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JP2017112161A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2017112161A
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Kazuya Konishi
和也 小西
勝俊 菅原
Katsutoshi Sugawara
勝俊 菅原
泰宏 香川
Yasuhiro Kagawa
泰宏 香川
洪平 海老原
Kohei Ebihara
洪平 海老原
丈晴 黒岩
Takeharu Kuroiwa
丈晴 黒岩
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Abstract

【課題】トレンチ底部の電界強度を緩和しつつオン抵抗を低減するトレンチゲート型の半導体装置を提供する。
【解決手段】トレンチ6Aの下方におけるN−型ドリフト層2に形成され、ソース電極11と電気的に接続されたP型の保護拡散層を備える。保護拡散層は、複数の保護拡散層9Aと、保護拡散層9Aより厚みの小さい複数の保護拡散層9B1とを備える。保護拡散層9A及び保護拡散層9B1は、互いに接触し、かつトレンチ6Aの長さ方向に沿って交互に配置される。保護拡散層の少なくともいずれかはソース電極11と電気的に接続される。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置のトレンチゲート底部における電界集中緩和及びオン抵抗の低減に関する。
エアコン又は冷蔵庫などの家電機器、鉄道のインバータ、産業用ロボットのモーター制御装置等では、省電力化及び小型化が進んでおり、そのためスイッチング素子にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等の絶縁ゲート型半導体装置が広く使用されている。
近年では、更に高耐圧及び低損失を実現できる半導体材料として、炭化珪素(SiC)等のワイドバンドギャップ半導体が注目されており、上記製品への実用化が進んでいる。
SiCはシリコンに比べ絶縁破壊電界が約一桁高いため、高電界を維持できる反面、周辺に存在する絶縁酸化膜にも同様に高電界が印加されてしまう。そのため、SiCが絶縁破壊に至るより低い電圧で先に絶縁酸化膜が絶縁破壊してしまい、素子が破壊されるという問題があった。そして、これはSiC以外のワイドバンドギャップ半導体に関しても生じ得る問題である。
特に、ゲート電極が半導体層に埋め込み形成されたトレンチゲート型(トレンチ型)のMOSFETでは、セルの微細化によりチャネル幅密度を向上させ、JFET抵抗低減によりオン抵抗(Ron)を低くすることが可能となるが、構造上トレンチ底部に電界が集中し易く酸化膜電界強度(Eox)が増大する。
酸化膜電界強度を緩和する方法として、トレンチ底部に保護拡散層を形成することが考えられる。この保護拡散層は、MOSFETのオフ時にN型ドリフト層の空乏化を促進すると共に、ゲート電極のトレンチ底部への電界集中を緩和する働きをする。しかし、保護拡散層から伸びる空乏層によってJFET抵抗も増大するため、オン抵抗の低下と酸化膜電界強度の低下はトレードオフの関係にあった。
このような問題に対して、特許文献1,2では、トレンチゲート型MOSFETにおいて、N型ドリフト層内のトレンチ底部に選択的にP型保護拡散層を設けることが提案されている。これによれば、ゲートがオフ状態のときに保護拡散層から空乏層が伸び、トレンチ底部の絶縁膜を保護する。一方、ゲートがオン状態のとき、保護拡散層が形成されていない部分は保護拡散層が形成されている部分に比べ空乏層の伸びが僅かであるため、低抵抗な電流経路となる。このように、トレンチ底部に選択的に保護拡散層を形成することにより、一様に保護拡散を形成した場合に比べてオン抵抗と酸化膜電界強度のトレードオフが改善する。
また、特許文献1,2では、保護拡散層をベース層と電気的に接続させて、保護拡散層の電位をソース電極に固定することにより、トレンチ底部の電界集中の更なる緩和を行っている。
特開2011−253837号公報 特表2008−516451号公報
特許文献1,2では、トレンチ底部に選択的に形成したp型保護拡散層の電位をソース電極に固定するため、トレンチ側壁にp型ベース層とp型保護拡散層を繋げるp型保護接続層が多く形成されている。このp型保護接続層はオン動作時において電流経路を狭くするため、オン抵抗を低くするためには最小限に形成する必要がある。しかし、特許文献1、2では全てのp型保護拡散層に対してp型保護接続層が設けられるため、低抵抗な電流経路を形成できる範囲が狭く、十分にオン抵抗を低減することができないという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、トレンチゲート型の半導体装置において、トレンチ底部の電界強度を緩和しつつオン抵抗を低減することを目的とする。
