JP7468811B1 - 化学機械研磨用組成物及び研磨方法 - Google Patents
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Abstract
本発明に係る化学機械研磨用組成物は、(A)砥粒と、(B)液状媒体と、(C)酸化剤と、(D)含窒素複素環化合物と、を含有する化学機械研磨用組成物であって、前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位の絶対値が10mV以上であり、前記(C)成分の含有量をMc(質量%)、前記(D)成分の含有量をMd(質量%)とした場合、Mc/Md=10~200である。
Description
(A)砥粒と、
(B)液状媒体と、
(C)酸化剤と、
(D)含窒素複素環化合物と、
を含有する化学機械研磨用組成物であって、
前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位の絶対値が10mV以上であり、
前記(C)成分の含有量をMc(質量%)、前記(D)成分の含有量をMd(質量%)とした場合、Mc/Md=10~200である。
前記(A)成分が、下記一般式(1)で表される官能基を有してもよい。
-SO3 -M+ ・・・・・(1)
(M+は1価の陽イオンを表す。)
前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位が-10mV以下であってもよい。
前記(A)成分が、下記一般式(2)で表される官能基を有してもよい。
-COO-M+ ・・・・・(2)
(M+は1価の陽イオンを表す。)
前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位が-10mV以下であってもよい。
前記(A)成分が、下記一般式(3)又は下記一般式(4)で表される官能基を有してもよい。
-NR1R2 ・・・・・(3)
-N+R1R2R3M- ・・・・・(4)
(上記式(3)及び(4)中、R1、R2及びR3は各々独立して、水素原子、又は置換もしくは非置換の炭化水素基を表す。M-は陰イオンを表す。)
前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位が+10mV以上であってもよい。
pHが1以上6以下であってもよい。
前記化学機械研磨用組成物の全質量に対して、前記(A)成分の含有量が0.005質量%以上15質量%以下であってもよい。
前記(D)成分が、アゾール構造を有してもよい。
前記いずれかの態様の化学機械研磨用組成物を用いて半導体基板を研磨する工程を含む。
前記半導体基板が、銀を含有する部位を備えていてもよい。
本発明の一実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、(A)砥粒(本明細書において、「(A)成分」ともいう。)と、(B)液状媒体(本明細書において、「(B)成分」ともいう。)と、(C)酸化剤(本明細書において、「(C)成分」ともいう。)と、(D)含窒素複素環化合物(本明細書において、「(D)成分」ともいう。)と、を含有し、化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位の絶対値が10mV以上である。以下、本実施形態に係る化学機械研磨用組成物に含まれる各成分について詳細に説明する。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、(A)砥粒を含有する。(A)成分は、化学機械研磨用組成物中におけるゼータ電位の絶対値が10mV以上である砥粒であれば特に制限されない。
(A)成分の第1の態様としては、下記一般式(1)で表される官能基を有する砥粒が挙げられる。
-SO3 -M+ ・・・・・(1)
(M+は1価の陽イオンを表す。)
(A)成分の第2の態様としては、下記一般式(2)で表される官能基を有する砥粒が挙げられる。
-COO-M+ ・・・・・(2)
(M+は1価の陽イオンを表す。)
(A)成分の第3の態様としては、下記一般式(3)又は下記一般式(4)で表される官能基を有する砥粒が挙げられる。
-NR1R2 ・・・・・(3)
-N+R1R2R3M- ・・・・・(4)
(上記式(3)及び上記式(4)中、R1、R2及びR3は各々独立して、水素原子、又は置換もしくは非置換の炭化水素基を表す。M-は陰イオンを表す。)
