[go: up one dir, main page]

JP5746751B2 - ジチイノピリダジンジオン誘導体 - Google Patents

ジチイノピリダジンジオン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP5746751B2
JP5746751B2 JP2013504222A JP2013504222A JP5746751B2 JP 5746751 B2 JP5746751 B2 JP 5746751B2 JP 2013504222 A JP2013504222 A JP 2013504222A JP 2013504222 A JP2013504222 A JP 2013504222A JP 5746751 B2 JP5746751 B2 JP 5746751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plants
plant
species
formula
dithinopyridazinedione
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013504222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013527150A (ja
Inventor
ザイツ,トーマス
ヴアツヘンドルフ−ノイマン,ウルリケ
ベンテイン,ユルゲン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Intellectual Property GmbH
Original Assignee
Bayer Intellectual Property GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer Intellectual Property GmbH filed Critical Bayer Intellectual Property GmbH
Publication of JP2013527150A publication Critical patent/JP2013527150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5746751B2 publication Critical patent/JP5746751B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

本発明は、新規ジチイノピリダジンジオン誘導体、それらを調製する方法、作物保護において、家庭内及び衛生分野において、及び、材料物質(material)の保護において、望ましくない微生物(より特定的には、植物病原性菌類)を防除するためのそれら使用、並びに、それらジチイノピリダジンジオン誘導体を含んでいる作物保護組成物に関する。
さまざまなジチイノピリダジンジオン誘導体が殺菌剤として既に開示されている(WO 95/29181、US 4,150,130参照)が、ジオン類は開示されていない。
国際特許出願公開第95/29181号 米国特許第4,150,130号
現代の殺菌剤に課されている環境的及び経済学的な絶えず増大する要求、例えば、活性スペクトル、毒性、選択性、施用量、残留物の形成及び望ましい製造効率などに関する要求に鑑みて、また、さらに、例えば抵抗性に関する問題が生じ得るという事実にも鑑みて、少なくとも特定の領域において上記要求をより効率的に満たす新規殺菌剤を開発することは、絶えることの無い課題である。
本発明は、一般式(I)
Figure 0005746751
〔式中、
及びRは、同時にシアノであるか、又は、一緒に基−C(=O)−N(R)−N(R)−C(=O)−であり(それによって、式(I)で表される化合物は第2のピリダジンジオン環を含んでいる);
、R、R及びRは、同一であるか又は異なっていて、そして、水素であるか、又は、ハロゲン、−OR及び/若しくは−CORで1回以上置換されていてもよいC−C−アルキルであるか、又は、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ若しくはフェニルスルホニルアミノであるか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル若しくはC−C−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、それぞれハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ若しくは−CORで1回以上置換されていてもよいアリール若しくはアリール−(C−C−アルキル)であり;
及びRは、さらにまた、一緒に、C−C−アルキレン(アルカンジイル)、C−C−アルコキシアルキレン又はC−C−アルキルチオアルキレンであり;
及びRは、さらにまた、一緒に、C−C−アルキレン(アルカンジイル)、C−C−アルコキシアルキレン又はC−C−アルキルチオアルキレンであり;
は、水素、C−C−アルキル若しくはC−C−アルキルカルボニルであるか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル若しくはC−C−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよいアリールであり;及び、
は、ヒドロキシル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシである〕
で表される新規ジチイノピリダジンジオン誘導体に関する。
本発明の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体は、望ましくない微生物(より特定的には、植物病原性菌類)を防除するのに極めて適している。本発明の上記化合物は、作物保護において、家庭内及び衛生分野において、及び、材料物質の保護において、使用することができる。
本発明のジチイノピリダジンジオン誘導体の一般的な定義は、式(I)によって与えられる。式(I)で表される好ましいジチイノピリダジンジオン誘導体は、式(I)中のラジカルが下記定義を有するジチイノピリダジンジオン誘導体である。これらの好ましい定義は、式(I)で表される化合物の調製に関する中間体にも等しく適用される。
及びRは、好ましくは、同時にシアノである。
及びRは、さらにまた、一緒に、好ましくは、基−C(=O)−N(R)−N(R)−C(=O)−である。
、R、R及びRは、好ましくは、同一であるか又は異なっていて、そして、好ましくは、水素であるか、又は、フッ素、塩素、臭素、−OR及び/若しくは−CORで1回以上置換されていてもよいC−C−アルキルであるか、又は、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ若しくはフェニルスルホニルアミノであるか、又は、塩素、メチル若しくはトリフルオロメチルで1回以上置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、それぞれフッ素、塩素、臭素、メチル、トリフルオロメチル若しくはメトキシで1回以上置換されていてもよいフェニル若しくはフェニル−(C−C−アルキル)であるが、ここで、RとR、及び、RとRは、同時にフェニル又はフェニル−(C−C−アルキル)であることはない。
、R、R及びRは、さらに好ましくは、同一であるか又は異なっていて、そして、さらに好ましくは、水素であるか、又は、それぞれフッ素、塩素、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、メチルカルボニルオキシ及び/若しくはカルボキシルで1回以上置換されていてもよいメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル若しくはtert−ブチルであるか、又は、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、メチルアミノ若しくはジメチルアミノであるか、又は、塩素、メチル若しくはトリフルオロメチルで1回以上置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、それぞれフッ素、塩素、臭素、メチル、トリフルオロメチル若しくはメトキシで1〜3回置換されていてもよいフェニル、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル若しくは2−メチル−2−フェネチルであるが、ここで、RとR、及び、RとRは、同時にフェニル、ベンジル、1−フェネチル又は2−フェネチルとなることはない。
、R、R及びRは、極めて好ましくは、同一であるか又は異なっていて、そして、極めて好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル若しくはイソプロピルであるか、又は、メトキシ、メチルチオ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリフルオロメチルチオ若しくはトリクロロメチルチオであるか、又は、それぞれ塩素、メチル若しくはトリフルオロメチルで置換されていてもよいシクロプロピル若しくはシクロヘキシルであるか、又は、それぞれフッ素、塩素、臭素及び/若しくはメトキシで1〜3回置換されていてもよいフェニル若しくはベンジルであるが、ここで、RとR、及び、RとRは、同時にフェニル又はベンジルであることはない。
及びRは、さらにまた、一緒に、好ましくは、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−O−(CH−又は−(CH−S−(CH−である。
及びRは、さらにまた、一緒に、好ましくは、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−O−(CH−又は−(CH−S−(CH−である。
は、好ましくは、水素、メチル、エチル、メチルカルボニル若しくはエチルカルボニルであるか、又は、フッ素、塩素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル若しくはトリフルオロメチルで1回以上置換されていてもよいフェニルである。
は、さらに好ましくは、水素、メチル若しくはメチルカルボニルであるか、又は、フェニルである。
は、好ましくは、ヒドロキシル、メチル、エチル、メトキシ又はエトキシである。
は、さらに好ましくは、ヒドロキシル又はメトキシである。
本発明のジチイノピリダジンジオン誘導体の一実施形態は、式(I−a):
Figure 0005746751
〔式中、R及びRは、上記で示されている定義を有する〕
で表すことができる。
本発明のジチイノピリダジンジオン誘導体の一実施形態は、式(I−b):
Figure 0005746751
〔式中、R、R、R及びRは、上記で示されている定義を有する〕
で表すことができる。
特に、調製実施例において確認されている化合物を参照することができる。
本発明に従って使用し得るジチイノピリダジンジオン誘導体は、種々の可能な異性体形態の混合物として、特に、立体異性体(例えば、E異性体及びZ異性体、トレオ異性体及びエリトロ異性体)の混合物として、及び、さらに、例えば、光学異性体の混合物として、及び、さらに、互変異性体の混合物としても存在し得る。E異性体とZ異性体、及び、さらに、トレオ異性体とエリトロ異性体、及び、さらに、光学異性体、これら異性体の望ましい任意の混合物、及び、さらに、可能な互変異性体が、特許請求されている。
式(I−a)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体は、
(a) 式(II)
Figure 0005746751
〔式中、R及びRは、上記で示されている定義を有する〕
で表されるピリダジンジオン誘導体を、場合により希釈剤(例えば、テトラヒドロフラン、水、又は、それらの混合物)の存在下で、式(III)
Figure 0005746751
で表される二ナトリウム1,2−ジシアノエテン−1,2−ビス(チオレート)と反応させることによって調製することができる。
式(I−b)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体は、
(b) 式(II)
Figure 0005746751
〔式中、R及びRは、上記で示されている定義を有する〕
で表されるピリダジンジオン誘導体を、場合により希釈剤(例えば、ジメチルホルムアミド)の存在下で、式(IV)
Figure 0005746751
で表されるチオ尿素と反応させることによって調製することができる。
本発明による調製方法(a)及び(b)を実施する場合に出発物質として必要とされるピリダジンジオン誘導体についての一般的な記載は、式(II)で与えられる。この式において、R及びRは、上記で示されている好ましい定義、さらに好ましい定義及び/又は極めて好ましい定義を有する。
式(II)で表されるピリダジンジオン誘導体は、既知であるか、又は、既知方法で得ることができる。それらは、例えば、
(c) 式(V)
Figure 0005746751
〔式中、R及びRは、上記で示されている定義を有する〕
で表されるヒドラジン誘導体を、場合により希釈剤(例えば、水)の存在下で、式(VI)
Figure 0005746751
で表される無水ジクロロマレイン酸と反応させることによって調製することができる。
本発明の調製方法(a)を実施する場合に出発物質として同様に必要とされる式(III)で表される二ナトリウム1,2−ジシアノエテン−1,2−ビス(チオレート)は、既知である。式(III)で表される化合物は、塩の形態で使用することも可能であり、又は、水和物の形態(例えば、二水和物の形態)で使用することも可能である。式(III)で表される化合物は、(E)形態又は(Z)形態で使用することができる。
本発明の調製方法(b)を実施する場合に出発物質としてさらに必要とされるチオ尿素は、既知である。あるいは、硫化物(例えば、硫化ナトリウム)、チオ硫酸塩(例えば、チオ硫酸ナトリウム)及び硫酸水素塩などの別の硫化剤も使用することができる。
本発明の調製方法(c)を実施する場合に出発物質として必要とされるヒドラジン誘導体についての一般的な記載は、式(V)で与えられる。この式において、R及びRは、上記で示されている好ましい定義、さらに好ましい定義及び/又は極めて好ましい定義を有する。式(V)で表されるヒドラジン誘導体は、既知である。式(V)で表されるヒドラジン誘導体は、塩(例えば、塩酸塩、又は、二塩酸塩)の形態で使用することも可能である。
本発明の調製方法(a)を実施するのに適している希釈剤には、全ての不活性有機溶媒が包含される。それらの希釈剤としては、好ましくは、以下のものを挙げることができる:脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素類、例えば、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカリン;ハロゲン化炭化水素類、例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;エーテル類、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソール;ケトン類、例えば、アセトン、ブタノン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、n−ブチロニトリル、イソブチロニトリル又はベンゾニトリル;アミド類、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミド;又は、それらと水の混合物、又は、純粋な水。テトラヒドロフラン又はテトラヒドロフランと水の混合物を使用するのが好ましい。
本発明の調製方法(a)を実施する場合、その反応温度は、比較的広い範囲内で変えることができる。一般的にいえば、該調製方法は、0℃〜200℃の温度で、好ましくは、20℃〜80℃の温度で、実施する。
