JP2018150840A - 燃料ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】金属製ハウジンを用いずに構成可能な燃料ポンプを提供する。【解決手段】燃料ポンプ1は、ステータコア2と、ステータコア2の内周側に形成される回転磁界により回転するロータ4と、ロータ4と一体的に回転するインペラ10を収容したポンプケース11、46を有し、燃料を吸入してロータ4側に吐出するポンプ部5、51と、インサート成形によりステータコア2と一体に形成された樹脂ハウジング6、41とを備える。ポンプケース11、46と樹脂ハウジング6、41とは、圧入又はスナップフィットで結合されている。【選択図】図1
Description
本発明は、ステータコアの内周側に配置されたロータの回転により駆動する燃料ポンプに関する。
従来、ステータコアの内周側に配置したロータと一体で回転する回転部材により燃料を吸入してロータ側に吐出するように構成した燃料ポンプが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1の燃料ポンプは、筒状の金属製ハウジングを備える。この金属製ハウジングは、内周側に内径が小さくなった凸部を有し、その軸方向両側に内径がこの凸部より大きい凹部を有する。
この燃料ポンプでは、金属製ハウジングの一方の凹部にステータコア及び樹脂製のエンドカバーが収容され、他方の凹部にポンプケースが収容される。ポンプケースと、これに収納された回転部材としてのインペラとにより、燃料を吸入してロータ側に吐出するポンプ部が構成される。このように、特許文献1の燃料ポンプは、金属製ハウジングに各構成部品を収容して各構成部品を結合することにより構成されている。
しかしながら、上記特許文献1の燃料ポンプでは、金属製ハウジングで各構成部品を収容し、各構成部品を結合しているので、ステータコアの外周が金属製ハウジングで覆われている。このため、金属製ハウジングによって、燃料ポンプの重量増大や、大径化、コストアップを招いている。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、金属製ハウジンを用いずに構成可能な燃料ポンプを提供することにある。
第1発明に係る燃料ポンプは、
ステータコアと、
前記ステータコアに設けられて該ステータコアの内周側に回転磁界を形成するためのステータコイルと、
前記ステータコアの内周側に配置されて前記回転磁界により回転軸線の周りで回転するロータと、
前記ロータと一体的に回転する回転部材と該回転部材を収容したポンプケースとを有し、該回転部材の回転により燃料を吸入して該ロータ側に吐出するポンプ部と、
インサート成形により前記ステータコアと一体に形成された樹脂ハウジングとを備え、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとは、圧入又はスナップフィットで結合されている。
ステータコアと、
前記ステータコアに設けられて該ステータコアの内周側に回転磁界を形成するためのステータコイルと、
前記ステータコアの内周側に配置されて前記回転磁界により回転軸線の周りで回転するロータと、
前記ロータと一体的に回転する回転部材と該回転部材を収容したポンプケースとを有し、該回転部材の回転により燃料を吸入して該ロータ側に吐出するポンプ部と、
インサート成形により前記ステータコアと一体に形成された樹脂ハウジングとを備え、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとは、圧入又はスナップフィットで結合されている。
第1発明によれば、ポンプケースと樹脂ハウジングとを圧入又はスナップフィットで結合されているので、従来のように金属ハウジングを用いる必要なく、ポンプ部と樹脂ハウジングとを結合し、燃料ポンプを構成することができる。これにより、燃料ポンプの軽量化、小径化及び省コスト化を図ることができる。
第2発明に係る燃料ポンプは、第1発明において、
前記ポンプケースは、吸入側ケースと吐出側ケースとを備え、
前記吸入側ケースと前記吐出側ケースとによって、これらの間に前記回転部材を収容したポンプ室が形成されており、
前記吸入側ケース及び前記吐出側ケースのうちの一方は、他方の側の端部に、該他方の外周部に嵌合した係合部を備え、
前記係合部の前記他方の側の端部には、内方にかしめて前記吸入側ケース及び前記吐出側ケースを相互に結合しているかしめ部が設けられている。
前記ポンプケースは、吸入側ケースと吐出側ケースとを備え、
