本の内容を、簡潔に、面白く話せる人は、どこが違うのか。文芸評論家の三宅香帆さんは「5つのポイントがあります」という。YouTubeで「書評番組」を手掛ける竹下隆一郎さんとの対談をお届けしよう──。

読み方が上手くなれば話をするのも上手くなる

【竹下】三宅さんって、「話のターン」が極めて長いですよね。インタビューのときハッとしました。

【三宅】えっ、どういうことですか。

【竹下】例えば私が、「いま読んでいる本について教えてください」と質問したとします。そうすると三宅さんは、聞いている人を3分ずっと興味を惹きつけ続けながら答えてくれるんです。発言するターンの時間が長くても、面白いから相手を飽きさせない。30秒でダレてしまう人も多い中で、すごいです。