以下に好ましい実施形態を5つ挙げて説明するが、これら実施形態の内容の任意の組み合わせも本発明の範囲内である。
(実施形態1)
実施形態1では後述するように第2の金属配線層はアルミ第2層配線で構成され、第1金属配線層はアルミ第1層配線からなり、半導体基板上に第1の金属配線層、第2の金属配線層が半導体基板から近い順番に配置されている。本実施形態ではアルミ第2層配線からなる電源線4を画素2列に1本配置し、電源線が配置されていない画素列のMOSトランジスタの電源はアルミ第1層配線を介して供給する。電源線は1本で2列以上の画素列の増幅トランジスタに電源を供給する。この電源線は好ましくは垂直方向に延在して配置される。
以下、実施形態1を図1、図2、図3、図4、図5、図15を使って説明する。図1は本発明の実施形態1に係る光電変換装置の画素領域を示す平面図、図2は実施形態1の垂直走査回路と画素領域の等価回路図である。
まず、図2の等価回路図を使って実施形態1の回路構成を説明する。図2の回路図では4行×3列で12画素の画素領域を便宜上表しているが、実際には数百万画素以上ある。図中1は画素領域であり、画素領域1には複数の画素が行列状に配列されている。2は信号線、4は電源線、7は垂直走査回路、43と44は転送ゲート線、45はブリッジ線、46はリセット線を表す。
信号線2と電源線4は第2の金属配線層であるアルミ第2層配線である。転送ゲート線43と44、ブリッジ線45及びリセット線46は第1の金属配線層であるアルミ第1層配線である。
PD3−2等は2行3列目のフォトダイオード(光電変換素子)を表す。FD1、FD2、FD3はフローティングディフュージョンを表す。M1,M2は転送MOSトランジスタ、M3,M5はリセットMOSトランジスタ、M4は増幅MOSトランジスタ(増幅トランジスタ)を表す。
実施形態1では、2画素分のフォトダイオードと転送MOSトランジスタM1、M2に対して、1つのフローティングディフュージョン、リセットMOSトランジスタM3、増幅MOSトランジスタM4を有する2画素共通の駆動回路を使っている。つまり、2つのフォトダイオードPD2−1,PD2−2は、それぞれの転送MOSトランジスタM1,M2を介してフローティングディフュージョンFD2に接続されている。他のフォトダイオードも同様である。
更に、フローティングディフュージョンFD2には、リセットMOSトランジスタM3のソースと、増幅MOSトランジスタM4のゲートが接続されている。増幅MOSトランジスタM4のドレインと、その下部のリセットMOSトランジスタM5のドレインは、アクティブ領域で接続されている。そして、隣の列の電源線4からブリッジ線45を介してこれらのドレインに電源が供給される。即ち、電源線4が配置されていない画素列の増幅トランジスタM4等への電源は隣の列の電源線4から第1の金属配線層であるブリッジ線45を介して供給される。
このため、光電変換素子であるフォトダイオードPD2−1,PD2−2,PD5−1,PD5−2の画素列の右側の電源線4が省略できる。増幅MOSトランジスタM4はそのゲートに繋がったフローティングディフュージョンFD2の電位を、そのソースに繋がった信号線2にゲインをかけて伝えるソースフォロア構成を取っている。画素領域1のトランジスタM1、M2、M3、M4、M5は全てnチャンネルMOSトランジスタである。
次に、図1の画素領域の平面図について説明する。図1では図2と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。ここで、図15(A)は図1の平面図においてアルミ第2層配線がない場合の平面図、図15(B)はアルミ第2層配線がある場合の平面図を示すものである。図15(A)では増幅MOSトランジスタやリセットMOSトランジスタの境界を破線で示す。
図中、FD2−1、FD2−2、FD3−1、FD3−2等は図2と同様に光電変換素子のフォトダイオードである。48はフローティングディフュージョンであり、図2のFD1、FD2、FD3等の符号に相当する。41の実線はフィールド領域とアクティブ領域の境界を表す。図1の平面図においては、素子分離のためのフィールド酸化膜が境界41の右側領域にあり、フォトダイオードPD3−1を含むアクティブ領域が境界41の左側領域にある。
