[go: up one dir, main page]

JP2014041698A - 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池 - Google Patents

非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2014041698A
JP2014041698A JP2010283986A JP2010283986A JP2014041698A JP 2014041698 A JP2014041698 A JP 2014041698A JP 2010283986 A JP2010283986 A JP 2010283986A JP 2010283986 A JP2010283986 A JP 2010283986A JP 2014041698 A JP2014041698 A JP 2014041698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
current collector
active material
electrode active
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010283986A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshibumi Nagino
俊文 名木野
Takuya Hirobe
卓也 廣部
Isao Fujiwara
勲 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010283986A priority Critical patent/JP2014041698A/ja
Priority to PCT/JP2011/007118 priority patent/WO2012086186A1/ja
Publication of JP2014041698A publication Critical patent/JP2014041698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】正極集電体に塗布形成される正極合剤層の導電材配置を制御することにより、高電位で高放電容量の電池を実現するために導電材および結着材といった添加物を極限まで低減させても面積抵抗の上昇を抑制し、かつ欠陥などにより正極合剤層と負極合剤層とが直接接触するモードにおいて発生する短絡不良を低減できることを目的とするものである。
【解決手段】正極活物質2と導電材3および結着材4を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体1の上に塗着させて正極合剤層5を形成した非水系二次電池用正極板であって、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成とし、さらに正極活物質2と正極集電体1との間の導電材3aの数を少なく配置することを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池に代表される非水系二次電池に関し、特に非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池に関するものである。
近年、携帯用電子機器の電源として利用が広がっている非水系二次電池としてのリチウムイオン二次電池は、負極にリチウムの吸蔵および放出が可能な炭素質材料等を用い、正極にLiCoO等の遷移金属とリチウムの複合酸化物を正極活物質として用いており、これによって、高電位で高放電容量のリチウムイオン二次電池を実現している。
この非水系二次電池は、一般的に、上記の負極材料がその支持体である負極集電体に保持されてなる負極板、リチウムコバルト複合酸化物のようにリチウムイオンと可逆的に電気化学反応を行う正極活物質がその支持体である正極集電体に保持されてなる正極板および非水電解液を保持すると共に負極板と正極板との間に介在されて負極板と正極板との間に短絡が生じることを防止する多孔質絶縁体からなる。
また、シート状または箔状に形成された正極板および負極板が、多孔質絶縁体を介して渦巻状に巻回されて発電要素としての電極群となる。さらに、その発電要素がステンレス製、ニッケルメッキを施した鉄製またはアルミニウム製等の金属からなる電池ケースに収納される。そして、非水電解液を電池ケース内に注液した後、電池ケースの開口端部に蓋板を密封固着して非水系二次電池が構成される。
ところで、非水系二次電池では長期間にわたって充放電を繰り返す必要があることから、電池の充放電サイクル特性(充放電の繰り返しによる電池容量変化特性を指す)の劣化をいかに小さく抑えて、電池寿命の延命を可能とするかが重要な課題となる。
非水系二次電池の充放電サイクル特性は、発電要素の構成に大きく支配され、特に、電子伝導性が他の部材と比較して小さい正極合剤層および負極合剤層の影響を大きく受ける。
従って、正極集電体および負極集電体に塗布された正極合剤層および負極合剤層をいかに低抵抗でかつ抵抗のバラツキを抑えて形成するのかが高持続性電池実現の鍵となる。
しかし、正極集電体に正極合剤層を形成した正極板および負極集電体に負極合剤層を形成した負極板が低抵抗になると、欠陥などにより正極合剤層と負極合剤層とが直接接触するモードにおいて短絡電流が流れやすくなり、ジュール発熱により電池が高温になり不安全な状態となることが知られている。
そこで、正極合剤層の体積抵抗を500Ω・cm以下に収めることにより内部抵抗の小さい出力特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供すること、および、電池毎に内部抵抗がばらつかないように電極板の作製工程を管理する製造方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、正極合剤層を形成する正極活物質、導電材および結着材の混合体の体積抵抗を0.1〜1.0Ω・cmの範囲に収めることにより短絡防止性能にも優れた安全性の高い高容量のリチウムイオン二次電池が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2004−214212号公報 特開2006−324118号公報
しかしながら、高電位で高放電容量の電池を実現するためには、電極板の活物質密度を高くする必要があり、そのためには導電材および結着材といった添加物を極限まで低減する必要がある。しかし、単純に導電材および結着材の添加量を低減すると塗料の分散度が悪化し、集電体に塗布形成される合剤層の体積抵抗は上昇することがわかっている。また、結着材の偏析も起こりやすくなるため集電体と電極合剤層との密着力も低下してしまい、集電体と電極合剤層の界面抵抗を含む面積抵抗も上昇してしまう。
