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JP7795031B1 - 硬化性ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

硬化性ポリウレタン樹脂組成物

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JP7795031B1
JP7795031B1 JP2025099212A JP2025099212A JP7795031B1 JP 7795031 B1 JP7795031 B1 JP 7795031B1 JP 2025099212 A JP2025099212 A JP 2025099212A JP 2025099212 A JP2025099212 A JP 2025099212A JP 7795031 B1 JP7795031 B1 JP 7795031B1
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Abstract

【課題】破断伸び等の物性において更に優れた樹脂を与えることができる硬化性ポリウレタン樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ウレタンプレポリマーと、フィラーと、低分子イソシアネート化合物と、触媒とを含有する一液湿気硬化タイプの硬化性ポリウレタン樹脂組成物であって、前記低分子イソシアネート化合物が、脂肪族イソシアネート成分と、芳香族イソシアネート成分とを含み、前記脂肪族イソシアネート成分が、脂肪族イソシアネート単量体を三量体化したイソシアヌレートを含み、前記芳香族イソシアネート成分が、カルボジイミド変性されたイソシアネート単量体を含み、前記ウレタンプレポリマー全量に対する8.8重量%を100重量部としたとき、前記脂肪族イソシアネート成分の配合量がy重量部であり、前記芳香族イソシアネート成分の配合量がx重量部であり、前記x及び前記yが特定の式1)~5)を満たす、硬化性ポリウレタン樹脂組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、硬化性ポリウレタン樹脂組成物に関する。
従来、自動車のウィンドウガラスはゴムガスケットを介してボディに取り付けられていた。しかし、ガスケットは衝突時にガラスを保持する能力が低いため、近年では、ウィンドウガラスと塗装された車体とをゴムガスケットを介さずに接着する方法が採用されている。ウィンドウガラスを塗装された車体にゴムガスケットを介さずに接着する方法としては、例えば、合せガラスとボディとを接着剤層で接着させる、ダイレクトグレージング方式が挙げられる。
ダイレクトグレージング方式には一般的にウレタンプレポリマーを含有する1液型の接着剤組成物が使用される。本発明者は、以前1液湿気硬化型ポリウレタン組成物として特許文献1及び2に記載の技術を提案した。特許文献1に係る発明は、せん断弾性率が高く、高温高湿下での接着性に優れ、貯蔵安定も良好な1液湿気硬化型ポリウレタン組成物を提供するものである。特許文献2に係る発明は、特許文献1に係る発明が更に改良されたものであり、組成物をポンプで送液するときに、ポンプ内で組成物が固まり、ポンプが動かなくなるという不具合を解消するものである。
国際公開第2014/203750号 特許第6708207号
しかし、本発明者は、特許文献1及び2に記載されている1液型の接着剤組成物を硬化することによって得られる樹脂は、破断伸び等の物性において更なる改良の余地があることを見いだした。そこで、本発明は、破断伸び等の物性において更に優れた樹脂を与えることができる硬化性ポリウレタン樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、硬化性ポリウレタン樹脂組成物に含まれるイソシアネート成分の組成及び配合量をより適切に選択することにより上記課題を解決できることを見出した。
上記目的を達成するために、一実施形態において本発明は下記の構成を有する。
[1]
ウレタンプレポリマーと、フィラーと、低分子イソシアネート化合物と、触媒とを含有する一液湿気硬化タイプの硬化性ポリウレタン樹脂組成物であって、
前記低分子イソシアネート化合物が、脂肪族イソシアネート成分と、芳香族イソシアネート成分とを含み、
前記脂肪族イソシアネート成分が、脂肪族イソシアネート単量体を三量体化したイソシアヌレートを含み、
前記芳香族イソシアネート成分が、カルボジイミド変性されたイソシアネート単量体を含み、
前記ウレタンプレポリマー全量に対する8.8重量%を100重量部としたとき、前記脂肪族イソシアネート成分の配合量がy重量部であり、前記芳香族イソシアネート成分の配合量がx重量部であり、前記x及び前記yが下記式:
1)-20/7x+596/7≦y
2)y≦-2/9x+70
3)y≦-3x+143
4)x≦34
5)24≦y
を満たす、硬化性ポリウレタン樹脂組成物。
[2]
前記脂肪族イソシアネート成分が、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体を主成分とし、
