JPH0635525B2 - 耐変色性樹脂組成物 - Google Patents
耐変色性樹脂組成物Info
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- JPH0635525B2 JPH0635525B2 JP15807085A JP15807085A JPH0635525B2 JP H0635525 B2 JPH0635525 B2 JP H0635525B2 JP 15807085 A JP15807085 A JP 15807085A JP 15807085 A JP15807085 A JP 15807085A JP H0635525 B2 JPH0635525 B2 JP H0635525B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱安定性、耐熱性および耐変色性に優れた樹
脂組成物に関する。さらに詳しくは芳香族ビニル単量体
および不飽和ジカルボン酸無水物を必須成分とする共重
合体を先ず沸点が100℃以上の第1級アミンで一部イ
ミド化反応させた後、次に沸点が100℃未満の第1級
アミンおよび/又はアンモニアでイミド化反応させて得
られるイミド化共重合体を必須成分とする熱可塑性樹脂
組成物に関する。
脂組成物に関する。さらに詳しくは芳香族ビニル単量体
および不飽和ジカルボン酸無水物を必須成分とする共重
合体を先ず沸点が100℃以上の第1級アミンで一部イ
ミド化反応させた後、次に沸点が100℃未満の第1級
アミンおよび/又はアンモニアでイミド化反応させて得
られるイミド化共重合体を必須成分とする熱可塑性樹脂
組成物に関する。
(従来の技術とその問題点) まず芳香族ビニル単量体と不飽和ジカルボン酸無水物と
の共重合体を得て、しかる後に不飽和ジカルボン酸イミ
ド共重合体に変性した不飽和ジカルボン酸イミド共重合
体は、高い熱変形温度を有し熱安定性もすぐれているた
めに、弱電部品や自動車内装材として重要な樹脂となつ
ている。また、該不飽和ジカルボン酸イミド共重合体は
種々の他の樹脂とのブレンドにおいて良好な相溶性を有
しその用途はますます広がりつつある。
の共重合体を得て、しかる後に不飽和ジカルボン酸イミ
ド共重合体に変性した不飽和ジカルボン酸イミド共重合
体は、高い熱変形温度を有し熱安定性もすぐれているた
めに、弱電部品や自動車内装材として重要な樹脂となつ
ている。また、該不飽和ジカルボン酸イミド共重合体は
種々の他の樹脂とのブレンドにおいて良好な相溶性を有
しその用途はますます広がりつつある。
該不飽和ジカルボン酸イミド共重合体において、不飽和
ジカルボン酸無水物残基が不飽和ジカルボン酸イミド残
基への変換する割合、つまりイミド化率が低いと得られ
る不飽和ジカルボン酸イミド共重合体の熱安定性および
耐熱水性が低下する傾向がある。そこで、不飽和ジカル
ボン酸無水物残基のイミド化率を高める方法として、非
水状態で第3級アミンの存在下に不飽和ジカルボン酸無
水物共重合体とアンモニアまたは第1級アミンとを80
〜350℃の温度で反応せしめる方法(特開昭57−5
5901号公報)、不飽和ジカルボン酸無水物共重合体
とアンモニアまたは第1級アミンとを有機溶剤中におい
て0〜75℃で反応させた後、有機溶剤を除去後脱水閉
環反応を行なう方法(特開昭58−217522号公
報)および、窒素ガスや不活性ガス雰囲気下でまず不飽
和ジカルボン酸無水物共重合体を加熱溶融し、第1級ア
ミンを添加した後、その状態を5〜30分間保持し、し
かる後に水および過剰の第1級アミンを減圧除去する方
法(特開昭58−180506号公報)が提案されてい
る。上記いずれの方法においても、不飽和ジカルボン酸
無水物残基のイミド化反応は100%定量的に進行しが
たく、アンモニアまたは第1級アミンを不飽和ジカルボ
ン酸無水物残基に対して過剰に使用しなければ十分に高
いイミド化率を得難い。そのため、アニリンもしくはシ
クロヘキシルアミンのような沸点の高い第1級アミンを
使用した場合、得られる不飽和ジカルボン酸イミド共重
合体中に未反応第1級アミンが残りやすく、成形物を高
温下で使用すると、変色しやすい欠点がある。さらに、
押出成形もしくは射出成形において、滞留時間もしく
は、成形温度の変動により色調が変化しやすく調色しづ
らい欠点がある。
ジカルボン酸無水物残基が不飽和ジカルボン酸イミド残
基への変換する割合、つまりイミド化率が低いと得られ
る不飽和ジカルボン酸イミド共重合体の熱安定性および
耐熱水性が低下する傾向がある。そこで、不飽和ジカル
ボン酸無水物残基のイミド化率を高める方法として、非
水状態で第3級アミンの存在下に不飽和ジカルボン酸無
水物共重合体とアンモニアまたは第1級アミンとを80
〜350℃の温度で反応せしめる方法(特開昭57−5
5901号公報)、不飽和ジカルボン酸無水物共重合体
とアンモニアまたは第1級アミンとを有機溶剤中におい
て0〜75℃で反応させた後、有機溶剤を除去後脱水閉
環反応を行なう方法(特開昭58−217522号公
報)および、窒素ガスや不活性ガス雰囲気下でまず不飽
和ジカルボン酸無水物共重合体を加熱溶融し、第1級ア
ミンを添加した後、その状態を5〜30分間保持し、し
かる後に水および過剰の第1級アミンを減圧除去する方
法(特開昭58−180506号公報)が提案されてい
る。上記いずれの方法においても、不飽和ジカルボン酸
無水物残基のイミド化反応は100%定量的に進行しが
たく、アンモニアまたは第1級アミンを不飽和ジカルボ
ン酸無水物残基に対して過剰に使用しなければ十分に高
いイミド化率を得難い。そのため、アニリンもしくはシ
クロヘキシルアミンのような沸点の高い第1級アミンを
使用した場合、得られる不飽和ジカルボン酸イミド共重
合体中に未反応第1級アミンが残りやすく、成形物を高
温下で使用すると、変色しやすい欠点がある。さらに、
押出成形もしくは射出成形において、滞留時間もしく
は、成形温度の変動により色調が変化しやすく調色しづ
らい欠点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は熱安定性、耐熱性および耐変色性に優れた樹脂
組成物を提供することを目的とするが本発明者は意外に
も本発明の不飽和ジカルボン酸イミド共重合体とポリエ
ステル樹脂もしくはポリカーボネート樹脂とのブレンド
物においては、得られる樹脂組成物の熱分解挙動に示さ
れる(例えば熱重量分析)熱安定性に優れるばかりでな
く、成形滞留時の物性保持においても優れる事を見出
し、本発明に到つた。