前記吸入側ケースと前記吐出側ケースとによって、これらの間に前記回転部材を収容したポンプ室が形成されており、
前記吸入側ケース及び前記吐出側ケースのうちの一方は、他方の側の端部に、該他方の外周部に嵌合した係合部を備え、
前記係合部の前記他方の側の端部には、内方にかしめて前記吸入側ケース及び前記吐出側ケースを相互に結合しているかしめ部が設けられている。
第2発明によれば、吸入側ケース及び吐出側ケースのうちの一方の係合部の端部のかしめ部により双方を結合しているので、吸入側ケース及び吐出側ケース以外の部材を用いる必要なく、吸入側ケース及び吐出側ケースを相互に結合することができる。
第3発明に係る燃料ポンプは、第1又は第2発明において、
前記ポンプケースは金属製であり、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとは圧入により結合されており、
前記圧入により、前記ポンプケースの内周部と前記樹脂ハウジングの外周部とが接合されている。
前記ポンプケースは金属製であり、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとは圧入により結合されており、
前記圧入により、前記ポンプケースの内周部と前記樹脂ハウジングの外周部とが接合されている。
第3発明によれば、ポンプケースの内周部と樹脂ハウジングの外周部との接合部分において、樹脂ハウジングの樹脂部分が燃料を吸収して膨潤を生じたとしても、該樹脂部分の径方向への膨張が金属製であるポンプケースにより規制されているので、相互の接合力が却って向上することはあっても、接合力が弱まることはない。したがって、ポンプケースと樹脂ハウジングとの結合を強固に維持することができる。
第4発明に係る燃料ポンプは、第1又は第2発明において、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとはスナップフィットで結合されており、
前記スナップフィットによる結合は、
前記樹脂ハウジングから前記ポンプケース側に延出して該ポンプケースの外周に嵌合し、それぞれ凹部又は凸部を有している複数の突片と、
前記ポンプケースの外周に設けられて各突片の凹部又は凸部と係合している凸部又は凹部とで実現されている。
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとはスナップフィットで結合されており、
前記スナップフィットによる結合は、
前記樹脂ハウジングから前記ポンプケース側に延出して該ポンプケースの外周に嵌合し、それぞれ凹部又は凸部を有している複数の突片と、
前記ポンプケースの外周に設けられて各突片の凹部又は凸部と係合している凸部又は凹部とで実現されている。
第4発明によれば、樹脂ハウジングの突片をポンプケースの外周に嵌合させるだけで、樹脂ハウジングとポンプケースとをスナップフィットにより容易に結合することができる。
第5発明に係る燃料ポンプは、第1〜第4のいずれかの発明において、
一端側が前記ステータコイルに接続し、他端側が外部に露出したターミナルを備え、
前記樹脂ハウジングは、インサート成形により前記ステータコア、前記ステータコイル及び前記ターミナルと一体化して形成されたものである。
一端側が前記ステータコイルに接続し、他端側が外部に露出したターミナルを備え、
前記樹脂ハウジングは、インサート成形により前記ステータコア、前記ステータコイル及び前記ターミナルと一体化して形成されたものである。
第5発明によれば、樹脂ハウジングは、ステータコア、ステータコイル及びターミナルと一体化しているので、これを1つの組立部品として扱うことにより、燃料ポンプの組立てに要する工数を削減して組立作業の効率化を図ることができる。
第6発明に係る燃料ポンプは、第1〜第5のいずれかの発明において、インサート成形によって燃料ポンプ全体を覆うように樹脂で形成された筐体を備える。
第6発明によれば、ハウジングがステータコアの全体を覆っていなくても、ハウジングで覆われていないステータコアの部分が筐体によって覆われているので、燃料ポンプの内部から燃料が外部に漏れるのを防止することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。実施形態の燃料ポンプ1は、図1に示すように、ステータコア2と、ステータコア2に設けられたステータコイル3と、ステータコア2の内周側に配置されたロータ4と、燃料を吸入してロータ4側に吐出するポンプ部5と、インサート成形によりステータコア2と一体に形成された樹脂ハウジング6とを備える。
