JP6583278B2 - 半導体封止用樹脂組成物、半導体装置および構造体 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1においては、硬化後の封止樹脂としての熱伝導性及び低吸水性を付与する目的として、また、特許文献2においては、硬化後の封止樹脂として耐トラッキング性や耐湿特性を付与する目的として、樹脂組成物中にクリストバライトを配合している。
特許文献1、2において、クリストバライトを封止用樹脂組成物に適用する理由としては以下のように考えられる。すなわち、クリストバライトは、その特異な結晶構造により、特に加熱時において顕著な膨張特性を発揮する。よって、熱硬化を行う際に、このクリストバライトが著しく膨張し、硬化物に剛性を持たせ、上記特性を実現することができると考えられる。
すなわち、近年、半導体装置は薄型化の要求が高まってきているが、このような薄型の半導体装置に対し、上記特許文献1、2に記載されているようなクリストバライトを含む封止用樹脂組成物を適用した場合においては、封止樹脂が剛性を帯び過ぎてしまい、熱時における線膨張係数が低くなる傾向にある。結果として、基板との熱膨張係数の差を生じさせてしまい、半導体装置全体として反りを発生してしまう可能性があることが分かってきた。
そこで、本発明においては、クリストバライトを含ませながらも、得られる半導体装置としての反りを抑制することができる半導体封止用樹脂組成物を提供することを課題とする。
(A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、(C)無機充填材と、を含有する半導体封止用樹脂組成物であって、
前記(A)エポキシ樹脂は、ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記(B)硬化剤は、ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂、ノボラック樹脂、フェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記(C)無機充填材は平均粒径が20μm以下のクリストバライトを前記半導体樹脂組成物の全体に対して5重量%以上60重量%以下含み、かつ、平均粒径1μm以下の微粉シリカを含む、異なる平均粒径の球状シリカを2種以上含み、
前記半導体封止用樹脂組成物を175℃、3分で熱処理した後、175℃、4時間で熱処理して得られる硬化物の、ガラス転移温度以上での線膨張係数α2が70ppm/K以上200ppm/K以下であり、
前記硬化物の、ガラス転移温度が100℃以上260℃以下である、半導体封止用樹脂組成物が提供される。
基材と、
前記基材の一面上に搭載された半導体素子と、
上述の半導体封止用樹脂組成物の硬化物により構成され、かつ前記半導体素子と、前記基材のうち前記一面と、を封止する封止樹脂と、
を備える半導体装置が提供される。
基材と、
前記基材の一面上に搭載された複数の半導体素子と、
上述の半導体封止用樹脂組成物の硬化物により構成され、かつ前記半導体素子と、前記基材のうち前記一面と、を封止する封止樹脂と、
を備える構造体が提供される。
まず、半導体封止用樹脂組成物について説明する。
本実施形態の半導体封止用樹脂組成物は、基材上に搭載された半導体素子を封止する封止樹脂を形成するために用いられる。半導体封止用樹脂組成物を用いた封止成形は、とくに限定されないが、たとえばトランスファー成形法、または圧縮成形法により行うことができる。基材は、たとえばインターポーザ等の有機基板である。また、半導体素子は、ワイヤボンディングまたはフリップチップ接続等により、基材に電気的に接続される。
このような半導体パッケージにおいては、たとえば封止樹脂の厚さを0.4mm以下とすることが好ましく、0.3mm以下とすることがより好ましい。これにより、半導体パッケージの薄型化を図ることができる。また、このような薄型の半導体パッケージであっても、本実施形態に係る半導体封止用樹脂組成物を用いることによって、パッケージ反りの発生を抑制することが可能となる。ここで、封止樹脂の厚さとは、有機基板の上記一面の法線方向における、上記一面を基準とした封止樹脂の厚さを指す。また、本実施形態においては、たとえば封止樹脂の厚さを、有機基板の厚さ以下とすることができる。これにより、半導体パッケージをより効率的に薄型化することができる。
すなわち、本実施形態の半導体封止用樹脂組成物を175℃、3分で熱処理した後、175℃、4時間で熱処理して得られる硬化物の、ガラス転移温度以上での線膨張係数α2が70ppm/K以上200ppm/K以下である。
このような要求に対し、本発明者らが鋭意検討した結果、半導体封止用樹脂組成物の硬化物について、上記線膨張係数α2を上記特定の範囲に調整することにより、半導体素子を搭載する基板との熱膨張係数の差を緩和することができ、半導体装置全体としての反りを抑制するということを知見した。
なお、この硬化物の線膨張係数α2の下限値としては75ppm/K以上がより好ましい。また、上限値としては、より好ましくは180ppm/K以下であり、特に好ましくは150ppm/K以下である。