特に、本発明者らが正極集電体に塗布された正極合剤層の状態と電池特性の因果関係を調べたところ、正極合剤層のみの体積抵抗だけでは充放電サイクル特性を改善することができず、面積抵抗を低抵抗化しなければ充放電サイクル特性を改善できないことを見出した。
このため、上述した特許文献1および2に示される従来技術では正極板の正極合剤層のみの体積抵抗しか言及されておらず充放電サイクル特性を改善するには不十分である。また、特許文献2に示されている正極合剤層のみの体積抵抗の規定範囲である0.1〜1.0Ω・cmでは、欠陥などにより正極合剤層と負極合剤層とが直接接触するモードにおいては短絡電流を抑制するには不十分であり、ジュール発熱により電池が高温になり不安全な状態となってしまうことがわかってきた。
本発明は上記従来の課題を鑑みてなされたもので、正極集電体に塗布形成される正極合剤層の導電材の配置を制御することにより、高電位で高放電容量の電池を実現するために導電材および結着材といった添加物を極限まで低減させても面積抵抗の上昇を抑制し、かつ欠陥などにより正極合剤層と負極合剤層とが直接接触するモードにおいて発生する短絡不良を低減することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の非水系二次電池用正極板は正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した非水系二次電池用正極板であって、正極活物質と正極集電体の接続点および正極活物質どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材を有する構成とし、さらに正極活物質と正極集電体との間の導電材を少なく配置することで導電材および結着材といった添加物を極限まで低減させても面積抵抗の上昇を抑制し、かつ欠陥などにより正極合剤層と負極合剤層とが直接接触するモードにおいて発生する短絡不良を低減できることを特徴とする。
本発明によれば、正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した非水系二次電池用正極板であって、正極活物質と正極集電体の接続点および正極活物質どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材を有する構成とし、さらに正極活物質と正極集電体との間の導電材を少なく配置したことにより、高電位で高放電容量と高い充放電サイクル特性および高安全性を並立できる非水系二次電池用正極板を提供することができる。
本発明の実施例1および2の非水系二次電池用正極板を示す要部拡大断面図 本発明の実施例3の非水系二次電池用正極板を示す要部拡大断面図 本発明の実施例4の非水系二次電池用正極板を示す要部拡大断面図 本発明の比較例1の非水系二次電池用正極板を示す要部拡大断面図 本発明の比較例2の非水系二次電池用正極板を示す要部拡大断面図 本発明の非水系二次電池の構成について示す一部切欠斜視図 本発明にかかる面積抵抗の測定法を説明する模式図 (a)本発明にかかる異物混入試験に用いるニッケル板の斜視図、(b)本発明にかかる異物混入試験に用いるニッケル板の加工を説明する斜視図
本発明の第1の発明においては、正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した非水系二次電池用正極板であって、正極活物質と正極集電体の接続点および正極活物質どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材を有する構成としかつ正極活物質と正極集電体との間の導電材を少なく配置したことで、導電材および結着材といった添加物を極限まで低減させても面積抵抗の上昇を抑制し、かつ欠陥などにより正極合剤層と負極合剤層とが直接接触するモードにおいて発生する短絡不良を低減することができ、高電位で高放電容量と高い充放電サイクル特性および高安全性を並立できる非水系二次電池用正極板を提供することができる。
本発明の第2の発明においては、上記第1の発明に記載の非水系二次電池用正極板の面積抵抗を0.20〜1.50Ω・cmとしたことにより、さらに高電位で高放電容量と高い充放電サイクル特性および高安全性を並立することができる。
本発明の第3の発明においては、少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した正極板と少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる負極活物質と結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の上に塗着させて負極合剤層を形成した負極板との間に多孔質絶縁体を介在させ渦巻状に巻回または積層して構成した電極群を非水電解液とともに電池ケースに封入した非水系二次電池であって、正極板に上記第1〜2の発明のいずれか一つに記載の非水系二次電池用正極板を用いたことで、高電位で高放電容量と高い充放電サイクル特性および高安全性を並立できる非水系二次電池を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について円筒形のリチウムイオン二次電池を例として図面を参照しながら説明するが、本発明は、これのみに限定されることなく角形電池やコイン型電池などでもかまわない。
図6は、本発明の一実施の形態にかかる非水系二次電池の構成について示す一部切欠斜視図である。
本発明の非水系二次電池としては例えば、図6に示したように複合リチウム酸化物を正極活物質とする正極板6とリチウムを保持しうる材料を負極活物質とする負極板7とを多孔質絶縁体としてのセパレータ8を介して渦巻状に巻回して電極群11が構成されている。この電極群11を有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群11の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続し、次いで電極群11の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量の非水溶媒からなる非水電解液(図示せず)を注液した後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げてかしめ封口して構成することができる。
