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JP2008003034A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

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JP2008003034A JP2006175196A JP2006175196A JP2008003034A JP 2008003034 A JP2008003034 A JP 2008003034A JP 2006175196 A JP2006175196 A JP 2006175196A JP 2006175196 A JP2006175196 A JP 2006175196A JP 2008003034 A JP2008003034 A JP 2008003034A
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Abstract

【課題】探針の位置を示すマークを、手間をかけずに安価且つ高精度にカンチレバーに形成すると共に、該マークを利用して探針の先端位置を試料の狙った測定開始位置に対して正確に位置合わせすること。
【解決手段】探針2aを有するカンチレバー2bと、探針の根元位置からカンチレバーの長手方向に延びた第1の延長線L1とカンチレバーの先端面とが交わる第1のポイントP1、又は、探針の根元位置からカンチレバーの短手方向に延びた第2の延長線L2とカンチレバーの側面とが交わる第2のポイントP2のうち少なくともいずれか一方のポイントに形成されたマークMと、カンチレバー及び試料を光学的に観察する光学観察装置と、観察画像を表示するモニタと、観察画像に基づいて選択された測定開始位置を基準線としてモニタ上に表示させ、基準線とマークとを一致させるようにカンチレバーを位置合わせさせる制御部とを備えた走査型プローブ顕微鏡を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、探針の先端を位置合わせするための光学系を有する走査型プローブ顕微鏡に関するものである。
周知のように、先端の尖った探針を、金属、半導体、セラミック、樹脂、高分子、生体材料や絶縁物等の各種の試料に対してnmオーダーまで接近させ、そのときの探針と試料との間に生じる相互作用を測定することにより、試料表面の形状等を原子寸法レベルで計測する装置として、走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)が知られている。
この走査型プローブ顕微鏡の測定範囲としては、最大でも数十μmである。そのため、大きな試料における微小領域の観察を行う場合、観察したい微小領域に探針の先端を目視で位置合わせすることは不可能である。従って、通常走査型プローブ顕微鏡は、試料を移動させるステージを備えると共に、SPMの測定範囲よりも大きな視野を持つ光学顕微鏡等の光学観察装置を備えている。
このように、走査型プローブ顕微鏡と光学観察装置とを組み合わせることで、光学観察装置により探針を支持するカンチレバーを観察することができるので、探針を試料上の目的の位置に位置合わせすることができる。
しかしながら、光学観察装置は、探針及びカンチレバーの上方に配置されているので、カンチレバーの背面しか観察することができない。そのため、その反対側に形成されている探針を光学観察装置で直接観察することができず、探針の先端位置を正確に特定することが困難であった。
そこで、このような問題を解消して、探針の先端位置を正確に特定するために、従来から様々な手法が考えられている。例えば、カンチレバーの背面に、探針の位置を示すマーカーを備えたものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このマーカーは、探針に対向する位置に設けられており、例えば、突起や凹み等である。そして、光学観察装置によりマーカーを確認することで、カンチレバーの背面側からでも探針の位置を特定することができるものである。
特開平3−102209号公報 特開2003−315238号公報
しかしながら、上記従来の方法では以下の課題がまだ残されていた。
即ち、従来の方法は、探針に対向するようにカンチレバーの背面に正確にマーカーを設ける必要があるが、実際上、正確に位置を合わせながら製造を行うことが難しかった。一般的に探針及びカンチレバーを有するプローブを製造する場合には、フォトレジスト膜を利用したエッチング加工を複数回行って半導体基板から製造しているが、探針を作る側とマーカーを作る側とが逆側になるので、同じフォトレジスト膜を使用して一度に形成したり、同一方向側から作り込んだりすることができるものではなかった。そのため、どうしても位置ずれが生じてしまい、探針に対向した位置にマーカーを正確に合わせることができなかった。
また、どうしても製造工程が多くなってしまうので、時間と手間がかかるうえ、製造コストを安価に抑えることができなかった。
また、通常カンチレバーは、図61に示すように、ステージに対して十数度の角度がついた状態で取り付けられている。そのため、マーカーに光学観察装置の光軸を合わせたとしても、実際の探針の先端位置は光軸上に存在しないので誤差が生じてしまっていた。例えば、図61に示すように、探針の長さLが60μm、カンチレバーの取り付け角度θが15°であった場合には、マーカーと探針の先端位置との誤差Xは、X=Lsinθ=約15.5μmとなってしまう。従って、マーカーがあったとしても、探針の先端位置をカンチレバー側から正確に特定することができなかった。特に、液中駆動等に使用される探針は、ダンピングの影響を抑えるため長く設計されているため、上述した誤差Xがより大きくなってしまっていた。
更に、カンチレバーの変位検出には、一般的にカンチレバーの背面で反射させたレーザ光を検出する光てこ方式が用いられている。ところが、カンチレバーの背面にマーカーを設けてしまうと、このマーカーによってレーザ光が乱反射して変位検出に悪影響を及ぼす可能性があった。特に、カンチレバーの厚みが薄く、レーザ光を透過させてしまうようなカンチレバーにおいては、できるだけ厚みのある位置、即ち、探針が形成されている部分の背面にレーザ光を照射することが効率的であるが、上述したようにこの位置にマーカーがあるとレーザ光の反射効率が損なわれてしまい、変位検出に悪影響を与えてしまう。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、探針の位置を示すマークを、手間をかけずに安価且つ高精度にカンチレバーに形成すると共に、該マークを利用して探針の先端位置を試料の狙った測定開始位置に対して正確に位置合わせすることができる走査型プローブ顕微鏡を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の走査型プローブ顕微鏡は、試料の上方に配置され、先端に探針を有するカンチレバーと、前記探針の根元位置から前記カンチレバーの長手方向に延びた第1の延長線と、カンチレバーの先端面とが交わる第1のポイント、又は、前記探針の根元位置から前記カンチレバーの短手方向に延びた第2の延長線と、カンチレバーの側面とが交わる第2のポイントのうち少なくともいずれか一方のポイントに形成されたマークと、前記試料と前記カンチレバーとを相対的に移動させる移動手段と、前記カンチレバー及び前記試料を同一光軸で光学的に観察する光学観察装置と、該光学観察装置で観察した観察画像を表示するモニタと、前記観察画像に基づいて選択された前記試料の測定開始位置を、該観察画像に重ねた状態で基準線として前記モニタ上に表示させる制御部とを備え、前記制御部が、前記カンチレバーを観察する際に、前記移動手段を制御して前記基準線と前記マークとを一致させることを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、カンチレバーの側面又は先端面のうち少なくともいずれかの面に形成されたマークを利用して、探針の先端位置を、任意に選択した試料の測定開始位置に正確に位置合わせすることができる。