本発明の第1の半導体装置は、第1導電型のドリフト層と、ドリフト層の表層に部分的に形成される第2導電型のウェル領域と、ウェル領域の表層に部分的に形成される第1導電型の不純物領域と、不純物領域の表層からウェル領域を貫通してドリフト層内部に至る第1トレンチ内に、絶縁膜を介して形成される第1電極と、ウェル領域及び不純物領域と電気的に接続される第2電極と、第1トレンチ底部の下方におけるドリフト層に形成され、第2電極と電気的に接続された第2導電型の保護拡散層と、を備え、保護拡散層は、第1保護拡散層と、第1保護拡散層より厚みの小さい第2保護拡散層とを備え、第1保護拡散層及び第2保護拡散層は、互いに接触し、かつトレンチの長さ方向に沿って交互に配置されることを特徴とする。
本発明の第2の半導体装置は、第1導電型のドリフト層と、ドリフト層の表層に部分的に形成された第2導電型のウェル領域と、ウェル領域の表層に部分的に形成された第1導電型の不純物領域と、不純物領域の表層からウェル領域を貫通してドリフト層内部に至る第1トレンチ内に、絶縁膜を介して形成された第1電極と、ウェル領域及び不純物領域と電気的に接続された第2電極と、第1トレンチ底部の下方におけるドリフト層に形成され、第2電極と電気的に接続された第2導電型の保護拡散層と、を備え、保護拡散層は、第1保護拡散層と、第1保護拡散層より不純物濃度の低い第2保護拡散層とを備え、第1保護拡散層及び第2保護拡散層は、互いに接触し、かつ第1トレンチの長さ方向に沿って交互に配置されることを特徴とする。
本発明の第3の半導体装置は、第1導電型のドリフト層と、ドリフト層の表層に部分的に形成された第2導電型のウェル領域と、ウェル領域の表層に部分的に形成された第1導電型の不純物領域と、不純物領域の表層からウェル領域を貫通してドリフト層内部に至る第1トレンチ内に、絶縁膜を介して形成された第1電極と、ウェル領域及び不純物領域と電気的に接続された第2電極と、第1トレンチ底部の下方におけるドリフト層に形成され、第2電極と電気的に接続された第2導電型の保護拡散層と、を備え、保護拡散層は、第1保護拡散層と第2保護拡散層とを備え、第1保護拡散層からドリフト層へ伸びる空乏層の幅は、第2保護拡散層から前記ドリフト層へ伸びる空乏層の幅よりも大きいことを特徴とする。
本発明の第1の半導体装置において、保護拡散層は、第1保護拡散層と、第1保護拡散層より厚みの小さい第2保護拡散層とを備え、第1保護拡散層及び第2保護拡散層は、互いに接触し、かつトレンチの長さ方向に沿って交互に配置され、保護拡散層は、第2電極と電気的に接続される。従って、保護拡散層は、トレンチの長さ方向に沿って交互に配置された第1保護拡散層及び第2保護拡散層のうちの少なくともどこかの場所で第2電極と電気的に接続されれば、その全体が第2電極と電気的に接続される。そのため、第2電極と保護拡散層を電気的に接続するための構成を少なくすることが出来る。また、第2保護拡散層の厚みが小さいため、ドリフト層に広がる空乏層の幅は第1保護拡散層のそれに比べて小さく、第2保護拡散層によるオン抵抗の増大が少なくなる。従って、保護拡散層を設けることによるオン抵抗の増大を抑制し、オン抵抗の低減と酸化膜電界強度の緩和とを両立することが出来る。
本発明の第2の半導体装置において、保護拡散層は、第1保護拡散層と、第1保護拡散層より不純物濃度の低い第2保護拡散層とを備え、第1保護拡散層及び第2保護拡散層は、互いに接触し、かつ第1トレンチの長さ方向に沿って交互に配置され、保護拡散層は、前記第2電極と電気的に接続される。従って、保護拡散層は、トレンチの長さ方向に沿って交互に配置された第1保護拡散層及び第2保護拡散層のうちの少なくともどこかの場所で第2電極と電気的に接続されれば、その全体が第2電極と電気的に接続される。そのため、第2電極と保護拡散層を電気的に接続するための構成を少なくすることが出来る。また、第2保護拡散層の不純物濃度が小さいため、ドリフト層に広がる空乏層の幅は第1保護拡散層のそれに比べて小さく、第2保護拡散層によるオン抵抗の増大が少なくなる。従って、保護拡散層を設けることによるオン抵抗の増大を抑制し、オン抵抗の低減と酸化膜電界強度の緩和とを両立することが出来る。
本発明の第2の半導体装置において、保護拡散層は第1保護拡散層と第2保護拡散層とを備え、第1保護拡散層及び第2保護拡散層は、互いに接触し、かつ第1トレンチの長さ方向に沿って交互に配置され、第1保護拡散層からドリフト層へ伸びる空乏層の幅は、第2保護拡散層からドリフト層へ伸びる空乏層の幅よりも大きい。従って、保護拡散層は、トレンチの長さ方向に沿って交互に配置された第1保護拡散層及び第2保護拡散層のうちの少なくともどこかの場所で第2電極と電気的に接続されれば、その全体が第2電極と電気的に接続される。そのため、第2電極と保護拡散層を電気的に接続するための構成を少なくすることが出来る。また、第1保護拡散層からドリフト層へ伸びる空乏層の幅は、第2保護拡散層からドリフト層へ伸びる空乏層の幅よりも大きいため、第2保護拡散層によるオン抵抗の増大が少なくなる。従って、保護拡散層を設けることによるオン抵抗の増大を抑制し、オン抵抗の低減と酸化膜電界強度の緩和とを両立することが出来る。
実施の形態1に係る半導体装置の斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図及び断面図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の平面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の平面図及び断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の平面図及び断面図である。
