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JP2012038934A - 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置とその製造方法 Download PDF

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JP2012038934A JP2010177990A JP2010177990A JP2012038934A JP 2012038934 A JP2012038934 A JP 2012038934A JP 2010177990 A JP2010177990 A JP 2010177990A JP 2010177990 A JP2010177990 A JP 2010177990A JP 2012038934 A JP2012038934 A JP 2012038934A
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film
gate electrode
silicide
insulating film
phase change
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Masashi Nagashima
賢史 永嶋
Junya Fujita
淳也 藤田
Hideyuki Yamawaki
秀之 山脇
Masahiro Kiyotoshi
正弘 清利
Toshitaka Meguro
寿孝 目黒
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

【課題】シリサイド層をゲート電極の一部に含む不揮発性半導体記憶装置において、シリサイド層の膜厚を制御することができる不揮発性半導体記憶装を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、チャネル半導体層上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14および制御ゲート電極15が順に積層されるメモリセルトランジスタMTを有する。制御ゲート電極15は、電極間絶縁膜14上に、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152およびシリサイド膜154を順に積層した構造を有する。また、シリサイド相変化抑制膜152は、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された多結晶シリコン膜によって構成される。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置とその製造方法に関する。
不揮発性半導体記憶装置の制御ゲート電極を構成する多結晶シリコン層の上部の一部をシリサイド化し、制御ゲート電極を低抵抗化する技術が知られている。
特開2008−98504号公報
しかしながら、制御ゲート電極の上部の一部をシリサイド化する場合には、制御ゲート電極の場所によって反応の進行が異なり、シリサイド層の膜厚にバラツキが生じてしまうという問題点がある。
本発明の一つの実施形態は、シリサイド層をゲート電極の一部に含む不揮発性半導体記憶装置において、シリサイド層の膜厚および組成を制御することができる不揮発性半導体記憶装置とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、不揮発性半導体記憶装置は、チャネル半導体層上に、ゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極膜、電極間絶縁膜および制御ゲート電極が順に積層されるメモリセルトランジスタを有する。ここで、前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、第1の半導体膜、シリサイド相変化抑制膜およびシリサイド膜を順に積層した構造を有する。また、前記シリサイド相変化抑制膜は、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された多結晶シリコン膜によって構成される。
図1は、NAND型フラッシュメモリのメモリセル部の構成の一例を示す回路図である。 図2は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。 図3−1は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その1)。 図3−2は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その2)。 図3−3は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その3)。 図3−4は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その4)。 図3−5は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その5)。 図3−6は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その6)。 図3−7は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その7)。 図3−8は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その8)。 図3−9は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その9)。 図4は、比較例による不揮発性半導体記憶装置を模式的に示す一部断面図である。 図5は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。 図6−1は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その1)。 図6−2は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その2)。 図6−3は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その3)。 図6−4は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その4)。 図6−5は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その5)。 図6−6は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その6)。 図6−7は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その7)。 図6−8は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その8)。 図6−9は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その9)。 図7は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。 図8−1は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その1)。 図8−2は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その2)。 図8−3は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その3)。 図8−4は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その4)。 図8−5は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その5)。 図8−6は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その6)。 