JP2012004048A - 電解質膜並びにその製造方法、電極触媒層並びにその製造方法、膜電極接合体、及び、固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、含フッ素共重合体からなる電解質膜であって、含フッ素共重合体は、フッ化ビニリデンに基づく重合単位(A)と、−SO3X基を側鎖に有する重合単位(B)と、からなり、−SO3X基は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、及び−SO3M1 1/L(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、M1は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属(但し、Liを除く。)を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基であることを特徴とする電解質膜である。
【選択図】なし
Description
電解質溶液に、燃料電池触媒を分散させて触媒組成物を調製する工程と、
触媒組成物を基材に塗布する工程と、
基材に塗布した触媒組成物を乾燥させて電極触媒層を得る工程と、を含み、−SO3X基は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、及び−SO3M1 1/L(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、M1は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属(但し、Liを除く。)を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基であることを特徴とする電極触媒層の製造方法でもある。
−CF2−CH2− (1)
で表される重合単位である。本発明の含フッ素共重合体は、フッ化ビニリデンに基づく重合単位(A)からなるものであるため、含フッ素共重合体から得られる電解質膜や電極触媒層を電気化学的に安定でイオン伝導性に優れるものとすることができる。また、含フッ素共重合体から得られる電解質膜や電極触媒層の機械的強度を優れたものとすることができる。更に、ガスバリア性が改善され、燃料電池として使用した場合に出力特性が改善される。そして、汎用有機溶剤に可溶であり、成形性に優れるため、製造コストの削減を図ることもできる。
CF2=CF−O−(CF2CFY1−O)n−(CFY2)m−SO3X1 (II)
(式中、X1は、H、Na、K又はNH4を表し、Y1は、F、Cl又はCF3を表し、Y2はF又はClを表し、n及びmは0〜2の整数を表す。)で表されるビニルエーテルが好ましい。X1は、Hであることがより好ましい。nは0であることが好ましい。mは1又は2であることが好ましい。
−CF2−C(−O−(CF2CFY1−O)n−(CFY2)m−SO3X1)F− (2)
(式中、X1は、H、Na、K又はNH4を表し、Y1は、F、Cl又はCF3を表し、Y2はF又はClを表し、n及びmは0〜2の整数を表す。)で表される重合単位であることが好ましい。Xは、Hであることがより好ましい。nは0であることが好ましい。mは1又は2であることが好ましい。
TOSOH社製 HLC−8020を用い、カラムはポリスチレンゲル製MIXカラム(東ソーGMHシリーズ、30cmサイズ)を3本、40℃、NMP(5mmol/L LiBr含有)溶剤、流速0.7mL/分で行うことができる。サンプル濃度は、0.1重量%で打ち込み量は500μLで行うことができる。数平均分子量がポリスチレン換算値で10万〜80万程度のもの、好ましくは13万〜70万程度のもの、更に好ましくは、16万〜60万程度のものがより好ましい。
本発明は、上記膜電極接合体を有する固体高分子電解質型燃料電池でもある。本発明の固体高分子電解質型燃料電池は、上記膜電極接合体を有するものであれば特に限定されず、通常、固体高分子電解質型燃料電池を構成するガス等の構成成分を含むものであってよい。本発明の固体高分子電解質型燃料電池は、上記電解質膜及び電極触媒層の少なくともいずれかを有する膜電極接合体を備えるものであるため、電池特性並びに機械的強度に優れ、安定性に優れる。
例えば、特開平10−284128号公報では、−CF2COOCH3や−CF2SO2Fを有する単量体を用いて、共重合体を得た後、LiOHのような強アルカリ性の化合物を用いて−CF2SO3Liに変換する方法がとられているが、このようにして得られたポリマー電解質は、フッ化ビニリデンの脱HF反応が進行して、主鎖に不安定な二重結合を生成するので、安定性に乏しい課題がある。上記特表2002−503734号公報では、−CF2SO2Fを炭酸リチウムを用いて−CF2SO3Liに変換する方法がとられている。炭酸リチウムは水溶液のpHが11程度と、塩基性の強い化合物であり、上記フッ化ビニリデンの脱HF反応を防ぐためには不十分であった。
