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JP2012069182A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2012069182A
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義彦 鎌田
Shiro Fujita
志郎 藤田
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Abstract

【課題】面積縮小が可能なセンスアンプを備えた半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】本実施形態に係る半導体記憶装置は、データ(“0”または“1”)を保持するメモリセルが配置されたメモリセルアレイと、偶数ビット線と、奇数ビット線と、複数のセンスアンプとを備え、前記センスアンプは、前記メモリセルから読み出された前記データを保持するラッチ回路(PDC)と、配線(83)にゲートが接続され、前記データの読み出し時、前記配線の電位に応じて前記ラッチ回路に読み出し前記データを供給する第1トランジスタ(79)と、前記データの演算時、前記ラッチ回路に保持された前記データを前記配線に転送する第2トランジスタ(73)と、前記データの書き込み時、前記ラッチ回路に保持された前記データを前記配線に転送する第3トランジスタ(72)とを具備する。
【選択図】図5

Description

実施形態は、例えばNAND型フラッシュメモリに係り、データを保持するメモリセルとデータのやり取り可能なセンスアンプを備えた半導体記憶装置に関する。
メモリセルに多値データを保持可能なメモリが開発されている。このメモリはセンスアンプの機能も多値化に対応する必要がある。
多値データを扱うセンスアンプは、メモリセルからデータを読み出し、ホストから取り込んだデータをメモリセルに書き込む機能を有する他、メモリセルから読み出したデータと書き込みデータとの演算処理を行うため、多くのデータキャッシュを必要としていた。
例えば多値化に対応した機能を備えるセンスアンプを、2値データを保持するメモリセルに適用すると、必要以上のデータキャッシュを含むこととなる。
特許第3935139号公報
面積縮小が可能なセンスアンプを備えた半導体記憶装置を提供する。
実施形態によれば半導体記憶装置は、データを保持する複数のメモリセルが行及び列に配置されたメモリセルアレイと、偶数の前記列にそれぞれ接続された複数のメモリセルに接続される偶数ビット線と、前記偶数の前記列に隣接する奇数の前記列にそれぞれ接続された複数のメモリセルに接続される奇数ビット線と、各々が前記奇数ビット線及び偶数ビット線に選択的に接続される複数のセンスアンプとを備え、前記センスアンプのそれぞれは、第1ノード及び第2ノードを有し、前記第1ノードに供給された前記データを保持するラッチ回路と、前記偶数、奇数ビット線に選択的に接続される配線にゲートが接続され、電流経路の一端が前記ラッチ回路の第1ノードに接続され、前記データの読み出し時、前記配線の電位に応じて前記ラッチ回路に読み出し前記データを供給する第1トランジスタと、電流経路が前記ラッチ回路の前記第1ノードと前記配線との間に接続され、前記データの演算時、前記ラッチ回路に保持された前記データを前記配線に転送する第2トランジスタと、電流経路が前記ラッチ回路の前記第2ノードと前記配線との間に接続され、前記データの書き込み時、前記ラッチ回路に保持された前記データを前記配線に転送する第3トランジスタとを具備する。
第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの構成例。 第1の実施形態に係るメモリセルの閾値分布。 第1の実施形態に係る電圧発生回路のブロック図。 第1の実施形態に係るセンスアンプの構成例。 第1の実施形態に係るセンスユニットのブロック図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの読み出し動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの読み出し動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの読み出し動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの読み出し動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込み動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込み動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込み動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込み動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込みベリファイ動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込みベリファイ動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込みベリファイ動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの書き込みベリファイ動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの一括検知動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの再書き込み動作を示した概念図。 第1の実施形態に係る消去動作を示した概念図。 第1の実施形態に係る偶数ビット線BLの消去ベリファイ動作を示したセンスユニットの概念図。 第1の実施形態に係る偶数ビット線BLの消去ベリファイ動作を示したセンスユニットの概念図。 第1の実施形態に係る偶数ビット線BLの消去ベリファイ動作を示したセンスユニットの概念図。 第1の実施形態に係る奇数ビット線BLの消去ベリファイ動作を示したセンスユニットの概念図。 第1の実施形態に係る偶数ビット線BLの消去ベリファイ動作を示したセンスユニットの概念図。 第1の実施形態に係る偶数ビット線BLの消去ベリファイ動作を示したセンスユニットの概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの演算動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの演算動作を示した概念図。 第1の実施形態に係るセンスユニットの演算動作を示した概念図。 第1の実施形態の第1変型例に係るセンスユニットの概念図。 第1の実施形態の第2変型例に係るセンスユニットの概念図。 第1の実施形態の第2変型例に係るセンスユニットの検知動作を示す概念図。 第2の実施形態に係る信号SENのタイムチャート。 第3の実施形態に係るセンスユニットの概念図。 第3の実施形態に係るセンスユニットの消去ベリファイ動作を示した概念図。 第3の実施形態に係るセンスユニットの消去ベリファイ動作を示した概念図。 第3の実施形態に係るセンスユニットの消去ベリファイ動作を示した概念図。 第4の実施形態に係るセンスユニットの概念図。 第4の実施形態の変形例に係るセンスユニットの概念図。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る半導体記憶装置は、2値データを保持するメモリセルトランジスタMTとデータの読み出し、書き込みが可能なセンスアンプにおいて、動作上必要のないトランジスタを省略することで面積縮小を図っている。
図1を用いて本実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例について説明する。
1.全体構成例について
図1に示すように本実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1、ロウデコーダ2、ドライバ回路3、電圧発生回路4、ビット線クランプドライバ5(以下、BLCドライバ5)、nチャネル型MOSトランジスタ6、データ入出力回路7、制御部8、ソース線SLドライバ9、ウェルドライバ10、及びセンスアンプ11を備える。
1−2.メモリセルアレイ1の構成例について
メモリセルアレイ1は、メモリセルアレイ1は複数の不揮発性のメモリセルトランジスタMTを含んだブロックBLK0乃至BLKsを備える(sは自然数)。ブロックBLK0乃至BLKsの各々は、不揮発性のメモリセルトランジスタMTが直列接続された複数のNANDストリング15を備えている。NANDストリング15の各々は、例えば64個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。
メモリセルトランジスタMTは、2値以上のデータを保持可能とする。このメモリセルトランジスタMTの構造は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲートとを有するMONOS構造である。なお、メモリセルトランジスタMTの構造は、FG型であってもよい。FG型とは、p型半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された浮遊ゲート(導電層)と、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを含んだ構造である。
メモリセルトランジスタMTの制御ゲートはワード線に電気的に接続され、ドレインはビット線に電気的に接続され、ソースはソース線に電気的に接続されている。またメモリセルトランジスタMTは、nチャネルMOSトランジスタである。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は64個に限られず、128個や256個、512個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
またメモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートはワード線WL0〜WL63のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルトランジスタMTの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD1、SGS1に共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL63を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL0〜BLnに共通接続される。以下、ビット線BL0〜BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ(n:自然数)。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。
