JP2005162744A - 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オレフィンを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化し、長期にわたり安定して、かつ高収率で対応する不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造する方法を提供する。
【解決手段】(A)触媒として、Mo、Bi、及びSi系の複合酸化物で、Moに対するSiの含有比率が異なる2種以上の複合酸化物を用い、(B)反応器を管軸方向に分割し、触媒を充填する複数の反応帯を設け、(C)該複数の反応帯のそれぞれに対し、原料ガス入口から出口に向かってMoに対するSiの含有量比が大きくなるように上記2種以上の複合酸化物触媒を充填することを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】(A)触媒として、Mo、Bi、及びSi系の複合酸化物で、Moに対するSiの含有比率が異なる2種以上の複合酸化物を用い、(B)反応器を管軸方向に分割し、触媒を充填する複数の反応帯を設け、(C)該複数の反応帯のそれぞれに対し、原料ガス入口から出口に向かってMoに対するSiの含有量比が大きくなるように上記2種以上の複合酸化物触媒を充填することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、オレフィンを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化し、長期にわたり安定して、かつ高収率で対応する不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造する方法に関する。
プロピレン、イソブチレンなどのオレフィンを、複合酸化物触媒の存在下に分子状酸素により気相接触酸化して、それぞれ対応するアクロレイン、メタクロレインなどの不飽和アルデヒドおよびアクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸を製造する方法については、従来から数多くの提案がなされ、既に一部は工業的に実施されている。
この製造反応は、固定床多管式反応器を用いて行われるが、大きな発熱を伴う反応のために、特に原料ガス入口側にホットスポット(異常高温部)を生じ易く、このため過度の酸化反応による収率の低下と、触媒劣化が加速されることによる触媒寿命が低下する問題を生じる。特に、単位触媒あたりの生産量を高めるために原料のオレフィン濃度を高くしたり、空間速度を大きくしようとするとこの問題はさらに増大する。結果的に、長期にわたり安定して、かつ高収率で対応する不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造ことは実際上困難であった。
従来から、上記ホットスポットを抑え、生産性と触媒寿命を改善するための製造方法が提案されている。例えば、特許文献1には、複合酸化物触媒中のBiおよびFeの量を変更した触媒を、原料ガス入口から出口に向かってBiおよびFeの量が少なくなるように充填した固定床管式反応器を用いて反応させる方法が開示されている。
また、特許文献2には、含有されるアルカリ土類元素の種類及び/又は量を変更した活性の異なる複数個の触媒を調製し、これらを、各反応管内の触媒層を管軸方向に2層以上に分割した複数個の反応帯に原料ガスの入口から出口に向って触媒活性が高くなるように充填した固定床管式反応器を用いて反応させる方法が開示されている。
更に、特許文献3、特許文献4には、触媒組成を事実上変更せずに焼成温度の異なる複数個の触媒を調製し、これらを、各反応管内の触媒層を管軸方向に2層以上に分割した複数個の反応帯に、原料ガスの入口側ほど高温度で焼成し調製した触媒を充填した固定床管式反応器を用いて反応させる方法が開示されている。
しかしながら、これら従来技術による場合、それなりに効果は得られるものの、必ずしも満足のいくものではなく、ホットスポットに起因する問題を十分に解決するための新たな方法が求められている。
特開2001-48817号公報
特許2809476号公報
特開平10−168003号公報
特許3139285号公報
上記のような従来技術に鑑み、本発明の目的は、Mo−Bi系複合酸化物触媒の存在下にオレフィン、特にプロピレンを気相酸化する場合において、ホットスポットに起因する問題を解決する新たなる手段を提供し、長期にわたり安定して、かつ高収率で不飽和アルデヒド、特にアクロレインおよび不飽和カルボン酸、特にアクリル酸を製造する方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を進めたところ、特定の組成を有するMo−Bi系複合酸化物触媒であって、成分中のMoに対するSiの含有量の異なる複数種の触媒を使用し、かつ固定床管式反応管を分割して触媒を充填する複数の反応帯を設け、これらの複数の反応帯のそれぞれに対して、原料ガス入口から出口に向って上記複数種の触媒を充填した反応器を使用するという新たな方法を採用することにより、上記課題を解決できることを見出した。
