JP2016088338A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】悪路走破性と、転がり抵抗性能及び高速耐久性能とを両立させる。
【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド部14とサイドウォール部12の間に設けられたバットレス部16に、トレッドゴム26が延在して内側ゴム層30が形成されるとともに、内側ゴム層の外側にサイドウォールゴム28が重ねられてバットレス部の表面をなす外側ゴム層32が形成され、トレッドゴム26がサイドウォールゴム28よりも300%モジュラスが高いゴムからなる。バットレス部16の表面に、タイヤ周方向Cに間隔をおいて配置されたタイヤ子午線方向Mに延びる複数の第1凸部36と、隣接する第1凸部36の間においてバットレス部16の表面を凹ませて形成された複数の凹部38と、各凹部38内において当該凹部の凹み量H4よりも小さい突出量H2で突出した第2凸部40とを設ける。
【選択図】図2
【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド部14とサイドウォール部12の間に設けられたバットレス部16に、トレッドゴム26が延在して内側ゴム層30が形成されるとともに、内側ゴム層の外側にサイドウォールゴム28が重ねられてバットレス部の表面をなす外側ゴム層32が形成され、トレッドゴム26がサイドウォールゴム28よりも300%モジュラスが高いゴムからなる。バットレス部16の表面に、タイヤ周方向Cに間隔をおいて配置されたタイヤ子午線方向Mに延びる複数の第1凸部36と、隣接する第1凸部36の間においてバットレス部16の表面を凹ませて形成された複数の凹部38と、各凹部38内において当該凹部の凹み量H4よりも小さい突出量H2で突出した第2凸部40とを設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいては、舗装路における走行性能だけでなく、未舗装地における走破性能、すなわち悪路走破性が求められる場合がある。悪路走破性を確保するため、従来、バットレス部のゴムボリュームを増加させる手法がとられている。しかし、バットレス部のゴムボリュームを増加させると、低発熱性能が損なわれることによって、転がり抵抗性能や高速耐久性能の悪化が問題となる。
なお、特許文献1には、サイドウォールゴムの径方向外端部にトレッドゴムの幅方向端部を重ねるようにしてバットレス部を形成した、いわゆるTOS方式の空気入りタイヤが開示されている。しかしながら、TOS方式の場合、耐カット性の高いサイドウォールゴムがバットレス部において表面に露出しない構造であるため、バットレス部が接地するような悪路ではバットレス部において外傷を受けやすく、悪路走破性に劣る。
一方、特許文献2には、重荷重用空気入りタイヤにおいて、トレッドゴムをバットレス部に延在させるとともに、トレッドゴムの外側にサイドウォールゴムを重ねてバットレス部の表面を形成するようにした構造が開示されている。しかしながら、トレッドゴムとバットレス部のモジュラス関係については開示されておらず、また、バットレス部の表面に凹凸を設けることも開示されていない。
本発明は、悪路走破性と、転がり抵抗性能及び高速耐久性能とを両立させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本実施形態に係る空気入りタイヤは、トレッド部とサイドウォール部の間に設けられたバットレス部に、タイヤ接地面を構成するトレッドゴムが延在して内側ゴム層が形成されるとともに、前記内側ゴム層の外側にサイドウォールゴムが重ねられて前記バットレス部の表面をなす外側ゴム層が形成され、前記トレッドゴムが前記サイドウォールゴムよりも300%モジュラスが高いゴムからなり、前記バットレス部の表面に、タイヤ周方向に間隔をおいて配置されたタイヤ子午線方向に延びる複数の第1凸部と、隣接する前記第1凸部の間においてバットレス部の表面を凹ませて形成された凹部と、前記凹部内において当該凹部の凹み量よりも小さい突出量で突出した第2凸部とが設けられたものである。
本実施形態によれば、バットレス部に高モジュラス配合のトレッドゴムを延在させて内側ゴム層とし、その上にサイドウォールゴムを被せてバットレス部の表面をなす外側ゴム層とした上で、該バットレス部に、悪路走破性に寄与する第1凸部と、発熱を抑えて転がり抵抗性能及び高速耐久性能に寄与する凹部とを含む上記特有の凹凸形状を採用したことにより、悪路走破性と、転がり抵抗性能及び高速耐久性能とを両立させることができる。