また、49はシェアード・コンタクト、50は多結晶シリコン領域、51−1,51−2は電源線4とブリッジ配線45とを電気的に接続するビアプラグである。52−1,52−2はブリッジ配線45と増幅MOSトランジスタM4及びリセットMOSトランジスタM3のドレインとを接続するコンタクトプラグ、53はポリコンタクトである。その他の2、4等の符号は図1と同様であるので説明を省略する。シェアード・コンタクト49は、フローティングディフュージョン48と多結晶シリコン領域50からなる配線を電気的に接続している。
コンタクトプラグ52−1,52−2はアルミ第1層配線とMOSトランジスタのソースまたはドレインを電気的に接続している。ポリコンタクト53はアルミ第1層配線と多結晶シリコン領域50を電気的に接続している。ビアプラグ51−1,51−2はアルミ第1層配線とアルミ第2層配線とを電気的に接続している。
図1の平面図では増幅MOSトランジスタM4とリセットMOSトランジスタM5の、それぞれのドレインがアクティブ領域(活性領域)で共通化されていることを示す(図15(A)参照)。このアクティブ領域には、隣の列の電源線4からビアプラグ51−1、アルミ第1層配線からなるブリッジ線45、コンタクトプラグ52−1を介して電源が供給される。この電源電圧には1〜5Vが望ましく、更に望ましくは2.5〜3.3Vである。
フォトダイオードPD2−1の蓄積電子数は照射された光量に応じて増加する。転送ゲート線44にオンパルスが入った時、転送MOSトランジスタM2がオンし、フォトダイオードPD2−1の蓄積電子が、フローティングディフュージョン48に完全転送される。フローティングディフュージョン48は容量素子であり、フォトダイオードPD2−1から転送された電子数に応じてその電位が小さくなる。
フローティングディフュージョン48は、シェアード・コンタクト49と多結晶シリコン配線50を介して増幅MOSトランジスタM4のゲート電極に接続されている。増幅MOSトランジスタM4のソースは、コンタクトプラグ52−2、アルミ第1層配線、ビアプラグ51−2を介して信号線2に接続されている。
図3は図1のA−A線における断面図を示す。図3では図1と同一部分には同一符号を付している。なお、図1では図3の層内レンズ35、オンチップマイクロレンズ38等は不図示である。
図中30はSiウェハ(半導体基板)、31は転送MOSトランジスタのゲート電極、35は層内レンズ、38はオンチップマイクロレンズ、39は回折光を表す。他の2、4、47、48等の符号は図1と同様である。光電変換素子であるフォトダイオードPD3−1の上部の右側には、電源線4と信号線2の2本のアルミ第2層配線が配置され、フォトダイオードPD3−1の上部の左側には信号線2の1本のみのアルミ第2層配線が配置されている。
このため、エリアセンサ全体では、フォトダイオード1列あたり1.5本のアルミ第2層配線を配置するということになる。この結果、従来のフォトダイオード1列あたり2本のアルミ第2層配線を配置する構造に比べて回折光39の拡がりが抑えられ、光学的混色が小さくなる。また、オンチップマイクロレンズ38や層内レンズ35の回折限界により集め切れなかった光もアルミ第2層配線でけられることがないため、感度も高めることが可能となる。
図3では不図示であるが、転送ゲート線43と転送ゲート線44とブリッジ線45とリセット線46はアルミ第1層配線で構成されている。これら43〜46のアルミ第1層配線は半導体基板30とアルミ第2層配線2,4の間に図示しない層間絶縁層を介して形成されている。
図1の平面図に示すようにフォトダイオードPD3−1の列の右側の電源線4と信号線2に関して、それらの空間の中間に画素の端部を配置するのが良い。即ち、直下のMOSトランジスタのソース・ドレインを結ぶ中間線と電源線4と信号線2の空間の中間を一致させるのが望ましい。
また、フォトダイオードPD2−1の列の右側のアルミ第2層配線は信号線2の1本であり、信号線2の中間を直下のMOSトランジスタのソース・ドレインを結ぶ中間線と一致させるのが望ましい。即ち、同様に信号線2の中間に画素の端部を配置するのが望ましい。
つまり、フォトダイオードPD2−1とPD3−1の間に電源線4が配置されない時に、電源線4が配置される場合と同様の位置に信号線2を配置する場合に比べて図1の右側にずらして配置する。この構成をとると、フォトダイオードPD2−1とPD3−1で開口を揃えられ、フォトダイオードPD2−1の列とPD3−1の列のバランスがとれるため、両者の光量が同じになる。
