JP7545861B2 - ドーナツ用ミックス粉、ドーナツ用生地及びドーナツ - Google Patents
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Description
[1]卵白粉100質量部に対し、澱粉質原料127~212質量部、糖類60~160質量部、増粘剤2~18質量部及び酸性物質0.5~12質量部を含有し、
澱粉質原料としてのα化澱粉を含まないか、又は澱粉質原料としてのα化澱粉の含有量が、前記卵白粉100質量部に対し40質量部以下である、ドーナツ用ミックス粉。
[2][1]に記載のドーナツ用ミックス粉を含む、ドーナツ用生地。
[3]比重が0.4~0.8である、[2]に記載のドーナツ用生地。
[4]卵白液100質量部に対し、澱粉質原料15~26質量部、糖類7~19質量部、増粘剤0.2~2質量部及び酸性物質0.06~1.5質量部を含有し、
澱粉質原料としてのα化澱粉を含まないか、又は澱粉質原料としてのα化澱粉の含有量が、前記卵白液100質量部に対し4.8質量部以下であり、
比重が0.4~0.8である、ドーナツ用生地。
[5][2]~[4]のいずれかに記載のドーナツ用生地の油ちょう物である、ドーナツ。
本発明における卵白は、鳥類の卵を割卵して濾し器等で卵黄を分離除去した卵白であれば何れも使用することができる。上記卵白は、鶏卵の卵白であることが好ましい。ミキサー等の泡だて器で容易にメレンゲを調製することができるものであれば、公知の方法で加工された卵白加工品も使用することができる。
上記卵白は、液状であっても固体状(粉末状)であってもよい。ドーナツ用ミックス粉を得る場合には、上記卵白は卵白粉であり、ドーナツ用生地を得る場合には、上記卵白は卵白粉であっても卵白液であってもよい。なお、「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によれば、卵白粉の水分含量は7.1質量%であり、タンパク質含量は86.5質量%であり、卵白液の水分含量は88.4質量%であり、タンパク質含量は10.5質量%である。即ち、タンパク質量で換算すると、卵白粉100質量部は卵白液824質量部に相当する。
本発明のドーナツ用ミックス粉は、卵白粉100質量部に対し、127~212質量部の澱粉質原料を含有する。また、本発明のドーナツ用生地は、卵白液100質量部に対し、15~26質量部の澱粉質原料を含有する。澱粉質原料は、ドーナツ内部の多孔質構造を補強又は安定させることができる。澱粉質原料の含有量が上記下限値未満であると、ドーナツの形状が扁平でボリュームが小さくなり、上記上限値を超えると、ドーナツの食感が硬くなる。本発明のドーナツ用ミックス粉における澱粉質原料の含有量は、卵白粉100質量部に対し、130~200質量部であることが好ましく、140~190質量部であることがより好ましい。本発明のドーナツ用生地における澱粉質原料の含有量は、卵白液100質量部に対し、16~24質量部であることが好ましく、17~23質量部であることがより好ましい。
本発明のドーナツ用ミックス粉は、卵白粉100質量部に対し、60~160質量部の糖類を含有する。また、本発明のドーナツ用生地は、卵白液100質量部に対し、7~19質量部の糖類を含有する。糖類の含有量が上記下限値未満であると、ドーナツの食感が硬くなり、上記上限値を超えると、ドーナツの形状が扁平でボリュームが小さくなる。本発明のドーナツ用ミックス粉における糖類の含有量は、卵白粉100質量部に対し、80~140質量部であることが好ましく、90~130質量部であることがより好ましい。本発明のドーナツ用生地における糖類の含有量は、卵白液100質量部に対し、9~17質量部であることが好ましく、11~16質量部であることがより好ましい。
本発明のドーナツ用ミックス粉は、卵白粉100質量部に対し、2~18質量部の増粘剤を含有する。また、本発明のドーナツ用生地は、卵白液100質量部に対し、0.2~2質量部の増粘剤を含有する。増粘剤の含有量が上記下限値未満であると、ドーナツのボリュームが小さくなり、上記上限値を超えると、ドーナツの食感が硬くなる。本発明のドーナツ用ミックス粉における増粘剤の含有量は、卵白粉100質量部に対し、4~16質量部であることが好ましく、5~15質量部であることがより好ましい。本発明のドーナツ用生地における増粘剤の含有量は、卵白液100質量部に対し、0.5~1.9質量部であることが好ましく、0.6~1.8質量部であることがより好ましい。
