JPH1161105A - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
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- JPH1161105A JPH1161105A JP22414597A JP22414597A JPH1161105A JP H1161105 A JPH1161105 A JP H1161105A JP 22414597 A JP22414597 A JP 22414597A JP 22414597 A JP22414597 A JP 22414597A JP H1161105 A JPH1161105 A JP H1161105A
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- filler
- friction material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相手材の摩耗を増大させることなく低周波ノ
イズの発生を低減する。 【解決手段】 繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤とか
らなる摩擦材において、その充填剤の少なくとも一部と
して、層状鉱物を配合すると共に、平均粒径3.0〜3
0μmの硫酸バリウムを摩擦材全体に対して5.0体積
%以上の割合で配合する。充填剤として、その劈開性に
より低周波ノイズを低減する作用を有する層状鉱物を使
用すると共に、スティックスリップの原因となる相手材
表面の被着膜を除去するために、適度な硬度を有する硫
酸バリウムのうち、特に粒径が十分に大きいものを使用
するため、相手材の摩耗を増大させることなく、低周波
ノイズの発生を有効に低減することができる。
イズの発生を低減する。 【解決手段】 繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤とか
らなる摩擦材において、その充填剤の少なくとも一部と
して、層状鉱物を配合すると共に、平均粒径3.0〜3
0μmの硫酸バリウムを摩擦材全体に対して5.0体積
%以上の割合で配合する。充填剤として、その劈開性に
より低周波ノイズを低減する作用を有する層状鉱物を使
用すると共に、スティックスリップの原因となる相手材
表面の被着膜を除去するために、適度な硬度を有する硫
酸バリウムのうち、特に粒径が十分に大きいものを使用
するため、相手材の摩耗を増大させることなく、低周波
ノイズの発生を有効に低減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等のディスク
ブレーキパッド、ドラムブレーキライニング、またはク
ラッチフェーシング等として使用される摩擦材に関する
ものである。
ブレーキパッド、ドラムブレーキライニング、またはク
ラッチフェーシング等として使用される摩擦材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のディスクブレーキパッド、ドラ
ムブレーキシュー等に使用される摩擦材は、多くの材料
からなる複合材として形成されている。即ち、骨格を形
成する繊維状の成分である繊維基材と、この繊維基材を
結合保持する樹脂成分である樹脂結合剤と、これらの繊
維基材と樹脂結合剤とのマトリックス中に分散し充填さ
れる摩擦・摩耗特性等の改善のための粉末状の成分であ
る各種の充填剤とから構成されている。
ムブレーキシュー等に使用される摩擦材は、多くの材料
からなる複合材として形成されている。即ち、骨格を形
成する繊維状の成分である繊維基材と、この繊維基材を
結合保持する樹脂成分である樹脂結合剤と、これらの繊
維基材と樹脂結合剤とのマトリックス中に分散し充填さ
れる摩擦・摩耗特性等の改善のための粉末状の成分であ
る各種の充填剤とから構成されている。
【0003】なお、この繊維基材としては、一般に、ア
ラミド繊維、チタン酸カリウム繊維等が使用されてい
る。また、樹脂結合剤としては、フェノール樹脂等の熱
硬化性樹脂が使用されている。そして、充填剤として
は、黒鉛、二硫化モリブデン等の固体潤滑剤、ケイ酸ジ
ルコニウム等のアブレッシブ剤、銅粉、亜鉛粉等の金属
粉、カシューダスト、消石灰、及び、硫酸バリウム等の
体質充填剤等が使用されている。なおここで、体質充填
剤として用いられる硫酸バリウムは、具体的には、可溶
性バリウム塩を水溶液から硫酸バリウムとして沈殿させ
た沈降性硫酸バリウムであることが一般的である。この
沈降性硫酸バリウムは、凝集状態を呈し、見かけ上の粒
径は粗大化されているが、基本粒子は極めて微細であ
り、その粒径は0.1μm以下である。
ラミド繊維、チタン酸カリウム繊維等が使用されてい
る。また、樹脂結合剤としては、フェノール樹脂等の熱
硬化性樹脂が使用されている。そして、充填剤として
は、黒鉛、二硫化モリブデン等の固体潤滑剤、ケイ酸ジ
ルコニウム等のアブレッシブ剤、銅粉、亜鉛粉等の金属
粉、カシューダスト、消石灰、及び、硫酸バリウム等の
体質充填剤等が使用されている。なおここで、体質充填
剤として用いられる硫酸バリウムは、具体的には、可溶
性バリウム塩を水溶液から硫酸バリウムとして沈殿させ
た沈降性硫酸バリウムであることが一般的である。この
沈降性硫酸バリウムは、凝集状態を呈し、見かけ上の粒
径は粗大化されているが、基本粒子は極めて微細であ
り、その粒径は0.1μm以下である。
【0004】また、この他にも、充填剤成分としては種