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、(B)液状媒体を含有する。(B)成分としては、水、水及びアルコールの混合媒体、水及び水との相溶性を有する有機溶媒を含む混合媒体等が挙げられる。これらの中でも、水、水及びアルコールの混合媒体を用いることが好ましく、水を用いることがより好ましい。水としては、特に制限されるものではないが、純水が好ましい。水は、化学機械研磨用組成物の構成材料の残部として配合されていればよく、水の含有量については特に制限はない。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、(C)酸化剤を含有する。(C)成分を含有することにより、銀を含有する被研磨面を酸化させて脆弱な改質層を作り出し、該被研磨面を高速研磨することができる。(C)成分としては、過酸化水素、過酢酸、過安息香酸、tert-ブチルハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物、過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸化合物、重クロム酸カリウム等の重クロム酸化合物、ヨウ素酸カリウム等のハロゲン酸化物、硝酸鉄等の硝酸化合物、過塩素酸等の過ハロゲン酸化物、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、及びヘテロポリ酸が挙げられる。これらの中でも、有機過酸化物が好ましく、過酸化水素がより好ましい。これらの酸化剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、(D)含窒素複素環化合物を含有する。(D)成分が銀を含有する被研磨面に吸着することで、該被研磨面が保護される。これにより、研磨後の被研磨面における腐蝕や研磨傷の発生を効果的に低減することができるので、高反射特性に優れた被研磨面が得られる。含窒素複素環化合物とは、少なくとも1個の窒素原子を有する、複素五員環及び複素六員環から選択される少なくとも1種の複素環を含む有機化合物のことである。含窒素複素環としては、ピロール構造、イミダゾール構造、トリアゾール構造等の複素五員環;ピリジン構造、ピリミジン構造、ピリダジン構造、ピラジン構造等の複素六員環が挙げられる。これらの複素環は、縮合環を形成していてもよい。具体的には、インドール構造、イソインドール構造、ベンゾイミダゾール構造、ベンゾトリアゾール構造、キノリン構造、イソキノリン構造、キナゾリン構造、シンノリン構造、フタラジン構造、キノキサリン構造、アクリジン構造等が挙げられる。このような構造を有する複素環化合物のうち、ピリジン構造、キノリン構造、ベンゾイミダゾール構造、ベンゾトリアゾール構造を有する複素環化合物が好ましい。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、前述の各成分の他、必要に応じて、有機酸及びその塩、リン酸エステル、水溶性高分子、界面活性剤、無機酸及びその塩、塩基性化合物等を含有してもよい。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、有機酸及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種(以下、「有機酸(塩)」ともいう。)を含有してもよい。有機酸及びその塩は、(A)成分との相乗効果により、銀を含有する被研磨面の研磨速度をより大きくできる場合がある。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、リン酸エステルを含有してもよい。リン酸エステルは、銀を含有する被研磨面の表面に吸着することで、ディッシングの発生を低減させる効果を高めることができる場合がある。
[R4-O-(CH2CH2O)n]m-H3-mPO4-m ・・・・・(5)
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、水溶性高分子を含有してもよい。水溶性高分子は、銀を含有する被研磨面の表面に吸着して研磨摩擦を低減させ、被研磨面のディッシングの発生を低減できる場合がある。