また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、複数のメモリセルトランジスタMTはブロックBLK単位で一括してデータが消去される。
1−3.メモリセルトランジスタMTの閾値分布について
図2を用いて上記メモリセルトランジスタMTの閾値分布について説明する。図2は、横軸に閾値分布をとり、縦軸にメモリセルトランジスタMTの数を示したグラフである。
図示するように、各々のメモリセルトランジスタMTは、例えば2値(2-levels)のデータ(1ビットデータ)を保持できる。すなわち、メモリセルトランジスタMTは、閾値電圧Vthの低い順に‘1’、及び‘0’の2種のデータを保持できる。
メモリセルトランジスタMTにおけるデータ‘1’の閾値電圧Vth0は、Vth0<V01である。データ‘0’の閾値電圧Vth1は、V01<Vth1である。このようにメモリセルトランジスタMTは、閾値に応じてデータ‘0’、及びデータ‘1’の1ビットデータを保持可能とされている。メモリセルトランジスタMTは、消去状態において、データ‘1’(例えば負電圧)に設定され、データを書き込み、電荷蓄積層に電荷を注入することによって正の閾値電圧に設定される。
1−4.ロウデコーダ2について
図1に戻ってロウデコーダ2について説明する。ロウデコーダ2は、ブロックデコーダ20、及びnチャネル型MOSトランジスタ21乃至23を備える。ブロックデコーダ20は、データの書き込み動作時、読み出し動作時、及び消去時において、制御部8から与えられたブロックアドレスをデコードし、その結果に基づいてブロックBLKを選択する。すなわち、選択されたメモリセルトランジスタMTが含まれるブロックBLKに対応するMOSトランジスタ21乃至23が接続される制御線TGを選択して、該MOSトランジスタ21乃至23をオン状態とする。このとき、ブロックデコーダ20からは、ブロック選択信号が出力される。ブロック選択信号とは、データの読み出し、書き込み、消去など行う際に、ロウデコーダ2が複数あるメモリブロックBLK0乃至BLKsのうちいずれかを選択する信号である。またこれにより、ロウデコーダ2は、選択されたブロックBLKに対応するメモリセルアレイ1のロウ方向を選択する。つまり、ブロックデコーダ20から与えられる選択信号に基づいて、ロウデコーダ2はセレクトゲート線SGD1、SGS1、及びワード線WL0〜WL63に対し、ドライバ回路3から与えられた電圧をそれぞれ印加する。
1−5.ドライバ回路3について
ドライバ回路3は、セレクトゲート線SGD1、SGS1毎に設けられたセレクトゲート線ドライバ31、32、及びワード線WL毎に設けられたワード線ドライバ33を備える。本実施形態では、ブロックBLK0に対応したワード線ドライバ33、セレクトゲート線ドライバ31、32のみを図示する。しかし実際では、これらワード線ドライバ33、セレクトゲート線ドライバ31、及び32は、ブロックBLK0乃至ブロックBLKsに設けられた、例えば64本のワード線WL及びセレクトゲート線SGD1、SGS1に共通接続されている。
制御部8から与えられるページアドレスのデコード結果に応じて、ブロックBLKが選択される。ワード線ドライバ33は選択されたワード線WLを介してドライバ回路3から与えられた必要とされる電圧を、この選択ブロックBLK内に設けられたメモリセルトランジスタMTの制御ゲートへと転送する。またセレクトゲート線ドライバ31は、選択ブロックBLKに対応するセレクトゲート線SGD1を介し、必要とする電圧を選択トランジスタST1のゲートへと転送する。この時、セレクトゲート線ドライバ31は選択トランジスタST1のゲートに信号sgdを転送する。具体的には、セレクトゲート線ドライバ31は、データの書き込み時、読み出し時、消去時、更にはデータのベリファイ時に、セレクトゲート線SGD1を介して、例えば信号sgdを選択トランジスタST1のゲートに転送する。なお、信号sgdは、その信号が‘L’レベルであった場合、0[V]とされ、‘H’レベルであった場合電圧VDD(例えば、1.8[V])する。
また、セレクトゲート線ドライバ31と同様にセレクトゲート線ドライバ32は、選択ブロックBLKに対応するセレクトゲート線SGS1を介し、データの書き込み時、読み出し時、データのベリファイ時にセレクトゲート線SGS1を介してそれぞれ必要とする電圧を選択トランジスタST2のゲートに転送する。この時、セレクトゲート線ドライバ32は選択トランジスタST2のゲートに信号sgsを転送する。信号sgsは、その信号が‘L’レベルであった場合0[V]とされ、‘H’レベルであった場合電圧VDDとする。
1−6.電圧発生回路4について
電圧発生回路4は第1電圧発生回路41、第2電圧発生回路42、第3電圧発生回路43、及び第4電圧発生回路44、及び第5電圧発生回路45を備える。第1電圧発生回路41乃至第5電圧発生回路45について図3を用いて説明する。
図3に示すように、第1電圧発生回路41乃至第5電圧発生回路45はリミッタ回路50及びチャージポンプ回路51を備える。チャージポンプ51は、制御部8により例えばデータの書き込み動作、消去動作、及び読み出し動作に必要な電圧を発生する。上記各々の電圧は、ノードN1から出力され、ドライバ回路3を介してNAND型フラッシュメモリ内の例えば、ロウデコーダ2に供給される。リミッタ回路50はノードN1の電位を監視しつつ、このノードN1の電位に応じてチャージポンプ回路51を制御する。すなわち、リミット回路50はノードN1の電位が所定の値よりも高ければ、チャージポンプ回路51のポンピングを停止し、該ノードN1の電位を降圧させる。
一方、ノードN1の電位が所定の値よりも低ければ、チャージポンプ回路51にポンピングさせ、このノードN1の電位を昇圧させる。
次に上記第1電圧発生回路41乃至第5電圧発生回路45が発生する電圧について説明する。第1電圧発生回路41はデータの書き込み時に電圧VPGMを発生させ、選択ワード線WLに該電圧VPGMを転送する。電圧VPGMとは、メモリセルトランジスタMTの直下に形成されたチャネルの電荷が電荷蓄積層に注入され、このメモリセルトランジスタMTの閾値が別レベルに遷移する程度の大きさの電圧である。
第2電圧発生回路42は、電圧VPASSを発生させ、非選択ワード線WLに該電圧VPASSを転送する。電圧VPASSとはメモリセルトランジスタMTがオン状態とされる電圧である。
第3電圧発生回路43は電圧VERAを発生させ、ウェルドライバ7に転送する。電圧VERAは、例えば20[V]である。すなわち、データの消去時に、第3電圧発生回路43が発生した例えば20[V]の電圧がメモリセルトランジスタMTが形成されるウェル領域に印加される。
また、第4電圧発生回路44は、電圧VCGRを発生させ、選択ワード線WLにこの電圧VCGRを転送する。電圧VCGRは、メモリセルトランジスタMTから読み出しそうとするデータに応じた電圧である。
また、第5電圧発生回路45は、電圧VREADを発生させ、データの読み出し時において非選択ワード線WLにこの電圧VREADを転送する。電圧VREADは、メモリセルトランジスタMTが保持するデータに依存せず、このメモリセルトランジスタMTをオン状態とする電圧である。
1−7.データ入出力回路7について
データ入出力回路7は、図示せぬI/O端子を介してホスト(host)から供給されたアドレス及びコマンドを制御部8へ出力する。またデータ入出力回路7は、書き込みデータを、データ線Dlineを介してセンスアンプ11へと出力する。また、データをホストへ出力する際は、制御部8の制御に基づき、センスアンプ11が増幅したデータを、データ線Dlineを介して受け取った後、I/O端子を介してホストへ出力する。
1−8.制御部8について
制御部8は、NAND型フラッシュメモリ全体の動作を制御する。すなわち、データ入出力回路7を介して、図示せぬホストから与えられた上記アドレス、及びコマンドに基づいて、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作における動作シーケンスを実行する。制御部8はアドレス、及び動作シーケンスに基づき、ブロック選択信号/カラム選択信号を生成する。
制御部8は、前述したブロック選択信号をロウデコーダ3に出力する。また、制御部8はカラム選択信号をセンスアンプ11に出力する。カラム選択信号とは、センスアンプ11のカラム方向を選択する信号である。
また、制御部8には、図示せぬメモリコントローラから供給された制御信号が与えられる。制御部8は供給された制御信号により、図示せぬI/O端子を介してホスト(host)からデータ入出力回路7へと供給された信号がアドレスであるのか、データであるのかを区別する。
1−9.ソース線SLドライバ9について
次にソース線SLドライバ9は、MOSトランジスタ12、13を備える。MOSトランジスタ12の電流経路の一端はソース線SLに接続され、他端は接地され、ゲートには信号Clamp_S1が与えられる。またMOSトランジスタ13の電流経路の一端はMOSトランジスタ12の電流経路の一端に共通接続され、他端は電圧VDDが供給され、ゲートには信号Clamp_S2が与えられる。
MOSトランジスタ12がオン状態とされると、ソース線SLの電位は0[V]とされ、MOSトランジスタ13がオン状態とされると、ソース線SLの電位は電圧VDDとされる。なお、MOSトランジスタ12、13のゲートに与えられる信号Clamp_S1、S2は制御部8により制御される。なお、MOSトランジスタ13がオン状態とされるのは、消去ベリファイを行う場合である。つまり、消去ベリファイの際MOSトランジスタ13をオン状態とすることで、ソース線SL側からビット線BLへと電圧VDDが転送される。
1−10.センスアンプ11について
図4を用いて本実施形態に係るセンスアンプ11の構成例について説明する。図示するようにセンスアンプ11は、例えばセンスブロックSB〜SB16を備える。これらセンスブロックSB〜SB16は、例えば2kbyte分のデータを保持可能とする。つまり、センスアンプ11はビット線BLを介して、1ページ当たり2kbyteのデータをメモリセルアレイ1とやり取り(読み出し、書き込み)可能とする。なお、センスブロックSB〜センスブロックSB16までを区別しない場合には、単にセンスブロックSBと呼ぶ。なお、センスアンプ11の分割数については16個に限られず、いくつでも良い。
各々のセンスブロックSBはセンスユニットSU1-1〜SU1-M、SU2-1〜SU2-M、…、SU16-1〜SU16-Mを備える。これらセンスユニットSU1-1〜SU1-M、SU2-1〜SU2-M、…、SU16-1〜SU16-Mは、それぞれ対応するメモリセルトランジスタMTのデータを保持する。なお、センスユニットSU1-1〜SU1-M、SU2-1〜SU2-M、…、SU16-1〜SU16-Mを区別しない場合は、単にセンスユニットSUと呼ぶ。
センスユニットSUは1ビットのデータを保持可能な構成を有する。また、1つのセンスユニットSUに対し、2本のビット線BLが接続される。つまり、データの読み出し及び書き込みは、隣接する2本のビット線BL、すなわち偶数ビット線BLiと奇数ビット線BLとのうちの1本ずつ行われる。この構成についてセンスブロックSBの拡大図を用いて説明する。