々のものが知られているが、その一つに、マイカ(雲
母)、タルク等の層状鉱物がある。これらの層状鉱物、
即ち、陽イオンが結合したケイ酸基等が2次平面網状に
発達し、層間が弱いファンデルワールス力で結合された
層状の結晶構造有する鉱物は、劈開性を有し、その劈開
性により、低周波ノイズの発生を低減する作用を有して
いる。
々のものが知られているが、その一つに、マイカ(雲
母)、タルク等の層状鉱物がある。これらの層状鉱物、
即ち、陽イオンが結合したケイ酸基等が2次平面網状に
発達し、層間が弱いファンデルワールス力で結合された
層状の結晶構造有する鉱物は、劈開性を有し、その劈開
性により、低周波ノイズの発生を低減する作用を有して
いる。
【0005】なお、充填剤の少なくとも一部としてこの
ような層状鉱物(劈開性鉱物)を使用した摩擦材につい
ては、例えば、特開平6−9945号公報、特開平6−
9946号公報、特開平6−306185号公報等に開
示の技術があり、特開平6−9945号公報では、耐摩
耗性等を確保しつつ、低周波ノイズの発生を低減するた
めに、耐熱性に優れた変性フェノール樹脂を樹脂結合剤
とすると共に、充填剤としてマイカ等の層状鉱物(鱗片
状無機物)を使用することが提案されている。また、特
開平6−9946号公報では、同じく耐摩耗性等を確保
しつつ、低周波ノイズを抑えるために、充填剤として、
層状鉱物を、粒子の細かいカシューダストと共に使用す
ることが提案されている。更に、特開平6−30618
5号公報では、低周波ノイズを抑え、かつ、耐摩耗性を
向上させるために、層状鉱物を、所定割合の二硫化モリ
ブデン、三硫化アンチモン及び黒鉛と共に使用すること
が開示されている。
ような層状鉱物(劈開性鉱物)を使用した摩擦材につい
ては、例えば、特開平6−9945号公報、特開平6−
9946号公報、特開平6−306185号公報等に開
示の技術があり、特開平6−9945号公報では、耐摩
耗性等を確保しつつ、低周波ノイズの発生を低減するた
めに、耐熱性に優れた変性フェノール樹脂を樹脂結合剤
とすると共に、充填剤としてマイカ等の層状鉱物(鱗片
状無機物)を使用することが提案されている。また、特
開平6−9946号公報では、同じく耐摩耗性等を確保
しつつ、低周波ノイズを抑えるために、充填剤として、
層状鉱物を、粒子の細かいカシューダストと共に使用す
ることが提案されている。更に、特開平6−30618
5号公報では、低周波ノイズを抑え、かつ、耐摩耗性を
向上させるために、層状鉱物を、所定割合の二硫化モリ
ブデン、三硫化アンチモン及び黒鉛と共に使用すること
が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
自動車は動的性能だけでなく、快適性、静粛性等も著し
く向上されてきている。そして、その中で、制動時に生
じるブレーキノイズに関しても、急制動時に発生する高
周波ノイズのみでなく、グー音とも呼ばれる低周波ノイ
ズについても、その発生を低減することが求められてい
る。この低周波ノイズは、100〜1000Hz程度の
騒音であり、高周波ノイズに比べ目立たないものである
が、より高い快適性、静粛性等のためには、できるだけ
低減することが好ましい。
自動車は動的性能だけでなく、快適性、静粛性等も著し
く向上されてきている。そして、その中で、制動時に生
じるブレーキノイズに関しても、急制動時に発生する高
周波ノイズのみでなく、グー音とも呼ばれる低周波ノイ
ズについても、その発生を低減することが求められてい
る。この低周波ノイズは、100〜1000Hz程度の
騒音であり、高周波ノイズに比べ目立たないものである
が、より高い快適性、静粛性等のためには、できるだけ
低減することが好ましい。
【0007】なお、この低周波ノイズは、摩擦材と相手
材が摩擦係合を繰返す間に、摩擦材成分またはその分解
物が相手材に付着して被着膜を形成し、その被着膜と摩
擦材が凝着してスティックスリップ、即ち、摩擦係数の
瞬間的な変動を引起こすことによって生じるものであ
る。
材が摩擦係合を繰返す間に、摩擦材成分またはその分解
物が相手材に付着して被着膜を形成し、その被着膜と摩
擦材が凝着してスティックスリップ、即ち、摩擦係数の
瞬間的な変動を引起こすことによって生じるものであ
る。
【0008】したがって、低周波ノイズを抑制する手段
の一つとしては、この相手材被着膜を除去するために、
硬度が高く、研削性を有するケイ酸ジルコニウム等のア
ブレッシブ剤の配合を増やすことが有効であると考えら
れるが、これによれば、同時に相手材の摩耗が増大する
恐れがある。
の一つとしては、この相手材被着膜を除去するために、
硬度が高く、研削性を有するケイ酸ジルコニウム等のア
ブレッシブ剤の配合を増やすことが有効であると考えら
れるが、これによれば、同時に相手材の摩耗が増大する
恐れがある。
【0009】そこで、本発明は相手材の摩耗を増大させ
ることなく、低周波ノイズの発生を低減することができ
る摩擦材の提供を課題とするものである。
ることなく、低周波ノイズの発生を低減することができ
る摩擦材の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、充填剤の
少なくとも一部として、劈開性を有する層状鉱物を用い
ると共に、十分に大きな粒径を有する硫酸バリウム(ヒ
性硫酸バリウム)を用いることによって、相手材の摩耗
を増大させることなく、低周波ノイズの発生を有効に低
減できることを見出し、確認した。
少なくとも一部として、劈開性を有する層状鉱物を用い
ると共に、十分に大きな粒径を有する硫酸バリウム(ヒ