前記芳香族イソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートのカルボジイミド変性体を主成分とする、[1]に記載の硬化性ポリウレタン樹脂組成物。
[3]
[1]または[2]に記載の硬化性ポリウレタン樹脂組成物を硬化させてなる樹脂。
本発明の硬化性ポリウレタン樹脂組成物は、破断伸び等の物性において更に優れた樹脂を与えることができる。
各実施例が式1)~式5)の条件を満たし、各比較例が式1)~式5)の少なくともいずれかを満たさないことを視覚的に示す図面である。
本発明について以下詳細に説明する。
以下に、本発明について説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、特定の化合物が「主成分」であるとは、該特定の化合物が、該特定の化合物を含んでなる成分の全重量100重量%に対して50重量%以上の含有量で存在することを意味する。他の好ましい実施形態においては、特定の化合物が、該特定の化合物を含む成分100重量%に対して70重量%以上、80重量%以上、90重量%以上、95重量%以上、又は、99重量%以上であってもよい。
[接着剤組成物]
<ウレタンプレポリマー>
本発明の組成物に含有されるウレタンプレポリマーは、末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーである。ウレタンプレポリマーは、例えば、ポリイソシアネートと1分子中に2個以上の活性水素含有基を有する化合物(活性水素化合物)とを、活性水素化合物が有する活性水素含有基に対してポリイソシアネートが有するイソシアネート基が過剰になるように反応させたものであってもよい。ウレタンプレポリマーは、ウレタンプレポリマー全量に対して0.5~5質量%のイソシアネート基を分子末端に含有することができる。
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリイソシアネートは、分子内にイソシアネート基を2個以上有する化合物であってもよい。ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリイソシアネートは、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI;例えば、4,4′-ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′-ジフェニルメタンジイソシアネート)、1,4-フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)、トランスシクロヘキサン-1,4-ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(HXDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)のような、脂肪族ポリイソシアネート(脂環式ポリイソシアネートを含む);これらのカルボジイミド変性ポリイソシアネート;これらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネートであってもよい。
ポリイソシアネートは、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのうち、硬化性に優れる理由から、芳香族ポリイソシアネートが好ましく、MDIがより好ましい。
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用される1分子中に2個以上の活性水素含有基を有する化合物(活性水素化合物)は、1分子中に活性水素基を2個以上有する化合物であってもよい。活性水素化合物はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。活性水素含有基は、例えば、水酸(OH)基、アミノ基、イミノ基であってもよい。活性水素化合物は、例えば、1分子中に2個以上の水酸(OH)基を有するポリオール化合物であってもよい。これらの中でもポリオール化合物が好ましい。
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリオール化合物は、ヒドロキシ基を2個以上有する化合物である。上記ポリオール化合物は、例えば、ポリエーテルポリオール;ポリエステルポリオール;アクリルポリオール、ポリブタジエンジオール、水素添加されたポリブタジエンポリオールなどの炭素-炭素結合を主鎖骨格に有するポリマーポリオール;低分子多価アルコール類;これらの混合ポリオールであってもよい。これらの中でもポリエーテルポリオールが好ましい。