界面活性剤としては、特に制限されず、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等を使用することができる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等の硫酸塩;パーフルオロアルキル化合物等の含フッ素系界面活性剤等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪族アミン塩、脂肪族アンモニウム塩等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、例えば、アセチレングリコール、アセチレングリコールエチレンオキサイド付加物、アセチレンアルコール等の三重結合を有する非イオン性界面活性剤;ポリエチレングリコール型界面活性剤等が挙げられる。これらの界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
無機酸としては、塩酸、硝酸、硫酸、及びリン酸から選択される少なくとも1種であることが好ましい。なお、無機酸は、化学機械研磨用組成物中で別途添加した塩基と塩を形成してもよい。
塩基性化合物としては、有機塩基及び無機塩基が挙げられる。有機塩基としては、アミンが好ましく、例えばトリエチルアミン、モノエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルアミン、メチルアミン、エチレンジアミン、ジグリコールアミン、イソプロピルアミン等が挙げられる。無機塩基としては、例えばアンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等が挙げられる。これらの塩基性化合物の中でも、アンモニア、水酸化カリウムが好ましい。これらの塩基性化合物は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物のpHは、好ましくは1以上6以下であり、より好ましくは1以上5以下であり、特に好ましくは2以上4以下である。pHが前記範囲内にあると、化学機械研磨用組成物中の(A)成分のゼータ電位の絶対値が大きくなることで分散性が向上するため、銀を含有する被研磨面における研磨傷やディッシングの発生を低減しながら高速研磨することができる。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、半導体装置を構成する複数種の材料を有する半導体基板を化学機械研磨するための研磨材料として好適である。研磨対象となる半導体基板は、導電体金属である銀の他、酸化シリコン、窒化シリコン、アモルファスシリコン、ポリシリコン等の絶縁膜材料や、チタン、窒化チタン、窒化タンタル等のバリアメタル材料を有していてもよい。
本実施形態に係る化学機械研磨用組成物は、水等の液状媒体に上述の各成分を溶解又は分散させることにより調製することができる。溶解又は分散させる方法は、特に制限されず、均一に溶解又は分散できればどのような方法を適用してもよい。また、上述の各成分の混合順序や混合方法についても特に制限されない。
本発明の一実施形態に係る研磨方法は、上述した化学機械研磨用組成物を用いて半導体基板を研磨する工程を含む。かかる半導体基板は、銀を含有する部位を備えていることが好ましい。上述した化学機械研磨用組成物は、銀を含有する被研磨面を高速研磨でき、かつ、研磨後の被研磨面における腐蝕や研磨傷の発生を効果的に低減できるので、高反射特性に優れた被研磨面が得られる。該被研磨面には、タンタルやチタンなどを含有するバリアメタル膜及び/又は酸化シリコンや酸化ハフニウムなどの絶縁膜を含んでいてもよい。以下、本実施形態に係る研磨方法の一具体例について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る研磨方法の使用に適した被処理体を模式的に示した断面図である。被処理体100は、下記工程(1)~工程(4)を経ることにより形成される。
2.2.1.第1研磨工程
図2は、第1研磨工程終了時での被処理体100を模式的に示した断面図である。図2に示すように、第1研磨工程は、銀膜16を高速研磨できる化学機械研磨用組成物を用いて銀膜16を粗方研磨する工程である。第1研磨工程では、銀膜を高速研磨できる化学機械研磨用組成物を用いるために、銀膜16の表面に図2に示すようなディッシングと呼ばれる表面欠陥が発生することがある。