燃料ポンプ1は、燃料タンクの外に配置されるインライン型の燃料ポンプとして使用される。なお、以下の説明においては、図1の下方の側を「吸入側」とし、上方の側を「吐出側」として説明している。
ステータコイル3は、ステータコア2の内周側に回転磁界を形成するためのものである。ステータコイル3とステータコア2との間には、これらの間を電気的に絶縁するインシュレータ7が設けられる。ステータコイル3への通電を制御することにより、ステータコア2の内周に沿って周方向に磁界が移動してゆく回転磁界が形成される。
ロータ4は、回転シャフト8と、回転シャフト8の周りに固定された永久磁石9とを有し、永久磁石9により回転磁界から回転方向の力を受けて回転する。すなわち、ステータコア2、ステータコイル3及びロータ4は、ブラシレスモータを構成している。
ポンプ部5は、燃料を吸入してロータ4側に吐出するために、ロータ4と一体的に回転する回転部材としての樹脂製のインペラ10と、ポンプ室を有する金属製のポンプケース11とを備える。インペラ10は、回転シャフト8の吸入側端部に固定され、ポンプ室内に収容される。
すなわち、ポンプ部5は、円板状のインペラ10を、ポンプ室内で高速度回転させることにより、燃料吸入口12から燃料を吸い込んで昇圧し、ロータ4側に吐出するカスケードポンプを構成する。
ポンプケース11は、吐出側ケース13と吸入側ケース14とで構成され、これらの間にポンプ室が形成される。吸入側ケース14には、上記の燃料吸入口12と、回転シャフト8の吸入側端縁を軸方向に軸受けするアキシャル軸受15が設けられる。吐出側ケース13には、回転シャフト8のインペラ10よりも吐出側を径方向に軸受けするラジアル軸受16が設けられる。
吐出側ケース13は、吸入側ケース14の側の端部に、吸入側ケース14の外周部に嵌合した係合部13aを備える。係合部13aの吸入側ケース14側の端部には、内方にかしめて吸入側ケース14及び吐出側ケース13を相互に結合しているかしめ部13bが設けられる。吸入側ケース14は、このかしめ部13bが係合する段差部22を有する。
なお、これとは逆に、吸入側ケース14が、吐出側ケース13の側の端部に、吐出側ケース13の外周部に嵌合した係合部を備え、その係合部の吐出側端部に吸入側ケース14及び吐出側ケース13を相互に結合するかしめ部を設けてもよい。
吐出側ケース13の吐出側の中央部には、吐出側に突出した突出円筒部23が設けられる。その内周側に、上述のラジアル軸受16が設けられる。
ポンプケース11と樹脂ハウジング6とは圧入により結合されている。この圧入により、ポンプケース11の内周部と樹脂ハウジング6の外周部とが接合されている。この接合部分において、樹脂ハウジング6の樹脂部分が燃料を吸収して膨潤を生じたとしても、樹脂部分の径方向への膨張が金属製であるポンプケース11により規制されているので、接合力が却って向上することはあっても、弱まることはない。
樹脂ハウジング6には、一端側がステータコイル3に接続し、他端側が樹脂ハウジング6の外部に延出したターミナル25と、回転シャフト8の吐出側端部を径方向に軸受けするラジアル軸受28と、ポンプ部5が吐出する燃料をエンジン側に供給するための燃料吐出口29とが設けられる。
樹脂ハウジング6とラジアル軸受28との間には、ロータ4側から燃料吐出口29に向かう燃料が通過する通路30が設けられる。燃料吐出口29には、通路30から燃料吐出口29側へのみ燃料が流れるのを許容する逆流防止用のチェック弁Vが向けられる。
樹脂ハウジング6は、ステータコア2の吐出側端面、これよりも吐出側に突出したステータコイル3及びインシュレータ7の部分、並びにロータ4の吐出側を覆うエンドカバーとして機能する。
また、樹脂ハウジング6は、ステータコア2の内周面に設けられて軸方向に延びた溝などを経てステータコア2の吸入側端面よりも吸入側に延びた延出部31を有する。延出部31は、ステータコア2の吸入側端面から吸入側に突出したステータコイル3及びインシュレータ7の部分を覆って、これらと一体化している。延出部31と、吐出側ケース13の突出円筒部23との間には、ポンプ部5から吐出される燃料が通過するための隙間32が設けられている。
樹脂ハウジング6の延出部31は、ステータコア2よりもやや小さい外径を有する。吐出側ケース13の吐出側には、吐出側に開いた断面が矩形状の環状溝33が設けられる。この環状溝33内に、上記の隙間32、樹脂ハウジング6の延出部31、並びにステータコア2の吸入側端面から吸入側に突出したステータコイル3及びインシュレータ7の部分が配置される。