組成物を提供することを目的とするが本発明者は意外に
も本発明の不飽和ジカルボン酸イミド共重合体とポリエ
ステル樹脂もしくはポリカーボネート樹脂とのブレンド
物においては、得られる樹脂組成物の熱分解挙動に示さ
れる(例えば熱重量分析)熱安定性に優れるばかりでな
く、成形滞留時の物性保持においても優れる事を見出
し、本発明に到つた。
即ち本発明は、 A成分:ゴム状重合体0〜40重量部に対し、芳香族ビ
ニル単量体40〜90重量%、不飽和ジカルボン酸無水
物5〜50重量%およびこれらと共重合可能なビニル単
量体0〜40重量%からなる単量体混合物60〜100
重量部を共重合させた重合体に、まず大気圧での沸点が
100℃以上の第1級アミンを酸無水物基の0.3〜0.98
当量反応させた後、大気圧での沸点が100℃未満の第
1級アミンおよび/又はアンモニアを酸無水物基の0.02
〜0.75当量反応させたイミド化共重合体10〜90重量
%と、 B成分:ゴム状重合体3〜80重量%に対し、芳香ビニ
ル単量体40〜100重量%好ましくは40〜80重量
%、シアン化ビニル単量体0〜40重量%およびこれら
と共重合可能なビニル単量体0〜40重量%からなる単
量体20〜97重量%を共重合させたグラフト共重合体
0〜50重量%と、 C成分:熱可塑性重合体0〜90重量%とを含有するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。
ニル単量体40〜90重量%、不飽和ジカルボン酸無水
物5〜50重量%およびこれらと共重合可能なビニル単
量体0〜40重量%からなる単量体混合物60〜100
重量部を共重合させた重合体に、まず大気圧での沸点が
100℃以上の第1級アミンを酸無水物基の0.3〜0.98
当量反応させた後、大気圧での沸点が100℃未満の第
1級アミンおよび/又はアンモニアを酸無水物基の0.02
〜0.75当量反応させたイミド化共重合体10〜90重量
%と、 B成分:ゴム状重合体3〜80重量%に対し、芳香ビニ
ル単量体40〜100重量%好ましくは40〜80重量
%、シアン化ビニル単量体0〜40重量%およびこれら
と共重合可能なビニル単量体0〜40重量%からなる単
量体20〜97重量%を共重合させたグラフト共重合体
0〜50重量%と、 C成分:熱可塑性重合体0〜90重量%とを含有するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。
先ずA成分重合体及びその製法から説明する。A成分重
合体は0〜40重量%、好ましくは0〜30重量%のゴ
ム状重合体を含有する。ゴム状重合体としてはブタジエ
ン重合体、ブタジエンと共重合可能なビニル単量体との
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体、ブタジエンと芳香族ビニ
ルとのブロツク共重合体、アクリル酸エステル重合体及
びアクリル酸エステルとこれと共重合可能なビニル単量
体との共重合体等が用いられる。A成分重合体中のゴム
成分が40重量%をこえると耐熱性及び成形加工性に劣
るからである。また、これらにグラフトさせる単量体は
芳香族ビニル単量体40〜90重量%、不飽和ジカルボ
ン酸無水物5〜50重量%及びこれらと共重合可能なビ
ニル単量体0〜40重量%からなるものであり、芳香族
ビニルの含有量が40重量%未満であると芳香族ビニル
化合物の特徴、特にスチレンの場合、成形性、寸法安定
性が失なわれるからであり、不飽和ジカルボン酸無水物
が5重量%未満では耐熱性の向上がみられず、50重量
%をこえると共重合体がもろくなり成形性が著しく悪く
なる。
合体は0〜40重量%、好ましくは0〜30重量%のゴ
ム状重合体を含有する。ゴム状重合体としてはブタジエ
ン重合体、ブタジエンと共重合可能なビニル単量体との
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体、ブタジエンと芳香族ビニ
ルとのブロツク共重合体、アクリル酸エステル重合体及
びアクリル酸エステルとこれと共重合可能なビニル単量
体との共重合体等が用いられる。A成分重合体中のゴム
成分が40重量%をこえると耐熱性及び成形加工性に劣
るからである。また、これらにグラフトさせる単量体は
芳香族ビニル単量体40〜90重量%、不飽和ジカルボ
ン酸無水物5〜50重量%及びこれらと共重合可能なビ
ニル単量体0〜40重量%からなるものであり、芳香族
ビニルの含有量が40重量%未満であると芳香族ビニル
化合物の特徴、特にスチレンの場合、成形性、寸法安定
性が失なわれるからであり、不飽和ジカルボン酸無水物
が5重量%未満では耐熱性の向上がみられず、50重量
%をこえると共重合体がもろくなり成形性が著しく悪く
なる。
A成分を構成する芳香族ビニル単量体としてはスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチル
スチレン、クロロスチレン等のスチレン単量体及びその
置換単量体であり、これらの中でスチレンおよびα−メ
チルスチレンが特に好ましい。
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチル
スチレン、クロロスチレン等のスチレン単量体及びその
置換単量体であり、これらの中でスチレンおよびα−メ
チルスチレンが特に好ましい。
不飽和ジカルボン酸無水物としてはマレイン酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、アコニツト酸等の無水物があり、
マレイン酸無水物が特に好ましい。またこれらと共重合
可能なビニル単量体としてはアクリロニトリル、メタク
リロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等のシアン
化ビニル単量体、メチルアクリル酸エステル、エチルア
クリル酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアク
リル酸エステル単量体、メチルメタクリル酸エステル、
エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル
単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン
酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、ア
セナフチレン及びN−ビニルカルバゾール等であつてこ
