JPH1110342A - スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法 - Google Patents
スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法Info
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- JPH1110342A JPH1110342A JP18740297A JP18740297A JPH1110342A JP H1110342 A JPH1110342 A JP H1110342A JP 18740297 A JP18740297 A JP 18740297A JP 18740297 A JP18740297 A JP 18740297A JP H1110342 A JPH1110342 A JP H1110342A
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- Arc Welding Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 スタッド溶接のアーク電圧を算出し、スタッ
ドの溶込量を管理するスタッド溶接の品質管理方法。 【解決手段】 スタッドを被溶接材から引き上げてアー
ク発生中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aと
を検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡さ
せ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電流平均
値I2aとを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶
接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗
値Ravを算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電
圧平均値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均
値I1aと抵抗値Ravとの積の電圧降下Vrを減算してス
タッド溶接の等価アーク電圧を算出する方法及びこの方
法を使用して算出した判定したい算出平均アーク電圧V
av1と標準値とを比較して表示、警報、品質判定、入熱
制御等に使用する引き上げ期間入熱管理方法である。
ドの溶込量を管理するスタッド溶接の品質管理方法。 【解決手段】 スタッドを被溶接材から引き上げてアー
ク発生中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aと
を検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡さ
せ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電流平均
値I2aとを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶
接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗
値Ravを算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電
圧平均値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均
値I1aと抵抗値Ravとの積の電圧降下Vrを減算してス
タッド溶接の等価アーク電圧を算出する方法及びこの方
法を使用して算出した判定したい算出平均アーク電圧V
av1と標準値とを比較して表示、警報、品質判定、入熱
制御等に使用する引き上げ期間入熱管理方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッド溶接のア
ーク電圧を算出して、その算出したアーク電圧を使用し
てスタッドの溶込量を管理するスタッド溶接の品質管理
方法に関するものである。
ーク電圧を算出して、その算出したアーク電圧を使用し
てスタッドの溶込量を管理するスタッド溶接の品質管理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタッド溶接の仕上がり外観、溶込量等
の品質を判定する方法として、ずっと以前から、作業員
が溶接したスタッドを目視によって外観検査をし、ハン
マーで打撃する曲げ試験等によって、溶接継手の品質を
判定してきたが、外観検査だけでは溶接継手の品質を正
確に判定することができないし、またハンマーで溶接し
たスタッドを打撃する曲げ試験は、過大な労力を要する
だけでなく破壊試験であるために、これらを改良する従
来技術として、次のような品質判定方法が提案されてい
る。
の品質を判定する方法として、ずっと以前から、作業員
が溶接したスタッドを目視によって外観検査をし、ハン
マーで打撃する曲げ試験等によって、溶接継手の品質を
判定してきたが、外観検査だけでは溶接継手の品質を正
確に判定することができないし、またハンマーで溶接し
たスタッドを打撃する曲げ試験は、過大な労力を要する
だけでなく破壊試験であるために、これらを改良する従
来技術として、次のような品質判定方法が提案されてい
る。
【0004】特開昭61−242766の技術は、電磁
オシログラフを使用して溶接電流及び溶接電圧、特に溶
接終了時の押込み中の短絡電流を測定記録して、品質判
定を行っている。
オシログラフを使用して溶接電流及び溶接電圧、特に溶
接終了時の押込み中の短絡電流を測定記録して、品質判
定を行っている。
【0006】特平1−154877の技術は、スタッド
の移動量とガンコイルの電圧及び溶接電流の各波形とを
検出して、押込み開始点、ガンコイルの電圧の出力停止
点及び溶接電流短絡時のサージ電流のピーク点の3点の
内のいずれか2つの時間的位置関係から溶接結果の合否
を判定してきた。
の移動量とガンコイルの電圧及び溶接電流の各波形とを
検出して、押込み開始点、ガンコイルの電圧の出力停止
点及び溶接電流短絡時のサージ電流のピーク点の3点の
内のいずれか2つの時間的位置関係から溶接結果の合否
を判定してきた。
【0008】特開平7−144275の技術は、アーク
電圧とスタッドの移動状態とを検出しモニタリングし
て、押込み開始前0. 3秒以内のアーク電圧を測定し
て、短絡が生じて溶接電圧が0になったとき、融合不良
欠陥を判定している。
電圧とスタッドの移動状態とを検出しモニタリングし
て、押込み開始前0. 3秒以内のアーク電圧を測定し
て、短絡が生じて溶接電圧が0になったとき、融合不良
欠陥を判定している。
【0010】また溶接品質を確保するためには、所要の
入熱を得ることが重要であり、もし溶接条件が適正でな
く所要の入熱を得ることができない場合、例えば、溶接
電流が適正値よりも大きい場合、引き上げ距離が短い場
合又は溶接姿勢が不良の場合は、ア−ク中にスタッドの
溶融面が被溶接材の溶融プールに接触して短絡が発生す
る。この短絡が頻繁に発生すると、ア−ク電圧が十分に
継続しないために入熱不足となって、押し込み中に所要
の押し込み量だけ押し込むことができなくなり溶接不良
となる。
入熱を得ることが重要であり、もし溶接条件が適正でな
く所要の入熱を得ることができない場合、例えば、溶接
電流が適正値よりも大きい場合、引き上げ距離が短い場
合又は溶接姿勢が不良の場合は、ア−ク中にスタッドの
溶融面が被溶接材の溶融プールに接触して短絡が発生す
る。この短絡が頻繁に発生すると、ア−ク電圧が十分に
継続しないために入熱不足となって、押し込み中に所要
の押し込み量だけ押し込むことができなくなり溶接不良
となる。
【0012】そこで、所要の入熱が得られているかどう
かを確認するために、スタッド保持期間中の溶接電流と
溶接電圧とを常時監視しなければならない。ここで、サ
イリスタ等で構成される略定電流電源の場合、溶接電流
は略一定値に制御された電流を通電しているので、溶接
電圧だけを監視しても入熱を監視したことになる。
かを確認するために、スタッド保持期間中の溶接電流と
溶接電圧とを常時監視しなければならない。ここで、サ
イリスタ等で構成される略定電流電源の場合、溶接電流
は略一定値に制御された電流を通電しているので、溶接
電圧だけを監視しても入熱を監視したことになる。
【0014】溶接電圧を監視する方法として、検出され
た溶接電圧波形及び溶接電流波形をモニタ−装置等によ
って常時監視する方法があるが、作業者が常時監視しな
ければならない。このモニタ−装置自体は大型であるの
で、建設現場等の溶接位置が頻繁に移動するときは、溶
接位置に応じて移動しなければならないために作業性を
低下させる。またモニタ−装置は高価であり、頻繁に移
動すると故障の原因ともなる。
た溶接電圧波形及び溶接電流波形をモニタ−装置等によ
って常時監視する方法があるが、作業者が常時監視しな
ければならない。このモニタ−装置自体は大型であるの
で、建設現場等の溶接位置が頻繁に移動するときは、溶
接位置に応じて移動しなければならないために作業性を
低下させる。またモニタ−装置は高価であり、頻繁に移
動すると故障の原因ともなる。
【0016】図1は溶接電圧を監視する従来方法を実施
するスタッド溶接装置のブロック図である。同図は、三
相電源30を入力としてサイリスタ等で構成される略定
電流特性の溶接電源装置1と、溶接ガン2と、溶接電源
装置1の出力端子の「−」端子と溶接ガン2との間に接
続された2次ケーブル17と、スタッドを溶接する鉄骨
構造物等の被溶接材14と、溶接電源装置1の出力端子
の「+」端子と被溶接材14とを接続する接続線42、
43等で形成されるスタッド溶接装置のブロック図であ
る。
するスタッド溶接装置のブロック図である。同図は、三
相電源30を入力としてサイリスタ等で構成される略定
電流特性の溶接電源装置1と、溶接ガン2と、溶接電源
装置1の出力端子の「−」端子と溶接ガン2との間に接
続された2次ケーブル17と、スタッドを溶接する鉄骨
構造物等の被溶接材14と、溶接電源装置1の出力端子
の「+」端子と被溶接材14とを接続する接続線42、
43等で形成されるスタッド溶接装置のブロック図であ
る。
【0018】同図において、溶接電源装置1の出力端子
に接続された溶接電圧検出回路VCによって検出された
検出電圧は、フィルタ回路36を通って平均値化され
る。この平均値化された出力端子電圧(以下、出力端子
電圧という)Vdは、増幅回路37で増幅して表示回路
12によってその値を表示する。また同時に、増幅回路
37の出力信号と基準溶接電圧設定回路39によって予
め設定された適正な溶接電圧が得られたときの溶接電圧
平均値Veとを比較器40で比較してその差の絶対値が
許容範囲の値△Veから外れる場合は、警報器41を作
動させて警報を発する。
に接続された溶接電圧検出回路VCによって検出された
検出電圧は、フィルタ回路36を通って平均値化され
る。この平均値化された出力端子電圧(以下、出力端子
電圧という)Vdは、増幅回路37で増幅して表示回路
12によってその値を表示する。また同時に、増幅回路
37の出力信号と基準溶接電圧設定回路39によって予
め設定された適正な溶接電圧が得られたときの溶接電圧
平均値Veとを比較器40で比較してその差の絶対値が
許容範囲の値△Veから外れる場合は、警報器41を作
動させて警報を発する。
【0020】図2(A)は、スタッド引き上げ期間中に
正常な溶接が行われた場合の溶接ガンと被溶接材の溶接
箇所付近との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図
であり、同図(B)は、正常な溶接が行われた場合の出
力端子電圧Vdの波形を示す図である。同図において、
Tpは、溶接ガンを引き上げてア−クを発生させ、ア−
クを持続し安定させるために、所要の溶接電流に移行す
る前に、パイロット電流Ipを通電するパイロット電流
期間である。Taは主アーク電流期間であり、またTs
は溶接ガンを押し込んでスタッドが被溶接材に短絡して
から溶接電流が停止して溶接が終了するまでの短絡電流
期間である。スタッド引き上げ期間中に短絡が発生しな
いときの溶接電圧平均値Vd1は、図1の基準溶接電圧
設定回路39にVe=Vd1として予め設定しておき、次
の溶接において得られた溶接電圧平均値Vdが|Ve−
Vd|≦ΔVeであれば、正常な入熱が得られたと判定
する。
正常な溶接が行われた場合の溶接ガンと被溶接材の溶接
箇所付近との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図
であり、同図(B)は、正常な溶接が行われた場合の出
