JP2003268165A - 放射線滅菌用ポリオレフィン成形体 - Google Patents
放射線滅菌用ポリオレフィン成形体Info
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- JP2003268165A JP2003268165A JP2002071630A JP2002071630A JP2003268165A JP 2003268165 A JP2003268165 A JP 2003268165A JP 2002071630 A JP2002071630 A JP 2002071630A JP 2002071630 A JP2002071630 A JP 2002071630A JP 2003268165 A JP2003268165 A JP 2003268165A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工時の良好な熱安定性を有し、放射線照射
滅菌処理に伴う着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制
された放射線滅菌用ポリオレフィン成形体を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂(A)100重量
部に対して、下記一般式(I)で示される亜リン酸エス
テル類からなる酸化防止剤(B)0.001〜1重量部
を含有する放射線滅菌用ポリオレフィン成形体。また、
ポリオレフィン系樹脂(A)がエチレン−α−オレフィ
ン共重合体である上記の放射線滅菌用ポリオレフィン成
形体。そして、ポリオレフィン成形体がフィルムである
上記の放射線滅菌用ポリオレフィン成形体。
滅菌処理に伴う着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制
された放射線滅菌用ポリオレフィン成形体を提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂(A)100重量
部に対して、下記一般式(I)で示される亜リン酸エス
テル類からなる酸化防止剤(B)0.001〜1重量部
を含有する放射線滅菌用ポリオレフィン成形体。また、
ポリオレフィン系樹脂(A)がエチレン−α−オレフィ
ン共重合体である上記の放射線滅菌用ポリオレフィン成
形体。そして、ポリオレフィン成形体がフィルムである
上記の放射線滅菌用ポリオレフィン成形体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線滅菌用ポリ
オレフィン成形体に関するものである。更に詳しくは、
本発明は、加工時の良好な熱安定性を有し、放射線照射
滅菌処理に伴う着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制
された放射線滅菌用ポリオレフィン成形体に関するもの
である。
オレフィン成形体に関するものである。更に詳しくは、
本発明は、加工時の良好な熱安定性を有し、放射線照射
滅菌処理に伴う着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制
された放射線滅菌用ポリオレフィン成形体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンやポリプロピレンなどのポ
リオレフィン系樹脂は力学的性質、熱的性質、成形性な
どに優れ、軽量であり比較的安価であることから各種の
成形体、フィルム、繊維などとして用いられている。
リオレフィン系樹脂は力学的性質、熱的性質、成形性な
どに優れ、軽量であり比較的安価であることから各種の
成形体、フィルム、繊維などとして用いられている。
【0003】また、ポリオレフィン系樹脂は衛生性に優
れるため、特に食品容器、医療用器具などの用途にも広
く利用されている。そして、食品容器、医療用器具など
は、使用前に滅菌を行う必要があるものが多く、効率的
な滅菌方法として、放射線照射による滅菌法が広く行わ
れている。
れるため、特に食品容器、医療用器具などの用途にも広
く利用されている。そして、食品容器、医療用器具など
は、使用前に滅菌を行う必要があるものが多く、効率的
な滅菌方法として、放射線照射による滅菌法が広く行わ
れている。
【0004】一方、ポリオレフィン系樹脂は、加工時の
熱酸化劣化により物性が低下したり、着色したりするこ
とがある。そこで、この加工時の熱酸化劣化を抑制する
ために、ポリオレフィン系樹脂には、一般に、フェノー
ル系やリン系の酸化防止剤が添加されている。
熱酸化劣化により物性が低下したり、着色したりするこ
とがある。そこで、この加工時の熱酸化劣化を抑制する
ために、ポリオレフィン系樹脂には、一般に、フェノー
ル系やリン系の酸化防止剤が添加されている。
【0005】このように、一般に、フェノール系やリン
系の酸化防止剤が添加されているポリオレフィン系樹脂
からなる成形体に放射線が照射された場合、成形体が着
色したり、臭気を発生したりすることがある。
系の酸化防止剤が添加されているポリオレフィン系樹脂
からなる成形体に放射線が照射された場合、成形体が着
色したり、臭気を発生したりすることがある。
【0006】ポリオレフィン系樹脂からなる成形体に放
射線が照射された場合に起こる成形体の着色や臭気の発
生を防止する方法として、例えば、特開平5−3394
31号公報には、滅菌用放射線に対するポリオレフィン
組成物の色安定性を向上させる方法が記載されており、
また、特開平11−255824号公報には、着色や臭
気の発生を改良した放射線照射用食品容器が記載されて
いる。しかし、熱安定性や放射線照射滅菌処理に伴う着
色や臭気の発生抑制するということについては、さらな
る改良が望まれていた。
射線が照射された場合に起こる成形体の着色や臭気の発
生を防止する方法として、例えば、特開平5−3394
31号公報には、滅菌用放射線に対するポリオレフィン
組成物の色安定性を向上させる方法が記載されており、
また、特開平11−255824号公報には、着色や臭
気の発生を改良した放射線照射用食品容器が記載されて
いる。しかし、熱安定性や放射線照射滅菌処理に伴う着
色や臭気の発生抑制するということについては、さらな
る改良が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加工
時の良好な熱安定性を有し、放射線照射滅菌処理に伴う
着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制された放射線滅
菌用ポリオレフィン成形体を提供することにある。
時の良好な熱安定性を有し、放射線照射滅菌処理に伴う
着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制された放射線滅
菌用ポリオレフィン成形体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる実
情に鑑み、鋭意検討の結果、ポリオレフィン系樹脂の一
定重量に対して、重量が一定の範囲にあり、特定の構造
を有する亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤を含有
