JP2019088039A - モータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】真値に近い電圧フィードバック値を生成し、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を図る。
【解決手段】モータ制御装置1−1の位相補正器10は、LPF114の位相特性が反映された位相補正テーブル11から、電気角速度ωeに対応する位相補正角度Δθeを読み出す。加算器12は、電気角θeに位相補正角度Δθeを加算して補正後電気角θe’を求める。座標変換器115は、補正後電気角θe’に基づいて、LPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れを補償した真値に近くなる。
【選択図】図1
【解決手段】モータ制御装置1−1の位相補正器10は、LPF114の位相特性が反映された位相補正テーブル11から、電気角速度ωeに対応する位相補正角度Δθeを読み出す。加算器12は、電気角θeに位相補正角度Δθeを加算して補正後電気角θe’を求める。座標変換器115は、補正後電気角θe’に基づいて、LPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れを補償した真値に近くなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータ制御装置に関し、特に、静止座標系の3相の電圧値を回転座標系の2相の電圧値に変換するモータ制御装置に関する。
従来、q軸電圧指令及びd軸電圧指令に基づいて、モータをベクトル制御するモータ制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このモータ制御装置は、q軸電圧指令及びd軸電圧指令を3相交流電圧指令に座標変換し、3相交流電圧指令に基づいてPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調制御)のゲート信号(PWM信号)を生成する。PWMインバータは、PWM信号に基づいて、電源から供給された直流電圧を3相交流電圧に変換し、3相交流電圧をモータへ供給する。
このようなモータ制御装置では、モータへ供給された3相交流電圧を検出する電圧検出器から電圧フィードバックを入力し、当該電圧フィードバックを用いて、すべり演算制御、定出力制御、速度推定、磁束オブザーバ等の様々な処理を行う。このため、電圧フィードバックは、モータ制御装置がモータ制御を行う際に基準となる重要なデータであるといえる。
図7は、従来のモータ制御装置の構成例を示すブロック図である。このモータ制御装置100は、電気角速度算出器110、積分器111、座標変換器112,115、PWM制御器113及びLPF(Low Pass Filter:ローパスフィルタ)114を備えている。
電気角速度算出器110は、モータ101の電気角速度ωeを算出し、電気角速度ωeを積分器111に出力する。例えば、モータ101が同期電動機である場合、電気角速度算出器110は、モータ101の回転を検出するエンコーダの出力信号を入力し、当該出力信号に基づいて、電気角速度ωeを算出する。また、モータ101が誘導電動機である場合、電気角速度算出器110は、モータ101の回転を検出するエンコーダの出力信号を入力し、当該出力信号に基づいて回転周波数を算出し、回転周波数にすべり周波数を加算し、加算結果から電気角速度ωeを求める。
さらに、前述の特許文献1に記載されているように、電気角速度算出器110は、座標変換器112が入力するq軸電圧指令Vq*及びd軸電圧指令Vd*、並びに座標変換器115が出力するq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに基づいて、電気角速度ωeを算出する場合もある。
積分器111は、電気角速度算出器110から電気角速度ωeを入力し、電気角速度ωeを積分して電気角θeを求める。そして、積分器111は、電気角θeを座標変換器112,115に出力する。
座標変換器112は、q軸電圧指令Vq*及びd軸電圧指令Vd*を入力すると共に、積分器111から電気角θeを入力する。そして、座標変換器112は、電気角θeに基づいて、回転座標系の2相のq軸電圧指令Vq*及びd軸電圧指令Vd*を、静止座標系の3相のU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*及びW相電圧指令Vw*に座標変換する。座標変換器112は、U相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*及びW相電圧指令Vw*をPWM制御器113に出力する。
PWM制御器113は、座標変換器112からU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*及びW相電圧指令Vw*を入力すると共に、図示しないキャリア発生器からキャリアを入力する。そして、PWM制御器113は、U相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*及びW相電圧指令Vw*の振幅とキャリアの振幅とを比較することで、比較結果に応じて各相のPWM信号を生成する。PWM制御器113は、各相のPWM信号を図示しないPWMインバータへ出力する。
これにより、図示しないPWMインバータは、PWM制御器113からの各相のPWM信号に従って、各相の半導体スイッチング素子のゲートをオンオフする。そして、PWMインバータは、図示しない電源から供給された直流電圧を3相交流電圧(U相出力電圧Vuo、V相出力電圧Vvo及びW相出力電圧Vwo)に変換する。PWMインバータは、U相出力電圧Vuo、V相出力電圧Vvo及びW相出力電圧Vwoをモータ101へ供給する。
