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JP5761690B2 - ステータ製造方法及びコイル挿入装置 - Google Patents

ステータ製造方法及びコイル挿入装置 Download PDF

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JP5761690B2
JP5761690B2 JP2011274809A JP2011274809A JP5761690B2 JP 5761690 B2 JP5761690 B2 JP 5761690B2 JP 2011274809 A JP2011274809 A JP 2011274809A JP 2011274809 A JP2011274809 A JP 2011274809A JP 5761690 B2 JP5761690 B2 JP 5761690B2
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Description

本発明は、コイル挿入装置を用いてコイルをステータコアに巻装してステータを製造するステータ製造方法、及びそのためのコイル挿入装置に関する。
コイルをステータコアに巻装してステータを製造する方法の一つとして、例えば特開2000−69723号公報(特許文献1)に記載された方法が知られている。なお、この背景技術の欄の説明では、〔〕内に特許文献1における部材名を引用して説明する。特許文献1の方法は、環状に形成された複数の環状導体をコイル挿入装置によってステータコアのスロットに挿入するものである。この特許文献1の方法は、径方向に互いに隣接した状態でステータコアに巻装される第一コイル部〔1回目挿入分コイル39〕及び第二コイル部〔2回目挿入分コイル41〕を有するコイルの製造を対象としている。
特許文献1のコイル挿入装置は、2つに分割されたコイル押上器〔第1のストリッパ23,第2のストリッパ19〕を備えている。このうちの1つ(「第一コイル押上器」と称する)〔第1のストリッパ23〕は、径方向に沿って突出する押込歯〔突起部49a〕の先端部に、膨大部〔49b〕を備えている。そして、第一コイル押上器が第一コイル部を構成する環状導体をスロット内に挿入させるのと同時に、第一コイル押上器に設けられた膨大部は、第一コイル部のスロット内に配置された部分を当該スロット内で径方向に圧縮する。この圧縮工程により生じるスロット内の空間に、その後、2つに分割されたコイル押上器の他の1つが第二コイル部を構成する環状導体を挿入させる。これにより、第一コイル部及び第二コイル部を構成する各環状導体どうしの擦れ等に起因するコイルの損傷を抑制している。
このように、特許文献1の方法及び装置では、コイル挿入方向の前側に配置される第一コイル押上器に膨大部を設けて上記圧縮工程を実行可能としている。しかし、通常1つの塊状の部材として備えられるコイル押上器を2つに分割しているので、コイル挿入装置の構成が複雑化するという課題があった。
特開2000−69723号公報
そこで、コイル挿入装置の構成を複雑化させることなく、コイルの損傷を抑制することができるステータ製造方法の実現が望まれる。また、そのような方法に適したコイル挿入装置の実現が望まれる。
本発明に係る、コイル挿入装置を用いてコイルをステータコアに巻装してステータを製造するステータ製造方法の特徴構成は、前記コイルは、前記ステータコアに巻装された状態で径方向に互いに隣接して配置される第一コイル部及び第二コイル部を有し、前記コイル挿入装置は、前記ステータコアの複数のティースのそれぞれに対向するように軸方向に延びると共に周方向に沿って複数配列されたブレードを有するコイル保持器と、複数の前記ブレードに嵌合して当該ブレード間の位置関係を調整する位置調整器と、前記コイル保持器に保持された前記コイルを前記ステータコアのスロット側へ押し出すコイル押出器と、を備え、前記位置調整器は、互いに隣接する前記ブレードの間を通って径方向に沿って前記ステータコア側へ突出する複数の突出歯を有し、複数の前記突出歯のそれぞれの径方向端面が、前記スロットの開口部よりスロット内側まで延びるように形成され、前記第一コイル部を構成する複数の環状導体を前記コイル保持器に配置した状態で、前記コイル押出器により当該複数の環状導体を前記スロットに挿入する第一コイル巻装工程と、前記第一コイル巻装工程の後、少なくとも前記ステータコアの軸方向一方側である軸第一方向側の端部から軸方向他方側である軸第二方向側の端部まで軸方向に前記位置調整器を移動させ、前記突出歯の前記径方向端面により前記第一コイル部の前記スロット内に配置された部分を径方向に圧縮するコイル圧縮工程と、前記第一コイル巻装工程の後、前記第二コイル部を構成する複数の環状導体を前記コイル保持器に配置した状態で、少なくとも前記ステータコアの前記軸第二方向側の端部から前記軸第一方向側の端部まで軸方向に前記位置調整器を移動させ、前記突出歯の前記径方向端面により前記第一コイル部の前記スロット内に配置された部分を前記スロットの前記開口部からスロット内側へ向かう方向に押さえながら、前記コイル押出器により当該複数の環状導体を前記スロットに挿入する第二コイル巻装工程と、を有し、前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれが、複数の前記環状導体を前記コイル保持器に配置するコイル配置工程と、前記コイル配置工程の後、前記コイル保持器に対する前記位置調整器の位置を前記ステータコアの前記軸第二方向側の端部の位置又はそれよりも前記軸第二方向側の位置に固定した状態で、前記位置調整器と前記コイル押出器との間の軸方向間隔が前記環状導体の軸方向に沿った変形前の全長よりも短くなる設定位置まで前記コイル押出器を前記ブレードに沿って前記軸第一方向側に移動させ、複数の前記環状導体を変形させるコイル変形工程と、前記コイル変形工程の後、前記コイル押出器を前記位置調整器と共に前記軸第一方向側に更に移動させ、前記環状導体を前記スロットに挿入するコイル挿入工程と、を有する点にある。
上記の特徴構成によれば、位置調整器の複数の突出歯のそれぞれの径方向端面がスロットの開口部よりスロット内側まで延びるように形成されているので、第二コイル巻装工程において、各突出歯の径方向端面によりスロット内で第一コイル部を押さえることができる。これにより、スロット内における第一コイル部の密集度を高め、スロット内の開口部側に第二コイル部を配置するための空間を形成しながら第二コイル部を構成する複数の環状導体をスロットに挿入することができる。よって、コイルが損傷するのを抑制することができる。
また、上記の特徴構成では、スロット内で第一コイル部を押さえるための部位(所定形状の突出歯)を、位置調整器に有している。このような位置調整器は、ブレード間の位置関係を調整するために、コイル挿入装置においてコイル押出器とは別に設けられるものである。よって、例えばコイル押出器を複数に分割する等してコイル挿入装置の構成を複雑化させることなく、一般的な構成のコイル挿入装置の軽微な改良によって上記の効果を得ることができる。
また、上記の特徴構成では、コイル配置工程の後に実行されるコイル変形工程において、位置調整器とコイル押出器との間で複数の環状導体を押圧してその連結部分を変形させる。これにより、当該連結部分の形状を、ステータコイルに巻装後のコイルエンド部の形状に近づけることができる。この状態でコイル挿入工程を実行し、変形後の複数の環状導体のそれぞれの連結部分を渡り部としてステータコアから軸方向に突出する位置に配置すると共に、第一部分及び第二部分をスロットに挿入する。このとき、コイル変形工程において、環状導体の連結部分がステータコイルに巻装後のコイルエンド部の形状に近い形状に既に変形されているので、各環状導体を容易にスロットに挿入することができる。
さらに、上記の特徴構成では、位置調整器を、その軸第二方向側端部がステータコアの軸第二方向側端部と揃う位置又はそれより軸第二方向側の位置まで移動させることで、第一コイル部のスロット内に配置された部分を圧縮するのと同時に、第二コイル巻装工程のコイル挿入工程の前に実行されるコイル変形工程のための準備を適切に行うことができる。つまり、第二コイル巻装工程におけるコイル配置工程からコイル変形工程への過渡段階で、合理的な一連の動作の中で第一コイル部を構成する複数の環状導体を径方向に圧縮することができる。
ここで、前記第一コイル部及び前記第二コイル部のそれぞれにおける前記ステータコアから当該ステータコアの軸方向に突出するコイルエンド部が、前記ステータコアの異なるスロット間をつないで当該ステータコアの周方向に延びる複数の渡り部を備えると共に、前記渡り部のそれぞれは、周方向一方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向内側に位置すると共に周方向他方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向外側に位置するように配置され、前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれにおける前記コイル配置工程では、前記環状導体の第一部分を前記ブレード間に形成される第一の引掛隙間に挿入し、前記環状導体の第二部分を前記第一の引掛隙間から所定ピッチ離れた第二の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体のそれぞれの前記第一部分と前記第二部分とをつなぐ連結部分が、軸方向視で当該連結部分と重複する位置に配置された他の前記環状導体の前記第一部分に対して前記軸第一方向側を通るように、複数の前記環状導体を配置すると好適である。
コイル配置工程において、コイル保持器に上記の構成のように複数の環状導体を配置することで、渡り部のそれぞれが、周方向一方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向内側に位置すると共に周方向他方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向外側に位置するように配置された構成のコイル部(ここでは「渦巻状コイル部」と称する)を備えたステータの製造のための準備を、適切に行うことができる。そして、コイル配置工程、コイル変形工程、及びコイル挿入工程を、第一コイル巻装工程及び第二コイル巻装工程のそれぞれで実行することで、径方向に隣接して配置された2つの渦巻状コイル部を備えたステータを適切に製造することができる。