まず、光学観察装置により試料の観察を行って、観察画像をモニタに表示する。作業者は、この観察画像に基づいて、試料の測定開始位置を特定する。すると制御部は、特定された測定開始位置に、観察画像に重ねた状態で基準線をモニタ上に表示させる。これにより、試料の測定開始位置を基準線で指し示すことができる。
次いで、再度光学観察装置を利用してカンチレバーを光学的に観察する。この際、先ほど試料を観察したときと同一の光軸で観察を行う。ここで、カンチレバーには、予め第1のポイントである先端面の1箇所、又は、第2のポイントである側面の2箇所のうち、少なくともいずれかに探針の根元位置を示すマークが形成されている。そのためカンチレバーを観察する際に、このマークをモニタ上で確認することができる。
そして、制御部は、移動手段を適宜作動させてカンチレバーと試料とを相対的に移動させ、基準線に対してマークを一致させる。この際作業者は、モニタに表示された観察画像によって、マークと基準線とが一致したことを確認することができる。
その結果、探針の先端位置を直接確認することができなくても、上述したように狙った測定開始位置に対して探針の先端位置を位置合わせすることができる。
特に、マークは従来のものと異なり、カンチレバーの先端面若しくは側面に形成されている。よって、カンチレバーを製造する際に、探針を形成した側からマークをパターニングしたり、探針とマークとを同じマスクを使用してパターニングを行って同時に形成したりすることができる。そのため、マークの位置と探針の根元位置との誤差をできるだけ抑えた状態でマークを形成することができる。よって、基準線とマークとを一致させることで、探針の先端位置を従来よりも高精度に測定開始位置に対して位置合わせすることができる。
また、従来よりも少ない工程でマークと探針とを形成できるので、製造工程を減らすことができ、時間と手間の軽減化を図ると共に製造コストを抑えることができる。また、カンチレバーの先端面若しくは側面にマークが形成されているので、光学観察装置で観察する際に、試料の上方側からでも下方側からでもマークを確認することができる。よって、より多様な観察を行うことができ、使い易さに優れている。
更に、従来のようにカンチレバーの背面にマークを形成していないので、光てこ方式でカンチレバーの変位を検出する際に、レーザ光に何ら影響を与えることがない。よって、カンチレバーの変位を高精度に測定でき、試料の観察結果の信頼性を向上することができる。
上述したように、本発明の走査型プローブ顕微鏡においては、探針の位置を示すマークを、手間をかけずに安価且つ高精度にカンチレバーに形成することができると共に、該カンチレバーを利用して探針の先端位置を試料の狙った測定開始位置に対して正確に位置合わせすることができる。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡において、前記マークが、前記第1のポイント及び前記第2のポイントの両方に形成され、前記基準線が、前記測定開始位置に重ね合わされる基点と、該基点を通って前記カンチレバーの短手方向に延びた主線と、基点を通って主線に対して直交する方向に延びた補助線とからなる十字線であることを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、第1のポイントである先端面の1箇所と、第2のポイントである側面の2箇所との合計3箇所にマークが形成されている。つまり、側面に形成された2箇所のマークを結んだ線と、先端面に形成された1箇所のマークを通り、カンチレバーの長手方向に延びた第1の延長線とが交わる位置に探針が形成されている。よって、測定開始位置に基点が重ね合わされた十字線に対して、3箇所のマークをそれぞれ一致させることで、探針の先端位置を測定開始位置に正確に位置合わせすることができる。特に、マークが3箇所に形成されているので、観察時に見易く、また、十字線に合わせ易い。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡において、前記マークが、前記第2のポイントに形成され、前記基準線が、前記測定開始位置に重ね合わされる基点と、該基点を通って前記カンチレバーの短手方向に延びた主線と、基点からカンチレバーの幅の略半分だけ間を空けた状態で前記主線に対して直交する方向に延びた2本の補助線とからなることを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、第2のポイントである側面の2箇所にマークが形成されている。つまり、側面に形成された2箇所のマークを結んだ線の中心に探針が形成されている。
また、モニタ上には、測定開始位置に重ね合わされる基点を通ってカンチレバーの短手方向に延びた主線と、2本の補助線とが互いに直交するように組み合わされた基準線が表示される。この際、2本の補助線は、それぞれ基点からカンチレバーの幅の略半分だけ間を空けた状態で平行に並んでいる。よって、基準線の基点を測定開始位置に重ね合わせた後、2つのマークを基準線の主線上に一致させると共に、2本の補助線の間にカンチレバーが入るように位置合わせすることで、探針の先端位置を測定開始位置に正確に位置合わせすることができる。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡において、前記マークが、前記第1のポイントに形成され、前記基準線が、前記測定開始位置に重ね合わされる基点と、該基点を通って前記カンチレバーの長手方向に延びた主線と、基点から前記探針の根元位置と前記先端面との距離分だけ間を空けた状態で前記主線に対して直交する方向に延びた補助線とからなることを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、第1のポイントである先端面の1箇所にマークが形成されている。つまり、このマークを通る第1の延長線(カンチレバーの長手方向に延びた線)上に探針が形成されている。
また、モニタ上には、測定開始位置に重ね合わされる基点を通ってカンチレバーの長手方向に延びた主線と、該主線に直交した補助線とが組み合わされた基準線が表示される。
この際、補助線は、基点から探針の根元位置と先端面との距離分だけ間を空けた位置に表示されている。よって、基準線の基点を測定開始位置に重ね合わせた後、基準線の主線にマークを一致させると共に、補助線に先端面を一致させるようにカンチレバーを位置合わせすることで、探針の先端位置を測定開始位置に正確に位置合わせすることができる。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡において、前記制御部が、前記基点を中心として、前記主線と前記補助線との距離を任意の倍率に変更することを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、制御部が、基点を中心として主線と補助線との距離を任意の倍率に変更するので、カンチレバーを観察する際に、光学観察装置がどのような倍率であったとしても、マークと基準線とを容易且つ正確に位置合わせすることができる。従って、位置合わせが容易となり、使い易さが向上する。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡において、前記カンチレバーの側面には、前記カンチレバーの取付角度と前記探針の長さとに基づいて算出された、前記探針の根元位置から前記探針の先端位置までの補正量分だけ、前記第2のポイントに形成されたマークからずれた位置に補正マークが形成されていることを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、カンチレバーを試料に対してどのような角度で取り付けたとしても、探針の先端位置を試料の測定開始位置に対してより正確に位置合わせすることができる。
つまり、角度を付けた状態でカンチレバーを取り付けた場合には、探針の先端位置が根元位置からずれてしまう。なおこのずれ量は、カンチレバーの取付角度と探針の長さとによって決定される。そこで、予めカンチレバーの取付角度と探針の長さとに基づいて、探針の根元位置から先端位置までのずれ量を補正量として算出し、この補正量分だけカンチレバーの側面に形成された第2のポイントのマークからずれた位置に補正マークを形成している。
従って、この補正マークと基準線の主線とを一致させるだけで、カンチレバーの取付角度に影響をうけることなく、光学観察装置で観察しながら、探針の先端位置を試料の測定開始位置に対して正確に位置合わせすることができる。
