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JP6075165B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、カーカス層とインナーライナー層との間に接着ゴム層を介在させた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ロードノイズを低減すると共に耐久性を改善することを可能にした空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、長時間の連続走行にも十分に耐え得るように耐久性を向上することが求められている。特に、空気入りタイヤのショルダー部は走行中に発熱し易いので、ショルダー部に溜まる熱をタイヤ外部へ効率良く放出することが求められている。タイヤ内部に蓄積された熱をタイヤ外部に放出する手段として、例えば、サイドウォール部に熱伝導性が高いゴム層を埋設すること(例えば、特許文献1参照)が提案されている。しかしながら、このような熱伝導性が高いゴム層をサイドウォール部に追加することはタイヤの軽量化の観点からは必ずしも好ましいことではない。
一方、空気入りタイヤのサイドウォール部の厚さ(サイドゲージ)を薄くすることにより、発熱自体を抑制するという方法も考えられる。しかしながら、サイドゲージを薄くすると、タイヤとしての周剛性が低下し、こもり音のノイズレベルが大きくなり、ロードノイズが悪化するという問題がある。そのため、空気入りタイヤの耐久性を改善するにあたって、ロードノイズにも配慮することが必要である。
特開2009−292415号公報
本発明の目的は、ロードノイズを低減すると共に耐久性を改善することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、一対のビード部間に少なくとも1層のカーカス層を装架し、トレッド部におけるカーカス層の外周側に少なくとも2層のベルト層を配置し、タイヤ内面に前記カーカス層に沿ってインナーライナー層を配置した空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層と前記インナーライナー層との間に接着ゴム層を介在させ、前記ベルト層のうちタイヤ径方向最外側に位置する最外側ベルト層のエッジ部と重なる領域において前記接着ゴム層に微細炭素繊維を含有させ、前記接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のトレッド中央側境界位置を前記最外側ベルト層のエッジ部よりもタイヤ幅方向内側に配置し、前記接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のビード側境界位置をタイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内側及び外側に向かってそれぞれタイヤ断面高さの10%までの範囲内に配置したことを特徴とするものである。
本発明では、最外側ベルト層のエッジ部と重なる領域において接着ゴム層に熱伝導性が高い微細炭素繊維を含有させることにより、空気入りタイヤのショルダー部に生じた熱をより広い範囲に拡散すると共にタイヤ内腔側へ放出し、熱が局所的に滞留するのを防止するので、空気入りタイヤの耐久性を向上することができる。特に、接着ゴム層はカーカス層に隣接し、カーカス層の発熱を効果的に抑えるので、接着ゴム層を放熱手段として利用することにより耐久性の改善効果を高めることができる。
また、上記領域において接着ゴム層に微細炭素繊維を含有させた場合、接着ゴム層がタイヤとしての周剛性を増大させるので、ロードノイズを低減することができる。しかも、接着ゴム層はカーカス層とインナーライナー層とを接着させるために一般的に使用される部材であり、その部材を放熱手段として使用するので、実質的な重量増加を生じることもない。更に、微細炭素繊維はカーボンブラックと同様にゴムに対する結合性が良好であるため、接着ゴム層に基づく接着性を低下させることもない。また、接着ゴム層はシート材として押出成形することが可能であるが、その際に供給されるゴム材料の一部に微細炭素繊維を配合することで容易に得ることができ、生産性の点でも有効である。
本発明において、接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のトレッド中央側境界位置は最外側ベルト層のエッジ部からタイヤ幅方向内側に向かって該最外側ベルト層の幅の20%の位置よりもタイヤ幅方向内側に配置することが好ましい。これにより、放熱すべき領域を十分に確保し、空気入りタイヤの耐久性をより効果的に改善することができる。
接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域をトレッド中央側の第1領域とビード側の第2領域とに区分したとき、接着ゴム層の第1領域での厚さよりも第2領域での厚さを大きくし、第1領域と第2領域との境界位置を最外側ベルト層のエッジ部からタイヤ幅方向外側に向かって該最外側ベルト層の幅の0%〜10%の範囲内に配置することが好ましい。このように接着ゴム層の第2領域での厚さを相対的に厚くすることにより、タイヤの周剛性を増大させてロードノイズの低減効果を高めることができる。
このとき、接着ゴム層の第2領域での厚さを0.5mm〜2.0mmとし、接着ゴム層の第2領域から外れた領域での厚さを0.3mm〜0.5mmとすることが好ましい。これにより、耐久性の改善効果とロードノイズの低減効果を最大限に発揮することができる。
接着ゴム層はゴム100重量部に対して微細炭素繊維を3重量部〜15重量部含有することが好ましい。これにより、接着ゴム層の接着性を低下させることなく耐久性の改善効果を得ることができる。微細炭素繊維は直径が1μm〜50μmであり、アスペクト比が4〜100であることが好ましい。このような微細炭素繊維は接着ゴム層に配合されたとき、その熱伝導性に基づいて空気入りタイヤの耐久性の改善に大きく寄与する。
タイヤ内面にはティンプル形状を有する複数の凹部を設けることが好ましい。これにより、タイヤ内面の表面積が増大するので、接着ゴム層に基づく放熱効果を高めることが可能になる。