力端子電圧Vdの波形を示す図である。同図において、
Tpは、溶接ガンを引き上げてア−クを発生させ、ア−
クを持続し安定させるために、所要の溶接電流に移行す
る前に、パイロット電流Ipを通電するパイロット電流
期間である。Taは主アーク電流期間であり、またTs
は溶接ガンを押し込んでスタッドが被溶接材に短絡して
から溶接電流が停止して溶接が終了するまでの短絡電流
期間である。スタッド引き上げ期間中に短絡が発生しな
いときの溶接電圧平均値Vd1は、図1の基準溶接電圧
設定回路39にVe=Vd1として予め設定しておき、次
の溶接において得られた溶接電圧平均値Vdが|Ve−
Vd|≦ΔVeであれば、正常な入熱が得られたと判定
する。
【0025】図3(A)はスタッド引き上げ期間中に短
絡が発生した場合の溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材
との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であり、
同図(B)はスタッド引き上げ期間中に短絡が発生した
場合の出力端子電圧Vdの波形を示す図である。同図
(B)において、スタッド引き上げ期間中に短絡が発生
したときの溶接電圧平均値をVd2とすると、溶接電圧平
均値Vdは、|Ve−Vd2|>△Veとなるために、正
常な入熱が得られていないと判定する。ここで、2次ケ
ーブル、被溶接材の接触抵抗等による電圧降下分を無視
しているが、正確にアーク電圧を検出するためには、溶
接するスタッド又は溶接ガンと被溶接材の溶接する箇所
付近とに電圧検出用の検出線を接続しなければならな
い。しかし、ほとんどの場合、溶接電源装置の出力端子
間に検出線を設けて出力端子電圧Vdを検出している。
この場合、検出した出力端子電圧Vdは、溶接電源装置
の出力端子に接続された2次ケーブル、被溶接材等の抵
抗による電圧降下Vrがアーク電圧Vaに加算した電圧
となる。
絡が発生した場合の溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材
との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であり、
同図(B)はスタッド引き上げ期間中に短絡が発生した
場合の出力端子電圧Vdの波形を示す図である。同図
(B)において、スタッド引き上げ期間中に短絡が発生
したときの溶接電圧平均値をVd2とすると、溶接電圧平
均値Vdは、|Ve−Vd2|>△Veとなるために、正
常な入熱が得られていないと判定する。ここで、2次ケ
ーブル、被溶接材の接触抵抗等による電圧降下分を無視
しているが、正確にアーク電圧を検出するためには、溶
接するスタッド又は溶接ガンと被溶接材の溶接する箇所
付近とに電圧検出用の検出線を接続しなければならな
い。しかし、ほとんどの場合、溶接電源装置の出力端子
間に検出線を設けて出力端子電圧Vdを検出している。
この場合、検出した出力端子電圧Vdは、溶接電源装置
の出力端子に接続された2次ケーブル、被溶接材等の抵
抗による電圧降下Vrがアーク電圧Vaに加算した電圧
となる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】現場作業では、通常、
溶接電源装置が重量物であるために移動が困難であるの
で、溶接電源装置を頻繁に移動させないで、ある位置に
設置してその出力端子の「+」端子を溶接電源装置付近
の被溶接材に接続し、「−」端子を溶接可能な範囲内で
2次ケーブルに接続して2次ケーブルを溶接箇所まで延
長する。したがって、2次ケーブル、被溶接材等の抵抗
値が溶接場所によって変化するために、2次ケーブル、
被溶接材等の抵抗による電圧降下Vrも変化する。
溶接電源装置が重量物であるために移動が困難であるの
で、溶接電源装置を頻繁に移動させないで、ある位置に
設置してその出力端子の「+」端子を溶接電源装置付近
の被溶接材に接続し、「−」端子を溶接可能な範囲内で
2次ケーブルに接続して2次ケーブルを溶接箇所まで延
長する。したがって、2次ケーブル、被溶接材等の抵抗
値が溶接場所によって変化するために、2次ケーブル、
被溶接材等の抵抗による電圧降下Vrも変化する。
【0032】溶接電源装置の出力端子間で出力電圧を検
出する場合、2次ケーブル長が短いときは、検出電圧と
アーク電圧との誤差は少ないが、16φ、19φ、22
φ等の太径のスタッドを溶接するときは1000〜20
00A程度の大電流を通電するので、検出電圧とアーク
電圧との誤差が大になる。また、溶接電源装置の出力電
流容量では、2次ケーブル長を溶接箇所まで最長往復2
00[m]延長して溶接することが可能であるが、往復
200[m]延長して溶接すると、2次ケーブル、被溶
接材等の電圧降下Vrは数十Vになり、この電圧降下V
rは、溶接電源装置から溶接箇所までの距離に関係する
2次ケーブルの長さ、2次ケーブルの直径等の違いによ
って大きく変化する。
出する場合、2次ケーブル長が短いときは、検出電圧と
アーク電圧との誤差は少ないが、16φ、19φ、22
φ等の太径のスタッドを溶接するときは1000〜20
00A程度の大電流を通電するので、検出電圧とアーク
電圧との誤差が大になる。また、溶接電源装置の出力電
流容量では、2次ケーブル長を溶接箇所まで最長往復2
00[m]延長して溶接することが可能であるが、往復
200[m]延長して溶接すると、2次ケーブル、被溶
接材等の電圧降下Vrは数十Vになり、この電圧降下V
rは、溶接電源装置から溶接箇所までの距離に関係する
2次ケーブルの長さ、2次ケーブルの直径等の違いによ
って大きく変化する。
【0034】図4(A)は、溶接ガンと溶接箇所付近の
被溶接材との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図
であり、同図(B)は2次ケーブル及び被溶接材の抵抗
値による電圧降下Vrが大きい場合の出力端子電圧Vd
の波形を示す図である。同図において、出力端子電圧の
溶接電圧平均値Vd3は、負荷電圧Voと2次ケーブル及
び被溶接材の抵抗値による電圧降下Vrとの和であり、
負荷電圧Voはスタッドと被溶接材との溶接電圧平均値
Vd1であり、電圧降下Vrは2次ケ−ブルの電圧降下と
被溶接材の抵抗によって生じる電圧降下との和であるの
で、Vd3=Vr+Vo=Vr+Vd1となる。
被溶接材との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図
であり、同図(B)は2次ケーブル及び被溶接材の抵抗
値による電圧降下Vrが大きい場合の出力端子電圧Vd
の波形を示す図である。同図において、出力端子電圧の
溶接電圧平均値Vd3は、負荷電圧Voと2次ケーブル及
び被溶接材の抵抗値による電圧降下Vrとの和であり、
負荷電圧Voはスタッドと被溶接材との溶接電圧平均値
Vd1であり、電圧降下Vrは2次ケ−ブルの電圧降下と
被溶接材の抵抗によって生じる電圧降下との和であるの
で、Vd3=Vr+Vo=Vr+Vd1となる。
【0035】したがって、正常なア−ク電圧が発生して
も、出力端子電圧の溶接電圧平均値Vd3は、図2に示す
溶接電圧平均値Vd1よりも電圧降下Vrだけ大きくなる
ために、図1の基準溶接電圧設定回路39に予め設定す
る溶接電圧平均値Veとして、出力端子電圧の溶接電圧
平均値Vd3を設定しなければならない。しかし、前述し
た現場作業のように、2次ケーブル及び被溶接材の抵抗
値が常に変化する場合は、電圧降下Vrが大きく変化す
るために、出力端子電圧の溶接電圧平均値Vd3を監視し
ても、スタッドと被溶接材との溶接電圧平均値Vd1すな
わち負荷電圧Voを制御することができなくなる。
も、出力端子電圧の溶接電圧平均値Vd3は、図2に示す
溶接電圧平均値Vd1よりも電圧降下Vrだけ大きくなる
ために、図1の基準溶接電圧設定回路39に予め設定す
る溶接電圧平均値Veとして、出力端子電圧の溶接電圧
平均値Vd3を設定しなければならない。しかし、前述し
た現場作業のように、2次ケーブル及び被溶接材の抵抗
値が常に変化する場合は、電圧降下Vrが大きく変化す
るために、出力端子電圧の溶接電圧平均値Vd3を監視し
ても、スタッドと被溶接材との溶接電圧平均値Vd1すな
わち負荷電圧Voを制御することができなくなる。
【0036】以上の[発明が解決しようとする課題]
は、本出願人が特願平 9-98330(以下、先願という)に
おいて記載した課題であり、先願はこれらの課題を簡略
な方法で解決している。しかし、この先願発明は、スタ
ッド溶接の溶接電圧を算出する方法において、スタッド
を被溶接材から引き上げたときのアーク発生中の溶接電
流平均値とこのスタッドを被溶接材に押し込んだときの
短絡電流通電中の溶接電流平均値とが変化しないことを
前提条件にしているので、以下に記載するような課題が
残されている。
は、本出願人が特願平 9-98330(以下、先願という)に
おいて記載した課題であり、先願はこれらの課題を簡略
な方法で解決している。しかし、この先願発明は、スタ
ッド溶接の溶接電圧を算出する方法において、スタッド
を被溶接材から引き上げたときのアーク発生中の溶接電
流平均値とこのスタッドを被溶接材に押し込んだときの
短絡電流通電中の溶接電流平均値とが変化しないことを
前提条件にしているので、以下に記載するような課題が
残されている。
【0038】工事現場、建設現場等では、例えば、18
00[A]の大電流を必要とする直径22[mm]の太径
のスタッドを溶接することができる大容量の商用電源が
得られないことがあり、そのようなときは、エンジン発
電機を使用する。移動可能な実用的なエンジン発電機で
は、通常の商用電源に接続したスタッド溶接電源装置の
ような定電流特性の出力特性を得ることができないで、
垂下特性の出力特性になってしまう。このようなスタッ
ド溶接電源装置においては、スタッドを被溶接材から引
き上げたときのアーク発生中の溶接電流平均値とこのス
タッドを被溶接材に押し込んだときの短絡溶接電流平均
値とが変化してしまうことが多く、先願発明を実施する
と誤差が大きくなる。
00[A]の大電流を必要とする直径22[mm]の太径
のスタッドを溶接することができる大容量の商用電源が
得られないことがあり、そのようなときは、エンジン発
電機を使用する。移動可能な実用的なエンジン発電機で
は、通常の商用電源に接続したスタッド溶接電源装置の
ような定電流特性の出力特性を得ることができないで、
垂下特性の出力特性になってしまう。このようなスタッ
ド溶接電源装置においては、スタッドを被溶接材から引
き上げたときのアーク発生中の溶接電流平均値とこのス
タッドを被溶接材に押し込んだときの短絡溶接電流平均
値とが変化してしまうことが多く、先願発明を実施する
と誤差が大きくなる。
【0040】上記の垂下特性のスタッド溶接電源装置に
おいて、アーク発生中と短絡中との溶接電流平均値が変
化してしまう場合について説明する。図5は、横軸が出
力電流I[A]であり縦軸が出力電圧V[V]である理
想的な定電流特性及び移動が容易で経済的設計をした実
用的な垂下特性のスタッド溶接電源装置の出力特性を示
す図である。同図において、2点鎖線で示す折れ線E
は、電源装置の出力端子までの内部抵抗が零である理想
的な定電流特性の出力特性である。スタッド溶接電源装
置の出力特性が、理想的な定電流特性のときは、スタッ
ドを被溶接材から引き上げたときのアーク発生中の溶接
電流平均値とこのスタッドを被溶接材に押し込んだとき
の短絡溶接電流平均値とが変化しないので、簡略な方法
の先願発明を実施することが望ましい。
おいて、アーク発生中と短絡中との溶接電流平均値が変
化してしまう場合について説明する。図5は、横軸が出
力電流I[A]であり縦軸が出力電圧V[V]である理
想的な定電流特性及び移動が容易で経済的設計をした実
用的な垂下特性のスタッド溶接電源装置の出力特性を示
す図である。同図において、2点鎖線で示す折れ線E
は、電源装置の出力端子までの内部抵抗が零である理想
的な定電流特性の出力特性である。スタッド溶接電源装
置の出力特性が、理想的な定電流特性のときは、スタッ
ドを被溶接材から引き上げたときのアーク発生中の溶接
電流平均値とこのスタッドを被溶接材に押し込んだとき
の短絡溶接電流平均値とが変化しないので、簡略な方法
の先願発明を実施することが望ましい。
【0041】また、同図において、実線で示す曲線F
は、移動が容易で経済的設計をした実用的な垂下特性の
電源装置の出力特性である。スタッド溶接電源装置の出
力特性が、垂下特性のときは、スタッドを被溶接材から
引き上げたときのアーク発生中の溶接電流平均値とこの
スタッドを被溶接材に押し込んだときの短絡溶接電流平
均値とが変化してしまうので、簡略な方法の先願発明を
実施すると誤差が大きくなる。
は、移動が容易で経済的設計をした実用的な垂下特性の
電源装置の出力特性である。スタッド溶接電源装置の出