性硫酸バリウム)を用いることによって、相手材の摩耗
を増大させることなく、低周波ノイズの発生を有効に低
減できることを見出し、確認した。
【0011】本発明にかかる摩擦材は、繊維基材と、樹
脂結合剤と、充填剤とからなる摩擦材において、その充
填剤の少なくとも一部として、層状鉱物を含むと共に、
平均粒径3.0〜30μmの硫酸バリウムを摩擦材全体
に対して5.0体積%以上の割合で含むことを特徴とす
るものである。
脂結合剤と、充填剤とからなる摩擦材において、その充
填剤の少なくとも一部として、層状鉱物を含むと共に、
平均粒径3.0〜30μmの硫酸バリウムを摩擦材全体
に対して5.0体積%以上の割合で含むことを特徴とす
るものである。
【0012】このように、本発明の摩擦材においては、
充填剤の少なくとも一部として、層状鉱物が含まれると
共に、粒径が十分に大きく、平均粒径で3.0〜30μ
mである硫酸バリウムが、摩擦材全体に対し5.0体積
%以上の割合で含まれるので、後述の試験結果からも明
らかなように、相手材の摩耗を増大させることなく、低
周波ノイズの発生を低減することができる。
充填剤の少なくとも一部として、層状鉱物が含まれると
共に、粒径が十分に大きく、平均粒径で3.0〜30μ
mである硫酸バリウムが、摩擦材全体に対し5.0体積
%以上の割合で含まれるので、後述の試験結果からも明
らかなように、相手材の摩耗を増大させることなく、低
周波ノイズの発生を低減することができる。
【0013】なお、この理由については、層状鉱物が鱗
状に劈開し、滑性の表面を形成することによって、摩擦
材と相手材の凝着が抑制されると共に、硫酸バリウムが
モース硬度3〜3.5と比較的軟質であるため、十分に
大きな粒径を有することによって、相手材を実質的に研
削することなく、表面の被着膜のみを除去し、それによ
って、相手材の摩耗を増大させることなく、スティック
スリップの原因となる摩擦材と相手材の凝着が更に抑制
され、回避されるためであると考えられる。
状に劈開し、滑性の表面を形成することによって、摩擦
材と相手材の凝着が抑制されると共に、硫酸バリウムが
モース硬度3〜3.5と比較的軟質であるため、十分に
大きな粒径を有することによって、相手材を実質的に研
削することなく、表面の被着膜のみを除去し、それによ
って、相手材の摩耗を増大させることなく、スティック
スリップの原因となる摩擦材と相手材の凝着が更に抑制
され、回避されるためであると考えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この摩擦材について、更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0015】上記のように、本発明の摩擦材において
は、充填剤の少なくとも一部として、層状鉱物を使用す
ると共に、相手材被着膜を除去し、低周波ノイズの発生
を低減するために、粒径が十分に大きく、平均粒径で
3.0〜30μmの硫酸バリウムを使用する。
は、充填剤の少なくとも一部として、層状鉱物を使用す
ると共に、相手材被着膜を除去し、低周波ノイズの発生
を低減するために、粒径が十分に大きく、平均粒径で
3.0〜30μmの硫酸バリウムを使用する。
【0016】このような粒径の硫酸バリウムは、重晶石
(パライト)を粉砕し、水ヒ(簸)または風ヒにより分
級することによって得ることができる(ヒ性硫酸バリウ
ム)。この粒径が余り小さく、3.0μmより小さい
と、低周波ノイズの発生を低減する効果が十分に得られ
ない。また、粒径が大きいほど低周波ノイズの発生の低
減効果は高くなるが、余り大きいと、相手材の摩耗を増
大させる傾向も見られるため、30μmを限度とし、そ
れ以下であることが好ましい。
(パライト)を粉砕し、水ヒ(簸)または風ヒにより分
級することによって得ることができる(ヒ性硫酸バリウ
ム)。この粒径が余り小さく、3.0μmより小さい
と、低周波ノイズの発生を低減する効果が十分に得られ
ない。また、粒径が大きいほど低周波ノイズの発生の低
減効果は高くなるが、余り大きいと、相手材の摩耗を増
大させる傾向も見られるため、30μmを限度とし、そ
れ以下であることが好ましい。
【0017】そして、この硫酸バリウムは、摩擦材全体
に対して、5.0体積%以上の割合で配合することがで
きる。この配合が余り少なく、5.0体積%より少ない
と、低周波ノイズの発生を低減する効果が十分に得られ
ない。なお、この配合が余り多くてもその効果は頭打ち
状態となるだけでなく、多大な配合は他の充填剤の配合
を困難とする。そのため、一般に40体積%を限度と
し、それ以下の割合で配合することが好ましく、35体
積%以下の割合とすることがより好ましい。
に対して、5.0体積%以上の割合で配合することがで
きる。この配合が余り少なく、5.0体積%より少ない
と、低周波ノイズの発生を低減する効果が十分に得られ
ない。なお、この配合が余り多くてもその効果は頭打ち
状態となるだけでなく、多大な配合は他の充填剤の配合
を困難とする。そのため、一般に40体積%を限度と
し、それ以下の割合で配合することが好ましく、35体
積%以下の割合とすることがより好ましい。
【0018】この硫酸バリウムと共に充填剤の少なくと
も一部として使用する層状鉱物としては、この種の摩擦
材において充填剤として一般に用いられている劈開性を
有する層状鉱物(劈開性鉱物)を使用することができ、
マイカ(雲母)、カオリン、タルク、バーミキュライ
ト、モンモリロナイト、緑泥石、水酸化アルミニウム
(ギブス石)等を使用することができる。ただし、これ