本明細書では、第1導電型をN型、第2導電型をP型として説明するが、逆の導電型であっても良い。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
実施の形態1では、本発明の半導体装置の一例として、トレンチゲート型のSiC−MOSFETについて説明する。図1は、実施の形態1に係るSiC−MOSFET101の斜視図であり、図2はSiC−MOSFET101の断面図である。図2(a)は図1のA−A´線に沿った、保護拡散層9Aを含む断面図である。図2(b)は図1のB−B´線に沿った、保護拡散層9B1を含む断面図である。図2(c)は図1のC−C´線に沿った、保護拡散層9A及び保護接続層9Sを含む断面図である。図2(d)は図1のD−D´線に沿った、保護拡散層9A及び9B1を含む断面図である。図3は図1のE−E´線に沿った平面図である。
SiC−MOSFET101は、N+型基板1、N−型ドリフト層2、P型ベース層3、N型ソース層4、P+型コンタクト層5、ゲート絶縁膜7、ゲート電極8、保護拡散層9A,9B1、保護接続層9S、層間絶縁膜10、ソース電極11、ドレイン電極12を備えて構成される。
N+型基板1には炭化珪素(SiC)基板を用いる。N+型基板1上にN+型基板1よりも低不純物濃度のN−型ドリフト層2を形成し、N−型ドリフト層2の表層にP型ベース層3(ウェル領域)を形成し、P型ベース層3の表層にN+型ソース層4(不純物領域)とP+型コンタクト層5とを部分的に形成する。なお、本明細書で「表層」という語は、対象物の上面における表層という意味で用いる。
また、N+型ソース層4の上面からP型ベース層3を貫通してN−型ドリフト層2内に至るトレンチ6A(第1トレンチ)を形成し、トレンチ6Aの内壁にゲート絶縁膜7を形成し、ゲート絶縁膜7上にゲート電極8(第1電極)を形成する。さらに、P型ベース層3、N+型ソース層4及びP+型コンタクト層5に電気的に接続するソース電極11(第2電極)を形成し、ソース電極11とゲート電極8との間に層間絶縁膜10を形成し、N+型基板1の下面にドレイン電極12を形成する。
トレンチ6A底部に接するN−型ドリフト層2の領域には、トレンチ6Aの長さ方向に沿って予め定められた間隔でP型の保護拡散層9A(第1保護拡散層)が形成され、保護拡散層9Aの間に保護拡散層9Aよりも厚みの小さいP型の保護拡散層9B1(第2保護拡散層)が形成される。保護拡散層9B1は保護拡散層9Aの隙間を埋めるように保護拡散層9Aと接して設けられるため、離散的に形成される複数の保護拡散層9Aは保護拡散層9B1によって電気的に接続される。
また、トレンチ6A側壁部のN−型ドリフト層2にP型の保護接続層9Sを形成する(図2(c))。保護接続層9Sは保護拡散層9AとP型ベース層3の両者に接して形成されるため、保護拡散層9Aは保護接続層9Sを介してP型ベース層3と電気的に接続される。なお、図2(c)では保護接続層9Sを保護拡散層9Aに接して形成しているが、保護拡散層9B1に接して形成し、保護拡散層9B1とP型ベース層3とを電気的に接続しても良い。上述のとおり保護拡散層9Aと保護拡散層9B1とは電気的に接続されているため、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1の少なくともいずれかとP型ベース層3とに接して保護接続層9Sが形成されれば、保護拡散層9A,9B1の全てとP型ベース層3とを電気的に接続することができる。これにより、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1の電位がソース電極11の電位に固定されるため、トレンチ6A底部におけるゲート絶縁膜7の電界強度を緩和することができる。
すなわち、SiC−MOSFET101において、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1の少なくともいずれかがソース電極11と電気的に接続される。より具体的には、トレンチ6Aの側面に接してN−型ドリフト層2に設けられる保護接続層9Sが、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1の少なくともいずれかとP型ベース層3とに接続することにより、両者を電気的に接続する。
<A−2.作用>
次に、SiC−MOSFET101の作用を説明する。
図2(a)に示すように、保護拡散層9Aを含む断面では、オフ時において保護拡散層9Aから空乏層が拡大し、ゲート絶縁膜7を絶縁破壊から保護する。
図2(b)に示すように、保護拡散層9B1を含む断面では、保護拡散層9Aを含む断面に比べて低抵抗な電流経路が形成される。なぜならば、保護拡散層9B1は保護拡散層9Aよりも厚みが小さいため、保護拡散層9B1と保護拡散層9Aの不純物濃度が同じである場合は、pn界面からN−型ドリフト層2側への空乏層の伸びは同じであるが、しかしながら形成深さの違いから、保護拡散層9B1の方がトレンチ底部及び側壁からの空乏層幅が短くなるためである。この効果を奏するために、保護拡散層9B1の厚みは保護拡散層9Aの半分以下であることが望ましい。
図2(c)に示すように、保護接続層9Sを含む断面では、保護拡散層9Aが保護接続層9SによりP型ベース層3に接続されるため、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1がソース電位に固定される。従って、トレンチ6A底部の電界集中が緩和される。