このような数値範囲に設定することにより、より反りが発生しづらくなる。
また、本実施形態における当該硬化物のガラス転移温度の上限値は、260℃以下であり、また、240℃以下としてもよい。
なお、後述する硬化物の線膨張係数α1、α2およびガラス転移温度は、たとえば熱機械分析装置(セイコー電子工業株式会社製、TMA100)を用い、測定温度範囲0℃〜320℃、昇温速度5℃/分の条件下にて測定することができる。
なお、260℃における曲げ弾性率E(260)の上限値は特に制限されないが、たとえば1GPa以下であり、800MPa以下が好ましく、より好ましくは600MPa以下である。このような数値以下とすることにより、封止樹脂としての適度な柔軟性を付与することができ、外部からの応力や、熱応力を効果的に緩和し、リフロー時の耐半田信頼性等を向上させることができる。
一方で、硬化物の25℃における曲げ弾性率E(25)は、特に限定されないが、40GPa以下であることが好ましく、30GPa以下であることがより好ましく、20GPa以下であることがとくに好ましい。硬化物の25℃における曲げ弾性率E(25)を上記上限値以下とすることにより、外部からの応力を効果的に緩和して、半導体装置の信頼性向上を図ることができる。
なお、260℃および25℃での曲げ弾性率の測定は、JIS K 6911に準拠して行うことができる。
このように半導体封止用樹脂組成物の成形時における収縮率を特定の範囲とすることによって、有機基板等の基材の収縮量と樹脂組成物の硬化時の収縮量との整合がとれて半導体パッケージの反りが抑制された形状に安定させることができる。
S1={(175℃における金型キャビティの内径寸法)−(25℃における試験片の外径寸法)}/(175℃における金型キャビティの内径寸法)×100
本実施形態の半導体封止用樹脂組成物は、(A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、(C)無機充填材と、を含有し、(C)無機充填材はクリストバライトを含む。
本実施形態における(A)エポキシ樹脂としては、1分子内にエポキシ基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー全般を用いることができ、その分子量や分子構造は特に限定されない。本実施形態においては、(A)エポキシ樹脂として、とくに非ハロゲン化エポキシ樹脂を採用することが好ましい。
これらのうち、耐湿信頼性と成形性のバランスを向上させる観点からは、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、およびトリフェノールメタン型エポキシ樹脂のうちの少なくとも一つを含むことがより好ましい。また、半導体装置の反りを抑制する観点からは、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂およびノボラック型エポキシ樹脂のうちの少なくとも一つを含むことがとくに好ましい。さらに流動性を向上させるためにはビフェニル型エポキシ樹脂がとくに好ましく、高温の弾性率を制御するためにはフェノールアラルキル型エポキシ樹脂がとくに好ましい。
一方で、半導体封止用樹脂組成物中における(A)エポキシ樹脂の含有量は、樹脂組成物の全体に対して50重量%以下であることが好ましく、40重量%以下であることがより好ましい。(A)エポキシ樹脂の含有量を上記上限値以下とすることにより、封止用樹脂組成物を用いて形成される封止樹脂を備える半導体装置について、耐湿信頼性や耐リフロー性を向上させることができる。
本実施形態における(B)硬化剤は、半導体封止用樹脂組成物に一般に使用されているものであれば特に制限はないが、例えば、フェノール系硬化剤、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、メルカプタン系硬化剤、が挙げられる。これらの中でも、耐燃性、耐湿性、電気特性、硬化性、保存安定性等のバランスの点からフェノール系硬化剤が好ましい。
フェノール系硬化剤としては、半導体封止用樹脂組成物に一般に使用されているものであれば特に制限はないが、例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂をはじめとするフェノール、クレゾール、レゾルシン、カテコール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェニルフェノール、アミノフェノール、α−ナフトール、β−ナフトール、ジヒドロキシナフタレン等のフェノール類とホルムアルデヒドやケトン類とを酸性触媒下で縮合又は共縮合させて得られるノボラック樹脂、上記したフェノール類とジメトキシパラキシレン又はビス(メトキシメチル)ビフェニルから合成されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂、フェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂などのフェノールアラルキル樹脂、トリスフェノールメタン骨格を有するフェノール樹脂、などが挙げられ、これらを単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アミン系硬化剤としては、ジエチレントリアミン(DETA)やトリエチレンテトラミン(TETA)やメタキシレリレンジアミン(MXDA)などの脂肪族ポリアミン、ジアミノジフェニルメタン(DDM)やm−フェニレンジアミン(MPDA)やジアミノジフェニルスルホン(DDS)などの芳香族ポリアミンのほか、ジシアンジアミド(DICY)や有機酸ジヒドララジドなどを含むポリアミン化合物などが挙げられ、これらを単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
酸無水物系硬化剤としては、ヘキサヒドロ無水フタル酸(HHPA)やメチルテトラヒドロ無水フタル酸(MTHPA)や無水マレイン酸などの脂環族酸無水物、無水トリメリット酸(TMA)や無水ピロメリット酸(PMDA)やベンゾフェノンテトラカルボン酸(BTDA)、無水フタル酸などの芳香族酸無水物などが挙げられ、これらを単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
メルカプタン系硬化剤としては、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトブチレート)、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトブチレート)などが挙げられ、これらを単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
その他の硬化剤としては、イソシアネートプレポリマーやブロック化イソシアネートなどのイソシアネート化合物、カルボン酸含有ポリエステル樹脂などの有機酸類などが挙げられ、これらを単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、上記のうち異なる系の硬化剤の2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態の半導体封止用樹脂組成物は、(C)無機充填材を含み、この(C)無機充填材の少なくとも一部にクリストバライトを含む。
そのなかでも、平均粒径が20μm以下のクリストバライトを用いることが好ましく、平均粒径が15μm以下のクリストバライトを用いることがより好ましい。
このような粒径のクリストバライトを用いることで、樹脂組成物全体に偏りなくクリストバライトを分散させることができ、樹脂硬化物として熱伝導性や耐吸湿性を効率的に付与することができる。
なお、本明細書において、「平均粒径」とは体積50%平均粒子径(D50)を指し、たとえば、(株)島津製作所製レーザー回折散乱式粒度分布計SALD−7000を使用して測定することができる。
一方で、半導体封止用樹脂組成物中におけるクリストバライトの含有量は、樹脂組成物の全体に対して60重量%以下であることが好ましく、50重量%以下であることがより好ましい。クリストバライトの含有量を上記上限値以下とすることにより、封止用樹脂組成物の高い流動性を確保することができる。
また、本実施形態においては、シリカとして、平均粒径1μm以下の微粉シリカを含むことが、半導体封止用樹脂組成物の充填性を向上させる観点や、半導体装置の反りを抑制する観点から、好ましい態様の一つとして挙げられる。
また、(C)無機充填材全体の含有量をこのような範囲に制御することにより、硬化物の線膨張係数α1、α2、25℃における曲げ弾性率E(25)や、260℃における曲げ弾性率E(260)、収縮率S1等の物性値を所望の範囲とすることがより容易となる。このため、半導体装置の反りの抑制に寄与することも可能となる。
本実施形態の半導体封止用樹脂組成物は、たとえば(D)硬化促進剤をさらに含むことができる。(D)硬化促進剤は、(A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、の架橋反応を促進させるものであればよく、一般の半導体封止用樹脂組成物に使用するものを用いることができる。
一方で、(D)硬化促進剤の含有量は、半導体封止用樹脂組成物の全体に対して2.0重量%以下であることが好ましく、1.5重量%以下であることがより好ましい。(D)硬化促進剤の含有量を上記上限値以下とすることにより、封止成形時における流動性の向上を図ることができる。
