JP2010280098A - スリーブ貼付装置及び貼付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スリーブ貼付装置は、フィルム搬送方向に一次シーラ機構12と二次シーラ機構13を順次備えた。一次シーラ機構12は、折り曲げた帯状のフィルムfに挟んだスリーブの前面及び背面に一次シーラ24A,24Bを開閉可能に設けた。各シーラ24A、24Bは一次ヒータ部30A、30Bでフィルムfをスリーブ前面及び背面の中央領域のみにシールする。二次シーラ機構13に設けた二次シーラ44A,44Bはスリーブ前面及び背面の中央領域を除く四角枠領域とその両側の側面領域をシールする二次ヒータ部45A、45Bを設ける。一次ヒータ部でスリーブ及びフィルムの中央領域のみをシールし、次に二次ヒータ部で四角枠領域と側面領域をシールする。シール後のフィルムからエア吹き手段50でスリーブの水蒸気やシール剤の蒸気を吹き飛ばす。
【選択図】図5
Description
このような包装体とその製造方法として例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。この包装体は、包材をなす包材フィルムからなると共にスリーブも肉厚のフィルムで構成されており、肉厚フィルムからなるスリーブに対してその上縁と下縁または幅方向端縁で包材フィルムを貼り付けていた。
このような包装体では、スリーブと包材フィルムが同種の材質であるために、両者を加熱シールする際に熱収縮率が同一または近似しているために熱収縮率差によって包材フィルムにしわがよる等の不具合が発生しない。
これに対し、スリーブとして紙等の比較的低廉で剛性のある材質を使用し、これを包材としてのフィルムで被覆して一体に加熱シールして包装体を製造することも行われている。
また、フィルムに対してスリーブを紙等からなる異材質を用いた場合、両者を加熱シールする際、フィルムとスリーブの熱収縮率が相違するため、フィルムにしわが発生することがあり、包装体として外観の見栄えが悪いという不具合があった。また、加熱シール時に、空気がスリーブとフィルムとの間に閉じ込められフィルムの表面に微細な空気の突起が残ったり、しわを生じたりするおそれがある。
更に、このような包装体に収納される内容物が、例えば茶葉等の吸湿性物質である場合、加熱シール時にスリーブから水分が蒸発すると紙製のスリーブに含まれる水分の蒸気を吸収してしまい、茶葉等の内容物が劣化したりする不具合があった。
本発明によるスリーブ貼付装置によれば、スリーブの前面及び背面にフィルムを重ねた状態でシーラによってスリーブの一方側から他方側に向けて、または内側から外側に向けてフィルムとスリーブを加熱シールすることで、スリーブとフィルムの間に空気が留まることなく押し出され且つしわが生じることを防止して面シールできる。
シーラによってフィルムをスリーブに加熱シールする際、スリーブの折り曲げ部にシーラが設けられていないから、スリーブの折り曲げ部にはフィルムがシールされないので、スリーブの折り曲げ時にフィルムが引っ張られて歪むことがない。
フィルムの内側にスリーブやファスナ等の他の部材が設けられていて、シーラが当接して面振れを生じても、面振れ対応手段によってシーラを揺動させることでフィルム及びスリーブに面接触させて確実に面シールできる。
また、面振れ対応手段は互いに直交する方向にシーラをそれぞれ揺動可能としてもよい。
これによって、スリーブ及びフィルムを挟んだ1組のシーラによって加熱シールする際、スリーブやファスナ等の他の物品によって面振れを生じても両面側から確実に面接触して面シールできる。
従って、一次シーラによってフィルムを被覆したスリーブの前面の中央領域を加熱シールし、次いで二次シーラによって先にシールした中央領域を除く外側領域または中央領域を含む全領域を加熱シールすることで、スリーブの前面の中央領域から外側領域に向けてシールを進めることができるから、フィルムの内側の空気を外側に押し出すと共にフィルムにしわが生じることを防止できる。
スリーブをフィルムで加熱シールする際、スリーブから水蒸気が発生したとしても、エア吹き手段によってフィルムの外部に吹きとばすことができるので、内部に水蒸気が残留することがなく、内容物やスリーブやフィルムの劣化を確実に防ぐことができる。
また、箱形包装体の側面に非シール部を形成する凹部を一次シーラまたは二次シーラに設けてもよく、この非シール部に箱形包装体のトップフラップの張り出し部を折り曲げて溶着することで、張り出し部の溶着による固定を確実に行える。
