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JP2008182038A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2008182038A JP2007014068A JP2007014068A JP2008182038A JP 2008182038 A JP2008182038 A JP 2008182038A JP 2007014068 A JP2007014068 A JP 2007014068A JP 2007014068 A JP2007014068 A JP 2007014068A JP 2008182038 A JP2008182038 A JP 2008182038A
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Takuo Matsumoto
琢夫 松本
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Abstract

【課題】簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度でリードフレームに固定できる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】リードフレーム2に、周囲が溝3によって囲まれ、且つ、チップ搭載面積とほぼ同等の大きさのチップ搭載面4を設け、チップ搭載面4に液体の状態で表面張力を発現する半田5を配置し、接合材5上に半導体チップ6を載置し、半導体チップ6を接合材5の表面張力によるセルフアライメント効果によってチップ搭載面4のセンタ−位置で固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、高い位置精度で基板に半導体チップを固定する半導体装置及びその製造方法に関する。
基板上に高い位置精度で半導体チップを搭載する技術が従来より種々提案されている。特に、光学用半導体チップでは高い位置精度で固定する要請が高く、図9及び図10にはその一従来例が示されている。
図9において、シリコン基板50のランドパターン51上に半田バンプ52を配置し、この半田バンプ52上に半導体チップである例えば光学用半導体チップ53の電極部54を載置する。半田バンプ52を加熱すると、半田バンプ52が溶融して液状化する。液状化した半田バンプ52は表面張力によって四方への濡れ広がりがランドパターン51の範囲に規制される。又、このように液状化した半田バンプ52の上に搭載されている光学用半導体チップ53の電極部54は、液状化した半田バンプ52の表面張力によるセルフアライメント効果によってランドパターン51のセンタリング位置に自動的に移動する。そして、液状化した半田バンプ52が冷却によって凝固すると、光学用半導体チップ53が半田バンプ52を介してランドパターン51上に固定される。光学用半導体チップ53は、図10に示すように、シリコン基板50のランドパターン51上に高い位置精度で固定される。
上記従来例では、図9に示すように、シリコン基板50側の半導体チップ搭載のセンタリング位置をO1とし、光学用半導体チップ53自体のセンタリング位置をO2とし、双方のセンタリング位置O1,O2がずれた状態で光学用半導体チップ53がシリコン基板50上に載置しても、図10に示すように、光学用半導体チップ53を上記双方のセンタリング位置O1,O2がほぼ一致する位置に固定することができる。従って、光学用半導体チップ53を高い位置精度でシリコン基板50上に載置する必要がない(特許文献1参照)。
なお、液状化した半田などの表面張力によるセルフアライメント効果を利用して半導体チップを高い位置精度で基板上に固定する技術は、特許文献2,3等にも開示されている。
一方、半導体チップを基板であるリードフレーム上に搭載するのに、一般的にはチップマウンターが使用される。図11に示すように、リードフレーム60上に導電性接着剤61を塗布し、この上にチップマウンター62を用いて半導体チップ63を載置する。導電性接着剤61に熱や光を与えて硬化させると、図12に示すように、半導体チップ63が導電性接着剤61を介してリードフレーム60上に固定される。
上記従来例では、図11に示すように、リードフレーム60側のチップ搭載のセンタリング位置をO1とし、半導体チップ63自体のセンタリング位置をO2とし、双方のセンタリング位置O1,O2がずれた状態で半導体チップ63がリードフレーム60上に載置されると、半導体チップ63は、図12に示すように、上記双方のセンタリング位置O1,O2がずれた位置で固定されることになる。従って、半導体チップ63の位置精度はチップマウンター62の位置精度特性に依存し、位置精度特性に優れたチップマウンター62を使用すれば、半導体チップ63を高い位置精度でリードフレーム60上に固定できる。
特開2004−4195号公報 特開2004−79742号公報 特開2003−324216号公報
しかしながら、図9及び図10に示した従来例では、半田バンプ52を形成する工程、シリコン基板50上にランドパターン51を形成する工程が必要であり、且つこれら工程を行うための設備が必要であるため、工程が複雑で高コストであるという問題がある。