本実施形態の半導体封止用樹脂組成物は、たとえば(E)カップリング剤を含むことができる。(E)カップリング剤としては、たとえばエポキシシラン、メルカプトシラン、アミノシラン、アルキルシラン、ウレイドシラン、ビニルシラン、メタクリルシラン等の各種シラン系化合物、チタン系化合物、アルミニウムキレート類、アルミニウム/ジルコニウム系化合物等の公知のカップリング剤を用いることができる。これらを例示すると、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−アニリノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−[ビス(β−ヒドロキシエチル)]アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(β−アミノエチル)アミノプロピルジメトキシメチルシラン、N−(トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン、N−(ジメトキシメチルシリルイソプロピル)エチレンジアミン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミンの加水分解物等のシラン系カップリング剤、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート等のチタネート系カップリング剤が挙げられる。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、エポキシシラン、メルカプトシラン、アミノシラン、アルキルシラン、ウレイドシランまたはビニルシランのシラン系化合物がより好ましい。また、充填性や成形性をより効果的に向上させる観点からは、フェニルアミノプロピルトリメトキシシランに代表される2級アミノシランを用いることが特に好ましい。
本実施形態の半導体封止用樹脂組成物には、さらに必要に応じて、ハイドロタルサイト等のイオン捕捉剤;カーボンブラック、ベンガラ等の着色剤;カルナバワックス等の天然ワックス、モンタン酸エステルワックス等の合成ワックス、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸およびその金属塩類もしくはパラフィン等の離型剤;酸化防止剤等の各種添加剤を適宜配合してもよい。
図1は、半導体装置100の一例を示す断面図である。半導体装置100は、基材10と、基材10の一面上に搭載された半導体素子20と、基材10のうちの上記一面および半導体素子20とを封止する封止樹脂30と、を備えた半導体パッケージである。すなわち、半導体装置100は、基材10のうちの上記一面とは反対の他面が封止樹脂30によって封止されない、片面封止型の半導体パッケージである。封止樹脂30は、上述の封止用樹脂組成物の硬化物により構成される。これにより、半導体装置100の反りを抑制することができる。なお、封止樹脂30は、たとえば封止用樹脂組成物をトランスファー成形法または圧縮成形法等の公知の方法を用いて封止成形することにより形成される。また、本実施形態において、半導体素子20の上面は、図1に示すように封止樹脂30により封止されていてもよく、封止樹脂30から露出していてもよい。
なお、本実施形態で用いることのできる有機基板としては、従来公知のものを採用することができ、たとえばガラスエポキシ基板(ガラス繊維強化エポキシ樹脂からなる基板)、BT基板(シアネートモノマー及びそのオリゴマーとビスマレイミドからなるBTレジン使用基板)等とすることができる。
また、このような有機基板のガラス転移温度以下における線膨張係数α1は10ppm/K以上であることが好ましく、15ppm/K以上であることがより好ましい。また、有機基板のガラス転移温度以下における線膨張係数α1は60ppm/K以下であることが好ましく、50ppm/K以下であることがより好ましい。
また、このような有機基板のガラス転移温度以上における線膨張係数α2は10ppm/K以上であることが好ましく、15ppm/K以上であることがより好ましい。また、有機基板のガラス転移温度以上における線膨張係数α2は60ppm/K以下であることが好ましく、50ppm/K以下であることがより好ましい。
図2は、構造体102の一例を示す断面図である。構造体102は、MAP成形により形成された成形品である。このため、構造体102を半導体素子20毎に個片化することにより、複数の半導体パッケージが得られることとなる。
図2に示す例では、各半導体素子20と基材10との間の隙間は、たとえばアンダーフィル32によって充填される。アンダーフィル32としては、たとえばフィルム状または液状のアンダーフィル材料を使用することができる。一方で、前述の半導体封止用樹脂組成物を、モールドアンダーフィル材料として用いることもできる。この場合、半導体素子20の封止と、基材10と半導体素子20との間の隙間の充填と、が一括して行われる。
以下、本発明の参考形態の一例を示す。
<1>
(A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、(C)無機充填材と、を含有する半導体封止用樹脂組成物であって、
前記(C)無機充填材はクリストバライトを含み、
当該半導体封止用樹脂組成物を175℃、3分で熱処理した後、175℃、4時間で熱処理して得られる硬化物の、ガラス転移温度以上での線膨張係数α2が70ppm/K以上200ppm/K以下であり、
前記硬化物の、ガラス転移温度が100℃以上260℃以下である、半導体封止用樹脂組成物。
<2>
<1>に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記(C)無機充填材の含有割合が、樹脂組成物の全体に対して30重量%以上85重量%以下である、半導体封止用樹脂組成物。
