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JP2001311071A - 非石綿系摩擦材 - Google Patents

非石綿系摩擦材

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Publication number
JP2001311071A
JP2001311071A JP2000125863A JP2000125863A JP2001311071A JP 2001311071 A JP2001311071 A JP 2001311071A JP 2000125863 A JP2000125863 A JP 2000125863A JP 2000125863 A JP2000125863 A JP 2000125863A JP 2001311071 A JP2001311071 A JP 2001311071A
Authority
JP
Japan
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friction material
asbestos
less
abrasive
average particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000125863A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tsugawa
和男 津川
Takeshi Yamane
武 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP2000125863A priority Critical patent/JP2001311071A/ja
Publication of JP2001311071A publication Critical patent/JP2001311071A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 繊維基材と、結合材と、無機質充填材
と、有機質充填材とを主成分とする非石綿系摩擦材組成
物を成形、硬化してなる非石綿系摩擦材において、上記
無機質充填材として(A)モース硬度が5以上7未満で
平均粒径が30μm以上500μm未満のアブレシブ
と、(B)モース硬度が7以上10未満で平均粒径が
0.1μm以上30μm未満のアブレシブとを用い、こ
れら(A),(B)成分の合計添加量が摩擦材組成物全
体に対して20体積%以下であることを特徴とする非石
綿系摩擦材。 【効果】 本発明によれば、高い摩擦係数を有し、鳴き
性能及びローター攻撃性が悪化することなく、優れた錆
落し性を兼ね備えた高品質な非石綿系摩擦材を得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、各種産業
用機械等のブレーキパッド、ブレーキライニング及びク
ラッチフェーシング等に好適に使用される非石綿系摩擦
材に関し、特に高い摩擦係数を有し、鳴き性能及びロー
ター攻撃性が悪化することなく、優れたローターの錆落
し性を有する高品質な非石綿系摩擦材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車、大型トラック、鉄道
車両及び各種産業用機械には、その制動のために摩擦材
が使用されている。この摩擦材には、摩擦係数が高く
(効きが高く)かつ安定していることは勿論、耐摩耗性
に優れていること、耐フェード性に優れていること、ブ
レーキ制動時の鳴き等の異音が発生しないこと、対面
(ローター)攻撃性が小さいこと、錆落し性に優れてい
ることなどの様々な性能が要求されている。特に、長期
間不使用時にディスクローター面などに生じる錆はブレ
ーキの振動発生、ブレーキパッドの磨耗(不均一かつ多
量)の原因となることからローター面を削り取ることな
く、錆のみを効率よく除去することが強く望まれてい
る。
【0003】このような課題を解決すべく、例えば、特
開平6−228539号公報には、モース硬度が6以上
で、平均粒径0.2〜250μmの硬質無機材料を0.
1〜30体積%添加した非石綿系摩擦材が提案されてい
る。
【0004】また、特開平6−220426号公報に
は、充填材成分の少なくとも一部としてモース硬度5以
上の硬質粒子成分を含有するカシューダストを使用した
非石綿系摩擦材が提案されている。
【0005】更に、特開平6−17031号公報には、
中心粒径1〜15μm、モース硬度6以上の無機物粉末
と、該無機物粉末の表面に被着されたグラファイトとを
有する粒状減摩材を3〜20重量%含有してなる摩擦材