一方で、図示しないPWMインバータとモータ101との間に設けられた図示しない電圧検出器は、PWMインバータからモータ101へ供給された3相交流電圧を検出する。そして、モータ制御装置100は、図示しない電圧検出器により検出された3相交流電圧を、3相交流電圧フィードバック(U相電圧フィードバックVuo、V相電圧フィードバックVvo及びW相電圧フィードバックVwo)として入力する。
以下、説明の便宜のため、U相出力電圧Vuo、V相出力電圧Vvo及びW相出力電圧Vwoと、U相電圧フィードバックVuo、V相電圧フィードバックVvo及びW相電圧フィードバックVwoとは、同じ記号を用いることとする。
LPF114は、U相電圧フィードバックVuo、V相電圧フィードバックVvo及びW相電圧フィードバックVwoを入力し、これらの電圧フィードバックにLPF処理を施す。そして、LPF114は、LPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを座標変換器115に出力する。
座標変換器115は、LPF114からLPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを入力すると共に、積分器111から電気角θeを入力する。
座標変換器115は、電気角θeに基づいて、静止座標系の3相のLPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを、回転座標系の2相のq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。そして、座標変換器115は、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdを、図示しない構成部(すべり演算制御、定出力制御等の処理を行う構成部)に出力する。
図8(1)は、座標変換器112から出力されるU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*及びW相電圧指令Vw*において、U相とV相との間の電圧指令Vuv*の波形を示す図である。図8(1)から、座標変換器112から出力される電圧指令Vuv*の波形は、正弦波であることがわかる。
図8(2)は、PWMインバータから出力されるU相出力電圧Vuo、V相出力電圧Vvo及びW相出力電圧Vwoにおいて、U相とV相との間の出力電圧Vuvoの波形を示す図である。図8(2)から、PWMインバータから出力される出力電圧Vuvoの波形は、PWMインバータのスイッチング動作に伴い、チョッピングされた矩形波であることがわかる。
前述のとおり、図示しない電圧検出器は、U相電圧フィードバックVuo、V相電圧フィードバックVvo及びW相電圧フィードバックVwoとして、図8(2)に示すような矩形波を検出する。このため、モータ制御装置100は、LPF114を用いて、U相電圧フィードバックVuo、V相電圧フィードバックVvo及びW相電圧フィードバックVwoに含まれるスイッチング周波数成分をカットする。
図8(3)は、LPF114から出力されるLPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwにおいて、U相とV相との間の電圧フィードバックVuvの波形を示す図である。図8(3)から、LPF114から出力される電圧フィードバックVuvの波形は、図8(2)に示した出力電圧Vuvoからスイッチング周波数成分がカットされた波形であるが、図8(1)に示した電圧指令Vuv*の波形に比べ、正弦波上に、PWMインバータのスイッチング動作に伴って残存する細かな刻みが含まれることがわかる。
このように、モータ制御装置100は、LPF114を用いることで、電圧検出器により検出された3相交流電圧フィードバック(U相電圧フィードバックVuo、V相電圧フィードバックVvo及びW相電圧フィードバックVwo)から、スイッチング周波数成分をカットする。
しかしながら、一般にLPF114はハードウェア回路にて構成されるため、LPF処理後の3相交流電圧フィードバックには、周波数に起因する位相遅れ及び振幅減衰(利得減衰)が存在する。
図9は、LPF114の位相及び利得の特性例を示す図であり、LPF114が2次バターワースLPFである場合の特性を示す。横軸は周波数[Hz]、縦軸は位相[°]及び利得[dB]であり、遮断周波数をfc=1kHzとする。
図9に示すように、LPF114から出力される3相交流電圧フィードバックには、周波数に起因する位相遅れ及び振幅減衰が存在することがわかる。LPF処理後の3相交流電圧フィードバックに位相遅れ及び振幅減衰が存在する場合、座標変換器115により座標変換されるq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdの精度が低下する。
前述のとおり、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、すべり演算制御、定出力制御等のための基準データとして用いられるから、モータ101を駆動する際の制御精度及び制御の安定化に影響を与える重要なデータであるといえる。