力特性が、垂下特性のときは、スタッドを被溶接材から
引き上げたときのアーク発生中の溶接電流平均値とこの
スタッドを被溶接材に押し込んだときの短絡溶接電流平
均値とが変化してしまうので、簡略な方法の先願発明を
実施すると誤差が大きくなる。
【0042】以下、図5に示す垂下特性のスタッド溶接
電源装置に生じる誤差について説明する。同図におい
て、直線V1aはスタッド近傍のアーク電圧特性であり、
直線Vr1tは2次ケーブル長が短いときの2次ケーブル
電圧降下特性であり、直線Vr2tは2次ケーブル長が長
いときの2次ケーブル電圧降下特性であり、直線Vt1は
2次ケーブル電圧降下特性がVr1tのときの出力端子電
圧特性であり、直線Vt2は2次ケーブル電圧降下特性が
Vr2tのときの出力端子電圧特性である。
電源装置に生じる誤差について説明する。同図におい
て、直線V1aはスタッド近傍のアーク電圧特性であり、
直線Vr1tは2次ケーブル長が短いときの2次ケーブル
電圧降下特性であり、直線Vr2tは2次ケーブル長が長
いときの2次ケーブル電圧降下特性であり、直線Vt1は
2次ケーブル電圧降下特性がVr1tのときの出力端子電
圧特性であり、直線Vt2は2次ケーブル電圧降下特性が
Vr2tのときの出力端子電圧特性である。
【0043】これらの出力特性の電源装置を出力電流が
500,1000,1500,2000[A]になるように制御をすると、
2点鎖線で示す折れ線EはE05, E10, E15, E20のよ
うな定電流特性となり、実線で示す曲線FはF05, F1
0, F15, F20及びG05, G10, G15, G20のような垂
下特性となる。これらのF05, F10, F15, F20で示す
曲線は、アーク発生中に出力電流が500,1000,1500,2000
[A]になるように制御したときの出力特性であり、G
05, G10, G15, G20で示す曲線は、短絡中に出力電流
が500,1000,1500,2000[A]になるように制御したとき
の出力特性である。
500,1000,1500,2000[A]になるように制御をすると、
2点鎖線で示す折れ線EはE05, E10, E15, E20のよ
うな定電流特性となり、実線で示す曲線FはF05, F1
0, F15, F20及びG05, G10, G15, G20のような垂
下特性となる。これらのF05, F10, F15, F20で示す
曲線は、アーク発生中に出力電流が500,1000,1500,2000
[A]になるように制御したときの出力特性であり、G
05, G10, G15, G20で示す曲線は、短絡中に出力電流
が500,1000,1500,2000[A]になるように制御したとき
の出力特性である。
【0044】このような出力特性の電源において、アー
ク発生中の出力電流が1000[A]になるように制御した
ときの出力特性F10と出力端子電圧特性Vt2との交点に
おける出力電圧値をEaとし、短絡中に出力電流が1000
[A]になるように制御したときの出力特性G10と出力
端子電圧特性Vt2との交点における出力電圧値をFaと
したとき、出力電流値が1000[A]のように小さいとき
は、2次ケーブル長が長い場合であっても、出力電圧値
Eaと出力電圧値Faとの差ΔV10は、小さく無視する
ことができる。
ク発生中の出力電流が1000[A]になるように制御した
ときの出力特性F10と出力端子電圧特性Vt2との交点に
おける出力電圧値をEaとし、短絡中に出力電流が1000
[A]になるように制御したときの出力特性G10と出力
端子電圧特性Vt2との交点における出力電圧値をFaと
したとき、出力電流値が1000[A]のように小さいとき
は、2次ケーブル長が長い場合であっても、出力電圧値
Eaと出力電圧値Faとの差ΔV10は、小さく無視する
ことができる。
【0045】しかし、アーク発生中の出力電流が1500
[A]になるように制御したときの出力特性F15と出力
端子電圧特性Vt1との交点における出力電圧値をEbと
し、短絡中に出力電流が1500[A]になるように制御し
たときの出力特性G15と出力端子電圧特性Vt2との交点
における出力電圧値をFbとしたとき、出力電流値が15
00[A]のように大きくなると、2次ケーブル長が長い
場合は、出力電圧値Ebと出力電圧値Fbとの差ΔV15
は、大きくなり無視することができなくなり、先願の管
理方法では精度が低下する。
[A]になるように制御したときの出力特性F15と出力
端子電圧特性Vt1との交点における出力電圧値をEbと
し、短絡中に出力電流が1500[A]になるように制御し
たときの出力特性G15と出力端子電圧特性Vt2との交点
における出力電圧値をFbとしたとき、出力電流値が15
00[A]のように大きくなると、2次ケーブル長が長い
場合は、出力電圧値Ebと出力電圧値Fbとの差ΔV15
は、大きくなり無視することができなくなり、先願の管
理方法では精度が低下する。
【0046】さらに、アーク発生中の出力電流が2000
[A]になるように制御したときの出力特性F20と出力
端子電圧特性Vt1との交点における出力電圧値をEcと
し、短絡中に出力電流が2000[A]になるように制御し
たときの出力特性G20と出力端子電圧特性Vt1との交点
における出力電圧値をFcとしたとき、出力電流値が20
00[A]のように大きくなり、2次ケーブル長が短いと
きであっても、出力電圧値Ecと出力電圧値Fcとの差
ΔV20は大きくなり、先願の管理方法では実用価値がな
くなる。
[A]になるように制御したときの出力特性F20と出力
端子電圧特性Vt1との交点における出力電圧値をEcと
し、短絡中に出力電流が2000[A]になるように制御し
たときの出力特性G20と出力端子電圧特性Vt1との交点
における出力電圧値をFcとしたとき、出力電流値が20
00[A]のように大きくなり、2次ケーブル長が短いと
きであっても、出力電圧値Ecと出力電圧値Fcとの差
ΔV20は大きくなり、先願の管理方法では実用価値がな
くなる。
【0051】
【課題を解決するための手段】請求項1の方法は、スタ
ッド溶接の入熱管理方法において、後述する図6に示す
ように、スタッドを被溶接材から引き上げてアーク発生
中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出
し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡
電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電流平均値I2a
とを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶接電圧
平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗値Rav
を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電圧平均
値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均値I1a
と抵抗値Ravとの積の電圧降下Rav・I1aを減算して、
算出平均アーク電圧Vavを算出するスタッド溶接の引き
上げ期間入熱管理方法である。
ッド溶接の入熱管理方法において、後述する図6に示す
ように、スタッドを被溶接材から引き上げてアーク発生
中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出
し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡
電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電流平均値I2a
とを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶接電圧
平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗値Rav
を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電圧平均
値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均値I1a
と抵抗値Ravとの積の電圧降下Rav・I1aを減算して、
算出平均アーク電圧Vavを算出するスタッド溶接の引き
上げ期間入熱管理方法である。
【0052】請求項2の方法は、スタッド溶接の入熱管
理方法において、スタッドを被溶接材から引き上げてア
ーク発生中に予め定めた引き上げ中の検出期間T1の溶
接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出し、次
にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通
電中に予め定めた押し込み中の検出期間T2の溶接電圧
平均値V2aと溶接電流平均値I2aとを検出した後で、短
絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電流
平均値I2aで除算して抵抗値Ravを算出し、続いてアー
ク発生中に検出した溶接電圧平均値V1aからアーク発生
中に検出した溶接電流平均値I1aと抵抗値Ravとの積の
電圧降下Rav・I1aを減算して、算出平均アーク電圧V
avを算出するスタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法
である。
理方法において、スタッドを被溶接材から引き上げてア
ーク発生中に予め定めた引き上げ中の検出期間T1の溶
接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出し、次
にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通
電中に予め定めた押し込み中の検出期間T2の溶接電圧
平均値V2aと溶接電流平均値I2aとを検出した後で、短
絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電流
平均値I2aで除算して抵抗値Ravを算出し、続いてアー
ク発生中に検出した溶接電圧平均値V1aからアーク発生
中に検出した溶接電流平均値I1aと抵抗値Ravとの積の
電圧降下Rav・I1aを減算して、算出平均アーク電圧V
avを算出するスタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法
である。
【0053】請求項3の方法は、スタッド溶接の引き上
げ期間入熱管理において、基準にするスタッドを被溶接
材から引き上げてアークを発生してアーク発生中に短絡
が生じない基準にする溶接電流平均値I1aを測定してお
き、再度アークを発生してアーク発生中に溶接電圧平均
値V1bを検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで
短絡させ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2bと溶接電
流平均値I2bとを検出した後で、短絡電流通電中に検出
した溶接電圧平均値V2bを溶接電流平均値I2bで除算し
て抵抗値Rav1を算出し、続いてアーク発生中に検出し
た溶接電圧平均値V1aからアーク発生中に短絡を生じな
い基準にする溶接電流平均値I1aと抵抗値Rav1との積
の電圧降下Rav1・I1aを減算して算出した判定したい
算出平均アーク電圧Vav1を、予め定めた標準値(後述
する平均電圧標準値Vst)と比較するスタッド溶接の引
き上げ期間入熱管理方法である。
げ期間入熱管理において、基準にするスタッドを被溶接
材から引き上げてアークを発生してアーク発生中に短絡
が生じない基準にする溶接電流平均値I1aを測定してお
き、再度アークを発生してアーク発生中に溶接電圧平均
値V1bを検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで
短絡させ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2bと溶接電
流平均値I2bとを検出した後で、短絡電流通電中に検出
した溶接電圧平均値V2bを溶接電流平均値I2bで除算し
て抵抗値Rav1を算出し、続いてアーク発生中に検出し
た溶接電圧平均値V1aからアーク発生中に短絡を生じな
い基準にする溶接電流平均値I1aと抵抗値Rav1との積
の電圧降下Rav1・I1aを減算して算出した判定したい
算出平均アーク電圧Vav1を、予め定めた標準値(後述
する平均電圧標準値Vst)と比較するスタッド溶接の引
き上げ期間入熱管理方法である。
【0054】請求項4の方法は、請求項3の予め定めた