図1は、一実施形態に係る空気入りタイヤを、タイヤ回転軸を含む子午線断面で切断した右側半断面図である。ここでは、左右対称のタイヤであるため、左側半分は図示を省略している。図中、CLはタイヤ赤道面を示し、TEは通常走行時における接地端を示す。
なお、本明細書において、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であって、タイヤ軸方向と同義であり、図において符号Wで示す。タイヤ径方向(ラジアル方向)とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図において符号Kで示す。タイヤ子午線方向とは、タイヤ回転軸を含む面で切断したときのタイヤ断面プロファイルに沿う方向であり、図において符号Mに示す。タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心とする円周上の方向であり、図において符号Cで示す。これらについて、それぞれ以下単に、幅方向、径方向、子午線方向、周方向ということがある。
このタイヤは、左右一対のビード部10と、ビード部10からタイヤ径方向外方に延びる左右一対のサイドウォール部12と、接地面を構成するトレッド部14と、トレッド部14の幅方向両側でサイドウォール部12との間を繋ぐ左右一対のバットレス部16とを備えてなる。ここで、バットレス部16は、トレッド部14とサイドウォール部12との間に設けられた部分であり、舗装路などの通常走行時には接地しないが、未舗装地などの悪路においては路面の状態によって接地する部分である。図示するように、本実施形態のタイヤにおいて、トレッド部14からバットレス部16に至る断面プロファイルは、接地端TEを境として崖状の落ち込んだ形状ではなく、トレッド部14からなだらかに湾曲してバットレス部16に至る形状とされている。
タイヤには、一対のビード部10間にまたがって延びるカーカス18が埋設されている。カーカス18は、トレッド部14からバットレス部16及びサイドウォール部12を通って延在し、ビード部10に埋設された環状のビードコア20にて係止されている。カーカス18は、カーカスコードを周方向に対して70〜90度の角度で配列した、少なくとも1枚(図示の例では2枚)のカーカスプライからなり、タイヤ内面に沿って配設されている。
トレッド部14におけるカーカス18の外周側にはベルト22が配設されている。ベルト22は、ベルトコードを周方向に対して傾斜配列したベルトプライからなり、この例では2枚のベルトプライで構成されている。また、ベルト22の外周には、キャッププライと称される周方向にらせん状に巻回した有機繊維コードよりなるベルト補強層24が設けられている。
ベルト22の径方向外側には、タイヤ接地面を構成するトレッドゴム26が設けられている。この例では、トレッドゴム26は、タイヤ接地面をなすキャップゴム層26Aと、その内側に設けられたベースゴム層26Bとの2層で構成されている。なお、トレッドゴム26の表面には、図示しないが、周方向に延びる縦溝や、該縦溝に交差する方向に延びる横溝などにより、所定のトレッドパターンが形成されている。
サイドウォール部12においてカーカス18の外面側には、サイドウォールゴム28が設けられている。サイドウォールゴム28は、サイドウォール部12の表面(外表面)を構成するゴム部材であり、耐カット性の高い一般的なサイドウォール用配合のゴム組成物により形成されている。
バットレス部16においてカーカス18の外面側には、トレッドゴム26の幅方向端部とサイドウォールゴム28の径方向端部との接合部が設けられている。詳細には、タイヤ接地面を構成するトレッドゴム26のキャップゴム層26Aが、ベルト22の端部22Eを越えて幅方向外方側のバットレス部16まで延在しており、バットレス部16における内側ゴム層30を形成している。また、サイドウォールゴム28の径方向端部が、この延在したトレッドゴム26(即ち、内側ゴム層30)の外側に重ねられて、バットレス部16の表面(外表面)をなす外側ゴム層32に形成されている。すなわち、サイドウォールゴム28のタイヤ径方向端部は、トレッドゴム26のタイヤ幅方向端部にオーバーラップするように設けられており、バットレス部16においてトレッドゴム26がタイヤ表面に露出しないように構成されている。トレッドゴム26とサイドウォールゴム28との境界面34は、サイドウォール部12に近づくほどトレッドゴム26の厚みが漸次薄くなる傾斜面状に形成されている。