本発明によるスリーブ貼付方法によれば、長手方向に二つ折りした帯状のフィルム間にスリーブを挿入し、次にスリーブの前面と背面を覆うフィルムについて、シーラによってフィルム及びスリーブの前面及び背面の一方側から他方側へまたは内側から外側に向けてフィルムとスリーブを加熱シールする。これによって、フィルムとスリーブの間に空気が残るおそれがなく、一方側から他方側へまたは内側から外側に空気を押し出すことができ、しかもフィルムにしわを発生しない。
また、スリーブ貼付装置は構造が簡単で製造が容易であり、調整も容易でメンテナンス性もよい。
図1に示す包装体の製袋機1は図2に示すような箱状の包装体Fを製造する。
包装体Fの製袋機1の説明に先立って、箱状の包装体Fについて図2により説明する。図2において、例えば茶葉を収納した三角錐または四角錐形状のティーバッグ等を複数収容する箱状の包装体Fは略直方体形状を呈している。包装体Fの内側面には四角筒形状に成形され且つ上下面が開口された例えば紙製のスリーブ2が補強材として配設され、その外周面には略四角筒形状に成形されたフィルムfがスリーブ2の各面に加熱シールにより接着されている。
なお、本実施形態では、スリーブ2は略四角筒形状であるが、これに限定されることなくフィルムfを立体的に補強成形するための内側の部材であればよい。
図3において、包装体Fの上面3Dは折り込み前のトップフラップ3dの両側に折りしろ3a、3aが配設されている。図3の状態から、折りしろ3aを包装体Fの両側面3C、3Cに折り込んでフィルムfの非シール部m、mに加熱シールした後、ボトムフラップを折り込むことで製袋処理が完了し、図2に示す箱状の包装体Fが製造される。
このような包装体Fでは、スリーブ2にフィルムfをほぼ全面的に接着させて一体化することが必要である。
そして二つ折りしたフィルムfの搬送路近傍には個々の箱状包装体F毎に例えば長方形シート状のスリーブ2を積層したスリーブ積層体8が設けられている。スリーブ積層体8から取り出した1枚のスリーブ2を両側から上側に折り込んで折り畳み形状として二つ折りのフィルムF内に挿入する。フィルムf内に挿入されたスリーブ2はファスナ4の近傍で図示しない仮付けシーラによって仮付け部9で仮付けされる。
この仮付け部9に続くフィルムfの搬送方向に本実施形態におけるスリーブ貼付装置11が配設されている。更にその搬送方向下流側には図示しないフィルムfの縦シール部、トップシール部、切断部、成形ターレット部、充填部、ボトムシール部等が配設されている。
図4に示す一次シーラ機構12において、正面視で略四角形枠形状の固定枠15が製袋機1のフレーム14a、14bに連結されている。固定枠15の両側部に固定された各一対の軸受16a、16bと17a、17bを貫通して一対の軸18,19が摺動可能に配設されており、各軸18,19の両端部は第一可動枠20と第二可動枠21で連結されていることで四角枠を形成する。軸18,19と第一及び第二可動枠20,21で構成される四角枠は固定枠15の軸受16a、16bと17a、17bを通して軸18,19の長手方向に往復動可能とされている。
この支持枠28には上述した一次シーラ24Aに対向して連結部材23Bを介して一次シーラ24Bが取り付けられている。
各一次シーラ24A、24Bは、スリーブ2の前面及び背面の中央部分のみについてフィルムfと加熱シールさせる第一ヒータ部30A、30Bが対向する位置に取り付けられている(図7(a)、(b)参照)。
また、固定枠15のうちの一次シーラ24Aとは離間した側に設けた固定板15aを挟んで両側に第一シリンダ32Aと第二シリンダ32Bが取り付けられている。第一シリンダ32Aはそのロッド33に第二可動枠21が接続されており、第二シリンダ32Bはそのロッド33に支持枠28が接続されている。
また、固定板15aと第二可動枠21との間には弾性部材として複数のコイルスプリング36が架けられており、その引張力により一次シーラ23Aが自重で降下するのを防止し、シリンダ32Aのエアが切れたりしてフィルムfに接触するのを防止している。
そして、シャフト38の両側には調整ボルト39、39が支持枠28に螺合されており、各調整ボルト39は上端に弾性部材40を有し、下端に固定ナット41が取り付けられている。固定ナット41を緩めることで各調整ボルト39の高さを調整することができる。これらは調整部材42を構成する。弾性部材40に対向する位置には若干の間隙Lを開けて一次シーラ24Bが設けられている。そのため、一次シーラ24Bはシャフト38を中心にC方向に揺動可能とされ、その揺動範囲を調整部材42、42によって間隙L(例えばL=0.5mm)と弾性部材40の変形の範囲に制限されている。