次に、実施形態1の駆動方法を図4の周辺回路領域を示す回路図と図5のタイミングチャートを使って説明する。図中6は信号読み出し回路、11は負荷電流源、12は信号読み出し回路、21は輝度信号用水平信号線、22はノイズ信号用水平信号線、23はメインアンプ、24は水平走査回路、25は外部信号端子を表す。また、φRes1、φTX1、φTX2は、図1や図2に示す転送ゲート線43、転送ゲート線44、リセット線46の電圧のタイミングを表している。φVFDは電源線4に通じる配線の電圧のタイミングを表している。
まず、1行目の走査について説明する。タイミングt1でφRes1のハイレベルによってリセットMOSトランジスタM3がオンし、FD1の電位を高い電位であるVDDとして選択状態にする。同時に、同じ行のFD2、FD3が選択状態になる。次いで、タイミングt2で、フローティングディフュージョンFD1、FD2、FD3のノイズ信号が増幅用MOSトランジスタM4で増幅され、信号線2を通じて読み出し回路6に読み出される。
タイミングt3で、φTX1のハイレベルにより転送MOSトランジスタM1がオンとなり、光照射によりPD1−1に貯まった電子がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−1、PD3−1に貯まった電子が、それぞれFD2、FD3に転送される。次に、タイミングt4で転送MOSトランジスタM1がオフとなり、光照射によるPD1−1、PD2−1、PD3−1の電子発生量が増幅MOSトランジスタM4と信号線2を通じ、輝度信号として読み出し回路6に読み出される。
次に、タイミングt5で、φRes1のハイレベルによってリセットMOSトランジスタM3がオンし、FD1、FD2、FD3の電位をGNDとし、FD1、FD2、FD3をオフする。この時、電源線4の電位はGNDとなっている。次いで、タイミングt6で、水平走査回路23により読み出し回路8に蓄えられたノイズレベルと輝度信号が読み出され、それぞれノイズレベル用水平信号線22と輝度信号用水平信号線21を通じてメインアンプ17に送られる。
この時、水平走査回路24から読み出し回路6に順々にパルスが送られ、左の列から順に輝度信号とノイズ信号が読み出される。メインアンプ23は輝度信号用水平信号線21から入った輝度信号からノイズ信号用水平信号線22からのノイズ信号を引き算し、外部出力用輝度信号を外部信号端子25に送り、1行目の走査が終わる。
2行目もタイミング期間t7の間で、転送MOSトランジスタM2をオンすること以外は1行目と同様の走査をする。つまり、2行目を選択するために、φTX2のハイレベルにより転送MOSトランジスタM2がオンとなり、光照射によりPD1−2に貯まった電子がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−2、PD3−2に貯まった電子が、それぞれFD2、FD3に転送される。
3行目はタイミングt8でφRes2をハイレベルにすることによってリセットMOSトランジスタM5をオンして、3行目用と4行目用のフローティングディフュージョンの電位をVDDとして選択状態にする。この時、φRes1はローレベルでリセットMOSトランジスタM3はオフであるため、1行目用と2行目用のフローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3の電位はGNDのままである。
このため、1行目と2行目は、非選択となり読み出されない。同様に、3行目用と4行目用以外の行のリセットMOSトランジスタはオフのため、これらの行のフローティングディフュージョンの電位もGNDのままである。このため、これらの行も非選択であり、読み出されない。これらの走査を全行繰り返すことによって1フレームの輝度信号が外部に読み出され、CMOSエリアセンサ上に投影された画像情報が1フレーム分の電気の信号となる。
実施形態1において図1や図2に示すブリッジ線45のみで周辺領域から画素領域のMOSトランジスタに電源を与え、電源線4を無しとする構成も考えられるが、読出し速度の観点から図4の負荷電流源11を使い、信号線2に定電流を流している。このため、電源線4を無しとすると、数千列以上の画素数のエリアセンサの場合には、ブリッジ線45での電圧降下が無視できない。従って、実施形態1の説明のように電源線4を間引くとしても、電源線4が2列に1本、または4列に1本ある構成の方が望ましい。
