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JPH0786619A - 歪みゲージとその製造方法 - Google Patents

歪みゲージとその製造方法

Info

Publication number
JPH0786619A
JPH0786619A JP23111893A JP23111893A JPH0786619A JP H0786619 A JPH0786619 A JP H0786619A JP 23111893 A JP23111893 A JP 23111893A JP 23111893 A JP23111893 A JP 23111893A JP H0786619 A JPH0786619 A JP H0786619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
single crystal
strain
strain gauge
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23111893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Uchiyama
秀紀 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP23111893A priority Critical patent/JPH0786619A/ja
Publication of JPH0786619A publication Critical patent/JPH0786619A/ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄膜化及び小型化を可能とし、被測定体の表裏
若しくは平面ではない形状の被測定体にも接着可能な歪
みゲージとその製造方法を提供する。 【構成】本発明の歪みゲージは、可撓性のある絶縁膜1
と、この絶縁膜1を電気化学エッチングの際に保護する
保護膜2と、半導体単結晶からなる半導体抵抗体3と、
上記半導体抵抗体3に電気化学エッチングの際に電圧を
印加すると共に、該半導体抵抗体3より出力信号を取り
出す電極4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抵抗体と当該抵抗体を貼
り付ける基板であるゲージベースが一体的に形成されて
いる歪みゲージとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体表面の歪みの測定に採用され
ている簡便な方法としては、変形による金属の抵抗変化
を利用した方法や半導体の抵抗変化を利用した方法等が
挙げられる。例えば金属歪みゲージは、弾性変形におけ
る金属線の抵抗変化が金属線の断面積の増減によってほ
ぼ定まる関係を利用したものであり、当該金属歪みゲー
ジの構造は細い金属線をゲージベースとなるプラスチッ
クフィルムなどに貼りつけたものと、金属線の代わりに
箔を貼りつけたフォイルゲージとがある。また、金属材
料には銅やニッケル系合金やニクロム系合金などの抵抗
値が安定で温度係数が小さいものが使用されている。
【0003】そして、半導体歪みゲージは、金属抵抗線
の代わりにシリコン半導体の抵抗変化を利用したもの
で、金属に比べてゲージ率が高いといった特徴があり、
歪みによる抵抗の変化も大きい。この半導体歪みゲージ
には、半導体単結晶のピエゾ抵抗効果を使用して被測定
体に接着して使用するバルク型半導体ゲージや、シリコ
ン単結晶を起歪体としてその表面に拡散プロセスによっ
てゲージ抵抗を作る構造の拡散型半導体ゲージ等があ
る。
【0004】さらに、拡散型半導体ゲージについては、
特開平3−112169号公報に開示されるように、単
結晶シリコン基板に不純物を拡散させて得られる半導体
抵抗体を同一基板上に4個設けてホイートストンブリッ
ジを形成したものもある。
【0005】一方、歪みのみではなく温度も同時に測定
する必要がある場合、別途温度専用の温度検出装置を用
いないで歪み検出と温度検出を1つのセンサで測定する
センサに関する技術としては、特開平5−34182号
公報に開示されているように、ガラスやポリイミドフィ
