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JP2018146102A - チェーンテンショナ - Google Patents

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JP2018146102A
JP2018146102A JP2017045086A JP2017045086A JP2018146102A JP 2018146102 A JP2018146102 A JP 2018146102A JP 2017045086 A JP2017045086 A JP 2017045086A JP 2017045086 A JP2017045086 A JP 2017045086A JP 2018146102 A JP2018146102 A JP 2018146102A
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plunger
oil
chain tensioner
chain
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JP2017045086A
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好一 鬼丸
Koichi Onimaru
好一 鬼丸
前野 栄二
Eiji Maeno
栄二 前野
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】雄ねじと雌ねじの間への摩耗粉の噛み込みを防止することが可能なチェーンテンショナを提供する。【解決手段】横向きに配置されるシリンダ10と、シリンダ10内に軸方向に摺動可能に挿入されたプランジャ11と、プランジャ11に挿入されたスクリュロッド12と、プランジャ11をシリンダ10から突出させる方向に付勢するリターンスプリング14とを備え、シリンダ10の上面に、シリンダ10の外部の飛沫オイルをシリンダ10の内部に導入するオイル導入孔25を設けたチェーンテンショナにおいて、シリンダ10の下面に、シリンダ10の内部のオイルをシリンダ10の外部に排出するオイル排出孔26を設ける。【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関のチェーン伝動装置に用いられるチェーンテンショナに関する。
自動車エンジン等の内燃機関に使用されるチェーン伝動装置として、例えば、クランクシャフトの回転をカムシャフトに伝達するものや、クランクシャフトの回転をオイルポンプやウォーターポンプやスーパーチャージャー等の補機に伝達するものや、クランクシャフトの回転をバランサシャフトに伝達するものや、ツインカムエンジンの吸気カムと排気カムを互いに連結するものなどがある。これらのチェーン伝動装置のチェーンの張力を適正範囲に保つために、チェーンテンショナが使用される。
このチェーンテンショナとして、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のチェーンテンショナは、横向きに配置されるシリンダと、そのシリンダ内に軸方向に摺動可能に挿入された筒状のプランジャと、一方の端部がプランジャ内に収容され、他方の端部がプランジャのシリンダへの挿入端から突出した状態にプランジャに挿入されたスクリュロッドと、そのスクリュロッドのプランジャから突出する側の端面を支持するようにシリンダ内に設けられたロッドシートと、スクリュロッドの外周に形成された雄ねじと、その雄ねじにねじ係合するようにプランジャの内周に形成された雌ねじと、スクリュロッドとプランジャの間に組み込まれたリターンスプリングとを有する。リターンスプリングは、プランジャをシリンダから突出させる方向に付勢している。
このチェーンテンショナは、エンジン作動中にチェーンの張力が大きくなると、そのチェーンの張力によって、プランジャがシリンダ内に押し込まれる方向に移動し、チェーンの緊張を吸収する。このとき、プランジャの内周の雌ねじとスクリュロッドの外周の雄ねじとが互いに摺動しながら、プランジャとスクリュロッドが相対回転するので、雄ねじと雌ねじの摩擦抵抗によってダンパ作用が生じる。一方、エンジン作動中にチェーンの張力が小さくなると、プランジャがシリンダから突出する方向に移動し、チェーンの弛みを吸収する。
特許第3635188号公報
ところで、特許文献1のチェーンテンショナは、エンジン内部の飛沫オイルを、プランジャの内周の雌ねじとスクリュロッドの外周の雄ねじの間の潤滑に利用している。具体的には、このチェーンテンショナは、シリンダの外部の飛沫オイルをシリンダの内部に導入するオイル導入孔をシリンダの上面に有し、そのオイル導入孔からシリンダの内部に導入したオイルで、プランジャの内周の雌ねじとスクリュロッドの外周の雄ねじの間を潤滑するようにしている。そして、エンジン作動中、シリンダの内部は、シリンダの上面のオイル導入孔から連続的に導入される飛沫オイルで満たされ、オイルが溢れた状態となっていた。
