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JP2017118640A - 波巻きコイルを有する電動機及びその製造方法 - Google Patents

波巻きコイルを有する電動機及びその製造方法 Download PDF

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JP2017118640A JP2015249957A JP2015249957A JP2017118640A JP 2017118640 A JP2017118640 A JP 2017118640A JP 2015249957 A JP2015249957 A JP 2015249957A JP 2015249957 A JP2015249957 A JP 2015249957A JP 2017118640 A JP2017118640 A JP 2017118640A
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Abstract

【課題】全体のコイル数が低減され、かつコイル間の渡り線の本数も低減された固定子を有する電動機、及び該電動機の製造方法の提供。
【解決手段】1つの円環状コイル62の一部を捩ることにより、8の字形状のコイル64を形成し、3つのスロット66a、66b及び66cに挿入・配置する。8の字状のコイル64において互いに重なる2つの辺を含む第1のコイル部分68が中央のスロット66bに挿入され、他の2辺、すなわち8の字形状を構成する複数の輪の各々において第1のコイル部分68と固定子の周方向について反対側にありかつ巻線が重なっていない第2のコイル部分70及び72はそれぞれ、スロット66bの両側のスロット66a及び66cに挿入される。
【選択図】図4

Description

本発明は、8の字状の波巻きコイルを有する電動機、及びその製造方法に関する。
永久磁石を備えた電動機には、コギングトルクと呼ばれる脈動や、トルクリップルと呼ばれるトルク変動がある。従来、コギングトルクとトルクリップルを低減させることができる極数とスロット数の組み合わせとして、スロット数を極数で割った値が既約分数となる分数スロットを有する電動機が挙げられる(例えば特許文献1)。
一方、電動機の固定子に形成されたスロットにコイルを巻き付ける(挿入する)方法又は装置として、種々のものが提案されている。例えば特許文献2には、12スロット10極でシングルY結線の電動機の固定子について、絶縁部が形成された帯状の固定子コアにコイルを容易に形成することができ、かつ、異相の渡り線が接触しないようにすることを企図した技術が記載されている。
また特許文献3には、複数のコイルをインサータツールのブレードに対応させてコイルセット台に整列させることにより、全てのコイルをインサータツールに一度に配置でき、さらに、一度の作業でインサータツールのコイルをステータのスロットに挿入させることができる巻線挿入機が記載されている。
特開2004−023950号公報 特開2011−030309号公報 特開2015−126661号公報
スロット数を極数で割った値が既約分数となる、いわゆる分数スロットの電動機では、極数とスロット数の最小公倍数を大きくするように、極数とスロット数を選定でき、また、高次の分布巻係数の値を小さくできることから、コギングトルクとトルクリップルを減少させることができる。例えば、スロット数6Nが、極対数Pの1.5倍より大きくかつ3倍以下となる電動機(1.5P<6N≦3P)の場合、スロットピッチが1の集中巻電動機を構成することができる。この場合、隣接するスロットに1つのコイルを巻くことができるため、巻線機のノズルで固定子のティース部に直接巻きつける(いわゆる直巻を行う)ことができ、電動機の製造方法としては非常に有利である。
また、予めスロットに挿入できるように絶縁部材を成形して作成したボビンにコイルを巻きつけて、そのコイルを巻きつけたボビンごとスロットに挿入する方法もある。このような集中巻を採用することによって製造工数の削減を図ることはできるが、1つ1つのコイルを逐次的に作製していくため、工数の削減には限界がある。