れらの中でアクリロニトリル、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの
単量体が好適である。
ン酸、シトラコン酸、アコニツト酸等の無水物があり、
マレイン酸無水物が特に好ましい。またこれらと共重合
可能なビニル単量体としてはアクリロニトリル、メタク
リロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等のシアン
化ビニル単量体、メチルアクリル酸エステル、エチルア
クリル酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアク
リル酸エステル単量体、メチルメタクリル酸エステル、
エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル
単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン
酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、ア
セナフチレン及びN−ビニルカルバゾール等であつてこ
れらの中でアクリロニトリル、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの
単量体が好適である。
本発明のイミド化共重合体の製法は、第1段階として、
大気圧での沸点が100℃以上の第1級アミンを酸無水
物基の0.3〜0.98当量をイミド化反応させた後、第2段
階としてアンモニア及び/又は大気圧での沸点が100
℃未満の第1級アミンを酸無水物基の0.02〜0.75当量を
イミド化反応させることを特徴とする。なお、第1段階
および第2段階で使用されるアミンおよびアンモニアの
合計量が酸無水物基の1.0当量以上であることが好まし
い。アミンおよびアンモニアの合計量が酸無水物基の1.
0当量未満であると得られる樹脂組成物の熱安定性が低
下する。
大気圧での沸点が100℃以上の第1級アミンを酸無水
物基の0.3〜0.98当量をイミド化反応させた後、第2段
階としてアンモニア及び/又は大気圧での沸点が100
℃未満の第1級アミンを酸無水物基の0.02〜0.75当量を
イミド化反応させることを特徴とする。なお、第1段階
および第2段階で使用されるアミンおよびアンモニアの
合計量が酸無水物基の1.0当量以上であることが好まし
い。アミンおよびアンモニアの合計量が酸無水物基の1.
0当量未満であると得られる樹脂組成物の熱安定性が低
下する。
大気圧での沸点が100℃以上の第1級アミンとしては
アニリン、トリルアミン、ナフチルアミン、2−アミノ
アントラセン、2−アミノジフエニルメタン、4−アミ
ノジフエニル、ベンジルアミン、p−アミノエチルベン
ゼン、3,5−ジメチルアニリン、p−メトキシアニリ
ン、m−エトキシアニリン、p−クロルアニリン、p−
ブロモアニリン、2,4−ジクロロアニリン、2,4,6−トリ
ブロモアニリン等の芳香族第1級アミン、シクロペンチ
ルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロヘプチルアミ
ン、1−シクロヘキセニルアミン、シクロヘキシルメチ
ルアミンおよびシクロペンチルエチルアミン等の脂環族
第1級アミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプ
チルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、ドデシル
アミン、セチルアミンおよびステアリルアミン等の脂肪
族第1級アミン等が挙げられるが、得られる樹脂組成物
の耐熱性をより高めるためには芳香族第1級アミンおよ
び脂環族第1級アミンが好ましく、特にアニリン、トリ
ルアミン、シクロヘキシルアミンが好ましい。
アニリン、トリルアミン、ナフチルアミン、2−アミノ
アントラセン、2−アミノジフエニルメタン、4−アミ
ノジフエニル、ベンジルアミン、p−アミノエチルベン
ゼン、3,5−ジメチルアニリン、p−メトキシアニリ
ン、m−エトキシアニリン、p−クロルアニリン、p−
ブロモアニリン、2,4−ジクロロアニリン、2,4,6−トリ
ブロモアニリン等の芳香族第1級アミン、シクロペンチ
ルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロヘプチルアミ
ン、1−シクロヘキセニルアミン、シクロヘキシルメチ
ルアミンおよびシクロペンチルエチルアミン等の脂環族
第1級アミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプ
チルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、ドデシル
アミン、セチルアミンおよびステアリルアミン等の脂肪
族第1級アミン等が挙げられるが、得られる樹脂組成物
の耐熱性をより高めるためには芳香族第1級アミンおよ
び脂環族第1級アミンが好ましく、特にアニリン、トリ
ルアミン、シクロヘキシルアミンが好ましい。
大気圧での沸点が100℃未満である第1級アミンとし
てはメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、tert−ブチルアミン、イソブチルア
ミン、sec−ブチルアミン、2−アミノペンタンおよび
3−アミノペンタン等が挙げられるが、第2段階におい
ては特にアンモニア、メチルアミンおよびエチルアミン
等が好ましい。
てはメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、tert−ブチルアミン、イソブチルア
ミン、sec−ブチルアミン、2−アミノペンタンおよび
3−アミノペンタン等が挙げられるが、第2段階におい
ては特にアンモニア、メチルアミンおよびエチルアミン
等が好ましい。
イミド化反応を溶液状態又は懸濁状態で行なう場合は通
常の反応容器、例えばオートクレーブなどを用いるのが
好ましく、塊状溶融状態で行なう場合は脱揮装置の付い
た押出機を用いてもよい。
常の反応容器、例えばオートクレーブなどを用いるのが
好ましく、塊状溶融状態で行なう場合は脱揮装置の付い
た押出機を用いてもよい。
イミド化反応の温度は約50〜350℃であり、好まし
くは100〜300℃である。50℃未満の場合には反
応速度が遅く、反応に長時間を要し実用的でない。一方
350℃をこえる場合には重合体の熱分解による物性低
下をきたす。