なお、実施形態1では、選択トランジスタの無い構成で説明したが、選択MOSトランジスタのある構造にしても良い。選択MOSトランジスタが無い構造の場合には、実施形態1のように電源線の電位変化を使って、選択行のフローティングディフュージョンの選択を行う。一方、選択MOSトランジスタを使う構造の場合には、増幅MOSトランジスタM4のソースかドレインに直列に接続する選択MOSトランジスタを使って選択行を決める。この場合、選択MOSトランジスタのゲートは、横方向に走るアルミ第1層配線に接続する。
実施形態1によれば、アルミ第2層配線からなる開口が大きくなり、回折光による混色が小さくなる。また、高感度となる。更に、フォトダイオード2個を共有する2画素共有技術を使っているため、1画素につき2トランジスタの構成となり、画素共有をしない場合に比べて感度領域となるフォトダイオード面積比を大きくできる。
なお、実施形態1の画素領域1のトランジスタは、nチャンネルMOSトランジスタとして説明したが、pチャンネルMOSトランジスタとしても良い。但し、この場合、画素領域に与える各パルスの正負が逆転する。また、実施形態1では、アルミ第2層配線の上部に、アルミ第3層配線等光を遮る層が無い構造の方が、本発明の効果を大きくするため望ましい。
(実施形態2)
実施形態2では、第2の金属配線層は銅第2層配線で構成され、第1の金属配線層は銅第1層配線からなる。そして、銅第2層配線からなる電源線を画素2列に1本配置し、電源線が配置されていない画素列の増幅MOSトランジスタ等の電源は銅第1層配線を介して供給する。また、実施形態2では4つのフォトダイオードに対して一つのフローティングディフュージョン、増幅MOSトランジスタ、リセットMOSトランジスタを対応させる4画素共有技術を使う。
図6、図7、図8、図9は本発明の実施形態2を説明する図である。図6は実施形態2に係る光電変換装置の画素領域を表す平面図、図7は画素領域と垂直走査回路の等価回路図である。図7の等価回路図では4行×3列で12画素の画素領域を便宜上表しているが、実際には数万画素以上ある。画素領域1には同様に複数の画素が行列状に配列されている。図6乃至図9では図1乃至図5と同一部分には同一符号を付している。
まず、図7の等価回路図を使って実施形態2を説明する。図中、Res1,Res2はリセット線、Tx1,Tx2,Tx3,Tx4は転送ゲート線である。7は垂直走査回路、45はブリッジ線を表し、PD3−2等の符号は2行3列目のフォトダイオード(光電変換素子)を表している。他の符号は図2と同様である。
実施形態2では、4画素分のフォトダイオードと転送MOSトランジスタに対して、1つのフローティングディフュージョン、リセットMOSトランジスタM3、増幅MOSトランジスタM4を有する4画素共通の駆動回路を使っている。例えば、4つのフォトダイオードPD2−1,PD2−2,PD2−3,PD2−4は、それぞれの転送MOSトランジスタM1,M2,M7,M8を介してフローティングディフュージョンFD2に接続されている。
更に、フローティングディフュージョンFD2はリセットMOSトランジスタM3のソースと、増幅MOSトランジスタM4のゲートに接続されている。増幅MOSトランジスタM4には、隣の列の電源線4からブリッジ線45を介して電源が供給される。このため、フォトダイオードPD2−1,PD2−2,PD2−3,PD2−4の列の電源線4が省略できる。
増幅MOSトランジスタM4は、そのゲートに接続されたフローティングディフュージョンFD2の電位にゲインをかけて、そのソースに繋がった信号線2に伝えるソースフォロア構成を取っている。実施形態2ではリセットMOSトランジスタM5のドレイン電極は信号線2に接続され、フローティングディフュージョンのリセット電位は信号線2から供給される。この場合の駆動方法については後述する。
次に、図6の画素領域の平面図について説明する。図中48はフローティングディフュージョンであり、図7のFD1、FD2、FD3等の符号に相当する。他の符号は図1の場合と同様である。実施形態2では、フローティングディフュージョン48の2つのアクティブ領域は、多結晶シリコン配線とシェアード・コンタクト49で電気的接続がとられている。
また、増幅MOSトランジスタM4のドレインには、電源線4、ビアプラグ51−1、ブリッジ配線45、コンタクトプラグ52−1を介して電源が供給される。電源線4が配置されていない画素列の増幅トランジスタM4等への電源は隣の列の電源線4から第1の金属配線層であるブリッジ線45を介して供給される。