一方、スロット数6Nが極対数Pの3倍より大きい分数スロットを有する電動機(6N>3P)は、集中巻の分数スロット電動機よりもコギングとトルクリップルがさらに小さくなる傾向があるため、優れた性能を具備する。しかし、スロットに挿入する巻線のコイルピッチが1スロットより大きくなり、コイルを分布巻でしか巻くことができない。特に、スロット数を極対数で割った値が、分母が4以上の既約分数となる電動機においては、巻線の配置がより複雑になることから、スロットに挿入する巻線のコイル数が多くなり、製造工程において巻線を自動化することは困難である。さらに、コイル数の増加に伴ってコイル間を結ぶ渡り線の本数も多くなり、巻線同士が複雑に絡み合う要因にもなる。
一方、インサータ方式による自動巻線機では、巻線機のノズル又はフライヤーを巻枠周りに旋回してコイルを1つ1つ作製し、作製したコイルをインサータに挿入し、インサータを固定子に徐々に挿し入れることで固定子にコイルが巻装される。この工程では、作製すべきコイルの数が多くなるとインサータに挿入する回数も多くなるので、多くの工数が必要となる。また、インサータには多数のコイルが挿入されるため、コイル間の渡り線の本数が多い場合、巻線が複雑に絡み合い、製造不良に至る場合がある。
このように、複雑な巻線配置を持つ分数スロットの電動機では、高性能である一方、コイル数が多くなり、結果として製造工数も多くなるという問題、さらに、各コイル間を結ぶ渡り線が多く、複雑に絡み合いやすいという問題があった。
そこで本発明は、全体のコイル数が低減され、かつコイル間の渡り線の本数も低減された固定子を有する電動機、及び該電動機の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願第1の発明は、複数対の磁極を有する回転子と、前記回転子の回転軸方向に形成され、かつ周方向に配列された複数のスロットを有し、前記回転子と径方向に対向配置された固定子と、前記スロットに挿入されて前記固定子に巻装された複数の巻線と、を備えた3相交流電動機であって、前記回転子の極対数をPとし、前記固定子の巻線を挿入するスロット数を6Nとするとき、スロット数6Nを極対数Pで除した値が、分母が2以上の既約分数となる関係を持ち、前記巻線は、所定の巻数で巻回されかつ8の字形状を有する複数のコイルの形態で前記スロット内に配置されており、前記8の字形状のコイルにおいて互いに重なる巻線を含む第1のコイル部分が1つのスロットに挿入され、前記8の字形状を構成する複数の輪の各々において前記第1のコイル部分と前記固定子の周方向について反対側にありかつ巻線が重なっていない第2のコイル部分が1つのスロット内に配置されており、前記8の字形状のコイルは1相あたり複数個、前記固定子の所定の位置に配置されている、3相交流電動機を提供する。
第2の発明は、第1の発明において、スロット数6Nを極数2Pで除した商をXとするとき、前記8の字形状のコイルの各々の前記第1のコイル部分及び前記第2のコイル部分は、複数のスロットにXのスロットピッチで配置されている、3相交流電動機を提供する。
第3の発明は、第1の発明において、前記8の字形状のコイルの各々は、3相のそれぞれについて、渡り線にて互いに直列に接続されている、3相交流電動機を提供する。
第4の発明は、第1の発明において、前記8の字形状のコイルの各々は、前記第1のコイル部分を2つ有し、前記第2のコイル部分を2つ備える、3相交流電動機を提供する。
第5の発明は、第1の発明において、前記8の字形状のコイルの各々は、前記第1のコイル部分を2つ有し、前記第2のコイル部分を1つ備える、請求項1に記載の3相交流電動機を提供する。
第6の発明は、第1の発明において、極対数Pが5であり、スロット数6Nが12である、3相交流電動機を提供する。
第7の発明は、第1の発明において、極対数Pが5であり、スロット数6Nが36である、3相交流電動機を提供する。
