図20(A)(B)のように色調変更演出の実行中における演出画像は、同種のものである。具体的には、色調変更演出によって色調が変更される前と後の画像とは、少なくとも、同じ演出内容を示すものであればよい。同じ演出内容を示す画像とは、例えば、図19(B)、図20(A)(B)に示すように、色調変更演出によって色調が変更される前と後の画像において、アイコン画像やキャラクタ画像(ここでは、メインキャラクタMC)が共通していたり、背景パターン(背景画像の模様など)が共通していたりすればよい。また、共通の画像を用いて無くとも、特定スーパーリーチ演出や特別スクリーンリーチ演出におけるストーリーが色調変更演出中も引き継がれていることで、色調変更演出によって色調が変更される前と後の画像が同じ演出内容を示していてもよい。また、この実施形態では、特定スーパーリーチ演出の進行中に色調変更演出が実行可能であり、映像(動画)が演出に応じて進行していく過程で色調変更演出が実行されるが、変形例として、色調変更演出の実行中に演出画像が静止画態様で表示され、色調変更演出によって色調が変更される前と後の画像が、色調が異なる他は全く同じとしてもよい。なお、以上では、特別スクリーン600がセット状態である際にモノクロ態様としての第1色態様CL1で投影画像を表示し、特別スクリーン600の下降に応じて徐々に露出していくメインスクリーン5に投影する画像をカラー態様としての第2色態様CL2とした例を説明したが、カラー態様からモノクロ態様へと変更するようにしてもよい。つまり、特別スクリーン600がセット状態である際にカラー態様としての第1色態様CL1で投影画像を表示し、特別スクリーン600の下降に応じて徐々に露出していくメインスクリーンに投影する画像をモノクロ態様としての第2色態様CL2としてもよい。
また、第1色態様CL1と第2色態様CL2とは、その一方がモノクロ態様で、他方がカラー態様であるものに限られない。第1色態様CL1と第2色態様CL2とは、遊技者が「色合いや色味が変化した」と認識可能な差を出すことができれば、互いに様々な態様を採用することができる。例えば、第1色態様CL1と第2色態様CL2の一方がカラー態様で、他方がモノクロではない単色態様(例えば、単一色(赤など)でのグラデーションで表される態様)であってもよい。また、第1色態様CL1と第2色態様CL2の一方がモノクロで他方がモノクロではない単色態様であってもよいし、一方が赤による単色態様で他方が青による単色態様であってもよい(つまり、第1色態様CL1と第2色態様CL2とが互いに異なる単色態様であってもよい)。また、第1色態様CL1と第2色態様CL2の一方がカラー態様又はモノクロ態様で、他方がセピア態様であってもよい。また、第1色態様CL1と第2色態様CL2の一方と他方がネガポジ反転の関係であってもよい。また、第1色態様CL1と第2色態様CL2の一方と他方とが、彩度と明度とコントラストとの少なくともいずれかが異なっていることで、遊技者に色調の変更を認識可能な差を出すようにしてもよい。
また、色調変更演出において、徐々に露出していくメインスクリーン5に投影される画像の全てが第2色態様CL2で表示されなくともよい。つまり、色調変更演出において、メインスクリーン5に投影される画像の少なくとも一部が第2色態様CL2で表示されればよい。例えば、遊技において重要な情報を示す画像については、第2色態様CL2に変更せずに第1色態様CL1のままとし、それ以外の画像について色調変更演出を実行し、第2色態様CL2としてもよい。例えば、飾り図柄(図20(A)(B)においては「7」の数字)や、いわゆる第4図柄や、大入賞口が遊技領域の右側にある場合の右打ち報知画像などについては、第2色態様CL2に変更せずに第1色態様CL1のままとし、メインキャラクタMCや背景画像について色調変更演出を実行し、第2色態様CL2としてもよい。つまり、飾り図柄などについては、色調変更演出時にも色態様が変更されないようにしてもよい。このようにすれば、遊技において重要な情報を示す画像が変化することの違和感を低減することができる。逆に、メインキャラクタMCなどのキャラクタ画像や背景画像について、第2色態様CL2に変更せずに第1色態様CL1のままとし、飾り図柄などの遊技において重要な情報を示す画像について色調変更演出を実行して、第2色態様CL2とすることで、遊技者に驚きを与えて、興趣を向上させてもよい。また、特定スーパーリーチ演出開始の際にメインスクリーン5に表示されている投影画像(図18(A)参照)や、特別スクリーンリーチ演出開始の際に特別スクリーン600に表示されている投影画像(図19(B))の全てが、第1色態様CL1でなくともよい。これらの投影画像の少なくとも一部が第1色態様CL1であればよい。
また、遊技において重要な情報を示す画像を表示する領域(重要表示領域)を、予めメインスクリーン5の端部(例えば、上側端部)などに設けておいてもよい。図19では、昇降フレーム500がメインスクリーン5の上端部まで到達し、特別スクリーン600のセット状態では、特別スクリーン600がメインスクリーン5の上端部まで至っている例を示したが、例えば、特別スクリーン600のセット状態においても特別スクリーン600に覆われない領域を設け、当該領域を重要表示領域とすればよい。このようにすれば、遊技において重要な情報を示す画像が、特別スクリーン600の挙動に左右されずに、メインスクリーン5に表示されるため、遊技者に安心感を与えることができ、ユーザフレンドリである。