図6の平面図に示すようにフォトダイオードPD1−1の列の右側の電源線4と信号線2に関して、それらの空間の中間に画素の端部を配置するのが良い。即ち、直下のMOSトランジスタのソース・ドレインを結ぶ中間線と電源線4と信号線2の空間の中間を一致させるのが望ましい。
また、フォトダイオードPD2−1の列の右側の銅第2層配線は信号線2の1本であり、信号線2の中間を、直下のMOSトランジスタのソース・ドレインを結ぶ中間線と一致させるのが望ましい。即ち、同様に信号線2の中間に画素の端部を配置するのが望ましい。
この構成をとると、実施形態1の説明と同様にフォトダイオードPD1−1とPD2−1で開口を揃えられ、フォトダイオードPD1−1の列とPD2−1の列のバランスがとれるため、両者の光量が同じになる。
次に、実施形態2の駆動方法を図8の周辺回路領域を示す回路図と、図9のタイミングチャートを使って説明する。図中、26はFD電位供給回路であり、27は負荷電流源遮断用MOSトランジスタである。図8の他の符号は図4と同様である。また、図9のφRes1、φTX1、φTX2、φTX3、φTX4、φRes2は、それぞれ、リセット線Res1、転送ゲート線TX2、転送ゲート線TX3、転送ゲート線TX4、リセット線Res2の電圧のタイミングを表わす。φVR1とφVR2は図8のFD電位供給回路26に与えられる電圧パルスである。
まず、タイミングt1で、φRes1のハイレベルによってリセットMOSトランジスタM3がオンし、FD1の電位を高い電位であるVRHとし、FD1を選択状態にする。同時に同じ行にあるリセットMOSトランジスタがオンするため、FD2、FD3等も選択状態になる。
次に、タイミングt2で、FD1、FD2、FD3のノイズ信号が増幅用MOSトランジスタM4で増幅され、信号線2を通じて読み出し回路6に読み出される。タイミングt3で、φTX1のハイレベルにより転送MOSトランジスタM1がオンとなり、光照射によりPD1−1に貯まった電子がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−1、PD3−1に貯まった電子が、それぞれFD2、FD3に転送される。次に、タイミングt4で、転送MOSトランジスタM1がオフとなり、光照射によるPD1−1、PD2−1、PD3−1の電子発生量が増幅MOSトランジスタM4と信号線2を通じ、輝度信号として読み出し回路6に読み出される。
次に、タイミングt5で、φRes1のハイレベルによってリセットMOSトランジスタM3がオンし、FD1、FD2、FD3の電位をGNDとし、FD1、FD2、FD3をオフする。次いで、タイミングt6で、水平走査回路23により読み出し回路8に蓄えられたノイズレベルと輝度信号が読み出され、それぞれノイズレベル用水平信号線22と輝度信号用水平信号線21を通じてメインアンプ17に送られる。
この時、水平走査回路24から複数の読み出し回路6に順々にパルスが送られ、左の列から順に輝度信号とノイズ信号が読み出される。メインアンプ23は輝度信号用水平信号線21から入った輝度信号からノイズ信号用水平信号線22からのノイズ信号を引き算し、外部出力用輝度信号を外部信号端子25に送り、1行目の走査が終わる。
2行目も、タイミング期間t7の間で、転送MOSトランジスタM2をオンすること以外は、1行目と同様の走査をする。つまり、2行目を選択するために、φTX2のハイレベルにより転送MOSトランジスタM2がオンとなり、光照射によりPD1−2に貯まった電子がFD1に転送される。同時に、光照射によりPD2−2、PD3−2に貯まった電子が、それぞれFD2、FD3に転送される。この時、FD1、FD2、FD3に接続された4行以外のフローティングディフュージョンは、GND電位のままであるため、非選択状態である。
3行目も、タイミングt8でφRes1をハイレベルにすることによってリセットMOSトランジスタM3をオンして、3行目の走査を行う。これらの走査を全行繰り返すことによって1フレームの輝度信号が外部に読み出される。実施形態2では電源線4は常に高い電位VDDを供給している。
実施形態2では、選択トランジスタの無い構造で説明したが、選択MOSトランジスタのある構造にしても良い。選択MOSトランジスタ無い構造では、実施形態2のように信号線の電位変化を使って、選択行のフローティングディフュージョンの選択を行う。一方、選択MOSトランジスタを使う構造では、増幅MOSトランジスタM4のソースかドレインに直列の接続する選択MOSトランジスタを使って選択行を決める。この場合、選択MOSトランジスタのゲートは横方向に走る銅第1層配線に接続される。