ここで、本願の発明者らは、特許文献1の構成のチェーンテンショナにおいては、雄ねじと雌ねじの間の摺動が不安定になるおそれがあることに気付いた。すなわち、特許文献1のチェーンテンショナは、エンジン作動中、シリンダの上面のオイル導入孔から導入される飛沫オイルがシリンダの内部に溜まり、そのオイルがシリンダの外部に排出されにくい構造となっている。そのため、シリンダの内部で摩耗粉(例えば、プランジャとシリンダの摺動による摩耗粉や、スクリュロッドの雄ねじとプランジャの雌ねじの摺動による摩耗粉)が生じると、その摩耗粉がシリンダの内部に滞留しやすい。そして、シリンダの内部に滞留する摩耗粉が、スクリュロッドの雄ねじとプランジャの雌ねじの間に噛み込み、雄ねじと雌ねじの摺動が不安定になるおそれがあることに発明者らは着眼した。
この発明が解決しようとする課題は、雄ねじと雌ねじの間への摩耗粉の噛み込みを防止することが可能なチェーンテンショナを提供することである。
上記課題を解決するため、この発明では、以下の構成のチェーンテンショナを提供する。
横向きに配置されるシリンダと、
前記シリンダ内に軸方向に摺動可能に挿入され、前記シリンダ内への挿入端が開口し、前記シリンダからの突出端が閉塞した筒状のプランジャと、
一方の端部が前記プランジャ内に収容され、他方の端部が前記プランジャの前記シリンダへの挿入端から突出した状態に前記プランジャに挿入されたスクリュロッドと、
前記スクリュロッドの外周に形成された雄ねじと、
前記雄ねじにねじ係合するように前記プランジャの内周に形成された雌ねじと、
前記スクリュロッドと前記プランジャの間に組み込まれ、前記プランジャを前記シリンダから突出させる方向に付勢するリターンスプリングと、を備え、
前記シリンダの上面に、前記シリンダの外部の飛沫オイルを前記シリンダの内部に導入するオイル導入孔を設けたチェーンテンショナにおいて、
前記シリンダの下面に、前記シリンダの内部のオイルを前記シリンダの外部に排出するオイル排出孔を設けたことを特徴とするチェーンテンショナ。
このようにすると、エンジン作動中、シリンダの上面のオイル導入孔からシリンダの内部に導入された飛沫オイルが、シリンダの下面のオイル排出孔を通ってシリンダの外部に排出される。そのため、シリンダの内部で生じた摩耗粉を、オイルとともにシリンダの外部に排出することができ、スクリュロッドの雄ねじとプランジャの雌ねじの間への摩耗粉の噛み込みを防止することが可能となる。
前記スクリュロッドの前記プランジャから突出する側の端面を支持するロッドシートを、前記シリンダ内に設けることができる。
前記オイル導入孔は、前記シリンダの内周のうち、前記スクリュロッドの前記プランジャから突出する部分の上方に対向する位置を上下に貫通して形成すると好ましい。
このようにすると、オイル導入孔からシリンダの内部に導入されたオイルで、スクリュロッドのプランジャから突出する部分を効率的に潤滑するとともに、スクリュロッドのプランジャから突出する部分の表面に付着した摩耗粉を効率的に落とすことが可能となる。
前記オイル排出孔は、前記シリンダの内周のうち、前記スクリュロッドの前記プランジャから突出する部分の下方に対向する位置を上下に貫通して形成すると好ましい。
このようにすると、スクリュロッドのプランジャから突出する部分の表面からオイルとともに流れ落ちた摩耗粉をシリンダの内部から効率的に排出することが可能となる。
前記オイル導入孔と前記オイル排出孔は、前記スクリュロッドを間に挟んで上下に重なる部分をもつように配置すると好ましい。
このようにすると、シリンダの内部にオイルを導入するオイル導入孔の位置と、シリンダの内部からオイルを排出するオイル排出孔の位置とが、スクリュロッドを間に挟んで上下に重なっているので、オイル導入孔を通ってシリンダの内部に導入されたオイルがスクリュロッドを効果的に潤滑し、そのオイルが摩耗粉とともに円滑にシリンダの外部に排出される。そのため、シリンダの内部に摩耗粉が滞留するのを効果的に防止することが可能である。
前記雌ねじと前記雄ねじは、前記プランジャを前記シリンダ内に押し込む方向の荷重を負荷したときに圧力を受ける押込側フランクのフランク角が、前記プランジャを前記シリンダから突出させる方向の荷重を負荷したときに圧力を受ける突出側フランクのフランク角よりも大きい鋸歯状とすることができる。
このようにすると、雄ねじと雌ねじの押込側フランク同士の摺動抵抗が大きくなるので、高いダンパ作用を発揮することが可能となる。
このとき、前記押込側フランクのフランク角を72°〜78°の範囲に設定し、前記突出側フランクのフランク角を12°〜18°の範囲に設定することができる。
