JP6202121B2 - 格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造 - Google Patents
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Description
車室を開閉可能に覆うルーフ部材と、該ルーフ部材を格納する格納室を開閉可能に覆うデッキカバーとを備えた格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造に関する。
一般に、格納式ルーフ付き自動車に備えた上記のデッキカバーは、自動車が低速走行で段差を乗り越える際や傾斜面を走行する際、或いは傾斜面上に停車している際等においても問題なく開閉変位ができる支持強度を持たせて構成されている。
しかしながら、格納式ルーフ付き自動車は、デッキカバーを開閉変位させるカバー開閉機構の前方側にルーフを開閉変位させるルーフ開閉機構が配設された構成が一般的であるため、デッキカバーが開閉時に格納室の上端開口を閉じる閉位置の付近に位置しているとき、前側に有するルーフ開閉機構と車両側面視でオーバーラップすることがある。
すなわち、車室内で乗員が乗車する高さに相当する車体上部(略ベルトラインの高さ)において、ルーフ開閉機構の少なくとも後側部分と、デッキカバーの少なくとも前方部分とが車幅方向に並んで配置されることがある。
このため、デッキカバー開閉の際に該デッキカバーが、上記閉位置の付近に位置する時に、自動車が低速走行で段差を乗り越える際や傾斜面を走行する、或いは傾斜面上に停車している等によってデッキカバーに車幅方向への負荷が加わると、車幅方向に位置ズレしてデッキカバーがルーフ開閉機構と干渉するおそれがあった。
特に、車室内空間の乗員の乗車位置に相当する部分の車幅方向のスペースを、できるだけ広く確保するために、車幅方向の左右各側における、デッキカバーとルーフ開閉機構とが車両側面視でオーバーラップする部分において、これらデッキカバーとルーフ開閉機構とは車幅方向に互いにできるだけ近接させて配設することが求められるため、上述した干渉の問題が生じ易く何らかの対策が必要であった。
これに対して特許文献1には、デッキカバーを閉じる際に車体に対して車幅方向に位置決めする位置決め手段を備え、デッキカバーが開閉時にルーフ開閉機構と干渉しないようにガイドできるようにした格納式ルーフ付き自動車が提案されている。
具体的に特許文献1のルーフ構造は、位置決め手段として、リアルーフ部(デッキカバー)の後側下端にリアルーフロック(204)が設けられる一方、車体側のリアルーフロック(204)に隣接する部位に、リアルーフロック(204)と係合するリアルーフロックアウター(124)が設けられたものである。
特許文献1の位置決め手段としてのリアルーフロックアウター(124)とリアルーフロック(204)とは、いずれも断面U字形状に形成されており(特許文献1の図25参照)、互いの係合部分を樹脂等で硬質に形成しているため、しっかりと位置決めできそうにも見受けられるが、リアルーフロックアウター(124)とリアルーフロック(204)とは、いずれも互いに係合した状態で車幅方向に変位可能とする僅かな隙間が形成されているとともに、互いの係合部分を傾斜面で形成している(同図26参照)。
このため、リアルーフロックアウター(124)とリアルーフロック(204)とは、走行中の振動等によって車幅方向へのガタつくおそれがあり、いずれも樹脂等の硬質に形成されているため、異音が発生するおそれがあった。
一方、このような課題に対して位置決め手段を車幅方向のガタつきを吸収できるように弾性を有して形成することが考えられるが、その弾性力が十分でなければ、車体のサイドボディ上端とデッキカバー下端との隙間が拡大したり、これら車体のサイドボディ上端とデッキカバー下端とで構成される車両前後方向に延びるラインのシルエットが車幅方向の各側で一致せずに非対称となり、結果的に外観上の位置決め精度(見栄え)が低下するリスクがあった。
そこでこの発明は、デッキカバーのガタつき防止と外観上の位置決め精度向上とを両立することを目的とする。
この発明の格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造は、車室を開閉可能に覆うルーフ部材と、該ルーフ部材を格納する格納室を開閉可能に覆うデッキカバーとを備えた格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造であって、車体側部材に対する前記デッキカバーの位置ガイド用のガイド構造を、前記デッキカバー側に設けられたカバー側ガイド部材と、前記車体側部材に設けられた車体側ガイド部材とで構成し、これら一対のガイド部材とのうち一方を、他方に向けて突出する嵌合部材で構成するとともに、他方を、前記嵌合部材を嵌合する被嵌合部材で構成し、
前記被嵌合部材の車幅方向内側部位に車幅方向外側に付勢する弾性ガイド部が設けられるとともに、車幅方向外側部位に内側より硬質な硬質ガイド部が設けられたものである。
前記被嵌合部材の車幅方向内側部位に車幅方向外側に付勢する弾性ガイド部が設けられるとともに、車幅方向外側部位に内側より硬質な硬質ガイド部が設けられたものである。
上記構成によれば、ガタつき防止と外観上の位置決め精度向上とを両立することができる。
なお、上記弾性とは、圧力が加えられると変形して衝撃を吸収や緩和し、圧力がなくなると反発して元の形状に戻る特性である。上記硬質とは剛性が高いことであり、圧力に対する弾性変形量が小さいことを示す。具体的には、車体の傾斜や段差乗り越え等の想定される加速度によるデッキカバーからの入力荷重(圧力)に対し実質的に変形しない剛性が好ましい。また、前記車体側部材は、車体に対して一体に取付け固定されたルーフ開閉機構を含む。すなわち、車体側部材に設けられた被嵌合部材は、ルーフ開閉機構に支持されたものや、車体におけるルーフ開閉機構以外の部材に取り付けられた構成であってもよい。