本発明の調製方法(a)を実施する場合、式(II)で表されるピリダジンジオン誘導体の1モルに対して、0.8〜2mol、好ましくは、1〜1.5molの式(III)で表される二ナトリウム(Z)−1,2−ジシアノエテン−1,2−ビス(チオレート)を使用する。
本発明の調製方法(b)を実施するのに適している希釈剤としては、水、ジメチルスルホキシド、スルホラン、アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール及びエチレングリコールモノメチルエーテル、エステル類、例えば、酢酸メチル及び酢酸エチル、アミド類、例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロリドン、エーテル類、例えば、テトラヒドロフラン及び1,4−ジオキサン、ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル又はベンゾニトリル;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン及びピナコロン、又は、これら希釈剤の混合物などを挙げることができる。
本発明の調製方法(b)を実施する場合、その反応温度は、比較的広い範囲内で変えることができる。一般に、該調製方法は、0℃〜200℃の温度で、好ましくは、20℃〜150℃の温度で、実施する。
本発明の調製方法(b)を実施する場合、式(II)で表されるピリダジンジオン誘導体の1モルに対して、0.4〜1mol、好ましくは、0.5〜0.7molの式(IV)で表されるチオ尿素を使用する。
本発明の調製方法(c)を実施するのに適している希釈剤には、全ての不活性有機溶媒及びさらに水が包含される。それらの希釈剤としては、好ましくは、以下のものを挙げることができる:アルコール類、例えば、エタノール及びメトキシエタノール;ケトン類、例えば、2−ブタノン;ニトリル類、例えば、アセトニトリル;エステル類、例えば、酢酸エチル;エーテル類、例えば、ジオキサン;芳香族炭化水素類、例えば、ベンゼン及びトルエン;又は、アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド。
本発明の調製方法(c)を実施する場合、その反応温度は、比較的広い範囲内で変えることができる。一般に、該調製方法は、0℃〜200℃の温度で、好ましくは、20℃〜150℃の温度で、実施する。
本発明の調製方法(c)を実施する場合、式(V)で表されるヒドラジン誘導体の1モルに対して、0.8〜2mol、好ましくは、1〜1.5molの式(IV)で表されるチオ尿素及び/又は別の硫化剤(上記参照)を使用する。
本発明は、さらに、式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体のうちの少なくとも1種類を含んでいる、望ましくない菌類を防除するための作物保護組成物にも関する。該組成物は、好ましくは、農業において有用な補助剤、溶媒、担体、界面活性物質又は増量剤を含んでいる殺菌剤組成物である。
本発明は、さらに、望ましくない微生物を防除する方法にも関し、ここで、該方法は、本発明により、式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体を当該植物病原性菌類及び/又はそれらの生息環境に送達することを特徴とする。
本発明によれば、「担体」は、植物又は植物の部分又は種子への施用を包含する施用を著しく容易にするために、当該活化合物と一緒にするか又は混合させる天然又は合成の有機物質又は無機物質を意味する。このような担体は、固体又は液体であり得るが、一般に、不活性であり、そして、農業において使用するのに適しているべきである。
適切な固体又は液体の担体は、以下のものである:例えば、アンモニウム塩、並びに、粉砕された天然鉱物、例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイト又はケイ藻土、並びに、粉砕された合成鉱物、例えば、微粉砕シリカ、アルミナ及び天然又は合成のシリケート、樹脂、蝋、固形肥料、水、アルコール、特に、ブタノール、有機溶媒、鉱油及び植物油、並びに、それらの誘導体。そのような担体の混合物も使用し得る。粒剤に適している固体担体は、以下のものである:例えば、粉砕して分別した天然鉱物、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、苦灰岩、並びに、さらに、無機及び有機の粗挽き粉からなる合成顆粒、並びに、さらに、有機材料、例えば、おがくず、ココナッツ殻、トウモロコシ穂軸及びタバコの葉柄などからなる顆粒。
適切な液化ガス増量剤又は担体は、周囲温度及び大気圧下では気体である液体、例えば、エーロゾル噴射剤、例えば、ハロ炭化水素類、さらに、ブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素などである。
上記製剤において、粘着付与剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、並びに、粉末又は顆粒又はラテックスの形態にある天然ポリマー及び合成ポリマー、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、又は、天然のリン脂質、例えば、セファリン及びレシチン、及び、合成リン脂質などを使用することができる。可能な別の添加剤は、鉱油及び植物油である。
使用する増量剤が水である場合、例えば、有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる。適する液体溶媒は、本質的に、以下のものである:芳香族化合物、例えば、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン類、塩素化芳香族化合物又は塩素化脂肪族炭化水素、例えば、クロロベンゼン類、クロロエチレン類又はジクロロメタン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン又はパラフィン類、例えば、鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコール類、例えば、ブタノール又はグリコールとさらにそれらのエーテル及びエステル、ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホキシド、及び、さらに、水。
本発明の組成物には、例えば界面活性物質などの、さらなる付加的な成分も含有させることができる。適切な界面活性物質は、イオン特性若しくは非イオン特性を有する乳化剤及び/若しくは泡形成剤、分散剤又は湿潤剤であるか、又は、そのような界面活性物質の混合物である。これらの例は、以下のものである:ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸若しくはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪アミンの重縮合物、置換されているフェノール(好ましくは、アルキルフェノール又はアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは、アルキルタウレート)、ポリエトキシル化アルコールのリン酸エステル若しくはポリエトキシル化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、並びに、硫酸アニオン、スルホン酸アニオン及びリン酸アニオンを含んでいる該化合物の誘導体、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、タンパク質加水分解物、リグノスルファイト廃液及びメチルセルロースなど。該活性化合物のうちの1種類及び/又は該不活性担体のうちの1種類が水不溶性であり且つ施用が水で行われる場合は、界面活性物質を存在させることが必要である。界面活性物質の割合は、本発明組成物の5重量%〜40重量%である。
着色剤、例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー(Prussian blue)、並びに、有機染料、例えば、アリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、並びに、微量栄養素、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などを使用することができる。
適切な場合には、付加的な別の成分、例えば、保護コロイド、結合剤、粘着剤、増粘剤、揺変性物質、浸透剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤、錯体形成物質なども存在させることができる。一般的に、該活性化合物は、製剤目的で慣習的に使用される固体又は液体の任意の添加剤と組み合わせることが可能である。
一般に、該製剤は、0.05〜99重量%、0.01〜98%重量%、好ましくは、0.1〜95重量%、特に好ましくは、0.5〜90重量%の活性化合物を含有し、極めて特に好ましくは、10〜70重量%の活性化合物を含有する。
本発明による活性化合物又は組成物は、そのままで使用することが可能であるか、又は、それらのそれぞれの物理的及び/若しくは化学的特性に応じて、以下のようなそれらの製剤の形態若しくはその製剤から調製される使用形態で使用することが可能である:エーロゾル、カプセル懸濁液剤、冷煙霧濃厚剤(cold−fogging concentrate)、温煙霧濃厚剤(warm−fogging concentrate)、カプセル化粒剤、細粒剤、種子処理用フロアブル剤、即時使用可能な溶液剤(ready−to−use solution)、散粉性粉剤、乳剤、水中油型エマルション剤、油中水型エマルション剤、大型粒剤、微粒剤、油分散性粉剤、油混和性フロアブル剤、油混和性液剤、泡剤(foam)、ペースト剤、農薬粉衣種子、懸濁製剤(suspension concentrate)、サスポエマルション製剤、可溶性濃厚剤(soluble concentrate)、懸濁液剤(suspension)、水和剤、可溶性粉剤(soluble powder)、粉剤及び粒剤、水溶性顆粒剤又は錠剤、種子処理用水溶性粉剤、水和剤、活性化合物が含浸されている天然生成物及び合成物質、並びに、さらに、ポリマー物質中にマイクロカプセル化されているもの及び種子用のコーティング物質中にマイクロカプセル化されているもの、並びに、さらに、ULV冷煙霧製剤(ULV cold−fogging formulation)及びULV温煙霧製剤(ULV warm−fogging formulation)。
上記製剤は、自体公知の方法で、例えば、当該活性化合物を少なくとも1種類の慣習的な増量剤、溶媒又は希釈剤、乳化剤、分散剤及び/又は結合剤又は固着剤、湿潤剤、撥水剤、適切な場合には、乾燥剤及び紫外線安定剤、並びに、適切な場合には、染料及び顔料、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類、並びに、さらに、さらなる加工助剤と混合させることによって、調製することができる。
本発明による組成物には、適切な装置を用いて植物又は種子に対して施用することが可能な即時使用可能製剤(ready−to−use formulation)のみではなく、使用前に水で希釈することが必要な商業的な濃厚物も包含される。
本発明による活性化合物は、それだけで、又は、その(市販)製剤中において、及び、そのような製剤から調製された使用形態中において、殺虫剤、誘引剤、不妊剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、成長調節剤、除草剤、肥料、薬害軽減剤又は情報化学物質などの別の(既知)活性化合物との混合物の中に存在させることができる。
上記活性化合物又は組成物を用いた植物及び植物の部分の本発明による処理は、慣習的な処理方法を用いて、例えば、浸漬、散布、噴霧、灌漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、灌注、点滴潅漑などによって、直接的に行うか、又は、該活性化合物又は組成物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることにより行い、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合は、さらに、乾式種子処理すること、湿式種子処理すること、スラリー処理すること、被覆すること、1層以上のコーティングを施すことになどによっても行う。さらに、該活性化合物を微量散布法(ultra−low−volume method)によって施用することも可能であり、又は、該活性化合物調製物若しくは活性化合物自体を土壌中に注入することも可能である。
本発明は、さらに、種子を処理する方法も包含する。
本発明は、さらに、前の段落において記述されている方法のうちの1つに従って処理された種子にも関する。本発明による種子は、望ましくない菌類から種子を保護するための方法において使用される。ここでは、本発明による少なくとも1種類の活性化合物で処理された種子を使用する。
本発明による活性化合物又は組成物は、種子を処理するのにも適している。有害な生物に起因する作物植物に対する被害の大部分は、貯蔵中に、又は、播種後、植物が発芽している最中及び発芽の後に、種子が感染することによって引き起こされる。この相は特に危険である。それは、生長している植物の根及び苗条は特に感受性が高く、少量の損傷だけであってもその植物が死に至り得るからである。従って、適切な組成物を用いて種子及び発芽中の植物を保護することに、大きな関心が持たれている。
植物の種子を処理することによる植物病原性菌類の防除は、長い間知られており、継続的に改良が加えられている。しかしながら、種子の処理には、必ずしも満足のいくように解決することができるわけではない一連の問題に伴っている。かくして、播種後又は植物の出芽後に作物保護組成物を追加で施用することを不要とするか又は少なくとも追加で施用することを著しく低減させるような、種子及び発芽中の植物を保護する方法を開発することは望ましい。さらに、使用する活性化合物によって植物自体に損傷を与えることなく、植物病原性菌類による攻撃から種子及び発芽中の植物が最大限にに保護されるように、使用する活性化合物の量を最適化することも望ましい。特に、種子を処理する方法では、最少量の作物保護組成物を使用して種子及び発芽中の植物の最適な保護を達成するために、トランスジェニック植物の内因性の殺菌特性も考慮に入れるべきである。
従って、本発明は、植物病原性菌類による攻撃に対して種子及び発芽中の植物を保護する方法にも関し、ここで、該方法は、当該種子を本発明の組成物で処理することによる。本発明は、さらに、種子及び発芽中の植物を植物病原性菌類から保護するために種子を処理するための本発明の組成物の使用にも関する。さらに、本発明は、植物病原性菌類に対して保護されるように、本発明の組成物で処理された種子にも関する。
出芽後の植物に損傷を与える植物病原性菌類の防除は、主として、土壌及び植物の地上部を作物保護組成物で処理することによって行われる。作物保護組成物は、環境並びにヒト及び動物の健康に対して影響を及ぼし得ることに関して懸念があるので、施用する活性化合物の量を低減する努力が成されている。
本発明の有利な点の1つは、本発明の活性化合物又は組成物が際立った浸透移行特性を有しているので、その活性化合物又は組成物で種子を処理することにより、植物病原性菌類から、その種子自体が保護されるのみではなく、出芽後に生じる植物も保護されるということである。このようにして、播種時又は播種後間もなくの作物の即時的な処理を省くことができる。
さらにまた、本発明による活性化合物又は組成物が、特に、トランスジェニック種子(ここで、その種子から成長した植物は、害虫に対して作用するタンパク質を発現することができる)に対しても使用可能であるということも、有利な点として見なされる。そのような種子を本発明の活性化合物又は組成物で処理することで、例えば殺虫性タンパク質の発現によってさえ、特定の害虫は防除可能である。驚くべきことに、本発明において、さらなる相乗効果が観察される場合がある。そのような相乗効果は、害虫による攻撃に対する保護の有効性をさらに改善する。