また、前記コイル保持器は、前記軸第一方向側の端部が複数の前記ブレードの開放端部とされていると共に、前記開放端部よりも前記軸第二方向側に複数の前記ブレードを一体的に保持する保持部を備え、前記第二コイル巻装工程における前記コイル配置工程は、前記第一コイル巻装工程の後、前記位置調整器が前記コイル保持器に対して前記軸第一方向側にある状態で実行され、前記第二コイル巻装工程の前記コイル配置工程の後であってかつ前記第二コイル巻装工程の前記コイル変形工程の前に前記コイル圧縮工程を実行し、前記第二コイル巻装工程の前記コイル挿入工程において、前記位置調整器を前記軸第一方向側に向かって軸方向に移動させ、前記突出歯の前記径方向端面により前記第一コイル部の前記スロット内に配置された部分を前記スロットの前記開口部からスロット内側へ向かう方向に押さえながら、前記コイル押出器により前記第二コイル部を構成する複数の前記環状導体を前記スロットに挿入する構成とすると好適である。
この構成によれば、第二コイル巻装工程のコイル配置工程において、コイル保持器に対して開放端部側から、位置調整器によって妨害されることなく第二コイル部を構成する複数の環状導体を挿入して配置することができる。また、その後の第二コイル巻装工程において、コイル配置工程の後であってかつコイル変形工程の前にステータコアの軸方向の全域に亘って位置調整器を軸第二方向側に向かって移動させることで、第一コイル部のスロット内に配置された部分の全体を径方向に圧縮することができる。また、その後、コイル挿入工程において位置調整器を軸第一方向側に向かって移動させることで、スロット内で第一コイル部を押さえながら第二コイル部を構成する複数の環状導体をコイル押出器によりスロットに挿入することができる。よって、コイルが損傷するのを有効に抑制することができる。
また、前記コイルは、複数相からなり、前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれにおいて、複数相の前記コイルを構成する全ての前記環状導体をまとめて前記スロットに挿入する構成とすると好適である。
また、前記コイル押出器は、複数の前記ブレードに沿うように形成された円盤状の本体部と、前記本体部から軸方向で前記位置調整器側に膨出し前記本体部よりも小径に形成された膨出部と、を有し、前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれの前記コイル変形工程において、前記膨出部の外周面によって前記環状導体を当接支持し、前記環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の前記環状導体を変形させる構成とすると好適である。
本発明に係る、コイルをステータコアに巻装するためのコイル挿入装置の特徴構成は、上述したステータ製造方法に用いるものであり、前記位置調整器が前記ステータコアと同じ軸方向位置に配置された状態で、複数の前記突出歯のそれぞれの前記径方向端面が、前記スロットの開口部よりスロット内側まで延びるように形成されており、前記突出歯が、軸方向端部から軸方向中央部に向かうに従って径方向で前記スロットの前記開口部からスロット内側へ向かう傾斜面を、当該突出歯における軸方向の両端部にそれぞれ有する点にある。
上記の特徴構成によれば、位置調整器がステータコアと同じ軸方向位置に配置された状態で、位置調整器の複数の突出歯のそれぞれの径方向端面がスロットの開口部よりスロット内側まで延びるように形成されているので、コイルを構成する導体の所定部分を各突出歯の径方向端面によりスロット内で押さえることができる。これにより、スロット内におけるコイルの密集度を高め、スロット内の開口部側に空間を形成しながらコイルを構成する別の導体を挿入することができる。或いは、コイルを構成する導体の所定部分を各突出歯の径方向端面によりスロット内で圧縮することができる。これにより、スロット内におけるコイルの密集度を高め、スロット内の開口部側に空間を形成することができる。よって、その空間にコイルを構成する別の導体を配置することができる。それらの際、複数回に分けて挿入される導体どうしが擦れる等して損傷するのを、抑制することができる。
また、上記の特徴構成では、コイルの所定部分をスロット内で押さえ、又は圧縮するための部位(所定形状の突出歯)を、位置調整器に有している。このような位置調整器は、ブレード間の位置関係を調整するために、コイル挿入装置においてコイル押出器とは別に設けられるものである。よって、例えばコイル押出器を複数に分割する等して構成を複雑化させることなく、一般的な構成のコイル挿入装置の軽微な改良によって、上記の効果を得ることが可能なコイル挿入装置を実現することができる。
さらに、上記の特徴構成では、それぞれの突出歯が傾斜面を有するので、位置調整器の軸方向移動に伴い、導体の所定部分を、傾斜面に沿ってスロットの開口部側からスロット内側に向かって円滑に押し出すことができる。よって、突出歯の軸方向端部とコイルを構成する導体とが擦れる等して導体が損傷するのを有効に抑制することができる。しかも、それぞれの突出歯が軸方向の両端部に傾斜面を有するので、位置調整器を軸第二方向側に移動させるコイル圧縮工程と、位置調整器を軸第一方向側に移動させる第二コイル巻装工程のコイル挿入工程との両工程において、導体が損傷するのを有効に抑制することができる。
ここで、前記径方向端面が、前記スロットの周方向幅に応じた周方向幅を有していると共に、前記スロットの軸方向に直交する断面の面積を二等分する径方向位置に配置されている構成とすると好適である。
この構成によれば、各スロット内において周方向の全域で導体の全体を確実に径方向に押さえ、又は圧縮することができる。また、突出歯の径方向端面によって、スロット内の空間を互いにほぼ等しい容積を有する2つの空間に区画することができる。よって、径方向に互いに隣接して配置される2つのコイル部を有するコイルを備えたステータの製造に際し、それら2つのコイル部をスロット内に均等に配置することができる。従って、そのようなコイルを備えたステータの製造に適したコイル挿入装置を実現することができる。
また、前記位置調整器は、前記ステータコアの前記スロットと同数の前記突出歯を有する構成とすると好適である。
実施形態に係るステータの斜視図である。 軸方向から見たコイルエンド部を模式的に示した平面図である。 実施形態に係るコイル挿入装置を示す概略構成図である。 図3のIV−IV断面図である。 位置調整器の拡大斜視図である。 図3のVI−VI断面図である。 実施形態に係るステータ製造方法の製造工程を示すフローチャートである。 第一コイル配置工程での環状導体の配置状態を示す模式図である。 第一コイル変形工程でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 第一コイル変形工程での環状導体の配置状態を示す模式図である。 第一コイル挿入工程の一局面でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 第一コイル挿入工程の最終局面でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 第一コイル成形工程でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 コイル圧縮工程でのステータコア及び位置調整器の状態を示す図である。 図14のXV−XV断面図である。 第二コイル配置工程でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 第二コイル挿入工程でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 その他の実施形態に係るステータ製造方法の製造工程を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る第二コイル配置工程でのコイル挿入装置の状態を示す図である。 その他の実施形態に係るコイル圧縮工程でのコイル挿入装置の状態を示す図である。
本発明に係るステータ製造方法について、図面を参照して説明する。本発明に係るステータ製造方法は、コイル挿入装置5を用いてコイル3をステータコア2に巻装してステータ1を製造するものである。本実施形態に係るステータ製造方法によれば、コイル挿入装置5の構成を複雑化させることなく、コイル3が損傷するのを抑制することができる。以下では、製造対象となるステータ1の構成、製造段階でコイル3をステータコア2に巻装するために使用されるコイル挿入装置5の構成、及びコイル挿入装置5を用いたステータ製造方法、の順に説明する。
なお、以下の説明では、特に区別して明記している場合を除き、「軸方向L」、「周方向C」、「径方向R」は、ステータコア2の円筒状のコア基準面21(例えばステータコア2の内周面)の軸心Xを基準として定義している。コイル挿入装置5の各部材に関しては、当該コイル挿入装置5にステータコア2が通常の態様で装着された(セットされた)状態でのコア基準面21の軸心Xを基準として定義している。また、本実施形態では、コイル挿入装置5に備えられる複数のブレード51の開放端部側(図3における上側)を「軸第一方向L1側」とし、それとは反対側(図3における下側)を「軸第二方向L2側」としている。
また、各部材についての方向や位置等に関する用語(例えば、「直交」や「揃う」等)は、製造上許容され得る誤差による差異を有する状態も含む概念として用いている。
1.ステータの構成
本実施形態に係るステータ1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。このステータ1は、インナーロータ型の回転電機のステータである。ここで、「回転電機」は、モータ(電動機)、ジェネレータ(発電機)、及び必要に応じてモータ及びジェネレータの双方の機能を果たすモータ・ジェネレータのいずれをも含む概念として用いている。図1に示すように、ステータ1は、ステータコア2とコイル3とを備えている。なお、図1では、煩雑さを避けるために、ステータコア2から軸方向Lに突出するコイル3の部分であるコイルエンド部32については、一部のみを示して他の部分の図示を省略している。
ステータコア2は、磁性材料を用いて形成されている。また、ステータコア2は、円筒状のコア基準面21の周方向Cに分散配置された複数のスロット22と、周方向Cに互いに隣接する2つのスロット22の間に形成された複数のティース23とを有する。ここで、「円筒状のコア基準面21」とは、スロット22の配置や構成に関して基準となる仮想的な面である。本実施形態では、図1に示すように、隣接する2つのスロット22の間に形成される複数のティース23の径方向R内側の端面を含む仮想的な円筒状の面であるコア内周面を、コア基準面21としている。なお、ステータコア2の外周面等をコア基準面21としても良い。