図3は、第2研磨工程終了時での被処理体100を模式的に示した断面図である。図3に示すように、第2研磨工程は、上述の(本発明の)化学機械研磨用組成物を用いて窒化タンタル膜14及び銀膜16を平坦化するために研磨する工程である。上述の(本発明の)化学機械研磨用組成物は、窒化タンタル膜14及び銀膜16の研磨速度をバランスよく制御することができるので、銀膜16のディッシングの発生を低減し、露出した窒化タンタル膜14及び銀膜16を高速かつバランスよく研磨することにより平坦化することができる。また、上述(本発明の)化学機械研磨用組成物は、(A)成分の分散性が良好であるため、被研磨面における研磨傷の発生を低減することができる。
上述の第1研磨工程及び第2研磨工程には、例えば図4に示すような研磨装置200を用いることができる。図4は、研磨装置200を模式的に示した斜視図である。上述の第1研磨工程及び第2研磨工程は、スラリー供給ノズル42からスラリー(化学機械研磨用組成物)44を供給し、かつ、研磨用パッド46が貼付されたターンテーブル48を回転させながら、半導体基板50を保持したキャリアーヘッド52を当接させることにより行う。なお、図4には、水供給ノズル54及びドレッサー56も併せて示してある。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、本実施例における「部」及び「%」は、特に断らない限り質量基準である。
<砥粒Aの調製>
扶桑化学工業社製の高純度コロイダルシリカ(品番:PL-1;シリカ濃度12質量%)5kgと3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン6gを混合し、2時間加熱還流することにより、チオール化シリカゾルを得た。そのシリカゾルに、過酸化水素を加えて8時間加熱還流することにより、シリカ粒子の表面を酸化させてスルホ基を固定化した。このようにして平均一次粒子径20nm、平均二次粒子径38nmの、シリカ表面をスルホ基で修飾した砥粒Aを12質量%含有する分散体を得た。
扶桑化学工業社製の高純度コロイダルシリカ(品番:PL-3;シリカ濃度20質量%)5kgと3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン6gを混合し、2時間加熱還流することにより、チオール化シリカゾルを得た。そのシリカゾルに、過酸化水素を加えて8時間加熱還流することにより、シリカ粒子の表面を酸化させてスルホ基を固定化した。このようにして平均一次粒子径45nm、平均二次粒子径68nmの、シリカ表面をスルホ基で修飾した砥粒Bを20質量%含有する分散体を得た。
純水100g、メタノール2850gの混合溶媒中に扶桑化学工業社製の高純度コロイダルシリカ(品番:PL-3;シリカ濃度20質量%)を900g分散させた後、29%アンモニア水を50g加えた。この分散液中に3-(トリエトキシシリル)プロピルコハク酸無水物40.0gを加え、沸点で6時間還流した。その後、純水を追加して分散液の容積を保ちながらメタノール及びアンモニアを水置換した。分散液のpHが8.5以下かつ塔頂温が100℃に達した時点で純水添加を終了した。分散液を放置して温度を30℃以下とした。このようにして平均一次粒子径47nm、平均二次粒子径69nmの、シリカ表面をカルボキシ基で修飾した砥粒Cを14質量%含有する分散体を得た。
純水100g、メタノール2850gの混合溶媒中に扶桑化学工業社製の高純度コロイダルシリカ(品番:PL-3;シリカ濃度20質量%)を1000g分散させた後、3-アミノプロピルトリメトキシシラン5.0gを加え、沸点で4時間還流した。その後、純水を追加して分散液の容積を保ちながらメタノールを水置換した。塔頂温が100℃に達した時点で純水添加を終了し、分散液を放置して温度を30℃以下とした。このようにして平均一次粒子径46nm、平均二次粒子径69nmの、シリカ表面をアミノ基で修飾した砥粒Dを15質量%含有する分散体を得た。
砥粒A~Dの平均一次粒子径は、特開2004-315300号公報に記載の方法に従い算出した。具体的には、砥粒の分散体をそれぞれホットプレートの上で予備乾燥後、800℃で1時間熱処理して窒素吸着法(BET法、Microtrac社製「BELSORP MR6」)により比表面積を測定し、シリカの真比重を2.2として一次粒子径(nm)=2727/比表面積(m2/g)の計算式により算出した。砥粒A~Dの平均二次粒子径は、Malvern社製の「Zetasizer Ultra」を使用して動的光散乱法により算出して求めた。
