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JP2018159410A - チェーンテンショナ - Google Patents

チェーンテンショナ Download PDF

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JP2018159410A
JP2018159410A JP2017056031A JP2017056031A JP2018159410A JP 2018159410 A JP2018159410 A JP 2018159410A JP 2017056031 A JP2017056031 A JP 2017056031A JP 2017056031 A JP2017056031 A JP 2017056031A JP 2018159410 A JP2018159410 A JP 2018159410A
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JP
Japan
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cylinder
plunger
peripheral surface
chain
inner peripheral
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JP2017056031A
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English (en)
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資 古川
Tasuku Furukawa
資 古川
前野 栄二
Eiji Maeno
栄二 前野
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】エンジンへの取付工数が少なく、またシリンダの内周面に偏摩耗が生じにくいチェーンテンショナを提供する。
【解決手段】シリンダ8と、一方の端部がシリンダ8内に収容され、他方の端部がシリンダ8から突出した状態でシリンダ8に挿入されたプランジャ9と、プランジャ9のシリンダ8からの突出部分に連結して設けられたチェーンガイド10とを備えるチェーンテンショナにおいて、プランジャ9を鋼で形成するとともに、シリンダ8をアルミ合金で形成し、圧力室15からオイルを導入するようにシリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14との間に形成された隙間20と、シリンダ8の内周面13に設けられた硬質皮膜29とを更に備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関のチェーン伝動装置に用いられるテンショナに関する。
自動車エンジン等の内燃機関に使用されるチェーン伝動装置として、例えば、クランクシャフトの回転をカムシャフトに伝達するものや、クランクシャフトの回転をオイルポンプやウォーターポンプやスーパーチャージャー等の補機に伝達するものや、クランクシャフトの回転をバランサシャフトに伝達するものや、ツインカムエンジンの吸気カムと排気カムを互いに連結するものなどがある。これらのチェーン伝動装置のチェーンの張力を適正範囲に保つために、チェーンテンショナが使用される(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1のチェーンテンショナは、シリンダと、一方の端部がシリンダ内に収容され、他方の端部がシリンダから突出した状態でシリンダに挿入されたプランジャとを有する。プランジャのシリンダからの突出端は、チェーンガイドに接触している。チェーンガイドは、エンジンに固定された支点軸で揺動可能に支持され、チェーンとの摩擦によるモーメント荷重を、支点軸で支持するようになっている。プランジャは、チェーンガイドのチェーンと接触する側とは反対側の面に接触し、チェーンガイドをチェーンに向けて押圧する。
この特許文献1のチェーンテンショナは、シリンダをエンジンに取り付ける作業とは別に、揺動可能なチェーンガイドをエンジンに取り付ける作業をする必要があるので、エンジンへの取付工数が多いという問題がある。
一方、特許文献2のチェーンテンショナは、シリンダと、一方の端部がシリンダ内に収容され、他方の端部がシリンダから突出した状態でシリンダに挿入されたプランジャとを有する点は、特許文献1と同様であるが、チェーンに接触するチェーンガイドが、プランジャのシリンダからの突出部分に連結して設けられている点で、特許文献1と異なる。
この特許文献2のチェーンテンショナは、チェーンガイドがプランジャに連結一体化されているので、シリンダをエンジンに取り付ける作業とは別に、チェーンガイドをエンジンに取り付ける作業をする必要がなく、エンジンへの取付工数が少ない。