また、図11及び図12に示した従来例では、接合工程は簡単であるが、位置精度に優れたチップマウンター62を使用しなければならない。位置精度に優れたチップマウンター62では、高い設備コストがかかるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度で基板に固定でき、無駄な資源を用いない環境に配慮した半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、基板に、周囲が溝によって囲まれ、且つ半導体チップの搭載面積とほぼ同等の大きさのチップ搭載面を設け、前記チップ搭載面上に液体の状態で表面張力を発現する接合材を配置し、前記接合材上に載置された半導体チップを前記接合材を介して前記チップ搭載面に固定したことを特徴とする半導体装置である。
請求項2記載の発明は、基板に半導体チップの搭載面積より僅かに大きなチップ収容溝を設け、前記チップ収容溝内に液体の状態で表面張力を発現する接合材を配置し、前記接合材上に載置された半導体チップを前記接合材を介して前記チップ収容溝内を固定したことを特徴とする半導体装置である。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の半導体装置であって、前記基板は、リードフレームであることを特徴とする半導体装置である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された半導体装置であって、前記接合材は、半田であることを特徴とする半導体装置である。
請求項5記載の発明は、基板母材に、チップ収容溝に対応する領域を露出するようにマスク層を設けるマスク層形成工程と、前記基板母材にエッチング処理を施して前記マスク層より露出された箇所にチップ収容溝を設けるエッチング工程と、前記チップ収容溝内に液体の状態で表面張力を発現する接合材を配置し、前記接合材の上に半導体チップを載置し、前記接合材を液状より凝固させて、前記半導体チップを前記接合材を介して前記チップ収容溝内に固定する接合工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の半導体装置の製造方法であって、前記基板母材は、リードフレーム母材であることを特徴とする半導体装置の製造方法である。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の半導体装置の製造方法であって、マスク層形成工程では、前記リードフレーム母材の切断箇所を露出するようにマスク層を設け、エッチング工程では、前記リードフレーム母材の切断箇所をエッチングによって切断することを特徴とする半導体装置の製造方法である。
請求項1記載の発明によれば、基板のチップ搭載面に接合材を配置し、この上に半導体チップを載置し、接合材を液状化すると、液状化した接合材は表面張力によって四方への濡れ広がりがチップ搭載面の範囲に規制されると共に、液状化した接合材の表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップが基板のチップ搭載面のセンタリング位置に自動的に移動し、その後、液状化した接合材が凝固すると、半導体チップが高い位置精度でチップ搭載面に固定される。そして、接合工程は半導体チップを単に基板のチップ搭載面に載置すれば良く、しかも、その際に載置位置に厳しい位置精度が要求されないため、位置精度特性に優れたチップマウンターを用いる必要がない。以上より、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度で基板に固定できる。
請求項2記載の発明によれば、基板のチップ収容溝内に接合材を配置し、この上に半導体チップを載置し、接合材を液状化すると、液状化した接合材は表面張力によって四方への濡れ広がりがチップ収容溝の範囲に規制されると共に、液状化した接合材の表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップが基板のチップ収容溝のセンタリング位置に自動的に移動し、その後、液状化した接合材が凝固すると、半導体チップが高い位置精度でチップ収容溝内に固定される。そして、接合工程は半導体チップを単に基板のチップ収容溝内に載置すれば良く、しかも、その際に載置位置に厳しい位置精度が要求されないため、位置精度特性に優れたチップマウンターを用いる必要がない。以上より、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度で基板に固定できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明で説明した作用によって、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度でリードフレームに固定できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、半田は液体の状態で高い表面張力を発現するため、表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップを確実に高い位置精度で固定できる。