第8の発明は、複数対の磁極を有する回転子と、前記回転子の回転軸方向に形成され、かつ周方向に配列された複数のスロットを有し、前記回転子と径方向に対向配置された固定子と、前記スロットに挿入されて前記固定子に巻装された複数の巻線と、を備えた3相交流電動機の製造方法であって、a.前記固定子の1つのティースを覆うように前記固定子に取り付け可能な、絶縁材料からなる複数のボビンを所定の距離だけ離隔配置する工程と、b.線材で所定の巻数で前記ボビンの周りを覆うように巻回してコイルを形成する工程と、c.前記線材が巻かれた複数のボビンのうち、少なくとも1つのボビンを180度捩ることによって8の字形状のコイルを形成する工程と、d.前記8の字形状のコイルが巻かれた複数のボビンを同時に3つ以上のスロットに跨って固定子のティースに挿入する工程と、e.前記工程aからdまでを複数回繰り返して、前記固定子において所定の巻線配置を構成する工程と、を含む、3相交流電動機の製造方法を提供する。
本発明によれば、複雑な巻線配置を持つ分数スロットの電動機において、8の字形状のコイルを採用することにより、コイル数を削減することができ、また電動機の製造工数も削減することができる。さらに、各コイル間を結ぶ渡り線の本数も削減できるので、渡り線が複雑に絡み合う可能性が大幅に低減される。
10極36スロットの電動機の概略構造を示す断面図である。 10極36スロット2層巻の電動機の巻線配置の展開断面図である。 10極12スロット2層巻の電動機の巻線配置の展開断面図である。 (a)単純な円環形状のコイルを示す図であり、(b)円環形状のコイルを捩ることにより形成された8の字状コイルを示す図であり、(c)8の字状コイルを電動機の固定子のスロットに挿入した状態を示す図である。 (a)10極12スロットの3相交流電動機の巻線配置を示す展開断面図であり、(b)当該巻線配置に本発明を適用した場合の一例を示す図である。 (a)2つのボビンを囲繞するように巻線を巻きつけた状態を示す図であり、(b)一方のボビンを180°捩って8の字状波巻コイル64を形成した状態を示す図であり、(c)2つのボビンを固定子コアに同時に挿入する動作を示す図であり、(d)8の字状波巻コイルが3つのスロットに挿入された状態を示す図である。 (a)10極36スロット2層巻の3相交流電動機の巻線配置を示す展開断面図であり、(b)当該巻線配置に本発明を適用した場合の一例を示す図であり、(c)スロットに8の字状コイルを挿入した状態を示す図であり、(d)比較例として、スロットに従来の環状コイルを挿入した状態を示す図である。 (a)10極36スロット3層巻の3相交流電動機の巻線配置を示す展開断面図であり、(b)当該巻線配置に本発明を適用した場合の一例を示す図である。 図8の巻線配置に適用可能な8の字状コイルの一構成例を示す図である。 図9の8の字状コイルの製造方法を説明する図である。 図8の巻線配置に適用可能な8の字状コイルの他の構成例を示す図である。 (a)図11の8の字状コイルの製造方法において、3つの輪を有する波巻コイルを形成した状態を説明する図であり、(b)3つの輪のうちの1つを折り返して、図11の8の字状コイルを形成した状態を説明する図である。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る電動機40の概略構造を示す径方向断面図である。図示例の電動機40は、10極36スロットの3相交流電動機であり、複数対の磁極を有する回転子42と、回転子42の回転軸44の方向に延び、かつ回転軸44の周方向に配列された複数のスロット46を有し、回転子42と径方向に対向配置された固定子48と、スロット46に挿入されて固定子48に巻装された複数の巻線(後述)とを備え、固定子48の巻線を挿入するスロット数6N(ここでは6N=36)を、回転子42の極対数P(ここではP=5)で除した値が、分母が2以上の既約分数となる関係を持つ。
回転子42は、10個の(永久)磁石50と、回転子コア52と、回転子のシャフト54とを備え、回転軸44を中心として回転する。磁極の数Pは、磁石50の数と同数の10である。なお本発明は主として、固定子48の固定子コア56に形成されたスロット46に挿入されたに巻線(コイル)に関するものであるので、以下の説明では回転子42の説明を省略する。
図2は、10極36スロット2層巻、すなわち、極数が10でかつスロット数が36の分数スロットの電動機の各スロット46に巻線58を2層配置した巻線配置の展開断面図である。図2において、各スロット46に付された数字(1〜36)は、スロット識別番号を示す。固定子48は本来円筒状であるが、ここでは説明を分かり易くするために、円筒状である固定子48を直線的に展開した展開断面図として示す。