らの中でも、マイカが最も一般的に使用されるものであ
り、特に好ましい。
も一部として使用する層状鉱物としては、この種の摩擦
材において充填剤として一般に用いられている劈開性を
有する層状鉱物(劈開性鉱物)を使用することができ、
マイカ(雲母)、カオリン、タルク、バーミキュライ
ト、モンモリロナイト、緑泥石、水酸化アルミニウム
(ギブス石)等を使用することができる。ただし、これ
らの中でも、マイカが最も一般的に使用されるものであ
り、特に好ましい。
【0019】そして、このような層状鉱物は、従来と同
様に、摩擦材全体に対して、一般に2〜40体積%の割
合で配合することが好ましい。この割合が余り少なく、
2体積%よりも少ないと、低周波ノイズの発生を低減す
る効果が実用上十分に得難くなる傾向がある。また、そ
の配合割合が多いほど低周波ノイズの低減効果は向上す
るが、余り多く配合してもそれによる効果は頭打ち状態
になるため、40体積%を限度として、それ以下の割合
で配合することが好ましい。
様に、摩擦材全体に対して、一般に2〜40体積%の割
合で配合することが好ましい。この割合が余り少なく、
2体積%よりも少ないと、低周波ノイズの発生を低減す
る効果が実用上十分に得難くなる傾向がある。また、そ
の配合割合が多いほど低周波ノイズの低減効果は向上す
るが、余り多く配合してもそれによる効果は頭打ち状態
になるため、40体積%を限度として、それ以下の割合
で配合することが好ましい。
【0020】なお、本発明の摩擦材を形成するその他の
成分、即ち、繊維基材、樹脂結合剤、及び、上記の平均
粒径3.0〜30μmの硫酸バリウムと層状鉱物以外の
充填剤については、従来と基本的に同様である。
成分、即ち、繊維基材、樹脂結合剤、及び、上記の平均
粒径3.0〜30μmの硫酸バリウムと層状鉱物以外の
充填剤については、従来と基本的に同様である。
【0021】即ち、摩擦材の骨格を形成する繊維状の成
分である繊維基材としては、アラミド繊維、ノボロイド
繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維等の耐熱性有機繊
維、チタン酸カリウム繊維またはウィスカ、アルミナ繊
維、シリカ繊維、ジルコニア繊維、アルミナ−シリカ繊
維、アルミナ−シリカ−ジルコニア繊維等のセラミック
繊維、ロックウール、スラグウール、カーボン繊維、或
いはガラス繊維、等の無機繊維、スチール繊維、ステン
レススチール繊維、銅繊維、真鍮繊維等の金属繊維、等
が挙げられる。そして、これらの繊維は、単独で、また
は適宜組合わせて、摩擦材の具体的種類または用途に応
じて使用することができる。そして、ディスクブレーキ
パッドの場合には、一般に、これらの耐熱性有機繊維
と、無機繊維と、金属繊維とが適切に組合わされて使用
される。
分である繊維基材としては、アラミド繊維、ノボロイド
繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維等の耐熱性有機繊
維、チタン酸カリウム繊維またはウィスカ、アルミナ繊
維、シリカ繊維、ジルコニア繊維、アルミナ−シリカ繊
維、アルミナ−シリカ−ジルコニア繊維等のセラミック
繊維、ロックウール、スラグウール、カーボン繊維、或
いはガラス繊維、等の無機繊維、スチール繊維、ステン
レススチール繊維、銅繊維、真鍮繊維等の金属繊維、等
が挙げられる。そして、これらの繊維は、単独で、また
は適宜組合わせて、摩擦材の具体的種類または用途に応
じて使用することができる。そして、ディスクブレーキ
パッドの場合には、一般に、これらの耐熱性有機繊維
と、無機繊維と、金属繊維とが適切に組合わされて使用
される。
【0022】これらの繊維基材及び充填剤を結合保持す
る樹脂結合剤としては、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、或いはSBR等のゴム等を使用することができ
る。ただし、これらの中でも、フェノール樹脂、または
その各種変性物が最も一般的に使用されるものでもあ
り、特に好ましい。そして、このフェノール樹脂として
は、一般にノボラック型の粉末を使用することができ
る。
る樹脂結合剤としては、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、或いはSBR等のゴム等を使用することができ
る。ただし、これらの中でも、フェノール樹脂、または
その各種変性物が最も一般的に使用されるものでもあ
り、特に好ましい。そして、このフェノール樹脂として
は、一般にノボラック型の粉末を使用することができ
る。
【0023】更に、上記の平均粒径3.0〜30μmの
硫酸バリウム及び層状鉱物以外の充填剤としては、カシ
ューダストまたはその他の高分子粉末、消石灰、黒鉛
(グラファイト)、二硫化モリブデン、三硫化アンチモ
ン等の固体潤滑剤、主に摩擦係数を向上するためのアル
ミナ粉、シリカ粉、ケイ酸ジルコニウム粉、酸化ジルコ
ニウム粉等のアブレッシブ剤、主に熱伝導性を向上する
ための銅粉、亜鉛粉、真鍮粉等の金属粉、沈降性硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム等の体質充填剤、或いはその他
の摩擦調整のための添加剤を使用することができる。
硫酸バリウム及び層状鉱物以外の充填剤としては、カシ
ューダストまたはその他の高分子粉末、消石灰、黒鉛
(グラファイト)、二硫化モリブデン、三硫化アンチモ
ン等の固体潤滑剤、主に摩擦係数を向上するためのアル
ミナ粉、シリカ粉、ケイ酸ジルコニウム粉、酸化ジルコ
ニウム粉等のアブレッシブ剤、主に熱伝導性を向上する
