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JPH0626625B2 - 人体用推進装置 - Google Patents

人体用推進装置

Info

Publication number
JPH0626625B2
JPH0626625B2 JP63280405A JP28040588A JPH0626625B2 JP H0626625 B2 JPH0626625 B2 JP H0626625B2 JP 63280405 A JP63280405 A JP 63280405A JP 28040588 A JP28040588 A JP 28040588A JP H0626625 B2 JPH0626625 B2 JP H0626625B2
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JP
Japan
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propulsion
support
operator
main body
force
Prior art date
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Application number
JP63280405A
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English (en)
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Inventor
建治 三村
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Original Assignee
Individual
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP63280405A priority Critical patent/JPH0626625B2/ja
Publication of JPH02126869A publication Critical patent/JPH02126869A/ja
Publication of JPH0626625B2 publication Critical patent/JPH0626625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はマリンスポーツ等において使用される人体用の
推進装置に関するものである。
(従来の技術) 第2図(a)はこの種の従来の人体用推進装置を示す側面
図であり、図において101は水面に浮揚可能な流線形
状の装置本体、102は該装置本体101の外側面に左
右対称に配設されたハンドル、103は前記装置本体1
01の内部空間に収容されたエンジン、104は該エン
ジン103の回転軸にギヤボックス105及び駆動杆1
06を介して連結され装置本体101の後部(図中右
側)下側に配置されたスクリユー、107は前記装置本
体101の上面に立設された吸気管、108は前記装置
本体101の内部に設けられた燃料室、109は該燃料
室108の補給口を開閉自在に覆うキャップである。
この推進装置は第2図(b)に示すように、水面Fに浮揚
した装置本体101のハンドル102を操縦者J自身の
両手で把持し、該装置本体101を腕及び胸部で挟持し
た状態で使用されるもので、推進速度の調節は一方のハ
ンドルに設けられたスロットル(図示省略)によって行
なわれる。図中実線で表した操縦者Jは推進時の状態
を、また図中2点鎖線で表した操縦者Jは停止時の状態
を夫々示してある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、先に述べた従来の推進装置では、推進時におい
て操縦者Jにかかる水の抵抗(推進負荷)を腕力のみで
支持しなければならず、またこの状態で装置本体101
を旋回方向に動かして操舵を行なわなければならないた
め、腕、手首の疲労が大きいことに加え、操縦に相当の
腕力を必要とすることから腕力のない女性、子供等では
使用することが困難であるという問題点があった。
また、前記事情に鑑み、出願人はまず前記装置本体10