ポリエーテルポリオールは、主鎖としてポリエーテルを有し、ヒドロキシ基を2個以上有する化合物であってもよい。ポリエーテルとは、エーテル結合を2以上有する基であり、その具体例としては、例えば、構造単位-Ra-O-Rb-を合計して2個以上有する基が挙げられる。ここで、上記構造単位中、RaおよびRbは、それぞれ独立して、炭化水素基を表す。炭化水素基は特に制限されない。例えば、炭素数1~10の直鎖状のアルキレン基が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリオキシエチレンジオール(ポリエチレングリコール)、ポリオキシプロピレンジオール(ポリプロピレングリコール:PPG)、ポリオキシプロピレントリオール、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合体、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)、ポリテトラエチレングリコール、ソルビトール系ポリオール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールは、ポリイソアネートとの相溶性に優れるという観点から、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレントリオールが好ましい。
ポリエーテルポリオールの重量平均分子量は、イソシアネートとの反応によって得られるウレタンプレポリマーの粘度が常温において適度な流動性を有することができるという観点から、500~20,000であることが好ましい。本発明において上記重量平均分子量は、GPC法(溶媒:テトラヒドロフラン(THF))により得られたポリスチレン換算値である。
ウレタンプレポリマーは、接着性により優れ、硬化性に優れるという観点から、ポリエーテルポリオールと芳香族ポリイソシアネートとを反応させることによって得られるウレタンプレポリマーであることが好ましい。ウレタンプレポリマーは、より好ましくは、ポリオキシプロピレンジオール及びポリオキシプロピレントリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種とジフェニルメタンジイソシアネートとを反応させることによって得られるウレタンプレポリマーである。ウレタンプレポリマーはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ウレタンプレポリマーの製造方法は特に制限されない。ウレタンプレポリマーは、例えば、活性水素化合物が有する活性水素含有基(例えばヒドロキシ基)1モルに対し、1.5~2.5モルのイソシアネート基が反応するようにポリイソシアネートを使用し、これらを混合して反応させることによって製造されてもよい。
<低分子イソシアネート化合物>
本発明の組成物は、低分子イソシアネート化合物を含む。前記低分子イソシアネート化合物は、脂肪族イソシアネート成分と、芳香族イソシアネート成分とを含む。前記脂肪族イソシアネート成分は、脂肪族イソシアネート単量体を三量体化したイソシアヌレートを含む。前記芳香族イソシアネート成分は、カルボジイミド変性されたイソシアネート単量体を含む。なお、ここでいう低分子イソシアネート化合物とは、ポリオールとポリイソシアネートとが反応して得られる構造を有するウレタンプレポリマーではないイソシアネート化合物であって、複数のイソシアネート基を有する化合物を意味する。低分子とは、分子量が500(g/モル)以下であることを意味するものとする。
本発明の組成物は、該組成物に含まれるウレタンプレポリマー全量を100重量部としたとき、前記低分子イソシアネート化合物の配合量は、好ましくは1~15重量部であり、より好ましくは2~10重量部であり、特に好ましくは3~9重量部であり、より好ましくは4~8重量部である。
<脂肪族イソシアネート成分・芳香族イソシアネート成分の配合量>
本発明の組成物は、該組成物に含まれるウレタンプレポリマー全量に対する8.8重量%を100重量部としたとき、前記脂肪族イソシアネートの配合量がy重量部であり、前記芳香族イソシアネートの配合量がx重量部であり、前記x及び前記yが下記式:
式1) -20/7x+596/7≦y
式2) y≦-2/9x+70
式3) y≦-3x+143
式4) x≦34
式5) 24≦y
をすべて満たす。
上記式2)は、より好ましくは、y≦-2/9x+208/3である。
上記式3)は、より好ましくは、y≦-3x+136である。
上記式4)は、より好ましくは、x≦32である。
上記式5)は、より好ましくは、28≦yである。
<脂肪族イソシアネート成分>
脂肪族イソシアネート成分について以下に説明する。本発明の組成物に含有される脂肪族イソシアネート成分は、少なくとも1個のイソシアネート基を有する脂肪族イソシアネート化合物を含む。本発明の組成物は、脂肪族イソシアネート成分を含有することによって、硬化後において接着剤と被着面の間に空気層ができにくく、接着性に優れる。
上記脂肪族イソシアネート化合物が有する脂肪族炭化水素基は、直鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよく、直鎖状であることが好ましい。上記脂肪族炭化水素基は、飽和、不飽和のいずれであってもよく、飽和であることが好ましい。脂肪族イソシアネート化合物が有するイソシアネート基は、接着性に優れるという観点から、2個以上であることが好ましく、2~3個であることがより好ましい。1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する脂肪族イソシアネートを、以下、脂肪族ポリイソシアネート化合物ということがある。
