JP2014024930A - ポリイソシアネート組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脂肪族ジイソシアネート、及び脂環式ジイソシアネートからなる群から選択される少なくとも1種のジイソシアネートから得られ、式(1)で表されるポリイソシアネート化合物を含み、
式(1)において、p≧1かつq≧1であるポリイソシアネート化合物の含有量が、ポリイソシアネート組成物に対して10質量%以上である、ポリイソシアネート組成物。
【選択図】なし
Description
特許文献1には、水性塗料用組成物に含まれるポリイソシアネート組成物として、粘度が50〜10000mPa.sのポリイソシアネート組成物を用いることが開示されている。
特許文献2及び3には、低粘度であるウレトジオン基を含有するポリイソシアネートに関する技術が開示されている。
特許文献4には、イソシアヌレート構造と、モノアルコールのアロファネート構造との混合物である、低粘度のポリイソシアネート組成物が開示されている。
特許文献5には、イソシアヌレート基含有ポリイソシアネートとモノオールのアルキレンオキサイドの付加物に、アロファネート基含有ポリイソシアネートを混合し、水分散性を付与したポリイソシアネート組成物が開示されている。
特許文献2及び3では、低粘度のポリイソシアネート組成物が得られているが、ウレトジオン基のみを含むポリイソシアネート組成物は、その分子量に関わらず、ポリイソシアネート1分子が有するイソシアネート基の平均数は2であり、硬化性に劣る場合がある。
特許文献4には、ポリイソシアネート組成物の構造が、水への分散性に及ぼす影響については全く記載されていない。
特許文献5には、アルキレンオキサイドの影響で、塗膜の硬度が低下したり、塗膜が水を吸収しやすくなる等の問題がある。
[1]
脂肪族ジイソシアネート、及び脂環式ジイソシアネートからなる群から選択される少なくとも1種のジイソシアネートから得られ、下記式(1)で表されるポリイソシアネート化合物を含み、
下記式(1)において、p≧1かつq≧1であるポリイソシアネート化合物の含有量が、ポリイソシアネート組成物に対して10質量%以上である、ポリイソシアネート組成物。
R2は、
R3は、
R4は、炭素数が1以上の脂肪族又は脂環式の炭化水素基を示す。)
[2]
前記R2とR3のモル比が、R2/R3=30/70〜80/20である、上記[1]記載のポリイソシアネート組成物。
[3]
前記R4の炭素数が3〜20である、上記[1]又は[2]記載のポリイソシアネート組成物。
[4]
前記R4の炭素数が3〜9である、上記[1]又は[2]記載のポリイソシアネート組成物。
[5]
前記R4の炭素数が6〜9である、上記[1]又は[2]記載のポリイソシアネート組成物。
[6]
水系型ポリイソシアネート組成物である、上記[1]〜[5]のいずれか記載のポリイソシアネート組成物。
[7]
上記[1]〜[6]のいずれか記載のポリイソシアネート組成物と、主剤と、を含有する塗料組成物。
[8]
水系型塗料組成物である、上記[7]記載の塗料組成物。
[9]
上記[7]又は[8]記載の塗料組成物により形成された塗膜或いは塗装された物品。
脂肪族ジイソシアネート、及び脂環式ジイソシアネートからなる群から選択される少なくとも1種のジイソシアネートから得られ、下記式(1)で表されるポリイソシアネート化合物を含み、
下記式(1)において、p≧1かつq≧1であるポリイソシアネート化合物の含有量が、ポリイソシアネート組成物に対して10質量%以上である。
R2は、
R3は、
R4は、炭素数が1以上の脂肪族又は脂環式の炭化水素基を示す。)
本実施形態におけるポリイソシアネート組成物は、ポリイソシアネート化合物を含有する。ポリイソシアネート化合物は、脂肪族ジイソシアネート、及び脂環式ジイソシアネートからなる群から選択される少なくとも1種のジイソシアネートから誘導される。
R2は、
R3は、
R4は、炭素数が1以上の脂肪族又は脂環式の炭化水素基を示す。
使用機器は、LC:Agilent社製1100series、MS:ThermoElectron社製LCQを用いる。LCでは、カラムにPhenomenex、Kinetex2.6μ XB−C18 100A(2.1mmI.D.×50mm)、カラム温度40℃、検出205nm、流速0.35mL/min、移動相Aに0.05%ギ酸水溶液、移動相Bにメタノール(グラジェント:0分で移動相A/移動相B=50/50、30分で移動相A/移動相B=0/100、30.1分で移動相A/移動相B=50/50、42分で移動相A/移動相B=50/50)、注入量2μLの条件で測定する。MSでは、イオン化はAPCI、モードはPositive、スキャンレンジはm/Z=250〜2000の条件で測定する。
アロファネート基/イソシアヌレート基=(8.5ppm付近のシグナル面積)/(3.85ppm付近のシグナル面積/6)