このように、LPF処理後の3相交流電圧フィードバックには位相遅れ及び振幅減衰が存在することから、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdである電圧フィードバック値の精度が低下してしまう。このため、従来のモータ制御装置100では、モータ101を駆動する際の制御精度が低下し、制御の安定化の実現が困難であるという問題があった。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、真値に近い電圧フィードバック値を生成し、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を図ることが可能なモータ制御装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1のモータ制御装置は、所定のq軸電圧指令及びd軸電圧指令に基づいてモータを制御するモータ制御装置において、前記モータの電気角速度を算出する電気角速度算出器と、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度を積分し、前記モータの電気角を求める積分器と、前記積分器により求めた前記電気角に基づいて、前記q軸電圧指令及び前記d軸電圧指令を3相交流電圧指令に座標変換する第1の座標変換器と、前記第1の座標変換器により座標変換された前記3相交流電圧指令に基づいて、前記モータへ供給する3相交流電圧を生成するためのPWM信号を生成するPWM制御器と、前記3相交流電圧を検出する電圧検出器から、前記3相交流電圧を3相交流電圧フィードバックとして入力し、当該3相交流電圧フィードバックにLPF処理を施すLPFと、前記LPFの位相特性が反映され、電気角速度と位相補正角度とが対となって格納された位相補正テーブルを用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記位相補正角度を特定する位相補正器と、前記積分器により求めた前記電気角に、前記位相補正器により特定された前記位相補正角度を加算し、加算後電気角を出力する加算器と、前記加算器により出力された前記加算後電気角に基づいて、前記LPFによりLPF処理が施された前記3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバック及びd軸電圧フィードバックに座標変換する第2の座標変換器と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2のモータ制御装置は、請求項1に記載のモータ制御装置において、さらに、前記LPFの利得特性が反映され、電気角速度と利得補正係数とが対となって格納された利得補正テーブルを用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記利得補正係数を特定する利得補正器と、前記LPFによりLPF処理が施された前記3相交流電圧フィードバックに、前記利得補正器により特定された前記利得補正係数を乗算し、乗算後3相交流電圧フィードバックを出力する乗算器と、を備え、前記第2の座標変換器が、前記加算器により出力された前記加算後電気角に基づいて、前記乗算器により出力された前記乗算後3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバック及びd軸電圧フィードバックに座標変換する、ことを特徴とする。
また、請求項3のモータ制御装置は、請求項1に記載のモータ制御装置において、前記位相補正器が、前記位相補正テーブルの代わりに、前記LPFの位相特性が反映され、電気角速度と位相補正角度との間の関係が定義された数式を用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記位相補正角度を特定する、ことを特徴とする。
また、請求項4のモータ制御装置は、請求項2に記載のモータ制御装置において、前記利得補正器が、前記LPFの利得特性が反映され、電気角速度と利得補正係数との間の関係が定義された数式を用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記利得補正係数を特定する、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、真値に近い電圧フィードバック値を生成することができ、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明は、LPF114の特性を反映した位相補正テーブルを用いて電気角を補正し、補正後の電気角に基づいて、LPF処理後の3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換することを特徴とする。
これにより、LPF114にて生じる位相遅れを補償するための電気角を生成することができるから、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは真値に近くなる。したがって、LPF114にて生じる位相遅れの影響を排除することができ、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を図ることが可能となる。
また、本発明は、LPF114の特性を反映した位相補正テーブルを用いて電気角を補正し、LPF114の特性を反映した利得補正テーブルを用いてLPF処理後の3相交流電圧フィードバックを補正し、補正後の電気角に基づいて、補正後の3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換することを特徴とする。