図3は、本発明が適用可能な他の例として、10極12スロット(分数スロット)の巻線配置の展開断面図である。図2と同様、図3においても、各スロット60に付された数字(1〜12)は、スロット識別番号を示す。
図2及び図3の「U」、「V」、「W」は3相交流の各相を表し、「+」と「−」は電流の向きを示している。図2及び図3は2層巻の例を示しており、各スロットには、+U、−U、+V、−V、+W、−W相の合計6相帯のいずれかが2つずつ配置される。各配置には、銅線などの電流が流れる線材が、同じ数だけ挿入されている。
なお本願明細書では、電流が流れる銅線等の線材又は該線材の束を「巻線」と称し、該線材を使用して閉じた輪の形状(後述する8の字形状も含む)を形成し、同一形状で連結されて束状に重なっているものを「コイル」と称する。
図4は、本発明に係る8の字状の波巻コイルの構造例を説明する図である。図4(a)に示すような1つの円環状コイル62の一部を捩ることにより、図4(b)に示すような8の字形状のコイル64を形成し、図4(c)に例示するように、3つのスロット66a、66b及び66cに挿入・配置する。より具体的には、8の字状のコイル64において互いに重なる2つの辺(巻線)を含む第1のコイル部分68が中央のスロット66bに挿入され、他の2辺(すなわち8の字形状を構成する複数の輪の各々において第1のコイル部分68と固定子の周方向について反対側にありかつ巻線が重なっていない第2のコイル部分)70及び72はそれぞれ、スロット66bの両側のスロット66a及び66cに挿入される。
ここで、スロット数6Nを極数2Pで割った商をXとするとき、8の字状のコイルの全てを、Xに等しいスロットピッチで固定子に配置することにより、図2及び図3の巻線配置は全てこの8の字状のコイルのみで巻線可能となる。なお図4(c)は、スロットピッチ(X)が2の場合を例示しており、同図における矢印はコイル内の電流の流れる方向を表している。また図4(b)に示すように、コイル64の形は波巻状になることから、本願明細書ではこれを8の字状(波巻)コイルとも称する。
図5(a)は、10極12スロット単層巻の3相交流電動機の巻線配置を示す展開断面図であり、図5(b)は、図5(a)の巻線配置に本発明を適用した場合の一例を示す図である。図5(b)に示すように、図4(b)に示したような8の字状コイル64が、スロット60内にスロットピッチ1にて計6つ挿入されている。
また図6は、本発明に係る電動機の固定子の製造方法の一例を説明する図であり、具体的には、各コイル64をスロット60内に挿入する手順を示している。先ず図6(a)に示すように、絶縁材料からなる複数(図示例では2つ)のボビン74a及び74bを所定距離だけ離隔配置し、両ボビンを囲繞するように巻線を所定の巻数だけ巻回する。次に図6(b)に示すように、一方のボビン74(ここではボビン74b)を180°捩る(回転させる)ことにより、8の字状波巻コイル64を作製する。
次に、図6(c)に示すように、図6(b)の状態から、2つのボビン74a及び74bを、両ボビンの位置関係を維持したまま固定子コア(具体的には、固定子コアの2つのティース76a及び76b)に同時に挿入することにより、コイル64を3つのスロット66a、66b及び66c内に配置する。各ボビンは固定子のティースの1つを覆うように装着可能に構成されているので、図6(a)〜(c)の操作により、図6(d)に示すように、3つのスロットに跨って8の字状波巻コイル64を挿入することができる。図6(a)〜(d)に示した操作を複数回(本例では6回)繰り返すことにより、図5のような巻線配置の固定子が得られる。
図7(a)は、10極36スロット2層巻の3相交流電動機の巻線配置を示す展開断面図であり、図7(b)は、図7(a)の巻線配置に本発明を適用した場合の一例を示す図である。図4(b)に示したような8の字状コイル64が、スロット46内にスロットピッチ3にて計6つ挿入されている。但し明瞭化のため、図7では、36スロットのうちの25スロットについてU相のみ表示しており、コイル64は展開図の形で4つ示されている。