1に操縦者Jを支持する支持体(図示省略)を固定配置
したものを考案した。しかしながら、操縦者Jを支持す
る支持体を装置本体101に固定配置した場合には、加
減速時において操縦者Jに浮上あるいは沈降させる力が
働いた際に、該操縦者Jと共に装置本体101も前後方
向に傾動してしまうため安定性及び操縦性が悪くなると
いう問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、腕力を必
要とせず、初心者でも容易に操縦することができるとと
もに、安定性及び操縦性に優れた人体用推進装置を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するために、装置本体に原動機
によって駆動されるスクリユー等の推進手段を備え、装
置本体の後方に位置する操縦者が装置本体のハンドルを
把持して操縦するよう構成された人体用推進装置におい
て、前記装置本体に操縦者を支持する支持体を上下方向
に回動自在に取付けるとともに、支持体の回動中心を推
進手段のほぼ推進軸線上に配置している。
(作用) 本発明によれば、人体を支持する支持体が装置本体に装
着されているので、推進時において人体にかかる水の抵
抗(推進負荷)は該支持体を通じて装置本体にかかるこ
とになる。
また、前記支持体が上下方向に回動自在に装置されてい
るので、加減速時において操縦者に浮上あるいは沈降さ
せる力が働いた場合でも、装置本体に対する操縦者の回
動を支持体の回動によって吸収することができる。ま
た、操縦者及び支持体が受ける水の抵抗は支持体の回動
中心を介して推進手段のほぼ推進軸上に作用することか
ら、装置本体が支持体から受ける力の作用線と推進力の
作用線(推進軸)とが一致するため、装置本体には推進
時において支持体から受ける力による偶力のモーメント
が生ずることはない。
(実施例) 以下、図に従って本発明の実施例について説明する。
尚、以下の説明では便宜上、図の左側を前方、図の右側
を後方と言う。
第1図は推進装置の縦断面図、第3図は同上面図、第4
図は同側面図である。
図において、1は水面に浮揚可能な流線形状の装置本体
である。この装置本体1内の前方上部には、第5図にも
示すようにガソリン貯留用の燃料室2が仕切板3によっ
て水密に区画形成されており、該燃料室2の上面に設け
られた補給口2aには該補給口2aを密閉状態で閉塞可
能なキャップ4が開閉自在に取付けられている。また、
前記装置本体1内の中央には上面に排熱口5aを有する
機械室5が設けられており、該機械室5にはエンジン6
及び該エンジン6の出力軸にその入力軸を連結したギヤ
ボックス7が夫々固定されている。更に、前記装置本体
1上面の前記燃料室2と機械室5の間には吸気管8が立
設されており、該吸気管8と前記エンジン6の吸気口と
は装置本体1内に形成された吸気通路9を介して接続さ
れている。更にまた、前記装置本体1内の後方上部に
は、第6図にも示すように装置本体1の所定の浮力を付
与するための空気室10が水密に区画形成されている。
11は前記装置本体1の空気室10の下側に固定された
略角筒形状のマフラーであり、該マフラー11は第6図
にも示すように、内部に排気通路12を有するとともに
前記機械室5に前記エンジン6の排気管6aが接続され
る排気流入口12aを、また下面に排気流出口12bを
夫々有している。また、このマフラー11は中心空洞部
11a内にスクリユー用の軸受13を有しており、該軸
受13には前記ギヤボッスク7の出力軸に一端部を連結
した駆動杆14の他端部が回転自在に軸支され、該他端
部の突出端には推進用のスクリユー15が固定されてい
る。図示例では前記ギヤボッスク7の出力軸の軸線と前
記スクリユー15の軸線とが上下にずれているため、駆
動杆14として2か所にユニバーサルジョイントを備え
たものを使用している。更に、前記マフラー11の中心
空洞部1aの上面には後述する支持体21の第2支持杆
24の端部を挿入可能な収容筒16が配設されている。
17は前記装置本体1のやや前方中央部に横方向に貫通
し前記ギヤボッスク7の背面側に固定されたハンドル用
シャフトであり、該シャフト17は各端部を装置本体1
の外側面から所定長さ左右対称に突出している。この各
突出端夫々には該突出部分の前側を覆うとともに上下方
向に回転自在な略L字形状の予備水平舵18が取付けら