また、図20(A)(B)に示す色調変更演出の実行中において、昇降フレーム500の近傍の領域については、第1色態様CL1と第2色態様CL2との中間の色態様としたり(例えば、第1色態様CL1における色座標と第2色態様CL2における色座標との平均により算出される色など)、ぼかし処理を施したりしてもよい。こうすれば、何らかの不具合により、特別スクリーン600の移動制御と色調変更演出による画像制御とにずれが生じた場合でも、そのずれを目立たなくすることができる。
また、以上では、特定スーパーリーチ演出開始の際の投影画像が、例えばモノクロ態様としての第1色態様CL1となる例を説明したが、特定スーパーリーチ演出開始の際にカラー態様であった投影画像が、特別スクリーンリーチ演出の開始に応じて第1色態様CL1となり、その後に色調変更演出が行われる場合は、次第に露出していくメインスクリーン5に投影する画像を第2色態様CL2とするなどしてもよい。また、色調変更演出が実行されて特別スクリーン600が収納状態になった後にメインスクリーン5に投影される画像は、第2色態様CL2のままであってもよいし、第1色態様CL1に戻してもよい。
また、以上では、色調変化演出(または色調非変化演出)の実行前に、プロジェクタ32から投影される画像のフォーカスを、特別スクリーン600に応じたフォーカスからメインスクリーン5に応じたフォーカスに変更する例(図16のステップS910参照)を説明したが、色調変化演出の実行中や実行後にメインスクリーン5に応じたフォーカスに変更してもよい。例えば、特別スクリーン600が収納状態となり、メインスクリーン5が完全に露出するタイミングに合わせて、急にメインスクリーン5に応じたフォーカスに変更することで、ぼやけていた投影画像が急に鮮明となる効果をもたらすことができるので、遊技者に驚きを与えることができる。また、特別スクリーン600の下降開始直後の所定画像投影(図16のステップS909参照)をあえて省略することで、ピントが合わないことによるぼやけを演出の一態様とし、遊技者に驚きを与えてもよい。同様にステップS909の所定画像の投影処理を省いてもよい。
また、以上では、特別スクリーン600がセット状態から収納状態へと移動(下降)する際に、色調変更演出を行う例を説明したが、これに限られない。特別スクリーン600が収納状態からセット状態へと移動(上昇)する際に、色調変更演出を行うようにしてもよい。また、特別スクリーン600が下降する際と上昇する際の双方において、色調変更演出を行うようにしてもよい。この場合において、特別スクリーン600がセット状態から収納状態へと下降する際に色調変更演出が可能な演出パターンと、収納状態からセット状態へと上昇する際に色調変更演出が可能な演出パターンを設け、一方の演出パターンよりも他方の演出パターンに応じた演出が実行されるときのほうが、有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御される割合が高くなるようにして、遊技興趣を向上させてもよい。
また、上記の実施形態では、特別スクリーン出現演出において、特別スクリーン装置205に設けられた昇降フレーム500は、1往復の上下動のみを行い、特別スクリーン600は1回セット状態となるが、昇降フレーム500が2往復以上の上下動を行うようにしてもよい。また、昇降フレーム500が最も高い位置と最も低い位置との間にある場合においても昇降フレームが停止したり、上下の移動方向を転換したりするようにしてもよい。そして、特別スクリーン600が、セット状態と収納状態と区間における、第1特定位置と第2特定位置との間でも移動可能であり、特別スクリーン600の第1特定位置と第2特定位置との一方から他方への移動に応じて、色調変更演出を実行可能としてもよい。つまり、色調変更演出が実行されるのは、特別スクリーン600が最も高い位置にあるセット状態と、最も低い位置にある収納状態との一方から他方への移動に限られない。
また、上記の実施形態では、特別スクリーン600は、昇降フレーム500が上昇することにより、下方から出現するが、他の方向から出現するようにしてもよい。例えば、下降フレームを下降させることにより、上方から特別スクリーンが出現するようにしてもよいし、左右側方から特別スクリーンが出現するようにしてもよい。また、これらのうちの、あるいはその他の方向を含めた方向のうちの複数の方向から特別スクリーンの断片が出現し、メインスクリーンの手前で組み合わされて特別スクリーンが出現するようにしてもよい。あるいは、メインスクリーン5が上下左右の何れかの方向に退避することによって特別スクリーンが出現するようにしてもよい。このときに、メインスクリーンが複数に分割されて、それぞれ異なる方向に、あるいは同じ方向に退避して特別スクリーンが出現するようにしてもよい。このような場合においても、特別スクリーン600の移動に応じて、色調変更演出が実行可能である。