<3>
<1>または<2>に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記硬化物の、260℃における曲げ弾性率E(260)が100MPa以上である、半導体封止用樹脂組成物。
<4>
<1>ないし<3>のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記クリストバライトの平均粒径が20μm以下である、半導体封止用樹脂組成物。
<5>
<1>ないし<4>のいずれか一に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記(C)無機充填材は、さらにシリカを含む、半導体封止用樹脂組成物。
<6>
<5>に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記シリカは、異なる平均粒径の球状シリカを2種以上併用したものである、半導体封止用樹脂組成物。
<7>
<5>または<6>に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記シリカは、平均粒径1μm以下の微粉シリカを含む、半導体封止用樹脂組成物。
<8>
<1>ないし<7>のいずれか一に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
当該半導体封止用樹脂組成物は、さらに(D)硬化促進剤を含み、
前記(D)硬化促進剤が、下記一般式(6)〜(9)で示される化合物から選ばれる1種以上である、半導体封止用樹脂組成物。
<9>
<1>ないし<8>のいずれか一に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
モールドアンダーフィル材料として用いられる半導体封止用樹脂組成物。
<10>
<1>ないし<9>のいずれか一に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
粉粒体またはタブレット状である半導体封止用樹脂組成物。
<11>
基材と、
前記基材の一面上に搭載された半導体素子と、
<1>ないし<10>のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物の硬化物により構成され、かつ前記半導体素子と、前記基材のうち前記一面と、を封止する封止樹脂と、
を備える半導体装置。
<12>
<11>に記載の半導体装置において、
前記封止樹脂の厚さは0.4mm以下である半導体装置。
<13>
<11>または<12>に記載の半導体装置において、
前記基材は有機基板である、半導体装置。
<14>
基材と、
前記基材の一面上に搭載された複数の半導体素子と、
<1>ないし<10>のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物の硬化物により構成され、かつ前記半導体素子と、前記基材のうち前記一面と、を封止する封止樹脂と、
を備える構造体。
(封止用樹脂組成物の調製)
まず、表1に従い配合された各原材料を常温でミキサーを用いて混合した後、70〜100℃でロール混練した。次いで、得られた混練物を冷却した後、これを粉砕して封止用樹脂組成物を得た。表1中における各成分の詳細は下記のとおりである。また、表1中の単位は、重量%である。
エポキシ樹脂1:ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製、NC−3000)
エポキシ樹脂2:ビフェニル型エポキシ樹脂(三菱化学(株)製、YX4000)
エポキシ樹脂3:クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(DIC(株)製、N−660)
硬化剤1:ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(日本化薬(株)製、GPH−65)
硬化剤2:フェニレン骨格含有フェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、MEH−7800)
硬化剤3:フェノールノボラック樹脂(住友ベークライト(株)製、PR−HF−3)
無機充填材1:クリストバライト(東海ミネラル(株)製、CR−1、平均粒径(D50)5μm)
無機充填材2:球状溶融シリカ(電気化学工業(株)社製、商品名「FB560」、平均粒径(D50)30μm)
無機充填材3:球状溶融シリカ(微粉)((株)アドマテックス製、SO−C2、平均粒径(D50)0.5μm)
無機充填材4:球状溶融シリカ((株)アドマテックス製、SO−C5、平均粒径(D50)1.6μm)
無機充填材5:水酸化アルミニウム(住友化学(株)製、CL−303、平均粒径(D50)5.2μm)
なお、本実施例における平均粒径は(株)島津製作所製レーザー回折散乱式粒度分布計SALD−7000を使用して測定した。
硬化促進剤1:下記式(13)で示される化合物