前記雌ねじと前記雄ねじの少なくとも一方の表面を梨地とすることができる。
このようにすると、雄ねじと雌ねじの間にスクイズ効果による油膜が形成されるのを梨地が防止するので、安定したダンパ作用を得ることが可能となる。
前記シリンダは、チェーンの張力に応じて揺動するチェーンガイドと一体に形成することができる。
この発明のチェーンテンショナは、エンジン作動中、シリンダの上面のオイル導入孔からシリンダの内部に導入された飛沫オイルが、シリンダの下面のオイル排出孔を通ってシリンダの外部に排出する。そのため、シリンダの内部で生じた摩耗粉を、オイルとともにシリンダの外部に排出することができ、スクリュロッドの雄ねじとプランジャの雌ねじの間への摩耗粉の噛み込みを防止することが可能である。
この発明の第1実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝動装置を示す正面図 図1のチェーンテンショナ近傍の拡大断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図2に示す雄ねじと雌ねじの拡大図 図4に示す雄ねじの表面を梨地にした変形例を示す断面図 図2のチェーンテンショナにアシストスプリングを追加した変形例を示す断面図 この発明の第2実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝動装置を示す正面図 図7のチェーンテンショナ近傍の拡大断面図 図7に示すチェーンガイドのチェーンに摺接する部分を合成樹脂で形成した変形例を示す図
図1に、この発明の第1実施形態のチェーンテンショナ1を組み込んだチェーン伝動装置を示す。このチェーン伝動装置は、エンジンのクランクシャフト2に固定されたスプロケット3と、カムシャフト4に固定されたスプロケット5とがチェーン6を介して連結されており、そのチェーン6がクランクシャフト2の回転をカムシャフト4に伝達し、そのカムシャフト4の回転により燃焼室のバルブ(図示せず)の開閉を行なう。
チェーン6には、支点軸7を中心として揺動可能に支持されたチェーンガイド8が接触しており、チェーンテンショナ1は、そのチェーンガイド8を介してチェーン6を押圧している。
図2に示すように、チェーンテンショナ1は、横向きに配置されるシリンダ10と、シリンダ10内に軸方向に摺動可能に挿入された筒状のプランジャ11と、一方の端部がプランジャ11内に収容され、他方の端部がプランジャ11のシリンダ10への挿入端から突出した状態にプランジャ11に挿入されたスクリュロッド12と、そのスクリュロッド12のプランジャ11から突出する側の端面を支持するようにシリンダ10内に組み込まれたロッドシート13と、スクリュロッド12とプランジャ11の間に組み込まれたリターンスプリング14とを有する。
シリンダ10は一端が開口し、他端が閉塞した有底筒状に形成されている。シリンダ10は、シリンダ10の外周に一体に形成された複数の取り付け片15にボルト16を締め込むことによって、エンジンブロック17(図3参照)の側面に固定されている。ここで、シリンダ10は、横向きに固定されている。シリンダ10が横向きとは、シリンダ10の中心軸が鉛直上下方向に対して交差する向きをいう。シリンダ10の材質は、アルミ合金である。
プランジャ11は、シリンダ10内への挿入端が開口し、シリンダ10からの突出端が閉塞する筒状に形成されている。プランジャ11の材質は、鉄系材料(例えばSCMやSCr等の鋼材)である。プランジャ11の外周は円筒面であり、シリンダ10の内周も円筒面である。プランジャ11の外周とシリンダ10の内周の間の隙間の大きさは微小であり、半径差で0.015〜0.080mmの範囲に設定されている。
スクリュロッド12の外周には雄ねじ18が形成されている。雄ねじ18は、プランジャ11の内周に形成された雌ねじ19とねじ係合している。スクリュロッド12の材質は、鉄系材料(例えばSCMやSCr等の鋼材)である。雄ねじ18は、冷間鍛造でスクリュロッド12のブランク(有底筒状素材)を形成した後、そのブランクの外周に転造を施すことで形成することができる。
スクリュロッド12の外周の雄ねじ18と、プランジャ11の内周の雌ねじ19は、プランジャ11をシリンダ10内に押し込む方向の荷重を負荷したときに圧力を受ける押込側フランク20のフランク角θ1(図4参照)が、プランジャ11をシリンダ10から突出させる方向の荷重を負荷したときに圧力を受ける突出側フランク21のフランク角θ2(図4参照)よりも大きい鋸歯状に形成されている。