本発明のドーナツ用ミックス粉は、卵白粉100質量部に対し、0.5~12質量部の酸性物質を含有する。また、本発明のドーナツ用生地は、卵白液100質量部に対し、0.06~1.5質量部の酸性物質を含有する。酸性物質は、卵白のタンパク質を変性させて生地性を安定化させることができる。酸性物質の含有量が上記下限値未満であると、ドーナツのボリュームが小さくなり、上記上限値を超えると、ドーナツの食感が硬くなり、また酸味が増して不快な味となる。本発明のドーナツ用ミックス粉における酸性物質の含有量は、卵白粉100質量部に対し、2~10質量部であることが好ましく、3~9質量部であることがより好ましい。本発明のドーナツ用生地における酸性物質の含有量は、卵白液100質量部に対し、0.2~1.2質量部であることが好ましく、0.4~1.1質量部であることがより好ましい。
本発明のドーナツ用ミックス粉及びドーナツ用生地は、上記成分以外に、必要に応じて、小麦蛋白や大豆蛋白等の植物性蛋白、セルロースや寒天等の食物繊維、ステアロイル乳酸ナトリウム等の乳化剤、スクラロース等の非糖質系甘味料、香料等のその他の成分を含んでもよい。本発明のドーナツ用ミックス粉及びドーナツ用生地が植物性蛋白や食物繊維を含むと、ドーナツの多孔質構造をより補強することができ、乳化剤を含むと、ドーナツの食感をより良好にすることができる。
本発明のドーナツ用生地は、例えば、上記ドーナツ用ミックス粉と水若しくは卵白液を、又は卵白液を含む上記ドーナツ用生地の原料を、ホイッパーを装着したミキサー(例えば、KitchenAid社製、「KSM5」)に投入し、起泡させることで得ることができる。
本発明のドーナツ用生地は、比重が0.4~0.8である。比重が上記下限未満であると、油ちょう中に生地が気泡を保持できなくなり、また上記上限を超えると、生地中の気泡の量が少なくなり、その結果、得られるドーナツの食感が硬くなり、またボリュームが小さくなる。上記比重は、0.4~0.6であることが好ましい。本発明のドーナツ用生地は、従来のドーナツ用生地の比重よりも比較的小さい比重を有するため、本発明のドーナツ用生地は、ドーナツ用メレンゲ様生地であることが好ましい。なお比重は、例えば計量カップ擦切り一杯の生地重量を、同じ計量カップ擦切り一杯の水の重量で除して算出することができる。一般にメレンゲとは、卵白液に糖を加え、撹拌混合して起泡させたものを指すが、本発明において「メレンゲ様生地」とは、卵白粉、糖及び糖以外の粉体原料に水または卵白液を加え、撹拌混合して起泡させた生地、又は、卵白液、糖及び糖以外の粉体原料を撹拌混合して起泡させた生地をいう。
なお、上記比重は、生地の原料を混合する際の速度や時間を適切に制御することで調節することができる。
本発明のドーナツは、上記ドーナツ用生地を油ちょうすることで得ることができる。本発明のドーナツは、卵黄成分が含まれる別の生地と混合させずに、上記ドーナツ生地を油ちょうすることで得ることが好ましい。油ちょう方法は特に限定されず、例えば、160~200℃の温度の油の中で、上記ドーナツ用生地を片面10~120秒間ずつ加熱する方法等が挙げられる。
下記表1に示す配合で粉体原料及び液体原料を、ミキサー(KitchenAid社製、「KSM5」)に投入し、ホイッパーを用いて4速で30秒間、8速で3分間混捏した。得られたドーナツ用生地の捏ね上げ温度は22℃であり、比重は0.5であった。これをドーナツカッター(ベルショー社製、Fカッター及びプレーンプランジャー)でリング状に35gずつ分割し、190℃のフライ油中で片面1分間油ちょうし、その後反転させてもう片面を更に1分間油ちょうすることで、ドーナツを得た。
下記表2に示す配合で粉体原料、油脂原料及び液体原料を、ミキサー(KitchenAid社製、「KSM5」)に投入し、低速で1分間、高速で2分間混捏した。得られたドーナツ用生地の捏ね上げ温度は23℃であった。これをドーナツカッター(ベルショー社製、Fカッター及びプレーンプランジャー)でリング状に35gずつ分割し、190℃のフライ油中で片面1分間油ちょうし、その後反転させてもう片面を更に1分間油ちょうすることで、標準的なドーナツを得た。