以下に、本発明の一実施の形態にかかる非水系二次電池を構成する正極板6の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかる正極板6の正極集電体1近傍を示す要部拡大断面図である。
まず、本発明の望ましい正極板6の構成としては、特に限定されないが正極集電体1として厚みが5μm〜30μmを有するアルミニウムやアルミニウム合金またはニッケルやニッケル合金製の金属箔を用いることができる。この正極集電体1の上に塗布する正極合剤塗料としては正極活物質2、導電材3、結着材4とを分散媒中にプラネタリーミキサー等の分散機により混合分散させて正極合剤塗料が作製される。
まず、正極活物質2、導電材3、結着材4を適切な分散媒中に入れ、プラネタリーミキサー等の分散機により混合分散して、正極集電体1への塗布に最適な粘度に調整して混練を行うことで正極合剤塗料を作製することができる。
正極活物質2としては、例えばコバルト酸リチウムおよびその変性体(コバルト酸リチウムにアルミニウムやマグネシウムを固溶させたものなど)、ニッケル酸リチウムおよびその変性体(一部ニッケルをコバルト置換させたものなど)、マンガン酸リチウムおよびその変性体などの複合酸化物を挙げることができる。
このときの導電材3としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、各種グラファイトを単独、あるいは組み合わせて用いても良い。
このときの結着材4としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリフッ化ビニリデンの変性体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、アクリレート単位を有するゴム粒子結着材等を用いることができ、この際に反応性官能基を導入したアクリレートモノマー、またはアクリレートオリゴマーを結着材中に混入させることも可能である。
さらに、ダイコーターを用いて上記のように作製した正極合剤塗料をアルミニウム箔からなる正極集電体1の上に塗布し、次いで乾燥した後にプレスにて所定の厚みまで圧縮することで正極合剤層5を形成した正極板6が得られる。
ここで、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成とし、かつ正極活物質2と正極集電体1の接続点に配置される導電材3aの数が正極活物質2どうしの接続点に配置される導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成されることで高電位で高放電容量と高い充放電サイクル特性および高安全性を並立することができる。
一方、負極板7については特に限定されないが、負極集電体として厚みが5μm〜25μmを有する銅または銅合金製の金属箔を用いることができる。この負極集電体の上に塗布する負極合剤塗料としては、負極活物質、結着材、必要に応じて導電材、増粘剤を分散媒中にプラネタリーミキサー等の分散機により混合分散させて負極合剤塗料が作製される。
まず、負極活物質、結着材を適切な分散媒中に入れ、プラネタリーミキサー等の分散機により混合分散して、集電体への塗布に最適な粘度に調整して混練を行うことで負極合剤塗料を作製することができる。
負極活物質としては、各種天然黒鉛および人造黒鉛、シリサイドなどのシリコン系複合材料、および各種合金組成材料を用いることができる。
このときの負極用結着材としてはPVDFおよびその変性体をはじめ各種結着材を用いることができるが、リチウムイオン受入れ性向上の観点から、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子(SBR)およびその変性体に、カルボキシメチルセルロース(CMC)をはじめとするセルロース系樹脂等を併用することや少量添加するのがより好ましいといえる。
さらに、ダイコーターを用いて上記のように作製した負極合剤塗料を銅箔からなる負極集電体の上に塗布し、次いで乾燥した後にプレスにて所定の厚みまで圧縮することで負極板7が得られる。
非水電解液については、電解質塩としてLiPFおよびLIBFなどの各種リチウム化合物を用いることができる。また溶媒としてエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)を単独および組み合わせて用いることができる。また正負極上に良好な皮膜を形成させることや過充電時の安定性を保証するために、ビニレンカーボネート(VC)やシクロヘキシルベンゼン(CHB)およびその変性体を用いることも好ましい。
セパレータ8については、リチウムイオン二次電池の使用範囲に耐えうる組成であれば特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂の微多孔フィルムを、単一あるいは複合して用いるのが一般的でありまた態様として好ましい。このセパレータ8の厚みは特に限定されないが、10〜25μmとすれば良い。
図2は、本発明の別の実施の形態にかかる正極板の正極集電体1近傍を示す要部拡大断面図である。
同図2は、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数よりも極めて少なくなるように正極集電体1に形成したものを示す。
図3は、本発明の別の実施の形態にかかる正極板の正極集電体1近傍を示す要部拡大断面図である。
同図3は、粒径が異なる2種類の正極活物質2を用いたことで正極集電体1と接する正極活物質2の表面積の差により、その接続点に存在する導電材3が少ない正極合剤層5を形成したことで正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数よりも極めて少なくなるように正極集電体1に形成したものを示す。
図4は、本発明と比較する目的で作成した正極板の正極集電体1近傍を示す要部拡大断面図である。
同図4は、分散性を向上させる手段を講じずに導電材3および結着材4の添加量を少なくした正極合剤塗料を用いたことで導電材3の凝集や導通接触できていない単独の導電材3が多い構成となっている。
図5は、本発明と比較する目的で作成した正極板の正極集電体1近傍を示す要部拡大断面図を示す。
同図5は、分散性を向上させる手段を講じずに導電材3および結着材4の添加量を増加させた正極合剤塗料を用いたことで導電材3の凝集や導通接触できていない単独の導電材3が多い構成となっている。また、導電材3および結着材4が多いために正極活物質2どうしの間隔が広く、活物質密度を高めることができていない。
図7は、正極板6の面積抵抗を測定する装置の模式図を示している。