本実施形態では、トレッドゴム26のキャップゴム層26Aが、サイドウォールゴム28よりも300%モジュラスが高いゴムで形成されている。すなわち、キャップゴム層26Aの300%モジュラス(M300t)がサイドウォールゴム28の300%モジュラス(M300s)よりも大きい。好ましくは、キャップゴム層26Aの300%モジュラスがサイドウォールゴム28の300%モジュラスの130〜170%である(即ち、M300t/M300sが1.3〜1.7の範囲内である)。ここで、300%モジュラスは、JIS K6251に準拠して測定される300%伸張時の引張応力である(ダンベル状3号形)。
このように本実施形態によれば、バットレス部16に高モジュラスのキャップゴム層26Aを配置し、その上に耐カット性の高いサイドウォールゴム28をオーバーラップさせている。高モジュラスのキャップゴム層26Aを内側ゴム層30として内部に配置したことにより、ベルト22の端部22Eよりも幅方向外側に位置するバットレス部16での剛性を高めることができるので、バットレス部16で接地した場合の変形を抑制して反力(=駆動力)を高めることができる。また、内側ゴム層30の上に耐カット性の高いサイドウォールゴム28を外側ゴム層32として配置したことにより、バットレス部16における耐カット性を向上することができる。そのため、悪路走破性を確保することができる。
本実施形態では、また、バットレス部16の表面に、以下に詳述する特有の凹凸形状が付与されている。
図2に示すように、バットレス部16の表面には、子午線方向Mに延びる第1凸部36が周方向Cに間隔をおいて複数設けられ、また、これらの隣接する第1凸部36の間にはバットレス部16の表面を凹ませて形成された複数の凹部38が設けられ、更に、これら各凹部38内に突出量の小さい第2凸部40が設けられている。図3に示すように、これらはいずれもサイドウォールゴム28により形成されている。第1凸部36を設けたことにより、悪路走破性を向上することができる。また、これら第1凹部36の間に凹部38を設けたことにより、ゴムボリュームを低減して発熱を抑えることができ、転がり抵抗性能と高速耐久性能を改善することができる。また、凹部38内に第2凸部40を設けたことにより、凹部38の面外曲げ剛性の補填を図ることができる。
第1凸部36は、図6に示すようにバットレス部16の基本輪郭線Bに対して肉盛りされた隆起部である。第1凸部36は、トレッドゴム26とサイドウォールゴム28との境界面34の径方向外側端34Aの近傍位置から子午線方向Mに沿ってサイドウォール部12に向かって延びており、図2に示すように周方向寸法よりも子午線方向寸法の方が大きい短冊状に形成されている。第1凸部36は、周方向Cに一定の間隔で並設されており、この例では、その間隔が第1凸部36の周方向寸法よりも大きく設定されている。第1凸部36の基準輪郭線Bに対する突出量H1は、特に限定されず、例えば1.0〜4.0mmでもよい。
ここで、バットレス部16の基本輪郭線Bは、図6に示すようなタイヤ子午線断面において、上記凹凸形状を除くバットレス部16の上下両側の部位の輪郭線(断面プロファイルライン)を滑らかに結ぶ曲線であり、凹凸形状を設けていない場合のバットレス部の輪郭線に相当する。
図6に示すように、第1凸部36は、バットレス部16の法線方向Nから見て、トレッドゴム26とサイドウォールゴム28との重なり部の範囲内に配置されている。すなわち、図6に示す法線方向Nからみて、背後に境界面34が存在する範囲内に、第1凸部36は形成されている。第1凸部36の子午線方向Mに沿った長さL1(即ち、子午線方向寸法)は、トレッドゴム26とサイドウォールゴム28との重なり部(即ち、境界面34)の子午線方向Mに沿った長さL0の50〜90%であることが好ましい。このように悪路走破性の改善に寄与する第1凸部36を、高モジュラスのトレッドゴム26が内部に配置された範囲内に設定したことにより、ベルト22の端部22Eより外側で接地した場合の変形を抑制して、反力(=駆動力)を高めることができる。