図示するように、センスユニットSU1−1乃至SU8−1において、隣接する2本のビット線BLの組は、それぞれビット線BL0、BL1の組、ビット線BL2、ビット線BL3の組、ビット線BL4、ビット線BL5の組であり、以下同様である。すなわち、n本のビット線BLのうち、n/2本のビット線BLに対して、一括して読み出し及び書き込みが行われる。以下では、ビット線BLの1組のうち、読み出しまたは書き込み対象となるビット線BLを選択ビット線BLと呼び、非対象となるビット線BLを非選択ビット線BLと呼ぶ。
これらセンスユニットSUは、データの読み出し時にメモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンスして増幅する。より具体的には、センスユニットSUは電圧VDDをビット線BLにプリチャージし、ビット線BLの電圧(または電流)をセンスする。
また、センスユニットSU1−1乃至SU8−1は共通の信号線COMに接続される。センスユニットSU1−1乃至SU8−1が保持したデータはFail bit検知回路11−1で検知される。その後、このFail bit検知回路11−1で検知された結果が制御部8に転送される。
1−10−1.センスユニットSUの構成例について
図5を用いてセンスユニットSUの構成例について説明する。本実施形態に係るセンスユニットSUは、2値データに特化したセンスユニットSUである。
図示するように、センスユニットSUはプライマリデータキャッシュ(PDC)、ダイナミックデータキャッシュ(DDC)、テンポラリデータキャッシュ(TDC)、及びMOSトランジスタ6を有している。
カラム選択MOSトランジスタ65の電流経路の一端はノードN1bに接続され、他端は入出力データ線Dline(信号線I/O)に接続される。入出力データ線DlineからこのMOSトランジスタ65を介して、‘L’または‘H’レベルの信号がPDCに入出力される。
また、カラム選択トランジスタ66の電流経路の一端はノードN1aに接続され、他端は入出力データ線Dline(信号線I/On)に接続される。入出力データ線DlineからこのMOSトランジスタ66を介して、‘L’または‘H’レベルの信号がPDCに入出力される。なお、信号線I/Oと信号線I/Onには互いに対称の信号が入出力される。
これらMOSトランジスタ65及び66のゲートにはカラム選択信号CSLが供給されている。すなわち、信号CSLによりMOSトランジスタ65及び66がオン状態とされることで、センスユニットSUは入出力データ線Dlineを介してデータ入出力回路8とデータの入出力がされる。
PDCは、書き込み時に入力データを保持し、読み出し時に読み出しデータを保持し、ベリファイ時に一時的にデータを保持し、メモリセルトランジスタMTの例えば2値データ(‘0’または‘1’)を記憶する際に内部データの操作に使用される。PDCは、ラッチ回路LAT1を備える。ラッチ回路LAT1はインバータ回路68、69を組み合わせ、これによって構成される。またインバータ回路68、69は、nチャネルMOSトランジスタ及びpチャネル型MOSトランジスタにより構成される。
ノードN1bにおいてインバータ回路68の出力端及びインバータ回路69の入力端が接続され、ノードN1aにおいてインバータ回路69の出力端とインバータ回路68の入力端とが接続される。
ノードN1aはMOSトランジスタ71を介して接地可能とされ、MOSトランジスタ71のゲートには信号PRSTが供給されている。
また、MOSトランジスタ72の電流経路の一端はノードN1aに接続され、他端はノードN12に接続され、ゲートには信号BLC1が供給さる。また、MOSトランジスタ73の電流経路の一端はノードN12に接続され、他端はPDCのノードN1bに接続され、ゲートには信号BLT1が供給される。このノードN12は、センスユニットSU内の配線83(TDC)に接続される。この配線83は、データの読み出し時、ベリファイ時にビット線BLのデータを保持する。
更にMOSトランジスタ79の電流経路の一端にノードN1bが接続され、ゲートはノードN12が接続される。MOSトランジスタ80の電流経路の一端は、MOSトランジスタ79の電流経路の他端と接続され、他端は接地可能とされ、ゲートには信号SEN1が供給される。信号SEN1の値に応じてMOSトランジスタ80がオン状態とされ、次いでBL線から配線に転送される電圧の大きさに応じてオン状態またはオフ状態とされることで、ノードN1bの値が変化する。これを強制反転方式と呼ぶ。
次に、DDCについて説明する。DDCは消去ベリファイ時に使用される。DDCはnチャネル型MOSトランジスタ75を備える。MOSトランジスタ75の電流経路は接地可能とされ、ゲートはノードN1bに接続される。MOSトランジスタ75のゲートはノードN1bが接続される。つまり、ゲートにはMOSトランジスタ79、73の電流経路の一端がそれぞれ接続される。
MOSトランジスタ74の電流経路の一端は、MOSトランジスタ75の電流経路の他端と接続され、他端はノードN12に接続される。また、MOSトランジスタ74のゲートには信号REGが供給される。
更に、MOSトランジスタ82の電流経路の一端は入出力データ線Dline(信号線COM)に接続され、電流経路の他端は、MOSトランジスタ78の電流経路の一端に接続され、ゲートはノードN12に接続される。また、MOSトランジスタ78の電流経路の他端は接地可能とされ、ゲートには信号CHK1が供給される。
信号線COMはカラム方向に沿って、例えばセンスブロックSB〜SB間で共通接続される。同様に、センスブロックSB〜SB16間においても別の信号線COMで共通接続される。
この信号線COMには、センスユニットSUにおいて書き込みベリファイ、消去ベリファイなどが完了したか否かの信号が出力される。つまり、MOSトランジスタ78がオンとされた状態で、配線に転送された電圧に応じてMOSトランジスタ82がオン状態とされたか否かで、‘L’または‘H’レベルの信号が信号線COMに出力される。
MOSトランジスタ76の電流経路の一端はノードN12に接続され、他端には電圧VDDが供給され、ゲートには信号BLPREが供給される。さらに、配線83(TDC)にはMOSトランジスタ81の電流経路の一端が接続されている。このMOSトランジスタ81のゲートには信号BLCLAMPが供給され、電流経路の他端はMOSトランジスタ6の電流経路の一端が接続される。例えば、データの読み出し時、書き込み時、書き込みベリファイ時において、MOSトランジスタ76、ノードN12、MOSトランジスタ81、及びMOSトランジスタ6を介してビット線BLへと電圧VDDが供給される。
次にMOSトランジスタ6について説明する。MOSトランジスタ6はノードN12と奇数または偶数ビット線BLのいずれかと接続可能とするビット線選択回路として機能する。このMOSトランジスタ6は、MOSトランジスタ6a〜6dを備える。
MOSトランジスタ6aの電流経路の一端は、MOSトランジスタ81の他端と接続され、電流経路の他端は、MOSトランジスタ6bの電流経路の一端及びビット線BL(i+1)にそれぞれ共通接続され、ゲートには信号BLS(i+1)が与えられる。
MOSトランジスタ6bの電流経路の他端には、(非選択回路として機能する)pチャネルMOSトランジスタ84の電流経路の一端が接続され、電流経路の他端はMOSトランジスタ6aの電流経路の他端及びビット線BL(i+1)に接続され、ゲートには信号BlAS(i+1)が与えられる。
また、MOSトランジスタ6cの電流経路の一端は、MOSトランジスタ81の電流経路の他端と接続され、電流経路の他端はMOSトランジスタ6dの電流経路の一端とビット線BLiとにそれぞれ接続され、ゲートには信号BLSiが与えられる。
MOSトランジスタ6dのゲートには信号BlASiが与えられ、電流経路の一端はMOSトランジスタ84の他端と接続され、電流経路の他端は、MOSトランジスタ6bの電流経路の他端及びビット線BLiと接続されている。
MOSトランジスタ6b及び6dは、信号BlAS(i+1)及び信号BlASiに応じてMOSトランジスタ6a及び6cと相補的にオンとされ、非選択ビット線BLに電圧VDDを供給する。なお、以下では、偶数ビット線BLを偶数ビット線BLi(iは偶数であり、i=0、2、4、…、n)、奇数ビット線BLを奇数ビット線BL(i+1)と呼ぶ。
以上から、MOSトランジスタ6b、6c、及びMOSトランジスタ84がオン状態とされると、センスユニットSUは偶数ビット線BLi(選択ビット線BL)と電気的に接続され、奇数ビット線BL(i+1)は非選択ビット線BLとされる。
これに対し、MOSトランジスタ6a、6d、及びMOSトランジスタ84がオン状態とされると、センスユニットSUは奇数ビット線BL(i+1)(選択ビット線BL)と接続され、偶数ビット線BLiが非選択ビット線BLとされる。このとき非選択ビット線BLとされた偶数または奇数ビット線BLの電位は、例えば電圧VDDで固定される。すなわち、MOSトランジスタ84はビット線BLを非選択電位に充電する非選択回路として機能する。
なお、MOSトランジスタ6a〜6dのゲートに、信号BLSi、信号BLS(i+1)、信号BIASi、及び信号BIAS(i+1)として‘H’レベルに相当する電圧(VDD+Vth)がゲートに供給されると、これらMOSトランジスタ6a〜6dはオン状態とされる。ここで電圧Vthは、MOSトランジスタ6a〜6dの閾値電圧である。
一方、信号BLSi、信号BLS(i+1)、信号BIASi、及び信号BIAS(i+1)として‘L’レベルに相当する電圧、例えばゼロ電位がMOSトランジスタ6のゲートに転送されるとMOSトランジスタ6a〜6dがオフ状態とされる。
<読み出し動作>
次に、図6〜図9を用いて上記構成におけるデータの読み出し動作について説明する。なお、奇数ビット線BL(i+1)と偶数偶数ビット線BLiとに行うプリチャージ動作は同一であることから、ここでは偶数ビット線BLiが選択ビット線BLとされた場合についてのみ説明する。すなわち、以下読み出し動作時において奇数ビット線BL(i+1)の電圧は非選択電圧(電圧VDD)まで充電される。
<プリチャージ&PDCリセット>
図6に示すように、信号BLPRE、信号BLCCLAMP、及び信号BLSiをそれぞれ‘H’レベルとし、MOSトランジスタ76、81、及び6cをオン状態とする。これにより、電圧VDDがMOSトランジスタ76、81、及び6cを介して偶数ビット線BLiに供給される。
また、PDCが保持するデータを一度リセットする。つまり、信号PRSTを‘H’レベルとし、MOSトランジスタ71をオン状態とする。これにより、ノードN1aを‘L’レベル(ゼロ電位)に設定する。従って、PDCは‘H’レベルを保持する(ノードN1bの電位レベル)。
<ディスチャージ>
次に、図7に示すように信号BLCCLAMP、信号BLSiをそれぞれ‘L’レベルとする。これにより、偶数ビット線BLiへのプリチャージが停止される。ここで、第4電圧発生回路44から選択ワード線WLに読出しレベルとしての電圧VCGRが供給され、第5電圧発生回路45から非選択ワード線WLに電圧VREADが供給される。選択ワード線WLに接続されたメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が、電圧VCGRより低い場合(非書込み状態である場合)、このメモリセルトランジスタMTはオン状態とされる。非選択メモリセルトランジスタMTは電圧VREADによりオン状態とされているため、NANDストリング15の全てのメモリセルトランジスタMTがオン状態となる。これによって、ビット線BLの電位(電荷)がソース線SLに放電される。