これにより、LPF114にて生じる位相遅れを補償するための電気角、及びLPF114にて生じる振幅減衰を補償するための3相交流電圧フィードバックを生成することができるから、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは真値に近くなる。したがって、LPF114にて生じる位相遅れ及び振幅減衰の影響を排除することができ、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を一層図ることが可能となる。
〔実施例1〕
まず、実施例1について説明する。実施例1は、位相補正テーブルを用いて、LPFにて生じる位相遅れを補償するための電気角を生成し、当該電気角に基づいて、LPF処理後の3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する例である。
まず、実施例1について説明する。実施例1は、位相補正テーブルを用いて、LPFにて生じる位相遅れを補償するための電気角を生成し、当該電気角に基づいて、LPF処理後の3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する例である。
図1は、実施例1のモータ制御装置の構成例を示すブロック図である。このモータ制御装置1−1は、電気角速度算出器110、積分器111、座標変換器112,115、PWM制御器113、LPF114、位相補正器10及び加算器12を備えている。位相補正器10は、位相補正テーブル11を備えている。
電気角速度算出器110、積分器111、座標変換器112,115、PWM制御器113及びLPF114は、図7に示した構成部と同じである。電気角速度算出器110は、電気角速度ωeを積分器111及び位相補正器10に出力する。
座標変換器112は、以下の式にて、電気角θeに基づいて、回転座標系の2相のq軸電圧指令Vq*及びd軸電圧指令Vd*を、静止座標系の3相のU相電圧指令Vu*、V相電圧指令Vv*及びW相電圧指令Vw*に座標変換する。
図3は、位相補正テーブル11の構成例を示す図である。この位相補正テーブル11は、LPF114の周波数に対する位相特性が反映されたテーブルであり、電気角速度ωeと位相補正角度Δθeとが対となって予め格納されている。
LPF114の周波数に対する位相特性は既知であり、LPF114の周波数に起因する位相遅れの量も既知である。角速度ωと周波数fとの間にはω=2πfの関係がある。したがって、ユーザは、既知であるLPF114の周波数に対する位相特性に従って、電気角速度ωeと位相補正角度Δθeとの間の関係を定めることができ、位相補正テーブル11を構成することができる。
位相補正テーブル11の位相補正角度Δθeは、LPF114にて生じるU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwの位相遅れを0°に補正するための角度である。例えば図9に示した位相特性を有するLPF114を用いた場合、遮断周波数fc=1kHzのときの位相は−90°であるから、位相補正テーブル11には、電気角速度ωe=2πfc=6283rad/sに対応して、位相補正角度Δθe=90°が格納されている。
図1に戻って、位相補正器10は、電気角速度算出器110から電気角速度ωeを入力し、位相補正テーブル11から、電気角速度ωeに対応する位相補正角度Δθeを読み出す。そして、位相補正器10は、位相補正角度Δθeを加算器12に出力する。
尚、位相補正器10は、位相補正テーブル11を用いる代わりに、電気角速度ωeと位相補正角度Δθeとの間の関係が定義された数式を用いて、電気角速度ωeに対応する位相補正角度Δθeを算出するようにしてもよい。
加算器12は、積分器111から電気角θeを入力すると共に、位相補正器10から位相補正角度Δθeを入力し、電気角θeに位相補正角度Δθeを加算し、補正後電気角(加算後電気角)θe’を求める。そして、加算器12は、補正後電気角θe’を座標変換器115に出力する。
座標変換器115は、LPF114からLPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを入力すると共に、加算器12から補正後電気角θe’を入力する。
座標変換器115は、補正後電気角θe’に基づいて、静止座標系の3相のLPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを、回転座標系の2相のq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。
これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れを補償した値となる。
ここで、座標変換器115は、以下の式にて座標変換を行う。
以上のように、実施例1のモータ制御装置1−1によれば、位相補正器10は、LPF114の位相特性が反映された位相補正テーブル11を用いて、電気角速度ωeに対応する位相補正角度Δθeを特定する。加算器12は、電気角θeに位相補正角度Δθeを加算して補正後電気角θe’を求める。
座標変換器115は、補正後電気角θe’に基づいて、LPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。
これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れを補償した真値に近くなる。そして、すべり演算制御、定出力制御等の処理は、真値に近いq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdを用いて行われる。したがって、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を図ることが可能となる。