プランジャ11のシリンダ10からの突出端とスクリュロッド12との間には、リターンスプリング14が組み込まれている。リターンスプリング14の一方の端部は、スクリュロッド12のプランジャ11に収容される側の端面に開口して形成されたスプリング収容穴22に収容され、そのスプリング収容穴22の底面で支持されている。リターンスプリング14の他方の端部は、スプリングシート23を介して、プランジャ11のシリンダ10から突出する側の端部を押圧している。この押圧によって、リターンスプリング14は、プランジャ11をシリンダ10から突出させる方向に付勢している。プランジャ11のシリンダ10からの突出端は、チェーンガイド8に当接している。
図4に示すように、雄ねじ18と雌ねじ19の押込側フランク20のフランク角θ1は、72°〜78°の範囲に設定されている。押込側フランク20のフランク角θ1を72°以上とすることにより、プランジャ11をシリンダ10内に押し込む方向の軸方向荷重がスクリュロッド12とプランジャ11の間に静的に負荷されたときに、雄ねじ18と雌ねじ19の押込側フランク20間で滑りが生じるのを確実に防止することができる。また、押込側フランク20のフランク角θ1を78°以下とすることにより、プランジャ11をシリンダ10内に押し込む方向の軸方向荷重がスクリュロッド12とプランジャ11の間に負荷されたときに、雄ねじ18と雌ねじ19が楔のように噛み込んでロックする事態を防止することができる。
雄ねじ18と雌ねじ19の突出側フランク21のフランク角θ2は、12°〜18°の範囲に設定されている。突出側フランク21のフランク角θ2を18°以下とすることにより、プランジャ11をシリンダ10から突出させる方向の軸方向荷重がスクリュロッド12とプランジャ11の間に静的に負荷されたときに、雄ねじ18と雌ねじ19の突出側フランク21間に滑りを生じさせ、プランジャ11をシリンダ10から突出させる方向にスクリュロッド12とプランジャ11を円滑に相対移動させることができる。
図2、図3に示すように、シリンダ10の上面には、シリンダ10の外部の飛沫オイル(例えば、エンジン内部で回転するチェーン6等によって飛散される飛沫オイル)をシリンダ10の内部に導入するオイル導入孔25が設けられている。シリンダ10の下面には、シリンダ10の内部のオイルをシリンダ10の外部に排出するオイル排出孔26が設けられている。オイル導入孔25は、シリンダ10の内周のうち、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分の上方に対向する位置を上下に貫通して形成されている。オイル排出孔26は、シリンダ10の内周のうち、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分の下方に対向する位置を上下に貫通して形成されている。オイル導入孔25とオイル排出孔26は、スクリュロッド12を間に挟んで上下に重なる部分をもつように配置されている。なお、図は、オイル導入孔25の全体とオイル排出孔26の全体が、スクリュロッド12を間に挟んで上下に重なった例を示している。
次に、このチェーンテンショナ1の動作例を説明する。
エンジン作動中にチェーン6の張力が大きくなると、そのチェーン6の張力によって、プランジャ11がシリンダ10内に押し込まれる方向に移動し、チェーン6の緊張を吸収する。このとき、プランジャ11の内周の雌ねじ19の押込側フランク20とスクリュロッド12の外周の雄ねじ18の押込側フランク20とが互いに摺動しながら、プランジャ11とスクリュロッド12が相対回転するので、雄ねじ18と雌ねじ19の押込側フランク20同士の摩擦抵抗によってダンパ作用が生じる。
一方、エンジン作動中にチェーン6の張力が小さくなったときは、プランジャ11がシリンダ10から突出し、チェーン6の弛みを吸収する。このとき、リターンスプリング14の付勢力によって、プランジャ11の内周の雌ねじ19の突出側フランク21が、スクリュロッド12の外周の雄ねじ18の突出側フランク21に当接し、その雄ねじ18と雌ねじ19の突出側フランク21間の滑りによってスクリュロッド12が回転し、プランジャ11はシリンダ10から突出する方向に移動する。
また、エンジン停止時に、カムシャフト4の停止位置によってチェーン6の張力が大きくなる場合がある。この場合、チェーン6が振動しないので、プランジャ11の内周の雌ねじ19の押込側フランク20とスクリュロッド12の外周の雄ねじ18の押込側フランク20との間に滑りが生じず、スクリュロッド12の位置が固定される。そのため、エンジンを再始動するときに、チェーン6の弛みを生じにくく、円滑なエンジン始動が可能である。
このチェーンテンショナ1は、オイルポンプによる油圧の供給を必要としないので、エンジン側にチェーンテンショナ1のための給油通路を加工する必要がなく、チェーン伝動装置の製造コストを低減することが可能である。また、チェーンテンショナ1への油圧供給が無い分、オイルポンプの負荷を低減することが可能である。