一方、選択されたメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が電圧VCGRより高い場合(書込み状態である場合)、このメモリセルトランジスタMTはオフ状態となる。このため、ビット線BLの電位(電荷)は保持され、電圧VDDに維持される。
なお、この時、信号BLPREが‘H’レベルであることから、ノードN12の電位は電圧VDDを維持している。
<チャージトランスファ>
図8に示すように、信号BLCLAMP及び信号BLSiをそれぞれ‘H’レベルに設定し、偶数ビット線BLiとノードN12とを電気的に接続する。これにより、チャージトランスファが生じる。すなわち、NANDストリング15が導通状態である場合、偶数ビット線BLiの電荷がソース線SLに向かって放電される。この結果、ノードN12は電圧VDDから例えばゼロ電位へと遷移する。つまり、ノードN12における電荷が、偶数ビット線BLiに移動する。これは、ノードN12の配線容量よりも、偶数ビット線BLi容量の方が大きいからである。
一方、NANDストリング15が非導通状態である場合、偶数ビット線BLiの電位は電圧VDDを維持していることから、チャージトランスファは生じない。つまりノードN12の電位は電圧VDDを維持する。
<センス>
図9を用いてセンスについて説明する。センス動作は信号SEN1を‘H’レベルとしてビット線BL(配線83)の電位をPDCに取り込む動作である。NANDストリング15が導通した結果、ノードN12の電位が例えばゼロ電位まで遷移するとMOSトランジスタ79はオフ状態とされる。このため、信号SEN1が‘H’レベルとされMOSトランジスタ80がオン状態とされた場合であっても、PDCのノードN1b(以下、PDC(ノードN1b)と表記する)は‘H’レベルを保持する。
一方、NANDストリング15が非導通とされ、ノードN12の電位が電圧VDDを維持した場合、MOSトランジスタ79はオン状態とされる。この状態において信号SEN1が‘H’レベルとされ、MOSトランジスタ80がオン状態とされると、ノードN1bは接地電位(例えば‘L’レベル=ゼロ電位)とされる(図9中、矢印)。このため、PDC(ノードN1b)は‘L’レベルを保持する。
このようにしてPDCは、偶数ビット線BLiの電位に応じた‘L’または‘H’レベルいずれかのデータを保持する。この後信号CSLが‘H’レベルとされるとMOSトランジスタ65、66を介してPDCの保持データが信号線I/O及び信号線I/Onに出力される。
<書き込み動作>
次に、図10〜図13を用いて上記構成におけるデータの書き込み動作について説明する。なお、奇数ビット線BL(i+1)と偶数ビット線BLiとに行うデータ書き込み動作は同一であることから、ここでは偶数ビット線BLiについてのみ説明する。なお、奇数ビット線BL(i+1)は非選択ビット線BLとされる。このため、MOSトランジスタ84、MOSトランジスタ6bを介して、奇数ビット線BL(i+1)は非選択電圧(電圧VDD)まで充電される。
<データ取り込み>
図10を用いてデータの取り込みについて説明する。図10に示すように、ホストからコマンド(CMD85h)が制御部9に出力されると、信号線I/O、I/Onから転送された書き込みデータ(‘H’または‘L’レベルの信号)がMOSトランジスタ65及び66を介してPDCに格納される。
<NOT演算>
次に、PDCの保持データ(ノードN1b)が反転される。つまり、PDCのデータに対してNOT演算が行われる。図11、図12を用いてNOT演算について説明する。
まず、信号BLT1を‘H’レベルとし、MOSトランジスタ73をオン状態とする。これにより、図11中の矢印に示すようにPDCに格納された‘H’または‘L’レベルいずれかデータが配線83に転送される。その後、信号BLT1を‘L’レベルとし、MOSトランジスタ73をオフ状態とする。
次いで、PDCリセット動作を行う。つまり、信号PRSTを‘H’レベルとし、MOSトランジスタ71をオン状態とする。これによって、ノードN1aを接地電位、すなわち‘L’レベルとする。
また、ノードN12に転送されたデータに応じてMOSトランジスタ79がオンまたはオフ状態となる。つまり、ノードN12が‘H’レベルであると、MOSトランジスタ79はオン状態とされる。次いで信号SEN1を‘H’レベルとし、MOSトランジスタ80をオン状態とするとノードN1bの電位は‘H’レベルから‘L’レベルへと遷移する(図12中、矢印参照)。
一方、ノードN1bからノードN12に転送された信号が‘L’レベルであれば、MOSトランジスタ79はオフ状態であるため、PDCはPDCリセット後の‘H’レベルを維持する。
<データ書き込み>
図13を用いて、上記NOT演算の結果、PDCに格納された反転データの書き込みについて説明する。
メモリセルトランジスタMTへデータを書き込む際、信号BLC1を‘H’レベルとし、MOSトランジスタ72をオン状態とする。更に信号BLCCLAMP及び信号BLSiをそれぞれ‘H’レベルとし、MOSトランジスタ81及びMOSトランジスタ6cをそれぞれオン状態とする。これによって、PDCが保持するデータが偶数ビット線BLiに転送される。
つまり、PDCnのノードN1a(以下、PDC(ノードN1a)と表記)が‘L’レベルのデータを保持していると、偶数ビット線BLiは‘L’レベル、すなわちゼロ電位とされる。
一方、PDC(ノードN1a)が‘H’レベルのデータを保持していると、偶数ビット線BLiは‘H’レベル、すなわち電圧VDDとされる。すなわち偶数ビット線BLiの電位は非選択電位とされる。
この後、選択ワード線WLには電圧VPGMが転送され、非選択ワード線WLには電圧VPASSが供給される。その結果、ビット線BLが‘L’レベルの場合、書き込み対象とされるメモリセルトランジスタMTには‘0’データが書き込まれる。また、ビット線BLが‘H’レベルの場合、選択ワード線WLに電圧VPGMが転送された場合であっても、書き込み対象とされるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートとチャネルとの間に生じる電位差が、‘0’データ書き込み時よりも小さいため、レベルが遷移するほどの閾値変動が生じない。この結果、メモリセルトランジスタMTは消去状態(‘1’データ)を維持する。
次に、図14〜図19を用いて上記構成における書き込みベリファイ動作について説明する。また、書き込みベリファイ動作は上記読み出し動作と同様の動作であり、読出し電圧VCGRに代えてベリファイ電圧が用いられる。このベリファイ電圧は電圧VCGRより若干高い電圧である。具体的に説明すると、ベリファイ電圧とは、‘0’データを保持する閾値分布において低電位側の電位に相当する(図2参照)。
書き込みベリファイ動作では、PDCの保持データに応じて書き込み完了か否かを判断する。具体的には、PDCの保持データが‘L’レベルとされると、上記書き込みが完了と判断し、‘H’レベルである場合、データの書き込み動作が完了と判断されるまで上記データの書き込み動作及び書き込みベリファイ動作が繰り返される。
なお、奇数ビット線BL(i+1)と偶数ビット線BLiとに行うベリファイ動作は同一であることから、ここでは偶数ビット線BLiについてのみ着目する。また、偶数ビット線BLiを選択ビット線BLとした時、奇数ビット線BL(i+1)は非選択ビット線BLとされる。
つまり、MOSトランジスタ6a、6dがオフ状態、MOSトランジスタ76、81、84、6b、及び6cがオン状態とされる。よって偶数ビット線BLiの電位は電圧VDDとされ、奇数ビット線BL(i+1)の電位は非選択電位とされる。
まず図14乃至図16に示すように、上記読み出し動作と同様にプリチャージ、ディスチャージ、及びセンスを行う。センスの結果、配線83(ノードN12)の電位に応じて、PDCの保持データが変化する。以下、センスの結果、PDCが保持するデータ(‘L’、または‘H’レベル)によって説明を分ける。
<Lレベル(書き込み完了)である場合>
センスの結果、PDC(ノードN1b)が‘L’レベルを保持する場合として、以下2つの場合がある。
第1に、PDC(ノードN1b)が保持するデータ、すなわちメモリセルトランジスタMTへの書き込みデータが‘1’(消去状態)、すなわち‘L’レベルを保持していた場合であってセンス後もPDC(ノードN1b)が‘L’レベルを保持する場合、つまり、非書き込みの場合である。
第2に、PDC(ノードN1b)が保持するデータ、すなわちメモリセルトランジスタMTへの書き込みデータが‘0’、すなわち‘H’レベルを保持していた場合であって、センス後PDC(ノードN1b)が‘L’レベルを保持する場合、つまり、書き込み完了の場合である。
まず、第1におけるPDC(ノードN1b)が保持するデータ、すなわちメモリセルトランジスタMTへの書き込みデータが‘1’(消去状態)、すなわち‘L’レベルを保持していた場合について説明する。この場合、メモリセルトランジスタMTに書き込みが行われないため、書き込みベリファイによりビット線BLは接地電位とされる。従って書き込みベリファイにおけるセンス動作の結果、ノードN12の電位が‘L’レベルとなり、MOSトランジスタ79はオフ状態とされる。このため、PDC(ノードN1b)は‘L’レベルを保持した状態とされる。
つまり、上記書き込み動作により、メモリセルトランジスタMTの閾値が消去状態(‘1’データを保持)であった場合、このメモリセルトランジスタMTにベリファイ電圧を転送すると、オン状態とされ、NANDストリング15は導通する。これにより、偶数ビット線BLiは、‘L’レベルとされる。
次に、PDC(ノードN1b)がメモリセルトランジスタMTへの書き込みデータとして‘0’、すなわち‘H’レベルを保持していた場合について説明する。上記書き込み動作により、メモリセルトランジスタMTの閾値分布が上昇し(図2参照)‘0’データを保持した場合、このメモリセルトランジスタMTにベリファイ電圧(図2、電圧V01)を転送すると、メモリセルトランジスタMTはオフ状態とされ、NANDストリング15は非導通となる。つまり、書き込みベリファイにおけるセンス動作の結果、ノードN12の電位が‘H’レベルとされ、MOSトランジスタ79はオン状態とされる。ここで、MOSトランジスタ80がオン状態とされることで、PDC(ノードN1b)の保持データは‘H’から‘L’レベルへと遷移する(図17参照)。
<Hレベル(再書き込み)である場合>
上記データ書き込み完了に対し、書き込み未完了、すなわち再書き込みを行う場合について説明する。書き込みベリファイ動作におけるセンスの結果、PDCが‘H’レベルを保持する場合として、以下の場合がある。
PDC(ノードN1b)が‘H’レベルを保持していた場合であって、すなわちメモリセルトランジスタMTへの書き込みデータが‘0’であり、書き込み未完了の場合、メモリセルトランジスタMTにベリファイ電圧を転送すると、オン状態となり、NANDストリング15は導通する。これにより、偶数ビット線BLiは、‘L’レベルとされる。