即ち、本発明は、下記の要旨を有することを特徴とするものである。
(1)固定床管型反応器を用いてオレフィンを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化して不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造する方法において、
(A)触媒として下記の式(1)
MoaBibCocNidFeeXfYgZhQiSijOk (1)
(式中、Xは、Na、K、Rb、Cs及びTlからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Yは、B、P、As及びWからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Zは、Mg、Ca、Zn、Ce及びSmからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Qはハロゲン原子を示す。aからkはそれぞれの元素の原子比を表わし、a=12のとき、0.5≦b≦7、0≦c≦10、0≦d≦10、0≦c+d≦10、0.05≦e≦3、0.0005≦f≦3、0≦g≦3、0≦h≦1、0≦i≦0.5、0≦j≦40、であり、またkは他の元素の酸化状態を満足させる数値である。)
で表され、かつMoに対するSiの原子比が異なる2種以上の複合酸化物触媒を用い、
(B)反応器を管軸方向に分割して触媒を充填する複数の反応帯を設け、
(C)該複数の反応帯のそれぞれに対し、原料ガス入口から出口に向かってMoに対するSiの原子比が大きくなるように上記2種以上の複合酸化物触媒を充填することを特徴とする不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法。
(2)原料ガス入口側の触媒のMoに対するSiの原子比を1とした場合、ガス出口側の触媒のMoに対するSiの原子比が1より大きくかつ10以下になるように2種以上の複合酸化物触媒を充填する上記(1)に記載の製造方法。
(3)反応帯の数が2〜4である上記(1)又は(2)に記載の製造方法。
(4)オレフィンがプロピレンであり、不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸がそれぞれ、アクロレイン及びアクリル酸である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(1)固定床管型反応器を用いてオレフィンを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化して不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造する方法において、
(A)触媒として下記の式(1)
MoaBibCocNidFeeXfYgZhQiSijOk (1)
(式中、Xは、Na、K、Rb、Cs及びTlからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Yは、B、P、As及びWからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Zは、Mg、Ca、Zn、Ce及びSmからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Qはハロゲン原子を示す。aからkはそれぞれの元素の原子比を表わし、a=12のとき、0.5≦b≦7、0≦c≦10、0≦d≦10、0≦c+d≦10、0.05≦e≦3、0.0005≦f≦3、0≦g≦3、0≦h≦1、0≦i≦0.5、0≦j≦40、であり、またkは他の元素の酸化状態を満足させる数値である。)
で表され、かつMoに対するSiの原子比が異なる2種以上の複合酸化物触媒を用い、
(B)反応器を管軸方向に分割して触媒を充填する複数の反応帯を設け、
(C)該複数の反応帯のそれぞれに対し、原料ガス入口から出口に向かってMoに対するSiの原子比が大きくなるように上記2種以上の複合酸化物触媒を充填することを特徴とする不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法。
(2)原料ガス入口側の触媒のMoに対するSiの原子比を1とした場合、ガス出口側の触媒のMoに対するSiの原子比が1より大きくかつ10以下になるように2種以上の複合酸化物触媒を充填する上記(1)に記載の製造方法。
(3)反応帯の数が2〜4である上記(1)又は(2)に記載の製造方法。
(4)オレフィンがプロピレンであり、不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸がそれぞれ、アクロレイン及びアクリル酸である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