使用機器:HLC−8120(東ソー株式会社製)、使用カラム:TSK GEL SuperH1000、TSK GEL SuperH2000、TSK GEL SuperH3000(いずれも東ソー株式会社製)、試料濃度:5wt/vol%(例えば、試料50mgを1mLのTHFに溶解する)、キャリア:THF、検出方法:示差屈折計、流出量0.6ml/min、カラム温度30℃。GPCの検量線は、分子量50000〜2050のポリスチレン(ジーエルサイエンス株式会社製PSS−06(Mw50000)、BK13007(Mp=20000、Mw/Mn=1.03)、PSS−08(Mw=9000)、PSS−09(Mw=4000)、5040−35125(Mp=2050、Mw/Mn=1.05)と、ヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネート組成物(デュラネートTPA−100、旭化成ケミカルズ株式会社製)のイソシアヌレート体の3量体〜7量体(イソシアヌレート3量体分子量=504、イソシアヌレート5量体分子量=840、イソシアヌレート7量体分子量=1176)及びHDI(分子量=168)を標準として作製する。
本実施形態においては、モノアルコールとジイソシアネートを用いて、ウレタン化反応、アロファネート化反応及びイソシアヌレート化反応を行い、目的のポリイソシアネート化合物を得る。ウレタン化、アロファネート化、イソシアヌレート化は同時に行っても、別々に行ってもよい。また、ウレタン化後に、アロファネート化とイソシアヌレート化を同時に行ってもよい。
ここで、「実質的に溶媒やジイソシアネートを含んでいない状態」とは、ポリイソシアネート組成物中の溶媒又はジイソシアネートの含有量が1質量%未満であることを示す。
本実施形態におけるポリイソシアネート組成物は、水酸基、アミノ基、ウレタン基等の活性水素基を含む主剤と組み合わせて、塗料組成物を形成することができる。主剤としては、例えば、水酸基価が5〜200mgKOH/gのポリオールが挙げられる。
ここで、ポリオールの水酸基価は、JIS−K0070に準じて測定することができる。
ポリイソシアネート組成物に含まれるイソシアネート基を過剰の2Nアミン(ジ−n−ブチルアミンのトルエン溶液)と反応させた後、1N塩酸による逆滴定を行うことにより求めた。
E型粘度計(株式会社トキメック社)を用いて25℃での粘度を測定した。
標準ローター(1°34’×R24)を用い、回転数は以下のとおりに設定した。
100r.p.m. (128mPa.s未満の場合)
50r.p.m. (128mPa.s以上256mPa.s未満の場合)
20r.p.m. (256mPa.s以上640mPa.s未満の場合)
10r.p.m. (640mPa.s以上1280mPa.s未満の場合)
5r.p.m. (1280mPa.s以上2560mPa.s未満場合)
屈折率計(商品名:RA−520 京都電子工業株式会社製)を用いて、30℃の屈折率を測定した。
ポリイソシアネート組成物と水と添加剤を所定の配合で混合し、ディスパーブレードを用いて、1000rpmで5分間撹拌することにより硬化剤を得た。撹拌後の硬化剤について、分散状態であるか、又は、分離若しくは沈殿が見られるかを確認した。
ポリイソシアネート組成物と主剤と溶媒を所定量配合し、水分散型の主剤を用いた場合は、所定条件で混合した後、分散状態であるか、又、分離もしくは沈殿が見られるかを確認した。主剤に、アクリルポリールやひまし油やポリエーテルポリオール、シリコン化合物を用いた場合は、手で振って撹拌した後、シェーカー(180rpm)で1時間混合し、外観を観察した。手で振って撹拌しただけでクリアになった場合を◎、シェーカー後に、クリアになった場合を○、微白濁の場合を△、白濁、沈殿、分離した場合を×とした。
主剤として水分散型アクリルポリオールを用いた場合は、温度23℃湿度65%の条件下において、塗液のNCO%残存率が4時間で80質量%以上である場合を○、80質量%未満〜50質量%以上である場合を△、50質量%未満である場合を×とした。
塗膜の硬化初期のゲル分率の測定を行うことにより硬化性の評価を行った。塗料組成物を、ポリプロピレン板に膜厚が約50ミクロンになるようにバーコーダーを用いて塗布した後、23℃で3日乾燥した場合のゲル分率を測定した。ゲル分率が80%以上である場合を○、80%未満〜60%以上である場合を△、60%未満である場合を×とした。
塗料組成物を、ガラス板に膜厚が約50ミクロンになるようにバーコーダーを用いて塗布した後、23℃14日乾燥し、塗膜の状態を観察した。ブツや白濁等が全く無い場合を◎、ブツの発生が塗膜全体の1割未満である場合を○、ブツの発生が塗膜全体の1割以上5割未満である場合を△、ブツの発生が塗膜全体の5割以上若しくは白濁している場合を×とした。
撹拌器、温度計、冷却管を取り付けた四ッ口フラスコの内部を窒素置換し、HDI 1000gと2−エチル−1−ヘキサノール 200gを仕込んだ。撹拌下反応器内温度を昇温させ、90℃に到達した時点でイソシアヌレート化触媒としてカプリン酸カリウムを0.02g加え、ウレタン化、アロファネート化、及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.02になった時点でリン酸85%水溶液を0.03g加え、反応を停止した。その後、反応液を90℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量820g、粘度600mPa.s、NCO含有率15.5質量%であった。収率は68%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は69/31であった。
LC−MSを測定した結果、図1のUVクロマトグラムチャートと図2〜4のマスクロマトグラムチャートが得られた。図中のAからSまでのピークと、MSチャートの分子量から、それぞれのp、q、nの値を決定した。但し、ピークB、E、Mの構造は特定できなかった。またピークF、H、Kは検出下限値以下であった。