ここで、イオン解離性のスルホン酸誘導体は、−SO3X基に変換可能な官能基である。イオン解離性のスルホン酸誘導体は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、−SO2NR5R6及び−SO3M1 1/L(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5は水素原子若しくはM2 1/Lを表し、R6は水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基若しくはスルホニル含有基を表し、M1及びM2は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基であることが好ましい。
なお、上記電解質エマルションは、上記含フッ素共重合体が水性媒体に分散されてなるものである。
以下のように電極触媒層を作製した。
(EW測定)
イオン交換基の対イオンがプロトンの状態となっている高分子電解質膜、およそ2〜20cm2を、25℃、飽和NaCl水溶液30mlに浸漬し、攪拌しながら30分間放置した。次いで、飽和NaCl水溶液中のプロトンを、フェノールフタレインを指示薬として0.01N水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和滴定した。中和後に得られた、イオン交換基の対イオンがナトリウムイオンの状態となっている高分子電解質膜を、純水ですすぎ、更に真空乾燥して秤量した。中和に要した水酸化ナトリウムの物質量をM(mmol)、イオン交換基の対イオンがナトリウムイオンの高分子電解質膜の重量をW(mg)とし、下記式(3)より当量重量EW(g/eq)を求めた。
EW=(W/M)−22 (3)
電解質膜サンプルを湿潤状態にて切り出し、厚みTを測定する。そして、幅1cm、長さ5cmの膜長さ方向の伝導度を測定する2端子式の伝導度測定セルに装着した。このセルを80℃のイオン交換水中に入れ、交流インピーダンス法により、周波数10kHzにおける実数成分の抵抗値Rを測定し、以下の式からプロトン伝導度σを導出した。
σ=L/(R×T×W)
σ:プロトン伝導度(S/cm)
T:厚み(cm)
R:抵抗値(Ω)
L(=5):膜長(cm)
W(=1):膜幅(cm)
3本掛クリープ試験機((株)オリエンテック製CP3−P−20)を用いて、引張クリープ特性を調べた。まず、膜サンプルを湿潤状態にて切り出し、厚みTを測定する。そして、幅1cm、長さ5cmの膜をチャック間隔2cmでチャックに装着した。試験は恒温恒湿槽中で行い、80℃,95%RHに保持した。試験荷重は20kg/cm2で行い、試験開始から40時間後に膜を恒温恒湿槽中から取り出して、長さの初期値(2cm)に対する試験後の長さの割合(%)を算出し、クリープ量とした。
下記に作製する高分子電解質膜と電極触媒層から作製される膜電極接合体(MEA)の初期における電池特性(以下、初期特性と称する)を調べるため、次のような燃料電池評価を実施した。
内容積3Lの撹拌機付きステンレス製オートクレーブを用い、イオン交換水を1500g、CF2=CFOCF2CF2SO3Naを300g仕込んだ。次いで、オートクレーブを窒素置換した後、フッ化ビニリデンを導入してゲージ圧0.2MPaまで昇圧して50℃まで昇温した。その後、さらにフッ化ビニリデンを導入してゲージ圧0.50MPaまで昇圧した後、過硫酸アンモニウム3gを水20gに溶解した溶液を仕込んで重合を開始した。重合が進行するにつれて、圧力が低下するので、ゲージ圧0.50MPaを維持するようにフッ化ビニリデンを追加供給した。6時間後、フッ化ビニリデンを200g仕込んだ時点で、オートクレーブの圧力を開放して重合を終了して、エマルションを得た。
内容積3Lの撹拌機付きステンレス製オートクレーブを用い、イオン交換水を1500g、CF2=CFOCF2CF2SO3Naを300g仕込んだ。次いで、オートクレーブを窒素置換した後、フッ化ビニリデンを導入してゲージ圧0.2MPaまで昇圧して50℃まで昇温した。その後、さらにフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンが9/1の組成であるガスを導入してゲージ圧0.45MPaまで昇圧した後、過硫酸アンモニウム3gを水20gに溶解した溶液を仕込んで重合を開始した。重合が進行するにつれて、圧力が低下するので、ゲージ圧0.45MPaを維持するようにフッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン=7/3の組成のガスを追加供給した。6時間後、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン=7/3の組成のガスを200g仕込んだ時点で、オートクレーブの圧力を開放して重合を終了して、エマルションを得た。