環状溝33の径方向外側の内壁は、延出部31の外周面とほぼ同一の径を有する。この内壁にこの外周面を圧入して接合することにより、上記のポンプケース11と樹脂ハウジング6との圧入による結合が行われる。環状溝33の径方向内側の内壁は、上述の突出円筒部23の外壁となっている。
燃料ポンプ1は、さらに、インサート成形によって燃料ポンプ1全体を樹脂で覆うように形成された筐体27を備える。燃料吸入口12は、筐体27の主たる吸入側端面よりも吸入側に突出しており、この突出した燃料吸入口12の周囲を覆うようにして入口配管取付口34が筐体27の一部として形成される。入口配管取付口34には、図示していない燃料タンクに通じた燃料配管が取り付けられる。
筐体27の吐出側端面には、そこから突出するようにして、燃料吐出口29に接続した出口配管取付口35が筐体27の一部として形成される。出口配管取付口35には、図示していないエンジン側に接続された燃料配管が取り付けられる。
筐体27の側面には、該側面から突出した給電カプラ36が設けられる。給電カプラ36内には、ステータコイル3に給電するためのターミナル25に接続した給電端子37が設けられる。
燃料ポンプ1の組立にあたっては、あらかじめ、ステータコア2、インシュレータ7、ステータコイル3、ターミナル25をインサート部品とするインサート成形により樹脂ハウジング6が形成される。これにより、これらのインサート部品と樹脂ハウジング6とが一体化したステータ組立体38が用意される。そして、ステータ組立体38にチェック弁V及びラジアル軸受28を組み付ける。
次に、ロータ4の回転シャフト8をラジアル軸受28に挿入する。次に、吐出側ケース13を樹脂ハウジング6の延出部31の外周に圧入する。
次に、インペラ10を吐出側ケース13内に挿入し、吐出側ケース13の係合部13aに吸入側ケース14を嵌合させる。このとき、吐出側ケース13のラジアル軸受16に対して回転シャフト8の吸入側端部近傍が挿入される。また、回転シャフト8の吸入側端部にインペラ10が固定され、吸入側ケース14内のアキシャル軸受15が回転シャフト8の吸入側端部に当接される。
次に、係合部13aの吸入側端部を吸入側ケース14の段差部22に向けてかしめることによりかしめ部13bを形成し、吐出側ケース13と吸入側ケース14とを結合する。これにより、吸入側ケース14がかしめ部13bによって突出側に押されるので、吐出側ケース13及び吸入側ケース14双方の対向する端面が密接して密閉され、ポンプ室が形成される。これにより、ステータ組立体38と、ポンプケース11とが一体的に結合した結合体が完成する。
次に、完成した結合体のターミナル25に給電端子37を接続した状態のものをインサート部品として、筐体27用の樹脂を用いてインサート成形を行うことにより、筐体27を形成する。これにより、燃料ポンプ1が完成する。
以上のように、本実施形態によれば、ポンプケース11と樹脂ハウジング6とを圧入により結合したので、従来用いていたような金属ハウジングを用いる必要なく、ポンプ部5と樹脂ハウジング6とを結合し、燃料ポンプ1を構成することができる。これにより、燃料ポンプ1の軽量化、小径化、省コスト化を図ることができる。
また、吸入側ケース14と吐出側ケース13とを、吐出側ケース13の係合部13aの端部をかしめたかしめ部13bにより結合しているので、吸入側ケース14及び吐出側ケース13以外の他の部材を用いる必要なく、吸入側ケース14及び吐出側ケース13を結合することができる。
また、ポンプケース11の内周部と樹脂ハウジング6の延出部31の外周部とを圧入により接合したで、延出部31の樹脂部分が燃料を吸収して膨潤を生じたとしても、該樹脂部分の径方向への膨張が金属製であるポンプケース11により規制されるので、相互の接合力は、却って向上することはあっても弱まることはない。したがって、ポンプケース11と樹脂ハウジング6との結合を強固に維持することができる。
また、樹脂ハウジング6は、ステータコア2、ステータコイル3、ターミナル25及び燃料吐出口29と一体化したステータ組立体38を構成しているので、これを1つの組立部品として扱うことにより、燃料ポンプ1の筐体27内に収容される部分の組立てに要する工数を削減して組立作業の効率化を図ることができる。
また、筐体27で燃料ポンプ1全体を覆うようにしたので、ハウジング6により覆われていないステータコア2の部分も筐体27によって覆われる。このため、燃料ポンプ1の内部からステータコア2を通して燃料が外部に漏れるのを防止することができる。