れている。また、前記シャフト17の図中左側の突出部
分には筒状のグリップ19が固定されており、また前記
シャフト17の図中右側の突出部分にはハンドルを兼用
する筒状のスロットル20が回転自在に取付けられてい
る。このスロットル20は図示を省略したが前記エンジ
ン6のキャブレターに設けられたスロットルレバーにワ
イヤを介して連結されており、該スロットル20によっ
てエンジン6の回転、即ちスクリユー15の回転を調節
できるようになっている。
21は前記マフラー11の外側面に上下方向に回動自在
に装着された操縦者支持用の支持体である。この支持体
21は第7図にも示すように、略コ字形状の連結板22
と、該連結板22に一端を回動自在に連結された円筒形
状の第1支持杆23と、該第1支持杆23内に移動自在
に配置された第2支持杆24とから構成されている。
前記連結杆22は基板22aと該基板22aの両側に対
称に連設された2個の脚片22bとからなるもので、後
述する連結ピン27を介して前記装置本体1のマフラー
11の外側面に回動自在に装着されている。前記基板2
2aの中央部には前記第1支持杆23連結用の枢着孔2
2cが形成されている。また、各脚孔22b夫々には上
下方向に所定間隔をおいて形成された同一径の2個の係
止孔22dと該係止孔22dを接続する係止孔22dよ
りも幅が狭い案内孔22eとが形成されている。
前記第1支持杆23は前記連結板22の枢着孔22cに
挿入可能な軸23aを一端部側面に有しており、該軸2
3aを枢着孔22cに挿入し該挿入端にピン25を挿着
することにより連結板22に回動自在に連結されてい
る。また、この第1支持杆23の他端部には前記第2支
持杆24を所望位置で該第1支持杆22に固定するロッ
ク機構26が配設されている。
前記第2支持杆24の第1支持杆23とは反対側の端部
には操縦者の足を乗せるための杆状の台座24aが左右
対称に固定配置されている。
以下に第8図並びに第9図(a),(b)を参照して前記ロッ
ク機構26について説明する。
前記ロック機構26は、第1支持杆23の第2支持杆2
4側の端部において第9図(a)で時計回り方向にバネ付
勢されるとともに内面に周方向に傾斜した係止案内溝2
6aを、また該係止案内溝26aの端部に形成された後
述するボール26cよりも小径の貫通孔26bとを夫々
有する操作リング26cと、第1支持杆23の第2支持
杆24側の端部に形成されたボール保持孔23bと、該
ボール保持孔23bに配置されたボール26dとから構
成されている。また、前記第2支持杆24には該第2支
持杆24の回転を防止するために、前記ボール26dよ
りも小径の位置決め孔24bが穿設され、また該位置決
め孔24aを含む直線状の位置決め溝24cがその外面
に形成されている。
常時は第9図(a)に示すように、操作リング26cが時
計回り方向にバネ付勢され、ボール26dが係止案内溝
26aによって内側に押圧されるので、該押圧力によっ
て第2支持杆24が押し付けられて固定されることにな
る。また、第9図(a)に示したロック状態から第2支持
杆24の固定を解除する場合には、第9図(b)に示すよ
うにリング26cをバネ付勢力に抗して反時計回り方向
に回動するだけでよく、該回動によってボール26dが
貫通孔26bに対向すると同時に外側に大きく移動し、
これにより前記押圧力が解かれるので第2支持杆24を
任意に移動させて支持杆21を伸縮させることができ
る。
ここで、第10図(a),(b)を参照して前述した支持体2
1の前記装置本体1への装着構造及び回動操作について
説明する。
前記マフラー11の外側面の前記スクリユー15の軸線
を含む平面上に当る該スクリユー15のやや後方位置に
は2個の連結孔11bが左右対称に形成されており、該
連結孔11bには連結ピン27が挿着されている。この
連結ピン27は外径を3段に形成され、前記連結孔11
b及び前記連結板22の案内孔22eよりも僅かに小径
の小径部27aと、前記連結孔11bよりも僅かに大径
で、且つ前記連結板22の係止孔22dよりも僅かに小
径の中径部27bと、前記連結板22の係止孔22dよ
りも大径な大径部27cを備えており、また大径部27
cにC形状の指掛けリング27dを回動自在に有してい
る。また、前記連結ピン27は小径部27aの端部に嵌
合された鍔部材27eと前記連結孔11bの裏面側との