凹部38は、図6に示すようにバットレス部16の基本輪郭線Bに対して凹ませて設けられており、図2に示すように第1凸部36の各間隔に1つずつ設けられ、従って、第1凸部36と凹部38は周方向Cにおいて交互に設けられている。凹部38は、子午線方向Mに延びる凹みであり、周方向寸法よりも子午線方向寸法の方が大きく設定されている。図4に示すように、凹部38は、子午線方向Mにおける形成範囲が第1凸部36と一致している。そのため、凹部38も、バットレス部16の法線方向Nから見て、トレッドゴム26とサイドウォールゴム28との重なり部の範囲内に配置されており、凹部38の子午線方向Mに沿った長さL4は、トレッドゴム26とサイドウォールゴム28との重なり部の子午線方向Mに沿った長さL0の50〜90%であることが好ましい。凹部38の基準輪郭線Bに対する凹み量H4は、特に限定されず、例えば1.0〜3.0mmでもよい。なお、凹部38は、図2に示すように、トレッド部14に設ける横溝15と連結させて設けてもよい。
第2凸部40は、図5及び図6に示すように凹部38の凹み量H4よりも小さい突出量H2で凹部38の底面から突出しており(H2<H4)、図2に示すように各凹部38内に1つずつ設けられている。第2凸部40は、凹部38の径方向外側端38Aから子午線方向Mに沿って延びる凸部であり、周方向寸法よりも子午線方向寸法の方が大きい短冊状に形成されている。第2凸部40の子午線方向Mに沿った長さL2は、凹部38の子午線方向Mに沿った長さL4よりも短く、L4の50〜80%であることが好ましい。このように、第2凸部40を、凹部38の子午線方向全体で設けないことにより、悪路走行における踏込、蹴出時の撓みによる排土性を向上させることができる。第2凸部40の突出量H2は、凹部38の凹み量H4の30〜60%であることが好ましい。
図2に示すように、バットレス部16の表面には、周方向Cに延びる第3凸部42がタイヤ全周にわたり連続して設けられている。第3凸部42は、上記複数の第1凸部36の径方向内側端36Aに連結させて設けられており、この例では第1凸部36と第3凸部42とが段差なく連結されている。図6に示すように、第3凸部42は、バットレス部16の基本輪郭線Bに対して肉盛りされた隆起部であり、その径方向外側において悪路走行時に岩をとらえ、また岩がこれよりも径方向内側に進出するのを食い止める機能を持つ。第3凸部42の基準輪郭線Bに対する突出量H3は、特に限定されず、例えば1.0〜4.0mmでもよい。第3凸部42の表面には、周方向Cに延びる複数の細溝44が一定間隔で設けられている。
以上よりなる本実施形態の空気入りタイヤであると、バットレス部16に高モジュラス配合のトレッドゴム26を延在させて内側ゴム層30とし、その上にサイドウォールゴム28を被せてバットレス部16の表面をなす外側ゴム層32とした上で、バットレス部16に、悪路走破性に寄与する第1凸部36と、発熱を抑えて転がり抵抗性能及び高速耐久性能に寄与する凹部38を設け、更に凹部38の面外曲げ剛性を補填する第2凸部40を設けたので、悪路走破性と、転がり抵抗性能及び高速耐久性能とを両立させることができる。
本実施形態における上記各寸法値は、タイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim"、或いはETRTOであれば "Measuring Rim" とする。また、正規内圧とは、該規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
上記実施形態の効果を示すために、実施例1〜3及び比較例1〜3の空気入りラジアルタイヤ(サイズ:255/60R18 108S)を試作した。各試作タイヤは、バットレス部の構成を除いて同一とし、バットレス部については表1に示す諸元にて作製した。
詳細には、実施例1〜3は、上記実施形態に係るバットレス部構成を持つ例である。比較例1は、バットレス部においてサイドウォールゴムの径方向外端部上にトレッドゴムの幅方向端部を重ねた例(バットレス部にサイドウォールゴムは露出しない)であり、バットレス部には凹凸形状も形成しなかった。比較例2は、比較例1に対して、バットレス部に凹部38のみを設けた例である。比較例3は、実施例2に対して、バットレス部の凹凸形状を省略した例である。なお、300%モジュラスについては、トレッドゴム(キャップゴム層)の300%モジュラス(M300t)を10MPaで一定とし、サイドウォールゴムの300%モジュラス(M300s)を変更して両者の比(M300t/M300s)を表中に記載の通りに変更した。
実施例及び比較例の各空気入りタイヤについて、転がり抵抗性能と、高速耐久性能と、悪路での耐外傷性及び走行性を評価した。評価方法は以下のとおりである。