本発明による組成物は、農業において、温室内で、森林で又は園芸及びブドウ栽培において使用される全ての植物品種の種子を保護するのに適している。特に、これは、禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、ソルガム/アワ、及び、エンバク)、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、イネ、ジャガイモ、ヒマワリ、インゲンマメ、コーヒー、ビート(例えば、テンサイ、及び、飼料用ビート)、ラッカセイ、ナタネ、ケシ、オリーブ、ココナッツ、カカオ、サトウキビ、タバコ、野菜(例えば、トマト、キュウリ、タマネギ、及び、レタス)、芝生及び観賞植物の種子である(下記も参照されたい)。禾穀類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、及び、エンバク)、トウモロコシ及びイネの種子を処理することは、特に重要である。
以下でもさらに記載されているように、本発明の活性化合物又は組成物によるトランスジェニック種子の処理は、特に重要である。これは、殺虫特性を有するポリペプチド又はタンパク質の発現を可能にする少なくとも1種類の異種遺伝子を含んでいる植物の種子である。トランスジェニック種子内の異種遺伝子は、例えば、バシルス(Bacillus)種、リゾビウム(Rhizobium)種、シュードモナス(Pseudomonas)種、セラチア(Serratia)種、トリコデルマ(Trichoderma)種、クラビバクテル(Clavibacter)種、グロムス(Glomus)種又はグリオクラジウム(Gliocladium)種の微生物に由来し得る。好ましくは、この異種遺伝子は、その遺伝子産物がアワノメイガ(European corn borer)及び/又はウェスタンコーンルートワーム(Western corn rootworm)に対して活性を示すバシルス属種(Bacillus sp.)に由来する。特に好ましくは、該異種遺伝子は、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する。
本発明に関連して、本発明による組成物は、種子に対して、単独で施用するか、又は、適切な製剤中に含ませて施用する。好ましくは、種子は、その処理がどのような損傷も引き起すことのないような充分に安定な状態で処理する。一般に、種子の処理は、収穫と播種の間の任意の時点で実施することができる。通常、使用される種子は、植物から分離されていて、穂軸、殻、葉柄、外皮、被毛又は果肉を伴っていない。かくして、例えば、収穫され、不純物が取り除かれ、含水量が15重量%未満となるまで乾燥された種子を使用することができる。あるいは、乾燥後に例えば水で処理され、その後再度乾燥された種子を使用することもできる。
種子を処理する場合、種子の発芽が悪影響を受けないように、又は、種子から生じた植物が損傷を受けないように、種子に施用する本発明組成物の量及び/又はさらなる添加剤の量を選択することに関して一般に注意しなくてはならない。このことは、とりわけ、特定の施用量で薬害作用を示し得る活性化合物の場合には、留意しなくてはならない。
本発明による組成物は、直接的に施用することが、即ち、さらなる成分を含ませることなく、また、希釈することなく、施用することが可能である。一般に、該組成物は、適切な製剤の形態で種子に施用するのが好ましい。種子を処理するための適切な製剤及び方法は、当業者には知られており、例えば、以下の文献に記載されている:US 4,272,417A、US 4,245,432A、US 4,808,430A、US 5,876,739A、US 2003/0176428A1、WO 2002/080675A1、WO 2002/028186A2。
本発明に従って使用することが可能な活性化合物は、慣習的な種子粉衣製品製剤、例えば、溶液剤、エマルション剤、懸濁液剤、粉末剤、泡剤、スラリー剤及び種子用の別のコーティング組成物、並びに、ULV製剤などに変換することができる。
これらの製剤は、既知方法で、該活性化合物を、慣習的な添加剤、例えば、慣習的な増量剤、及び、さらに、溶媒又は希釈剤、着色剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着剤、ジベレリン類などと混合させ、及び、さらに、水と混合させることによって、調製する。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる着色剤は、そのような目的に関して慣習的な全ての着色剤である。水中であまり溶解しない顔料及び水中で溶解する染料の両方とも使用し得る。挙げることができる着色剤の例は、「Rhodamin B」、「C.I.Pigment Red 112」、及び、「C.I.Solvent Red 1」の名称で知られている着色剤である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる湿潤剤は、農薬活性化合物の製剤に関して湿潤を促進するために慣習的に使用される全ての物質である。アルキルナフタレンスルホネート類、例えば、ジイソプロピルナフタレンスルホネート又はジイソブチルナフタレンスルホネートなどを好ましくは使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる適切な分散剤及び/又は乳化剤は、農薬活性化合物の製剤に関して慣習的に使用される非イオン性、アニオン性及びカチオン性の全ての分散剤である。非イオン性若しくはアニオン性の分散剤又は非イオン性若しくはアニオン性の分散剤の混合物を好ましくは使用することができる。挙げることができる適切な非イオン性分散剤は、特に、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー類、アルキルフェノールポリグリコールエーテル類及びトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル類、並びに、それらのリン酸化誘導体又は硫酸化誘導体である。適切なアニオン性分散剤は、特に、リグノスルホネート類、ポリアクリル酸塩類及びアリールスルホネート/ホルムアルデヒド縮合物である。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる消泡剤は、農薬活性化合物の製剤に関して慣習的に使用される全ての泡抑制物質である。シリコーン消泡剤及びステアリン酸マグネシウムを好ましくは使用することができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる防腐剤は、当該目的のために農薬組成物中で使用することが可能な全ての物質である。挙げることができる例は、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールである。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる第2の増粘剤は、当該目的のために農薬組成物中で使用することが可能な全ての物質である。セルロース誘導体、アクリル酸誘導体、キサンタン、変性クレー及び高分散シリカが好ましくは適している。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができる粘着剤は、種子粉衣製品中で使用可能な全ての慣習的な結合剤である。ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びチロースを好ましくは挙げることができる。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤中に存在させることができるジベレリン類は、好ましくは、ジベレリンA1、ジベレリンA3(=ジベレリン酸)、ジベレリンA4及びジベレリンA7である。特に好ましくは、ジベレリン酸を使用する。ジベレリン類は知られている(cf. R. Wegler “Chemie der Pflanzenschutz− and Schadlingsbekampfungsmittel” [Chemistry of Plant Protectants and Pesticides], Vol.2, Springer Verlag, 1970, p.401−412)。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤は、広い範囲の種子(これは、トランスジェニック植物の種子を包含する)を処理するために、直接的に使用することができるか、又は、予め水で希釈したあとで使用することができる。これに関連して、発現により形成された物質との相互作用の結果として、付加的な相乗効果が生じることもあり得る。
本発明に従って使用することが可能な種子粉衣製品製剤又は水を添加することによってその種子粉衣製品製剤から調製される調製物を用いて種子を処理するために使用することが可能な適切な装置は、種子を粉衣するために通常使用することが可能な全ての混合装置である。具体的にいえば、種子を混合機の中に入れ、いずれの場合にも所望される量の種子粉衣製品製剤を、そのままで添加するか又は予め水で希釈したあとで添加し、及び、該製剤が当該種子の表面に均質に分配されるまで混合機の内容物を混合させるような手順を行う。適切な場合には、続いて、乾燥工程を行う。
本発明の活性化合物又は組成物は、強力な殺菌活性を有しており、作物保護と材料物質(materials)の保護において、望ましくない菌類を防除するために使用することができる。
本発明によるジチイノピリダジンジオン誘導体は、作物保護において、ネコブカビ類(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(Chytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、子嚢菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)及び不完全菌類(Deuteromycetes)を防除するために、使用することができる。
本発明による殺菌剤組成物は、植物病原性菌類を防除するために治療的又は保護的に使用することができる。従って、本発明は、本発明による活性化合物又は組成物を使用して植物病原性菌類を治療的及び保護的に防除する方法にも関し、ここで、該活性化合物又は組成物は、種子、植物若しくは植物の部分、果実又は植物がそこで生育している土壌に施用される。
植物保護において植物病原性菌類を防除するための本発明による組成物は、有効で且つ植物に対して毒性を示さない量の本発明による活性化合物を含んでいる。「有効で且つ植物に対して毒性を示さない量(effective, but nonphytotoxic amount)」は、植物の菌類病を満足のいくように防除するのに又は完全に根絶するのに充分でありながら、同時に、植物毒性の実質的な症状を引き起こすことのない、本発明組成物の量を意味する。一般に、そのような施用量は、実質的な範囲内で変動し得る。それは、複数の要因に依存し、例えば、防除対象の菌類、植物、気候条件及び本発明の組成物の成分などに依存する。
植物病害を防除するために必要とされる濃度の該活性化合物に対して植物が良好な耐性を示すことにより、植物の地上部の処理、栄養繁殖器官(vegetative propagation material)及び種子の処理、並びに、土壌の処理が可能である。
本発明に従って、全ての植物及び植物の部分を処理することができる。本発明に関連して、植物というのは、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物植物(自然発生した作物植物を包含する)のような全ての植物及び植物群を意味するものと理解される。作物植物は、慣習的な育種法及び最適化法により、又は、生物工学的方法及び組換え方法により、又は、それら方法を組み合わせたものにより得ることが可能な植物であることができる。そのような作物植物には、トランスジェニック植物も包含され、また、植物育種家の権利によって保護され得るか又は保護され得ない植物品種も包含される。植物の部分は、植物の地上及び地下の全ての部分及び全ての器官、例えば、枝条、葉、花及び根などを意味するものと理解され、挙げることができる例は、葉、針状葉、茎、幹、花、子実体、果実及び種子、並びに、さらに、根、塊茎及び根茎である。植物の部分には、さらに、収穫物、並びに、栄養繁殖器官及び生殖繁殖器官(vegetative and generative propagation material)、例えば、挿木(cutting)、塊茎、根茎、掻き苗及び種子なども包含される。
本発明による活性化合物は、植物及び植物の器官を保護するのに適しており、収穫高を増大させるのに適しており、収穫された作物の質を向上させるのに適しているが、一方、本発明による活性化合物は、植物に充分に許容され、温血種に対する毒性は望ましい程度であり、及び、環境に害を及ぼさない。それらは、好ましくは、作物保護組成物として使用され得る。それらは、通常の感受性種及び抵抗性種に対して有効であり、また、全ての発育段階又は個々の発育段階に対して有効である。
挙げることができる、本発明に従って処理することが可能な植物は、以下のとおりである: ワタ、アマ、ブドウの木、果実、野菜、例えば、バラ科各種(Rosaceae sp.)(例えば、仁果、例えば、リンゴ及びナシ、さらに、核果、例えば、アンズ、サクラの木、アーモンド及びモモ、並びに、小果樹、例えば、イチゴ)、リベシオイダエ科各種(Ribesioidae sp.)、クルミ科各種(Juglandaceae sp.)、カバノキ科各種(Betulaceae sp.)、ウルシ科各種(Anacardiaceae sp.)、ブナ科各種(Fagaceae sp.)、クワ科各種(Moraceae sp.)、モクセイ科各種(Oleaceae sp.)、マタタビ科各種(Actinidaceae sp.)、クスノキ科各種(Lauraceae sp.)、バショウ科各種(Musaceae sp.)(例えば、バナナ植物及びバナナ園)、アカネ科各種(Rubiaceae sp.)(例えば、コーヒー)、ツバキ科各種(Theaceae sp.)、アオギリ科各種(Sterculiceae sp.)、ミカン科各種(Rutaceae sp.)(例えば、レモン、オレンジ及びグレープフルーツ); ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、トマト)、ユリ科各種(Liliaceae sp.)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、レタス)、セリ科各種(Umbelliferae sp.)、アブラナ科各種(Cruciferae sp.)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)、ウリ科各種(Cucurbitaceae sp.)(例えば、キュウリ)、ネギ科各種(Alliaceae sp.)(例えば、リーキ、タマネギ)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、エンドウ); 主要作物植物、例えば、イネ科各種(Gramineae sp.)(例えば、トウモロコシ、芝、禾穀類、例えば、コムギ、ライムギ、イネ、オオムギ、エンバク、ソルガム、アワ、及び、ライコムギ)、イネ科各種(Poaceae sp.)(例えば、サトウキビ)、キク科各種(Asteraceae sp.)(例えば、ヒマワリ)、アブラナ科各種(Brassicaceae sp.)(例えば、白キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、タイサイ、コールラビ、スモールラディッシュ、さらに、ナタネ、カラシナ、セイヨウワサビ、及び、コショウソウ)、マメ科各種(Fabacae sp.)(例えば、インゲンマメ、ピーナッツ)、マメ科各種(Papilionaceae sp.)(例えば、ダイズ)、ナス科各種(Solanaceae sp.)(例えば、ジャガイモ)、アカザ科各種(Chenopodiaceae sp.)(例えば、テンサイ、飼料用ビート、フダンソウ、ビートルート); 庭及び森林における有用な植物及び観賞植物; さらに、いずれの場合にもこれら植物の遺伝子組み換えが行われたタイプ。