ルム等、又は表面に絶縁処理を施した金属基板などの表
面に、CVD法などにより金属及びアモルファス若しく
は多結晶シリコンからなる抵抗体材料と、接地端子及び
電源端子及び各抵抗体を電気的に接続するリード線など
の金属材料を推積させ、それぞれをフォトエッチングの
手法によりパターン形成することによって得られる構造
の「歪み・温度複合センサ」がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−112169号公報に記載された歪みゲージに
おいては、単結晶シリコンからなる抵抗体を使用するこ
とにより高いゲージ率を可能としているが、数100μ
mといった非常に厚み大きいシリコン基板と一体化して
いるために微小な領域の歪みの測定は困難である。そし
て、シリコン基板は機械的強度が大きいために微小な被
測定体の歪みの妨げになり、更には4個の抵抗体により
ホイートストンブリッジを構成した場合においてもシリ
コン基板と一体化されているので、可撓性がなく、被測
定体の表裏に同時に接着することは困難であり、例えば
引っ張りや圧縮歪み若しくは曲げ歪みなどの歪みを分離
して測定することが困難であった。
【0007】一方、上記特開平5−34182号公報に
より開示された「歪み・温度複合センサ」においては、
その構造及び製造方法により、全ての機能要素が同一平
面上にあるので、微小化する場合は加工の限界によって
決定されてしまう。また、CVD法やフォトエッチング
法を使用する場合は基板の厚みが製造工程のハンドリン
グにより数100μm以上が必要となり、その厚みの大
きな基板により歪み測定の誤差が大きく生じる。さら
に、アモルファス若しくは多結晶シリコンを使用するた
めに単結晶シリコンに比べて機械的強度が低いため、使
用可能な歪み量が制限され、大きな歪みが印加された場
合はアモルファス若しくは多結晶シリコンが破壊してし
まう。また、アモルファス若しくは多結晶シリコンは単
結晶シリコンよりもゲージ率が小さくなる。
【0008】そして、いずれの歪みゲージも、歪みゲー
ジからの出力信号を増幅して歪み検出信号として取り出
す場合は、別途独立して設けた増幅器をリード線によっ
て歪みゲージと接続する必要があるため微小化には不適
当であった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、可撓性のある絶縁膜に半
導体単結晶からなる半導体抵抗体を一体的に形成するこ
とによって、薄膜化及び小型化を可能とし、被測定体の
表裏若しくは平面ではない形状の被測定体にも接着可能
とし、電子回路や電熱変換素子を兼ねる金属薄膜抵抗体
を同一の絶縁膜に形成し得る歪みゲージとその製造方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために本発
明の歪みゲージは、可撓性のある絶縁膜と、上記絶縁膜
を電気化学エッチングの際に保護する保護膜と、半導体
単結晶からなる半導体抵抗体と、上記半導体抵抗体に電
気化学エッチングの際に電圧を印加すると共に該半導体
抵抗体より出力信号を取り出す電極とを具備することを
特徴とする。
【0011】また、本発明の歪みゲージの製造方法は、
単結晶半導体基板の半導体抵抗体となる領域に不純物を
拡散させて不純物拡散領域を形成する第1の工程と、上
記単結晶半導体基板の第1の平面側に電気化学エッチン
グのストッパを形成する第2の工程と、上記単結晶半導
体基板の第2の平面側に電気化学エッチングのマスクを
形成する第3の工程と、上記単結晶半導体基板にゲージ
ベースとなる可撓性のある絶縁膜を成膜する第4の工程
と、上記不純物拡散領域に電気的に接触している電極を
形成する第5の工程と、上記電気化学エッチングにより
上記不純物拡散領域を除くマスクにより保護されていな
い単結晶半導体を除去する第6の工程と、上記絶縁膜を
上記単結晶半導体基板から切り離す第7の工程とからな
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】即ち、本発明の歪みゲージでは、保護膜によっ
て可撓性がある絶縁膜は電気化学エッチングの際に保護
され、電極によって半導体単結晶からなる半導体抵抗体