図8−7は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その7)。 図8−8は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その8)。 図8−9は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その9)。 図8−10は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その10)。 図8−11は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その11)。 図9は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。 図10−1は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その1)。 図10−2は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その2)。 図10−3は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その3)。 図10−4は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である(その4)。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる不揮発性半導体記憶装置とその製造方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の実施形態で用いられる不揮発性半導体記憶装置の断面図は模式的なものであり、層の厚みと幅との関係や各層の厚みの比率などは現実のものとは異なる。さらに、以下で示す膜厚は一例であり、これに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
以下の実施形態では、不揮発性半導体記憶装置をNAND型フラッシュメモリに適用した場合を例に挙げて説明する。NAND型フラッシュメモリは、メモリセルトランジスタ(以下、単にメモリセルともいう)がアレイ状に配置されたメモリセル部と、メモリセル部の周辺に配置され、メモリセル部のメモリセルを制御する周辺回路部と、を有している。なお、この明細書では、メモリセルトランジスタ以外の電界効果型トランジスタのことを周辺回路という。図1は、NAND型フラッシュメモリのメモリセル部の構成の一例を示す回路図である。この図では、NAND型フラッシュメモリのデータ消去の単位であるブロックの回路図を示している。なお、この図1において、紙面上の左右方向をX方向とし、紙面上のX方向に垂直な方向をY方向としている。
NAND型フラッシュメモリのブロックBLKは、X方向に沿って順に配列された(m+1)個(mは0以上の整数)のNANDストリングNSを備えている。各NANDストリングNSは、Y方向に直列に接続された(n+1)個(nは0以上の整数)のメモリセルMT0〜MTnと、この(n+1)個のメモリセルMT0〜MTnの列の両端に配置される選択トランジスタST1,ST2と、を有する。
各メモリセルMT0〜MTnは、チャネルとなる半導体層上に形成された積層ゲート構造を有する電界効果型トランジスタから構成される。ここで、積層ゲート構造には、半導体層上にゲート絶縁膜を介在して形成された浮遊ゲート電極膜と、この浮遊ゲート電極膜上に電極間絶縁膜を介在して形成された制御ゲート電極と、が含まれる。
NANDストリングNSを構成するメモリセルMT0〜MTnの制御ゲート電極には、それぞれX方向に延在するワード線WL0〜WLnが接続されており、また各NANDストリングNS中のメモリセルMTi(i=0〜n)間は、同一のワード線WLi(i=0〜n)によって共通接続されている。つまり、ブロックBLK内において同一行にあるメモリセルMTiの制御ゲート電極は、同一のワード線WLiに接続される。この同一のワード線WLiに接続される(m+1)個のメモリセルMTiは1ページとして取り扱われ、このページ単位でデータの書込みと読出しが行われる。
1つのブロックBLK内の(m+1)個の選択トランジスタST1のドレインにはそれぞれビット線BL0〜BLmが接続され、ゲートには選択ゲート線SGDが共通接続されている。同様に、1つのブロックBLK内の(m+1)個の選択トランジスタST2のソースにはソース線SLが共通接続され、ゲートには選択ゲート線SGSが共通接続されている。
なお、図示されていないが、1つのブロックBLK内のビット線BLj(j=0〜m)は、他のブロックBLKのビット線BLjとの間で、選択トランジスタST1のドレインを共通に接続している。つまり、複数のブロックBLK内において同一列にあるNANDストリングNS間は、同一のビット線BLjによって接続される。
図2は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図であり、(a)はメモリセルのワード線の延在方向に垂直な方向(ビット線方向)の断面図であり、(b)は同じくメモリセルのワード線の延在方向(ワード線方向)の断面図であり、(c)は周辺回路の電界効果型トランジスタの断面図である。
メモリセル部には、図2(a)、(b)に示されるように、チャネルとなる半導体基板10の上面に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜(Inter-poly-Si Dielectrics膜:IPD膜)14および制御ゲート電極15が順に積層された積層ゲート構造と、積層ゲート構造のY方向の半導体基板10の両側表面に形成されたソース/ドレイン領域17と、を有するメモリセルMTが形成される。X方向に隣接するメモリセルMTのチャネル、ゲート絶縁膜12および浮遊ゲート電極膜13は、所定の間隔で形成された素子分離絶縁膜11で分離されている。また、電極間絶縁膜14と制御ゲート電極15は、素子分離絶縁膜11を介して隣接するメモリセルMT間で共有される構造となっている。さらに、Y方向に隣接する積層ゲート構造間は、層間絶縁膜21によって分離されている。ここでは、制御ゲート電極15の上面は層間絶縁膜21の上面よりも高く構成されている。
ここで、半導体基板10としては、シリコン基板やSOI(Silicon On Insulator)基板を用いることができ、ゲート絶縁膜12としては、たとえば厚さ5〜10nmのシリコン酸化膜を用いることができる。また、浮遊ゲート電極膜13としては、たとえば厚さ40〜100nmのP,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜、またはたとえば厚さ5〜20nm程度の窒素化膜を用いることができ、電極間絶縁膜14としては、たとえば厚さ10〜13nmのONO膜(Oxide-Nitride-Oxide)膜やAl23,HfOなどの金属酸化膜またはこれらの積層膜などを用いることができる。
また、制御ゲート電極15は、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152およびシリサイド膜154が順に積層された構造を有する。半導体膜151は、電極間絶縁膜14上に形成され、たとえば厚さ40〜60nmのP,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜などからなる。半導体膜151を構成するシリコン粒子の平均粒径は、250nm程度、またはそれ以上であることが多い。