上記で既に述べたように、本発明に従って全ての植物及びそれらの部分を処理することができる。好ましい実施形態では、野生の植物種及び植物品種、又は、交雑若しくはプロトプラスト融合のような慣習的な生物学的育種法により得られた植物種及び植物品種、並びに、それらの部分を処理する。好ましいさらなる実施形態では、適切な場合には慣習的な方法と組み合わせた組換え法により得られたトランスジェニック植物及び植物品種(遺伝子組換え生物)並びにそれらの部分を処理する。用語「部分(parts)」又は「植物の部分(parts of plants)」又は「植物の部分(plant parts)」については、既に上記で説明した。いずれの場合も市販されているか又は使用されている植物品種の植物を、特に好ましくは、本発明に従って処理する。植物品種は、慣習的な育種又は突然変異誘発又は組換えDNA技術によって品種改良された、新しい形質を有する植物を意味するものと理解される。これらは、品種、亜種、生物型又は遺伝子型であることができる。
本発明による処理方法は、遺伝子組換え生物(GMO)、例えば、植物又は種子などの処理において使用することができる。遺伝子組換え植物(又は、トランスジェニック植物)は、異種遺伝子がゲノムに安定的に組み込まれている植物である。表現「異種遺伝子」は、本質的に、供給されたか又は当該植物の外部で構築された遺伝子であって、核のゲノム、葉緑体のゲノム又はミトコンドリアのゲノムの中に導入されたときに、興味深いタンパク質若しくはポリペプチドを発現することにより、又は、その植物体内に存在している別の1つ若しくは複数の遺伝子をダウンレギュレート若しくはサイレンシングすることにより、当該形質転換された植物に新しい又は改善された作物学的特性又は別の特性を付与する遺伝子を意味する〔例えば、アンチセンス技術、コサプレッション技術又はRNA干渉−RNAi技術などを使用する〕。ゲノム内に位置している異種遺伝子は、導入遺伝子とも称される。植物ゲノム内におけるその特異的な位置によって定義される導入遺伝子は、形質転換又は遺伝子導入イベントと称される。
植物種又は植物品種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、養分(diet))に応じて、本発明の処理により、相加効果を超える効果(「相乗効果」)も生じ得る。かくして、例えば、本発明に従って使用し得る活性化合物及び組成物の施用量の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は活性の増強、植物の生育の向上、高温又は低温に対する耐性の向上、渇水又は水中若しくは土壌中に含まれる塩分に対する耐性の向上、開花能力の向上、収穫の容易性の向上、促進された成熟、収穫量の増加、果実の大きさの増大、植物の高さの増大、葉の緑色の向上、より早い開花、収穫された生産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、果実内の糖度の上昇、収穫された生産物の貯蔵安定性の向上及び/又は加工性の向上などが可能であり、ここで、これらの効果は、実際に予期された効果を超える。
特定の施用量において、本発明による活性化合物組合せは、植物において強化効果(strengthening effect)も示し得る。従って、本発明の活性化合物は、望ましくない植物病原性の菌類及び/又は微生物類及び/又はウイルス類による攻撃に対して植物の防御システムを動員させるのに適している。これは、適切な場合には、本発明による組合せの例えば菌類に対する強化された活性の理由のうちの1つであり得る。植物を強化する(抵抗性を誘導する)物質は、本発明に関連して、処理された植物が、その後で望ましくない植物病原性菌類を接種されたときに、それらの望ましくない植物病原性菌類に対して実質的な程度の抵抗性を示すように、植物の防御システムを刺激することができる物質又は物質の組合せも意味するものと理解される。かくして、処理後ある一定の期間、上記病原体による攻撃から植物を保護するために、本発明の物質を用いることができる。保護がもたらされる期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1〜10日間、好ましくは、1〜7日間に及ぶ。
本発明に従って処理するのが好ましい植物及び植物品種には、特に有利で有用な形質を植物に付与する遺伝物質を有している全ての植物(育種によって得られたものであろうと、及び/又は、生物工学的手段によって得られたものであろうと)が包含される。
本発明に従って処理するのが同様に好ましい植物及び植物品種は、1以上の生物的ストレスに対して抵抗性を示す。即ち、そのような植物は、害虫及び有害微生物に対して、例えば、線虫類、昆虫類、ダニ類、植物病原性の菌類、細菌類、ウイルス類及び/又はウイロイド類などに対して、良好な防御を示す。
本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、1以上の非生物的ストレスに対して抵抗性を示す植物である。非生物的なストレス状態としては、例えば、渇水、低温に晒されること、熱に晒されること、浸透ストレス、湛水、土壌中の増大した塩分、鉱物により多くの晒されること、オゾンに晒されること、強い光に晒されること、利用可能な窒素養分が限られていること、利用可能なリン養分が限られていること、日陰回避などを挙げることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物及び植物品種は、増大した収量特性を特徴とする植物である。そのような植物における増大した収量は、例えば、改善された植物の生理機能、生長及び発育、例えば、水の利用効率、水の保持効率、改善された窒素の利用性、強化された炭素同化作用、改善された光合成、上昇した発芽効率及び促進された成熟などの結果であり得る。収量は、さらに、改善された植物の構成(architecture)によっても影響され得る(ストレス条件下及び非ストレス条件下)。そのような改善された植物の構成としては、早咲き、ハイブリッド種子産生のための開花制御、実生の活力、植物の寸法、節間の数及び距離、根の成長、種子の寸法、果実の寸法、莢の寸法、莢又は穂の数、1つの莢又は穂当たりの種子の数、種子の体積、強化された種子充填、低減された種子分散、低減された莢の裂開及び耐倒伏性などがある。収量についてのさらなる形質としては、種子の組成、例えば、炭水化物含有量、タンパク質含有量、油含有量及び油の組成、栄養価、抗栄養化合物の低減、改善された加工性並びに向上した貯蔵安定性などがある。
本発明に従って処理し得る植物は、雑種強勢(これは、結果として、一般に、増加した収量、向上した活力、向上した健康状態並びに生物的及び非生物的ストレス因子に対する向上した抵抗性をもたらす)の特性を既に呈しているハイブリッド植物である。そのような植物は、典型的には、雄性不稔交配母体近交系(inbred male sterile parent line)(雌性親)を別の雄性稔性交配母体近交系(inbred male fertile parent line)(雄性親)と交雑させることによって作られる。ハイブリッド種子は、典型的には、雄性不稔植物から収穫され、そして、栽培者に販売される。雄性不稔植物は、場合により(例えば、トウモロコシにおいて)、雄穂を除去することによって〔即ち、雄性繁殖器官又は雄花を機械的に除去することによって〕、作ることができる。しかしながら、より典型的には、雄性不稔性は、植物ゲノム内の遺伝的決定基の結果である。その場合、及び、特に種子がハイブリッド植物から収穫される所望の生産物である場合、典型的には、雄性不稔性に関与する遺伝的決定基を含んでいる該ハイブリッド植物において雄性稔性を確実に完全に回復させることは有用である。これは、雄性不稔性に関与する遺伝的決定基を含んでいるハイブリッド植物において雄性稔性を回復させることが可能な適切な稔性回復遺伝子を雄性親が有していることを確実なものとすることによって達成することができる。雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、細胞質内に存在し得る。細胞質雄性不稔(CMS)の例は、例えば、アブラナ属各種(Brassica species)に関して記述された。しかしながら、雄性不稔性に関する遺伝的決定基は、核ゲノム内にも存在し得る。雄性不稔性植物は、遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によっても得ることができる。雄性不稔性植物を得る特に有用な方法は、WO 89/10396に記載されており、ここでは、例えば、バルナーゼなどのリボヌクレアーゼを雄ずい内のタペータム細胞において選択的に発現させる。次いで、タペータム細胞内においてバルスターなどのリボヌクレアーゼインヒビターを発現させることによって、稔性を回復させることができる。
本発明に従って処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、除草剤耐性植物、即ち、1種類以上の所与の除草剤に対して耐性にされた植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、当該除草剤耐性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。
除草剤耐性植物は、例えば、グリホセート耐性植物、即ち、除草剤グリホセート又はその塩に対して耐性にされた植物である。例えば、グリホセート耐性植物は、酵素5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(EPSPS)をコードする遺伝子で植物を形質転換させることによって得ることができる。そのようなEPSPS遺伝子の例は、以下のものである:細菌サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)のAroA遺伝子(突然変異CT7)、細菌アグロバクテリウム属各種(Agrobacterium sp.)のCP4遺伝子、ペチュニアのEPSPSをコードする遺伝子、トマトのEPSPSをコードする遺伝子又はオヒシバ属(Eleusine)のEPSPSをコードする遺伝子。それは、突然変異EPSPSであることも可能である。グリホセート耐性植物は、さらにまた、グリホセートオキシドレダクターゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらにまた、グリホセートアセチルトランスフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を発現させることによって得ることもできる。グリホセート耐性植物は、さらにまた、上記遺伝子の自然発生突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることもできる。
別の除草剤抵抗性植物は、例えば、酵素グルタミンシンターゼを阻害する除草剤(例えば、ビアラホス、ホスフィノトリシン又はグルホシネート)に対して耐性にされている植物である。そのような植物は、当該除草剤を解毒する酵素を発現させるか、又は、阻害に対して抵抗性を示す突然変異グルタミンシンターゼ酵素を発現させることによって、得ることができる。そのような有効な一解毒酵素は、例えば、ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼをコードする酵素である(例えば、ストレプトマイセス属各種(Streptomyces species)に由来するbarタンパク質又はpatタンパク質など)。外因性のホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼを発現する植物は、記述されている。
さらなる除草剤耐性植物は、さらにまた、酵素ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)を阻害する除草剤に対して耐性にされている植物である。ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ類は、パラ−ヒドロキシフェニルピルベート(HPP)がホモゲンチセートに変換される反応を触媒する酵素である。HPPD阻害薬に対して耐性を示す植物は、自然発生抵抗性HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、又は、突然変異HPPD酵素をコードする遺伝子を用いて、形質転換させることができる。HPPD阻害薬に対する耐性は、さらにまた、HPPD阻害薬による天然HPPD酵素の阻害にもかかわらずホモゲンチセートを形成させることが可能な特定の酵素をコードする遺伝子を用いて植物を形質転換させることによっても得ることができる。HPPD阻害薬に対する植物の耐性は、さらにまた、HPPD耐性酵素をコードする遺伝子に加えて酵素プレフェナートデヒドロゲナーゼをコードする遺伝子を用いて植物を形質転換させることによって改善することもできる。
さらなる除草剤抵抗性植物は、アセトラクテートシンターゼ(ALS)阻害薬に対して耐性にされている植物である。既知ALS阻害薬としては、例えば、スルホニル尿素系除草剤、イミダゾリノン系除草剤、トリアゾロピリミジン系除草剤、ピリミジニルオキシ(チオ)ベンゾエート系除草剤、及び/又は、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系除草剤などがある。ALS酵素(「アセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)」としても知られている)における種々の突然変異体は、種々の除草剤及び除草剤の群に対する耐性を付与することが知られている。スルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物の作製については、国際公開WO 1996/033270に記述されている。さらなるスルホニル尿素耐性植物及びイミダゾリノン耐性植物についても、例えば、WO 2007/024782に記述されている。
イミダゾリノン及び/又はスルホニル尿素に対して耐性を示す別の植物は、誘導された突然変異誘発によって得ることができるか、当該除草剤の存在下での細胞培養における選抜によって得ることができるか、又は、突然変異育種によって得ることができる。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、昆虫抵抗性トランスジェニック植物、即ち、特定の標的昆虫による攻撃に対して抵抗性にされた植物である。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような昆虫抵抗性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。
用語「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」は、本明細書中で使用されている場合、以下のものをコードするコード配列を含んでいる少なくとも1の導入遺伝子を含んでいる任意の植物を包含する:
(1) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、オンライン「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/」において記載されている殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、Cryタンパク質類(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3Ae、又は、Cry3Bb)のタンパク質又はその殺虫活性を示す一部分;又は、