図2(d)に示すように、保護拡散層9A及び保護拡散層9Bを含む断面では、オフ時において保護拡散層9Aから空乏層が拡大すると共に、保護拡散層9Bからも空乏層が拡大する。保護拡散層9Bから拡大する空乏層の幅は保護拡散層9Aからのそれに比べて小さいが、それぞれの空乏層が重なり合うことによって十分な絶縁破壊電界を確保できる。
図3に示すように、離散的に形成された複数の保護拡散層9Aは保護拡散層9Bにより電気的に接続される。また、保護拡散層9A,9Bは、トレンチ6A側壁部に部分的に形成された保護接続層9Sを介してソース電極と接続する。従って、保護拡散層9A,9Bをソース電位に固定するための保護接続層9Sの形成を最小限にすることができ、電流経路を大きく確保することができる。例えば図3では、3つの保護拡散層9Aのうち1つに対して保護接続層9Sを形成しているため、全ての保護拡散層9Aに対して保護接続層9Sを設ける場合に比べて1/3程度に保護接続層9Sを減らすことができ、オン抵抗を低減できる。
<A−3.製造工程>
図4から図8に沿って、SiC−MOSFET101の製造方法を説明する。なお、図4(a)、図4(b)、図4(c)は、それぞれ図2(a)、図2(b)、図2(c)に示す断面を製造する過程の断面図であり、図5、図6、図7についても同様である。
まず、N+型基板1を用意し、その上にN−型ドリフト層2をエピタキシャル成長させる。N−型ドリフト層2の不純物濃度は1×1015cm−3以上1×1017cm−3以下とし、その厚みは5μm以上50μm以下とした。
次に、N−型ドリフト層2の表層に予め定めたドーパントをイオン注入することにより、P型ベース層3およびN+型ソース層4を形成する。ここではP型不純物であるアルミニウム(Al)のイオン注入によりP型ベース層3を形成する。Alのイオン注入の深さは、N−型ドリフト層2の厚さを超えない範囲で、0.5μm以上3μm以下程度とする。注入するAlの不純物濃度は、N−型ドリフト層2のN型不純物濃度より高くする。このときAlの注入深さよりも深い領域がN−型ドリフト層2として残る。なお、P型ベース層3はエピタキシャル成長によって形成してもよい。その場合もP型ベース層3の不純物濃度および厚さは、イオン注入によって形成する場合と同等とする。
N+型ソース層4は、N型不純物である窒素(N)をP型ベース層3の表面に部分的にイオン注入することにより形成する。これにより、ゲート電極8の形成の際、その両側にN+型ソース層4が配設される。Nのイオン注入深さは、P型ベース層3の厚さより浅くする。注入するNの不純物濃度は、P型ベース層3のP型不純物濃度よりも高くし、1×1018cm−3以上1×1021cm−3以下の範囲とする。
P+型コンタクト層5は、P型不純物であるアルミニウム(Al)をP型ベース層3の表面に部分的にイオン注入することにより形成する。アルミニウムのイオン注入深さは、P型ベース層3の厚さより浅くする。注入するアルミニウムの不純物濃度は、P型ベース層3のP型不純物濃度よりも高くし、1×1018cm−3以上1×1021cm−3以下の範囲とする。
続いて、N−型ドリフト層2の表面にシリコン酸化膜13を1μm以上2μm以下程度堆積し、その上にレジスト材からなるエッチングマスクを形成する。このエッチングマスクは、フォトリソグラフィ技術により、トレンチ6Aの形成領域を開口したパターンに形成する。そして、エッチングマスクをマスクとする反応性イオンエッチング(RIE:REACTIVE ION ETCHING)処理により、シリコン酸化膜13をパターニングする。つまりエッチングマスクのパターンがシリコン酸化膜13に転写される。パターニングされたシリコン酸化膜13は次の工程のエッチングマスクとなる。
パターニングされたシリコン酸化膜13をマスクとするRIEにより、N−型ドリフト層2にN+型ソース層4およびP型ベース層3を貫通するトレンチ6Aを形成する(図4)。トレンチ6Aの深さは、P型ベース層3の深さ以上であり、0.5μm以上3μm以下程度とする。
その後、トレンチ6Aのうちその底部に保護拡散層9Aを形成すべきトレンチ6Aに対して開口したパターンを有する注入マスク14Aを形成する。そして、注入マスク14Aをマスクにしたイオン注入により、トレンチ6Aの底部にP型の保護拡散層9Aを形成する(図5)。ここでは、P型不純物としてAlを用いる。なお、注入マスク14Aの代わりに、トレンチ6Aを形成する際にエッチングマスクとして用いた、パターニングされたシリコン酸化膜13を使用してもよい。これにより、製造工程の簡略化及びコスト削減を図ることができる。
その後、注入マスク14Aを除去し、トレンチ6Aのうちその底部に保護拡散層9B1を形成すべきトレンチ6Aに対して開口したパターンを有する注入マスク14Bを形成する。そして、注入マスク14Bをマスクにしたイオン注入により、トレンチ6Aの底部にP型の保護拡散層9B1を形成する(図6)。なお、注入マスク14Bの開口パターンは、保護拡散層9A間を保護拡散層9B1で電気的に接続するレイアウトに対応するパターンで形成すればよく、上記のような選択的に開口したパターンに限定しない。例えば、トレンチ6Aの部分を開口した単純なストライプ状のパターンであってもよい。これにより、トレンチ6Aの長さ方向に対するマスク合わせ位置精度の問題を回避できる。