シリサイド相変化抑制膜152は、制御ゲート電極15のシリサイド化時にシリサイドの相変化反応を抑制し、かつシリサイド金属のマイグレーションを抑制するC,F,Nなどのうちの少なくともいずれか1つが添加された多結晶シリコン膜からなる。シリサイド相変化抑制膜152は、たとえば20nm程度の厚さを有する。また、シリサイド相変化抑制膜152を構成するシリコン粒子の平均粒径は、200nm以下であることが望ましく、このような粒径とするためには、C,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物濃度を1×1020[atom/cm3]以上、5×1021[atom/cm3]以下とすることが望ましい。具体的には、シリサイド相変化抑制膜152中のC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物濃度を1×1020[atom/cm3]程度とすると、シリコン粒子の平均粒径は50〜100nmとなり、1×1021[atom/cm3]程度とすると、シリコン粒子の平均粒径は10〜20nmとなり、シリサイド相変化抑制不純物濃度を制御することによって、シリコン粒子の平均粒径を所望の範囲とすることが可能となる。なお、シリサイド相変化抑制不純物濃度が1×1020[atom/cm3]未満では、シリサイドの相変化を抑制する効果が乏しく、シリサイド相変化抑制不純物濃度が5×1021[atom/cm3]より大きいとシリサイド層変化抑制膜152の抵抗が素子に望まれる値よりも大きくなってしまうために、シリサイド相変化抑制不純物濃度は上記に示される範囲であることが望ましい。
シリサイド膜154は、シリサイド相変化抑制膜152上に形成され、たとえば厚さ40〜60nmのニッケルシリサイド膜やコバルトシリサイド膜などのシリサイド膜からなる。
このように、制御ゲート電極15の上面から所定の深さの位置にシリサイド相変化抑制膜152を設けることで、後述するようにシリサイド化反応がシリサイド相変化抑制膜152で抑制され、シリサイド膜154の厚さを均一化することができる。なお、シリサイド相変化抑制膜152は、C,F,Nなどの元素を含む多結晶シリコン層から構成されるが、C,F,Nなどの元素が高濃度になるとドーパントの活性化率を下げ、空乏化の懸念があるため、電極間絶縁膜14に接する制御ゲート電極15の最下層には、P,As,Bなどを含む多結晶シリコン膜からなる半導体膜151を設けている。
周辺回路部には、図2(c)に示されるように、チャネルとなる半導体基板10の上面に、ゲート絶縁膜12を介してゲート電極16が形成され、ゲート電極16のチャネル長方向両側の半導体基板10表面付近には、所定の導電型のソース/ドレイン領域17を有する電界効果型トランジスタが形成されている。また、ゲート電極16の形成位置以外の領域は、層間絶縁膜21で埋め込まれている。ここでは、ゲート電極16の上面は層間絶縁膜21の上面に比して高くなるように構成されている。
ここで、ゲート絶縁膜12としては、たとえば厚さ5〜10nmのシリコン酸化膜を用いることができる。また、ゲート電極16は、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152、半導体膜153およびシリサイド膜154が積層した構造を有するが、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152の面内中央部付近には開口31が設けられており、この開口31に半導体膜153が埋め込まれたコンタクト部153Aが設けられている。その結果、浮遊ゲート電極膜13と半導体膜153が電気的に接続され、1つのゲート電極16として機能する。
浮遊ゲート電極膜13は、たとえば厚さ80〜100nmのP,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜を用いることができる。電極間絶縁膜14としては、たとえば厚さ10〜13nmのONO膜やAl23,HfOなどの金属酸化膜またはこれらの積層膜などを用いることができる。
半導体膜151は、メモリセルの制御ゲート電極15の半導体膜151に対応し、たとえば厚さ40〜60nmのP,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜などからなる。半導体膜151を構成するシリコン粒子の平均粒径は、250nm程度、またはそれ以上であることが多い。
シリサイド相変化抑制膜152は、メモリセルのシリサイド相変化抑制膜152と同じ機能を有するとともに、同じプロセスで形成されるものであり、たとえば20nm程度の厚さを有し、C,F,Nなどのうちの少なくともいずれか1つが添加された多結晶シリコン膜からなる。
半導体膜153は、たとえば厚さ0〜30nmのP,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜などからなる。半導体膜153を構成するシリコン粒子の平均粒径は、250nm程度、またはそれ以上であることが多い。また、シリサイド膜154は、半導体膜153上に形成され、たとえば厚さ5〜50nmのニッケルシリサイド膜やコバルトシリサイド膜などのシリサイド膜からなる。なお、メモリセル部と周辺回路部とでは、シリサイド膜154のターゲットとする膜厚が異なる場合がある。そのため、たとえば、半導体膜をフルシリサイド化する場合には、半導体膜153の厚さを0nmとしたり、他の場合には、半導体膜153を30nmとし、シリサイド膜154を5nmしたりする。
コンタクト部153Aは、上記したように、C,F,Nなどを含むシリサイド相変化抑制膜152が入り込まないようにし、P,As,Bなどを含む多結晶シリコン膜からなる半導体膜153で形成される。これは、シリサイド相変化抑制膜152は、一般的にP,As,Bなどを含む多結晶シリコン膜に比して高抵抗であり、コンタクト部153Aに入り込むとコンタクト部153Aを高抵抗化してしまうからである。
つぎに、このような構造の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図3−1〜図3−9は、第1の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である。これらの図において、(a)は、メモリセルのビット線方向の断面を示しており、(b)は、メモリセルのワード線方向の断面を示しており、(c)は、周辺回路の断面を示している。
まず、公知の方法で、シリコン基板などの半導体基板10上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、マスク膜を積層する。ついで、メモリセルのマスク膜に、ビット線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成した後、マスク膜をマスクとしてRIE(Reactive Ion Etching)法などの異方性エッチング法によってメモリセルの浮遊ゲート電極膜13とゲート絶縁膜12をエッチングするとともに、半導体基板10の所定の深さまでエッチングする。
その後、エッチングした領域にシリコン酸化膜などの素子分離絶縁膜11を埋め込み、所定の深さまでエッチバックする。マスク膜を除去した後、半導体基板10上の全面に、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152を順にCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの成膜法によって形成する(図3−1)。ここで、半導体膜151として、たとえば20〜40nmの厚さのPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。また、シリサイド相変化抑制膜152として、たとえば厚さ20nmのC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含む多結晶シリコン膜を用いることができ、多結晶シリコン膜の成膜時にC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を導入することによって形成される。このとき、シリサイド相変化抑制不純物は、1×1020[atom/cm3]以上5×1021[atom/cm3]以下となるように導入される。
ついで、シリサイド相変化抑制膜152上にレジスト51を塗布し、リソグラフィ技術によって周辺回路のゲート電極形成領域内の一部に開口51aを有するパターンを形成する(図3−2)。その後、このレジスト51をマスクとしてシリサイド相変化抑制膜152から浮遊ゲート電極膜13の所定の深さまでをエッチングし、開口31を形成する(図3−3)。
レジスト51を除去した後、シリサイド相変化抑制膜152上の全面に半導体膜153をCVD法などの成膜法によって形成する。このとき、周辺回路では、開口31内を埋める半導体膜153によってコンタクト部153Aが形成される(図3−4)。この半導体膜153として、たとえば40〜60nmの厚さのPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。