特許第3635188号公報 特表2014−518997号公報
本願の発明者は、特許文献2と同様の構成のチェーンテンショナを社内で検討した。そして、チェーンテンショナの軽量化を図るため、プランジャを鋼で形成するとともに、シリンダをアルミ合金で形成した試作品を社内で製作し、その評価を行なった。
その結果、シリンダの内周面のプランジャに対する摺動部において、偏摩耗が生じやすいことが分かった。特許文献2のチェーンテンショナは、チェーンガイドがプランジャに連結されているので、チェーンとの摩擦によるモーメント荷重が、そのままプランジャに伝わってしまう。すなわち、チェーンとの摩擦によるモーメント荷重を、シリンダの内周面とプランジャの外周面とで支持するようになっている。そのため、プランジャを鋼で形成するとともに、シリンダをアルミ合金で形成した場合、シリンダの内周面に局所的に荷重が負荷され、偏摩耗が生じることが分かった。シリンダの内周面に偏摩耗が生じると、プランジャの動作が不安定になるおそれがある。一方、シリンダの内周面の偏摩耗を防止する方法として、シリンダの材質を鋳鉄とする方法が考えられるが、この方法では、チェーンテンショナの重量が重くなってしまう。
この発明が解決しようとする課題は、エンジンへの取付工数が少なく、またシリンダの内周面に偏摩耗が生じにくいチェーンテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、発明者は、チェーンとチェーンガイドの摩擦によるモーメント荷重を、アルミ合金で形成されたシリンダの内周面と、鋼で形成されたプランジャの外周面とで支持するタイプのチェーンテンショナの試作品を社内で製作した。そして、シリンダの内周面に硬質皮膜を設けるとともに、シリンダとプランジャとで囲まれた圧力室から、シリンダの内周面とプランジャの外周面の間の隙間にオイルを導入する条件で評価試験を行なったところ、チェーンとの摩擦によるモーメント荷重をシリンダの内周面とプランジャの外周面とで支持したときに、シリンダの内周面の偏摩耗がほとんど生じないことを見出した。
この知見に基づき、この発明では、以下の構成のチェーンテンショナを提供する。
シリンダと、
前記シリンダの内周面に摺動可能に支持される外周面を有し、一方の端部が前記シリンダ内に収容され、他方の端部が前記シリンダから突出した状態で前記シリンダに挿入されたプランジャと、
前記プランジャの前記シリンダからの突出部分に連結して設けられたチェーンガイドと、を備えるチェーンテンショナにおいて、
前記プランジャを鋼で形成するとともに、前記シリンダをアルミ合金で形成し、
前記シリンダと前記プランジャとで囲まれた圧力室と、
前記シリンダの外部から前記圧力室にオイルを供給する給油通路と、
前記圧力室からオイルを導入し、そのオイルで前記シリンダの内周面と前記プランジャの外周面とを潤滑するように前記シリンダの内周面と前記プランジャの外周面との間に形成された隙間と、
前記シリンダの内周面に設けられた硬質皮膜と、
を更に備えることを特徴とするチェーンテンショナ。
このようにすると、チェーンガイドが、プランジャのシリンダからの突出部分に連結されているので、シリンダをエンジンに取り付ける作業とは別に、チェーンガイドをエンジンに取り付ける作業をする必要がなく、エンジンへの取付工数が少ない。また、シリンダとプランジャとで囲まれた圧力室から、シリンダの内周面とプランジャの外周面の間の隙間にオイルが導入され、そのオイルでシリンダの内周面とプランジャの外周面とが潤滑されるとともに、シリンダの内周面に硬質皮膜が設けられているので、チェーンとチェーンガイドの摩擦によるモーメント荷重がシリンダの内周面に局所的に負荷されても、シリンダの内周面に偏摩耗が生じにくい。
前記硬質皮膜としては、アルミ合金の陽極酸化皮膜を採用すると好ましい。
このようにすると、陽極酸化皮膜は高い耐剥離性を有するため、効果的にシリンダの内周面の偏摩耗を防止することが可能である。
前記陽極酸化皮膜は、20μm以上の平均皮膜厚さを有するものを採用すると好ましい。
このようにすると、陽極酸化皮膜の硬度が高いものとなり、効果的にシリンダの内周面の偏摩耗を防止することが可能である。
前記アルミ合金としては、JISH5302に規定するアルミニウム合金ダイカスト3種またはアルミニウム合金ダイカスト12種を採用することができる。
前記隙間としては、半径方向の幅が0.015〜0.080mmの大きさに設定された円筒状の隙間を採用することができる。
このようにすると、チェーンとチェーンガイドの摩擦によるモーメント荷重を、シリンダの内周面とプランジャの外周面とで安定して支持しながら、シリンダの内周面とプランジャの外周面とを効果的に潤滑することが可能である。
前記硬質皮膜として、めっき皮膜を採用してもよい。
前記硬質皮膜として、200HV以上の硬度をもつ皮膜を採用すると効果的である。