請求項5記載の発明によれば、接合工程は半導体チップを単に基板のチップ収容溝内に載置すれば良く、しかも、その際に載置位置に厳しい位置精度が要求されないため、位置精度特性に優れたチップマウンターを用いる必要がない。以上より、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度で基板に固定できる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明で説明した作用によって、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップを高い位置精度でリードフレームに固定できる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明の効果に加え、リードフレーム母材よりリードフレームを作製する通常工程で、周囲が溝で囲まれたチップ搭載面やチップ収容溝を同時に作製できるため、特別なプロセスを追加することなく、安価に所望のチップ搭載面やチップ収容溝を備えたリードフレームを作製できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図4は本発明の第1の実施の形態を示し、図1(a)、(b)は半導体装置の要部断面図及び平面図、図2(a)〜(c)はリードフレーム母材からリードフレームを作製する工程をそれぞれ示す断面図、図3(a)、(b)はリードフレームのチップ搭載面付近の要部断面図及び平面図、図4(a)、(b)はリードフレームのチップ搭載面に半導体チップを載置した状態を示す要部断面図及び平面図である。
図1(a)、(b)に示すように、半導体装置1は、基板であるリードフレーム2を有する。リードフレーム2の上面には、周囲が溝3によって囲まれ、且つ半導体チップ6の搭載面積とほぼ同等の大きさのチップ搭載面4が設けられている。チップ搭載面4は、上方から見た形状が円形である。チップ搭載面4上には、接合材である半田5を介して半導体チップ6が固定されている。半導体チップ6は、例えば光学用半導体チップ(レーザダイオード、発光ダイオード等)である。半導体チップ6の寸法は、一辺が250μmである。チップ搭載面積とほぼ同等の大きさに設定されるチップ搭載面4の直径は、この実施の形態では、300μm〜400μmの範囲に設定されている。
次に、半導体装置1の製造手順を説明する。先ず、図2(a)に示す基板母材であるリードフレーム母材10の両面にマスク層11を形成する(マスク形成工程)。図2(b)に示すように、マスク層11は、リードフレーム母材10の切断箇所を露出し、且つ、リードフレーム2となる箇所を覆う位置に形成する。又、半導体チップ6を搭載するリードフレーム2の箇所では、チップ搭載面4に対応する位置を覆い、且つ、チップ搭載面4の周囲を露出するようにしてマスク層11を形成する。つまり、マスク層11には、母材切断用の開口部11aと溝形成用の開口部11bが形成される。
次に、図2(c)に示すように、マスク層11を形成したリードフレーム母材10にエッチング処理を施す(エッチング工程)。エッチング工程では、リードフレーム母材10の切断箇所に対しては深いエッチング処理を行い、チップ搭載面4の周囲に対しては浅いエッチング処理を行う。例えば、エッチング液の種類を変えたり、エッチング時間を変えたりしてエッチングの程度を調整する。このようなエッチング処理を施すことによって、リードフレーム母材10の切断箇所を切断(パターニング)する。又、半導体チップ搭載用のリードフレーム2には、浅いエッチング処理によってチップ搭載面4の周囲に半円状の溝3を形成する(図3(a)、(b)参照)。
この実施の形態では、エッチングとして等方性エッチングを採用したため、溝3の断面はほぼ半円状であるが、異方性エッチングを採用して溝3の断面を矩形状としても良い。エッチング方法としては、ドライエッチングとウェットエッチングのいずれでも良い。
次に、各リードフレーム2よりマスク層11を除去する(マスク層除去工程)。
その後、半導体チップ6をリードフレーム2に固定する接合工程を行う。接合工程では、図3(a)、(b)に示すリードフレーム2のチップ搭載面4に、図4(a)、(b)に示すように、液体の状態で表面張力を発現する接合材であるペースト状の半田5を塗布する。次に、ペースト状の半田5上に、図示しないチップマウンターを用いて半導体チップ6を載置する。
次に、ペースト状の半田5を融点以上に加熱して溶融(液状化)させる。すると、液状化した半田5は表面張力によって四方への濡れ広がりがチップ搭載面4の範囲に規制されると共に、液状化した半田5の表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップ6がチップ搭載面4のセンタリング位置に自動的に移動する。その後、液状化した半田5が冷却によって凝固すると、図1(a)、(b)に示すように、半導体チップ6が高い位置精度でチップ搭載面4に固定される。
上記した半導体チップ6の接合工程は、半導体チップ6を単にリードフレーム2のチップ搭載面4に載置すれば良く、しかも、その際に載置位置に厳しい位置精度が要求されない。具体的には、従来例のように半田バンプを形成する工程が必要なく、位置精度特性に優れたチップマウンターを用いる必要がなく、汎用されている安価なチップマウンターを用いれば足りる。以上より、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップ6を高い位置精度でリードフレーム2に固定できる。
半導体チップ6が一辺250μmで、チップ搭載面4の直径が300μm〜400μmの範囲とし、マウント位置精度が±50μm程度のチップマウンターを使用した場合、実装精度を±25μm以内にすることができる。
この第1の実施の形態では、マスク層形成工程では、チップ搭載面4の周囲を露出すると共にリードフレーム母材10の切断箇所を露出するようにマスク層11を設け、エッチング工程では、チップ搭載面4の周囲にエッチングによって溝3を形成すると共にリードフレーム母材10の切断箇所をエッチングによって切断した。従って、リードフレーム母材10よりリードフレーム2を作製する通常工程で、周囲が溝3で囲まれたチップ搭載面4を同時に作製できるため、特別なプロセスを追加することなく安価に所望のチップ搭載面4を備えたリードフレーム2を作製できる。