この発明の態様として、前記デッキカバーがピラーシール部材に車幅方向外側から当接するものである。
上記構成によれば、シール性と位置決め精度とを両立することができる。
またこの発明の態様として、前記デッキカバーを開閉変位させるカバー開閉機構と前記ルーフ部材を開閉変位させるルーフ開閉機構とを備え、前記車体側部材は、前記カバー開閉機構とは別体で車体に対して一体に取付けられた前記ルーフ開閉機構であり、前記ルーフ開閉機構側に前記被嵌合部材が支持されたものである。
上記構成によれば、カバー開閉機構は、該カバー開閉機構とルーフ開閉機構との車体に対する組み付け誤差の影響を受けずにデッキカバーを開閉変位させることができる。
この発明によれば、デッキカバーのガタつき防止と外観上の位置決め精度向上とを両立することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印INは車幅方向内方を示し、矢印OUTは車幅方向外方を示し、矢印Uは車両上方を示す。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印INは車幅方向内方を示し、矢印OUTは車幅方向外方を示し、矢印Uは車両上方を示す。
図面は開閉ルーフ構造20(図4参照)とデッキカバー構造70を備えた本実施形態のオープンカー10の車体構造を示し、図1は本実施形態のルーフ閉鎖状態のオープンカー10を右斜め前方から視た斜視図、図2は本実施形態のルーフ閉鎖状態のオープンカー10を右斜め前方から視た斜視図、図3は開閉ルーフを閉鎖状態から開放状態に移行する時の側面図、図4は車体サイドボディの一部を省略して示した車体後部の右側面図であり、本実施例のガイド部材の配置箇所を示す説明図である。図5は図4のA−A線矢視断面図、図6は図4のB−B線矢視に対して車幅方向内側斜め上方から見た断面図、図7は図4のC−C線矢視断面図、図8はルーフ開閉機構の車体側の構造の要部を車幅方向外側から見た側面図、図9はルーフ開閉機構の車体側の構造の要部の背面図、図10はルーフ開閉機構の車体側の構造の要部の平面図、図11は本実施例のガイド部材および嵌合部材取付ブラケットの外観図、図12は本実施例のガイド部材および嵌合部材取付ブラケットを一部断面で示した背面図、図13(a)は本実施例のガイド部材の底面図、図13(b)は嵌合部材および嵌合部材取付ブラケットを仮想線で示した本実施例のガイド部材の平面図を示す。なお、図8〜図10はルーフ開閉機構の構造を模式的に示すものとする。
なお、以下の実施例においては開閉ルーフ構造20とデッキカバー構造70について車両右側の構造を中心に説明するが、特に示す場合を除き、車両左側の構造は右側のそれと左右対称に構成されている。
本実施形態のオープンカー10は、図1に示すように、乗員が着座するシート12(乗員用シート12)として運転席12a及び助手席12bが配置された車室1が画成された車体本体11を備え、該車体本体11には車室1の上方、及び後方を覆う開閉ルーフ21を閉鎖するルーフ閉鎖状態(図2参照)と、開閉ルーフ21を折り畳んで開放したルーフ開放状態(図1参照)とに選択的に変更可能な開閉ルーフ構造20(図4、及び図5参照)が組み付けられている。
図1〜図3に示すように、車体本体11の後部にはトランクルーム13が形成されており、その開口13a(図3参照)はトランクリッド14によって開閉可能に閉塞されている。車室1とトランクルーム13との間には、開閉ルーフ21が格納される格納室15が上方に開口して形成されている(図1〜図5参照)。なお、図1〜図3、及び図11中の符号16は車両本体11後部の幅方向両側の車体ボディを形成するリヤフェンダ16であり、図1〜図4に示すように、該リヤフェンダ16の上端辺部16uは、車両前後方向に沿って延びている。
すなわち、本実施例のオープンカー10は、図1、図2、図4に示すように、ルーフ閉鎖状態のとき、車両後部を側面視すると、デッキカバー71の下縁辺と、リヤフェンダ16の上端辺部16uとで車両前後方向に沿って滑らかに連続するボディラインを形成している。
格納室15の上端に有する開口15A(図3参照)には、デッキカバー構造70の一部としてのデッキカバー71が配設され、このデッキカバー71は、図1、及び図2に示すように、開閉ルーフ21が閉鎖状態と開放状態において、格納室15の上端開口15Aを閉塞する閉位置に配置される一方で、開閉ルーフ21を閉鎖状態と開放状態との間で変更する際には、図3に示すように、格納室15の後側上方に回動して格納室15の開口15Aを開口する開放位置に配置される。
開閉ルーフ構造20は、図1〜図4に示すように、車室1上部から後部を形成する開閉ルーフ21と、図4、図5及び図7に示すように、該開閉ルーフ21を閉鎖状態と開放状態の間で作動させる駆動ユニット25と、該駆動ユニット25の駆動を開閉ルーフ21に伝達するリンク機構40(図5、図7参照)と、メインブラケット30とを備えている。
開閉ルーフ21は、図2に示すように、車幅方向に延びて車室1前部のフロントウインドガラス17(フロントウインド部材)の上辺を支持する強度部材であるフロントヘッダ18から車室1の後方に連なって車室1の天井となるセンタールーフ22と車室1の後部側のリヤルーフ23(図1、図4参照)とで構成し、それぞれ前後方向に配設している。これらセンタールーフ22およびリヤルーフ23は共にハードルーフ部材にて形成されている。
センタールーフ22は、センタールーフ本体部22Fと、該センタールーフ本体部22Fの後方に配置されたセンタールーフ後部22Rとを備えるとともに(図2参照)、互いの対向部分を枢支連結して構成している。