この書き込みベリファイにおけるセンス動作の結果、ノードN12の電位が‘L’レベルであると、MOSトランジスタ79はオフ状態とされる。このことから、PDC(ノードN1b)は‘H’レベルを保持する。これは、前述したとおり、一度PDCをリセットしているからである。このため、書き込みデータが保持される。
<一括検知動作>
図18を用いて、一括検知について説明する。上記センス後、センスユニットSUは一括検知動作を行う。具体的には、信号BLT1を‘H’レベルとし、MOSトランジスタ73をオン状態とする。つまり、PDCの保持データ(ノードN1bの電圧値)がMOSトランジスタ73及び配線83を介してMOSトランジスタ82のゲートに転送される。
ここで、信号CHK1を‘H’レベルとすることで、MOSトランジスタ78をオン状態とする。つまり、‘0’データの書き込み未完了で、PDCの保持データが‘H’レベルであると、MOSトランジスタ82がオン状態とされ、信号線COMが接地電位とされる。つまり、‘L’レベルが信号線COMを伝って制御部8に転送される。
これに対し、データの書き込みが完了し、PDCの保持データが‘L’レベルであると、MOSトランジスタ82はオフ状態とされ、信号線COMは接地電位とはならない。つまり、接地電位ではない値、例えば‘H’レベルの電圧が制御部8に転送される。この‘L’レベルまたは‘H’レベルいずれかの値が信号線COMに転送される。
<再書き込み動作>
次に、図19を用いて再書き込み動作について説明する。この再書き込み動作とは、上記一括検知動作において、信号線COMの電位が‘L’レベルとされ、書き込み未完了であると判断された場合にのみ実行されるものである。
また上述したように、この信号線COMは複数のセンスユニットSUで共通接続されていることから、1つでもデータの書き込み未完了のセンスユニットSUがあると、以下再書き込み動作を行う。つまり、すべてのセンスユニットSUにおいてデータの書き込みが完了するまで、この再書き込み動作が実行される。
図19に示すように、信号BLC1を‘H’レベルとし、MOSトランジスタ72をオン状態とする。これにより、PDC(ノードN1a)の保持データが配線83、MOSトランジスタ81、及びMOSトランジスタ6cを介して偶数ビット線BLiに転送され、再度‘0’データの書き込み動作が実行される。
<消去動作>
次に、図20を用いて上記構成における消去動作について説明する。
データの消去は前述したようにブロック単位で行われる。具体的には、ワード線WLに0Vを転送し、メモリセルトランジスタMTが形成された活性領域(ウェル領域)に、20Vの正電圧を印加する。これにより、電荷蓄積層内の電荷をウェル領域に引き抜く。このときウェル領域に印加した20Vの高電圧が、メモリセルトランジスタMTの不純物拡散層及びこれに電気的に接続されたコンタクトプラグCPを介してビット線BLに転送される。
この20Vの高電圧がセンスユニットSU内に伝わらないよう、MOSトランジスタ6a、6cのカットオフ特性を向上させる。この様子を図20に示す。信号BLPRE、及び信号BLCCLAMPを‘H’レベルとし、MOSトランジスタ76、81をそれぞれオン状態とし、MOSトランジスタ81のソース端の電位を電圧VDDに設定する。ここで、信号BLSi及び信号BLS(i+1)の電位<電圧VDDとすれば、MOSトランジスタ6a、6cのカットオフ特性が向上する。
更に、PDCのリセット動作を行う。つまり、ノードN1bが‘H’レベル、PDCnが‘L’レベルとされる。なお、PDCのリセットについては、上記読み出し動作において説明をしたので、ここでは説明を省略する。
<消去ベリファイ動作>
次に図21〜29を用いて上記構成における消去ベリファイ動作について説明する。なお、消去ベリファイ動作は、偶数ビット線BLiと奇数ビット線BL(i+1)とで交互に行い、これら偶数ビット線BLiと奇数ビット線BL(i+1)両方についてメモリセルトランジスタMTの書き込みデータを消去できたことを確認した時点で、消去ベリファイ動作が完了する。具体的には、消去ベリファイ後PDCの保持データが‘L’レベルである場合、Fail Bit検知回路11−1からの情報に基づき制御部8は消去ベリファイが完了したと判断する。
図21〜図23を用いて偶数ビット線BLiの消去ベリファイ動作について説明する。また、図24〜図26を用いて奇数ビット線BL(i+1)の消去ベリファイ動作について説明する。更に図27〜図28を用いて偶数ビット線BLi、奇数ビット線BL(i+1)についてデータの演算動作について説明し、図29を用いて信号線COMを用いた一括検知について説明する。
<偶数ビット線BLiについて>
図21に示すように、まず信号BLPREを‘H’レベルとし、MOSトランジスタ76をオン状態とすることで、配線83(ノードN12)の電位を電圧VDDとする。
次いで、信号Clamp_S2を‘H’レベルとし、ソース線SLドライバにおけるMOSトランジスタ13をオン状態とする。つまり、MOSトランジスタ13を介して偶数ビット線BLiを電圧VDDに充電する。仮にすべてのメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が消去状態であれば、全ワード線WLに電圧VCGRを転送した際、このメモリセルトランジスタMTはオン状態とされ、ビット線BLの電位は‘H’レベル(例えば電圧VDD)とされる。
これに対し、仮に1つでも閾値電圧が消去状態とされないメモリセルトランジスタMTがあると、電圧VCGRをメモリセルトランジスタMTに転送しても、閾値電圧が消去状態ではないメモリセルトランジスタMTはオフ状態とされ、ビット線BLの電位はこのメモリセルトランジスタMTのドレイン側で‘L’レベル(例えばゼロ電位)とされる。
次に、図22を用いてビット線BLの電位をノードN12に転送する様子について説明する。図22に示すように、信号BLSi及び信号BLCCLAMPをそれぞれ‘H’レベルとし、偶数ビット線BLiとノードN12とを電気的に接続する。もし、この偶数ビット線BLiに接続されたメモリセルトランジスタMTがすべて消去状態であれば、チャージシェア後であっても偶数ビット線BLiの電位は‘H’レベルに相当する電圧VDDとされる。
すると、図23に示すようにMOSトランジスタ79がオン状態とされ、また信号SEN1を‘H’レベルとすることで、ノードN1bが接地電位とされる(図中、矢印で表記)。つまり、PDCの保持データは‘H’レベルから‘L’レベルへと遷移する。
これに対し、1つでも閾値が消去状態でないメモリセルトランジスタMTがあれば、ビット線BLの電位は‘L’レベルに相当するゼロ電位とされる。このため、チャージシェア後ノードN12の電位は‘L’レベルとされ、MOSトランジスタ79はオフ状態とされる。従って、たとえ信号SEN1を‘H’レベルとしても、ノードN1bは‘H’レベルを維持する。つまり、PDCの保持データは‘H’レベルのままとなる。
<奇数ビット線BL(i+1)について>
図24に示すように、信号BLPREを‘H’レベルとし、MOSトランジスタ76をオン状態とし、ノードN12の電位を電圧VDDとする。
次いで図25に示すようにMOSトランジスタ6aをオン状態とし、ノードN12と奇数ビット線BL(i+1)とを電気的に接続する。もし、この奇数ビット線BL(i+1)に接続されたメモリセルトランジスタMTがすべて消去状態であれば、奇数ビット線BL(i+1)の電位は‘H’レベルに相当する電圧VDDとされる。すると、チャージシェア後であってもノードN12の電位は‘H’レベルとされる。
これに対し、1つでも閾値が消去状態でないメモリセルトランジスタMTがあれば、ビット線BLの電位は‘L’レベルに相当するゼロ電位とされる。すると、チャージシェア後ノードN12の電位は‘L’レベルに遷移する。
このとき、PDC(ノードN1b)は偶数ビット線BLiのデータを保持する。ここで、図26に示すように信号REGを‘H’レベルとする。PDC(ノードN1b)のデータが‘H’レベルであると、すなわち偶数ビット線BLiにおいて消去が未完了であると、MOSトランジスタ75がオン状態とされる。従って、奇数ビット線BL(i+1)の値に関わらず、ノードN12は接地電位、すなわち‘L’レベルとされる。
一方、PDC(ノードN1b)のデータが‘L’レベルであると、すなわち偶数ビット線BLiにおいて消去が完了であると、MOSトランジスタ75がオフ状態とされる。従って、奇数ビット線BL(i+1)の値がノードN12に保持される。
次に、図27に示すように、PDCのリセットを行う。これによりPDC(ノードN1b)は‘H’レベルを維持する。
次に、図28に示すように、奇数ビット線BL(i+1)に対してセンスを行う。つまりノードN12の電位をPDCに転送する。ここで、ノードN12の電位が‘H’レベルであると、MOSトランジスタ79がオン状態とされ、次いで信号SEN1を‘H’レベルとすることで、ノードN1bが接地電位とされる(図中、矢印で表記)。つまり、PDCの保持データは‘L’レベルとされる。この結果、偶数ビット線BLiと奇数ビット線BL(i+1)共にメモリセルトランジスタMTが消去状態であると判断される。
これに対し、ノードN12の電位が‘L’レベルであると、MOSトランジスタ79はオフ状態とされ、PDCは‘H’レベルを保持する。つまり、奇数及び偶数ビット線BLiのいずれかに消去状態でないメモリセルトランジスタMTがあると判断し、消去ベリファイが未完了と判断する。
上記判断を行う検知動作について図29を用いて説明する。図29は偶数ビット線BLiと奇数ビット線BL(i+1)共に接続されたメモリセルトランジスタMTが消去状態か否かを判断する一括検知動作を示す図である。図示するように、信号BLT1を‘H’レベルとしMOSトランジスタ73をオン状態とすることで、このPDC(ノードN1b)のデータがMOSトランジスタ82のゲートに転送される。
メモリセルトランジスタMTが消去状態でないことを示す、‘H’レベルをPDC(ノードN1b)が保持すると、このMOSトランジスタ82はオン状態とされ、信号CHK1を‘H’レベル、すなわちMOSトランジスタ78をオン状態とすることで信号線COMは接地電位とされ、制御部9は消去ベリファイが未完了と判断する。
これに対し、PDC(ノードN1b)が‘L’レベルを保持すると、MOSトランジスタ82はオン状態とされず、信号線COMも接地電位とされず、制御部9は消去ベリファイが完了したと判断する。
<第1の実施形態に係る効果>
本実施形態に係る半導体記憶装置によれば、センスアンプ11の回路規模を縮小することが出来る。具体的に説明すると、本実施形態のセンスアンプ11は、2値データを保持するメモリセルトランジスタMTに対応したセンスアンプである。このため、例えば4値などの多値メモリセルトランジスタMTで必要とされる入出力データをラッチするための専用のデータキャッシュを必要とせず、PDCが入出力データのラッチ及びNOT演算時などの内部データ操作時のデータを保持している。従って、データキャッシュの数を削減でき、回路規模を縮小できる。
また本実施形態に係るセンスユニットSUはダイナミックデータキャッシュ(DDC)を構成する部材を一部省略した構成をとる。また、2値データに特化したセンスユニットSUであることから、セコンダリデータキャッシュ(SDC)も省いた構成である。