卵白粉を卵白液に置き換えた場合の検討を行うため、下記表3に示す配合にした以外は製造例1と同様にしてドーナツを製造した。製造したドーナツの粗熱を除去した後、下記評価表1及び2の評価基準に従ってドーナツを評価した。対照例のドーナツの食感及び形状を3点として、3点以上を合格とした。結果を表3に示す。
評価表1 食感評価
評価表2 形状評価
表3より、卵白粉、卵白液のいずれを使用した場合でも、ソフトでボリューム感のあるリング形状を有するドーナツが得られた。
澱粉質原料の種類と量の検討を行うため、澱粉質原料の配合を下記表4及び5に示す通りにした以外は製造例1と同様にしてドーナツを製造し、試験例1と同様にしてドーナツを評価した。結果を表4及び5に示す。
糖、増粘剤及び酸性物質の量の検討を行うため、糖、増粘剤及び酸性物質の配合量を下記表6~8に示す通りにした以外は製造例1と同様にしてドーナツを製造し、試験例1と同様にしてドーナツを評価した。結果を表6~8に示す。
混捏条件を下記表9に記載の通りにした以外は製造例1と同様にしてドーナツを製造し、試験例1と同様にしてドーナツを評価した。なお混捏条件が製造例1(実施例1)と同じである他の例(実施例2~18、比較例1~10)では、得られた生地の比重は同程度であった。結果を表9に示す。
Claims (5)
- 卵白粉100質量部に対し、澱粉質原料127~212質量部、糖類60~160質量部、増粘剤2~18質量部及び酸性物質0.5~12質量部を含有し、
澱粉質原料としてのα化澱粉を含まないか、又は澱粉質原料としてのα化澱粉の含有量が、前記卵白粉100質量部に対し40質量部以下である、ドーナツ用ミックス粉。 - 請求項1に記載のドーナツ用ミックス粉を含む、ドーナツ用生地。
- 比重が0.4~0.8である、請求項2に記載のドーナツ用生地。
- 卵白液100質量部に対し、澱粉質原料15~26質量部、糖類7~19質量部、増粘剤0.2~2質量部及び酸性物質0.06~1.5質量部を含有し、
澱粉質原料としてのα化澱粉を含まないか、又は澱粉質原料としてのα化澱粉の含有量が、前記卵白液100質量部に対し4.8質量部以下であり、
比重が0.4~0.8である、ドーナツ用生地。 - 請求項2~4のいずれか1項に記載のドーナツ用生地の油ちょう物である、ドーナツ。
Priority Applications (1)
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| JP2020176122A JP7545861B2 (ja) | 2020-10-20 | 2020-10-20 | ドーナツ用ミックス粉、ドーナツ用生地及びドーナツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2020176122A JP7545861B2 (ja) | 2020-10-20 | 2020-10-20 | ドーナツ用ミックス粉、ドーナツ用生地及びドーナツ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022067424A JP2022067424A (ja) | 2022-05-06 |
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Family
ID=81390332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2020176122A Active JP7545861B2 (ja) | 2020-10-20 | 2020-10-20 | ドーナツ用ミックス粉、ドーナツ用生地及びドーナツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP7545861B2 (ja) |
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2020
- 2020-10-20 JP JP2020176122A patent/JP7545861B2/ja active Active
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| JP2022067424A (ja) | 2022-05-06 |
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