実施形態2では、銅第2層配線からなる開口が大きくなり、回折光による混色が小さくなる。また、高感度となる。また、フォトダイオード4画素共有技術であるため、1画素につき、1.5トランジスタの構成であり、感度領域となるフォトダイオード面積比を大きくできる効果がある。
(実施形態3)
実施形態3では、第1の金属配線層を多結晶シリコン領域からなる配線層とし、第2の金属配線層をアルミ第1層配線とする。つまり、画素領域にアルミ第2層配線が無い構造である。そして、アルミ第1層配線からなる電源線を画素2列に1本配置し、電源線が配置されていない画素列のMOSトランジスタの電源は多結晶シリコン配線を介して供給する。
図10は本発明の実施形態3に係る光電変換装置の画素領域の平面図を表す。図10では図1、図6等と同一部分には同一符号を付している。また、画素領域等の等価回路図は図2の実施形態1と同様である。図10中、54はFD接続用アルミ第1層配線である。他の符号は図1或いは図6等と同様である。
実施形態3では、横方向に走る転送ゲート線Tx1、Tx2、Tx3、Tx4と、リセット線Res1と、ブリッジ線45を多結晶シリコン領域50で構成する。多結晶シリコン領域50は、転送MOSトランジスタM1,M2、増幅MOSトランジスタM4、リセットMOSトランジスタM5のゲート電極でもある。
実施形態3の構造では、配線として多結晶シリコン領域50を使うので、多結晶シリコン領域50の少なくとも配線として長く伸びる領域を、金属シリサイドやサリサイドで上面を覆い電気抵抗を減らすのが望ましい。この時、多結晶シリコン領域50は横方向の配線として水平方向に伸びるので、2つのフローティングディフュージョン48を接続するためにFD接続用アルミ第1層配線54で電気的に接続して共有化している。
周辺回路は図4を使って説明した実施形態1と同様である。駆動タイミングも図5を使って説明した実施形態1と同様である。実施形態3では、金属配線層を多結晶シリコン領域からなる配線層とし、アルミ第2層配線を使わないため、半導体基板30から離れたところにある配線が無い。このため、より回折光による混色が起こりにくい。また、高感度となる。
(実施形態4)
実施形態4は、第2の金属配線層を利用して画素領域にウェルコンタクトを取る例である。ウェルコンタクトを取ることによって画素領域のウェル電位を端部から中央部まで時間的にも空間的にも安定に保つので、シェーディング等の問題が起きない。また、実施形態4では実施形態1と同様に第1の金属配線層をアルミ第1層配線とし、第2の金属配線層をアルミ第2層配線とする。
そして、アルミ第2層配線からなる電源線を画素2列に1本配置し、電源線が配置されていない画素列の増幅MOSトランジスタ等の電源はアルミ第1層配線を介して供給する。この結果、電源線が配置されていない画素列にアルミ第2層配線を用いて接地線を配置することができる。
図11は実施形態4に係る光電変換装置の画素領域を示す平面図、図12は実施形態4の画素領域や垂直走査回路を含めた等価回路図である。図11、図12では図1、図2等と同一部分には同一符号を付している。
以下、実施形態4を図11と図12を使って説明する。まず、図12の等価回路図を説明する。図12の等価回路図は実施形態1の図2とほぼ同じ構成であるが、接地線5が縦に配置されている違いがある。接地線5は、画素領域1の外部で接地電位に固定される。この結果、画素領域のp型ウェルの電位は、接地電位に時間的にも空間的にも安定に保たれる。
次に、図11の画素領域の平面図について説明する。増幅MOSトランジスタM4とリセットMOSトランジスタM5の電源は、アルミ第2層配線からなる電源線4からビアプラグ51、アルミ第1層配線からなるブリッジ配線45、コンタクトプラグ52を介して供給される。
ブリッジ配線45を使って横方向にも電源を供給できるので、フォトダイオードPD2−1の右側の電源線4を省くことができ、ここに画素の接地線5を縦方向に走らせている。即ち、図11に示すように電源線4の無い画素列に第2の金属配線層であるアルミ第2層配線によって画素領域にウェルコンタクトをとるための接地線5を配置している。