本発明の方法によれば、ホットスポットの発生に伴う暴走反応や過度の酸化反応による副生物の生成を抑制し、高選択率かつ高収率で目的とする不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造することができる。さらに、熱負荷による触媒の劣化が防止され、触媒を長時間安定して使用することができるため、生産性も大幅に向上させることが可能になる。
本発明により何故に上記のような優れた効果が達成されるかについては必ずしも明らかではないが、以下のように推測される。
本発明で使用するモリブデン−ビスマス系複合酸化物触媒は、上記した式(1)で表される触媒である。
本発明では、上記組成を有する複合酸化物触媒であって、Moに対するSiの含有比率が異なる2種以上の触媒が使用される。この場合、Moの原子比を12とした場合、Siは0〜40、好ましくは0.5〜30の範囲で異なる触媒が使用される。そして、本発明では、Moに対するSiの原子比が異なる触媒、例えば、原料ガス入口側の触媒のMoに対するSiの原子比を1とした場合、ガス出口側の触媒のMoに対するSiの原子比が好ましくは1〜10、特に好ましくは2〜5の範囲で異なる2種類以上の触媒が使用される。
一方、本発明では、固定床管型反応器の反応器の触媒層を管軸方向に2層以上に分割して2以上の反応帯を設ける。反応器の分割は、分割数が多くなればそれだけホットスポットの抑制が容易になるが、通常、好ましくは、2〜4、好ましくは2又は3の反応帯を形成するように分割される。使用する反応管の本数、触媒の充填する長さ、反応管径は、運転条件や生産能力などによって異なり適宜決定される。
本発明では、上記2つ以上の複数に分割された反応器の反応帯に対して、上記したMoに対するSiの原子比が異なる2種以上の触媒を、原料ガス入口から出口に向かって触媒中のMoに対するSiの含有量比が大きくなるように充填される。反応器の分割により2つの反応帯を設けた場合を例に挙げると、Moに対するSiの原子比が異なる2種類の触媒を調製し、原料ガス入口側の反応帯(以下、前段反応帯という)に充填される触媒のMoに対するSiの原子比に比して、出口側の反応帯(以下、後段反応帯という)に充填される触媒のMoに対するSiの原子比が大きくなるように触媒が充填される。即ち、相対的にMoに対するSiの原子比の小さい触媒を前段反応帯に、また、前段反応帯に比して相対的にMoに対するSiの原子比の大きい触媒を後段反応帯に充填される。
本発明で複数の反応帯に対してMoに対するSiの原子比が異なる2種以上の触媒を原料ガス入口から出口に向かって充填される場合、原料ガス入口側の触媒のMoに対するSiの原子比を1とした場合、ガス出口側の触媒のMoに対するSiの原子比が、好ましくは1より大きく、特に好ましくは2以上で、かつ、好ましくは10以下、特に好ましくは5以下になるように充填するのが好ましい。原料ガス入口側の触媒に対して、原料ガス出口側の触媒のMoに対するSiの原子比が10より大きい場合には、入り口側と出口側の活性の差が大きくなり好ましくはない。
本発明で各反応帯に充填する触媒の形状、大きさなどについて特に制限はなく、既知の形状、大きさなどから適宜選ぶことができる。例えば、形状についていえば、球状、円柱状、リング状などのいずれでもよい。
本発明で使用する上記触媒の調製方法には特に制限はなく、通常、各元素成分を含有する原料化合物の所要量を水性媒体中に適宜溶解あるいは分散し、加熱撹拌した後、蒸発乾固、乾燥、粉砕して製造される。各成分の原料は、それぞれの元素の硝酸塩、アンモニウム塩、水酸化物、酸化物、酢酸塩などが用いられる。得られた粉体状の触媒は、通常、好ましくは、押出し成形、造粒成形などの成形方法により上記した任意の形状に成型される。この際、触媒の強度、粉化度を改善するために一般に知られているガラス繊維などの無機繊維、各種ウィスカーなどを添加してもよい。また、触媒物性を再現性よく制御するために、硝酸アンモニウム、セルロース、デンプン、ポリビニルアルコール、ステアリン酸など一般に結合剤として知られている添加物を使用することもできる。
本発明においては、式(I)で表される複合酸化物をそれ自体単独で使用することができるが、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、シリコンカーバイド、酸化チタン、酸化マグネシウム、アルミニウムスポンジ、シリカ−チタニアなど一般に不活性担体として知られている担体に担持して使用してもよい。この場合もまた、触媒の強度などを改善するために前記の無機繊維などを添加してもよく、また、触媒物性を再現性よく制御するために前記の硝酸アンモニウムなどの結合剤を使用することもできる。これら成形体あるいは担持体を、例えば、空気流通下に300〜600℃の温度で1〜10時間程度焼成される。
本発明の分子状酸素または分子状酸素含有ガスを使用した気相接触酸化反応には、反応管を通じて単流通法でもリサイクル法であってもよく、この種の反応に一般的に使用される条件下で実施できる。例えば、プロピレン1〜15容量%、分子状酸素3〜30容量%、水蒸気0〜60容量%、窒素、炭酸ガスなどの不活性ガス20〜80容量%などからなる混合ガスを、内径が好ましくは15〜50mmの各反応管の各反応帯に充填した触媒層に250〜450℃、0.1〜1MPaの加圧下、空間速度(SV)300〜5000hr−1で導入される。しかし、本発明では、より生産性を上げるために高負荷反応条件下、例えば、より高い原料濃度、又は高い空間速度の条件下でも運転することもできる。