する放射線滅菌用ポリオレフィン成形体が、上記問題を
解決することを見出し、本発明を完成させるに至った。
情に鑑み、鋭意検討の結果、ポリオレフィン系樹脂の一
定重量に対して、重量が一定の範囲にあり、特定の構造
を有する亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤を含有
する放射線滅菌用ポリオレフィン成形体が、上記問題を
解決することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち、本発明は、ポリオレフィン系樹
脂(A)100重量部に対して、下記一般式(I)で示
される亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤(B)
0.001〜1重量部を含有する放射線滅菌用ポリオレ
フィン成形体に係るものである。 (式中、R1、R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロ
アルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル
基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表
し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表
す。Xは硫黄原子又は−CHR6−基(R6は水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロア
ルキル基を示す。)を表し、nは0又は1である。Aは
炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CO(R7)m−
基(R7は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原
子との結合部位であることを示し、mは0又は1であ
る。)を表す。Y、Zは、そのいずれかの一方がヒドロ
キシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜
12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)
脂(A)100重量部に対して、下記一般式(I)で示
される亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤(B)
0.001〜1重量部を含有する放射線滅菌用ポリオレ
フィン成形体に係るものである。 (式中、R1、R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロ
アルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル
基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表
し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表
す。Xは硫黄原子又は−CHR6−基(R6は水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロア
ルキル基を示す。)を表し、nは0又は1である。Aは
炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CO(R7)m−
基(R7は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原
子との結合部位であることを示し、mは0又は1であ
る。)を表す。Y、Zは、そのいずれかの一方がヒドロ
キシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜
12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリオレフィ
ン系樹脂とは、イオン重合法またはラジカル重合法によ
り得られるものである。例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチル−ペンテ
ン−1などの単独重合体およびエチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−4
−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−
1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレ
ン−デセン−1共重合体、プロピレン−4−メチルペン
テン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、
エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体等のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体が例示される。さらにα−
オレフィンと共に共役ジエンや非共役ジエンの様な多不
飽和化合物との共重合体も含まれる。また、上記エチレ
ン−αオレフィン共重合体以外には、エチレンとアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン
酸およびそのエステル化物や酸無水物との共重合体やエ
チレンと酢酸ビニルなどのビニルエステル類との共重合
体などを挙げることができる。エチレン系重合体と同様
にプロピレン系共重合体にも適用することができる。こ
れらのポリオレフィン系樹脂は、単独で用いても良く、
二種以上を混合して用いても良い。中でもエチレン・α
−オレフィン共重合体が好ましく、最も好ましくはエチ
レン−ヘキセン−1共重合体である。
ン系樹脂とは、イオン重合法またはラジカル重合法によ
り得られるものである。例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチル−ペンテ
ン−1などの単独重合体およびエチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−4
−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−
1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレ
ン−デセン−1共重合体、プロピレン−4−メチルペン
テン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合体、
エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体等のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体が例示される。さらにα−
オレフィンと共に共役ジエンや非共役ジエンの様な多不
飽和化合物との共重合体も含まれる。また、上記エチレ
ン−αオレフィン共重合体以外には、エチレンとアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン
酸およびそのエステル化物や酸無水物との共重合体やエ
チレンと酢酸ビニルなどのビニルエステル類との共重合
体などを挙げることができる。エチレン系重合体と同様
にプロピレン系共重合体にも適用することができる。こ
れらのポリオレフィン系樹脂は、単独で用いても良く、
二種以上を混合して用いても良い。中でもエチレン・α
−オレフィン共重合体が好ましく、最も好ましくはエチ
レン−ヘキセン−1共重合体である。
【0011】本発明において用いられるポリオレフィン
系樹脂の密度は、通常880〜970Kg/m3の範囲
にあり、成形体の粘着性、ハンドリング性または衝撃強
度の観点から、好ましくは、890〜940Kg/m3
範囲である。
系樹脂の密度は、通常880〜970Kg/m3の範囲
にあり、成形体の粘着性、ハンドリング性または衝撃強
度の観点から、好ましくは、890〜940Kg/m3
範囲である。
【0012】本発明において用いられるポリオレフィン
系樹脂の190℃で測定されるメルトフローレートは、
通常0.1〜50g/10分の範囲にあり、成形性や強度
の観点から、好ましくは0.2〜20g/10分の範囲で
ある。
系樹脂の190℃で測定されるメルトフローレートは、
通常0.1〜50g/10分の範囲にあり、成形性や強度
の観点から、好ましくは0.2〜20g/10分の範囲で
ある。
【0013】本発明で用いられるポリオレフィンの製造
方法は、公知のラジカル重合触媒やイオン重合触媒を用
いて、公知の重合方法による製造方法が挙げられる。公
知の触媒としては、例えば、過酸化物触媒、チーグラー
−ナッタ系触媒、メタロセン系触媒等が挙げられ、公知
の重合方法としては、例えば、溶液重合法、スラリー重
合法、高圧イオン重合法、高圧ラジカル重合法、気相重
合法等が挙げられる。中でもメタロセン系触媒を用いた
気相重合法によるエチレン・α-オレフィン共重合体が好
ましい。
方法は、公知のラジカル重合触媒やイオン重合触媒を用
いて、公知の重合方法による製造方法が挙げられる。公
知の触媒としては、例えば、過酸化物触媒、チーグラー
−ナッタ系触媒、メタロセン系触媒等が挙げられ、公知
の重合方法としては、例えば、溶液重合法、スラリー重
合法、高圧イオン重合法、高圧ラジカル重合法、気相重
合法等が挙げられる。中でもメタロセン系触媒を用いた
気相重合法によるエチレン・α-オレフィン共重合体が好
ましい。
【0014】本発明で用いられる亜リン酸エステル類か
らなる酸化防止剤(B)とは、下記一般式(I)で表さ
れる亜リン酸エステル類である。 (式中、R1、R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロ
アルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル
基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表
し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表
す。Xは硫黄原子又は−CHR6−基(R6は水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロア
ルキル基を示す。)を表し、nは0又は1である。Aは
炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CO(R7)m−
基(R7は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原
子との結合部位であることを示し、mは0又は1であ
る。)を表す。Y、Zは、そのいずれかの一方がヒドロ
キシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜
12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)
らなる酸化防止剤(B)とは、下記一般式(I)で表さ
れる亜リン酸エステル類である。 (式中、R1、R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロ
アルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル
基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表
し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表
す。Xは硫黄原子又は−CHR6−基(R6は水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロア
ルキル基を示す。)を表し、nは0又は1である。Aは
炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CO(R7)m−
基(R7は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原
子との結合部位であることを示し、mは0又は1であ
る。)を表す。Y、Zは、そのいずれかの一方がヒドロ
キシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜
12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)
【0015】一般式(I)で表される亜リン酸エステル
類からなる酸化防止剤(B)において、置換基R1、
R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1
〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、
炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7
〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。
類からなる酸化防止剤(B)において、置換基R1、
R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1
〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、
炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7
〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。
【0016】ここで、炭素数1〜8のアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、i−オクチル
基、t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げら
れ、炭素数5〜8のシクロアルキル基としては、例えば
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基、シクロオクチル基等が挙げられ、炭素数6〜12の