間に張設されたコイルスプリング27fによってマフラ
ー11の中心空洞部11a方向に付勢され、小径部27
aと中径部27bとの段部を連結孔11bの端面に圧接
している。
前記連結板22は前記連結ピン27の中径部27bを係
止孔22dに嵌挿されてマフラー11の外側面に回動自
在に装着されるもので、第10図(a)の状態、即ち中径
部27bを上側の係止孔22dに嵌挿された状態で該係
止孔22dを支点として支持体21を回動できるように
なっている。また、中径部27bの係止孔22dへの嵌
挿により連結板22が該位置からずれないようにロック
されている。
連結ピン27に嵌合する係止孔22dの位置を変更する
場合には、第10図(b)に示すように連結ピン27の指
掛けリング27dをコイルスプリング27fの付勢力に
抗して引き出し、連結ピン27の小径部27aを連結板
22の係止孔22dに対応させればよく、該状態で連結
板22を案内孔22eに沿って移動させ他方の係止孔2
2dを連結ピン27に合わせて該連結ピン27を元の状
態に戻せばよい。
図示例の推進装置における前記係止孔22dの位置変更
は、該推進装置を運搬または保管する際に行なわれるも
ので、第3図のように上側の係止孔22dが連結ピン2
7に嵌合している状態から前述のようにして係止孔22
dを下側に位置変更すれば、支持体21を第11図に示
すように装置本体1の下側に折畳むことができるので、
推進装置をコンパクト化してその運搬及び収納保管を容
易と行なうことができる。
第12図乃至第14図は先に述べた支持体21に操縦者
の体、特に上半身を保持する体保持板28を装着した例
を示すものである。
この体保持板28は、中央部に縦長の第1支持杆用の挿
通溝28bを有し、上半身及び太股を保持する断面略コ
字形状の第1保持板28aと、該第1保持板28aの下
部に止めねじ28dによって連結され、股部分を保持す
るひれ状の第2保持板28cとからなるもので、前記第
1保持板28aの挿通溝28bに第1支持杆23を挿通
した状態で該第1保持板28aを連結板22に固定され
て支持体21に装着される。
以下に、前記推進装置の操縦方法を、停止状態の側面図
を示す第15図と、推進状態の側面図を示す第16図を
参照して説明する。尚、これ等図面では体保持板28を
装着した支持杆21を用いたものを示してある。
まず、操縦を開始する前に支持体21の台座24aの位
置を身長に合わせて調節する。この調節は先に述べたよ
うに支持体21のロック機構26を用いて行なわれるも
ので、操作リング26cをロック解除方向に回動した
後、第2支持杆を適宜移動させ、該位置で操作リング2
6cを元に戻せばよい。
推進装置を操縦するに際しては、第15図に示すよう
に、水面Fに浮揚した装置本体1のハンドル19及びス
ロットル20(図示省略)を操縦者J自身の手夫々で把
持するとともに、足を台座24aに掛け、上半身を体保
持板28の上に乗せる。この状態でスロットル20を徐
々に開けて発進させる。第16図に示すように、推進に
伴って体が徐々に浮上するが、該浮上は装置本体1に対
する支持体21の回動によって吸収されるので、装置本
体1が前下方向に傾動することはない。また、この推進
状態で旋回を行ないたい場合には、装置本体1を旋回方
向に傾けるようにすればよく、この旋回時には操縦者を
支持する第1,第2支持杆23,24が軸23aを中心
として回動するので、装置本体1のみを無理なく傾動さ
せてバイクに乗っているような感覚で推進装置を操縦す
ることができる。
ところで、推進時に操縦者J及び支持体21が受ける水
の抵抗は支持体21の回動中心(連結ピン27の位置)
を介して装置本体1に伝わるが、この支持体21の回動
中心を推進力の中心となる軸線、即ちスクリユー15の
推進軸線上に配置することにより、操縦者J及び支持体
21の水の抵抗が装置本体1に与える影響を極めて小さ
くすることができる。これについて以下に説明する。
まず、図17に示すように、装置本体1の重心G1には
重力W1が作用し、装置本体1の浮力中心B1には浮力
b1が作用している。また、スクリユー15に推進力F
が生ずると、装置本体1には水の抵抗D1と揚力L1が
速度に比例して作用する。その際、水の抵抗D1の作用
する軸線と推進力Fの作用する軸線との距離をh1とす
ると、装置本体1にはD1×h1の大きさで偶力のモー
