WO1999013840A1

WO1999013840A1 - Composition d'un colorant capillaire

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Publication number: WO1999013840A1
Application number: PCT/JP1997/003264
Authority: WO
Inventors: Megumi Yoshimoto; Yuichi Nishida; Mutsumi Noguchi
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1996-03-18
Filing date: 1997-09-16
Publication date: 1999-03-25
Anticipated expiration: 2000-03-16
Also published as: JPH09249538A

Description

明細書

染毛剤組成物

技術分野

本発明は、染毛の染毛剤組成物に関し、更に詳細には、染毛の際に、色落ちが少なく、移染性がなく、鮮やかな染毛色を有し、しかも染毛性、染毛後の毛髪のしなやかさ及びくし通り性に優れた染毛剤組成物に関する。

背景技術

酸性染料、天然色素を配合した染毛剤は、他の染毛剤に比べて毛髪損傷性の少ないことから家庭で、また美容院で広く使用されている。

しかしながら、当該酸性染料染毛剤は、毛髪に塗布した後にシャンプ一で洗い流す際、洗液が不快なほど濃い色素色をしており、シャンプー後タオルや枕カバーに色素液が付着したり、発汗や降雨で毛髪が濡れたときに衣類等に移染してしまうという欠点を有している。また特に黒髪では鮮やかな色調を得ることができないという欠点を有している。

このような欠点である染着性、耐色落ち性等を改良するために、特定の酸性染料を用い、グリコール酸及びノ又はピロリドンカルボン酸及び /又はそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アミン塩を併用した染毛料組成物も提案されているが（特開平 6— 2 9 8 6 3 0号）、移染性の点で未だ満足しうるものではない。

また、ヘアリンスのような使用方法で多数回使用することにより白髪を目立たなくする染毛剤組成物として、酸性染料、有機溶剤を含有し、 p Hが 2 . 0〜 4 . 5であり、有機酸の塩等を配合し、緩衝能を 0 . 0 ：！〜 0 . 2グラム当量 / 1 とした染毛剤組成物が提案されているが（特開平 5— 7 8 2 2 8号）、染毛には多数回使用することが必要であり、具体的に使用しているクェン酸ナトリウム塩、乳酸ナトリゥム塩を配合したものは、移染性、風合いの点で未だ満足しうるものではない。

本発明は、従来の酸性染料、天然色素を用いた染毛剤の欠点を解消し、染毛の際のシャンプー洗液の色が著しく抑えられ、また、タオルや枕力バー等の衣類、肌等への移染性がなく、鮮やかな色調を得ることができ、しかも染色性に優れ、染毛後の毛髪のしなやかさ、くし通り性に優れた染毛剤組成物を提供することを目的とする。発明の開示

本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、酸性染料、天然色素の洗液への色落ちを抑えること、衣類等への移染性をなくするためには、染毛剤中に、グリコール酸の特定の液、即ちグリコール酸アンモニゥムを配合することにより解決できることを見い出し、また、このような洗液への色落ち、及び移染性の抑制に加えて、黒髪でも鮮やかな色調を得るためには、染毛剤中に、更に過酸化水素を配合し、ブリーチしながら染毛することにより解決できることを見い出し、本発明を完成するに至った。