アルキルシクロアルキル基としては、例えば1−メチル
シクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−
メチル−4−i−プロピルシクロヘキシル基等が挙げら
れ、炭素数7〜12のアラルキル基としては、例えばベ
ンジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベ
ンジル基等が挙げられる。
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、i−オクチル
基、t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げら
れ、炭素数5〜8のシクロアルキル基としては、例えば
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基、シクロオクチル基等が挙げられ、炭素数6〜12の
アルキルシクロアルキル基としては、例えば1−メチル
シクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−
メチル−4−i−プロピルシクロヘキシル基等が挙げら
れ、炭素数7〜12のアラルキル基としては、例えばベ
ンジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベ
ンジル基等が挙げられる。
【0017】R1、R2、R4として、好ましくは炭素数
1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル
基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基であ
る。なかでも、R1、R4として、より好ましくはt−ブ
チル基、t−ペンチル基、t−オクチル基等のt−アル
キル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル
基である。
1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル
基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基であ
る。なかでも、R1、R4として、より好ましくはt−ブ
チル基、t−ペンチル基、t−オクチル基等のt−アル
キル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル
基である。
【0018】R2として、より好ましくはメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、
t−ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基であり、
更に好ましくはメチル基、t−ブチル基、t−ペンチル
基である。
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、
t−ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基であり、
更に好ましくはメチル基、t−ブチル基、t−ペンチル
基である。
【0019】R5として、好ましくは水素原子、炭素数
1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基
であり、より好ましくは水素原子、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−
ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基である。
1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基
であり、より好ましくは水素原子、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−
ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基である。
【0020】置換基R3は、水素原子又は炭素数1〜8
のアルキル基を表し、炭素数1〜8のアルキル基として
は、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられる。好ま
しくは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基であり、
より好ましくは水素原子又はメチル基である。
のアルキル基を表し、炭素数1〜8のアルキル基として
は、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられる。好ま
しくは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基であり、
より好ましくは水素原子又はメチル基である。
【0021】また置換基Xは、nが0である場合、二つ
のフェノキシ基骨格を有する基が直接結合していること
を表し、nが1である場合、硫黄原子又は−CHR6−
基(R 6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素
数5〜8のシクロアルキル基を示す。)を表す。−CH
R6−基はメチレン基、炭素数1〜8のアルキル基また
は炭素数5〜8のシクロアルキル基が置換しているメチ
レン基を表し、ここで、置換基R6である炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基として
は、それぞれ前記と同様のアルキル基、シクロアルキル
基が挙げられる。置換基Xとして、好ましくはnが0で
あり、二つのフェノキシ基骨格を有する基が直接結合し
ていること、または、nが1であり、メチレン基又はメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、
n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基等が置換し
たメチレン基である。
のフェノキシ基骨格を有する基が直接結合していること
を表し、nが1である場合、硫黄原子又は−CHR6−
基(R 6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素
数5〜8のシクロアルキル基を示す。)を表す。−CH
R6−基はメチレン基、炭素数1〜8のアルキル基また
は炭素数5〜8のシクロアルキル基が置換しているメチ
レン基を表し、ここで、置換基R6である炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基として
は、それぞれ前記と同様のアルキル基、シクロアルキル
基が挙げられる。置換基Xとして、好ましくはnが0で
あり、二つのフェノキシ基骨格を有する基が直接結合し
ていること、または、nが1であり、メチレン基又はメ
チル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、
n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基等が置換し