ついで、半導体膜153上にマスク膜52を形成した後、熱処理を行って半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152および半導体膜153を構成する結晶粒子を成長させる(図3−5)。たとえば、600℃以上の温度で熱処理を行う。これによって、半導体膜151と半導体膜153では、シリコン結晶粒子の粒径は300nm程度となり、シリサイド相変化抑制膜152では、シリコン結晶粒子の粒径は、200nm以下となる。シリサイド相変化抑制膜152のシリコン結晶粒子の粒径は、シリサイド相変化抑制不純物の濃度が高くなるほど小さくなる。なお、マスク膜52は、半導体膜153からゲート絶縁膜12を構成する材料との間でエッチング選択比を取れる材料によって構成され、たとえば後の工程で半導体膜153からゲート絶縁膜12までをエッチングすることができる厚さを有するシリコン窒化膜などを用いることができる。
ついで、マスク膜52上に図示しないレジストを塗布し、リソグラフィ技術によってメモリセル部ではワード線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成し、周辺回路では所定のゲート電極形状のパターンを形成する。その後、レジストのパターンをマスク膜52に転写し、パターニングされたマスク膜52を用いてRIE法などのエッチング法によって半導体膜153から浮遊ゲート電極膜13までをエッチングする(図3−6)。これによって、メモリセルでは、素子分離絶縁膜11間のチャネル領域上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152および半導体膜153からなる積層ゲート構造が形成される。また、周辺回路では、チャネル領域上にゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152および半導体膜153からなり、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152に設けられた開口31によって、浮遊ゲート電極膜13と半導体膜153との間が接続された状態のゲート構造が形成される。その後、図示しないレジストを用いて周辺回路のゲート絶縁膜12を所定形状にエッチングする。
ついで、エッチングした領域を埋め込むとともに、マスク膜52の上面よりも高くなるように層間絶縁膜21を形成した後、マスク膜52をストッパとしてCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によってマスク膜52の上面よりも高く形成された層間絶縁膜21を除去する(図3−7)。層間絶縁膜21として、たとえばシリコン酸化膜を例示することができる。その後、マスク膜52をRIE法やウエット処理などの方法によって除去する(図3−8)。これによって、メモリセルと周辺回路では、半導体膜153の上部付近が層間絶縁膜21の上面よりも突出する。
ついで、半導体基板10上の全面にシリコンと反応してシリサイド化する金属膜をスパッタ法などの成膜法で形成した後、熱処理を行って半導体膜153をシリサイド化させ、シリサイド膜154を形成する(図3−9)。金属膜としては、たとえばNi,Co,Wなどを例示することができる。この熱処理時には、半導体膜153と金属膜との界面からシリサイド化していくが、シリサイド相変化抑制膜152の存在によって、シリコンのシリサイド化が抑制される。つまり、シリサイド化が電極間絶縁膜14まで到達せず、略シリサイド相変化抑制膜152の形成位置付近で止まる。その結果、シリサイド膜154の厚さを、メモリセル部の領域内で略均一に制御することができる。
その後、反応に寄与しなかった金属膜を除去し、メモリセルでは積層ゲート構造のビット線方向両側の半導体基板10表面に、周辺回路ではゲート構造のチャネル長方向両側の半導体基板10表面に、所定の導電型の不純物をイオン注入によって打ち込み、活性化させることで、図2に示される構造の不揮発性半導体記憶装置が得られる。
図4は、比較例による不揮発性半導体記憶装置を模式的に示す一部断面図である。ここでは、メモリセルのワード線方向の断面を示している。比較例の不揮発性半導体記憶装置は、制御ゲート電極15は、P,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜からなる半導体膜155をシリサイド化して形成され、半導体膜155とシリサイド膜154とが積層された構造を有する。なお、その他の構造は上記した第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
一般的なシリサイド形成プロセスにおいては、P,As,Bなどのドーパントを含む半導体膜155を形成後、シリサイドプロセスにおいて一部をシリサイド化して、低抵抗な制御ゲート電極15(ワード線)を形成する。しかし、シリサイド形成後の熱工程(たとえば、コンタクト形成後の活性化アニール処理工程や、コンタクト底のシリサイド形成アニール処理工程、ビットライン配線工程の側壁加工プロセスの熱工程など)で、熱が加わることで、シリサイド膜154が相変化(たとえば、NiSi→NiSi2化)する。この結果、体積変化が生じ、制御ゲート電極15の下部にボイド71が発生してしまうという問題点がある。特に、シリサイド膜154が電極間絶縁膜14の近傍まで到達している場合には、ボイド71が電極間絶縁膜14まで掛かるため、ボイド71によってカップリング比が低下し、書き込み不良をもたらす虞ある。また、図示していないが、周辺回路では、メモリセルに比して配線幅が広い故に、シリサイド膜154の膜厚はメモリセルの制御ゲート電極15のシリサイド膜154に比して薄く形成される。このため、後熱工程によるアグロメレーション(断切れ)不良がより顕著に発生しやすい。
これに対して、第1の実施形態では、制御ゲート電極15の中間層にシリサイド相変化抑制膜152を配置したので、制御ゲート電極15のシリサイド相変化抑制膜152以下の多結晶シリコン膜のシリサイド化を抑制することができる。つまり、第1の実施形態では、シリサイド相変化抑制膜152を電極間絶縁膜14よりも上部に設けることで、シリサイド化がシリサイド相変化抑制膜152の形成位置で止まり、シリサイド化が電極間絶縁膜14まで到達しない。これによって、シリサイド膜154の厚さをメモリセル部の領域において略一定に保つことができる。また、シリサイド形成後の熱工程でのシリサイドを構成する原子のマイグレーション挙動が抑制されるので、シリサイド膜154の体積変化による制御ゲート電極15の下部でのボイド71の発生を抑制することができる。すなわち、シリサイド膜154とシリサイド相変化抑制膜152との間の界面を均一にし、シリサイド膜154の耐熱性を向上させて、後熱工程でもボイド71やアグロメレーションの起こりにくい構造とすることができる。
なお、シリサイド相変化抑制膜152中のC,F,Nなどは、高濃度になるとドーパントの活性化率を下げ、空乏化の懸念がある。そのため、電極間絶縁膜14に接する制御ゲート電極15の最下層は、P,As,Bなどを含む多結晶シリコン膜で構成される半導体膜151で形成して、空乏化の発生を抑制している。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図であり、(a)はメモリセルのワード線の延在方向に垂直な方向の断面図であり、(b)は同じくメモリセルのワード線の延在方向の断面図であり、(c)は周辺回路の電界効果型トランジスタの断面図である。なお、第2の実施形態では、メモリセルの制御ゲート電極15、および周辺回路の制御ゲート電極15に対応する部分の構造が第1の実施形態のものと異なるので、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。
メモリセルの制御ゲート電極15は、図5(a)、(b)に示されるように、半導体膜151とシリサイド膜156が順に積層された構造を有する。半導体膜151は、第1の実施形態と同様に、たとえば厚さ40〜60nmのP,As,Bなどの不純物を添加した多結晶シリコン膜などからなる。半導体膜151を構成するシリコン粒子の平均粒径は、250nm程度、またはそれ以上であることが多い。