即ち、本発明によれば、

(A) 酸性染料または天然色素を 0. 0 1〜 2重量％

( B ) 有機溶剤 0. 5〜 5 0重量％

(C) グリコール酸アンモニゥム 0. ：！〜 2 0重量⁰ /₀

を含有し、 p Hが 2. 0〜 4. 5であることを特徴とする染毛剤組成物が提供される。

また、本発明によれば、

(A) 酸性染料または天然色素を 0. 0 1〜 2重量％ ( B ) 有機溶剤 0. 5〜 5 0重量％

( C) グリコール酸アンモニゥム 0. ：!〜 2 0重量⁰ /₀

(D) 過酸化水素 0. ：！〜 5重量％

を含有し、 p Hが 2. 0〜 4. 5であることを特徴とする染毛剤組成物が提供される。発明を実施するための最良の形態

本発明の染毛剤組成物（A) 成分である酸性染料としては、ニトロ染料、ァゾ染料、ニトロソ染料、トリフエニルメタン染料、キサンチン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、インジゴ染料等が挙げられ、具体的には、赤色 2号、赤色 3号、赤色 1 0 2号、赤色 1 0 4号、赤色 1 0 5号、赤色 1 0 6号、黄色 4号、黄色 6号、緑色 3号、青色 1号、青色 2号、赤色 2 0 1号、赤色 2 2 7号、赤色 2 2 0号、赤色 2 3 0号、赤色 2 3 1号、赤色 2 3 2号、橙色 2 0 5号、橙色 2 0 7号、黄色 2 0 2号、黄色 2 0 3号、緑色 2 0 1号、緑色 2 0 4号、緑色 2 0 6号、青色 2 0 2号、青色 2 0 3号、青色 2 0 5号、かつ色 2 0 1号、赤色 4 0 1号、赤色 6 0 2号、赤色 5 0 3号、赤色 5 0 4号、赤色 5 0 6号、橙色 4 0 2号、黄色 4 0 2号、黄色 4 0 3号、黄色 4 0 6号、黄色 4 0 7 号、緑色 4 0 1号、緑色 4 0 2号、紫色 4 0 1号、黒色 4 0 1号等が用いられる。このうち、染毛力の観点より好ましい酸性染料は、黄色 4号、緑色 2 0 4号、赤色 2号、赤色 1 0 2号、緑色 3号、青色 1号、青色 2 0 5号、黄色 4 0 3号、赤色 1 0 6号、赤色 2 0 1号、橙色 2 0 5号、黒色 4 0 1号、緑色 2 0 1号又は紫色 4 0 1号であり、就中黒色 4 0 1 号、紫色 4 0 1号、橙色 2 0 5号、黄色 4 0 3号又は赤色 1 0 6号が特に好ましい。なお、これら酸性染料は 1種又は 2種以上を混合して用いることができる。

また、（A ) 成分である天然色素としては、カロチノィド系、アントラキノン系、フラボノイド系（アントシァニン系、カルコン系、フラボン系）、ポルフィリン系、ジケトン系、ベタシァニン系、ァゾフィロン系等が挙げられ、具体的にはァカネ色素、アナトー色素、パブリカ色素、クチナシ黄色色素、抽出カロチン、コチニール色素、ラック色素、赤キャべッ色素、シソ色素、紫コーン色素、エルダーベリー色素、ボイセンベリー色素、ブドウ果皮色素、ブドウ果汁色素、ムラサキイモ色素、ベニバナ黄色素、ベニバナ赤色素、コゥリヤン色素、タマネギ色素、力力ォ色素、サンダルウッド色素、スピルリナ青色素、クロロフィノレ、ゥコン色素、ビーレッド、紅麹赤色素、紅麹黄色素、クチナシ青色素、クチナシ赤色素等が用いられる。このうち、染料力の観点より、ァカネ色素、パブリカ色素、コチニール色素、ラック色素、コゥリヤン色素、タマネギ色素、カカオ色素、サンダルウッド色素、クチナシ青色素、クチナシ赤色素等が好ましい。なお、これらの天然色素は 1種又は 2種以上を混合して用いることができる。

上記酸性染料の配合量は、染毛剤組成物全重量に対し 0 . 0 1 〜 2重量⁰ /。であるが、染毛力とコスト面から 0 . 0 2 〜 1 . 0重量％が好ましレ、。酸性染料の配合量が 0 . 0 1重量％未満であると、染毛効果が十分に発揮されず、また 2重量％を越えると染毛度は良好であるが、皮膚や衣類に誤って付着したときに、除去しにくいので好ましくない。