実施例1は、特に、使用周波数帯域において位相遅れが生じやすく、振幅減衰が生じ難い高次のLPF114に適用することができる。例えば図9において、周波数が300Hz以下の領域を使用周波数帯域とした場合、使用周波数帯域では、位相遅れは生じるが、利得は変化せず一定であるから、振幅減衰は生じ難い。
モータ制御装置1−1は、このようなLPF114を用いた場合、位相補正テーブル11を用いて電気角θeを補正し、LPF114にて生じた位相遅れのみを補償したq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdを生成する。これにより、位相遅れを補償するだけで、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を図ることが可能となる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2は、利得補正テーブルを用いて、LPFにて生じる振幅減衰を補償するためのLPF処理後の3相交流電圧フィードバックを生成し、位相補正テーブルを用いて生成した電気角に基づいて、当該3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバック及びd軸電圧フィードバックに座標変換する例である。
次に、実施例2について説明する。実施例2は、利得補正テーブルを用いて、LPFにて生じる振幅減衰を補償するためのLPF処理後の3相交流電圧フィードバックを生成し、位相補正テーブルを用いて生成した電気角に基づいて、当該3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバック及びd軸電圧フィードバックに座標変換する例である。
図2は、実施例2のモータ制御装置の構成例を示すブロック図である。このモータ制御装置1−2は、電気角速度算出器110、積分器111、座標変換器112,115、PWM制御器113、LPF114、位相補正器10、加算器12、利得補正器13及び乗算器15−1,15−2,15−3を備えている。位相補正器10は、位相補正テーブル11を備え、利得補正器13は、利得補正テーブル14を備えている。
電気角速度算出器110、積分器111、座標変換器112、PWM制御器113、LPF114、位相補正器10及び加算器12は、図1及び図7に示した構成部と同じである。
電気角速度算出器110は、電気角速度ωeを積分器111、位相補正器10及び利得補正器13に出力する。LPF114は、LPF処理後のU相電圧フィードバックVuを乗算器15−1に出力し、V相電圧フィードバックVvを乗算器15−2に出力し、W相電圧フィードバックVwを乗算器15−3に出力する。
図4は、利得補正テーブル14の構成例を示す図である。この利得補正テーブル14は、LPF114の周波数に対する利得特性が反映されたテーブルであり、電気角速度ωeと利得補正係数kとが対となって予め格納されている。
LPF114の周波数に対する利得特性は既知であり、LPF114の周波数に起因する振幅減衰量も既知である。したがって、ユーザは、既知であるLPF114の周波数に対する利得特性に従って、電気角速度ωeと利得補正係数kとの間の関係を定めることができ、利得補正テーブル14を構成することができる。利得補正テーブル14の利得補正係数kは、LPF114にて生じるU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwの振幅減衰を0に補正するための係数である。
図2に戻って、利得補正器13は、電気角速度算出器110から電気角速度ωeを入力し、利得補正テーブル14から、電気角速度ωeに対応する利得補正係数kを読み出す。そして、利得補正器13は、利得補正係数kを乗算器15−1,15−2,15−3に出力する。
尚、利得補正器13は、利得補正テーブル14を用いることなく、電気角速度ωeと利得補正係数kとの間の関係が定義された数式を用いて、電気角速度ωeに対応する利得補正係数kを算出するようにしてもよい。
乗算器15−1は、LPF114からLPF処理後のU相電圧フィードバックVuを入力すると共に、利得補正器13から利得補正係数kを入力する。そして、乗算器15−1は、LPF処理後のU相電圧フィードバックVuに利得補正係数kを乗算し、補正後(乗算後)のU相電圧フィードバックVu’を座標変換器115に出力する。
これにより、補正後のU相電圧フィードバックVu’は、LPF114にて生じた振幅減衰を補償した値となる。
乗算器15−2は、LPF114からLPF処理後のV相電圧フィードバックVvを入力すると共に、利得補正器13から利得補正係数kを入力する。そして、乗算器15−2は、LPF処理後のV相電圧フィードバックVvに利得補正係数kを乗算し、補正後のV相電圧フィードバックVv’を座標変換器115に出力する。
これにより、補正後のV相電圧フィードバックVv’は、LPF114にて生じた振幅減衰を補償した値となる。
乗算器15−3は、LPF114からLPF処理後のW相電圧フィードバックVwを入力すると共に、利得補正器13から利得補正係数kを入力する。そして、乗算器15−3は、LPF処理後のW相電圧フィードバックVwに利得補正係数kを乗算し、補正後のW相電圧フィードバックVw’を座標変換器115に出力する。
これにより、補正後のW相電圧フィードバックVw’は、LPF114にて生じた振幅減衰を補償した値となる。
座標変換器115は、乗算器15−1,15−2,15−3から補正後のU相電圧フィードバックVu’、V相電圧フィードバックVv’及びW相電圧フィードバックVw’を入力すると共に、加算器12から補正後電気角θe’を入力する。