ここで、図7の16はプレス装置であり、17、18は正極板であり、19、20は厚さ2mmのCu板であり、21は抵抗測定装置である。
正極板17、18の正極集電体17a、18aにはリード線17b、18bが接続されており、リード線17b、19bは、抵抗測定装置21の端子21b、21cに接続されている。また、正極板17、18を挟み込んでいるCu板19、20には、リード線19b、20bが接続されており、リード線19b、20bは、それぞれ抵抗測定装置21の端子21a、21dと接続されている。
このとき測定される正極板17、18としては、予め充電された電池から取り出された正極板を所定の大きさ、例えば20×20mmに切り出されたものが用いられる。そして、プレス装置16により正極板17、18を50kg/cmでプレスしたときの面積抵抗が抵抗測定装置21による直流4端子法により測定される。
図8は、非水系二次電池の異物混入試験に用いるニッケル板を説明する斜視図を示している。
ここで、図8(b)のニッケル板は、図8(a)のニッケル板を断面形状がL字状になるように加工した形状を示している。
以下、具体的な実施例についてさらに詳しく説明する。
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、導電材3としてアセチレンブラックを適量のN−メチル−2−ピロリドンと分散剤としてのポリビニルピロリドンを共に双腕式練合機にて攪拌し混練し、導電材ペーストを作成した。次に、正極活物質2として粒径が10μmのニッケル酸リチウムを100重量部、アセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して1重量部となる量の導電材ペースト、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、正極合剤塗料を作製した。
次いで、上述の正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に間欠的に塗布、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが70μmの正極板6を作製した。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板6を作製した。
さらに、この正極板6の正極集電体1が露出した部分に正極リード10を接続し、この正極リード10を被覆するように正極保護テープを貼り付けることで正極板6を構成した。
この正極板6は図1に示すように正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成することができた。
一方、負極活物質として人造黒鉛を100重量部、結着材としてスチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子分散体(固形分40重量%)を負極活物質100重量部に対して2.5重量部(結着材の固形分換算で1重量部)、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースを負極活物質100重量部に対して1重量部、および適量の水とともに双腕式練合機にて攪拌し、負極合剤塗料を作製した。
次いで、上述の負極合剤塗料を厚みが10μmの銅箔よりなる負極集電体に間欠的に塗布し、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが80μmの負極板7を作製した。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して負極板7を作製した。
さらに、この負極板7の負極集電体が露出した部分に負極リード9を接続し、この負極リード9を被覆するように負極保護テープを貼り付けることで負極板7を構成した。
以上のようにして作製した正極板6と負極板7とを用いて、図6に示したように20μm厚みのポリエチレン微多孔フィルムをセパレータ8とし巻回して渦巻状の電極群11を構成した。この電極群11を図6に示した有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群9の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続した。次いで、電極群9の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量のEC、DMC、MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた非水電解液(図示せず)を注液した。その後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し、電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げて、かしめ封口することにより作製した円筒形のリチウムイオン二次電池を実施例1とした。
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、正極活物質2として粒径が10μmのニッケル酸リチウムを100重量部に対して、導電剤3としてアセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して1重量部を事前にコーティング処理を行った。次に、アセチレンブラックをコーティング処理したニッケル酸リチウムの正極活物質2と結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、正極合剤塗料を作製した。
次いで、上述の正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に間欠的に塗布、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが70μmの正極板6を作製した。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板6を作製した。この正極板6は図1に示すように正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成することができた。
さらに、この正極板6の正極集電体1が露出した部分に正極リード10を接続し、この正極リード10を被覆するように正極保護テープを貼り付けることで正極板6を構成した。
また、負極板7については実施例1と同様に作成した。
