JP2008141600A - 電力線通信の実体接続構造及び電力線通信用屋内配線構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力線通信の信号減衰を抑制するとともに、光ファイバの引き回しが容易な電力線通信の実体接続構造及び屋内配線構造を提供する。
【解決手段】光ファイバ17の引込口18が設けられる部屋3内の当該引込口近傍に、電力線通信の用に供する専用コンセント302を設け、屋内配線用の分電盤5から専用コンセント302まで非分岐で配線された専用電路のケーブル9を設ける。部屋3内に引き込まれた光ファイバ17の終端にはメディアコンバータ19が接続され、さらに、これと接続されるPLCモデム20は、その電源コード20aが上記の専用コンセント302に接続される。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバ17の引込口18が設けられる部屋3内の当該引込口近傍に、電力線通信の用に供する専用コンセント302を設け、屋内配線用の分電盤5から専用コンセント302まで非分岐で配線された専用電路のケーブル9を設ける。部屋3内に引き込まれた光ファイバ17の終端にはメディアコンバータ19が接続され、さらに、これと接続されるPLCモデム20は、その電源コード20aが上記の専用コンセント302に接続される。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力線通信(PLC: Power Line Communication)用の実体接続構造及び屋内配線構造に関する。
電力線通信は、電力線を信号伝送路として、商用交流電圧(電流)にデータ通信の信号を重畳させる通信方式であり、新規に通信用の配線を行う必要がないという利点を有する。電力線の利用範囲により種々の電力線通信の形態があり得るが、例えば戸建ての家屋では、FTTH(Fiber To The Home)と、電力線通信によるLAN(Local Area Network)とを組み合わせたシステムを構築することができる(例えば、特許文献1参照。)。
この場合、主として屋内配線が電力線通信の信号伝送路として利用され、コンセントに接続された複数のPLCモデム(電力線通信装置)にそれぞれパソコンや情報家電等の端末機器が接続されることにより、宅内LANが構成される。一方、家屋内には光ファイバが引き込まれ、メディアコンバータ(ONU)及びPLCモデムを介して宅内LANへの接続がなされる。これにより、各端末機器において、インターネット等の外部ネットワークとの接続が可能となる。
しかしながら、電力線通信の信号周波数は商用交流周波数に比べて格段に高周波であるため、屋内配線を信号伝送路とすることにより信号の減衰が生じ、良好な通信が阻害されることがある。また、光ファイバは、その構造上、小さな曲率半径で曲げることができないので、光ファイバの屋内配線が長くなると、引き回しに困難を伴う。今後、電力線通信の普及が予想されるので、特に新築家屋には予め、電力線通信を意識した屋内配線を行うことが望まれる。
かかる課題に鑑み、本発明は、電力線通信の信号減衰を抑制するとともに、光ファイバの引き回しが容易な電力線通信の実体接続構造及び屋内配線構造を提供することを目的とする。
本発明の電力線通信の実体接続構造は、光ファイバの引込口が設けられる部屋内の当該引込口近傍に設けられ、電力線通信の用に供する専用コンセントと、前記部屋内に引き込まれた光ファイバの終端に接続されたメディアコンバータと、前記メディアコンバータと接続され、電源コードが前記専用コンセントに接続された電力線通信装置と、分電盤から前記専用コンセントまで非分岐で配線された専用電路とを備えたものである。
上記のような電力線通信の実体接続構造では、分電盤から専用コンセントまでが、非分岐で配線された専用電路であるため、分岐による電力線通信の信号減衰が防止される。また、光ファイバの引込口が設けられる部屋内の当該引込口近傍に専用コンセントが設けられるので、メディアコンバータ及び電力線通信装置を引込口近傍に配置することができる。
また、上記実体接続構造において、引込口、専用コンセント、メディアコンバータ及び電力線通信装置は、部屋内の同じ壁面又は互いに隣接する壁面に配置されることが好ましい。
この場合、引込口の近傍に専用コンセント、メディアコンバータ及び電力線通信装置を集約して配置することができる。
この場合、引込口の近傍に専用コンセント、メディアコンバータ及び電力線通信装置を集約して配置することができる。
一方、本発明の電力線通信用屋内配線構造は、家電製品用の専用コンセントとは別に、光ファイバの引込口が設けられる部屋内の当該引込口近傍に設けられ、電力線通信の用に供する専用コンセントと、分電盤から前記専用コンセントまで非分岐で配線された専用電路とを備えたものである。
上記のような電力線通信用屋内配線構造では、分電盤から専用コンセントまでが、非分岐で配線された専用電路であるため、分岐による電力線通信の信号減衰が防止される。また、光ファイバの引込口が設けられる部屋内の当該引込口近傍に専用コンセントが設けられるので、電力線通信用のメディアコンバータ及び電力線通信装置を引込口近傍に配置することができる。
本発明の電力線通信装置の実体接続構造又は電力線通信用屋内配線構造によれば、分電盤から専用コンセントまでの電路における電力線通信の信号減衰が抑制されるとともに、光ファイバの引き回しが容易である。