複数のスロット22は、周方向Cに沿って一定間隔で分散配置されている。各スロット22は、軸方向Lに延びると共に、ステータコア2の軸心Xから放射状に径方向Rに延びるように形成されている。各スロット22は、互いに同じ形状とされており、軸方向L及び径方向Rに延びると共に周方向Cに所定の幅を有する溝状に形成されている。各スロット22の内壁面には、シート状の絶縁部材(図示せず)が設けられている。各スロット22は、径方向R内側に開口(ステータコア2の内周面に開口)する開口部(本例では内周開口部22a)を有している。各スロット22の内周開口部22aの開口幅は、それより径方向R外側の部分に比べて狭くなっている。すなわち、本実施形態におけるスロット22は、セミオープンスロットとして構成されている。また、各スロット22の径方向R内側端部には、合成樹脂製のシート状部材等からなるウェッジ25が、内周開口部22aを閉塞するように配置されている(図6を参照)。
複数のティース23は、それぞれ隣接する2つのスロット22の間に形成され、周方向Cに沿って一定間隔で分散配置されている。各ティース23は、互いに同じ形状とされており、軸方向L及び径方向Rに延びると共に周方向Cに所定の幅を有する厚板状に形成されている。本実施形態では、各ティース23は、当該ティース23における周方向Cを向く2つの側面が互いに平行となるように形成されている。すなわち、本実施形態におけるティース23は、平行ティースとして構成されている。
本実施形態では、回転電機は多相交流(本例では三相)で駆動される交流電動機である。ステータ1のコイル3は、本例では三相(U相、V相、W相)のそれぞれに対応して、U相コイル、V相コイル、W相コイルに分かれている。これに対応して、ステータコア2には、U相用、V相用、及びW相用のスロット22が、周方向Cに沿って繰り返し現れるように配置されている。本例では、ステータコア2には、各相用のスロット22が、周方向Cに沿って2つずつ繰り返し現れるように配置されている。これに応じて、ステータコア2には、各相用のコイル3が、周方向Cに沿って2つずつ繰り返し現れるように巻装されている。
コイル3は、ステータコア2に巻装された状態で径方向Rに互いに隣接して配置される第一コイル部3a及び第二コイル部3bを有する。本実施形態では、第一コイル部3aは第二コイル部3bに対して径方向R外側に配置されている。また本実施形態では、コイル3は、第一コイル部3a及び第二コイル部3b以外の他のコイル部を有さない2セット巻コイルとして構成されている。
コイル3を構成する第一コイル部3a及び第二コイル部3bのそれぞれは、ステータコア2から当該ステータコア2の軸方向Lに突出するコイルエンド部32を有する。各コイル部3a,3bのそれぞれのコイルエンド部32は、ステータコア2の異なるスロット22間をつないで当該ステータコア2の周方向Cに延びる複数の渡り部31を備えている。図1に示すように、各渡り部31は、互いに5スロットピッチ離れた2つのスロット22どうしを結ぶように配置されている。また、各渡り部31は、当該渡り部31の両側の2つのスロット22の間に位置する4つのスロット22からそれぞれ延びる他の渡り部31と、軸方向L視、周方向C視、及び径方向R視で重複する部分を有して絡み合うように配置されている。なお、2つの部材の配置に関して「所定方向視で重複する部分を有する」とは、当該所定方向を視線方向として当該視線方向に直交する各方向に視点を移動させた場合に、2つの部材が重なって見える視点が少なくとも一部の領域に存在することを意味する。
各コイル部3a,3bにおいて、渡り部31のそれぞれは、周方向C一方側(図2における時計回り方向側)の端部において同じ周方向C位置にある他の渡り部31に対して径方向R内側に位置すると共に、周方向C他方側(図2における反時計回り方向側)の端部において同じ周方向C位置にある他の渡り部31に対して径方向R外側に位置するように配置されている。各渡り部31は、周方向C一方側から周方向C他方側に向かって径方向R内側から径方向R外側に向かうように配置されており、周方向Cに互いに隣接する2つの渡り部31が、それぞれ径方向R視で一部重なるように配置されている。
その際、各コイル部3a,3bの複数の渡り部31は、設計上は、軸方向L視でステータコア2の軸心Xから径方向R外側へ向かって延びる複数の渦巻線Sに沿ってそれぞれ配置されている。ここで、「渦巻線S」は、渦巻状の平面曲線(平面直線及び平面折線等を含む)である。また、「軸心Xから径方向R外側へ向かって延びる」とは、軸心X側から少なくとも径方向R外側へ向かって延びることを表し、渦巻線Sの仮想延長線が軸心Xを通ることを必須とするわけではない。図2には、軸方向Lから見た複数の渡り部31を模式的に表している。このように、本実施形態に係るコイル3は、複数の渡り部31が軸方向L視で全体として渦巻状に配置されたコイルエンド部(渦巻状コイルエンド部)32を2セット有している。このような渦巻状のコイルエンド部32を有するコイル3を、以下では「渦巻状コイル3」と称する場合がある。また、渦巻状のコイルエンド部32を有する各コイル部3a,3bを、以下では「渦巻状コイル部3a,3b」と称する場合がある。
コイル3は、後述する複数の環状導体35により構成されている。環状導体35は、複数本の線状導体34の束で構成されている。なお、線状導体34は、例えば銅やアルミニウム等の金属により構成された線状の導体であり、その表面には樹脂等からなる絶縁皮膜が形成されている。ここで「複数本」とは、線状導体34の延在方向に直交する各断面において複数本となっていることを意味し、線状導体34自体は全体としてつながっていても良い。本実施形態では、3本一組の線状導体34を複数回周回させることにより、複数本の線状導体34の束からなる環状導体35が構成されている。なお、1本の線状導体34やK本一組(Kは2以上の整数を表す)の線状導体34を複数回周回させることにより複数本の線状導体34の束からなる環状導体35を構成しても良い。これら複数の環状導体35により構成されるコイル3の、ステータコア2への巻き方としては、公知の各種方法を用いることができる。本例では、コイル3は、重ね巻かつ分布巻によりステータコア2に巻装されている。
2.コイル挿入装置の構成
本実施形態に係るコイル挿入装置5の構成について、図3〜図6を参照して説明する。図3に示すように、コイル挿入装置5は、コイル保持器50と、位置調整器61と、コイル押出器71とを主要な構成として備えている。また、コイル挿入装置5は、ウェッジ案内部材81とウェッジ押上器82とを備えている。
コイル保持器50は、コイル3を保持するための部材であり、複数のブレード51を有する。本実施形態では、コイル保持器50は、ステータコア2のティース23と同数のブレード51を有している。図4に示すように、各ブレード51は、複数のティース23のそれぞれに対向するように周方向Cに沿って配列されている。図3に示すように、各ブレード51は、軸方向Lに沿って所定長さ(本例ではステータコア2の軸方向長さD3よりも十分に長い)を有して延びるように棒状に形成されている。これにより、複数のブレード51は、全体として円筒状に配置されている。
各ブレード51は、コイル保持器50が有する保持部54に、それぞれ下端部において締結固定されて位置決め保持されている。一方、各ブレード51の上端部は、特別な部材を用いた位置決め保持はなされていない。すなわち、コイル保持器50は、軸第一方向L1側の端部が複数のブレード51の開放端部とされていると共に、当該開放端部よりも軸第二方向L2側に、複数のブレード51を一体的に保持する保持部54を備えている。
互いに隣接する2つのブレード51の間には、周方向Cに一定幅を有する周方向隙間として、引掛隙間52(図4等を参照)が形成されている。本実施形態では、ステータコア2のスロット22と同数の引掛隙間52が形成されている。各引掛隙間52は、スロット22の内周開口部22aにそれぞれ連通する。各引掛隙間52には、後述するようにコイル3を構成する環状導体35の所定部分が挿入されて引き掛けられる。コイル保持器50は、複数の環状導体35が引掛隙間52に引き掛けられた状態で、コイル3を保持可能である。
位置調整器61は、複数のブレード51に嵌合して当該ブレード51間の位置関係を調整するための部材である。位置調整器61は、軸方向Lに所定厚さを有する円盤状に形成されている。この円盤状部分の外形は、円筒状に配置された複数のブレード51の内周面に沿っている。位置調整器61は、ブレード51に対して上方(図3における上側)から懸架されており、所定の駆動機構により軸方向Lに沿って(ブレード51の延在方向に沿って)スライド可能である。
図4に示すように、位置調整器61は、その径方向R外側の端部に、径方向R外側に向かって放射状に突出する複数の突出歯62を有している。各突出歯62は、互いに同じ形状とされており、軸方向L及び径方向Rに延びると共に周方向Cに所定の幅を有する板状に形成されている。突出歯62はコイル保持器50の引掛隙間52と同数形成されている。各突出歯62は、位置調整器61がコイル保持器50の開放端部(ブレード51の上端部)よりも下方に位置する状態で、引掛隙間52にそれぞれ挿入される。これにより、位置調整器61は、ブレード51間の周方向Cの距離変動を抑制して周方向Cの位置関係を調整可能である。
各突出歯62は、位置調整器61がステータコア2と同じ軸方向L位置に配置された状態で、周方向Cに互いに隣接するブレード51の間を通って径方向Rに沿ってステータコア2側へ突出する。本実施形態では、各突出歯62は、その先端部(本例では径方向R外側の端部)が引掛隙間52を通ってステータコア2の内周開口部22aを越えてスロット22内に進入するような径方向Rの長さである。各突出歯62の径方向R外側の端部は、各突出歯62において相対的に径方向R内側に位置する部分よりも周方向Cに膨らむように形成された膨大部62aとなっている。この膨大部62aにおける径方向R外側を向く端面が、各突出歯62の径方向端面62bである。各突出歯62の径方向端面62bは、スロット22の内周開口部22aよりスロット内側(スロット22の奥側;本例では径方向R外側)まで延びるように形成されている。
図4に示すように、本実施形態では、膨大部62aは、軸方向L視で略矩形状に形成されている。この膨大部62aにおける周方向Cを向く2つの側面は、それぞれ周方向Cに隣接するティース23の側面に対して微小隙間を空けて対向している。この微小隙間は、例えば膨大部62aとティース23との接触を回避可能とするためのクリアランス分とすることができる。膨大部62aにおける径方向R外側を向く面でもある径方向端面62bは、スロット22の周方向C幅に応じた周方向C幅を有している。より具体的には、径方向端面62bは、スロット22の周方向C幅よりも僅かに小さい周方向C幅を有している。