座標変換器115は、補正後電気角θe’に基づいて、静止座標系の3相の補正後のU相電圧フィードバックVu’、V相電圧フィードバックVv’及びW相電圧フィードバックVw’を、回転座標系の2相のq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。
これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れ及び振幅減衰を補償した値となる。
以上のように、実施例2のモータ制御装置1−2によれば、利得補正器13は、LPF114の利得特性が反映された利得補正テーブル14を用いて、電気角速度ωeに対応する利得補正係数kを特定する。乗算器15−1,15−2,15−3は、LPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwに利得補正係数kを乗算し、補正後のU相電圧フィードバックVu’、V相電圧フィードバックVv’及びW相電圧フィードバックVw’を求める。
座標変換器115は、加算器12により求めた補正後電気角θe’に基づいて、補正後のU相電圧フィードバックVu’、V相電圧フィードバックVv’及びW相電圧フィードバックVw’を、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdに座標変換する。
これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れ及び振幅減衰を補償した真値に近くなる。そして、すべり演算制御、定出力制御等の処理は、真値に近いq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdを用いて行われる。したがって、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を一層図ることが可能となる。
実施例2は、特に、使用周波数帯域において位相遅れ及び振幅減衰が生じ易い低次のLPF114に適用することができる。モータ制御装置1−2は、このようなLPF114を用いた場合、位相補正テーブル11を用いて電気角θeを補正すると共に、利得補正テーブル14を用いてLPF処理後のU相電圧フィードバックVu、V相電圧フィードバックVv及びW相電圧フィードバックVwを補正する。そして、モータ制御装置1−2は、LPF114にて生じた位相遅れ及び振幅減衰を補償したq軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdを生成する。これにより、位相遅れ及び振幅減衰を補償することで、モータ駆動の制御精度及び安定性の向上を一層図ることが可能となる。
〔具体例〕
次に、LPF114が1次LPFである場合、及び2次LPFである場合について具体的に説明する。以下、各周波数成分における正弦波の振幅を利得という。
次に、LPF114が1次LPFである場合、及び2次LPFである場合について具体的に説明する。以下、各周波数成分における正弦波の振幅を利得という。
図10は、アクティブ型の1次LPFの構成例を示す図である。この1次LPFの遮断角周波数ωcは、ωc=1/CRで表される。Cは静電容量、Rは抵抗値を示す。また、DC利得G0=1として、1次LPFの伝達関数は以下の式にて表される。
したがって、1次LPFの場合の利得|G(jω)|及び位相θは、以下の式にて表される。
図11は、アクティブ型の2次LPFの構成例を示す図である。この2次LPFの遮断角周波数ωcは、ωc=1/√(C1R1C2R2)で表され、減衰比ζは、ζ=(1/2ωcC1)(1/R1+1/R2)で表される。C1,C2は静電容量、R1,R2は抵抗値を示す。
また、2次LPFの伝達関数は以下の式にて表される。
したがって、2次LPFの場合の利得|G(jω)|及び位相θは、以下の式にて表される。
また、LPF114が2次LPFであって、通過帯域の利得がフラットなバターワースフィルタである場合(以下、2次バターワースLPFという。)、減衰比ζは以下の式にて表される。
したがって、2次バターワースLPFである場合の利得|G(jω)|及び位相θは、以下の式にて表される。
ここで、PWMインバータのスイッチング周波数をfsw=5kHz、LPF114の遮断周波数をfc=1kHzに設定するものとする。遮断角周波数ωcは、以下の式にて算出される。
図5は、LPF114の利得特性及び位相特性の例を示す図であり、LPF114が1次LPFの場合及び2次バターワースLPFの場合を示している。PWMインバータの回転周波数fe(=ωe/2π)を最大300Hzまでとした場合(使用回転周波数帯域を300Hzまでとした場合)を想定する。
LPF114に入力する波形の周波数fがスイッチング周波数fsw=5000Hzのときの利得|G(jω)|は、1次LPFでは0.196であり、2次バターワースLPFでは0.040である。したがって、周波数fがスイッチング周波数fsw=5000Hz以上のときの利得|G(jω)|は、1次LPFでは約80%以上減衰し、2次バターワースLPFでは96%以上減衰することがわかる。
一方、PWMインバータの使用最大回転周波数である回転周波数fe=300Hzの場合、1次LPFでは利得|G(jω)|=0.958、位相θ=−16.7であり、2次バターワースLPFでは利得|G(jω)|=0.996、位相θ=−25.0である。したがって、LPF114に入力する波形の周波数fがPWMインバータの使用最大回転周波数である回転周波数fe=300Hzのとき、1次LPFでは利得|G(jω)|が4.2%減衰し、位相θが16.7°遅れることがわかる。また、2次バターワースLPFでは、利得が0.4%減衰し、位相θが25.0°遅れることがわかる。