本発明において、タイヤ断面高さは空気入りタイヤを標準リムに組み付けた状態で測定されるものである。他の寸法は空気入りタイヤのカットサンプルから測定されるものである。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線半断面図である。 図1の空気入りタイヤの要部を示す断面図である。 図1の空気入りタイヤの内面を示す展開図である。 図1の空気入りタイヤの内面に形成されたディンプル形状を有する凹部を示す平面図である。 図1の空気入りタイヤの内面に形成されたディンプルを示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示し、CLはタイヤ赤道面である。図1及び図2において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。一対のビード部3,3間にはタイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含む2層のカーカス層4が装架され、これらカーカス層4の端部がビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。ビードコア5の外周上には高硬度のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置され、該ビードフィラー6がカーカス層4により包み込まれている。
トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には2層のベルト層7が埋設されている。ベルト層7はタイヤ径方向内外側に位置する最内側ベルト層7Aとタイヤ径方向最外側に位置する最外側ベルト層7Bとを包含する。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7の外周側には、高速耐久性を高めるために、補強コードをタイヤ周方向に巻回してなるベルトカバー層8が配置されている。このベルトカバー層8は少なくとも1本の補強コードを引き揃えてゴム被覆してなるストリップ材をタイヤ周方向に対して実質的に0°で連続的に巻回したジョイントレス構造とすることが望ましい。また、ベルトカバー層8はベルト層7の幅方向の全域を覆うように配置しても良く、或いは、ベルト層7の幅方向外側のエッジ部のみを覆うように配置しても良い。
一方、タイヤ内面にはカーカス層4に沿ってインナーライナー層9が配置されている。カーカス層4とインナーライナー層9との間には接着ゴム層10が介在し、該接着ゴム層10によりカーカス層4とインナーライナー層9とが互いに接着されている。
上記空気入りタイヤにおいて、ベルト層7のうちタイヤ径方向最外側に位置する最外側ベルト層7Bのエッジ部BEと重なる領域において接着ゴム層10には微細炭素繊維が配合されている。つまり、接着ゴム層10は微細炭素繊維含有領域X(図2参照)においてゴム組成物中に微細炭素繊維を含有しているが、それ以外の領域では微細炭素繊維を含有していない。
接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xのトレッド中央側境界位置P1は、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEよりもタイヤ幅方向内側に配置され、より好ましくは、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEからタイヤ幅方向内側に向かって該最外側ベルト層の幅Wの20%の位置よりもタイヤ幅方向内側に配置されている。つまり、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xのトレッド中央側境界位置P1は、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEよりもタイヤ幅方向内側の範囲Y1内に配置され、より好ましくは、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEからタイヤ幅方向内側に向かって該最外側ベルト層の幅Wの20%の位置よりもタイヤ幅方向内側の範囲Y2内に配置されている。
また、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xのビード側境界位置P2は、タイヤ最大幅位置Pmaxからタイヤ径方向内側及び外側に向かってそれぞれタイヤ断面高さHの10%までの範囲Y3内に配置されている。
上述した空気入りタイヤでは、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEと重なる領域Xにおいて接着ゴム層10に熱伝導性が高い微細炭素繊維を含有させることにより、空気入りタイヤのショルダー部に生じた熱をより広い範囲に拡散すると共にタイヤ内腔側へ放出し、熱が局所的に滞留するのを防止するので、空気入りタイヤの耐久性を向上することができる。特に、接着ゴム層10はカーカス層4に隣接し、これらカーカス層4の発熱を効果的に抑える。そのため、接着ゴム層10を放熱手段として利用することにより耐久性の改善効果を高めることができる。
また、上記領域Xにおいて接着ゴム層10に微細炭素繊維を含有させた場合、接着ゴム層10がタイヤの周剛性を増大させるので、ロードノイズを低減することができる。しかも、接着ゴム層10はカーカス層4とインナーライナー層9とを接着させるために両者の間に挿入される部材であるので、実質的な重量増加を生じることもない。更に、微細炭素繊維はカーボンブラックと同様にゴムに対する結合性が良好であるため、接着ゴム層10の接着性を低下させることもない。また、接着ゴム層10はシート材として押出成形することが可能であるが、その際に供給されるゴム材料の一部に微細炭素繊維を配合することで容易に得ることができる。