この発明のチェーンテンショナは、チェーンガイドが、プランジャのシリンダからの突出部分に連結されているので、シリンダをエンジンに取り付ける作業とは別に、チェーンガイドをエンジンに取り付ける作業をする必要がなく、エンジンへの取付工数が少ない。また、シリンダとプランジャとで囲まれた圧力室から、シリンダの内周面とプランジャの外周面の間の隙間にオイルが導入され、そのオイルでシリンダの内周面とプランジャの外周面とが潤滑されるとともに、シリンダの内周面に硬質皮膜が設けられているので、チェーンとチェーンガイドの摩擦によるモーメント荷重がシリンダの内周面に局所的に負荷されても、シリンダの内周面に偏摩耗が生じにくい。
この発明の実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝動装置を示す部分断面図 図1のチェーンテンショナの近傍の拡大断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図3のプランジャとシリンダの摺動部を拡大して模式的に示す断面図
図1に、この発明の実施形態のチェーンテンショナ1を組み込んだチェーン伝動装置を示す。このチェーン伝動装置は、エンジンのクランクシャフト2に固定されたスプロケット3と、カムシャフト4に固定されたスプロケット5とがチェーン6を介して連結されており、そのチェーン6がクランクシャフト2の回転をカムシャフト4に伝達し、そのカムシャフト4の回転により燃焼室のバルブ(図示せず)の開閉を行なう。
エンジンが作動しているときのクランクシャフト2の回転方向は一定(図では右回転)であり、このときチェーン6は、クランクシャフト2の回転に伴ってスプロケット3に引き込まれる側(図の右側)の部分が張り側となり、スプロケット3から送り出される側(図の左側)の部分が弛み側となる。そして、チェーン6の弛み側の部分に、チェーンテンショナ1が設けられている。
チェーンテンショナ1は、エンジンブロック7に対して固定して設けられるシリンダ8と、一方の端部がシリンダ8内に収容され、他方の端部がシリンダ8から突出した状態でシリンダ8に挿入されたプランジャ9と、プランジャ9のシリンダ8からの突出部分に連結して設けられたチェーンガイド10とを有する。
図2に示すように、シリンダ8は、一端が開口し、他端が閉塞した有底筒状に形成されている。そしてシリンダ8は、チェーン6に向かって開口する姿勢で固定されている。シリンダ8は、シリンダ8の外周に一体に形成された複数の取り付け片11にボルト12を締め込むことによって、エンジンブロック7に固定されている。シリンダ8は、アルミ合金を金型に流し込むアルミダイカストで形成されている。アルミ合金としては、日本工業規格(JISH5302)に規定するアルミニウム合金ダイカスト3種(例えばADC6)またはアルミニウム合金ダイカスト12種(例えばADC12)を用いることができる。シリンダ8の内周面13は円筒面とされている。
プランジャ9は、シリンダ8内への挿入端が開口し、シリンダ8からの突出端が閉塞する有底筒状に形成されている。プランジャ9の外周面14はシリンダ8の内周面13に摺動可能に支持されている。プランジャ9の外周面14は円筒面である。プランジャ9は、鋼で形成されている。鋼としては、SCM415やSCr420等の炭素量が低い(具体的には炭素量が0.23%未満)ものが採用され、これにより、プランジャ9を鍛造加工で効率的に製造することが可能となっている。プランジャ9の外周面14は熱処理(例えば浸炭焼入れ)が施され、500HV以上の硬度をもつ硬化層とされている。
図3に示すように、シリンダ8には、シリンダ8とプランジャ9とで囲まれた圧力室15にオイルを供給する給油通路16が設けられている。給油通路16は、図示しないオイルポンプに接続され、そのオイルポンプから送り出されたオイルを圧力室15内に導入する。給油通路16の圧力室15とは反対側の端部はシリンダ8の表面に開口し、その開口部分に油圧配管接続部18(図では雌ねじ)が形成されている。給油通路16の圧力室15側の端部には、給油通路16の側から圧力室15の側へのオイルの流れのみを許容するチェックバルブ19が設けられている。
シリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14との間には、圧力室15からオイルを導入する隙間20が形成され、その隙間20に導入されたオイルでシリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14とが潤滑されるようになっている。隙間20は、半径方向の幅が0.015〜0.080mmの大きさに設定された円筒状の微小隙間である。隙間20は、圧力室15から導入したオイルをシリンダ8の外部に流出させるように、一端が圧力室15に連通し、他端がシリンダ8の外部に連通している。