は電気化学エッチングの際に電圧が印加され、該半導体
抵抗体より出力信号が取り出される。
【0013】また、本発明の歪みゲージの製造方法は、
第1の工程では単結晶半導体基板の半導体抵抗体となる
領域に不純物を拡散させて不純物拡散領域を形成し、第
2の工程では上記単結晶半導体基板の第1の平面側に電
気化学エッチングのストッパを形成し、第3の工程では
上記単結晶半導体基板の第2の平面側に電気化学エッチ
ングのマスクを形成し、第4の工程では上記単結晶半導
体基板にゲージベースとなる可撓性のある絶縁膜を成膜
し、第5の工程では上記不純物拡散領域に電気的に接触
している電極を形成し、第6の工程では上記電気化学エ
ッチングにより上記不純物拡散領域を除くマスクにより
保護されていない単結晶半導体を除去し、第7の工程で
は上記絶縁膜を上記単結晶半導体基板から切り離す。
【0014】
【実施例】先ず本発明の第1の実施例について説明す
る。図1(a)は第1実施例に係る歪みゲージの構成を
示す平面図であり、図1(b)はその断面図である。同
図に示すように、第1の実施例に係る歪みゲートは、ポ
リイミドフィルムなどの可撓性のある絶縁膜1と該絶縁
膜1を電気化学エッチングの際に保護する役目のあるシ
リコン窒化膜などからなる保護膜2と、P型で両方位を
有する単結晶シリコンにN型の不純物を拡散させた抵抗
体3、及びこの抵抗体3に電気化学エッチングの際に電
圧を印加するための電極と抵抗体3からの出力信号を取
り出す電極を兼ねる電極4とで構成されている。
【0015】この歪みゲージの製造方法について説明す
ると、先ず図2(a)に示すようにシリコン単結晶基板
5にレジストマスクなどで半導体抵抗体となる箇所のみ
を開口させてイオン注入することで不純物拡散領域3を
形成する。さらに、LPCVD法などによりシリコン窒
化膜、若しくは回転塗布及び不要な溶剤の揮発処理を行
うことで形成できるフッ素樹脂(例えばCYTOP(商
標名;旭硝子株式会社))を成膜してフォトエッチング
によりエッチングストッパとなる保護膜2及び裏面側に
設けられたシリコンのエッチングのマスク6を形成す
る。
【0016】そして、図2(b)に示すように、単結晶
基板5の表面側にポリイミドなどの樹脂溶液を回転塗布
及び不要な溶剤の揮発及び焼結処理を行い成膜し、フォ
トエッチングによりコンタクトホールを形成した絶縁膜
1を形成する。この際、特に図示しないが必要に応じて
絶縁膜1の表面をフッ素化樹脂によって保護をする。次
に金属薄膜をスパッタ蒸着法などにより成膜し、フォト
エッチングによって電極4を形成する。
【0017】そして、図2(c)に示すように、電気化
学エッチングにより抵抗体3を残存させた後、適当な大
きさに切り離すことにより先に図1に示した歪みゲージ
が作製できる。尚、切り離した歪みゲージは、抵抗体3
に絶縁膜1を被覆するか若しくは絶縁性のある接着剤に
より被測定体に接着することにより用いる。
【0018】ここで、本実施例に使用する電気化学エッ
チングについて図3を参照して詳細に説明する。図3は
ポリイミド等の絶縁膜1及び電極4を保護するためにフ
ッ素化樹脂などからなる保護膜7が形成される様子を示
す図である。
【0019】先ず図3(b)に示すように、エッチング
槽8に水酸化カリウム水溶液若しくは水酸化テトラメチ
ルアンモニウム水溶液などのアルカリ性エッチャント9
を入れ、図3(a)に示すように、サンプル及び電極1
0を設置する。
【0020】そして、電極4と電極10間に電圧を印加
するために配線及び電圧源からなる電圧印加装置11を
接続し、エッチングを開始する。このエッチングが進行
して抵抗体3に及んだ時、N型拡散層の接合面に陽極酸
化により酸化膜が生成されるため抵抗体3はエッチング
されずに残存する。
【0021】また、図4に示すように、第1の実施例に
よって得られる歪みゲージは半導体製造技術を利用して
いるため同じ歪みゲージをアレイ状に作製することがで
きるので微小な面内の歪み分布の測定も可能である。
【0022】以上説明したように、第1の実施例では、
抵抗体3が不純物を拡散した単結晶シリコンからなるの
で、機械的強度に優れ、しかもゲージ率が非常に大き
い。また、半導体製造技術を用いたことにより、ゲージ
ベースとなる絶縁膜1と抵抗体3及び電極4が一体的に