ここで、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xのトレッド中央側境界位置P1は、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEよりもタイヤ幅方向内側に配置することが必要であり、最外側ベルト層7Bのエッジ部BEからタイヤ幅方向内側に向かって該最外側ベルト層7Bの幅Wの20%の位置よりもタイヤ幅方向内側に配置することが好ましいが、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xが最外側ベルト層7Bの下側に十分に延在していないと、耐久性の改善効果が低下する。微細炭素繊維含有領域Xのトレッド中央側境界位置P1を範囲Y2内に配置することで、放熱すべき領域を十分に確保し、空気入りタイヤの耐久性をより効果的に改善することができる。特に、トレッド部1における最外側ベルト層7Bのエッジ部BEの近傍では走行時に熱が発生し易いので、この部位を包含するように微細炭素繊維含有領域Xを設けることは有効である。
一方、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xのビード側境界位置P2は、タイヤ最大幅位置Pmaxからタイヤ径方向内側及び外側に向かってそれぞれタイヤ断面高さHの10%までの範囲Y3内に配置することが必要であるが、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xが上記範囲Y3よりもビード側まで延在していると、タイヤの縦バネ定数が上がり過ぎて乗心地が低下してしまう。逆に、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xが上記範囲Y3に届いていないと、耐久性の改善効果及びロードノイズの低減効果が不十分なる。
上記空気入りタイヤにおいて、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xをトレッド中央側の第1領域X1とビード側の第2領域X2とに区分したとき、接着ゴム層10の第1領域X1での厚さよりも接着ゴム層10の第2領域X2での厚さを大きくし、かつ第1領域X1と第2領域X2との境界位置P3を最外側ベルト層7Bのエッジ部BEからタイヤ幅方向外側に向かって該最外側ベルト層7Bの幅Wの0%〜10%の範囲内に配置すると良い。このように接着ゴム層10の第2領域X2での厚さを相対的に厚くすることにより、タイヤの周剛性を増大させてロードノイズの低減効果を高めることができる。
上述のように接着ゴム層10の厚さを変化させる場合、接着ゴム層10の第2領域X2での厚さを0.5mm〜2.0mmとし、接着ゴム層10の第2領域X2から外れた領域(第1領域X1及び微細炭素繊維を含まない領域)での厚さを0.3mm〜0.5mmとするのが良い。これにより、耐久性の改善効果とロードノイズの低減効果を最大限に発揮することができる。ここで、接着ゴム層10の第2領域X2での厚さが2.0mmよりも大きいと、その部分が厚過ぎることに起因して放熱性能が阻害され、耐久性の改善効果が低下する。また、接着ゴム層10の第2領域X2から外れた領域での厚さが0.3mmよりも小さいとカーカス層4とインナーライナー層9との接着性が低下する。
接着ゴム層10はゴム100重量部に対して微細炭素繊維を3重量部〜15重量部含有すると良い。これにより、接着ゴム層10の接着性を低下させることなく耐久性の改善効果を得ることができる。ここで、ゴム100重量部に対する微細炭素繊維の配合量が3重量部よりも少ないと熱伝導性が低下し、逆に15重量部よりも多いと接着性が低下する。
微細炭素繊維の直径は、特に限定されるものではないが、例えば、1μm〜50μmの範囲、より好ましくは、10μm〜30μmの範囲にあると良い。微細炭素繊維の直径が小さ過ぎると微細炭素繊維含有ゴムの弾性力が不足するためロードノイズの低減効果が低下し、逆に大き過ぎると微細炭素繊維の表面積が減少するため接着ゴム層10の接着性が低下する。
微細炭素繊維のアスペクト比は、特に限定されるものではないが、例えば、4〜100の範囲、より好ましくは、20〜60の範囲にあると良い。微細炭素繊維のアスペクト比が4よりも小さいと熱伝導性が低下し、逆に100よりも大きいと伸び特性が低下し、耐久性の改善効果が低下する。
図3は上記空気入りタイヤの内面を示し、図4及び図5はその内面に形成されたディンプル形状を有する凹部を示すものである。図3〜図5に示すように、上記空気入りタイヤの内面にはティンプル形状を有する複数の凹部11が形成されている。凹部11はタイヤ内面の全域に設けることが可能であるが、特に、図3に示すように、接着ゴム層10の微細炭素繊維含有領域Xに対応する部位に選択的に配置することが好ましい。このようにタイヤ内面にティンプル形状を有する複数の凹部11を設けることにより、タイヤ内面の表面積が増大するので、接着ゴム層10に基づく放熱効果を高めることができる。
図4及び図5に示すように、凹部11は周縁部から中央部に向かって徐々に深くなるようなティンプル形状を有しているが、直径Dが例えば3.0mm〜8.0mmの範囲にあり、深さdが0.3mm〜0.5mmの範囲にあると良い。このような寸法を有する凹部11はインナーライナー層9の機能を損なうことなくタイヤ内面に形成することが可能であり、しかも放熱性の向上に寄与する。
タイヤサイズ215/60R16 95Vで、一対のビード部間に2層のカーカス層を装架し、トレッド部におけるカーカス層の外周側に2層のベルト層を配置し、タイヤ内面にカーカス層に沿ってインナーライナー層を配置し、これらカーカス層とインナーライナー層との間に接着ゴム層を介在させた空気入りタイヤにおいて、接着ゴム層の厚さ、接着ゴム層における微細炭素繊維の有無、接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のトレッド中央側境界位置P1、接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のビード側境界位置P2、接着ゴム層の第1領域での厚さ、接着ゴム層の第2領域での厚さ、タイヤ内面におけるディンプルの有無を表1のように設定した従来例、実施例1〜11及び比較例1〜2の空気入りタイヤを製作した。