相違点として、二次シーラ機構13において、一次可動枠20と支持枠28には一次シーラ24A、24Bに代えて、二次シーラ44A、44Bが対向して配設されている。そして、これら二次シーラ44A、44Bには、スリーブ2を挟む二つ折りしたフィルムfを加熱シールする二次ヒータ部45A、45Bが対向する位置に設けられている。
これら二次ヒータ部45A、45Bは一次ヒータ部30A,30Bの中央領域を除いた前面及び背面の四角枠領域45Aa、45Baとその両側の側面領域45Ab、45Bbとを有している(図7(c)、(d)参照)。
また、図7(d)において、二次ヒータ部45Bにも四角枠領域45Baとその両側の側面領域45Bb、45Bbとの間に非シール部nを形成する凹溝47が設けられている。
図1に示す箱状包装体Fの製袋機1において、フィルムロール6から帯状のフィルムfを繰り出し、フィルムf繰り出し工程の途中でファスナ4をファスナロール7から繰り出す。ファスナ4は途中で嵌合状態の雄部4aと雌部4bを分離して、フィルムfを2つ折りした際に内側になる面の幅方向略中央の二つ折りのための折り目を挟む両側近傍に折り目に沿って雄部4aと雌部4bがそれぞれ貼り付けられる。
そして、フィルムfは幅方向中央の折り目で二つに折り曲げられて折り目近傍でファスナ4の雄部4aと雌部4bが嵌合される。
この状態で、一対のシリンダ32A,32Bを押出し作動させると各ロッド33、33が外側に突出する。一方のシリンダ32Bが作動すると、ロッド33を介して支持枠28を押すため、一次シーラ24Bは軸18,19にガイドされて摺動してフィルムfの表面側(前面3A側)に移動する。これと同時にシリンダ32Aが作動すると、ロッド33を介して第二可動枠21を固定枠15から離間する方向に押すため、軸18,19が軸受16a,16b、17a、17bにガイドされて摺動し、第一可動枠20を固定枠15方向に移動させる。これにより、第一可動枠20に連結部材23Aで接続された一次シーラ24Aはフィルムfの裏面側(背面3B側)に移動する。
なお、図8に示すフィルムfは、本来、図10に示すようにフィルムfを二つ折りしてスリーブ2を挟んだ状態でシールするものであるが、理解を容易にするために、フィルムfを展開した状態でスリーブ2に加熱シールされた状態を示すものである。図8(a)は一次シーラ機構12でフィルムfの中央領域pをスリーブ2に加熱シールした工程を示すものであり、図8(b)は二次シーラ機構13でフィルムfの中央領域pを除く四角枠領域qと側面領域r、rをスリーブ2に加熱シールした工程を示すものである。
これにより、支持枠28が軸18,19にガイドされてガイド板34側に移動して二次シーラ44Bはフィルムfの表側(前面3A側)に移動する。これと同時に、第二可動枠21が軸受16a、16b、17a、17bにガイドされて固定枠15から離間する方向に移動するため、第一可動枠20がガイド板34方向に移動して二次シーラ44Aはフィルムfの裏面側(背面3B側)に移動する。これにより、フィルムfを挟んで二次シーラ44A、44Bは互いに当接させられる。
ここで、フィルムfの裏面において、各側面領域r、rでは二次ヒータ部45Bの側面領域45Bbの凹部46によって非シール部m、mが残されている。また、スリーブ2の前面において四角枠領域qと両側の側面領域r、rとの間は凹溝47によって非シール部n、nが設けられ、フィルムの裏面においても四角枠領域qと一方の側面領域rとの間は凹溝47によって非シール部nが設けられる。
二次シーラ44A、44Bにおいても同様に互いに直交する方向に揺動可能な面振れ対応機構25、25をそれぞれ備えており、同様にフィルムfを挟んで互いに面接触して両面を全体的に加熱シールするよう各二次シーラ44A、44Bを微少角度調整できる。
そして、二次ヒータ部45A、45Bによるフィルムfのシール終了後に各シリンダ32A、32Bを引込み作動すると、各ロッド33に引かれて二次シーラ44A、44Bがフィルムfから離間する方向に移動する。
次に、スリーブ2と溶着されたフィルムfを次工程に搬送し、ガイド板34、34間で支持され、ガイドロッド34a、34aでフィルムf1区画の両端縁を押さえた状態で、図5に示すように、フィルムf内にエアー吹き手段50を挿入してエアを吹き込む。一次及び二次シーラ24A、24B、44A,44Bによってスリーブ2とフィルムfを加熱シールする際、紙製のスリーブ2等から発生する水蒸気をエアによって吹き飛ばすことができる。
その後、フィルムfについて縦シール、トップシールや包装体Fへの組立、内容物の充填、ボトムシール等の工程を経た後に、図2及び図3に示すように、スリーブ2を補強材としてフィルムfをスリーブ2の上下部の上面3D及び底面3Eを折り込むと箱形の包装体Fが形成される。