また、シリサイド膜156は、C,F,Nなどのうちの少なくともいずれか1つの元素を含むシリサイド膜によって構成される。具体的には、C,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物が添加された多結晶シリコン膜をシリサイド化した膜によって構成される。また、シリサイド膜156の厚さとして、たとえば20nmとすることができる。このシリサイド相変化抑制不純物は、第1の実施形態と同様に、シリサイド相変化反応を抑制し、かつシリサイド金属のマイグレーションを抑制する機能を有する。
また、周辺回路のゲート電極16は、図5(c)に示されるように、ゲート絶縁膜12上に、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド膜156が順に積層した構造を有し、シリサイド膜156は、C,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含むシリサイド膜によって構成される。
このように第2の実施形態では、制御ゲート電極15またはゲート電極16の上層側、または最表層にシリサイド相変化抑制不純物を導入する構造としている。この場合、シリサイド形成後のワード線(制御ゲート電極15)を高抵抗化する虞があるが、シリサイド膜156のC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物濃度を1×1021[atoms/cm3]以下に制限することで、シリサイド相変化抑制不純物を含まない場合のシリサイド膜の抵抗の1.5倍以下に抑えることができる。
なお、図では、半導体膜151上にシリサイド膜156が形成されている場合を示しているが、半導体膜151とシリサイド膜156との間にシリサイド相変化抑制不純物を含む多結晶シリコン膜で構成されるシリサイド相変化抑制膜が存在する構成でもよい。
つぎに、このような構造の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図6−1〜図6−9は、第2の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である。これらの図において、(a)は、メモリセルのビット線方向の断面を示しており、(b)は、メモリセルのワード線方向の断面を示しており、(c)は、周辺回路の断面を示している。
まず、公知の方法で、シリコン基板などの半導体基板10上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、マスク膜を積層する。ついで、メモリセルのマスク膜に、ビット線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成した後、マスク膜をマスクとしてRIE法などの異方性エッチング法によってメモリセルの浮遊ゲート電極膜13とゲート絶縁膜12をエッチングするとともに、半導体基板10の所定の深さまでエッチングする。
その後、エッチングした領域にシリコン酸化膜などの素子分離絶縁膜11を埋め込み、所定の深さまでエッチバックする。マスク膜を除去した後、半導体基板10上の全面に、電極間絶縁膜14および第1半導体膜151aを順にCVD法などの成膜法によって形成する(図6−1)。ここで、第1半導体膜151aとして、たとえばPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。
ついで、第1半導体膜151a上にレジスト51を塗布し、リソグラフィ技術によって周辺回路のゲート電極形成領域内の一部に開口51aを有するパターンを形成する(図6−2)。その後、このレジスト51をマスクとして第1半導体膜151aから浮遊ゲート電極膜13の所定の深さまでをエッチングし、開口31を形成する(図6−3)。
レジスト51を除去した後、第1半導体膜151a上の全面に第2半導体膜151bとシリサイド相変化抑制膜152をCVD法などの成膜法によって順に形成する。このとき、周辺回路では、開口31内を埋めるように第2半導体膜151bが形成される(図6−4)。第2半導体膜151bとして、たとえばPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。また、第1半導体膜151aと第2半導体膜151bとで半導体膜151が構成され、半導体膜151は、たとえば40〜60nmの厚さとすることができる。一方のシリサイド相変化抑制膜152として、たとえば厚さ20nmのC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含む多結晶シリコン膜を用いることができ、多結晶シリコン膜の成膜時にC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を導入することによって形成される。このとき、シリサイド相変化抑制不純物は、1×1021[atom/cm3]以下となるように導入される。
ついで、シリサイド相変化抑制膜152上にマスク膜52を形成した後、熱処理を行って半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152を構成する結晶粒子を成長させる(図6−5)。たとえば、600℃以上の温度で熱処理を行う。これによって、たとえば半導体膜151では、シリコン結晶粒子の粒径は300nm程度となり、シリサイド相変化抑制膜152では、シリコン結晶粒子の粒径は、200nm以下となる。シリサイド相変化抑制膜152のシリコン結晶粒子の粒径は、シリサイド相変化抑制不純物の濃度が高くなるほど小さくなる。なお、マスク膜52は、シリサイド相変化抑制膜152からゲート絶縁膜12を構成する材料との間でエッチング選択比を取れる材料によって構成され、たとえば後の工程でシリサイド相変化抑制膜152からゲート絶縁膜12までをエッチングすることができる厚さを有するシリコン窒化膜などを用いることができる。
ついで、マスク膜52上に図示しないレジストを塗布し、リソグラフィ技術によってメモリセル部ではワード線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成し、周辺回路では所定のゲート電極形状のパターンを形成する。その後、レジストのパターンをマスク膜52に転写し、パターニングされたマスク膜52を用いてRIE法などのエッチング法によってシリサイド相変化抑制膜152から浮遊ゲート電極膜13までをエッチングする(図6−6)。これによって、メモリセルでは、素子分離絶縁膜11間のチャネル領域上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152からなる積層ゲート構造が形成される。また、周辺回路では、チャネル領域上にゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152からなり、電極間絶縁膜14に設けられた開口31によって、浮遊ゲート電極膜13と半導体膜151との間が接続された状態のゲート構造が形成される。その後、図示しないレジストを用いて周辺回路のゲート絶縁膜12を所定形状にエッチングする。
ついで、エッチングした領域を埋め込むとともに、マスク膜52の上面よりも高くなるように層間絶縁膜21を形成した後、マスク膜52をストッパとしてCMP法によってマスク膜52の上面よりも高く形成された層間絶縁膜21を除去する(図6−7)。層間絶縁膜21として、たとえばシリコン酸化膜を例示することができる。その後、マスク膜52をRIE法やウエット処理などの方法によって除去する(図6−8)。これによって、メモリセルと周辺回路では、シリサイド相変化抑制膜152が露出する。
ついで、半導体基板10上の全面にシリコンと反応してシリサイド化する金属膜をスパッタ法などの成膜法で形成した後、熱処理を行ってシリサイド相変化抑制膜152をシリサイド化させ、シリサイド膜156を形成する(図6−9)。金属膜としては、たとえばNi,Co,Wなどを例示することができる。この熱処理時には、シリサイド相変化抑制膜152の上面側からシリサイド化していくが、シリサイド相変化抑制膜152ではシリコンのシリサイド化が抑制される。つまり、シリサイド化が半導体膜151との界面付近で止まる。その結果、シリサイド膜154の厚さを、メモリセル部の領域内で略均一に制御することができる。