ピークAからSまでの合計ピーク面積100%に対する、p≧1かつq≧1のピークの面積%の総和が、結合多量対構造を有するイソシアネート化合物の割合である。各ピークのp、q、nの値と面積%を表1に示す。結合多量体構造を有する化合物の割合は22.7質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−1とした。なお、表1には、以下の実施例2〜6、比較例1〜5で得られたポリイソシアネート組成物のp、q、nの値も併せて示す。
実施例1と同様の装置に、HDI 600gと2−エチル−1−ヘキサノール 180gを仕込んだ。撹拌下反応器内温度が90℃に到達したら、ウレタン化、アロファネート化、及びイソシアヌレート化触媒としてN,N,N−トリメチル−N−ベンジルアンモニウムヒドロキシドを0.02g加え、反応液の屈折率の変化が0.026になった時点でリン酸85%水溶液を0.03g加え、反応を停止した。反応液を90℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量670g、粘度1800mPa.s、NCO含有率12.5質量%であった。収率は86%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は76/24であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は23.7質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−2とした。
実施例1と同様の装置に、HDI 600gと2−エチル−1−ヘキサノール 2gを仕込み、撹拌下反応器内温度を70℃で1時間ウレタン化を行った。その後、イソシアヌレート化触媒としてテトラメチルアンモニウムカプリエートを0.07g加え、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.02になった時点でリン酸85%水溶液を0.16g加え、反応を停止した。反応液を100℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量250g、粘度3000mPa.s、NCO含有率21.5質量%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は5/95であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は5.3質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をX−1とした。
次に、H−2を50質量部、X−1を50質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート化合物は透明の液体であり、粘度2200mPa.s、NCO含有率17.1質量%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は40/60であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は14.5質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−3とした。
実施例1と同様の装置に、HDI 800gとイソトリデカノール 240gを仕込んだ。撹拌下反応器内温度が90℃に到達した時点でN,N,N−トリメチル−N−ベンジルアンモニウムヒドロキシドを0.01g加えて、ウレタン化、アロファネート化、及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.02になった時点でリン酸85%水溶液を0.05g加え、反応を停止した。反応液を90℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量720g、粘度850mPa.s、NCO含有率11.6質量%であった。収率は70%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は69/31であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は21.0質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−4とした。
H−1を40質量部、X−1を60質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、粘度1800mPa.s、NCO含有率19.2質量%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は32/68であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は12.3質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−5とした。