接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のトレッド中央側境界位置P1としては、最外側ベルト層のエッジ部からタイヤ幅方向内側への距離を記載し、その距離は最外側ベルト層の幅Wに対する比で表した。接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のビード側境界位置P2としては、タイヤ最大幅位置からのタイヤ径方向の距離を記載し、その距離をタイヤ断面高さHに対する比で表した。位置P2について、プラス値はタイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側であることを意味し、マイナス値はタイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向外側であることを意味する。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、耐久性、ロードノイズ、乗心地を評価し、その結果を表1に併せて示した。
耐久性:
各試験タイヤを16×7JJのホイールに組み付けて室内ドラム試験機に装着し、空気圧を240kPaとし、荷重をJATMA規定の正規荷重の1.5倍とし、速度を80km/hとして走行試験を開始し、タイヤに故障が発生して走行不能となるまでの走行距離を計測した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐久性が優れていることを意味する。
ロードノイズ:
各試験タイヤを16×7JJのホイールに組み付けて前輪駆動の試験車両に装着し、空気圧を240kPaとして、テストコースにおいてパネラーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどロードノイズが少ないことを意味する。
乗心地:
各試験タイヤを16×7JJのホイールに組み付けて前輪駆動の試験車両に装着し、空気圧を240kPaとして、テストコースにおいてパネラーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど乗心地が良好であることを意味する。
Figure 0006075165
表1から明らかなように、実施例1〜11のタイヤは、従来例との対比において、耐久性とロードノイズが改善され、しかも良好な乗心地が維持されていた。これに対して、比較例1のタイヤは、接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のビード側境界位置P2がビード部に近過ぎるため、耐久性とロードノイズの改善効果が認められるものの、乗心地が悪化していた。比較例2のタイヤは、接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のビード側境界位置P2がトレッド部に近過ぎるため、ロードノイズの低減効果が得られず、耐久性の改善効果も低下していた。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルトカバー層
9 インナーライナー層
10 接着ゴム層
11 凹部
X 微細炭素繊維含有領域

Claims (7)

  1. 一対のビード部間に少なくとも1層のカーカス層を装架し、トレッド部におけるカーカス層の外周側に少なくとも2層のベルト層を配置し、タイヤ内面に前記カーカス層に沿ってインナーライナー層を配置した空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層と前記インナーライナー層との間に接着ゴム層を介在させ、前記ベルト層のうちタイヤ径方向最外側に位置する最外側ベルト層のエッジ部と重なる領域において前記接着ゴム層に微細炭素繊維を含有させ、前記接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のトレッド中央側境界位置を前記最外側ベルト層のエッジ部よりもタイヤ幅方向内側に配置し、前記接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のビード側境界位置をタイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内側及び外側に向かってそれぞれタイヤ断面高さの10%までの範囲内に配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域のトレッド中央側境界位置を前記最外側ベルト層のエッジ部からタイヤ幅方向内側に向かって該最外側ベルト層の幅の20%の位置よりもタイヤ幅方向内側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記接着ゴム層の微細炭素繊維含有領域をトレッド中央側の第1領域とビード側の第2領域とに区分したとき、前記接着ゴム層の前記第1領域での厚さよりも前記第2領域での厚さを大きくし、前記第1領域と前記第2領域との境界位置を前記最外側ベルト層のエッジ部からタイヤ幅方向外側に向かって該最外側ベルト層の幅の0%〜10%の範囲内に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記接着ゴム層の前記第2領域での厚さを0.5mm〜2.0mmとし、前記接着ゴム層の前記第2領域から外れた領域での厚さを0.3mm〜0.5mmとしたことを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記接着ゴム層がゴム100重量部に対して前記微細炭素繊維を3重量部〜15重量部含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記微細炭素繊維は直径が1μm〜50μmであり、アスペクト比が4〜100であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記タイヤ内面にティンプル形状を有する複数の凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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