以上のようにして作製した正極板6と負極板7とを用いて、図6に示したように20μm厚みのポリエチレン微多孔フィルムをセパレータ8とし巻回して渦巻状の電極群11を構成した。この電極群11を図6に示した有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群9の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続した。次いで、電極群9の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量のEC、DMC、MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた非水電解液(図示せず)を注液した。その後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し、電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げて、かしめ封口することにより作製した円筒形のリチウムイオン二次電池を実施例2とした。
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、導電材3としてアセチレンブラックを適量のN−メチル−2−ピロリドンと分散剤としてのポリビニルピロリドンを共に双腕式練合機にて攪拌し混練し、導電材ペーストを作成した。次に、正極活物質2として粒径が10μmのニッケル酸リチウムを100重量部、アセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して0.4重量部となる量の導電材ペースト、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、第1の正極合剤塗料を作製した。
また、正極活物質2としてニッケル酸リチウムを100重量部、アセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して1重量部となる量の導電材ペースト、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、第2の正極合剤塗料を作製した。
次いで、上述の第1の正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に間欠的にプレス後の厚みが10μmとなるように塗布、乾燥を両面実施した。そして、上述の第2の正極合剤塗料をその上に所定の厚みまで塗布、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが70μmの正極板6を作製した。この第1の正極合剤塗料の乾燥条件は、その上に塗布した第2の正極合剤塗料の乾燥条件よりも高い温度で実施することで、図2に示すように正極合剤層5の中で導電材と結着材を積極的に表面に偏析させることで正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aの数を正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bの数よりも極めて少なく配置することができた。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板6を作製した。
さらに、この正極板6の正極集電体1が露出した部分に正極リード10を接続し、この正極リード10を被覆するように正極保護テープを貼り付けることで正極板6を構成した。
また、負極板7については実施例1と同様に作成した。
以上のようにして作製した正極板6と負極板7とを用いて、図6に示したように20μm厚みのポリエチレン微多孔フィルムをセパレータ8とし巻回して渦巻状の電極群11を構成した。この電極群11を図6に示した有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群9の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続した。次いで、電極群9の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量のEC、DMC、MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた非水電解液(図示せず)を注液した。その後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し、電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げて、かしめ封口することにより作製した円筒形のリチウムイオン二次電池を実施例3とした。
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。まず、導電材3としてアセチレンブラックを適量のN−メチル−2−ピロリドンと分散剤としてのポリビニルピロリドンを共に双腕式練合機にて攪拌し混練し、導電材ペーストを作成する。次に、正極活物質2として粒径が20μmのニッケル酸リチウムを100重量部、アセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して0.4重量部となる量の導電材ペースト、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、第1の正極合剤塗料を作製した。
また、正極活物質2として粒径が10μmのニッケル酸リチウムを100重量部、アセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して1重量部となる量の導電材ペースト、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、第2の正極合剤塗料を作製した。
次いで、上述の第1の正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に間欠的にプレス後の厚みが20μmとなるように塗布、乾燥を両面実施した。そして、上述の第2の正極合剤塗料をその上に所定の厚みまで塗布、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが70μmの正極板6を作製した。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板6を作製した。この正極板6は、図3に示すように正極集電体1と接する正極活物質2の粒径が大きいことにより、接する面積が小さくなるため結果として正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aの数を正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bの数よりも極めて少なく配置することができた。