更に、本実施形態に係るセンスアンプSUは、MOSトランジスタ75のゲートとノードN1bとの電流経路を電気的に接続するMOSトランジスタを省略している。このためDDCはMOSトランジスタ75のみで形成される。
また、センスアンプSUは配線83の電位に基づきPDC(ノードN1b)の保持データを強制的に反転させる。すなわち、強制反転型を採用している。つまり、インバータ方式を採用したセンスアンプに設けられたキャパシタ素子を省略している。インバータ方式を採用したセンスアンプとは、ノードN12に電極の一端が接続したキャパシタ素子を採用した構成をとる。このキャパシタが蓄積する電荷量に応じてPDC(ノードN1b)の保持データを設定するものである。
これに対し本実施形態では、配線容量の他、ゲートが配線に接続されたMOSトランジスタ82を設け、このMOSトランジスタ82のゲート容量を、従来のキャパシタ素子の代替としている。
従ってセンスアンプ11の機能を確保しつつ、キャパシタ素子をセンスアンプ11から省くことでセンスアンプ11の面積縮小を実現することが出来る。
更に本実施形態に係る半導体記憶装置であると、強制反転方式を採用したセンスアンプ11であることから、例えばプリチャージなどに係る時間の短縮が図れる。
つまり、従来のインバータ方式であると、キャパシタ素子がノードN12に接続され、チャージトランスファ時にこのキャパシタ素子の電圧値に応じてメモリセルトランジスタMTが保持するデータが‘0’または‘1’を判断していた。つまり、このキャパシタ素子に電圧を充電するまでに時間を要すること、更には、チャージトランスファに時間を要することなど処理速度の遅延を招いていた。
これに対し、本実施形態に係るセンスアンプ11は強制反転方式を採用していることから、配線の電圧でオンまたはオフするMOSトランジスタ79を設け、このMOSトランジスタ79によってノードN1bの値を強制的に反転する方式である。つまり、キャパシタ素子を充電する時間などが不要であるため、処理速度の向上を図ることが出来る。
<第1変形例>
次に、第1の実施形態の変形例に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態の第1変形例に係る半導体記憶装置は、上記第1の実施形態の構成において、メモリセルトランジスタMTに流れるセル電流Iを測定可能な構成を更に備えたものである。
<センスユニットSUの構成例について>
図30を用いて、上記第1の実施形態と異なる構成についてのみ説明する。図30に示すように、変形例に係るセンスユニットSUは更にMOSトランジスタ77を備えた構成とされる。
MOSトランジスタ77の電流経路の一端はノードN11で入出力データ線Dline(信号線COM)に接続され、電流経路の他端はノードN12に接続され、ゲートには信号Icellmonが供給される。
MOSトランジスタ82の電流経路の一端は、MOSトランジスタ77の電流経路の一端と共通接続され、ゲートはノードN12に接続される。このMOSトランジスタ77を設け、ドレイン端を信号線COMに接続することで、測定対象とするメモリセルトランジスタMTのチャネルに流れるセル電流Iを測定することが出来る。つまり、この信号線COMを用いて外部機器(測定機器)が、メモリセルトランジスタMTに流れるセル電流Iを測定する。
<セル電流の測定方法>
次に、上記構成においてセル電流Iの測定方法について説明する。まず、測定対象とするメモリセルトランジスタMTのカラム方向及びロウ方向を選択する。つまり、カラム方向を選択する場合にはセンスユニットSUと入出力データ線Dline(信号線COM)との間に設けられた(図示せぬ)MOSトランジスタのゲートに‘H’レベルのカラムアドレスCAを供給する。
次いで、ロウ方向を選択する場合には、例えば選択ブロックBLK0内に設けられた選択ワード線WLに対応するメモリセルトランジスタMTに電圧VCGRを、非選択ワード線WLに電圧VREADを転送する。これにより、測定対象とするメモリセルトランジスタMTを選択することが出来る。
次いで、センスユニットSUの動作について説明する。信号Icellmonを‘H’レベルとし、MOSトランジスタ77をオン状態とする。これによりMOSトランジスタ77を介して入出力データ線Dline(信号線COM)と配線83を電気的に接続する。従って、図30に示すように信号線COMからビット線BLに電流Icellを流すことが可能となる。この電流の値はメモリセルトランジスタMTの特性で異なる。
ここで、メモリセルトランジスタMTの閾値分布が消去状態とされ、電圧VCGRを転送した結果、オン状態とされたメモリセルトランジスタMTのチャネルに流れるセル電流IONとする。
これに対しメモリセルトランジスタMTの閾値分布が‘0’データを保持する状態であり、電圧VCGRを転送した結果、オフ状態とされたメモリセルトランジスタMTのチャネルに流れるセル電流IOFFとする。
上述したようにメモリセルトランジスタMTは個々のセル特性を持つことから、上記セル電流ION及びIOFFの値は各々のメモリセルトランジスタMTによって値が異なる。ここでION/IOFFをメモリセルトランジスタMTのオンオフ比として定義する。
電流IOFFの値が小さい程、またIONの値が大きい程、オンオフ比の値は大きくなる。つまりメモリセルトランジスタMTのセル特性が良好であることが分かる。
これに対し、電流IOFFの値が大きい程、またIONの値が小さい程、オンオフ比の値は上記場合に比して小さくなる。つまりメモリセルトランジスタMTのセル特性が良好でないことが分かる。このようにして、各々のメモリセルトランジスタMTのチャネルに流れるセル電流Iを測定することが出来、またオンオフ比からそのメモリセルトランジスタMTの特性について調べることが出来る。
<第2変型例>
次に、上記第1の実施形態の第2変型例について説明する。第2変型例に係る半導体記憶装置は、例えば読み出し動作、書き込み動作、書き込みベリファイ動作、消去動作、または消去ベリファイ動作のうちいずれか動作をしつつ、第1の実施形態で説明した検知動作を行うものである。つまり、ある時刻tにおいて、上記検知動作と、例えば書き込み動作などが重なるものである。
<センスユニットSUの構成例について>
図31を用いて第2変型例に係るセンスユニットSUの構成例について説明する。ここでは、上記第1の実施形態に係るセンスユニットSUと異なる構成についてのみ説明する。
図31に示すように、MOSトランジスタ78を廃し、更にMOSトランジスタ82のゲートに接続されていた配線82に代えてノードN1bを接続する。
<検知動作について>
次に図32を用いて第2変型例に係るセンスユニットSUの動作について説明する。ここでは、一例として書き込み動作を行いつつ、検知動作を実行する場合を挙げる。
図32に示すように、ステップS1(時刻t1)で書き込み動作を行う。書き込み動作については上記第1の実施形態にて説明したためここでは動作の説明を省略する。
次いで、ステップS1でメモリセルトランジスタMTにデータが書き込めたか否かを調べるべく、ステップS2(t2)で書き込みベリファイ動作を行う。
その後、センスユニットSUは検知動作の結果を待たず、時刻t3に行う再書き込み動作のための準備に入る。実際に再書き込みが行われる時刻をt3としこれをステップS5とする。
第2変型例では上記ステップS2(時刻t2)とステップS3(時刻t3)との間に検知動作を実行する。
図32に示すように、上記ステップS2の書き込みベリファイ後、ステップS3の検知動作が実行される。PDC(ノードN1b)の値が‘L’レベルとするとMOSトランジスタ82がオフ状態とされ、この結果入出力データ線Dline(信号線COM)が‘H’レベルとされる。したがって、Fail Bit検知回路11−1からの検知動作の結果、制御部8は書き込み完了であると判断し、ステップS4(時刻t2″)において制御部8は上記ステップS5の再書き込み動作を停止させる。
仮に、図32に示すように、上記ステップS2のベリファイ動作後、PDC(ノードN1b)の値が、‘H’レベルだった場合を想定する。この場合、MOSトランジスタ82がオン状態とされる。つまり、入出力データ線Dline(信号線COM)が‘L’レベルとされる。この結果、書き込み未完了であると制御部8は判断し、時刻t3においてステップS5の再書き込み動作が実行される。
このように、検知動作の結果に応じて再書き込み動作の準備に入る場合に対し、第2変型例のように、検知動作の結果如何に問わず再書き込み動作の準備を行い、この検知動作の結果次第で、再書き込み動作を停止するのか、またはそのまま再書き込みを続行するのか動作させることで、時間の短縮を図ることが出来る。
なお、書き込み動作を例に挙げたが、消去動作であっても上記動作を適用できる。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置は、チャージトランスファの際に上述したセンスブロックSB〜SB16内に流れる電流を分散させるものである。具体的には、信号SENを‘H’にするタイミングをセンスブロックSB〜SB16毎に分け、チャージトランスファの際MOSトランジスタ79及び80に流れる電流のタイミングを分散させるものである。なお、構成は上記第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。
<スイッチング動作について>
図33を用いて、図4に示すセンスアンプ11に供給される信号SENのタイミングチャートについて説明する。本実施形態では、センスブロックSB〜SB16毎に異なるタイミングの信号SENを供給する。ここでセンスブロックSB〜SB16にそれぞれ供給される信号SENを、信号SEN〜信号SEN16とする。つまり、信号SENが同時にセンスユニットSU1-1〜SU1-MのMOSトランジスタ80のゲートに供給される。また、信号SENが同時にセンスユニットSU2-1〜SU2-MのMOSトランジスタ80のゲートに供給される。以下同様に、信号SEN16が同時にセンスユニットSU16-1〜SU16-MのMOSトランジスタ80のゲートに供給される。横軸に時間を、縦軸に信号SEN〜SB16、及び信号BLCCLAMPを取る。
図33に示すように、まず、時刻t0においてセンスブロックSB〜SB16が備えるMOSトランジスタ81に‘H’レベル(電圧VSEN)の信号BLCCLAMPを供給する。これにより、ビット線BLとそれに対応するセンスユニットSUとが電気的に接続される。つまり、ビット線BLの電位が配線83に転送される。なお、上述したように選択ビット線が偶数ビット線BLiであれば、MOSトランジスタ6c及び6bがオン状態とされ、これに対し選択ビット線BLが奇数ビット線BL(i+1)であれば、MOSトランジスタ6a及び6dがオン状態とされている。その後、時刻t1において信号BLCCLAMPを‘L’レベルとし、MOSトランジスタをオフ状態、すなわちビット線BLと配線83とを電気的に分離する。
次に、時刻t2において信号SENを‘H’レベルとする。この結果、PDC(ノードN1b)が接地されるものとする。つまり、配線83の電位が‘H’レベルであったとする。またPDC(ノードN1b)が‘H’レベルのデータを保持していた場合を想定する。