これにより、開閉ルーフ21は、センタールーフ本体部22Fとセンタールーフ後部22Rとリヤルーフ23とで3分割に折り畳み可能に構成しており、ルーフ開放状態の時、折り畳まれた状態で格納室15に格納される(図3参照)。
開閉ルーフ構造20のリンク機構40は、図5および図7に示すように、車幅方向の両側位置それぞれに配置される複数のリンク41で構成され、これら複数のリンク41は、互いに連動するように各リンク41同士の連結部分において枢支結合されている。このようなリンク機構40は、開閉ルーフ21側の底部とメインブラケット30との間で夫々に対して枢支結合されている。
なお、図5、図7中の符号41Aは、複数のリンク41のうち基端側(車両本体11)側がメインブラケット30に枢支結合された作動リンクを示している。
なお、図5、図7中の符号41Aは、複数のリンク41のうち基端側(車両本体11)側がメインブラケット30に枢支結合された作動リンクを示している。
開閉ルーフ構造20に備えた駆動ユニット25は、本実施形態では電動式に構成されている。図7〜図10に示すように、駆動ユニット25は、ボルト等によってメインブラケット30に固定され、モータ26、および該モータ26の駆動力を所定の減速比で増幅してリンク機構40へ伝達する適宜のギア等の動力伝達機構27を備えている。
図5、図8〜図10に示すように、メインブラケット30は、剛性に優れた略板状の部材であり、車両本体11に取り付ける車体取付フランジ部31が形成され、該車体取付フランジ部31を介して車両本体11のピラーインナーパネル150に車幅方向内面から該ボルト等により一体に取り付けられている(図示省略)。
なお、車体取付フランジ部31は、メインブラケット30の下部から下方へ脚状に突出したフランジ部31aやBピラー50(センターピラー50)に沿って上方へ延設したフランジ部31bで形成している。
また、メインブラケット30の上部かつ後部には、後方へ延出する後方延出部32を形成している。なお、この後方延出部32の上辺部32uは、前後方向に沿って同じ高さになるように水平に形成している。
また、図1〜図6に示すように、サイドドア110のドアガラス111(図1参照)の後端よりも僅かに後側には、ルーフ閉鎖状態、或いはルーフ開放状態に関わらず、リヤフェンダ16の上端部よりも上方へ突出するようにBピラー50を車体本体11から立設している。
Bピラー50は、下部に対して上部が車幅方向内側に僅かに傾きながらサイドドア110のドアガラス111後端に当接するように上方へ突出している。Bピラー50は、アルミ等の押出しにより閉断面構造で形成したピラー芯材51と、該ピラー芯材51に装着されたピラーシール部材としてのウェザストリップ52等で構成している。
ウェザストリップ52は、ピラー芯材51の前側の縁辺に沿って装着された前側ウェザストリップ52Fと、ピラー芯材51の後側の縁辺に沿って装着された後側ウェザストリップ52Rとを備えている。
図4、図5に示すように、デッキカバー71が閉位置にあるとき、該デッキカバー71の車幅方向の左右各側面の前部は、Bピラー50の後側ウェザストリップ52Rに対して車幅方向外側から当接ししており、このデッキカバー71の後側ウェザストリップ52Rとの当接部位71A(図5参照)は、該後側ウェザストリップ52Rの弾性力によって車幅方向外側へ付勢されている。
また、上述したデッキカバー構造70は、図3、図5、図6に示すように、上述したデッキカバー71と、該デッキカバー71を作動させて格納室15を開閉する四節リンク機構80と駆動ユニット85(図5参照)を備えている。
デッキカバー71は、図1、図2に示すように、車室1とトランクルーム13との間の車体ボディを構成し、車幅方向に延びて格納室15を閉塞するプレート状のデッキカバーベース部72と、該デッキカバーベース部72の車幅方向の両側において、閉止時には車両本体11の後側上部外観面を形成するようにデッキカバー71の主に前部側が上方に突出する突出部75,75と、該突出部75,75間に架設したデッキカバーヘッダ76とで一体に形成している。
デッキカバー71は、図1、図2に示すように、車室1とトランクルーム13との間の車体ボディを構成し、車幅方向に延びて格納室15を閉塞するプレート状のデッキカバーベース部72と、該デッキカバーベース部72の車幅方向の両側において、閉止時には車両本体11の後側上部外観面を形成するようにデッキカバー71の主に前部側が上方に突出する突出部75,75と、該突出部75,75間に架設したデッキカバーヘッダ76とで一体に形成している。
デッキカバーベース部72は、図1、図2に示すように、デッキカバー71が閉位置において、トランクリッド14の上面と略フラットになる略平坦な上面を有する。
図1、図2、及び図4に示すように、突出部75は、その後部が、デッキカバーベース部72の後端よりもさらに後方すなわち、トランクルーム13の車幅方向両側において該トランクルーム13の前部相当部位まで延設している。突出部75は、その前端がデッキカバーヘッダ76と略同じ高さまで上方に突出し、後端がトランクリッド14の上面と略同じ高さとなるまで前高後低状に緩やかに傾斜する突出形状で形成している(同図参照)。
デッキカバーヘッダ76は、車幅方向に直線状に延びる閉断面構造で構成し、車幅方向の両側の突出部75,75の前部上端の間に横架している(図1、図2参照)。
すなわち、デッキカバー71は、一対の突出部75,75とデッキカバーヘッダ76とで正面視門型に構成している。
すなわち、デッキカバー71は、一対の突出部75,75とデッキカバーヘッダ76とで正面視門型に構成している。