図7(a)に示す巻線配置は、図7(b)に示すように、全て3スロットピッチのコイルで展開することができる。このとき、比較例として図7(d)に示す円環状コイル65のように、従来は、2つの円環状コイル65が1のコイル辺を共有して3つのスロットに跨って配置されていた。そのため、この2つのコイル65を連結する渡り線67が必要となっていた。
これに対し本実施形態では、図7(c)に示すように、2つのコイル65を1つの8の字状の波巻コイル64に置換することができ、また単相あたり、8の字状の連結コイルは6個であり、3相分合計で18個あれば足りる。従って本実施形態では、従来の複雑なコイル配置とは異なり、同一形状のコイルユニットを複数個用意するだけで、全ての巻線配置が構成できるため、電動機(固定子)の製造が容易になるというメリットがある。また本実施形態では、各コイル間では各相を渡り線で互いに直列に接続する一方、図7(d)に示すような渡り線67は不要になるため、渡り線の本数を従来よりも減らすことができ、渡り線同士が絡まり難くなるというメリットも得られる。
図8(a)は、本発明の応用例として、10極36スロット3相巻の巻線配置を示す展開断面図である。本応用例では、このような巻線配置を、U相のみに関する巻線配置を示す図8(b)のように、後述する2種類の8の字状波巻コイル78、84で構成する。
図9は、図8において4つのスロットに亘って、スロット数36を極数10で除したときの商である3のスロットピッチで配置されている波巻コイル78の一構成例を示す図であり、図10は、コイル78の製造方法を説明する図である。コイル78は、図6を参照して説明したようなボビンを3つ使用して作製することができる。すなわち、所定距離だけ離隔配置された3つのボビンを囲繞するように巻線を所定の巻数だけ巻きつけ、ボビンを180°捩る操作を2回(例えば、左右のボビンをそれぞれ1回ずつ)行うことにより、図10に示すように、互いに重なる2つの辺(巻線)を含む第1のコイル部分80を2つ備え、さらに、8の字形状を構成する複数の輪の各々において第1のコイル部分80と固定子の周方向について反対側にありかつ巻線が重なっていない第2のコイル部分82を2つ備えた、コイル78が形成される。
そして図6(c)と同様に、3つのボビンを、それらの位置関係を維持したまま固定子コアに同時に挿入することにより、コイル78(の第1のコイル部分80及び第2のコイル部分82)は、4つのスロット(図9の例ではスロット番号が20、23、26及び29の4つのスロット)内に配置される。
図11は、図8において3つのスロットに亘って、スロット数36を極数10で除したときの商である3のスロットピッチで配置されている波巻コイル84の一構成例を示す図であり、図12は、コイル84の製造方法を説明する図である。先ず、図12(a)に示すように、図10と同様の方法で3つのループを有するコイル78を作製し、さらにコイル78の3つのループのうちの1つ(図示例では右端のループ)を中央のループに重ねるように(図12(a)の破線に沿って)折り返すことにより、図12(b)に示すような8の字形状の波巻コイル84が得られる。具体的には、コイル84は、互いに重なる2つの辺(巻線)を含む第1のコイル部分86を2つ備え、さらに、8の字形状を構成する複数の輪の各々において第1のコイル部分86と固定子の周方向について反対側にありかつ巻線が重なっていない第2のコイル部分88を1つ備える。このように構成されたコイル84(の第1のコイル部分86及び第2のコイル部分88)は、3つのスロット(図11の例ではスロット番号が27、30及び33の3つのスロット)内に配置することができる。
なお図9又は図10に示したコイル78は3つのループ(輪)を有しているが、このように3つ以上のループを実質一続きの巻線で形成しているコイルや、図11又は図12に示したコイル84のように、3つ以上のループのうちの少なくとも1つを他のループに重なるように折り返すことによって実質的なループ数が元の数より少なくなっているコイルも、8の字形状を含むものであるので、本願明細書における8の字状波巻コイルに含まれるものとする。