ための銅粉、亜鉛粉、真鍮粉等の金属粉、沈降性硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム等の体質充填剤、或いはその他
の摩擦調整のための添加剤を使用することができる。
【0024】そして、以上の成分、即ち、繊維基材と、
樹脂結合剤と、層状鉱物と平均粒径3.0〜30μmの
硫酸バリウムとを含む充填剤とからなる本発明の摩擦材
は、これらの材料成分を混合し、この混合物を圧縮して
予備成形した後、加熱加圧成形する通常の熱成形方法に
よって製造することができる。
樹脂結合剤と、層状鉱物と平均粒径3.0〜30μmの
硫酸バリウムとを含む充填剤とからなる本発明の摩擦材
は、これらの材料成分を混合し、この混合物を圧縮して
予備成形した後、加熱加圧成形する通常の熱成形方法に
よって製造することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を、実施例及び比較例により更
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
【0026】図1は本発明の実施例及び比較例の摩擦材
の配合組成(体積%)とその評価試験結果を示す表図で
ある。
の配合組成(体積%)とその評価試験結果を示す表図で
ある。
【0027】〔摩擦材(パッド)の作製〕図1に示す配
合組成(体積%)で、本発明の実施例1乃至実施例3の
摩擦材を作製した。また、これらの実施例との対比のた
めに、比較例1及び比較例2の摩擦材も合わせて作製し
た。なお、これらの実施例及び比較例の摩擦材は、自動
車のディスクブレーキ用パッドとして具体化したもので
ある。
合組成(体積%)で、本発明の実施例1乃至実施例3の
摩擦材を作製した。また、これらの実施例との対比のた
めに、比較例1及び比較例2の摩擦材も合わせて作製し
た。なお、これらの実施例及び比較例の摩擦材は、自動
車のディスクブレーキ用パッドとして具体化したもので
ある。
【0028】即ち、図1のように、これらの実施例及び
比較例の摩擦材は、繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤
とから形成されている。そして、その繊維基材は、アラ
ミド繊維10体積%と、チタン酸カリウム繊維8体積%
と、ロックウール8体積%と、銅繊維3体積%とからな
っている。したがって、これらの摩擦材は、スチール繊
維を含まない非スチール系摩擦材として形成されてい
る。
比較例の摩擦材は、繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤
とから形成されている。そして、その繊維基材は、アラ
ミド繊維10体積%と、チタン酸カリウム繊維8体積%
と、ロックウール8体積%と、銅繊維3体積%とからな
っている。したがって、これらの摩擦材は、スチール繊
維を含まない非スチール系摩擦材として形成されてい
る。
【0029】また、樹脂結合剤は、フェノール樹脂(ノ
ボラック型)からなり、実施例及び比較例の各摩擦材に
おいて18体積%の割合で配合されている。
ボラック型)からなり、実施例及び比較例の各摩擦材に
おいて18体積%の割合で配合されている。
【0030】更に、充填剤として、各実施例では、主に
摩擦係数を調整するためのカシューダスト17体積%
と、主に摩擦材のアルカリ性を保持しその防錆性を高め
るための消石灰3体積%と、固体潤滑剤としてのグラフ
ァイト2体積%、二硫化モリブデン1体積%及び三硫化
アンチモン2体積%と、アブレッシブ剤としてのケイ酸
ジルコニウム2体積%と、そして、低周波ノイズの発生
を抑制するための層状鉱物であるマイカ5体積%と、硫
酸バリウムとが配合されている。
摩擦係数を調整するためのカシューダスト17体積%
と、主に摩擦材のアルカリ性を保持しその防錆性を高め
るための消石灰3体積%と、固体潤滑剤としてのグラフ
ァイト2体積%、二硫化モリブデン1体積%及び三硫化
アンチモン2体積%と、アブレッシブ剤としてのケイ酸
ジルコニウム2体積%と、そして、低周波ノイズの発生
を抑制するための層状鉱物であるマイカ5体積%と、硫
酸バリウムとが配合されている。
【0031】この硫酸バリウムとして、次の5種類の硫
酸バリウムA〜Eを用意した。
酸バリウムA〜Eを用意した。
【0032】〈硫酸バリウム〉 硫酸バリウムA:沈降性硫酸バリウム(微細粒子/粒径
0.1μm以下) 硫酸バリウムB:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径1.0μ
m) 硫酸バリウムC:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径3.0μ
m) 硫酸バリウムD:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径10μ
m) 硫酸バリウムE:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径30μ
m) そして、実施例1では、硫酸バリウムCを、摩擦材全体
に対して、21体積%の割合で配合した。また、実施例
2では硫酸バリウムAと硫酸バリウムDを併用し、硫酸
バリウムAを5.0体積%、硫酸バリウムDを16体積
%の割合で配合した(計21体積%)。更に、実施例3
では、硫酸バリウムAと硫酸バリウムEを併用し、硫酸
バリウムAを16体積%、硫酸バリウムEを5.0体積
%の割合で配合した(計21体積%)。