また、デッキカバー71の断面構造について図6、図7を用いて説明すると、デッキカバー71は、いずれも樹脂製のインナパネル78とデッキカバー71の外面ボディを構成する樹脂製のアウタパネル79と、デッキカバー71を補強すべくインナパネル78とアウタパネル79との間に設けられた金属製の補強プレート73とで構成し、デッキカバー71のインナパネル78の車幅方向両左右両側の下端部には、車幅方向内端から車幅方向外側へアウタパネル79の下端部と上下に重なるまで延設された略水平な下端外側延出部171が設けられている。このインナパネル78の下端外側延出部171についても上方に配置された補強プレート73によって補強されており、デッキカバー71が閉位置のとき、格納室15の上端開口15Aの縁部に沿って装着されたウェザストリップに、下端外側延出部171が上側から当接することによってデッキカバー71を弾性支持する構成としている。さらに、デッキカバー71から受ける荷重によって弾性変形したウェザストリップ126の弾性力によってこの間のシール性を確保している。
また、図1〜図3に示すように、突出部75の前部の車幅方向外面には、前端から後方へ凹状としたガーニッシュ取付凹部74を形成し(図6参照)、ガーニッシュ取付凹部74には、突出部75の車幅方向の外面と略面一となるプレート状のガーニッシュ77を装着している(同図参照)。
また、デッキカバー構造70は、図4に示すように、本実施形態ではモータ86を駆動源とする電動式に構成され、デッキカバー71に加えて四節リンク機構80と駆動ユニット85とメインブラケット81とカバーブラケット82とを備えている。
四節リンク機構80には、図6に示すように、駆動ユニット85に備えたモータ86からの駆動力を直接的に受けて動く原動リンク83と、原動リンク83に連動する従動リンク84とを備えている。
駆動ユニット85には、図3に示すように、メインブラケット30に固定されたモータ86および、該モータ86の駆動力を原動リンク83に伝達するギヤ等の動力伝達機構を備えている。
メインブラケット81は車両本体11側の格納室15の底面、すなわちリヤホイールハウスに固定されるとともに、カバーブラケット82は、デッキカバー71の車幅方向の左右各側で該デッキカバー71の直下に取り付けられる。
そして、駆動ユニット85は、メインブラケット81の車幅方向外面に取り付けられ、四節リンク機構80を構成する原動リンク83と従動リンク84とのそれぞれは、メインブラケット81の車幅方向内面においてこれらメインブラケット81及びカバーブラケット82に両端が枢支連結されている。
上述した構成により、デッキカバー構造70は、デッキカバー71を閉位置と後方へ退避した開放位置との間で変位させる構成としている。
ところで、上述した本実施例のオープンカー10の車体本体11の上部の車幅方向左右各側には、図4〜図6、図8、図10に示すように、開放位置にあるデッキカバー71を閉位置まで降下させる際に、デッキカバー71を開閉ルーフ構造20側のメインブラケット30に対して車幅方向に位置決めする位置ガイド用のガイド部材90を設けている。このガイド部材90は、デッキカバー71側から下方に向けて突設された嵌合部材91と、該嵌合部材91と嵌合可能にメインブラケット30に取り付けられた被嵌合部材92との嵌合構造で構成している。
図11〜図13に示すように、嵌合部材91は、先端が先細り形状に形成した細長い円柱状のピン93と、該ピン93の基端側(上側)に低背かつピン93よりも大径に形成した円盤状の平頭部94と、該ピン93の基部において該平頭部94から先端側(下側)へ離間させた位置に設けた円盤状のフランジ部95とで一体に構成している。
図6、図11〜図13に示すように、上述のガイド部材90のうち嵌合部材91は、デッキカバー71の下端外側延出部171の車幅方向両側の前部に、嵌合部材取付ブラケット60を介して取り付いている。
詳しくは、嵌合部材取付ブラケット60は、デッキカバー71のインナパネル78の下端外側延出部171に対して上側に配置された上側ブラケット61と、下側に配置された下側ブラケット64とを備えている。
詳しくは、嵌合部材取付ブラケット60は、デッキカバー71のインナパネル78の下端外側延出部171に対して上側に配置された上側ブラケット61と、下側に配置された下側ブラケット64とを備えている。
図11、図12、図13(a)、(b)に示すように、上側ブラケット61は、デッキカバー71に取り付けるカバー取付プレート62と立上がり片63とで一体に形成している。立上がり片63は、デッキカバー71のインナパネル78に加わる荷重を分散するようにカバー取付プレート62に対して該インナパネル78の形状に沿って前方かつ車幅方向内側へ傾きながら立ち上がる立上がり形状で形成している。
図6、図12に示すように、下側ブラケット64は、デッキカバー71に取り付けるカバー取付プレート62と、嵌合部材91を取り付ける嵌合部材取付プレート66とで形成している。下側ブラケット64は、カバー取付プレート65と嵌合部材取付プレート66とが共に水平に車幅方向に延びるように形成するとともに、嵌合部材取付プレート66がカバー取付プレート65に対して少なくとも嵌合部材91の平頭部94の高さ相当分だけ下方位置に配置されるように互いの境界部分に段部67を有する段違い形状に形成している(図12参照)。
そして、図12に示すように、上側ブラケット61と下側ブラケット64とは、夫々のカバー取付プレート62によってデッキカバー71の下端外側延出部171におけるインナパネル78を上下各側から挟み込むようにして配置され、これら3つの部材62,65,78は、夫々に形成した2箇所に取付孔62a,171a,65aにおいてボルトおよびナットを用いて共締めされている。
また、嵌合部材91は、平頭部94とフランジ部95とで下側ブラケット64の嵌合部材取付プレート66を上下各側から挟み込むようにリベット接合され、これにより、ピン93が嵌合部材取付プレート66から下方へ突出するように嵌合部材取付プレート66に対して一体に取付け固定されている(同図参照)。