標準値が、基準にするスタッドを被溶接材から引き上げ
てアークを発生し、アーク発生中に短絡が発生しないと
きの溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出
し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡
電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電流平均値I2a
とを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶接電圧
平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗値Rav
を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電圧平均
値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均値I1a
と抵抗値Ravとの積の電圧降下Rav・I1aを減算して算
出した基準にする算出平均アーク電圧Vavであるスタッ
ド溶接の引き上げ期間入熱管理方法である。
標準値が、基準にするスタッドを被溶接材から引き上げ
てアークを発生し、アーク発生中に短絡が発生しないと
きの溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出
し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡
電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電流平均値I2a
とを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶接電圧
平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗値Rav
を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電圧平均
値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均値I1a
と抵抗値Ravとの積の電圧降下Rav・I1aを減算して算
出した基準にする算出平均アーク電圧Vavであるスタッ
ド溶接の引き上げ期間入熱管理方法である。
【0055】請求項5の方法は、後述する図10に示す
ように、判定したいスタッドを被溶接材から引き上げて
アークを発生し、アーク発生中に短絡を生じたために、
請求項3の方法で算出した判定したい算出平均アーク電
圧Vav1が、請求項4の方法で算出した基準にする算出
平均アーク電圧Vavよりも減少したときに品質低下と判
定するスタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法であ
る。この請求項5の方法は、判定したいスタッドを被溶
接材から引き上げてアーク発生中に溶接電圧平均値V1b
を検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡さ
せ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2bと溶接電流平均
値I2bとを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶
接電圧平均値V2bを溶接電流平均値I2bで除算して抵抗
値Rav1を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接
電圧平均値V1bからアーク発生中に短絡を生じない基準
にする溶接電流平均値I1aと抵抗値Rav1との積の電圧
降下Rav1・I1aを減算して算出した判定したい算出平
均アーク電圧Vav1を、請求項4の方法で算出した基準
にする算出平均アーク電圧Vavと比較するスタッド溶接
の引き上げ期間入熱管理方法である。
ように、判定したいスタッドを被溶接材から引き上げて
アークを発生し、アーク発生中に短絡を生じたために、
請求項3の方法で算出した判定したい算出平均アーク電
圧Vav1が、請求項4の方法で算出した基準にする算出
平均アーク電圧Vavよりも減少したときに品質低下と判
定するスタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法であ
る。この請求項5の方法は、判定したいスタッドを被溶
接材から引き上げてアーク発生中に溶接電圧平均値V1b
を検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡さ
せ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2bと溶接電流平均
値I2bとを検出した後で、短絡電流通電中に検出した溶
接電圧平均値V2bを溶接電流平均値I2bで除算して抵抗
値Rav1を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接
電圧平均値V1bからアーク発生中に短絡を生じない基準
にする溶接電流平均値I1aと抵抗値Rav1との積の電圧
降下Rav1・I1aを減算して算出した判定したい算出平
均アーク電圧Vav1を、請求項4の方法で算出した基準
にする算出平均アーク電圧Vavと比較するスタッド溶接
の引き上げ期間入熱管理方法である。
【0060】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、スタッド溶接の
入熱管理方法において、2次ケーブルによる電圧降下が
変化したときであっても、スタッド溶接電源装置の出力
端子から検出した出力電圧によって、スタッド近傍の負
荷電圧を算出して入熱を管理する方法であって、後述す
る図6に示すように、スタッドを被溶接材から引き上げ
てアーク発生中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値
I1aとを検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで
短絡させ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電
流平均値I2aとを検出した後で、短絡電流通電中に検出
した溶接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算し
て抵抗値Ravを算出し、続いてアーク発生中に検出した
溶接電圧平均値V1aからアーク発生中に検出した溶接電
流平均値I1aと抵抗値Ravとの積の電圧降下Vrを減算
して、算出平均アーク電圧Vavを算出するスタッド溶接
の等価アーク電圧を算出する方法及びこの方法を使用し
て算出した判定したい算出平均アーク電圧Vav1と標準
値とを比較して表示、警報、品質判定、入熱制御等に使
用する引き上げ期間入熱管理方法である。
入熱管理方法において、2次ケーブルによる電圧降下が
変化したときであっても、スタッド溶接電源装置の出力
端子から検出した出力電圧によって、スタッド近傍の負
荷電圧を算出して入熱を管理する方法であって、後述す
る図6に示すように、スタッドを被溶接材から引き上げ
てアーク発生中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値
I1aとを検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで
短絡させ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V2aと溶接電
流平均値I2aとを検出した後で、短絡電流通電中に検出
した溶接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算し
て抵抗値Ravを算出し、続いてアーク発生中に検出した
溶接電圧平均値V1aからアーク発生中に検出した溶接電
流平均値I1aと抵抗値Ravとの積の電圧降下Vrを減算
して、算出平均アーク電圧Vavを算出するスタッド溶接
の等価アーク電圧を算出する方法及びこの方法を使用し
て算出した判定したい算出平均アーク電圧Vav1と標準
値とを比較して表示、警報、品質判定、入熱制御等に使
用する引き上げ期間入熱管理方法である。
【0061】ここで、本出願に使用する用語の一部につ
いて説明する。「短絡電流通電中」とは、前述した「短
絡電流期間Ts」又は後述する「押し込み中の検出期間
T2」のうちの定常の短絡電流が流れる期間をいう。判
定したいスタッドとは、今溶接しようとしているスタッ
ドの検出又は算出データを入熱管理に使用するスタッド
をいう。基準にするスタッドとは、判定したいスタッド
を溶接する前に、正常な溶接が行われたときの検出又は
算出データを収集するスタッドであって、収集したデー
タを後の判定したいスタッドの入熱管理に使用するスタ
ッドをいう。この基準にするスタッドは、正常な溶接が
行われたときのスタッドであればよいので、必ずしも、
データを収集する目的だけのスタッドでなくても、現
在、判定しようとしているスタッドよりも前に溶接され
た判定したいスタッドであればよい。
いて説明する。「短絡電流通電中」とは、前述した「短
絡電流期間Ts」又は後述する「押し込み中の検出期間
T2」のうちの定常の短絡電流が流れる期間をいう。判
定したいスタッドとは、今溶接しようとしているスタッ
ドの検出又は算出データを入熱管理に使用するスタッド
をいう。基準にするスタッドとは、判定したいスタッド
を溶接する前に、正常な溶接が行われたときの検出又は
算出データを収集するスタッドであって、収集したデー
タを後の判定したいスタッドの入熱管理に使用するスタ
ッドをいう。この基準にするスタッドは、正常な溶接が
行われたときのスタッドであればよいので、必ずしも、
データを収集する目的だけのスタッドでなくても、現
在、判定しようとしているスタッドよりも前に溶接され
た判定したいスタッドであればよい。
【0062】
【実施例】以下、図面を参照して動作を説明する。図6
は、本発明の共通の思想となる請求項1のスタッド溶接
の等価アーク電圧を算出する引き上げ期間入熱管理のフ
ローチャートである。同図において、ステップST1
は、スタッドを被溶接材から引き上げてアーク発生中に
溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出する
アーク発生中の検出ステップである。
は、本発明の共通の思想となる請求項1のスタッド溶接
の等価アーク電圧を算出する引き上げ期間入熱管理のフ
ローチャートである。同図において、ステップST1
は、スタッドを被溶接材から引き上げてアーク発生中に
溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aとを検出する
アーク発生中の検出ステップである。
【0063】ステップST2は、スタッドを被溶接材に
押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V
2aと溶接電流平均値I2aとを検出する短絡電流通電中の
検出ステップである。ステップST3は、短絡電流通電
中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2a
で除算して抵抗値Ravを算出する抵抗値算出ステップで
ある。ステップST4は、アーク発生中に検出した溶接
電流平均値I1aと抵抗値Ravとの積の電圧降下Vrを算
出する電圧降下算出ステップである。ステップST5
は、アーク発生中に検出した溶接電圧平均値V1aから電
圧降下Vrを減算して算出平均アーク電圧Vavを算出す
る等価アーク電圧算出ステップである。
押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接電圧平均値V
2aと溶接電流平均値I2aとを検出する短絡電流通電中の
検出ステップである。ステップST3は、短絡電流通電
中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2a
で除算して抵抗値Ravを算出する抵抗値算出ステップで
ある。ステップST4は、アーク発生中に検出した溶接
電流平均値I1aと抵抗値Ravとの積の電圧降下Vrを算
出する電圧降下算出ステップである。ステップST5
は、アーク発生中に検出した溶接電圧平均値V1aから電
圧降下Vrを減算して算出平均アーク電圧Vavを算出す
る等価アーク電圧算出ステップである。
【0064】図7は、本発明の方法を実施するスタッド
溶接装置の実施例を示す図である。同図のスタッド溶接
装置は、溶接電源装置1と溶接ガン2と溶接制御装置3