また、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、上記本発明の走査型プローブ顕微鏡において、前記制御部が、前記カンチレバーの取付角度と前記探針の長さとに基づいて、予め前記光軸に直交する平面に沿った前記探針の根元位置から先端位置までの補正量を算出すると共に、算出された補正量分だけ前記基点からずれた位置に前記主線を表示することを特徴とするものである。
この発明に係る走査型プローブ顕微鏡においては、カンチレバーを試料に対してどのような角度で取り付けたとしても、探針の先端位置を試料の測定開始位置に対して正確に位置合わせすることができる。
つまり、角度を付けた状態でカンチレバーを取り付けた場合には、探針の先端位置が根元位置からずれてしまう。なおこのずれ量は、カンチレバーの取付角度と探針の長さとによって決定される。そこで、制御部は、予めカンチレバーの取付角度と探針の長さとに基づいて、探針の根元位置から先端位置までのずれ量を補正量として算出しておく。この際、光学観察装置が観察する光軸に直交する平面に沿ったずれ量を補正量として算出しておく。そして制御部は、この補正量分だけ基点からずれた位置に主線を表示させる。
従って、カンチレバーの側面に形成された第2のポイントのマークを基準線の主線に一致させるだけで、カンチレバーの取付角度に影響をうけることなく、光学観察装置で観察しながら、探針の先端位置を試料の測定開始位置に対して正確に位置合わせすることができる。
本発明に係る走査型プローブ顕微鏡によれば、探針の位置を示すマークを、手間をかけずに安価且つ高精度にカンチレバーに形成することができると共に該カンチレバーを利用して探針の先端位置を試料の狙った測定開始位置に対して正確に位置合わせすることができる。
以下、本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の一実施形態について、図1から図40を参照して説明する。
本実施形態の走査型プローブ顕微鏡1は、図1に示すように、試料Sの上方に配され、先端に探針2aを有するカンチレバー2bと、試料Sとカンチレバー2bとを相対的に移動させるカンチレバー駆動部(移動手段)3と、カンチレバー2b及び試料Sを同一光軸で光学的に観察する光学顕微鏡(光学観察装置)4と、該光学顕微鏡4で観察した観察画像を表示するモニタ5と、これら各構成品及び後述する各構成品を総合的に制御する制御部6とを備えている。
上記試料Sは、試料表面S1に平行なXY方向及び試料表面S1に平行なZ方向の3方向に移動する試料駆動部10上に載置されている。この試料駆動部10は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等からなる圧電素子であり、制御部6からの指示に基づいて試料SをXYZ方向に微小移動させるようになっている。なお、本実施形態の試料駆動部10は、試料Sの測定を行う際に使用されるものである。また、この試料駆動部10は、筐体11上に取り付けられている。
この筐体11は、試料駆動部10を載置する底板部11aと、該底板部11aの両端からそれぞれ上方に向かって延びた側壁部11bと、一方の側壁部11bの上端に設けられた天板部11cとから一体的に構成されている。この天板部11cには、上記光学顕微鏡4が取り付けられており、後述するホルダ本体12の開口12aを通してカンチレバー2b及び試料Sをそれぞれ光学的に観察することができるようになっている。また、光学顕微鏡4は、観察した観察画像を制御部6に出力しており、該制御部6が送られてきた観察画像をモニタ5に表示させている。
また、筐体11の両側壁部11bのうち、他方の側壁部11bの上端にはカンチレバー駆動部3を介してホルダ本体12が取り付けられている。このホルダ本体12は、筐体11の一方の側壁部11bに向かって板状に形成されたものであり、略中間部分に光学顕微鏡4の光路を確保するための開口12aが形成されている。また、ホルダ本体12の下面には、斜面ブロック13を介してプローブ2が着脱自在に固定されている。
上記カンチレバー駆動部3は、上述した試料駆動部10と同様に、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等からなる圧電素子であり、制御部6からの指示に基づいてホルダ本体12を介してプローブ2をXYZ方向に微小移動させるようになっている。なお、本実施形態のカンチレバー駆動部3は、探針2aの先端を位置合わせする際に使用するものである。
上記プローブ2は、上記探針2a及びカンチレバー2bと、カンチレバー2bの基端側を片持ち状態に支持する本体部2cとから構成されている。なお、本実施形態のプローブ2は、自己検知型のプローブであり、カンチレバー2bの撓み(変位)を自身で測定して、撓みに応じた電気的信号を出力信号として制御部6に出力するようになっている。
このプローブ2について具体的に説明すると、図2及び図3に示すように、シリコン支持層20、SiOからなるBOX層21及びシリコン活性層22の3層を熱的に張り合わせたSOI基板23から形成されたものであり、探針2a、カンチレバー2b及び本体部2cが一体的に形成されている。
また、カンチレバー2bと本体部2cとの接合部分であるカンチレバー2bの基端側には、開口24が形成されており、カンチレバー2bは基端側で屈曲して撓み易くなっている。即ち、カンチレバー2bの基端側は、応力が集中する応力集中部として機能するようになっている。なお、この開口24の数は、1つに限定されず、2つ以上形成しても構わないし、形成されていなくても構わない。
また、本体部2c及びカンチレバー2bの基端側には、カンチレバー2bの撓み量に応じて抵抗値が変化するピエゾ抵抗素子25が、開口24を回り込むように形成されている。なお、このピエゾ抵抗素子25は、SOI基板23にイオン注入法や拡散法等により不純物が注入されて形成されたものである。また、このピエゾ抵抗素子25には、アルミニウム等の金属配線26が電気的に接続されており、金属配線26を含む全体的な形状がU字状になるように形成されている。また、金属配線26の端部は、それぞれ外部に電気的に接続するための外部接続端子26aとなっている。
つまり、一方の外部接続端子26aから金属配線26に流れた電流は、開口24を回り込むようにピエゾ抵抗素子25を通った後、他方の金属配線26を介して他方の外部接続端子26aから外部に流れるようになっている。
そして、外部接続端子26aを介して金属配線26にバイアス電圧を印加することにより、カンチレバー2bの撓み、即ち、ピエゾ抵抗素子25に生じる歪みに応じてレベル変化する電気的信号を、出力信号として取り出すことができるようになっている。そして、制御部6は、送られてきた出力信号に基づいてカンチレバー2bの撓みを算出し、試料Sの測定を行うようになっている。
また、本実施形態のカンチレバー2bは、以下に説明する第1のポイントP1の1箇所と、第2のポイントP2の2箇所との合計3箇所に切り欠き状のマークMが形成されている。第1のポイントP1は、探針2aの根元位置からカンチレバー2bの長手方向に向けて延びた第1の延長線L1と、カンチレバー2bの先端面とが交わる位置である。また、第2のポイントP2は、探針2aの根元位置からカンチレバー2bの短手方向に向けて延びた第2の延長線L2と、カンチレバー2bの側面とが交わる位置である。つまり、第1の延長線L1と、第2の延長線L2とが交わる位置に探針2aが形成されている。
上記制御部6は、図1に示すように、光学顕微鏡4から送られてきた観察画像をモニタ5に表示させていると共に、観察画像に基づいて作業者により任意に選択された試料Sの測定開始位置P3を、図4(a)に示すように、観察画像に重ねた状態で基準線Nとしてモニタ5上に表示させている。
本実施形態では、図4(b)に示すように、測定開始位置P3に重ね合わされる基点n0と、該基点n0を通ってカンチレバー2bの短手方向に延びた主線n1と、基点n0を通って主線n1に対して直交する方向に延びた補助線n2とからなる十字線を基準線Nとして表示するようになっている。なお、図4(a)、(c)では、基準線Nの基点n0と測定開始位置P3とを重ね合わせた状態を図示しているので、基点n0の図示を省略している。