実施例1と同様の装置に、HDI 500gとイソブタノール 100gを仕込み、撹拌下反応器内温度を80℃で10分間保持した。その後、テトラメチルアンモニウムカプリエートを0.01g加えて、ウレタン化、アロファネート化、及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.03になった時点でリン酸85%水溶液を0.05g加え、反応を停止した。反応液を80℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量530g、粘度1500mPa.s、NCO含有率13.0質量%であった。収率は88%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は79/21であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は24.0質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−6とした。
実施例1と同様の装置に、HDI 1000gと2−エチル−1−ヘキサノール 80gを仕込み、撹拌下反応器内温度を90℃で1時間保持した。その後、130度に昇温し、2−エチルヘキサン酸ジルコニウムを0.01g加えて、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.0055になった時点でリン酸50%2−エチルヘキサノール水溶液を0.05g加え、反応を停止した。反応液を80℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量320g、粘度150mPa.s、NCO含有率16.9質量%であった。収率は30%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は97/3であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は3.0質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−7とした。
X−1をポリイソシアネート組成物H−8とした。
H−7を50質量部、H−8を50質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、粘度650mPa.s、NCO含有率19.2質量%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は50/50であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は4.0質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−9とした。
H−5を55質量部、H−7を45質量部混合してポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、粘度1100mPa.s、NCO含有率18.2質量%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は61/39であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は8.0質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−10とした。
実施例1と同様の装置に、HDI 600gと2−エチル−1−ヘキサノール15gを仕込み、撹拌下反応器内温度を80℃で60分間保持してウレタン化反応を行った。その後、テトラメチルアンモニウムカプリエートを0.01g加えて、アロファネート化及びイソシアヌレート化反応を行い、反応液の屈折率の変化が0.012になった時点でリン酸85%水溶液を0.05g加え、反応を停止した。反応液を80℃で1時間保持して触媒を完全に失活させた。
反応液を濾過後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、未反応のHDIを除去した。
得られたポリイソシアネート組成物は透明の液体であり、収量180g、粘度600mPa.s、NCO含有率21.0質量%であった。収率は30%であった。
NMRを測定した結果、アロファネート基/イソシアヌレート基のモル比は32/68であった。
LC−MSを測定した結果、結合多量体構造を有するイソシアネート化合物の割合は9.2質量%であった。得られたポリイソシアネート組成物をH−11とした。
ポリイソシアネート組成物H−1〜H−11と、水と、添加剤とを、表2に示す組成で混合し、ディスパーブレードを用いて、1000rpmで5分間攪拌することにより硬化剤Hx−1〜Hx−14を得た。得られた硬化剤の外観の様子を表2に示す。
ポリイソシアネート組成物H−1〜H−11を、ブチルグリコールアセテートでNCO含有率が14質量%になるように希釈し、硬化剤Y−1〜Y−11を作製した。