たメチレン基である。
【0022】また置換基Aは、炭素数2〜8のアルキレ
ン基又は*−CO(R7)m−基(R7は炭素数1〜8の
アルキレン基を、*は酸素原子との結合部位であること
を示し、mは0または1である。)を表す。
ン基又は*−CO(R7)m−基(R7は炭素数1〜8の
アルキレン基を、*は酸素原子との結合部位であること
を示し、mは0または1である。)を表す。
【0023】ここで、炭素数2〜8のアルキレン基とし
ては、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、
ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン
基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げ
られ、好ましくはプロピレン基である。また*−COR
7−基における*は、カルボニル基がホスファイト基の
酸素原子と結合する部分であることを示す。R7におけ
る、炭素数1〜8のアルキレン基としては、例えばメチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペン
タメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、
2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げられ
る。*−CO(R7)m−基として好ましくは、mが0
である*−CO−基、または、mが1でありR7として
はエチレンである*−CO(CH2CH2)−基である。
ては、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、
ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン
基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げ
られ、好ましくはプロピレン基である。また*−COR
7−基における*は、カルボニル基がホスファイト基の
酸素原子と結合する部分であることを示す。R7におけ
る、炭素数1〜8のアルキレン基としては、例えばメチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペン
タメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、
2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げられ
る。*−CO(R7)m−基として好ましくは、mが0
である*−CO−基、または、mが1でありR7として
はエチレンである*−CO(CH2CH2)−基である。
【0024】Y、Zは、そのいずれかの一方がヒドロキ
シル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜1
2のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は炭
素数1〜8のアルキル基を表す。
シル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜1
2のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は炭
素数1〜8のアルキル基を表す。
【0025】ここで、炭素数1〜8のアルキル基として
は、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられ、炭素数
1〜8のアルコキシ基としては、例えばアルキル部分が
前記の炭素数1〜8のアルキルと同様のアルキルである
アルコキシ基が挙げられる又炭素数7〜12のアラルキ
ルオキシ基としては、例えばアラルキル部分が前記炭素
数7〜12のアラルキルと同様のアラルキルであるアラ
ルキルオキシ基が挙げられる。
は、例えば前記と同様のアルキル基が挙げられ、炭素数
1〜8のアルコキシ基としては、例えばアルキル部分が
前記の炭素数1〜8のアルキルと同様のアルキルである
アルコキシ基が挙げられる又炭素数7〜12のアラルキ
ルオキシ基としては、例えばアラルキル部分が前記炭素
数7〜12のアラルキルと同様のアラルキルであるアラ
ルキルオキシ基が挙げられる。
【0026】本発明で用いられる亜リン酸エステル類か
らなる酸化防止剤(B)として、好ましくは次の化合物
1である。化合物1の構造を式(化1)に示す。 化合物1: 2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−
(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジ
オキサホスフェピン(商品名スミライザーGP、住友化
学工業社製)
らなる酸化防止剤(B)として、好ましくは次の化合物
1である。化合物1の構造を式(化1)に示す。 化合物1: 2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−
(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジ
オキサホスフェピン(商品名スミライザーGP、住友化
学工業社製)
【化1】
【0027】本発明で用いられる亜リン酸エステル類か
らなる酸化防止剤(B)の含有量は、ポリオレフィン系
樹脂(A)100重量部に対して、0.001〜1重量
部であり、好ましくは0.01〜0.3重量部である。
最も好ましくは0.05〜0.2重量部である。含有量
が0.001重量部未満の場合、酸化防止剤としての効
果が不充分であり、1重量部を超えた場合、ポリオレフ
ィン系樹脂に対する酸化防止効果は飽和してしまい、不
経済になるだけである。
らなる酸化防止剤(B)の含有量は、ポリオレフィン系
樹脂(A)100重量部に対して、0.001〜1重量
部であり、好ましくは0.01〜0.3重量部である。
最も好ましくは0.05〜0.2重量部である。含有量
が0.001重量部未満の場合、酸化防止剤としての効
果が不充分であり、1重量部を超えた場合、ポリオレフ
ィン系樹脂に対する酸化防止効果は飽和してしまい、不
経済になるだけである。
【0028】本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂
(A)と亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤(B)
を混合する方法としては、公知の方法が挙げられ、ドラ
イブレンドする方法、メルトブレンドする方法等が挙げ
られる。ドライブレンドにおいてはヘンシェルミキサ
ー、タンブラーミキサー等の各種ブレンダーが用いら
れ、メルトブレンドにおいては単軸押出機、二軸押出
機、バンバリ−ミキサー、熱ロール等の各種ミキサーが
用いられる。また、あらかじめ亜リン酸エステル類から
なる酸化防止剤(B)を1〜10重量%の高濃度でメル
トブレンドしたマスターバッチを作製し、最終的に所望
の濃度になるようにマスターバッチをブレンドして使用
することもできる。