この第1の実施の形態では、基板は、リードフレーム2であり、基板母材は、リードフレーム母材10であるが、セラミックス基板等やセラミックス基板母材等であっても良い。
この第1の実施の形態では、接合材は、半田5である。半田5は液体の状態で高い表面張力を発現するため、表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップ6を確実に高い位置精度で固定できる。又、接合材は、液体の状態で表面張力を発現する接着剤等であっても良いことはもちろんである。
(第2の実施の形態)
図5〜図8は本発明の第2の実施の形態を示し、図5(a)、(b)は半導体装置の要部断面図及び平面図、図6(a)〜(c)はリードフレーム母材からリードフレームを作製する工程をそれぞれ示す断面図、図7(a)、(b)はリードフレームのチップ収容溝付近の要部断面図及び平面図、図8(a)、(b)はリードフレームのチップ収容溝内に半導体チップを載置した状態を示す要部断面図及び平面図である。
図5(a)、(b)に示すように、半導体装置20は、基板であるリードフレーム21を有する。リードフレーム21には、半導体チップ24の搭載面積より僅かに大きいチップ収容溝22が設けられている。チップ収容溝22の大きさは、半導体チップ24の搭載面積の約1.5倍が好ましい。チップ収容溝22は、上方から見た形状が円形である。チップ収容溝22内には、接合材である半田23を介して半導体チップ24が固定されている。半導体チップ24は、例えば光学用半導体チップ(レーザダイオード、発光ダイオード等)である。半導体チップ24の寸法は、一辺が250μmである。チップ搭載面積より僅かに大きく設定されるチップ収容溝22の直径は、この実施の形態では、500μm〜600μmの範囲に設定されている。チップ収容溝22の深さは、概ね100μmを越えない程度に設定されている。
次に、半導体装置20の製造手順を説明する。先ず、図6(a)に示す基板母材であるリードフレーム母材30の両面にマスク層31を形成する(マスク形成工程)。図6(b)に示すように、マスク層31は、リードフレーム母材30の切断箇所を露出し、且つ、リードフレーム21となる箇所を覆う位置に形成する。又、半導体チップ24を搭載するリードフレーム21には、チップ収容溝22に対応する位置を露出するようにしてマスク層31を形成する。つまり、マスク層31には、母材切断用の開口部31aとチップ収容溝形成用の開口部31bが形成される。
次に、図6(c)に示すように、マスク層31を形成したリードフレーム母材30にエッチング処理を施す(エッチング工程)。エッチング工程では、リードフレーム母材30の切断箇所に対しては深いエッチング処理を行い、チップ収容溝22に対応する箇所に対しては浅いエッチング処理を行う。例えば、エッチング液の種類を可変したり、エッチング時間を可変したりしてエッチングの程度を調整する。このようなエッチング処理を施すことによって、リードフレーム母材30の切断箇所を切断し、リードフレーム母材30を3つのリードフレーム21に分断する。又、半導体チップ搭載用のリードフレーム21には、浅いエッチング処理によってチップ収容溝22が形成される(図7(a)、(b)参照)。
この実施の形態では、エッチングとして等方性エッチングを採用したため、チップ収容溝22はほぼ円弧状であるが、異方性エッチングを採用してチップ収容溝22を矩形状としても良い。エッチング方法は、ドライエッチングとウエットエッチングのいずれでも良い。
次に、各リードフレーム21よりマスク層31を除去する(マスク層除去工程)。
次に、半導体チップ24をリードフレーム21に固定する接合工程を行う。接合工程では、図7(a)、(b)に示すリードフレーム21のチップ収容溝22内に、図8(a)、(b)に示すように、液体の状態で表面張力を発現する接合材であるペースト状の半田23を配置する。次に、ペースト状の半田23上に、図示しないチップマウンターを用いて半導体チップ24を載置する。
次に、ペースト状の半田23を融点以上に加熱して溶融(液状化)させる。すると、液状化した半田23は表面張力によって四方への濡れ広がりがチップ収容溝22の範囲に規制されると共に、液状化した半田23の表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップ24がチップ収容溝22のセンタリング位置に自動的に移動する。その後、液状化した半田23が冷却によって凝固すると、図5(a)、(b)に示すように、半導体チップ24が高い位置精度でチップ収容溝22内に固定される。
上記した半導体チップ24の接合工程は、半導体チップ24を単にリードフレーム21のチップ収容溝22内に載置すれば良く、しかも、その際に載置位置に厳しい位置精度が要求されない。具体的には、従来例のように半田バンプを形成する工程が必要なく、位置精度特性に優れたチップマウンターを用いる必要がなく、汎用されている安価なチップマウンターを用いれば足りる。以上より、簡単な接合工程によって、しかも、高コストな設備を用いることなく、半導体チップ24を高い位置精度でリードフレーム21に固定できる。
半導体チップ24が一辺250μmで、チップ収容溝22の直径が500μm〜600μmの範囲とし、マウント位置精度が±50μm程度のチップマウンターを使用した場合、実装精度を±15μm以内にすることができる。