(2) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する第2の別の結晶タンパク質又はその一部分の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する結晶タンパク質又はその一部分、例えば、Cry34結晶タンパク質とCry35結晶タンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(3) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する2種類の異なった殺虫性結晶タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、トウモロコシイベントMON98034で産生されるCry1A.105タンパク質(WO 2007/027777);又は、
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNAの中に誘導された変化に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、トウモロコシイベントMON863若しくはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質又はトウモロコシイベントMIR604におけるCry3Aタンパク質;又は、
(5) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する殺虫性分泌タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.html」において挙げられている栄養生長期殺虫性タンパク質(vegetative insecticidal protein)(VIP)、例えば、VIP3Aaタンパク質類のタンパク質;又は、
(6) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する第2の分泌タンパク質の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する分泌タンパク質、例えば、VIP1aタンパク質とVIP2Aタンパク質で構成されているバイナリートキシン;
(7) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する異なった分泌タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド;又は、
(8) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に誘導された変化(それでも、まだ、殺虫性タンパク質をコードしている)に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、ワタイベントCOT102におけるVIP3Aaタンパク質。
もちろん、「昆虫抵抗性トランスジェニック植物」は、本明細書中で使用されている場合、上記クラス(1)〜(8)のいずれか1つのタンパク質をコードする遺伝子の組合せを含んでいる任意の植物も包含する。一実施形態では、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、又は、同一の標的昆虫種に対して殺虫活性を示すが作用機序は異なっている(例えば、当該昆虫体内の異なった受容体結合部位に結合する)異なったタンパク質を用いることによって当該植物に対する昆虫の抵抗性の発達を遅延させるために、昆虫抵抗性植物は、上記クラス(1)〜(8)のいずれか1つのタンパク質をコードする2つ以上の導入遺伝子を含んでいる。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、非生物的ストレスに対して耐性を示す。そのような植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのようなストレス抵抗性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。特に有用なストレス耐性植物としては、以下のものなどがある:
(a) 植物細胞内又は植物体内におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能な導入遺伝子を含んでいる植物;
(b) 植物又は植物細胞のPARGコード化遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能なストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物;
(c) ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドシンテターゼ又はニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼを包含するニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素(plant−functional enzyme)をコードするストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、収穫物の改変された量、品質及び/若しくは貯蔵安定性、並びに/又は、収穫物の特定の成分の改変された特性を示す。例えば:
(1) 変性澱粉〔ここで、該変性澱粉は、野生型の植物細胞又は植物において合成された澱粉と比較して、その物理化学的特性の中の、特に、アミロース含有量若しくはアミロース/アミロペクチン比、枝分かれ度、平均鎖長、側鎖の分布、粘性挙動、ゲル強度、澱粉粒径及び/又は澱粉の粒子形態が改変されていて、その結果、特定の用途により適している〕を合成するトランスジェニック植物;
(2) 非澱粉炭水化物ポリマーを合成するか、又は、遺伝子組換えがなされていない野生型植物と比較して改変された特性を有する非澱粉炭水化物ポリマーを合成する、トランスジェニック植物〔その例は、ポリフルクトース(特に、イヌリン型及びレバン型のポリフルクトース)を産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物、α−1,6−分枝 α−1,4−グルカン類を産生する植物、及び、アルテルナンを産生する植物である〕;
(3) ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、改変された繊維特性を有する植物(例えば、ワタ植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような改変された繊維特性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。そのような植物としては、以下のものなどがある:
(a) セルロースシンターゼ遺伝子の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
(b) rsw2相同核酸又はrsw3相同核酸の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
(c) スクロースリン酸シンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
(d) スクロースシンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
(e) 繊維細胞に基づいた原形質連絡のゲーティングのタイミングが(例えば、繊維選択的β−1,3−グルカナーゼのダウンレギュレーションを介して)改変されている植物(例えば、ワタ植物);
(f) 反応性が(例えば、nodCを包含するN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子の発現及びキチンシンターゼ遺伝子の発現を介して)改変されている繊維を有する植物(例えば、ワタ植物)。
本発明に従って同様に処理し得る植物又は植物品種(遺伝子工学などの植物バイオテクノロジー法によって得られたもの)は、改変されたオイルプロフィール特性を有する植物(例えば、ナタネ植物又は関連するアブラナ属植物)である。そのよう植物は、遺伝的形質転換によって得ることができるか、又は、そのような改変されたオイル特性を付与する突然変異を含んでいる植物を選抜することによって得ることができる。そのような植物としては、以下のものなどがある:
(a) オレイン酸含有量が高いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
(b) リノレン酸含有量が低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
(c) 飽和脂肪酸のレベルが低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)。
本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニック植物は、1種類以上の毒素をコードする1種類以上の遺伝子を含んでいる植物、並びに、下記商品名で販売されている以下のトランスジェニック植物である:YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BiteGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、BT−Xtra(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(ワタ)、Nucotn(登録商標)(ワタ)、Nucotn 33B(登録商標)(ワタ)、NatureGard(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Protecta(登録商標)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)。挙げることができる除草剤耐性植物の例は、以下の商品名で販売されているトウモロコシ品種、ワタ品種及びダイズ品種である:Roundup Ready(登録商標)(グリホセートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、ワタ、ダイズ)、Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、ナタネ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノン系に対する耐性)及びSCS(登録商標)(スルホニル尿素系に対する耐性、例えば、トウモロコシ)。挙げることができる除草剤抵抗性植物(除草剤耐性に関して慣習的な方法で品種改良された植物)としては、Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)の商品名で販売されている品種などがある。
本発明に従って処理し得る特に有用なトランスジェニック植物は、形質転換イベント又は形質転換イベントの組合せを含んでいる植物であり、それらは、例えば、国又は地域のさまざまな規制機関に関するデータベースに記載されている〔例えば、「http://gmoinfo.jrc.it/gmp_browse.aspx」及び「http://www.agbios.com/dbase.php」を参照されたい〕。
本発明による活性化合物又は組成物は、さらに、は、望ましくない微生物(例えば、菌類)による攻撃及び破壊から工業材料を保護するするために、材料物質の保護において用いることができる。
本発明に関連して、工業材料とは、工業において使用するために準備された非生体材料を意味するものと理解される。本発明の活性化合物で菌類による変性又は破壊から保護することが意図されている工業材料は、例えば、接着剤、サイズ、紙、壁紙及び板紙、織物、カーペット、皮革、木材、塗料及びプラスチック製品、冷却用潤滑油、並びに、微生物によって攻撃又は分解され得る別の材料などであり得る。微生物の増殖によって悪影響を受け得る、当該範囲内において挙げることができる保護すべき別の材料は、建築物及び製造プラントの部品、例えば、冷却水循環路、冷却装置及び暖房装置、並びに、エアレーション設備及び空調設備などである。本発明の範囲内において挙げることができる工業材料は、好ましくは、接着剤、サイズ、紙及び板紙、皮革、木材、塗料、冷却用潤滑油及び熱媒液であり、特に好ましくは、木材である。本発明による活性化合物又は組成物は、腐朽、腐敗、変色、脱色又は黴発生などの、不利な効果を防止することができる。さらに、本発明による化合物は、海水又は淡海水と接触するもの(特に、船体、篩、網、建造物、係船岸及び信号設備)を増殖物(growth)で覆われることに対して保護するために使用することもできる。
望ましくない菌類を防除するための本発明による方法は、貯蔵品を保護するために使用することもできる。ここで、貯蔵品は、長期間の保護が望まれる、植物若しくは動物起源の天然物質又は自然起源のそれら天然物質の加工製品を意味するものと理解される。植物起源の貯蔵品、例えば、植物若しくは植物の分部、例えば、茎、葉、塊茎、種子、果実、穀粒などは、新たに収穫された状態で保護することができるか、又は、(予備)乾燥、加湿、粉砕、摩砕、加圧成形又は焙焼によって加工された後で保護することができる。貯蔵品には、さらに、未加工の材木(例えば、建築用材木、電柱及び柵)又は完成品の形態にある材木(例えば、家具)の両方とも包含される。動物起源の貯蔵品は、例えば、生皮、革製品、毛皮及び獣毛などである。本発明による活性化合物は、腐朽、腐敗、変色、脱色又は黴発生などの、不利な効果を防止することができる。
本発明に従って治療することが可能な菌類病の何種類かの病原体について、非限定的に例として挙げることができる:
・ 例えば以下のような、うどんこ病病原体に起因する病害: ブルメリア属各種(Blumeria species)、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis); ポドスファエラ属各種(Podosphaera species)、例えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha); スファエロテカ属各種(Sphaerotheca species)、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea); ウンシヌラ属各種(Uncinula species)、例えば、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator);
・ 例えば以下のような、さび病病原体に起因する病害: ギムノスポランギウム属各種(Gymnosporangium species)、例えば、ギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae); ヘミレイア属各種(Hemileia species)、例えば、ヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix); ファコプソラ属各種(Phakopsora species)、例えば、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)及びファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae); プッシニア属各種(Puccinia species)、例えば、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)又はプッシニア・トリシチナ(Puccinia triticina); ウロミセス属各種(Uromyces species)、例えば、ウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus);