また、径方向端面62bは、スロット22の径方向R中央部に位置するように配置されている。更に本実施形態では、径方向端面62bは、軸方向L視で、その仮想延長線がスロット22の軸方向Lに直交する断面の面積を二等分する径方向R位置に配置されている。これにより、スロット22内の空間は、径方向端面62bにより、互いにほぼ等しい容積を有する2つの空間に区画されている。
図5に示すように、各突出歯62は、その軸方向Lの端部に傾斜面62cを有する。本実施形態では、各突出歯62は、その軸方向Lの両端部のそれぞれに傾斜面62c有している。この傾斜面62cは、それぞれ軸方向Lの端部から軸方向Lの中央部に向かうに従って、径方向Rでスロット22の内周開口部22aからスロット内側(スロット22の奥側;本例では径方向R外側)へ向かうように形成されている。各傾斜面62cは周方向Cに一様な曲面状に形成されている。各傾斜面62cは、径方向Rに沿った断面での接線方向が軸方向Lに平行な方向と軸方向Lに直交する方向との間で次第に変化するように、断面円弧状に形成されている。
本実施形態では、コイル挿入装置5を渦巻状コイル3の製造に適用可能とするべく、上述したようにコイル保持器50にはティース23と同数のブレード51が備えられている。そのため、各ブレード51の周方向Cの幅は非常に狭い。一方、図3に示すように各ブレード51の軸方向Lの長さは比較的長いので、これらが下端部において保持部54で締結固定されるだけでは、上端部の位置が正確に定まらない可能性がある。そのため、位置調整器61を用いて各ブレード51の上端部付近でもそれらの位置関係を調整することで、上記のような構成のコイル挿入装置5においても複数のブレード51の位置決めを正確に行うことが可能となっている。
コイル押出器71は、コイル保持器50に保持されたコイル3をステータコア2のスロット22側へ押し出すための部材である。図3に示すように、コイル押出器71は、本体部71aと膨出部71bとを有する。本体部71aは、軸方向Lに所定厚さを有する円盤状に形成されている。この本体部71aの外形は、円筒状に配置された複数のブレード51の内周面に沿っている。膨出部71bは、本体部71aから軸方向Lで位置調整器61側(上側)に向かって膨出している。膨出部71bは、本体部71aと同心状にかつ本体部71aよりも小径に形成されている。コイル押出器71は、ブレード51における下端部側に配置されており、コイル保持器50に保持された状態のコイル3(複数の環状導体35)に対して、軸方向Lでステータコア2とは反対側(図3における下側)に配置される。コイル押出器71は第一駆動軸74を介して所定の駆動機構に連結されており、この駆動機構が動作することで、コイル押出器71は軸方向Lに沿って(ブレード51の延在方向に沿って)スライド可能である。
図6に示すように、コイル押出器71は、その径方向R外側の端部に、径方向R外側に向かって放射状に突出する複数の押込歯72を有している。なお、図6においては、ステータコア2との相対位置関係を明示するべく、異なる軸方向L位置に配置されるステータコア2を二点鎖線で示している。各押込歯72は、互いに同じ形状とされており、軸方向L及び径方向Rに延びると共に周方向Cに所定の幅を有する板状に形成されている。なお本実施形態では、各押込歯72は、各突出歯62とは異なり、膨大部62a(図4を参照)に対応する部位を有していない。押込歯72はコイル保持器50の引掛隙間52と同数形成されている。各押込歯72は、引掛隙間52にそれぞれ挿入される。押込歯72は、本実施形態では突出歯62とは異なり、その先端部(本例では径方向R外側の端部)が引掛隙間52を通ってステータコア2の内周開口部22aに至る程度の径方向Rの長さである。
軸方向Lに沿ってステータコア2側(図3における上側)に移動するコイル押出器71は、コイル保持器50に保持された状態の複数の環状導体35を押し上げる。その際、各押込歯72は、環状導体35のうちコイル保持器50の引掛隙間52に挿入された部分及びその周辺部分を、径方向R外側に向かって押し出して対応するスロット22に挿入させる。
ウェッジ案内部材81は、ステータコア2の各スロット22における所定位置にウェッジ25を案内するための部材である。ウェッジ案内部材81は、円筒状に配置された複数のブレード51の径方向R外側に隣接して配置されている。ウェッジ案内部材81は、ブレード51及びステータコア2のティース23と同数設けられ、ブレード51及びティース23と同じ周方向C位置にそれぞれ配置されている。各ウェッジ案内部材81は、ブレード51の径方向R外側に、当該ブレード51に対して微小な隙間を空けて配置されている。また、各ウェッジ案内部材81は、軸方向Lに沿って所定長さを有して延びるように棒状に形成されている。これにより、複数のウェッジ案内部材81は、全体として円筒状に配置されている。各ウェッジ案内部材81は、本体ケース(図示せず)に、それぞれ下端部において締結固定されて位置決め保持されている。
図6に示すように、ウェッジ案内部材81は、周方向Cの両側面に案内溝81aをそれぞれ有している。そして、互いに隣接する2つのウェッジ案内部材81どうしの間(周方向Cに向かい合う2つの案内溝81aどうしの間)に、本例では断面コ字状(角張ったU字状)に折り曲げられたウェッジ25が配設される。ウェッジ案内部材81の上端部は、ステータコア2の下端面に当接している。
ウェッジ押上器82は、ウェッジ案内部材81(案内溝81a)に沿ってウェッジ25を押し上げるための部材である。ウェッジ押上器82は、第二駆動軸84を介して所定の駆動機構に連結されており、この駆動機構が動作することで、ウェッジ押上器82は軸方向Lに沿って(ブレード51の延在方向に沿って)スライド可能である。なお、上述した位置調整器61、コイル押出器71、及びウェッジ押上器82は、それぞれ独立してスライド可能に構成されている。コイル押出器71によってコイル3がスロット22に挿入された後、ウェッジ押上器82は、複数のウェッジ25を押し上げて、当該ウェッジ25により各内周開口部22aを閉塞させる。
3.ステータ製造方法
上述したコイル挿入装置5を用いて行われる、本実施形態に係るステータ1の製造について、図7〜図17を参照して説明する。図7に示すように、本実施形態に係るステータ1は、コイル準備工程P10、第一コイル巻装工程P20、コイル圧縮工程P30、及び第二コイル巻装工程P40を経て製造される。本実施形態では、これらの各工程P10〜P40は、記載の順に実行される。以下、各工程について順に説明する。
3−1.コイル準備工程
コイル準備工程P10は、コイル3を構成する複数の環状導体35を準備する工程である。本実施形態では、コイル挿入装置5とは別の巻線装置(図示せず)を用いて環状導体35を形成する。具体的には、巻線装置に備えられた巻枠に対して3本一組の線状導体34を複数回周回させることにより、複数本の線状導体34の束として構成された環状導体35(図1を参照)を形成する。このような環状導体35は、本例ではステータコア2のスロット22の個数と同じ数だけ形成される。準備された複数の環状導体35のうちの半分は第一コイル巻装工程P20のために提供され、残りの半分は第二コイル巻装工程P40のために提供される。
3−2.第一コイル巻装工程
第一コイル巻装工程P20は、コイル3を構成する第一コイル部3aをステータコア2に巻装する工程である。第一コイル巻装工程P20では、第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35をコイル保持器50に配置した状態で、コイル押出器71により当該複数の環状導体35をスロット22に挿入する。第一コイル巻装工程P20は、第一コイル配置工程P21、第一コイル変形工程P22、第一コイル挿入工程P23、及び第一コイル成形工程P24を有する。これらの各工程P21〜P24は、記載の順に実行される。
3−2−1.第一コイル配置工程
第一コイル配置工程P21は、第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35をコイル保持器50に配置する工程である。この第一コイル配置工程P21は、位置調整器61がコイル保持器50の開放端部(ブレード51の上端部)よりも更に上方となる軸第一方向L1側に位置し、かつ、ステータコア2がコイル挿入装置5に未装着の状態で実行される。また、コイル押出器71及びウェッジ押上器82は、それぞれスライド可能な範囲内の下端部側となる軸第二方向L2側に位置している。
第一コイル配置工程P21では、複数の環状導体35のそれぞれは、コイル保持器50の複数の引掛隙間52のうちの所定の2つにそれぞれ引き掛けられた状態で配置されるように、軸方向Lに挿入される。図8は、径方向Rから見た、複数の環状導体35がコイル保持器50に配置されている状態を模式的に示した図である。この図に示すように、各環状導体35は、互いに5ピッチ(本例では5スロットピッチに等しい)離れた引掛隙間52の双方に引き掛けられた状態で配置される。その際、各環状導体35は、当該環状導体35を構成する線状導体34の2つの引掛隙間52を結ぶ部分(後述する連結部分35c)の延在方向が軸方向L(ブレード51の延在方向)に対して傾斜するように配置される。
図8における特定の1つの環状導体35(これを「特定環状導体35A」と称する)に注目して、各環状導体35の配置についてより具体的に説明する。まず、特定環状導体35Aの一部である第一部分35aを、ブレード51間に形成される引掛隙間52のうちの1つ(第一の引掛隙間52a)に、コイル保持器50の開放端部側から挿入する。第一部分35aは、ブレード51に沿って第一の引掛隙間52aの下部側へと更に進入される。第一部分35aは、コイル押出器71の本体部71aの上端面付近に位置するように配置される。
次に、特定環状導体35Aの他の一部である第二部分35bを、第一の引掛隙間52aから5ピッチ離れた第二の引掛隙間52bに、コイル保持器50の開放端部側から挿入する。第二部分35bは、ブレード51に沿って進入されるが、当該特定環状導体35Aの第一部分35a対して軸第一方向L1側(本例では図8における上側)に位置するように配置される。そして、第一部分35aと第二部分35bとをつなぐ連結部分35cは、軸方向Lに対して傾斜するように配置される。
第一の引掛隙間52aから第二の引掛隙間52bとは反対側に向かって2ピッチ離れた引掛隙間52(第一の引掛隙間52a’)に、特定環状導体35Aとは別の環状導体35(これを「特定環状導体35B」と称する)の第一部分35aが挿入され、第二の引掛隙間52aから2ピッチ離れた引掛隙間52(第二の引掛隙間52b’)に、特定環状導体35Bの第二部分35bが挿入される。特定環状導体35Bの第一部分35aと第二部分35bとをつなぐ連結部分35cは、軸方向Lに対して傾斜するように配置される。この操作を、ステータコア2の全周に亘って順次行う。