以下に本発明の実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例に限定して解釈されるものでないことはもちろんである。なお、下記において、例1は、本発明の実施例であり、例2〜4は比較例である。各実施例における、転化率、選択率、収率は、次の式で算出される。
・転化率(モル%)=(反応したプロピレンのモル数/供給したプロピレンのモル数)×100
・選択率(モル%)=(生成したアクロレインのモル数+生成したアクリル酸のモル数)/反応したプロピレンのモル数×100
・収率(モル%)=(生成したアクロレインのモル数+生成したアクリル酸のモル数)/供給したプロピレンのモル数×100
・転化率(モル%)=(反応したプロピレンのモル数/供給したプロピレンのモル数)×100
・選択率(モル%)=(生成したアクロレインのモル数+生成したアクリル酸のモル数)/反応したプロピレンのモル数×100
・収率(モル%)=(生成したアクロレインのモル数+生成したアクリル酸のモル数)/供給したプロピレンのモル数×100
例1
(触媒1の調製)
パラモリブデン酸アンモン105.5gを加温した純水500mlに溶解させた。次に硝酸第二鉄10.1g、硝酸コバルト97.0gを加温した純水100mlに溶解させた。これらの溶液を、充分に撹拌しながら徐々に混合した。
(触媒1の調製)
パラモリブデン酸アンモン105.5gを加温した純水500mlに溶解させた。次に硝酸第二鉄10.1g、硝酸コバルト97.0gを加温した純水100mlに溶解させた。これらの溶液を、充分に撹拌しながら徐々に混合した。
次に、純水40mlにホウ砂0.96gおよび硝酸カリウム0.51gを加温下に溶解させて、上記スラリーに加える。次に、シリカ72.9gを加えて、充分に撹拌した。続いて純水20mlに硝酸2.7mlを溶解した液を加え、さらに硝酸ビスマス24.1gを加えて、撹拌混合した。
このスラリーを加熱乾燥した後、空気雰囲気で300℃/1時間の熱処理に付した。
得られた粒状固体を粉砕し、打錠成形機にて径5mm、高さ4mmの錠剤に成形した。
このスラリーを加熱乾燥した後、空気雰囲気で300℃/1時間の熱処理に付した。
得られた粒状固体を粉砕し、打錠成形機にて径5mm、高さ4mmの錠剤に成形した。
次に打錠成形品を焼成容器に入れ、少量の空気を流通させながら、3時間かけて510℃まで昇温させ、該温度で4時間の焼成を行い、複合酸化物触媒を製造した。
仕込み原料から計算される触媒は、次の原子比を有する複合酸化物である。
Mo:Bi:Co:Fe:Na:B:K:Si =12:1:6.6:0.6:0.1:0.2:0.1:24
仕込み原料から計算される触媒は、次の原子比を有する複合酸化物である。
Mo:Bi:Co:Fe:Na:B:K:Si =12:1:6.6:0.6:0.1:0.2:0.1:24
(触媒2の調製)
パラモリブデン酸アンモン105.5gを加温した純水500mlに溶解させた。次に硝酸第二鉄10.1g、硝酸コバルト97.0gを加温した純水100mlに溶解させた。これらの溶液を、充分に撹拌しながら徐々に混合した。
次に、純水40mlにホウ砂0.96gおよび硝酸カリウム0.51gを加温下に溶解させて、上記スラリーに加えた。次に、シリカ15.0gを加えて、充分に撹拌した。
続いて純水20mlに硝酸2.7mlを溶解した液を加え、さらに硝酸ビスマス24.1gを加えて、撹拌混合した。
このスラリーを加熱乾燥した後、空気雰囲気で300℃/1時間の熱処理に付した。
得られた粒状固体を粉砕し、打錠成形機にて径5mm、高さ4mmの錠剤に成形した。
パラモリブデン酸アンモン105.5gを加温した純水500mlに溶解させた。次に硝酸第二鉄10.1g、硝酸コバルト97.0gを加温した純水100mlに溶解させた。これらの溶液を、充分に撹拌しながら徐々に混合した。
次に、純水40mlにホウ砂0.96gおよび硝酸カリウム0.51gを加温下に溶解させて、上記スラリーに加えた。次に、シリカ15.0gを加えて、充分に撹拌した。
続いて純水20mlに硝酸2.7mlを溶解した液を加え、さらに硝酸ビスマス24.1gを加えて、撹拌混合した。
このスラリーを加熱乾燥した後、空気雰囲気で300℃/1時間の熱処理に付した。
得られた粒状固体を粉砕し、打錠成形機にて径5mm、高さ4mmの錠剤に成形した。
次に打錠成形品を焼成容器に入れ、少量の空気を流通させながら、3時間かけて510℃まで昇温させ、該温度で4時間の焼成を行い、複合酸化物触媒を製造した。
仕込み原料から計算される触媒は、次の原子比を有する複合酸化物である。
Mo:Bi:Co:Fe:Na:B:K:Si =12:1:6.6:0.6:0.1:0.2:0.1:5
(酸化反応)熱伝対を設置した直径25mmのステンレス製反応管の原料ガス入口側に上記触媒2を500mlを充填し、原料ガス出口側に触媒1を1000mlを充填した。上記反応管入口からプロピレン8容量%、空気67容量%、水蒸気25容量%の混合ガスをSV1800hr−1で導入し1,000時間にわたって反応を継続した。反応初期の性能および1,000時間経過時の性能を表1に示した。