・ 例えば以下のような、卵菌類(Oomycetes)の群の病原体に起因する病害: ブレミア属各種(Bremia species)、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae); ペロノスポラ属各種(Peronospora species)、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はペロノスポラ・ブラシカエ(P. brassicae); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans); プラスモパラ属各種(Plasmopara species)、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola); プセウドペロノスポラ属各種(Pseudoperonospora species)、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)又はプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum);
・ 例えば以下のものに起因する、斑点病(leaf blotch disease)及び萎凋病(leaf wilt disease): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani); セルコスポラ属各種(Cercospora species)、例えば、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola); クラジオスポルム属各種(Cladiosporum species)、例えば、クラジオスポリウム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum); コクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera, 同義語:Helminthosporium); コレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium); シクロコニウム属各種(Cycloconium species)、例えば、シクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum); ジアポルテ属各種(Diaporthe species)、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri); エルシノエ属各種(Elsinoe species)、例えば、エルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii); グロエオスポリウム属各種(Gloeosporium species)、例えば、グロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor); グロメレラ属各種(Glomerella species)、例えば、グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata); グイグナルジア属各種(Guignardia species)、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli); レプトスファエリア属各種(Leptosphaeria species)、例えば、レプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans); マグナポルテ属各種(Magnaporthe species)、例えば、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea); ミクロドキウム属各種(Microdochium species)、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale); ミコスファエレラ属各種(Mycosphaerella species)、例えば、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)及びミコスファエレラ・フィジエンシス(M. fijiensis); ファエオスファエリア属各種(Phaeosphaeria species)、例えば、ファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum); ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres); ラムラリア属各種(Ramularia species)、例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni); リンコスポリウム属各種(Rhynchosporium species)、例えば、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria apii); チフラ属各種(Typhula species)、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata); ベンツリア属各種(Venturia species)、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎の病害: コルチシウム属各種(Corticium species)、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Corticium graminearum); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum); ガエウマンノミセス属各種(Gaeumannomyces species)、例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); タペシア属各種(Tapesia species)、例えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia acuformis); チエラビオプシス属各種(Thielaviopsis species)、例えば、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola);
・ 例えば以下のものに起因する、穂の病害(ear and panicle disease)(トウモロコシの穂軸を包含する): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア属種(Alternaria spp.); アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); クラドスポリウム属各種(Cladosporium species)、例えば、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides); クラビセプス属各種(Claviceps species)、例えば、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); ジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae); モノグラフェラ属各種(Monographella species)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum);
・ 例えば以下のものなどの、黒穂病菌類(smut fungi)に起因する病害: スファセロテカ属各種(Sphacelotheca species)、例えば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana); チレチア属各種(Tilletia species)、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(T. controversa); ウロシスチス属各種(Urocystis species)、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta); ウスチラゴ属各種(Ustilago species)、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ヌダ・トリシチ(U. nuda tritici);
・ 例えば以下のものに起因する、種子及び土壌によって媒介される腐敗病及び萎凋病(seed− and soil−borne rot and wilt disease)並びに実生の病害: フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii);
ベルチシリウム属各種(Verticilium species)、例えば、ベルチシリウム・アルボアトルム(Verticilium alboatrum);
・ 例えば以下のものに起因する、種子及び土壌によって媒介される腐敗病及び萎凋病(seed− and soil−borne rot and wilt disease)並びに実生の病害: フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii);
・ 例えば以下のものに起因する、癌性病害(cancerous disease)、こぶ(gall)及び天狗巣病(witches’ broom): ネクトリア属各種(Nectria species)、例えば、ネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena);
・ 例えば以下のものに起因する、萎凋病(wilt disease): モニリニア属各種(Monilinia species)、例えば、モニリニア・ラキサ(Monilinia laxa);
・ 例えば以下のものに起因する、葉、花及び果実の奇形: タフリナ属各種(Taphrina species)、例えば、タフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans);
・ 例えば以下のものに起因する、木本植物の衰退性病害(degenerative disease): エスカ属各種(Esca species)、例えば、ファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemoniella clamydospora)及びファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoacremonium aleophilum)及びフォミチポリア・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea;
・ 例えば以下のものに起因する、花及び種子の病害: ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
・ 例えば以下のものに起因する、植物塊茎の病害: リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); ヘルミントスポリウム属各種(Helminthosporium species)、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani);
・ 例えば以下のものなどの、細菌性病原体に起因する病害: キサントモナス属各種(Xanthomonas species)、例えば、キサントモナス・カムペストリス pv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae); シュードモナス属各種(Pseudomonas species)、例えば、シュードモナス・シリンガエ pv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans); エルビニア属各種(Erwinia species)、例えば、エルビニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)。
好ましいのは、ダイズの以下の病害の防除である:
・ 例えば以下のものに起因する、葉、茎、鞘及び種子の菌類病:
アルテルナリア斑点病(alternaria leaf spot)(Alternaria spec. atrans tenuissima)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum)、褐紋病(brown spot)(Septoria glycines)、紫斑病(cercospora leaf spot and blight)(Cercospora kikuchii)、コアネホラ葉枯病(choanephora leaf blight)(Choanephora infundibulifera trispora(Syn.))、ダクツリオホラ斑点病(dactuliophora leaf spot)(Dactuliophora glycines)、べと病(Peronospora manshurica)、ドレクスレラ胴枯病(drechslera blight)(Drechslera glycini)、斑点病(frogeye leaf spot)(Cercospora sojina)、そばかす病(leptosphaerulina leaf spot)(Leptosphaerulina trifolii)、灰星病(phyllostica leaf spot)(Phyllosticta sojaecola)、黒点病(pod and stem blight)(Phomopsis sojae)、うどんこ病(Microsphaera diffusa)、ピレノカエタ斑点病(pyrenochaeta leaf spot)(Pyrenochaeta glycines)、葉腐病(rhizoctonia aerial, foliage, and web blight)(Rhizoctonia solani)、さび病(Phakopsora pachyrhizi, Phakopsora meibomiae)、黒とう病(Sphaceloma glycines)、ステムフィリウム葉枯病(stemphylium leaf blight)(Stemphylium botryosum)、褐色輪紋病(Corynespora cassiicola);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎基部の菌類病:
黒根腐病(Calonectria crotalariae)、炭腐病(Macrophomina phaseolina)、赤かび病(fusarium blight or wilt, root rot, and pod and collar rot)(Fusarium oxysporum、Fusarium orthoceras、Fusarium semitectum、Fusarium equiseti)、ミコレプトジスクス根腐病(mycoleptodiscus root rot)(Mycoleptodiscus terrestris)、根腐病(neocosmospora)(Neocosmopspora vasinfecta)、黒点病(Diaporthe phaseolorum)、茎腐爛病(stem canker)(Diaporthe phaseolorum var. caulivora)、茎疫病(phytophthora rot)(Phytophthora megasperma)、落葉病(brown stem rot)(Phialophora gregata)、根茎腐敗病(pythium rot)(Pythium aphanidermatum、Pythium irregulare、Pythium debaryanum、Pythium myriotylum、Pythium ultimum)、リゾクトニア根腐病(rhizoctonia root rot, stem decay, and damping−off)(Rhizoctonia solani)、菌核病(sclerotinia stem decay)(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニアサウザンブライト病(sclerotinia Southern blight)(Sclerotinia rolfsii)、チエラビオプシス根腐病(thielaviopsis root rot)(Thielaviopsis basicola)。