この状態において嵌合部材91のピン93は、被嵌合部材92の後述する嵌合孔102に挿通した状態で被嵌合部材92に対して嵌合する長さを有するように構成されている。但し、本実施例においては、ピン93の長さは、開放位置から降下したデッキカバー71が閉位置に達した時点から被嵌合部材92に対して嵌合される長さに限らず、降下するデッキカバー71が閉位置に達する前の段階で、すなわち閉位置よりも上方の位置において被嵌合部材92によってガイドされ該ピン93を迎え入れることが可能に長尺に形成している。
一方、図5、図8〜図13(a)、(b)に示すように、上述のガイド部材90のうち被嵌合部材92は、後述する弾性体113以外の略全体が樹脂製であり、嵌合部材91を嵌挿可能に上下方向に貫通する嵌合孔102が形成された被嵌合部101と、該被嵌合部101の下部から前後方向へ延設したフランジ部103,103とで一体に形成している。
前後各側のフランジ部103,103には、開閉ルーフ構造20のメインブラケット30側へ取り付ける取付孔104を形成している(図9参照)。この取付孔104は車幅方向に長い長穴状に形成し、被嵌合部材92のメインブラケット30側への取付位置を車幅方向において調整可能としている。
図11、図12、図13(b)に示すように、被嵌合部101は、車幅方向の端辺に対して車両前後の端辺を長辺とした平面視略長方形状に形成されるとともに、その平面視内側に上述の嵌合孔102が形成された平面視枠状に構成している。すなわち、嵌合孔102は、被嵌合部101の前側部105と後側部106と車幅方向外側部107(以下、「車幅外側部107」という。)と車幅方向内側部108(以下、「車幅内側部108」という。)とによって囲まれて構成される。
図11、図12、図13(a)、(b)に示すように、嵌合孔102は、大まかに車幅方向及び前後方向のそれぞれについてその上端から下方へ徐々に開口幅が小さくように、すなわち被嵌合部101の前側部105と後側部106の間隔、車幅外側部107と車幅内側部108の間隔が狭くなるように下方へ向けて先細り形状に形成している。
換言すると、被嵌合部101の前側部105、後側部106、車幅外側部107および車幅内側部108は、被嵌合部101の上方よりも下部が嵌合孔102の中心側へ迫り出すように形成し、これら前側部105、後側部106、車幅外側部107および車幅内側部108の各内面、すなわち嵌合孔102を構成する各面には、上部から下方へ向けて嵌合孔102の開口面積が小さくなるように傾斜する傾斜面を有して形成している。すなわち、被嵌合部101は漏斗状に形成している(同図参照)。
そしてこれら前側部105、後側部106、車幅外側部107および車幅内側部108は、図12に示すように、嵌合孔102の側へ迫り出すように形成しているが、車幅外側部107および車幅内側部108の方が前側部105および後側部106と比較してより迫り出して形成している。
具体的には、図12に示すように、車幅外側部107の迫出し部分には、全体を樹脂材料により中実に形成した硬質ガイド部111が設けられている。車幅内側部108の迫出し部分には、車幅方向外側へ付勢するように硬質ガイド部111よりも弾性変形し易さを高めて形成した弾性ガイド部112が設けられている。
車幅外側部107の硬質ガイド部111は、その下部が、車幅内側部108に有する弾性ガイド部112の下部と共に嵌合部材91のピン93を車幅方向において嵌合可能に、嵌合孔102の車幅方向の中間位置に向けて上方と比較してより迫り出している。
硬質ガイド部111の下部は、該下部の車幅方向内側の面(嵌合孔102の構成面)が、嵌合孔102へ上方から嵌挿させたピン93の外周面に当接し易いように略上下方向に延びる縦断面形状に形成している。
さらに、硬質ガイド部111の上記下部よりも上方は、下側程車幅方向内側へ徐々に迫り出してその車幅方向内側の面(嵌合孔102の構成面)が、車幅方向において上外下内状に傾斜する傾斜面107aを有して形成し、上記縦断面形状の下部とは滑らかに連続する縦断面形状としている。
このような硬質ガイド部111は、上述したように樹脂材料により中実に形成することで、嵌合孔102へ嵌挿させたピン93が車幅方向外側へ変位しないように車幅方向外側から位置決めすることができるように弾性ガイド部112よりも硬質に形成している。
さらに弾性ガイド部112は、該弾性ガイド部112の内部に備えた弾性体113と、弾性ガイド部112の車幅方向外側に配置され、嵌合孔102の内面を構成するように上部から車幅方向外側かつ下方へ延出した薄肉部114とで形成している。
弾性体113は、硬質ガイド部111を構成する樹脂材料よりも弾性変形し易さに優れたゴムやウレタン等で形成されており、弾性ガイド部112の内部の下方が開口した中空状の空間に埋設されている。薄肉部114は、硬質ガイド部111の肉厚(車幅方向の長さ)よりも薄肉に形成されており、硬質ガイド部111と同じ材質の樹脂材料で形成している。
車幅内側部108の弾性ガイド部112は、その下部が、車幅外側部107に有する硬質ガイド部111の下部と共に嵌合部材91のピン93を車幅方向において嵌合可能に、嵌合孔102の車幅方向の中間位置に向けて上方と比較してより迫り出している。すなわち、弾性ガイド部112の下部と硬質ガイド部111の下部とは、ピン93の外径よりも互いの間隔が若干狭くなるように互いに車幅方向の内外側に配置されている。
弾性ガイド部112の下部は、該下部の車幅方向外側の面(嵌合孔102の構成面)が、嵌合孔102へ上方から嵌挿させたピン93の外周面に当接し易いように略上下方向に延びる縦断面形状に形成している。