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記摩
擦材は、いずれもモース硬度が比較的高いアブレシブを
使用しているため、摩擦係数は高くなり、錆落し性は向
上するが、ブレーキ鳴きが発生し、ローター攻撃性が大
きくなり、ローターの消耗が激しくなるという問題があ
る。
【0007】このため、モース硬度の高いアブレシブの
添加量を抑制したり、粒度の細かいアブレシブを使用す
ることも提案されているが、却って摩擦係数が低下した
り、錆落し性が劣るという問題がある。
【0008】このように従来技術では、高い摩擦係数を
有し、鳴き性能及びローター攻撃性が悪化することな
く、ローターの錆落し性が向上し得る摩擦材は未だ得ら
れておらず、その早急な開発が望まれている。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、高い摩擦係数を有し、鳴き性能及びローター攻撃性
が悪化することなく、優れた錆落し性を兼ね備えた高品
質な非石綿系摩擦材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、モース硬度及び平均粒径の異なる2種類のアブレシ
ブを併用することが、鳴き性能及びローター攻撃性を悪
化させることなく、ローターの錆落し性を向上させるこ
とに効果的であることを知見した。
【0011】即ち、繊維基材と、結合材と、無機質充填
材と、有機質充填材とを主成分とする非石綿系摩擦材組
成物を成形、硬化してなる非石綿系摩擦材において、上
記無機質充填材として(A)モース硬度が5以上7未満
で平均粒径が30μm以上500μm未満の比較的軟ら
かく、平均粒径の大きいアブレシブと、(B)モース硬
度が7以上10未満で平均粒径が0.1μm以上30μ
m未満の比較的硬く、平均粒径の小さいアブレシブとを
併用することにより、これら(A),(B)成分が摩擦
材中で相乗的に働いて、高い摩擦係数を確保しつつ、鳴
きの発生がなく、ローター攻撃性の悪化を最小限に抑え
た上で、ローターに生じた錆を効率よく落すことができ
ることを知見し、本発明をなすに至った。
【0012】従って、本発明は、下記の非石綿系摩擦材
を提供する。 請求項1:繊維基材と、結合材と、無機質充填材と、有
機質充填材とを主成分とする非石綿系摩擦材組成物を成
形、硬化してなる非石綿系摩擦材において、上記無機質
充填材として(A)モース硬度が5以上7未満で平均粒
径が30μm以上500μm未満のアブレシブと、
(B)モース硬度が7以上10未満で平均粒径が0.1
μm以上30μm未満のアブレシブとを用い、これら
(A),(B)成分の合計添加量が摩擦材組成物全体に
対して20体積%以下であることを特徴とする非石綿系
摩擦材。 請求項2:上記(A)成分のアブレシブが酸化マグネシ
ウム、酸化チタン、磁鉄鉱、赤鉄鉱及びアルミナシリカ
から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の非
石綿系摩擦材。 請求項3:上記(B)成分のアブレシブが珪酸ジルコニ
ウム、酸化ジルコニウム、炭化珪素、シリカ及びアルミ
ナから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の
非石綿系摩擦材。 請求項4:(A)成分のアブレシブの添加量が摩擦材組
成物全体に対して0.1〜10体積%であり、(B)成
分のアブレシブの添加量が摩擦材組成物全体に対して
0.1〜10体積%である請求項1乃至3のいずれか1
項記載の非石綿系摩擦材。
【0013】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の非石綿系摩擦材は、繊維基材と、結合材と、無
機質充填材と、有機質充填材とを主成分とする非石綿系
摩擦材組成物を成形、硬化してなり、無機質充填材とし
て(A)モース硬度が5以上7未満で平均粒径が30μ
m以上500μm未満のアブレシブと、(B)モース硬
度が7以上10未満で平均粒径が0.1μm以上30μ
m未満のアブレシブとを用いることを特徴とし、これに
より、高い摩擦係数を確保しつつ、鳴きの発生がなく、
ローター攻撃性の悪化を最小限に抑えた上で、高い錆落
とし性を有するものである。
【0014】ここで、上記(A)成分のアブレシブは、
モース硬度が5以上7未満、特に5〜6.5であること
が好ましく、平均粒径が30μm以上500μm未満、
好ましくは50〜300μm、より好ましくは50〜2
00μm、更に好ましくは50〜150μmである。
【0015】このような(A)成分のアブレシブとして
は、例えば酸化マグネシウム(電融マグネシア等、モー
ス硬度6.5)、酸化チタン(モース硬度6.5)、磁
鉄鉱(モース硬度5.5)、赤鉄鉱(モース硬度5.