接地線5は、画素領域の外部から接地電位を供給し、ビアプラグ57、コンタクトプラグ58、多結晶シリコン領域55、シェアード・コンタクト56を介して画素領域のp型ウェルを接地電位に固定している。ここで、シェアード・コンタクト56下部のアクティブ領域は、オーミックコンタクトをとるために、少なくとも接触領域が濃いp型になっている。
そして、この濃いp型領域は、画素領域のすべてnチャンネルMOSトランジスタであるトランジスタM1,M2,M3,M4,M5のp型ウェル領域につながっている。このため、トランジスタM1,M2,M3,M4,M5の駆動時、そのp型ウェル領域の電位が接地電位で安定し、ひいてはトランジスタM1,M2,M3,M4,M5の安定駆動につながる。
実施形態4では、画素領域のトランジスタはすべてnチャンネルMOSトランジスタで構成するとしたが、すべてpチャンネルMOSトランジスタで構成しても良い。この場合、画素領域のウェルはn型ウェルとなるため、前述と同様の方法でこのn型ウェルにVDD等の電源電位を供給する。
以上説明した実施形態4による画素内のp型ウェルの接地は、最大、2行2列の4画素以上に1個とれるが、100行×100列の1万画素に一つ等、大きく接地箇所数を少なくしても良い。また、実施形態4の駆動方法は図4の周辺回路領域を示す回路図と図5のタイミングチャートを使って説明した実施形態1と同様である。
実施形態4では、画素のウェルを固定する配線を持ちながら、アルミ第1層配線もアルミ第2層配線の本数を増やすことがない。これに比べ、従来はアルミ第1層配線とアルミ第2層配線のみで、接地線を走らせるためには、アルミ第1層配線かアルミ第2層配線を1本増やす必要があった。
実施形態4によれば、従来の接地線を並べた画素領域に比べ金属配線層による開口を大きくとることができる。このため、回折光の拡がりによる混色の問題も小さい。また、各画素の対称性もよく、画素周辺部の色ムラも無い。更に、高感度となる。
(実施形態5)
実施形態5は、第2の金属配線層を利用して画素領域にウェルコンタクトを取る例である。また、実施形態5では、第1の金属配線層をアルミ第1層配線とし、第2の金属配線層をアルミ第2層配線とする。
更に、アルミ第2層配線からなる電源線を画素4列に1本配置し、電源線が配置されていない画素列の増幅MOSトランジスタ等の電源はアルミ第1層配線を介して供給する。この結果、電源線が配置されていない画素3列の真ん中の1列に接地線(アルミ第2層配線)を配置し、アルミ第2層配線による開口も大きくとれる。
以下、実施形態5を図13の画素領域の平面図、図14の画素領域や垂直走査回路を含めた等価回路図を使って説明する。図13、図14では図11、図12等と同一部分には同一符号を付している。
まず、図14の等価回路図を説明する。図14の等価回路図は図12とほぼ同じであるが、電源線4と接地線5を共に画素4列に1本としている違いがある。接地線5は画素領域の外部で接地電位に固定される。
次に、図13の画素領域の平面図について説明する。増幅MOSトランジスタM4とリセットMOSトランジスタM5の電源は、アルミ第2層配線からなる電源線4からビアプラグ51、アルミ第1層配線からなるブリッジ配線45、コンタクトプラグ52を介して供給される。
ブリッジ配線45を使って横方向にも電源を供給できるので、フォトダイオードPD2−1の右側の電源線4を省くことができ、右側に画素の接地線5を縦方向に走らせている。接地線5はアルミ第2層配線によって形成され、画素領域にウェルコンタクトをとるものである。
接地線5は、画素領域の外部から接地電位を供給し、ビアプラグ57、コンタクトプラグ58、多結晶シリコン領域55、シェアード・コンタクト56を介して画素領域のp型ウェルを接地電位に固定する。実施形態5の方法による画素内のウェルの接地は、最大、2行4列の8画素以上に1個とれるが、100行×100列の1万画素に一つ等、大きく接地箇所を少なくしても良い。
フォトダイオードPD2−1の左側つまりフォトダイオードPD1−1の右側は、信号線2を右側に寄せて、フォトダイオードPD2−1の列とフォトダイオードPD1−1の列のバランスを保つ。この結果、フォトダイオードPD2−1の列とフォトダイオードPD1−1の列は光量が一定に保たれる。
実施形態5によれば、画素領域のウェルの接地をとりながら、アルミ第2層配線を画素1列につき1.5本とできるため、従来の接地線を並べた画素領域に比べて金属配線層による開口を大きくとることができる。このため、回折光の拡がりによる混色の問題も小さい。また、高感度となる。