0.1μm以下) 硫酸バリウムB:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径1.0μ
m) 硫酸バリウムC:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径3.0μ
m) 硫酸バリウムD:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径10μ
m) 硫酸バリウムE:ヒ性硫酸バリウム(平均粒径30μ
m) そして、実施例1では、硫酸バリウムCを、摩擦材全体
に対して、21体積%の割合で配合した。また、実施例
2では硫酸バリウムAと硫酸バリウムDを併用し、硫酸
バリウムAを5.0体積%、硫酸バリウムDを16体積
%の割合で配合した(計21体積%)。更に、実施例3
では、硫酸バリウムAと硫酸バリウムEを併用し、硫酸
バリウムAを16体積%、硫酸バリウムEを5.0体積
%の割合で配合した(計21体積%)。
【0033】これらの実施例に対して、比較例1では、
硫酸バリウムBを21体積%配合した。また、比較例2
では、ケイ酸ジルコニウムの配合を多くして6体積%と
し、硫酸バリウムAを17体積%配合した。
硫酸バリウムBを21体積%配合した。また、比較例2
では、ケイ酸ジルコニウムの配合を多くして6体積%と
し、硫酸バリウムAを17体積%配合した。
【0034】これらの実施例及び比較例の摩擦材の作製
は、通常の熱成形方法によって行った。即ち、各種の硫
酸バリウムを種々の割合で含む上記配合の摩擦材原料を
ブレンダで十分均一に混合した後、この粉状混合物を予
備成形金型に投入し、常温下、圧力200kg/cm2 で約
1分間加圧し、略パッド形状の摩擦材の予備成形物を形
成した。次いで、この摩擦材の予備成形物を、予め表面
にフェノール樹脂系接着剤を塗布した裏金と共に熱成形
金型にセットし、加圧圧力300kg/cm2 、温度160
℃で5分間熱成形した。これを更に190℃で180分
間熱処理し、裏金と一体になった摩擦材、即ち、ディス
クブレーキパッドを得た。
は、通常の熱成形方法によって行った。即ち、各種の硫
酸バリウムを種々の割合で含む上記配合の摩擦材原料を
ブレンダで十分均一に混合した後、この粉状混合物を予
備成形金型に投入し、常温下、圧力200kg/cm2 で約
1分間加圧し、略パッド形状の摩擦材の予備成形物を形
成した。次いで、この摩擦材の予備成形物を、予め表面
にフェノール樹脂系接着剤を塗布した裏金と共に熱成形
金型にセットし、加圧圧力300kg/cm2 、温度160
℃で5分間熱成形した。これを更に190℃で180分
間熱処理し、裏金と一体になった摩擦材、即ち、ディス
クブレーキパッドを得た。
【0035】〔評価試験〕次に、作製した実施例及び比
較例の各摩擦材(ディスクブレーキパッド)について、
それらの相手材攻撃性(相手材摩耗性)、及び、低周波
ノイズの発生性に関する評価試験を行った。
較例の各摩擦材(ディスクブレーキパッド)について、
それらの相手材攻撃性(相手材摩耗性)、及び、低周波
ノイズの発生性に関する評価試験を行った。
【0036】相手材に対する攻撃性に関しては、JAS
O一般性能試験(JASO−C427−83)を行い、
試験終了後の各摩擦材の相手材(厚さ18mmベンチレー
テッド型ディスクロータ)の摩耗量を測定した。試験条
件は次のとおりである。 キャリパブレーキ型式:PD51−18V イナーシャ:4.0kg・m2 初速度:50km/h。
O一般性能試験(JASO−C427−83)を行い、
試験終了後の各摩擦材の相手材(厚さ18mmベンチレー
テッド型ディスクロータ)の摩耗量を測定した。試験条
件は次のとおりである。 キャリパブレーキ型式:PD51−18V イナーシャ:4.0kg・m2 初速度:50km/h。
【0037】また、低周波ノイズの発生性に関しては、
実車(PD51−18V型キャリパブレーキ)による制
動試験を行い、その制動時に低周波ノイズが発生した回
数を測定した。試験条件は次のとおりである。 車速:20〜100km/h 温度:40〜250℃ 減速度:1〜8m/s2 。
実車(PD51−18V型キャリパブレーキ)による制
動試験を行い、その制動時に低周波ノイズが発生した回
数を測定した。試験条件は次のとおりである。 車速:20〜100km/h 温度:40〜250℃ 減速度:1〜8m/s2 。
【0038】これらの条件を各範囲内で種々に組合わせ
て、計100回の制動試験を行った。そして、低周波ノ
イズが発生した場合の回数をカウントし、低周波ノイズ
発生率を次式から算出した。
て、計100回の制動試験を行った。そして、低周波ノ
イズが発生した場合の回数をカウントし、低周波ノイズ
発生率を次式から算出した。
【0039】低周波ノイズ発生率(%)=(ノイズ発生
回数/制動回数)×100 実施例及び比較例の各摩擦材について、測定した相手材
摩耗量(μm)、及び、低周波ノイズ発生率(%)を図
1に示す。
回数/制動回数)×100 実施例及び比較例の各摩擦材について、測定した相手材
摩耗量(μm)、及び、低周波ノイズ発生率(%)を図
1に示す。
【0040】〔試験結果〕図1のように、平均粒径3.
0〜30μmの硫酸バリウムを摩擦材全体に対して5.
0体積%以上の割合で用いた実施例1乃至実施例3で
は、低周波ノイズの発生率が低く、しかも、相手材の摩
耗量も少なく抑えられている。そして、この効果は比較
例との対比からより明らかである。
0〜30μmの硫酸バリウムを摩擦材全体に対して5.
0体積%以上の割合で用いた実施例1乃至実施例3で
は、低周波ノイズの発生率が低く、しかも、相手材の摩