脂肪族ポリイソシアネート化合物は、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)、トランスシクロヘキサン-1,4-ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(HXDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)であってもよいし、それらの変性体であってもよい。脂肪族ポリイソシアネート化合物は、脂肪族ポリイソシアネート化合物の変性体であることが好ましい。
脂肪族ポリイソシアネートの変性体は、本発明の効果がより優れ、塗板に対するプライマーレス接着性に優れる点で、脂肪族ジイソシアネートを変性した3官能以上の化合物が好ましい。
脂肪族ジイソシアネートを変性した3官能以上の化合物は、例えば、3官能以上のポリオールと脂肪族ジイソシアネートとの反応物、脂肪族ジイソシアネートのアロファネート体、脂肪族ジイソシアネートのイソシアヌレート体(ヌレート体)及び脂肪族ジイソシアネートのビウレット体からなる群から選ばれる少なくとも1種の脂肪族イソシアネート変性体aであることが好ましい。
脂肪族イソシアネート変性体aに使用される脂肪族ジイソシアネートは、上記の脂肪族ジイソシアネートと同様のものであってもよいが、貯蔵安定性と接着性という点で、直鎖状の脂肪族ジイソシアネート化合物であることが好ましく、HDIがより好ましい。
脂肪族イソシアネート変性体aは、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を変性した3官能の化合物Aであることが好ましい。
ヘキサメチレンジイソシアネートを変性した3官能の化合物Aとしては、例えば、トリメチロールプロパン(TMP)、グリセリンのような3官能ポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応物;ヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(ヌレート体)、ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体が挙げられる。
3官能ポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応物としては、例えば、TMPとHDIとの反応物(例えば下記式(5)で表される化合物)、グリセリンとHDIとの反応物(例えば下記式(6)で表される化合物)が挙げられる。
ヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体は、アロファネート体を構成するすべてのイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネート由来であってもよい。また一部のイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートとは別のイソシアネート化合物由来であってもよい。
ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット体としては例えば、下記式(7)で表される化合物が挙げられる。
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(ヌレート体)は、下記式(8)で表される化合物であってもよい。
上記脂肪族イソシアネート成分は、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体を主成分とすることが好ましい。
上記脂肪族イソシアネート成分は、上記式1)~式5)を満たす配合量で存在すればよいが、例えば、ウレタンプレポリマー全量を100重量部としたとき、好ましくは1.0~10.0重量部であり、更に好ましくは1.5~8.0重量部であり、更に好ましくは2.0~6.4重量部であり、特に好ましくは2.2~6.2重量部であり、最も好ましくは2.4~6.0重量%である。
<芳香族イソシアネート成分>
芳香族イソシアネート成分について以下に説明する。本発明の組成物に含有される芳香族イソシアネート成分は、1分子中に少なくとも1個のイソシアネート基と少なくとも1個の芳香族環とを有する芳香族イソシアネート化合物を含む。芳香族イソシアネート化合物が1分子中に有するイソシアネート基の数は、接着性に優れるという観点から、2個以上であることが好ましく、2~3個であることがより好ましい。1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する芳香族イソシアネート化合物を、以下、芳香族ポリイソシアネート化合物ということがある。芳香族イソシアネート化合物が1分子中に有する芳香族環の数は、好ましくは1~7個であり、さらに好ましくは2~6個であり、特に好ましくは3~5個であり、最も好ましくは4個である。
芳香族ポリイソシアネート化合物は、例えば、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(無置換のMDI。ピュアMDI、モノメリックMDIともいう)、1,4-フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5-ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、ポリメリックMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート(ピュアMDI)を高分子量化した化合物)、カルボジイミド変性MDIであってもよい。芳香族ポリイソシアネート成分は、これらの1種又は2種以上を含んでいてもよい。芳香族イソシアネート成分は、カルボジイミド変性MDIを主成分とすることが好ましい。