くは100〜300℃である。50℃未満の場合には反
応速度が遅く、反応に長時間を要し実用的でない。一方
350℃をこえる場合には重合体の熱分解による物性低
下をきたす。
イミド化反応時に触媒を用いる場合、第3級アミンとし
てはトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン等があげられる。不飽和ジ
カルボン酸共重合体を溶液状態でイミド化する場合の溶
剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、アセトフエノン、シクロヘキサノン、テ
トラヒドロフラン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン等がある。懸濁状態でイミド化する場合の媒体として
はヘプタン、ヘキサン、ペンタン、オクタン、2−メチ
ルペンタ、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂肪族
炭素がある。
てはトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン等があげられる。不飽和ジ
カルボン酸共重合体を溶液状態でイミド化する場合の溶
剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、アセトフエノン、シクロヘキサノン、テ
トラヒドロフラン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン等がある。懸濁状態でイミド化する場合の媒体として
はヘプタン、ヘキサン、ペンタン、オクタン、2−メチ
ルペンタ、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂肪族
炭素がある。
本発明において、第1段階のイミド化反応の時間は5分
以上であることが好ましく、5分未満であると第1段階
に使用される第1級アミンの反応率が低下し、得られる
イミド化共重合体は高温下で変色しやすい欠点を有す
る。第2段階のイミド化反応時間も5分以上であること
が好ましく、5分未満であると、得られるイミド化共重
合体の熱安定性および耐熱水性が低下する傾向がある。
以上であることが好ましく、5分未満であると第1段階
に使用される第1級アミンの反応率が低下し、得られる
イミド化共重合体は高温下で変色しやすい欠点を有す
る。第2段階のイミド化反応時間も5分以上であること
が好ましく、5分未満であると、得られるイミド化共重
合体の熱安定性および耐熱水性が低下する傾向がある。
イミド化反応液から溶剤を除去する方法として、反応液
をシート化し、送風乾燥した後、粉砕後再び送風乾燥、
真空乾燥もしくは脱揮装置付押出機で溶媒を除去する方
法、反応液をドラムドライヤーもしくはストランド脱揮
した後、さらに送風乾燥、真空乾燥もしくは脱揮装置付
押出機で溶媒を除去する方法、および反応液を直接、脱
揮装置付押出機で溶剤を除去する方法等が挙げられる。
をシート化し、送風乾燥した後、粉砕後再び送風乾燥、
真空乾燥もしくは脱揮装置付押出機で溶媒を除去する方
法、反応液をドラムドライヤーもしくはストランド脱揮
した後、さらに送風乾燥、真空乾燥もしくは脱揮装置付
押出機で溶媒を除去する方法、および反応液を直接、脱
揮装置付押出機で溶剤を除去する方法等が挙げられる。
なおA成分から溶剤を除去する前にB成分および/又は
C成分を溶液ブレンド後、溶剤を除去して樹脂組成物を
製造する事もできる。
C成分を溶液ブレンド後、溶剤を除去して樹脂組成物を
製造する事もできる。
次にB成分及びその製法について説明する。B成分にお
いて用いられるゴム状重合体はブタジエン単独又はこれ
と共重合可能なビニル単量体よりなる重合体、エチレン
−プロピレン−ジエン共重合体あるいはアクリル酸エス
テル単独又はこれと共重合可能なビニル単量体よりなる
重合体がある。
いて用いられるゴム状重合体はブタジエン単独又はこれ
と共重合可能なビニル単量体よりなる重合体、エチレン
−プロピレン−ジエン共重合体あるいはアクリル酸エス
テル単独又はこれと共重合可能なビニル単量体よりなる
重合体がある。
B成分の芳香族ビニル単量体としてスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ク
ロロスチレン等のスチレン単量体およびその置換単量体
であり、これらの中でスチレン及びα−メチルスチレン
などの単量体が特に好ましい。
ルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ク
ロロスチレン等のスチレン単量体およびその置換単量体
であり、これらの中でスチレン及びα−メチルスチレン
などの単量体が特に好ましい。
シアン化ビニル単量体としてはアクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等があ
り、特にアクリロニトリルが好ましい。またこれらと共
重合可能なビニル単量体としてはメチルアクリル酸エス
テル、エチルアクリル酸エステル、ブチルアクリル酸エ
ステル等のアクリル酸エステル単量体、メチルメタクリ
ル酸エステル、エチルメタクリル酸エステル等のメタク
リル酸エステル単量体、アクリル酸、メクタリル酸等の
ビニルカルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリ
ル酸アミド、アセナフチレンおよびN−ビニルカルバゾ
ール等があげられる。これらの中でメチルメタクリル酸
エステル、アクリル酸、メタクリル酸が特に好ましい。
クリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等があ
り、特にアクリロニトリルが好ましい。またこれらと共
重合可能なビニル単量体としてはメチルアクリル酸エス
テル、エチルアクリル酸エステル、ブチルアクリル酸エ
ステル等のアクリル酸エステル単量体、メチルメタクリ
ル酸エステル、エチルメタクリル酸エステル等のメタク
リル酸エステル単量体、アクリル酸、メクタリル酸等の
ビニルカルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリ
ル酸アミド、アセナフチレンおよびN−ビニルカルバゾ
ール等があげられる。これらの中でメチルメタクリル酸
エステル、アクリル酸、メタクリル酸が特に好ましい。
B成分のグラフト共重合体の製法はゴム状重合体3〜8
0重量%存在下に芳香族ビニル単量体40〜100重量