また、このチェーンテンショナ1は、エンジン作動中、シリンダ10の上面のオイル導入孔25からシリンダ10の内部に導入された飛沫オイルが、シリンダ10の下面のオイル排出孔26を通ってシリンダ10の外部に排出する。そのため、シリンダ10の内部で生じた摩耗粉を、オイルとともにシリンダ10の外部に排出することができ、スクリュロッド12の雄ねじ18とプランジャ11の雌ねじ19の間への摩耗粉の噛み込みを防止することが可能である。
また、このチェーンテンショナ1は、シリンダ10の内周のうち、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分の上方に対向する位置を上下に貫通して形成されたオイル導入孔25を採用しているので、オイル導入孔25からシリンダ10の内部に導入されたオイルで、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分を効率的に潤滑するとともに、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分の表面に付着した摩耗粉を効率的に落とすことが可能となっている。
また、このチェーンテンショナ1は、シリンダ10の内周のうち、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分の下方に対向する位置を上下に貫通して形成されたオイル排出孔26を採用しているので、スクリュロッド12のプランジャ11から突出する部分の表面からオイルとともに流れ落ちた摩耗粉をシリンダ10の内部から効率的に排出することが可能となっている。
また、このチェーンテンショナ1は、シリンダ10の内部にオイルを導入するオイル導入孔25の位置と、シリンダ10の内部からオイルを排出するオイル排出孔26の位置とが、スクリュロッド12を間に挟んで上下に重なっているので、オイル導入孔25を通ってシリンダ10の内部に導入されたオイルがスクリュロッド12を効果的に潤滑し、そのオイルが摩耗粉とともに円滑にシリンダ10の外部に排出される。そのため、シリンダ10の内部に摩耗粉が滞留するのを効果的に防止することが可能となっている。
図5に示すように、雄ねじ18の表面(好ましくは押込側フランク20の部分)を梨地とすると好ましい。このようにすると、雄ねじ18と雌ねじ19の間にスクイズ効果による油膜が形成されるのを梨地が防止するので、安定したダンパ作用を得ることが可能となる。図では、雄ねじ18の表面を梨地とした例を示したが、雌ねじ19の表面を梨地としてもよく、雄ねじ18と雌ねじ19の両方の表面を梨地としてもよい。梨地は、ショットピーニングによって加工することができる。
図6に示すように、アシストスプリング30を追加してもよい。図6において、アシストスプリング30は、プランジャ11のシリンダ10内への挿入端とロッドシート13の間に組み込まれた圧縮コイルばねである。アシストスプリング30を設けると、プランジャ11をシリンダ10から突出させる方向の付勢力が高まり、チェーンテンショナ1のチェーン6に対する追従性を向上させることが可能となる。
図7、図8に、この発明の第2実施形態のチェーンテンショナ1を採用したチェーン伝動装置を示す。第1実施形態に対応する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
シリンダ10は、チェーン6の張力に応じて揺動するチェーンガイド8と、継ぎ目のない一体に形成されている。シリンダ10とチェーンガイド8の材質としては、アルミ合金を採用することができる。この場合、シリンダ10とチェーンガイド8をアルミダイカストで形成することができる。また、シリンダ10とチェーンガイド8は、繊維強化材を配合した合成樹脂で形成することも可能である。この場合、合成樹脂としては、例えば、ナイロン66やナイロン46などのポリアミド(PA)を使用することができる。また、合成樹脂に配合する繊維強化材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維などを使用することができる。
シリンダ10は、チェーンガイド8のチェーン6に接触する側とは反対側に開口している。プランジャ11のシリンダ10からの突出端は、エンジンブロック17に固定されたピン31に当接している。その他の構成は第1実施形態と同様である。このチェーンテンショナ1は、オイルポンプによる油圧の供給を必要としないので、給油通路を持つエンジンブロック17の側ではなく、給油通路を持たないチェーンガイド8の側への取り付けが可能となっている。
図9に示すように、チェーンガイド8のチェーン6に摺接する部分8aのみを、繊維強化材を配合した合成樹脂で形成し、チェーンガイド8のチェーン6に摺接する部分以外の部分8bとシリンダ10とをアルミ合金で一体に形成してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 チェーンテンショナ