(A)と亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤(B)
を混合する方法としては、公知の方法が挙げられ、ドラ
イブレンドする方法、メルトブレンドする方法等が挙げ
られる。ドライブレンドにおいてはヘンシェルミキサ
ー、タンブラーミキサー等の各種ブレンダーが用いら
れ、メルトブレンドにおいては単軸押出機、二軸押出
機、バンバリ−ミキサー、熱ロール等の各種ミキサーが
用いられる。また、あらかじめ亜リン酸エステル類から
なる酸化防止剤(B)を1〜10重量%の高濃度でメル
トブレンドしたマスターバッチを作製し、最終的に所望
の濃度になるようにマスターバッチをブレンドして使用
することもできる。
【0029】本発明の放射線滅菌用ポリオレフィン成形
体には、必要に応じて、亜リン酸エステル類からなる酸
化防止剤(B)以外のフェノール系酸化防止剤やリン系
酸化防止剤を併用添加してもよい。亜リン酸エステル類
からなる酸化防止剤(B)以外の酸化防止剤としては、
例えばフェノール系酸化防止剤の例としては2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、n−
オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート(商品名Irgan
ox1076、チバスペシャルティケミカルズ社製)、ペン
タエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
(商品名Irganox1010、チバスペシャルティケミ
カルズ社製)、1,3,5−トリス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレ
ート(商品名Irganox3114、チバスペシャルティ
ケミカルズ社製)、1,3,5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、3,9−ビス〔2−{3−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデカ
ン(商品名Sumilizer GA80、住友化学工業
社製)などが挙げられる。
体には、必要に応じて、亜リン酸エステル類からなる酸
化防止剤(B)以外のフェノール系酸化防止剤やリン系
酸化防止剤を併用添加してもよい。亜リン酸エステル類
からなる酸化防止剤(B)以外の酸化防止剤としては、
例えばフェノール系酸化防止剤の例としては2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、n−
オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート(商品名Irgan
ox1076、チバスペシャルティケミカルズ社製)、ペン
タエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
(商品名Irganox1010、チバスペシャルティケミ
カルズ社製)、1,3,5−トリス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレ
ート(商品名Irganox3114、チバスペシャルティ
ケミカルズ社製)、1,3,5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、3,9−ビス〔2−{3−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデカ
ン(商品名Sumilizer GA80、住友化学工業
社製)などが挙げられる。
【0030】またリン系酸化防止剤の例としては、例え
ばジステアリルペンタエリスリトールジフォスファイ
ト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォス
ファイト(商品名Irgafos168、チバスペシャル
ティケミカルズ社製)、ビス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、テ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)4,4’
−ビフェニレンジフォスフォナイト(商品名Sando
stab P-EPQ、クラリアントシャパン社製)、ビス(2
−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジフォスファイトなどが挙げられる。
ばジステアリルペンタエリスリトールジフォスファイ
ト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォス
ファイト(商品名Irgafos168、チバスペシャル
ティケミカルズ社製)、ビス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、テ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)4,4’
−ビフェニレンジフォスフォナイト(商品名Sando
stab P-EPQ、クラリアントシャパン社製)、ビス(2
−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジフォスファイトなどが挙げられる。
【0031】本発明の放射線滅菌用ポリオレフィン成形
体には、必要に応じて、アンチブロッキング剤、滑剤、
顔料、帯電防止剤、加工性改良剤等の添加剤を添加して
もよい。これらの添加剤は単独で用いてもよく、併用し
てもよい。アンチブロッキング剤としては無機系アンチ
ブロッキング剤、有機系アンチブロッキング剤が挙げら
れ、無機系アンチブロッキング剤としては、例えば、シ
リカ、珪藻土、タルク、アルミノ珪酸塩、カオリン、ハ
イドロタルサイト、炭化カルシウム等が挙げられ、有機
系アンチブロッキング剤としては、例えば、エポスタ-
MA(株式会社日本触媒製)、が挙げられる。滑剤として
は、例えば、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル等
が挙げられる。顔料としては、例えば、白色顔料、カー
ボンブラック等が挙げられる。帯電防止剤としては、例
えば、炭素数8〜22の脂肪酸のグリセリンエステルや
ソルビタン酸エステル、炭素数8〜22の脂肪酸のアル
キルジアルカノールアミド、ポリエチレングリコールエ
ステル、アルキルジエタノールアミン等が挙げられる。
加工性改良剤としては、例えば、ステアリン酸カルシウ
ム等の脂肪酸金属塩やフッ素系加工助剤等が挙げられ
る。
体には、必要に応じて、アンチブロッキング剤、滑剤、
顔料、帯電防止剤、加工性改良剤等の添加剤を添加して
もよい。これらの添加剤は単独で用いてもよく、併用し
てもよい。アンチブロッキング剤としては無機系アンチ
ブロッキング剤、有機系アンチブロッキング剤が挙げら
れ、無機系アンチブロッキング剤としては、例えば、シ
リカ、珪藻土、タルク、アルミノ珪酸塩、カオリン、ハ
イドロタルサイト、炭化カルシウム等が挙げられ、有機
系アンチブロッキング剤としては、例えば、エポスタ-
MA(株式会社日本触媒製)、が挙げられる。滑剤として