撹拌装置付きのセパラブルフラスコに4,4'−ビスフェノールS37.5g(0.15モル)、メタノール100mlを仕込み、室温で撹拌溶解し、更に攪拌しながら予め50mlのメタノールに水酸化ナトリウム4.0g(0.1モル)を溶解した溶液を添加した。次いで予め150mlのメタノールにテトラフェニルホスホニウムブロマイド41.9g(0.1モル)を溶解した溶液を加えた。しばらく攪拌を継続し、300mlのメタノールを追加した後、フラスコ内の溶液を大量の水に撹拌しながら滴下し、白色沈殿を得た。沈殿を濾過、乾燥し、白色結晶の上記式(13)で示される化合物を得た。
冷却管及び攪拌装置付きのセパラブルフラスコにベンゾキノン6.49g(0.060mol)、トリフェニルホスフィン17.3g(0.066mol)およびアセトン40mlを仕込み、攪拌下、室温で反応した。析出した結晶をアセトンで洗浄後、ろ過、乾燥し暗緑色結晶の上記式(17)で示される化合物を得た。
カップリング剤:フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン(東レ・ダウコーニング(株)製、CF4083)
離型剤:モンタン酸エステルワックス(WE―4(クラリアントジャパン(株)製))
イオンキャッチャー:ハイドロタルサイト(DHT−4H(協和化学工業(株)製))
着色剤:カーボンブラック(カーボン#5(三菱化学(株)製))
低応力剤1:シリコーンオイル(東レ・ダウコーニング(株)製、FZ―3730)
低応力剤2:アクリロニトリル−ブタジエンゴム(宇部興産(株)製、CTBN1008SP)
(収縮率)
各実施例および各比較例のそれぞれについて、得られた封止用樹脂組成物の収縮率を次のように測定した。まず、トランスファー成形機を用いて、金型温度175℃、成形圧力9.8MPa、硬化時間3分の条件下で封止用樹脂組成物を金型キャビティ内に注入成形して円盤状の試験片を作製した。次いで、試験片を25℃まで冷却した。ここで、175℃における金型キャビティの内径寸法と、25℃における試験片の外形寸法と、から以下のようにして収縮率S1(%)を算出した。
S1={(175℃における金型キャビティの内径寸法)−(25℃における試験片の外径寸法)}/(175℃における金型キャビティの内径寸法)×100
結果を表1に示す。
各実施例および各比較例について、得られた封止用樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度および線膨張係数を、次のように測定した。まず、トランスファー成形機を用いて金型温度175℃、注入圧力9.8MPa、硬化時間3分で封止用樹脂組成物を注入成形し、15mm×4mm×4mmの試験片を得た。次いで、得られた試験片を175℃、4時間で後硬化した後、熱機械分析装置(セイコー電子工業(株)製、TMA100)を用いて、測定温度範囲0℃〜320℃、昇温速度5℃/分の条件下で測定を行った。この測定結果から、ガラス転移温度、ガラス転移温度以下における線膨張係数(α1)、ガラス転移温度以上における線膨張係数(α2)を算出した。表1中、α1とα2の単位はppm/Kであり、ガラス転移温度の単位は℃である。結果を表1に示す。
各実施例および各比較例について、得られた封止用樹脂組成物の硬化物の曲げ弾性率および曲げ強度を、次のように測定した。まず、トランスファー成形機を用いて金型温度175℃、注入圧力9.8MPa、硬化時間3分で封止用樹脂組成物を注入成形し、幅10mm×厚さ4mm×長さ80mmの試験片を得た。次いで、得られた試験片を175℃、4時間で後硬化した。次いで、試験片の、25℃における曲げ弾性率E(25)と、260℃におけるおよび曲げ弾性率E(260)と、をJIS K 6911に準じて測定した。曲げ弾性率の単位はMPaである。結果を表1に示す。
各実施例および各比較例について、次のように反り抑制の評価を行った。まず、次のタイプのパッケージ(以下、PKGと略す)をMAP成形用のトランスファー成形機を用いて準備した。10×10×0.15mmのSiチップをマウントした基板に、PKGサイズが14×14×0.48mm、基板厚みが0.28mm、樹脂厚みが0.20mmになるように設計したPKGを用いた。なお、本評価での基板としては、BT基板を用いており、この有機基板のガラス転移温度以下における線膨張係数α1は15ppm/K、ガラス転移温度以上における線膨張係数α2は18ppm/Kであった。
次いで、PKGの反りを測定した。反りの測定はShadow moire(akrometrix製)を用いて、25℃から260℃へ昇温して、25℃、260℃でのPKG反りを測定することにより行った。そして、25℃、260℃の両条件について、PKG反りが100μm未満であるものを○とし、100μm以上であるものを×として、反り抑制評価を行った。結果を表1に示す。
Claims (10)
- (A)エポキシ樹脂と、(B)硬化剤と、(C)無機充填材と、を含有する半導体封止用樹脂組成物であって、