また、制御部6は、光学顕微鏡4によってカンチレバー2bを観察し、探針2aの先端位置を位置決めする際に、カンチレバー駆動部3を制御してホルダ本体12及びプローブ2を適宜3次元方向に移動させ、基準線Nに対してカンチレバー2bに形成された3箇所のマークMを一致させるようになっている。これについては、後に詳細に説明する。
ここで、上記プローブ2の製造方法について詳しく説明する。
なお、本実施形態では、図5に示すように、シリコン支持層20と、SiOからなるBOX層21と、シリコン活性層22とを有するSOI(Silicon On Insulater)基板23を利用して、プローブ2を製造する。
初めに、図6に示すように、SOI基板23の表面及び裏面を熱酸化することにより、シリコン酸化膜(SiO)30を形成する。次に、図7に示すように、シリコン活性層22側のシリコン酸化膜30上に、エッチングマスクとなるフォトレジスト膜31を、フォトリソグラフィ技術によって探針2aの位置にパターニングする。そして、図8に示すように、フォトレジスト膜31をマスクとしてシリコン酸化膜30をエッチング加工する。エッチング加工後、図9に示すように、フォトレジスト膜31を除去する。これにより、シリコン酸化膜30が探針2aを形成する位置にパターニングされた状態となる。
次いで、図10に示すように、パターニングされたシリコン酸化膜30をマスクとして、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)やDRIE(Deep Reactive Ion Etching)を行って、シリコン活性層22に探針2aを形成する。探針2aを形成した後、図11に示すように、マスクとしていたシリコン酸化膜30を除去する。そして、図12に示すように、探針2aが形成されたシリコン活性層22及びシリコン支持層20を再度熱酸化することにより、シリコン酸化膜32を再び形成する。
次いで、図13に示すように、シリコン支持層20側にシリコン酸化膜32を全て覆うように、また、探針2aの周辺部分のシリコン酸化膜32上にフォトレジスト膜34をパターニングする。パターニングした後、図14に示すように、フォトレジスト膜34をマスクとして、シリコン酸化膜32をエッチング加工する。エッチング加工後、図15に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜34を除去する。これにより、シリコン酸化膜32が探針2aの周辺にパターニングされた状態となる。
次いで、図16に示すように、シリコン活性層22上にフォトレジスト膜35をパターニングする。このフォトレジスト膜35は、図17に示すように、カンチレバー2b、3箇所のマークM、ピエゾ抵抗素子25の経路となる開口24をパターニングするものである。パターニングした後、図18に示すように、フォトレジスト膜35をマスクとしてシリコン活性層22をエッチング加工する。エッチング加工後、図19に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜35を除去する。これにより、シリコン活性層22に、先端に探針2aを有するカンチレバー2b、3箇所のマークM及び開口24を形成することができる。特に、探針2aが形成されている側からマークMを形成できるので、探針2aに高精度に位置合わせした状態でマークMを形成することができる。
次に、図20に示すように、シリコン活性層22を再度熱酸化して、シリコン酸化膜36を形成する。そして、図21に示すように、シリコン酸化膜36上に、ピエゾ抵抗素子25を形成する以外の領域でフォトレジスト膜37をパターニングする。パターニングした後、図22に示すように、フォトレジスト膜37をマスクとして、シリコン活性層22にイオン注入法等により不純物を注入する。これにより、ピエゾ抵抗素子25を形成することができる。そして、図23に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜37を除去する。
次いで、図24に示すように、シリコン酸化膜36上を全てフォトレジスト膜38で覆うと共に、シリコン支持層20側のシリコン酸化膜32上に、フォトレジスト膜39を、本体部2cの底面形状となるようにパターニングする。そして、図25に示すように、フォトレジスト膜39をマスクとして、シリコン酸化膜32をエッチング加工する。エッチング加工の後、図26に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜38、39を除去する。
次いで、図27に示すように、シリコン支持層20側を全てフォトレジスト膜40で覆うと共に、シリコン活性層22側のシリコン酸化膜36上に、再度ピエゾ抵抗素子25を除く領域にフォトレジスト膜41をパターニングする。そして、図28に示すように、フォトレジスト膜41をマスクとして、シリコン酸化膜36をエッチング加工する。そして、図29に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜40、41を除去する。これにより、ピエゾ抵抗素子25を覆っているシリコン酸化膜36の一部を除去することができる。
次いで、図30に示すように、シリコン活性層22側のシリコン酸化膜32上に蒸着やスパッタリング等によりアルミニウム等の金属膜41を成膜する。この際、上述した工程でシリコン酸化膜32の一部が除去されているので、金属膜41とピエゾ抵抗素子25とが電気的に接続される。そして、図31に示すように、金属膜41上に金属配線26の形状でフォトレジスト膜42をパターニングする。パターニングした後、図32に示すように、フォトレジスト膜42をマスクとして金属膜41をエッチング加工する。これにより、金属膜41から、ピエゾ抵抗素子25に電気的に接続された金属配線26を形成することができる。そしてエッチング加工した後、図33に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜42を除去する。
次いで、図34に示すように、シリコン支持層20側をフォトレジスト膜43で全て覆うと共に、シリコン活性層22側のシリコン酸化膜36上に、探針2aの周辺以外の領域にフォトレジスト膜44をパターニングする。そして、図35に示すように、フォトレジスト膜44をマスクとして、シリコン酸化膜36をエッチング加工する。エッチング加工した後、図36に示すように、フォトレジスト膜43、44を除去する。
次いで、図37に示すように、再度シリコン活性層22の上部全体をフォトレジスト膜45で覆う。そして、図38に示すように、シリコン支持層20上にパターニングされているシリコン酸化膜32をマスクとして、シリコン支持層20を、水酸化カリウム(KOH)やテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)等のアルカリ性エッチャントによる異方性エッチング、又は、DRIEによりエッチング加工する。この際、BOX層21でストップするように反応速度等が設定されている。そして、図39に示すように、マスクとしていたシリコン酸化膜32を除去すると共に、露出しているBOX層21をエッチング加工する。これにより、カンチレバー2b及び本体部2cを形成することができる。
そして最後に、シリコン活性層22側を覆っていたフォトレジスト膜45を除去することで、図2及び図3に示すように、3箇所のマークMが形成された自己検知型のプローブ2を製造することができる。
次に、このように製造されたプローブ2を有する走査型プローブ顕微鏡1により、探針2aの先端位置を試料Sの測定開始位置P3に位置合わせする場合について説明する。
まず始めに、図1に示すように、試料駆動部10上に試料Sをセットすると共に、斜面ブロック13にプローブ2を装着する。この際、試料表面S1とカンチレバー2bとのなす角度が所定角度になるように調整を行う。次いで、光学顕微鏡4により試料Sの表面を光学的に観察して、観察画像を図4(a)に示すようにモニタ5に表示させる。作業者は、この観察画像に基づいて、試料Sの測定開始位置P3を特定する。例えば、マウス等を使用して画面上をクリックして特定する。すると制御部6は、図4(a)に示すように、