上記エマルションを、上記ビュレットを6時間かけて通過させて、側鎖に−SO3H基を有するポリマーのエマルションを得た。
内容積3Lの撹拌機付きステンレス製オートクレーブを用い、イオン交換水を1500g、CF2=CFOCF2CF2SO3Naを300g仕込んだ。次いで、オートクレーブを窒素置換した後、フッ化ビニリデンを導入してゲージ圧0.2MPaまで昇圧して42℃まで昇温した。その後、さらにフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンが9/1の組成であるガスを導入してゲージ圧0.35MPaまで昇圧した後、過硫酸アンモニウム3gを水20gに溶解した溶液を仕込んで重合を開始した。重合が進行するにつれて、圧力が低下するので、ゲージ圧0.35MPaを維持するようにフッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン=9/1の組成のガスを追加供給した。9時間後、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン=9/1の組成のガスを200g仕込んだ時点で、オートクレーブの圧力を開放して重合を終了して、エマルションを得た。
上記エマルション200gを、上記ビュレットを1時間かけて通過させて、側鎖に−SO3H基を有するポリマーのエマルションを得た。
内容積3Lの撹拌機付きステンレス製オートクレーブを用い、イオン交換水を1500g、CF2=CFOCF2CF2SO3Naを300g仕込んだ。次いで、オートクレーブを窒素置換した後、フッ化ビニリデンを導入してゲージ圧0.2MPaまで昇圧して50℃まで昇温した。その後、さらにフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンが9/1の組成であるガスを導入してゲージ圧0.60MPaまで昇圧した後、過硫酸アンモニウム3gを水20gに溶解した溶液を仕込んで重合を開始した。重合が進行するにつれて、圧力が低下するので、ゲージ圧0.60MPaを維持するようにフッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン=9/1の組成のガスを追加供給した。6時間後、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン=9/1の組成のガスを200g仕込んだ時点で、オートクレーブの圧力を開放して重合を終了して、エマルションを得た。
上記エマルション200gを、上記ビュレットを1時間かけて通過させて、側鎖に−SO3H基を有するポリマーのエマルションを得た。
電解質膜の製造
合成例1で得られたエマルションを直径15.4cmのシャーレに流し込み、ホットプレート上にて60℃で1時間及び80℃で1時間の乾燥を行い、溶媒を除去した。次に、シャーレをオーブンに入れ160℃で1時間熱処理を行った。その後、オーブンから取り出し、冷却したシャーレにイオン交換水を注いで膜を剥離させ、膜厚約50μmの高分子電解質膜を得た。
電解質膜の製造
合成例2で得られたエマルションを直径15.4cmのシャーレに流し込み、ホットプレート上にて60℃で1時間及び80℃で1時間の乾燥を行い、溶媒を除去した。次に、シャーレをオーブンに入れ160℃で1時間熱処理を行った。その後、オーブンから取り出し、冷却したシャーレにイオン交換水を注いで膜を剥離させ、膜厚約50μmの高分子電解質膜を得た。
電解質膜の製造
合成例1で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
電解質膜の製造
合成例2で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
電解質膜の製造
合成例3で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
電解質膜の製造
電解質ポリマー溶液としてNafion(R)DE2020(デュポン(株)製)を用いた以外は実施例1と同様にして膜厚約50μmの高分子電解質膜を得た。
電極触媒層の作成
以下のように電極触媒層を作製した。
このようにして得たアノード触媒層とカソード触媒層を向い合わせて、その間に高分子電解質膜を挟み込み、160℃、面圧0.1MPaでホットプレスすることにより、アノード触媒層とカソード触媒層を高分子電解質膜(商品名:NRE−212、デュポン(株)製)に転写、接合してMEAを作製した。
接着テープ(3M Scotch(商標)898)を、上述のMEAの片面に接着した。MEAの端部と、接着テープの端部をオートグラフ(TENSILON)にセットし、JIS K6854に従って、180度剥離試験を実施し、電極触媒層の剥離強度を測定した。結果を表2に示す。
電極触媒層の作成