%好ましくは40〜80重量%、シアン化ビニル単量体
0〜40重量%及び必要に応じ、これらと共重合可能な
ビニル単量体0〜40重量%からなる単量体20〜97
重量%をグラフト共重合して得られる。重合は公知のい
ずれの重合技術も採用可能であつて、例えば懸濁重合、
乳化重合の如き水性不均一重合、塊状重合、溶液重合お
よび生成重合体の非溶媒中での沈澱重合等がある。
0重量%存在下に芳香族ビニル単量体40〜100重量
%好ましくは40〜80重量%、シアン化ビニル単量体
0〜40重量%及び必要に応じ、これらと共重合可能な
ビニル単量体0〜40重量%からなる単量体20〜97
重量%をグラフト共重合して得られる。重合は公知のい
ずれの重合技術も採用可能であつて、例えば懸濁重合、
乳化重合の如き水性不均一重合、塊状重合、溶液重合お
よび生成重合体の非溶媒中での沈澱重合等がある。
次にC成分として使用しうる熱可塑性樹脂は、A成分で
あるイミド化共重合体及びB成分のグラフト共重合体と
相溶性の良好な樹脂であり、例えば芳香族ビニル単量体
30〜90重量%、シアン化ビニル単量体0〜50重量
%及びこれらと共重合可能なビニル単量体0〜50重量
%とからなる単量体混合物を共重合させた共重合体、ポ
リカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエステルエラストマー、ナ
イロンエラストマー、6,6−ナイロン、6−ナイロ
ン、12−ナイロン、ポリフエニレンオキシド、スチレ
ンをグラフト重合させたポリフエニレンオキシド、ポリ
エーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレート、及
びポリフエニレンオキシド等が挙げられ、これら樹脂の
1種類以上の樹脂を使用することができる。
あるイミド化共重合体及びB成分のグラフト共重合体と
相溶性の良好な樹脂であり、例えば芳香族ビニル単量体
30〜90重量%、シアン化ビニル単量体0〜50重量
%及びこれらと共重合可能なビニル単量体0〜50重量
%とからなる単量体混合物を共重合させた共重合体、ポ
リカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエステルエラストマー、ナ
イロンエラストマー、6,6−ナイロン、6−ナイロ
ン、12−ナイロン、ポリフエニレンオキシド、スチレ
ンをグラフト重合させたポリフエニレンオキシド、ポリ
エーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホ
ン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレート、及
びポリフエニレンオキシド等が挙げられ、これら樹脂の
1種類以上の樹脂を使用することができる。
C成分に用いられる芳香族ビニル単量体としてはスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチル
スチレン、クロロスチレン等のスチレン単量体およびそ
の置換単量体であり、これらの中でスチレンおよびα−
メチルスチレンが特に好ましい。
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチル
スチレン、クロロスチレン等のスチレン単量体およびそ
の置換単量体であり、これらの中でスチレンおよびα−
メチルスチレンが特に好ましい。
シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等があ
り、特にアクリロニトリルが好ましい。
タクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等があ
り、特にアクリロニトリルが好ましい。
これらと共重合可能なビニル単量体としては、メチルア
クリル酸エステル、エチルアクリル酸エステル、ブチル
アクリル酸エステル等のアクリル酸エステル単量体、メ
チルメタクリル酸エステル、エチルメタクリル酸エステ
ル等のメタクリル酸エステル単量体、アクリル酸、メタ
クリル酸等のビニルカルボン酸単量体、アクリル酸アミ
ド、メタクリル酸アミド、アセナフチレン、N−ビニル
カルバゾール、N−アルキル置換マレイミド、N−芳香
族置換マレイミド等があげられる。
クリル酸エステル、エチルアクリル酸エステル、ブチル
アクリル酸エステル等のアクリル酸エステル単量体、メ
チルメタクリル酸エステル、エチルメタクリル酸エステ
ル等のメタクリル酸エステル単量体、アクリル酸、メタ
クリル酸等のビニルカルボン酸単量体、アクリル酸アミ
ド、メタクリル酸アミド、アセナフチレン、N−ビニル
カルバゾール、N−アルキル置換マレイミド、N−芳香
族置換マレイミド等があげられる。
本発明の樹脂組成物のブレンド割合は、A成分重合体が
10〜90重量%とくに20〜80重量%、B成分重合
体が0〜50重量%とくに10〜40重量%およびC成
分重合体0〜90重量%とくに0〜80重量%なる範囲
から選択される。ここでA成分重合体の割合が10重量
%未満であると耐熱性が不足し、90重量%を超えると
衝撃強度がきわめて低い組成物しか得られない。また、
B成分重合体の割合が50重量%を超えると、耐熱性お
よび流動性が低下し、C成分重合体の割合が90重量%
を超えると、流動性もしくは耐熱性もしくは耐熱水性等
の少くとも1つの物性が低下した組成物しか得られな
い。
10〜90重量%とくに20〜80重量%、B成分重合
体が0〜50重量%とくに10〜40重量%およびC成
分重合体0〜90重量%とくに0〜80重量%なる範囲
から選択される。ここでA成分重合体の割合が10重量
%未満であると耐熱性が不足し、90重量%を超えると
衝撃強度がきわめて低い組成物しか得られない。また、
B成分重合体の割合が50重量%を超えると、耐熱性お
よび流動性が低下し、C成分重合体の割合が90重量%
を超えると、流動性もしくは耐熱性もしくは耐熱水性等
の少くとも1つの物性が低下した組成物しか得られな
い。
本発明の樹脂組成物のブレンド方法に特に制限はなく、
公知の手段を使用することができる。その手段として例
えばバンバリーミキサー、タンブラーミキサー、ヘンシ
エルミキサー、混合ロール、1軸又は2軸押出機等があ
げられる。混合形態としては通常の溶融混合、マスター
ペレツト等を用いる多段階溶融混練、溶液ブレンド又は
反応液中での混合等により組成物を得る方法がある。
公知の手段を使用することができる。その手段として例
えばバンバリーミキサー、タンブラーミキサー、ヘンシ