上記芳香族イソシアネート成分は、上記式1)~式5)を満たす配合量で存在すればよいが、例えば、ウレタンプレポリマー全量を100重量部としたとき、好ましくは0.2~5.0重量部であり、更に好ましくは0.45~3.1重量部であり、特に好ましくは0.45~3.0重量部であり、最も好ましくは0.50~2.9重量部である。
<フィラー>
本発明の組成物は、フィラーを含んでいることが好ましい。フィラーは、有機化合物を主成分とする有機系フィラーと、無機化合物を主成分とする無機系フィラーとを含んでいることが好ましい。有機系フィラーは、好ましくはカーボンブラックを主成分とする。無機系フィラーは、好ましくは炭酸カルシウムを主成分とする。
<カーボンブラック>
本発明の組成物は、フィラーとしてカーボンブラックを含んでいてもよい。カーボンブラックは、好ましくは、複数の種類のカーボンブラックからなる。本発明の組成物は、フィラーとして、第1のカーボンブラックと第2のカーボンブラックとを含有していてもよい。
(第1のカーボンブラック)
本発明において、第1のカーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(DBP吸油量)は23~40cm/100gであってもよい。
第1のカーボンブラックのDBP吸油量は、23~33cm/100gが好ましく、27~30cm/100gがより好ましい。
第1のカーボンブラックのDBP吸油量は、28~40cm/100gが好ましく、28~32cm/100gがより好ましい。
本発明において、カーボンブラックのジブチルフタレート吸油量は、JIS K 6217-4:2008「ゴム用カーボンブラック-基本特性-第4部:オイル吸収量の求め方」に準じて測定された。
第1のカーボンブラックとしては、例えば、FT(Fine Thermal)級が挙げられる。
第1のカーボンブラックとして使用することができる市販品としては、例えば、ニテロン#20(新日化カーボン社製、DBP吸油量29cm/100g)、旭サーマル(旭カーボン社製、DBP吸油量28cm/100g)が挙げられる。
第1のカーボンブラックはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(第2のカーボンブラック)
本発明において、第2のカーボンブラックのジブチルフタレート吸油量は85~120cm/100gであってもよい。
第2のカーボンブラックのDBP吸油量は、本発明の効果がより優れ、耐垂下性(組成物がほとんど垂下しない又は垂下が小さい。)の付与に優れる点で、95~120cm/100gが好ましく、98~115cm/100gがより好ましい。
第2のカーボンブラックのDBP吸油量は、本発明の効果がより優れ、形状保持性に優れる点で、85~115cm/100gが好ましく、90~115cm3/100gがより好ましい。
第2のカーボンブラックとしては、例えば、HAF(High Abrasion Furnace)級、ISAF(Intermediate Super Abrasion Furnace)級が挙げられる。
第2のカーボンブラックとして使用することができる市販品としては、例えば、ニテロン#200(DBP吸油量101cm/100g)、ニテロン#300(DBP吸油量115cm/100g)(いずれも新日化カーボン社製)が挙げられる。
第2のカーボンブラックはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、第1のカーボンブラックの含有量1は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、25質量部以上であってもよい。含有量1は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して140質量部以下が好ましい。
含有量1は、本発明の効果がより優れる点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、45質量部以上が好ましく、60~130質量部がより好ましく、75~100質量部が更に好ましい。この場合の含有量1を含有量1-1と称する場合がある。
含有量1は、本発明の効果がより優れ、配合組成物の形状保持性と流動性のバランスに優れ点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、25~95質量部が好ましく、35~65質量部がより好ましい。この場合の含有量1を含有量1-2と称する場合がある。
第2のカーボンブラックの含有量2は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、9質量部以上である。含有量2は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、45質量部以下が好ましい。