なお、保護拡散層9B1は、シリコン酸化膜13又は注入マスク14Aを用いて保護拡散層9Aを形成する際、同時に形成しても良い。この場合、シリコン酸化膜13又は注入マスク14A越しに保護拡散層9B1が形成できるように、シリコン酸化膜13又は注入マスク14Aの厚さ、エッチング条件及びパターンを調整する必要がある。これにより、マスク枚数を削減して製造コストを低減することができる。
その後、注入マスク14Bを除去し、トレンチ6Aのうちその側面に保護接続層9Sを形成すべきトレンチ6Aに対して開口したパターンを有する注入マスク14Cを形成する。そして、斜めイオン注入により、トレンチ6Aの側壁部にP型の保護接続層9Sを形成する(図7)。
なお、上記の保護拡散層9A、保護拡散層9B1及び保護接続層9Sは、トレンチ6Aの形成前に、N−型ドリフト層2の表面からトレンチ6Aの底部にあたる深さに高エネルギーでイオン注入することによって形成してもよい。これにより、トレンチ6Aに対してマスクを開口させるという高精度なパターニング条件が不要になるため、写真製版のパターニング精度の条件が緩和される。
次に、注入マスク14Cを除去した後、熱処理装置を用いて、これまでの工程でイオン注入したN及びAlを活性化させるアニールを行う。このアニールは、アルゴン(Ar)ガスなどの不活性ガス雰囲気中で行い、温度は1300℃以上1900℃以下、時間は30秒以上1時間以下とする。
そして、トレンチ6A内を含むN−型ドリフト層2の全面にシリコン酸化膜を形成した後、ポリシリコンを減圧CVD法により堆積し、それらをパターニングまたはエッチバックすることにより、トレンチ6A内にゲート絶縁膜7およびゲート電極8を形成する(図8)。ゲート絶縁膜7となるシリコン酸化膜は、N−型ドリフト層2の表面を熱酸化して形成してもよいし、N−型ドリフト層2上に堆積させて形成してもよい。
続いて、減圧CVD法により、N−型ドリフト層2の全面に層間絶縁膜10を形成した後、ゲート電極8を覆う箇所を残してパターニングする。さらに、N−型ドリフト層2の全面にAl合金などの電極材を堆積することで、ソース電極11を形成する。最後に、N+型基板1の下面にAl合金等の電極材を堆積してドレイン電極12を形成することにより、図1に示した構成のSiC−MOSFET101が得られる。
<A−4.変形例>
トレンチ6Aの長手方向における保護拡散層9Aの配置間隔、言い換えれば保護拡散層9Bの幅は特に限定しない。図2(d)では、保護拡散層9Aと保護拡散層9B1の幅(図2(d)の紙面左右方向)が同一であるが、図9に示すように保護拡散層9Bの幅を保護拡散層9Aより大きくしても良いし、反対に小さくしても良い。
図1,2では、保護拡散層9A及び保護拡散層9Bをトレンチ6Aの直下にのみ形成していたが、電界強度が最も強くなるトレンチ6A底部の角部を守るために、保護拡散層9A及び保護拡散層9Bはトレンチ6Aの直下だけでなくその底部の角を覆うように形成しても良い(図10)。図10では保護拡散層9Aのみ示しているが、保護拡散層9Bについても同様である。
保護接続層9Sはトレンチ6Aの側面に、その長手方向の全体に亘って形成されるのではなく部分的に形成される。部分的に形成されていれば保護接続層9Sの形成箇所は特に限定しない。例えば、図3では、保護接続層9Sを3つの保護拡散層9Aにつき1つの割合でトレンチ6Aの両側の側面に形成しているが、トレンチ6Aの片側の側面にのみ形成しても良い(図11)。あるいは、保護接続層9Sをある場所ではトレンチ6Aの左側面に形成し、別の場所ではトレンチ6Aの右側面に形成しても良い(図12)。図11,12のように、保護接続層9Sの形成面積を小さくすることによって、保護接続層9Sをトレンチ6Aの両側の側面に形成する場合に比べてオン抵抗を低減することが出来る。また、保護接続層9Sを2つの保護拡散層9Aにつき1つの割合で形成する等、保護接続層9Sの配置間隔を変更しても良い(図13)。保護接続層9Sの配置間隔を短くする場合にはその形成面積が増えるが、保護接続層9Sから伸びる空乏層が占める面積が増加するため、トレンチ6A底部の電界強度をより緩和することが出来る。
また、保護接続層9Sは、トレンチ6Aの側面周辺にのみ設けるのではなく、トレンチ6Aの側面からその法線方向に延びて、隣り合うトレンチ6A間に亘って設けられ、隣り合うトレンチ6Aの下方に設けられた保護拡散層9A,9B1を接続しても良い(図14)。この場合には、保護接続層9Sをトレンチ6Aの側面周辺にのみ設ける場合に比べて、保護接続層9Sから伸びる空乏層が占める面積が増加するため、トレンチ6A底部の電界強度をより緩和することが出来る。
また、図3ではストライプ状に設けられた複数のトレンチ6Aの全てにおいて、その底部に保護拡散層9Aと保護拡散層9B1とが交互に配置される様子を示した。しかし、このような保護拡散層9A及び保護拡散層9B1の交互配置の構成は、必ずしも複数のトレンチ6Aの全てについて設けなくても良い。例えば、図15に示すように、一部のトレンチ6Aについては、その下方に保護拡散層9Aのみが設けられていても良い。このような構成によれば、図3に示す構成よりも保護拡散層9Aの形成面積が増えるため、空乏層が広がりやすく、トレンチ6A底部の電界強度をより緩和することが出来る。あるいは、一部のトレンチ6Aについては、その下方に保護拡散層9B1のみが設けられていても良い。この場合には、図3に示す構成よりも保護拡散層9B1の形成面積が増えるため、空乏層の広がりが小さく電流経路が大きくなるため、よりオン抵抗を低減することができる。