図2は、本発明の別の実施形態に係る燃料ポンプの構造を示す。図3は、この燃料ポンプ40の斜視図である。図2及び図3において、図1の場合と同じ符号は、同様の要素を示している。図2及び図3に示すように、燃料ポンプ40では、樹脂ハウジングとして、ステータコア2の外周全体を覆う樹脂ハウジング41を採用している。したがって、図1の実施例における筐体27に相当するものは不要である。
樹脂ハウジング41は、外径の寸法を維持したままステータコア2よりも吸入側に延出した延出部分42を有する。延出部分42は、ステータコア2の吸入側端面から吸入側に突出したステータコイル3及びインシュレータ7の部分を覆って、これらと一体化しているが、さらに吸入側に延びて、内径が小さくなって肉厚となった円筒状端部43を有する。
円筒状端部43の吸入側端部には、吸入側に延びて、それぞれ凹部44を有する複数の突片45が設けられる。ポンプケース46を構成する吐出側ケース47は、複数の突片45が外側に嵌合する外周面48と、その吐出側に段差を有して径が小さくなった圧入部49とを有する。
吐出側ケース47の外周面48には、各突片45の凹部44と係合する凸部50が設けられる。これらの突片45と外周面48の凸部50とで、樹脂ハウジング41とポンプケース46とを結合するスナップフィット機構が構成される。なお、凹部及び凸部を逆にして、吐出側ケース47の外周面48に凹部を設け、突片45にこの凹部と係合する凸部を設けてもよい。
また、吐出側ケース47は、吸入側ケース14の側の端部に、吸入側ケース14の外周部に嵌合した係合部47aを備える。係合部47aの吸入側ケース14側の端部には、内方にかしめて吸入側ケース14及び吐出側ケース47を相互に結合しているかしめ部47bが設けられる。ポンプ部51は、ポンプケース46及びインペラ10により構成される。以上の構成以外の構成については、本実施形態の燃料ポンプ40は、上記図1の実施形態の場合と同様の構成を有する。
燃料ポンプ40の組立にあたっては、あらかじめ、ステータコア2、インシュレータ7、ステータコイル3、ターミナル25をインサート部品とするインサート成形により樹脂ハウジング41を形成する。これにより、これらのインサート部品と樹脂ハウジング41とが一体化したステータ組立体52が形成される。そして、ステータ組立体52にチェック弁Vを組み付ける。
次に、ロータ4の回転シャフト8をラジアル軸受28に挿入する。次に、吐出側ケース47の圧入部49を樹脂ハウジング41の円筒状端部43の内周に圧入すると同時に、樹脂ハウジング41の突片45を吐出側ケース47の外周面に嵌合させる。このとき、吐出側ケース47のラジアル軸受16に対して回転シャフト8の吸入側端部近傍が挿入される。
これにより、圧入部49と円筒状端部43との間が燃料の漏出が生じないようにシールされるとともに、吐出側ケース47の凸部50が突片45の凹部44に係合してスナップフィットにより樹脂ハウジング41と吐出側ケース47とが結合される。
次に、インペラ10を吐出側ケース47内に挿入し、吐出側ケース47の係合部47aに吸入側ケース14を嵌合させる。また、回転シャフト8の吸入側端部にインペラ10が固定され、吸入側ケース14内のアキシャル軸受15が回転シャフト8の吸入側端面に当接される。
次に、係合部47aの吸入側端部を吸入側ケース14の段差部22に向けてかしめることによりかしめ部47bを形成し、吐出側ケース47と吸入側ケース14とを結合する。これにより、吸入側ケース14がかしめ部47bによって突出側に押されるので、吐出側ケース47及び吸入側ケース14双方の対向する端面が密接して密閉され、ポンプ室が形成される。これにより、ステータ組立体52と、ポンプケース46とが一体的に結合し、燃料ポンプ1が完成する。
以上のように、本実施形態によれば、ポンプケース46と樹脂ハウジング41とを結合するためのスナップフィット機構を設けたので、樹脂ハウジング41の突片45を吐出側ケース47の外周面48に嵌合させるだけで、樹脂ハウジング41と吐出側ケース47とをスナップフィットにより容易に結合することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ポンプ部5、51としては、他の形式のもの、例えば、渦巻きポンプやタービンポンプを採用してもよい。
また、ステータコイル3とステータコア2との間の絶縁性が、ステータコイル3の被覆などによって確保されていれば、ステータコイル3とステータコア2との間にインシュレータ7を設けなくてもよい。
また、図1の燃料ポンプ1については、筐体27を設けない状態において、燃料タンク内に配置し、インタンク型の燃料ポンプとして使用してもよい。