その後、反応に寄与しなかった金属膜を除去し、メモリセルでは積層ゲート構造のビット線方向両側の半導体基板10表面に、周辺回路ではゲート構造のチャネル長方向両側の半導体基板10表面に、所定の導電型の不純物をイオン注入によって打ち込み、活性化させることで、図5に示される構造の不揮発性半導体記憶装置が得られる。
第2の実施形態では、メモリセルの制御ゲート電極15の上層側と、周辺回路のゲート電極の上層側にシリサイド相変化抑制膜152をシリサイド化したシリサイド膜156を設けた。シリサイド相変化抑制不純物は、シリサイド膜156中に含まれると、シリサイド膜156の耐熱性を改善し、シリサイド膜156の凝集や収縮を生じにくくする。その結果、メモリセルよりもシリサイド膜厚の薄い周辺回路のシリサイド膜156の後熱工程でのアグロメーション(断切れ)耐性を向上させることができるという効果を有する。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図であり、(a)はメモリセルのワード線の延在方向に垂直な方向の断面図であり、(b)は同じくメモリセルのワード線の延在方向の断面図であり、(c)は周辺回路の電界効果型トランジスタの断面図である。なお、第3の実施形態では、メモリセルの制御ゲート電極15、および周辺回路のゲート電極16に対応する部分の構造が第1の実施形態のものと異なるので、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。
メモリセルの制御ゲート電極15は、図7(a)、(b)に示されるように、第1の実施形態のメモリセルの制御ゲート電極15と同じ構造を有しているが、層間絶縁膜21の上面は制御ゲート電極15の上面よりも高く、たとえば5nm以上高く形成されている。
また、周辺回路のゲート電極16は、図7(c)に示されるように、ゲート絶縁膜12上に、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152、半導体膜153およびシリサイド膜156が順に積層した構造を有し、シリサイド膜156は、C,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含むシリサイド膜によって構成される。また、層間絶縁膜21の上面はゲート電極16の上面よりも低く形成されている。
このように第3の実施形態では、メモリセルの制御ゲート電極15の中間層にシリサイド相変化抑制膜152を配置し、周辺回路のゲート電極16の中間層にシリサイド相変化抑制膜152を配置するとともに、上層または最表層にシリサイド相変化抑制不純物を含むシリサイド膜156を配置する構造としている。
つぎに、このような構造の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図8−1〜図8−11は、第3の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である。これらの図において、(a)は、メモリセルのビット線方向の断面を示しており、(b)は、メモリセルのワード線方向の断面を示しており、(c)は、周辺回路の断面を示している。
まず、公知の方法で、シリコン基板などの半導体基板10上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、マスク膜を積層する。ついで、メモリセルのマスク膜に、ビット線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成した後、マスク膜をマスクとしてRIE法などの異方性エッチング法によってメモリセルの浮遊ゲート電極膜13とゲート絶縁膜12をエッチングするとともに、半導体基板10の所定の深さまでエッチングする。
その後、エッチングした領域にシリコン酸化膜などの素子分離絶縁膜11を埋め込み、所定の深さまでエッチバックする。マスク膜を除去した後、半導体基板10上の全面に、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152を順にCVD法などの成膜法によって形成する(図8−1)。ここで、半導体膜151として、たとえば20〜40nmの厚さのPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。また、シリサイド相変化抑制膜152として、たとえば厚さ20nmのC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含む多結晶シリコン膜を用いることができ、多結晶シリコン膜の成膜時にC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を導入することによって形成される。このとき、シリサイド相変化抑制不純物は、1×1020[atom/cm3]以上5×1021[atom/cm3]以下となるように導入される。
ついで、シリサイド相変化抑制膜152上にレジスト51を塗布し、リソグラフィ技術によって周辺回路のゲート電極形成領域内の一部に開口51aを有するパターンを形成する(図8−2)。その後、このレジスト51をマスクとしてシリサイド相変化抑制膜152から浮遊ゲート電極膜13の所定の深さまでをエッチングし、開口31を形成する(図8−3)。
レジスト51を除去した後、シリサイド相変化抑制膜152上の全面に半導体膜153とシリサイド相変化抑制膜157をCVD法などの成膜法によって順に形成する。このとき、周辺回路では、開口31内を埋めるように半導体膜153が形成される(図8−4)。この半導体膜153として、たとえば40〜60nmの厚さのPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。また、シリサイド相変化抑制膜157として、たとえば厚さ20nmのC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含む多結晶シリコン膜を用いることができ、多結晶シリコン膜の成膜時にC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を導入することによって形成される。このとき、シリサイド相変化抑制不純物は、1×1021[atom/cm3]以下となるように導入される。
ついで、シリサイド相変化抑制膜157上にマスク膜52を形成した後、熱処理を行って半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152、半導体膜153およびシリサイド相変化抑制膜157を構成する結晶粒子を成長させる(図8−5)。たとえば、600℃以上の温度で熱処理を行う。これによって、たとえば半導体膜151,153では、シリコン結晶粒子の粒径は300nm程度となり、シリサイド相変化抑制膜152,157では、シリコン結晶粒子の粒径は、200nm以下となる。シリサイド相変化抑制膜152,157のシリコン結晶粒子の粒径は、シリサイド相変化抑制不純物の濃度が高くなるほど小さくなる。なお、マスク膜52は、シリサイド相変化抑制膜157からゲート絶縁膜12を構成する材料との間でエッチング選択比を取れる材料によって構成され、たとえば後の工程でシリサイド相変化抑制膜157からゲート絶縁膜12までをエッチングすることができる厚さを有するシリコン窒化膜などを用いることができる。
ついで、マスク膜52上に図示しないレジストを塗布し、リソグラフィ技術によってメモリセル部ではワード線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成し、周辺回路では所定のゲート電極形状のパターンを形成する。その後、レジストのパターンをマスク膜52に転写し、パターニングされたマスク膜52を用いてRIE法などのエッチング法によってシリサイド相変化抑制膜157から浮遊ゲート電極膜13までをエッチングする(図8−6)。これによって、メモリセルでは、素子分離絶縁膜11間のチャネル領域上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152、半導体膜153およびシリサイド相変化抑制膜157からなる積層ゲート構造が形成される。また、周辺回路では、チャネル領域上にゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、半導体膜151、シリサイド相変化抑制膜152、半導体膜153およびシリサイド相変化抑制膜157からなり、電極間絶縁膜14、半導体膜151およびシリサイド相変化抑制膜152に設けられた開口31によって、浮遊ゲート電極膜13と半導体膜153との間が接続された状態のゲート構造が形成される。その後、図示しないレジストを用いて周辺回路のゲート絶縁膜12を所定形状にエッチングする。