また、隣り合う2つのトレンチ6Aの双方について、その底部に保護拡散層9Aと保護拡散層9B1とを交互に配置する場合、その配置ピッチを隣り合うトレンチ6A間でずらしても良い。図16は、そのような変形例に係るSiC−MOSFET101Aの構成図である。図16(a)はN−型ドリフト層2をN+型基板1側からみた平面図であり、図16(b)は図16(a)のA−A´断面図である。このA−A´断面は、トレンチ6Aの側面の法線方向、言い換えればトレンチ6Aの長さ方向に垂直な方向の断面である。
図16(a)に示すようにSiC−MOSFET101Aでは、長さ方向が同一である複数のトレンチ6Aの底部に、それぞれその長さ方向に沿って保護拡散層9A及び保護拡散層9B1が交互に配置される。そして、図16(b)に示すように、保護拡散層9Aが底面に形成されたトレンチ6Aに隣り合うトレンチ6Aの底面には保護拡散層9B1が形成され、さらにその隣のトレンチ6Aの底面には保護拡散層9Aが形成される。このように、A−A´断面では保護拡散層9Aと保護拡散層9B1とが交互に形成される。このことは、保護拡散層9Aの幅と保護拡散層9B1の幅を足したものを1ピッチとすると、隣り合うトレンチ6A間で、保護拡散層9A,9B1の配列を半ピッチ分ずらしているともいえる。但し、ピッチをずらす幅は半ピッチ分には限らない。このように保護拡散層9A,9B1を配列すると、オフ時には空乏層が広がりやすい保護拡散層9Aから隣り合うトレンチ6A底部の空乏層が広がりにくい保護拡散層9B1へ空乏層が広がるため、トレンチ6Aの底部の電界強度をより緩和することが出来る。
また、以上の説明では、複数のトレンチ6Aは長さ方向が同一であってストライプ状に配置されるものとしていた。しかし、トレンチ6Aの配置形状はこれに限らない。例えば図17に示すように、トレンチ6Aは格子状に配置されていても良い。言い換えると、トレンチ6Aは、長さ方向が同一の複数のトレンチ6Aと、これらのトレンチ6Aに対して長さ方向が垂直なトレンチ6Aとを含む。このように、トレンチ6Aを格子状に配置することにより、高チャネル密度化が可能であるため、より低抵抗化できる。また、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1の配置密度が大きくなるため、空乏層が重なりやすくトレンチ6A底部の電界強度をより緩和することができる。
また、以上の説明ではSiC−MOSFETを例にしたが、SiC以外のワイドバンドギャップ半導体を用いたトレンチ型の半導体装置であっても、オン抵抗の低減とトレンチ底部における絶縁膜の電界強度の緩和とのトレードオフという問題を有するため、本発明を適用可能である。また、MOSFETの他にIGBTにも本発明は適用可能である。
本実施の形態に記載の半導体装置は、インバータやコンバータなどの電力変換装置に適用できる。当該電力変換装置は、車載用、電鉄用、産業用又は民生用等の用途で用いられる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図18は、実施の形態2に係る半導体装置であるSiC−MOSFET102の構成を示す断面図である。図18に示す断面は、実施の形態1に係るSiC−MOSFET101でいえば図1のD−D´断面に対応している。
SiC−MOSFET101では、保護拡散層9Aと、保護拡散層9Aに比べて厚みが小さく不純物濃度が同等の保護拡散層9B1とが設けられていた。保護拡散層9B1の厚みが保護拡散層9Aより小さい理由は、保護拡散層9B1からN−型ドリフト層2に広がる空乏層の幅を保護拡散層9Aのそれよりも小さくするためである。
これに対してSiC−MOSFET102では、保護拡散層9B1に代えて、保護拡散層9Aに比べて厚みが同等で不純物濃度が小さいP型の保護拡散層9B2を設ける。保護拡散層9B2以外のSiC−MOSFET102の構成は、SiC−MOSFET101と同様である。
保護拡散層の不純物濃度を低くすると、P型の空間電荷が減る分、N−型ドリフト層2側では空乏層幅を短くすることで空間電荷の釣りあいがとれる。つまり保護拡散層9Aに比べて不純物濃度が低い保護拡散層9B2では、N−型ドリフト層2への空乏層の伸びが小さくなるため、低抵抗な電流経路を形成することが出来る。従って、実施の形態1と同様の効果を得ることが出来る。
本実施の形態では、保護拡散層9B1の不純物濃度を保護拡散層9Aより低くすることによって、空乏層の伸びを小さくしたが、不純物濃度と厚みを両方調整することによって、保護拡散層9Aと保護拡散層9B1の空乏層の伸びを制御し、保護拡散層9B1の空乏層の伸びを小さくすることによっても、本実施の形態の効果が得られる。
<C.実施の形態3>
<C−1.構成>
図19は、実施の形態3に係る半導体装置であるSiC−MOSFET103の構成図である。図19(a)はN−型ドリフト層2をN+型基板1側からみた平面図であり、図19(b)は図19(a)のA−A´断面図である。このA−A´断面は、トレンチ6Aの側面の法線方向、言い換えればトレンチ6Aの長さ方向に垂直な方向の断面であり、実施の形態1に係るSiC−MOSFET101でいえば図1のB−B´断面、すなわち図2(b)に対応している。