本発明の染毛剤組成物の（B ) 成分である有機溶剤としては、下記一般式（ 1 ) で表わされる化合物、及び下記一般式（ 2 ) で表わされる N —アルキルピロリドン又は炭素数 1 〜 4のアルキレンカーボネートが挙げられる。 R— (OCH₂CH₂)p— (OCH₂CH)q-Z

(1)

(CH₂)— Y

〔式中、 R¹は水素原子、低級アルキル基又は基 R¾ ^-R³— (R²は水素原子、メチル基又はメトキシ基、 R³は結合手又は炭素数 1 ~ 3の飽和もしくは不飽和の二価の炭化水素基）を示し、 Y及び Zは水素原子又は水酸基を示し、 P、 q及び rは 0〜5の整数を示す。但し、 p = q = r = 0で Z=Hの場合、及ぴ p = q= r = 0 で Ι^ = Η、 2=ΟΗの場合を除く〕

Nハ O (2)

(式中、 R⁴は炭素数 1 〜 1 8の置換又は分岐鎖のアルキル基を示す）これらの有機溶剤の具体例としては、例えばエタノール、イソプロパノーノレ、 n—プロノくノーノレ、 n—ブタノーノレ、イソブタノーノレ、ェチレングリコール、プロピレングリコール、 1， 3—ブタンジオール、ベンジノレアノレコーノレ、シンナミノレァノレコーノレ、フエネチノレアノレコーノレ _p — ァニシルアルコール、 p—メチルベンジルァノレコール、フエノキシエタノーノレ、 2—ペンジノレオキシエタノール、メチルカルビトール、ェチノレ力ノレビトーノレ、プロピルカノレビトール、ブチルカノレビトール、トリェチレングリコーノレモノエチノレエーテノレ、トリエチレングリコーノレモノブチルエーテル、グリセリン、 N—メチルピロリドン、 N—ォクチルピロリドン、 N—ラウリルピロリドン等が挙げられる。

成分（B) である有機溶剤の配合量は、染毛剤組成物全重量に対し 0. 5〜 5 0重量％が好ましく、更には、 5〜 2 0 %が好ましい。

有機溶剤の配合量が 0. 5重量％未満であると、染毛効果が弱く、 5 0重量％を越えると、多量の有機溶剤の存在によって、一度浸透した色素が、再度溶出してくるため染毛効果が低下する上、皮膚刺激が現れる場合があるので好ましくない。

本発明の染毛剤組成物の（C) 成分であるグリコール酸アンモニゥムとしては、中和率が 1 0 0 %のもの、或いは種々の中和率のものが使用できるが、中和率が 1 0〜 7 0 %が好ましく、更に好ましくは 2 0〜 5 0 %の中和率の物が良好な、低色落ち性、低移染性を示す。

また、（C) 成分であるグリコール酸アンモニゥムの配合量は、染毛剤組成物全重量に対し 0. 1〜 2 0重量％が好ましく、更に好ましくは 5〜 1 5重量％である。

該配合量が 0. 1 %未満であると、移染を抑制する効果が弱く、また 2 0重量％を超えると、皮膚刺激が現れる場合があり好ましくない。

更に、（D) 成分である過酸化水素の配合量は、染毛剤組成物全重量に対し 0. 1〜 5. 0重量％が好ましく、髪の損傷の点から特に 0. 1 〜 5. 0重量％が好ましい。

また、過酸化水素の安定化剤として、ヒドロキシエタンジホスホン酸. ェデト酸ニナトリウム、クェン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ダルコン酸等のキレート剤を併用することが好ましい。

本発明の染毛剤組成物は、その p Hが 2. 0〜 4. 5である。 p Hが 2 . 0 より小さいと、頭皮等に付着したときに刺激がある場合があり、また p Hが 4 . 5 より大きいと、染毛効果が損なわれ、いずれも好ましくない。 p Hの調整は、有機酸、無機酸またはその塩、アルカリを用いて行なうことができる。