形成できるので、薄膜化、微小化及びバッチ処理による
大量生産が可能である。
【0023】次に本発明の第2実施例に係る歪みゲージ
について説明する。図5は第2実施例に係る歪みゲージ
の構成を示す平面図である。同図に示すように、第2の
実施例に係る歪みゲージは第1実施例によって得られる
抵抗体22乃至25の4個を使用してホイートストンブ
リッジ回路を構成している。これらは図5に示すように
ゲージリード30によって電極26乃至29に接続され
ている。尚、ゲージリード30及び電極26乃至29
は、図1に示されている電極4と同じ工程により形成さ
れる。
【0024】図6は図5に示した歪みゲージの回路図で
ある。この図6に示される抵抗体R1は図5における抵
抗体22に、同様に抵抗体R2は抵抗体23、抵抗体R
3は抵抗体24、抵抗体R4は抵抗体25に対応してい
る。そして、E1とE3間に電圧を印加した場合には、
E2とE4間に温度補償された歪み量と比例した歪み出
力電圧が測定できる。
【0025】図7(a)は被測定体31に第2実施例の
歪みゲージを実装した状態を示す平面図であり、図7
(b)はその側面図である。この図7(a)に示すよう
に、歪みゲージは被測定体31に接着されて固定する
が、ゲージリードの歪みによる抵抗値変化を消去するた
めに抵抗体の箇所のみが接着されている。そして、被測
定体31は図7(b)に示すように曲げ変形をし、歪み
ゲージによって引っ張り、圧縮歪みを消去した曲げ歪み
のみを測定できる。
【0026】以上説明した第2の実施例では、全ての電
極を上面に形成したことにより外部配線の取り付けが容
易になる。さらに、特に図示しないが、図5において抵
抗体22乃至25の設置する方向を変えることで温度補
償された引っ張り、圧縮歪みのみの測定やねじり歪みの
みの測定が可能である。例えば抵抗体23,25を抵抗
体22,24と直行する方向に設置することにより温度
補償された引っ張り圧縮歪みのみを測定することができ
る。
【0027】次に本発明の第3実施例に係る歪みゲージ
について説明する。図8(a)は第3実施例に係る歪み
ゲージの構成を示す平面図であり、図8(b)はその断
面図である。第3の実施例は第1実施例によって得られ
る歪みゲージに電子回路43を一体的に形成したもの
で、可撓性のある絶縁膜41とシリコン単結晶に不純物
を拡散したことによる抵抗体42と抵抗体42と電子回
路43を接続するゲージリード44、電圧を印加及び歪
み出力を検出するための電極45、及び固定抵抗値をも
った抵抗体によって構成されるホイートストンブリッジ
回路や抵抗体42からの出力信号を増幅するためのアン
プ等を含む電子回路43とで構成される。
【0028】この電子回路43は電気化学エッチングの
前に公知の半導体製造技術により形成されるが、電気化
学エッチングの際に電子回路領域を残存させる必要があ
る。そして、この電子回路領域を残存させる具体的な手
段としては、電子回路領域より僅かに大きい図3(a)
のマスク6に対応するようなマスクを基板裏面に設ける
ことにより電子回路領域のみのシリコン基板が絶縁膜に
一体化された状態で残存する。若しくは、電子回路を共
通のN型不純物拡散領域内に形成し、電気化学エッチン
グにより不純物拡散領域を残存させる。
【0029】図9は第3の実施例に係る歪みゲージの具
体的な回路例を示す図であり、図8に示した抵抗体42
と抵抗体R1とが対応している。抵抗体Rは電子回路内
に形成された固定抵抗値をもった抵抗体であり、歪みゲ
ージの抵抗体R1と抵抗体Rとによりホイートストンブ
リッジ回路を構成している。また、増幅器Aはホイート
ストンブリッジ回路から出力された歪み信号を増幅して
取り出すためのものである。尚、公知のゲージ及びゲー
ジリードのレイアウトにより温度補償や他の歪みに影響
されない歪み測定が可能である。例えば2個の歪みゲー
ジの抵抗体と電子回路領域に形成された固定抵抗値をも
った抵抗体によって構成され、被測定物の表裏に各々1
個の抵抗体を接着することにより、温度補償された曲げ
歪みのみの測定が可能である。
【0030】また、先に図5に示したように、4個の抵
抗体によってホイートストンブリッジ回路を構成してい
る場合は、増幅器のみを電子回路内に作製する。さら