この場合、MOSトランジスタ79及び80がそれぞれオン状態とされることから、PDC(ノードN1b)は接地され、PDCを構成するpチャネル型のMOSトランジスタから電流がMOSトランジスタ79を介してMOSトランジスタ80のソース端に流れ出る。これをスイッチング電流と呼ぶ。その後、時刻t3において信号SENを‘L’レベルとする。この時刻t2〜t3までの時間が50nsとされる。以下、時刻t4〜t5、時刻t6〜t7、時刻t8〜t9、及び時刻t10〜t11の間隔も同様にそれぞれ50nsとされる。
次いで、時刻t4において、信号SENを‘H’レベルとし、センスブロックSB2に対しても上記動作を行われることで、スイッチング電流が流れるものとする。以下、センスブロックSB16まで同様であるため説明を省略する。
このように、2kbyte分のデータを保持可能なセンスアンプ11を、例えば16個に分割し、分割した数だけ生成した信号SEN〜信号SEN16を図33に示すようなタイミングでMOSトランジスタ80に供給する。
なお、ここでは、‘H’レベルの信号SENを供給するタイミングについて説明したが、信号PRSTについても同様である。つまり、信号PRSTについても、センスブロックSB毎に生成された信号PRST〜PRST16を、タイミングをずらしてPDCから流れる電流を分散させてもよい。具体的なタイミングは、図33の信号SEN〜SEN16を信号PRST〜PRST16に代えたものである。
<本実施形態に係る効果>
本実施形態に係る半導体記憶装置であると、上記第1の実施形態で得られる効果に加え、処理速度の向上が得られる。従来と比較するため、インバータ方式を一例に挙げて説明する。
インバータ方式であると、センスユニットSUはTDCとして大容量のキャパシタを備える。このキャパシタはチャージシェアを行うために設けられる。しかしキャパシタは大容量であるため、ビット線BLの電位(電荷)とキャパシタの電荷の移動に時間を要する。つまり、電荷の移動が終わるまで、MOSトランジスタ81をオン状態としなければならない。また、TDCの電荷をPDCに転送する場合であってもキャパシタが大容量であることから、PDCからTDCへと電流が流れる時間が長くなる。また、センスアンプ11内に設けられた全てのセンスユニットSUにおいて、同時にPDCからTDCに電流が流れるため内部電流が大量に流れる。
これに対し、本実施形態であると、反転強制型を採用していることから、図5にも示すように上記TDCとしてキャパシタを用いない。
つまり、反転強制型のセンスアンプ11であると、ビット線BLは配線83とチャージシェアを行うことから、MOSトランジスタ81をオン状態とする時間が上記インバータ方式より短くて済む。これは配線83の配線容量がキャパシタよりも小さいため電荷の移動は少なくて済むからである。
また、配線83の容量が小さいことからPDCから配線83に流れる電流の時間もインバータ方式より短くなる。つまり、本実施形態であると信号SENをセンスブロックSBに供給するタイミングを分割しているが、時刻t2〜t11までの所要時間は、インバータ方式においてPDCからTDCへと電流を流す時間よりも短くすることが出来る。
以上より、処理速度を向上することが出来る。
[第3の実施形態]
次に、図34を用いて第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置は、上記第1の実施形態におけるセンスユニットSUにおいてNOT演算を行うための構成をカラム方向に沿った複数のセンスユニットSUで共通接続したものである。具体的には、DDC及びMOSトランジスタ74を廃し、カラム方向に沿った複数のセンスユニットSU間で共通接続される信号線COMに共通回路を設けた構成をとる。
<センスユニットSUの構成例について>
図34を用いて本実施形態に係るセンスユニットSUの構成について説明する。共通回路100は、論理回路100−1、インバータ100−2、nチャネル型MOSトランジスタ100−3、100−4、及び100−5を備える。論理回路100−1は、例えばNOR回路である。このNOR回路100−1にはノードN11の値と信号FUSEDATAが入力される。つまり、これらのいずれか一方の信号が‘H’レベルであると、NOR回路100−1は‘L’レベルの信号をノードN13に出力する。
インバータ100−2の入力端はノードN13に接続され、出力端はMOSトランジスタ77の電流経路の一端(ノードN11)と接続されている。インバータ100−2はノードN13の電位を反転し、この反転したデータをノードN11に転送する。
MOSトランジスタ100−3の電流経路の一端はノードN13に接続され、他端は接地とされ、ゲートには信号RSTが供給される。
MOSトランジスタ100−4のゲートはノードN13に接続され、電流経路の一端は、データ線Dline(信号線COM)に接続される。
MOSトランジスタ100−5の電流経路の一端は、上記MOSトランジスタ100−4の電流経路の他端に接続され、他端は接地とされ、ゲートには信号GCOMMONが供給される。
なお、信号FUSESDATAは、着目するブロックBLKが欠陥を含むバッドブロックBLKか否かを示す信号である。バッドブロックBLKであると信号FUSEDATAは‘H’レベルとされる。つまり、信号FUSEDATAが‘H’レベルであると、インバータ100−2はMOSトランジスタ77を介して配線83に‘H’レベルを出力する。すなわち、ビット線BLは常に‘H’レベル(非選択電位)とされる。
上記共通回路100は、上記第1の実施形態において、消去ベリファイ動作をする際に適用可能な構成である。上記共通回路100は、各々のセンスユニットSUにおいて奇数及び偶数ビット線BLiが転送された配線83の電位を反転する。消去ベリファイ動作によって奇数ビット線BL(i+1)及び偶数ビット線BLiの電位が共に‘H’レベルとされ、次いで上記共通回路100の反転動作の後PDCの保持データが‘H’レベルとされた場合のみ、消去ベリファイが完了したと判断する。以下、共通回路100の具体的動作について説明する。
<共通回路100の動作について>
図35〜図37を用いて共通回路100のNOT動作について説明する。なお、ここでは、偶数ビット線BLi及び奇数ビット線BL(i+1)に行う消去ベリファイは同一であることから、ここでは、偶数ビット線BLiについてのみ説明する。また、事前に図21、または図24の動作が行われているものとし、ノードN12の電位は‘H’レベルとする。
図35に示すように、MOSトランジスタ6c、MOSトランジスタ81をオン状態とすることで、偶数ビット線BLiとノードN12とを電気的に接続する。上述したように、チャージシェア後ノードN12の電位は、偶数ビット線BLiにおける消去ベリファイが完了している場合には、‘H’レベルを維持し、完了していない場合には、‘L’レベルに遷移する。なお、ここで、PDCをリセットしておく。つまり、信号PRSTを‘H’レベルとし、PDC(ノードN1b)を‘H’レベルとする。
次いで、共通回路100において、ノードN13を‘L’レベルにリセットする。つまり、MOSトランジスタ100−3をオン状態とすることで、ノードN13を接地電位とする。
次に図36に示すように信号CHK1を‘H’レベルとする。消去ベリファイの結果ノードN12の電位が仮に‘H’レベルとすると、MOSトランジスタ82はオン状態とされ、ノードN11は接地電位とされる(図中、矢印で表記)。つまり、ノードN11は‘L’レベルとされる。この‘L’レベルの値と信号FUSEDATAとの演算をNOR回路100−1が行う。ここで、着目しているブロックBLKはバッドブロックBLKでないとする。すると信号FUSEDATAは‘L’レベルであることから、NOR回路100−1はノードN13に‘H’レベルを出力する。
一方、消去ベリファイの結果、ノードN12の電位が‘L’レベルであった場合、NOR回路100−1はノードN13に‘L’レベルを出力する。
次に図37を用いて共通回路100からノードN12に演算データを転送する様子について説明する。ノードN11の電位が‘L’レベルであった場合、インバータ100−2はNOR回路100−1から出力される‘H’レベルを反転した‘L’レベルをノードN11に出力する。次いで、MOSトランジスタ77をオン状態とする。これにより、配線(ノードN12)は‘H’レベルから‘L’レベルへと遷移する。
一方、ノードN11の電位が‘H’レベルであった場合、インバータ100−2はノードN13における‘L’レベルを反転し、‘H’レベルをノードN11に出力する。次いで、MOSトランジスタ77をオン状態とする。これにより、配線(ノードN12)は‘L’レベルから‘H’レベルへと遷移する。
このように、チャージシェア後ノードN12の電位が‘H’レベルであった場合、共通回路100によってノードN12が‘L’レベルに反転する。このことから、PDC(ノードN1b)はリセット後の電位、すなわち‘H’レベルを保持することとなる。
これに対し、チャージシェア後ノードN12の電位が‘L’レベルであった場合、共通回路100によってノードN12が‘H’レベルに反転する。このことから、MOSトランジスタ80をオン状態とすることでPDC(ノードN1b)はリセット後の電位、すなわち‘H’レベルから接地電位とされる。
奇数ビット線BL(i+1)においても上記記載の動作を行い、その結果、PDC(ノードN1b)の保持データが‘H’レベルであれば、消去ベリファイが完了したと判断し、‘L’レベルであれば、未完了と判断する。これを検知する動作について説明する。
<一括検知動作について>
上記したように、偶数ビット線BLiと奇数ビット線BL(i+1)共に消去ベリファイが完了していると、各センスユニットSUのPDC(ノードN1b)は‘H’レベルを保持する。このPDC(ノードN1b)のデータはMOSトランジスタ72をオン状態とすることで、配線83に転送される。消去ベリファイが完了していると、配線83は‘L’レベルとされる。このため、MOSトランジスタ82はオフ状態とされ、ノードN11の電位は‘H’レベルとされる。このため、NOR回路100−1‘L’レベルをノードN13に出力する。これにより、MOSトランジスタ100−4はオフ状態とされる。よって信号GCOMMONが‘H’レベルとされても、データ線Dline(信号線COM)は接地電位とされず、‘H’レベルを維持する。この情報をFail Bit検知回路11−1から受けた制御部8は、消去ベリファイが完了したと判断する。
一方、消去ベリファイ動作が完了していない場合、センスユニットSUのPDC(ノードN1b)は‘L’レベルを保持する。この場合、NOR回路100−1は‘H’レベルをノードN13に出力する。これにより、MOSトランジスタ100−4はオン状態とされ、信号GCOMMONが‘H’レベルとされることで信号線COMが接地電位とされる。この場合、制御部8は消去ベリファイが完了していると判断し、再度消去動作を実行する。
<第3の実施形態に係る効果>
本実施形態の半導体記憶装置であると、上記(1)の効果に加え、更にセンスユニットSUの面積縮小が可能となる。
本実施形態に係るセンスユニットSUによれば、第1の実施形態のDDCを廃し、複数のセンスユニットSUで共通接続される共通回路100を設けている。このため、NANDフラッシュメモリにおいて設けられるセンスユニットSUの数が増加するに従い、共通回路100を設けたことによる面積縮小の効果が顕著となる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置は、上記第1〜第3の実施形態における2値のセンスアンプ11を多値に対応させた構成を備える。つまり、PDCの他セカンダリデータキャッシュ(以下、SDC)を備える。