とから形成される。この溶接電源装置1は、溶接ガン2
にパイロット電流Ipと主ア−ク電流Iaとから成る溶
接電流を出力し、後述する溶接制御装置3から出力され
るアナログ信号に応じて、出力電流Ioを制御する電流
指令出力回路5と、その電流指令に基づいて溶接電流を
制御するサイリスタ等の半導体スイッチング素子からな
る溶接電流出力回路15と、2次ケーブル17を通って
溶接ガン2に装着されたスタッド18に出力される出力
電流Ioを検出して溶接電流検出信号Icを出力する溶
接電流検出回路ICと、出力端子電圧Vdを検出して溶
接電圧検出信号Vcを出力する溶接電圧検出回路VCと
から形成される。
溶接装置の実施例を示す図である。同図のスタッド溶接
装置は、溶接電源装置1と溶接ガン2と溶接制御装置3
とから形成される。この溶接電源装置1は、溶接ガン2
にパイロット電流Ipと主ア−ク電流Iaとから成る溶
接電流を出力し、後述する溶接制御装置3から出力され
るアナログ信号に応じて、出力電流Ioを制御する電流
指令出力回路5と、その電流指令に基づいて溶接電流を
制御するサイリスタ等の半導体スイッチング素子からな
る溶接電流出力回路15と、2次ケーブル17を通って
溶接ガン2に装着されたスタッド18に出力される出力
電流Ioを検出して溶接電流検出信号Icを出力する溶
接電流検出回路ICと、出力端子電圧Vdを検出して溶
接電圧検出信号Vcを出力する溶接電圧検出回路VCと
から形成される。
【0065】溶接制御装置3は、溶接電流検出信号Ic
をディジタル溶接電流検出信号Iddに変換して演算処理
回路CPUに出力するA/D変換器7と、溶接電圧検出
信号Vcをディジタル溶接電圧検出信号Vddに変換して
演算処理回路CPUに出力するA/D変換器8と、ディ
ジタル溶接電流検出信号Iddとディジタル溶接電圧検出
信号Vddとを入力して後述するディジタル出力信号を出
力する演算処理回路CPUと、演算処理回路CPUのデ
ィジタル出力信号Iodをアナログ出力信号Ioaに変換し
て電流指令出力回路5に出力するD/A変換器6と、溶
接結果のデータを記憶する記憶回路11と、溶接結果を
表示するディジタルパネル等の表示回路12とからな
る。このD/A変換器6、A/D変換器7及びA/D変
換器8は演算処理回路CPUに内蔵してもよい。
をディジタル溶接電流検出信号Iddに変換して演算処理
回路CPUに出力するA/D変換器7と、溶接電圧検出
信号Vcをディジタル溶接電圧検出信号Vddに変換して
演算処理回路CPUに出力するA/D変換器8と、ディ
ジタル溶接電流検出信号Iddとディジタル溶接電圧検出
信号Vddとを入力して後述するディジタル出力信号を出
力する演算処理回路CPUと、演算処理回路CPUのデ
ィジタル出力信号Iodをアナログ出力信号Ioaに変換し
て電流指令出力回路5に出力するD/A変換器6と、溶
接結果のデータを記憶する記憶回路11と、溶接結果を
表示するディジタルパネル等の表示回路12とからな
る。このD/A変換器6、A/D変換器7及びA/D変
換器8は演算処理回路CPUに内蔵してもよい。
【0066】判定したいスタッドも、上記の基準にする
スタッドと同様に、抵抗値Rav1及び算出平均アーク電
圧Vav1を算出して、抵抗値Rav1のディジタル出力信
号、算出平均アーク電圧Vav1のディジタル出力信号等
を記憶回路11に記憶する。
スタッドと同様に、抵抗値Rav1及び算出平均アーク電
圧Vav1を算出して、抵抗値Rav1のディジタル出力信
号、算出平均アーク電圧Vav1のディジタル出力信号等
を記憶回路11に記憶する。
【0067】以下、図7の実施例のスタッド溶接装置の
動作について説明する。溶接ガンに保持されたスタッド
先端を被溶接材14に当接した位置まで押し当て、溶接
ガン2に配設されている起動スイッチ13を押すと、当
接位置にあったスタッド18は予め設定された位置まで
引き上げられ、続いて予め設定されたパイロット電流I
pを通電する。スタッドが引き上げられてアークが発生
すると、予め設定した時間後にパイロット電流Ipを主
ア−ク電流Iaに切り換える。パイロット電流Ip又は
主ア−ク電流Iaの通電開始から所要の溶接電流値に達
した後に、予め設定された時間が経過すると、スタッド
18を被溶接材14に向かって押し込む。その途中で、
スタッド18が被溶接材14に対して短絡し、短絡時間
だけ短絡電流Isが流れる。この一連の溶接動作のうち
で、後述するサンプリング時間T1及びT2の間、演算
処理回路CPUによって、溶接電流及び溶接電圧を検出
する。
動作について説明する。溶接ガンに保持されたスタッド
先端を被溶接材14に当接した位置まで押し当て、溶接
ガン2に配設されている起動スイッチ13を押すと、当
接位置にあったスタッド18は予め設定された位置まで
引き上げられ、続いて予め設定されたパイロット電流I
pを通電する。スタッドが引き上げられてアークが発生
すると、予め設定した時間後にパイロット電流Ipを主
ア−ク電流Iaに切り換える。パイロット電流Ip又は
主ア−ク電流Iaの通電開始から所要の溶接電流値に達
した後に、予め設定された時間が経過すると、スタッド
18を被溶接材14に向かって押し込む。その途中で、
スタッド18が被溶接材14に対して短絡し、短絡時間
だけ短絡電流Isが流れる。この一連の溶接動作のうち
で、後述するサンプリング時間T1及びT2の間、演算
処理回路CPUによって、溶接電流及び溶接電圧を検出
する。
【0068】溶接電源装置1の出力端子に接続された溶
接電圧検出回路VCによって検出した出力電圧は、アー
ク発生中と短絡中との溶接状態及び2次ケーブル17と
被溶接材14との間の抵抗値によって大きく変化するた
めに、その平均値として算出された電圧は一定値でな
い。また、溶接電源装置1の出力回路に接続された溶接
電流検出回路ICによって検出した出力電流は、溶接電
源装置1が垂下特性であるとき、アーク発生中と短絡発
生中とが変化するために、その平均値として算出された
電流値は一定値でない。そこで、溶接ガン2を引き上げ
てアーク発生中の一定期間T1(以下、引き上げ中の検
出期間という)に検出した溶接電圧の平均値V1a(以
下、引き上げ中の溶接電圧平均値という)及び溶接電流
の平均値I1a(以下、引き上げ中の溶接電流平均値とい
う)と、押し込み中の短絡期間T2(以下、押し込み中
の検出期間という)の間の溶接電圧の平均値V2a(以
下、押し込み中の溶接電圧平均値という)及び溶接電流
の平均値I2a (以下、押し込み中の溶接電流平均値と
いう)とを検出する。
接電圧検出回路VCによって検出した出力電圧は、アー
ク発生中と短絡中との溶接状態及び2次ケーブル17と
被溶接材14との間の抵抗値によって大きく変化するた
めに、その平均値として算出された電圧は一定値でな
い。また、溶接電源装置1の出力回路に接続された溶接
電流検出回路ICによって検出した出力電流は、溶接電
源装置1が垂下特性であるとき、アーク発生中と短絡発
生中とが変化するために、その平均値として算出された
電流値は一定値でない。そこで、溶接ガン2を引き上げ
てアーク発生中の一定期間T1(以下、引き上げ中の検
出期間という)に検出した溶接電圧の平均値V1a(以
下、引き上げ中の溶接電圧平均値という)及び溶接電流
の平均値I1a(以下、引き上げ中の溶接電流平均値とい
う)と、押し込み中の短絡期間T2(以下、押し込み中
の検出期間という)の間の溶接電圧の平均値V2a(以
下、押し込み中の溶接電圧平均値という)及び溶接電流
の平均値I2a (以下、押し込み中の溶接電流平均値と
いう)とを検出する。
【0070】次に、短絡電流通電中に検出した溶接電圧
平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗値Rav
を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電圧平均
値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均値I1a
と抵抗値Ravとの積を減算した値を算出平均アーク電圧
Vavとする。
平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除算して抵抗値Rav
を算出し、続いてアーク発生中に検出した溶接電圧平均
値V1aからアーク発生中に検出した溶接電流平均値I1a
と抵抗値Ravとの積を減算した値を算出平均アーク電圧
Vavとする。
【0072】演算処理回路CPUは、前述した図6の機
能をディジタル信号によって実行する演算処理回路であ
って、基準にするスタッドを被溶接材から引き上げてア
ーク発生中に検出したディジタル溶接電圧検出信号Vdd
とディジタル溶接電流検出信号Iddとを入力して後述す
るサンプリング時間T1の溶接電圧平均値V1aと溶接電
流平均値I1aとを演算し、次にスタッドを被溶接材に押
し込んで短絡させ短絡電流通電中に検出したディジタル
溶接電圧検出信号Vddとディジタル溶接電流検出信号I
ddとを入力して後述するサンプリング時間T2の溶接電
圧平均値V2aと溶接電流平均値I2aとを検出した後で、
短絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電
流平均値I2aで除算して抵抗値Ravを算出し、続いてア
ーク発生中に検出した溶接電圧平均値V1aからアーク発
生中に検出した溶接電流平均値I1aと抵抗値Ravとの積
を減算して算出平均アーク電圧Vavを算出して、抵抗値
Ravのディジタル出力信号と算出平均アーク電圧Vavの
ディジタル出力信号とを記憶回路11に記憶する。
能をディジタル信号によって実行する演算処理回路であ
って、基準にするスタッドを被溶接材から引き上げてア
ーク発生中に検出したディジタル溶接電圧検出信号Vdd
とディジタル溶接電流検出信号Iddとを入力して後述す
るサンプリング時間T1の溶接電圧平均値V1aと溶接電
流平均値I1aとを演算し、次にスタッドを被溶接材に押
し込んで短絡させ短絡電流通電中に検出したディジタル
溶接電圧検出信号Vddとディジタル溶接電流検出信号I
ddとを入力して後述するサンプリング時間T2の溶接電
圧平均値V2aと溶接電流平均値I2aとを検出した後で、
短絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電
流平均値I2aで除算して抵抗値Ravを算出し、続いてア
ーク発生中に検出した溶接電圧平均値V1aからアーク発
生中に検出した溶接電流平均値I1aと抵抗値Ravとの積
を減算して算出平均アーク電圧Vavを算出して、抵抗値
Ravのディジタル出力信号と算出平均アーク電圧Vavの
ディジタル出力信号とを記憶回路11に記憶する。
【0074】これらの基準となる抵抗値Rav、基準とな
る算出平均アーク電圧Vav、判定したい抵抗値Rav1又
は判定したい算出平均アーク電圧Vav1を使用すること
によって、従来技術のモニターによって波形データを管
理する方法よりも、データ量を少なくして大量の溶接結
果のデータを管理することができる。
る算出平均アーク電圧Vav、判定したい抵抗値Rav1又
は判定したい算出平均アーク電圧Vav1を使用すること
によって、従来技術のモニターによって波形データを管
理する方法よりも、データ量を少なくして大量の溶接結
果のデータを管理することができる。
【0080】図8(A)は出力電流Ioの波形を示す溶
接電流波形図であり、同図(B)は溶接電源装置の出力
端子で検出した出力端子電圧Vdの波形を示す図であ
る。次の順序で溶接を開始する。出力電流Ioを通電し
てスタッド18を引き上げると、被溶接材14に接触し
たスタッド先端の電極子からアークを発生し、時刻t0
においてパイロット電流Ipが流れる。次に、この時刻
t0から予め設定した時刻t1になると、パイロット電
流Ipを主アーク電流Iaに切り換える。続いて、主ア
ーク電流Iaが安定するまでに十分な時間が経過した時
刻t11から予め設定した引き上げ中の検出期間T1の
間、出力端子電圧Vdを検出する。時刻tの引き上げ中
の溶接電圧V1(t) 及び溶接電流I1(t)を検出して演算
処理回路CPUによって積算する。
接電流波形図であり、同図(B)は溶接電源装置の出力
端子で検出した出力端子電圧Vdの波形を示す図であ
る。次の順序で溶接を開始する。出力電流Ioを通電し
てスタッド18を引き上げると、被溶接材14に接触し
たスタッド先端の電極子からアークを発生し、時刻t0
においてパイロット電流Ipが流れる。次に、この時刻
t0から予め設定した時刻t1になると、パイロット電
流Ipを主アーク電流Iaに切り換える。続いて、主ア
ーク電流Iaが安定するまでに十分な時間が経過した時
刻t11から予め設定した引き上げ中の検出期間T1の
間、出力端子電圧Vdを検出する。時刻tの引き上げ中
の溶接電圧V1(t) 及び溶接電流I1(t)を検出して演算
処理回路CPUによって積算する。