に、第3の実施例の接着については電子回路領域が歪み
を受けることは望ましくないため、歪みゲージの抵抗体
の周辺のみが接着され、電子回路領域は接着されていな
い構造にすることが望ましい。
【0031】以上説明したように、第3の実施例によれ
ば、同一の可撓性のある絶縁基板に歪みゲージの抵抗体
と固定抵抗値をもった抵抗体によって構成されるホイー
トストンブリッジ回路や抵抗体からの出力信号を増幅す
るための増幅器などの電子回路が一体的に形成されるた
め、システム全体の微小化が可能となり、微小な被測定
体や微小管内などの歪み測定が可能となる。
【0032】次に本発明の第4実施例に係る歪みゲージ
について説明する。図10(a)は第4実施例に係る歪
みゲージの構成を示す平面図であり、図10(b)はそ
の断面図である。同図に示すように、この歪みゲージ
は、可撓性のある絶縁膜51、シリコン単結晶に不純物
を拡散して得られる抵抗体52、金属薄膜からなる抵抗
体53、各々の抵抗体から出力を検出する電極54,5
5とで構成されている。
【0033】そして、第4の実施例に係る歪みゲージの
具体的な製造方法については、先に図2で示した方法に
抵抗体53の製造工程を付け加えればよく、抵抗体52
を作製した後に第1層目のポリイミドフィルムなどの可
撓性のある絶縁膜を成膜し、金属材料をスパッタ蒸着な
どにより成膜してフォトエッチングにより金属薄膜抵抗
体53を形成する。
【0034】次いで、第2層目のポリイミドフィルムな
どの可撓性のある絶縁膜を成膜し、単結晶シリコン抵抗
体52及び金属薄膜抵抗体53に電気的接続を得るため
にコンタクトホールを形成する。その後、電極54に電
圧を印加した状態で電気化学エッチングを行い抵抗体5
2を残存させることにより、可撓性のある絶縁膜に単結
晶シリコンからなる抵抗体52及び金属薄膜抵抗体53
が一体的に形成された歪みゲージが得られる。
【0035】こうして得られた歪みゲージを用いること
により、被測定体が温度及び歪みが同時に変化したとす
ると、半導体抵抗体及び金属薄膜抵抗体は、それぞれ既
知のゲージ率及び温度抵抗係数を持っているので、温度
補償された歪みを求めたい場合は温度を一定として半導
体抵抗体からの出力と金属薄膜抵抗体からの出力を連立
させることにより、歪みはそれぞれのゲージ率及び温度
抵抗係数及び抵抗値により求めることができる。同様
に、歪みを一定とすることにより温度を求めることがで
きる。
【0036】以上説明したように、第4の実施例では、
被測定体表面の温度補償された歪み及び温度の検出が可
能となる。また、金属薄膜抵抗体のゲージ率は通常2程
度であり、半導体抵抗体のゲージ率は金属薄膜抵抗体の
およそ2桁程度大きいので、これら2種類の抵抗体を組
み合わせることにより高精度の歪み及び温度の測定が可
能となる。
【0037】最後に第5の実施例に係る歪みゲージにつ
いて説明する。第5実施例に係る歪みゲージは、第4実
施例によって得られる半導体抵抗体及び金属薄膜抵抗体
を組み合わせた歪みゲージにおいて、金属材料からなる
金属薄膜抵抗体に電圧を印加することによりジュール熱
が発生することを利用した金属薄膜抵抗体が電熱変換素
子を兼ねることを特徴としたものである。
【0038】そして、図11(a)は第5の実施例に係
る歪みゲージを、形状記憶合金やバイメタルなどの熱力
学変換素子61に絶縁性のある接着剤62で接着した構
造を示す平面図であり、図11(b)はその断面図であ
る。この図11(a)において、金属薄膜抵抗体に電圧
を印加することによりジュール熱が発生し、図11
(b)に矢印で示したように曲げ変形若しくは伸縮変形
を起こすことができる。尚、変形の方向や大きさなどは
熱力学変換素子61による。
【0039】以上説明したように、第5の本実施例で
は、ジュール熱により変形した熱力学素子61の温度補
償された歪み及び温度の測定が可能である。さらに、可
撓性のある絶縁膜に歪みゲージと電熱変換素子が一体的
に形成されていることにより、歪み測定のできる微小な
熱力学変換素子が可能となり、しかも可撓性のある膜で
構成されているので熱力学変換素子の変形の妨げとなる
ことはない。
【0040】また、半導体抵抗体に電圧を印加してジュ
ール熱を発生させて電熱変換素子として使用することや