5)、カタルポ(モース硬度6.5)及びアルミナシリ
カ(モース硬度6.5)から選ばれる平均粒径が30μ
m以上500μm未満のアブレシブの1種を単独で又は
2種以上を組合せて用いることができる。中でも酸化マ
グネシウムが好ましい。
【0016】上記(B)成分のアブレシブは、モース硬
度が7以上10未満、特に7〜9であることが好まし
く、平均粒径が0.1μm以上30μm未満、好ましく
は0.5〜30μm、より好ましくは0.5〜25μ
m、更に好ましくは0.5〜20μmである。
【0017】このような(B)成分のアブレシブとして
は、例えば珪酸ジルコニウム(モース硬度7.5)、酸
化ジルコニウム(モース硬度7.5)、炭化珪素(モー
ス硬度9)、シリカ(モース硬度7)及びアルミナ(モ
ース硬度9)から選ばれる平均粒径が0.1μm以上3
0μm未満であるアブレシブの1種を単独で又は2種以
上を組合せて用いることができる。
【0018】なお、(A)成分又は(B)成分のアブレ
シブをそれぞれ2種以上用いる場合には、これら全ての
アブレシブが上記平均粒子径範囲及びモース硬度範囲を
満たすことが必要である。
【0019】本発明の(A),(B)成分の2種類のア
ブレシブが、上記モース硬度及び平均粒径範囲を満たさ
ないと、下記〜のいずれか又は全ての不具合が生じ
て本発明の目的及び作用効果を達成できない。 常用及び高速負荷時における適正な摩擦係数が得られ
なくなる。 摩擦対面の錆落し性が不十分となる。 摩擦材の摩耗が増大する。 制動時に鳴きや異常振動(ブレーキジャダ、異音等)
が生じる。 摩擦対面の摩耗量が著しく増大する。 通常の制動で鳴きが発生し易くなる。
【0020】上記(A),(B)成分のアブレシブの合
計添加量は摩擦材組成物全体に対して20体積%以下で
あることが必要であり、好ましくは0.5〜20体積
%、より好ましくは1〜15体積%、更に好ましくは1
〜10体積%である。(A),(B)成分の合計添加量
が少なすぎると摩擦係数が過小となり、摩擦対面の錆落
し性が不十分となる。一方、多すぎると摩擦係数が過大
となり、摩擦対面の摩耗量が増大するという不具合が生
じる。
【0021】この場合、本発明の摩擦材は、(A),
(B)成分をそれぞれ一定の割合で含み、(A)成分の
アブレシブの添加量は摩擦材組成物全体に対して0.1
〜10体積%、好ましくは0.3〜8体積%、更に好ま
しくは0.5〜7体積%である。一方、(B)成分のア
ブレシブの添加量は摩擦材組成物全体に対して0.1〜
10体積%、好ましくは0.3〜5体積%、更に好まし
くは0.5〜3体積%である。また、(A)成分の添加
量/(B)成分の添加量が体積比で0.01〜100、
特に0.1〜10であることが好ましい。
【0022】本発明の摩擦材は、無機質充填材として、
上記(A)成分,(B)成分2種類のアブレシブを用
い、これらのモース硬度と平均粒径と添加量とが一定の
関係を満たすことにより、高い摩擦係数を確保しつつ、
ローターの錆落し性を良好にした上で、鳴き特性及びロ
ーター攻撃性が悪化することがなく、良好なものであ
る。(A)成分のアブレッシブを一定量含まない場合に
は、高速(70km/h以上)、高負荷(液圧50kg
/cm2以上)時での摩擦係数が十分でなくなる。一
方、(B)成分のアブレッシブを一定量含まない場合に
は、錆落し性が不充分となり、低温(100℃以下)、
低速(70km/h未満)での効力が十分得られない。
【0023】本発明の非石綿系摩擦材には、上記
(A),(B)成分の無機質充填材以外にも、摩擦材に
通常用いられる他の無機質充填材を含めることができ
る。例えば炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、水酸化カシウム、フッ化カルシウム、消石
灰、タルク、酸化鉄、雲母、硫化鉄、金属粉末、バーミ
キュライトなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は
2種以上を組み合わせて用いることができる。この
(A),(B)成分以外の無機質充填材の添加量は摩擦
材組成物全体に対して好ましくは10〜55体積%であ
り、より好ましくは15〜45体積%である。
【0024】上記繊維基材としては、石綿(アスベス
ト)以外の摩擦材に通常用いられる無機質繊維、有機質
繊維などを使用できる。このような繊維基材としては、
例えば鉄、銅、真鍮、青銅、アルミニウム等の金属繊
維;セラミック繊維、チタン酸カリウム繊維、ガラス繊
維、ロックウール、ウォラストナイト、セピオライト、
アタパルジャイト、人工鉱物質繊維等の無機質繊維;炭
素繊維、アラミド繊維、アラミドパルプ、ポリイミド繊
維、ポリアミド繊維、フェノール繊維、セルロース、ア
クリル繊維等の有機質繊維などが挙げられ、これらの1