耗量も少なく抑えられている。そして、この効果は比較
例との対比からより明らかである。
【0041】即ち、比較例1は、平均粒径がより小さい
1.0μmである硫酸バリウムを用いたものであるが、
これによれば、相手材の摩耗量はより少なくなるが、同
時に、低周波ノイズの発生率が大幅に増大する。また、
比較例2は、硫酸バリウムとしては微細粒子である沈降
性硫酸バリウムのみを用い、相手材被着膜の除去のため
にアブレッシブ剤であるケイ酸ジルコニウムの配合を多
くしたものであるが、これによれば、低周波ノイズの発
生率は実施例3と同程度に低減されているが、相手材の
摩耗量が大幅に増大している。
1.0μmである硫酸バリウムを用いたものであるが、
これによれば、相手材の摩耗量はより少なくなるが、同
時に、低周波ノイズの発生率が大幅に増大する。また、
比較例2は、硫酸バリウムとしては微細粒子である沈降
性硫酸バリウムのみを用い、相手材被着膜の除去のため
にアブレッシブ剤であるケイ酸ジルコニウムの配合を多
くしたものであるが、これによれば、低周波ノイズの発
生率は実施例3と同程度に低減されているが、相手材の
摩耗量が大幅に増大している。
【0042】そこで、この評価試験の結果からも、充填
剤の少なくとも一部として層状鉱物と共に、十分に大き
い粒径(平均粒径3.0〜30μm)を有する硫酸バリ
ウムを使用することによって、相手材の摩耗を増大させ
ることなく、低周波ノイズの発生を低減することができ
ることが分かる。
剤の少なくとも一部として層状鉱物と共に、十分に大き
い粒径(平均粒径3.0〜30μm)を有する硫酸バリ
ウムを使用することによって、相手材の摩耗を増大させ
ることなく、低周波ノイズの発生を低減することができ
ることが分かる。
【0043】ところで、本発明の摩擦材については、特
に、ディスクブレーキ用のパッドを例として主に説明し
たが、本発明を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、ドラムブレーキのライニング、或いはクラ
ッチフェーシング等、乾式摩擦係合装置に使用されるそ
の他の摩擦材にも同様に適用することができる。また、
繊維基材等の種類と配合等についても、上記の実施例に
限定されることなく、種々に変更することができる。
に、ディスクブレーキ用のパッドを例として主に説明し
たが、本発明を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、ドラムブレーキのライニング、或いはクラ
ッチフェーシング等、乾式摩擦係合装置に使用されるそ
の他の摩擦材にも同様に適用することができる。また、
繊維基材等の種類と配合等についても、上記の実施例に
限定されることなく、種々に変更することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる摩擦材
は、繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤とからなる摩擦
材において、その充填剤の少なくとも一部として、層状
鉱物を含むと共に、平均粒径3.0〜30μmの硫酸バ
リウムを摩擦材全体に対して5.0体積%以上の割合で
含むことを特徴とするものである。
は、繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤とからなる摩擦
材において、その充填剤の少なくとも一部として、層状
鉱物を含むと共に、平均粒径3.0〜30μmの硫酸バ
リウムを摩擦材全体に対して5.0体積%以上の割合で
含むことを特徴とするものである。
【0045】したがって、この摩擦材によれば、その充
填剤の少なくとも一部として層状鉱物と共に、平均粒径
3.0〜30μmの硫酸バリウムが摩擦材全体に対して
5.0体積%以上の割合で含まれているので、低周波ノ
イズの発生を有効に抑え、しかも、相手材の摩耗の増大
を少なく抑えることができる。即ち、本発明の摩擦材に
よれば、相手材の摩耗を増大させることなく、低周波ノ
イズの発生を低減することができる効果がある。
填剤の少なくとも一部として層状鉱物と共に、平均粒径
3.0〜30μmの硫酸バリウムが摩擦材全体に対して
5.0体積%以上の割合で含まれているので、低周波ノ
イズの発生を有効に抑え、しかも、相手材の摩耗の増大
を少なく抑えることができる。即ち、本発明の摩擦材に
よれば、相手材の摩耗を増大させることなく、低周波ノ
イズの発生を低減することができる効果がある。
【図1】 図1は本発明の実施例及びの摩擦材(ディス
クブレーキパット)の配合組成とその評価試験結果を示
す表図である。
クブレーキパット)の配合組成とその評価試験結果を示
す表図である。
フロントページの続き (72)発明者 三澤 紀雄 愛知県西加茂郡藤岡町大字飯野字大川ケ原 1141番地1 アイシン化工株式会社内 (72)発明者 長谷川 真一 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維基材と、樹脂結合剤と、充填剤とか
らなる摩擦材において、 前記充填剤の少なくとも一部として、層状鉱物を含むと
共に、平均粒径3.0〜30μmの硫酸バリウムを摩擦
材全体に対して5.0体積%以上の割合で含むことを特