【0082】次に、抵抗値Ravの第1の算出方法につい
て説明する。引き上げ中の検出期間T1の間、時刻tの
引き上げ中の溶接電圧V1(t) を積算して、引き上げ中
の検出期間T1で除算して算出した溶接電圧平均値V1a
及び溶接電流I1(t)を積算して、引き上げ中の検出期間
T1で除算して算出した溶接電流平均値I1aを、それぞ
れ数1及び数2によって算出する。
て説明する。引き上げ中の検出期間T1の間、時刻tの
引き上げ中の溶接電圧V1(t) を積算して、引き上げ中
の検出期間T1で除算して算出した溶接電圧平均値V1a
及び溶接電流I1(t)を積算して、引き上げ中の検出期間
T1で除算して算出した溶接電流平均値I1aを、それぞ
れ数1及び数2によって算出する。
【数1】
【数2】 なお、溶接電源装置が定電流特性であるときは、溶接電
流I1(t)を積算する必要がなく、検出した溶接電流I1
(t)が溶接電流平均値I1aにしてもよい。
流I1(t)を積算する必要がなく、検出した溶接電流I1
(t)が溶接電流平均値I1aにしてもよい。
【0084】次に、時刻t12にスタッド18を被溶接材
14に押し込む指令をして、スタッド18を溶融プール
に押し込んで短絡させる。短絡後、ピーク電流が低下し
た十分な時刻t21になってから検出を開始し、時刻t21
から時刻t22までの押し込み中の検出期間T2の間、時
刻tの押し込み中の溶接電圧V2(t) 及び溶接電流I2
(t)を検出して、時刻tの抵抗値R(t) を数3によって
算出する。 R(t) =V2(t)/I2(t) …(数3)
14に押し込む指令をして、スタッド18を溶融プール
に押し込んで短絡させる。短絡後、ピーク電流が低下し
た十分な時刻t21になってから検出を開始し、時刻t21
から時刻t22までの押し込み中の検出期間T2の間、時
刻tの押し込み中の溶接電圧V2(t) 及び溶接電流I2
(t)を検出して、時刻tの抵抗値R(t) を数3によって
算出する。 R(t) =V2(t)/I2(t) …(数3)
【0085】この時刻tの抵抗値R(t) を、押し込み中
の検出期間T2の間、演算処理回路CPUによって積算
して、押し込み中の検出期間T2の抵抗の平均値(以
下、抵抗値という)Ravを数4によって算出する。
の検出期間T2の間、演算処理回路CPUによって積算
して、押し込み中の検出期間T2の抵抗の平均値(以
下、抵抗値という)Ravを数4によって算出する。
【数4】 この期間T2の抵抗値Ravは、2次ケーブル17及び被
溶接材14の抵抗値(以下、抵抗値という)である。
溶接材14の抵抗値(以下、抵抗値という)である。
【0086】この抵抗値Ravに、前述した数2の引き上
げ中(アーク発生中)の検出期間T1の溶接電流平均値
I1aを乗算して、抵抗値による電圧降下Rav・I1aを算
出する。次に、前述した数1の引き上げ中の検出期間T
1の溶接電圧平均値V1aから、この電圧降下Rav・I1a
を減算した平均ア−ク電圧Vavを数5によって算出す
る。 Vav=V1a− Rav・I1a…(数5)
げ中(アーク発生中)の検出期間T1の溶接電流平均値
I1aを乗算して、抵抗値による電圧降下Rav・I1aを算
出する。次に、前述した数1の引き上げ中の検出期間T
1の溶接電圧平均値V1aから、この電圧降下Rav・I1a
を減算した平均ア−ク電圧Vavを数5によって算出す
る。 Vav=V1a− Rav・I1a…(数5)
【0087】次に、抵抗値Ravの第2の算出方法につい
て説明する。短絡時の溶接電流の変動がない場合、演算
処理回路CPUによって、この押し込み中の溶接電圧V
2(t)及び溶接電流I2(t) を積算して、この押し込み中
の検出期間T2の溶接電圧平均値V2a及び溶接電流平均
値I2aを、それぞれ、数6及び数7によって算出する。
て説明する。短絡時の溶接電流の変動がない場合、演算
処理回路CPUによって、この押し込み中の溶接電圧V
2(t)及び溶接電流I2(t) を積算して、この押し込み中
の検出期間T2の溶接電圧平均値V2a及び溶接電流平均
値I2aを、それぞれ、数6及び数7によって算出する。
【数6】
【数7】
【0088】抵抗値Ravを数8によって算出する。 Rav=V2a/I2a…(数8) なお、この第2の方法によって算出した抵抗値Ravを使
用して平均ア−ク電圧Vavを、前述した数5、即ち[V
av=V1a− Rav・I1a]によって算出する。
用して平均ア−ク電圧Vavを、前述した数5、即ち[V
av=V1a− Rav・I1a]によって算出する。
【0089】この押し込み中の溶接電圧平均値V2aは、
2次ケーブル17及び被溶接材14の抵抗値による電圧
降下Vrである。ここで算出したV1aと押し込み中の溶
接電圧平均値V2aとの差を算出平均アーク電圧Vavとし
て演算処理回路CPUから記憶回路11に記憶し、また
表示回路12に出力して表示させてもよい。
2次ケーブル17及び被溶接材14の抵抗値による電圧
降下Vrである。ここで算出したV1aと押し込み中の溶
接電圧平均値V2aとの差を算出平均アーク電圧Vavとし
て演算処理回路CPUから記憶回路11に記憶し、また
表示回路12に出力して表示させてもよい。
【0090】図9(A)は出力電流Ioの波形を示す溶
接電流波形図であり、同図(B)は引き上げ中の検出期
間T1の間に、引き上げ不良、アーク現象による片溶け
等によって、時刻t1Sにおいてスタッド18が溶融プー
ルに短絡した場合の出力端子電圧Vdの波形を示す図で
ある。
接電流波形図であり、同図(B)は引き上げ中の検出期
間T1の間に、引き上げ不良、アーク現象による片溶け
等によって、時刻t1Sにおいてスタッド18が溶融プー
ルに短絡した場合の出力端子電圧Vdの波形を示す図で
ある。
【0092】アーク発生中に短絡を生じる図9(B)に
示す算出平均アーク電圧Vav1とアーク発生中に短絡を
生じない図8(B)に示した算出平均アーク電圧Vavと
を比較すると、次のとおりである。図9(B)に示す算
出平均アーク電圧Vav1は、Vav1=V1b−V2a=V1b
−Rav・I1aであり、図8(B)に示した算出平均アー
ク電圧Vavは、Vav=V1a−V2a=V1a−Rav・I1aで
あり、Vav−Vav1=V1a−V1bであって、短絡が発生
するときの引き上げ中の検出期間T1の溶接電圧平均値
V1bは、図8(B)に示す短絡が発生しないときの引き
上げ中の検出期間T1の溶接電圧平均値V1aよりも減少
してV1a−V1b>0となるので、Vav1<Vavとなり、
図9(B)の算出平均アーク電圧Vav1はVavよりも減
少する。なお、各符号は次のとおりである。 Vav 短絡が発生しないときの算出平均ア−ク電圧
(V1a−V2a) Vav1 短絡が発生したときの算出平均ア−ク電圧(V
1b−V2a) V1a 短絡が発生しないときの引き上げ中の検出期間
T1の溶接電圧平均値 V1b 短絡が発生するときの引き上げ中の検出期間T
1の溶接電圧平均値 V2a 押し込み中の溶接電圧平均値(正常動作時の検
出期間T2の溶接電圧平均値) Rav 抵抗値 I1a 引き上げ中の検出期間T1の溶接電流平均値
示す算出平均アーク電圧Vav1とアーク発生中に短絡を
生じない図8(B)に示した算出平均アーク電圧Vavと
を比較すると、次のとおりである。図9(B)に示す算
出平均アーク電圧Vav1は、Vav1=V1b−V2a=V1b
−Rav・I1aであり、図8(B)に示した算出平均アー
ク電圧Vavは、Vav=V1a−V2a=V1a−Rav・I1aで
あり、Vav−Vav1=V1a−V1bであって、短絡が発生
するときの引き上げ中の検出期間T1の溶接電圧平均値
V1bは、図8(B)に示す短絡が発生しないときの引き
上げ中の検出期間T1の溶接電圧平均値V1aよりも減少
してV1a−V1b>0となるので、Vav1<Vavとなり、
図9(B)の算出平均アーク電圧Vav1はVavよりも減
少する。なお、各符号は次のとおりである。 Vav 短絡が発生しないときの算出平均ア−ク電圧
(V1a−V2a) Vav1 短絡が発生したときの算出平均ア−ク電圧(V
1b−V2a) V1a 短絡が発生しないときの引き上げ中の検出期間
T1の溶接電圧平均値 V1b 短絡が発生するときの引き上げ中の検出期間T
1の溶接電圧平均値 V2a 押し込み中の溶接電圧平均値(正常動作時の検
出期間T2の溶接電圧平均値) Rav 抵抗値 I1a 引き上げ中の検出期間T1の溶接電流平均値
【0094】上記の図9(B)に示す引き上げ中の短絡
波形のときは、短絡が発生したときの算出平均アーク電
圧Vav1は、短絡が発生するときの引き上げ中の検出期
間T1の溶接電圧平均値V1bから押し込み中の検出期間
T2の溶接電圧平均値V2aを引いた値であって、短絡が
発生したときの算出平均ア−ク電圧Vav1が、短絡が発
生しないときの算出平均ア−ク電圧Vavよりも減少した
ときに品質低下と判定する。
波形のときは、短絡が発生したときの算出平均アーク電
圧Vav1は、短絡が発生するときの引き上げ中の検出期
間T1の溶接電圧平均値V1bから押し込み中の検出期間
T2の溶接電圧平均値V2aを引いた値であって、短絡が
発生したときの算出平均ア−ク電圧Vav1が、短絡が発
生しないときの算出平均ア−ク電圧Vavよりも減少した
ときに品質低下と判定する。
【0096】短絡が発生しないときの算出平均アーク電
圧Vavは略一定であるので、短絡が発生しないときの算
出平均ア−ク電圧Vavの値(以下、平均電圧標準値Vst
という)は、溶接スタッドの直径、被溶接材14等の条
件に応じて評価され、平均電圧標準値として決めること
ができる。したがって、短絡が発生しないときの算出平
均ア−ク電圧(平均電圧標準値)Vstを演算処理回路C
PUに予め入力しておけば、各スタッドの溶接毎に得ら
れた算出平均アーク電圧Vavと平均電圧標準値Vstとを
比較することができる。
圧Vavは略一定であるので、短絡が発生しないときの算
出平均ア−ク電圧Vavの値(以下、平均電圧標準値Vst
という)は、溶接スタッドの直径、被溶接材14等の条
件に応じて評価され、平均電圧標準値として決めること
ができる。したがって、短絡が発生しないときの算出平
均ア−ク電圧(平均電圧標準値)Vstを演算処理回路C
PUに予め入力しておけば、各スタッドの溶接毎に得ら
れた算出平均アーク電圧Vavと平均電圧標準値Vstとを
比較することができる。
【0100】図10は、請求項5又は請求項6の判定し
たい算出平均アーク電圧Vav1と基準にする算出平均ア
ーク電圧Vavとを比較して信号を出力するスタッド溶接
の引き上げ期間入熱管理のフローチャートである。同図
において、ステップST1乃至ST4は基準にする算出
平均アーク電圧Vavを算出するステップであり、ステッ
プST11乃至ST14は判定したい算出平均アーク電
圧Vav1を算出するステップである。ステップST1
は、基準にするスタッドを被溶接材から引き上げてアー
ク発生中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aと
を検出するアーク発生中の検出ステップである。
たい算出平均アーク電圧Vav1と基準にする算出平均ア
ーク電圧Vavとを比較して信号を出力するスタッド溶接
の引き上げ期間入熱管理のフローチャートである。同図
において、ステップST1乃至ST4は基準にする算出
平均アーク電圧Vavを算出するステップであり、ステッ
プST11乃至ST14は判定したい算出平均アーク電
圧Vav1を算出するステップである。ステップST1
は、基準にするスタッドを被溶接材から引き上げてアー
ク発生中に溶接電圧平均値V1aと溶接電流平均値I1aと
を検出するアーク発生中の検出ステップである。
【0102】ステップST2は、基準にするスタッドを
被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接電
圧平均値V2aと溶接電流平均値I2aとを検出する短絡電
流通電中の検出ステップである。ステップST3は、短
絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電流
平均値I2aで除算して抵抗値Ravを算出する基準抵抗値
算出ステップである。
被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接電
圧平均値V2aと溶接電流平均値I2aとを検出する短絡電
流通電中の検出ステップである。ステップST3は、短
絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2aを溶接電流
平均値I2aで除算して抵抗値Ravを算出する基準抵抗値
算出ステップである。
【0104】ステップST4は、アーク発生中に検出し
た溶接電流平均値I1aと基準にする抵抗値Ravとの積の
基準にする電圧降下Vrを算出する基準電圧降下算出ス