は、例えば、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル等
が挙げられる。顔料としては、例えば、白色顔料、カー
ボンブラック等が挙げられる。帯電防止剤としては、例
えば、炭素数8〜22の脂肪酸のグリセリンエステルや
ソルビタン酸エステル、炭素数8〜22の脂肪酸のアル
キルジアルカノールアミド、ポリエチレングリコールエ
ステル、アルキルジエタノールアミン等が挙げられる。
加工性改良剤としては、例えば、ステアリン酸カルシウ
ム等の脂肪酸金属塩やフッ素系加工助剤等が挙げられ
る。
【0032】また、本発明の放射線滅菌用ポリオレフィ
ン成形体には、必要に応じて、その他の樹脂を添加して
もよい。その他の樹脂とは、本発明で用いられるポリエ
チレン系樹脂(A)以外の樹脂であり、例えば、衝撃強
度の改良のために用いられる低密度エラストマー等が挙
げられる。これらのその他の樹脂は単独で用いてもよ
く、併用してもよい。
ン成形体には、必要に応じて、その他の樹脂を添加して
もよい。その他の樹脂とは、本発明で用いられるポリエ
チレン系樹脂(A)以外の樹脂であり、例えば、衝撃強
度の改良のために用いられる低密度エラストマー等が挙
げられる。これらのその他の樹脂は単独で用いてもよ
く、併用してもよい。
【0033】本発明の放射線滅菌用ポリオレフィン成形
体は、殺菌を目的としてγ線や電子線などの放射線が照
射されるものであり、その用途としては、放射線滅菌処
理される用途であれば特に限定されるものではないが、
主に食品包装用の容器やフィルム、医療用器具あるいは
その包装容器やフィルムなどに利用される。中でも放射
線滅菌用フィルムに好適である。
体は、殺菌を目的としてγ線や電子線などの放射線が照
射されるものであり、その用途としては、放射線滅菌処
理される用途であれば特に限定されるものではないが、
主に食品包装用の容器やフィルム、医療用器具あるいは
その包装容器やフィルムなどに利用される。中でも放射
線滅菌用フィルムに好適である。
【0034】
【実施例】以下に、実施例および比較例によって本発明
をさらに詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に
限定されるものではない。実施例または比較例には、以
下のポリオレフィン系樹脂および酸化防止剤を用いた。 1.ポリオレフィン系樹脂(A) PO−1:スミカセンE FV403(日本エボリュー
(株)製、住友化学工業(株)販売)、メタロセン触媒によ
り製造されたエチレン・ヘキセン−1共重合体、MFR
=4g/10分、密度=919Kg/m3 PO−2:スミカセンL FS150(住友化学工業
(株)製)の酸化防止剤を含まない試作品、チーグラーナ
ッタ触媒により製造されたエチレン・ブテン−1共重合
体、MFR=1g/10分、密度=921Kg/m3 2.酸化防止剤(B) AO−1:住友化学工業(株)製、商品名Sumilizer G
P AO−2:チバスペシャルティケミカルズ社製、商品名
Irganox 1076 AO−3:クラリアントジャパン(株)製、商品名Sand
ostab P−EPQ
をさらに詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に
限定されるものではない。実施例または比較例には、以
下のポリオレフィン系樹脂および酸化防止剤を用いた。 1.ポリオレフィン系樹脂(A) PO−1:スミカセンE FV403(日本エボリュー
(株)製、住友化学工業(株)販売)、メタロセン触媒によ
り製造されたエチレン・ヘキセン−1共重合体、MFR
=4g/10分、密度=919Kg/m3 PO−2:スミカセンL FS150(住友化学工業
(株)製)の酸化防止剤を含まない試作品、チーグラーナ
ッタ触媒により製造されたエチレン・ブテン−1共重合
体、MFR=1g/10分、密度=921Kg/m3 2.酸化防止剤(B) AO−1:住友化学工業(株)製、商品名Sumilizer G
P AO−2:チバスペシャルティケミカルズ社製、商品名
Irganox 1076 AO−3:クラリアントジャパン(株)製、商品名Sand
ostab P−EPQ
【0035】フィルムの評価は、次の方法に従って行な
った。 (1)イエローネスインデックス(YI値) カラーコンピューターSM−5−CH(スガ試験機)を
用い、YI値を測定した。この数値が低いほど着色が抑
えられ良好であることを示す。
った。 (1)イエローネスインデックス(YI値) カラーコンピューターSM−5−CH(スガ試験機)を
用い、YI値を測定した。この数値が低いほど着色が抑
えられ良好であることを示す。
【0036】(2)臭気
実施例および比較例のサンプルを官能検査により大きく
以下の2ランクに分類した。 A:弱い臭気を感じる。 B:強い刺激臭を感じる。
以下の2ランクに分類した。 A:弱い臭気を感じる。 B:強い刺激臭を感じる。
【0037】(3)熱安定性
東洋精機社製ラボプラストミル装置を用い、温度220
℃、ローター回転数150rpmの条件で混練しなが
ら、ローターにかかるトルク(抵抗力)を検出し、経時
変化を調べた。ポリエチレンの場合、熱劣化によって架
橋が進行するため、経時的にトルクは上昇し、その後分
解により低下する。得られた時間−トルクの曲線におい
てトルクのピークにおける時間(Tp)を求めた。この
時間が長いほど熱安定性が良好であることを示す。
℃、ローター回転数150rpmの条件で混練しなが
ら、ローターにかかるトルク(抵抗力)を検出し、経時
変化を調べた。ポリエチレンの場合、熱劣化によって架
橋が進行するため、経時的にトルクは上昇し、その後分
解により低下する。得られた時間−トルクの曲線におい
てトルクのピークにおける時間(Tp)を求めた。この
時間が長いほど熱安定性が良好であることを示す。
【0038】実施例1〜4
PO−1(エチレン・ヘキセン−1共重合体、MFR=
4g/10min、密度=919Kg/m3)またはP
O−2(エチレン・ブテン−1共重合体、MFR=1g
/10min、密度=921Kg/m3)のパウダー
に、亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤(B)とし
てスミライザーGPを表1に示した割合で添加し、ヘン
シェルミキサーを用いて混合した後、40mmφ単軸押
出機で溶融混練して造粒した。得られたペレットを熱プ
レス機を用いて150℃で縦150mm、横180m
m、厚み2mmの試験片を成形した。この試験片をコバ
ルト60の線源を使用して20キログレイの照射量でγ
線を照射した。照射後の試験片について着色度および臭
気の評価を行った結果を表1に示した。
4g/10min、密度=919Kg/m3)またはP
O−2(エチレン・ブテン−1共重合体、MFR=1g
/10min、密度=921Kg/m3)のパウダー
に、亜リン酸エステル類からなる酸化防止剤(B)とし
てスミライザーGPを表1に示した割合で添加し、ヘン
シェルミキサーを用いて混合した後、40mmφ単軸押
出機で溶融混練して造粒した。得られたペレットを熱プ
レス機を用いて150℃で縦150mm、横180m
m、厚み2mmの試験片を成形した。この試験片をコバ
ルト60の線源を使用して20キログレイの照射量でγ