<センスユニットSUの構成例>
図38に本実施形態に係るセンスユニットSUの構成を示す。なお、上記第1〜第3の実施形態におけるセンスユニットSUと同一の構成については説明を省略する。図38に示すように、カラム選択MOSトランジスタ110の電流経路の一端はノードN2bに接続され、他端は入出力データ線Dline(信号線I/O)に接続される。
また、カラム選択トランジスタ111の電流経路の一端はノードN2aに接続され、他端は入出力データ線Dline(信号線I/On)に接続される。入出力データ線DlineからこのMOSトランジスタ110、111を介して、‘L’または‘H’レベルの信号がSDC及びPDCに入出力される。なお、信号線I/Oと信号線I/Onには互いに対称の信号が入出力される。
これらMOSトランジスタ110及び111ゲートにはカラム選択信号CSLが供給されている。すなわち、信号CSLによりMOSトランジスタ110及び111がオン状態とされることで、センスユニットSUは入出力データ線Dlineを介してデータ入出力回路8とデータの入出力がされる。
SDCは、書き込み時に入力データを保持し、読み出し時に読み出しデータを保持し、ベリファイ時に一時的にデータを保持し、メモリセルトランジスタMTの多値データ(例えば、‘00’、‘10’、‘01’、及び‘11’)の、例えば上位ビットを記憶する際に内部データの操作に使用される。この際、PDCは、多値データの、例えば下位ビットを記憶する際に内部データの操作に使用される。
SDCは、ラッチ回路LAT2を備える。ラッチ回路LAT2はインバータ回路120、121を組み合わせ、これによって構成される。またインバータ回路120、121は、nチャネルMOSトランジスタ及びpチャネル型MOSトランジスタにより構成される。
ノードN2bにおいてインバータ回路120の出力端とインバータ回路121の入力端とが接続され、ノードN2aにおいてインバータ回路121の出力端とインバータ回路120の入力端とが接続される。
MOSトランジスタ130の電流経路の一端は、ノードN2bに接続され、他端はMOSトランジスタ130接地可能とされ、ゲートには信号PRSTが供給されている。
また、MOSトランジスタ131の電流経路の一端はノードN2bに接続され、他端はノードN12(配線83)に接続され、ゲートには信号BLC2が供給さる。つまり、一度SDCが保持した下位ビットはノードN1bからMOSと131、配線83を介してPDCに転送される。
また、MOSトランジスタ132の電流経路の一端はノードN2aに接続され、他端はMOSトランジスタ133の電流経路の一端に接続され、ゲートはノードN12(配線83)が接続される。MOSトランジスタ133の電流経路の他端は接地可能とされ、ゲートには信号SEN2が供給される。
MOSトランジスタ134の電流経路の一端及びゲートはそれぞれノードN12に接続される。MOSトランジスタ135の電流経路の一端はノードN12でMOSトランジスタ134の電流経路の一端と共通接続され、他端はMOSトランジスタ134の電流経路の他端と共通接続され、ゲートには信号CHK2が供給される。MOSトランジスタ136の電流経路の一端は、MOSトランジスタ134及び135の電流経路の他端に接続され、ゲートはノードN1bが接続される。MOSトランジスタ137の電流経路の一端は、MOSトランジスタ136の電流経路の他端に接続され、ゲートには信号CHK1が供給され、電流経路の他端は接地している。
更に、DDCは、MOSトランジスタ75に加え、MOSトランジスタ140を備える。このMOSトランジスタ140はノードN1bとMOSトランジスタイ75のゲートとの間に接続される。具体的には、MOSトランジスタ140の電流経路の一端は、MOSトランジスタ75のゲートに接続され、他端はノードN1bに接続され、ゲートには信号DTGが供給される。本実施形態において、DDCはPDCのデータを一時的に保持する機能を備える。
上記構成において、SDCは、例えば上位ビットについてデータの読み出し、書き込み、書き込みベリファイ等を行う。動作については、上記説明したPDCと同様であることから説明を省略する。
<本実施形態に係る効果>
本実施形態に係る半導体記憶装置であっても、上記第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることが出来る。つまり、本実施形態のセンスアンプ11においても強制反転型を採用している。このため、インバータ方式で設けられるキャパシタ素子を省くことでセンスアンプ11の面積縮小を実現することが出来る。
更に例えばビット線BLとノードN12との間における電荷のチャージシェアに掛かる時間の短縮が図れる。つまり、キャパシタ素子を充電する時間などが不要であるため、処理速度の向上を図ることが出来る。
<第3変型例>
次に上記第4の実施形態の変型例に係る半導体記憶装置について説明する。本変型例では、図38に示すセンスユニットSUにおいてNOT演算を行うための構成をカラム方向に沿った複数のセンスユニットSUで共通接続したものである。具体的には、DDCを廃し、カラム方向に沿った複数のセンスユニットSU間で共通接続される信号線COMに共通回路を設けた構成をとる。
<センスユニットSUの構成例>
図39を用いて、変型例に係るセンスユニットSUの構成例について説明する。なお、図38と同一の構成については説明を省略する。図示するように、変型例に係るセンスユニットSUは、DDC及びMOSトランジスタ74を廃し、カラム方向に沿った複数のセンスユニットSU間で共通接続される信号線COMに共通回路200を設けた構成をとる。共通回路200は、論理回路100−1、インバータ100−2、MOSトランジスタ100−3、100−4、及び100−5をそれぞれ、論理回路200−1、インバータ200−2、MOSトランジスタ200−3、200−4、及び200−5に代えた構成である。
更にMOSトランジスタ150の電流経路の一端はノードN12に接続され、他端はノードN11に接続され、ゲートには信号CWBが供給される。
<変型例に係る効果>
変型例に係る半導体記憶装置であっても、上記第3の実施形態に係る効果と同様の効果を得ることが出来る。つまり、センスユニットSUの面積を縮小することが出来る。変形例に係るセンスユニットSUによれば、第4の実施形態のDDCを廃し、複数のセンスユニットSUで共通接続される共通回路200を設けている。このため、NANDフラッシュメモリにおいて設けられるセンスユニットSUの数が増加するに従い、共通回路200を設けたことによる面積縮小の効果が顕著となる。
なお、多値データに対応するセンスユニットSUであっても、メモリセルトランジスタMTのチャネルに流れるセル電流Iを測定することが可能である。この場合、電流経路の一端をMOSトランジスタ134のゲートに接続され、他端が入出力データ線Dline(信号線COM)に接続可能なMOSトランジスタを設ければよい。つまり、図39に示すようにMOSトランジスタ150を設ければよい。この際、このMOSトランジスタのゲートには信号Icellmonが供給される。なお、セル電流Iの測定方法については上述したため説明を省略する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…ドライバ回路、4…電圧発生回路、12、13、22、23…nチャネル型MOSトランジスタ、7…データ入出力回路、8…制御部、9…ソース線SLドライバ、10…ウェルドライバ、15…NANDストリング、32…SGSドライバ、31…SGDドライバ、33…WLドライバ

Claims (5)

  1. データを保持する複数のメモリセルが行及び列に配置されたメモリセルアレイと、
    偶数の前記列にそれぞれ接続された複数のメモリセルに接続される偶数ビット線と、
    前記偶数の前記列に隣接する奇数の前記列にそれぞれ接続された複数のメモリセルに接続される奇数ビット線と、
    各々が前記奇数ビット線及び偶数ビット線に選択的に接続される複数のセンスアンプと
    を備え、
    前記センスアンプのそれぞれは、
    第1ノード及び第2ノードを有し、前記第1ノードに供給された前記データを保持するラッチ回路と、
    前記偶数、奇数ビット線に選択的に接続される配線にゲートが接続され、電流経路の一端が前記ラッチ回路の第1ノードに接続され、前記データの読み出し時、前記配線の電位に応じて前記ラッチ回路に読み出し前記データを供給する第1トランジスタと、
    電流経路が前記ラッチ回路の前記第1ノードと前記配線との間に接続され、前記データの演算時、前記ラッチ回路に保持された前記データを前記配線に転送する第2トランジスタと、
    電流経路が前記ラッチ回路の前記第2ノードと前記配線との間に接続され、前記データの書き込み時、前記ラッチ回路に保持された前記データを前記配線に転送する第3トランジスタと
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記ラッチ回路に保持され、複数の前記メモリセルに格納される前記データが消去されたか否かを示す情報に応じて、前記配線を接地電位とする第4トランジスタを更に備え、
    前記情報が前記偶数ビット線に接続された複数のメモリセルが格納する前記データの消去が未完了を示す場合、
    奇数ビット線に接続された複数のメモリセルが格納する前記データが消去されたか否かに関わらず、前記第4MOSトランジスタは前記配線を前記接地電位とする
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記配線の電位に応じて、複数の前記センスアンプに共通接続された信号線を接地可能とする第4MOSトランジスタと、
    前記信号線が接地電位とされたか否かに応じて、複数の前記センスアンプに対応するメモリセルに前記データが書き込まれたか否か、または前記メモリセルが格納する前記データが消去されたか否かを示す信号を検知する検知回路と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記配線に出力された前記ラッチ回路が保持する前記データを反転可能とし、複数の前記センスアンプで共通接続された反転回路を更に備え、
    前記反転回路は、前記ビット線に接続された前記メモリセルが保持する前記データが消去されたか否かを前記配線に出力された前記データを反転演算することで得られる結果で判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記反転回路は、演算部及びその演算部で演算した結果を反転する反転素子を備え、
    前記メモリセルに対し前記データの書き込みが完了すると、前記演算部にこのデータ書き込みが完了したことを示す信号が入力される
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016038925A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法

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