有機酸としては、例えばクェン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シユウ酸、マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等を挙げることができ、無機酸としては、例えばリン酸、硫酸、硝酸等を挙げることができる。また、アルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、モノエタノールァミン、ジエタノールァミン、トリエタノールァミン、アミノジヒドロキシメチルプロパンジオール、 2 _アミノー 2 —メチル一 1 —プロパノール、 2 —ァミノ一 2 —メチルー 1， 3 —プロパンジオール等を挙げることができる。

更にこの他にもアルギニン等の塩基性アミノ酸を用いることも好ましレヽ o

更にまた、これら酸及びアルカリを共存させて、例えば前記酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニゥム塩、トリエタノールアミン塩等として用いることもできる。

また、本発明の染毛剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で各種界面活性剤、カチオン性重合体、油性成分、ヒドロキシェチルセルロースゃキサンタンガム等の増粘剤、シリコーン誘導体、香料、防腐剤. 紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤等を配合してもよい。

ここで界面活性剤としてはォレフインスルホン酸、アルカンスルホン酸、脂肪酸アルキルエーテルカルボン酸、 N —ァシルアミノ酸等のァニオン界面活性剤；アミドべタイン、カルボべタイン、ヒドロキシスルホベタイン等の両性界面活性剤；モノもしくはジアルキル第 4級アンモニゥム塩等のカチオン界面活性剤；ポリォキシアルキレンアルキルエーテル等の非イオン界面活性剤のいずれも用いることができる。また、カチオン性重合体としてはカチオン化セルロース、カチオン化澱粉、カチォン化グァガム、ジァリル 4級アンモニゥム塩重合体、ジァリル 4級アンモニゥム塩 Zァクリルアミド共重合物、ヒドロキシェチルセルロースジメチルジァリル 4級アンモニゥム共重合物等が挙げられる。また、油性成分としては脂肪酸エステル類、直鎖又は分岐鎖のアルキルグリセリルエーテル、分岐の高級アルコール等が挙げられる。

本発明の染毛剤組成物は、上記成分を混合して定法により製造でき、その使用方法は、毛髪に塗布した後、 5分から 3 0分放置した後、シャンプ一で洗い流せばよい。実施例

次の実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例：！〜 4，比較例 1 〜 9

表 1 に示す各種組成物を調製し、下記の評価基準により、その染毛度- 移染性、しなやかさ及びくし通り性を評価した。その結果を表 1 に示す _c 〔染毛度〕

乾燥したャギの毛束 1 gに、表 1 に示す組成物各 1 gを均一に塗布した後、室温にて 1 5分間放置し、シャンプーした。その後、乾燥し、下記に示す方法により染毛度（Δ Ε * ) を評価した。

上記染色毛束を、色差計（日本電色工業株式会社製 S P E C T R O C O L O R ME T E R S E 2 0 0 0 ) で L， a , b値を測定し、未染色毛との色差（ΔΕ *) を求め、染まりを評価した。なお、 ΔΕ *はその数値が大きいほど染まりが良いことを表す。

ΔΕ* = (Δβ*) ²+ (Ab*) ²+ (AL*) ²

〔移染性〕

上記同様にャギ毛に染色処理をし、放置した後にシャンプーで洗い流し、白地タオルに毛束をはさみ、 5 0 0 gのおもりを 5分間载せたあとのタオルの染色度合いを官能で評価し、結果を表 1に示す。評価基準は以下の通りです。

◎ · · ·真っ白

〇 · · · よく見れば、かすかに染色が見られる

△ · · · 染色が見られるが、程度は軽い

X · · · 明らかに染色しており、かなり重度

〔しなやかさ及びくし通り性〕

上記同様にャギ毛に染色処理をし、放置した後にシャンプーで洗い流し、風乾した後に、手ざわりとくし通りのよさを官能で評価し、結果を表 1に示す。

△ · · · 手ざわりがややしなやかでなく、くし通りもややよくない X · · · 手ざわりがしなやかでなく、くし通りもよくない。 ( 1 )

実施例 1 実施例 2 実施例 3 実施例 4 橙 2 0 5号 0. 1 6 _> 黄色 4 0 3号一（ 1 ) 0. 0 4

ベンジノレアルコーノレ 5 1 0 1 0 1 0 グリコール酸アンモニゥム 1 0 1 0 5 1 5 クェン酸適量精製水 * パランス >

P H 3 3. 5 3 3 染毛度（Δ Ε) 2 5 3 5 3 8 4 0 移染性 ◎ ◎ O ◎ ' しなやかさ · くし通リの良さ ◎ ◎ 〇 ◎

表 1 — ( 2 )

比較例 1 比較例 2 比較例 3 比較例 4 比較例 5 比較例 6 比較例 7 比較例 8 比較例 9 橙 205号 -0. 16- 黄色 403号一（1) - 0. 04- ベンジルァノレコール 10 10 10 10 10 10 10 10 10 グリコ一ル酸アンモニゥム 0. 05 グリコール酸 10

グリコール酸ナトリウム 10

グリコール酸トリエタノ一ルァミン 10

乳酸 10

乳酸ナトリウム 10

リンゴ酸 10

クェン酸ナトリゥム 10 クェン酸 -一適量一- 精製水

PH 3 3. 5 3 3 3. 5 3 3. 5 3. 5 3 染毛度（ΔΕ) 40 40 40 35 30 35 40 31 40 移染性 Δ Δ Δ Δ △ Δ Δ X Δ しなやかさ · くし通リの良さ ◎ ◎ ◎ 〇 Δ 〇 X X Δ

実施例 5

下記に示す組成から p H 3. 0のクリームを調製し、毛束に対し実施例 1〜 4 と同様の処理を行ったところ染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好でめった。

(重量％: 黒色 4 0 1号 0. 3 スクヮラン 2 0 0 モンモリ口ナイト 1 0 セトステアリルアルコール 8 0

P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 1 0 ピレンダリコール 5 0 グリコーノレ酸アンモニゥム 1 0 0 香料 0 4 エタノール 2 0 0 精製水バランス実施例 6

下記に示す組成から p H 3. 0の、 A剤を寝ぐせ直し剤、 B剤を泡状セット剤として、それぞれ調製した。これらの A剤及び B剤のそれぞれを噴射剤（ L P G) とともにエアゾール缶に充填した（原液 Z噴射剤重量比 = 9 2 / 8 ) 。毛束に対し、これらのエアゾール缶を用いる A剤処理及び B剤処理を順次行ったところ、染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好であった。〔A剤〕

(重量％) グリコール酸アンモニゥム 1 0. 0 クェン酸

P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 4 アミドアミン 0 2 カチオンィ匕セノレロース 0 3 ィソプレングリコーノレ 0 香料 0 3 エタノーノレ 2 0 0 精製水バランス〔B剤〕

(重量％) ァカネ色素 5. 0

P〇 E ( 2 7 ) グリセリルエーテル 1 0 0 P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 3 塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム 0 2 カチオンィ匕セノレロース 0 3 ポリメタタリル酸エステル 0 3 香料 0 2 ペンジノレアノレコーノレ 3 0 エタノーノレ 2 0 0 精製水バランス実施例 7

下記に示す組成から p H 3. 0の、 A剤をトニック、 B液を泡状枝毛コート斉 Uとしてそれぞれ調製した。これらの A剤及び B剤を用いた以外は実施例 6 と同様の実験を行ったところ、染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、無損傷度及び損傷修復度はいずれも良好であつた。

〔A剤〕

(重量％)

P C A— N a 3. 0 クェン酸 0 3

1 ーメントーノレ 0 1 ィソプロピノレメチノレフエノーノレ 0 香料 0 3 へキシレングリコーノレ 2 0 エタノーノレ 3 0 0 精製水バランス〔B剤〕

(重量％) クチナシ青色素 3. 0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0 3 ジメチルシリコン（ S H 2 0 0— 3 0 C S) 7 0 ジメチルシリコン（ S H 2 0 0— 1 0 0 , O O O C S) 3 0

P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 3 塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム 0 2 グリコーノレ酸アンモニゥム 5 0 香料 0 2 黒色 4 0 1号 0 0 0 3 紫色 4 0 1号 0 0 0 1 グリセリン 0 5 ペンジノレアノレコール 5 0 エタノール 2 0 0 精製水バランス実施例 8

下記に示す組成から p H 3 . 0のジエル剤を調製し、毛束に対し実施例 1 〜 4 と同様の処理を行ったところ染毛性能に関しては、処理時間の経過とともに、徐々に染毛効果が発現して良好な染毛が得られ、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、無損傷度及び損傷修復度はいずれも良好であった。

(重量。 /。）グリシン 3 . 0 赤色 1 0 6号 0 2 ヒドロキシプロピノレセノレロース 1 0 カチオンィ匕セノレロース 0 3 ジプロピレングリコーノレ 2 0 ユカフォーマ 2 0 1 1 0 クェン酸 0 2 ベンジルァノレコーノレ 1 0 0 ェチノレアノレコーノレ 5 0 0 グリコーノレ酸アンモニゥム 1 0 0 香料 0. 5 精製水バランス実施例 9

下記に示す組成から p H 3. 0のヘアムースを調製し、毛束に対し実施例 1〜 4 と同様の処理を行ったところ、染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好であった。

(重量％) 橙色 2 0 5号 0. 2 フエ二ルァラニン 5

へキノレングリコーノレ 2

プロモイス E

プロモイス W

メチルポリシロキサン（ 1 0万） 4 5 メチルポリシロキサン（ 3 0 c s ) 2 5 P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 4 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0 3 ユカフォーマ 3 0 1 0 9 グリコーノレ酸アンモニゥム 0 0 香料 0

ペンジノレアノレコーノレ 0 0 エタノーノレ 0

クェン酸

精製水バランス実施例 1 o

下記に示す組成から p H 3 . 0のへアジエルを調製し、毛束に対し実施例 1 〜 4同様の処理を行ったところ染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好であった。

(重量％) 黒色 4 0 1号 0 . 1 紫色 4 0 1号 0

塩酸ピリドキシン 5

ヒドロキシプロピノレセノレロース 0 5 ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロース 0 5 ダリコール酸アンモニゥム 1 0 0 カルボポール 9 4 0 0 5 クェン酸

ジエチレングリコーノレ

ベンジルァノレコーノレ 5

エタノーノレ 2 0

メチルパラベン 0

精製水実施例 1 1〜： 1 4 , 比較例 1 0〜： 1 2、参考例

表 2に示す各種組成物を調製し、前記実施例 1〜 4 と同様にして、染毛度、移染性を評価し、更に鮮やかさ（A L *) を測定した。その結果を表 2に示す。但し染毛度の測定に使用した被染着物としては、前記実施例 1〜 4で用いたャギの毛束 1 gに代えて、人毛黒毛 1 0 c m l gを用いた。

なお、 △ L*は ΔΕ*の測定時に測定された値であり、この数値が小さいほど色調が鮮やかであることを示す。

表 2から明らかなように、黒髪の染毛においては、実施例 1 1〜 1 4 と比較例 1 0〜 1 2及び参考例との対比で明らかなように、過酸化水素を併用することによって、鮮やかな色調に染毛することができる。表 2

実施例比較例参考例

11 12 13 14 10 11 12 橙 2 0 5号 <- 0.16 -> 0.16 黄 4 0 3号 <- 0.04 -> 0.04 ベンジノレアノレコーノレ 10 10 10 15 10 10 10 10 グリコール酸アンモ-ゥム 5 10 5 5 5 5 5