SiC−MOSFET103は、SiC−MOSFET101の構成に加えて、P型の保護拡散層9C(第3保護拡散層)を備えている。保護拡散層9Cは、P型ベース層3の下のN−型ドリフト層2に形成され、N−型ドリフト層2を介してトレンチ6Aと対向する。保護拡散層9Cは少なくともトレンチ6A底部と同じ深さに形成されていれば良く、保護拡散層9CからN−型ドリフト層2に広がる空乏層によって、最も電界強度が強くなるトレンチ6A底部の電界強度を緩和することが出来る。
なお、図19(b)では、保護拡散層9Cを保護拡散層9B1より浅い位置に形成しているが、保護拡散層9B1より深い位置にまで形成すれば、トレンチ6A底部の電界強度をより緩和することが出来る。また、図19(b)では、保護拡散層9CをP型ベース層3と接して設けているが、P型ベース層3と接していなくても良い。
とりわけ、保護拡散層9Aにのみ接して保護接続層9Sを設ける場合、保護拡散層9B1が形成されるトレンチ6A底部では保護接続層9Sが設けられないため、保護拡散層9Aが形成されるトレンチ6A底部に比べて電界強度が緩和されない。そこで、保護拡散層9B1が底部に形成されるトレンチ6Aに対向する位置に保護拡散層9Cを設けることにより、当該部分での電界強度を緩和することが出来る。
<D.実施の形態4>
<D−1.構成>
図20は、実施の形態4に係る半導体装置であるSiC−MOSFET104の構成図である。図20(a)はN−型ドリフト層2をN+型基板1側からみた平面図であり、図20(b)は図20(a)のA−A´断面図である。このA−A´断面は、トレンチ6Aの側面の法線方向、言い換えればトレンチ6Aの長さ方向に垂直な方向の断面であり、実施の形態1に係るSiC−MOSFET101でいえば図1のA−A´断面、すなわち図2(a)に対応している。
SiC−MOSFET104では、N−型ドリフト層2の複数のトレンチ6Aに挟まれた領域において、トレンチ6Aの長さ方向の一部分に、トレンチ6Aと同じ深さのトレンチ6B(第2トレンチ)が形成されている。そして、トレンチ6B内には、Al合金などの電極材からなりソース電極11と電気的に接続された保護コンタクト11A(保護コンタクト層)が形成される。
保護拡散層9A及び保護拡散層9B1はトレンチ6Aの底部に沿ってトレンチ6Aの長さ方向に交互に配置される。さらに、保護拡散層9Aは、トレンチ6Bの形成領域では、トレンチ6Bを挟む2つのトレンチ6の底部に亘って形成される。トレンチ6Bはトレンチ6と同じ深さまで形成されるため、保護拡散層9Aはトレンチ6Aだけでなくトレンチ6Bの底部にも形成される。
そして、トレンチ6Bと保護拡散層9Aとの間にはP+型コンタクト層5(コンタクト領域)が形成され、保護拡散層9AはP+型コンタクト層5及び保護コンタクト11A(保護コンタクト層)を介してソース電極11と電気的に接続され、ソース電位に固定される。
また、層間絶縁膜10は、ゲート電極8の上面だけでなく、トレンチ6Aの保護コンタクト11Aに面する側面も覆う。
なお、図20ではトレンチ6Bを挟む2つのトレンチ6Aの底部に亘って保護拡散層9Aを形成しているが、保護拡散層9Aに代えて保護拡散層9B1を形成しても良い。
このような構成によって、保護拡散層9A又は保護拡散層9B1は、保護コンタクト11Aを介して電気的に接続される。実施の形態1では、トレンチ6Aの側面に沿ってN−型ドリフト層2に形成したP型の保護接続層9Sを介して、保護拡散層9A及び保護拡散層9B1をソース電極11と電気的に接続していたが、保護コンタクト11Aを介してより低抵抗に接続することによって、トレンチ6A底部の電界強度をより緩和することが出来る。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、(各実施の形態を自由に組み合わせたり、各)実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 N+型基板、2 N−型ドリフト層、3 P型ベース層、4 N型ソース層、5 P+型コンタクト層、6A,6B トレンチ、7 ゲート絶縁膜、8 ゲート電極、9A,9B1,9B2,9C 保護拡散層、9S 保護接続層、10 層間絶縁膜、11 ソース電極、11A 保護コンタクト、12 ドレイン電極、13 シリコン酸化膜、14A,14B,14C 注入マスク、101,101A,102,103,104 SiC−MOSFET。

Claims (13)

  1. 第1導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の表層に部分的に形成される第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域の表層に部分的に形成される第1導電型の不純物領域と、
    前記不純物領域の表層から前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト層内部に至る第1トレンチ内に、絶縁膜を介して形成される第1電極と、
    前記ウェル領域及び前記不純物領域と電気的に接続される第2電極と、
    前記第1トレンチ底部の下方における前記ドリフト層に形成され、前記第2電極と電気的に接続された第2導電型の保護拡散層と、を備え、
    前記保護拡散層は、第1保護拡散層と、前記第1保護拡散層より厚みの小さい第2保護拡散層とを備え、