メントが発生するが、この偶力のモーメントと揚力L1
は水平舵18によって反応方向の揚力L2を発生させる
ことにより打ち消され、装置本体1が安定した姿勢に保
たれる。また、装置本体1の推進により、操縦者J及び
支持体21には水の抵抗Dm,Df及びLm,Lfがそ
れぞれ作用するが、これらDm及びDfは装置本体1と
支持体21との回動中心に作用する。これにより、Dm
及びDfの作用線と推進力Fの作用線(推進軸)とが一
致するため、装置本体1には支持体21から受ける力D
m及びDfによる偶力のモーメントが発生することはな
い。従って、推進力Fが増加または減少すると、操縦者
J及び支持体21は揚力Lm,Lfの変化により支持体
21の回動支点を中心に浮上または沈降するが、装置本
体1は支持体21から受ける力の大きさが変化しても常
に安定した姿勢を維持し続ける。尚、支持体21の回動
中心は厳密に推進軸上に配置されていなくとも、ほぼ推
進軸上にあれば前述と同様の効果を得ることができる。
ここで、支持体21の回動中心が推進力の中心となる軸
線上から離れている場合、推進力が装置本体1に与える
影響について説明する。
図18に示すように支持体21の回動中心が推進力Fの
作用する軸線(推進軸)からh2だけ上方に離れている
とすると、装置本体1には前述と同様、装置本体1の水
の抵抗による偶力のモーメントD1×h1の大きさで作
用するとともに、操縦者J及び支持体21の水の抵抗に
よる偶力のモーメント(Dm+Df)×h2の大きさで
発生する。ちなみに本実施例の場合、推進方向に対する
操縦者J及び支持体21の投影面積は装置本体1の約2
倍、その抵抗係数は約2.5倍であると予測され、仮に
h1とh2とが等しいとすると、操縦者J及び支持体2
1の水の抵抗Dm,Dfによる偶力のモーメントは装置
本体1の水の抵抗D1による偶力のモーメントの約5倍
になる。即ち、装置本体1の水の抵抗D1による偶力の
モーメントは水平舵18によって抑制することはできる
が、操縦者J及び支持体21の水の抵抗Dm,Dfによ
る偶力のモーメントは、D1によるものに比べて非常に
大きく、推進時の急激な加速または減速の際、水平舵1
8の抑制力だけで対応することは極めて困難である。従
って、本実施例のように装置本体1及び操縦者Jが殆ど
水没している装置においては、支持体21の回動中心が
推進力の中心となる軸線線上から離れていると操縦安定
性を著しく低下させることになる。
このように前記実施例によれば、操縦者Jを支持する支
持体21が上下方向に回動自在に装着されていることか
ら、推進時における推進負荷は該支持体21を通じて装
置本体1にかかることになり、ハンドル19及びスロッ
トル20を把持する操縦者Jの腕に対する負担が極めて
少なくなる。従って、推進装置の操縦にそれ程大きな腕
力を必要としないので、その取扱いが極めて容易とな
り、腕力のない女性、子供等でも充分に使用することが
できる。
また、加減速時において操縦者Jに浮上あるいは沈降さ
せる力が働いた場合でも、装置本体1に対する操縦者J
の回動を支持体の回動によって吸収して前記浮上時及び
沈降時に生じ得る装置本体1の傾動を防止することがで
きることに加え、前記支持体21の回動支点(連結ピン
27位置)が推進力の中心となる軸線、即ちスクリユー
15の軸線上に配置されていることから、推進時におい
て支持体から受ける力による偶力が装置本体1に生ずる
ことはなく、この偶力を要因とする装置本体1の傾動を
確実に防止することができるので、推進時における装置
本体1の安定性及び操縦性を向上させることができ、特
段の操縦技術を要せず、初心者でも簡単に操縦すること
ができる。
更に、操縦者Jを支持する支持体21の第1,第2支持
杆23,24が軸23aを中心として回動するように構
成されているので、推進状態で旋回を行なう場合にも装
置本体1を無理なく旋回方向に傾けることができ、バイ
クに乗っているような感覚で推進装置を操縦することが
できる。
更にまた、支持体21が伸縮自在に構成されているの
で、支持体21の台座24aの位置を操縦者の身長に合
わせて適宜調節することができるとともに、この調節操
作をロック機構26の操作リング26cの回動によって
簡単に行なうことができる。また、体保持板28の装着
された支持杆21を使用すれば、操縦者Jの上半身を横
振れなく安定に支持することができるので、操縦を一層