なお、最後に挿入される環状導体35及びそれより1つ前に挿入される環状導体35のそれぞれの第一部分35aは、特定環状導体35A及び特定環状導体35Bのそれぞれの第二部分35bが引掛隙間52から離脱されてコイル保持器50の開放端部よりも上方に位置している状態で、これらの下方に潜り込ませるようにして挿入される。その後、特定環状導体35Aの第二部分35b及び特定環状導体35Bの第二部分35bは、それぞれ第二の引掛隙間52b,52b’の所定位置に戻される。
このようにして複数の環状導体35をコイル保持器50に配置した状態では、複数の環状導体35のそれぞれの第一部分35aと第二部分35bとをつなぐ連結部分35cは、周方向Cの一方側(本例では図8における右側)から周方向Cの他方側(本例では図8における左側)に向かって軸第一方向L1側から軸第二方向L2側に向かうように配置される。そして、周方向Cに互いに隣接する2つの連結部分35cが、それぞれ軸方向L視で一部重なるように配置される。また、各環状導体35の連結部分35cは、軸方向L視で当該連結部分35cと重複する位置に配置された他の環状導体35の第一部分35aに対して軸第一方向L1側を通るように配置される。各環状導体35の第二部分35bは、軸方向L視で当該第二部分35bと重複する位置に配置された他の環状導体35の連結部分35c及び各第一部分35aに対して軸第一方向L1側を通るように配置される。この第一コイル配置工程P21が完了した状態での環状導体35の軸方向Lに沿った(ブレード51に沿った)全長D2は、第一部分35aの下端部と第二部分35bの上端部との間の軸方向Lに沿った離間長さに一致している。また、コイル保持器50には、本例では三相分全ての第一コイル部3aを構成する環状導体35が、まとめて配置された状態となっている。
複数の環状導体35が保持されたコイル保持器50は、第一コイル変形工程P22のために提供される。なお、第一コイル配置工程P21と第一コイル変形工程P22との間に、コイル挿入装置5の所定位置にステータコア2が装着される。また、位置調整器61が、コイル保持器50に対して上方となる軸第一方向L1側の位置から、当該位置調整器61の下端部がステータコア2の下端部と揃う位置まで、下方となる軸第二方向L2側に向かって軸方向Lに沿って移動される。
3−2−2.第一コイル変形工程
第一コイル変形工程P22は、複数の環状導体35の連結部分35cを変形させる工程である。図9及び図10に示すように、第一コイル変形工程P22は、コイル保持器50に対する位置調整器61の軸方向L位置を固定した状態で実行される。本実施形態では、コイル保持器50及び位置調整器61の双方の絶対位置が固定された状態で、所定の設定位置Psまでコイル押出器71をブレード51に沿って(軸方向Lに沿って)上方に移動させることで、複数の環状導体35の連結部分35cを変形させる。本例において三相の第一コイル部3aを構成する環状導体35の全ての連結部分35cは、三相分まとめて変形される。
所定の設定位置Psは、少なくともコイル挿入装置5に装着された状態でのステータコア2の下端面よりも下方となる軸第二方向L2側に設定されている。また、設定位置Psは、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1が環状導体35の軸方向Lに沿った変形前の全長D2(図8を参照)よりも短くなる位置に設定されている。ここで、コイル押出器71には、図9に示すように本体部71aから軸方向Lでステータコア2側(位置調整器61側)に向かって膨出する膨出部71bが形成されているが、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1を規定するに際しては、膨出部71bは除外して考慮される。すなわち、本実施形態では、上記軸方向間隔D1は、位置調整器61の下端部とコイル押出器71の本体部71aの上端部との間の軸方向Lに沿った離間長さである。
上記のように設定された設定位置Psまでコイル押出器71を移動させることで、位置調整器61の下端面とコイル押出器71の本体部71aの上端面との間で各環状導体35の連結部分35cを押圧して変形させる。すなわち、コイル押出器71(より正確には本体部71a)は、各環状導体35における、コイル保持器50(ブレード51)の内周面側に配置された連結部分35cを、下端部側から順次押し上げることによって変形させる。なお、連結部分35cが押し上げられるのに伴って、各環状導体35の第一部分35aも引掛隙間52内において押し上げられる。このとき、ウェッジ押上器82は元の位置にとどまり、ウェッジ25も元の位置にとどまる。
上記設定位置Psは、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1が環状導体35の軸方向Lに沿った変形前の全長D2の例えば1/2以下、又は1/3以下となる位置に設定することができる。更に本実施形態では、上記設定位置Psは、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1が、複数本の線状導体34を引掛隙間52内において隙間なく並べた状態での第一部分35a又は第二部分35bの軸方向Lに沿った長さ(これを「密状態長さ」と称する)D3(図10を参照)に合致する位置に設定されている。コイル押出器71は、各環状導体35の第一部分35aを、第二部分35bに合致する軸方向L位置まで押し上げる。これにより、コイル押出器71は、第一部分35aと第二部分35bとをつなぐ連結部分35cが占める軸方向Lの領域を小さくするように変形させる。このようにして、各環状導体35の連結部分35cの形状を、ステータコア2に巻装後の第一コイル部3aのコイルエンド部32(渡り部31)の形状に近づけることができる。なお、図10においては、視認性向上の目的で、連結部分35cの一部を、コイル押出器71の上端面よりも下方に垂れ下がるように描いている。
その際、本実施形態では、各環状導体35の連結部分35cは、コイル押出器71の膨出部71bの外周面に当接して支持され、この当接面としての外周面によって径方向R内側への移動(変形)が規制された状態で上記のように変形される。すなわち、コイル押出器71が設定位置Psまで移動した状態で、コイル押出器71、位置調整器61、及びブレード51は、互いに協働して連結部分35cを押し固めるための型枠として機能する。各連結部分35cは、本体部71aの上端面、位置調整器61の下端面、膨出部71bの外周面、及びブレード51の内周面によって区画される環状空間内において、これらによって押し固められる。これにより、連結部分35cの見かけ容積を小さくしてその空間密度を高めることができる。特に、軸方向Lの長さを上記密状態長さD3に合致させるように変形させるので、連結部分35cの空間密度を最大化することが可能となっている。更に、完成後のステータ1において、軸方向Lの両側のコイルエンド部32の大きさのバランスを適正化することができる。そこで、これらの点を考慮して、本体部71aの外径に対する膨出部71bの外径の比率が設定される。例えば、上記環状空間の容積がコイルエンド部32の狙いの大きさに応じた容積に合致するように上記比率が設定されると好適である。このようにして各環状導体35の連結部分35cを変形させた後、第一コイル挿入工程P23が実行される。
なお、上記設定位置Psは、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1がステータコア2の軸方向長さD4よりも短くなる位置に設定される。本実施形態では、第一部分35a又は第二部分35bの密状態長さD3が、本来的にステータコア2の軸方向長さD4よりも短く設定されている。そのため、本実施形態では、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1も、ステータコア2の軸方向長さD4よりも短い。
3−2−3.第一コイル挿入工程
第一コイル挿入工程P23は、環状導体35の第一部分35a及び第二部分35bをスロット22に挿入する工程である。図11及び図12に示すように、第一コイル挿入工程P23では、コイル押出器71を軸方向Lに沿って更に上方に移動させることによって、第一部分35a及び第二部分35bをスロット22に挿入する。
第一コイル挿入工程P23では、コイル押出器71の軸方向Lの移動に合わせて(同調させて)、位置調整器61を軸方向Lに移動させる。本実施形態では、コイル押出器71の膨出部71bが位置調整器61に嵌合した状態で、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1が上記密状態長さD3に一致するように設定されている。この状態で、コイル押出器71及び位置調整器61を軸方向Lに移動させる。これにより、位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1を、上記密状態長さD3のまま維持させる。このような相対位置関係を保ったまま位置調整器61及びコイル押出器71を移動させることで、第一コイル変形工程P22で変形させた連結部分35cを、更に変形させることなくそのままの状態で軸方向Lに移動させることができる。よって、不必要な応力が連結部分35cに作用してその形状が崩れることを抑制しながら、連結部分35cを軸方向Lに移動させることができる。
ここで、図11は、第一コイル挿入工程P23の途中段階の一局面を示している。上記のとおり、本実施形態では位置調整器61とコイル押出器71との間の軸方向間隔D1はステータコア2の軸方向長さD4よりも短い。そのため、第一コイル挿入工程P23は、図11から理解されるように、位置調整器61の突出歯62及びコイル押出器71の押込歯72の双方が、引掛隙間52を通ってスロット22の内周開口部22aに配置される状態を経て実行される。つまり、工程全体を通して、位置調整器61の突出歯62及びコイル押出器71の押込歯72の少なくとも一方が引掛隙間52を通ってスロット22の内周開口部22aに配置される状態で、第一コイル挿入工程P23が実行される。よって、引掛隙間52とスロット22との間の相対位置関係を適切に維持したまま、第一コイル挿入工程P23を実行することができる。このことは、上述したように第一コイル挿入工程P23の位置が正確に定まりにくい構成となっている本実施形態に係るコイル挿入装置5において、特に有効である。