この第2の実施の形態では、マスク層形成工程では、チップ収容溝22に対応する箇所を露出すると共にリードフレーム母材30の切断箇所を露出するようにマスク層31を設け、エッチング工程では、リードフレーム30にエッチングによってチップ収容溝22を形成すると共にリードフレーム母材30の切断箇所をエッチングによって切断した。従って、リードフレーム母材30よりリードフレーム21を作製する通常工程で、チップ収容溝22を同時に作製できるため、特別なプロセスを追加することなしに、安価に所望のチップ収容溝22を備えたリードフレーム21を作製できる。
この第2の実施の形態では、半導体チップ24がレーザダイオードや発光ダイオードのように発光素子である場合や、受光素子である場合には、チップ収容溝22の側面を光反射面として利用できる。
この第2の実施の形態では、基板は、リードフレーム21であり、基板母材は、リードフレーム母材30であるが、セラミックス基板等であっても良い。
この第2の実施の形態では、接合材は、半田23である。半田23は液体の状態で高い表面張力を発現するため、表面張力によるセルフアライメント効果によって半導体チップ24を確実に高い位置精度で固定できる。又、接合材は、液体の状態で表面張力を発現する接着剤や導電性接着剤等であっても良いことはもちろんである。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態では、エッチング工程にあって等方性エッチング処理を行ったが、加工寸法精度を配慮する場合には異方性エッチングが好ましい。
(a)は本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の要部断面図、(b)はその平面図である。 (a)〜(c)はリードフレーム母材からリードフレームを作製する各工程を示す断面図である。 (a)はリードフレームのチップ搭載面付近の要部断面図、(b)はその平面図である。 (a)はリードフレームのチップ搭載面に半導体チップを載置した状態を示す要部断面図、(b)はその平面図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の要部断面図、(b)はその平面図である。 (a)〜(c)はリードフレーム母材からリードフレームを作製する各工程を示す断面図である。 (a)はリードフレームのチップ収容溝付近の要部断面図、(b)はその平面図である。 (a)はリードフレームのチップ収容溝内に半導体チップを載置した状態を示す要部断面図、(b)はその平面図である。 従来例を示し、光学用半導体チップをシリコン基板上に載置した状態を示す側面図である。 従来例を示し、光学用半導体チップをシリコン基板上に半田によって固定した側面図である。 他の従来例を示し、半導体チップをリードフレーム上に載置した状態を示す側面図である。 他の従来例を示し、半導体チップをリードフレーム上に導電性接着剤によって固定した側面図である。
符号の説明
1,20 半導体装置
2,21 リードフレーム(基板)
3 溝
4 チップ搭載面
5,23 半田
6,24 半導体チップ
10,30 リードフレーム母材(基板母材)
11,31 マスク層
22 チップ収容溝

Claims (7)

  1. 基板に、周囲が溝によって囲まれ、且つ半導体チップの搭載面積とほぼ同等の大きさのチップ搭載面を設け、前記チップ搭載面上に液体の状態で表面張力を発現する接合材を配置し、前記接合材上に載置された半導体チップを前記接合材を介して前記チップ搭載面に固定したことを特徴とする半導体装置。
  2. 基板に半導体チップの搭載面積より僅かに大きなチップ収容溝を設け、前記チップ収容溝内に液体の状態で表面張力を発現する接合材を配置し、前記接合材上に載置された半導体チップを前記接合材を介して前記チップ収容溝内を固定したことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の半導体装置であって、
    前記基板は、リードフレーム,であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された半導体装置であって、
    前記接合材は、半田であることを特徴とする半導体装置。
  5. 基板母材に、チップ収容溝に対応する領域を露出するようにマスク層を設けるマスク層形成工程と、
    前記基板母材にエッチング処理を施して前記マスク層より露出された箇所にチップ収容溝を設けるエッチング工程と、
    前記チップ収容溝内に液体の状態で表面張力を発現する接合材を配置し、前記接合材の上に半導体チップを載置し、前記接合材を液状より凝固させて、前記半導体チップを前記接合材を介して前記チップ収容溝内に固定する接合工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記基板母材は、リードフレーム母材であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法であって、
    マスク層形成工程では、前記リードフレーム母材の切断箇所を露出するようにマスク層を設け、エッチング工程では、前記リードフレーム母材の切断箇所をエッチングによって切断することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015518663A (ja) * 2012-05-07 2015-07-02 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH 素子担体、電子装置および放射装置の製造方法および素子担体、電子装置および放射装置

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