図8に示す巻線配置では、上述のように2種類のコイル78及び84を使用するが、図12(a)からもわかるように、コイル78及び84は同一寸法の巻線から作製することができる。従ってコイル78及び84の製造工程は、図12(a)に示す工程を除き共通しているので、固定子の製造工数の削減を図ることができる。
なお上述の実施形態ではいずれも、1つのコイルにおいて8の字を構成するループ間には渡り線を設ける必要がないので、従来よりも少ない渡り線で電動機の固定子を構成することができる。但し、8の字形状のコイルの各々は、3相のそれぞれについて、渡り線にて互いに直列に接続されており、8の字形状のコイルは1相あたり複数個、固定子の所定の位置に配置される。
40 3相交流電動機
42 回転子
44 回転軸
46、60、66a、66b、66c スロット
48 固定子
50 磁石
62 円環状コイル
64、78、84 8の字状(波巻)コイル
67 渡り線
68、80、86 第1のコイル部分
70、72、82、88 第2のコイル部分
74a、74b ボビン
76a、76b ティース

Claims (8)

  1. 複数対の磁極を有する回転子と、
    前記回転子の回転軸方向に形成され、かつ周方向に配列された複数のスロットを有し、前記回転子と径方向に対向配置された固定子と、
    前記スロットに挿入されて前記固定子に巻装された複数の巻線と、を備えた3相交流電動機であって、
    前記回転子の極対数をPとし、前記固定子の巻線を挿入するスロット数を6Nとするとき、スロット数6Nを極対数Pで除した値が、分母が2以上の既約分数となる関係を持ち、
    前記巻線は、所定の巻数で巻回されかつ8の字形状を有する複数のコイルの形態で前記スロット内に配置されており、前記8の字形状のコイルにおいて互いに重なる巻線を含む第1のコイル部分が1つのスロットに挿入され、前記8の字形状を構成する複数の輪の各々において前記第1のコイル部分と前記固定子の周方向について反対側にありかつ巻線が重なっていない第2のコイル部分が1つのスロット内に配置されており、前記8の字形状のコイルは1相あたり複数個、前記固定子の所定の位置に配置されている、3相交流電動機。
  2. スロット数6Nを極数2Pで除した商をXとするとき、前記8の字形状のコイルの各々の前記第1のコイル部分及び前記第2のコイル部分は、複数のスロットにXのスロットピッチで配置されている、請求項1に記載の3相交流電動機。
  3. 前記8の字形状のコイルの各々は、3相のそれぞれについて、渡り線にて互いに直列に接続されている、請求項1に記載の3相交流電動機。
  4. 前記8の字形状のコイルの各々は、前記第1のコイル部分を2つ有し、前記第2のコイル部分を2つ備える、請求項1に記載の3相交流電動機。
  5. 前記8の字形状のコイルの各々は、前記第1のコイル部分を2つ有し、前記第2のコイル部分を1つ備える、請求項1に記載の3相交流電動機。
  6. 極対数Pが5であり、スロット数6Nが12である、請求項1に記載の3相交流電動機。
  7. 極対数Pが5であり、スロット数6Nが36である、請求項1に記載の3相交流電動機。
  8. 複数対の磁極を有する回転子と、
    前記回転子の回転軸方向に形成され、かつ周方向に配列された複数のスロットを有し、前記回転子と径方向に対向配置された固定子と、
    前記スロットに挿入されて前記固定子に巻装された複数の巻線と、を備えた3相交流電動機の製造方法であって、
    a.前記固定子の1つのティースを覆うように前記固定子に取り付け可能な、絶縁材料からなる複数のボビンを所定の距離だけ離隔配置する工程と、
    b.線材で所定の巻数で前記ボビンの周りを覆うように巻回してコイルを形成する工程と、
    c.前記線材が巻かれた複数のボビンのうち、少なくとも1つのボビンを180度捩ることによって8の字形状のコイルを形成する工程と、
    d.前記8の字形状のコイルが巻かれた複数のボビンを同時に3つ以上のスロットに跨って固定子のティースに挿入する工程と、
    e.前記工程aからdまでを複数回繰り返して、前記固定子において所定の巻線配置を構成する工程と、
    を含む、3相交流電動機の製造方法。
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