図12は、第一コイル挿入工程P23の最終局面を示している。この図に示すように、第一コイル挿入工程P23において、コイル押出器71は、最終的に本例では本体部71aの上端部がステータコア2の上端部と揃う位置まで、軸方向Lに沿って上方に移動される。これにより、変形後の複数の環状導体35のそれぞれの連結部分35cが、ステータコア2から軸方向Lに突出する位置に配置される。なおこの状態では、位置調整器61は、ブレード51の上端面よりも更に上方に位置しており、コイル保持器50に対して軸第一方向L1側に位置している。また、この段階では、各連結部分35cは、ブレード51に対して未だ径方向R内側に配置されている。これら複数の連結部分35cは、最終的に第一コイル部3aの渦巻状のコイルエンド部32を構成する複数の渡り部31となる。また、連結部分35cがステータコア2から軸方向Lに突出する位置に配置されるのと並行して、複数の環状導体35のそれぞれの第一部分35a及び第二部分35b並びにこれらの周辺部分が、スロット22に挿入される。
ここで、本例において三相の第一コイル部3aを構成する環状導体35の全ての連結部分35cは、三相分まとめてステータコア2から軸方向Lに突出する位置に配置され、全ての第一部分35a及び第二部分35b並びにこれらの周辺部分は、三相分まとめてスロット22に挿入される。
本実施形態では、第一コイル変形工程P22において環状導体35の連結部分35cがステータコア2に巻装後の第一コイル部3aのコイルエンド部32の形状に近い形状に既に変形されている。よって、その後の第一コイル挿入工程P23において、各環状導体35を容易にスロット22に挿入することができる。このとき、軸方向Lの両側のコイルエンド部32の大きさの偏りを少なくして適切にバランスさせることで、環状導体35の引っ掛かり等の発生を有効に抑制して、各環状導体35を容易にスロット22に挿入することができる。また、連結部分35cの空間密度が高められているので、最終的に完成するステータ1において、コイルエンド部32を従来に比べて小型化することができる。また、引掛隙間52とスロット22との間の相対位置関係を適切に維持したまま第一コイル挿入工程P23を実行することができるので、環状導体35の第一部分35a及び第二部分35bを確実にスロット22に挿入することができる。
3−2−4.第一コイル成形工程
第一コイル成形工程P24は、スロット22に挿入された状態の環状導体35の連結部分35cを成形する工程である。図13に示すように、第一コイル成形工程P24では、所定の成形治具(図示せず)を用いて連結部分35cを径方向R外側に押し出すように変形させる。これにより、第一コイル部3aに対して、図1に示すような渦巻状のコイルエンド部32を形成する。
3−3.コイル圧縮工程
コイル圧縮工程P30は、第一コイル巻装工程P20によってステータコア2に既に巻装された第一コイル部3aに対して、スロット22内に配置された部分を径方向Rに圧縮する工程である。本実施形態では、コイル圧縮工程P30は、第一コイル巻装工程P20の後、第一コイル部3aが巻装されたステータコア2をコイル挿入装置5から取り外してコイル挿入装置5とは別の装置(図14において一点鎖線にて概略表示)に装着した状態で実行される。その際、本実施形態では、位置調整器61もステータコア2に伴って移動する。
図14に示すように、コイル圧縮工程P30では、ステータコア2を固定した状態で、少なくともステータコア2の軸第一方向L1側の端部と軸第二方向L2側の端部との間を、位置調整器61を軸方向Lに移動させる。本実施形態では、位置調整器61の下端部がステータコア2の上端部よりも更に上方にある位置から、位置調整器61の下端部がステータコア2の下端部と揃う位置まで、当該位置調整器61を軸第二方向L2側に向かって軸方向Lに沿って移動させる。このようにして、ステータコア2の軸方向Lの全域に亘って位置調整器61を移動させる。なお、位置調整器61を固定した状態で、ステータコア2を軸方向Lに移動させても良い。
上述したように、位置調整器61の各突出歯62は、径方向R外側の端部に膨大部62aを有している。そして、突出歯62(膨大部62a)の径方向端面62bは、スロット22の周方向C幅に応じた周方向C幅を有していると共にスロット22の径方向R中央部に位置するように配置されている。そのため、コイル圧縮工程P30において、ステータコア2の軸方向Lの全域に亘って位置調整器61を移動させることで、スロット22内に配置された第一コイル部3aの部分を、各突出歯62の径方向端面62bにより当該スロット22の内周開口部22aからスロット内側(スロット22の奥側;本例では径方向R外側)へ向かう方向に押し出すことができる(図15を参照)。そして、第一コイル部3aの当該部分を、スロット22内で径方向Rに圧縮することができる。これにより、スロット22内における第一コイル部3aの密集度を高めてその占積率を向上させることができる。
また、径方向端面62bよりも径方向R内側となるスロット22内の内周開口部22a側に、第二コイル部3bを配置するための空間を形成することができる。このとき、第二コイル部3bを配置するための空間は、第一コイル部3aを配置するための空間と同等の容積を有する空間として形成される。よって、最終的に径方向Rに互いに隣接して配置される第一コイル部3a及び第二コイル部3bを、スロット22内で均等に配置することができる。また、その後の第二コイル挿入工程P43において第二コイル部3bを構成する複数の環状導体35をスロット22に挿入する際に、第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35との間で擦れ等が生じるのを抑制してコイル3が損傷するのを抑制することができる。
このとき、本実施形態では、各突出歯62は少なくとも軸第二方向L2側の端部に傾斜面62cを有している(図5を参照)。そのため、軸第二方向L2側への位置調整器61の移動に伴い、第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35の所定部分を、傾斜面62cに沿って円滑にスロット22内へと押し出すことができる。また、突出歯62の軸方向Lの端部が傾斜面62cにより丸みを帯びているので、当該部分とコイル3を構成する導体とが接触した際にも第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35が損傷するのを有効に抑制することが可能となっている。
3−4.第二コイル巻装工程
第二コイル巻装工程P40は、コイル3を構成する第二コイル部3bをステータコア2に巻装する工程である。第二コイル巻装工程P40では、第二コイル部3bを構成する複数の環状導体35をコイル保持器50に配置した状態で、コイル押出器71により当該複数の環状導体35をスロット22に挿入する。その際、第二コイル部3bを構成する複数の環状導体35は、第一コイル巻装工程P20において既にステータコア2に巻装された第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35に対して、内周開口部22a側となる径方向R内側に配置される。第二コイル巻装工程P40は、第二コイル配置工程P41、第二コイル変形工程P42、第二コイル挿入工程P43、及び第二コイル成形工程P44を有する。これらの各工程P41〜P44は、記載の順に実行される。
第二コイル巻装工程P40の各工程P41〜P44の個々の内容は、第一コイル巻装工程P20の各工程P21〜P24の内容と基本的に同様である。そのため、各工程P41〜P44についての詳細な説明は省略する。
なお、第二コイル配置工程P41の後であって第二コイル変形工程P42の前に、コイル挿入装置5の所定位置に、コイル圧縮工程P30の実行後のステータコア2及び位置調整器61が装着される(図16を参照)。本実施形態では、まず位置調整器61が装着され、その後、ステータコア2が装着される。なお、コイル圧縮工程P30の実行後のステータコア2及び位置調整器61が同時に装着されても良い。この状態では、位置調整器61の下端部の位置はステータコア2の下端部と揃っている。よって、その後の第二コイル変形工程P42を円滑に実行することができる。
本実施形態では、その後の第二コイル挿入工程P43において、コイル押出器71の軸方向Lの移動に同調させて位置調整器61を軸方向Lに移動させる。具体的には、位置調整器61の下端部がステータコア2の下端部と揃う位置(図16を参照)から、位置調整器61の下端部がステータコア2の上端部よりも更に上方にある位置(図17を参照)まで、当該位置調整器61を軸第一方向L1側に向かって軸方向Lに沿って移動させる。このようにして、ステータコア2の軸方向Lの全域に亘って位置調整器61を移動させる。これにより、スロット22内に配置された第一コイル部3aの部分を、各突出歯62の径方向端面62bにより当該スロット22の内周開口部22aからスロット内側へ向かう方向に押さえることができる。ここでは特に、コイル圧縮工程P30において一旦圧縮された後、弾性により径方向Rにある程度拡大し得る第一コイル部3aを、径方向端面62bにより径方向Rに押さえて再圧縮することができる。このとき、各突出歯62は軸第一方向L1側の端部にも傾斜面62cを有しているので、当該再圧縮の際にも、第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35が損傷するのを有効に抑制することが可能である。
本実施形態では、第二コイル挿入工程P43では、コイル押出器71を移動させる際に、コイル押出器71に同調してウェッジ押上器82も軸方向Lに沿って移動させる。これにより、複数の環状導体35の連結部分35cを変形させると同時に、ウェッジ25がステータコア2の下端面よりも下方の所定位置まで押し上げられる。その後、第二コイル挿入工程P43でも、コイル押出器71に同調してウェッジ押上器82を軸方向Lに沿って移動させる。これにより、図17に示すように、第一部分35a及び第二部分35bをスロット22に挿入すると同時に、ウェッジ25をもスロット22に挿入する。このとき、コイル押出器71は、最終的にその上端面の位置がステータコア2の上端面よりも更に上方となる位置まで移動される。本例では、軸方向Lでウェッジ25の上端部がステータコア2の上端面と揃う位置まで、コイル押出器71及びウェッジ25が移動される。
これにより、変形後の複数の環状導体35のそれぞれの連結部分35cが、ステータコア2から軸方向Lに突出する位置に配置される。また、スロット22の内周開口部22aがウェッジ25によって閉塞され、スロット22内へ挿入後のコイル3(第一コイル部3a及び第二コイル部3b)がウェッジ25により径方向R内側から保持される。本実施形態では、ウェッジ押上器82をコイル押出器71に同調してスライドさせるので、押込歯72により環状導体35をスロット22内で奥側(内周開口部22aとは反対側であって本例では径方向R外側)に向かって押し込みながら、ウェッジ25を容易に挿入することができるという利点がある。