徴とする摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22414597A JPH1161105A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22414597A JPH1161105A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1161105A true JPH1161105A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16809255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22414597A Pending JPH1161105A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1161105A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001247851A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-14 | Nisshinbo Ind Inc | 非石綿系摩擦材 |
| JP2003003012A (ja) * | 2001-06-18 | 2003-01-08 | Ube Material Industries Ltd | ゾノトライト粉末、及び摩擦材料製造用組成物 |
| JP2008503625A (ja) * | 2004-06-23 | 2008-02-07 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 摩擦材料を製造する方法並びにこの摩擦材料から製造された摩擦ライニング |
| JP2009062514A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-03-26 | Aisin Chem Co Ltd | 湿式摩擦材 |
| US8431629B2 (en) * | 2007-08-10 | 2013-04-30 | Aisin Kako Kabushiki Kaisha | Wet friction material including an inorganic filler |
| WO2014185307A1 (ja) * | 2013-05-15 | 2014-11-20 | 大塚化学株式会社 | 摩擦材及びドラムブレーキ用摩擦材 |
| JP2017039616A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 中空粒子、該中空粒子の製造方法及び該中空粒子を含む摩擦材 |
| WO2018164028A1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-13 | 大塚化学株式会社 | 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材 |
| WO2019022011A1 (ja) * | 2017-07-25 | 2019-01-31 | 株式会社アドヴィックス | 摩擦材 |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22414597A patent/JPH1161105A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP6403243B1 (ja) * | 2017-03-08 | 2018-10-10 | 大塚化学株式会社 | 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材 |
| CN110300787A (zh) * | 2017-03-08 | 2019-10-01 | 大塚化学株式会社 | 摩擦材料组合物、摩擦材料和摩擦部件 |
| US10843933B2 (en) | 2017-03-08 | 2020-11-24 | Otsuka Chemical Co., Ltd. | Friction material composition, friction material, and friction member |
| CN110300787B (zh) * | 2017-03-08 | 2021-09-21 | 大塚化学株式会社 | 摩擦材料组合物、摩擦材料和摩擦部件 |
| WO2019022011A1 (ja) * | 2017-07-25 | 2019-01-31 | 株式会社アドヴィックス | 摩擦材 |
| JP2019023261A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-14 | 株式会社アドヴィックス | 摩擦材 |
| US11009092B2 (en) | 2017-07-25 | 2021-05-18 | Advics Co., Ltd. | Friction material |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Effective date: 20060201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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Effective date: 20060404 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
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