含有量2は、本発明の効果がより優れ、耐垂下性に優れる点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、10~30質量部が好ましく、15~25質量部であることが好ましい。この場合の含有量1を含有量2-1と称する場合がある。
含有量2は、本発明の効果がより優れ、流動性と形状保持性のバランスに優れる点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、15~45質量部が好ましく、20~40質量部がより好ましい。この場合の含有量1を含有量2-2と称する場合がある。
<炭酸カルシウム>
本発明の組成物は、フィラーとして炭酸カルシウムを含んでいてもよい。本発明の組成物に含有される炭酸カルシウムは、例えば、重質炭酸カルシウム、沈降性炭酸カルシウム(軽質炭酸カルシウム)、コロイダル炭酸カルシウムであってもよい。炭酸カルシウムの50%積算粒子径は、1~10μmが好ましい。本発明において、炭酸カルシウムの50%積算粒子径は、JIS M 8511に準じて測定された。炭酸カルシウムはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、炭酸カルシウムの含有量は、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、5~30質量部であり、本発明の効果がより優れ、深部硬化性に優れる点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、6~20質量部が好ましく、8~20質量部であることがより好ましい。
本発明において、炭酸カルシウムの含有量は、含有量1(第1のカーボンブラックの含有量)及び含有量2(第2のカーボンブラックの含有量)の合計100質量部に対して、5~50質量部であり、本発明の効果がより優れ、深部硬化性に優れる点で、含有量1及び含有量2の合計100質量部に対して、10~30質量部が好ましく、12~18質量部であることがより好ましい。
<触媒>
本発明の組成物は、好ましくは、イソシアネート基と水との反応を促進できる触媒を含む。本発明の組成物は、より好ましくは、金属触媒と、アミン触媒とを含む。
<金属触媒>
本発明の組成物に含有される金属触媒は、イソシアネート基の反応を促進できる化合物であれば特に制限されない。例えば、有機金属触媒、有機基を有さない金属のみからなる金属触媒(無機金属触媒ともいう)が挙げられる。金属触媒が有する金属としては、例えば、錫、ビスマス、チタンが挙げられる。
有機金属触媒が有する有機基は特に制限されない。有機金属触媒としては、金属のカルボン酸塩、アルコキシド、錯体が挙げられる。有機金属触媒は、例えば、カルボン酸、アルコキシ基及び配位子からなる群から選ばれる少なくとも1種を有することができる。カルボン酸、アルコキシ基及び配位子は特に制限されない。金属触媒は有機錫触媒を含むことが好ましい。
有機錫触媒としては、例えば、ジオクチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート、第一錫オクテート、ジブチル錫ジアセチルアセトネート、ジオクチル錫マレエートのような錫のカルボン酸塩;1,3-ジアセトキシ-1,1,3,3-テトラブチル-ジスタノキサンとエチルシリケートとをモル比が1:0.8~1:1.2となるように反応させた反応物等が挙げられる。
有機チタン触媒としては、例えば、テトラプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)が挙げられる。
金属触媒はその製造ついて等に制限されない。例えば従来公知のものが挙げられる。金属触媒はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
金属触媒の含有量は、本発明の効果により優れ、塗板に対するプライマーレス接着性に優れるという点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.0003~0.04質量部が好ましく、0.0004~0.03質量部がより好ましく、0.005~0.02質量部が更に好ましい。
<アミン触媒>
本発明の組成物に含有されるアミン触媒は、窒素原子を有し、イソシアネート基の反応を促進する化合物である。
アミン触媒は、第3級アミノ基(1個の窒素原子が3個の炭素原子と単結合する、又は、1つの窒素原子が1つの炭素原子と単結合し別の炭素原子と二重結合する)を有することが好ましい。