工業材料を劣化又は変化させることができる微生物として挙げることができるものは、菌類である。本発明の活性化合物は、好ましくは、菌類、特に、カビ類、材木を変色させる菌類及び材木を破壊する菌類(担子菌類(Basidiomycetes))に対して活性を示す。以下の属の菌類を例として挙げることができる: アルテルナリア(Alternaria)、例えば、アルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis); アスペルギルス(Aspergillus)、例えば、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger); カエトミウム(Chaetomium)、例えば、カエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum); コニオホラ(Coniophora)、例えば、コニオホラ・プエタナ(Coniophora puetana); レンチヌス(Lentinus)、例えば、レンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus); ペニシリウム(Penicillium)、例えば、ペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum); ポリポルス(Polyporus)、例えば、ポリポルス・ベルシコロル(Polyporus versicolor); アウレオバシジウム(Aureobasidium)、例えば、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans); スクレロホマ(Sclerophoma)、例えば、スクレロホマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila); トリコデルマ(Trichoderma)、例えば、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)。
さらに、本発明の活性化合物は、極めて優れた抗真菌活性も示す。それらは、極めて広い抗真菌活性スペクトルを有しており、特に、皮膚糸状菌、並びに、酵母菌、カビ及び二相性真菌類に対して〔例えば、カンジダ属各種(Candida species)、例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)に対して〕、並びに、エピデルモフィトン・フロコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger)及びアスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus)、トリコフィトン属各種(Trichophyton species)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、ミクロスポロン属各種(Microsporon species)、例えば、ミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)及びミクロスポロン・アウドウイニイ(Microsporon audouinii)などに対して、極めて広い抗真菌活性スペクトルを有している。これら菌類の列挙されたものは、包含され得る真菌スペクトルを決して限定するものではなく、単に例示のためのものである。
本発明の活性化合物を殺菌剤として使用する場合、その施用量は、施用のタイプに応じて、実質的な範囲内でさまざまであり得る。本発明による活性化合物の施用量は、以下のとおりである:
・ 植物の部分、例えば、葉を処理する場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、10〜1000g/ha、特に好ましくは、50〜300g/ha(当該施用を灌水又は滴下によって実施する場合、特に、ロックウール又はパーライトなどの不活性底土を用いる場合は、上記施用量はさらに低減させることが可能であり得る);
・ 種子を処理する場合: 種子100kg当たり2〜200g、好ましくは、種子100kg当たり3〜150g、特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜25g、極めて特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜12.5g;
・ 土壌を処理する場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、1〜5000g/ha。
上記施用量は、例としてのみ挙げられており、本発明の意味において限定するものではない。
本発明による活性化合物又は組成物は、かくして、処理後ある一定の期間、上記病原体による攻撃に対して植物を保護するために用いることができる。保護がもたらされる期間は、植物が該活性化合物で処理されてから、一般に、1〜28日間、好ましくは、1〜14日間、特に好ましくは、1〜10日間、極めて特に好ましくは、1〜7日間におよび、又は、種子処理後、最大で200日間におよぶ。
さらに、本発明の処理によって、収穫物並びにその収穫物から作られる食料及び飼料の中のマイコトキシンの含有量を低減させることが可能である。ここで、限定するものではないが、特に、以下のマイコトキシンを挙げることができる:デオキシニバレノール(DON)、ニバレノール、15−Ac−DON、3−Ac−DON、T2−トキシン、HT2−トキシン、フモニシン、ゼアラレノン、モニリホルミン、フザリン、ジアセトキシシルペノール(DAS)、ベアウベリシン(beauvericin)、エンニアチン、フサロプロリフェリン(fusaroproliferin)、フサレノール(fusarenol)、オクラトキシン類、パツリン、エルゴットアルカロイド類及びアフラトキシン類〔これらは、例えば、以下の菌類によって産生される:フサリウム属各種(Fusarium spec.)、例えば、フサリウム・アクミナツム(Fusarium acuminatum)、フサリウム・アベナセウム(F. avenaceum)、フサリウム・クロオクウェレンセ(F. crookwellense)、フサリウム・クルモルム(F. culmorum)、フサリウム・グラミネアルム(F. graminearum)(ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae))、フサリウム・エクイセチ(F. equiseti)、フサリウム・フジコロイ(F. fujikoroi)、フサリウム・ムサルム(F. musarum)、フサリウム・オキシスポルム(F. oxysporum)、フサリウム・プロリフェラツム(F. proliferatum)、フサリウム・ポアエ(F. poae)、フサリウム・プセウドグラミネアルム(F. pseudograminearum)、フサリウム・サムブシヌム(F. sambucinum)、フサリウム・シルピ(F. scirpi)、フサリウム・セミテクツム(F. semitectum)、フサリウム・ソラニ(F. solani)、フサリウム・スポロトリコイデス(F. sporotrichoides)、フサリウム・ラングセチアエ(F. langsethiae)、フサリウム・スブグルチナンス(F. subglutinans)、フサリウム・トリシンクツム(F. tricinctum)、フサリウム・ベルチシリオイデス(F. verticillioides)など、及び、さらに、アスペルギルス属各種(Aspergillus spec.)、ペニシリウム属各種(Penicillium spec.)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、スタキボトリス属各種(Stachybotrys spec.)など〕。
上記で挙げられている植物は、式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体又は本発明による組成物を用いて、本発明に従って特に有利に処理することができる。該活性化合物又は組成物について上記で示されている好ましい範囲は、これらの植物の処理にも同様に適用される。本明細書内で具体的に言及されている化合物又は組成物による植物の処理は、特に重要である。
調製実施例
化合物2
Figure 0005746751
1g(4.254mmol)の2,3−ジクロロ−6,7,8,9−テトラヒドロピリダジノ[1,2−a]ピリダジン−1,4−ジオン(II−1)を20mLの無水テトラヒドロフランの中に導入する。次に、0.869g(4.254mmol)の二ナトリウム(Z)−1,2−ジシアノエテン−1,2−ビス(チオレート)及び2mLの水を添加し、その混合物を40℃で18時間撹拌する。それを吸引濾過し、塩化メチレン及び水で抽出し、その抽出物を脱水し、濃縮する。シリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 0−100%)に付して、0.5g(純度99%、理論値の38.3%)の5,12−ジオキソ−5,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ[1,4]ジチイノ[2,3−d]ピリダジノ[1,2−a]ピリダジン−2,3−ジカルボニトリルを得る。
式(II)で表される出発物質の調製
化合物(II−1)
Figure 0005746751
25mLの水の中の8.907g(56mmol)のヘキサヒドロピリダジン二塩酸塩に9.349g(56mmol)の無水ジクロロマレイン酸をゆっくりと混合させる。その混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、還流下に12時間撹拌する。その混合物を冷却した後、得られた結晶を吸引濾過により単離する。これにより、11.87g(純度99%、理論値の89.3%)の2,3−ジクロロ−6,7,8,9−テトラヒドロピリダジノ[1,2−a]ピリダジン−1,4−ジオンが得られる。
上記実施例と同様に、及び、本発明の調製方法に関する概説にも従い、下記表1に記載されている式(I)及び式(I−a)及び式(I−b)で表される化合物を得ることができる。
Figure 0005746751
上記調製実施例及び表の中で報告されているlogP値は、「EEC Directive 79/831 Annex V.A8」に従い、逆相カラム(C−18)でのHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)を用いて測定する。温度:43℃。
LC−MSを用いた酸性範囲内における測定は、0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有)を溶離液として使用し、10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配で、pH2.7で実施する。
較正は、logP値が知られている非分枝鎖アルカン−2−オン(3個〜16個の炭素原子含有)を用いて実施する(logP値は、連続する2種類のアルカノンの間の線形補間によって、保持時間に基づいて決定)。ラムダマックス値は、クロマトグラフシグナルの最大値において200nm〜400nmの紫外線スペクトルに基づいて決定した。
使用実施例
実施例A: アルテルナリア(Alternaria)試験(トマト)/保護
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して所望の濃度とすることにより、活性化合物の適切な調製物を調製する。保護活性について試験するために、トマト幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。その処理の1日後、該植物に、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の胞子の懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、相対湿度100%で22℃に24時間維持する。次いで、その植物を、相対湿度96%で温度20℃に維持する。上記接種の7日後、評価を行う。ここで、0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、発生が観察されないことを意味する。この試験において、本発明の下記化合物は、活性化合物濃度1500ppmで70%以上の効力を示す。
Figure 0005746751
実施例B: フィトフトラ(Phytophthora)試験(トマト)/保護
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して所望の濃度とすることにより、活性化合物の適切な調製物を調製する。保護活性について試験するために、トマト幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。その処理の1日後、該植物に、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)の胞子の懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、相対湿度100%で22℃に24時間維持する。次いで、その植物を、相対湿度約96%で温度約20℃の人工気象室(controlled−climate cell)の中に置く。上記接種の7日後、評価を行う。ここで、0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、発生が観察されないことを意味する。この試験において、本発明の下記化合物は、活性化合物濃度1500ppmで70%以上の効力を示す。
Figure 0005746751
実施例C: プラスモパラ(Plasmopara)試験(ブドウの木)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して所望の濃度とすることにより、活性化合物の適切な調製物を調製する。保護活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。噴霧による被膜が乾燥した後、該植物に、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)の胞子の水性懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、約20℃で相対湿度100%のインキュベーション室内に1日間置く。次いで、その植物を約21℃で湿度約90%の温室内に4日間置く。次いで、その植物を湿らせ、インキュベーション室内に1日間置く。上記接種の6日後、評価を行う。ここで、0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、発生が観察されないことを意味する。この試験において、本発明の下記化合物は、活性化合物濃度250ppmで70%以上の効力を示す。
Figure 0005746751
実施例D: プッシニア(Puccinia)試験(コムギ)/保護
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して所望の濃度とすることにより、活性化合物の適切な調製物を調製する。保護活性について試験するために、コムギ幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。その処理の1日後、該植物に、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)の胞子の懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、相対湿度100%で22℃に48時間維持する。次いで、その植物を、相対湿度80%で温度20℃に維持する。上記接種の7−9日後、評価を行う。ここで、0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、発生が観察されないことを意味する。この試験において、本発明の下記化合物は、活性化合物濃度1500ppmで70%以上の効力を示す。