ここで、ユーザは、図5に示した利得特性から、LPF114にて生じる利得減衰を0に補正するための利得補正係数kを計算することができる。また、ユーザは、図5に示した位相特性から、LPF114にて生じる位相遅れを0に補正するための位相補正角度Δθeを計算することができる。
図6は、図5の利得特性及び位相特性の例から得られた利得補正係数k及び位相補正角度Δθeを示す図であり、LPF114にて生じる利得減衰及び位相遅れを0にするための利得補正係数k及び位相補正角度Δθeを示している。
LPF114が1次LPFである場合、回転周波数feに対応する電気角速度ωe=2πfeと、図6のα1に示す利得補正係数kとが対のデータとして、図4に示した利得補正テーブル14に格納される。また、回転周波数feに対応する電気角速度ωe=2πfeと、図6のβ1に示す位相補正角度Δθeとが対のデータとして、図3に示した位相補正テーブル11に格納される。
一方、LPF114が2次バターワースLPFである場合、回転周波数feに対応する電気角速度ωe=2πfeと、図6のα2に示す利得補正係数kとが対のデータとして、図4に示した利得補正テーブル14に格納される。また、回転周波数feに対応する電気角速度ωe=2πfeと、図6のβ2に示す位相補正角度Δθeとが対のデータとして、図3に示した位相補正テーブル11に格納される。
このように、図6に示したデータが格納された位相補正テーブル11を用いることで、電気角θeに対し、位相補正テーブル11から読み出された位相補正角度Δθeが加算されて補正後電気角θe’が求められる。そして、補正後電気角θe’に基づいて、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdが得られる。これにより、q軸電圧フィードバックVq及びd軸電圧フィードバックVdは、LPF114にて生じた位相遅れを補償したデータとなる。
また、図6に示したデータが格納された利得補正テーブル14を用いることで、LPF処理後の3相交流電圧フィードバックに対し、利得補正テーブル14から読み出された利得補正係数kが乗算され、補正後の3相交流電圧フィードバックが求められる。これにより、補正後の3相交流電圧フィードバックは、LPF114にて生じた利得減衰を補償したデータとなる。
尚、LPF114が2次バターワースLPFである場合、図5に示したように、PWMインバータの使用最大回転周波数である回転周波数fe=300Hzまでの使用回転周波数帯域において、利得|G(jω)|はほぼ1である。この場合、LPF114にて生じる利得減衰を考慮する必要はない。したがって、LPF114が2次バターワースLPFである場合は、利得補正テーブル14を用いる必要はなく、位相補正テーブル11のみを用いる図1に示した実施例1が適用される。
1,100 モータ制御装置
10 位相補正器
11 位相補正テーブル
12 加算器
13 利得補正器
14 利得補正テーブル
15 乗算器
101 モータ
110 電気角速度算出器
111 積分器
112,115 座標変換器
113 PWM制御器
114 LPF
Vq* q軸電圧指令
Vd* d軸電圧指令
Vq q軸電圧フィードバック
Vd d軸電圧フィードバック
Vu* U相電圧指令
Vv* V相電圧指令
Vw* W相電圧指令
Vuv* U相とV相との間の電圧指令
Vuvo U相とV相との間の出力電圧
Vuo U相出力電圧、U相電圧フィードバック
Vvo V相出力電圧、V相電圧フィードバック
Vwo W相出力電圧、W相電圧フィードバック
Vuv U相とV相との間の電圧フィードバック
Vu LPF後のU相フィードバック
Vv LPF後のV相フィードバック
Vw LPF後のW相フィードバック
Vu’ 補正後のU相フィードバック
Vv’ 補正後のV相フィードバック
Vw’ 補正後のW相フィードバック
ωe 電気角速度
θe 電気角
Δθe 位相補正角度
θe’ 補正後電気角(加算後電気角)
fe 回転周波数(=ωe/2π)
k 利得補正係数
f 周波数
θ 位相
ω 角速度
G0 DC利得
|G(jω)| 利得
fc 遮断周波数
fsw スイッチング周波数
ωc 遮断角周波数
ζ 減衰比
10 位相補正器
11 位相補正テーブル
12 加算器
13 利得補正器
14 利得補正テーブル
15 乗算器
101 モータ
110 電気角速度算出器
111 積分器
112,115 座標変換器
113 PWM制御器
114 LPF
Vq* q軸電圧指令
Vd* d軸電圧指令
Vq q軸電圧フィードバック
Vd d軸電圧フィードバック
Vu* U相電圧指令
Vv* V相電圧指令
Vw* W相電圧指令
Vuv* U相とV相との間の電圧指令
Vuvo U相とV相との間の出力電圧
Vuo U相出力電圧、U相電圧フィードバック
Vvo V相出力電圧、V相電圧フィードバック
Vwo W相出力電圧、W相電圧フィードバック
Vuv U相とV相との間の電圧フィードバック
Vu LPF後のU相フィードバック
Vv LPF後のV相フィードバック
Vw LPF後のW相フィードバック
Vu’ 補正後のU相フィードバック
Vv’ 補正後のV相フィードバック
Vw’ 補正後のW相フィードバック
ωe 電気角速度
θe 電気角
Δθe 位相補正角度
θe’ 補正後電気角(加算後電気角)
fe 回転周波数(=ωe/2π)
k 利得補正係数
f 周波数
θ 位相
ω 角速度
G0 DC利得
|G(jω)| 利得
fc 遮断周波数
fsw スイッチング周波数
ωc 遮断角周波数
ζ 減衰比
Claims (4)
- 所定のq軸電圧指令及びd軸電圧指令に基づいてモータを制御するモータ制御装置において、
前記モータの電気角速度を算出する電気角速度算出器と、