線を照射した。照射後の試験片について着色度および臭
気の評価を行った結果を表1に示した。
【0039】比較例1および2
本発明の要件である亜リン酸エステル類とは異なる酸化
防止剤を用い、表2に示した割合で添加した以外は実施
例1〜4と同様の方法で実施した。結果を表2に示し
た。
防止剤を用い、表2に示した割合で添加した以外は実施
例1〜4と同様の方法で実施した。結果を表2に示し
た。
【0040】実施例5および6、比較例3
PO−2に酸化防止剤を表3に示した組成および割合で
ヘンシェルミキサーを用いて混合した後、40mmφ単
軸押出機で溶融混練して造粒した。得られたペレットの
熱安定性評価を実施した。結果を表3に示した。
ヘンシェルミキサーを用いて混合した後、40mmφ単
軸押出機で溶融混練して造粒した。得られたペレットの
熱安定性評価を実施した。結果を表3に示した。
【0041】本発明の要件を満足する実施例1〜6は、
熱安定性に優れ、γ線照射後の着色が抑えられ、さらに
臭気の発生も極めて低水準に抑制されていることがわか
る。
熱安定性に優れ、γ線照射後の着色が抑えられ、さらに
臭気の発生も極めて低水準に抑制されていることがわか
る。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明によっ
て、加工時の良好な熱安定性を有し、放射線照射滅菌処
理に伴う着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制された
放射線滅菌用ポリオレフィン成形体を得ることができ
る。
て、加工時の良好な熱安定性を有し、放射線照射滅菌処
理に伴う着色や臭気の発生が極めて低水準に抑制された
放射線滅菌用ポリオレフィン成形体を得ることができ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4F071 AA15X AA20X AA21X AH05
BA01 BB03 BC01
4J002 BB051 EW066 FD076 GB01
GG01
Claims (3)
- 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂(A)100重量部
に対して、下記一般式(I)で示される亜リン酸エステ
ル類からなる酸化防止剤(B)0.001〜1重量部を
含有することを特徴とする放射線滅菌用ポリオレフィン
成形体。 (式中、R1、R2、R4及びR5はそれぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロ
アルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル
基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表
し、R3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表
す。Xは硫黄原子又は−CHR6−基(R6は水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数5〜8のシクロア
ルキル基を示す。)を表し、nは0又は1である。Aは
炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CO(R7)m−
基(R7は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素原
子との結合部位であることを示し、mは0又は1であ
る。)を表す。Y、Zは、そのいずれかの一方がヒドロ
キシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基又は炭素数7〜
12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。) - 【請求項2】ポリオレフィン系樹脂(A)がエチレン−
α−オレフィン共重合体であることを特徴とする請求項
1記載の放射線滅菌用ポリオレフィン成形体。 - 【請求項3】ポリオレフィン成形体がフィルムである請
求項1記載の放射線滅菌用ポリオレフィン成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002071630A JP2003268165A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 放射線滅菌用ポリオレフィン成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002071630A JP2003268165A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 放射線滅菌用ポリオレフィン成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003268165A true JP2003268165A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29201857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002071630A Pending JP2003268165A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 放射線滅菌用ポリオレフィン成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003268165A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239741A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-09-08 | Mitsui Chemicals Inc | ポリオレフィン成型体 |
| KR20200071559A (ko) * | 2018-12-11 | 2020-06-19 | 한화토탈 주식회사 | 고강도 섬유용 폴리에틸렌계 수지 조성물 |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002071630A patent/JP2003268165A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005239741A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-09-08 | Mitsui Chemicals Inc | ポリオレフィン成型体 |
| KR20200071559A (ko) * | 2018-12-11 | 2020-06-19 | 한화토탈 주식회사 | 고강도 섬유용 폴리에틸렌계 수지 조성물 |
| KR102148084B1 (ko) * | 2018-12-11 | 2020-08-25 | 한화토탈 주식회사 | 고강도 섬유용 폴리에틸렌계 수지 조성물 |
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