種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0025】この繊維基材は、短繊維状、粉末状で用い
られ、その添加量は、摩擦材用組成物全体に対して好ま
しくは10〜50体積%、より好ましくは15〜40体
積%である。
【0026】上記結合材としては、通常摩擦材に用いら
れる公知のものを使用することができる。このような結
合材としては、例えばフェノール樹脂、NBRゴム変性
ハイオルソフェノール樹脂,NBRゴム変性フェノール
樹脂,アクリルゴム変性フェノール樹脂等の各種ゴム変
性フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、NB
R、ニトリルゴム、アクリルゴムなどが挙げられ、これ
らの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。
【0027】この結合材の添加量は摩擦材用組成物全体
に対して好ましくは5〜30体積%、より好ましくは1
0〜25体積%である。
【0028】上記有機質充填材としては、例えばカシュ
ーダスト、タイヤリク、ゴムダスト(ゴム粉末、粒)、
グラファイト、ニトリルゴムダスト(加硫品)、アクリ
ルゴムダスト(加硫品)などが挙げられ、これらの1種
を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0029】この有機質充填材の添加量は摩擦材組成物
全体に対して好ましくは5〜30体積%、より好ましく
は10〜25体積%である。
【0030】本発明の摩擦材の製造方法は、上記
(A),(B)成分のアブレシブと繊維基材と結合材と
有機質充填材とその他の無機質充填材とを、ヘンシェル
ミキサー、レディゲミキサー、アイリッヒミキサー等の
混合機を用いて均一に混合して成形用金型内で予備成形
し、この予備成形物を成形温度130〜200℃、成形
圧力100〜1000kg/cm2で2〜15分間成形
するものである。
【0031】次に、得られた成型品を140〜250℃
の温度で2〜48時間熱処理(後硬化)した後、必要に
応じてスプレー塗装、焼き付け、研磨処理を施して完成
品が得られる。
【0032】なお、自動車等のディスクパッドを製造す
る場合には、予め洗浄、表面処理、接着剤を塗布した鉄
又はアルミニウム製プレート上に予備成形物を載せ、こ
の状態で成形用金型内で成形、熱処理、スプレー塗装、
焼き付け、研磨することにより製造することができる。
【0033】本発明の非石綿系摩擦材は、自動車、大型
トラック、鉄道車両、各種産業機械等のブレーキライニ
ング、クラッチフェーシング、ディスクパッド、ペーパ
ークラッチフェーシング、制輪子などの各種用途に幅広
く用いることができるものである。
【0034】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0035】〔実施例1〜7、比較例1〜6〕表1,2
に示した組成の摩擦材組成物を配合し、これをレディゲ
ミキサーを用いて均一に混合し、加圧型内で100kg
/cm2で10分間加圧して予備成形した。この予備成
形物を成形温度160℃、成形圧力250kg/cm2
の条件下で任意の時間成形した後、200℃で5時間熱
処理(後硬化)を行い、実施例1〜7、比較例1〜6の
乗用車用ブレーキパッドを作成した。
【0036】得られた実施例1〜7、比較例1〜6のブ
レーキパッドについて、下記評価方法により、常用の効
き試験、高速高負荷時の効き試験、錆落し性試験、鳴き
試験及び摩耗試験を行った。結果を表1に示す。
【0037】常用の効き試験(JASO C 406
−87「乗用車ブレーキ装置ダイナモメータ試験方法」
準拠) 最終効力試験の制動初速度50km/h、減速度0.3
5g以下における摩擦係数により、下記基準で評価し
た。 ◎:0.4以上 ○:0.35以上 △:0.3以上 ×:0.3未満 高速高負荷時の効き試験(JASO C406−87
「乗用車ブレーキ装置ダイナモメータ試験方法」準拠) 最終効力試験の制動初速度70km/h、減速度0.4
g以上における摩擦係数により、下記基準で評価した。 ◎:0.35以上 ○:0.30以上 △:0.25以上 ×:0.25未満 錆落し性試験 制動初速度50km/h、制動減速度0.15g、制動
回数200回、制動前ブレーキ温度150℃の試験条件
で、予め表面に錆を発生させた対面(ローター)の錆の
研削程度を下記基準に基づき評価した。 ◎:錆が完全に落ちている ○:錆がほぼ完全に落ちている △:錆がやや残っている ×:錆が残っている 鳴き試験(JASO C404準拠) 実車試験により、鳴きの大小及び鳴きの発生頻度を下記
基準で評価した。 ◎:鳴きなし ○:鳴きほとんどなし △:鳴きあり(微少) ×:鳴きあり(少) 摩耗試験(JASO C407準拠) 制動初速度50km/h、制動減速度0.15g、制動