圧力室15には、リターンスプリング21が組み込まれている。リターンスプリング21は圧縮コイルばねである。リターンスプリング21の一端は、チェックバルブ19を介してシリンダ8の閉塞端で支持され、リターンスプリング21の他端はプランジャ9のシリンダ8からの突出端を押圧し、その押圧によってリターンスプリング21はプランジャ9をシリンダ8から突出させる方向に付勢している。
図2、図3に示すように、チェーンガイド10は、シリンダ8やエンジンブロック7に対する連結部をもたず、プランジャ9にのみ連結されている。すなわち、チェーンガイド10は、チェーン6との摩擦によるモーメント荷重(プランジャ9の移動方向に交差する方向の荷重)がシリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14とで支持されるように、プランジャ9にのみ連結されている。
チェーンガイド10は、ベース板10aと、ベース板10aに取り付けられたシュー10bとからなる。ベース板10aは、プランジャ9のシリンダ8からの突出端に継ぎ目のない一体に形成されている。ベース板10aは、チェーン6の走行方向に沿って延びる細長い形状を有し、ベース板10aのチェーン6の走行方向に沿った中央に、プランジャ9のシリンダ8からの突出端が連結されている。ベース板10aには、シュー10bに形成された突起22が嵌合する溝23が形成されている。突起22と溝23の嵌合によってシュー10bがベース板10aに固定されている。
シュー10bは、チェーン6の走行方向に沿って延びる細長い形状を有する。シュー10bは、チェーン6に摺接する摺接案内面24と、摺接案内面24の両側に形成された一対の突条25とを有する。突条25は、チェーン6の外側面に対向するように配置され、チェーン6が摺接案内面24から脱落するのを防止している。摺接案内面24は、チェーン6に向かって膨出する断面円弧状の凸面である。
シュー10bの材質としては、繊維強化材を配合した合成樹脂を採用することができる。合成樹脂としては、例えば、ナイロン66やナイロン46などのポリアミド(PA)を使用することができる。また、合成樹脂に配合する繊維強化材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維などを使用することができる。
チェーンガイド10には、圧力室15のオイルをチェーン6とチェーンガイド10の摺接部分に供給するノズル26が形成されている。ノズル26は、ベース板10aを貫通して形成された小径孔27と、小径孔27と連通するようにシュー10bを貫通して形成された大径孔28とからなる。小径孔27の内径は、大径孔28の内径よりも小さい。大径孔28は、摺接案内面24に開口している。
図4に示すように、シリンダ8の内周面13には、硬質皮膜29が設けられている。硬質皮膜29は、200HV以上(好ましくは300HV以上、より好ましくは350HV以上)の硬度を有する。硬度はマイクロビッカース(HV0.05)である。硬質皮膜29は、ここではアルミ合金の陽極酸化皮膜(アルマイト)である。陽極酸化皮膜は、20μm以上(好ましくは30μm以上、より好ましくは35μm以上)の平均皮膜厚さを有するものを採用すると好ましい。硬質皮膜29としてめっき皮膜を採用することも可能である。
次に、このチェーンテンショナ1の動作例を説明する。
エンジン作動中に、図1に示すチェーン6の張力が大きくなると、そのチェーン6の張力によって、プランジャ9がシリンダ8内に押し込まれる方向に移動し、チェーン6の緊張を吸収する。このとき、図2、図3に示す圧力室15から隙間20を通ってオイルが流出し、そのオイルの粘性抵抗によってダンパ力が発生する。
エンジン作動中に、図1に示すチェーン6の張力が小さくなると、リターンスプリング21の付勢力によって、プランジャ9がシリンダ8から突出する方向に移動し、チェーン6の弛みを吸収する。このとき、図2、図3に示すチェックバルブ19が開き、給油通路16から圧力室15にオイルが流入する。
このチェーンテンショナ1は、チェーンガイド10が、プランジャ9のシリンダ8からの突出部分に連結されているので、シリンダ8をエンジンブロック7に取り付ける作業とは別に、チェーンガイド10をエンジンブロック7に取り付ける作業をする必要がなく、エンジンブロック7への取付工数が少ない。
また、このチェーンテンショナ1は、シリンダ8とプランジャ9とで囲まれた圧力室15から、シリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14の間の隙間20にオイルが導入され、そのオイルでシリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14とが潤滑されるとともに、シリンダ8の内周面13に200HV以上の硬度をもつ硬質皮膜29が設けられているので、チェーン6とチェーンガイド10の摩擦によるモーメント荷重がシリンダ8の内周面13に局所的に負荷されても、シリンダ8の内周面13に偏摩耗が生じにくい。