テップである。ステップST5は、アーク発生中に検出
した溶接電圧平均値V1aから基準にする電圧降下Vrを
減算して基準にする算出平均アーク電圧Vavを算出する
基準電圧算出ステップである。
た溶接電流平均値I1aと基準にする抵抗値Ravとの積の
基準にする電圧降下Vrを算出する基準電圧降下算出ス
テップである。ステップST5は、アーク発生中に検出
した溶接電圧平均値V1aから基準にする電圧降下Vrを
減算して基準にする算出平均アーク電圧Vavを算出する
基準電圧算出ステップである。
【0106】ステップST11は、判定したいスタッド
を被溶接材から引き上げてアーク発生中に溶接電圧平均
値V1bを検出するアーク発生中の検出ステップである。
を被溶接材から引き上げてアーク発生中に溶接電圧平均
値V1bを検出するアーク発生中の検出ステップである。
【0108】ステップST12は、判定したいスタッド
を被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接
電圧平均値V2bと溶接電流平均値I2bとを検出する短絡
電流通電中の検出ステップである。ステップST13
は、短絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2bを溶
接電流平均値I2bで除算して、抵抗値Rav1を算出する
判定抵抗値算出ステップである。
を被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接
電圧平均値V2bと溶接電流平均値I2bとを検出する短絡
電流通電中の検出ステップである。ステップST13
は、短絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値V2bを溶
接電流平均値I2bで除算して、抵抗値Rav1を算出する
判定抵抗値算出ステップである。
【0110】ステップST14は、アーク発生中に検出
した溶接電流平均値I1aと判定したい抵抗値Rav1との
積の電圧降下Vr1を算出する判定電圧降下算出ステップ
である。ステップST15は、アーク発生中に検出した
溶接電圧平均値V1aから判定したい電圧降下Vr1を減算
して判定したい算出平均アーク電圧Vav1を算出する判
定電圧算出ステップである。
した溶接電流平均値I1aと判定したい抵抗値Rav1との
積の電圧降下Vr1を算出する判定電圧降下算出ステップ
である。ステップST15は、アーク発生中に検出した
溶接電圧平均値V1aから判定したい電圧降下Vr1を減算
して判定したい算出平均アーク電圧Vav1を算出する判
定電圧算出ステップである。
【0112】ステップST20は、判定したい算出平均
アーク電圧Vav1と基準にする算出平均アーク電圧Vav
とを比較して品質を管理するを基準・判定電圧比較ステ
ップである。この判定したい算出平均アーク電圧Vav1
と基準にする算出平均アーク電圧Vavとを比較した信号
によって、表示、警報、品質判定、入熱制御等を行うこ
とができる。
アーク電圧Vav1と基準にする算出平均アーク電圧Vav
とを比較して品質を管理するを基準・判定電圧比較ステ
ップである。この判定したい算出平均アーク電圧Vav1
と基準にする算出平均アーク電圧Vavとを比較した信号
によって、表示、警報、品質判定、入熱制御等を行うこ
とができる。
【1000】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。
【1001】(1)本発明においては、溶接電源の出力
端子間で検出した出力端子電圧信号及び出力電流を検出
した出力電流検出信号によって、2次ケーブルを延長し
たときでも、アーク電圧を容易に正確に算出することが
できる。
端子間で検出した出力端子電圧信号及び出力電流を検出
した出力電流検出信号によって、2次ケーブルを延長し
たときでも、アーク電圧を容易に正確に算出することが
できる。
【1002】(2)本発明においては、短絡が発生しな
いときの算出平均ア−ク電圧(平均電圧標準値)Vstを
演算処理回路CPUに予め入力しておくと、各スタッド
の溶接毎に得られる算出平均アーク電圧Vavと平均電圧
標準値Vstとを比較することができる。この比較によっ
て、溶接品質に影響する合格範囲をはずれた場合、警報
器等で作業者に知らせて、作業者が不良個所を再度、溶
接し直して部材の強度を確保することができるので、ア
ークスタッド溶接の施工管理を適切にかつ容易に行うこ
とができる。
いときの算出平均ア−ク電圧(平均電圧標準値)Vstを
演算処理回路CPUに予め入力しておくと、各スタッド
の溶接毎に得られる算出平均アーク電圧Vavと平均電圧
標準値Vstとを比較することができる。この比較によっ
て、溶接品質に影響する合格範囲をはずれた場合、警報
器等で作業者に知らせて、作業者が不良個所を再度、溶
接し直して部材の強度を確保することができるので、ア
ークスタッド溶接の施工管理を適切にかつ容易に行うこ
とができる。
【1003】(3)本発明においては、各スタッドの溶
接毎に得られるデータは、各スタッドの溶接ごとに記憶
させ、演算処理回路CPU又はこのデータを外部記憶回
路、例えばメモリカード又はパソコンに入力して、パソ
コンで処理してヒストグラム等を作成して評価すること
ができるので各スタッド溶接作業の溶接品質を容易に確
認することができる。
接毎に得られるデータは、各スタッドの溶接ごとに記憶
させ、演算処理回路CPU又はこのデータを外部記憶回
路、例えばメモリカード又はパソコンに入力して、パソ
コンで処理してヒストグラム等を作成して評価すること
ができるので各スタッド溶接作業の溶接品質を容易に確
認することができる。
【1004】(4)本発明においては、現場でのスタッ
ド溶接においては、運搬、引き回し等の作業性を良くす
るため、規定のケーブル径よりも小径のケーブルを使用
する場合が多いために、大電流を頻繁に通電すると、接
触部、劣化部等の発熱が大きく加速度的に劣化して焼損
する。本発明においては、短絡時の電圧降下Vrが予め
定められた許容値を越えると異常信号を出力するので、
正常なケーブル又はコネクタであるかどうかを確認する
ことができ、早期の交換等の対策が可能になる。また使
用可能なケーブル長を越えたときでも確認することがで
きる。
ド溶接においては、運搬、引き回し等の作業性を良くす
るため、規定のケーブル径よりも小径のケーブルを使用
する場合が多いために、大電流を頻繁に通電すると、接
触部、劣化部等の発熱が大きく加速度的に劣化して焼損
する。本発明においては、短絡時の電圧降下Vrが予め
定められた許容値を越えると異常信号を出力するので、
正常なケーブル又はコネクタであるかどうかを確認する
ことができ、早期の交換等の対策が可能になる。また使
用可能なケーブル長を越えたときでも確認することがで
きる。
【1005】(5)本発明においては、2次ケーブルを
延長したときであっても、溶接電源装置の出力端子から
検出した溶接電圧によって、ア−ク発生位置における実
際のアーク電圧を算出することができるので、各スタッ
ドの溶接毎に算出した算出平均ア−ク電圧Vav1を平均
電圧標準値Vstと比較して溶接部の品質管理を容易にす
ることができる。
延長したときであっても、溶接電源装置の出力端子から
検出した溶接電圧によって、ア−ク発生位置における実
際のアーク電圧を算出することができるので、各スタッ
ドの溶接毎に算出した算出平均ア−ク電圧Vav1を平均
電圧標準値Vstと比較して溶接部の品質管理を容易にす
ることができる。
【1006】(6)本発明においては、2次経路の電圧
降下を測定する目的で短絡電流Isを流す必要がなく、
溶接工程の中で測定できるので、溶接すべきスタッド又
は溶接ガンと被溶接材の溶接すべき箇所付近との間を短
絡する短絡回路を設ける必要がない。
降下を測定する目的で短絡電流Isを流す必要がなく、
溶接工程の中で測定できるので、溶接すべきスタッド又
は溶接ガンと被溶接材の溶接すべき箇所付近との間を短
絡する短絡回路を設ける必要がない。
【1007】(7)本発明においては、波形モニタを特
に必要としないために、現場作業において、従来技術の
モニターによって波形データを管理する方法よりも、管
理装置の設置、移動等がないので作業性が損なわれな
い。
に必要としないために、現場作業において、従来技術の
モニターによって波形データを管理する方法よりも、管
理装置の設置、移動等がないので作業性が損なわれな
い。
【1008】(8)本発明においては、算出平均アーク
電圧Vav1を使用することによって、データ量を少なく
して、大量の溶接結果のデータを管理することができ
る。
電圧Vav1を使用することによって、データ量を少なく
して、大量の溶接結果のデータを管理することができ
る。
【1009】(9)本発明においては、スタッドを被溶
接材から引き上げたときのアーク発生中の溶接電流平均
値とこのスタッドを被溶接材に押し込んだときの溶接電
流平均値とが変化する場合であっても、誤差が生じな
い。
接材から引き上げたときのアーク発生中の溶接電流平均
値とこのスタッドを被溶接材に押し込んだときの溶接電
流平均値とが変化する場合であっても、誤差が生じな
い。
【図1】図1は溶接電圧を監視する従来方法を実施する
スタッド溶接装置のブロック図である。
スタッド溶接装置のブロック図である。
【図2】図2(A)はスタッド引き上げ期間中に短絡が
発生した場合の溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材との
負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であり、同図
(B)は正常な溶接が行われた場合の出力端子電圧Vd
の波形を示す図である。
発生した場合の溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材との
負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であり、同図
(B)は正常な溶接が行われた場合の出力端子電圧Vd
の波形を示す図である。
【図3】図3(A)はスタッド引き上げ期間中に短絡が
発生した場合の溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材との
負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であり、同図
(B)はスタッド引き上げ期間中に短絡が発生した場合
の出力端子電圧Vdの波形を示す図である。
発生した場合の溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材との
負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であり、同図
(B)はスタッド引き上げ期間中に短絡が発生した場合
の出力端子電圧Vdの波形を示す図である。
【図4】図4(A)は、溶接ガンと溶接箇所付近の被溶
接材との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であ
り、同図(B)は、2次ケーブル及び被溶接材の抵抗値
による電圧降下Vrが大きい場合の出力端子電圧Vdの
波形を示す図である。
接材との負荷電圧Voの波形を示す負荷電圧波形図であ
り、同図(B)は、2次ケーブル及び被溶接材の抵抗値
による電圧降下Vrが大きい場合の出力端子電圧Vdの
波形を示す図である。
【図5】図5は、横軸が出力電流I[A]であり、縦軸
が出力電圧V[V]である理想的な定電流特性及び移動
が容易で経済的設計をした実用的な垂下特性のスタッド
溶接電源装置の出力特性を示す図である。
が出力電圧V[V]である理想的な定電流特性及び移動
が容易で経済的設計をした実用的な垂下特性のスタッド
溶接電源装置の出力特性を示す図である。
【図6】図6は、本発明のスタッド溶接の等価アーク電
圧を算出する引き上げ期間入熱管理方法のフローチャー
トである。
圧を算出する引き上げ期間入熱管理方法のフローチャー
トである。
【図7】図7は、本発明の方法を実施するスタッド溶接
装置の実施例を示す図である。
装置の実施例を示す図である。
【図8】図8(A)は、出力電流Ioの波形を示す溶接
電流波形図であり、同図(B)は、溶接電源装置の出力
端子電圧Vdの波形を示す図である。
電流波形図であり、同図(B)は、溶接電源装置の出力
端子電圧Vdの波形を示す図である。
【図9】図9(A)は出力電流Ioの波形を示す溶接電
流波形図であり、同図(B)は引き上げ中の検出期間T
1の間に、引き上げ不良、アーク現象による片溶け等に
よって、時刻t1Sにおいてスタッド18が溶融プールに
短絡した場合の出力端子電圧Vdの波形を示す図であ
る。
流波形図であり、同図(B)は引き上げ中の検出期間T
1の間に、引き上げ不良、アーク現象による片溶け等に