図1は、本発明の一実施形態による電力線通信の実体接続構造(又は電力線通信用屋内配線構造)を示す接続図である。図において、この戸建ての家屋Hは、例えば図示の4つの部屋1,2,3,4を備えているとする。部屋1に設けられた屋内配線用の分電盤5には、屋外配線から電力量計(図示せず。)を介した引込み線6が接続される。分電盤5からは、2心のケーブル(VVF)7〜14が引き出され、これらは各部屋1〜4のコンセント用配線となっている。
具体的には、各ケーブル7〜14の行き先は、以下の通りである。
ケーブル7:部屋4の壁面下方に設けられた汎用コンセント401
ケーブル8:部屋3の壁面下方に設けられた汎用コンセント301
ケーブル9:部屋3の壁面上方に設けられた専用コンセント302
ケーブル10:部屋3の壁面上方に設けられた専用コンセント303
ケーブル11:部屋1の壁面下方に設けられた汎用コンセント101
ケーブル12:部屋2の壁面下方に設けられた汎用コンセント201
ケーブル13:部屋2の壁面上方に設けられた専用コンセント202
ケーブル14:部屋1の壁面に設けられた専用コンセント102
ケーブル7:部屋4の壁面下方に設けられた汎用コンセント401
ケーブル8:部屋3の壁面下方に設けられた汎用コンセント301
ケーブル9:部屋3の壁面上方に設けられた専用コンセント302
ケーブル10:部屋3の壁面上方に設けられた専用コンセント303
ケーブル11:部屋1の壁面下方に設けられた汎用コンセント101
ケーブル12:部屋2の壁面下方に設けられた汎用コンセント201
ケーブル13:部屋2の壁面上方に設けられた専用コンセント202
ケーブル14:部屋1の壁面に設けられた専用コンセント102
ここで、ケーブル9,10,13,14は、分電盤5から非分岐でそれぞれ専用コンセント302,303,202,102まで配線された「専用電路」となっている。専用コンセント202,303は典型的にはエアコン用であり、また、専用コンセント102は例えば消費電力の大きい台所の家電製品(電子レンジ、食器洗い機、電磁調理器等)用である。なお、コンセントの設置箇所や数は一例に過ぎない。また、実際にはさらに照明用の配線やスイッチ用配線等もあるが、ここでは省略している。
一方、2口の専用コンセント302は、家電製品用ではなく、電力線通信の用に供するためのものである。この専用コンセント302は、家電製品用(例えばエアコン用)の専用コンセント303とは別に、光ファイバ17の引込口18が設けられる部屋3の当該引込口18近傍に設けられる。宅内に引き込まれた光ファイバ17の終端には、メディアコンバータ(ONU:Optical Network Unit)19が接続されている。また、メディアコンバータ19には通信用ケーブル21を介してPLCモデム20(親機)が接続されている。メディアコンバータ19は、PLCモデム20との例えばイーサネット(登録商標)によるインターフェース機能を備えている。
専用コンセント302は、引込口18と同じ壁面か若しくは、部屋3のコーナーを挟んで隣接する壁面に設けられ、引込口18とは接近している(例えば1m以内)。また、メディアコンバータ19、PLCモデム20及び専用コンセント302の三者は互いに近接して配置され、メディアコンバータ19及びPLCモデム20の電源コード19a,20aは共に、専用コンセント302に接続される。従って、引込口18、専用コンセント302、メディアコンバータ19及びPLCモデム20は、互いに近接した状態で、部屋3内の同じ壁面又は互いに隣接する壁面に配置されることになる。
なお、実際の取り付けに関しては、メディアコンバータ19及びPLCモデム20を、棚等の家具の上に設置してもよいし、また、壁掛け設置にしてもよい。図2は、壁掛け設置の一例を示す図であり、メディアコンバータ19及びPLCモデム20は壁面30に取り付けられ、専用コンセント302近傍に集約されている。光ファイバ17は、専用の引込口18から室内に引き込まれるか又は、エアコン31を室外機と接続するための孔30aを引込口として利用して、引き込まれる。
上記のような配置(図1,図2)により、メディアコンバータ19、PLCモデム20及び専用コンセント302の三者は、引込口18の近傍に集約して配置され、そのため、光ファイバ17の引き込み長さを短くすることができ、引き回しが簡単になる。
なお、メディアコンバータ19とPLCモデム20とが互いに近接していることにより、通信用ケーブル21はごく短い長さで足りる。この通信用ケーブル21は長くすることも可能ではあるが、電力線通信の利点の1つである通信用配線の節約という観点からは、長くしないことが好ましい。
なお、メディアコンバータ19とPLCモデム20とが互いに近接していることにより、通信用ケーブル21はごく短い長さで足りる。この通信用ケーブル21は長くすることも可能ではあるが、電力線通信の利点の1つである通信用配線の節約という観点からは、長くしないことが好ましい。