前記(A)エポキシ樹脂は、ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記(B)硬化剤は、ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂、ノボラック樹脂、フェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記(C)無機充填材は平均粒径が20μm以下のクリストバライトを前記半導体樹脂組成物の全体に対して5重量%以上60重量%以下含み、かつ、平均粒径1μm以下の微粉シリカを含む、異なる平均粒径の球状シリカを2種以上含み、
当該半導体封止用樹脂組成物を175℃、3分で熱処理した後、175℃、4時間で熱処理して得られる硬化物の、ガラス転移温度以上での線膨張係数α2が70ppm/K以上200ppm/K以下であり、
前記硬化物の、ガラス転移温度が100℃以上260℃以下である、半導体封止用樹脂組成物。 - 請求項1に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記(C)無機充填材の含有割合が、樹脂組成物の全体に対して30重量%以上85重量%以下である、半導体封止用樹脂組成物。 - 請求項1または2に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
前記硬化物の、260℃における曲げ弾性率E(260)が100MPa以上である、半導体封止用樹脂組成物。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
当該半導体封止用樹脂組成物は、さらに(D)硬化促進剤を含み、
前記(D)硬化促進剤が、下記一般式(6)〜(9)で示される化合物から選ばれる1種以上である、半導体封止用樹脂組成物。
(上記一般式(6)において、Pはリン原子を表す。R4、R5、R6およびR7は芳香族基またはアルキル基を表す。Aはヒドロキシル基、カルボキシル基、チオール基から選ばれる官能基のいずれかを芳香環に少なくとも1つ有する芳香族有機酸のアニオンを表す。AHはヒドロキシル基、カルボキシル基、チオール基から選ばれる官能基のいずれかを芳香環に少なくとも1つ有する芳香族有機酸を表す。x、yは1〜3の数、zは0〜3の数であり、かつx=yである。)
(上記一般式(7)において、Pはリン原子を表す。R8は炭素数1〜3のアルキル基、R9はヒドロキシル基を表す。fは0〜5の数であり、gは0〜3の数である。)
(上記一般式(8)において、Pはリン原子を表す。R10、R11およびR12は炭素数1〜12のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基を表し、互いに同一であっても異なっていてもよい。R13、R14およびR15は水素原子または炭素数1〜12の炭化水素基を表し、互いに同一であっても異なっていてもよく、R14とR15が結合して環状構造となっていてもよい。)
(上記一般式(9)において、Pはリン原子を表し、Siは珪素原子を表す。R16、R17、R18およびR19は、それぞれ、芳香環または複素環を有する有機基、あるいは脂肪族基を表し、互いに同一であっても異なっていてもよい。式中R20は、基Y2およびY3と結合する有機基である。式中R21は、基Y4およびY5と結合する有機基である。Y2およびY3は、プロトン供与性基がプロトンを放出してなる基を表し、同一分子内の基Y2およびY3が珪素原子と結合してキレート構造を形成するものである。Y4およびY5はプロトン供与性基がプロトンを放出してなる基を表し、同一分子内の基Y4およびY5が珪素原子と結合してキレート構造を形成するものである。R20、およびR21は互いに同一であっても異なっていてもよく、Y2、Y3、Y4およびY5は互いに同一であっても異なっていてもよい。Z1は芳香環または複素環を有する有機基、あるいは脂肪族基である。) - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
モールドアンダーフィル材料として用いられる半導体封止用樹脂組成物。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物であって、
粉粒体またはタブレット状である半導体封止用樹脂組成物。 - 基材と、
前記基材の一面上に搭載された半導体素子と、
請求項1ないし6のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物の硬化物により構成され、かつ前記半導体素子と、前記基材のうち前記一面と、を封止する封止樹脂と、
を備える半導体装置。 - 請求項7に記載の半導体装置において、
前記封止樹脂の厚さは0.4mm以下である半導体装置。 - 請求項7または8に記載の半導体装置において、
前記基材は有機基板である、半導体装置。 - 基材と、
前記基材の一面上に搭載された複数の半導体素子と、
請求項1ないし6のいずれか一項に記載の半導体封止用樹脂組成物の硬化物により構成され、かつ前記半導体素子と、前記基材のうち前記一面と、を封止する封止樹脂と、
を備える構造体。
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