上記のパチンコ遊技機1では、特別スクリーン600が出現する特別スクリーン出現演出は、特定スーパーリーチ変動パターンが決定された際の特定スーパーリーチ演出において実行される。特定スーパーリーチ演出が実行されると、大当り期待度が高くなる。このように、大当り期待度が高い特定スーパーリーチ演出において特別スクリーン出現演出が実行されるので、遊技の興趣を向上できる。
また、特別スクリーン出現演出を実行するにあたり、特別スクリーン600が正常に作動することを条件としている。このため、特別スクリーン出現演出において、特別スクリーン600が上昇した場合には、特別スクリーンリーチ演出を実行し、特別スクリーン600が上昇しなかった場合には、特別スクリーン非出現演出を実行する。したがって、特別スクリーン600が正常に動作していないにも関わらずフォーカス合わせを行うことで、メインスクリーン5に投影される映像に不具合が出ることを防止できる。
また、上記のパチンコ遊技機1では、電源投入時に特別スクリーン600の正常な動作を確認するための正常動作確認処理(ロングイニシャル動作を実行させる処理)を実行可能である。このとき、正常動作確認処理の実行中に、特別スクリーン600の正常な動作に基づいて、特別スクリーン600に応じたフォーカスを合わせた画像を投影している。このため、フォーカス合わせの制御が正常動作していることを確認することができる。
また、特別スクリーン600には、平面状の画像表示領域が形成されているが、メインスクリーン5のような立体状の画像表示領域が形成されていてもよい。また、特別スクリーン内において、立体状の画像表示領域が平面上の画像表示領域に対して相対的に移動するようにしてもよい。
また、画像表示領域5Xに表示される画像の下方部のコントラストが高く(濃く)されている。画像表示領域5Xにおける下方は、画像表示領域5Xの上方よりもプロジェクタ32との離間距離が長い。このため、画像表示領域5Xに表示される画像は、画像表示領域5Xの上方に表示される画像よりもぼけて映る印象が大きい。そこで、画像表示領域5Xに表示される画像の下方部のコントラストが高く(濃く)されていることにより、画像表示領域5Xに表示される画像のぼけがやわらげられる。その結果、好適に画像表現を行うことができる。なお、プロジェクタ32から投影される画像の色調の調整にあたっては、コントラストを調整してもよいし、他の調整方法によってもよい。
また、プロジェクタ32と画像表示領域5Xとの間に色補正フィルタ28Fが配置されている。このため、好適に画像表現を行うことができる。上記のパチンコ遊技機1において、色補正フィルタ28Fは、反射ミラー28の表面に設けられているが、プロジェクタ32から照射された画像(光)が通過する位置であれば、色補正フィルタ28Fを反射ミラー28の表面以外の位置に設けてもよい。例えば、プロジェクタ32におけるレンズの外側に設けられていてもよいし、メインスクリーン5の表面に設けられていてもよい。あるいは、特別スクリーン600の表面に設けられていてもよい。言い換えると、色補正フィルタ28Fは、プロジェクタ32と反射ミラー28との間に配置されていてもよいし、反射ミラー28とスクリーン(メインスクリーン5及び特別スクリーン600)との間に配置されていてもよい。
メインスクリーン5の表面又は特別スクリーン600の表面に色補正フィルタ28Fを設けることにより、メインスクリーン5又は特別スクリーン600の一方に表示される画像のコントラストを容易に強調することができる。また、色補正フィルタ28Fは、色調の補正を行うことができるが、色の三属性のうちの他の要素、例えば色相を調整できるものでもよい。また、色補正フィルタ28Fに代えて、プロジェクタ32から投影される画像における色の三属性以外の特性を調整できるようにしてもよいし、色の三属性を適宜組み合わせて調整できるものでもよい。
また、色調の偏りを調整するにあたり、色補正フィルタ28Fを設ける態様に代えて、プロジェクタ32から投影される画像の色調のコントラストを調整してもよい。画像自体の色調のコントラストは、プロジェクタ32によって調整してもよいし、プロジェクタ32の調整機能によっては調整しきれない場合、またプロジェクタ32の調整機能での調整は可能であるが、他の理由、例えば制御の追随性の高さを求めるために、プロジェクタ32から投影される画像の原画像データを調整するなどの映像制御によって色調を調整してもよい。
その他にも、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変更及び修正が可能である。例えば、本発明は、いわゆる封入式遊技機にも適用することができる。