Figure 0005746751
実施例E: ベンツリア(Venturia)試験(リンゴ)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して所望の濃度とすることにより、活性化合物の適切な調製物を調製する。保護活性について試験するために、幼植物に、活性化合物の該調製物を記載されている施用量で噴霧する。その噴霧による被膜が乾燥した後、該植物に、リンゴ黒星病の病原であるベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)の分生子の水性懸濁液を用いて接種し、次いで、その植物を、約20℃で相対湿度100%のインキュベーション室内に1日間置く。次いで、その植物を、約21℃で湿度約90%の温室内に置く。上記接種の10日後、評価を行う。ここで、0%は、対照の効力に相当する効力を意味し、100%の効力は、発生が観察されないことを意味する。この試験において、本発明の下記化合物は、活性化合物濃度250ppmで70%以上の効力を示す。
Figure 0005746751

Claims (8)

  1. 式(I)
    Figure 0005746751

    〔式中、
    及びRは、同時にシアノであり
    及びR は、同一であるか又は異なっていて、そして、水素であるか、又は、ハロゲン、−OR及び/若しくは−CORで1回以上置換されていてもよいC−C−アルキルであるか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル若しくはC−C−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよいC−C−シクロアルキルであるか、又は、それぞれハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル若しくは−CORで1回以上置換されていてもよいアリール若しくはアリール−(C−C−アルキル)であり;
    及びRは、さらにまた、一緒に、C−C−アルキレン(アルカンジイル)、C−C−アルコキシアルキレン又はC−C−アルキルチオアルキレンであり
    は、水素、C−C−アルキル若しくはC−C−アルキルカルボニルであるか、又は、ハロゲン、C−C−アルキル若しくはC−C−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよいアリールであり;及び、
    は、ヒドロキシル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシである〕
    で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体。
  2. 望ましくない微生物を防除するための組成物であって、その中に増量剤及び/又は界面活性物質に加えて請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体のうちの少なくとも1種類が存在していることを特徴とする、前記組成物。
  3. 望ましくない微生物を防除するための、請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体の使用、ただし、人を治療するための使用を除く
  4. 作物保護及び材料物質の保護において植物病原性菌類を防除するための、請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体の使用。
  5. 望ましくない微生物を防除する方法であって、請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体を当該微生物及び/又はそれらの生息環境に送達することを特徴とする、前記方法、ただし、人における望ましくない微生物を防除する方法を除く。
  6. 望ましくない微生物を防除するための組成物を製造する方法であって、請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体を増量剤及び/又は界面活性物質と混合させることを特徴とする、前記方法。
  7. トランスジェニック植物を処置するための、請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体の使用。
  8. 望ましくない微生物を防除するための組成物であって、請求項1に記載の式(I)で表されるジチイノピリダジンジオン誘導体のうちの少なくとも1種類を含んでおり、並びに、さらに、殺虫剤、誘引剤、不妊剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、成長調節剤、除草剤、肥料、薬害軽減剤及び情報化学物質からなる群から選択される少なくとも1種類の別の活性化合物も含んでいる、前記組成物。
JP2013504222A 2010-04-14 2011-04-11 ジチイノピリダジンジオン誘導体 Expired - Fee Related JP5746751B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10159897 2010-04-14
EP10159897.7 2010-04-14
US32505610P 2010-04-16 2010-04-16
US61/325,056 2010-04-16
PCT/EP2011/055633 WO2011128294A1 (de) 2010-04-14 2011-04-11 Dithiinopyridazindion-derivate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013527150A JP2013527150A (ja) 2013-06-27
JP5746751B2 true JP5746751B2 (ja) 2015-07-08

Family

ID=42224765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013504222A Expired - Fee Related JP5746751B2 (ja) 2010-04-14 2011-04-11 ジチイノピリダジンジオン誘導体

Country Status (19)

Country Link
US (1) US8530387B2 (ja)
EP (1) EP2558470B1 (ja)
JP (1) JP5746751B2 (ja)
KR (1) KR20130057434A (ja)
CN (1) CN102947314B (ja)
AR (1) AR082265A1 (ja)
AU (1) AU2011240060C1 (ja)
BR (1) BR112012026373A2 (ja)
CA (1) CA2796082A1 (ja)
CO (1) CO6630108A2 (ja)
CR (1) CR20120527A (ja)
ES (1) ES2504095T3 (ja)
GT (1) GT201200277A (ja)
MX (1) MX2012011856A (ja)
PH (1) PH12012502054A1 (ja)
PL (1) PL2558470T3 (ja)
PT (1) PT2558470E (ja)
TW (1) TWI500387B (ja)
WO (1) WO2011128294A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2377867A1 (de) * 2010-04-14 2011-10-19 Bayer CropScience AG Dithiinopyridazinon-Derivate
ITMI20121232A1 (it) 2012-07-16 2014-01-17 Cambrex Profarmaco Milano Srl Procedimento per la preparazione di 2-(3-n,n-diisopropilamino-1-fenilpropil)-4-idrossimetil-fenolo e suoi derivati
EP4422633A4 (en) * 2021-10-25 2025-10-15 Syntabio Llc PYRIDAZINEDIONE-BASED HETEROBICYCLIC COVALENT LINKERS AND METHODS AND APPLICATIONS THEREOF

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3825548A (en) * 1971-01-07 1974-07-23 Dow Chemical Co Bis-p-dithino(2,3-b:2',3'-e)pyridine-2,3,7,8,10pentacarbonitrile
US3761475A (en) * 1971-01-07 1973-09-25 Dow Chemical Co Polycyanodithiino aromatic n-heterocyclic compounds
US4150130A (en) * 1978-03-03 1979-04-17 The Dow Chemical Company 5,6-Dihydro-5-oxo-1,4-dithiino (2,3-d) pyridazine-2,3-dicarbonitriles
US4272417A (en) 1979-05-22 1981-06-09 Cargill, Incorporated Stable protective seed coating
US4245432A (en) 1979-07-25 1981-01-20 Eastman Kodak Company Seed coatings
US4808430A (en) 1987-02-27 1989-02-28 Yazaki Corporation Method of applying gel coating to plant seeds
GB8810120D0 (en) 1988-04-28 1988-06-02 Plant Genetic Systems Nv Transgenic nuclear male sterile plants
US5488051A (en) 1994-04-21 1996-01-30 The Dow Chemical Company Substituted 5,6-dihydro-5-oxo-1,4-dithiino-(2,3-d)-pyridazine-2,3-dicarbonitriles, compositions containing them and their use as antimicrobials
DE69636637T2 (de) 1995-04-20 2007-08-23 Basf Ag Auf basis ihrer struktur entworfene herbizid-resistente produkte
US5876739A (en) 1996-06-13 1999-03-02 Novartis Ag Insecticidal seed coating
US6503904B2 (en) 1998-11-16 2003-01-07 Syngenta Crop Protection, Inc. Pesticidal composition for seed treatment
US6660690B2 (en) 2000-10-06 2003-12-09 Monsanto Technology, L.L.C. Seed treatment with combinations of insecticides
US20020134012A1 (en) 2001-03-21 2002-09-26 Monsanto Technology, L.L.C. Method of controlling the release of agricultural active ingredients from treated plant seeds
KR20080052606A (ko) 2005-08-24 2008-06-11 파이어니어 하이 부렛드 인터내쇼날 인코포레이팃드 다수 제초제에 대해 내성을 제공하는 조성물 및 이의 이용방법
EA015908B1 (ru) 2005-08-31 2011-12-30 Монсанто Текнолоджи, Ллс Инсектицидный белок в.thuringiensis cry1a.105, кодирующий его полинуклеотид и их применение
GB0614154D0 (en) * 2006-07-17 2006-08-23 Syngenta Participations Ag Novel Pyriazine Derivatives

Also Published As

Publication number Publication date
AR082265A1 (es) 2012-11-28
GT201200277A (es) 2014-02-12
KR20130057434A (ko) 2013-05-31
BR112012026373A2 (pt) 2015-09-08
US20110281877A1 (en) 2011-11-17
CN102947314B (zh) 2015-08-26
EP2558470A1 (de) 2013-02-20
CO6630108A2 (es) 2013-03-01
CN102947314A (zh) 2013-02-27
PH12012502054A1 (en) 2013-01-21
TWI500387B (zh) 2015-09-21
PL2558470T3 (pl) 2014-12-31
PT2558470E (pt) 2014-09-24
AU2011240060A1 (en) 2012-11-08
JP2013527150A (ja) 2013-06-27
AU2011240060C1 (en) 2015-08-27
MX2012011856A (es) 2012-11-12
ES2504095T3 (es) 2014-10-08
WO2011128294A1 (de) 2011-10-20
AU2011240060B2 (en) 2015-08-20
TW201201694A (en) 2012-01-16
US8530387B2 (en) 2013-09-10
CA2796082A1 (en) 2011-10-20
EP2558470B1 (de) 2014-07-09
CR20120527A (es) 2013-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102186352B (zh) 二噻烯-四羧酰亚胺用于防治植物病原性真菌的用途
CN102947288B (zh) 作为杀菌剂的二噻英衍生物
JP5870093B2 (ja) 殺菌剤としてのヘテロ環式アルカノール誘導体
JP5746751B2 (ja) ジチイノピリダジンジオン誘導体
JP5792163B2 (ja) フェニル(オキシ/チオ)アルカノール誘導体
JP5869573B2 (ja) 植物病原性菌類を防除するためのジチイン−テトラ(チオ)カルボキシイミド類
JP5940989B2 (ja) 植物病原性菌類を防除するためのマレイミド塩の使用
US8916703B2 (en) Dithiinopyridazinone derivates
TWI488580B (zh) 噻吩並二硫雜己環衍生物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5746751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees