JPH119210A - 冷凍麺およびその製造方法 - Google Patents
冷凍麺およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH119210A JPH119210A JP9200704A JP20070497A JPH119210A JP H119210 A JPH119210 A JP H119210A JP 9200704 A JP9200704 A JP 9200704A JP 20070497 A JP20070497 A JP 20070497A JP H119210 A JPH119210 A JP H119210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noodles
- noodle
- frozen
- calcium
- alkaline additive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 235000010610 frozen noodles Nutrition 0.000 title claims abstract description 32
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 20
- 235000012149 noodles Nutrition 0.000 claims abstract description 144
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 29
- 238000007710 freezing Methods 0.000 claims abstract description 20
- 230000008014 freezing Effects 0.000 claims abstract description 20
- OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N Calcium Chemical compound [Ca] OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 18
- 239000011575 calcium Substances 0.000 claims abstract description 18
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 17
- 239000000654 additive Substances 0.000 claims abstract description 15
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 claims abstract description 15
- 235000013312 flour Nutrition 0.000 claims abstract description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 239000002075 main ingredient Substances 0.000 claims description 9
- KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M Potassium hydroxide Chemical compound [OH-].[K+] KWYUFKZDYYNOTN-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims 3
- 241000207199 Citrus Species 0.000 claims 1
- 239000000920 calcium hydroxide Substances 0.000 claims 1
- 229910001861 calcium hydroxide Inorganic materials 0.000 claims 1
- 235000020971 citrus fruits Nutrition 0.000 claims 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 abstract description 4
- 238000002156 mixing Methods 0.000 abstract description 3
- 239000012267 brine Substances 0.000 abstract description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 abstract description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 2
- HPALAKNZSZLMCH-UHFFFAOYSA-M sodium;chloride;hydrate Chemical compound O.[Na+].[Cl-] HPALAKNZSZLMCH-UHFFFAOYSA-M 0.000 abstract description 2
- 238000010009 beating Methods 0.000 abstract 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 abstract 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 abstract 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 14
- 235000019198 oils Nutrition 0.000 description 14
- 235000009419 Fagopyrum esculentum Nutrition 0.000 description 13
- 241000219051 Fagopyrum Species 0.000 description 10
- 241000209140 Triticum Species 0.000 description 5
- 235000021307 Triticum Nutrition 0.000 description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 238000010257 thawing Methods 0.000 description 5
- 240000008620 Fagopyrum esculentum Species 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 235000005686 eating Nutrition 0.000 description 3
- 239000003995 emulsifying agent Substances 0.000 description 3
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 3
- 235000019484 Rapeseed oil Nutrition 0.000 description 2
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 2
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 2
- 239000008159 sesame oil Substances 0.000 description 2
- 235000011803 sesame oil Nutrition 0.000 description 2
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 description 2
- 239000008107 starch Substances 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 108010068370 Glutens Proteins 0.000 description 1
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000010790 dilution Methods 0.000 description 1
- 239000012895 dilution Substances 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 235000006694 eating habits Nutrition 0.000 description 1
- 239000008157 edible vegetable oil Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 1
- 235000019634 flavors Nutrition 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 235000021312 gluten Nutrition 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000005923 long-lasting effect Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 235000015927 pasta Nutrition 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 235000014347 soups Nutrition 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Noodles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期保存に耐え、しかもお湯を使用せずに冷
し麺としてすぐ食することができる状態にすることが可
能な冷し麺用の冷凍麺およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 材料を混ぜ合わせて練り上げ麺生地を得
る。麺生地を帯状に形成し、圧延機でその厚みを減ず
る。薄くの延ばした麺帯を1時間程度常温下でねかせて
熟成させる。熟成した麺帯を切り出し生麺を得る。生麺
を茹でる。茹でた麺を冷水で水洗いする。水洗いされた
麺の表面に油を噴霧する。油を噴霧した麺を急速冷凍す
る。
し麺としてすぐ食することができる状態にすることが可
能な冷し麺用の冷凍麺およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 材料を混ぜ合わせて練り上げ麺生地を得
る。麺生地を帯状に形成し、圧延機でその厚みを減ず
る。薄くの延ばした麺帯を1時間程度常温下でねかせて
熟成させる。熟成した麺帯を切り出し生麺を得る。生麺
を茹でる。茹でた麺を冷水で水洗いする。水洗いされた
麺の表面に油を噴霧する。油を噴霧した麺を急速冷凍す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蕎麦、素麺、うど
ん等の麺およびその製造方法であって、特に冷し麺とし
て食するのに適した冷凍麺およびその製造方法に関する
ものである。
ん等の麺およびその製造方法であって、特に冷し麺とし
て食するのに適した冷凍麺およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】食して美味しい麺であるためには、麺そ
のもの及びつゆの味もさることながら、コシや表面の舌
触りが重要である。特に、日本人の夏の食生活に欠かせ
ない笊蕎麦といった冷し麺を美味しく作るためは、麺の
主原料である小麦粉や蕎麦粉から麺を打ち、これを茹で
た後に冷水でよく冷し、水を切ってすぐ食するようにし
たものが理想的である。ところが、この粉から麺を打っ
て作るのは、熟練した技術とそれなりの設備が必要であ
り、一般家庭ではほとんど無理といってよい。そこで、
一般家庭で笊蕎麦や冷麦を作る場合は、できあいの生麺
(茹でる前の麺)や乾麺を購入し、これを茹でて冷し麺
を作る。
のもの及びつゆの味もさることながら、コシや表面の舌
触りが重要である。特に、日本人の夏の食生活に欠かせ
ない笊蕎麦といった冷し麺を美味しく作るためは、麺の
主原料である小麦粉や蕎麦粉から麺を打ち、これを茹で
た後に冷水でよく冷し、水を切ってすぐ食するようにし
たものが理想的である。ところが、この粉から麺を打っ
て作るのは、熟練した技術とそれなりの設備が必要であ
り、一般家庭ではほとんど無理といってよい。そこで、
一般家庭で笊蕎麦や冷麦を作る場合は、できあいの生麺
(茹でる前の麺)や乾麺を購入し、これを茹でて冷し麺
を作る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなできあいの麺を冷し麺にするためには、暑い夏に大
きな鍋で大量のお湯を使用しなくてはならない上、これ
を冷やすために大量の水や氷を必要とし、労力および使
用する水などの量を考慮すると簡単に作ることはできな
いという問題点があった。また、乾麺は必ずしも冷し麺
に適したように作られているとは限らず、一方、生麺は
長持ちせず保存の面で問題がある。本発明は、上記問題
に鑑みなされたもので、長期保存に耐え、しかもお湯を
使用せずに冷し麺としてすぐ食することができる状態に
することが可能な冷凍麺およびその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
うなできあいの麺を冷し麺にするためには、暑い夏に大
きな鍋で大量のお湯を使用しなくてはならない上、これ
を冷やすために大量の水や氷を必要とし、労力および使
用する水などの量を考慮すると簡単に作ることはできな
いという問題点があった。また、乾麺は必ずしも冷し麺
に適したように作られているとは限らず、一方、生麺は
長持ちせず保存の面で問題がある。本発明は、上記問題
に鑑みなされたもので、長期保存に耐え、しかもお湯を
使用せずに冷し麺としてすぐ食することができる状態に
することが可能な冷凍麺およびその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、冷
凍された麺において、アルカリ性添加材を添加するよう
にしたものである。
凍された麺において、アルカリ性添加材を添加するよう
にしたものである。
【0005】また、冷し麺用の冷凍麺の製造方法を、小
麦粉などの麺の主原料、水、アルカリ性添加材を混ぜ合
わせて練り上げ麺生地を得、麺生地を打ち麺を切り出
し、麺をそのまま食することができる固さまで茹で、茹
でた麺を冷水で水洗いし、水洗いされた麺を冷凍するよ
うにしたものである。
麦粉などの麺の主原料、水、アルカリ性添加材を混ぜ合
わせて練り上げ麺生地を得、麺生地を打ち麺を切り出
し、麺をそのまま食することができる固さまで茹で、茹
でた麺を冷水で水洗いし、水洗いされた麺を冷凍するよ
うにしたものである。
【0006】麺の冷凍方法を、麺を収納した後にほぼ密
閉することができるように形成されると共に、その一部
分が突出面に形成された容器内に、茹で上がって水洗い
された麺を収納し、容器の突出面を上方にして、容器内
に収納された麺の冷凍を開始し、麺の一部が凍結して完
全に固まる前の可撓性のある状態のときに、前記容器を
反転させて前記突出面が下方に位置するようにして冷凍
を継続し、麺の一部が前記突出面に倣うようにして凍結
して固まったことを確認して、冷凍を終了するようにし
たものである。
閉することができるように形成されると共に、その一部
分が突出面に形成された容器内に、茹で上がって水洗い
された麺を収納し、容器の突出面を上方にして、容器内
に収納された麺の冷凍を開始し、麺の一部が凍結して完
全に固まる前の可撓性のある状態のときに、前記容器を
反転させて前記突出面が下方に位置するようにして冷凍
を継続し、麺の一部が前記突出面に倣うようにして凍結
して固まったことを確認して、冷凍を終了するようにし
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によって得られる麺は、笊
蕎麦や冷麦などの冷し麺として食するために製造される
冷凍麺であり、冷凍された麺を水に浸して解凍するだけ
で食べれる状態になり、しかもその味、食感ともに上記
した生麺から茹でて作ったものとかわらず、美味しい冷
し麺をつくることができる。すなわち、従来の冷凍麺と
は異なり、全く再加熱の必要がなく、水さえ有れば短時
間で容易に冷し麺を食せる状態にすることができるもの
である。
蕎麦や冷麦などの冷し麺として食するために製造される
冷凍麺であり、冷凍された麺を水に浸して解凍するだけ
で食べれる状態になり、しかもその味、食感ともに上記
した生麺から茹でて作ったものとかわらず、美味しい冷
し麺をつくることができる。すなわち、従来の冷凍麺と
は異なり、全く再加熱の必要がなく、水さえ有れば短時
間で容易に冷し麺を食せる状態にすることができるもの
である。
【0008】この麺の特徴としては、麺の主材料である
小麦粉や蕎麦粉などに加え、カルシウムやかんすいとい
ったアルカリ性添加材を少量だけ添加し、主材料の小麦
粉などに含まれるグルテンを収斂させるようにしたもの
である。
小麦粉や蕎麦粉などに加え、カルシウムやかんすいとい
ったアルカリ性添加材を少量だけ添加し、主材料の小麦
粉などに含まれるグルテンを収斂させるようにしたもの
である。
【0009】従来の冷凍麺は再加熱を前提としているた
め、その再加熱において十分なコシがでるように澱粉を
添加したものがほとんどであり、この澱粉を添加したも
のは、水による解凍をすると崩れやすくなってしまい、
水に浸漬して解凍しただけで食した場合は食感が非常に
悪い。この点、本発明の麺では上記したように水に浸漬
した解凍において、麺がくずれるのを防止できるため、
凍結状態から再加熱する必要が一切ない。
め、その再加熱において十分なコシがでるように澱粉を
添加したものがほとんどであり、この澱粉を添加したも
のは、水による解凍をすると崩れやすくなってしまい、
水に浸漬して解凍しただけで食した場合は食感が非常に
悪い。この点、本発明の麺では上記したように水に浸漬
した解凍において、麺がくずれるのを防止できるため、
凍結状態から再加熱する必要が一切ない。
【0010】この添加するアルカリ性添加材としては、
カルシウム(Ca)やかんすい(K2CO3+Na2C
O3)がある。この内、和麺の味を損なわないためには
カルシウムを使用する方が望ましく、その種類としては
食品用のカルシウムであれば特に限定されるものではな
いが、たとえば貝殻などを焼成して作られる焼成カルシ
ウムなどが好適である。
カルシウム(Ca)やかんすい(K2CO3+Na2C
O3)がある。この内、和麺の味を損なわないためには
カルシウムを使用する方が望ましく、その種類としては
食品用のカルシウムであれば特に限定されるものではな
いが、たとえば貝殻などを焼成して作られる焼成カルシ
ウムなどが好適である。
【0011】このアルカリ性添加材の添加量としては麺
の主原料の重量の0.01〜0.8重量%が好適であ
る。
の主原料の重量の0.01〜0.8重量%が好適であ
る。
【0012】また、カルシウムを添加する場合は、蕎麦
においては0.1〜0.4重量%、素麺または冷麦およ
びうどんにおいては0.01〜0.5重量%、冷し中華
においては0.01〜0.5重量%、パスタ(ソフトス
パゲッティー式麺)においては0.01〜0.5重量%
をそれぞれ添加することにより、麺の種類に応じたより
好適な麺を製造できる。
においては0.1〜0.4重量%、素麺または冷麦およ
びうどんにおいては0.01〜0.5重量%、冷し中華
においては0.01〜0.5重量%、パスタ(ソフトス
パゲッティー式麺)においては0.01〜0.5重量%
をそれぞれ添加することにより、麺の種類に応じたより
好適な麺を製造できる。
【0013】この麺の基本的な製造方法は次の工程から
なる。 (1)小麦粉などの麺の主原料、水、アルカリ性添加材
を混ぜ合わせて練り上げ麺生地を得る。 (2)麺生地を打った後、麺を切り出す。 (3)麺をそのまま食することができる固さまで茹で
る。 (4)茹でた麺を冷水で水洗いすると共に、冷却する。 (5)水洗いされた麺の表面を油によりをコーティング
する。 (6)油によりコーティングされた麺を急速冷凍する。
なる。 (1)小麦粉などの麺の主原料、水、アルカリ性添加材
を混ぜ合わせて練り上げ麺生地を得る。 (2)麺生地を打った後、麺を切り出す。 (3)麺をそのまま食することができる固さまで茹で
る。 (4)茹でた麺を冷水で水洗いすると共に、冷却する。 (5)水洗いされた麺の表面を油によりをコーティング
する。 (6)油によりコーティングされた麺を急速冷凍する。
【0014】また、上記(6)の麺の表面を油によりコ
ーティングする目的は、解凍の際にほぐれ易くすると共
に、冷凍において麺の乾燥や劣化を防止するためであ
る。このコーティングに使用される油としては特に限定
されるものではないが、特に蕎麦や素麺といった和麺に
おいて、食する際に油っぽさが残らないようにするため
には、菜種油やゴマ油などの食用油に乳化剤を添加した
ものを水で希釈して使用することが望ましい。
ーティングする目的は、解凍の際にほぐれ易くすると共
に、冷凍において麺の乾燥や劣化を防止するためであ
る。このコーティングに使用される油としては特に限定
されるものではないが、特に蕎麦や素麺といった和麺に
おいて、食する際に油っぽさが残らないようにするため
には、菜種油やゴマ油などの食用油に乳化剤を添加した
ものを水で希釈して使用することが望ましい。
【0015】また、麺が冷凍される際、麺線が密着して
ほぐれにくくなるのを防止するために、次の方法により
冷凍する。すなわち、茹で上がって水洗いされた麺を、
これを収納した後に略密閉することができるように形成
されると共に、少なくとも一部分が突出面に形成された
容器に収納し、該突出面を上方にして冷凍を開始し、麺
の一部が凍結し、麺全体が完全に固まる前の可撓性のあ
る状態のときに容器を反転させ、突出面を下方に位置さ
せて冷凍を継続し、麺の一部が落下して突出面倣うよう
にして凍結して固まったのを確認して、冷凍を終了する
ようにしたものである。これにより、容器を反転させた
際に、麺が落下してその一部が該突出面に倣うようにな
る。麺の一部は既に凍結した状態のため、麺全体が一体
となって落下するのではなく、麺線同士が離れ、いわゆ
る「ふんわりした状態」となって冷凍される。したがっ
て、麺線同士が密着した状態を極限することができ、解
凍の際にほぐれやすくなる。
ほぐれにくくなるのを防止するために、次の方法により
冷凍する。すなわち、茹で上がって水洗いされた麺を、
これを収納した後に略密閉することができるように形成
されると共に、少なくとも一部分が突出面に形成された
容器に収納し、該突出面を上方にして冷凍を開始し、麺
の一部が凍結し、麺全体が完全に固まる前の可撓性のあ
る状態のときに容器を反転させ、突出面を下方に位置さ
せて冷凍を継続し、麺の一部が落下して突出面倣うよう
にして凍結して固まったのを確認して、冷凍を終了する
ようにしたものである。これにより、容器を反転させた
際に、麺が落下してその一部が該突出面に倣うようにな
る。麺の一部は既に凍結した状態のため、麺全体が一体
となって落下するのではなく、麺線同士が離れ、いわゆ
る「ふんわりした状態」となって冷凍される。したがっ
て、麺線同士が密着した状態を極限することができ、解
凍の際にほぐれやすくなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1 図1は本発明に係る冷凍麺の製造方法を示す工程図、図
2は本発明に係る冷凍麺の冷凍方法を示す工程図であ
る。本実施例1においては、笊蕎麦用の冷凍麺の製造方
法を示す。本実施例の笊蕎麦用の冷凍麺の材料およびそ
の混合比は、蕎麦粉:30kg、小麦粉:70kg、
水:30l、焼成カルシウム:0.4kgである。図1
に示すように、上記の材料を次の工程により加工する。 (1)材料をミキサーにより混ぜ合わせて練り上げ麺生
地を得る。 (2)麺生地を麺帯形成機により帯状に形成し、圧延機
でその厚みを減ずる。 (3)薄くの延ばした麺帯を1時間程度常温下でねかせ
て熟成させる。 (4)熟成した麺帯を切出機により切り出し生麺を得
る。 (5)生麺を茹でる。従来の冷凍麺の製造においてはも
う一度加熱することを考慮し固茹でしているが、本実施
例の茹で上がりにおいては、そのまま食することができ
る固さまで茹でる。すなわち、従来の冷凍用の麺より柔
らかく茹でる必要がある。 (6)茹でた麺を冷水で水洗いすると共に、冷却する。
この冷却においては、麺の中心の温度(心温)が5°C
以下に成るまで冷却することが望ましい。 (7)水洗いされた麺の水を切り、その表面に油を噴霧
する。噴霧する油としては菜種油に乳化剤を添加したも
のを水で希釈して使用する。 (8)油を噴霧した麺を一食分ずつに小分けし、これを
急速冷凍する。この際、麺の劣化を防止するために、例
えば−40°C以下の凍結庫内で一気に冷凍することが
望ましい。
明する。 実施例1 図1は本発明に係る冷凍麺の製造方法を示す工程図、図
2は本発明に係る冷凍麺の冷凍方法を示す工程図であ
る。本実施例1においては、笊蕎麦用の冷凍麺の製造方
法を示す。本実施例の笊蕎麦用の冷凍麺の材料およびそ
の混合比は、蕎麦粉:30kg、小麦粉:70kg、
水:30l、焼成カルシウム:0.4kgである。図1
に示すように、上記の材料を次の工程により加工する。 (1)材料をミキサーにより混ぜ合わせて練り上げ麺生
地を得る。 (2)麺生地を麺帯形成機により帯状に形成し、圧延機
でその厚みを減ずる。 (3)薄くの延ばした麺帯を1時間程度常温下でねかせ
て熟成させる。 (4)熟成した麺帯を切出機により切り出し生麺を得
る。 (5)生麺を茹でる。従来の冷凍麺の製造においてはも
う一度加熱することを考慮し固茹でしているが、本実施
例の茹で上がりにおいては、そのまま食することができ
る固さまで茹でる。すなわち、従来の冷凍用の麺より柔
らかく茹でる必要がある。 (6)茹でた麺を冷水で水洗いすると共に、冷却する。
この冷却においては、麺の中心の温度(心温)が5°C
以下に成るまで冷却することが望ましい。 (7)水洗いされた麺の水を切り、その表面に油を噴霧
する。噴霧する油としては菜種油に乳化剤を添加したも
のを水で希釈して使用する。 (8)油を噴霧した麺を一食分ずつに小分けし、これを
急速冷凍する。この際、麺の劣化を防止するために、例
えば−40°C以下の凍結庫内で一気に冷凍することが
望ましい。
【0017】さらに、麺を冷凍するにあたっては、次の
方法により冷凍する。 (9)一食分ずつに小分けした麺1を、図2(a)に示
すような、略球形で2分割できる笊状の容器2に収納し
て、冷凍庫内に搬入する。この際、麺1は下方に位置す
る第1半球笊21内にあり、この第1半球笊21の内壁
に倣った形状で凍結を始める。尚、もう一方の第2半球
笊22が上記した突出面である。 (10)麺1の一部分が凍結し、まだその全体が撓る状
態のときに、複数回にわたり容器2を左右上下に振動さ
せ、その後に容器2を反転させて当初上方に位置してい
た第2半球笊22を下方に位置させる。麺1は半凍結状
態で落下するため、冷凍開始直後の茹で上がった状態と
は異なり、麺全体が一体となって落下するのではなく、
麺線同士が離れた、いわゆるふんわりした状態となっ
て、第2半球笊22内に収納される。したがって、この
状態で冷凍された麺1は、麺線同士が密着した状態では
ないため、解凍の際にほぐれやすい。
方法により冷凍する。 (9)一食分ずつに小分けした麺1を、図2(a)に示
すような、略球形で2分割できる笊状の容器2に収納し
て、冷凍庫内に搬入する。この際、麺1は下方に位置す
る第1半球笊21内にあり、この第1半球笊21の内壁
に倣った形状で凍結を始める。尚、もう一方の第2半球
笊22が上記した突出面である。 (10)麺1の一部分が凍結し、まだその全体が撓る状
態のときに、複数回にわたり容器2を左右上下に振動さ
せ、その後に容器2を反転させて当初上方に位置してい
た第2半球笊22を下方に位置させる。麺1は半凍結状
態で落下するため、冷凍開始直後の茹で上がった状態と
は異なり、麺全体が一体となって落下するのではなく、
麺線同士が離れた、いわゆるふんわりした状態となっ
て、第2半球笊22内に収納される。したがって、この
状態で冷凍された麺1は、麺線同士が密着した状態では
ないため、解凍の際にほぐれやすい。
【0018】上記工程により冷凍された蕎麦は包装して
製品として販売される。この蕎麦を食するにあたって
は、冷凍麺を常温の水に浸し、数十秒間程度浸すとによ
り、麺の芯まで解凍されて箸で麺が簡単にほぐれる状態
となるので、これをそのまま又は水切りして盛りつけ
る。
製品として販売される。この蕎麦を食するにあたって
は、冷凍麺を常温の水に浸し、数十秒間程度浸すとによ
り、麺の芯まで解凍されて箸で麺が簡単にほぐれる状態
となるので、これをそのまま又は水切りして盛りつけ
る。
【0019】この際、水に浸す時間が長すぎると、せっ
かく冷えていた麺が常温になってしまうため、上記した
『簡単にほぐれる状態』で素早く水から上げることが、
この麺をおいしく食べる骨である。
かく冷えていた麺が常温になってしまうため、上記した
『簡単にほぐれる状態』で素早く水から上げることが、
この麺をおいしく食べる骨である。
【0020】実施例2 素麺を製造するにあたっては、小麦粉:100kg、
水:30l、食塩:3kg、焼成カルシウム:0.2k
gを混合して製造する。製造工程は上記実施例1の製造
工程とほぼ同様である。ただし、上記実施例1の蕎麦と
違い、素麺は引っつきやすいため、油のコーティングを
より確実にする必要があり、そのため上記実施例1の油
の噴霧にかえ、非常にうすく希釈した油に短時間浸漬す
ることによりコーティングをする。
水:30l、食塩:3kg、焼成カルシウム:0.2k
gを混合して製造する。製造工程は上記実施例1の製造
工程とほぼ同様である。ただし、上記実施例1の蕎麦と
違い、素麺は引っつきやすいため、油のコーティングを
より確実にする必要があり、そのため上記実施例1の油
の噴霧にかえ、非常にうすく希釈した油に短時間浸漬す
ることによりコーティングをする。
【0021】実施例3 冷し中華麺を製造するにあたっては、小麦粉:100k
g、水:30l、かんすい:1kg、焼成カルシウム:
0.2kgを混合して製造する。製造工程は上記実施例
1の製造工程とほぼ同様である。噴霧する油としては中
華麺独特の風味を増すためにゴマ油に乳化剤を添加した
ものを使用する。
g、水:30l、かんすい:1kg、焼成カルシウム:
0.2kgを混合して製造する。製造工程は上記実施例
1の製造工程とほぼ同様である。噴霧する油としては中
華麺独特の風味を増すためにゴマ油に乳化剤を添加した
ものを使用する。
【0022】尚、上記した各実施例においては、冷凍す
る前に麺の表面を油でコーティングしていたが、必ずし
も必要な条件ではなく、麺線のほぐれをより良くするた
めに、麺の種類、麺の打上がりまたは茹で上がりの状態
によって、このコーティングを選択することが適当であ
る。
る前に麺の表面を油でコーティングしていたが、必ずし
も必要な条件ではなく、麺線のほぐれをより良くするた
めに、麺の種類、麺の打上がりまたは茹で上がりの状態
によって、このコーティングを選択することが適当であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明では以上のように構成したので、
水さえあればどこでも手軽に美味しい冷し麺を短時間で
つくれる冷凍麺を製造できるという優れた効果がある。
したがって、この冷凍麺により、冷し麺が最も美味しい
夏場であっても、大量のお湯を使った作業の必要もな
く、またコンビニエンスストアなどにおいて手軽でしか
も日持ちのよい商品として期待できる。
水さえあればどこでも手軽に美味しい冷し麺を短時間で
つくれる冷凍麺を製造できるという優れた効果がある。
したがって、この冷凍麺により、冷し麺が最も美味しい
夏場であっても、大量のお湯を使った作業の必要もな
く、またコンビニエンスストアなどにおいて手軽でしか
も日持ちのよい商品として期待できる。
【図1】本発明に係る冷凍麺の製造方法を示す工程図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る冷凍麺の冷凍方法を示す工程図で
ある。
ある。
1‥‥‥麺 2‥‥‥容器 21‥‥第1半球笊 22‥‥第2半球笊
Claims (10)
- 【請求項1】 冷凍された麺において、アルカリ性添加
材を添加したことを特徴とする冷凍麺。 - 【請求項2】 アルカリ性添加材がカルシウムまたはか
んすい(K2CO3+Na2CO3)であることを特徴
とする請求項1記載の冷凍麺。 - 【請求項3】 カルシウムが焼成カルシウムであること
を特徴とする請求項1記載の冷凍麺。 - 【請求項4】 次の工程からなることを特徴とする冷凍
麺の製造方法。 (1)小麦粉などの麺の主原料、水、アルカリ性添加材
を混ぜ合わせて練り上げ、麺生地を得る。 (2)麺生地を打ち麺を切り出す。 (3)麺をそのまま食することができる固さまで茹で
る。 (4)茹でた麺を冷水で水洗いする。 (5)水洗いされた麺を冷凍する。 - 【請求項5】 麺の冷凍方法が次の工程からなることを
特徴とする冷凍麺の製造方法。 (1)麺を収納した後にほぼ密閉することができるよう
に形成されると共に、その一部分が突出面に形成された
容器内に、茹で上がって水洗いされた麺を収納する。 (2)容器の突出面を上方にして、容器内に収納された
麺の冷凍を開始する。 (3)麺の一部が凍結して完全に固まる前の可撓性のあ
る状態のときに、前記容器を反転させて前記突出面が下
方に位置するようにして冷凍を継続する。 (4)麺の一部が前記突出面に倣うようにして凍結して
固まったことを確認して、冷凍を終了する。 - 【請求項6】 水洗いされた麺の表面を油によりコーテ
ィングした後に、急速冷凍することを特徴とする請求項
4また5記載の冷凍麺の製造方法。 - 【請求項7】 アルカリ性添加材の添加量が麺の主原料
の量の0.01〜0.8重量%であることを特徴とする
請求項4記載の冷凍麺の製造方法。 - 【請求項8】 アルカリ性添加材の添加量が麺の主原料
の量の0.2〜0.4重量%であることを特徴とする請
求項7記載の冷凍麺の製造方法。 - 【請求項9】 アルカリ性添加材がカルシウムまたはか
んすいであることを特徴とする請求項4記載の冷凍麺の
製造方法。 - 【請求項10】 カルシウムが焼成カルシウムであるこ
とを特徴とする請求項9記載の冷凍麺の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9200704A JPH119210A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 冷凍麺およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9200704A JPH119210A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 冷凍麺およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH119210A true JPH119210A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16428851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9200704A Pending JPH119210A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 冷凍麺およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH119210A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001078695A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Morii Shokuhin Kk | 冷凍素麺の製造方法と低温食材を得るための解凍方法 |
| JP2005263308A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Cf Net's:Kk | 冷凍麺及び冷凍麺弁当及びその容器 |
| KR101110493B1 (ko) | 2010-02-08 | 2012-01-31 | 주성용 | 즉석식 국수의 제조방법 |
| JP2018033363A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 生麺及び冷凍麺の製造方法 |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP9200704A patent/JPH119210A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001078695A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-27 | Morii Shokuhin Kk | 冷凍素麺の製造方法と低温食材を得るための解凍方法 |
| JP2005263308A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Cf Net's:Kk | 冷凍麺及び冷凍麺弁当及びその容器 |
| KR101110493B1 (ko) | 2010-02-08 | 2012-01-31 | 주성용 | 즉석식 국수의 제조방법 |
| JP2018033363A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 生麺及び冷凍麺の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3827607B2 (ja) | イーストドーナツの製造方法 | |
| JPH119210A (ja) | 冷凍麺およびその製造方法 | |
| NZ196815A (en) | Preparation of a food product from a dry mix containing albumen | |
| JPH1199A (ja) | 燻製洋菓子の製造方法 | |
| KR20210002224A (ko) | 부대찌개 소를 이용한 고로케 및 그 제조방법 | |
| JP4422182B2 (ja) | 急速冷凍されたデザートを準備するために半処理された製品、および、前記半処理された製品で作成される急速冷凍されたデザート | |
| KR102271932B1 (ko) | 쌀 아이스크림 제조 방법 및 그 방법에 의해 제조된 쌀 아이스크림 | |
| CN108812813A (zh) | 一种小型双层虎皮蛋糕及其制备方法 | |
| KR101601162B1 (ko) | 슈거파우더 토핑 케? 및 그 제조방법 | |
| JP4235982B2 (ja) | 豆腐加工品及びその製造方法 | |
| JP3597837B2 (ja) | ボール状加工食品の製造方法 | |
| JPH051690B2 (ja) | ||
| KR102782014B1 (ko) | 커스타드 수플레 푸딩의 제조방법 | |
| JP3671118B2 (ja) | 焙煎小麦粉を添加混合した穀粉を原料とする麺類の製造方法 | |
| JP2004105169A (ja) | 乾燥餡含有飲食物 | |
| JP3915286B2 (ja) | スフレ菓子の製造方法 | |
| JP2002345424A (ja) | 冷蔵/冷凍麺及びその製造方法 | |
| JP5620753B2 (ja) | 餡、アーモンド及び糖質を含有した菓子 | |
| JP2001045959A (ja) | シュー生地並びにそれを用いた菓子類及びその製造方法 | |
| JPH09299053A (ja) | 麺皮食品 | |
| KR100596345B1 (ko) | 피자쉘 장식에 쓰이는 감자치즈토핑크림의 제조방법 | |
| JP2026003554A (ja) | スイーツ | |
| JPS61289843A (ja) | 菓子 | |
| JP2022096216A (ja) | たこ焼きの製造方法 | |
| JPS5894372A (ja) | 魚介肉を主材とした揚物食品の製造方法 |