Η₂0₂水（3 5%水溶液） 1 1 2 1 1 1 1 エタノール < 20 > クェン酸または

水酸化ナトリウム <— -—— 適量 -— > 清製水 , ランスブ

Ρ Η 3 2.5 3 3 3 6 3 3 染毛度（Δ Ε* ) 42 42 47 44 30 28 22 0.3 鮮やかさ（AL* ) -12 -12 -15 -13 - 12 - 10 - 10 0.6 移染性 ◎ ◎ ◎ ◎ 厶 ◎ ◎ ◎ 実施例 1 5

下記に示す組成から p H 3. 0のクリームを調製し、毛束に対し実施例 1 1〜 1 4 と同様の処理を行ったところ染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好であった。

(重量％)

H ₂〇 ₂水（ 3 5 %) 2. 0 黒色 4 0 1号 0 3 スクヮラン 2 0 0 モンモリ口ナイト 0 セトステアリルァノレコール 8 0 P O E ( 3 0 ) ステアリルェーァノレ 0 プロピレングリコーノレ 5 0 ダリコール酸アンモニゥム 1 0 0 香料 0 4

E D T A 0 5 エタノーノレ 2 0 0 精製水バランス実施例 1 6

下記に示す組成から p H 3. 0の、 A剤を寝ぐせ直し剤、 B剤を泡状セット剤として、それぞれ調製した。これらの A剤及び B剤のそれぞれを噴射剤（ L P G) とともにエアゾール缶に充填した（原液 Z噴射剤重量比 = 9 2 / 8 ) 。毛束に対し、これらのエアゾール缶を用いる A剤処理及び B剤処理を順次行ったところ、染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好であった。

〔A剤〕

(重量％)

H ₂〇 ₂水（ 3 5 %) 1. 0 グリコール酸アンモニゥム 1 0. 0 クェン酸

P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 4 アミドアミン 0 2 カチオンィ匕セノレロース 0 3 ィソプレングリコール 1 0

E D T A 0 5 香料 0 3 エタノーノレ 2 0 0 精製水バランス〔B剤〕

(重量％) ァカネ色素 2. 0

P O E ( 2 7 ) グリセリルエーテル 0 0 P〇 E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 3 塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム 0 2 ロース 0 3 ポリメタタリル酸エステル 0 3 香料 0 2 ペンジノレアノレコーノレ 3 0 エタノーノレ 2 0 . 0 精製水バランス実施例 1 7

下記に示す組成から p H 3 . 0の、 A剤をトニック、 B液を泡状枝毛コート剤としてそれぞれ調製した。これらの A剤及び B剤を用いた以外は実施例 6 と同様の実験を行ったところ、染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、無損傷度及び損傷修復度はいずれも良好であった。

〔A剤〕

(重量％)

H ₂〇 ₂水（ 3 5 % ) 2

P C A - N a 3 0 クェン酸 0 3

1 一メントール 0 ィソプロピルメチルフエノール 0 香料 0 3 クェン酸ナトリウム 0 5 へキシレングリコーノレ 2 0 エタノーノレ 3 0 0 精製水バランス〔B剤〕

(重量％) クチナシ青色素 2 . 0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0 . 3 ジメチルシリコン（ S H 2 0 0— 3 0 C S) 7. 0 ジメチルシリコン（ S H 2 0 0— 1 0 0， 0 0 0 C S 3. 0

P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0. 3 塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム 0. 2 グリコーノレ酸アンモニゥム 5. 0 香料 0. 2 黒色 4 0 1号 0. 0 0 3 紫色 4 0 1号 0. 0 0 1 グリセリン 0. 5 ペンジノレアノレコーノレ 5. 0 エタノーノレ 2 0. 0 精製水バランス