ここで、水分散型のアクリルポリオールを以下のとおりに作製した。撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口のセパラブルフラスコ内を窒素雰囲気にし、エチレングリコールモノブチルエーテル300質量部を仕込み、攪拌下、反応器内温度を80℃に保持した。そこに、モノマーとしてメタクリル酸メチル146.3質量部、スチレン105質量部、アクリル酸−n−ブチル257.6質量部、メタクリル酸14質量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル177.1質量部、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.7質量部、連鎖移動剤としてn−ドデシルメルカプタン0.3質量部を均一に混合したものを4.5時間かけて一定速度で連続的に加えた。その後反応器内温度を80℃のまま2時間保持した。その後冷却し、アンモニア25%水溶液を11.6質量部加えて15分間撹拌した。さらに攪拌下、イオン交換水を1300質量部加えて水分散体を得、ロータリーエバポレーターを用いて固形分が約45質量%になるまで濃縮した。その後アンモニア25%水溶液でpH8.0に調整し、アクリルポリオールの水分散体を得た。得られた水分散型アクリルポリオールの平均粒子径は90nm、ポリオール樹脂分のOH基濃度は仕込み原材料からの計算値で3.3質量%であり、数平均分子量は9600であった。
主剤に上記で作製した水分散型アクリルポリオール、希釈溶媒にイオン交換水、硬化剤にY−1〜Y−11を用いて、NCO/OH=1.2、固形分42質量%になるように配合し、ディスパーブレードを用いて、1000rpmで5分間攪拌して塗液を作製した。
表3に、作製した塗液の相溶性、ポットライフ、硬化性、塗膜外観の評価結果を示す。
ポリイソシアネート組成物H−1〜H−11を、酢酸ブチルでNCO含有率が10質量%になるように希釈し、硬化剤Z−1〜Z−11を作製した。主剤に、ひまし油(豊国製油株式会社製、商品名TLM、水酸基価=160KOHmg/g、粘度=700mPa.s、平均分子量=950)、希釈溶媒に酢酸ブチル、硬化剤にZ−1〜Z−11を用いて、NCO/OH=1.0、固形分50質量%になるように配合し、塗液を作製した。
表4に、作製した塗液の相溶性、硬化性、塗膜外観の評価結果を示す。
ポリイソシアネート組成物H−1〜H−11を、炭化水素系溶剤HAWS(商品名、シェルケミカルズジャパン株式会社製)でNCO含有率が10質量%になるように希釈し、硬化剤A−1〜A−11を作製した。主剤に、ポリプロピレントリオール(旭硝子株式会社製、商品名プレミノール7012、水酸基価=18KOHmg/g、粘度=3000mPa.s、平均分子量=10000)、希釈溶媒にHAWS、硬化剤にA−1〜A−11を用いて、NCO/OH=1.0、固形分50質量%になるように配合し、塗液を作製した。
表5に、作製した塗液の相溶性、硬化性、塗膜外観の評価結果を示す。
ポリイソシアネート組成物H−1〜H−11を、トルエンでNCO含有率が12質量%になるように希釈し、硬化剤B−1〜B−11を作製した。主剤に、反応性シリコーン化合物(JNC株式会社製、商品名サイラプレーンFM−4411、水酸基価=100KOHmg/g、粘度=30mPa.s、平均分子量=1000)、希釈溶媒にトルエン、硬化剤にB−1〜B−11を用いて、NCO/OH=1.0、固形分50質量%になるように配合し、塗液を作製した。
表6に、作製した塗液の相溶性、硬化性、塗膜外観の評価結果を示す。
更に本発明のポリイソシアネート組成物を用いた塗料組成物を塗布した場合、塗膜に優れた乾燥性と塗膜硬度を付与する事ができる。
従って、本発明のポリイソシアネート組成物を硬化剤として用いた塗料組成物は、塗料、インキ、接着剤、インキ、注型材、エラストマー、フォーム、プラスチック材料の原料として使用することができる。中でも、建築用塗料、重防食用塗料、自動車用塗料、家電用塗料、パソコンや携帯電話等の情報機器用塗料に用いることができる。特に、水系の2液型ポリウレタン組成物、或いは塗り替え用途の建築外装塗料、重防食用塗料に適している。
Claims (9)
- 脂肪族ジイソシアネート、及び脂環式ジイソシアネートからなる群から選択される少なくとも1種のジイソシアネートから得られ、下記式(1)で表されるポリイソシアネート化合物を含み、
下記式(1)において、p≧1かつq≧1であるポリイソシアネート化合物の含有量が、ポリイソシアネート組成物に対して10質量%以上である、ポリイソシアネート組成物。
(式中、R1は、同一でも異なっていてもよく、前記ジイソシアネートからNCOを除いた残基を示し、p及びqは、0≦p≦4、0≦q≦4の範囲の整数(ただし、同時に0にはならない)を示し、nは、1≦n≦4の範囲の整数を示し、
R2は、
を示し、
R3は、
を示し、
R4は、炭素数が1以上の脂肪族又は脂環式の炭化水素基を示す。) - 前記R2とR3のモル比が、R2/R3=30/70〜80/20である、請求項1記載のポリイソシアネート組成物。
- 前記R4の炭素数が3〜20である、請求項1又は2記載のポリイソシアネート組成物。
- 前記R4の炭素数が3〜9である、請求項1又は2記載のポリイソシアネート組成物。
- 前記R4の炭素数が6〜9である、請求項1又は2記載のポリイソシアネート組成物。
- 水系型ポリイソシアネート組成物である、請求項1〜5のいずれか1項記載のポリイソシアネート組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のポリイソシアネート組成物と、主剤と、を含有する塗料組成物。
- 水系型塗料組成物である、請求項7記載の塗料組成物。
- 請求項7又は8記載の塗料組成物により形成された塗膜或いは塗装された物品。
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