弾性ガイド部112の上記下部よりも上方は、下側程車幅方向外側へ徐々に迫り出してその車幅方向外側の面(嵌合孔102の構成面)が、車幅方向において上内下外状に傾斜する傾斜面108aを有して形成し、上記縦断面形状の下部とは滑らかに連続する縦断面形状としている。
また、図13(a)、(b)に示すように、弾性ガイド部112の車両前後方向の両端部、すなわち、被嵌合部101の車幅内側部108と前側部105とで構成される角部と、車幅内側部108と後側部106とで構成される角部とには、弾性ガイド部112が前側部105と後側部106とに対して前後方向に離間するように車幅方向に沿った溝部115(隙間)が形成されている。
この溝部115は、弾性ガイド部112における樹脂製の薄肉部114の弾性力(撓み変形性)を高めるためのものである。
この溝部115は、弾性ガイド部112における樹脂製の薄肉部114の弾性力(撓み変形性)を高めるためのものである。
すなわち、このような弾性ガイド部112は、上述したように内部に弾性体113を備えるとともに硬質ガイド部111の肉厚(車幅方向の長さ)よりも薄肉の薄肉部114を形成し、さらに弾性ガイド部112の車両前後方向の両端部に溝部115を形成することにより、弾性ガイド部112の車幅方向への弾性力(付勢力)を高めている。
図8〜図10に示すように、メインブラケット30の後方延出部32の上部には、上述した被嵌合部材92が被嵌合部材取付けブラケット121を介して取り付けられている。被嵌合部材取付けブラケット121は、その下部に備えた取付フランジ部122と、該取付フランジ部122の前後方向の両端から上方と延出し、さらにその先端が車幅方向外側へ延出する一対の被嵌合部材取付フランジ部123とで一体に形成している。一対の被嵌合部材取付フランジ部123,123の車幅方向外側への延出部分には、被嵌合部材92の取付け用の取付孔125が形成されている(図9参照)。
このような被嵌合部材取付けブラケット121は、取付フランジ部122がメインブラケット30の後方延出部32の車幅方向内面にアーク溶接により一体に接合固定される。この状態において、一対の被嵌合部材取付フランジ部123,123は、後方延出部32の上辺部32uよりも上方へ突出するとともに、後方延出部32上辺部32uを上方から跨ぐように車幅方向外側へ延出する。
そして、被嵌合部材取付フランジ部123の取付孔125と被嵌合部材92のフランジ部103に形成された取付孔104とをボルト等を用いて取り付けることにより、被嵌合部材92は、一対の被嵌合部材取付フランジ部123,123の上面に支持された状態で取り付けられる。
また、本実施例のオープンカー10は、図5、図6に示すように、デッキカバー構造70に備えた四節リンク機構80に対して車幅方向において近接した位置に、該デッキカバー構造70とは別体で開閉ルーフ構造20の一部であるメインブラケット30、駆動ユニット25およびリンク機構40が設けられており、該メインブラケット30側に被嵌合部材92が支持されている。
上述した本実施例のオープンカー10は、車室1を開閉可能に覆う開閉ルーフ21(ルーフ部材)と、該開閉ルーフ21を格納する格納室15を開閉可能に覆うデッキカバー71とを備え(図1〜図5参照)、車体側部材としての開閉ルーフ構造20に対するデッキカバー71の位置ガイド用のガイド部材90を、互いに嵌合する嵌合部材91と被嵌合部材92とで構成し(図4〜図6、図8〜図13(a)、(b)参照)、嵌合部材91がデッキカバー71側に開閉ルーフ構造20側に向けて突設されるとともに(図6、図11、図12)、被嵌合部材92が開閉ルーフ構造20に備えたメインブラケット30に設けられ(図4〜図6、図8〜図10参照)、被嵌合部材92の車幅内側部108に車幅方向外側に付勢する弾性ガイド部112が設けられるとともに、車幅外側部107に内側より硬質な硬質ガイド部111が設けられたものである(図11、図12、図13(a)、(b)参照)。
本実施例のオープンカー10は、上記構成により、デッキカバー71の車体本体11に対するガタつき防止と外観上の位置決め精度向上とを両立することができる。
詳述すると、デッキカバー71を開放位置から降下させて閉位置に達する手前で、まず、デッキカバー71側に設けた嵌合部材91のピン93は、開閉ルーフ構造20側に設けた被嵌合部材92における硬質ガイド部111の傾斜面107a或いは弾性ガイド部112の傾斜面108aによって嵌合孔102の車幅方向中間位置に案内される。そして、嵌合部材91と被嵌合部材92とを嵌合することで(図12参照)、互いに車幅方向に位置決めすることができるため、図7に示すように、該デッキカバー71が開閉ルーフ構造20に対して車幅方向に近接するように配置されてもデッキカバー71の側面の前部と開閉ルーフ構造20とが干渉することを防ぐことができる。
なお、図7では、デッキカバー71と、開閉ルーフ構造20に備えたメインブラケット30、駆動ユニット25およびリンク機構40とが車幅方向に近接している様子を示している。
なお、図7では、デッキカバー71と、開閉ルーフ構造20に備えたメインブラケット30、駆動ユニット25およびリンク機構40とが車幅方向に近接している様子を示している。
さらに、本実施例においては、被嵌合部材92の嵌合孔102に対して車幅内側部108に車幅方向外側に付勢する弾性ガイド部112を設けたため、該弾性ガイド部112によって嵌合孔102に挿通した嵌合部材91のピン93を車幅方向外側へ付勢することができる(図12の矢印F1参照)。
このように、弾性ガイド部112によって車幅外側部107に有する硬質な硬質ガイド部111の側へ嵌合部材91を付勢することでデッキカバー71(嵌合部材91)を開閉ルーフ構造20(被嵌合部材92)に対してしっかりと位置決め固定してガタつきを防止することができる。