ついで、エッチングした領域を埋め込むとともに、マスク膜52の上面よりも高くなるように層間絶縁膜21を形成した後、マスク膜52をストッパとしてCMP法によってマスク膜52の上面よりも高く形成された層間絶縁膜21を除去する(図8−7)。層間絶縁膜21として、たとえばシリコン酸化膜を例示することができる。その後、マスク膜52をRIE法やウエット処理などの方法によって除去する(図8−8)。これによって、メモリセルと周辺回路では、シリサイド相変化抑制膜157の上面が露出する。
ついで、半導体基板10上の全面にレジスト53を塗布し、リソグラフィ技術によって周辺回路のみレジスト53で被覆されるようにパターニングを行う(図8−9)。その後、RIE法やCDE(Chemical Dry Etching)法などを用いてエッチバックを行い、メモリセルの制御ゲート電極15の最表層のシリサイド相変化抑制膜157を除去する(図8−10)。これによって、メモリセルの制御ゲート電極15の最上層は半導体膜153となり、周辺回路のゲート電極の最上層はシリサイド相変化抑制膜157となる。
レジスト53を除去した後、半導体基板10上の全面にシリコンと反応してシリサイド化する金属膜をスパッタ法などの成膜法で形成した後、熱処理を行ってメモリセルでは半導体膜153をシリサイド化させ、シリサイド膜154を形成し、周辺回路ではシリサイド相変化抑制膜157またはこれに加えて半導体膜153をシリサイド化させ、シリサイド膜156を形成する(図8−11)。金属膜としては、たとえばNi,Co,Wなどを例示することができる。この熱処理時には、半導体膜153の上面側からシリサイド化していくが、メモリセルでは、制御ゲート電極15の中間付近に存在するシリサイド相変化抑制膜152付近でシリサイド化が抑制される。つまり、シリサイド化が電極間絶縁膜14まで到達せず、略シリサイド相変化抑制膜152の形成位置付近で止まる。その結果、シリサイド膜154の厚さを、メモリセル部の領域内で略均一に制御することができる。また、周辺回路では、シリサイド相変化抑制膜152またはシリサイド相変化抑制膜152と半導体膜153の一部がシリサイド化される。
その後、反応に寄与しなかった金属膜を除去し、メモリセルでは積層ゲート構造のビット線方向両側の半導体基板10表面に、周辺回路ではゲート構造のチャネル長方向両側の半導体基板10表面に、所定の導電型の不純物をイオン注入によって打ち込み、活性化させることで、図7に示される構造の不揮発性半導体記憶装置が得られる。
第3の実施形態では、第1の実施形態と同様に、制御ゲート電極15の中間層にシリサイド相変化抑制膜152を配置したので、制御ゲート電極15を構成する多結晶シリコン層のシリサイド化を抑制し、シリサイド形成後の熱工程でのシリサイド膜の体積変化による制御ゲート電極15の下部でのボイドの発生を抑制することができるとともに、シリサイド膜の厚さをメモリセル部の領域において略一定に保つことができる。また、周辺回路では、第2の実施形態と同様に、ゲート電極16の上層側にシリサイド相変化抑制膜157をシリサイド化したシリサイド膜156を設けることによって、シリサイド膜156の耐熱性を改善し、シリサイド膜156の凝集や収縮を生じにくくする。その結果、メモリセルよりもシリサイド膜厚の薄い周辺回路のシリサイド膜156の後熱工程でのアグロメーション(断切れ)耐性を向上させることができるという効果を有する。
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の構成の一例を模式的に示す断面図であり、(a)はメモリセルのワード線の延在方向に垂直な方向の断面図であり、(b)は同じくメモリセルのワード線の延在方向の断面図であり、(c)は周辺回路の電界効果型トランジスタの断面図である。なお、第4の実施形態では、メモリセルの制御ゲート電極15、および周辺回路の制御ゲート電極15に対応する部分の構造が第1の実施形態のものと異なるので、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。
メモリセルの制御ゲート電極15は、図9(a)、(b)に示されるように、シリサイド相変化抑制膜152とシリサイド膜154が順に積層された構造を有する。シリサイド相変化抑制膜152は、たとえば厚さ10〜60nmのC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含むシリサイド膜によって構成される。シリサイド相変化抑制膜152を構成するシリコン粒子の平均粒径は、200nm以下であることが望ましい。このシリサイド相変化抑制不純物は、第1の実施形態と同様に、シリサイド相変化反応を抑制し、かつシリサイド金属のマイグレーションを抑制する機能を有する。
また、シリサイド膜154は、シリサイド相変化抑制膜152上に形成され、たとえば厚さ40〜60nmのニッケルシリサイド膜やコバルトシリサイド膜などのシリサイド膜からなる。シリサイド膜154は、シリサイド相変化抑制膜152側でシリサイド相変化抑制不純物濃度が高い層からなり、上面側ではシリサイド相変化抑制不純物がほとんど入っていない層からなる。
また、周辺回路のゲート電極16は、図5(c)に示されるように、ゲート絶縁膜12上に、浮遊ゲート電極膜13、電極間絶縁膜14、シリサイド相変化抑制膜152、半導体膜153およびシリサイド膜154が順に積層した構造を有する。
このように、第4の実施形態では、シリサイド相変化抑制膜152を電極間絶縁膜14の直上に配置することで、シリサイド膜154が電極間絶縁膜14近傍まで到達してしまう場合でも、後熱工程でのシリサイドのボイド発生を抑制することができる。
つぎに、このような構造の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図10−1〜図10−4は、第4の実施形態による不揮発性半導体記憶装置の製造方法の手順の一例を模式的に示す断面図である。これらの図において、(a)は、メモリセルのビット線方向の断面を示しており、(b)は、メモリセルのワード線方向の断面を示しており、(c)は、周辺回路の断面を示している。
まず、公知の方法で、シリコン基板などの半導体基板10上に、ゲート絶縁膜12、浮遊ゲート電極膜13、マスク膜を積層する。ついで、メモリセルのマスク膜に、ビット線方向に延在するラインアンドスペース状のパターンを形成した後、マスク膜をマスクとしてRIE法などの異方性エッチング法によってメモリセルの浮遊ゲート電極膜13とゲート絶縁膜12をエッチングするとともに、半導体基板10の所定の深さまでエッチングする。
その後、エッチングした領域にシリコン酸化膜などの素子分離絶縁膜11を埋め込み、所定の深さまでエッチバックする。マスク膜を除去した後、半導体基板10上の全面に、電極間絶縁膜14、シリサイド相変化抑制膜152および半導体膜153aを順にCVD法などの成膜法によって形成する(図10−1)。ここで、シリサイド相変化抑制膜152として、たとえば厚さ10〜60nmのC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を含む多結晶シリコン膜を用いることができ、多結晶シリコン膜の成膜時にC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物を導入することによって形成される。このとき、シリサイド相変化抑制不純物は、1×1020[atom/cm3]以上5×1021[atom/cm3]以下となるように導入される。また、半導体膜153aとして、たとえばPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。
ついで、半導体膜153a上にレジスト51を塗布し、リソグラフィ技術によって周辺回路のゲート電極形成領域内の一部に開口51aを有するパターンを形成する(図10−2)。その後、このレジスト51をマスクとして半導体膜153aから浮遊ゲート電極膜13の所定の深さまでをエッチングし、開口31を形成する(図10−3)。