    前記第1保護拡散層及び前記第2保護拡散層は、互いに接触し、かつ前記第1トレンチの長さ方向に沿って交互に配置されることを特徴とする、
    半導体装置。
  2. 第1導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の表層に部分的に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域の表層に部分的に形成された第1導電型の不純物領域と、
    前記不純物領域の表層から前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト層内部に至る第1トレンチ内に、絶縁膜を介して形成された第1電極と、
    前記ウェル領域及び前記不純物領域と電気的に接続された第2電極と、
    前記第1トレンチ底部の下方における前記ドリフト層に形成され、前記第2電極と電気的に接続された第2導電型の保護拡散層と、を備え、
    前記保護拡散層は、第1保護拡散層と、前記第1保護拡散層より不純物濃度の低い第2保護拡散層とを備え、
    前記第1保護拡散層及び前記第2保護拡散層は、互いに接触し、かつ前記第1トレンチの長さ方向に沿って交互に配置されることを特徴とする、
    半導体装置。
  3. 第1導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の表層に部分的に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域の表層に部分的に形成された第1導電型の不純物領域と、
    前記不純物領域の表層から前記ウェル領域を貫通して前記ドリフト層内部に至る第1トレンチ内に、絶縁膜を介して形成された第1電極と、
    前記ウェル領域及び前記不純物領域と電気的に接続された第2電極と、
    前記第1トレンチ底部の下方における前記ドリフト層に形成され、前記第2電極と電気的に接続された第2導電型の保護拡散層と、を備え、
    前記保護拡散層は、第1保護拡散層と第2保護拡散層とを備え、
    前記第1保護拡散層及び前記第2保護拡散層は、互いに接触し、かつ前記第1トレンチの長さ方向に沿って交互に配置され、
    前記第1保護拡散層から前記ドリフト層へ伸びる空乏層の幅は、前記第2保護拡散層から前記ドリフト層へ伸びる空乏層の幅よりも大きいことを特徴とする、
    半導体装置。
  4. 前記保護拡散層は、前記第1トレンチ底部の角部を覆うことを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1トレンチを複数備え、
    ある前記第1トレンチでは、当該第1トレンチの長さ方向に沿って前記第1保護拡散層と前記第2保護拡散層とが互いに接触して交互に配置され、
    別の前記第1トレンチでは、当該第1トレンチの長さ方向に沿って、前記第1保護拡散層及び前記第2保護拡散層のいずれかが配置されることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1保護拡散層及び前記第2保護拡散層は、隣り合う2つの前記第1トレンチ間でその配列をずらして配置されることを特徴とする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 複数の前記第1トレンチは、長さ方向が格子状になるように配置されることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 隣り合う前記第1トレンチの間で、前記第1トレンチに接触せず、前記ウェル領域の底部の下方に形成される第2導電型の第3保護拡散層をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記第1トレンチの側面に接して前記ドリフト層に設けられ、前記第1保護拡散層及び前記第2保護拡散層の少なくともいずれかと前記ウェル領域とを接続する保護接続層をさらに備え、
    前記保護拡散層は、前記保護接続層を介して前記第2電極と電気的に接続されることを特徴とする、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記第1トレンチを複数備え、
    前記保護接続層は、隣り合う前記第1トレンチの下方の前記保護拡散層を接続することを特徴とする、
    請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記ドリフト層に設けられた第2トレンチ内に形成され、前記第2電極と接触する保護コンタクト層をさらに備え、
    前記保護拡散層は、前記保護コンタクト層と接触するコンタクト領域を備えることを特徴とする、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記ドリフト層は、ワイドバンドギャップ半導体からなることを特徴とする、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の半導体装置。
  13. 前記ドリフト層は、炭化珪素からなることを特徴とする、
    請求項12に記載の半導体装置。
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