1、40…燃料ポンプ、2…ステータコア、3…ステータコイル、4…ロータ、5、51…ポンプ部、6、41…樹脂ハウジング、7…インシュレータ、8…回転シャフト、9…永久磁石、10…インペラ、11、46…ポンプケース、12…燃料吸入口、13、47…吐出側ケース、13a、47a…係合部、13b、47b…かしめ部、14…吸入側ケース、15…アキシャル軸受、16…ラジアル軸受、22…段差部、23…突出円筒部、25…ターミナル、27…筐体、28…ラジアル軸受、29…燃料吐出口、30…通路、31…延出部、32…隙間、33…環状溝、34…入口配管取付口、35…出口配管取付口、36…給電カプラ、37…給電端子、38、52…ステータ組立体、42…延出部分、43…円筒状端部、44…凹部、45…突片、48…外周面、49…圧入部、50…凸部、V…チェック弁。
Claims (6)
- ステータコアと、
前記ステータコアに設けられて該ステータコアの内周側に回転磁界を形成するためのステータコイルと、
前記ステータコアの内周側に配置されて前記回転磁界により回転軸線の周りで回転するロータと、
前記ロータと一体的に回転する回転部材と該回転部材を収容したポンプケースとを有して該回転部材により燃料を吸入し該ロータ側に吐出するポンプ部と、
インサート成形により前記ステータコアと一体に形成された樹脂ハウジングとを備え、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとは、圧入又はスナップフィットで結合されている燃料ポンプ。 - 前記ポンプケースは、吸入側ケースと吐出側ケースとを備え、
前記吸入側ケースと前記吐出側ケースとによって、これらの間に前記回転部材を収容したポンプ室が形成されており、
前記吸入側ケース及び前記吐出側ケースのうちの一方は、他方の側の端部に、該他方の外周部に嵌合した係合部を備え、
前記係合部の前記他方の側の端部には、内方にかしめて前記吸入側ケース及び前記吐出側ケースを相互に結合しているかしめ部が設けられている請求項1に記載の燃料ポンプ。 - 前記ポンプケースは金属製であり、
前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとは圧入により結合されており、
前記圧入により、前記ポンプケースの内周部と前記樹脂ハウジングの外周部とが接合されている請求項1又は2に記載の燃料ポンプ。 - 前記ポンプケースと前記樹脂ハウジングとはスナップフィットで結合されており、
前記スナップフィットによる結合は、
前記樹脂ハウジングから前記ポンプケース側に延出して該ポンプケースの外周に嵌合し、それぞれ凹部又は凸部を有している複数の突片と、
前記ポンプケースの外周に設けられて各突片の凹部又は凸部と係合している凸部又は凹部とで実現されている請求項1又は2に記載の燃料ポンプ。 - 一端側が前記ステータコイルに接続し、他端側が外部に露出したターミナルを備え、
前記樹脂ハウジングは、インサート成形により前記ステータコア、前記ステータコイル及び前記ターミナルと一体化して形成されたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料ポンプ。 - インサート成形によって燃料ポンプ全体を覆うように樹脂で形成された筐体を備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料ポンプ。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021516306A (ja) * | 2019-01-25 | 2021-07-01 | ソン リ,サン | ねじれを防止することができるケーシング及びこれを含むポンプ |
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2017
- 2017-03-10 JP JP2017046258A patent/JP2018150840A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021516306A (ja) * | 2019-01-25 | 2021-07-01 | ソン リ,サン | ねじれを防止することができるケーシング及びこれを含むポンプ |
| JP7068437B2 (ja) | 2019-01-25 | 2022-05-16 | ソン リ,サン | ねじれを防止することができるケーシング及びこれを含むポンプ |
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