前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度を積分し、前記モータの電気角を求める積分器と、
前記積分器により求めた前記電気角に基づいて、前記q軸電圧指令及び前記d軸電圧指令を3相交流電圧指令に座標変換する第1の座標変換器と、
前記第1の座標変換器により座標変換された前記3相交流電圧指令に基づいて、前記モータへ供給する3相交流電圧を生成するためのPWM信号を生成するPWM制御器と、
前記3相交流電圧を検出する電圧検出器から、前記3相交流電圧を3相交流電圧フィードバックとして入力し、当該3相交流電圧フィードバックにLPF処理を施すLPFと、
前記LPFの位相特性が反映され、電気角速度と位相補正角度とが対となって格納された位相補正テーブルを用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記位相補正角度を特定する位相補正器と、
前記積分器により求めた前記電気角に、前記位相補正器により特定された前記位相補正角度を加算し、加算後電気角を出力する加算器と、
前記加算器により出力された前記加算後電気角に基づいて、前記LPFによりLPF処理が施された前記3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバック及びd軸電圧フィードバックに座標変換する第2の座標変換器と、
を備えたことを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置において、
さらに、前記LPFの利得特性が反映され、電気角速度と利得補正係数とが対となって格納された利得補正テーブルを用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記利得補正係数を特定する利得補正器と、
前記LPFによりLPF処理が施された前記3相交流電圧フィードバックに、前記利得補正器により特定された前記利得補正係数を乗算し、乗算後3相交流電圧フィードバックを出力する乗算器と、を備え、
前記第2の座標変換器は、
前記加算器により出力された前記加算後電気角に基づいて、前記乗算器により出力された前記乗算後3相交流電圧フィードバックをq軸電圧フィードバック及びd軸電圧フィードバックに座標変換する、ことを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置において、
前記位相補正器は、
前記位相補正テーブルの代わりに、前記LPFの位相特性が反映され、電気角速度と位相補正角度との間の関係が定義された数式を用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記位相補正角度を特定する、ことを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項2に記載のモータ制御装置において、
前記利得補正器は、
前記LPFの利得特性が反映され、電気角速度と利得補正係数との間の関係が定義された数式を用いて、前記電気角速度算出器により算出された前記電気角速度に対応する前記利得補正係数を特定する、ことを特徴とするモータ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017212069A JP2019088039A (ja) | 2017-11-01 | 2017-11-01 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017212069A JP2019088039A (ja) | 2017-11-01 | 2017-11-01 | モータ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019088039A true JP2019088039A (ja) | 2019-06-06 |
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|---|---|---|---|
| JP2017212069A Pending JP2019088039A (ja) | 2017-11-01 | 2017-11-01 | モータ制御装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2019088039A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH08251987A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-09-27 | Fuji Electric Co Ltd | 3相pwmインバータの出力電圧制御方法 |
| JP2005176427A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Shinko Electric Co Ltd | インバータ |
| US20140203742A1 (en) * | 2013-01-18 | 2014-07-24 | Shimadzu Corporation | Motor driving device and vacuum pump |
-
2017
- 2017-11-01 JP JP2017212069A patent/JP2019088039A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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