合成例4で得られたポリマーのエマルションを用いること以外は、実施例6と同様にして電極インクを得た。この電極インクを実施例6と同じ方法で電極触媒層、及びMEAを作製し、燃料電池評価、及び剥離試験評価を行った。このMEAを用いて燃料電池評価を行った結果、電圧0.6Vにおける電流密度は1.00A/cm2であった。剥離試験評価結果については、表2に示す。
電極触媒層の作成
合成例3で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
電極触媒層の作成
合成例4で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
電極触媒層の作成
合成例2で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
電極触媒層の作成
合成例2で得られたエマルションにエタノールを添加して、固形分5質量%に希釈(水:エタノール=50.0:50.0(質量比))して5Lオートクレーブ中に入れて密閉し、攪拌翼で攪拌しながら160℃まで昇温して5時間保持した。その後、オートクレーブを自然冷却して、5質量%の均一な電解質ポリマー溶液を得た。
上記電極触媒層と高分子電解質膜として実施例5で得られた高分子電解質膜を用いること以外は実施例6と同じ方法で電極触媒層、及びMEAを作製し、燃料電池評価、及び剥離試験評価を行った。このMEAを用いて燃料電池評価を行った結果、電圧0.6Vにおける電流密度は1.10A/cm2であった。剥離試験評価結果については、表2に示す。
電極用アイオノマーとして、Nafion(R)DE2020(デュポン(株)製)を用いたこと以外は、実施例6と同様にして電極インクを得た。この電極インクを実施例6と同じ方法で電極触媒層、及びMEAを作製し、燃料電池評価、及び剥離試験評価を行った。このMEAを用いて燃料電池評価を行った結果、電圧0.6Vにおける電流密度は0.7A/cm2であった。剥離試験評価結果については、表2に示す。
Claims (21)
- 含フッ素共重合体からなる固体高分子電解質型燃料電池用の電解質膜であって、
含フッ素共重合体は、フッ化ビニリデンに基づく重合単位(A)と、−SO3X基を側鎖に有する重合単位(B)と、からなり、
−SO3X基は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、及び−SO3M1 1/L
(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、M1は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属(但し、Liを除く。)を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である
ことを特徴とする電解質膜。 - 重合単位(B)は、
−CF2−C(−O−(CF2CFY1−O)n−(CFY2)m−SO3X1)F− (2)
(式中、X1は、H、Na、K又はNH4を表し、Y1は、F、Cl又はCF3を表し、Y2はF又はClを表し、n及びmは0〜2の整数を表す。)
で表される請求項1記載の電解質膜。 - 含フッ素共重合体は、重合単位(B)が、全重合単位に対して3〜50モル%である請求項1又は2記載の電解質膜。
- 含フッ素共重合体は、更に、テトラフルオロエチレンに基づく重合単位及びヘキサフルオロプロピレンに基づく重合単位からなる群より選択される少なくとも1種の重合単位(C)と、からなる請求項1、2又は3記載の電解質膜。
- 含フッ素共重合体は、重合単位(A)と重合単位(C)とのモル比A/(A+C)が0.80〜0.95である請求項4記載の電解質膜。
- 含フッ素共重合体及び燃料電池触媒からなる固体高分子電解質型燃料電池用の電極触媒層であって、
含フッ素共重合体は、フッ化ビニリデンに基づく重合単位(A)と、−SO3X基を側鎖に有する重合単位(B)と、からなり、
−SO3X基は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、及び−SO3M1 1/L
(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、M1は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属(但し、Liを除く。)を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である
ことを特徴とする電極触媒層。 - 重合単位(B)は、
−CF2−C(−O−(CF2CFY1−O)n−(CFY2)m−SO3X1)F− (2)
(式中、X1は、H、Na、K又はNH4を表し、Y1は、F、Cl又はCF3を表し、Y2はF又はClを表し、n及びmは0〜2の整数を表す。)
で表される請求項6記載の電極触媒層。 - 含フッ素共重合体は、重合単位(B)が、全重合単位に対して3〜50モル%である請求項6又は7記載の電極触媒層。