容易とすることができるとともに操縦時の疲労を軽減す
ることができる。
更にまた、支持体21が伸縮自在に構成されており、且
つ支持体21を装置本体1の下側に折畳むことができる
ように装着されているので、この支持体21を縮長し折
畳むことにより推進装置をコンパクト化してその運搬及
び収納保管を容易に行なうことができる。
更にまた、装置本体1の外側面にハンドル19及びスロ
ットル20を覆う予備水平舵18が回動自在に取付けら
れているので、推進装置の運動性を向上させることがで
きるとともに、特にスロットル20を把持する手にかか
る水の抵抗を緩和してその操作性をも向上させることが
できる。
尚、前記実施例では支持体21をマフラー11の外側面
に装着したものを例示したが、該支持体21の装着位置
は装置本体1のスクリユー15の軸線を含む平面上であ
れば何れの部分であってもよい。また、支持体21とし
て足掛け式のものを例示したが、該支持体は着座式のも
のであってもよいこと勿論である。更に、特許請求の範
囲で使用した推進軸線とは、スクリユー等の推進手段に
おける推進力の中心となる軸線を示すものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の人体用推進装置によれ
ば、推進時においてハンドルを把持した操縦者の腕に加
わる水の抵抗(推進負荷)を極めて少なくすることがで
きるので、腕や手首の疲労を大幅に軽減することができ
るとともに、女性や子供等のように腕力の弱い者であっ
ても容易に操縦することができる。また、加速時または
減速時に操縦者が浮上または沈降しても、これを操縦者
を支持する支持体の回動によって吸収することができる
ので、装置本体の傾動を確実に防止することができる。
その際、操縦者及び支持体の水の抵抗は支持体の回動中
心を介して推進手段の推進軸上に作用するので、装置本
体に推進時において支持体から受ける力による偶力のモ
ーメントが発生することはなく、この偶力のモーメント
を要因とする装置本体の傾動も確実に防止することがで
きる。従って、推進時の安定性及び操縦性を格段に向上
させることができるので、高度な操縦技術を必要とする
ことがなく、初心者から熟練者まで幅広く操縦を楽しむ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る推進装置の縦断面図、第2(a)は
従来の推進装置の側面図、第2図(b)は推進状態を示す
側面図、第3図は本発明に係る推進装置の側面図、第4
図は同上面図、第5図は第1図のA−A線断面図、第6
図は第1図のB−B線断面図、第7図は支持体の分解拡
大図、第8図は第4図のC部拡大縦断面図、第9図(a)
は第8図のE−E線断面図、第9図(b)はロック解除状
態を示す図、第10図(a)は第4図のD部拡大縦断面
図、第10(b)はロック解除状態を示す図、第11図は
支持体の折畳み状態を示す側面図、第12図乃至第14
図は支持体の他の実施例を示すもので、第12図は支持
体の側面図、第13図は支持体の上面図、第14図は支
持体の分解拡大図、第15図は推進装置の停止状態を示
す側面図、第16図は推進装置の推進状態を示す側面
図、第17図は支持体の回動中心が推進軸上に配置され
ている場合の推進装置に作用する力の関係図、第18図
は支持体の回動中心が推進軸上から離れている場合の推
進装置に作用する力の関係図である。 1……装置本体、6……エンジン、15……スクリユ
ー、21……支持体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に原動機によって駆動されるスク
    リュー等の推進手段を備え、装置本体の後方に位置する
    操縦者が装置本体のハンドルを把持して操縦するよう構
    成された人体用推進装置において、 前記装置本体に操縦者を支持する支持体を上下方向に回
    動自在に取付けるとともに、 支持体の回動中心を推進手段のほぼ推進軸線上に配置し
    た ことを特徴とする人体用推進装置。
JP63280405A 1988-11-08 1988-11-08 人体用推進装置 Expired - Lifetime JPH0626625B2 (ja)

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