さらに、この正極板6の正極集電体1が露出した部分に正極リード10を接続し、この正極リード10を被覆するように正極保護テープを貼り付けることで正極板6を構成した。
また、負極板7については実施例1と同様に作成した。
以上のようにして作製した正極板6と負極板7とを用いて、図6に示したように20μm厚みのポリエチレン微多孔フィルムをセパレータ8とし巻回して渦巻状の電極群11を構成した。この電極群11を図6に示した有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群9の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続した。次いで、電極群9の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量のEC、DMC、MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた非水電解液(図示せず)を注液した。その後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し、電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げて、かしめ封口することにより作製した円筒形のリチウムイオン二次電池を実施例4とした。
(比較例1)
次に、比較例について図面を参照しながら説明する。まず、正極活物質2として粒径が10μmのニッケル酸リチウムを100重量部、導電剤3としてアセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して1重量部、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して1重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、正極合剤塗料を作製した。
そして、上述の正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に間欠的に塗布、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが70μmの正極板6を作製した。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板6を作製した。
さらに、この正極板6の正極集電体1が露出した部分に正極リード10を接続し、この正極リード10を被覆するように正極保護テープを貼り付けることで正極板6を構成した。この正極板6は図4に示すように導電材の分散性を向上させる手段を講じていないため正極合剤塗料の分散状態が悪く、導電材の凝集や導通接触できていない単独の導電材が多いため、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成することができていない。
また、負極板7については実施例1と同様に作成した。
以上のようにして作製した正極板6と負極板7とを用いて、図6に示したように20μm厚みのポリエチレン微多孔フィルムをセパレータ8とし巻回して渦巻状の電極群11を構成した。この電極群11を図6に示した有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群9の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続した。次いで、電極群9の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量のEC、DMC、MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた非水電解液(図示せず)を注液した。その後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し、電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げて、かしめ封口することにより作製した円筒形のリチウムイオン二次電池を比較例1とした。
(比較例2)
次に、比較例について図面を参照しながら説明する。まず、正極活物質2として粒径が10μmのニッケル酸リチウムを100重量部、導電剤3としてアセチレンブラックを正極活物質2を100重量部に対して3重量部、結着材4としてポリフッ化ビニリデンを正極活物質2を100重量部に対して3重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、正極合剤塗料を作製した。
そして、上述の正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体1に間欠的に塗布、乾燥を両面実施した後にプレスすることで片面側の合剤厚みが70μmの正極板6を作製した。その後、円筒形のリチウムイオン二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板6を作製した。
さらに、この正極板6の正極集電体1が露出した部分に正極リード10を接続し、この正極リード10を被覆するように正極保護テープを貼り付けることで正極板6を構成した。この正極板6は図5に示すように導電材の先分散を実施していないため正極合剤塗料の分散状態が悪く、導電材の凝集や導通接触できていない単独の導電材が多いため、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成することができていない。また、導電材および結着材が多いために正極活物質どうしの間隔が広く、活物質密度を高めることができなかった。
また、負極板7については実施例1と同様に作成した。
以上のようにして作製した正極板6と負極板7とを用いて、図6に示したように20μm厚みのポリエチレン微多孔フィルムをセパレータ8とし巻回して渦巻状の電極群11を構成した。この電極群11を図6に示した有底円筒形の電池ケース12の内部に絶縁板13と共に収容し、電極群9の下部より導出した負極リード9を電池ケース12の底部に接続した。次いで、電極群9の上部より導出した正極リード10を封口板14に接続し、電池ケース12に所定量のEC、DMC、MEC混合溶媒にLiPFを1MとVCを3重量部溶解させた非水電解液(図示せず)を注液した。その後、電池ケース12の開口部に封口ガスケット15を周縁に取り付けた封口板14を挿入し、電池ケース12の開口部を内方向に折り曲げて、かしめ封口することにより作製した円筒形のリチウムイオン二次電池を比較例2とした。