レジスト51を除去した後、半導体膜153a上の全面に半導体膜153bをCVD法などの成膜法によって形成する。このとき、周辺回路では、開口31内を埋めるように半導体膜153bが形成される(図10−4)。半導体膜153bとしてたとえばPを含む多結晶シリコン膜を用いることができる。なお、半導体膜153aと半導体膜153bと合わせて、たとえば20〜40nmの厚さの半導体膜153とすることができる。
その後は、第1の実施形態の図3−5以降の処理、または第2の実施形態の図6−5以降の処理と同様の処理を行うことによって、図9に示される不揮発性半導体記憶装置が得られる。
第4の実施形態では、制御ゲート電極15の最下層(電極間絶縁膜14直上)のみに、シリサイド相変化抑制膜152を予め配置したので、シリサイド膜154が電極間絶縁膜14の近傍まで到達した場合でも、後熱工程でのシリサイド膜154のボイド生成を抑制することができる。また、シリサイド相変化抑制膜152は耐酸化性が強いため、電極間絶縁膜14へのバーズビークの生成を抑制でき、カップリング比の向上が期待できる。ただし、シリサイド相変化抑制膜152のC,F,Nなどのシリサイド相変化抑制不純物濃度は、5×1020[atoms/cm3]以下にされる。これによって、電極間絶縁膜14直上のドーパントの活性化率が低下してしまうことや、空乏化しやすくなることを抑えることができる。
10…半導体基板、11…素子分離絶縁膜、12…ゲート絶縁膜、13…浮遊ゲート電極膜、14…電極間絶縁膜、15…制御ゲート電極、16…ゲート電極、17…ソース/ドレイン領域、21…層間絶縁膜、31,51a…開口、51,53…レジスト、52…マスク膜、71…ボイド、151,151a,151b,153,153a,153b,155…半導体膜、152,157…シリサイド相変化抑制膜、153A…コンタクト部、154,156…シリサイド膜。

Claims (7)

  1. 半導体基板上に、ゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極膜、電極間絶縁膜および制御ゲート電極が順に積層されるメモリセルトランジスタを有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、第1の半導体膜、シリサイド相変化抑制膜およびシリサイド膜を順に積層した構造を有し、
    前記シリサイド相変化抑制膜は、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された多結晶シリコン膜によって構成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 半導体基板上に、ゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極膜、電極間絶縁膜および制御ゲート電極が順に積層されるメモリセルトランジスタを有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、第1の半導体膜およびシリサイド膜を順に積層した構造を有し、
    前記シリサイド膜は、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲のC,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 半導体基板上に、前記ゲート絶縁膜、前記浮遊ゲート電極膜、前記電極間絶縁膜および前記制御ゲート電極が順に積層されるとともに、前記電極間絶縁膜に形成された開口部を介して前記制御ゲート電極が前記浮遊ゲート電極膜と接続される周辺回路の電界効果型トランジスタを、前記メモリセルトランジスタの形成位置以外にさらに有し、
    前記周辺回路の電界効果型トランジスタの前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、前記第1の半導体膜、前記シリサイド相変化抑制膜、第2の半導体膜および前記シリサイド膜を順に積層した構造を有し、
    前記シリサイド相変化抑制膜は、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された多結晶シリコン膜によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 半導体基板上に、前記ゲート絶縁膜、前記浮遊ゲート電極膜、前記電極間絶縁膜および前記制御ゲート電極が順に積層されるとともに、前記電極間絶縁膜に形成された開口部を介して前記制御ゲート電極が前記浮遊ゲート電極膜と接続される周辺回路の電界効果型トランジスタを、前記メモリセルトランジスタの形成位置以外にさらに有し、
    前記周辺回路の電界効果型トランジスタの前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、前記第1の半導体膜および前記シリサイド膜を順に積層した構造を有し、
    前記シリサイド膜は、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲のC,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素を含むことを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 半導体基板上に、ゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極膜、電極間絶縁膜および制御ゲート電極が順に積層されるメモリセルトランジスタを有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、シリサイド相変化抑制膜およびシリサイド膜を順に積層した構造を有し、
    前記シリサイド相変化抑制膜は、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された多結晶シリコン膜によって構成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 半導体基板上に、前記ゲート絶縁膜、前記浮遊ゲート電極膜、前記電極間絶縁膜および前記制御ゲート電極が順に積層されるとともに、前記電極間絶縁膜に形成された開口部を介して前記制御ゲート電極が前記浮遊ゲート電極膜と接続される周辺回路の電界効果型トランジスタを、前記メモリセルトランジスタの形成位置以外にさらに有し、
    前記周辺回路の電界効果型トランジスタの前記制御ゲート電極は、前記電極間絶縁膜上に、前記シリサイド相変化抑制膜、半導体膜および前記シリサイド膜を順に積層した構造を有し、
    前記シリサイド相変化抑制膜は、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された多結晶シリコン膜によって構成されることを特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. ゲート絶縁膜と浮遊ゲート電極膜が積層された半導体基板上に、電極間絶縁膜と所定の導電型の不純物を含む第1の多結晶シリコン膜を形成する第1工程と、
    前記第1の多結晶シリコン膜上に、気相成長法を用いて、C,F,Nのうちの少なくともいずれか1つの元素が、1×1020〜5×1021[atom/cm3]の濃度範囲で添加された第2の多結晶シリコン膜を形成する第2の工程と、
    前記第2の多結晶シリコン膜上にマスク膜を形成した後、熱処理を行う第3の工程と、
    前記マスク膜を所定の形状にパターニングする第4の工程と、
    前記マスク膜をマスクとして前記第2の多結晶シリコン膜から前記浮遊ゲート電極膜までをエッチングする第5の工程と、
    前記エッチングした領域に層間絶縁膜を埋め込む第6の工程と、
    前記マスク膜を除去した後、前記第2の多結晶シリコン膜上にシリコンと反応してシリサイドを形成する金属膜を形成する第7の工程と、
    熱処理を行って、前記第2の多結晶シリコン膜をシリサイド化する第8の工程と、
    を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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