図4(b)に示す基準線N、即ち、基点n0、主線n1及び補助線n2からなる十字線を、特定された測定開始位置P3に観察画像に重ねた状態でモニタ5上に表示させる。つまり、基準線Nの基点n0を測定開位置位置P3に重ね合わせる。これにより、試料Sの測定開始位置P3を基準線Nで指し示すことができる。
なお、基準線Nを重ね合わせる際に、例えば、作業者が測定開始位置P3をクリックした時点で、基準線Nが表示されるように設計されていても構わないし、モニタ5上に予め基準線Nが表示されていて、測定開始位置P3を特定した後に該測定開始位置P3に基点n0を重ね合わせるように基準線Nを移動させて表示するように設計しても構わない。
そして、測定開始位置P3に基準線Nをセットした後、再度光学顕微鏡4を利用してカンチレバー2bを光学的に観察する。この際、先ほど試料Sを観察したときと同一の光軸で観察を行う。ここで、カンチレバー2bには、予め第1のポイントP1である先端面の1箇所と、第2のポイントP2である側面の2箇所との合計3箇所に、探針2aの根元位置を示すマークMが形成されている。そのため、図4(a)に示すように、カンチレバー2bを観察する際に、作業者はこのマークMをモニタ5上で観察することができる。
そして、制御部6によりカンチレバー駆動部3を適宜作動させて、カンチレバー2bと試料Sとを相対的に移動させ、基準線Nに対してマークMを一致させる。つまり、図4(c)に示すように、カンチレバー2bの側面に形成された2箇所のマークMを、測定開始位置P3に基点n0が重ね合わされた基準線Nの主線n1に対して一致させると共に、カンチレバー2bの先端面に形成された1箇所のマークMを補助線n2に対して一致させる。このように十字線に対して3箇所のマークMを一致させることで、探針2aの先端位置を測定開始位置P3に位置合わせすることができる。特に本実施形態の場合には、マークMが3箇所に形成されているので、観察時に見易く、また、十字線に合わせ易い。
その結果、探針2aの先端の位置を直接確認することができなくても、上述したように狙った測定開始位置P3に対して探針2aの先端位置を位置合わせすることができる。特に、マークMは従来のものと異なり、カンチレバー2bの先端面及び側面に形成されているので、マークMの位置と探針2aの根元位置との誤差を従来よりも小さくすることができる。よって、探針2aの先端位置を測定開始位置P3に対して従来よりも正確に位置合わせすることができる。
また、従来よりも少ない工程でマークMと探針2aとを形成できるので、製造工程を減らすことができ、時間と手間の軽減化を図ることができると共に製造コストを抑えることができる。
上述したように、探針2aの位置を示すマークMをカンチレバー2bの先端面(第1のポイントP1)及び側面(第2のポイントP2)に形成しているので、該カンチレバー2bを、手間をかけずに安価に製造できると共に探針2aの位置を示すマークMを従来よりも高精度に作ることができる。よって、このカンチレバー2bを利用して、探針2aの先端位置を試料Sの狙った測定開始位置P3に対して正確に位置合わせすることができる。
なお、探針2aの先端位置を試料Sの測定開始位置P3に位置合わせした後は、試料Sの測定、例えば、試料Sの表面形状を測定する。この場合には、まず試料駆動部10により探針2aと試料Sとを相対的に移動させて、探針2aにより試料Sの表面の走査を開始する。また、この走査を行っている際、カンチレバー2bは試料表面S1の凹凸に応じて上下に撓んで変形しようとするので、ピエゾ抵抗素子25の抵抗値が変化する。そして、ピエゾ抵抗素子25は、この撓みに応じた出力信号を制御部6に出力する。制御部6は、この出力信号が一定となるように試料駆動部10をZ方向にフィードバック制御する。これにより、探針2aと試料Sとの距離を、カンチレバー2bの撓みが一定となるように制御した状態で走査することができる。また、制御部6は、試料駆動部10を上下させる信号に基づいて、試料Sの表面形状を測定することができる。
特に、本実施形態の走査型プローブ顕微鏡1によれば、試料Sを開始する前に、探針2aの先端位置を狙った測定開始位置P3に正確に位置合わせすることができるので、正確な試料Sの測定を行うことができる。
なお、上記実施形態では、カンチレバー2bに切り欠き状のマークMを形成した場合を例にしたが、図40に示すように、突起状のマークMを有するプローブ50であっても構わない。この場合であっても、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。以下、このプローブ50の製造方法について、図41から図54を参照して説明する。なお、これら図41から図54においては、カンチレバー2bを先端面側から見た断面図を図示している。
まず、図41に示すように、SOI基板23の表面及び裏面を熱酸化することにより、シリコン酸化膜(SiO)51を形成する。そして、図42に示すように、シリコン活性層22側のシリコン酸化膜51上に、エッチングマスクとなるフォトレジスト膜52を、フォトリソグラフィ技術によって探針2a及びマークMの位置にパターニングする。即ち、図43に示すようにパターニングする。そして、図44に示すように、フォトレジスト膜52をマスクとしてシリコン酸化膜51をエッチング加工する。エッチング加工後、図45に示すように、フォトレジスト膜52を除去する。これにより、シリコン酸化膜51が探針2a及びマークMを形成する位置にパターニングされた状態となる。
次いで、図46に示すように、パターニングされたシリコン酸化膜51をマスクとして、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)やDRIE(Deep Reactive Ion Etching)を行って、シリコン活性層22に探針2a及びマークMを形成する。そして、図47に示すように、マスクとしていたシリコン酸化膜51を除去する。そして、図48に示すように、探針2a及びマークMが形成されたシリコン活性層22及びシリコン支持層20上を熱酸化することにより、シリコン酸化膜52を再度形成する。
次いで、図49に示すように、探針2aの周辺部分のシリコン酸化膜52上にフォトレジスト膜53をパターニングすると共に、シリコン支持層20側のシリコン酸化膜52上にフォトレジスト膜54を形成する。パターニングした後、図50に示すように、フォトレジスト膜53をマスクとして、シリコン酸化膜52をエッチング加工する。エッチング加工後、図51に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜53、54を除去する。これにより、シリコン酸化膜32が探針2aの周辺にパターニングされた状態となる。
次いで、図52に示すように、シリコン活性層22上にフォトレジスト膜55をパターニングする。この際、図53に示すように、3箇所のマークMの一部を覆うようにフォトレジスト膜55をパターニングする。パターニングした後、図54に示すように、フォトレジスト膜55をマスクとしてシリコン活性層22をエッチング加工する。エッチング加工後、図55に示すように、マスクとしていたフォトレジスト膜55を除去する。これにより、シリコン活性層22に、探針2aと3箇所のマークMと開口24とが形成されたカンチレバー2bを形成することができる。
特に、探針2aが形成されている側からマークMを形成できるので、探針2aの位置に高精度に位置合わせした状態でマークMを形成することができる。しかも、この製造方法では、図46に示すように、同じタイミングで探針2aとマークMとを同時に形成することができるので、マークMの位置と探針2aの位置との誤差をさらになくすことができ、より好ましい。また、これ以降の工程は、図20から図39に示す場合と同様であるため説明を省略する。
また、上記実施形態では、ピエゾ抵抗素子25を有する自己検知型のプローブ2を例に挙げて説明したが、自己検知型でなく、図56に示すように光てこ方式にてカンチレバー2bの撓みを測定するように構成しても構わない。つまり、レーザ光Lを照射するレーザ光源60と、照射されたレーザ光Lを、ホルダ本体12の開口12aを通してカンチレバー2bの背面に形成された図示しない反射面に向けて反射させるハーフミラー61と、反射面で反射されホルダ本体12の開口12aを通過してきたレーザ光Lをレーザ受光部63に反射させるミラー62と、ミラー62で反射されたレーザ光Lを受光するレーザ受光部63とからなる変位測定手段64を設ければ良い。