上記の条件で作成された正極板6および円筒形のリチウムイオン二次電池について面積抵抗、活物質密度、電池容量、充放電を500サイクル実施した後の電池容量維持率、異物混入による短絡の評価を行った結果を(表1)に示す。
ここで、異物混入試験としては、各円筒形のリチウムイオン二次電池をそれぞれ100セルずつ準備した。そして、各円筒形のリチウムイオン二次電池を、1.45Aの定電流で電圧が4.25Vに至るまで充電を行い、定電圧で電流が50mAになるまで充電を行った後、電池ケース12内から電極群11を取り出した。そして、厚みが0.1mm(図8(a):a参照)、長さが2mm(図8(a):b参照)、幅が0.2mm(図8(a):c参照)のニッケル板22を、長さが2mmのうち任意の点で折り曲げて、厚みが0.1mm(図8(b):A参照)、高さが0.2mm(図8(b):C参照)の断面形状がL字状のニッケル板23を得た。このニッケル板23を、電極群11の最外周に位置する正極板6とセパレータ8との間に、ニッケル板23の高さ方向が正極板6およびセパレータ8の面に対し垂直になるように(言い換えれば、ニッケル板23の厚み方向が正極板6およびセパレータ8の面に対し平行になるように)介在させた。そして、ニッケル板23を介在させた電極群11を電池ケース12内に再度収納した。そして、各円筒形のリチウムイオン二次電池を、800N/cmの圧力で押圧した。そして、各円筒形のリチウムイオン二次電池において100セルのうち短絡したセル数(短絡したセル数/100セル)を確認した。
Figure 2014041698
(表1)より明らかなように正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成することができている実施例1〜4においては、面積抵抗を0.2〜1.5Ω・cmとすることができていることで、電池容量も高く、充放電を500サイクル実施した後の容量維持率としても70%以上を確保できることが分かった。
さらに、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aの数を正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bの数よりも極めて少なく配置できている実施例3と4においては、異物混入時でも短絡が発生しておらず、安全性も極めて高いリチウムイオン二次電池を実現できた。
逆に、正極活物質2と正極集電体1の接続点に複数の相互に導通接触した導電材3aおよび正極活物質2どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材3bを有する構成で、かつ導電材3aの数が導電材3bの数より少なくなるように正極集電体1に形成することができていない比較例1と2においては、面積抵抗を0.2〜1.5Ω・cmとすることができておらず、比較例1については電池容量はある程度高くできているが、充放電を500サイクル実施した後の容量維持率は60%程度と劣化が大きかった。
また、比較例2については活物質密度を高くできていないことで電池容量も低く、充放電を500サイクル実施した後の容量維持率は62%程度と劣化が大きかった。
さらに、比較例1と2は共に正極活物質2と正極集電体1の接続点に導電材が多いために異物混入時の短絡が発生しやすくなっていることが分かった。
本発明は、正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した非水系二次電池用正極板であって、前記正極活物質と正極集電体の接続点および正極活物質どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材を有する構成とし、かつ正極活物質と正極集電体との間の導電材を少なく配置したことにより、高電位で高放電容量と高い充放電サイクル特性および高安全性を並立できる非水系二次電池を提供することができる。
1 正極集電体
2 正極活物質
3,3a,3b 導電材
4 結着材
5 正極合剤層
6 正極板
7 負極板
8 セパレータ
9 負極リード
10 正極リード
11 電極群
12 電池ケース
13 絶縁板
14 封口板
15 封口ガスケット
16 プレス装置
17,18 正極板
17a,18a 正極集電体
17b,18b,19b,20b 面積抵抗測定用のリード線
19,20 Cu板
21 抵抗測定装置
21a,21b,21c,21d 面積抵抗測定端子
22 ニッケル板
23 ニッケル板

Claims (3)

  1. 正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した非水系二次電池用正極板であって、前記正極活物質と正極集電体の接続点および正極活物質どうしの接続点に複数の相互に導通接触した導電材を有する構成とし、かつ正極活物質と正極集電体との間の導電材を少なく配置したことを特徴とする非水系二次電池用正極板。
  2. 前記正極板の面積抵抗を0.20〜1.50Ω・cmとしたことを特徴とする請求項1記載の非水系二次電池用正極板。
  3. 少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる正極活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗着させて正極合剤層を形成した正極板と少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる負極活物質と結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の上に塗着させて負極合剤層を形成した負極板との間に多孔質絶縁体を介在させ渦巻状に巻回または積層して構成した電極群を非水電解液とともに電池ケースに封入した非水系二次電池であって、前記正極板に請求項1〜2のいずれか一つに記載の非水系二次電池用正極板を用いたことを特徴とする非水系二次電池。
JP2010283986A 2010-12-21 2010-12-21 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池 Pending JP2014041698A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283986A JP2014041698A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池