第3実施例に記述したように電子回路の一体化も可能で
あることは勿論である。
【0041】以上詳述したように本発明の歪みゲージと
その製造方法によれば、可撓性のある絶縁膜に不純物を
拡散させた半導体単結晶からなる半導体抵抗体を一体的
に形成したことによって、薄膜化及び小型化が可能で、
高い精度で正確に歪みが測定でき、微小な被測定体や平
面でない形状の被測定体にも適用可能であり、バッチ処
理による大量生産も可能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、可撓性のある絶縁膜に
半導体単結晶からなる半導体抵抗体を一体的形成するこ
とによって、薄膜化及び小型化を可能とし、被測定体の
表裏若しくは平面ではない形状の被測定体にも接着可能
とし、電子回路や電熱変換素子を兼ねることのできる金
属薄膜抵抗体を同一の絶縁膜に形成し得る歪みゲージと
その製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施例に係る歪みゲージの構成を
示す平面図であり、(b)はその断面図である。
【図2】第1の実施例に係る歪みゲージの製造方法を説
明するための図である。
【図3】第1の実施例に使用する電気化学エッチングに
ついて説明するための図である。
【図4】第1の実施例に係る歪みゲージをアレイ状に作
製した様子を示す図である。
【図5】第2実施例に係る歪みゲージの概略を示す平面
図である。
【図6】図5に示した歪みゲージの回路図である。
【図7】(a)は被測定体31に第2実施例の歪みゲー
ジを実装した状態を示す平面図であり、図7(b)はそ
の側面図である。
【図8】(a)は第3実施例に係る歪みゲージの構成を
示す平面図で、図8(b)はその断面図である。
【図9】第3の実施例に係る歪みゲージの具体的な回路
例を示す図である。
【図10】(a)は第4実施例に係る歪みゲージの構成
を示す平面図であり、図10(b)はその断面図であ
る。
【図11】(a)は第5の実施例に係る歪みゲージを、
形状記憶合金やバイメタルなどの熱力学変換素子61に
絶縁性のある接着剤62で接着した構造を示す平面図で
あり、図11(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1,21,41,51…絶縁膜、2,7…保護膜、3,
22〜25,42,52,53…抵抗体、4,10,2
6〜29,45,54,55…電極、5…、6…マス
ク、8…エッチング槽、9…アルカリ性エッチャント、
11…電圧印加装置、30,44…ゲージリード、31
…被測定体、43…電子回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のある絶縁膜と、上記絶縁膜を電
    気化学エッチングの際に保護する保護膜と、半導体単結
    晶からなる半導体抵抗体と、上記半導体抵抗体に電気化
    学エッチングの際に電圧を印加すると共に該半導体抵抗
    体より出力信号を取り出す電極とを具備することを特徴
    とする歪みゲージ。
  2. 【請求項2】 単結晶半導体基板の半導体抵抗体となる
    領域に不純物を拡散させて不純物拡散領域を形成する第
    1の工程と、 上記単結晶半導体基板の第1の平面側に電気化学エッチ
    ングのストッパを形成する第2の工程と、 上記単結晶半導体基板の第2の平面側に電気化学エッチ
    ングのマスクを形成する第3の工程と、 上記単結晶半導体基板にゲージベースとなる可撓性のあ
    る絶縁膜を成膜する第4の工程と、 上記不純物拡散領域に電気的に接触している電極を形成
    する第5の工程と、 上記電気化学エッチングにより上記不純物拡散領域を除
    く上記マスクにより保護されていない単結晶半導体を除
    去する第6の工程と、 上記絶縁膜を上記単結晶半導体基板から切り離す第7の
    工程と、 からなることを特徴とする歪みゲージの製造方法。
JP23111893A 1993-09-17 1993-09-17 歪みゲージとその製造方法 Withdrawn JPH0786619A (ja)

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