エルミキサー、混合ロール、1軸又は2軸押出機等があ
げられる。混合形態としては通常の溶融混合、マスター
ペレツト等を用いる多段階溶融混練、溶液ブレンド又は
反応液中での混合等により組成物を得る方法がある。
また本発明の組成物にさらに安定剤、難燃剤、可塑剤、
滑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、着色剤およびタル
ク、シリカ、クレー、マイカ、カラス繊維、炭酸カルシ
ウム等の充填剤、カーボン繊維、銀粉末等の導電性物質
などを添加することも可能である。
滑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、着色剤およびタル
ク、シリカ、クレー、マイカ、カラス繊維、炭酸カルシ
ウム等の充填剤、カーボン繊維、銀粉末等の導電性物質
などを添加することも可能である。
以下本発明をさらに実施例によつて説明するが、本発明
はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定される
ものではない。なお実施例中の部、%はいずれも重量基
準で表わした。
はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定される
ものではない。なお実施例中の部、%はいずれも重量基
準で表わした。
(発明の実施例) 実験例1 A成分の製造 撹拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン60部、メ
チルエチルケトン100部、小片状に切断したポリブタ
ジエン10部を仕込み、室温で一昼夜かく拌しゴムを溶
解した後、系内を窒素ガスで置換し、温度を85℃に昇
温した。無水マレイン酸40部とベンゾイルパーオキサ
イド0.15部をメチルエチルケトン250部に溶解した溶
液を8時間で連続的に添加した。添加後さらに3時間温
度を85℃に保つた。粘調な反応液の一部をサンプリン
グしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量体の定
量を行なつた結果、重合率はスチレン98%、無水マレ
イン酸98%であつた。ここで得られた共重合体溶液に
第1段階として無水マレイン酸に対して第1表に示す当
量のシクロヘキシルアミンおよびトリエチルアミン0.3
部を加え140℃で4時間反応させた。次いで第2段階
として、無水マレイン酸に対して第1表に示す当量のメ
チルアミンを加え140℃で3時間反応させた。
チルエチルケトン100部、小片状に切断したポリブタ
ジエン10部を仕込み、室温で一昼夜かく拌しゴムを溶
解した後、系内を窒素ガスで置換し、温度を85℃に昇
温した。無水マレイン酸40部とベンゾイルパーオキサ
イド0.15部をメチルエチルケトン250部に溶解した溶
液を8時間で連続的に添加した。添加後さらに3時間温
度を85℃に保つた。粘調な反応液の一部をサンプリン
グしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量体の定
量を行なつた結果、重合率はスチレン98%、無水マレ
イン酸98%であつた。ここで得られた共重合体溶液に
第1段階として無水マレイン酸に対して第1表に示す当
量のシクロヘキシルアミンおよびトリエチルアミン0.3
部を加え140℃で4時間反応させた。次いで第2段階
として、無水マレイン酸に対して第1表に示す当量のメ
チルアミンを加え140℃で3時間反応させた。
反応溶液をバツトにとり出し80℃で5時間真空乾燥し
たのち粉砕し、170℃で3時間真空乾燥しイミド化共
重合体A−1〜A−5を得た。ガスクロマトグラフイー
により、各イミド化共重合体中の残存第1級アミンの定
量を行なつた結果を第2表に示す。
たのち粉砕し、170℃で3時間真空乾燥しイミド化共
重合体A−1〜A−5を得た。ガスクロマトグラフイー
により、各イミド化共重合体中の残存第1級アミンの定
量を行なつた結果を第2表に示す。
実験例2 A成分の製造 実験例1において、無水マレイン酸に対して、0.70当量
のシクロヘキシルアミン28.4部、0.40当量のメチルアミ
ン5.1部およびトリエチルアミン0.3部を同時添加し、1
40℃で7時間反応させた以外は実験例1と同様にして
イミド化共重合体A−6を得た。
のシクロヘキシルアミン28.4部、0.40当量のメチルアミ
ン5.1部およびトリエチルアミン0.3部を同時添加し、1
40℃で7時間反応させた以外は実験例1と同様にして
イミド化共重合体A−6を得た。
実験例3 B成分の製造 ポリブタジエンラテツクス65部(固形分50%、平均
粒径0.35μ、ゲル含有率90%)、ステアリン酸ソーダ
1部、ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.1
部、テトラソジウムエチレンジアミンテトラアセチツク
アシツド0.03部、硫酸第1鉄0.003部及び水200部を
65℃に加熱し、これにアクリロニトリル30%及びス
チレン70%よりなる単量体混合物35部、t−ドデシ
ルメルカプタン0.14部、キユメンハイドロパーオキシド
0.1部を4時間で連続添加しさらに添加終了後65℃で
1.5時間重合した。重合率は、96%に達した。得られ
たラテツクスに酸化防止剤を添加した後、塩化カルシウ
ムで凝固し、水洗、乾燥後白色粉末としてグラフト共重
合体を得、重合体B−1とした。
粒径0.35μ、ゲル含有率90%)、ステアリン酸ソーダ
1部、ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.1
部、テトラソジウムエチレンジアミンテトラアセチツク
アシツド0.03部、硫酸第1鉄0.003部及び水200部を
65℃に加熱し、これにアクリロニトリル30%及びス
チレン70%よりなる単量体混合物35部、t−ドデシ
ルメルカプタン0.14部、キユメンハイドロパーオキシド
0.1部を4時間で連続添加しさらに添加終了後65℃で
1.5時間重合した。重合率は、96%に達した。得られ
たラテツクスに酸化防止剤を添加した後、塩化カルシウ
ムで凝固し、水洗、乾燥後白色粉末としてグラフト共重
合体を得、重合体B−1とした。
実験例4 樹脂組成物の物性評価 A成分としてA−1〜A−6のイミド化共重合体、B成
分としてB−1のグラフト共重合体、C成分として、ポ
リカーボネート(帝人化成社製パンライト K-1300W)
もしくはポリエーテルスルホン(ICI社製 PES200
P)もしくは6,6−ナイロン(宇部興産社製2020U)と