表1~表2に記載された砥粒を所定濃度となるように容量10Lのポリエチレン製の瓶に添加し、表1~表2に示す組成となるように各成分を添加し、さらに表1~表2に示すpHとなるようにアンモニア(富士フイルム和光純薬社製、商品名「アンモニア水」)水溶液で調整し、全成分の合計量が100質量%となるように(B)液状媒体としての純水を添加して調整することにより、各実施例及び各比較例の化学機械研磨用組成物を調製した。このようにして得られた各化学機械研磨用組成物について、ゼータ電位測定装置(マルバーン社製、型式「Zetasizer Ultra」)を用いて砥粒のゼータ電位を測定した結果を表1~表2に併せて示す。
3.3.1.研磨速度評価
上記で得られた化学機械研磨用組成物を用いて、直径12インチの銀膜6000Å付きウェハ、直径12インチの窒化タンタル膜2000Å付きウェハ、直径12インチの酸化シリコン膜10000Å付きウェハをそれぞれ被処理体として、下記の研磨条件で30秒間の化学機械研磨試験を行った。
<研磨条件>
・研磨装置:G&P TECHNOLOGY社製、型式「POLI-762L」
・研磨用パッド:ニッタ・デュポン社製、「IC1000XYP」
・化学機械研磨用組成物供給速度:300mL/分
・定盤回転数:87rpm
・ヘッド回転数:93rpm
・ヘッド押し付け圧:2psi
・研磨速度(Å/分)=(研磨前の膜の厚さ(Å)-研磨後の膜の厚さ(Å))/研磨時間(分)
膜の厚さ(Å)=[銀あるいは窒化タンタル膜の体積抵抗率(Ω・m)÷シート抵抗値(Ω))]×1010
酸化シリコン膜の厚さは、非接触式光学式膜厚測定装置(SCREENホールディングス社製、型式「VM―1310」)を用いて屈折率を測定することによって算出した。
(評価基準)
・「A」…銀膜の研磨速度が500Å/分以上である場合、実際の半導体研磨において配線の研磨時間を大幅に短縮できるため、良好であると判断した。
・「B」…銀膜の研磨速度が500Å/分未満である場合、研磨速度が小さく、実用に供することが困難であるため、不良であると判断した。
上記で得られた化学機械研磨用組成物を用いて、直径12インチの銀膜6000Å付きウェハを被処理体として、下記の研磨条件で30秒間の化学機械研磨試験を行った。銀の腐蝕や研磨傷が発生した場合、銀の反射率が低くなるため、反射率の評価により銀膜の研磨面の腐食と研磨傷を評価することができる。
<研磨条件>
・研磨装置:G&P TECHNOLOGY社製、型式「POLI-762L」
・研磨用パッド:ニッタ・デュポン社製、「IC1000XYP」
・化学機械研磨用組成物供給速度:300mL/分
・定盤回転数:87rpm
・ヘッド回転数:93rpm
・ヘッド押し付け圧:2psi
非接触式光学式膜厚測定装置(フィルメトリクス社製、型式「F40-UV」)を用いて459nmの反射率を測定した。
(評価基準)
・「A」…反射率が92%以上である場合、銀膜表面の腐食と研磨傷が少なく良好であると判断した。
・「B」…反射率が92%未満である場合、銀膜表面の腐食あるいは研磨傷が多く不良であると判断した。
表1~表2に、各実施例及び各比較例の化学機械研磨用組成物の組成、並びに各評価結果を示す。
<砥粒>
・砥粒A:上記で調製した表面がスルホ基で修飾されたコロイダルシリカ、平均二次粒子径38nm
・砥粒B:上記で調製した表面がスルホ基で修飾されたコロイダルシリカ、平均二次粒子径68nm
・砥粒C:上記で調製した表面がカルボキシ基で修飾されたコロイダルシリカ、平均二次粒子径69nm
・砥粒D:上記で調製した表面がアミノ基で修飾されたコロイダルシリカ、平均二次粒子径69nm
・PL-1:扶桑化学工業社製、超高純度非修飾コロイダルシリカ、平均二次粒子径40nm
・PL-3:扶桑化学工業社製、超高純度非修飾コロイダルシリカ、平均二次粒子径70nm
<酸化剤>
・過酸化水素:富士フイルム和光純薬社製、商品名「過酸化水素」
<含窒素複素環化合物>
・ベンゾトリアゾール:城北化学社製、商品名「BT-120SG」
・2,2’―[[(メチル-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)メチル]イミノ]ビスエタノール:城北化学社製、商品名「TT-LYK」
・カルボキシベンゾトリアゾール:城北化学社製、商品名「CBT-SG」