PCT/JP2011/007118 WO2012086186A1 (ja) 2010-12-21 2011-12-20 非水電解質二次電池用正極および非水電解質二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010283986A JP2014041698A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014041698A true JP2014041698A (ja) 2014-03-06

Family

ID=50393809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010283986A Pending JP2014041698A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014041698A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014185344A1 (ja) * 2013-05-17 2014-11-20 日産自動車株式会社 非水電解液系二次電池
JP2015215947A (ja) * 2014-05-07 2015-12-03 株式会社カネカ 非水電解質二次電池用電極及び非水電解質二次電池
WO2016068258A1 (ja) * 2014-10-29 2016-05-06 株式会社 東芝 正極及び非水電解質電池
WO2018016528A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 Necエナジーデバイス株式会社 リチウムイオン電池用電極およびリチウムイオン電池
JP2018056051A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 住友大阪セメント株式会社 リチウムイオン二次電池、及びリチウムイオン二次電池用正極材料
CN113611911A (zh) * 2021-07-30 2021-11-05 深圳新宙邦科技股份有限公司 一种锂离子电池

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014185344A1 (ja) * 2013-05-17 2014-11-20 日産自動車株式会社 非水電解液系二次電池
JP6056969B2 (ja) * 2013-05-17 2017-01-11 日産自動車株式会社 非水電解液系二次電池
JP2015215947A (ja) * 2014-05-07 2015-12-03 株式会社カネカ 非水電解質二次電池用電極及び非水電解質二次電池
WO2016068258A1 (ja) * 2014-10-29 2016-05-06 株式会社 東芝 正極及び非水電解質電池
JPWO2016068258A1 (ja) * 2014-10-29 2017-06-29 株式会社東芝 正極及び非水電解質電池
WO2018016528A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 Necエナジーデバイス株式会社 リチウムイオン電池用電極およびリチウムイオン電池
JPWO2018016528A1 (ja) * 2016-07-20 2019-05-09 Necエナジーデバイス株式会社 リチウムイオン電池用電極およびリチウムイオン電池
JP2018056051A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 住友大阪セメント株式会社 リチウムイオン二次電池、及びリチウムイオン二次電池用正極材料
CN113611911A (zh) * 2021-07-30 2021-11-05 深圳新宙邦科技股份有限公司 一种锂离子电池
CN113611911B (zh) * 2021-07-30 2022-10-18 深圳新宙邦科技股份有限公司 一种锂离子电池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5257700B2 (ja) リチウム二次電池
JP2013149403A (ja) リチウムイオン二次電池負極、リチウムイオン二次電池負極を用いたリチウムイオン二次電池、および、それらの製造方法
CN101785137A (zh) 圆筒形非水电解液二次电池
JP7673094B2 (ja) 電極、非水電解質電池及び電池パック
KR20090098817A (ko) 비수 전해질 이차전지
JPWO2011052122A1 (ja) 非水電解質二次電池用集電体、電極、及び非水電解質二次電池、並びにその製造方法
WO2011070748A1 (ja) 非水電解質二次電池及びその充電方法
JP2014041698A (ja) 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池
CN106663784B (zh) 锂离子二次电池
JP2014211945A (ja) 非水系二次電池用電極板およびこれを用いた非水系二次電池
KR20140108380A (ko) 실리콘-금속 합금계 음극 활물질을 포함하는 이차전지
US10312520B2 (en) Non-aqueous electrolyte secondary battery
WO2012086186A1 (ja) 非水電解質二次電池用正極および非水電解質二次電池
JP5578370B2 (ja) 二次電池用電極及びその製造方法
JP2005158623A (ja) 非水電解液二次電池
JP2010009818A (ja) 非水系二次電池用電極板およびこれを用いた非水系二次電池
JPH09306546A (ja) 非水電解質二次電池用正極板及び非水電解質二次電池
JP2010033869A (ja) 非水系二次電池用電極板およびこれを用いた非水系二次電池
EP4672416A1 (en) ELECTROCHEMICAL DEVICE AND ELECTRICAL APPLIANCE
JP2010257733A (ja) 電池ユニットおよび組電池
JP3697812B2 (ja) リチウム二次電池の製造方法
JP2014041699A (ja) 非水系二次電池用正極板およびこれを用いた非水系二次電池
CN222463357U (zh) 电芯及电池
JP2015056311A (ja) 非水電解質二次電池の製造方法
JP2014107172A (ja) 非水系二次電池用電極板、非水系二次電池、移動体、および非水系二次電池用電極板の製造方法