を種々の割合でブレンドし、このブレンド物を30mmφ
脱揮装置スクリユー押出機により押出しペレツト化し
た。ブレンド物にはそれぞれ0.2部のオクタデシル3−
(3,5−ジターシヤリブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)−プロピオネート(酸化防止剤)を含有させた。こ
のようにして得られた組成物の物性を測定して第1表に
示した。
分としてB−1のグラフト共重合体、C成分として、ポ
リカーボネート(帝人化成社製パンライト K-1300W)
もしくはポリエーテルスルホン(ICI社製 PES200
P)もしくは6,6−ナイロン(宇部興産社製2020U)と
を種々の割合でブレンドし、このブレンド物を30mmφ
脱揮装置スクリユー押出機により押出しペレツト化し
た。ブレンド物にはそれぞれ0.2部のオクタデシル3−
(3,5−ジターシヤリブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)−プロピオネート(酸化防止剤)を含有させた。こ
のようにして得られた組成物の物性を測定して第1表に
示した。
なお物性の測定は、下記の方法によつた。
(1)ビカツト軟化点(VSP):5Kg荷重でASTMD−1525に準
じた。
じた。
(2)衝撃強度(通常成形):ノツチ付アイゾツト衝撃強
度ASTM D−256に準じた。
度ASTM D−256に準じた。
成形はシリンダー温度270℃、金型の型締時間45秒
で行なつた。
で行なつた。
(3)滞留成形時の衝撃強度:ノツチ付アイゾツト衝撃強
度 ASTM D−256に準じた。
度 ASTM D−256に準じた。
成形はシリンダー温度270℃、金型の型締時間180
秒で行なつた。
秒で行なつた。
(4)熱安定性:窒素気流50cc/min、昇温速度10℃/mi
nの条件での熱天秤分析における重合体の重量減少が1
%の場合の温度を示す。
nの条件での熱天秤分析における重合体の重量減少が1
%の場合の温度を示す。
(5)耐変色性:成形品をギヤオーブンの中に140℃で
5時間静置し、目視で評価した。
5時間静置し、目視で評価した。
実験例5 A成分の製造 撹拌機を備えたオートクレーブ中に、スチレン60部、
メチルエチルケトン100部、小片状に切断したポリブ
タジエン10部を仕込み、室温で一昼夜かく拌しゴムを
溶解した後、系内を窒素ガスで置換し、温度を85℃に
昇温した。無水マレイン酸40部とベンゾイルパーオキ
サイド0.15部を、メチルエチルケトン250部に溶解し
た溶液を8時間で連続的に添加した。添加後、さらに3
時間温度を85℃に保つた。粘調な反応液の一部をサン
プリングしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量
体の定量を行なつた結果、重合率は、スチレン98%、
無水マレイン酸98%であつた。ここで得られた共重合
体溶液に第1段階として無水マレイン酸に対し0.75当量
のアニリン28.5部、トリエチルアミン0.3部を加え14
0℃で7時間反応させた。次いで、無水マレイン酸に対
し0.30当量のアンモニア2.1部を加え、140℃で3時
間さらに反応させた。反応溶液をバツトにとりだし真空
乾燥、粉砕しイミド化共重合体を得た。これを重合体A
−7とした。ガスクロマトグラフイーにより重合体A−
7中の残存アミンの定量を行つた結果、アニリンおよび
アンモニアともに0.1%未満であつた。
メチルエチルケトン100部、小片状に切断したポリブ
タジエン10部を仕込み、室温で一昼夜かく拌しゴムを
溶解した後、系内を窒素ガスで置換し、温度を85℃に
昇温した。無水マレイン酸40部とベンゾイルパーオキ
サイド0.15部を、メチルエチルケトン250部に溶解し
た溶液を8時間で連続的に添加した。添加後、さらに3
時間温度を85℃に保つた。粘調な反応液の一部をサン
プリングしてガスクロマトグラフイーにより未反応単量
体の定量を行なつた結果、重合率は、スチレン98%、
無水マレイン酸98%であつた。ここで得られた共重合
体溶液に第1段階として無水マレイン酸に対し0.75当量
のアニリン28.5部、トリエチルアミン0.3部を加え14
0℃で7時間反応させた。次いで、無水マレイン酸に対
し0.30当量のアンモニア2.1部を加え、140℃で3時
間さらに反応させた。反応溶液をバツトにとりだし真空
乾燥、粉砕しイミド化共重合体を得た。これを重合体A
−7とした。ガスクロマトグラフイーにより重合体A−
7中の残存アミンの定量を行つた結果、アニリンおよび
アンモニアともに0.1%未満であつた。
実験例6 A成分の製造 実験例5と同様にして得られた無水マレイン酸共重合体
溶液に、無水マレイン酸に対し0.95当量のアニリン36.1
部、トリエチルアミン0.3部を加え、140℃で10時
間反応させた。反応液を実験例1と同様の条件で真空乾
燥し、イミド化共重合体A−8を得た。重合体A−2中
の残存アニリンのガスクロマトグラフイーによる定量の
結果、残存アニリン量は0.1%未満であつた。
溶液に、無水マレイン酸に対し0.95当量のアニリン36.1
部、トリエチルアミン0.3部を加え、140℃で10時
間反応させた。反応液を実験例1と同様の条件で真空乾
燥し、イミド化共重合体A−8を得た。重合体A−2中
の残存アニリンのガスクロマトグラフイーによる定量の
結果、残存アニリン量は0.1%未満であつた。
実験例7 C成分の製造 窒素置換した重合容器中にα−メチルスチレン70部、
アクリロニトリル25部、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウムの20%水溶液12.5部、塩化カリウム0.05
部、t−ドデシルメルカプタン0.5部及び水213部を
仕込み、70℃に昇温させた後、過硫酸カリウム1%水
溶液6.7部を添加し重合を開始した。また、6時間後に
も過硫酸カリウム1%水溶液3.3部を添加した。重合開
始より1時間後よりアクリロニトリル10部を6時間か
けて定量ポンプを用いて重合系中に添加した。重合を1
0時間で停止し、最終重合率98.5%のラテツクスを得
た。このラテツクスを塩化カルシウムで凝固、水洗、ろ
か、乾燥後白色粉末として共重合体を得、共重合体C−
1とした。
アクリロニトリル25部、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウムの20%水溶液12.5部、塩化カリウム0.05
部、t−ドデシルメルカプタン0.5部及び水213部を