実施例 1 8

下記に示す組成から P H 3. 0のジエル剤を調製し、毛束に対し実施例 1〜 4 と同様の処理を行ったところ染毛性能に関しては、処理時間の経過とともに、徐々に染毛効果が発現して良好な染毛が得られ、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、無損傷度及び損傷修復度はいずれも良好であった。

(重量％)

H ₂〇 ₂水（ 3 5 %) 1 グリシン 3. 0 クェン酸ナトリウム 0. 5 赤色 1 0 6号 0. 2 ヒドロキシプロピノレセノレロース 1 . 0 カチオンィ匕セノレロース 0 3 ジプロピレングリコーノレ 2 0 ユカフォーマ 2 0 1 0 クェン酸 0 2 ベンジノレアノレコーノレ 1 0 0 ェチノレアノレコーノレ 5 0 0 グリコール酸アンモニゥム 1 0 0 香料 0 5 精製水バランス実施例 1 9

(重量％)

H ₂〇 ₂水（ 3 5 %)

橙色 2 0 5号 0 2 フエ二ルァヲニン 5

へキシレングリコーノレ 2

プロモイス E

プロモイス W

メチルポリシロキサン（ 1 0万） 4 5 メチルポリシロキサン（ 3 0 c s ) 2 5 P O E ( 3 0 ) ステアリルエーテル 0 4 ヤシ油脂肪酸ジエタノールァミ 0 3 ユカフォーマ 3 0 1 0 9 グリコール酸アンモニゥム 1 0 0 香料 0 ペンジノレアノレコーノレ 1 0 0 エタノール 1 0 グノレコン酸 0 5 クェン酸

精製水バランス実施例 2 0

下記に示す組成から p H 3 . 0のへアジエルを調製し、毛束に対し実施例 1 〜 4同様の処理を行ったところ染毛性、染毛時の色落ちのなさ、移染性、毛髪の感触、シャンプー堅牢性、製剤安定性はいずれも良好でめつに。

(重量％)

H ₂〇 ₂水（ 3 5 % ) 2 黒色 4 0 1号 0 紫色 4 0 1号 0 5 塩酸ピリドキシン 5 ヒドロキシプロピノレセノレロース 0 5 ヒドロキシプロピノレメチノレセノレ口ス 0 5 グリコール酸アンモニゥム 0 0 カルボポール 9 4 0 0 5 クェン酸メチリン酸ナトリゥ静 0 . 5 ジエチレングリコーノレ 1 ペンジノレアノレコーノレ 5 エタノール 2 0 メチルパラベン 0 . 1 精製水残本発明の請求の範囲 1 のダリコール酸アンモニゥムを配合した染毛剤組成物は、染毛性が良好で、シャンプーの際の色落ちが少なく、衣類、肌等への移染性がなく、また、染毛後の毛髪にしなやかさ及び優れたくし通り性を付える。

また、請求の範囲 1 のグリコール酸アンモニゥムを配合した染毛剤組成物に、更に過酸化水素を配合した本発明の請求の範囲 2の染毛剤組成物は、上記効果に加えて、黒色毛髪の染毛においても、鮮やかな色調を与える。

Claims

請求の範囲

1. (A) 酸性染料または天然色素を 0. 0 1 〜 2重量％

( B ) 有機溶剤 0. 5〜 5 0重量％

( C ) グリコール酸アンモニゥム 0. ：!〜 2 0重量％

を含有し、 ρ Ηが 2. 0〜 4. 5である：とを特徴とする染毛剤組成物,

2. (Α) 酸性染料または天然色素を 0. 0 1〜 2重量％

(Β) 有機溶剤 0. 5〜 5 0重量％

( C ) グリコール酸アンモニゥム 0. 1〜 2 0重量⁰ /。

(D) 過酸化水素 0. ：!〜 5重量％

を含有し、 ρ Ηが 2. 0〜 4. 5であることを特徴とする染毛剤組成物,