また、このチェーンテンショナ1は、硬質皮膜29としてアルミ合金の陽極酸化皮膜を採用しており、陽極酸化皮膜は高い耐剥離性を有する。そのため、効果的にシリンダ8の内周面13の偏摩耗を防止することが可能となっている。
また、このチェーンテンショナ1は、硬質皮膜29を構成する陽極酸化皮膜として20μm以上(好ましくは30μm以上、より好ましくは35μm以上)の平均皮膜厚さを有するものを採用しているので、硬質皮膜29の硬度が高い。そのため、効果的にシリンダ8の内周面13の偏摩耗を防止することが可能である。
また、このチェーンテンショナ1は、隙間20として、半径方向の幅が0.015〜0.080mmの大きさに設定された円筒状の隙間を採用しているので、チェーン6とチェーンガイド10の摩擦によるモーメント荷重を、シリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14とで安定して支持しながら、シリンダ8の内周面13とプランジャ9の外周面14とを効果的に潤滑することが可能となっている。
上記実施形態では、プランジャ9のシリンダ8からの突出部分とチェーンガイド10のベース板10aとを、継ぎ目の無い一体に形成することで、プランジャ9のシリンダ8からの突出部分にチェーンガイド10のベース板10aを連結した例を説明したが、プランジャ9のシリンダ8からの突出部分とチェーンガイド10のベース板10aとを、別体に形成し、その両者を互いに固定することで連結してもよい。
また、上記実施形態では、チェーンテンショナ1を、クランクシャフト2の回転をカムシャフト4に伝達するチェーン伝動装置に組み込んだ例を挙げて説明したが、チェーンテンショナ1は、クランクシャフト2の回転をオイルポンプやウォーターポンプやスーパーチャージャー等の補機に伝達するチェーン伝動装置や、クランクシャフト2の回転をバランサシャフトに伝達するチェーン伝動装置や、ツインカムエンジンの吸気カムと排気カムを互いに連結するチェーン伝動装置に組み込むことも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 チェーンテンショナ
8 シリンダ
9 プランジャ
10 チェーンガイド
13 内周面
14 外周面
15 圧力室
16 給油通路
20 隙間
29 硬質皮膜

Claims (7)

  1. シリンダ(8)と、
    前記シリンダ(8)の内周面(13)に摺動可能に支持される外周面(14)を有し、一方の端部が前記シリンダ(8)内に収容され、他方の端部が前記シリンダ(8)から突出した状態で前記シリンダ(8)に挿入されたプランジャ(9)と、
    前記プランジャ(9)の前記シリンダ(8)からの突出部分に連結して設けられたチェーンガイド(10)と、を備えるチェーンテンショナにおいて、
    前記プランジャ(9)を鋼で形成するとともに、前記シリンダ(8)をアルミ合金で形成し、
    前記シリンダ(8)と前記プランジャ(9)とで囲まれた圧力室(15)と、
    前記シリンダ(8)の外部から前記圧力室(15)にオイルを供給する給油通路(16)と、
    前記圧力室(15)からオイルを導入し、そのオイルで前記シリンダ(8)の内周面(13)と前記プランジャ(9)の外周面(14)とを潤滑するように前記シリンダ(8)の内周面(13)と前記プランジャ(9)の外周面(14)との間に形成された隙間(20)と、
    前記シリンダ(8)の内周面(13)に設けられた硬度をもつ硬質皮膜(29)と、
    を更に備えることを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記硬質皮膜(29)は、アルミ合金の陽極酸化皮膜である請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記陽極酸化皮膜は、20μm以上の平均皮膜厚さを有する請求項2に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記アルミ合金は、JISH5302に規定するアルミニウム合金ダイカスト3種またはアルミニウム合金ダイカスト12種である請求項2または3に記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記隙間(20)は、半径方向の幅が0.015〜0.080mmの大きさに設定された円筒状の隙間である請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  6. 前記硬質皮膜(29)は、めっき皮膜である請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  7. 前記硬質皮膜(29)は、200HV以上の硬度をもつ皮膜である請求項1から6のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
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