第3級アミノ基を有するアミン触媒(第3級アミン)としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリアミルアミン、トリヘキシルアミン、トリオクチルアミン、トリラウリルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチルプロピルアミン、ジメチルブチルアミン、ジメチルアミルアミン、ジメチルヘキシルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルラウリルアミン、トリアリルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、トリエチレンジアミン、N-メチルモルフォリン、4,4′-(オキシジ-2,1-エタンジイル)ビス-モルフォリン、N,N-ジメチルベンジルアミン、ピリジン、ピコリン、ジメチルアミノメチルフェノール、トリスジメチルアミノメチルフェノール、1,8-ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン-1、1,4-ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン、トリエタノールアミン、N,N′-ジメチルピペラジン、テトラメチルブタンジアミン、ビス(2,2-モルフォリノエチル)エーテル、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル等が挙げられる。
アミン触媒は、本発明の効果により優れ、湿気硬化性に優れるという点で、ジモルフォリノジエチルエーテル構造を含むことが好ましい。ジモルフォリノジエチルエーテル構造は、ジモルフォリノジエチルエーテルを基本骨格とする構造である。ジモルフォリノジエチルエーテル構造において、モルフォリン環が有する水素原子が置換基で置換されていてもよい。置換基は特に制限されない。例えば、アルキル基が挙げられる。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基が挙げられる。
ジモルフォリノジエチルエーテル構造を含むアミン触媒としては、例えば、下記式(1)で表される化合物が挙げられる。
上記式(1)中、R、Rはそれぞれ独立にアルキル基であり、m、nはそれぞれ独立に0、1又は2である。ジモルフォリノジエチルエーテル構造を含むアミン触媒としては、具体的には例えば、ジモルフォリノジエチルエーテル、ジ(メチルモルフォリノ)ジエチルエーテル、ジ(ジメチルモルフォリノ)ジエチルエーテルが挙げられる。アミン触媒はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
アミン触媒の含有量は、本発明の効果により優れ、湿気硬化性に優れるという点で、ウレタンプレポリマー100質量部に対して、0.01~0.5質量部が好ましく、0.02~0.4質量部がより好ましく、0.08~0.2質量部が更に好ましい。
(添加剤)
本発明の組成物は、必要に応じて、例えば、カーボンブラック及び炭酸カルシウム以外の充填剤、脂肪族イソシアネート以外のイソシアネート化合物、金属触媒及びアミン触媒以外の触媒、可塑剤、垂れ止め剤、老化防止剤、酸化防止剤、顔料(染料)、揺変性付与剤、紫外線吸収剤、難燃剤、界面活性剤(レベリング剤を含む)、分散剤、脱水剤、接着付与剤、帯電防止剤などの添加剤を含有することができる。
これらのうち、本発明の組成物はさらに可塑剤を含有することが好ましい態様の1つとして挙げられる。可塑剤は、例えば、ジイソノニルフタレート(DINP)、アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシル、ジエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル、オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル;アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、又は、アジピン酸ブチレングリコールポリエステルであってもよい。可塑剤は、これらを1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。可塑剤の含有量は、組成物全量に対して、5~35質量%であることが好ましい。
本発明の組成物は任意の適切な製造方法によって得られる。例えば、ウレタンプレポリマーとカーボンブラックと炭酸カルシウムと脂肪族イソシアネートと金属触媒とアミン触媒と必要に応じて使用することができる任意成分とを、室温下または加熱下(40~60℃、例えば40℃)の条件下で、ロール、ニーダー、押出し機又は万能攪拌機等を用いて撹拌し混合することによって、本発明の組成物を製造することができる。
本発明の組成物は、1液型であり、湿気硬化することができる。本発明の組成物は、例えば、大気中の湿気によって-20~+50℃の条件下で硬化することができる。本発明の組成物は、場合によっては、2液型としてもよい。
本発明の組成物は、接着剤の用途で用いることができる。本発明の組成物を適用することができる被着体は、例えば、金属(塗板を含む。)、プラスチック、ゴム、ガラスであってもよい。被着体に対してプライマーを使用せずに本発明の組成物を被着体に適用することができる。プライマーを使用しない被着体は、塗板であってもよい。塗板は、従来公知のものであってもよい。
本発明の組成物をウィンドウガラスとボディ(塗板)とを接着させるダイレクトグレージング方式に用いる場合、ボディにはプライマーを使用せず、ボディに直接本発明の組成物を塗布することができる。ガラス側にはプライマーを使用してもよい。被着体に使用されるプライマーは特に制限されない。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし本発明はこれらに限定されない。
<組成物の製造>
下記各表の各成分を同表に示す組成(質量部)で用いて、これらを撹拌機で混合し、組成物を製造した。