よって、時刻t1Sにおいてスタッド18が溶融プールに
短絡した場合の出力端子電圧Vdの波形を示す図であ
る。
【図10】図10は、判定したい算出平均アーク電圧V
av1と基準にする算出平均アーク電圧Vavとを比較して
信号を出力するスタッド溶接の引き上げ期間入熱管理の
フローチャートである。
av1と基準にする算出平均アーク電圧Vavとを比較して
信号を出力するスタッド溶接の引き上げ期間入熱管理の
フローチャートである。
1 溶接電源装置 2 溶接ガン 3 溶接制御装置 5 電流指令出力回路 6 D/A変換器 7、8 A/D変換器 11 記憶回路 12 表示回路 13 起動スイッチ 14 被溶接材 15 溶接電流出力回路 16 制御ケーブル 17 2次ケーブル 18 スタッド 30 三相電源 36 フィルタ回路 37 増幅回路 39 基準溶接電圧設定回路 40 比較器 41 警報器 42、43 溶接電源装置1の出力端子の「+」端子と
被溶接材14とを接続する接続線 CPU 演算処理回路 Ia 主ア−ク電流 I1a 短絡が発生しないときの引き上げ期間の溶接電
流平均値 I2a 押し込み期間の短絡電流通電中に検出した溶接
電流平均値 IC 溶接電流検出回路 Ic 溶接電流検出信号 Io 出力電流 Ip パイロット電流 11(t) 時刻tの引き上げ中の溶接電流 I2(t) 時刻tの押し込み中の溶接電流 R(t) 時刻tの抵抗値R(t) Rav 溶接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除
算した抵抗値/基準にする抵抗値 Rav1 溶接電圧平均値V2bを溶接電流平均値I2bで除
算した抵抗値/判定の抵抗値 T1 引き上げ中の検出期間 T2 押し込み中の検出期間 Ta 主ア−ク電流期間 Tp パイロット電流期間 Ts 短絡電流期間 t0 パイロット電流通電開始時点 t1 主ア−ク電流通電開始時点 t2 スタッド押し込み時点 t3 溶接電流停止時点 t1s ア−ク中の短絡時点 t11 ア−ク中の溶接電圧検出開始時点 t12 ア−ク中の溶接電圧検出終了時点 t21 短絡中の溶接電圧検出開始時点 t22 短絡中の溶接電圧検出終了時点 V1(t) 時刻tの引き上げ中の溶接電圧 V2(t) 時刻tの押し込み中の溶接電圧 V1a 短絡が発生しないときの引き上げ中の溶接電圧
平均値(正常動作時の検出期間T1の溶接電圧平均値)
/スタッド近傍のアーク電圧特性 V1b 短絡が発生するときの引き上げ中の検出期間T
1の溶接電圧平均値 V2a 押し込み中の溶接電圧平均値(正常動作時の検
出期間T2の溶接電圧平均値) Va アーク電圧 Vav アーク発生中に短絡が発生しないときの算出平
均アーク電圧/基準にする算出平均アーク電圧(V1a−
V2a) Vav1 アーク発生中に短絡が発生したときの算出平均
ア−ク電圧/判定したい算出平均アーク電圧(V1b−V
2a) VC 溶接電圧検出回路 Vc 溶接電圧検出信号 Vd 出力端子電圧/溶接電圧平均値 Vd1 スタッド引き上げ期間中に短絡が発生しないと
きのスタッドと被溶接材との溶接電圧平均値 Vd2 スタッド引き上げ期間中に短絡が発生したとき
のスタッドと被溶接材との溶接電圧平均値 Vd3 電圧降下Vrが大のときの出力端子電圧の溶接
電圧平均値 Ve 予め設定された溶接電圧平均値 △Ve (Veからの)許容範囲の値 Vo 溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材との負荷電
圧 Vr アーク発生中に検出した溶接電流平均値I1aと
抵抗値Ravとの積の電圧降下/基準にする電圧降下 Vr1 アーク発生中に検出した溶接電流平均値I1bと
抵抗値Rav1との積の電圧降下/判定したい電圧降下 Vr1t ケーブルが短いときの2次ケーブルの電圧降下
特性 Vr2t ケーブルが長いときの2次ケーブルの電圧降下
特性 Vst 平均電圧標準値(正常動作の算術平均ア−ク電
圧Vav) Vt1 2次ケーブルの電圧降下特性がVr1tのときの
出力端子電圧特性 Vt2 2次ケーブルの電圧降下特性がVr2tのときの
出力端子電圧特性
被溶接材14とを接続する接続線 CPU 演算処理回路 Ia 主ア−ク電流 I1a 短絡が発生しないときの引き上げ期間の溶接電
流平均値 I2a 押し込み期間の短絡電流通電中に検出した溶接
電流平均値 IC 溶接電流検出回路 Ic 溶接電流検出信号 Io 出力電流 Ip パイロット電流 11(t) 時刻tの引き上げ中の溶接電流 I2(t) 時刻tの押し込み中の溶接電流 R(t) 時刻tの抵抗値R(t) Rav 溶接電圧平均値V2aを溶接電流平均値I2aで除
算した抵抗値/基準にする抵抗値 Rav1 溶接電圧平均値V2bを溶接電流平均値I2bで除
算した抵抗値/判定の抵抗値 T1 引き上げ中の検出期間 T2 押し込み中の検出期間 Ta 主ア−ク電流期間 Tp パイロット電流期間 Ts 短絡電流期間 t0 パイロット電流通電開始時点 t1 主ア−ク電流通電開始時点 t2 スタッド押し込み時点 t3 溶接電流停止時点 t1s ア−ク中の短絡時点 t11 ア−ク中の溶接電圧検出開始時点 t12 ア−ク中の溶接電圧検出終了時点 t21 短絡中の溶接電圧検出開始時点 t22 短絡中の溶接電圧検出終了時点 V1(t) 時刻tの引き上げ中の溶接電圧 V2(t) 時刻tの押し込み中の溶接電圧 V1a 短絡が発生しないときの引き上げ中の溶接電圧
平均値(正常動作時の検出期間T1の溶接電圧平均値)
/スタッド近傍のアーク電圧特性 V1b 短絡が発生するときの引き上げ中の検出期間T
1の溶接電圧平均値 V2a 押し込み中の溶接電圧平均値(正常動作時の検
出期間T2の溶接電圧平均値) Va アーク電圧 Vav アーク発生中に短絡が発生しないときの算出平
均アーク電圧/基準にする算出平均アーク電圧(V1a−
V2a) Vav1 アーク発生中に短絡が発生したときの算出平均
ア−ク電圧/判定したい算出平均アーク電圧(V1b−V
2a) VC 溶接電圧検出回路 Vc 溶接電圧検出信号 Vd 出力端子電圧/溶接電圧平均値 Vd1 スタッド引き上げ期間中に短絡が発生しないと
きのスタッドと被溶接材との溶接電圧平均値 Vd2 スタッド引き上げ期間中に短絡が発生したとき
のスタッドと被溶接材との溶接電圧平均値 Vd3 電圧降下Vrが大のときの出力端子電圧の溶接
電圧平均値 Ve 予め設定された溶接電圧平均値 △Ve (Veからの)許容範囲の値 Vo 溶接ガンと溶接箇所付近の被溶接材との負荷電
圧 Vr アーク発生中に検出した溶接電流平均値I1aと
抵抗値Ravとの積の電圧降下/基準にする電圧降下 Vr1 アーク発生中に検出した溶接電流平均値I1bと
抵抗値Rav1との積の電圧降下/判定したい電圧降下 Vr1t ケーブルが短いときの2次ケーブルの電圧降下
特性 Vr2t ケーブルが長いときの2次ケーブルの電圧降下
特性 Vst 平均電圧標準値(正常動作の算術平均ア−ク電
圧Vav) Vt1 2次ケーブルの電圧降下特性がVr1tのときの
出力端子電圧特性 Vt2 2次ケーブルの電圧降下特性がVr2tのときの
出力端子電圧特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 章二 大阪市北区南森町1丁目1番29号 ダイヘ ンスタッド株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方
法において、スタッドを被溶接材から引き上げてアーク
発生中に溶接電圧平均値と溶接電流平均値とを検出し、
次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流
通電中に溶接電圧平均値と溶接電流平均値とを検出した
後で、前記短絡電流通電中に検出した溶接電圧平均値を
溶接電流平均値で除算して抵抗値を算出し、続いて前記
アーク発生中に検出した溶接電圧平均値から前記アーク
発生中に検出した溶接電流平均値と前記抵抗値との積の
電圧降下を減算して、算出平均アーク電圧を算出するス
タッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法。 - 【請求項2】 スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方
法において、スタッドを被溶接材から引き上げてアーク
発生中に予め定めた引き上げ中の検出期間の溶接電圧平
均値と溶接電流平均値とを検出し、次にスタッドを被溶
接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中に予め定めた
押し込み中の検出期間の溶接電圧平均値と溶接電流平均
値とを検出した後で、前記短絡電流通電中に検出した溶
接電圧平均値を溶接電流平均値で除算して抵抗値を算出
し、続いて前記アーク発生中に検出した溶接電圧平均値
から前記アーク発生中に検出した溶接電流平均値と前記
抵抗値との積の電圧降下を減算して算出平均アーク電圧
を算出するスタッド溶接の引き上げ期間入熱算出方法。 - 【請求項3】 スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方
法において、判定したいスタッドを被溶接材から引き上
げてアーク発生中に溶接電圧平均値と溶接電流平均値と
を検出し、次にスタッドを被溶接材に押し込んで短絡さ
せ短絡電流通電中に溶接電圧平均値と溶接電流平均値と
を検出した後で、短絡電流通電中に検出した前記溶接電
圧平均値を前記溶接電流平均値で除算して抵抗値を算出
し、続いてアーク発生中に検出した前記溶接電圧平均値
からアーク発生中に検出した前記溶接電流平均値と前記
抵抗値との積の電圧降下を減算して算出した判定したい
算出平均アーク電圧を予め定めた標準値と比較するスタ
ッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の予め定めた標準値が、
基準にするスタッドを被溶接材から引き上げてアークを
発生し、アーク発生中に短絡が発生しないときの溶接電
圧平均値と溶接電流平均値とを検出し、次にスタッドを
被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中に溶接電
圧平均値と溶接電流平均値とを検出した後で、短絡電流
通電中に検出した前記溶接電圧平均値を前記溶接電流平
均値で除算して抵抗値を算出し、続いてアーク発生中に
検出した前記溶接電圧平均値からアーク発生中に検出し
た前記溶接電流平均値と前記抵抗値との積の電圧降下を
減算して算出した基準にする算出平均アーク電圧である
スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法。 - 【請求項5】 判定したいスタッドを被溶接材から引き
上げてアーク発生中に溶接電圧平均値を検出し、次にス
タッドを被溶接材に押し込んで短絡させ短絡電流通電中
に溶接電圧平均値と溶接電流平均値とを検出した後で、
短絡電流通電中に検出した前記溶接電圧平均値を前記溶
接電流平均値で除算して抵抗値を算出し、続いてアーク
発生中に短絡を生じない基準にする溶接電圧平均値から
アーク発生中に検出した前記溶接電流平均値と前記抵抗
値との積の電圧降下を減算して算出した判定したい算出
平均アーク電圧を、請求項4に記載の基準にする算出平
均アーク電圧と比較するスタッド溶接の引き上げ期間入
熱管理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18740297A JPH1110342A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18740297A JPH1110342A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110342A true JPH1110342A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16205410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18740297A Pending JPH1110342A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | スタッド溶接の引き上げ期間入熱管理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110342A (ja) |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP18740297A patent/JPH1110342A/ja active Pending
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