上記レーザ光源60は、レーザ光源駆動部65を介してホルダ本体12上に固定されており、略水平方向にレーザ光Lを照射している。また、ハーフミラー61は、光学顕微鏡4とカンチレバー2bとの間に配置されるように図示しない架台に支持されている。また、ミラー62は、このハーフミラー61に隣接するように、やはり図示しない架台によって支持されている。レーザ受光部63は、レーザ光源60と同様にホルダ本体12上に固定されている。このレーザ受光部63は、例えば、4分割フォトディテクタであり、レーザ光Lの入射位置に基づいて、カンチレバー2bの撓み変化を検出していると共に、検出したカンチレバー2bの撓み変化をDIF信号として制御部6に出力している。なお、この光てこ方式の場合、制御部6は、自己検知型のプローブ2と同様に送られてきたDIF信号が一定となるように試料駆動部10をフィードバック制御する。
このように光てこ方式であっても、自己検知型の場合と同じ作用効果を奏することができる。特に、従来のようにカンチレバー2bの背面にマークMを形成していないので、レーザの反射に何ら影響を与えることがない。そのため、カンチレバー2bの変位を高精度に測定することができ、測定結果の信頼性を向上することができる。
また、従来のようにマークMの影響を受けて、レーザ光Lの反射効率が低下する恐れもない。更には、従来のものとは異なり、カンチレバー2bの背面にマークMがなく、且つ側面のマークMを基準にして探針2aの根元に対向する位置にレーザ光Lを正確に照射できる。そのため、厚みが薄いカンチレバー2bであっても、レーザ光Lを透過させてしまう恐れがなく、レーザ光Lの検出を確実に行うことができる。
また、光てこ方式の場合には、探針2aの先端を位置合わせする前に、初期設定としてレーザ光Lが反射面に確実に入射するように、光学顕微鏡4で確認しながらレーザ光Lの位置調整を行うが、この場合においても従来のようにカンチレバー2bの背面にマークMが形成されていないので、正確な調整を行うことができる。
また、上記実施形態では、カンチレバー2bに3箇所のマークMを形成したが、少なくとも第1のポイントP1又は第2のポイントP2のうちいずれか一方のポイントにマークMが形成されていれば構わない。
例えば、図57(a)に示すように、第2のポイントP2であるカンチレバー2bの側面の2箇所だけにマークMを形成しても構わない。この場合の制御部6は、図57(b)に示すように、十字線ではなく、測定開始位置P3に重ね合わされる基点n0と、該基点n0を通ってカンチレバー2bの短手方向に延びた主線n1と、基点n0からカンチレバー2bの幅の略半分だけ間を空けた状態で主線n1に対して直交する方向に延びた2本の補助線n3とからなる基準線N’を表示させるように設定されている。なお、図57(a)、(c)では、基準線N’の基点n0と測定開始位置P3とを重ね合わせた状態を図示しているので、基点n0の図示を省略している。
なお、基準線N’を重ね合わせる場合には、上述した実施形態と同様に例えば、作業者が測定開始位置P3をクリックした時点で、基準線N’が表示されるように設計されていても構わないし、モニタ5上に予め基準線N’が表示されていて、測定開始位置P3を特定した後に該測定開始位置P3に基点n0を重ね合わせるように基準線N’を移動させて表示するように設計しても構わない。いずれにしても、測定開始位置P3に基点n0を重ね合わせることで、試料Sの測定開始位置P3を基準線N’で指し示すことができる。
その後図57(c)に示すように、2箇所のマークMを、主線n1上に一致させると共に、2本の補助線n3の間にカンチレバー2bが入るように位置合わせすることで、探針2aの先端位置を測定開始位置P3に正確に位置合わせすることができる。
なお、この場合において、制御部6が基点n0を中心として主線n1と補助線n3との距離を任意の倍率に変更できるように設定すると良い。こうすることで、カンチレバー2bを観察する際に、光学顕微鏡4がどのような倍率であっても、該倍率に合わせて主線n1と補助線n3との距離を変更することができる。従って、マークMと基準線N’とを容易且つ正確に位置合わせすることができ、使い易さが向上する。
また、図58(a)に示すように、第1のポイントP1であるカンチレバー2bの先端面のみに1箇所のマークMを形成しても構わない。この場合の制御部6は、図58(b)に示すように、十字線ではなく、測定開始位置P3に重ね合わされる基点n0と、該基点n0を通ってカンチレバー2bの長手方向に延びた主線n4と、基点n0から探針2aの根元位置と先端面との距離部だけ間を空けた状態で主線n4に対して直交する方向に延びた補助線n5とからなる基準線N’’を表示させるように設定されている。なお、図58(a)、(c)では、基準線N’’の基点n0と測定開始位置P3とを重ね合わせた状態を図示しているので、基点n0の図示を省略している。
なお、基準線N’’を重ね合わせる場合には、上述した実施形態と同様に例えば、作業者が測定開始位置P3をクリックした時点で、基準線N’’が表示されるように設計されていても構わないし、モニタ5上に予め基準線N’’が表示されていて、測定開始位置P3を特定した後に該測定開始位置P3に基点n0を重ね合わせるように基準線N’’を移動させて表示するように設計しても構わない。いずれにしても、測定開始位置P3に基点n0を重ね合わせることで、試料Sの測定開始位置P3を基準線N’’で指し示すことができる。
その後図58(c)に示すように、主線n4にマークMを一致させると共に、補助線n5に先端面を一致させるようにカンチレバー2bを位置合わせすることで、探針2aの先端位置を測定開始位置P3に正確に位置合わせすることができる。
なお、この場合においても、2箇所にマークMを形成した場合と同様に、制御部6が基点n0を中心として主線n4と補助線n5との距離を任意の倍率に変更できるように設定すると良い。こうすることで、カンチレバー2bを観察する際に、光学顕微鏡4がどのような倍率であったとしても、該倍率に合わせて主線n4と補助線n5との距離を変更することができる。従って、マークMと基準線Nとを容易且つ正確に位置合わせすることができ、使い易さが向上する。
更に、この場合において、図58(c)に示すように、主線n4を間に挟んで該主線n4と平行に配置されるように副補助線n6を表示させても構わない。こうすることで、副補助線n6を参照してカンチレバー2bの平行度を確認することができる。よって、基準線N’’とマークMとをより位置合わせし易い。
また、図59(a)に示すように、カンチレバー2bの側面に2つの補正マークM’を形成するとより好ましい。この補正マークM’は、カンチレバー2bの取付角度と探針2aの長さとに基づいて算出された、探針2aの根元位置から先端位置までの補正量(長さZ)分だけ、第2のポイントP2に形成されたマークMからずれた位置に形成されたマークである。こうすることで、カンチレバー2bを試料Sに対してどのような角度で取り付けたとしても、探針2aの先端位置を試料Sの測定開始位置P3に対してより正確に位置合わせすることができる。
つまり、特に大きな角度を付けた状態でカンチレバー2bを取り付けた場合には、図59(b)に示すように、探針2aの先端位置が根元位置からずれてしまう。なお、このずれ量Zは、カンチレバー2bの取付角度θと探針2aの長さとによって決定される。そこで、予めカンチレバー2bの取付角度θと探針2aの長さとに基づいて、探針2aの根元位置から先端位置までのずれ量Zを補正量として算出し、この補正量分だけ第2のポイントP2に形成されたマークMからずれた位置に補正マークM’を形成する。
従って、この補正マークM’と基準線Nの主線n1とを一致させるだけで、カンチレバー2bの取付角度θが特に大きな場合であっても、取付角度θに影響を受けることなく、探針2aの先端位置を試料Sの測定開始位置P3に対してより正確に位置合わせすることができる。
また、この場合であっても、第2のポイントP2にマークMが形成されているので、光てこ方式を採用する場合には、このマークMを基準として、探針2aの根元に対向する位置にレーザ光を照射することができる。
また、カンチレバー2bの取付角度θが特に大きい場合には、カンチレバー2bに上述した補正マークM’を形成するのではなく、基準線N側をずらしても構わない。