その後、コイル3が巻装された状態のステータコア2がコイル挿入装置5から取り外され、本実施形態に係るステータ1が完成する。以上説明したように、本実施形態に係るステータ製造方法によれば、コイル3が損傷するのを抑制することができる。また、少なくとも第一コイル部3aの占積率を向上させることができる。このとき、一般的な構成のコイル挿入装置5において、位置調整器61の突出歯62に膨大部62aを設けるという軽微な改良を施すことで、製造工程を実質的には一切変更せずに2セット巻のコイル3を備えたステータ1を製造することを可能としている。すなわち、コイル挿入装置5の構成を複雑化させることなく、一般的な構成のコイル挿入装置5の軽微な改良によってこれまで説明してきた各種の効果を得ることが可能となっている。
4.その他の実施形態
最後に、本発明に係るコイル挿入装置及びこれを用いたステータ製造方法の、その他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、各突出歯62の径方向端面62bが、スロット22の径方向R中央部に位置するように配置されている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、スロット22内における各突出歯62の径方向端面62bの位置は、第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35の所定部分を径方向Rに押さえ、又は圧縮することが可能な位置であれば、任意とすることができる。例えばスロット22内における各突出歯62の径方向端面62bの位置を、スロット22の径方向Rの1/3〜2/3の範囲の位置(スロット22を径方向Rに三等分した場合における中央領域)等とすることができる。
(2)上記の実施形態では、各突出歯62の膨大部62aが、軸方向L視で略矩形状に形成されている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、膨大部62aの断面形状としては任意の形状を採用することが可能であり、例えば三角形状、円形状、又は楕円形状等としても良い。
(3)上記の実施形態では、各突出歯62の傾斜面62cが断面円弧状に形成されている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、各突出歯62の傾斜面62cの径方向Rに沿った断面の形状を、例えば直線状、折線状、又は円弧以外の曲線状等としても良い。
(4)上記の実施形態では、各突出歯62が、その軸方向Lの両端部のそれぞれに傾斜面62cを有する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、少なくとも第二コイル挿入工程P43において第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35をスロット22内で円滑に径方向Rに押さえながら、第二コイル部3bを構成する複数の環状導体35を挿入することができれば好適であるので、各突出歯62が軸方向Lの一方側(本例では軸第一方向L1側)にのみ傾斜面62cを有する構成としても良い。或いは、コイル圧縮工程P30において第一コイル部3aを構成する複数の環状導体35を円滑にスロット22内へと押し出すことができるだけでも好適であるので、各突出歯62が軸方向Lの一方側(本例では軸第二方向L2側)にのみ傾斜面62cを有する構成としても良い。或いは、各突出歯62がそのような傾斜面62c一切有さずに、角張った端部を軸方向Lの両側に有する構成とすることも可能である。
(5)上記の実施形態では、必要最小限の動作でコイル圧縮工程P30を実行可能とするべく、コイル圧縮工程P30において、その下端部がステータコア2の下端部と揃う位置まで位置調整器61を軸方向Lに沿って移動させる構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、その下端面がステータコア2の下端面より更に下方となる位置まで位置調整器61を移動させる構成としても良い。なお、位置調整器61の上端部がステータコア2の下端部よりも更に下方にある位置まで当該位置調整器61を移動させ、ステータコア2を完全に貫通させても良い。
(6)上記の実施形態では、コイル圧縮工程P30が第一コイル巻装工程P20(第一コイル成形工程P24)と第二コイル巻装工程P40(第二コイル配置工程41)との間に実行される構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば図18に示すように、コイル圧縮工程P30が、第二コイル巻装工程P40の途中段階で実行される構成としても良い。より具体的には、第二コイル配置工程P41の後に、ステータコア2及び位置調整器61がコイル挿入装置5に装着された状態でコイル圧縮工程P30が実行される構成とすることができる。この場合、コイル圧縮工程P30では、位置調整器61がコイル保持器50及びステータコア2に対して軸第一方向L1側にある状態を初期状態として(図19を参照)、位置調整器61の下端部がステータコア2の下端部と揃う位置まで(図20を参照)、当該位置調整器61を軸第二方向L2側に向かって軸方向Lに沿って移動させる。このようにすれば、コイル圧縮工程P30が完了した時点では、位置調整器61は、自ずとその下端部がステータコア2の下端部と揃う位置に配置される。このような位置調整器61の配設位置は、第二コイル変形工程P42における位置調整器61の配設位置に整合している(第一コイル変形工程P22を示す図9を参照)。すなわち、本例では、第二コイル巻装工程P40の途中段階において、第二コイル配置工程P41から第二コイル変形工程P42への過渡段階で合理的な一連の動作の中でコイル圧縮工程P30を実行することができるという利点がある。また、この場合も、その後の第二コイル挿入工程P43においてコイル押出器71の軸方向Lの移動に同調させて位置調整器61を軸方向Lに移動させる。これにより、スロット22内に配置された第一コイル部3aの部分を、各突出歯62の径方向端面62bにより当該スロット22の内周開口部22aからスロット内側へ向かう方向に押さえて再圧縮しながら、第二コイル部3bを構成する複数の環状導体35を挿入することができる。
(7)上記の実施形態では、コイル圧縮工程P30及び第二コイル挿入工程P43の双方において、位置調整器61を用いてスロット22内に配置された第一コイル部3aの部分を径方向Rに押さえ、又は圧縮する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、少なくとも第二コイル挿入工程P43において位置調整器61を用いて第一コイル部3aを径方向Rに押し出す構成であれば、コイル圧縮工程P30では、位置調整器61を用いずに、突出歯62(膨大部62a)と同様の構成又は機能を有する他の部材(専用の圧縮部材)を用いて第一コイル部3aを径方向Rに圧縮する構成としても良い。
(8)上記の実施形態では、コイル配置工程P21,P41において、各環状導体35の第一部分35aを引掛隙間52のうちの1つに挿入し、その引掛隙間52aから5ピッチ離れた引掛隙間52に第二部分35bを挿入する構成を例として説明した。これにより、各相用のコイル3が周方向Cに沿って2つずつ繰り返し現れるようにステータコア2に巻装された構成のステータ1を製造した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば各環状導体35の第一部分35aを引掛隙間52のうちの1つに挿入し、その引掛隙間52aから3ピッチ離れた引掛隙間52に第二部分35bを挿入する構成としても良い。この場合、各相用のコイル3が周方向Cに沿って1つずつ繰り返し現れるようにステータコア2に巻装された構成のステータ1を製造することができる。これら以外にも、各環状導体35の第一部分35aと第二部分35bとが挿入される一組の引掛隙間52の間のピッチ数は、ステータコア2に対する各相のコイル3の巻装態様に応じて異ならせることができる。
(9)上記の実施形態では、第一コイル巻装工程P20及び第二コイル巻装工程P40が、それぞれコイル配置工程P21,P41、コイル変形工程P22,P42、コイル挿入工程P23,P43、及びコイル成形工程P24,P44を有する構成を例として説明した。上記の実施形態で説明したコイル挿入装置5の構成及びステータ製造方法は、このように第一コイル巻装工程P20及び第二コイル巻装工程P40のそれぞれにおいてコイル変形工程P22,P42を実行する構成において特に有用である。各突出歯62に膨大部62aを設けるのではなく、例えば背景技術の欄で説明したようにコイル押出器71を複数に分割して、そのうちの1つの押込歯72に膨大部62aに対応する構成を付与することも考えられる。しかし、そのような場合には、相対的に後で働く方の分割後のコイル押出器71は、相対的に先に働く方の分割後のコイル押出器71に妨害されて、位置調整器61との間で第二コイル部3bを構成する環状導体35の連結部分35cを変形させることができない。この場合、渦巻状の第二コイル部3bをステータコア2に適切に巻装できない可能性が残るので好ましくない。このような観点から、位置調整器61の各突出歯62に膨大部62aを設けると共に、第一コイル巻装工程P20及び第二コイル巻装工程P40のそれぞれにおいてコイル変形工程P22,P42を実行する構成とすることが特に好ましいと言える。但し、本発明の実施形態はこれに限定される訳ではない。すなわち、第一コイル巻装工程P20及び第二コイル巻装工程P40が、それぞれコイル変形工程P22,P42を有することなく、コイル配置工程P21,P41、コイル挿入工程P23,P43、及びコイル成形工程P24,P44のみを有する構成とすることを妨げない。
(10)上記の実施形態では、第二コイル挿入工程P43において環状導体35の第一部分35a及び第二部分35bをスロット22に挿入するのと同時にウェッジ25も挿入する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、第二コイル挿入工程P43とは別の工程(ウェッジ挿入工程)でウェッジ25を挿入する構成としても良い。このようなウェッジ挿入工程は、例えば第二コイル挿入工程P43と第二コイル成形工程P44との間、或いは、第二コイル成形工程P44の後等に実行する構成とすることができる。