<評価>
上記のとおり製造された組成物を用いて以下の評価を行った。結果を表1に示す。式1)~式5)のより好ましい数値範囲の充足性を表2に示す。
表1及び表2に示した各成分の詳細は以下のとおりである。
ウレタンプレポリマー1:ポリオキシプロピレンジオール(重量平均分子量2000)500g、ポリオキシプロピレントリオール(重量平均分子量5000)750g、および4,4′-ジイソシアネートフェニルメタン(分子量250)214gを混合し(この時NCO/OH=1.8)、更にフタル酸ジイソノニル160gを加えて、窒素気流中、80℃で24時間撹拌を行い、反応させて、イソシアネート基を1.95%含有するウレタンプレポリマー1を合成した。
カーボンブラックF(第1のカーボンブラック):商品名ニテロン#20、新日化カーボン社製、DBP吸油量29cm/100g、FT級
カーボンブラックA(第2のカーボンブラック):商品名ニテロン#300、新日化カーボン社製、DBP吸油量115cm/100g、ISAF級
なお、カーボンブラックの吸油量はジブチルフタレート吸油量(DBP吸油量)であり、その単位はcm/100gである。
炭酸カルシウム:重質炭酸カルシウム、50%積算粒子径8.5μm(スーパーS、丸尾カルシウム社製)
C-MDI:下記式で表されるカルボジイミド変性MDI:商品名:MILLIONATE MTL(東ソー株式会社)
HDIトリマー:上記式(8)で表されるHDIイソシアヌレート体(D170N、三井武田ウレタン社製)
Sn触媒:ジオクチル錫ラウレート(ネオスタンU-810、日東化成社製)
アミン触媒(DMDEE):ジモルフォリノジエチルエーテル(サンアプロ社製)
[引張弾性率]
上記のとおり製造された各組成物を20℃℃、65%RHの条件下で336時間硬化させ、得られた硬化物からダンベル状3号形でサンプルを切りだし、厚さ3mmのサンプルを作製した。上記のとおり作製したダンベル状サンプルを用いて、JIS K 6251に準じて、23℃の条件下において引張速度500mm/分で引っ張り弾性率(単位:MPa)を測定した。応力10N、20Nの2点より引っ張り弾性率を算出した。引っ張り弾性率が8~14MPaである場合、得られる硬化物の硬度が高い、つまり剛性が高いと評価した。
[破断伸び測定]
同様にして得たダンベル状サンプルを用いて、JIS K6251-1993に準拠して、破断伸び(%)を測定した。破断伸びが200%以上を良好と評価した。
[塗板に対する接着性(P2P接着試験)]
上記のとおり製造された各組成物を塗装パネル(電着塗装鋼板にクリアコート:関西ペイント社製KINO-1200TWを塗布し140℃で30分焼き付けたもの)に塗布した。各組成物が塗布された各塗装パネルを、5℃,50%RH下で1週間硬化後50℃の温水に2週間浸漬し、その後、ナイフカット試験を実施した。破壊状態の評価結果を表1に示す。CFは硬化物の凝集破壊であり、AFは塗板/硬化物間の界面破壊であり、Bは接着界面に気泡が存在していたことを示す。CFであれば良好と評価した。
[短時間硬化浸水接着試験]
ガラスプライマーを塗布したガラスに接着剤を塗布し、3mmの厚さまで圧着する。20℃、60%の環境下で3時間放置した後、45℃の温水に浸漬し、7日後にナイフカット試験を実施した。破壊状態の評価結果を表1に示す。CFは硬化物の凝集破壊であり、AFは塗板/硬化物間の界面破壊であり、Bは接着界面に気泡が存在していたことを示す。CFであれば良好と評価した。
式1)~5)の条件をすべて満たす本発明の組成物は、P2P接着試験及び短時間硬化浸水接着試験のいずれにおいても良好な接着性を示すと共に、引張弾性率及び破断伸びにおいても優れていた。

Claims (3)

  1. ウレタンプレポリマーと、フィラーと、低分子イソシアネート化合物と、触媒とを含有する一液湿気硬化タイプの硬化性ポリウレタン樹脂組成物であって、
    前記低分子イソシアネート化合物が、脂肪族イソシアネート成分と、芳香族イソシアネート成分とを含み、
    前記脂肪族イソシアネート成分が、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体を主成分とし、
    前記芳香族イソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートのカルボジイミド変性体を主成分とし、
    前記ウレタンプレポリマー全量に対する8.8重量%を100重量部としたとき、前記脂肪族イソシアネート成分の配合量がy重量部であり、前記芳香族イソシアネート成分の配合量がx重量部であり、前記x及び前記yが下記式:
    1)-20/7x+596/7≦y
    2)y≦-2/9x+70
    3)y≦-3x+143
    4)x≦34
    5)24≦y
    を満たす、硬化性ポリウレタン樹脂組成物。
  2. 上記式3)が、y≦-3x+136を満たす、請求項1に記載の硬化性ポリウレタン樹脂組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の硬化性ポリウレタン樹脂組成物を硬化させてなる樹脂。
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