仕込み原料から計算される触媒は、次の原子比を有する複合酸化物である。
Mo:Bi:Co:Fe:Na:B:K:Si =12:1:6.6:0.6:0.1:0.2:0.1:5
(酸化反応)熱伝対を設置した直径25mmのステンレス製反応管の原料ガス入口側に上記触媒2を500mlを充填し、原料ガス出口側に触媒1を1000mlを充填した。上記反応管入口からプロピレン8容量%、空気67容量%、水蒸気25容量%の混合ガスをSV1800hr−1で導入し1,000時間にわたって反応を継続した。反応初期の性能および1,000時間経過時の性能を表1に示した。
例2
例1において、触媒1を1500mlのみを使用した以外は例1と同様に反応を行った。反応初期の性能および1,000時間経過時の性能を表1に示した。
例1において、触媒1を1500mlのみを使用した以外は例1と同様に反応を行った。反応初期の性能および1,000時間経過時の性能を表1に示した。
例3
例1において、触媒2を1500mlのみを使用した以外は実施例1と同様に反応を行った。反応初期の性能および1,000時間経過時の性能を表1に示す。
例1において、触媒2を1500mlのみを使用した以外は実施例1と同様に反応を行った。反応初期の性能および1,000時間経過時の性能を表1に示す。
本発明の製造方法は、オレフィン、特にプロピレンを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化し、長期にわたり安定して、かつ高収率で対応する不飽和アルデヒド、特にアクロレインおよび不飽和カルボン酸、特にアクリル酸を製造するために広く使用できる。製造された不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸は、化学品の中間原料として広範な用途に使用される。
Claims (4)
- 触媒を充填した固定床管型反応器を用いてオレフィンを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化して不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造する方法において、
(A)触媒として,下記の式(1)
MoaBibCocNidFeeXfYgZhQiSijOk (1)
(式中、Xは、Na、K、Rb、Cs及びTlからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Yは、B、P、As及びWからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Zは、Mg、Ca、Zn、Ce及びSmからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を示し、Qはハロゲン原子を示す。また、aからkはそれぞれの元素の原子比を表わし、a=12のとき、0.5≦b≦7、0≦c≦10、0≦d≦10、0≦c+d≦10、0.05≦e≦3、0.0005≦f≦3、0≦g≦3、0≦h≦1、0≦i≦0.5、0≦j≦40、であり、またkは他の元素の酸化状態を満足させる数値である。)
で表され、かつMoに対するSiの原子比が異なる2種以上の複合酸化物触媒を用い、
(B)反応器を管軸方向に分割し、触媒を充填する複数の反応帯を設け、
(C)該複数の反応帯のそれぞれに対し、原料ガス入口から出口に向かってMoに対するSiの原子比が大きくなるように上記2種以上の複合酸化物触媒を充填することを特徴とする不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の製造方法。 - 原料ガス入口側の触媒のMoに対するSiの原子比を1とした場合、ガス出口側の触媒のMoに対するSiの原子比が1より大きくかつ10以下になるように2種以上の複合酸化物触媒を充填する請求項1に記載の製造方法。
- 反応帯の数が2〜4である請求項1又は2に記載の製造方法。
- オレフィンがプロピレンであり、不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸がそれぞれ、アクロレイン及びアクリル酸である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
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| US9580376B2 (en) | 2013-07-18 | 2017-02-28 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Method for producing unsaturated aldehyde and/or unsaturated carboxylic acid |
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