一方、図1の部屋2内に設置されるPLCモデム22は、電源コード22aを汎用コンセント201に接続することにより、分電盤5を介して、親機のPLCモデム20と電力線通信が可能な状態となる。同様に、部屋4内に設置されるPLCモデム23は、電源コード23aを汎用コンセント401に接続することにより、分電盤5を介して、親機のPLCモデム20と電力線通信が可能な状態となる。また、図示しないが、各PLCモデム20,22,23にはパソコンや情報家電等の端末機器が接続され、屋内配線を信号伝送路とした宅内LANが構成されるとともに、各端末機器において、光ファイバ17を介しての、インターネット等の外部ネットワークとの接続が可能となる。なお、PLCモデム22,23の配置や個数は一例に過ぎない。
図3は、図1における電力線通信に関する部分を抜き出して示すとともに、分電盤5の内部構成を示す接続図である。図において、引込み線6は単相3線式で、非接地側の第1電路R(赤)及び第2電路B(黒)と、接地側の第3電路W(白)とを有し、R−W間及びB−W間の電圧は100V、R−B間の電圧は200Vである。引込み線6は、分電盤5内の主幹の回路遮断器5Mに接続される。回路遮断器5Mの2次側電路は、複数(ここでは8個)の回路に分岐し、各回路には回路遮断器50〜57が設けられている。そして、これらの回路遮断器50〜57を介して、家屋内の各所に電源が供給されている。
図示の例は、100Vのみの供給を行う場合であり、回路遮断器50〜57はR,W又はB,Wに接続される。実際にどちらに接続されるかは、電気工事の施工時に任意に決定され、通常、両方に均等に配分されることが多い。この例では、回路遮断器50〜53はR,Wに接続され、回路遮断器54〜57はB,Wに接続されている。互いに同一線間となる2線から電源供給を受けるPLCモデム同士(PLCモデム20−PLCモデム23)では、分電盤5を介して電力線通信用の電路が相互接続される。一方、互いに異線間となる2線から電源供給を受けるPLCモデム同士(例えばPLCモデム20−PLCモデム22)では、共通の1線(電路W)のみ分電盤5を介して相互接続され、他の線は屋外にある上流の変圧器(図示せず。)を介して相互接続される。
上記のような構成では、分電盤5を介して、親機のPLCモデム20の管理下で、各PLCモデム20,22,23相互間の電力線通信が行われる。ここで特に、親機であるPLCモデム20に関しては、分電盤5の回路遮断器52から専用コンセント302までが非分岐で配線された専用電路のケーブル9であるため、分岐による電力線通信の信号減衰が防止され、この電路における電力線通信の信号減衰が抑制される。従って、良好な電力線通信の通信状態を確保することができる。なお、専用コンセント302が2口であることにより、厳密にはここに電路の分岐が存在するが、2口間の距離が短い(電力線通信の使用波長λの1/4未満)ため、実質的な分岐にはならない。
なお、上記実施形態では専用コンセント302を2口としたが、メディアコンバータ19の電源コード19aは電力線通信に使用されるものではないので、電源は必ずしも専用コンセント302から取らなくてもよい。例えば、メディアコンバータ19の電源コード19aを長くすれば、図4に示すように、汎用コンセント301に接続することも可能である。この場合、専用コンセント302はPLCモデム20用に1口あればよい。なお、図4における、それ以外の構成は、図1と同様である。
また、上記実施形態ではメディアコンバータ19とPLCモデム20とを互いに別体としたが、図5に示すように、これらを一体化して1つのケース24に収めることも可能である。この場合には、電源コード24aは1本になり、専用コンセント302も1口で足りる。なお、図5における、それ以外の構成は、図1と同様である。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
3 部屋
5 分電盤
9 専用電路
17 光ファイバ
18 引込口
19 メディアコンバータ
20 PLCモデム(電力線通信装置)
20a 電源コード
302 専用コンセント
5 分電盤
9 専用電路
17 光ファイバ
18 引込口
19 メディアコンバータ
20 PLCモデム(電力線通信装置)
20a 電源コード
302 専用コンセント
Claims (3)
- 光ファイバの引込口が設けられる部屋内の当該引込口近傍に設けられ、電力線通信の用に供する専用コンセントと、
前記部屋内に引き込まれた光ファイバの終端に接続されたメディアコンバータと、
前記メディアコンバータと接続され、電源コードが前記専用コンセントに接続された電力線通信装置と、
分電盤から前記専用コンセントまで非分岐で配線された専用電路と
を備えたことを特徴とする電力線通信の実体接続構造。 - 前記引込口、専用コンセント、メディアコンバータ及び電力線通信装置は、前記部屋内の同じ壁面又は互いに隣接する壁面に配置される請求項1記載の電力線通信の実体接続構造。
- 家電製品用の専用コンセントとは別に、光ファイバの引込口が設けられる部屋内の当該引込口近傍に設けられ、電力線通信の用に供する専用コンセントと、
分電盤から前記専用コンセントまで非分岐で配線された専用電路と
を備えたことを特徴とする電力線通信用屋内配線構造。
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| JP2006327260A JP2008141600A (ja) | 2006-12-04 | 2006-12-04 | 電力線通信の実体接続構造及び電力線通信用屋内配線構造 |
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