(11)上記の実施形態では、コイル準備工程P10とそれ以降の各工程P20〜P50とを同一の場所において連続的に実行する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えばコイル準備工程P10を時間的及び/又は地理的に異なる場所で実行し、別途形成された環状導体35を用いてその後の各工程P20〜P50を実行する構成としても良い。
(12)上記の実施形態では、渦巻状コイル3(渦巻状コイル部3a,3b)を有するコイル3を備えたステータ1の製造を例として説明した。しかし、本発明の適用対象はこれに限定されない。すなわち、少なくとも2セット巻のコイル3を備えたステータ1であれば、ステータコア2から軸方向Lに突出するコイルエンド部32の複数の渡り部31が軸方向L視で渦巻状以外の形状(例えば同心円状)に配置されたコイル3を備えたステータ1の製造に対しても、本発明を適用することができる。
(13)上記の実施形態では、コイル3が重ね巻かつ分布巻によりステータコア2に巻装された構成のステータ1の製造を例として説明した。しかし、本発明の適用対象はこれに限定されない。例えば、コイル3が重ね巻に代えて波巻によりステータコア2に巻装された構成のステータ1や、分布巻に代えて集中巻によりステータコア2に巻装された構成のステータ1の製造に対しても、本発明の適用が妨げられることはない。
(14)上記の実施形態では、インナーロータ型の回転電機用のステータ1の製造を例として説明した。しかし、本発明の適用対象はこれに限定されない。すなわち、アウターロータ型の回転電機用のステータ1の製造に対しても、本発明を適用することができる。この場合、ステータコア2と位置調整器61等との径方向Rの位置関係は上記の実施形態とは逆になる。これにより、例えば位置調整器61の各突出歯62の径方向端面62bは、スロット22の開口部(この例では外周開口部)よりスロット内側(スロット22の奥側であって、この例では径方向R内側)まで延びるように形成される。また、コイル圧縮工程P30では、スロット22内に配置された第一コイル部3aの所定部分は、当該スロット22の外周開口部からスロット内側(この例では径方向R内側)へ向かう方向に押し出される。
(15)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、本願の特許請求の範囲に記載されていない構成に関しては、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、コイル挿入装置を用いてコイルをステータコアに巻装してステータを製造するステータ製造方法、及びそのためのコイル挿入装置に好適に利用することができる。
1 ステータ
2 ステータコア
3 コイル
3a 第一コイル部
3b 第二コイル部
5 コイル挿入装置
22 スロット
22a 内周開口部
23 ティース
31 コイル渡り部
32 コイルエンド部
35 環状導体
35a 第一部分
35b 第二部分
35c 連結部分
50 コイル保持器
51 ブレード
52 引掛隙間
52a 第一の引掛隙間
52a’ 第一の引掛隙間
52b 第二の引掛隙間
52b’ 第二の引掛隙間
54 保持部
61 位置調整器
62 突出歯
62b 径方向端面
62c 傾斜面
71 コイル押出器
C 周方向
L 軸方向
R 径方向
Ps 設定位置
D1 コイル押出器と位置調整器との間の軸方向間隔
D2 環状導体の軸方向に沿った変形前の全長
P20 第一コイル巻装工程
P21 コイル配置工程
P22 コイル変形工程
P23 コイル挿入工程
P30 コイル圧縮工程
P40 第二コイル巻装工程
P41 コイル配置工程
P42 コイル変形工程
P43 コイル挿入工程

Claims (8)

  1. コイル挿入装置を用いてコイルをステータコアに巻装してステータを製造するステータ製造方法であって、
    前記コイルは、前記ステータコアに巻装された状態で径方向に互いに隣接して配置される第一コイル部及び第二コイル部を有し、
    前記コイル挿入装置は、前記ステータコアの複数のティースのそれぞれに対向するように軸方向に延びると共に周方向に沿って複数配列されたブレードを有するコイル保持器と、複数の前記ブレードに嵌合して当該ブレード間の位置関係を調整する位置調整器と、前記コイル保持器に保持された前記コイルを前記ステータコアのスロット側へ押し出すコイル押出器と、を備え、
    前記位置調整器は、互いに隣接する前記ブレードの間を通って径方向に沿って前記ステータコア側へ突出する複数の突出歯を有し、複数の前記突出歯のそれぞれの径方向端面が、前記スロットの開口部よりスロット内側まで延びるように形成され、
    前記第一コイル部を構成する複数の環状導体を前記コイル保持器に配置した状態で、前記コイル押出器により当該複数の環状導体を前記スロットに挿入する第一コイル巻装工程と、
    前記第一コイル巻装工程の後、少なくとも前記ステータコアの軸方向一方側である軸第一方向側の端部から軸方向他方側である軸第二方向側の端部まで軸方向に前記位置調整器を移動させ、前記突出歯の前記径方向端面により前記第一コイル部の前記スロット内に配置された部分を径方向に圧縮するコイル圧縮工程と、
    前記第一コイル巻装工程の後、前記第二コイル部を構成する複数の環状導体を前記コイル保持器に配置した状態で、少なくとも前記ステータコアの前記軸第二方向側の端部から前記軸第一方向側の端部まで軸方向に前記位置調整器を移動させ、前記突出歯の前記径方向端面により前記第一コイル部の前記スロット内に配置された部分を前記スロットの前記開口部からスロット内側へ向かう方向に押さえながら、前記コイル押出器により当該複数の環状導体を前記スロットに挿入する第二コイル巻装工程と、
    を有し、
    前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれが、
    複数の前記環状導体を前記コイル保持器に配置するコイル配置工程と、
    前記コイル配置工程の後、前記コイル保持器に対する前記位置調整器の位置を前記ステータコアの前記軸第二方向側の端部の位置又はそれよりも前記軸第二方向側の位置に固定した状態で、前記位置調整器と前記コイル押出器との間の軸方向間隔が前記環状導体の軸方向に沿った変形前の全長よりも短くなる設定位置まで前記コイル押出器を前記ブレードに沿って前記軸第一方向側に移動させ、複数の前記環状導体を変形させるコイル変形工程と、
    前記コイル変形工程の後、前記コイル押出器を前記位置調整器と共に前記軸第一方向側に更に移動させ、前記環状導体を前記スロットに挿入するコイル挿入工程と、
    を有するステータ製造方法。
  2. 前記第一コイル部及び前記第二コイル部のそれぞれにおける前記ステータコアから当該ステータコアの軸方向に突出するコイルエンド部が、前記ステータコアの異なるスロット間をつないで当該ステータコアの周方向に延びる複数の渡り部を備えると共に、
    前記渡り部のそれぞれは、周方向一方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向内側に位置すると共に周方向他方端部において同じ周方向位置にある他の渡り部に対して径方向外側に位置するように配置され、
    前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれにおける前記コイル配置工程では、前記環状導体の第一部分を前記ブレード間に形成される第一の引掛隙間に挿入し、前記環状導体の第二部分を前記第一の引掛隙間から所定ピッチ離れた第二の引掛隙間に挿入し、複数の前記環状導体のそれぞれの前記第一部分と前記第二部分とをつなぐ連結部分が、軸方向視で当該連結部分と重複する位置に配置された他の前記環状導体の前記第一部分に対して前記軸第一方向側を通るように、複数の前記環状導体を配置する請求項1に記載のステータ製造方法。
  3. 前記コイル保持器は、前記軸第一方向側の端部が複数の前記ブレードの開放端部とされていると共に、前記開放端部よりも前記軸第二方向側に複数の前記ブレードを一体的に保持する保持部を備え、
    前記第二コイル巻装工程における前記コイル配置工程は、前記第一コイル巻装工程の後、前記位置調整器が前記コイル保持器に対して前記軸第一方向側にある状態で実行され、
    前記第二コイル巻装工程の前記コイル配置工程の後であってかつ前記第二コイル巻装工程の前記コイル変形工程の前に前記コイル圧縮工程を実行し、前記第二コイル巻装工程の前記コイル挿入工程において、前記位置調整器を前記軸第一方向側に向かって軸方向に移動させ、前記突出歯の前記径方向端面により前記第一コイル部の前記スロット内に配置された部分を前記スロットの前記開口部からスロット内側へ向かう方向に押さえながら、前記コイル押出器により前記第二コイル部を構成する複数の前記環状導体を前記スロットに挿入する請求項1又は2に記載のステータ製造方法。
  4. 前記コイルは、複数相からなり、
    前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれにおいて、複数相の前記コイルを構成する全ての前記環状導体をまとめて前記スロットに挿入する請求項1から3のいずれか一項に記載のステータ製造方法。
  5. 前記コイル押出器は、複数の前記ブレードに沿うように形成された円盤状の本体部と、前記本体部から軸方向で前記位置調整器側に膨出し前記本体部よりも小径に形成された膨出部と、を有し、
    前記第一コイル巻装工程及び前記第二コイル巻装工程のそれぞれの前記コイル変形工程において、前記膨出部の外周面によって前記環状導体を当接支持し、前記環状導体の径方向内側への移動を規制した状態で複数の前記環状導体を変形させる請求項1から4のいずれか一項に記載のステータ製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のステータ製造方法に用いるコイル挿入装置であって、
    記位置調整器が前記ステータコアと同じ軸方向位置に配置された状態で、複数の前記突出歯のそれぞれの前記径方向端面が、前記スロットの開口部よりスロット内側まで延びるように形成されており、
    前記突出歯が、軸方向端部から軸方向中央部に向かうに従って径方向で前記スロットの前記開口部からスロット内側へ向かう傾斜面を、当該突出歯における軸方向の両端部にそれぞれ有するコイル挿入装置。
  7. 前記径方向端面が、前記スロットの周方向幅に応じた周方向幅を有していると共に、前記スロットの軸方向に直交する断面の面積を二等分する径方向位置に配置されている請求項に記載のコイル挿入装置。
  8. 前記位置調整器は、前記ステータコアの前記スロットと同数の前記突出歯を有する請求項又はに記載のコイル挿入装置。
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