・1,2,4-トリアゾール:東京化成工業社製、商品名「1,2,4-Triazole」
・1-(2,3-ジカルボキシプロピル)ベンゾトリアゾール:城北化学社製、商品名「BT-250」
<酸>
・硝酸:富士フイルム和光純薬社製、商品名「硝酸(1.38)」
<その他の添加剤>
(塩基性化合物)
・テトラエチルアンモニウムヒドロキシド:東京化成工業社製、商品名「Tetraethylammonium Hydroxide (10% in Water)」
(水溶性高分子)
・ポリアクリル酸:東亜合成社製、商品名「ジュリマーAC-10L」
・ポリビニルピロリドン:東京化成工業社製、商品名「Polyvinylpyrrolidone K 15 Average Molecular Wt. 10000」
・ポリエチレングリコール:東邦化学工業社製、商品名「PEG-400」
(リン酸エステル)
・ポリオキシエチレンアリルフェニルフォスフェートアミン塩:竹本油脂社製、商品名「ニューカルゲンFS-3AQ」(20%水溶液)
(有機酸)
・クエン酸:扶桑化学工業社製、商品名「精製クエン酸(結晶)L」
Claims (14)
- (A)砥粒と、
(B)液状媒体と、
(C)酸化剤と、
(D)含窒素複素環化合物と、
を含有する化学機械研磨用組成物であって、
前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位の絶対値が10mV以上であり、
前記(C)成分の含有量をMc(質量%)、前記(D)成分の含有量をMd(質量%)とした場合、Mc/Md=10~200であり、
pHが1以上6以下である、化学機械研磨用組成物。 - 前記(A)成分が、下記一般式(1)で表される官能基を有する、請求項1に記載の化学機械研磨用組成物。
-SO3 -M+ ・・・・・(1)
(M+は1価の陽イオンを表す。) - 前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位が-10mV以下である、請求項2に記載の化学機械研磨用組成物。
- 前記(A)成分が、下記一般式(2)で表される官能基を有する、請求項1に記載の化学機械研磨用組成物。
-COO-M+ ・・・・・(2)
(M+は1価の陽イオンを表す。) - 前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位が-10mV以下である、請求項4に記載の化学機械研磨用組成物。
- (A)砥粒と、
(B)液状媒体と、
(C)酸化剤と、
(D)含窒素複素環化合物と、
を含有する化学機械研磨用組成物であって、
前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位の絶対値が10mV以上であり、
前記(C)成分の含有量をMc(質量%)、前記(D)成分の含有量をMd(質量%)とした場合、Mc/Md=10~200であり、
前記(A)成分が、下記一般式(3)又は下記一般式(4)で表される官能基を有する、化学機械研磨用組成物。
-NR1R2 ・・・・・(3)
-N+R1R2R3M- ・・・・・(4)
(上記式(3)及び(4)中、R1、R2及びR3は各々独立して、水素原子、又は置換もしくは非置換の炭化水素基を表す。M-は陰イオンを表す。) - 前記化学機械研磨用組成物中の前記(A)成分のゼータ電位が+10mV以上である、請求項6に記載の化学機械研磨用組成物。
- pHが1以上6以下である、請求項6に記載の化学機械研磨用組成物。
- 前記化学機械研磨用組成物の全質量に対して、前記(A)成分の含有量が0.005質量%以上15質量%以下である、請求項1に記載の化学機械研磨用組成物。
- 前記(D)成分が、アゾール構造を有する、請求項1に記載の化学機械研磨用組成物。
- 前記化学機械研磨用組成物の全質量に対して、前記(A)成分の含有量が0.005質量%以上15質量%以下である、請求項6に記載の化学機械研磨用組成物。
- 前記(D)成分が、アゾール構造を有する、請求項6に記載の化学機械研磨用組成物。
- 請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の化学機械研磨用組成物を用いて半導体基板を研磨する工程を含む、研磨方法。
- 前記半導体基板が、銀を含有する部位を備える、請求項13に記載の研磨方法。
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