6 チェーン
8 チェーンガイド
10 シリンダ
11 プランジャ
12 スクリュロッド
13 ロッドシート
14 リターンスプリング
18 雄ねじ
19 雌ねじ
20 押込側フランク
21 突出側フランク
25 オイル導入孔
26 オイル排出孔
θ1,θ2 フランク角

Claims (9)

  1. 横向きに配置されるシリンダ(10)と、
    前記シリンダ(10)内に軸方向に摺動可能に挿入され、前記シリンダ(10)内への挿入端が開口し、前記シリンダ(10)からの突出端が閉塞した筒状のプランジャ(11)と、
    一方の端部が前記プランジャ(11)内に収容され、他方の端部が前記プランジャ(11)の前記シリンダ(10)への挿入端から突出した状態に前記プランジャ(11)に挿入されたスクリュロッド(12)と、
    前記スクリュロッド(12)の外周に形成された雄ねじ(18)と、
    前記雄ねじ(18)にねじ係合するように前記プランジャ(11)の内周に形成された雌ねじ(19)と、
    前記スクリュロッド(12)と前記プランジャ(11)の間に組み込まれ、前記プランジャ(11)を前記シリンダ(10)から突出させる方向に付勢するリターンスプリング(14)と、を備え、
    前記シリンダ(10)の上面に、前記シリンダ(10)の外部の飛沫オイルを前記シリンダ(10)の内部に導入するオイル導入孔(25)を設けたチェーンテンショナにおいて、
    前記シリンダ(10)の下面に、前記シリンダ(10)の内部のオイルを前記シリンダ(10)の外部に排出するオイル排出孔(26)を設けたことを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記スクリュロッド(12)の前記プランジャ(11)から突出する側の端面を支持するロッドシート(13)を、前記シリンダ(10)内に設けた請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記オイル導入孔(25)は、前記シリンダ(10)の内周のうち、前記スクリュロッド(12)の前記プランジャ(11)から突出する部分の上方に対向する位置を上下に貫通して形成されている請求項1または2に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記オイル排出孔(26)は、前記シリンダ(10)の内周のうち、前記スクリュロッド(12)の前記プランジャ(11)から突出する部分の下方に対向する位置を上下に貫通して形成されている請求項1から3のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記オイル導入孔(25)と前記オイル排出孔(26)が、前記スクリュロッド(12)を間に挟んで上下に重なる部分をもつように配置されている請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  6. 前記雌ねじ(19)と前記雄ねじ(18)は、前記プランジャ(11)を前記シリンダ(10)内に押し込む方向の荷重を負荷したときに圧力を受ける押込側フランク(20)のフランク角(θ1)が、前記プランジャ(11)を前記シリンダ(10)から突出させる方向の荷重を負荷したときに圧力を受ける突出側フランク(21)のフランク角(θ2)よりも大きい鋸歯状とされている請求項1から5のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  7. 前記押込側フランク(20)のフランク角(θ1)が72°〜78°の範囲に設定され、前記突出側フランク(21)のフランク角(θ2)が12°〜18°の範囲に設定されている請求項6に記載のチェーンテンショナ。
  8. 前記雌ねじ(19)と前記雄ねじ(18)の少なくとも一方の表面が梨地とされている請求項1から7のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  9. 前記シリンダ(10)は、チェーン(6)の張力に応じて揺動するチェーンガイド(8)と一体に形成されている請求項1から8のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210270823A1 (en) * 2020-02-28 2021-09-02 Canon Kabushiki Kaisha Diagnostic agent, diagnostic kit, and diagnostic method

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