仕込み、70℃に昇温させた後、過硫酸カリウム1%水
溶液6.7部を添加し重合を開始した。また、6時間後に
も過硫酸カリウム1%水溶液3.3部を添加した。重合開
始より1時間後よりアクリロニトリル10部を6時間か
けて定量ポンプを用いて重合系中に添加した。重合を1
0時間で停止し、最終重合率98.5%のラテツクスを得
た。このラテツクスを塩化カルシウムで凝固、水洗、ろ
か、乾燥後白色粉末として共重合体を得、共重合体C−
1とした。
実験例8 樹脂組成物の物性評価 A成分としてイミド化共重合体A−7もしくはA−8、
B成分としてグラフト共重合体B−1、C成分としてC
−1もしくはポリエステルエラストマー(東洋紡社製
ペルプレンP70B)を用いた以外は実験例4と同様に
してペレツト化し物性を測定し、結果を第2表に示す。
B成分としてグラフト共重合体B−1、C成分としてC
−1もしくはポリエステルエラストマー(東洋紡社製
ペルプレンP70B)を用いた以外は実験例4と同様に
してペレツト化し物性を測定し、結果を第2表に示す。
(発明の効果) 不飽和ジカルボン酸無水物共重合体を第1段階として芳
香族および/または脂環族第1級アミンを酸無水物基の
0.3〜0.98当量イミド化反応させた後、第2段階として
アンモニアおよび/または大気圧下で沸点が150℃未
満である第1級アミンを酸無水物基の0.02〜0.75当量イ
ミド化させたイミド化共重合体を必須成分とする樹脂組
成物においてはじめて、耐熱性、熱安定性および耐変色
性に優れた樹脂が得られた。さらに、ポリエステルもし
くはポリカーボネートとのブレンド物においては、熱分
解挙動に示される熱安定性だけでなく滞留成形時の物性
保持においても優れる樹脂組成物を得ることができる。
香族および/または脂環族第1級アミンを酸無水物基の
0.3〜0.98当量イミド化反応させた後、第2段階として
アンモニアおよび/または大気圧下で沸点が150℃未
満である第1級アミンを酸無水物基の0.02〜0.75当量イ
ミド化させたイミド化共重合体を必須成分とする樹脂組
成物においてはじめて、耐熱性、熱安定性および耐変色
性に優れた樹脂が得られた。さらに、ポリエステルもし
くはポリカーボネートとのブレンド物においては、熱分
解挙動に示される熱安定性だけでなく滞留成形時の物性
保持においても優れる樹脂組成物を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 55/02 LME 7142−4J 101/00 LSZ 7242−4J //(C08L 25/08 55:02 7142−4J 101:00) (C08L 35/06 51:04 101:00)
Claims (1)
- 【請求項1】A成分:ゴム状重合体0〜40重量部に対
し、芳香族ビニル単量体40〜90重量%、不飽和ジカ
ルボン酸無水物5〜50重量%およびこれらと共重合可
能なビニル単量体0〜40重量%からなる単量体混合物
60〜100重量部を共重合させた重合体にまず大気圧
での沸点が100℃以上の第1級アミンを酸無水物基の
0.3〜0.98当量反応させた後、大気圧での沸点が100
℃未満の第1級アミンおよび/又はアンモニアを酸無水
物基の0.02〜0.75当量反応させたイミド化共重合体10
〜90重量%と、 B成分:ゴム状重合体3〜80重量%に対し、芳香族ビ
ニル単量体40〜100重量%、シアン化ビニル単量体
0〜40重量%およびこれらと共重合可能なビニル単量
体0〜40重量%からなる単量体20〜97重量%を共
重合させたグラフト共重合体0〜50重量%と、 C成分:熱可塑性重合体0〜90重量%とを含有するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15807085A JPH0635525B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 耐変色性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15807085A JPH0635525B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 耐変色性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6220549A JPS6220549A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0635525B2 true JPH0635525B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=15663641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15807085A Expired - Fee Related JPH0635525B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 耐変色性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635525B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63146960A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-18 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JPH01156355A (ja) * | 1987-12-14 | 1989-06-19 | Mitsubishi Monsanto Chem Co | 強化熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2519091B2 (ja) * | 1988-10-20 | 1996-07-31 | 住化エイビーエス・ラテックス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP15807085A patent/JPH0635525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6220549A (ja) | 1987-01-29 |
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