- 含フッ素共重合体は、更に、テトラフルオロエチレンに基づく重合単位及びヘキサフルオロプロピレンに基づく重合単位からなる群より選択される少なくとも1種の重合単位(C)からなる請求項6、7又は8記載の電極触媒層。
- 含フッ素共重合体は、重合単位(A)と重合単位(C)とのモル比A/(A+C)が0.50〜0.90である請求項9記載の電極触媒層。
- 燃料電池触媒は、触媒金属である請求項6、7、8、9又は10記載の電極触媒層。
- 触媒金属は、白金、金、銀、パラジウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、鉄、コバルト、ニッケル、クロム、タングステン、マンガン、バナジウム、およびこれらの合金からなる群より選択される少なくとも一種の金属である請求項11記載の電極触媒層。
- 請求項1、2、3、4又は5記載の電解質膜を備えることを特徴とする膜電極接合体。
- 請求項6、7、8、9、10、11又は12記載の電極触媒層を備えることを特徴とする膜電極接合体。
- 請求項13又は14記載の膜電極接合体を備えることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
- 請求項1、2、3、4又は5記載の電解質膜を製造する方法であって、
フッ化ビニリデンと−SO3X基を有する共単量体とを水性媒体中でラジカル重合して含フッ素共重合体を含む電解質エマルションを得る重合工程と、
得られた電解質エマルションに有機溶媒を添加して含フッ素重合体が溶解した電解質溶液を得る工程と、
電解質溶液を基材に塗布する工程と、
基材に塗布した電解質溶液を乾燥させて電解質膜を得る工程と、を含み、
−SO3X基は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、及び−SO3M1 1/L
(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、M1は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属(但し、Liを除く。)を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である
ことを特徴とする電解質膜の製造方法。 - 重合工程は、更に、テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を水性媒体中でラジカル重合するものである請求項16記載の電解質膜の製造方法。
- −SO3X基を有する共単量体は、下記一般式(II)
CF2=CF−O−(CF2CFY1−O)n−(CFY2)m−SO3X1 (II)
(式中、X1は、H、Na、K又はNH4を表し、Y1は、F、Cl又はCF3を表し、Y2はF又はClを表し、n及びmは0〜2の整数を表す。)
で表されるビニルエーテルである請求項16又は17記載の電解質膜の製造方法。 - 請求項6、7、8、9、10、11又は12記載の電極触媒層を製造する方法であって、
フッ化ビニリデンと−SO3X基を有する共単量体とを水性媒体中でラジカル重合して含フッ素共重合体を含む電解質エマルションを得る重合工程と、
得られた電解質エマルションに有機溶媒を添加して含フッ素共重合体が溶解した電解質溶液を得る工程と、
電解質溶液に、燃料電池触媒を分散させて触媒組成物を調製する工程と、
触媒組成物を基材に塗布する工程と、
基材に塗布した触媒組成物を乾燥させて電極触媒層を得る工程と、を含み、
−SO3X基は、−SO3H、−SO3NR1R2R3R4、及び−SO3M1 1/L
(但し、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なり、水素原子若しくは炭素数1〜4のアルキル基を表し、M1は、同一若しくは異なって、L価の金属を表し、前記L価の金属は、周期表の1族、2族、4族、8族、11族、12族又は13族に属する金属(但し、Liを除く。)を表す。)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である
ことを特徴とする電極触媒層の製造方法。 - 重合工程は、更に、テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を水性媒体中でラジカル重合するものである請求項19記載の電極触媒層の製造方法。
- −SO3X基を有する共単量体は、下記一般式(II)
CF2=CF−O−(CF2CFY1−O)n−(CFY2)m−SO3X1 (II)
(式中、X1は、H、Na、K又はNH4を表し、Y1は、F、Cl又はCF3を表し、Y2はF又はClを表し、n及びmは0〜2の整数を表す。)
で表されるビニルエーテルである請求項19又は20記載の電極触媒層の製造方法。
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