回数1000回、制動前ブレーキ温度150℃の試験条
件で、対面(ローター)の摩耗程度を下記基準に基づき
評価した。 ◎:微少(100μm未満) ○:少ない(100〜200μm) △:やや多い(200〜300μm) ×:多い(300μmを超える)
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】 *1:結合材(フェノール樹脂) *2:有機質充填材(カシューダスト) *3:その他(軽質炭酸カルシウム等) (A)成分:酸化マグネシウム(モース硬度:6、平均
粒径91μm) (B)成分:珪酸ジルコニウム(モース硬度:7、平均
粒径:20μm) (B)成分:酸化ジルコニウム(モース硬度:7.5、
平均粒径:105μm) なお、ここで用いている酸化ジルコニウムは平均粒径が
105μmと大きいものであり、この点で(B)成分の
要件を満たさないものである。 (B)成分:炭化珪素(モース硬度:9、平均粒径:1
1.5μm) (B)成分:アルミナ(モース硬度:9、平均粒径:
9.5μm) (B)成分:シリカ(モース硬度:7、平均粒径:11
μm)
【0040】表1,2の結果から、比較例1,6はアブ
レシブとして(B)成分のみを使用しており、高速高負
荷時の効き、鳴き性能などが劣るものである。また、比
較例2,5はアブレシブとして(A)成分のみを使用し
ており、錆落し性が非常に劣るものである。比較例3,
4は、いずれも(A),(B)成分の2種類のアブレシ
ブを用いているが、(B)成分の平均粒径を満たさない
酸化ジルコニウムを添加しているため、錆落し性は良好
であるものの、鳴き特性が低下し、摩耗量も増大するも
のである。これに対して、実施例1〜7は、(A),
(B)成分の2種類のアブレシブを用いており、常用及
び高速高負荷時の高い摩擦係数を有しつつ、鳴き特性が
悪化することなく、摩耗量が小さいにも拘わらず、優れ
たローターの錆落し性を有することが認められる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、無機質充填材としてモ
ース硬度及び平均粒径の異なる2種のアブレシブを一定
の割合で併用することにより、これらが摩擦材中で効果
的に働いて高い摩擦係数を有しつつ、鳴き特性が悪化す
ることなく、ローター攻撃性が小さいにも拘わらず、優
れたローターの錆落し性を有する高品質な非石綿系摩擦
材が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 69/02 F16D 69/02 F K Fターム(参考) 3J056 AA57 BA01 BC02 BE17 BE28 EA02 EA13 EA14 EA22 EA26 EA30 GA01 GA12 GA16 GA22 3J058 BA21 BA23 BA76 FA01 FA11 FA21 FA31 FA35 GA07 GA26 GA28 GA33 GA34 GA45 GA82 GA85 GA92 GA93

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材と、結合材と、無機質充填材
    と、有機質充填材とを主成分とする非石綿系摩擦材組成
    物を成形、硬化してなる非石綿系摩擦材において、上記
    無機質充填材として(A)モース硬度が5以上7未満で
    平均粒径が30μm以上500μm未満のアブレシブ
    と、(B)モース硬度が7以上10未満で平均粒径が
    0.1μm以上30μm未満のアブレシブとを用い、こ
    れら(A),(B)成分の合計添加量が摩擦材組成物全
    体に対して20体積%以下であることを特徴とする非石
    綿系摩擦材。
  2. 【請求項2】 上記(A)成分のアブレシブが酸化マグ
    ネシウム、酸化チタン、磁鉄鉱、赤鉄鉱及びアルミナシ
    リカから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載
    の非石綿系摩擦材。
  3. 【請求項3】 上記(B)成分のアブレシブが珪酸ジル
    コニウム、酸化ジルコニウム、炭化珪素、シリカ及びア
    ルミナから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記
    載の非石綿系摩擦材。
  4. 【請求項4】 (A)成分のアブレシブの添加量が摩擦
    材組成物全体に対して0.1〜10体積%であり、
    (B)成分のアブレシブの添加量が摩擦材組成物全体に
    対して0.1〜10体積%である請求項1乃至3のいず
    れか1項記載の非石綿系摩擦材。
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