(1)転がり抵抗性能:ISO条件にて転がり抵抗を測定し、その結果を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど、転がり抵抗が小さく、良化方向である。
(2)高速耐久性能:ECE−R30条件で評価を実施し、その結果を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど良化方向である。
(3)悪路での耐外傷性:実車悪路評価を実施した。評価車両としては1トンのピックアップトラックを使用し、外傷の程度(幅、深さ)を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど良化方向である。
(4)悪路での走行性:実車悪路評価を実施した。評価車両としては1トンのピックアップトラックを使用し、悪路走行時のフィーリング評価を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど良化方向である。
(1)転がり抵抗性能:ISO条件にて転がり抵抗を測定し、その結果を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど、転がり抵抗が小さく、良化方向である。
(2)高速耐久性能:ECE−R30条件で評価を実施し、その結果を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど良化方向である。
(3)悪路での耐外傷性:実車悪路評価を実施した。評価車両としては1トンのピックアップトラックを使用し、外傷の程度(幅、深さ)を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど良化方向である。
(4)悪路での走行性:実車悪路評価を実施した。評価車両としては1トンのピックアップトラックを使用し、悪路走行時のフィーリング評価を、比較例1を100として指数化した。値が大きいほど良化方向である。
結果は、表1に示す通りであり、本実施形態に係る実施例1〜3であると、比較例1〜3に対して、悪路走破性と、転がり抵抗性能及び高速耐久性能とを両立効果に優れていた。
12…サイドウォール部、14…トレッド部、16…バットレス部、26…トレッドゴム、26A…キャップゴム層、28…サイドウォールゴム、30…内側ゴム層、32…外側ゴム層、34…境界面、36…第1凸部、38…凹部、40…第2凸部、42…第3凸部、C…タイヤ周方向、M…タイヤ子午線方向
Claims (6)
- トレッド部とサイドウォール部の間に設けられたバットレス部に、タイヤ接地面を構成するトレッドゴムが延在して内側ゴム層が形成されるとともに、前記内側ゴム層の外側にサイドウォールゴムが重ねられて前記バットレス部の表面をなす外側ゴム層が形成され、前記トレッドゴムが前記サイドウォールゴムよりも300%モジュラスが高いゴムからなり、
前記バットレス部の表面に、タイヤ周方向に間隔をおいて配置されたタイヤ子午線方向に延びる複数の第1凸部と、隣接する前記第1凸部の間においてバットレス部の表面を凹ませて形成された凹部と、前記凹部内において当該凹部の凹み量よりも小さい突出量で突出した第2凸部とが設けられた空気入りタイヤ。 - 前記バットレス部の表面に、タイヤ周方向に延びる第3凸部が、前記複数の第1凸部のタイヤ径方向内側端に連結させて設けられた請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1凸部は、前記バットレス部の法線方向から見て前記トレッドゴムと前記サイドウォールゴムとの重なり部の範囲内に配置された請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1凸部のタイヤ子午線方向に沿った長さが、前記トレッドゴムと前記サイドウォールゴムとの重なり部のタイヤ子午線方向に沿った長さの50〜90%である請求項3記載の空気入りタイヤ。
- 前記第2凸部のタイヤ子午線方向に沿った長さが、前記凹部のタイヤ子午線方向に沿った長さの50〜80%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記トレッドゴムの300%モジュラスが、前記サイドウォールゴムの300%モジュラスの130〜170%である請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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