ところで、車体に対してデッキカバー71の車幅方向の位置決め精度が低い場合、リヤフェンダ16(或いはサイドボディ)の上端辺部16uに対するデッキカバー71下端の位置が車幅方向にずれることでこれら上端辺部16uと下端との間に隙間ができるおそれがある。
このような隙間が存在すると、車両後方視したとき、車体のリヤフェンダ16の上端辺部16uに対してデッキカバー71下端位置が車幅方向にズレが生じ、これら上端辺部16uと下端とで構成される車両前後方向に沿って延びるシルエットラインが車幅方向の左右各側で非対称となり、外観上の見栄えが著しく低下するおそれがあった。
これに対して本実施例のオープンカー10は、嵌合部材91を、被嵌合部材92の車幅内側部108に設けた弾性ガイド部112によって車幅方向外側に付勢するとともに車幅外側部107に設けた硬質ガイド部111によってガイドすることで、デッキカバー71は、車幅方向の左右両側において嵌合部材91を介して車体車幅方向外側へ位置決めされた状態とすることができる。よって、デッキカバー71下端の位置が車両本体11に対して車幅方向にずれることがなく、外観上の見栄えを確保することができる。
この発明の態様として、デッキカバー71がピラーシール部材としての後側ウェザストリップ52Rに車幅方向外側から当接するものである(図5参照)。
上記構成によれば、デッキカバー71と車体本体11のシール性(すなわち格納室15の上端開口15Aのシール性)とデッキカバー71の車体本体11に対する車幅方向の位置決め精度とを両立することができる。
詳述すると、デッキカバー71の車幅方向の左右各側面の前部は、後側ウェザストリップ52Rに対して車幅方向外側から当接ししており、このデッキカバー71の後側ウェザストリップ52Rへの当接部位71Aは、該後側ウェザストリップ52Rの弾性力によって車幅方向外側へ付勢されている。
詳述すると、デッキカバー71の車幅方向の左右各側面の前部は、後側ウェザストリップ52Rに対して車幅方向外側から当接ししており、このデッキカバー71の後側ウェザストリップ52Rへの当接部位71Aは、該後側ウェザストリップ52Rの弾性力によって車幅方向外側へ付勢されている。
ここで、本実施例においては、図12に示すように、被嵌合部材92の車幅内側部108に設けた弾性ガイド部112によって車幅方向外側に付勢された嵌合部材91を、車幅外側部107に設けた硬質ガイド部111の位置によってガイドすることで嵌合部材91がそれ以上車幅方向外側へ変位しないように位置決めすることができる。
これにより、結果的に、デッキカバー71を後側ウェザストリップ52Rに対して寸法通り位置決めすることができるため、車体本体11に対するデッキカバー71の位置決め精度(外観見栄え)を確保できることに加えて、後側ウェザストリップ52Rの弾性力による車幅方向外側への付勢力をデッキカバー71に対してしっかりと付与させることができる。
またこの発明の態様として、デッキカバー71を開閉変位させるカバー開閉機構としての四節リンク機構80および駆動ユニット85と、開閉ルーフ21を開閉変位させるルーフ開閉機構としての開閉ルーフ構造20とを備え、該開閉ルーフ21側の開閉ルーフ構造20は、デッキカバー71側のカバー開閉機構(四節リンク機構80および駆動ユニット85)とは別体で車体本体11側のピラーインナーパネル150に対してメインブラケット30により一体に取付けられた構成であり(図5、図4参照)、開閉ルーフ構造20側に備えたメインブラケット30に被嵌合部材92が支持されたものである(図4〜図6、図8〜図10参照)。
上記構成によれば、開放位置から降下させたデッキカバー71が閉位置に達する際に、該デッキカバー71を開閉ルーフ構造20に対して車幅方向に位置決めすることにより、該カバー開閉機構(四節リンク機構80および駆動ユニット85)と開閉ルーフ構造20との車体に対する組み付け誤差の影響を受けずにデッキカバー71を開閉変位させることができる。
詳述すると、カバー開閉機構80,85と開閉ルーフ構造20は、車体本体11に対して別々に取り付けられるため、仮に、カバー開閉機構80,85と開閉ルーフ構造20とが車体本体11に対して互いに車幅方向の内外各側へ逆方向に公差が大きくなるように取り付けられた場合など、デッキカバー71側のカバー開閉機構と、開閉ルーフ構造20とが互いに近接するような寸法誤差が生じた状態で取り付けられることがある。
このような場合、デッキカバー71を開放位置から閉位置に変位させている際に、例えば、自動車が低速走行で段差を乗り越えたり、傾斜面を走行する、或いは傾斜面上に停車していることによって、デッキカバー71が負荷を受けて車幅方向に僅かでもズレると、車体本体11を基準にデッキカバー71を位置決めしても、カバー開閉機構80,85と開閉ルーフ構造20との公差を吸収できずにデッキカバー71と開閉ルーフ構造20が干渉するおそれがあった。
これに対して本実施例のように、嵌合部材91をデッキカバー71側に設けるとともに、該カバー開閉機構80,85とは別体で車体本体11に対して一体に取付けられた開閉ルーフ構造20に被嵌合部材92を設けた構成とすることで、デッキカバー71を開放位置から閉位置に変位させる際に、デッキカバー71を、車体側部材のうち車体本体11を基準にするのではなく干渉のおそれのある開閉ルーフ構造20を基準としてダイレクトに位置決めすることができる。
従って、車幅方向に近接した配置されるデッキカバー71と開閉ルーフ構造20とを、カバー開閉機構80,85と開閉ルーフ構造20との相互間の公差が吸収されるように位置決めすることができ、互いに車幅方向において干渉することを確実に防ぐことができる。
なお、カバー開閉機構80,85はデッキカバー71と一体に構成されているため、言うまでもなく、開閉ルーフ構造20はデッキカバー71だけでなく、カバー開閉機構80,85との干渉も防ぐことができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明の格納式ルーフ付き自動車は本実施例のオープンカー10に対応し、以下同様に、