つまり、カンチレバー2bに3箇所のマークMが形成されている場合、若しくは、2箇所のマークMが形成されている場合に、モニタ5に表示する主線n1の位置を、図60に示すように、基点n0から長さXだけずらして表示させる。
具体的に説明すると、図59(b)に示すように、特に大きな角度を付けた状態でカンチレバー2bを取り付けた場合には、探針2aの先端位置が根元位置からずれてしまう。
そこで、制御部6は、予めカンチレバー2bの取付角度θと探針2aの長さとに基づいて、探針2aの根元位置から先端位置までのずれ量Xを補正量として算出しておく。この際、制御部6は、上述した補正マークM’の場合と異なり、光学顕微鏡4が観察する光軸に直交する平面に沿ったずれ量Xを算出しておく。これは、光学顕微鏡4が常に光軸方向から観察している為である。そして、制御部6は、このずれ量Xを補正量と算出した後、上述したように、主線n1を基点n0から長さXだけずらして表示させる。
従って、カンチレバー2bの側面に形成された第2のポイントP2のマークMを、主線n1に一致させるだけで、カンチレバー2bの取付角度θが特に大きな場合であっても、取付角度θに影響を受けることなく、探針2aの先端位置を試料Sの測定開始位置P3に対して正確に位置合わせすることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、光学顕微鏡をカンチレバーの上方に配置した構成にしたが、例えば、試料の下方に配置し、下側から観察を行うように構成しても構わない。この場合であっても、カンチレバーの先端面又は側面の少なくともいずれか側にマークが形成されているので、従来のものとは異なり下側からでも確実にマークを確認することができ、探針の先端位置を測定開始位置に合わせることができる。
本発明の一実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成図である。 図1に示す走査型プローブ顕微鏡を構成するプローブの上面図である。 図2に示すプローブのA−A’線の断面図である。 図1に示す走査型プローブ顕微鏡のモニタに表示された観察画像を示した図であって、(a)は測定開始位置に基準線をセットした後、カンチレバーを観察した状態を示した図であって、(b)は(a)に示す基準線を示した図であって、(c)は基準線にカンチレバーのマークを一致させた状態を示す図である。 図2に示すプローブの製造方法の一例を示した工程図であって、スタート基板であるSOI基板を示した側面図である。 図5に示す状態から、シリコン活性層及びシリコン支持層にシリコン酸化膜を形成した状態を示す図である。 図6に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上に、フォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図7に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜をエッチング加工してパターニングした状態を示す図である。 図8に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図9に示す状態から、パターニングしたシリコン酸化膜をマスクとして、シリコン活性層をエッチング加工して探針を形成した状態を示す図である。 図10に示す状態から、シリコン酸化膜を除去した状態を示す図である。 図11に示す状態から、シリコン活性層及びシリコン支持層上に再度シリコン酸化膜を形成した状態を示す図である。 図12に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上に、フォトレジスト膜を形成した状態を示す図である。 図13に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜をエッチング加工した状態を示す図である。 図14に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図15に示す状態から、シリコン活性層上にフォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図16に示すフォトレジスト膜のパターニング形状を示す図である。 図16に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン活性層をエッチング加工した状態を示す図である。 図18に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図19に示す状態から、シリコン活性層上に再度シリコン酸化膜を形成した状態を示す図である。 図20に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上に、フォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図21に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン活性層にピエゾ抵抗素子を形成した状態を示す図である。 図22に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図23に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上にフォトレジスト膜を形成すると共に、シリコン支持層側のシリコン酸化膜上にフォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図24に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン支持層側のシリコン酸化膜をエッチング加工した状態を示す図である。 図25に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図26に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上にフォトレジスト膜を再度パターニングすると共に、シリコン支持層側のシリコン酸化膜上にフォトレジスト膜を形成した状態を示す図である。 図27に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとして、シリコン活性層側のシリコン酸化膜をエッチング加工した状態を示す図である。 図28に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図29に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上に金属膜を成膜した状態を示す図である。 図30に示す状態から、金属膜上にフォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図31に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとして金属膜をエッチング加工して金属配線を形成した状態を示す図である。 図32に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図33に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上にフォトレジスト膜を再度パターニングすると共に、シリコン支持層上にフォトレジスト膜を形成した状態を示す図である。 図34に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜をエッチング加工した状態を示す図である。 図35に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図36に示す状態から、シリコン活性層上にフォトレジスト膜を再度形成した状態を示す図である。 図37に示す状態から、シリコン支持層上にパターニングされているシリコン酸化膜をマスクとしてシリコン支持層をエッチングした状態を示す図である。 図38に示す状態から、シリコン支持層側に露出しているBOX層をエッチング加工した状態を示す図である。 