しかも、一次及び二次シール後に加熱シールでスリーブ2から発生する水蒸気やシール剤の蒸気をエアー吹き手段50で外部に吹き飛ばすので、水蒸気による水滴が包装袋F内に残留することがなく、内容物の劣化を防止できて、製品の品質を高く維持できる。
また、スリーブ2の前面及び背面と側面との折り曲げ部は非シール部nとされ、フィルムfでシールされないから、スリーブ2の折り曲げ時にフィルムfが引っ張られて歪むことがない。しかも包装袋Fの両側面3C、3Cに非シール部m、mを設けたから、上面3Dのトップフラップ3dの張り出し部3aを側面3Cに折り曲げて非シール部m、mで溶着できる。
また、一次及び二次シーラ24A、24B、44A,44Bには面振れ対応機構25をそれぞれ設けたから、フィルムf内のスリーブ2やファスナ4等によってヒータ部30A、30B、45A,45Bが面振れを起こしても、自動的に揺動して互いに面接触するよう角度調整できるから、面シールを確実に行える。
例えば、1組のシーラでスリーブ2を挟むフィルムfを挟持して一方または両方のシーラを例えば円弧状ヒータや回転ヒータで形成してスリーブ2の前面及び背面の一端側から他端側に向けて加熱シールするように構成すれば、フィルムfの内側に空気が残留したりしわが発生したりすることを防止できる。この場合、シーラは一組設けるだけでもよい。
さらに、本実施形態では、包装体Fの側面の幅が短いので、前面と背面のみを2段階でシールしたが、包装体Fの側面の幅が広い場合には、側面も2段階でシールしてもよい。
なお、上述の実施形態等では箱状の包装体Fについて説明したが、本発明は箱形状の包装体Fに限定されることなく、スリーブ2にフィルムfを加熱シールする貼付装置であれば、異種形状の包装体Fや包装体F以外の適宜部材のスリーブ貼付装置に採用できる。
また、上述の実施形態では、二次シーラ44A,44Bの直下流にエア吹き手段50を設けたが、二次シーラ44A,44Bとエア吹き手段50との間に冷却板等の冷却手段を設けても良い。これにより、シールされたフィルムfを冷却してフィルムfのシール接着を確実にしてからエアーを吹くようにしてもよい。
2 スリーブ
4 ファスナ
11 スリーブ貼付装置
12 一次シーラ機構
13 二次シーラ機構
15 固定枠
20 第一可動枠
21 第二可動枠
24A、24B 一次シーラ
25 面振れ対応機構
30A、30B 一次ヒータ部
32A,32B シリンダ
44A、44B 二次シーラ
45A、45B 二次ヒータ部
45a 四角枠領域
45b 側面領域
46 凹部
47 凹溝
50 エア吹き手段
f フィルム
F 包装体
p 中央領域
q 四角枠領域
r 側面領域
m、n 非シール部
Claims (7)
- 所定形状をなすスリーブの外周にフィルムを重ねてスリーブの前面と背面のほぼ全面にフィルムを加熱シールしてなるスリーブ貼付装置であって、
前記フィルムとスリーブを挟むシーラが備えられ、該シーラはスリーブの一方側から他方側または内側から外側に向けてフィルムとスリーブを加熱シールするようにしたことを特徴とするスリーブ貼付装置。 - 前記シーラはスリーブの折り曲げ部には設けられていない請求項1に記載されたスリーブ貼付装置。
- 前記シーラは揺動可能な面振れ対応手段を有している請求項1または2に記載されたスリーブ貼付装置。
- 前記面振れ対応手段は互いに直交する方向に前記シーラをそれぞれ揺動可能とした請求項3に記載されたスリーブ貼付装置。
- 前記シーラはスリーブの前面及び背面の中央領域を加熱シールする一対の一次シーラと、該中央領域を除く外側領域または中央領域を含む全領域を加熱シールする一対の二次シーラとを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載されたスリーブ貼付装置。
- 前記一次シーラと二次シーラでスリーブを加熱シールしたフィルムの表面と裏面の間にエアを吹き込むエア吹き手段を備えている請求項4または5に記載されたスリーブ貼付装置。
- 所定形状をなすスリーブの外周にフィルムを重ねて、シーラによってスリーブの前面と背面のほぼ全面にフィルムを加熱シールしてなるスリーブ貼付方法であって、
長手方向に二つ折りした帯状のフィルム間に前記スリーブを挿入する工程と、
前記スリーブの前面と背面を覆うフィルムをシーラによってフィルム及びスリーブの前面及び背面の一方側から他方側へまたは内側から外側に向けてフィルムとスリーブを加熱シールする工程とを備えたことを特徴とするスリーブ貼付方法。
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