ルーフ部材は開閉ルーフ21に対応し、
車体側部材はメインブラケット30に対応し、
被嵌合部材の車幅方向内側部位は車幅内側部108に対応し、
被嵌合部材の車幅方向外側部位は車幅外側部107に対応し、
ピラーシール部材は後側ウェザストリップ52Rに対応し、
カバー開閉機構は四節リンク機構80および駆動ユニット85に対応し、
ルーフ開閉機構は開閉ルーフ構造20に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
ルーフ部材は開閉ルーフ21に対応し、
車体側部材はメインブラケット30に対応し、
被嵌合部材の車幅方向内側部位は車幅内側部108に対応し、
被嵌合部材の車幅方向外側部位は車幅外側部107に対応し、
ピラーシール部材は後側ウェザストリップ52Rに対応し、
カバー開閉機構は四節リンク機構80および駆動ユニット85に対応し、
ルーフ開閉機構は開閉ルーフ構造20に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、本実施例においては、嵌合部材91をデッキカバー71に開閉ルーフ構造20に向けて突設するとともに、被嵌合部材92を車体側部材としての開閉ルーフ構造20に設けた構成としたが、この構成に限らず、図示省略するが嵌合部材91を開閉ルーフ構造20に、デッキカバー71側に向けて突設するとともに、被嵌合部材92をデッキカバー71に設けた構成であってもよい。すなわち、本発明のカバー側ガイド部材を嵌合部材として構成するとともに、車体側ガイド部材を被嵌合部材として構成してもよい。
また図示省略するが、嵌合部材91又は被嵌合部材92を、デッキカバー71側に備える場合には、デッキカバー71自体に備えるに限らず、カバー開閉機構のメインブラケット81に設けてもよい。
また硬質ガイド部は、硬質プラスチックや鋳物、セラミックのような剛性と硬度の高いものでも良いし、想定内の荷重では実質的に変形しない高いバネ定数を有する弾性体で形成しても良い。
例えば本実施例においては、硬質ガイド部は弾性ガイド部と同一の部材から成る。このように硬質ガイド部は弾性体によって構成しても良く、想定されるデッキカバーからの入力荷重に対し十分に高い剛性またはバネ定数を有し、実質的にデッキカバーのずれによる意匠性を損なわない範囲、例えば小型車であれば1〜2mm以上変形しないものであればよい。
例えば、硬質ガイド部は、弾性変形量を1〜2mmよりも大きく許容する構成としつつ、想定される入力荷重に対しては実質的に変形しないようバネ定数を十分に大きく設定しても良い。こうすると、過大な入力荷重に対しガイド部材の耐性を高めることができる。
以上説明したように、本発明は、車室を開閉可能に覆うルーフ部材と、該ルーフ部材を格納する格納室を開閉可能に覆うデッキカバーとを備えた格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造について有用である。
10…オープンカー(格納式ルーフ付き自動車)
21…開閉ルーフ(ルーフ部材)
15…格納室
30…メインブラケット(車体側部材)
90…ガイド部材
91…嵌合部材
92…被嵌合部材
108…車幅内側部(被嵌合部材の車幅方向内側部位)
107…車幅外側部(被嵌合部材の車幅方向外側部位)
111…硬質ガイド部
112…弾性ガイド部
52R…後側ウェザストリップ(ピラーシール部材)
80…四節リンク機構
85…駆動ユニット(カバー開閉機構)
20…開閉ルーフ構造(ルーフ開閉機構)
21…開閉ルーフ(ルーフ部材)
15…格納室
30…メインブラケット(車体側部材)
90…ガイド部材
91…嵌合部材
92…被嵌合部材
108…車幅内側部(被嵌合部材の車幅方向内側部位)
107…車幅外側部(被嵌合部材の車幅方向外側部位)
111…硬質ガイド部
112…弾性ガイド部
52R…後側ウェザストリップ(ピラーシール部材)
80…四節リンク機構
85…駆動ユニット(カバー開閉機構)
20…開閉ルーフ構造(ルーフ開閉機構)
Claims (3)
- 車室を開閉可能に覆うルーフ部材と、該ルーフ部材を格納する格納室を開閉可能に覆うデッキカバーとを備えた格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造であって、
車体側部材に対する前記デッキカバーの位置ガイド用のガイド構造を、
前記デッキカバー側に設けられたカバー側ガイド部材と、前記車体側部材に設けられた車体側ガイド部材とで構成し、
これら一対のガイド部材とのうち一方を、他方に向けて突出する嵌合部材で構成するとともに、他方を、前記嵌合部材を嵌合する被嵌合部材で構成し、
前記被嵌合部材の車幅方向内側部位に車幅方向外側に付勢する弾性ガイド部が設けられるとともに、車幅方向外側部位に内側より硬質な硬質ガイド部が設けられた
格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造。 - 前記デッキカバーがピラーシール部材に車幅方向外側から当接する
請求項1に記載の格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造。 - 前記デッキカバーを開閉変位させるカバー開閉機構と前記ルーフ部材を開閉変位させるルーフ開閉機構とを備え、
前記車体側部材は、前記カバー開閉機構とは別体で車体に対して一体に取付けられた前記ルーフ開閉機構であり、
前記ルーフ開閉機構側に前記被嵌合部材が支持される構成とした
請求項1、又は2に記載の格納式ルーフ付き自動車の上部車体構造。
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