本発明に係る走査型プローブ顕微鏡を構成するプローブの変形例を示した図であって、突起状のマークが形成されたプローブを示す図である。 図40に示すプローブの製造方法の一例を示した工程図であって、シリコン活性層及びシリコン支持層にシリコン酸化膜を形成した状態を示す図である。 図41に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上に、フォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図42に示すフォトレジスト膜のパターニング形状を示す図である。 図42に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜をエッチング加工してパターニングした状態を示す図である。 図44に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図45に示す状態から、パターニングしたシリコン酸化膜をマスクとして、シリコン活性層をエッチング加工して探針及びマークを形成した状態を示す図である。 図46に示す状態から、シリコン酸化膜を除去した状態を示す図である。 図47に示す状態から、シリコン活性層及びシリコン支持層上に再度シリコン酸化膜を形成した状態を示す図である。 図48に示す状態から、シリコン活性層側のシリコン酸化膜上に、フォトレジスト膜を形成した状態を示す図である。 図49に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン酸化膜をエッチング加工した状態を示す図である。 図50に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 図51に示す状態から、シリコン活性層上に再度フォトレジスト膜をパターニングした状態を示す図である。 図52に示すフォトレジスト膜のパターニング形状を示す図である。 図53に示す状態から、フォトレジスト膜をマスクとしてシリコン活性層をエッチング加工した状態を示す図である。 図40に示す状態から、フォトレジスト膜を除去した状態を示す図である。 本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の変形例を示した図であって、光てこ方式によりカンチレバーの変位を測定する走査型プローブ顕微鏡を示す図である。 カンチレバーの側面の2箇所にマークが形成されたプローブを有する走査型プローブ顕微鏡の観察画像を示した図であって、(a)は測定開始位置に基準線をセットした後、カンチレバーを観察した状態を示した図であって、(b)は(a)に示す基準線を示した図であって、(c)は基準線にカンチレバーのマークを一致させた状態を示す図である。 カンチレバーの先端面の1箇所にマークが形成されたプローブを有する走査型プローブ顕微鏡の観察画像を示した図であって、(a)は測定開始位置に基準線をセットした後、カンチレバーを観察した状態を示した図であって、(b)は(a)に示す基準線を示した図であって、(c)は基準線にカンチレバーのマークを一致させた状態を示す図である。 (a)は、カンチレバーの側面に、カンチレバーの取付角度及び探針の長さに基づいて算出した補正量分だけずらした補正マークを形成したプローブを示す図であって、(b)はカンチレバーを角度を付けた状態で取り付けた状態を示す図である。 カンチレバーの短手方向に延びた主線を、カンチレバーの取付角度及び探針の長さに基づいて算出した補正量分だけずらした十字線を示す図である。 従来の問題点を説明するための図であって、角度がついた状態でカンチレバーが取り付けられている状態を示す図である。
符号の説明
L1 第1の延長線
L2 第2の延長線
M マーク
M’ 補正マーク
n0 基点
n1、n4 主線
n2、n3、n5 補助線
N、N’、N’’ 基準線
P1 第1のポイント
P2 第2のポイント
P3 測定開始位置
S 試料
1 走査型プローブ顕微鏡
2a 探針
2b カンチレバー
3 カンチレバー駆動部(移動手段)
4 光学顕微鏡(光学観察装置)
5 モニタ
6 制御部


Claims (7)

  1. 試料の上方に配置され、先端に探針を有するカンチレバーと、
    前記探針の根元位置から前記カンチレバーの長手方向に延びた第1の延長線と、カンチレバーの先端面とが交わる第1のポイント、又は、前記探針の根元位置から前記カンチレバーの短手方向に延びた第2の延長線と、カンチレバーの側面とが交わる第2のポイントのうち少なくともいずれか一方のポイントに形成されたマークと、
    前記試料と前記カンチレバーとを相対的に移動させる移動手段と、
    前記カンチレバー及び前記試料を同一光軸で光学的に観察する光学観察装置と、
    該光学観察装置で観察した観察画像を表示するモニタと、
    前記観察画像に基づいて選択された前記試料の測定開始位置を、該観察画像に重ねた状態で基準線として前記モニタ上に表示させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記カンチレバーを観察する際に、前記移動手段を制御して前記基準線と前記マークとを一致させることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡において、
    前記マークは、前記第1のポイント及び前記第2のポイントの両方に形成され、
    前記基準線は、前記測定開始位置に重ね合わされる基点と、該基点を通って前記カンチレバーの短手方向に延びた主線と、基点を通って主線に対して直交する方向に延びた補助線とからなる十字線であることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  3. 請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡において、
    前記マークは、前記第2のポイントに形成され、
    前記基準線は、前記測定開始位置に重ね合わされる基点と、該基点を通って前記カンチレバーの短手方向に延びた主線と、基点からカンチレバーの幅の略半分だけ間を空けた状態で前記主線に対して直交する方向に延びた2本の補助線とからなることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  4. 請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡において、
    前記マークは、前記第1のポイントに形成され、
    前記基準線は、前記測定開始位置に重ね合わされる基点と、該基点を通って前記カンチレバーの長手方向に延びた主線と、基点から前記探針の根元位置と前記先端面との距離分だけ間を空けた状態で前記主線に対して直交する方向に延びた補助線とからなることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  5. 請求項3又は4に記載の走査型プローブ顕微鏡において、
    前記制御部は、前記基点を中心として、前記主線と前記補助線との距離を任意の倍率に変更することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  6. 請求項2又は3に記載の走査型プローブ顕微鏡において、
    前記カンチレバーの側面には、前記カンチレバーの取付角度と前記探針の長さとに基づいて算出された、前記探針の根元位置から前記探針の先端位置までの補正量分だけ、前記第2のポイントに形成されたマークからずれた位置に補正マークが形成されていることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  7. 請求項2又は3に記載の走査型プローブ顕微鏡において、
    前記制御部は、前記カンチレバーの取付角度と前記探針の長さとに基づいて、予め前記光軸に直交する平面に沿った前記探針の根元位置から先端位置までの補正量を算出すると共に、算出された補正量分だけ前記基点からずれた位置に前記主線を表示することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
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