また、上記の各実施の形態では、遊技機としてパチンコ機を示したが、メダルが投入されて所定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じて複数種類の図柄を回転させ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて図柄を停止させたときに停止図柄の組合せが特定の図柄の組合せになると、所定数のメダルが遊技者に払い出されるゲーム(遊技)を実行可能なスロット機(例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、RT、AT、ART、CZ(以下、ボーナス等)のうち1以上を搭載するスロット機)にも本発明を適用可能である。このようなスロット機における画像を表示する手段として、上記各実施形態及び変形例で示したプロジェクタ、スクリーン、サブLED等を設けてもよい。
また、例えば、プリペイドカードや会員カード等の遊技用記録媒体の記録情報より特定される大きさの遊技価値である度数を使用して、遊技に使用するための遊技得点を付与するとともに、付与された遊技得点又は遊技による入賞により付与された遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技者が遊技を行う遊技機にも本発明を適用してもよい。
また、上記では、遊技機として遊技媒体を使用するものを例にしたが本発明による遊技機は、所定数の景品としての遊技媒体を払い出す遊技機に限定されず、遊技球等の遊技媒体を封入し景品の付与条件が成立した場合に得点を付与する封入式の遊技機に適用してもよい。
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
5 … スクリーン(メインスクリーン)
28 … 反射ミラー
32 … プロジェクタ
300 … 特別スクリーン装置
310 … 前部カバー体
320 … 右係止装置
325b… ストッパ
330 … 左係止装置
340 … 後部カバー体
351〜354 … 緩衝体
400 … スクリーン機構
402、452 … 昇降モータ
405 … 右ガイドバー
406、456 … 昇降部
408、458 … ばね
410 … 右第1スライダ
420 … 右第2スライダ
455 … 左ガイドバー
460 … 左第1スライダ
470 … 左第2スライダ
500 … 昇降フレーム
551、552 … ばね
600 … 特別スクリーン
700 … 巻取装置
710 … 大径円柱部
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
5 … スクリーン(メインスクリーン)
28 … 反射ミラー
32 … プロジェクタ
300 … 特別スクリーン装置
310 … 前部カバー体
320 … 右係止装置
325b… ストッパ
330 … 左係止装置
340 … 後部カバー体
351〜354 … 緩衝体
400 … スクリーン機構
402、452 … 昇降モータ
405 … 右ガイドバー
406、456 … 昇降部
408、458 … ばね
410 … 右第1スライダ
420 … 右第2スライダ
455 … 左ガイドバー
460 … 左第1スライダ
470 … 左第2スライダ
500 … 昇降フレーム
551、552 … ばね
600 … 特別スクリーン
700 … 巻取装置
710 … 大径円柱部
Claims (1)
- 移動可能な移動体と、前記移動体を待機位置と演出位置との間で移動させる移動手段と、前記移動体が前記演出位置で停止する際に生じる衝撃を吸収するための第1緩衝体及び第2緩衝体と、を有する演出装置を備え、
前記移動体が前記演出位置にあるとき、前記第1緩衝体は前記移動手段の第1当接部に当接し、前記第2緩衝体は前記移動手段の第2当接部に当接し、
前記第1緩衝体及び前記第2緩衝体は、前記移動体の移動方向における位置が異なるように設けられている、
ことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017157767A JP2019033940A (ja) | 2017-08-18 | 2017-08-18 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017157767A JP2019033940A (ja) | 2017-08-18 | 2017-08-18 | 遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019033940A true JP2019033940A (ja) | 2019-03-07 |
Family
ID=65636269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017157767A Pending JP2019033940A (ja) | 2017-08-18 | 2017-08-18 | 遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019033940A (ja) |
-
2017
- 2017-08-18 JP JP2017157767A patent/JP2019033940A/ja active Pending
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